ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫) (詳細)
リチャード P. ファインマン(著), Richard P. Feynman(原著), 大貫 昌子(翻訳)
「読まないと損をする自伝の傑作」「素晴らしい!!」「面白いだけの読み物ではない、でもやっぱり面白い」「卓越した科学者の楽しい人生」「ファインマンさん,大好き」
ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫) (詳細)
リチャード P. ファインマン(著), Richard P. Feynman(原著), 大貫 昌子(翻訳)
「読まないと損をする自伝の傑作」「素晴らしい!!」「面白いだけの読み物ではない、でもやっぱり面白い」「卓越した科学者の楽しい人生」「ファインマンさん,大好き」
ファインマン物理学 (1) (詳細)
ファインマン(著)
「Feynman:Lectures on Physicsへ」「物理の’感覚’を学びたい人に」「物理という物語」「ようこそ物理学の世界へ」「確かにいいけれど・・・。」
ファインマン物理学 (2) (詳細)
ファインマン(著)
「シリーズ1の面白さ?」「楽器を使った波動の解説」「ファインマン先生の、わくわくする語り口、スジの運び」「内容が個性的」「芸術的物理学」
ファインマン物理学 (3) (詳細)
ファインマン(著)
「良書」「結構良い。」「標準的だが味のある教科書」
ファインマン物理学 (4) (詳細)
ファインマン(著), レイトン(著), サンズ(著)
「電磁気の入門としておすすめ」
ファインマン物理学 (5) (詳細)
ファインマン(著)
「面白い!」「魅惑の世界への誘い」「ファインマンの思想。」「ファインマン量子力学」
ファインマン流物理がわかるコツ (詳細)
リチャード・P. ファインマン(著), ラルフ レイトン(著), マイケル ゴットリーブ(著), Richard P. Feynman(原著), Ralph Leighton(原著), Michael A. Gottlieb(原著), 戸田 盛和(翻訳), 川島 協(翻訳)
「未公開の授業」
物理法則はいかにして発見されたか (岩波現代文庫―学術) (詳細)
R.P.ファインマン(著)
「物理の魅力が高まった」「良質な入門書」「早く手にするべきだった」「クールそうで地味」「科学の健全な営みを示したファインマンの講演」
科学は不確かだ! (岩波現代文庫) (詳細)
リチャード・P. ファインマン(著), Richard P. Feynman(原著), 大貫 昌子(翻訳)
「名文と名訳」「科学的態度とは」「トレーダーとしてのレヴュー。」「懐疑主義を名調子で語るファインマン氏の講演録」
光と物質のふしぎな理論―私の量子電磁力学 (岩波現代文庫) (詳細)
リチャード・P. ファインマン(著), Richard P. Feynman(原著), 釜江 常好(翻訳), 大貫 昌子(翻訳)
困ります、ファインマンさん (岩波現代文庫) (詳細)
R.P. ファインマン(著), Richard P. Feynman(原著), 大貫 昌子(翻訳)
「科学の面白さをもっと早く知りたかった」「センス」「「科学の価値」について考えて見ませんか??」「こりゃぁ面白い」「シャトルはまた落ちた。ファインマンはどう言っただろうか。」
ファインマンさんベストエッセイ (詳細)
リチャード・P. ファインマン(著), Richard P. Feynman(原著), 大貫 昌子(翻訳), 江沢 洋(翻訳)
「好きな事をやりつづけたある科学者の人生」「研究する姿勢を教えてくれる」「内容はおすすめ」「ファインマンさんは神を信じられなかった」
ファインマンの手紙 (詳細)
リチャード・ファインマン(著), ミッシェル・ファインマン(編集), 渡会 圭子(翻訳)
「ありのままのファインマン」「本気なんだか、真面目なんだか、ええかっこしなのか?」「ファインマンのファンならうれしいかもしれない」
素粒子と物理法則―窮極の物理法則を求めて (ちくま学芸文庫) (詳細)
リチャード・P. ファインマン(著), スティーブン ワインバーグ(著), Richard P. Feynman(原著), Steven Weinberg(原著), 小林 〓郎(翻訳)
「詳細は理解できなかったが、何かを感じました。」「「第1回ディラック記念講演」(1986年)の講演記録、物理屋の姿勢が窺える」
Feynman Lectures On Physics: The Definitive And Extended Edition (詳細)
Richard Phillips Feynman(著), Robert B. Leighton(著), Matthew Sands(著)
「ファインマン物理学の第2版(全3巻)+"Feynman’s Tips on Physics"」
Feynman Lectures On Physics (3 Volume Set) (詳細)
Richard Phillips Feynman(著)
「My Respect for Dr.Feynman!」「基礎物理の最高のテキスト」「レクチャーの力」「良書であるのは、わかっているのですが、、、」「ファインマン物理学の原書」
ファインマン計算機科学 (詳細)
ファインマン, A.ヘイ, R.アレン, 原 康夫, 中山 健, 松田 和典
「わかりやすい」
量子力学と経路積分 (詳細)
R.P. ファインマン(著), A.R. ヒッブス(著), Richard P. Feynman(原著), Albert R. Hibbs(原著), 北原 和夫(翻訳)
「量子論が物理であることが分かる」「古典論と量子論をつなぐ経路積分の誕生」「お手本となる参考書」
The Very Best Of The Feynman Lectures (詳細)
Richard Phillips Feynman(著)
● 文芸春秋(08/12) 21世紀図書館 必読の教養書200冊! 立花隆編 その1
● 素粒子物理
● ISBN:4163686800をブックリストとして斜め読んでだなかで、興味があるもの vol.2
・「読まないと損をする自伝の傑作」
自らを語って一片の自惚れも自虐もなくこれほど澄明なユーモアに満ちた文章も珍しいのではないか。時にこのユーモアは抱腹絶倒の笑いに発展し、例えば徴兵検査で精神科医の検診を受けたさいの面白さはさながらウッディアレンの喜劇である。自分のことをまるで他人事のように語る筆遣いは欧米人によくあるスタイルの一つだけれども、この本のそれはちょっと一味違うように感じられる。それは自分自身の今に至る軌跡を面白おかしく描きながらも微動だにせぬ目で観察する科学者の視線といったものだろうか。沸騰する笑いと冷厳な観察眼その微妙なバランスがこの本の魅力を生み出しているのかもしれない。決して短くはない内容だが読み始めて気が付けばいつのまにか終章に至っており、そして読後感は実に爽やか!である。
・「素晴らしい!!」
ファインマンは、くりこみ理論で朝永振一郎と一緒にノーベル物理学賞をとった物理学者。でも、その話はぜんぜん出てこない。出てくるのは、ちょっとしたことへの着眼と興味、筋道だったアプローチ。それは物理にとどまらず、女の子だったり、絵画だったり、音楽だったりする。 わたしが、「努力」とよんで歯を食いしばってやることを、難しい面倒だといってあきらめてしまうことを、この人は眼をきらきらさせて、おもしろい!といって、わらいながらやってのける。 きっと、人生というのは、何も考えずに楽しく過ごすものではなく、広く深く考えれば考えるほど楽しいものなんだ。
・「面白いだけの読み物ではない、でもやっぱり面白い」
これをはじめて読んだのは小学生の時でした。もし姉が小学生の私にこの本を貸してくれなければ、私の人生は大幅に変わっていたと断言できます。
当たり前ですが難解な本ではありません。エッセイ集みたいなイメージでとらえてもらえると間違いないでしょう。日常の些細な出来事に注目して、
それをとても面白く語っています。本当に楽しく読めると思います。
一つ一つの話が、とても印象に残る、心からお勧めする本です。
・「卓越した科学者の楽しい人生」
ノーベル物理学受賞者として有名なファインマン博士(故人)の自伝。「ご冗談でしょうファインマンさん」の原書です。戦前、戦中、戦後にわたる物理学者としての目覚しい成果の一方、恋物語から金庫破りまで、私生活を楽しむ一個人の側面が描かれています。仕事一辺倒の生き方を再考させられる一冊です。
・「ファインマンさん,大好き」
中学時代に恩師の推薦図書として知ったのが最初.何度も読み返している.型破りな発想と実行力で,数々のいたずらやとんちを繰り広げるファインマンさん.物理に関する記述はないものの,発想や理屈はやはり研究者らしい.弱者のことも理解でき,自分を優者とは見ていないところが一番の魅力であり,見習うべき点であると思う.
・「読まないと損をする自伝の傑作」
自らを語って一片の自惚れも自虐もなくこれほど澄明なユーモアに満ちた文章も珍しいのではないか。時にこのユーモアは抱腹絶倒の笑いに発展し、例えば徴兵検査で精神科医の検診を受けたさいの面白さはさながらウッディアレンの喜劇である。自分のことをまるで他人事のように語る筆遣いは欧米人によくあるスタイルの一つだけれども、この本のそれはちょっと一味違うように感じられる。それは自分自身の今に至る軌跡を面白おかしく描きながらも微動だにせぬ目で観察する科学者の視線といったものだろうか。沸騰する笑いと冷厳な観察眼その微妙なバランスがこの本の魅力を生み出しているのかもしれない。決して短くはない内容だが読み始めて気が付けばいつのまにか終章に至っており、そして読後感は実に爽やか!である。
・「素晴らしい!!」
ファインマンは、くりこみ理論で朝永振一郎と一緒にノーベル物理学賞をとった物理学者。でも、その話はぜんぜん出てこない。出てくるのは、ちょっとしたことへの着眼と興味、筋道だったアプローチ。それは物理にとどまらず、女の子だったり、絵画だったり、音楽だったりする。 わたしが、「努力」とよんで歯を食いしばってやることを、難しい面倒だといってあきらめてしまうことを、この人は眼をきらきらさせて、おもしろい!といって、わらいながらやってのける。 きっと、人生というのは、何も考えずに楽しく過ごすものではなく、広く深く考えれば考えるほど楽しいものなんだ。
・「面白いだけの読み物ではない、でもやっぱり面白い」
これをはじめて読んだのは小学生の時でした。もし姉が小学生の私にこの本を貸してくれなければ、私の人生は大幅に変わっていたと断言できます。
当たり前ですが難解な本ではありません。エッセイ集みたいなイメージでとらえてもらえると間違いないでしょう。日常の些細な出来事に注目して、
それをとても面白く語っています。本当に楽しく読めると思います。
一つ一つの話が、とても印象に残る、心からお勧めする本です。
・「卓越した科学者の楽しい人生」
ノーベル物理学受賞者として有名なファインマン博士(故人)の自伝。「ご冗談でしょうファインマンさん」の原書です。戦前、戦中、戦後にわたる物理学者としての目覚しい成果の一方、恋物語から金庫破りまで、私生活を楽しむ一個人の側面が描かれています。仕事一辺倒の生き方を再考させられる一冊です。
・「ファインマンさん,大好き」
中学時代に恩師の推薦図書として知ったのが最初.何度も読み返している.型破りな発想と実行力で,数々のいたずらやとんちを繰り広げるファインマンさん.物理に関する記述はないものの,発想や理屈はやはり研究者らしい.弱者のことも理解でき,自分を優者とは見ていないところが一番の魅力であり,見習うべき点であると思う.
・「Feynman:Lectures on Physicsへ」
他書に比較しFeynman物理学が圧倒的に優れている点は,物理学の直感的描像を明らかに描き出そうとしている点です.本質をよく解かっていない学者が書いた本は,数式や専門用語で誤魔化そうとするものだと思います.飛びっきりの切れ者そして柔らかい精神のFeynmanだからこそ,こうした直感描像のあぶり出しを見事に成し遂げたのだと思います.素晴らしい著書だと思います.けれど御注意!! 大学初年級程度の英語力をお持ちの方なら,邦訳版を読むことはあまりお薦めできません.日本語訳が死んでいます.Feynmanの活き活きとした語り口はLectures on Physicsでしか味わえません.本当にFeynmanが学生達に物理の心を伝えようという生きた情熱が伝わってきます.「原書を読むなんて・・・」って思われるかもしれませんが,Feynmanは全く難しい英語を使っていません.(おそらく受験英語よりずっと簡単) 文章にリズムがありますので,予想以上にドキドキしながら速く読めますし,英語力は飛躍的にアップする筈です.できるなら原書で,というのが私のお薦めです.
・「物理の’感覚’を学びたい人に」
エネルギーとはなんなのか力とはなんなのか慣性とはなんなのか …(省略)
みなさんはこれらをちゃんと説明できるでしょうか?
日本人の書いた力学の教科書では、この一見「あたりまえ」のことは、主に数式を使ったり、定義だと言いきったりして説明されます。そしてその定義からさまざまな定理を導き、力学の体系を作り上げます。
そうして作られた体系は、確かにきれいで整ってはいますが、学んでいて興味をそそられるものではありません。典型的な演習問題は解けても、「物理を理解した」とは言い切れないのではないでしょうか。
この「ファインマン物理」では、上の一見「あたりまえ」のことを誤魔化すことなく力学を作り上げています。そのため、時には話は哲学的な話にまで及び、理解しにくい場所もありますがこのようにある現象を納得いくまで考えるのが、本当の物理の考え方だと私は思います。
内容は、最初の3章は物理学の序論となっており、これを読むだけでもファインマンの話題の豊富さを理解できるでしょう。物理学者として間違ったことはあまり言いたくないのか「量子論」や「特殊相対論」にも触れています。誤魔化さないという精神は本当に脱帽です。
しいて問題点を言えば、上記のように誤魔化さない説明をしているので文字量は半端ではないです。(A4に細かい字で約350ページ)
物理に期待をもった大学初学年生だけでなく、最前線の研究者が読み直しても何か得るところがあるでしょう。お勧めの一冊です。
・「物理という物語」
力学に関する理学書は無数にあるが、その中でもひときわ異彩を放っているのが本書である。天才物理学者であり、また優れた教育者でも名の知れた著者が、カリフォルニア工科大で行った講義テープをもとに書き起こしたものであるが、その独特の語り口でさまざまな視点から語られる物理の世界は、簡素な数学的体系としてではなく、ストーリーを備えた一つの世界観として読者の目の前に展開される。数学的な定義や展開にはあまり気をとられず、あくまでも物理を理解することに重点がおかれているが、それでいてその論理展開は緻密かつ丁寧で、納得がいく。初習者のみならず、既習者にとっても非常に味わい深い本である。
・「ようこそ物理学の世界へ」
学生向けに書かれた教科書だが、学生だけに独占させておくのはもったいない。むしろ社会人にこそ薦めたい。
ファインマン物理学シリーズのどれか一冊でいい。三年がかりでも五年がかりでもいいから、巻末の演習問題を解きながら、じっくり読み進めていってほしい。途中で他の参考書も当たりたくなるかもしれないが、それでいい。読み流せる本ではないから、「腑に落ちる」までには相当の根気が必要だが、読み終えたときの感動は大きい。ほんの少しだけ、世界が違って見えてくる。
ファインマンが案内してくれるのは、物理学のほんの入口だけだが、それでも物理学の素晴らしさは十二分に伝わってくる。さらに奥深い物理学の世界を知っているファインマンをうらやましく思うが、私は入口だけ眺めて満足しよう。
万人に薦めたい本だ。
・「確かにいいけれど・・・。」
良い本です。読んでいて面白いっていうのが一番の良い点。ただ、この本は力学、として出版されているけれども、物理学の概要をまず眺めるといった感じで進みます。もちろん力学についての考察が多くを占めますが。問題は後ろにあります、が、基礎的な物が多い気がします。力学を身につけるにはこの本の他に、原島あたりを読むのが入門には良いのではないか。と個人的に思います。
原書では3巻セットで翻訳版5冊分に相当していて、価格も安いです。また、英語も簡単ですし、自然科学に出てくる専門用語の習得もできますので、そちらの方が良いかもしれません。
・「シリーズ1の面白さ?」
シリーズの中では,V(5)の量子力学と双璧かな,と思います.「光と物質の不思議な理論」を読まれれるとわかると思いますが,この本はファインマンの物理観がよく表れたものだと思います.僕自身は,屈折率の本質にせまる部分,気体分子運動論から統計物理の入門的な部分,それに対称性に関する章,どれもわくわくでした.
・「楽器を使った波動の解説」
新設大学だった頃のカルテック(カリフォルニア州立工科大)での特別カリキュラム編成委員としての講義を基礎にした、大学教養課程程度の物理学の解説書。指導方針は、単なる暗記や計算ではなく、考え方の理解に置かれている。この方針に沿って、「1.力学」に続き、難しい数学的知識や計算を必要とせず、物理学の考え方を理解させることに焦点が置かれている。
この章の内容は、波や熱、それに光の性質に関する物理学の法則の説明である。特に興味深かったのは、波動を説明するための、楽器を使った実験であり、ピアノやバイオリンを例に用いている。当時、電子ピアノを使っていたので、生ピアノとの、似て異なる相違が理論的に把握できたことは、両者の音の感覚的な相違を把握するのに、重要な促進剤の役割を果たした。音が違うような気がするのではなく、違っているはずなのだという確信から、音の相違を聞き分けることが可能になる場合もあるのだ。
いまだに強く記憶に残っている個所は、この章の楽器の例と、「3.電磁気学」の渦電流の解説だ。後者は、現在、流行中の電磁調理器(IH調理器)の説明そのものだからだ。しかし、この章は、偏微分(マックスウェルの法則)が必要とされるので、例だけ拾い読みした方が良いかもしれない。
2章までは高校生の知識で理解可能なので、計算と暗記に疲れた学生や、物理の分かり難さに辟易している学生に、ぜひ一読して欲しい。物理学も、解説方法次第では、これほど面白くなるんだと思ってしまう教科書だ。
・「ファインマン先生の、わくわくする語り口、スジの運び」
ファインマン先生の、わくわくする語り口、スジの運びを、控えめに押さえた翻訳がよくフォローしてる。カルフォルニア工科大学で1961年から62年にかけて行われた物理学入門講義を教科書にしたものだが、一年生をどうにも退屈させてしまういままでの入門講義を大改造すべく、ファインマンは最初から飛ばしてくる。最も優秀な学生に合わせたというその講義は、かなりハイブローかつハイテンションだが、名調子にだまされてハイスクールの生徒でも読める(読み通せるかどうかは怪しいが)。
さて、2年連続の講義のちょうど1年目が終る年度末講義。翻訳ではちょうど2巻の最後だが、ファインマン先生はちょっとした謎をかける。異星人が握手をするにはどうすればいいか。なんとか握手の習慣を教えられたとして、どうやってミギとヒダリを伝えるか。さまざまな検討の結果、量子力学における対称性の破れに注目する。異星人にも物理学者がいれば、それでミギとヒダリを伝えられる。しかし、反物質でできた異星人なら、対称の破れも反対になる。もし彼が左手を差し出すなら、気をつけろ。手を触れた途端、大爆発する! ところで、どうして宇宙には対称性のやぶれがあるのだろう。神様がこの宇宙を作ったのなら、宇宙は完全のはずではないのだろうか(すなわち対称的にできているはずでは)。そこで話は、日光の東照宮へ飛ぶ。やあ、これは見事な彫り物。しかし、あそこだけ彫り物が反対になっているが、さて。ガイドさんが得意げに、教えてくれる。どうです、見事なたくみの技でしょう。あまりにも見事なこの仕事、神様が人の技に嫉妬しないように、わざとああして逆さに掘ってあるんですよ。なるほど!この宇宙も、人が神の技に嫉妬しないように、わざと対称性がくずしてあるのにちがいない!では、これで今年の授業を終了する。
・「内容が個性的」
読んだ感じでは、他には無い物理の本という感覚。
というのも光の部分の説明で目の構造を例にとって説明したり、この本は具体例を先取りして演繹していきます。目の構造、波動のところでは楽器などを例に本質をわかりやすく説明していると思う。
英語版は3冊一まとめになってて、そっちの方が前の説明を参照しやすいのでお奨めです。ほんのサイズも大きいし、表紙もお洒落ですよ。
・「芸術的物理学」
物理の世界を芸術に高めたのではないかというほど見事な講義録となっている。1960年代にこのような講義を行っているとは見事の一言である。ノーベル物理学賞受賞者がカルテック(カルフォルニア理工科大学)の最も優秀な学生に対してインスパイアするための講義と聞くと、および腰になるかもしれないが、優秀でない者にも得るところがまったく無いことにならないように配慮しているところも、この講義と教科書に筆者が真剣に取り組んでいる姿勢がしっかりと見える。 初心者向けの教科書では決してないが、一通り大学の物理を学び、もはや物理を早急に勉強すべき理由がない人は、ぜひこの本をじっくりと楽しむことをお奨めする。ファインマン博士の認識している世界が垣間見えることだろう。知識としてでは無く物理学というストーリーを感じることが、次のステップへ進めるようなポジティブな気分を与えてくれる。
・「良書」
本書は電磁気学をより深く理解したい人のための教科書です。日本人が書かれた教科書にももちろん良書はあります。しかし電磁気学を表面だけではなくさらに深く理解しようと思えば20世紀の天才物理学者ファインマンの教科書を読まない手はありません。買って損することもありません。
・「結構良い。」
面白い本だとは思うけど、やっぱり途中でダルくなる事もある。具体例やイメージを使った解説はさすが。
だが、バーガー・オルソン 「電磁気学 新しい視点に立って」の方が個人的には好きです。比べられないかもしれないけれど。
原著の方がこの本は読みやすいかもしれません。
・「標準的だが味のある教科書」
ファインマン物理学講義シリーズの電磁気学の分野を収めたもの.大学学部生向けの標準的な教科書.他書と比較して特に凝ったところはないが,このシリーズに共通したファインマンの独特の語り口で話が進む.数式の取り扱いや展開に関心をおく理論好きな読者には,文章がやや冗長に感じられるかもしれないが,物理を理解するということに関しては,本書は他書に比して充分達成しているのではないか.「空中電気」や,「静電アナログ」といった章は,その現れであり,他書には見られない特徴であろう.章末の特別講義は、解析力学に関する講義であるが,数学的に突っ込んではいないものの,まず一般化の定義に関する話から始まる他の解析力学の教科書と比較すると,その導入からいかにも物理らしく,読者にさ!まざまな疑問と関心を抱かせてくれる.
・「電磁気の入門としておすすめ」
原書第2巻(電磁気)の後半、特に物性理論を中心とするものです。この本だけでなく、前半の日本訳三巻を同時に購入されることを勧めます。レベルとしては、理工系の一年後半かと思います。
・「面白い!」
非常に面白い本です。量子力学の計算法を覚えて、とりあえず計算できるようにはなったけど、何か釈然としない・・などと言う漠然とした思いをお持ちの方には、目からうろこが落ちるような本であると思います。ファインマン一流の物理観に触れることができます。あまり最初の一冊には向いていないかもしれませんし、これ一冊で量子力学を使いこなせるというものでは無いと思いますが、別の本で一通り学んだ後にこの本を読むと非常に理解が深まると思います。
ちなみに、ファインマン物理学はファインマンのカルテクでの講義が元になっていますが、その講義の録音がCDで手に入ります。私は、車で遠出をする際に、CDでファインマンの肉声を聞きながら読んだ内容を復習したりしています。英語の聞き取り練習にもなるし、お薦めです。
・「魅惑の世界への誘い」
初めてちゃんと読んだ量子力学の教科書です。これは量子力学を使えるようになるための教科書とはいえないかもしれません。しかし、物理観を養い、量子力学もっというと物理が非常に面白い分野だと感じさせてくれる本です。ベストセラー本のようにワクワクして読んだように記憶しています。大げさかもしれませんが、これを読んで面白いと思えない人は物理は向かないかもしれません。これ以外の本では、J.J.Sakurai、Dirac、猪木・川合、山内恭彦が僕は好きです。FeynmanとSakurai、Diracは非常に個性があってどれも違う感銘を与えてくれます。後のふたつは量子力学を使えるようになる教科書といえるでしょうか?
・「ファインマンの思想。」
他の方がレビューに書いているとおり、とても面白い本です。翻訳したのが砂川重信先生で、大家が行ったものなので、なんとなく安心して読める感があります。ただ原著だと、もっと薄いので案外そっちもいいかもしれません。ユニークだと思うのが、最初の方でブラケット記号を導入、というか感覚的?に具体例をとって説明してます。個人的には経路積分主体の量子力学のスタイルをほのめかしている感じがしました。最後のほうには超伝導の話なんかもついてます。
量子力学を一度勉強した人も一読する価値はあると思います。
・「ファインマン量子力学」
ファインマンの教科書はどれも個性的でなかなかとりつきにくい面もあります。しかし一度きちんと基礎的な教科書でその学問を勉強してから読むとああ、なるほど、と思うところがかなりあります。量子力学ではこのような名著を読むことも大事ですが基礎もおろそかにはできないのです。
・「未公開の授業」
ファインマン物理学1「力学」の序文で語られている、掲載されなかった幻の4講が掲載されています。これで「ファインマン物理学」も完璧に! 1)どうやって問題を解くか (3講) 2)回転系、ジャイロについて (1講)巻末の問題が、3問目で解けずに困っています(苦笑)
久しぶりに本当の物理学に接した様な気がして、ファインマン物理学1〜5を注文しました。学生時代に買ってたんですが、40近くなって讀み直す事になるとは!
・「物理の魅力が高まった」
この本は、物理の法則はどんなものであるか、どんな見方でその発見に至ったのかが書かれています。図や写真もありイメージがつきやすくファインマンらしい分かり易い語り言葉で書かれており、物理に対する魅力が一層深まり、物理の勉強が楽しくできるようになりました。是非、この本を読んでみてはいかがでしょうか?
・「良質な入門書」
もうこの世にはファインマンという希有な人物は存在しない。しかし、彼はかずかずの素晴らしい著作を私たちに残してくれた。それらを読むことで何度でも彼に出会うことができるのである。物理学の世界にすこしでも興味のある人はぜひ読んでみて下さい。
・「早く手にするべきだった」
この本には物理とは何か?何が判らないのか?が非常に判り易く述べられている。
・「クールそうで地味」
物理学って、クールな学問だと思ってたけど、だんだんイメージが変わってきている。もっとドラマチックで、なんというかロマンと人情とペーソスがある。「対称性の破れ」とか、「確率と不確定性原理」とかなんだかよく分からないんだけど、書かれていることがとてもドラマチックだということは分かる。
起こっていることはドラマチックでも、物理学は、もともと地味な学問なのかもしれない。ファインマンは、こう書いている。
-「科学の存立」には何が必要か、自然はどんな性格を持っているのか。これらは人間が決めることではありません。これらは、私どもの研究対象、つまり自然そのものがきめるべきものです。私たちは観察をします。そしてそこに何があるのかを知るのであります。
控えめである。地味だ。「わたしはファッションリーダーじゃなくって、いいの。世の中を見て、それにあわせるわ」っていう感じの控えめさを感じる。で、量子力学である。量子力学は、この控えめな「観察」が自然に影響してしまうことを発見してしまった。こっそり、隣のおしゃれさんのワードローブを見ていたら、「見てんじゃねーよ!」って脅された、みたいな。こういう学問の発展に、なんというか、わびさびがある。
・「科学の健全な営みを示したファインマンの講演」
ノーベル物理学賞を受賞した一流の科学者としてだけではなく,「ご冗談でしょう,ファインマンさん」などエッセイ・スピーチの名手としても知られるファインマンの講演集のひとつ.内容としては,タイトルの通り物理法則について述べた連続講演と,ノーベル賞受賞講演との2部からなる.
まず,物理法則に関する講演についてだが,これはケプラーの法則や重力の逆二乗則から始まり,保存則,量子論までその成り立ちと意義,数学との関わりについて非常に簡潔にまとめている.数式もほとんど使わず,高校生でもブルーバックスが読めるのなら十分に理解できるだろう.
特に興味深いのは,数学と物理との関わりについてのファインマンの考え方である.すなわち,数学での公理と物理の基本法則の立場の違いは,物理だけではなくほかの科学を学ぶものにとっても重要でないだろうか.すなわち,それこそが,ややもすると論理に偏りがちな我々の,自然に対する立ち位置を明確にしてくれるからである.その他,物理学者の持つ研究に対する姿勢など参考にできる点も多い.
ノーベル賞の受賞講演については,他の講演と違い,その発想に至るまでのファインマン自身のアイディアの過程をなぞる.それは,優れたアイディアの陰に埋もれた数々の没アイディアについての話であり,泥臭い試行錯誤があったことが窺える.
論文だけを読むと,その著者はいかにスマートにアイディアに行き着いたかと思ってしまうものである.しかし,ファインマンのような一流の物理学者であっても,そのような過程を経て最終的なアイディアに至るのであり,科学の健全な営みを示す好例であり,若い研究者にとっては励みとなるものである.
既に理系に進んでいる学生だけではなく,これから理系に進もうとする高校生にも是非読んでいただきたい.そしてエッセイ集「ファインマンさん」シリーズも併せて読めば,物理を楽しむ態度も身に付くだろう.
・「名文と名訳」
気さくな人物でイタズラ好き、そしてボンゴがうまかったファイマンさんの本です。今回は岩波現代文庫として出版されました。「科学者の言うことが正しいとは限らない」という言葉は納得します。確かに化学は不確かな物をファインマンさんが茶目っ気たっぷりに語ってくれています。名文家で面白く、尚かつ為になるファインマンさんの本を読むことで科学とは何か。そして我々を科学の素晴らしさへと誘ってくれます。本当にこの本は面白くて良い本です。子供も読んで楽しめる本です。
・「科学的態度とは」
ファインマンの一般向け講演集のひとつ.彼自身の科学に対する態度と,科学と社会,政治,宗教などとの関連について述べる.
ファインマンの主張そのものは,特別なものではない.まず,彼が指摘する不確実さと非科学性とは区別しなければならないこと,不確実を認めるから疑う余地があること,その疑う心,懐疑心こそが科学的な思考プロセスに不可欠であることを指摘する.そして,懐疑するためには自由(政治的,経済的な)であることが重要であることを60年代のソ連の状況と比較して述べる.これは,科学,技術に携わるものであれば,当然身につけているはずべきのものである.(しかし,日本の高等教育でこのことが教えられているかは疑問だ)
しかし,ファインマンが本当に主張したいことは講演の最終日「この非科学的時代」で思う存分述べられている.ここではこの時代における「非科学的」な態度について,具体例を挙げて指摘している.その中には,消費者の知性を馬鹿にしたマーケティングがあり,原理主義があり,占星術がある.そして,陰謀論ともつながる被害妄想についての指摘もある.このような状況に陥らないためには,議論すること,疑うこと,そしてその自由が必要であることを繰り返し主張している.これは疑似科学や陰謀論に悩まされる現代の日本の科学界と何も変わらないものであることに,僕は驚いたのである(逆に,40年経とうと人間の精神には進歩がないということか).
最後に,講演の中でファインマンが指摘した,非科学的であることとはどのようなものであるか,もっとも鋭く表現したものを紹介しよう.
「世界を学ぶことによって自らをたえず修正する必要を理解しようともせず,無知を維持するために盲目を維持する態度」
これを打ち破るためにも,健全な懐疑心は必要なのである,そして彼自身のキャリアが示しているように,懐疑心を育てるためには教育が重要なのであろう.
・「トレーダーとしてのレヴュー。」
幾つか、書きたい事があるが、後々纏めるとして現時点では、箇条書きで。
・「懐疑主義を名調子で語るファインマン氏の講演録」
1965年ノーベル物理学賞を受賞し、数々の著作も人気のあるリチャード・P・ファインマン氏の講演録を書籍化した作品です。この講演は、1963年にワシントン州立大学で三夜に渡って行われたもので、それぞれ「科学の不確かさ」「価値の不確かさ」「この非科学的時代」というタイトルがつけられています。"名調子"と言ってよいカジュアルな語り口で持論を楽しく展開しています。書名からすると科学批判のように思えますが、そうではなく、科学的な精神とは「すべてを不確かであると認める謙虚さ」と定義し、その考えの重要性をさまざまな視点から主張しているものです。個々のエピソードは冷戦のまっただ中とあって旧ソ連の話や、マリナー2号!などという古いものが多いですが、その主張は現代でもそのまま通用するものとなっています。特に当時はまだラジオと新聞がメインだったはずのメディアに対して、早くも「エセ科学」批判も展開しているのも興味深いところです。
・「科学の面白さをもっと早く知りたかった」
前半は、早逝した一人目の奥さまとのエピソード。入院生活の長い奥さまが退屈しのぎに考え出すいたずらに、迷惑しつつも決してそれを悟らせず、逆に一緒に楽しんでしまおうとするあたりに、暖かいけど決して押しつけがましくないファインマンさんのお人柄が見てとれる。科学に造詣の深くない私にとって、科学からは若干離れたこの章は、本当に心に残る。
中盤は、前作に収めきれなかったユニークなエピソードがいくつか。そして後半は、スペースシャトル「チャレンジャー号」が1986年に空中で爆発した後、大統領事故調査委員会のメンバーとして、レーガン大統領のもと原因究明した顛末が描かれている。本音で生きてきたファインマンさんにとって、政治の都ワシントンでの腹蔵ある駆け引きは、苦労の多いものだったことだろう。最後の最後になって署名削除も辞さじとした科学者としての矜持と科学に対する情熱。ファインマンさんは、最後までファインマンさんだった。全体的に、前作「ご冗談でしょう、ファインマンさん」よりも、ファインマン像が鮮明に心に残るエッセイだった。
・「センス」
科学に対するアプローチ,物事の考え方,生き方,すべてにわたって驚くことばかりだ.このようなセンスを持った人間は人生が楽しくて仕方がないのだろう. 学生をはじめ研究開発を志すものはもちろん,すべてのひとびとに読んでいただきたい.
・「「科学の価値」について考えて見ませんか??」
ノーベル賞物理学者リチャード・P・ファインマンの痛快で情熱あふれるエピソードが満載である。 「ご冗談でしょうファインマンさん」Ⅰ、Ⅱに続くものであるが、この本では、ファインマンの科学者としての哲学・倫理観がよく現れている。特に、スペースシャトル チャレンジャー爆発事故の原因究明の話と最後に付け加えられた「科学の価値とは何か」という講演録である。原子爆弾開発に携わった彼が考え求め続けてきた点である。科学・技術に携わっている方、または目指している方に、是非読んで欲しい。
・「こりゃぁ面白い」
エッセイ集と書いてあったので、てっきり本人が書いたのかと思ったら、さにあらず。小話としてファインマンさんが言った事を思い出して書かれたものだそうです。そうとは言え、軽妙な文体で読みやすく、エッセイとして扱っても問題はないと思います。
様々な話が短編小説集の様に集まっていますが、特に優れていると思ったのが、学生時代に結婚し死別したものと、スペースシャトルの事故調査委員会時代のものです。
対象が人とモノと両極端ですが、一途に問題にあたっていく姿は、立派なものだと思います。単に科学者としての姿勢だけでなく、私生活においても筋の通った生き方をされた事が分かり、自分の生き方を決める上で、参考になるものです。一読をお勧めします。
・「シャトルはまた落ちた。ファインマンはどう言っただろうか。」
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・「好きな事をやりつづけたある科学者の人生」
ご冗談でしょうファインマンさん、などから抜粋したエッセイが元になっている。
科学者のエッセイの中では最もポップで楽しい作品だと思う。研究、ものを真摯に考えることの楽しさをこの本で垣間見る事ができる。それと同時に、いかに彼のようにテンションを維持するのかが難しいか、というのも感じます。
「好きな事をやれば、こんなにエネルギーが出るんだ。」という事実を知るのにこの本を読むのは良い参考になるでしょう。理科系の人だけでなく、ビジネスマンなどにもよんで貰いたい本です。
自分が、勉強や研究、仕事にテンション的に行き詰まったとき、たまにこの本を読んで元気を貰っています。と同時に戒めています
・「研究する姿勢を教えてくれる」
好奇心の塊のようなファインマン。理論物理学者として革命的な業績を上げながら、あくまで謙虚なファインマン。わからないことを素直にわからない、と言い、それであるが故に研究は、そして人生は楽しいというファインマン。彼のユニークかつ味わいのあるエッセイは研究に臨む姿勢を教えてくれる。行き詰まった時に読むと元気が出る本。
・「内容はおすすめ」
お勧めです。疑似科学についても書かれていますし。
ただ、出版社には問題があります。文中に"Worlds in Collision"がでてきますが、これは『衝突する宇宙』として法政大学出版局から出ています。これに触れないのは岩波の手抜きとしか思えません。私が気づかなかった類似の問題があるのではと心配になります。
・「ファインマンさんは神を信じられなかった」
ファインマンさんは、下に引用したことばの意味が分かっていればまた違った人生が送れたでしょう。神は存在証明出来ないものなのです。それを無理やりファインマンさんはやって神を信じようとしたので彼は神を信じることが出来なかったのです。彼が神を信じれなかったのは彼が自分の知恵で神を知ろうとしたからです。「さようならファインマンさん」でも感じたことですけど。彼は物理学者として素晴らしかっただけに残念でなりません。神は証明できるものではありません。ただ示すことが出来るだけです。それを信じるか信じないかはあくまでも神を示された人間に責任があります。科学とキリスト教信仰はどちらも妥協しないで両立できます。科学をやればやるほど神を信じられなくなるという彼の考えは、そもそも聖書の教えに反します。
「事実、この世が自分の知恵によって神を知ることがないのは、神の知恵によるのです。」(新約聖書コリント人への第1の手紙1章21節より・新改訳聖書第2版)
・「ありのままのファインマン」
これはタイトル通りファインマンが書いた手紙を「集めた」ものである。従って全ての話に繋がりがあるわけではない。しかし彼の手紙はどれをとってもみなユーモアが溢れており充分に楽しむことができるし、厚みのある本だけに読みたい所から読むことができるところが良い。手紙は年代ごとにまとめられているので時代と共に変化していく彼の様子も窺うことができる。
数ある手紙の中で一番印象に残っているのは「何よりも興味の持てることを、できるだけ大胆不敵な、独自の方法で、精一杯勉強しなさい。」という一文。新しいことを始めるのに不安を感じていた時にこの言葉を読んで非常に励みになったし、今もなっている。
ファインマンというと岩波書店から出版されている「ご冗談でしょう、ファインマンさん(上・下)」や「困ります、ファインマンさん」等がある。それらに収められているのは逸話でいわば脚色されたファインマンであるが、これは手紙がほぼそのまま載せられているのでありのままのファインマンを知ることができる。だからと言って先に挙げた本がダメだというのではなくむしろそれらと一緒に読むことでより彼の人間性が見えてきてより楽しむことができると思う。
・「本気なんだか、真面目なんだか、ええかっこしなのか?」
とっても分厚いのですが、ファインマン好きなら必読書かな。とにかく、いろいろな手紙を含まれています。アイリーンの死後に彼女宛に書いた手紙は泣かせますね。それ以外は、個人的なものから、社会的なものまで、たくさん入っています。まったく、本気なんだか、真面目なんだか、からかっているのか、ええかっこしなのか、なんだか変な人って、感じですね。
・「ファインマンのファンならうれしいかもしれない」
ファインマンが出した手紙を集めたものですから、伝記ほどのまとまりがないのは当然ですが、それぞれの手紙を出したときのファインマンの心境や立場を示すものがあれば、もっと面白かったのではないかと思いました。それは、原書を編集したときに、うまく引き出せれば解決できたことですし、翻訳のときに、推測でもよいので、ファインマンのこれまでの著作との関連を訳注などで入れれば、できたことではなかったかと思います。貴重な資料ではありますが、読み物としては、平凡なものになったのが残念です。
●素粒子と物理法則―窮極の物理法則を求めて (ちくま学芸文庫)
・「詳細は理解できなかったが、何かを感じました。」
第一回ディラック記念講演でのR.ファインマンとS.ワインバーグの講演内容をまとめたものです。ポ−ル・ディラックはいわずと知れた、量子論(光子と電子に関して)と一般相対論を結びつけた偉大な物理学者であり、その名を戴いた講演で話をした二人も後世に名を残すすばらしい実績をもった物理学者です。また、彼らが一般向けに書いた著書も非常に読みやすく面白い本ばかりです。
・「「第1回ディラック記念講演」(1986年)の講演記録、物理屋の姿勢が窺える」
本書は1990年に発刊された単行本を文庫化したものですが、訳注や文庫版あとがきが良くできています。「文庫版あとがき」が理解出来るレベルの読者なら「物理を深く理解する姿勢」を両博士の講演から楽しめるでしょう。(ファインマン先生の講演ではファインマン図/光円錐が出てきますので、この意味が分からないとつらいかも?)ファインマン先生の講演では、(1)粒子が正エネルギーしか取らないとすると、粒子が光円錐の外へ因果律を破って伝播するのを避けられず、その粒子を別の座標から眺めると反粒子(=時間的に逆行する粒子)として認識されること、(2)ある事象の起きる全確率=1を良く見直すと、反粒子の存在と対発生のために生じる余分な図形がスピンを持たない粒子に対してボーズ統計が成り立つことを意味し、同じことをフェルミオンに対して考えると、粒子の入れ替えについて負符号が現れること(フェルミ統計)、(3)2回時間反転すること=360°回転は同じで、これがスピンと統計の間の関係やパウリの排他律を与えること、の3点を主に説明されています。モノポールに関する言及もあり、ディラックの業績を意識した内容です。ワインバーグ先生の講演では、量子電気力学とその一般化(統一理論)に伴う困難(e.g.発散の問題)、量子重力も扱えそうな期待株としての超弦理論について一般的な解説がなされています。現在も超弦理論について同じ期待を寄せているかどうか、興味があるところですが。
●Feynman Lectures On Physics: The Definitive And Extended Edition
・「ファインマン物理学の第2版(全3巻)+"Feynman’s Tips on Physics"」
物理学徒に本書の説明は不要でしょう。知らなきゃモグリです。(^-^)従来の3冊セットの改訂版(新しいintroductionと"extensive corrections")に、"Feynman's Tips on Physics: A Problem-Solving Supplement to the Feynman Lectures on Physics"(*)という一冊を加えた4巻セットです。この本(*)はFeynman先生の物理講義コースの試験準備をしている生徒向けにFeynman先生が講義した内容(unpublished分)と、問題+解答(R.B.Leighton・R.E.Vogt両先生による)、およびMatthew Sands先生によるFeynman先生の追想録を加えたモノです。この本(*)単独でも発売されています。
この本は、Feynman先生の独特のフィルターを通じて大学教養レベルの物理学(力学ー電磁気学ー波動・光学ー熱学ー物性ー量子力学)を広く概観し、深く理解し、【味わう】ための本です。朝永振一郎著「量子力学I-III」(みすず書房)のように、非常に味わいのある書です。物理学のentartainment性を語らせたら、Feynman先生の右に出る人はそうナカナカいないでしょう。(^-^) 色々な意味で「普通の教科書」とは位置づけが違います。(ですので、他の教科書も適宜読みましょう) 一生モノですから、(各巻ペーパーバック版の改訂版も出る予定ですが)このハードバック版を買っても損はないと思いますょ。本書は、Landau & Lifshitzシリーズと同様、未来の世代に継承するに値する物理分野の「知の共通財産」です。こういう古典を新しい形で残す欧米出版社の努力は素晴らしいです。(なお出版社は"Addison Wesley"です)
●Feynman Lectures On Physics (3 Volume Set)
・「My Respect for Dr.Feynman!」
この本は,邦訳が岩波書店から出版されていますが, Feynman博士の,彼の天才的才能の,またすばらしい 人間性の,息吹をじかに感じるには,やはり原書だろう と思います. この現代の受験というものに汚染された中で大学に入って もなお,本質を理解する事によって学ぶということを しない学生の多い中で, Feynman博士のこの本は物理学
を本当に理解するという事でその本質を教授し, また,その楽しさ,興味深さをわれわれに伝えてくれるものと確信されます.
・「基礎物理の最高のテキスト」
この本にはファインマンの遊び心がぎっしり.日本の物理のテキストのように堅苦しいことはまったくなく,ユーモアを交えて,物理の本質に迫る.物理好きであればファインマンの世界にすっかりはまってしまうだろう.和訳のファインマン物理学の原著と聞いて難しいと感じる方もいるが,物理を専攻する学生はもちろん,理系全般の学生にとっては決して難しくはない.英語の勉強も同時にできるので,腰を据えて物理を学びたい学生にはもってこいのテキストだろう.
・「レクチャーの力」
この本は物理学を専門に学ぼうと思っている人にはもちろん、それ以外の人にも理解できるようなわかりやすく簡潔な言葉で書いてある。それもそのはず、この本は実際ファインマン氏のレクチャーを元に作成されているからである。たまにはジョークも混じりながら、しかし、厳密性を失わず、見事に物理学を語り抜いている。 ファインマンの物理にかける情熱が彼のレクチャーを通じてひしひしと伝わってくる、まさしく物理学のバイブルである。
・「良書であるのは、わかっているのですが、、、」
もう、10年近く前から、読破しようと少しずつ読んでいるのですが、なかなか通読できません。問題は、物理数学です。ファインマンは、出来る限り、難しい数学を使わずに記述してくれているのですが、凡人の私にはそれでも難解書です。でも、死ぬまでに読破したいなー。
・「ファインマン物理学の原書」
この本は、ファインマン物理学シリーズの原書であり、物理を勉強するには最適だと思います。というのも、物理学全般の考え方が書かれてあり、又、英語で書かれた文書が理解できなければ、これからの社会において意味がないように思えるからです。(翻訳だと多少異なることがあるため)しかし、この本は、難しい単語や難解な言い回しは、なされていません。大学受験レベルの能力があれば、問題ないように思います。この本を、翻訳本と併用して学習すれば効果絶大です!
・「わかりやすい」
ファインマン教授が以前に抗議を行ったときのテープとノートがこの本の土台ということで、最近流行の話題はあまり含まれていませんが、チューリングマシンや情報理論、情報と物理学の関わり合いについて詳しく説明されています。さらに、量子コンピュータについても先見的な理論が紹介されています
・「量子論が物理であることが分かる」
古典解析力学のポアッソン括弧を交換子で置き換えて量子論を導く普通の量子化法だと、量子論の物理的な内容が掴めず、ただ計算方法を学ぶだけで終わってしまうことが多いのですが、ファインマンの経路積分による方法だと、量子論の物理がよく分かります。量子論を一通り学んだけれど、どうもピンとこないと謂う人には格好の教材です。近年、経路積分は、統計力学などで多用されていることもあり、教科書や解説書が多数書店に並ぶようになりましたが、物理的な直観を身につけるためには、経路積分の発見者(発明者?)ファインマンの本書を読むのがやはり最適だと思います。数学的に洗練され、最新の話題を扱う専門書を読む前に是非本書を読まれることをお勧めします。
・「古典論と量子論をつなぐ経路積分の誕生」
経路積分とは、古典論と量子論をつなぐ、われわれ人類が知っている唯一の手段である。まず1章で直感的にわかりやすい物理哲学から導入し、徐々に数学を完全なものとして行き、その後で経路積分表示による量子力学を議論するといういかにもFeynmanらしいスタイルでかかれている。経路積分表示は場の量子論の理解においても、物理的にすっきりとした定式化をもたらすので、パイオニアであるFeynmanによるこの本が有益であるのは間違いないだろう。
・「お手本となる参考書」
読む前は、経路積分とシュレディンガー方程式を軸に展開された量子力学が解説されているものと想像していました。実際には、本書の殆んどは経路積分に関するものであり(または、経路積分を軸に展開された量子力学)、それは経路積分によって量子力学の広範囲を説明できるためです。この経路積分の応用性の高さは意外であり驚きでした。以下に印象に残ったことを列挙します。
1.解説が非常に丁寧かつ親切なので、あまり計算を補わずに理解できる(注;解析力学の知識は必須)。2.経路積分を学ぶことによって、量子力学の直感的理解が深まる。3.公式を導出しては、その物理的意味を考察するという作業が頻繁に繰り返される。4.量子電気力学の章はその他の章と比較して難解。5.第4章では経路積分を変形してシュレディンガー方程式を導き、また、その逆も行われ、大変興味深い。
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