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▼浦沢 直樹 1円商品リスト:セレクト商品

Monster (1) (ビッグコミックス)Monster (1) (ビッグコミックス) (詳細)
浦沢 直樹(著)

「今一度この作品をとことん味わってみようという気になりました」「全てはここから!」「ことのはじまり。」「はたして謎はとけるのか?」「2巻まで読んで18巻まで全部ほしくなりました」


Monster (2) (ビッグコミックス)Monster (2) (ビッグコミックス) (詳細)
浦沢 直樹(著)

「人間って残酷」「現実に対して物語が出来ること」「ネタバレあり」「おもしろい」「眠い」


Monster (3) (ビッグコミックス)Monster (3) (ビッグコミックス) (詳細)
浦沢 直樹(著)

「Dr.テンマはどうなるの?」「人間を自由にする「踏み外し」」「ネタバレあり」


Monster (4) (ビッグコミックス)Monster (4) (ビッグコミックス) (詳細)
浦沢 直樹(著)

「トルコと日本の関係についてぜひ予備知識を」「泣いた‥」「ヨハンは二人いる。」


Monster (5) (ビッグコミックス)Monster (5) (ビッグコミックス) (詳細)
浦沢 直樹(著)

「想像力を忘れない」「トイフェル」「おもしろーい。」


Monster (6) (ビッグコミックス)Monster (6) (ビッグコミックス) (詳細)
浦沢 直樹(著)

「エヴァの食卓」「いそう」


Monster (7) (ビッグコミックス)Monster (7) (ビッグコミックス) (詳細)
浦沢 直樹(著)

「<家族の喪失>の反復が意味すること」「これは・・・・・」「決して悪くはない作品なのに」


Monster (8) (ビッグコミックス)Monster (8) (ビッグコミックス) (詳細)
浦沢 直樹(著)

「チェコスロバキアの絵本」「浦沢さんは最高です!」「第五話でのヨハン」


Monster (11) (ビッグコミックス)Monster (11) (ビッグコミックス) (詳細)
浦沢 直樹(著)

「ヨハンの進む先」


Monster (12) (ビッグコミックス)Monster (12) (ビッグコミックス) (詳細)
浦沢 直樹(著)

「あなたが生まれてきた理由は何ですか?」「涙!!」


Yawara! (1) (ビッグコミックス)Yawara! (1) (ビッグコミックス) (詳細)
浦沢 直樹(著)

「THAT’S ENTERTAIINMENT」「お爺ちゃんが最高」


Yawara! (2) (ビッグコミックス)Yawara! (2) (ビッグコミックス) (詳細)
浦沢 直樹(著)

「松田耕作カッコいいぞ!!」「まだまだ熟していない浦沢漫画」


Yawara! (3) (ビッグコミックス)Yawara! (3) (ビッグコミックス) (詳細)
浦沢 直樹(著)

「柔の決意」「ヤワラ」


Yawara! (4) (ビッグコミックス)Yawara! (4) (ビッグコミックス) (詳細)
浦沢 直樹(著)

「勝てい」「男花園」


Yawara! (5) (ビッグコミックス)Yawara! (5) (ビッグコミックス) (詳細)
浦沢 直樹(著)

「ヤワラ」「忙しい柔」


Happy! (1) (ビッグコミックス)Happy! (1) (ビッグコミックス) (詳細)
浦沢 直樹(著)

「ガンバレ海野幸!!」「海野幸かわいいなぁ」「YAWARA!に恋愛の要素、男女の性(さが)をプラスした作品」「テニスものですが、それだけじゃないんですよ!」「……」


Happy! (2) (ビッグコミックス)Happy! (2) (ビッグコミックス) (詳細)
浦沢 直樹(著)

「ノリ弁当・・・」


Happy! (3) (ビッグコミックス)Happy! (3) (ビッグコミックス) (詳細)
浦沢 直樹(著)

「かわいそうすぎる」


Happy! (4) (ビッグコミックス)Happy! (4) (ビッグコミックス) (詳細)
浦沢 直樹(著)

「カワイイ!」


Happy! (5) (ビッグコミックス)Happy! (5) (ビッグコミックス) (詳細)
浦沢 直樹(著)

「かわいそうすぎる」


20世紀少年―本格科学冒険漫画 (1) (ビッグコミックス)20世紀少年―本格科学冒険漫画 (1) (ビッグコミックス) (詳細)
浦沢 直樹(著)

「おもしろすぎ!」「一気読みおすすめです」「止まらない、、、」「まずはスタート」「オススメします」


20世紀少年―本格科学冒険漫画 (2) (ビッグコミックス)20世紀少年―本格科学冒険漫画 (2) (ビッグコミックス) (詳細)
浦沢 直樹(著)

「おもしろそう!」「我々の時代を代弁する劇画家」「ユキジの登場」「ともだち」「ついに正体をあらわし始めた「ともだち」」


パイナップルARMY (Operation 1) (小学館文庫)パイナップルARMY (Operation 1) (小学館文庫) (詳細)
工藤 かずや, 浦沢 直樹

「ヒューマニズムとサスペンスに溢れた傑作処女短編集」「原作・作画の妙とはこれか」「依頼人ごとのドラマが非常に良くできている」「ラビちゃん投げちゃったァ!」「「キートン」の原型として非常に興味深い内容の理系スペシャリスト「ジュド・豪士」!」


パイナップルARMY (Operation 2) (小学館文庫)パイナップルARMY (Operation 2) (小学館文庫) (詳細)
工藤 かずや, 浦沢 直樹

「作者と豪士に余裕」「ドッグ・ウォッチ」「「権力の横暴」に豪士が怒りの鉄槌!」


パイナップルARMY (Operation 3) (小学館文庫)パイナップルARMY (Operation 3) (小学館文庫) (詳細)
工藤 かずや, 浦沢 直樹

「バラエティに富んで増々充実」「やっぱり楽しい」「ゴルゴ13と比べて」


▼クチコミ情報

Monster (1) (ビッグコミックス)

・「今一度この作品をとことん味わってみようという気になりました
 1986年、西ドイツ、ドュッセルドルフ。私立病院の外科チーフである日本人医師テンマは、院長に目をかけられ、その娘エヴァとの結婚も間近という順風満帆の生活を送っていた。ある日、東ドイツから亡命してきた一家で殺人事件が発生。両親は死亡したが、テンマは瀕死の重傷の息子ヨハンを救う。そしてこれが長く苦しい悲劇の始まりだった…。

 10年ほど前に本作品を連載誌上で読み始め、この物語の虜になったことがあります。複雑怪異なストーリー展開、冷戦構造の生み出した悲劇、仮借のない暴力描写、医療を巡る倫理の問題。大人が読むに十分値する作品であり、手塚治虫マンガの正統な後継者ともいえる浦沢直樹の眼力と筆力に圧倒されたものです。

 などと考えていたら、浦沢直樹は最近、手塚アトムの本歌取りともいえる作品に取り組み始めたと聞きました。そこで今一度浦沢の代表作であるこの物語世界を、歯を食いしばりながら突っ走ってみようと思い立ちました。まずは第1巻「ヘルDr.テンマ」では、事件の発端や主要登場人物の背景を無駄なくスピード感溢れる筆致で描き切る技量に驚嘆します。

 ドイツが舞台ですが、若い読者にはぜひ1980年代から90年代にかけてのドイツ現代史についてある程度の知識を持って読み進めてほしいと思います。次のことはこの第1巻を読む上で最低限知っておいてください。 ベルリンの壁が89年まで存在したこと。 戦後の西ドイツ社会では「Gastarbeiter(客人労働者)」と呼ばれる主にトルコからの出稼ぎ労働者が多数存在し、その多くが社会的差別の対象とされていたこと。 ルンゲ警部の所属する連邦刑事庁BKA(Bundeskriminalamt)は連邦域内のみならず他国との間でも犯罪捜査に関して協力体制を確立していること。つまり本作品が今後ドイツ国境を越える規模の壮大な物語へと発展する端緒が既に見て取れるということです。

・「全てはここから!
もうホントに、言葉は要らないくらい面白いです。15巻まで徹夜で一気に読んでも読み足りないくらい、続きが3ヶ月後と知ると泣きたくなるくらい、面白いです。運命に巻き込まれるように次々と事件が起こるのですが、いつも冷静に、自分の力で最善を尽くそうとするテンマに心打たれます。絵も秀逸です。文句ナシにオススメします。

・「ことのはじまり。
天才医と言われた日本人医師テンマ。今の自分自身の医療のありかたに疑問を抱きながらも万事上手くいっていたはずーある夜、「栄光」を手に入れられる市長の手術のかわりに名も知らない頭を撃たれた少年の命を救うことを選んだところまでは。

1巻はテンマとニナ、そしてヨハンの忌むべき出会いから青年になったヨハンとの忌むべき再会まで描かれいわば序章のようなものです。しかし誰がこれからテンマと周囲の人々におこるあのような日々を想像できるでしょうか?存在さえわからなくしてしまう「完璧」なヨハン。ほんとうに恐い。そんな相手にテンマはどう戦うのかー。

漫画だからこそモンスターのような作品が描ける。漫画だからこそテンマの苦しみや悩みが最大限にまで表現され、ヨハンの冷酷な策略が見事に描かれ私達に最大限の衝撃を与えられる。この作品が登場してくれたからこそ漫画は大人の読み物でもいけるというか大人のための漫画もあるのだと言っても過言ではないでしょうか。

さすがにドイツのアマゾンでも☆5つなだけあります。

・「はたして謎はとけるのか?
天才外科医のテンマが救った少年は、悪魔だったのか? 東西の壁がまだあった時代、なにがいったい少年少女たちに行われていたのか。悪魔的に非凡な少年ヨハンは、何をしようとしているのか、すべてを捨てて追いかけるテンマはそれを止められるのか?

少し進んでは、また新たな謎が出て来るという、なぜ終わってから読まなかったのだろうと後悔するくらいのもどかしさはありますが、少し核心に近づいてきた気がします。現実にこんなことが行われていたのではないかと思えるほどのリアルな不気味さ。最終話を読み終えるまでは死ねません。

・「2巻まで読んで18巻まで全部ほしくなりました
中3の娘が5巻まで頼んで買ったものでした。2巻まで読んだところで全部読みたくなりました。今、5巻まで読み終わったところ、残り18巻まで全部注文しました。物語は壮大で、1巻の「白い巨塔」のような医学もの?のような始まりからは、想像のつかない幅ひろい展開をしていきます。個性豊かな人たちの、人物描写もすばらしいです。

どんなものにも好き嫌いはあると思いますが、人気があるのはとても納得できました。

Monster (1) (ビッグコミックス) (詳細)

Monster (2) (ビッグコミックス)

・「人間って残酷
医者は人を助けるために存在する、というその考え方は、間違っているのでしょうか?純粋に人を助けたいという気持ちを持っている人間は、出世できないのでしょうか?Monsterを読んでいると、正義が何であるのか、わからなくなってきます。自分に逆らった人間を排斥する姿は、まるで私がつい最近まで働いていた会社のようで、思わず感情移入して読んでしまいました。テンマがある少年の手術をきっかけに医者の本分を取り戻したことにより物語の恐怖が始まってしまったわけですが、でも、彼は間違ったことはなんらしていないと思います。社会が、周囲の人たちが正義を捻じ曲げてしまっている。

彼が苦しみから解放されるのを早く見たくて、ついつい読みふけってしまいました。人間とは何か、ということも考えさせられる逸品だと思います。

・「現実に対して物語が出来ること
 舞台をドュッセルドルフからハイデルベルクへ移しての「Monster」第2巻。 この巻では一連の事件の首謀者のことを「絶対悪」という表現で形容しています。それも双子の妹によって。

 「絶対悪」という言葉の悲しい力強さに思いを寄せざるをえません。ニーチェ哲学以降、この世に絶対というものがどうやらないらしいということに人類は薄々気づき始めましたが、それでも一方でやはり人智が及ばないような、そして決して揺らぐことのない絶対値をこの世のどこかに探している私たちがいます。その私たちの前にこの壮大な物語が差し出して見せようとしているのは、<絶対的に邪悪な存在>だというのです。絶望的な物語の到来を示唆する、果てしない闇を予告する、ささくれ立った言葉。心にざらつきを感じないではいられません。

 思えばこの物語が編まれた10年前、大阪教育大付属小学校の事件も、世田谷や福岡の一家惨殺事件もまだ近未来の出来事でした。しかしこの物語で描かれる事件は、まさにそのような仮借なき殺人です。現実が物語を飛び越えたかのような時代に自分たちが今生きていることを改めて感じ、眩暈すら覚えます。

 そんな風に現実が既に追い越してしまったようなこの物語ですが、この第2巻ではその現実を決然と方向づけようとするかのような姿勢が見られます。 というのも、この第2巻の末尾には傭兵隊長とミャンマーの少女との物語が一見唐突に登場するのですが、この二人の物語が私たちに無骨なまでに直接的な形で示してみせるのは、人間への信頼が死に絶えてはいないことの証しです。このシークエンスでの物語展開は愚直ともいえる形で描かれていますが、愚かに見えるほどに真っ直ぐ生きることこそが大切であることを訴えかけているように思えてなりません。そしてこの第2巻の幕切れに涙腺が緩まないではいられませんでした。

・「ネタバレあり
全く漫画の本筋とは関係ないと思うけど、テンマが銃の撃ち方を習いに行った先の、先生と先生が殺した人の娘が仲良くなるという話に目頭が熱くなった。でもよくよく考えると、本当は娘が敵討ちをしても良いような話なんだけど。そう見せてしまえるのが浦沢直樹の力かなと思う。

他にも、魅力的なキャラが多数出てきておもしろい。YAWARAを

彷彿させるような妹、ヨハンの子供時代を語る目の見えない老人、殺されてしまった新聞記者とキャラが魅力的なので、全く飽きずに一気に読める。ストーリーがおもしろいというのとはちょっと違う気がするけど。

・「おもしろい
今まで、ほんわかとしたストーリーを書いていた浦沢直樹さんが、今度の話では殺人犯が主人公のミステリーである。

・「眠い
いつ面白くなるんだ、これ?

Monster (2) (ビッグコミックス) (詳細)

Monster (3) (ビッグコミックス)

・「Dr.テンマはどうなるの?
無実の罪をきせされて逃げ始めたテンマは、ヨハンのことを調べる間にいろいろな人間と出会っていく。この第三巻では、ある少年に出会うのだが、その少年に対してテンマが言った言葉が心からはなれない。「明日はきっといい日だ」

今年に入っていろいろといやな目にばかりあっている私は今、この言葉を繰り返し頭に浮かべ、必死でまたがんばっている。恐怖に満ちた物語かもしれないが、明日への希望も与えてくれる、そんな話だと思います。

・「人間を自由にする「踏み外し」
 旧東ベルリンへやってきた主人公Dr.テンマ。3巻目にして物語は“モンスター”ヨハンの出自の秘密に踏み込んでいきます。旧東独が運営していた孤児院「511キンダーハイム」で国家の壮大な実験が行なわれていたようだということが見えてくるのです。

 第3巻で描かれるのは、制度の枠組みを敢えて踏み外す人々の勇気です。人間は安寧と秩序を求めて制度という枠組みを社会のそこかしこに築き上げてきました。その制度の枠内に身を置く限り、安穏と生きるもしゃかりきに生きるも、まずは一定の安定を得ることが可能です。

 かつてのDr.テンマは大病院という確固たる制度の中で順風満帆に過ごしていたのですが、やがて医師としてのありかたに疑問を抱き、そして巨大な事件に後押しされるかのように枠を踏み外すに至りました。

 第3巻に登場する他の多くの人々も、枠を踏み外すことによって人間として忘れてしまった何かを今一度取り戻していこうとする存在として描かれます。 例えば、Dr.テンマの道連れとなる少年ディーター。彼は「511キンダーハイム」の亡霊ともいえる枠組みの中に自らを押し込んでしか生きられない子供として登場します。そんな彼にテンマは「そこから降りるか降りないか、自分自身で決める」(122頁)勇気を求めるのです。

 またDr.シューマンは、大切な人を二度と失わないために、人生を踏み外すことにした人物です。また、警官ハインツは出世の糸口ともいえる事件を前にしながら、最後には敢えて上司に嘘の電話をかけるという「踏み外し」をするのです。

 こうした踏み外しは私たちに「選択する勇気を持つことによって自らを自由にする」ことを教えてくれます。枠組みが合わなくなったと気づいたときに私たちは枠組みを変える一歩を踏み出すことが求められるのです。

・「ネタバレあり
これまでの話の中で最も幼い頃のヨハンが出てくる。

そのころから、すでに特異な存在であったことが伺える。また今まで出てきたヨハンの恐ろしい行為のなかでも突出して恐怖を抱かせる話が出てくるので、登場人物たちが「ヨハンは恐ろしいモンスターだ」と盛り上げていたことに、一気に共鳴した。

他にも、これからテンマの周りで話を盛り上げてくれそうな、ヘッケルとディーターが登場し、今後の展開が楽しみになる。

本編とは関係ないと思われるぺトラとシューマンの話もいい話で、ぺトラの息子がテンマを人違いだったと、部長に報告するところはホロリときた。

Monster (3) (ビッグコミックス) (詳細)

Monster (4) (ビッグコミックス)

・「トルコと日本の関係についてぜひ予備知識を
 “モンスター”ヨハンを知る人物を追ってフランクフルトへ赴いたDr.テンマ。第4巻では極右勢力がヨハンをヒトラーになぞらえて崇拝している様子が描かれます。

 最近はあまり報道されなくなってしまいましたが、90年代初頭のドイツではトルコ人を中心とする外国人労働者へのhate crimeが頻発していました。加害者の多くはネオ・ナチとよばれる極右青年たちの組織で、低賃金でも働く外国人労働者が彼ら若者たちの職を奪っていると主張して外国人排斥を強く求めていたのです。 第4巻で描かれているようなトルコ人街の焼き討ち事件は実際に発生していて、多くのトルコ人の子供たちが犠牲になりました。

 137頁でトルコ人街の長老が日本びいきであることをにおわせ、Dr.テンマに信頼を寄せる場面があります。その際、太平洋で座礁したトルコ海軍を日本の乃木将軍が助けたことがあると言っていますが、これは史実と多少異なると思います。

 トルコで乃木希典や東郷平八郎の名が知られているのは、日露戦争でロシアを破った英雄と考えられているからです。当時のトルコとロシアは敵対関係にあり、そのロシアを極東の日本が破ったということはトルコで驚きをもって迎えられたのです。

 一方、太平洋で座礁したトルコ海軍を助けたというのは、明治時代の1890年に和歌山沖でトルコ海軍のエルトゥールル号が難破し、地元の日本人たちが献身的に救助や看護にあたったという事件のことを指していると思われます。

 この事件に対する日本への感謝の念がトルコに根強く残っているのは事実で、1980年代のイラン・イラク戦争時には、イランに取り残された邦人を救出するため、トルコの航空会社が危険を顧みずにわざわざ飛行機を差し向けたというエピソードが有名です。

 若い読者にはぜひこうした知識も持った上でこの物語を味わってもらいたいものです。

・「泣いた‥
五杯目の砂糖という話がこの巻に収録されているのですが、本当に感動しました。泣きました。人間というのは本当に不思議な生き物ですね。ほんの些細な事で今までの自分を変える事ができるんですから‥。ぜひ多くの人に手に取って貰いたい作品です。

・「ヨハンは二人いる。
この作品を読んでいると映画を観ているような気分になります。しかも映画なら二時間ぐらいに短縮されてしまうがこれはもちろん短縮されません。なんとなく手塚氏を思いだして、いいです。

Monster (4) (ビッグコミックス) (詳細)

Monster (5) (ビッグコミックス)

・「想像力を忘れない
 アンナ(ニナ)の養父母を殺した元刑事フリッツは、復讐を果たそうとする彼女に銃口を向けられて初めて、殺されるということが人間の大切な絆を断ち切られることであると悟るシーンがあります。この場面が殊に胸に響きました。

 一時の激情にかられただけの理不尽な人殺しが今や珍しくなくなった時代に私たちは生きています。そこには想像力の欠如が大きく関与しているとしか私には思えません。社会とは人間同士の細かな網の目です。ですから自分が生きて為す何かが、自分以外の誰かの人生に大なり小なり必ず影響を与えることになります。フリッツがかつて想像することができなかったのは、そうした網の目を断ち切ることの重大さであり、またこの網の目の中にこそ人間の心の温もりがひっそりと隠れているという事実です。

 この5巻目では、ヨハンの殺人を模倣した事件が発生しますが、その犯人に「感情がある」(210頁)ことをルンゲ捜査官は見抜きます。その感情が残虐な殺人をほんの一瞬だけですが躊躇させるというのです。

 フリッツといい、この模倣犯といい、想像する感情があればこそ「踏みとどまる」ことが出来るという当たり前のことをこれは語ろうとしています。そして一方で、私たち読者が対峙させられるのは一切の感情を持たない究極の悪であるということも、また鮮明に浮かび上がってくるのです。

 なお、9年間にわたって12人の女性を殺した連続殺人鬼として本書の冒頭に登場する人物はペーター・ユルゲンスという名ですが、これは1931年にドイツで処刑された実在の連続殺人鬼ペーター・キュルテンをもじったものでしょう。ペーター・キュルテンはこのペーター・ユルゲンス同様、殺人に際して性的興奮を感じていたという男です。 興味をもった方は手塚治虫の作品に「ペーター・キュルテン」という短編があるので、手にとってみてはいかがでしょうか。

・「トイフェル
人間は完結した個人、「成人」ではない。人間は「個」としてはほころびがあり、神から呼びかけられて応答することで己の存在を確認する。神は人によっていろんな神であるだろう。しかしそれだけではない。まず他者から、つまり自分をよく知ってくれている自分以外の人々との関係性、彼らから名前を呼びかけられ、それに応答するなかで、その人はその人である。では、誰にも知られない人間、完全に個である「成人」は存在し得るのか?この問いに関する自然主義的表現が、この作品の大きな魅力であるように思われる。

 Dr.テンマやランゲ警部、エヴァ、殺し屋のロベルトなど、彼らは本当によく描かれている。彼らがどんな声で喋り、今目の前に居たらどれほどの迫力を持っているか、ありありと思い浮かべられる。彼らは人間である。それに対して、ヨハンとアンナの双子の兄妹。彼らはほとんど毎話登場し、物語の重要な鍵を握り、非常に美しい姿をしているにもかかわらず、その存在感、現実感は希薄で、もしも実在したらどんな姿かたち、声であるのか、まったく想像できない。「こんなやつらはいない」という感じがする。ヨハンだけではなく、アンナでさえそうである。彼らはどこかイデアの住人、イメージの外側にするりと逃げてしまう流体、そんな感じがするのである。そして彼らの役どころがまさにそうであるので、浦沢氏の絵は物語と見事に一致していると言わざるを得ない。

 考えてみれば、僕が神に祈るとき、神の姿を思い描くことはない。祈るとき、では僕はなにを思い浮かべているのだろう?考えれば考えるほど、神は僕から逃げる。視界の限界を見ようと必死で眼球を動かしても、視界の外側を見極められないもどかしさ。ヨハンはヨハネの黙示録のヨハネでもある。黙示録は幻に満ちているが、どれも正確にイメージすることは難しい。 開かれた物語、開かれた漫画。母による選別というラストシーンは、残酷な描写を使わずに鳥肌を立てさせる。実に後味の悪い名作である。

・「おもしろーい。
巻が増えていくにつれてテンマの味方が増えていく、今回は心理学者。一度はテンマを羽目ようとするが、真実に気づきテンマを助ける。テンマって鉄腕アトムの天馬博士からとったんかなーと思う今日この頃。

Monster (5) (ビッグコミックス) (詳細)

Monster (6) (ビッグコミックス)

・「エヴァの食卓
 第5巻の末尾で模倣犯に刺されたルンゲ捜査官。この第6巻ではその続きから始まります。 しかしながらルンゲとテンマが一時的に切り結ぶ展開を見せたあと、しばらく物語はテンマの追跡劇から離れることになります。

 前半はテンマの婚約者だったエヴァの物語です。3度の離婚を経験した後、アルコール依存症に陥っているエヴァに、“モンスター”ヨハンの魔の手が忍び寄ります。人を信ずることを捨てて生きてきた彼女ですが、この一連の展開の最後には「食卓」の場面が用意されています。人々が集って日々の糧を摂る行為は、命を明日につなぐ営みであり、食卓とは人との温もりある触れあいを感謝の念と共に感じるべき場所です。命を賭した追いつ追われつの物語の中で、わずかに心休めることができるこの場面は、人生のささやかな幸福に目を向けることを読者に呼びかけています。

 そして後半の特徴はヨハンが初めて素顔を白日のもとにさらしながら物語の中を歩き回る点にあります。舞台をミュンヘンに移し、私たちはヨハンの謎めいた行動にしばらくつきあうことになるのです。

 後半で物語の軸となる人物は、実母の面影を探しつつ実父の闇にこだわりを見せる学生カールです。しなやかさを失ったかのような彼の心に、ヨハンは柔和な面立ちをもって巧みに入り込んでいきます。ヨハンに対して心許す思いを抱きはじめるカールですが、そのまさに「人が人に対して寄せる信頼の念」を利用していくヨハンの醜悪な心根を、その整った笑顔の向こうに感じて私たちは慄然としないではいられません。

・「いそう
キートン然りモンスター然り浦沢直樹の描く人物って顔が性格良く表してていいと思う。出てきた瞬間に意志弱そうとか、裏切りそうとか。実際に人って顔に出てると思うし、判断してるし。人が出てくるのが楽しみになる漫画です。

Monster (6) (ビッグコミックス) (詳細)

Monster (7) (ビッグコミックス)

・「<家族の喪失>の反復が意味すること
 この第7巻でヨハンの謎に迫っていくのは、元刑事のリヒャルトと彼をカウンセリングしている精神科医のDr.ギーレンの二人です。

 第6巻までこの物語が繰り返し描いてきたのは、家族を喪失した人々です。フォルトナー夫妻を殺した後に自らの家族を失う恐怖を味わう元刑事フリッツ。妻と娘に去られたルンゲ捜査官。傭兵隊長に養われているミャンマーの少女も孤児でした。 そして第7巻ではリヒャルトがやはり妻と娘との失われた絆を取り戻そうともがいています。 こうした<家族の喪失>の反復の底には、人間の依って立つ基盤が「家族」にあるというささやかな信念が横たわっているように思えてなりません。

 そして第7巻も終わりにさしかかる頃、ようやくDr.テンマが読者の前に再び姿を現します。そして初めて白日の下でヨハンの顔を見るのです。私たち読者は既に第6巻の後半でかなりの時間にわたってヨハンの白昼の行動を目の当たりにしているのですが、Dr.テンマは1巻遅れてヨハンの輪郭を目にするというのです。これはどういうことを意味しているのでしょうか。

 こうした長大な物語を、私たちは常にDr.テンマの目を通して見るわけではないということです。その分、私たちはテンマの感情から時に放たれることになります。ヨハンにもてあそばれていく「脇役」陣の目や心に自らを重ねることができるのです。 同時に、ヨハンと初対面の人々に幾度となく視点を重ねることによって私たちは、窺い知る事ができないヨハンの心の闇を常に無防備な形で味わわされることにもなります。ヨハンは温和で整った美しい相貌を武器に人々の無垢な心につけ入る巧妙さを持っています。だからこそ、その美貌の裏にある、落差の大きい醜怪さに慄然とさせられることになります。それを繰り返し繰り返し味わうというのは、底冷えのする恐怖といえるでしょう。

・「これは・・・・・
浦沢 直樹氏は、「20世紀子供」などの作品のように、読み手の興味を引くのが異常というほど上手い。現に自分は興味本位で立ち読みしたのが、この本を知ったきっかけだが、今は11巻まで買ってしまった。本当に面白い。先を知りたくてしょうがなくなり、お金が厳しいのについつい買ってしまう。まるで魔法にかかってしまったようだ。

ターゲットの年齢層は高めだが、万人受けするはず。はっきり言おう。これは傑作だ。

・「決して悪くはない作品なのに
最初の内は引き込まれて続きが気になって早く読みたいという気持ちでいっぱいでした。しかし、以前の作品でも見かけたネタがあったり進行したかと思えば停滞する話には、途中で飽きが来てしまい読むのをやめたくなりました。一応最後まで読みましたが、後半はズルズルしていて纏まりがよくありません。

浦沢先生の作品を初めて手に取る人には「マスターキートン」や「YAWARA!」の方をお勧めします。

Monster (7) (ビッグコミックス) (詳細)

Monster (8) (ビッグコミックス)

・「チェコスロバキアの絵本
 第7巻までは物語の舞台を統一後のドイツ国内各地に転々と移していった「モンスター」ですが、第8巻ではようやくチェコスロバキアという国の名前が私たち読者の前に立ち現れてきます。

 私は1985年、当時共産主義政権下にあったチェコスロバキアの首都プラハに旅したことがあります。世界で最もビールのうまい街とそれまでに散々聞かされ、また当時公開して間もない映画「アマデウス」のロケ地であるということが私をこの街へといざなったのです。確かにビールは噂にたがわぬ味わい深いものであり、また近世の姿を保った美しい街並みの中で時の流れをしばし忘れることが出来ました。

 この街では英語がほとんど通じない一方でドイツ語が想像以上に通じることに驚いたものです。ホテルのフロントも酒場のマダムも郵便局の窓口も私のつたないドイツ語を理解してくれたのですが、実は私はドイツとチェコとの緊密な歴史的関係について当時はほとんど知識を持っていませんでした。

 この「モンスター」を読む若い読者も、当時の私同様この二つの国(今やドイツとチェコとスロバキアという三つの国となりましたが)の関係についてはあまり情報をもっていないことでしょう。 ぜひこの第7巻をきっかけにインターネットなどで20世紀東ヨーロッパの歴史をひもといてみてください。

 ちなみに私がこの時プラハから日本の友人たちのために買って帰ったお土産は、絵本でした。当時の私にはチェコ語を学んでいる友人が何人かいて、そしてこの「モンスター」で描かれているように、チェコの素朴な絵本は国際的に知られていたからです。 そんなことを懐かしく思い出しながら、この第7巻を読みました。

・「浦沢さんは最高です!
MONSTERは友達に勧められて読みました。マジハマります。これ以上いうことないっす。そん位いい作品です!

・「第五話でのヨハン
ヨハンはシリーズを通して微笑を湛えた表情を崩さず、殆ど感情の起伏をみせない。ただし8巻だけは例外で、ヨハンは「なまえのないかいぶつ」という絵本を読んで涙を流し、昏倒する。そのシーンが気に入っているので、レビューを書いてみた。

Monster (8) (ビッグコミックス) (詳細)

Monster (11) (ビッグコミックス)

・「ヨハンの進む先
 さすがに第11巻ともなるとこれまでの主要登場人物たちの関係について記憶が不明瞭にならざるをえないかもしれません。それゆえか、巻頭に人物相関図が掲げられていて、読者の記憶を呼び起こす助けとなっています。

 第10巻から引き続き、物語の舞台はプラハです。旧チェコ国家秘密警察とヨハンの双方が別々に、「511キンダーハイム」の資料をめぐってテンマたちを追い詰めていきます。秘密警察側が資料を追う理由は比較的容易に示されますが、ヨハン自身が果たして何を求めて行動しているのかはここでも明らかにされることはありません。 というよりもむしろヨハンにも自分がどこへ向かっているかを見定めることができずにいた様子がうかがえます。

 しかし巻末ではようやくヨハン自身にも向かうべき道が見えたことが示唆されます。孤児院時代の資料が彼の心の本当の闇を呼び覚ましてしまったかのような幕切れに、首筋に冷たいものを感じないでいられません。

Monster (11) (ビッグコミックス) (詳細)

Monster (12) (ビッグコミックス)

・「あなたが生まれてきた理由は何ですか?
 ルンゲ捜査官が休暇と称してプラハへと乗り込むところから始まる第12巻。本書のテーマ、それは「あなたが生まれてきた理由は何ですか?」。

 ビーアマン(第10~11巻)の「実験対象」であった孤児のひとりミローシュは“モンスター”ヨハンに誘われてドイツ国境の紅灯地区へと向かいます。ミローシュはこの街の娼婦の子。その彼にヨハンはこの街で母親を探してみろというのです。それはミローシュにとって単に母を探す旅ではなく、そもそも生を受けた意味がミローシュにあるかを質す旅でもあると、ヨハンは吹き込みます。

 娼婦の息子という出自を知るこの場面は、スタインベックの「エデンの東」のアーロンを想起させます。その場面は映画化された際にも描かれていますからご存知の人も多いでしょうが、アーロンはみずからの出自を知ることによって精神を破壊されてしまいます。果たしてミローシュはどうでしょうか。

 「あなたが生まれてきた理由は何ですか?」という問いかけは、ひとり娼婦の子であるミローシュにのみ向けられたものではありません。浦沢直樹はすべての読者に向かってこの問いを鋭く突きつけているのです。 「あなたが生まれてきた意味など本当にあるのですか?」というささくれ立った問いに対して、明確な回答を出せない読者も少なくないでしょう。

 しかしありていに言ってしまえば、人間が生まれてくる理由などはどこかで誰かの手によって決められているものではありません。人間が生まれてくる理由や生きていく意味は与えられるものではなく、みずから見出すものなのです。見出すために人間は生まれてくるのです。ミローシュもやがてそれを知るはずです。

 第12巻の後半、絶体絶命の危機にあるテンマに対して、かつて登場した様々な人々が援助の手を差し伸べようと奔走を始めます。あたかもテンマを救うことが彼ら多くの人々の生きる理由のひとつであると見出したかのように。

・「涙!!
このシリーズは、本当に内容が濃くて、凄く「人間」をリアルに感じるなぁ。。と思うのですが、特にこの12巻は、寂しい大人が多い現代、胸に刺さる何かを感じるのではないでしょうか??本当は人ってあったか~いものなんだよね。。と、思わず号泣!(笑; いつまでも忘れてはいけない、子どもの頃の純粋さを、今自分は持ってるだろうか??と自問したりもして。。浦沢さん!やっぱ、すごいっす(^^)

Monster (12) (ビッグコミックス) (詳細)

Yawara! (1) (ビッグコミックス)

・「THAT’S ENTERTAIINMENT
お馴染み、日本中に大ブームを巻き起こした、浦沢直樹さんの出世作。原作がバカ売れし、アニメもヒットし、主題歌も売れ、実在の柔道選手まで現れた(?)という、社会現象に近いレベルまでもってったと思いますあの頃。で。作者の浦沢さん、この作品を「実験作だった」と仰るのですね。つまり、売れるにはどういう作品を描けば良いか、という明確な目的をもって描かれた、という。そして目論見通り大ヒット、と。これで実験成果と実績を手に入れた浦沢さんは、同傾向の『HAPPY!』を経た後(だったっけ?)、満を持して『MONSTER』『20世紀少年』と、自らの作家性の奥底から放つような、濃厚な世界を創出して行くのでした。(想像)はい。私なんかが言うのはアレですが、浦沢さんは多分、現在の日本の作家さんの中でも能力的にトップクラスの人だと思う所で、『YAWARA!』は、その方が思いっきりエンタテイメント路線に針を振った作品、という。売ろうと思って売る、というのはある意味最も凄い才能なわけで、つまりこの作品は、エンタテイメントを観る上で面白さを感じる要素が、これでもかと詰め込まれてる大衆娯楽作品の大傑作。読み始めたら徹夜覚悟。是非。

・「お爺ちゃんが最高
のキャラクターです。少なくとも第一巻ではそう思います。名作は色褪せないと言いますがまさにそう思わせる作品です。テーマが柔道という比較的普遍的なものなので古さをあまり感じさせません。誰もが柔を応援したくなるような漫画です。老若男女楽しめる貴重な作品だと思います。

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・「松田耕作カッコいいぞ!!
この漫画は準主役のキャラクターが非常に良いです。この2巻は松田耕作が一途な新聞記者として、また柔のよき理解者として存在が光ってます。柔のドタバタのデビュー戦や、今まで不明だった柔の両親の存在が徐々に明らかになっていくなどこれからの展開に益々期待が膨らみます。

・「まだまだ熟していない浦沢漫画
…とそんな書き方は失礼かと存じますが、どうか許してください。この頃の浦沢氏は長期連載になるなどということは予測していなかったでしょうね。内容は…柔が報道陣から逃げるために松田さんの家に泊めてもらう所が印象的でしょうか。風祭さんのために覚えたストロング金剛…じゃなかったビーフ・ストロガノフを松田さんにごちそうする柔。

この辺り、なんとなく演出が映画っぽかったり。

しかし、全体を通してこの頃はイマイチ。面白いと聞いて読み出した人はこの序盤で嫌になる場合もあるかもしれません。ですが!そこをなんとか堪えて読み続けてみてください。そうすれば、この後きっとあなたは、柔やその周りを囲む人々から多くの感動と勇気をもらえるはずです。

(…ちょっと大げさですかね?)

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Yawara! (3) (ビッグコミックス)

・「柔の決意
柔がとうとう本阿弥さやかとの対決を決意します。次巻での対決に期待が持てます。武蔵山高校の弱小柔道部の面々や不良キャラの須藤が登場したりストーリも面白いです。

・「ヤワラ
この頃は絵がかわいい。チンピラの須藤を、部員を鍛えてやっつけます。アニメがかわいくて自分は女の子が好きな男の子漫画が好きでヤワラは読みまし。最初のころ話しは気楽で絵もかわいいので好きですね。後半はスポコンになり絵もシャープになってかわいくないので最初の頃が好きですね。一巻ずつ感想を書くのは難しい。

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Yawara! (4) (ビッグコミックス)

・「勝てい
やわらちゃん、一度も負けないのって強すき。

・「男花園
この巻は主役は柔ではなく花園君率いる武蔵山高校の面々だと思います。中でも花園君が男を見せます。また、自分のことより他人ために頑張り、感動できる柔の姿も見逃せません。

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Yawara! (5) (ビッグコミックス)

・「ヤワラ
受験に励んだり、お母さんが帰ってきたり、ジュディと初めて本気で闘ったり、テレシコワが初登場したりします。この頃は絵がかわいい。アニメがかわいくて自分は女の子が好きな男の子漫画が好きでヤワラは読みまし。最初のころ話しは気楽で絵もかわいいので好きですね。後半はスポコンになり絵もシャープになってかわいくないので最初の頃が好きですね。一巻ずつ感想を書くのは難しい。

・「忙しい柔
柔道のライバルであるジョディの登場や、恋のライバルさやかとの衝突などの人間関係。また、受験など何かと忙しい柔です。さらなる強敵になるであろうテレシコワが興味深いです。本編とは関係ないですが裏表紙の滋悟郎じいちゃんの何かしら食べている絵がなんだか可愛いです。

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Happy! (1) (ビッグコミックス)

・「ガンバレ海野幸!!
 こんなに面白い漫画はない!!泣けるし笑えるし最高です!!この漫画を読むと、ああ、トレンディードラマも面白いよなぁ~と本気で思ってしまうほどの面白さ。キャラ最高、ストーリー最高!で言うことなしの娯楽漫画!

・「海野幸かわいいなぁ
まぁ人気ない理由はなんとなく分かりますよ。ストーリーもベタだし。だけど海野幸かわいいじゃねぇか!海野幸に惚れ込むことが出来ればこの漫画は楽しめること間違いなし!!最後に涙すること間違いなし!!

・「YAWARA!に恋愛の要素、男女の性(さが)をプラスした作品
僕はYAWARA!も大好きだけど、このHAPPY!はYAWARA!では使われなかった深い描写が使われていて、浦沢先生の進化が窺える。何も考えずに読めるシンプルなストーリー、キャラの立った登場人物、ところどころに顔を出すギャグ要素、一見ベタなスポ根ものだけど、実際はかなり熟考して作りこまれた話で、それが最終巻でピークを迎える。気がついたら僕は作品の中にいた。そしてボロボロと泣いていた。

浦沢作品の中では評価の低い本作品だが、斜に構えずに読めばめちゃくちゃ面白い。YAWARA!の二番煎じでは無いと断言する。

・「テニスものですが、それだけじゃないんですよ!
これはテニスを舞台にしたお話です。

でも、ただのスポーツものとはぜんぜん違いますよ。とにかくストーリーが面白くって、最後には話がどんどんと大きくなっていきます。「えーっ!こんなに大きな話になるのー!」というくらい、最後はとても盛り上がります。そして、本当に感動してしまいます。わたしは思わず涙ぐんでしまいました。

ぜひ、みなさんにもこの感動を味わってもらいたいなと思いました。おすすめですよ!!

浦沢直樹の作品では、ほかにも「モンスター」や「20世紀少年」がおすすめです。

・「……
 一応テニスマンガということですが、それはどうも違うように思います。本格ではありません。本格テニスマンガと言っても、私は羅川真里茂の「しゃにむにGO」ぐらいしか思い当たりませんが、それとくらべても一目瞭然です。むしろ、二億五千万の借金を抱えた少女がテニスを使ってお金を返す、そしてそのまわりでわきおこるコメディー的要素を楽しむマンガなのではないかな、と思います。 しかし、この人のやっているギャグ部分というのは高橋留美子に近いように思います。こういうやりかたでは高橋留美子には勝てないと思います。浦沢直樹はこれ以降「Monster」や「二十世紀少年」などのミステリ・サスペンスを軸としたマンガにシフトチェンジしていきますが、まったくもって成功だったと思います。 じゅうぶんおもしろく、最後は感動もするでしょうが、私は浦沢直樹としてはこれ以降のマンガがおすすめです。

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Happy! (2) (ビッグコミックス)

・「ノリ弁当・・・
ふーん、柔道の次はテニスねえ・・・などと思いながらなんとなく読んでた私が最初に深いインパクトを与えられて、最後まできちんと読み続けるきっかけになった2巻です。いまだにこの漫画というとノリ弁を思い出します

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Happy! (3) (ビッグコミックス)

・「かわいそうすぎる
魔球を覚えたり、悪徳代理人にサインさせられたりします。一巻がかわいくて面白くてつい読んでしました。しかしあまりにもかわいそうで、蝶子は悪いやつすぎで見ていて辛いです。もう少し明るく、かわいく、気楽な、話を書いて欲しかったですね。一巻ずつ感想を書くのは難しいですね。

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Happy! (4) (ビッグコミックス)

・「カワイイ!
主人公の海野幸ちゃんがカワイイ!

兄が作った借金を返すため、テニスで賞金を得ることを考えるが、いろいろな障害続出!しかしそれにもめげず、ひたすらがんばる幸ちゃんに感動。

私のベスト1のマンガです。

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Happy! (5) (ビッグコミックス)

・「かわいそうすぎる
魔球の癖を蝶子に見破られたり、審判の誤審されたりして賞金250万を稼ぎます。一巻がかわいくて面白くてつい読んでしました。しかしあまりにもかわいそうで、蝶子は悪いやつすぎで見ていて辛いです。もう少し明るく、かわいく、気楽な、話を書いて欲しかったですね。一巻ずつ感想を書くのは難しいですね。

Happy! (5) (ビッグコミックス) (詳細)

20世紀少年―本格科学冒険漫画 (1) (ビッグコミックス)

・「おもしろすぎ!
何か最初は話が全然見えてこなくて、ただ淡々と進んでいくだけなのですが、話が進むにつれ物語はとんでもないことになっていきます。恐らくこの1巻だけではまだ話が分からないと思うので、最低でも5~6巻までは読んでみるのをお勧めします。

またこの漫画、場面によって非常に昭和チックな雰囲気を醸し出しており、特にお父さん世代の人達にしか分からないような内容も多々出てきます。が、決して知らない人達にはつまらないなんてことは無く、そこを誰にでも「興味深く見せる」ということができるのが、この作者のすごい所でもあると思います。

この漫画には数多くの謎がでてきます。やっと謎が解けたのに、今度はまた新しい謎が生まれる・・・といった繰り返しです。恐らくこの漫画ほど、「真相が知りたい!」という漫画は無いでしょう。

いい意味で、読者を裏切ってくれる漫画です。

・「一気読みおすすめです
この作品の時代より少し遅い世代に生まれました。女の子だった私ですがやっぱり小学校の大きなつつじの木の中に「基地」を作って色んな物を持ち込んだり、近所の男の子達と怪獣ごっこでギャーギャーツと叫びながら遊んだり。気弱な大人しい子もいたし、勝ち気な子も、リーダー的な子も賢かった子も。でも自分が当時どんなことを言っていたりクラスの全員とか何処で何をしたかなんてもう覚えてないというか忘れたのではないでしょうか。

そんな私達のように子供の頃の夢にほど遠く大人になったケンヂと幼なじみ達が近所でおきた大学教授一家失踪事件をきっかけに子供の頃に作り上げたマークを掲げる謎の団体「ともだち」の恐ろしい陰謀に巻き込まれてゆく、、巻き込まれなければいけなかった。なぜなら「ともだち」の陰謀はまさにケンヂの子供の頃に考えた世界破滅の計画通りに進められていたからー。それは仲良しのグループでしかわからない事、、。

ほんとうに面白い!これは小説にも負けない、もしくはそれ以上の話とおまけに絵までついてます。「モンスター」でもそうでしたが、この漫画は先が読めず先走って2、3ページパラパラと思わず覗き見してしまうほどよく練り上げられています。時代も著者の時代なのでしょうか、それとも経験をまじえているのでしょうか、読者と共感できるようになっているし、「ともだち」のやり方もジワジワと反撃の感情を削いでしまうような恐怖がありケンヂ達のような昭和のヒーローのかけらもないごく平凡な大人達数人で勝てるのだろうかと読む方も何だか不安にさせてくれます。

まとめ買いするか一気に読んでしまわないととても1巻ずつゆっくり読むなんて、私にはですが、できないと思います。まだほんの5巻ぐらいまでですが最新刊までまとめてなんて考えてます。それにしても「ともだち」はいったい誰?あいつかもこいつかもと漫画でありながら推理です。

・「止まらない、、、
夜中だったので一巻だけ読んで寝ようと思いました。が、無理でした、、、MONSTERを読んでいたので浦沢作品の魔力は知っていましたが、まさかここまでとは、、、この一巻だけでは何も始まってはいない。何が目的なのかもわからないが、確実に何かすごいことが始まるのを感じる。今までなんで読んでいなかったのか一巻にして後悔しました。とにかく読んでみてください!!この作品をこれ以上語るのは無理です!!

・「まずはスタート
作者は1960年生まれということですから、千里の万博当時は10歳、小学4年か5年でその当時の思い出と、その少し上の世代つまりその当時大学生くらいの人間がのめりこんだニューロック世代(ジミ・ヘン、ジャニス、ジム・モリソン・・)の行く末がどうなっていったのだろうという思惑と1995年のオウムの事件がきっかけとなって構想が始まったのではないかと勝手に想像しております。秘密基地、作りましたね。洞穴・・魅力的な時代です。まずはここからスタートですが、5巻あたりまで一気に読まれることをお勧めいたします。ミステリーであり、団塊の世代への鎮魂歌でもあり、一つ一つの小ストーリーに人生があり、人物人物にもまた夫々の人生があります。こういう作家は珍しいですね。特にイントロからぐぐっと引き込んでいくときの勢いは超一流です。今なら一気に20巻までいってしまうかも。

・「オススメします
なんか もぅ浦沢先生はヒドいですね学生のお財布を考えてください只今、財政難ですしかし、友達に金借りてまでも買ってしまいます面白すぎ

20世紀少年―本格科学冒険漫画 (1) (ビッグコミックス) (詳細)

20世紀少年―本格科学冒険漫画 (2) (ビッグコミックス)

・「おもしろそう!
まだ、一、二巻しか買って読んでないが、もう期待大です。今後の展開に。謎が謎を呼ぶ。そして個人的には憧れのある60年代のことが少しでていて楽しめた。とにかく続きがすぐに読みたくなった!

・「我々の時代を代弁する劇画家
私は、浦沢直樹氏の大ファンである。『パイナップル・アーミー』に出会った頃から、氏の作品を深く愛して来たが、『20世紀少年』を単行本で読み始めたのはつい最近の事で、この作品の深さに感嘆して居る。この作品を読むと、浦沢直樹氏の感性の鋭さ、幅広い教養、そして、自らの少年時代に対する思ひの深さを感じずに居られない。私は、浦沢直樹氏の名が、私達の時代を代弁するスポークスマンとして日本の文化史に残る事を確信して居る。

(西岡昌紀・内科医/『マルコポーロ』廃刊事件から13年目の日に)

・「ユキジの登場
本作の特徴のひとつに、主人公たちがすごした60年代後半から70年代の子ども時代が鮮やかに再現されていることだろう。その扱いが絶妙。本巻はいよいよ「ともだち」を中心とした団体の暗躍がケンジの前にあらわれてくる。だんだんと登場人物もそろい、この巻ではヒロイン「ユキジ」が登場。

また行方不明になっているケンヂの姉の思い出も描かれる・・・。またまた敷かれた伏線・・・。

・「ともだち
“ともだち”の全貌が見えつつあるのか?それとも謎が深まりつつあるのか?今までにない、とても読み応えのあるコミック。浦沢直樹の世界に引きずり込まれます。

・「ついに正体をあらわし始めた「ともだち」
 いま2巻目を読み終えました。少年時代の女友達ユキジの活躍によって、次第に「ともだち」の正体が現れてきます。と同時にホームレスの預言者の登場により、ドンキーの死の真実、そしてケンジの役割もおぼろげながら判明してきます。何というすばらしい話運びでしょう。彼はこの世界の終末を防ぐことができるのでしょうか。コミックと知りつつケンジにエールを送りたくなる2巻目です。中年男性、がんばれ!

20世紀少年―本格科学冒険漫画 (2) (ビッグコミックス) (詳細)

パイナップルARMY (Operation 1) (小学館文庫)

・「ヒューマニズムとサスペンスに溢れた傑作処女短編集
浦沢氏の記念すべき処女短編集。第一話の「インストラクター豪士」が「ビッグ・コミック」に掲載され、好評だったため、シリーズ物となったもの。元傭兵を主人公とするという着想外の設定の中、豪士を中心とするヒューマニズム、豪士の経験から来る戦闘シーンのサスペンスが絶妙なバランスを保っており、娯楽作品として最高のレベルを誇っている。

豪士は依頼人に対して厳しい。それは豪士自身が戦闘の中で何度も生死の境を潜って来て、命の尊さを身を持って知っているからである。依頼人の命を大切にしているからこそ、厳しく訓練するのである。そして、「オレは手を出さないぞ」と言う割には、必ず命を張って依頼人を助けるのである。戦闘のプロとしての冷徹な面と、生まれ持った人の良さ(ウサギのラビちゃんが良い例)とがバランス良く巧みに描かれ、読む者の目頭を熱くする。また、第一話から最終話「五人の軍隊」に至るまで、豪士を中心とする少人数の不利なメンバが強大な敵を打ち負かして行くという爽快感も味わえる。

浦沢氏はこの後も多くの佳作を発表しているが、私は本シリーズが一番好きである。本レビューを書く前、ちょっと見直しただけでも目頭が熱くなってしまった。浦沢氏が持つ漫画家としての資質を如何なく発揮した傑作処女短編集。

・「原作・作画の妙とはこれか
浦沢直樹の作品では最も気に入っている作品。著者の「MASTERキートン」は少々長く、また「MONSTEAR」はややシリアス寄りである。その点ストーリーの長さ・内容共に非常にバランスが取れている。また戦闘インストラクターである主人公ジェド・豪士が関わる事件の数々において時に非情であっても失われる事のない力強さ。それは浦沢作品の主人公では最もプロを感じさせる。 そして作品が進み、ストーリーに熱がこもるにつれて上手くなってゆく作画を見れば、浦沢直樹が最も成長し、脂の乗った作品である事は疑いがない。この作品は工藤かずや・浦沢直樹の良い意味での共同作業である。

・「依頼人ごとのドラマが非常に良くできている
傭兵あがりで護身術のインストラクターである主人公のクールになりきれない行動も良いし、傭兵仲間同士の連帯感も小気味よい。でも何よりも魅力的なのは、主人公に護身術を依頼してくる人々だ。

依頼人それぞれの依頼理由やその結末は日本的な情緒がありすぎると言えるかもしれないけれど、浦沢直樹の親しみのあるまじめな画風と相まって、非常に上質なドラマに仕上がっている作品だと思う。

「ゴルゴ13」並みの政治背景や武器解説もあるのにそれが重くない、「裂けた旅券」のように主人公中心のコメディータッチな部分があるわけでもない。良いバランスの上に成り立つ作品だ。

・「ラビちゃん投げちゃったァ!
「第一話/インストラクター豪士」には笑いました。特にあの末っ子が良いです…。「ラビちゃん投げちゃったァ!」は僕にとってどんな名文句にも勝ります。

・「「キートン」の原型として非常に興味深い内容の理系スペシャリスト「ジュド・豪士」!
「キートン」の原型として興味深い作品。「キートン」が文系のプロなら「ジュド・豪士」は理系のプロと書くと分かりやすいか。

画はキートンほど洗練されておらず「ぎこちない印象」は拭えないものの、基本的には「キートン」同様1話完結の「ストーリー」で読ませる作品。そこに「歴史」「紛争」「軍隊」というキートンよりは狭い枠内に的を搾った専門知識の味付けがなされていて十二分に楽しめる作品に仕上がっている。

好きなエピソードは「聖者現る」。マフィアの幹部だった男が組織の追っ手から逃れて田舎の村に牧師として住み付き、希望を失い「生きる屍」と化していた村人と村を勇気付け甦らせていく話。読後の満足感が何とも言えない。

パイナップルARMY (Operation 1) (小学館文庫) (詳細)

パイナップルARMY (Operation 2) (小学館文庫)

・「作者と豪士に余裕
シリーズ第二作。一作目の「五人の軍隊」のような大仕掛けの物語こそないものの、一作々々丹念に描かれている。作者も豪士も余裕が出てきたようだ。豪士はすっかり"その筋"の有名人として定着している。若い女性の依頼に弱い豪士が微笑ましい。全体に小刻みなユーモアを散りばめているのも本作の特徴。ニカラグラなどの中南米問題を取り上げ始めたのも特徴で、アメリカが如何に自国の利益のために中南米諸国に介入したか、原作の工藤氏も良く国際情勢を押さえている。

依頼人に厳しい訓練を施した上、「オレは訓練だけで、後はオマエ達がやれ」と突き放しながら、結局は体を張って最後まで依頼人を守る豪士の姿は相変わらず泣かせる。男が惚れる男である。本作中ではレギュラーと言っても良いハリデー准将が出て来る「火曜日の老兵」が印象的。かつての恩ある上官の家庭問題、義理の息子の機密問題を絡ませて完成度の高い作品。ハリデー准将がイイ味を出している。タイトル作「白の追跡者」は異色作。豪士の活躍ぶりは相変わらずだが、戦争が兵隊に与える深遠な心の傷を犯人像の中に描いて秀逸。

元傭兵を主人公にするという思い切った設定の本シリーズだが、本作では凄腕の"インストラクター"豪士が強調されており、むしろ「白の追跡者」の犯人に戦争の傷を見る。豪士が依頼人の訓練を厳しくするのは戦争の傷の反映なのだが、豪士の胸の内は読者が納得していれば良いと言う意味か。作者も読者と豪士との関係を分かり合ったものとして描いているようだ。文句なく楽しめる快作。

・「ドッグ・ウォッチ
爆弾処理犬アーサーの最後の悲しげな目がとても印象に残った。

・「「権力の横暴」に豪士が怒りの鉄槌!
 「フォルショー通りの決闘」とてもテンポがよくって面白かった!特にラストシーンの豪士は西部劇に出てくるガンマンのようで…いやー格好良い事。男にほれられる男ってあんな人なんでしょうね。一度でいいから、あんな事言ってみたいけど…(ムリだろうな)。

パイナップルARMY (Operation 2) (小学館文庫) (詳細)

パイナップルARMY (Operation 3) (小学館文庫)

・「バラエティに富んで増々充実
シリーズ第三作。元傭兵と言う豪士のキャラクターもすっかり定着し、本作はバラエティに富んだ魅力ある作品に仕上がっている。

「フォルショー通りの決闘」はパリの娼婦達とDSTの闘いを描いて爽快。闘いの合い間に、普段はライバル同士の娼婦グループの連帯を挟んであるのも巧妙。それにしても、豪士はこうした女性達に良くモテる。「1979年の栄光」は豪士が傭兵を辞めた理由が明らかにされる貴重な作品。傭兵という存在の儚さも上手く描かれている。「シャルロットの贈り物」は軽めの作品。お嬢様にもモテる豪士が羨ましい。「ドッグ・ウォッチ」は本作中でと言うより、シリーズを代表する作品。豪士の"戦友"、爆発物検出犬アーサーの高潔な姿には涙を誘われる。「フリードリッヒの狼」は仕掛けの奇抜さで闘いの面白さを感じさせる、本作では珍しい作品。「カシードラルの遺産」は大人になってからも続く幼馴染の争いを描いて楽しい。

こうして見てもラインアップがバラエティに富んでいる事に感心する。深刻な戦闘ものから、笑いを誘う軽いストーリーまで自在に描き分ける作者の手腕は卓越している。文句なく楽しめる快作。

・「やっぱり楽しい
高校生の時に始めて読んで興奮しました。久しぶりに手にとってみると、やっぱり今読んでも楽しかった。イギリスSASの元隊員で現在は護身術のインストラクターをしている日系人が主人公で、さまざまな顧客からの依頼をこなしていく短編集。依頼の種類が多岐に渡っていて面白い(個人的復習や探偵的な仕事、国家的危機への対処などもろもろ)。ショートショートのように短い話もあれば、複数回に渡って続く長い話もあり、シリアスなものからコメディタッチのものまで、いろいろな感触の話を楽しめる。セリフや背景説明がとても多いですが、それがまたこのマンガの楽しみでもあります。

・「ゴルゴ13と比べて
このマンガはゴルゴ13の元傭兵バージョンと思った。基本的に短編集。MONSTERを読んで浦沢ワールドに感銘を受け、昔パラパラとしか読んでなかった本作品をマジメに読み返した俺の感想としてはこんなもん。主人公がインパクト弱い。バトルフィールドに生きる男のヤバさみたいなものがあまり伝わって来ない。なんか普通の体育会系のいいお兄ちゃんみたいなキャラだし。それならゴルゴ13の寂獏とした世界観の方が俺的にはいいな。テロリズムを扱った作品という意味で着眼点は面白いんだけども、アメリカ政府を軍人たちがクーデターしようとしたりする話とかは正直リアリティーが感じられなかったな。

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