Night Dreamer (詳細)
Wayne Shorter(アーティスト)
「コンセプトアルバムの元祖かも。」「もう夢見心地にさせられる」「ブラックナイルすばらしい。」「BN初リーダー作品に懸ける意気込みは怒気迫るほどです」
JuJu (詳細)
Wayne Shorter(アーティスト)
Speak No Evil (詳細)
Wayne Shorter(アーティスト)
「ショーターの世界が凝縮された逸品 ブルーノートの代表作」「ジャズとしてのショーター」「ショーターの代表作」「マスト.アイテム」「ショーターだからできたこの世界。」
Empyrean Isles (詳細)
Herbie Hancock(アーティスト)
「過激でスリルに富んだ最良の新主流派ジャズ」「主役はフレディ」「新主流派からの脱却を目指すハンコック」「Happy in RVG&cheep!」「聴き応えのある一枚」
処女航海 (詳細)
ハービー・ハンコック(アーティスト), フレディ・ハバード(演奏), ジョージ・コールマン(演奏), ロン・カーター(演奏), トニー・ウィリアムス(演奏)
「日常を離れて、ブルーで特別なひと時を」「冒険の始まり。ただ水平線には蜃気楼が・・・」「処女航海は60年代新主流派ジャズの船出の象徴」
エヴォルーション (詳細)
グレシャン・モンカー3世(アーティスト), ボビー・ハッチャーソン(演奏), ボブ・クレンショー(演奏), リー・モーガン(演奏), グレシャン・モンカーIII(演奏), ジャッキー・マクリーン(演奏), アンソニー・ウィリアムス(演奏)
Some Other Stuff (詳細)
Grachan Moncur III(アーティスト)
バスラ (詳細)
ピート・ラロカ(アーティスト), ジョー・ヘンダーソン(演奏), スティーヴ・キューン(演奏), スワロウ(演奏)
「異能の天才ドラマーの初リーダー作」
Happenings (詳細)
Bobby Hutcherson(アーティスト)
「ヴァイヴの美しさに聞き惚れる」
アウト・トゥ・ランチ (詳細)
エリック・ドルフィー(アーティスト), フレディ・ハバード(演奏), ボビー・ハッチャーソン(演奏), リチャード・デイヴィス(演奏), トニー・ウィリアムス(演奏)
「自由な、あまりに自由な音楽だぞー」「新しい響きを求めて」「時空を越えたモダン・アート。」「音楽って自由でなくちゃ」「刹那の狂気」
Brown Sugar (詳細)
Freddie Roach(アーティスト)
Idle Moments (詳細)
Grant Green(アーティスト)
「グラントグリーンのジャンゴは最高!」「ただただ美しい。選曲もいい」「ヴィブラフォンっていいよね!」
I Want to Hold Your Hand (詳細)
Grant Green(アーティスト)
「グリーンの最高傑作のひとつ」「ジャケットの女性は誰?」「ビートルズ以外の曲がいい」「テナーを加えて切なく」「恐るべきイージーリスニング・ジャズ」
ザ・ファントム (詳細)
デューク・ピアソン(アーティスト), ジェリー・ドジオン(演奏), サム・ブラウン(演奏), アル・ガーファ(演奏), ボビー・ハッチャーソン(演奏), ボブ・クランショウ(演奏), ミッキー・ロッカー(演奏), パタート・ヴァルデス(演奏)
「刺激的なのに知性的」
ハウ・インセンシティヴ (詳細)
デューク・ピアソン(アーティスト), フローラ・プリム(アーティスト), アンディ・ベイ(アーティスト), ニューヨーク・グループ・シンガーズ・ビッグ・バンド(アーティスト), ドリオ・フェレイラ(演奏), ベベト・ホセ・ソーザ(演奏), アル・ガーファ(演奏), ミッキー・ローカー(演奏), ボブ・クランショウ(演奏), アイアート・モレイラ(演奏)
Page One (詳細)
Joe Henderson(アーティスト)
「新主流派の実力テナーによる会心のリーダーアルバム」「かっこいい不良っぽさ」「新主流派の実力テナーによる会心のリーダーアルバム」「「ブルー・ボッサ」の美しさよ」「「ブルー・ボッサ」の美しさよ」
In 'n Out (詳細)
Joe Henderson(アーティスト)
Inner Urge (詳細)
Joe Henderson(アーティスト)
「元祖モーダルテナー」「ブルーノート屈指の完成度」「ジョーヘンのうずき」「60年代中盤の傑作」
Grass Roots (詳細)
Andrew Hill(アーティスト)
「hill流ジャズロック」「決して名盤ではないが、抜群の聞きやすさ」
イースタリー・ウィンズ (詳細)
ジャック・ウィルソン(アーティスト), リー・モーガン(演奏), ジャッキー・マクリーン(演奏), ガーネット・ブラウン(演奏), ボブ・クランショウ(演奏), ビリー・ヒギンズ(演奏)
ウナ・マス (詳細)
ケニー・ドーハム(アーティスト), ブッチ・ウォーレン(演奏), ハービー・ハンコック(演奏), ジョー・ヘンダーソン(演奏), トニー・ウィリアムス(演奏)
「もう一回!」
Let 'em Roll (詳細)
John Patton(アーティスト)
「Big John Patton!!!!!!!!!!!!」「クールさが素敵なオルガンジャズ」「サイドメンの方が有名ですけど・・・」「素敵」「佳作」
Down Home Style (詳細)
Jack McDuff(アーティスト)
「コレ一番!」
ジャズ・フュージョン>アーティスト別>V-Z>Wayne Shorter
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Custom Stores>By Labels>ジャズ・フュージョン>Blue Note
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Custom Stores>By Formats>輸入盤>Jazz>Post-bop>Sax
ジャズ・フュージョン>アーティスト別>G-I>Herbie Hancock
・「コンセプトアルバムの元祖かも。」
ショーターのブールーノートの第1作目にしてこの完成度…。「…生きとし生ける者すべてにやってくる審判~」といったコンセプトを持った、ジャケを含めプログレを先取りしたような内容の名盤!!素晴らしい曲の中ショーターはもちろんですが、特にモーガンのプレイも光っています。この金属的できらびやかなトランペットのサウンドが雰囲気にぴったりで、暖かいハバードの音よりここではモーガンが適役で良かったと思います。個人的には次の『Juju』よりもこちらがより好きで、ブルーノート時代を代表するアルバムと思います。『Speak No Evil』も素晴らしいですが、こっちがいくらか解りやすくショーター1枚目には人に薦めやすいです。…それにつけてもやっぱRVGエディションは音が良い!!1500シリーズは音がフラットでもどかしい。ピアノトリオとかなら良いかもね。
・「もう夢見心地にさせられる」
アタマのタイトル曲のイントロのピアノソロからいきなり持って行かれてしまった。知的で叙情的的なマッコイがリスナーのイマジネーションをいたく刺激する。つづいて登場するエルヴィンのドラムスが変拍子のワルツでボトムを支える。そこに加わる主役ショーターのテナーと準主役モーガンのトランペットがユニゾンでメロディを歌い上げる。背筋がぞくぞくするほどに美しくスリリングな瞬間だ。テナーソロに移ると、身悶えするようにショーターがリリカルかつ激しくブローする。どこか性的な昂揚を刺激される程にセクシーでもある。モーガンのパワフルで刹那的なトランペットも曲を盛り上げる。もうどこか別世界にトリップしたこのようだ。2曲目からのOriental Folk Song, Virgo, Black Nileも同様にリリカルで力強いバラッドだ。甘い料理を引き立てるには少量の塩が必要だという。そんなしまった甘さがある。ウェイン・ショーターはブルーノートに多くの傑作を残した。Speak No Evil, Juju, Adam's Apple, Schizopherenia, etc... ショーターワールドが満開になる前の、微妙なバランスの上に成立するまだ少し青い?テナーのリリカルな世界にただただウットリするだけだ。
・「ブラックナイルすばらしい。」
すばらしい。ショーターでは一番好きです。エルビンがすばらしい。マッコイがすばらしい。そしてリーモーガンまでいる。ブラックナイルのリーモーガン最高です。この盤がもっともっとたくさんの人に聞かれて、ショーターのファンが増えてほしいです。
・「BN初リーダー作品に懸ける意気込みは怒気迫るほどです」
アート・ブレイキー&ジャズメッセンジャーズ在籍時の1964年、「ウェイニング・モーメンツ」以来2年間のインターバルを空けて満を持して発表したのがこのソロアルバムである。
ジャズメッセンジャーズでの気心の知れた同僚リー・モーガンに、ジョン・コルトレーンバンドのリズム隊を加えた完全無欠のゴールデンメンバーで臨んだこのアルバムは、全てオリジナル曲で構成されている。
リー・モーガンとのハーモニゼーション、怒気迫るウェイン・ショーターのソロ、そして熱く走るマッコイ・タイナーのフィンガーテクニック。
息をするのを忘れる緊張の連続に「Charcoal Blues」といった箸休めのような曲も用意されている。
一曲一曲素晴らしくまた個性の強い曲でありながら、アルバム全体としてのバランスも良い文字通りの名盤である。
trumpet : Lee Morgan tenor sax : Wayne Shorterpiano : McCoy Tyner bass : Reginald Workman drums : Elvin Jones
・「ショーターの世界が凝縮された逸品 ブルーノートの代表作」
ビー・ジェイ・レコードでデビューを果たしたウェイン・ショーターが自己の世界を確立していく姿をたどるならば、一連のブルーノートの録音を聞くのが定番だろう。ブレイキー、マイルスといった名伯楽に見出され、コルトレーンという巨星を目指しつつも、独自の路線を模索するスリリングな成長の過程を見ることができるからである。またマイルス、コルトレーンらモード開拓者世代から受け継ぎ、さらに洗練されたモードジャズを追求したショーターだが、同様に新主流派と目されたハンコックとのコラボレーションも大きな魅力である。後にVSOPなどで70~80年代のジャズ・シーンをリードした二人の協調がすでにはっきりとした形で凝縮されている。ショーターのダークでやや硬質なテナーのトーンは、コルトレーンの影響を受けてはいるものの、一味違った新しさを持っている。ロリンズにも、ゴードンにも、ましてや凡百の50年代バッパー達にはもち得ないモダニズムがこめられているのだ。このアルバムのもう一つの魅力はジャケットのデザインである。ブルーのモノクロ写真とツートンになった上部の白にくっきりと刻印されたルージュのキスマーク。なんとも衝撃的でしゃれている。音楽の内容もビジュアルもハードボイルド・ロマンチシズムというジャズの本質を伝えているように感じる。この時期のショーターの音楽を聴くのに一番しっくりとくる時間帯は深夜、あるいは夜明け前だと思うのだが、これは人それぞれかな。
・「ジャズとしてのショーター」
ショーターの作品では一番好きです。力が抜け、ゆっくり考えるときに流すと、いろんなことが整理できます。傑作ぞろいの1960年代の中でも、名作コルトレーン・カルテット群と肩を並べるこのアルバムによって、ジャズとしてのショーターの魅力に目覚めました。
・「ショーターの代表作」
ショーター・カルテット来日しましたね(2004年2月)。70を超えても相変わらず元気そうで、ファンとしては有難いことです。しかしショーターについて語られる時、何で日本では『JuJu』や『Night Dreamer』の方が、このアルバムより先にくるのかは、私には分かりません。2つとも無論5っ星ですが、ショーターの決定打はやはりこの『Speak no Evil』れでしょう。同時期のマイルス・コンボの一連の作品はもちろん凄いですが、あれは天才プレーヤーばかりが集まった、レアル・マドリーのサッカーみたいな作品群です。その背後にある方法論・アプローチがより明確に打ち出されているのは、ショーターのこのアルバムだと思います。サッカーで言うと、アーセナルとかデポルティーボのコンパクトで機能美にあふれたサッカーの楽しさ・美しさです(って自分で書いていても、良く分からない説明)。ジャズに非日常的なカタルシスを求める人は、マイルス・コンボやコルトレーンの方を好むのかもしれません。しかし個人的に日常的に聞くのは、このアルバムや『Adam's Apple』、『Schizophrenia』、それにハービー・ハンコックの『Maiden Voyage』、『Empyrean Isles』といった作品の方です。
・「マスト.アイテム」
ウェインのこの時期のBNのアルバム群はどれも捨てがたい魅力を持つものである。その中でも本作はもっとも素晴らしいものではないかと思う。アルバム全体に通底する魅惑的な黒さ、何時聴いても飽きることがない。というか、聴く度に何故か違って聞こえるような気がするのだ。70年代に向かってウェインの音楽はどんどんアブストラクトになっていくのだが、そういう気配を見せつつ、そうした資質と彼のメロディメーカーとしての本領が実にいいバランスになっていること、そうした彼の音楽を良く理解している最良のミュージシャンを揃えたことが、このアルバムを素晴らしいものにしていると思う。エルヴィン.ジョーンズの仕事が素晴らしい。もしこのアルバムのドラムが他の彼のアルバムのようにジョ-.チェンバースだったらこの雰囲気は出ない。隙のない名盤だと思います。60年代のいわゆる新主流派といわれていたタイプの音楽が好きな方ならば、これは絶対持っているのではないか、と思われます。ていうか持っていないのが信じられない。そういうアルバムです。
・「ショーターだからできたこの世界。」
ショーターで一番好きなのは、ナイトドリーマーなのですが、一番好きだとかえってなかなか聞かなかったりします。wild flowerをエンリコピエラヌンツイがカバーしていてこの盤を聞くようになったらこの盤のよさもジワジワとしみてきました。やはりショーターだからこのゾクゾクとする世界が出せているのではないでしょうか。
・「過激でスリルに富んだ最良の新主流派ジャズ」
60年代前半のブルーノートは数々の新鋭を抱え、その誰もがリーダーになりうるセッションを数多く記録した。それぞれ重要で才能のきらめきを感じさせるものばかりだが、ハービー・ハンコックの本アルバムはその中でも突出したすばらしいできばえである。珍しくワンホーンという編成だが、フロント務めるフレディ・ハバードが彼の長いキャリアでも最高のプレイを聴かせてくれる。その新主流派的先進性と過激さ、楽器自体を鳴らす技術、エモーション、どれをとってもずば抜けている。このメンバーは翌年、テナー・サックスのジョージ・コールマンを加え傑作の誉れ高いハンコックの「処女航海」をリリースする。だが、ハバードに関して言えばその時の演奏よりもこちらの方が数段優れ、スリリングだと思う。中でもCantaloupe Island がファンキーな味わいで有名だが、僕としてはむしろ生きのいいOne Finger Snap にハバードの真髄を見た。ハンコックの多才で変転めまぐるしい音楽キャリアの中ではそれほど目立ったアルバムではないが、溌剌としたメンバーの清新なプレイゆえ真に新主流派のきらめきを感じさせる最良の内容だといえよう。
・「主役はフレディ」
Maiden VoyageやSpeak Like a Childの影に隠れがちだけど、これは傑作。US3がカバーしたからカンタロープばっかり言われるけど、実は全編聴きどころだらけ。曲のカッコ良さもさることながら、一人フロントを張るフレディ.ハバードのプレイが素晴らしさが特筆モノです。ある意味あっけらかんとしたプレイなんだけど、リー.モーガンやマイルスではこういう空気は絶対作れない。全編で聴かれる彼の流麗なソロとハービーのラインとの親和性がいい感じの一体感を醸成しているのでしょうか。オルタネイト.テイクもなんでオクラか分からない素晴らしい出来。ラッパを吹いている人はぶっ飛ばされること必至の一枚。
・「新主流派からの脱却を目指すハンコック」
意味が良く分からないタイトルに、不思議な写真のジャケカバー。これでカンタロープアイランドが入ってなければ、このCDを買う気にさせる要素は少ない。"Empyrean Isles"とは「天空の小島」という意味で、ジャケはハワイのヒナツボ火山噴火の写真?本作では今までの新主流派を代表するブルーノートのハンコックから、より深遠なフリージャズっぽいアプローチがされていて、カンタロープ以外の曲の演奏時間も長い。繰り返し聴いていくとハンコックの意図が見えてくるのだが、そこに至るまである程度の時間を要する曲が多い。見事に大噴火するフレディハバードのトランペットを除いては、今までのハンコックと比べるといささか内容的にも難しいジャズで、とまどう人もいるかもしれない。でもじっくり聴けば新主流派からより深遠で完成されたジャズの到達点を目指すハンコックが見える仕掛けとなっているのがうれしい。大志を抱いた若き日のハービーの意欲作だ。ウォーターメロンマンの改作カンタロープアイランド以外の曲を聴かないのはすごく勿体ない。
・「Happy in RVG&cheep!」
About this album, you can refer Amazon.co.jp explanationand other reviewers.Not so much things remain I want say.I would like to say that I appreciate "The Egg"This tune is a free improvisation which is the most captiveI ever heard.We are happy to be able to listen to this album in RVG editionand such cheep price. If you don't have,you'd better to get itnow. Don't miss it!
・「聴き応えのある一枚」
1964年の作品。
このカルテットの演奏には思わず息を潜めてしまう緊張感がある。それぞれの楽器が活き活きとしていて、全体に躍動的であり、フレディーの演奏は熱い。フェードアウトがとても心地よい。 スピード感のある"ONE FINGER SNAP"、ロン・カーターのベースが全体を引き締める"OLILOQUI VALLEY"。スリリングな展開の中で少し息を抜けるのが"CANTALOUPE ISLAND"。Us3によってカヴァー(サンプリング)されたことでも有名な曲。Hip-Hop。 強烈なアドリブとテーマ、抑揚のきいた展開の"THE EGG"。
聴き応えのある一枚。 ジャケットのデザインはもちろんREID MILES。文句無し!
●処女航海
・「日常を離れて、ブルーで特別なひと時を」
Jazzのカッコ好さを味わえる1枚。60年代に入り、blackなJazzから少し抜け出した、知的なカッコ好さは、このアルバムならでは。
ゆったりと音が伸びていく感覚に身を委ねれば、日常とは異なった時間が流れているように感じる。Cool Strattin', Something Elseなどの名盤とは少し違って、ブルーと表現するのがシックリと来る。前者のBlackな感じとは、どことなく違うのだ。
聴いている自分が、大人で、知的で、それでいて何処か陰りもある、味わい深い人生を生きているように感じてくる。”これこそJazzだ”と、私は思う。他のジャンルの音楽を聴いて、得られる時間とは違った質の時間を手に入れられる。
何回も何回も聴き返しても、しばらく経てば、この時間に戻って来たくなる。そんなアルバムです。
・「冒険の始まり。ただ水平線には蜃気楼が・・・」
Herbie Hancock(piano), Freddie Hubbard(trumpet), George Coleman(tenor sax),Ron Carter(bass), Tony Williams(drums) 1965年3月17日録音
これほど言葉で表現するのが難しいアルバムはないだろう。サウンド云々を抜けばイメージとしてはマイルス・デイヴィスのカインド・オブ・ブルーを聞いたときのような印象を受ける。それは初めて聞いて、ああ綺麗だな、美しいなと思う。そしてよくわからないのでまた聞く。ああ綺麗だな、美しいなと感じる。この一枚もそれと似ていて、本当に何回聞いても綺麗で美しいとゆう感情が湧いてきて、いつまでたっても、つかみどころがないような気がする。モダン・ジャズ期、特に新主流派などと呼ばれる作品群の中には、こうゆう不思議な魅力をもった作品がチラホラと出てくる。この一枚もそんなジャズらしさを凌駕してしまうほどの世界が繰り広げられる。
1曲目「Maiden Voyage」から壮大でドラマチックな世界に惹きこまれます。ハンコックの紡ぎだす魅惑的な音色がたまらなく美しいね。そして[2],[3],[4],[5]と、それぞれにそれぞれのドラマがあって、すべてを聞いたときそこに夢想的な世界が構築される感じだ。休日なんかに朝から晩までかけて、じっくり、ゆっくりと聞き込みたい作品だ。
メンバーはお馴染みのメンツだが、ここでの頑張りはジョージ・コールマンとロン・カーターかなぁ。包み込むように優しく大きいテナーの音色がピッタリと嵌るし、ベースもカーターじゃなきゃ、ここまで心地よい空間はできなかっただろう。
何々ジャズ云々とか、ここのソロがあーだ、こーだとかじゃなく、もっとスケールの大きい一つの芸術作品として薦めたい一枚。
・「処女航海は60年代新主流派ジャズの船出の象徴」
マイルス・コンボに在籍中の若手ピアニスト、ハービー・ハンコックがリリースした60年代ジャズの進路を示した快作。ジャズにありがちな恋や愛の歌ものも黒人の苦しみをプロテストする叫びからも無縁なアウトドア感覚とでもいえそうなタイトルである。マイルス・コンボのトランペットをF・ハバードに変えただけのメンバーだが、マイルス色は一掃され、さわやかで新鮮なモーダルな編曲とアドリブが展開されている。Maiden Voyageはまさに船出のイメージをもった曲だが、おそらくこの新しさは60年代新主流派ジャズの進出の象徴にもなったはずである。The Eye Of The Hurricaneのすさまじさ、Dolphin Danceの楽しさなどきき所がいっぱいである。惜しむらくは録音に迫力がなく、コールマン、ハバードといいソロをとっているのにか細い音に聞こえる。しかし、コールマンのフレーズは実に新鮮だ。マイルス・コンボでも健闘しているが、ハンコックのコンセプションにマッチしている。音色の豪快さには欠けるが、もっと評価されていいサックス・プレイヤーだ。
●バスラ
・「異能の天才ドラマーの初リーダー作」
モダンジャズにおけるドラムの役割は非常に大きいが、意外にもドラマーのリーダーアルバムは少なく、またリーダーになるジャズマンも限られている。そもそも有能なドラマーは数多くのセッションに兼任して参加しており、ホーン奏者ほどの数も陣容も不要で、むしろ実力者に演奏機会が集中してしまう。50年代から60年代にかけてブレイキー、アートー・テイラー、フィリー・ジョー・ジョーンズ、マックス・ローチ、エルビン・ジョーンズ、といったおなじみの顔ぶれがジャズドラム界を支配していたといっていい。その中で登場したピート・ラロカは少し後でデビューした天才トニー・ウイリアムスらとともに新しい時代を予感させる新世代のドラマーであり、新主流派を数多く擁していたブルーノートの中で独特の役割を果たした。この初リーダー作も、ジョー・ヘンダーソンという重量級テナーとスティーブ・キューンというこれまた才能あふれるピアニストらを共演者にラテンや中東のムードをモーダルかつポリリズミックな手法でユニークな世界に仕立てている。ラロカは自身のオリジナル曲3曲披露し作曲の面でも才能を発揮している。個人的にはスタンダードナンバー、レイジー・アフタヌーンやベーシスト、スティーブ・スワローのオリジナル、エイダーダウンが気に入っている。70年代には引退し弁護士になったという知性派だが繊細でしかも野生的なオリジナリティを発揮した天才肌ドラマーとして記憶に残る存在であった。97年に復帰したと聞くが現在はどうしているのだろう。
・「ヴァイヴの美しさに聞き惚れる」
ジャズメンには、この一曲というものがある。たとえばマイルスだったら「カインド・オブ・ブルー」ビル・エヴァンスだったら「ワルツ・フォー・デビー」。ヴァイヴのボビー・ハッチャーソンだったらこの「処女航海」だ。ハービー・ハンコックも参加しているが、ハンコックの「処女航海」のアルバムより、このアルバムのほうが上。ハチャーソンのヴァイヴの美しさにただ聴き惚れるだけだ(松本敏之)
・「自由な、あまりに自由な音楽だぞー」
めったにない完璧なアルバム。個人的には、J・コルトレーンの「至上の愛」、O・コールマンの「ゴールデン・サークルVOL.1」と共に60年代フリー系3大アルバムの一枚。
そしてもっとも自由なアルバム。他の2枚はリーダーのサックスとリズムの主従関係がはっきりしているのに対して、本作はメンバー全員がのびのびと、対等にやりあっている。
さらには色彩感が強烈。バスクラ、フルート、およびアルトを持ち替えるリーダーに、閃光のやうなアクセントを加えるのがハッチャーソンのヴァイブとウィリアムスのドラムス。もちろんデイヴィスのベースとハバードのトランペットも十二分の存在感を示す。
なぜかモノーラルミックスの、このRVGリマスターCDの音質も凄い。オリジナルモノーラルアナログ盤にわずかにおよばないものの、国内盤の紙ジャケのステレオ盤よりははるかに良い音です。買い替える価値は十分にあります。
・「新しい響きを求めて」
当時は前衛ジャズと言ってたかな。メロディを追っかけるのは難しいけど、響きのおもしろさに浸ればよし。当時のジャズメンは「何か新しいサウンドを」「何かおもしろいことはないか」を必死に追求していたのがよくわかります。特にボビー・ハッチャーソンのバイブの響きにそれを感じます。鉄腕アトムの主題歌の出だしのバイブの音を思い出します。ちょっと不安定で何かぞくぞくする音。未来を予感させる音なんですね。よくこのアルバムを「フリーの一歩手前まできた新主流派」とか言われてますが、最初その言葉の意味すらわかりませんでした。響きの新しさにてっきりフリーじゃないの?と思ってました。でも、よく聴くとジャズの典型的な様式、テーマ→アドリブ→テーマを踏まえています。メロディ追いかけにくいと言いましたが結構頭に残ります。うちの奥さんが最後の曲口ずさんでたので「このCDのタイトル昼食中」と教えるとすかさず「こんなんご飯時にかかってると吐くで」言い返されました。確かにランチのBGM向きではありません。ルディ・ヴァン・ゲルダー24ビットリマスターの効果は絶大なので、買うときはRVG盤と確認して買うようにしてください。
・「時空を越えたモダン・アート。」
ジャズに特に興味が無いほうがいいくらい。ジャズという言葉からナイト・クラブ・ミュージックの匂いを想像する人は聞かないほうがいいと思う。
エリック・ドルフィーは完全に自分のオリジナルな「声」と「言葉」を持ったプレーヤーであり、特にこのBlueNoteの作品はジャケットのデザインのちょっとシュールなカッコよさと音楽のカッコよさが見事に一致している。
フリー・ジャズという言葉と一緒に語られることも多いが、過去の時代の鎖を断ち切れないこの言葉とは全然無関係にこの音はモダンであり、アートとして完成している。 ほんのちょっと難しい顔をして海外小説でも読むときにでも。
・「音楽って自由でなくちゃ」
めったにない完璧なアルバム。個人的には、J・コルトレーンの「至上の愛」、O・コールマンの「ゴールデン・サークルVOL.1」と共に60年代フリー系3大アルバムの一枚。
そしてもっとも自由なアルバム。他の2枚はリーダーのサックスとリズムの主従関係がはっきりしているのに対して、本作はメンバー全員がのびのびと、対等にやりあっている。
さらには色彩感が強烈。バスクラ、フルート、およびアルトを持ち替えるリーダーに、閃光のやうなアクセントを加えるのがハッチャーソンのヴァイブとウィリアムスのドラムス。もちろんデイヴィスのベースとハバードのトランペットも十二分の存在感を示す。
・「刹那の狂気」
奇跡のアンサンブル。どいつもこいつもスゴイけど、特にトニーウィリアムスのドラムが、もう。炸裂。爆裂。一瞬の閃光。不意をつかれてハートに突き刺さる。
・「グラントグリーンのジャンゴは最高!」
グラント・グリーンのアルバムはこのアイドルモーメンツがはじめて聴いたアルバムです。1曲目のジャンゴの渋さ、奥深さ、誰にも真似できないと思います。以前のジャンゴのオルタネートテイクス入りのCDもでましたのでグリーンを知りたい方にはゼッタイ御奨めです。ブルージーで独特な単音針飛びフレーズを嘆能して下さい。ジャケットも渋い!
・「ただただ美しい。選曲もいい」
表題曲はデューク・パールソンの作曲のアイドル・モーメンツ、「空っぽな時間」。甘ったるい曲だ。という人もいるが、口ずさみたくなるような美しい曲だ。なぜかグラント・グリーン以外のミュージシャンが演奏しているのを聴いたことがない。MJQのジョン・ルイスがジプシー出身のギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトに捧げた「ジャンゴ」も美しい。グリーンはブルーノートに数々のアルバムを残しているが、選曲のよさ、ちょっとブルージーで甘いグリーンのギター・プレーの最骨頂はこのアルバムにある。ジャケットも例のブルーノート調でいいね。(松本敏之)
・「ヴィブラフォンっていいよね!」
グラント・グリーン(g)、ジョー・ヘンダーソン(ts)、ボビー・ハッチャーソン(vibes)、デューク・ピアソン(p)、ボブ・クランショウ(b)、アル・ヘアウッド(ds)。
グリーン名義だが、とりわけ目立ってるのはヴィブラフォンのハッチャーソン。全編に亘ってその独特な響きが美しい一枚です。まずオープニングを飾る「アイドル・モーメンツ」は、ムード歌謡曲でも始まったのかと思わせるスローで、なんとも力の抜けた曲。グリーンのセクシーなフレーズに聞き惚れてると眠くなったりしてくるが、そこでハッチャーソンのヴァイブが気持ちよく起こしてくれます。次は打って変わってアップテンポの「ジャン・デ・フルール」だが、軽い疾走感溢れるアンサンブルに、グリーンのシンプルなソロ、ヘンダーソンのメリハリ効いた語り口、ヴァイブの気持ちいいスピード感と軽妙な1曲。名曲「ジャンゴ」と「ノマド」はバランス良く綺麗に仕上げられているが、やはりヴァイブの美しい響きが一際目立つなあ。
このアルバムに関してはグリーンはシンプルなプレイに徹していて、やはりハッチャーソンのディープなプレイ、ポップなプレイと唸らされる出来栄えかな。ヴィブラフォンという楽器の魅力を存分に味わえる秀作です。
・「グリーンの最高傑作のひとつ」
ブルースフィーリング溢れるプレイでブルーノートデビューしたグリーンだが、1963年から65年にかけて新主流派との競演を繰り返す。エルヴィン、ラリーヤング、マッコイといった猛者たちと、Talkin AboutやSolid、Matadorなどの傑作を残している(とはいえ、グリーンのギタースタイル自体はほとんど変わっていないのだが。)
本作「抱きしめたい」も、そういった流れの後半にレコーディングされた作品である。
まず、選曲が非常にバリエーションに富んだものとなっているのも特徴だ。当時流行したビートルズやボサノヴァを積極的に取れいれようとする姿勢が見える。グリーンは他のアルバムでも、パーカーナンバーからカントリー、JBナンバーなど多彩なタイプの曲を演奏している。おそらく人がやっているものをすぐ取り入れたがる性格だったのだろう。
全体的には、グリーンの作品の中では地味な印象を受ける。しかしよく聴けば、これはグリーンの魅力がたっぷり詰まった、全く隙のない傑作であることがわかる。
まず一曲目のタイトルナンバーが素晴らしい。くつろいだ雰囲気の中で、グリーンはその肉感的なトーンでシンプルなフレーズを次々に繰り出している。ギターの弦がフレットに触って音が詰まっていてもお構いなし、それさえ魅力的に聞こえる。モブレーも全盛期こそ過ぎているが、よく歌ったいいソロをとっている。
二曲目のスピークロウではエルヴィンを含めたメンバー全員が疾走し、三曲目、六曲目のスタンダードでもグリーンは充実したソロを聞かせる。
注目したいのは五曲目の「何か素敵なことが起こりそうな予感」。あまり取り上げられることのない曲だが、これぞジャズギタリスト、グラントグリーンというソロが聴ける。いい意味で力の抜けた演奏で、シンプルだが全く無駄がない。
コマーシャルな作品と言われることの多い本作だが、グリーンの魅力を余すところなく伝えてくれる、愛すべき傑作である。
ジャケットも素晴らしいではないですか。
・「ジャケットの女性は誰?」
このCDの1曲目(及びタイトル)は、そうですビートルズのあの「抱きしめたい」のカバーです。タイトル曲の他にもスピーク・ロウ、ステラ…、コルコヴァドなどスタンダード満載でジャズ初心者の方にもお奨めですよ。編成はオルガンが入ってて、エルビンがドラム叩いててけっこうゴリゴリしてるかなぁ、と思われるかもしれませんがどちらかといえば、むしろポップで聴きやすい一枚です。なにしろグリーンの軽めであったかいギタープレイに中量級代表選手モブレーの優しいテナーですから肩の力が抜けた作品(もちろん良い意味で)になってるのも納得です。「クッキー食べながらコーヒー」みたいなイージーリスニングでも全然OK。日曜日の午後なんかにリラックスして聴きたい一枚です。のんびりできて5つ星。ところでジャケットの女性は誰なんでしょう?無国籍なお顔立ちですが…
・「ビートルズ以外の曲がいい」
1965年の録音だから、ボサノヴァやビートルズがはやりだした頃の録音である。ジャズナンバー以外あまり演奏しないグラント・グリーンにしては珍しくポピュラー(ビートルズナンバー)の「抱きしめたい」とボサノヴァ(アントニオ・カルロス・ジョビン)の「コルコバード」を演奏している。1曲目の「抱きしめたい」はおずおずという感じで演奏しているが、2曲目のゴリゴリのジャズ・ナンバー「スピーク・ロウ」になると水を得た魚のようだ。ハンク・モブレー(テナーサックス)、ラリー・ヤング(オルガン)などのサイドメンたちも好調。しかし、なぜビートルズナンバーとボサノヴァをそれぞれ1曲ずつこのアルバムに入れたのだろうか。残りの曲はスタンダードナンバーばかりなのに・・・。アルフレッド・ライオン(ブルーノートの創立者、当時の社主にしてプロデューサー)が売れ線をねらって「おい、グラント、ビートルズもけっこういい曲を作るぜ。売れると、少しはおまえの生活も楽になるんじゃない。」と言って制作したのだろうか?売れたのかもしれないが、出来は表題曲の「抱きしめたい」以外のスタンダードのほうがいい。しかし全体の出来はグリーンの一連のブルーノート盤の中でもトップクラスだ。買って絶対に損はない。(松本敏之)
・「テナーを加えて切なく」
「Talkin' About」のグリーン(gt)+ラリーヤング(org)+エルヴィンジョーンズ(ds)のユニットはどうやら応用範囲が広いぞ、今度はテナーサックスを加えて甘く切ないコテコテをやってみよう。イヤーン、やっぱりいいじゃないの。そんな感じです。
ハンクモブレーという、有名なんだか地味なんだか何とも切ない人が組合わさるあたり、絶妙だなあと思ってしまう。ひとつくらいモブレーの曲があったらもっと格調高くなったのではないかと思います。とはいえ、ユルいのがこのアルバムの魅力。
表題曲はビートルズ。
・「恐るべきイージーリスニング・ジャズ」
ジャケットの女性が女房に似てるという理由だけで「ジャケ買い」しました。ポピュラーソングばかりでお堅いジャズファンは眉をしかめるかもしれませんが、そこは腐ってもブルーノートです。リラックスしたムードの中にグリーン特有のツボを心得た音数の少ないギターが見事にマッチして何度聴いても疲れない極上のイージーリスニングジャズに仕上がってますね。モブレーのモゴモゴとした東北弁のようなテナーも健在です。休日の午後、お気に入りの本を片手にコーヒーでもすすりながら聴きたい一枚です。
・「刺激的なのに知性的」
刺激的であると同時に、知性的である。この両者が、これほどの高レベルで表現されることは難しい。刺激に走れば、粗野になる。一方で理知に走れば、感情が込められない冷たい音楽になる。両立させたところにDuke Pearsonのセンスと知性を感じる。しかも、彼の他のアルバムと比べても、刺激的なところがずば抜けて良い。最高の一枚である。
フルートのJerry Dodgionは情熱的な音色が特色。vibraphoneのBobby Hutchersonは前衛音楽にも傾倒した人である。やはり熱く、音が力強い。この2人を揃えたから、熱の入った演奏となった。さらにリズムがエキゾチック。彼自身が「今までよりもエキゾチックな音楽を試したかった。様々なムードに光を当てながら」(ライナーノート)と狙った通り。曲毎に多彩なリズムや雰囲気でありながら、どれも情熱的な音楽になっている。
一方で知的な響きに、Pearsonの特質を感じる。これは他のアルバムでも聴かれる通りで、裏切らない。彼以外のメンバーも皆、演奏レベルが高く余裕が感じられる。巧みに抑えて演奏するところに、知性を感じる。
知的労働で疲れた後に、頭をリフレッシュするのに格好の音楽だ。刺激的でありながら、知的だから、思考で凝り固まった脳が刺激され、少しずつほぐれる。濃いコーヒーでも飲みながらだと、爽快になる。知性と刺激がよく融和した、素晴らしいアルバムである。
・「新主流派の実力テナーによる会心のリーダーアルバム」
ハード・バップからモードへの転換期にデビューしたジョン・ヘンダーソンはウェイン・ショーターらとともにポスト・コルトレーンの1番手として期待され数多くのセッションにも参加している。密度があり、ダークで重厚なサウンドとモードを完全に自己のオリジナリティにまで高めたフレージングは他の追随を許さず、本家のコルトレーン以上にメロディアスで創造性豊かなソロを展開した。システマティックで歌心を持ったモーダルなアドリブは、60年代の新主流派のジャズに大きな貢献をし、競演者たちにも影響を及ぼした。ブルー・ボッサが有名だが、リコーダ・ミーにおける見事な語り口はすでに名人芸の域に達しており、当時やはり売り出し中であったチャールス・ロイドなどと比べると月とスッポンといえるほどのイマジネーションの差がある。僕自身1997年にニューヨークのブルーノートで生演奏を聴いたことがある。音の太さに反して、思ったより小柄なヘンダーソンではあったが、衰えを知らぬ演奏のパワーのすごさに圧倒された。彼自身の経歴としては、共演者としての印象が強いので、やや割を食っている感もあるが、もっと評価しなければならないミュージシャンの一人だといえよう。
・「かっこいい不良っぽさ」
この作品の内容はジャケットに象徴されています。全体はモノクロで、冷たいコンクリートに寄りかかりヒップなスーツを着たワルっぽいジョーヘン。こういうの「かっこいい」と思ってしまうんです、僕は。
・「新主流派の実力テナーによる会心のリーダーアルバム」
ハード・バップからモードへの転換期にデビューしたジョン・ヘンダーソンはウェイン・ショーターらとともにポスト・コルトレーンの1番手として期待され数多くのセッションにも参加している。密度があり、ダークで重厚なサウンドとモードを完全に自己のオリジナリティにまで高めたフレージングは他の追随を許さず、本家のコルトレーン以上にメロディアスで創造性豊かなソロを展開した。システマティックで歌心を持ったモーダルなアドリブは、60年代の新主流派のジャズに大きな貢献をし、競演者たちにも影響を及ぼした。ブルー・ボッサが有名だが、リコーダ・ミーにおける見事な語り口はすでに名人芸の域に達しており、当時やはり売り出し中であったチャールス・ロイドなどと比べると月とスッポンといえるほどのイマジネーションの差がある。僕自身1997年にニューヨークのブルーノートで生演奏を聴いたことがある。音の太さに反して、思ったより小柄なヘンダーソンではあったが、衰えを知らぬ演奏のパワーのすごさに圧倒された。彼自身の経歴としては、共演者としての印象が強いので、やや割を食っている感もあるが、もっと評価しなければならないミュージシャンの一人だといえよう。
・「「ブルー・ボッサ」の美しさよ」
1963年録音。ジャズの名曲中の名曲、ケニー・ドーハム作曲の「ブルーボッサ」の初演。「トランペットはもちろんケニー・ドーハム。テナーサックスはジョー・ヘンダーソン。コルトレーン楽団に加わる前の若きマッコイ・タイナーの演奏も悪くない。ブルー・ボッサはスタン・ゲッツやマンハッタン・ジャズ・クインテットなど、多くのジャズメンが演奏している美しい曲だ。ブルー・ボッサ以外にヘンダーソンのオリジナル「アウト・オブ・ナイト」などもごきげん。60年代前半の黒人の「濃い」ジャズにうっとり。名手ルディー・ヴァン・ゲルダーの録音、リマスターも最高。(松本敏之)
・「「ブルー・ボッサ」の美しさよ」
1963年録音。ジャズの名曲中の名曲、ケニー・ドーハム作曲の「ブルーボッサ」の初演。「トランペットはもちろんケニー・ドーハム。テナーサックスはジョー・ヘンダーソン。コルトレーン楽団に加わる前の若きマッコイ・タイナーの演奏も悪くない。ブルー・ボッサはスタン・ゲッツやマンハッタン・ジャズ・クインテットなど、多くのジャズメンが演奏している美しい曲だ。ブルー・ボッサ以外にヘンダーソンのオリジナル「アウト・オブ・ナイト」などもごきげん。60年代前半の黒人の「濃い」ジャズにうっとり。名手ルディー・ヴァン・ゲルダーの録音、リマスターも最高。
・「元祖モーダルテナー」
JOE HENDERSON(ts) McCOY TYNER(p) BOB CRANSHAW(b) ELVIN JONES(ds)
ジョーヘンとコルトレーンカルテットの二人の共演作。べースが違うが、この二人とテナーのワンホーンのアルバムというと、同年のウェイン・ショーターの『JUJU』が印象に残る。ジョーヘンは公式アルバムには記録されていないが、一時期はマイルスのところでウェインとの2テナーで演奏をしていたことがある。マイルスが起用するぐらいだから、当時から評価は高かった。しかし一般的には、(晩年は再評価気運が高まったが)人気グループに所属することがなかったため、過小評価を受けていたと言えるだろう。だが、ジョーヘンのブルーノートでの諸作を聴くと、今聴いても全然古さを感じない、一流のプレイヤーであることが分かる。あのモーダルなオリジナル曲とフレージング。(コルトレーンのアトランティック時代の曲をジョーヘンなりに発展させた感じ。ショーターも同じ影響下にあったと思うが、曲もフレーズも異なっているのが面白い。)やはり持って生まれた個性がある。当時はジョージ・コールマンのような、同じコルトレーン派でも、上手いんだがイマイチ個性がないというプレイヤーが多かったのではなかろうか。この時代では、やはりショーターとジョーヘンがずば抜けている。
さて、そんなジョーヘンのテナーをたっぷり楽しめるワンホーンアルバムが本作。ジョーヘンのオリジナル「インナーアージ」で幕を明ける。単当直入にカッコいい。また、スタンダードの「ナイト・アンド・デイ」を演っているが、こんなにしびれる「ナイト・アンド・デイ」は聴いたことがない。出だしのリズムアレンジでいきなりやられてしまう。コルトレーンが「夜は千の眼を持つ」をモーダルに処理して演奏したが、それと同じ方法論である。マッコイのソロも快調。エルヴィンも煽りまくる。この一曲のために買っても損はないだろう。
本作が気に入った方には、兄弟アルバムともいえる、ジョーヘン、マッコイ、エルヴィンの3人にベースをロン・カーター変えた、マッコイのリーダーアルバム『ザ・リアル・マッコイ』もお薦めする。
・「ブルーノート屈指の完成度」
ジャケット(クール!)、演奏、メンバー、選曲と全てが高水準の完成度に達した1964年の傑作です。マッコイ・タイナーの端麗なピアノ、堅実ボブ・クランショウのベース、そしてバンドの温度調節を一手に握るエルヴィン・ジョーンズのドラム。この三人に押されて、ヘンダーソンのダークでハードボイルドなテナーが躍動します。「Inner Urge」「Isotope」といった彼のオリジナルから、暗い美しさに満ちたバラード「You know I care」、そして「Night and Day」ではモード手法でスタンダードを痛快に料理。この緩急自在な選曲も絶妙ですね。エルヴィン・ジョーンズがいれば大体が傑作になるんですけれど、このアルバムはジョー・ヘンダーソンの代表作だけに止まらず、60年代ブルーノートを代表する名作の一つだと思います。
・「ジョーヘンのうずき」
内なる衝動ですか・・・まさにジョーヘンの内なる衝動をダイレクトに聴ける作品ではないでしょうか?躍動するエルヴィンのDrums、力強いボブのBass、バンドにメリハリをつけるマッコイのPiano。その中でジョーヘンが自由に暴れまわっております。
正直エルヴィンを聴きたくて買ったのですが期待以上にぶっ飛んでます。
緊張感は1曲目から最後まで途切れることなく、こんなに緩急をつけた演奏は珍しいのでは?
・「60年代中盤の傑作」
本アルバムのリーダーはジョー・ヘンダーソン(ts)であるが、影の主役はマッコイ・タイナー(p)であろう。マッコイのアルバム「リアル・マッコイ」にピンときた人には本アルバムもお薦めである。エルビン・ジョーンズ(ds)のバッキングも全曲を通じて素晴らしい。マッコイ、エルビンというコルトレーンのリズム・セクションに支えられ、ジョー・ヘンダーソンが自由奔放にサックスがウナらせる。個性的なミュージシャンが集まったセッションであるが、不思議と調和が取られ、全曲において完成度が高い。一曲目のタイトル曲INNER URGEのテーマを聞いた時点であっという間にノックアウトされてしまうアルバムだ。
・「hill流ジャズロック」
録音は68年8月で、元々は“grass roots”というlee morganとbooker ervinの2管をフロントに配した作品(5曲収録)であり、hillがこの時代を反映したソウルフルなジャズロックに徹するという異色な作品でした。
・「決して名盤ではないが、抜群の聞きやすさ」
ブルーノート時代の作品の中で、ヒル独特の陰鬱な感じが最もうすいですが、そのかわり、とても聞きやすいです。
ヒル信奉者には物足りないかもしれませんが、「Judgement」や「smokestack」でヒルの宇宙からはじきとばされた人にも、これならば大丈夫(もちろんヒル初心者にも)。
おまけで、Woody Shaw(tp), Frank Mitchell(ts),Jimmy Ponder(g)Reggie Workman(b),Idris Muhammad(ds)という、ちょっと意外なメンツとのセッションが5曲入っていますが、これまた、すばらしい(聞きやすいという意味)。Mira,Soul Special,Love Nocturneが楽しい。入手困難なのが、残念。
・「もう一回!」
タイトルの「ウナ・マス」("UNA MAS")とは、英語で"ONCE MORE"、日本語だと「もう一回」という意味です。タイトル曲では一旦演奏が終わったところで、"U~NA MAS"という掛け声とともにまた演奏が始まります。ドーハムにしては珍しくラテン風の明るいアルバムです。それが許せないという人もいますが、とても楽しいアルバムです。マイルス・バンド参加以前のハービー・ハンコックやトニー・ウイリアムスが参加していて、遠慮がちに演奏を楽しんでいるのが伝わってきます。きっとこのバンドでメンバー紹介で名前を呼ばれたりしたら、二人とも照れ笑いして答えたでしょう。
・「Big John Patton!!!!!!!!!!!!」
ジョン・パットン(org)、グラント・グリーン(g)、ボビー・ハッチャーソン(vibes)、オーティス・フィンチ(ds)。
間違いなくビッグ・ジョン・パットンの最高傑作で、いわゆるソウル・ジャズの中でも上位に食い込む力作ですよ。グリーンのブルージーなギタープレイに、ヴィブラフォンのハッチャーソンのモーダルな演奏、パットンの、これ以上ないソウルフルな弾きっぷりと、もう堪らないよ本当に!と思わせる空間が広がります。変に色をつけ加えないフィンチのシャープでスマートなドラミングもまさにソウル。何といってもタイトル・トラックの「Let 'Em Roll」の気持ち良さったらないが、他も質が高く、「Latona」と「The Shadow Of Your Smile」なんかは、ゆ〜ったりとした曲調が体は弛緩させるんだけど、要所要所のグルーヴィなプレイで脳はドライヴしまくり。思わずニヤリとさせるキャッチーな「Turnaround」や、グリーンの歯切れのいい高速バッキングが見事な「Jakey」など聴かせてくれます。そしてラストの「One Step Ahead」なんかは泣きが入ってるね・・・これぞソウル。
通して聞いてみて踊りたくなるような感覚でもない、リラックスした感じでもない、不思議な空間にプカプカ浮いてるような何とも形容できないけど心地いい一枚。
ジャケットも最高にイケてるが、内容はそれ以上ですよ!ありきたりなジャズ形式に飽きてる人なんかには最高に嵌まる作品じゃないかな。
・「クールさが素敵なオルガンジャズ」
重量感溢れるオルガンジャズだ。リーダーはJohn Patton(org),バックにGrant Green(g),Bobby Hutcherson(vib),Otis Finch(ds)のオルガンジャズのオールスターズが揃う。オルガンに絡むブルージーなグリーンのギターがジャージーな雰囲気を盛り上げる。徹底した後乗りリズムのフィンチのドラムスがシャッフルビートを強調する。これだけならば通常のノリノリコテコテジャズで終わる。だが本盤の特徴はビブラフォーンのハッチャーソンだ。彼のインテリジェンス溢れるバイブが知的な雰囲気を振りまき、上品さと深みを加えているのが良い。普通のハードバップファンの方でもこれはきっと気に入るはず。あと昔から有名なのは、赤を基調としたボディコンギャル?のジャケ。いいですねこれ、昔のディスコのお立ち台を思い出して好きです。
・「サイドメンの方が有名ですけど・・・」
ジャズ・オルガンといえば有名なのはジミー・スミスぐらいで、ジャズの中ではマイナーな存在です。バイオリンほどではないですけど・・・ジャズでオルガンといえば基本的にハモンド・オルガンの事を指しますので、もともと非常に狭いジャンルです。しかしエレピで有名なフェンダー・ローズがそれだけでジャンルにならなかった事を考えると、すごいことです。ジャズ・オルガンのアルバムって意外にはずれが少ないような気がします。当アルバムもそんな一枚です。リーダーのジョン・パットンよりサイドメンのグラント・グリーンやボビー・ハッチャーソンの方が有名なのがご愛嬌です。因みに、このジャケットの絵柄は有名ですね。それだけでも買ってもいいかも。
・「素敵」
いやぁ、素敵なジャケットじゃないですか。ブルーノートぽくない、パシフィックのようなネ。でもやっぱリード・マイルズなんだな。LPで欲しくなるね。うーむ。
この手の、ファンク・ジャズはあまり聞いてなかったので、私には新鮮でした。
でも、一番「ファンク」してるのは、我らがグランド・グリーン様。亜熱帯に吹く偏西風のようなバイブはボビー・ハッチャーソン様。オーティス・フィンチ様のクールなボサノバ風リムショットも特筆。
リーダーのジョン・パットン様は演奏に余り冴えは見られないけど、このアルバムの雰囲気を決定付けてるのは間違いないでしょう。三分の二の作曲はすべてパットン様。とくに二曲目の「ラトナ」はグランド様とのリフがカッコいい。「ザ・ターンアラウンド」は我らがハンク・モブレー様の作曲で、これも素敵。
2コードのアドリブ合戦。本当に「私には」新鮮。トランスしそう(笑)。
こういう「下位打線」も充実してるのが、ブルーノートの巨大さですね。
・「佳作」
名盤の類ではありませんが、普通にオルガン・ジャズを楽しむには結構良いです。
録音年は記載が有りませんが、ジャケットデザインや演奏のリズムパターンからして1960年代半ばの作品でしょう。
パットン(org)の他、グラント・グリーン(g)、ボビー・ハッチャーソン(vib)、オーティス・フィンチ(ds)録音:ルディ・ヴァン・ゲルダー
特にハイクオリティなマスタリングでもありませんが、音質も悪くないです。
定番どころを一通り聞いて、他に何かないかなー、と探してる人向け。
・「コレ一番!」
数多くあるマクダフの作品の中で一番お気に入りの作品である。メンフィスに行って録音したと言うこのアルバム。マクダフ以外のメンバーはほとんど無名であるがそんなのは気にならない。マクダフはそんな中のびのびと鳴らしている。シングルヒットとなったエレクトリックサーフボードをはじめキャッチーな曲が多くとても聴きやすい。
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