ビヨンド・スタンダード(初回限定盤)(DVD付) (詳細)
上原ひろみ~HIROMI’S SONICBLOOM(アーティスト)
「1st、2ndアルバムより「突撃弾きまくり度数」を下げてアレンジ重視でも」「やはりギターがいい!」「期待を超えて」「ヒューズ万歳!!」「向こう側が見えましたw」
バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音) (詳細)
グールド(グレン)(アーティスト), バッハ(作曲)
「賢者の回答、泣けるアリア!」「この曲のアクシスを変えた」「バッハの楽譜と対話しているピアノが安らぎを与えるアルバムです」「グールドのバッハ」「グールドがこのテンポで弾いた訳」
Concert by the Sea (詳細)
Erroll Garner(アーティスト)
「ノックアウト!」「カクテルピアノ」「ノックアウト!」「気分が晴れないときの「お薬」,」「気分が晴れないときの「お薬」,」
ハード・ノーマル・ダディ (詳細)
スクエアプッシャー(アーティスト)
「ダディ」「これ衝撃!やたらかっこいいやんけ~~~~」「感動的」
Waka/Jawaka (詳細)
Frank Zappa(アーティスト)
「ZAPPA初心者がZAPPA初心者に勧める1枚。」「ジョージ・デュークとの出会い」「ジャズ・ザッパ#2」「スティーヴ・ヴァイは忘れてくれ」「至福の音世界」
「Jeff Beck大好きです。」「言葉を失いました」「買ってしまった。とんでもないものだった。眠れない。」「カッコいいです」「ロックアルバム」
Steve Reich: Sextet; Six Marimbas (詳細)
Steve Reich(作曲), Manhattan Marimba Quartet(合奏), Nexus(合奏)
「自己模倣から脱することとは」「傑作2作の必聴盤」「演奏上も面白い。」
Ovalprocess (詳細)
Oval(アーティスト)
「単純=美」「ブラックボックスの中身を見た気分」「プロセスがアートなのだ」「アートワークも素敵です」
Two Against Nature (詳細)
Steely Dan(アーティスト)
「20年間をどう捉えるか」「20年ぶりだねスティーリー・ダン」「Jazz-Pop,Soft-Rock」「プレイフルで、いいですねー。」「デジタル版ガウチョ」
タイム・トゥ・ラヴ (詳細)
スティーヴィー・ワンダー(アーティスト), アイシャ・モーリス(アーティスト), インディア.アリー(アーティスト), キム・バレル(アーティスト)
「現在のStevie Wonder」「久々の力作!スティービーの才能は枯渇していなかった!」「現在のStevie Wonder」「再び最高傑作を世に放つ」「Bonus Trackダウンロードは4月末日まで!」
ナイト・トレイン (詳細)
オスカー・ピーターソン・トリオ(アーティスト)
グレン・グールド/バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年)の再創造~Zenph Re-Performance (詳細)
ゼンフ・スタジオ(アーティスト), バッハ(作曲)
「50年後の新たな衝撃」「グールドという現象はどこまで進化し続けるのか」「大変興味深い一枚」「面白い試み。持っていて損は無い。」「試みは面白いけど」
プリーズ・リクエスト (詳細)
オスカー・ピーターソン(アーティスト), レイ・ブラウン(演奏), エド・シグペン(演奏)
「雑誌でピアノトリオのベスト10をやれば必ず顔を出すアルバムです。」「We Get Requests」「ピアノトリオの大人気盤」「甦る歴史的名盤 プリーズリクエスト」「誰もが安らかになれるピアノトリオ」
コンサート・バイ・ザ・シー(期間限定盤) (詳細)
エロール・ガーナー(アーティスト), エディ・キャルホーン(演奏), デンジル・ベスト(演奏)
「気分が晴れないときの「お薬」 」
「サウンド・オブ・ミュージック」オリジナル・サウンドトラック レガシー・エディション (詳細)
サントラ(アーティスト), ロバート・ワイズ(アーティスト), リチャード・ロジャース(アーティスト), シャーミアン・カー(アーティスト)
「誰にでも勧められる名曲」「良いですよ」
ライヴ・フロム・ザ・ブルーノート (詳細)
チック・コリア・アコースティック・バンド(アーティスト), チック・コリア(演奏), ジョン・パティトゥッチ(演奏), ヴィニー・カリウタ(演奏)
「ヴィニー・カリウタの方がいいんじゃない」
リヴァー~ジョニ・ミッチェルへのオマージュ (詳細)
ハービー・ハンコック(アーティスト), レナード・コーエン(アーティスト), ノラ・ジョーンズ(アーティスト), ティナ・ターナー(アーティスト), コリーヌ・ベイリー・レイ(アーティスト), ジョニ・ミッチェル(アーティスト), ルシアーナ・ソウザ(アーティスト), ウェイン・ショーター(演奏), リオーネル・ルエケ(演奏), デイヴ・ホランド(演奏), ヴィニー・カリウタ(演奏)
「やったぜ!快挙だ。グラミー最優秀アルバム賞」「今年発表のジャズ作品の上位にランクされるだろう極上の作品」「ハービーさんありがとう☆…あるジョニファンより」「真剣に演ったね」「ハンコックの大ホームラン!」
モスクワ・ライヴ1986 (詳細)
ホロヴィッツ(ウラジミール)(アーティスト), ショパン(作曲), シューマン(作曲), モシュコウスキ(作曲), ラフマニノフ(作曲), スカルラッティ(作曲), モーツァルト(作曲), スクリャービン(作曲), シューベルト(作曲), リスト(作曲)
Roxy & Elsewhere (詳細)
Frank Zappa & the Mothers(アーティスト)
「ブルース・ファウラー万歳!」「ザッパの最高傑作の1枚。」「FZ◎」「マザーズ結成10周年記念ライブ・・・うねりまくりのグルーヴ感が凄い!!」「Those who loce monster movies love this live!」
・「1st、2ndアルバムより「突撃弾きまくり度数」を下げてアレンジ重視でも」
共演者、聴衆と演奏を共有する事が、楽しくってしょうがないと言いたげな、ハツラツピアノは当然健在。フューズ氏に賛否あるようですが、おそらくどのような共演者にとっても「異物」であるはずのこのギタリストを、あえて一定のレベルまで高まったスパイラルトリオに混ぜる事で、化学反応を期待しているのでは?もともとひろみ女史、自らのオリジナル曲に対して、作曲者としては当然納まりの良さをもとめるハズなのに、演奏者としての衝動で「揺らす」事で自作の新しい顔を作り出すところにも喜びを見出してるのでは?逆にフューズ以外にいくらでもいるはずの「合わせ上手なギタリスト」を加えたところで、ただ聞きやすいだけのスタンダード集になっちゃうだけだったカモ。他の誰でもない自分自身の音楽を産み出す為に、この人がはらっている注意深さはアルバム全体にゆきわたっています。片手で創造しつつもう片手で破壊するなんて並みの才覚ではできません。
・「やはりギターがいい!」
玄人好みのギターがたまらないってんでまたまた出てきたこのCD,たまたま寄った多摩のCDショプでまたまた買ってしまた。
最近の上原のCDにはなくてはならないこのギター・サウンドも、多分これで最後になるんでしょう。そんな予感をさせる不思議なCD。他の3人ともしっかり息の合ったこのギター、誰がなんと言おうと最高ですな。
おまけDVDの”タイム・ディファレンス”では、ギターが頑張っているのと比べて、今回のCDは明らかにピアノが勝っている。新婚のせいか?その成果?
君もボクも皆がよく知っているスタンダードを独断と偏見をまぜこぜにして、ここまでやってくれるのは聴いていて清清しいし、やはり楽しく「元気になるピアノ!」であることには、間違いがない。今回もザブトン5枚だらゥ。
・「期待を超えて」
2008年4月4日、サンフランシスコの演奏でこのアルバムから「上を向いて歩こう」と「月光」の2曲が演奏されました。もう完全にHiromiの曲になっていました。 「上を向いて歩こう」なんて感動物でしたよ(ある程度年齢が行っていないとここまで感動はしないだろうけど)。馴染みのあるメロディがどんどん変化して、ライブならではの超絶インタープレイ。 スタンダードだからといって容赦ないところがすばらしい。恐らく他の収録曲もすごいことになっているでしょう。
・「ヒューズ万歳!!」
前作ではあまり炸裂してなかったヒュージンスキーのプレイが、こんなにフューチャーされたアルバムを聞けて私は幸せです。彼のプレイスタイルはこれしかないので、ひろみさんもこれを期待してメンバーにしているはずです。特にレッドブーツでのバッキング、ソロともにたまりませんでした。賛否両論あるようですが、リーダーの存在を喰ってしまうようなヒュージンスキーをメンバーにしながら、きちっとリーダーアルバムを仕上げてしまったひろみさんに拍手喝采です。
・「向こう側が見えましたw」
前作の感想では賛否両論入り乱れていた事から考えると新作が Sonicbloom である事もきっと賛否両論になるのかなぁと思います。しかしこの「Beyond Standard」。前作で「否」側の感想を持った人も是非一度は聴いてみて欲しい作品だと思いました。
スタンダード集でありながらも「Beyond Standard」というタイトルが表すとおり独自の解釈・世界観を明確に打ち出している素晴らしいアルバムだと思います。それなのに全編に渡って「奇をてらった」という印象を受ける部分が全く無いのが不思議。
やはり作家・楽曲に対する敬意と愛情が込められているからなのでしょうか。分解・再構築する課程で緻密で複雑なアイディアを折り込みつつも原曲を深く理解し原曲の持っているエレメントを大切にしながら組み上げていった結果なのではないかと思います。
スタンダードというフレームがあることでむしろ上原ひろみさんの新たな側面が際だって見えてくる。そんな印象を持ちました。
早くライブで観てみたいです。
・「賢者の回答、泣けるアリア!」
55年版が超爽快な超々名演なら、この81年版はグールドの人生最後の回答でしょう。第30変奏におけるどうしようもない気分の高揚感は他の誰からも得られません。そして、続く最後のアリアは心を掴んで離さない。人生の最後にして、始まりへと回帰するような、これ以上慈しむことなど考えられないような愛情すら感じさせる。私はいつもは55年版を聴きますが、”どうしても”というときは81年版を聴きます。どちらもグールドであり、どちらも正しい。グールドの演奏の聴ける時代に生まれてよかったと心から思える究極の演奏。
・「この曲のアクシスを変えた」
販売当初(20年以上昔)のインパクトは凄かった。当時バロック音楽は古楽演奏がメジャーになりだした頃で、世話になっておいて悪いが、イ・ムジチやミュンヒンガーやパイヤールなんかは、全部詰らなく思えてきた頃で、まして、「ピアノで弾くバッハなんか」っていう感じだった。石丸電気の2号館でクラシックの階へ足を運んだ時、耳にしたのがこの演奏。当時何処の誰かも知らないままにすかさず買った。で、やがてCDになってからも買い揃えた。繰り返し部分は省略されているが長大な全曲を、一気呵成に弾き込んで、聴き手に時間を忘れさせ、外に出て歩いても、かすかに頭の中で鳴り出す、という小林秀雄まがいの怪しい体験までしてしまった。幾種類ものチェンバロの演奏を聞いていた筈なのに、それらは、当分聞くことはなくなってしまった。本当の「古楽演奏」とは、グールドの演奏かもしれない。ところで、グールドは何度かこの曲を演奏しているが、55年の最初の録音より、この盤のインパクトは凄かった。というより、この盤が話題になってから、逆に「思い出された」感じ。この盤は55年盤よりポリフォニックな面がかなり強く出ている。凄まじいスピード感と音符の一音一音が浮かび上がるかのような両手の力は神業で、同曲のみならず、ほかの多くのピアノ演奏を、過去のものへと追いやった感じさえした。ほかにザルツブルク音楽祭のライブ盤があるが、それはこの演奏と、55年盤の中間のような気がする。
・「バッハの楽譜と対話しているピアノが安らぎを与えるアルバムです」
81年録音の、グールド2回目の「ゴールドベルク変奏曲」です。1回目の55年録音のアルバムでデビューし、当アルバム録音の翌年、50歳の若さで急死してしまったことは、何かの因縁でしょうか。当アルバムですが、まるで生き急ぐかのような急テンポの55年盤に比べると、バッハの楽譜を慈しみ、対話するようなテンポになっています。ただ、その1音1音がはっきりと聞こえる滑らかなピアノは、得もいわれぬ安らぎを感じさせてくれます。55年盤と比べ、どちらが良いと云々するよりは、両方を揃え、その時の気分で、盤を変えたい、「バッハ弾きグールド」による名演奏です。
・「グールドのバッハ」
グールドのバッハは何か違う。バッハの譜面にのって演奏しているというよりも、グールドのオリジナルに聞こえてくる。神がかり的名演と思います。小生が自分の世界に入り込んで集中したい時に聞く名盤です。
・「グールドがこのテンポで弾いた訳」
グレンのゴールドベルク変奏曲は新録音(1981年)が旧録音(1955年)に比べてテンポが遅く、それに文句をつけている人もいるようですが、グレン自身旧録音を気に入ってはいなかったようです。その訳は、グレンの興味は対位法(作曲法の一つ)にあり、それをシッカリ聴かせたいので新録音のテンポを遅くしたと、彼自身が語っています。自分が聴き比べると、やはり新録音の方が落ち着いて聴けるし、バッハの書いた音符の一つ一つをジックリ聴いている気持ちもします。新録音と旧録音の共通点として、グレンのピアノタッチがまったく同じ事が挙げられます。テクニックが衰えたわけではないのです。やはり、ゴールドベルク変奏曲のどちらをまず買えばいいかというと、新録音の方が断然お勧めです。グレンが辿り着いた新境地を堪能できます。
・「ノックアウト!」
1曲目から完全にノックアウトされた。本当に素晴らしいアルバム。ライブ録音、ていう理由もあるだろうけれど、熱気や演奏者の想いがストレートに心に入ってくる。「Swingy」「Bluesy」だとかのありきたりな言葉で言い表せない、まさにジャズの真髄といってもいいアルバムである。心の底から、聴いてよかった!と思えます。
・「カクテルピアノ」
小難しいジャズと対岸にある心地よいジャズの代表格エロール・ガーナー。どんなお酒にもあう究極のおつまみである。洒落た気分を演出したい時、明るい雰囲気を演出したい時、このアルバム程ぴったりくるものはない。ミスティーこそ入っていないものの選曲も有名曲ばかり。リラックスした美しい旋律の波に漂って下さい。因みにこのCDが好きならジェラルド・ウイギンスの80日間世界一周やアーマッド・ジャマールなども好きかも。
・「ノックアウト!」
1曲目から完全にノックアウトされた。本当に素晴らしいアルバム。プレイヤーの熱気や想いがストレートに伝わってきて、聴いていると心がざわざわする。スウィンギー、とか、ブルージー、なんて言う言葉では言い表せない。私はこれぞ、ジャズの真髄だと思う。聴いて本当によかった、と思える名盤です!
・「気分が晴れないときの「お薬」,」
エロール・ガーナーと言えば、代表作はこの「コンサート・バイ・ザ・シー」。1955年の録音(ライブ)だから、もう半世紀も前のアルバムだ。とにかく明るく、そして軽い。まるで蝶がひらひらと舞っているような・・・・
明るい1曲目の「四月の思い出」はもちろん、4曲目の「枯葉」ですら明るいこと、5月の陽光のようだ。ただ、ガーナーの「演芸ピアノ」とも呼ばれるピアノのスタイル、好き嫌いがはっきり分かれるだろう。が、気が滅入った時、明るい気分にしてくれるこんなジャズはなかなかない。気分が晴れない時の「お薬」だ。一家の常備薬じゃなかった、一家に1枚エロール・ガーナー (松本敏之)
・「気分が晴れないときの「お薬」,」
エロール・ガーナーと言えば、代表作はこの「コンサート・バイ・ザ・シー」。1955年の録音(ライブ)だから、もう半世紀も前のアルバムだ。とにかく明るく、そして軽い。まるで蝶がひらひらと舞っているような・・・・
明るい1曲目の「四月の思い出」はもちろん、4曲目の「枯葉」ですら明るいこと、5月の陽光のようだ。ただ、ガーナーの「演芸ピアノ」とも呼ばれるピアノのスタイル、好き嫌いがはっきり分かれるだろう。が、気が滅入った時、明るい気分にしてくれるこんなジャズはなかなかない。気分が晴れない時の「お薬」だ。一家の常備薬じゃなかった、一家に1枚エロール・ガーナー (松本敏之)
・「ダディ」
2ndアルバム 『 HARD NORMAL DADDY 』 、おそらくスクエアプッシャーとしてはもっとも有名かつ定評のあるアルバムで、自分もスクエアプッシャーのアルバムとしてはコレが最初でした。 テクノや、とりわけドラムンベースという音楽は激しくてクールなイメージの強いジャンルですが、スクエアプッシャーの音楽は、時に切ないまでにメロディアスで叙情的です。
まずはブルース・リーの影が見える "COOPERS WORLD"。 初めて聴いたときは特に感慨もなく、むしろ変わった曲だぐらいにしか感じませんでした。 しかし魅力的な打ち込みと美しい旋律に取り憑かれましたね。 なかでも好きなのが "BEEP STREET" の低温なシーケンスの美しさや "MALE PILL PART 13" のような機械的なリズムと、急転して後半の感情あらわにしたグルーヴ感との対比の美しさが、自分の待つ常識を覆してくれました。
・「これ衝撃!やたらかっこいいやんけ~~~~」
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・「感動的」
当時テクノを3年は進化させた程の名盤です。このデビューアルバムから、伝説は始まりました。
当時、SONYの担当者が驚くほどのセールを記録したのもうなずけます。
ブレイクビーツで踊りには向かないかも!?でもホームリスニングには最高★
・「ZAPPA初心者がZAPPA初心者に勧める1枚。」
ボクはZAPPA初心者ですのでこのWAKA/JAWAKAがZAPPA作品の中でどのような意味合いの作品であるかなどを語ることはできません。
しかしコレはヤバイです。文句なしでスンゴクいい。実際このCDをキッカケに「もっとZAPPAを聴いてみたい。」と思いましたし「もっと早くに聴いていれば」と後悔するほど。
このCDには4曲入っているんですがどの曲も、とにかくいい。音もリズムも展開もいろんな要素が「これでもかっ!」と入っているのに雑多な感じは全くしない。想像出来ない方向に曲が展開していく事でどんどん裏切られていくけれどその裏切りかたがものすごく気持ちいい。
「音楽とはこんなに自由で楽しいものなのかっ!」と驚かされた1枚。
何かのキッカケでこのページに辿り着いたZAPPA初心者の方はためらわず是非聴いてみてください。
・「ジョージ・デュークとの出会い」
全曲が流れるように途切れなく演奏されるこの作品は、とてつもなく高度な技量が要求されることだろうと思いました。ロックとジャズの二つの流れが一緒くたになって、どんどん大きな流れになっていく。洗面台をあしらったジャケットも、その内容をよく暗示していますね。キーボードのジョージ・デュークを、本作で初めて聴きました。その後、ジャズを聴くようになってデュークの名前を見るようになった時、「あれ、ジョージ・デュークってロックの人じゃなかったの?」とビックリしたことがありました。元々、彼はジャズの人だったのですが、そのデュークがこの作品で大活躍しています。それ以上にザッパの作曲能力の非凡さを見せつけられる、素晴らしく流麗なフュージョン作品です。
・「ジャズ・ザッパ#2」
ジャズが好きな方でZAPPAはどうも..という方、ZAPPAが好きな方でジャズっぽいのはどうも..という方、ジャズもZAPPAも知らないしそもそも音楽はどうも...という方、みなさんに無条件でお薦めできるのが本作と「HOT RATS」です。 え、ジャズもZAPPAも好きだけどこれを知らない? そういう人はすぐ注文するように!
・「スティーヴ・ヴァイは忘れてくれ」
ファースト・アルバム「フリーク・アウト!」からザッパに入ると、ほとんどの人が挫折する。このアルバムあたりも、ちょっととっつきにくいかも知れないが、ブルースやジャズを、ちょっとでも聴いているロック・ファンなら大丈夫。イケます。①でいきなりホーン・セクションが音をぶつけてきた瞬間から、後はひたすら展開に身を任せればいい。しかし、この展開。ジャズ的と言えば、確かにそうなのだが、何とも形容がしがたい。グレイトフル・デッドの音に近いような気もするが、もうちょっとアクが強いかな。要するに「フランク・ザッパの音楽」として捉えて、後はどうでもいい、ということになるのだろうな。ちなみに、このアルバムが気に入ったら、「ホット・ラッツ」や「グランド・ワズー」に進んでみて。さらに余談。「スティーヴ・ヴァイの師匠」という事実は何の意味も無い。全く別の音楽をやってます。
・「至福の音世界」
まだザッパのアルバムは30枚しかそろえてないのでなんともいえないけど、インストアルバムの中ではいまんとここれがベスト。インストものっていってもボーカルがついてるのもあるけど、計7分半なのでほとんどインスト。これ聴いてるとなんかほんとに脳がとろとろになって恍惚な気分になる。至福としかいえないサウンドファンタジーが爆発している。一生この羊水のようなサウンドの中でじっとしてたい。とか考えていたらあっというまに時間が過ぎてます。36分しか収録されてないのが唯一の欠点です。
・「Jeff Beck大好きです。」
ギタリストであれば、誰もが知っているこの「Wired」。「Blow By Blow」と並んで、ギタリストのバイブルとして聴かれ、コピーされているアルバムです。初めて聴いたとき、なぜか懐かしく感じたそんな作品。 曲ごとに紹介すると「Led Boots」の変拍子のカッコイイリフ。ジャズの巨匠チャールスミンガスのカバー、感情豊かなトーンで弾かれる「Goodbye Pork Pie Hat」。ジェフベックの代表曲のひとつ「Blue Wind」。そして、最後にガットギターとエレキが絶妙に絡んで、哀しげに終わりを告げる「Love Is Green」。 百聞は”一聴”に如かず。ジェフベックの感性のギターを感じて下さい。
・「言葉を失いました」
洋楽に目覚めはじめた中学生だった頃、友人に勧められてターンテーブルにLPを載せて針を落とした瞬間、A面1曲目の冒頭から心臓がものすごい勢いで動悸しはじめました。それまで聴いたこともなかったジェフのアグレッシブなギターサウンドに加え、バックでたたみかけてくるナラダ・マイケルのドラムの連打(ハイハットの間のとり方がかっこいい!)。キーボードもさりげなくトリッキー!これが友人が熱く語っていたってた“レッドブーツ”か・・・かくしてこの盤から私はジェフを聴き始めました。今でもそして永遠に飽きのこない静と動がバランス良い大名盤だと思います。HM好きの初心者の方はMSGの1st.つながりで、サイモン・フィリップスがドラムをたたく次作“There and Back”から聴き始めるのもお勧めです。
・「買ってしまった。とんでもないものだった。眠れない。」
ギターも弾けないくせに買ってしまった一枚。ジェフ・ベックって一体どんな人?すさまじい音。どうやって弾いているのか皆目見当もつかないテクニック。ギターをやっている友人に言わせても、「ベックは天才。何をどうやればこんな音がでるのか未だにわからない。」とにかくすごい!これが約30年前の音楽だとは。この30年間、他のギタリストは何をしていたんだろう。買って損はありません。特にロックをやっている人。絶対に聞くべきです。でも自分と比較しちゃだめです。相手は天才なんだから。
・「カッコいいです」
前作Blow By Blowはジャズからの影響を強く感じさせる軽快なタッチのギタープレイが印象的でしたが、こちらはもっとハードなプレイにシフトしてます。冒頭のファンキーかつヘヴィなリフは鳥肌モノです。また、ヤン・ハマーのキーボードもベックのギターを食いかねないくらい凄まじいプレイです。
・「ロックアルバム」
なんかジャズギターの名盤でもあるらしいが、絶対にロックアルバムだね。バックのメンツがジャズ畑なだけで、ジェフ・ベックのプレイは攻撃的でロックそのもの。つまり、ジャンルに振り回されず、自分のプレイができるとこがジェフ・ベックの凄さなんだよ。わかんねえかな?
●Steve Reich: Sextet; Six Marimbas
・「自己模倣から脱することとは」
~ライヒの作品で、「18人の音楽家のための音楽」の余波は大きく、曲頭に置かれる例の「パルス」を始め、ほかの作品で「18人」の2番煎じを思わせないものは実はそんなに多くない。「Sextet」も基本的構造は同じ原理によってはいるが、より広げられた和声と、打楽器のみ(ピアノと、弓で弾かれるヴィヴラフォンを含む)のユニークな編成によって、新たなものを加え~~ることに成功している。特に終曲は、ライヒの傑作のひとつ。「Six Marimbas」は「Six Pianos」の編曲版だが、原作より成功している。ライヒの、打楽器との相性の良さを証明する1枚。~
・「傑作2作の必聴盤」
1986年5月、ニューヨーク、RCAスタジオで録音。『SEXTET』は1985年、『SIX MARIMBAS』は1973年のピアノ版を今回マリンバに置き換えた作品で1973-86年作とされている。
ライヒの音楽で特筆すべきは、シーケンシャルな音をやっていながら機械は全く介在せず、全てアコースティックで演奏されていると言うことだと僕は思う。そこが微妙な揺らぎを与えていて、パルスのような世界ながら妙に暖かみがある原因だと思う。特に本作はパルスの音楽にパーカッシブさが加わった傑作2作であり必聴盤である。
なかでも『SIX MARIMBAS』を聴いていると何となくだがポリスのシンクロニシティでのアンディ・サマーズのギター・リフを僕は連想してしまう。ライヒの掲げたテーゼは多くのミュージシャンに幅広く影響を与えているのが分かる。
・「演奏上も面白い。」
CD収録のSix Marimbasは、清浄なテクスチャが途中二回のモード変化をしながら、ずっと続いていき、その中に繊細なモチーフが現れては消えていく、とても素敵な作品です。聴いただけでは判らないのですが、意外にも基調となるテクスチャを弾く3人のプレーヤーはほぼ重音を弾いているので、基調だけでも実に6重の濃密なハーモニーが動いています。ミニマル作品なので各小節に繰り返しのモチーフが示されていますが、繰り返しの回数は作曲者によって2−4xなどのように非固定で、演奏者は実際の演奏時の音楽の流れによって”正しい”回数を決め、頷きやアイコンタクト、その他ジェスチャーによって次のセクションに移る合図をするという、演奏においてもとても面白い作品です。演奏者によるモチーフの再編も許されているので、この録音でも楽譜との若干の違いがあります。また各プレーヤーは両手に二本ずつマレットを持たなければならないので、おいそれとは演奏できない曲です。
・「単純=美」
Ovalことマーカスポップの専売特許となっているいわゆるプリペアドCDの手法。自前のオーディオファイルを焼いたCDの記録面になんとマジックで線を引いてデジタルノイズを発生させるもの。音楽か、非なるものか、そんなものは彼の前ではくだらない論争である。簡単なテクニックだからこそか、この心地よさといったら・・・。このアルバムはそんな彼の製作過程から生じた彼の美学の集大成ともいえるもの。ぜひお試しあれ。
・「ブラックボックスの中身を見た気分」
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・「プロセスがアートなのだ」
マーカス・ポップことovalの作品の集大成とも言えるアルバム。2000年6月20日リリース。もともと、OvalprocessはMarkus Poppが開発した音楽制作のためのプロセス(ソフトウエア)で、Markus Poppの開発したプロセスを使うことで「誰もがOvalになることが可能」というものだったそうである。ライヴではソフトウエアOvalprocessの画面にドラッグされるサンプリング音源とタイミングを決定する何本かの縦線で音源が稼働するというプロセス自体を見せるという行為も行っている。
このCDはそう言った結果の産物である。そうやって制作した自前のオーディオファイルを焼いたCDの記録面にマジックで線を引いてデジタルノイズを発生させるといった手法もそのプロセス(Ovalprocess)の一部に過ぎないと言うことだろう。そういった諸々を頭に入れた上で聴くのと、知らずに聴くのではやはり違って聴こえる。不思議な存在である。
・「アートワークも素敵です」
~人に説明しずらい音楽、でも是非聴いてもらいたい音楽です。
独自の場所にしか置いておけないサウンド、すなわち最強ということでしょうか。エレクトロニカ、ノイズ、現代音楽などさまざまなジャンルがovalを自分たちの仲間だと言いたい反面、一緒にしたくないのではないでしょうか。
~~そのサウンドは、すぅっとBGMとして流して聴けるのと耳に引っ掛かって嫌な気持ちになるのが半々の微妙な感触。だからこそ何度も聴いてしまうのでしょう。~
・「20年間をどう捉えるか」
名盤「ガウチョ」後、20年たって発売されたアルバム。単純に音だけを比べれば「AJA」・「ガウチョ」には遠く及ばないが、20年経って彼らのサウンドが聴けるだけで、私としては★5つだ。20年分の期待感を充分に満足させるだけの名盤ではないが、これだけのクォリティをキープしていること自体、希有なグループだとつくづく思う。
グラミーでアルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞したのは意外。(グラミー選考委員の嗜好がわかる気がします)
・「20年ぶりだねスティーリー・ダン」
「Aja」、「ガウチョ」とずば抜けたアルバムを出した後、個人的な活動はあったものの20年ぶりとなるスティーリー・ダンのアルバム。聴けばその複雑なコード進行とコーラス、そして演奏の上手さは衰えるどころか進化していた。特にあげたいのは録音の上手さで各楽器・ボーカルのポジショニングから全てが完璧。この作品をより一層引き立てている。駄曲なしの佳作。
・「Jazz-Pop,Soft-Rock」
『カマキリアード』の悪かった部分、マイナスな部分を軌道修正したものだ。見事に悪かった部分が補正されている。学習の成果がある。個人的にはラマキリアードの『再結成のための実験作品と見ている』のロマンティシズムをちょいとまぶした印象。ソングライティングの旨味はかなり出ていて興味深い。繰り返し聞くに耐える楽曲が多いのが特色。ポップエキスパートならではの入念な作りにあぜん。
・「プレイフルで、いいですねー。」
ガウチョは、約20年に渡ってほぼ毎日聴いていますが、そんな風にになりそう。ガウチョの「夜のハイウエー」的な渋さは抜けていますが、その分からっとした明るい昼の雰囲気で、遊び心をも感じます。でもサウンドの渋さ、タイトさはさらに磨きがかかっているようです。また長い付き合いになりそうです。
・「デジタル版ガウチョ」
デジタル録音でガウチョのサウンドを再現した感じのアルバム。(2)のイントロでのベッカーのギターのスモーキー感などにデジタル録音の進化ぶりがうかがえる。質感がありながら、光出力の電子楽器みたいにノイズゼロな音。カマキリアドはひたすらシャープなばかりだったが、この音はもはや本物より旨い人造キャビアみたいな気味悪さがある。
ソロ時代の曲はフェイゲンにしては素直な曲が目立ったのだが、SDの名前を冠した今作はひねくれ度が全開である。スムースジャズを意識したアレンジの曲が多い。
ドラマーの人選もSDらしく凝ってるのだが、フェイゲンの声の衰えを考慮して音圧が控えめである。大変よく出来たアルバムなのに物足りなさを感じてしまうのはこれが大きいのではと思う。
・「現在のStevie Wonder」
待ちに待ったStevie Wonderの10年ぶりの新作。プリンスと共演した事で話題のシングル"So What The Fuss"の出来の良さに、ファン達は発売されるのを期待し、待ち望んだ事だろうかと思う。実際にアルバムを聴いてみて、これが現在のStevie Wonderの音楽であり、言葉なのだろうと思った。確かに70年代に見せていた圧倒的な迫力やインパクトがあるとは言えない。でも現在の彼にしか出せない音の魅力があるような気がする。腰をどっしりと下ろし、揺らぎの無い自信に満ち溢れ、とてつもない大きさと落ち着きを持って、完成度の高い個性溢れる楽曲達が生み出される。確かに攻撃的で挑戦的なサウンドではないけれど、懐の深い包容力のあるサウンドがそこにはある。
彼の創る曲は全てが愛に満ち溢れている。時には優しく、また時には厳しく、でも最終的に大きな手でリスナー達を素晴らしい音楽で包み込んでくれる。いきなり強烈なメッセージを伝える"If Your love Cannot Be Moved"、Minnie Ripertonの話を持ち出して明るく歌う"Positivity"、全ての人達が持つ孤独感に優しく囁く"Shelter In The Rain"、社会の様々な問題、そしてそこに生きる人類に対して大声で愛の重要性を訴える"A Time To Love"。曲の内容によって、歌の表情を少しずつ変えながらリスナーの心に語りかける。否が応にも、聴いていて心が震えてしまう。
全15曲という多くの楽曲がありながらも、一切こちらを飽きさせもせずバラエティに富んだ歌を聴かせてくれる。そして、まだまだ進化し続ける彼の歌声は、相変わらず強烈でいて優しい笑顔を届けてくれる。もっともっと彼の曲を聴きたい。だから例え何年かかろうとも愚痴も文句も言わず、次の作品を期待して待っていたいと思う。
・「久々の力作!スティービーの才能は枯渇していなかった!」
実は 1985 年の『ウーマン・イン・レッド』以降、スティービーのアルバムは買っておらず、90 年代における私のスティービー作品購入は、それまでアナログ(LP レコード)で集めた過去の作品を CD で買いなおすことを意味していました。
今回、この作品を購入する気になったのは、メディアを初めとする各所の評判がすこぶる良いことと、10 年ぶりという新作に対するご祝儀のような気持ちもありました。来日した際の(愛娘アイシャとの感慨ひとしおのデュエットをはじめとする)プロモーションに煽られた感も否定しません。で、聴いてみて(概ね好意的な評価が多かったのである程度期待をして聴いたのですが)予想以上の力作です。1曲目の「If Your Love Cannot Be Moved」からノリノリです。特にお気に入りは、キー・オブ・ライフ辺りを彷彿とさせる「From The Bottom Of My Heart」、アイシャとのデュエット曲「Positivity」など、いろいろなバリエーションの曲が楽しめます。
1980 年代後半から 90 年代にかけて精彩を欠いていたスティービーですが、それは試行錯誤の結果"裏" と出ただけで、決して才能の枯渇ではなかったことを今作で見事に証明しました。「スティービーワンダー聴きたいな」と思った時に、ついつい『インナーヴィジョンズ』や『キー・オブ・ライフ』に手が伸びてしまっている方にも、(さすがにそれらの神がかり的な作品には及びませんが)十分に楽しめる作品としてお勧めできます。五ッ星評価:★★★★☆
・「現在のStevie Wonder」
待ちに待ったStevie Wonderの10年ぶりの新作。プリンスと共演した事で話題のシングル"So What The Fuss"の出来の良さに、ファン達は発売されるのを期待し、待ち望んだ事だろうかと思う。実際にアルバムを聴いてみて、これが現在のStevie Wonderの音楽であり、言葉なのだろうと思った。確かに70年代に見せていた圧倒的な迫力やインパクトがあるとは言えない。でも現在の彼にしか出せない音の魅力があるような気がする。腰をどっしりと下ろし、揺らぎの無い自信に満ち溢れ、とてつもない大きさと落ち着きを持って、完成度の高い個性溢れる楽曲達が生み出される。確かに攻撃的で挑戦的なサウンドではないけれど、懐の深い包容力のあるサウンドがそこにはある。
彼の創る曲は全てが愛に満ち溢れている。時には優しく、また時には厳しく、でも最終的に大きな手でリスナー達を素晴らしい音楽で包み込んでくれる。いきなり強烈なメッセージを伝える"If Your love Cannot Be Moved"、Minnie Ripertonの話を持ち出して明るく歌う"Positivity"、全ての人達が持つ孤独感に優しく囁く"Shelter In The Rain"、社会の様々な問題、そしてそこに生きる人類に対して大声で愛の重要性を訴える"A Time To Love"。曲の内容によって、歌の表情を少しずつ変えながらリスナーの心に語りかける。否が応にも、聴いていて心が震えてしまう。
全15曲という多くの楽曲がありながらも、一切こちらを飽きさせもせずバラエティに富んだ歌を聴かせてくれる。そして、まだまだ進化し続ける彼の歌声は、相変わらず強烈でいて優しい笑顔を届けてくれる。もっともっと彼の曲を聴きたい。だから例え何年かかろうとも愚痴も文句も言わず、次の作品を期待して待っていたいと思う。
・「再び最高傑作を世に放つ」
盲目というハンデを持ちながらあらゆる楽器をマスターし、僅か12歳で全米1位に輝いた音楽史の残る才能スティービー・ワンダーは、モータウン全盛期の中セルフプロデュースによるTALKING BOOKやKEY OF LIFEなどの大傑作を70年代に放ち、グラミー賞を総なめにしたリビング・レジェンドである。独自の手法で編み出したオリジナルなファンクは、全て自分の演奏によって構築され、当時独特だったシンセサイザーによる低音のベースは他のアーティストにはなかったアプローチだった。まだ新鋭だった当時のシンセサイザーを巧みに操り、複雑なリズムと絡めながら革新的で素晴らしい名曲を大量に作りだしてきたのだ。80年頃になるとより美しいメロディを書くようになり、心が癒されるような澄み切ったバラードを次々と作り出していった。
しかし、次第に時代の型にハマりにくくなったのか、特にアップテンポの曲で少々悩んでいるような雰囲気が伺える時代に突入。自らが編み出したわけではない90年頃のニュージャックスウィング系統のリズムにはめ込もうとするが、全盛期の頃の奇抜なアイデアには到底及ばなかった。そんなこともあってリリース数は激減し、96年の最新作から延期などを重ね10年の月日が流れてしまった。しかし今回はやっとリリースされるだけではなく、あの全盛期の頃の感覚がほぼ完全に蘇っている。既にリリース済みの先行シングルでは自らがプロデュースし、プリンスがギターで、アンヴォーグがコーラスで参加した強い社会的メッセージの込められた名作。彼に合うリズムを作り出し、歌声も覇気を感じられた。アルバムではその他ジャズ的なアプローチやボサノヴァ調の曲も収められており、バラエティに富んでいる。世界的に最も影響力のあるアーティストの一人、スティービー・ワンダー。彼の動向に今世界中が一挙に注目している。
・「Bonus Trackダウンロードは4月末日まで!」
すでに下記のレビューで長年のStevieファンの方がアルバム収録曲の評価がされているので、多くは言いません(というか言えません)。ただ一言、大変良いアルバムでした。気にはなっていたものGreatest Hitsぐらいしか手をつけてなかったのですが、このアルバムはかなりいいです。なので初心者の方もお気軽に手をとっても絶対損はしません。ちなみにお勧めはPASSIONATE RAINDROPS、SHELTER IN THE RAIN、SO WHAT THE FUSSこの3曲はかなりいい。
●グレン・グールド/バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年)の再創造~Zenph Re-Performance
・「50年後の新たな衝撃」
鮮烈なデビュー盤となったグールドのゴールドベルク変奏曲が最新の音質で聞けることは凄いことだと思います。今でもこの演奏が金字塔となっていることを追認できるアーティキュレーションや情熱が生き生きと広がってきます。モノラル録音では(私は)気がつかないペダル使いや音符のサステインに、これまで数十回と聞いてきたのに新たな発見となりました。ピアノの音質もグールド好みの調整が慎重に行われいます。いわゆる自動ピアノによる「再現」であるため、本人の演奏ではないから、という議論は出るはずですが、「レコード対生演奏」も永遠の議論ですから、コンサートをドロップアウトしたグールドにとっては、このような形で新たに完成度を高められたのであれば喜んでいるはずだろうと思いながら聞いてみました。音質が劇的に向上したことは1981年版と等しく聞き比べられることでもあり、非常にうれしいです。
・「グールドという現象はどこまで進化し続けるのか」
今の時代を象徴するかのようなこの試みは、どこに重きを置くかで評価が分かれるだろう。ただ、このような試み自体を私は否定しないし、むしろこれはグレン・グールドが不世出のピアニストであったことを私たちに再認識させるに足るものだと思う。
とはいってみたものの、私自身は当初このCDに否定的だった。半年前、このCDのことをどこかで聞き、やはり無視できずに購入したのだが、正直言って肩すかしをくらったような感じがして、そのときは最後まで聞き通すことができなかった。それは本物のグールドの音に慣れた私の耳は、結局のところグールド自身が奏でたのではないこのCDの音を拒否したからだろう。
とはいえ、否定・批判するにしても、もう一度しっかり聴いた上で断罪してやろうと考え、数日前に再聴した。驚いたことに、今度はグールドらしさのほうが優っているように聞こえ、いつのまにか最後のアリアまで聞き通してしまった。それが本当のグールドの音ではないということを承知したうえで、むしろステレオ化された躍動感にあふれる音に敏感に反応したのだと思う。自分でも戸惑ったが、私はもはや否定する気にはなれなかった。グールド自身の「声」が不在なのも特に気はならなかった。日本版の解説で宮澤淳一も書いているように、これは「リズム、強弱、アーティキュレーション、装飾法、ペダリングなど、(中略)グールドの弾き方を詳細に書き込んだ楽譜がそのまま音になったようなもの」であり、私のなかで起こった変化はこのことを認識できた瞬間だったといえよう。
結論として、本当のグールドの音ではないという意味ではこの試みは「なし」なのだろうが、しかしこの時代にグールドのデビュー盤がステレオ化されて蘇ったという解釈を採用すればこれはむしろ「あり」だと思う。
・「大変興味深い一枚」
2007年はグールド没後25周年にあたり、55年盤についても、紙ジャケ盤や疑似ステレオ盤の発売といった企画がなされているが、その中でも本作はグールドの演奏をコンピュータ解析し、自動演奏させたものを録音するという、きわめてユニークな試みである。
当然ながら、独特のフレージングはステレオ化されることでより明瞭になった。また、聴き手のリスニング環境を考慮してか、様々なバージョンで録音されているのも現代的である。
もちろん、オリジナルの55年盤と比べると、使用しているピアノも録音場所も異なるため、永くオリジナルに親しんだ者には強烈な違和感を感じることであろう。音像に関しては、全体的に音がまろやかで、一音一音の切れを求めて調整されたグールドのピアノの面影はほとんどない。音像の問題に加え、何よりグールドの「気配」(ハミングや足踏みなど)が存在しないなか、ただ音だけが鳴り響くのを聴く行為は、新種の恐怖体験ともいえる。
とはいえ、テクノロジーの進歩があってこそ、こうした体験ができるのであって、オリジナルと比較すること自体がナンセンスなものと割り切られれば、ゴールドベルク変奏曲の録音に新たな1枚が加わったという観点で純粋に楽しむことが出来よう。何より、グールド自身が論文『レコーディングの将来』(1966年)で指摘した「創造的聴き手」の役割をZENPHが果たした「作品」として、本作はグールドの録音群の中で記憶され、グールドが目論んだ「作曲家と演奏家と聴き手の分離」を廃れさせること、ひいては「芸術とは何か?」という根源的な議論を生むものとなるであろう。
・「面白い試み。持っていて損は無い。」
歴史的名盤がリフレッシュされることには大賛成です。ただし、グルード自身がこの録音を聴いてリリースをOKするか否かは微妙な気がします。グールドは当然1955年の録音を詳細にチェックし何度も入念にやり直したと思われますが、グールドがOKしたのはあのモノラルのやや硬質な音を前提にしてのはずです。グールドの解釈は同時期であっても演奏場所が異なればフレージングもテンポも変ります。この時期に近いザルツブルク音楽祭でのライブ録音などは、晩年の録音に近い箇所が多々あります。もしかすると、後年の録音の様に音色が滑らかであれば、1955年の時点でも晩年に近い解釈を試みたのではと考えたりします。まあ、そんなことを考えさせてくれるユニークな試みだと思います。ついでに言えば、誰かあのハミングも再創造してくれませんかね。ハミングの無いグールドの録音は返って不気味です。これは音楽的試みというよりも何か思弁的試みの様に思えるのです。
・「試みは面白いけど」
55年盤を愛聴しているものとして、この再創造というものには興味がありました。ピアノがスタンウェインからヤマハになっている事をあげへつらうつもりはありませんが、どうしても人工的な音にしか感じられませんでした。技術が進めば、もっとこのような「再創造」も進んでいくのでしょうが・・・拍子抜けしたという感じです。
・「雑誌でピアノトリオのベスト10をやれば必ず顔を出すアルバムです。」
雑誌でピアノトリオのベスト10をやれば必ず顔を出すアルバムです。ひとくちにピアノトリオといってもその個性、魅力は千差万別なのですが、
選曲が(イパネマの娘とか)スタンダード中心であること。演奏が洗練されておりかつ、すべての曲のアベレージが高いこと録音が素晴らしいこと。(JAZZフアンのオーディオチェック用の定番としても有名)
などから初心者入門用の定番でもあります。
オスカー・ピーターソンといえば小曽根誠さんがこの人の演奏をライブで聴いてジャズピアノをやることを決意したというのは結構有名ですよね。
20年以上愛聴してきた私が一番魅力を感じるのは
むずむずと思わず足でリズムをとりたくなる心地よいスイング感でしょうか?
ピアノトリオの名盤数あれど、ミディアムテンポの曲をこんなに気持ちよくスイングさせてくれるトリオはそうは多くないです。
このスイング感を作り出しているのはベースとドラム。特にこのアルバムのベース(レイ・ブラウン)は大好きです。
名盤というと居住(いず)まいを正してでないと聴けないようなものも多い中
リラックスして水割りの一杯でもやりながら聴くのにうってつけの一枚です。
・「We Get Requests」
オスカーピーターソントリオの演奏するこのCDは昔1960年台にアナログレコードで発売され大変有名になりました。とくに6曲目のYou Look Good to Meはベースを演奏している名手レイブラウンのボーイング演奏によるベースの独奏が冒頭にありますが大変魅力的な演奏で聴く人の心に響きます。この曲は何度聴いても魅力があり私は30数年聴いておりますが聴くたびに新しい感動を覚えます。収録されている曲は有名な曲が多く皆に親しめる曲ばかりです。永遠の名曲の一つでしょう。
・「ピアノトリオの大人気盤」
オスカー・ピーターソンが逝った。類まれなテクニシャンとして君臨したジャズ・ピアノの巨匠も82歳であったときく。70歳を超えれば長寿という斯界において長年第一線で活躍できた彼は天寿を全うしたといっていいミュージシャンであろう。ジャズをよく知らなくてもピーターソンの名を知るものは多い。だからジャズへの入門も彼からというファンも多かったに違いない。僕自身もピーターソンとは割合早く出会い、アルバムを購入している。そのうちモンクやらバド・パウエルやらビル・エヴァンスなどを知るにつけ、ピーターソンを聴いているのは恥ずかしいような気分になり、ひっそりと聴くといった時期もあった。しかしピーターソンはそんなことお構いなくいつ聴いてもうまく、完璧で、ものすごくスイングして楽しい。特にこのアルバムは彼の中でも大人気盤であり、ベストメンバーで最高の選曲・演奏を聴かせてくれる。何よりも肩肘を張らずにゆっくりとリラックスできるのが嬉しい。ジャズの歴史もまだ100年くらいだが、数々の名手、巨匠を輩出した。その中でもアート・テイタムらと並ぶ最高のテクニシャンであり、総合的にも屈指のピアニストとして残っていくであろう。われらがピーターソン、本当に長い間ご苦労様でした。
・「甦る歴史的名盤 プリーズリクエスト」
~世界のオノ・セイゲン氏がマスターテープからリマスタリングを行い、現代に甦らせてくれた歴史的名盤です。 このシリーズに共通の紙ジャケットもすごくいい出来で、往年のLPを彷彿とさせるものです。 既に先行発売のCDやLPをお持ちの方も改めて購入する値打ちがあると断言できます。 アンプのボリューム位置も普段より高めにして聞いてみて下さい。 ~~丁寧にリマスタリングされたこの作品はうるさくないです。 これによりレイブラウンのベースの音程進行がよく理解できました。 なんと、ラジカセでもそれなりにいい音がします。 こんな名盤、名演奏を、たまには家族で食事するときなんかに流してみませんか? もちろん、一人でスピーカーの前に座って聞くのもいいです。数年前に1万円も出してLDを買~~って、これからは絵付きだなとか言ってジャズをテレビの前で聞きましたが、この64年録音のCDの方がいいです。 熱いです。 良かったです。皆さんも聞いてみてください。 ~
・「誰もが安らかになれるピアノトリオ」
オスカー・ピーターソンの数あるアルバムの中で、これがベストのものと誰もが選ぶ傑作アルバムです。数十年前から、音楽ファンばかりではなく、オーディオファンも必ず持っているべきアルバムと言われてました。そのせいか、LP、SACDに、CDもマスタリングの違うアルバムもありますので、5枚ほど持っています。LP版では、B面のトップ、レイ・ブラウンのベースで始まる、You Look Good to Meを何度聴いたことか。聴きやすい演奏ですので、ジャズファンならずとも満足度は高いでしょう。とにかく、何十年聴いても飽きないすばらしいアルバムです。
・「気分が晴れないときの「お薬」 」
エロール・ガーナーと言えば、代表作はこの「コンサート・バイ・ザ・シー」。1955年の録音(ライブ)だから、もう半世紀も前のアルバムだ。とにかく明るく、そして軽い。まるで蝶がひらひらと舞っているような・・・・.明るい1曲目の「四月の思い出」はもちろん、4曲目の「枯葉」ですら明るいこと、5月の陽光のようだ。ただ、ガーナーの「演芸ピアノ」とも呼ばれるピアノのスタイル、好き嫌いがはっきり分かれるだろう。が、気が滅入った時、明るい気分にしてくれるこんなジャズはなかなかない。気分が晴れない時の「お薬」だ.
●「サウンド・オブ・ミュージック」オリジナル・サウンドトラック レガシー・エディション
・「誰にでも勧められる名曲」
おそらく、日本でもっとも有名なミュージカル映画。テレビでも何度も放映されている。たとえ、映画をみたことのない人でも、このサントラにのっている曲はどこかで聞いたことはあるだろう。例えば、「私のお気に入り」はJR東海の「そうだ、京都に行こう」キャンペーンCMで頻繁に流された。ジュリー・アンドリュースがうまいのは当然だが、それ以外のキャストの歌もなかなかのできである。
1.前奏曲‾サウンド・オブ・ミュージック(マリア)5.自信を持って(マリア)7.私のお気に入り(マリア)8.ド・レ・ミの歌(マリアと子供たち)10.ひとりぼっちの羊飼い(マリアと子供たち)17.何かよいこと(マリアと大佐)が、マリアの美声を特に楽しめる。
このCDを聞くと、映画の映像が蘇る。
・「良いですよ」
映画の中で使用されていた曲はほとんど入っています。しかし、2度使われた曲は1つしか入っていないので、映画の中で使われた曲を全て聞きたい人にとっては物足りないかも・・・。昔の曲なので、音も少し古い感じがしますが、それがまたレトロな感じがして良いですょ。曲名は知らなくてもどこかで聴いたことがある曲が多いし、学生の私にとっても理解できるような英語が多いので、大人でなくても楽しめると思います。
・「ヴィニー・カリウタの方がいいんじゃない」
1992年11月ブルーノート東京でのライヴ録音。日本独自企画盤でレア度は高い。
もう一つの特徴はドラムがヴィニー・カリウタでの唯一のアコースティック・バンドの録音であるということだろう。はっきり言ってヴィニー・カリウタの方がいいんじゃないか、と思える素晴らしいライヴだ。チックのトリオは以下のようになる。トリオ・ミュージック→ミロスラフ・ヴィトオスとロイ・ヘインズアコースティック・バンド→ジョン・パティトゥッチとデイブ・ウェックル(出Elektric Band)ニュー・トリオ→アヴィシャイ・コーエンとジェフ・バラード(出Origin)
本作は特にオリジナルのスティーヴ・ガッドを意識しているとしか思えない(ベースもオリジナルのエディ・ゴメスを意識しているがこちらはダメだ)『ハンプティ・ダンプティ』が素晴らしい。大好きなアルバムだ。
・「やったぜ!快挙だ。グラミー最優秀アルバム賞」
ジョニ・ミッチェルへの敬意を表したこの『RIVER』。慎重に選ばれたジョニの曲8曲とウェイン・ショーターのNefertiti、デューク・エリントンのSolitudeで構成されている。ボーカリストとしては、ジョニ・ミッチェル本人、ノラ・ジョーンズ、コリーヌ・ベイリー・レイ、ティナ・ターナー、レナード・コーエンらが参加している。Herbieは人生のほとんどを音楽家として歩んだ優秀な演奏家であり、作曲家であり、プロデューサでもあるが、過去のアルバムと比べても、このアルバムでは、Herbieのピアノの音が一段と澄んでいる。「透明」といってもいいような純度だ。そして一段と洗練され都会的なサウンドとなっている。素晴らしい。
ジャズアーティストが最優秀アルバム賞を受賞したのは、43年前の白人テナー奏者スタン・ゲッツとブラジル音楽家ジョアン・ジルベルトの「ゲッツ〜ジルベルト」以来という快挙だ。人種と肌の色への偏見は根強かった。
受賞のスピーチでHerbieはこう語った。「今までの因習にとらわれず賞を贈ってくださったことに感謝します。そして、私が模範としてきた巨人たち、マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーン、本当に疑いなく賞を獲るに値した人たち・・・。今日は不可能が可能になることが証明された夜なのです」
世界のJAZZMEN、おめでとう!
・「今年発表のジャズ作品の上位にランクされるだろう極上の作品」
ジョニ・ミッチェルの音楽界復帰・新作リリースにシンクロしたジョニへのトリビュート・アルバムであるが、彼女の作品を素材にしているものの、ハービーとL.クライン(プロデュース及びアレンジは2人が手掛けたとのこと)による新たな解釈が展開され、ハービーのジャズ作品の大傑作に仕上がっている。例えば「青春の光と影」は、曲目リストを見て初めてこの曲だったのかとわかるぐらいの大胆なアレンジが施されている。ジョニ本人を含めてヴォーカル付きが5曲。そのうち、(10)のレナード・コーエンは詞を読んでいるだけ。残りの曲はインストゥルメンタル。そして、ジョニ作品ではない曲として、デューク・エリントン等のソリチュードとウェイン・ショーターのネフェルティティ(!)が含まれている。これらの曲もジョニの曲中心の本作に違和感なく溶け込んでいる。従って、本作はハービーによる秋の夜長にふさわしいアコースティック・ジャズを賞味するための作品だと思った方がよい。彼は全曲生ピアノを弾いており、その一音一音の美しさに聞き惚れ、改めて彼がリリシズム豊かなピアニストであることを再認識した次第である。本作は、今年発表のジャズ作品の中で上位にランクされるだろう、極上の力作として大いに推奨したい。
日本盤にはボーナス・トラックとしてジョニの超名曲「ア・ケイス・オブ・ユー」が含まれており、本作品は日本盤を求めるべきだろう。この曲がある意味本作でジョニの原曲に一番忠実だが、実に美しい感動的な演奏である。キース・ジャレット・クァルテットのマイ・ソングに匹敵するのではなかろうか。このようなボーナス・トラックに耳を傾ける時こそ、日本に生まれ、ジョニ、そしてジャズのファンであることの幸せを噛み締める瞬間である。
・「ハービーさんありがとう☆…あるジョニファンより」
ジョニ・ミッチェルのファンなのでこのアルバムを買いました。ハービーとジョニとジャズとアコースティックの融合。更に曲ごとにVo参加のアーティスト達(ノラ、ティナ、コリーヌ、レナード、ルシアーナ、ジョニ本人も参加)もまた融合してくるので絶妙な味わいになっています。インスト曲も入っているのですが(ジョニが書いていない曲2曲含む)全く違和感のない良い繋がりです。
ハービーのアルバムですがジョニファン大満足!日本盤のボーナス・トラックには私の大好きなケース・オブ・ユーが原曲の形を留めたJAZZになって入っているですが、レナード・コーエンの原曲を大胆にアレンジしてそれが独特の毛色になっているジャングル・ライン(←これも素晴らしい!)で終わるより個人的にはこのアルバムらしいと思います。
これからの季節にぴったりな素敵な大人のアルバムを届けてくれたハービーさんに感謝します。余談ですが、同時期に発売されたジョニの新作も秋にぴったりの素晴らしい作品でした。
・「真剣に演ったね」
ハービーがジョニを演ると聴いて素晴らしいと感じたが、ニュースタンダートの様な一般受けする選曲やミュージシャンを並べて安っぽい雰囲気があるかと言えばそうではない。
・「ハンコックの大ホームラン!」
前作Possibilitiesのようなアルバムはハンコックに一枚くらいあっても良いが正直なところそれほど楽しめるアルバムではなかった。今回も類似した企画物なのかと思ったのだが対象がジョニ・ミッチェルだし参加しているヴォーカリストも非常に興味深いものなので期待半分、不安半分で聴いてみたのだけれどもこれは非常に素晴らしい。メンバーはハンコック(p)、ウェイン・ショーター(ts,ss)、デイヴ・ホランド(b)、ヴィニー・カリウタ(ds)、リオーネル・ルーク(g)にジョニ本人を含む6人のヴォーカリストが参加。プロデュースはジョニの音楽的パートナーであるラリー・クライン。ショーターやカリウタなどジョニと縁のあるミュージシャンを上手く起用したところに彼の見識の深さを感じる。ヴォーカリストのなかではやはりジョニ本人が圧倒的な存在感を発揮するが他にもティナ・ターナー(ハンコックとの共演が多いチャカ・カーンではなくティナを選んだことにやはりプロデューサーの見識を感じる)、またレナード・コーエンのほとんどポエトリー・リーディングに近いヴォーカルも素晴らしい。唯一コリーヌ・ベイリー・レイだけは力不足を感じさせるのが残念。欲を言えばマリー・ドルヌや月並みではあるけれど先ほどノンサッチがリリースしたジョニへのトリビュート盤にも参加していたカサンドラ・ウィルソンなんかが参加していても良かったかも。ショーターもソロやオブリガードに魅力を全開させていて最後まで一気に聴かせてしまう傑作。
・「ブルース・ファウラー万歳!」
僕は特にトロンボーンが好きな人間ではないんですが、このザッパの傑作ライヴにおけるブルース・ファウラーのボントロには本当に参りました。まるでトランペットかというようなハイノート、キーでも付いてるのじゃないかと疑いたくなる正確すぎる音程。おまけにザッパ御大の変態スコアもビシビシこなし、更にアドリブの歌心も素晴らしい。
しかしこの頃のザッパのバンドはカッコいいですねえ。ジョージ・デュークやナポレオン・マーフィ・ブロック、チェスター・トンプソンなどの黒人ファンキー系を軸に据えて、お得意の超難度変態メロディ&キメを大放出!レアグルーヴとアブストラクトヒップホップの、人力による早すぎた融合と言えば穿ち過ぎでしょうか。
ラルフ・ハンフリーとチェスタ、ルース・アンダーウッドによる超絶リズムも凄い。とにかくラストの「ビ・バップ・タンゴ」のブルースの超絶ボントロワークと、猥雑に鳴らしまくるデュークのキーボードは圧巻です。
・「ザッパの最高傑作の1枚。」
このアルバムはザッパの数ある作品のなかでもトップクラスでしょう。特にザッパのギターが好きなひとには「ホット・ラッツ」、「興奮の一夜」、「アポストロフィー」、「万物同サイズの法則」と共に必需品です。そして最近、発見したんですが、ドン・エリス(DON ELLISジャズのトランペッターで1959年頃からエリック・ドルフィー、ポール・ブレイなどと演奏していた。変拍子の神様で’70年代後半に早死にされました)さんの「アット・フィルモア」「ティアーズ・オブ・ジョイ」がCD化されてこの2枚を聴いてみて思ったんですが、ジャズとロックのフィールドは違えどもザッパのロキシーとアンサンブルにかなりの共通点があります。ツインドラム+パーカッションのリズム隊スタイルや、変拍子中心の意表をつく曲展開など。そして、ドラマーが同一人物でした。その名はラルフ・ハンフリー(Ralph Humphrey)さんです。もっと調べてみるとドン・エリス楽団を抜けたラルフさんに、ジョージ・デュークさんよりザッパのバンドに入らないかと誘いがあったと語っておられました。(ドラムマガジンより)やはり、ザッパさんにも元ネタがあったのかと妙に納得してしまいました。「ロキシー…」は本当に凄いことをサラッと演奏していて改めて凄いライブアルバムだなあとおもいます。ギターも全編最高です。個人的には、このアルバムを始めて買って聴いてからついに30年になりました。来年の2月にはライブ(京大西部講堂一番前で)見てから30年を向かえようとしています。ザッパとこんなに長く付き合うことになるなんて想像もしなかった、ほんと。これからも聴きます。ありがとうございました。
・「FZ◎」
僕が高校2年の時に聴きまくっていたアルバム。このアルバムは客とのやり取りが面白い。一番最後の☆Bebop tango☆ではある女性がみんなの前でダンスを披露する模様や数人の客をステージに呼びよせてダンスをさせるというシーンも鮮明に印象に残っている。ライブの最後に曲がガラリと変わってみんなではじけた様にダンスをする場面が特に清々しかった。一貫してザッパのユーモアのセンスとエネルギーがみなぎっている。
一番好きな曲は☆village of the sun☆。ザッパにしては珍しくノスタルジックで、夕焼けを感じさせる曲だ。ザッパ入門の高校生、大学生や普通の音楽に飽きた社会人の方へ。
・「マザーズ結成10周年記念ライブ・・・うねりまくりのグルーヴ感が凄い!!」
(限定スリーブ・・・高いので日本盤も確認を!!)1974年リリースのアナログ当時LP2枚組の最高のライブアルバム・・・基本的に曲のほとんどがROXY(ハリウッド)での1973年12月10日~12日に録音されたものです。とにかくジャケットから怪しくて、最高にかっこいい・・・フランクザッパ流ロックが炸裂しまくりで、素晴らしいです!!メンバーは、フランクザッパ(G)・ジョージデューク(Key)・トムファウラー(B)・ルースアンダーウッド(Per)・ジェフシモンズ(RythmG)・ドンプレストン(Syn)・ブルースファウラー(Trombone)・ウォルトファウラー(Trumpet)・ナポレオンマーフィーブロック(Sax・Vo)・ラルフハンフリー(Dr)・㡊!ェスタートンプソン(Dr)・・・ツインドラムの怒涛のグルーヴがメチャクチャかっこいいです!!この時代にこれだけの素晴らしいミュージシャンを集めていたのですから、彼の眼力は本当凄いものがあります・・・特に紅一点ルースアンダーウッドの才能を高く評価していました。5曲目と6曲目の超絶インストは、このバンドの凄まじい演奏力を如実に表している曲・・・必聴!!!!ラスト「BE-BOP-TANGO」は、超絶曲ながらばかばかしいダンスコンテストをやってしまっている曲・・・16分に及ぶとんでもないナンバー!!70年代の最高のメンバーによるGREATなLIVEアルバム!!
・「Those who loce monster movies love this live!」
FZのライブは1度見てみたかった! めまぐるしく変るリズム、デイズニー映画かトムとジェリーか何かのBGMか、はたまたオペラか、限りなく黒っぽく、ワイルド。何でもありのごった煮のようだけれど、ぐいぐい引っ張る骨太さ、これぞプロ!Hot Ratsから70年代前半がこの人の最も脂の乗った時期だったと思う。FZのライブならこれ。
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