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▼2008年 新春期 (01‾02月)興行収入ランキング +α:セレクト商品

L change the WorLd complete set[DVD3枚組]L change the WorLd complete set[DVD3枚組] (詳細)
中田秀夫(監督), 松山ケンイチ(俳優), 工藤夕貴(俳優), 福田麻由子(俳優), 南原清隆(俳優), 福田響志(俳優), 佐藤めぐみ(俳優), 平泉成(俳優), 鶴見辰吾(俳優), 高嶋政伸(俳優)

「Lという人物を見せた作品」「「L」=中田秀夫監督、そして日本の行く末」「さようなら、L」「Lファン限定」「好きな人なら」


アース プレミアム・エディション(2枚組)アース プレミアム・エディション(2枚組) (詳細)
アラステア・フォザーギル(監督), 地球(俳優)

「地球に住む一員として・・・」「文章や写真では絶対に伝わらないものがある」「記録にしてはいけない」「秀逸な映画でした」「渡辺謙のナレーターは良いです♪」


スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 ブックレット付プレミアム・ボックス (数量限定生産)スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 ブックレット付プレミアム・ボックス (数量限定生産) (詳細)
ティム・バートン(監督), ジョニー・デップ(俳優), ヘレナ・ボナム=カーター(俳優), アラン・リックマン(俳優), ティモシー・スポール(俳優), サシャ・バロン・コーエン(俳優)

「流石!」「こっわーい!!」「なかなかいいです」「ナメクジのような 復讐劇は、『革命的映画』となった。」「特有の世界観によって魅せる作品☆」


陰日向に咲く 愛蔵版(2DVD+CD)陰日向に咲く 愛蔵版(2DVD+CD) (詳細)
平川雄一朗(監督), 岡田准一(俳優), 宮崎あおい(俳優), 伊東淳史(俳優), 緒川たまき(俳優), 塚本高史(俳優), 平山あや(俳優), 西田敏行(俳優), 三浦友和(俳優)

「笑えて、そして泣ける映画です。」「想いが伝わって痛いぐらい」「待望のDVD」「心温まるエピソードの数々 泣けました」「『巡り会いの中で生きてく また人を少し好きになる…』」


母べえ 豪華版 〔3枚組 初回限定生産〕母べえ 豪華版 〔3枚組 初回限定生産〕 (詳細)
山田洋次(監督), 吉永小百合(俳優), 坂東三津五郎(俳優), 浅野忠信(俳優), 檀れい(俳優), 志田未来(俳優), 佐藤未来(俳優), 笑福亭鶴瓶(俳優), 倍賞千恵子(俳優), 戸田恵子(俳優)

「70年ほど前の当たり前の日常と非日常」「とても良かったです」「じっくり作品制作過程も見られる決定版」


チーム・バチスタの栄光チーム・バチスタの栄光 (詳細)
中村義洋(監督), 竹内結子(俳優), 阿部寛(俳優), 吉川晃司(俳優), 池内博之(俳優), 玉山鉄二(俳優), 井川遥(俳優), 田口浩正(俳優), 田中直樹(俳優), 佐野史郎(俳優)

「竹内結子と阿部さんが面白い!」「一気呵成に突っ走る、心理サスペンスの良作」「原作をうまく映像化、医療現場の緊張感が再現されています」「後味もGOOD!」「コンキチ&ナターシャの絵本ナビ」


アメリカン・ギャングスター コレクターズBOX (初回限定生産)アメリカン・ギャングスター コレクターズBOX (初回限定生産) (詳細)
リドリー・スコット(監督), デンゼル・ワシントン(俳優), ラッセル・クロウ(俳優), キウェテル・イジョフォー(俳優), キューバ・グッディングJr(俳優), ルビー・ディー(俳優)

「ディレクターズ・カット>劇場公開版」「必ずエクステンディド・エディションでの鑑賞を!」「今年のマイベスト」「正義と現実、家族愛と悪にはさまれる人間の葛藤を表現した渋い秀作」「教訓に富んだ実話の物語」


銀色のシーズン プレミアム・エディション銀色のシーズン プレミアム・エディション (詳細)
瑛太(俳優), 田中麗奈(俳優), 玉山鉄二(俳優), 青木崇高(俳優), 佐藤江梨子(俳優), 田中要次(俳優), 杉本哲太(俳優), 國村隼(俳優)

「DYNAMIC&DRAMATIC」「銀色のシーズンは本当に傑作だ!」「待望のスキー娯楽大作映画をありがとう!!」「ジェットコースターのように…」「ダイナミックなオープニングシークエンスに圧倒されるスキー野郎映画」


エリザベス : ゴールデン・エイジエリザベス : ゴールデン・エイジ (詳細)
シェカール・カプール(監督), ケイト・ブランシェット(俳優), ジェフリー・ラッシュ(俳優), クライヴ・オーウェン(俳優), サマンサ・モートン(俳優)

「得難いこの雰囲気」「主演女優の圧倒的存在感、前作を知らなくても楽しめる完成度の高さ」「ヨーロッパ歴史物ファンにはこたえられない傑作。「エリザベス」の再発売も歓迎。」「女優の迫真の演技には感服するしかない」「圧倒的な存在感と美しさ」


Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!Mr.ビーン カンヌで大迷惑?! (詳細)
スティーヴ・ベンデラック(監督), ローワン・アトキンソン(俳優), エマ・ドゥ・コーヌ(俳優), マックス・ボルドリー(俳優), ウィレム・デフォー(俳優), カレル・ローデン(俳優)

「これぞMr.ビーンです」「前作の汚名(?)返上の傑作」「最高のコメディ」「本作も笑わせてくれます。また、英国人の地中海へのあこがれの強さがわかります。」「予想以上に面白い」


マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋 (詳細)
ザック・ヘルム(監督), ダスティン・ホフマン(俳優), ナタリー・ポートマン(俳優), ジェイソン・ベイトマン(俳優), ザック・ミルズ(俳優)

「こんなおもちゃ屋さんがあったら・・・」「おもちゃ箱」「よかった」「日本語吹き替え版の方が面白かった」「何もかも中途半端」


KIDS 初回限定 『絆』KIDS 初回限定 『絆』 (詳細)
小池徹平(俳優), 玉木宏(俳優), 栗山千明(俳優)

「心に傷を持った3人のストーリー」


映画秘宝 2008年 11月号 [雑誌]映画秘宝 2008年 11月号 [雑誌] (詳細)
洋泉社

「『レッドクリフ』特集は、三国志で予習。表紙の谷村美月in『おろち』、『紺野さんと遊ぼう』豊島圭介、新藤兼人、黒沢清。」


ジェシー・ジェームズの暗殺 特別版(2枚組)ジェシー・ジェームズの暗殺 特別版(2枚組) (詳細)
アンドリュー・ドミニク(監督), ケイシー・アフレック(俳優), サム・ロックウェル(俳優), メアリー=ルイーズ・パーカー(俳優), サム・シェパード(俳優), ポール・シュナイダー(俳優), ブラッド・ピット(俳優), ジェレミー・レナー(俳優)

「賛否両論」「渋い。」「サム・ロックウェルが好きなので・・・。」「珍しい西部劇」「英雄を殺した者は英雄に非ず」


28週後... (特別編)28週後... (特別編) (詳細)
ファン・カルロス・フレスナディージョ(監督), ロバート・カーライル(俳優), ローズ・バーン(俳優), ジェレミー・レナー(俳優), マッキントッシュ・マグルトン(俳優)

「近年稀にみる凶悪ゾンビ映画」「恐怖のサバイバルホラー」「時代は『コード・レッド』」「近年稀に見るホラー映画の傑作」「社会の危機管理について問うた作品です。」


テラビシアにかける橋<プレミアム・エディション(2枚組)>テラビシアにかける橋<プレミアム・エディション(2枚組)> (詳細)
ガボア・クスポ(監督), ジョシュ・ハッチャーソン(俳優), アナソフィア・ロブ(俳優), ズーイー・デシャネル(俳優), ロバート・パトリック(俳優), ベイリー・マディソン(俳優), ケイト・バトラー(俳優), デヴォン・ウッド(俳優)

「ファンタジーと思ったら大間違い、子供の精神的成長の物語で完成度は高い」「現実と夢のあいだ」「確かに大人向けです」「本当に素晴らしい」「観てよかった。」


潜水服は蝶の夢を見る 特別版【初回限定生産】潜水服は蝶の夢を見る 特別版【初回限定生産】 (詳細)
ジュリアン・シュナーベル(監督), マチュー・アマルリック(俳優), エマニュエル・セニエ(俳優), マリ=ジョゼ・クローズ(俳優), アンヌ・コンシニ(俳優), パトリック・シュネ(俳優), ニエル・アレストリュプ(俳優), オラツ・ロペス・ヘルメンディア(俳優)

「“生きる事”の意味と力を考えさせられる。」「究極の苦難と闘った男とそれを支えた愛情の実話」「編集者魂」「溢れる詩情」「「人間性」を失わない主人公の姿に「態度価値」(フランクル)を見出した思いがします」


ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディションノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション (詳細)
ジョエル・コーエン;イーサン・コーエン(監督), トミー・リー・ジョーンズ(俳優), ハビエル・バルデム(俳優), ジョシュ・ブローリン(俳優), ウディ・ハレルソン(俳優), ケリー・マクドナルド(俳優), ギャレット・ディラハント(俳優), テス・ハーパー(俳優)

「トミー・リー・ジョーンズの目線で観なければダメ」「原題は」「時代は変わる」「理由を考えるな」「恐ろしくて不愉快な映画だが……」


ヒトラーの贋札ヒトラーの贋札 (詳細)
ステファン・ルツォヴィッキー(監督), カール・マルコヴィクス(俳優), アウグスト・ディール(俳優), デーヴィト・シュトリーゾフ(俳優)

「極限状態の中で問われる人間性!」「『大脱走』以来の迫力、敵国の偽札を、ユダヤ人収容所で作らせるとは。」「人間の尊厳を踏みにじられても。」「マルコヴィクスという名前を覚えておこう」「音楽の使い分け方がウマい!」


ぜんぶ、フィデルのせいぜんぶ、フィデルのせい (詳細)
ジュリー・ガヴラス(監督), ニナ・ケルヴェル(俳優), ジュリー・ドパルデュー(俳優), ステファノ・アコルシ(俳優)


君のためなら千回でも スペシャル・エディション君のためなら千回でも スペシャル・エディション (詳細)
マーク・フォスター(監督), ハリド・アブダラ(俳優), ゼキリア・エブラヒミ(俳優), ホマユーン・エルシャンディ(俳優), アフマド・ハーン・マフムードザダ(俳優), ショーン・トープ(俳優), アリ・ダネシュ・バクティアリ(俳優), アトッサ・レオーニ(俳優)

「少年時代の裏切りと贖罪…」「ハッサンの純粋さに心震える」「すべての人に観てほしいとは言わないが、観てほしい」「感慨深いです」「是非観ていただきたい!」


4ヶ月、3週と2日 デラックス版4ヶ月、3週と2日 デラックス版 (詳細)
クリスティアン・ムンジウ(監督), アナマリア・マリンカ(俳優), ローラ・ヴァシリウ(俳優), ヴラド・イヴァノフ(俳優)

「秀逸な問題作」「どうしようもないこと」「オティリアに出来る事」「オティリアは何を得たのか?」「困った時はお互いさま」


ラスト、コーション スペシャルコレクターズエディションラスト、コーション スペシャルコレクターズエディション (詳細)
アン・リー(監督), トニー・レオン(俳優), タン・ウェイ(俳優), ワン・リーホン(俳優)

「濃厚なラブ・サスペンス、うねるような官能の深淵に酔わされる。」「伏し目がち、時に覗き込むように」「トニーレオン金字塔作品」「「評判通り」の映画」「見どころあるが、二人の駆け引きもっと見たかった」


ゴーン・ベイビー・ゴーンゴーン・ベイビー・ゴーン (詳細)
ベン・アフレック(監督), ケイシー・アフレック(俳優), ミシェル・モナハン(俳優), モーガン・フリーマン(俳優), エド・ハリス(俳優), エイミー・ライアン(俳優)

「掛け値なしの傑作」「サスペンス映画の傑作」「とてもいい映画でした」「なにか得るものがある」「なかなか」


▼クチコミ情報

L change the WorLd complete set[DVD3枚組]

・「Lという人物を見せた作品
賛否両論のようですがこの映画はデス・ノートとは別ものです。もうすでにライトは死んでいますし、今回キラ以上の敵が出てきてはキラとの戦いが安くなってしまいます。本編はデス・ノートです。これはサイドストーリーなのでキラ以上の敵を出してしまっても意味がありません。なぜLがキラとの戦いに命をかけたのかという点が崩れてしまいます。そこさえ理解すればとても面白いし、いい話であったと思います。とにかくLという人物に注目です。色々な要素は入っていますがこの作品で伝えたかったことはヒューマンドラマに近いのではないでしょうか。簡単に自分の命を捨てるLが最後に言った言葉には感動しました。デス・ノートでみたLはLの1面でしかない。

私は最期のLが好きでした。

・「「L」=中田秀夫監督、そして日本の行く末
観て凄く感動した。時期も幸いした。劇場公開時期にかの環境保護団体の暴力的な抗議活動が起きたことが、「環境ファシズム」をリアルなものしたからだ。この時代を捉えるという事は邦画の苦手なところだが、今回は上手い具合にそれが成功した。ホラーの名手、中田秀夫がどういう演出をするかが興味津々だったが、今回は奇手に出た。それは自分の世界から飛び出すことにどちらかというとおっくうな「L」とそれまでとまったく違った分野に挑戦する自分自身を重ねる事で、金子監督の世界を見事自分の世界に引き寄せた。そして「リング」シリーズで見せた、あの壮絶な死の描写や、今は無き人との心の交流など得意技を次々に繰り出し、危なっかしいようで見事に決めて見せたのだ。

さらに死が迫りながらも、「悪魔より先に運命を決める」戦いを繰り広げる「L」の姿に、衰退してゆく日本がこれから成すべき事が暗示されているように見えてならない。悪は根絶できない。しかし悪に脅かされる未来への備えは出来ると。余力のある内にそれを成し遂げる事は未来への責任を成し遂げる事だと。

スピン・オフとして期待なぞしていなかったが、なかなかどうして骨太な娯楽作品だ。

・「さようなら、L
まず、これは「DEATH NOTE」では無いと言う事。「ストーリーの流れ」よりも「話を動かしている人間」を見る事。「ありえない」事を気にせずに展開に(沿えるでは無く)添える事。松山ケンイチのLを見る事。に気をつけて観た方が良い作品だった。

正直、ウイルスやワクチンなどツッコミまくりの部分もあったけれど、必要以上に残酷でしつこく不必要なんじゃ…と思われるホラーなシーン(多分監督の趣味)も、それを忘れるだけの満足を得られた。TVなどで「人間が生み出した新たな死神」などの宣伝をしていたので、その辺りの仕掛けや重点を軽くスルーされて少々肩透かしくらった人も多いだろうし、私もその中の一人だった。しかし、これは「話の深さ」を気にするのでは無く「LがLでは無く、一人の人間として成長する物語」としたものなのでそれが重要点では無い、と解釈しておいた方が映画の内容を十分に楽しめる。重要視すべき部分はLの「人間性」を扱ったと言う部分であり、監督や役者もそれを強調していた。そこを念頭に置いて観れば面白いと思う。前編・後編を創った金子監督にやってほしかったなあ…と思う所もあったけれど、結局はとても良い作品になっていたと感じている。「Lが原作と別人だ!」と思うかもしれないけれど。原作のLは運動神経がいいし、街中失踪やらあんな甘い捜査(?)はしないと思う。しかし、個人的にはこれは「映画」として観たのでそこは問題は無かったし、また別の松山さんとしてのLを知る事が出来て大変良かった。今回の映画はTVでも雑誌でも「Lの人間らしい部分を見せる」と言う事を第一に宣伝していた。その言葉の通りの映画になっていたと思う。松田の番外編も本当に感動したし、何よりもLが「生きたい」と思える様な世界を知る事が出来たと言うこと。この映画の題名はぴったりだった。Lとワタリを示す点も良かった。役者も全員素晴らしかった。特に松山さん、福田麻由子さん、福田響志君達には文句無し。人と出会う事で確かにLの世界が変わった。人は何かに気づいた時、何かを知る事によって視界が急に開けた様な、自分の周りに色が付いた様な、息が楽になる様な感覚を覚える。Lもきっとそれを知る事が出来たのだろう。

例の最後実はboyが…と言う件も、驚きツッコんだ場所の一つでもあったと同時に、納得と言うか少し強引だけど上手い流れだな感心もした。 これで、必ずしも全員では無いが今までずっと「DEATHNOTE」を見守っていた多数の人々が安心を得る事が出来たのではないだろうか。あの、夕焼けの中に去ってゆくLの後姿を見るだけでもこの映画に価値はある。あのシーンを見て、とても安心する事が出来た。「DEATHNOTE」の終わりとしても「人間はまだ大丈夫」と言う点でも、なんだかとても安堵出来た。私にとっては最高の「最後」だった。ファンとして今度こそは本当に、しっかり「さようなら」と言える様な。

・「Lファン限定
デスノートの面白さと言えば、ライトとLの心理戦、頭脳戦ですが、今回はそういうのは一切なし。人前には一切姿を見せない設定のはずのLが「そんなの関係ねぇ!」と言わんばかりに、姿はおろか、顔までさらけ出し、体を張ってテロに立ち向かいます。ラストでのその勇姿は、まるで「24」のジャック・バウワーのようです。しかし、残念ながらストーリーの完成度は「24」には遠く及びません。

全世界の警察を動かせるはずのLが、何故警察に追われるのか?犯人が分かってるのだから、警察に指示して犯人をとっとと捕まえればいいじゃん?など、他にも突っ込みどころ満載でした。(沢山書くとネタバレになるので控えますが)

でも、いいんです。Lファンの私にとっては。23日間の命とは言え、原作ならライトに負けてしまったLが元気でいる…。その姿を見られただけで満足しました。そんな訳で、Lファン限定で星5つを付けさせて頂きました。それ以外の方は、星2、3と言ったところでしょうか?デスノートを何も知らない方が、いきなりこれを観ることはお勧め出来ません。

・「好きな人なら
本当にLが好きな人なら文句はない作品です。そういう人だけ観ればいいと思います。L崇拝者として映画に対してこんなLは、みたくないとかそういう考えがあるなら観てほしくないと思います。私は一生宝物にできる作品だと思いました。

L change the WorLd complete set[DVD3枚組] (詳細)

アース プレミアム・エディション(2枚組)

・「地球に住む一員として・・・
一番身近な存在であって、一番深くを知らない存在。『地球』。この作品は、そんな『地球』の”ポートレート”とも呼べるドキュメンタリーです。生命にあふれた美しくも厳しいこの星の姿を、様々な角度から捉え、四季のうつろいや、寒暖の差、起伏に富んだ地形の織り成す環境の下、力強く生きている動植物の姿を、ただひたすらに追いかけた映像は、決して作り物には出せない美しさと説得力を、これでもかとばかりにぶつけてきます。物語のスタートは、昨今の地球温暖化による氷山の融解や海面の上昇により、絶滅が危惧されているホッキョクグマの親子の姿から始まります。極寒の地で生きる生き物の過酷な暮らしを捉えたあとは、子午線を辿るように南下していきます。ツンドラからアフリカの砂漠、南氷洋、そして南極。映像と共に流れるナレーションも、特に感情に訴えるようなモノではなく、淡々と事実だけを述べているのですが、この旅を終える頃には、この星に住んでいるのは、決して自分たち人間だけじゃないんだというコトを強く胸に刻まれます。自分たちが生きている、このかけがえの無い『地球』に突きつけられてる現実を、目の当たりにして、いつしか目頭に熱いものを感じていました。

・「文章や写真では絶対に伝わらないものがある
北極のシロクマの子育てから徐々に南下して南極のクジラの旅に至る、地球を縦断して、動物と自然の驚異を映像にしたドキュメンタリー。本作品では生存のために壮大な自然の中を移動する動物を題材にしたものが多い。

氷が溶けて歩く場所がなくなり、広大な海を泳ぐホッキョクグマや、何十万頭という鹿の群れとそれを追うオオカミ、ヒマラヤを越えて移動するツル、水を求めて干上がった砂漠を移動するゾウなどすべてにおいて初めて見る映像に驚く。自然の壮大さと貴重な美しさを改めて認識させられると同時に、随所にみられる温暖化の影響に、人類が果たすべき責任の重大さが伝わってくる。熱帯に住む鳥の奇妙な求愛行動などは、文章や写真では絶対に伝わらないと思うほど不思議な形と美しい色彩、動きが見られる。そのような意味でも、映画としての醍醐味十分な作品である。短い一つ一つのシーンのために払われた努力も想像を絶する。

『ディープブルー』などでは劇場で見た迫力ある映像がDVDではやや劣っていたので、本作品でも少し気になるが、とにかく一度見ろと言いたくなるすごさだ。星5つで、映画館で見、DVDも予約した。

・「記録にしてはいけない
その壮大さ、優雅さ、壮烈さは百万の言葉をもっても表せるものではなく、ただただ全編圧巻です。美しい風景や厳しい環境の中を生き抜く命の叫びに何度涙しそうになったことか。

でも残念ながらこの映画で収録された景色は年々、日々失われていっているそうです。数十年後、我々の子孫がこの映画を自然がまだあった頃の記録として見るようなことをしてはならない。そんな決意もしたくなる1本です。

・「秀逸な映画でした
この映画はまさに地球の「映像」という感じなので、映画館の大きいスクリーンで見ないと魅力は半減だと思います。DVD購入して自宅でバックグランド映像で流して見るのもいいとは思いますが、それならやっぱり大きいテレビで・・・と思います。

見るまでは、ちょっと眠くなるくらいものすごーい癒される感じの、大自然が淡々と流れる映画かと思っていたのですが、結構はらはらどきどきでした。ゾウがライオンにやられるー、逃げてーっとか、ホッキョクグマとアザラシの戦いーっとか、たとえばゾウ目線なら早く逃げてーっとなりますが、ライオンはライオンで飢えてるし、といった感じでものすごいスケールの大きい「どうぶつ奇想天外」です。

しかし、この映画の撮影に費やされたであろう年月や労力はものすごいだろうと思います。圧倒的な自然、地球の姿をここまでカメラに収め、映画化して、私たちが見ることができた、そして、このすばらしい地球に暮らせていることに本当に感謝すると同時に、アル・ゴアの「不都合な真実」とはまた別の角度からの地球を大切にしなければいけないと思わせてくれる大きな存在の映画であると思います。

・「渡辺謙のナレーターは良いです♪
他のレビューにあるように、大画面と音響ならではの迫力感は自宅ではむつかしいかも。そう思って閉演間近にギリギリ映画館で見ました。でも逆にあまりのスゴイ感に酔ったようで…案外、普段から見慣れている自宅のテレビで「映画館で見れば良かったね」と家族や友人と話しながらくつろいで見るのもオススメです。

アース プレミアム・エディション(2枚組) (詳細)

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 ブックレット付プレミアム・ボックス (数量限定生産)

・「流石!
とにかくグロテスクでしかし悲しい話になっている。ティム・バートンが監督でありティムらしさもでていて笑いも少しある。ティムの発想やジョニーデップの演技、キャストの歌が観客を感情移入させてくれる。最終的に衝撃的なラストがまっている。流石と言わんばかりのジョニーの演技には息を飲む。パイレーツオブカリビアンシリーズやチャーリーとチョコレート工場のときのあの笑顔は何処にもない。ただただ復讐に燃え上がる狂気の理髪師を演じている。ジョニーの狂気の顔は鑑賞後も心に残るであろう。その証拠にラベット婦人を演じるヘレナ・ボナム・カーターはジョニーの役作りに身震いをしたと言う。キャスト全員が歌がうまく最高のミュージカル映画となっている。

・「こっわーい!!
友人と非常に楽しみにしていて、映画を観に行きましたが、すごく良かったし、恐かった!!誰と触れ合おうとも、ニコリともしないトッド。その非情さ、残酷さは、パイレーツオブ〜のジャックとは思えないほど。そしてデップさんの歌ですが、可もなく不可もなくと言ったところでしょうか。あぁいや、声がステキなので歌もとっても良いかと。本人曰く、もっと練習すれば良かったそうですが(笑)。映画を見終わった後、絶対にDVDを買おうと思いました。映画公開から3ヶ月ほどでDVDになるので、4月ごろかなーと思いきや、まさか6月とわ。この発売をどんなに待ったかですよ。ここで予約しなきゃ明日には買えるんですが、他にも欲しいのがここでしか売っていなかったので、一緒に買いました。来るのが非常に楽しみです!

後日談。早速見ましたが、やっぱり恐いですねぇ。歌いながら喉をかき切るシーンは、いつ見ても恐いです。イライラしたときとか、気分を沈静したいときに見ると、効果があるから不思議。私もアブない!?

・「なかなかいいです
スウィーニー・トッドにハマったので買ってみました。見た目はなかなかいいですよ。箱がいかにもスペシャルって感じでいいです。

ブックレットはすべて英語ですが、和訳してある紙が入っているので安心です。でもオフィシャルメイキングブックと中身がちょっと似ていました。

特典のディスクもボリューム満点です。とくにギャラリーがいいですね。服とかが参考になります。メイキングもくわしく出ているので、どうやってこの映画を作ったのかとか知りたい人必見です。ファンは買って損なしです。

・「ナメクジのような 復讐劇は、『革命的映画』となった。
かような映画に出会ったことは かって無かった。長生きしている者の幸せである。驚くこと、自己の過去に観た映画の体験を壊されること山ほどありすぎる。自己が出会った過去の映画のイメージが すっ飛んでしまった。 1:まず、主人公は今で言う理髪師。腕が達者で、上級客が一杯。その美しき妻を自殺に追い込み、更にその娘を狙う悪魔の存在。主人公は無実の罪で牢獄に放り込まれる。そして、ようやく出獄。テーマは、「粘っこい復讐とはなにか」なのである。その後の話は、とにかく 直接 ご覧になることをお薦めする。

2:つぎに、映像の可能性をかほど革命的・実験的に熱中した制作者諸氏に驚く。我らは驚かすこと必至。監督の才能、感性の不思議さに度肝を抜かれる。否、逆に恐いと感じる。

3:最後は、ミュージカルが原本であり、上記の『実験的・革命敵作品』のバックグラウンドにしていることを知らされ 唖然とする。とにかく、今、生きている映画好き諸氏よ。 この作品を今、われらは観ることができる。ムチャクソにお薦めします。

・「特有の世界観によって魅せる作品☆
愛するものを奪われた男が復讐心にかられ、最終的には復讐そのものに狂ってしまっていたとても悲しい物語です。

雰囲気ある街並みと服装。印象深いキャラ立て。モノクロの色彩美。 時にすこしコミカルな印象さえあるシーンもありますが、 「首切り」「人肉食」といったシーンが主に絡んでくるので、ダメな人は避けなければならないでしょう。 とはいえ、そこはティム・バートン。 このなかなか悪趣味なグロさも、チープさと交え、特有のブラック・ファンタジーといえる世界観の中に昇華されていると思います。 ミュージカルという作用もあり、特に童話的に感じさせてくれますね。 ミュージカルシーン自体も、個人的には歌も歌詞も引き込まれるものがありました。

いっぽうでそこによる現実性の弱さもあり、切迫感や悲哀感にはやや欠け、登場人物の心情と完全にシンクロするのは難しかったかもしれません。

特に驚きを狙ったような展開や見せ方ではなく、だいたい想像通りに物語は進みます。 この結末に反して衝撃には欠けると思いますが、無駄なくよくまとまっていて個人的には気に入りました。

最後のシーンはその映像世界ともあいまって、ある種の美しささえある終結だと思います。

その世界観に支えられた作品ですね。

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 ブックレット付プレミアム・ボックス (数量限定生産) (詳細)

陰日向に咲く 愛蔵版(2DVD+CD)

・「笑えて、そして泣ける映画です。
映画館で3回見ました。人間関係が複雑なので、2回目・3回目に見たときに「そういうことだったのか!」と気付いたことが結構ありました。なので、DVDで何度も見ると面白いと思います。

笑えて、そして泣ける映画です。見終わると、ほのぼのとした気持ちになると思います。

V6の岡田准一くんの演技もすごくよかったです。ドラマ「SP」とは別人のようで、さすがプロだなあと感心しました!

特典が楽しみなので、さっそく愛蔵版を予約しました。7月が楽しみです。

・「想いが伝わって痛いぐらい
脚本、シーン、役者の演技、すべて素晴らしい。 無駄がなく、簡潔で語り過ぎず、でも十分過ぎるぐらいに登場人物たちの想いが伝わって痛いぐらい。 もう一回、DVDで見たいです。 ひとによっては、あざといと捉える方もいるかもしれませんが、日ごろ、物事を皮肉に見るクセのついてしまったボクが見ても、心動かされる物語でした。 私にとって現時点での本年度邦画ベストワンです。

・「待望のDVD
劇団ひとり原作の映画版がついにDVD化です原作本を読まずに映画を見たんですけど、感動しました。登場人物が多くて、展開も少々早いんですけど平気ですV6 岡田くんや宮崎あおい の演技が雰囲気をさらに引き出してます

・「心温まるエピソードの数々 泣けました
それぞれ悩みを抱え、社会であまり日の当たらない人達にスポットライトを当てて描いています。市井の人の「陰」を描きながら、いつかくる「日向」への希望が描かれていました。

岡田准一、宮崎あおい、伊藤淳史、平山あや、西田敏行、三浦友和という登場人物で、中盤まではゆったりとしたテンポで進みますが、終盤は怒涛のようなスピードで展開し、それぞれのパーツが組み合わさっていき、一つの大きな流れに集約されていきます。偶然が重なるようなまとめ方は現実にはないでしょうが、そこはファンタジーとしての良さとして解釈しました。終盤、泣かせるようなエピソードやせりふが続き、心を揺さぶる映画となったわけです。

人の親として生きている人に共通する思いがそこにありました。なんの変哲もないごく日常のワンシーンによせる思いが、これほどまでに心に突き刺さるわけですね。桃の木の横での家族の集合写真のエピソードにもジーンときました。

家族の愛、他人への思いやり、人間の優しさ、人を愛することの美しさ、などいろいろな感情が次から次へと押し寄せてきました。幸せの姿って、身近な人との愛情の中に存在しているのだということのが如実に語られているようです。

人生ってなかなか順調にはいかないものですね。挫折を繰り返し、哀しみを乗り越えて少しずつ歩んでいきます。幸せの存在はまさしく身近なところにこそ存在しているのだ、ということに改めて気づかされる映画でもありました。

エンディングで歌われたケツメイシの「出会いのかけら」の歌詞がまた映画とぴったりで、ここでも涙腺が刺激されます。良い作品でした。

・「『巡り会いの中で生きてく また人を少し好きになる…』
ケツメイシのエンディングテーマは秀逸で、ラストシーンとともに本当に心が温まりました。

ただ、原作が素晴らしかっただけに敢えて指摘させてもらうと・・・背景描写が少し弱かったかなと。原作を読んでいないと、登場人物の行動に不可解さを覚える部分もあると思われます。

あと、みゃーこのエピソードは削ったほうがよかった。原作とは異なる展開も強引すぎましたし。

とはいえ、泣いた泣いた。。岡田准一の熱さ、西田敏行が出す味にはグッときました。このへんは映画ならではです。

是非、原作+映画でお楽しみ頂きたい名作です!

陰日向に咲く 愛蔵版(2DVD+CD) (詳細)

母べえ 豪華版 〔3枚組 初回限定生産〕

・「70年ほど前の当たり前の日常と非日常
まず、この映画が2008年1月公開の作品だということを確認しておきたいです。この作品は昭和15年…西暦1940年という、今となっては多くの人々にとって未知の過去の東京が舞台なので、2008年現在の東京の暮らしと比較するには、あまりにも特殊な世界だと思うんです。治安維持法で家族が特高に捕らわれてしまうというのも、やはり特殊なケースだと思いますし。

しかし、この映画全篇に描かれている、父べえや母べえたち家族、そしてその家族を取り囲む人々を包んでいる空気というのは、セピア色ではなく原色の光沢を放つリアルな空気に満ちています。ドキュメンタリー映画とも私小説とも違う、山田洋次監督の意図する空気感なのでしょう。これはホントによく描かれていると思いました。女性目線の物語にしては、情感が薄いというか、あんまりドロドロしていないんだナァとも思ってしまいましたが、これも戦争前後の異常な時代の空気があってのことだと想像してみたり、隣組の集まりでの理不尽な儀式のような、なかなか物語にならないようなシーンを丹念に映像に封じ込めているところなど、母べえ達が生きた時代のリズムというか、ノリというか、そういったものを感じさせる映画に仕上がっていると思います。

戦争が絡む時代の物語ですが、極端に感情を揺さぶられる映画ではないですし、かといって主演の吉永小百合ファン向けだとか、名監督・山田洋次ファン向けの映画ということでもありません。この作品はコマ単位というか、パーツやディテールにを注目する映画ではなく、ベテランスタッフと気鋭のスタッフたちが、知恵を絞り全身全霊をこめて絶妙なせめぎ合いの中から生みだされた「70年ほど前の当たり前の日常と、日常的じゃない激しく動いた時代の映画」だと思いますネ。

通常版でも十分堪能できる佳作ですが、本作の特典DVDに収録されている「父べえのエピローグ」は、作品の奥行きを更に深めるものになっているので、見ておいて良いのではないかと思います。私のように、本篇ラストでグッときてしまった人なら、尚更見ておきたいですネw

・「とても良かったです
母べえの言葉に心をギュッとつかまれました。

愛する夫と一緒に暮らすことのできなかった切ない彼女の人生がジワジワと心に染みました。

検閲で、黒く塗りつぶされた父べえの手紙に、今、自由に発言できることの幸せを感じます。

自分の考えを貫くだけで「非国民」と社会から排除されるなんて戦争はイヤだと改めて思いました。

もし私があの時代に生きていたら「贅沢は敵」と盲目的に世間に合わせていたかもしれない。

何か変だと思っても、その方が生きやすいから・・。そんな、自分の弱さも気付かされる映画だった。

・「じっくり作品制作過程も見られる決定版
映画本編に加え、撮影メイキング映像+野上照代さんのリアルストーリーと本作の関係をもったドキュメンタリーで構成された特典ディスク1、そしてNHK-BS2で放映された特番(山田監督と吉永さんへのインタビューとメイキングで構成)の特典ディスク2を追加した豪華版。本作をじっくり制作過程や製作サイドの思いも含めて鑑賞したいという方には最高のプレゼント。

本編については、原作に手を加えた部分が賛否あるだろう(例えば山ちゃんが母べえに恋愛感情を抱いてしまうところ、あるいは母べえ臨終の際のコメント、等々)が、山田監督ならでは、の真摯な視座で親子、家族の大切さをとらえるとともに、二重写しで戦争反対を訴えていく構想については、ファンならずとも共感できるはず。吉永さんはじめ、浅野さんや鶴瓶など出演者の抜群の演技も必見。

特典は、ディスク1には映画製作に興味ある人なら見て損はないメイキングが丹念に収録されている。志田未来さんなどの若い俳優、子役に対しても案外厳しい演技指導をつける山田監督の衰えぬ映画製作にかける熱意に脱帽。またモデルになった野上さん一家の様子も映画を鑑賞するにとても深みを増した。

特典ディスク2は、特典1がある分やや価値が減じたともいえるが、NHKらしい真面目な作りが高評価だ。特に、吉永さんと山田監督が揃って互いの製作姿勢にコメントを出す場面は非常に興味深かった。本作に限らない、2人のアーティストの魅力を追ったところがよいと思う。

もうすぐ終戦の日。我々日本人として、改めて戦争を見直す格好の作品だと思う。

母べえ 豪華版 〔3枚組 初回限定生産〕 (詳細)

チーム・バチスタの栄光

・「竹内結子と阿部さんが面白い!
原作は現役の医者(!)が書いた「このミス」グランプリ受賞作の小説。医療ミスを調査する竹内結子が、役所のオエライさんである阿部寛の力を借りて、徐々に事件の確信に迫ってくとゆうのが話の本筋。一見重たそうな話ですが、とにかく竹内結子と阿部寛が面白い!二人の絶妙な掛け合いがまさにコメディで、予想していた重たさはありませんでした。また、井川遥や佐野史郎などの脇役がかなり光っていて、キャラ設定とストーリーがうまく絡まってました。また、脚本に「トリック」シリーズの蒔田光治が加わってるためか、クスッと笑える小ネタが満載で、鑑賞中さほど疲れなかったのがよかったです。しかし、ラストのどんでん返しでストーリーは一変、人間の底意地の悪さと残酷さを感じてしまいました。コメディ、シリアス、サスペンスと、ほんとに良くバランスのとれた映画でした。見ても損なし!ぜひチェックしてみてください★

・「一気呵成に突っ走る、心理サスペンスの良作
本作は最後までとにかくハイテンションである。阿部寛がいつものテンションだからではない。テンポがフルスピードなので、観ているこちらものめりこんでしまう魅力がある。まず竹内結子の溌剌さ。これが本作成功の最大のカギだろう。いつも病弱な役が多く(笑)表情も曇りがちな感じなので、これだけイキイキしているとなんだか嬉しくなる。他の作品のメイキングを観るとタケウチは必ず両手で握手をしている(クランクアップの時とか)。そういうのって性格が表れるんだろうなあ、と思っていたら、本作では劇中でも両手で握手をしていた。もう惚れちゃいそうである(笑)。この10年で本当にいい女優になったよなあ。玉山鉄二との共演はそれだけで「天国の本屋」を思い出してしまい、これまた感動。「サイドカーに犬」の時はちょっと痩せすぎだったので、このくらい健康体のほうがいい。阿部寛はある意味いつもの阿部寛だったが、映画に迫力をもたらしたのは大きい。とにかく一気呵成に突っ走るストーリーなので、家での「ながら視聴」は厳禁。というか5分見ないと訳がわからなくなるので、要注意。終わり方も納得できる「どんでん返し」だったと思う。おススメです。

・「原作をうまく映像化、医療現場の緊張感が再現されています
面白いと思いました。

バチスタ手術完了後、心臓が再鼓動するかどうか、その瞬間の緊張感や、失敗に終わったときの身が凍る感じなど、医療ものの見せ場をきちんと表現していると思います。また最後の地下室にシーン、謎解きに至るTVモニターの仕掛けは面白かったです!

主役の阿部ちゃんと竹内結子は、存在自体でストーリーを引っ張ることができる数少ない役者です。本作は主役がきっちり演技しており、プロットもしっかりしているので最後まで飽きることはありません。更に言えば、佐野史郎もよかったし、ココリコ田中も相変わらずうまい。吉川晃司ですが、手術のシーンは熱演だと思いました。手術の手際をなかなか自然に見せています。

この映画の特徴として、出演している役者が、阿部ちゃん以下、いい意味で「軽い」演技をする方々です。だから日本映画にありがちな重苦しさも感じさせません。娯楽映画として平均以上だと思いました。

・「後味もGOOD!
原作を読んでから映画を観るとガッカリしてしまうものが多いと思いますが、この作品は良く再現出来ています。手術のシーンはかなりリアルですし、配役も私としてはかなりしっくりくるメンバーが揃ったなと感じました。主人公でちょっと抜けた感じの田口先生を女性の竹内さんが演じていても違和感はありませんでしたし、何よりあの妙なオーラを放つ白鳥を阿部寛さんが完璧に演じてくれたことに、それだけで満足でした(^-^)笑一見シリアスで重い感じの内容ではありますが、田口&白鳥のやりとりで思わず笑ってしまう場面がけっこうありますよ!阿部さんは本当に皮肉たっぷりの役がお上手ですね(笑)もちろん、医療を扱った作品だけに緊張感や患者の心臓の再鼓動がこない時の恐ろしさは痛いほど伝わりました。とても切り替えの上手い作品でした。日本のミステリー映画としては、久々に最初から最後まで楽しめた作品だったと思います☆中盤でもだるむことなく、飽きずに観れました。終わり方もスッキリした感じでGOODです!

・「コンキチ&ナターシャの絵本ナビ
チーム・バチスタの栄光は平成18年に宝島社から刊行された海堂尊の長編小説でデビュー作、原作は現役医師でもある海堂の描く現場の緊張感がリアルで身近な大学病院という舞台も功を奏し新人らしい清清しさに好感を持ち家族全員で楽しく感想を言い合った作品でした。

未読の方や未見の方もいらっしゃるので細かい設定は言わず映画と小説とは主役が男性から女性の竹内結子に変更されて時期を逸し、映画館では見ませんでした。原作では白鳥圭輔という厚生労働省大臣官房秘書課付技官で厚生省の問題児通称ゴキブリという、インパクト充分のキワモノキャラを阿部寛が演じ良い味を出しています。ミステリーの要素もあるので最後まで飽きずに見ることができました。原作では重要な役の井川遥演ずる大友直美の演技が残念で主役の竹内結子を丁寧にサポートする野際陽子が演じる看護婦役もちょっと違うんだよなーという細かい不満もありますがなかなか魅せる映画でしたよ!

チーム・バチスタの栄光 (詳細)

アメリカン・ギャングスター コレクターズBOX (初回限定生産)

・「ディレクターズ・カット>劇場公開版
今回付属のディレクターズ版を観て大変感激し、改めて劇場に足を運んで観てあらビックリ!。ラストも全く異なるし、本編でのデンゼルと妻との家庭のシーンが大幅にカットされていたとは。確かに3時間近い上映時間を避けたかった製作者側の気持ちもわからないではないが、いくら劇場公開後数ヶ月してDVD化が通例とは言え、皆が皆レンタルや購入するわけでもなく、同一作品で2バージョン存在する現在の状況は、オールドファンにはどうも馴染めません。劇場で観賞した人の多くが、このディレクターズ版のラストの方がきっとしっくりすると感じるのではないでしょうか。(ファースト・シーンとの対比が見事であるし、何故デンゼルがこの悪役を引き受けたかも理解できる)監督と製作者サイドの意見の違い以前に、DVDレンタルや販売目的のために、こうした両バージョン路線をとり続けることは、いい加減止めてもらいたいと多くの良心的ファンが感じていることを製作サイドは真摯に耳を傾けるべきではないでしょうか。

・「必ずエクステンディド・エディションでの鑑賞を!
マフィア、ギャングといえば、まだイタリア系移民の犯罪グループが幅をきかせていた1960年代後半から物語りは始まる。ハーレムに住む黒人を支える男とギャングの顔を併せ持つ男バンピーの隣には、いつもフランクがいた。バンピーの運転手であったフランクは、彼を実の父のように慕い、敬い、彼の帝王学を真摯に受けとめた青年だった。バンピーの死後、フランクは誰の元にも身を寄せなかった。未来の麻薬王の誕生である。

この作品は、実在の事件を元に長きに渡りその存在が表に出ることのなかったフランク・ルーカスと、彼を追う刑事リッチー・ロバーツの闘いを描いたものである。

生きた環境こそ違うが、二人は同じタイプの人間だったといえるだろう。真っすぐに生き、頭のきれる男たちがそこにいる。信念を持ち、前に進む男たち。だからこそ、二人は惹かれあい、奇妙な友情が芽生えたのだろう。ギャング映画ファン必見のいい作品だ。

ブロウ麻薬を扱う男の成功と没落という点で、こちらもお勧めだ。

・「今年のマイベスト
一人でレイトショーに2回も足を運び、レンタルではなくてどうしても自分のものとして何度でも好きな時に観たいと思い本品を購入しました。はじめは善良そうなイメージのデンゼル・ワシントンがギャング役なんて、と思いましたが意外に合っていましたし、ラッセル・クロウも存在感や演技、たち振る舞いなどさすがです。とにかく全ての配役がよく、リアリティがありました。映画がよかったあまりに、つい思いあまって”コレクターズBOX”を購入してしまいましたが、付属している2本目と3本目のDVDはひたすら制作秘話的なもののインタビューが繰り広げられており、自分には通常版より高いお金を出して買わなくてもよかったかなという感じの代物でした。

・「正義と現実、家族愛と悪にはさまれる人間の葛藤を表現した渋い秀作
ボスの死亡による成り上がりでマフィアのボスとなったデンゼル・ワシントンとそれを追いつめるラッセル・クロウ演じる刑事の攻防を描いた作品。実話を元にしており、マフィアのボスがアジアからの麻薬ルートを築いて成り上がる経緯と、マフィアと癒着する警察内にあって正義と現実に揺れる経時の葛藤が見所。派手なアクションはほとんどなく、互いの物語が淡々と進行し、交差する。

実社会に存在する成功と凋落、正義と現実、または家族愛と悪にはさまれる人間の葛藤を表現した秀作である。話の展開にも無理がなく、過剰な演出もないため、非常にリアルで説得力ある構成になっている。2人のしぶい俳優の演技も見応え十分で、他の派手な俳優では全く違った作品になりそうな気がする。

難点は時間がやや長いこと。2時間半を超える長さは、興行成績よりも賞狙いだったようにも思えるが、途中はやや中だるみで、省略可能なシーンがあるように感じた。

人生とは何かという哲学をそれぞれの境遇で表現した作品としては秀逸で、一話完結の作品としての完成度は高い。総合的に星4つの評価。

・「教訓に富んだ実話の物語
 物語は1968年、NYハーレムのボス「バンピー」の死から始まる。このバンピーもまた実在の人物で、「コットンクラブ」や「シャフト」でおなじみである。(スーパーフライという言葉を「黒いジャガー」で知った) ヴェトナム戦争でアメリカがいかに弱体化しようと、公民権運動で黒人の地位が向上しようと、白人が仕切るギャングの世界でのし上がるにはアイディアが必要だ。そこで、バンピーからハーレムを受け継いだ、デンゼル・ワシントン演じるフランクが考え出したのが、「黄金三角地帯」で純度の高い麻薬を直接大量に買い付け、軍用機で運ぶという突拍子もないことだった。(懐かしいミッキー・ローク、ジョン・ローンの「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」を思い起こさせる) 安く純度の高い麻薬がハーレムに出回り、犠牲者の数は黒人を中心にうなぎ登り、汚職警官がはびこり町は荒廃していく。対抗する敵に対しても容赦がない。しかし、そんな犯罪王フランクの家族を大切に思う気持ちは温かく、白人の妻への接し方は貴族のように気高い。その対照的な演出が本人の魅力的な姿を映し出している。 それに対して白人たちの醜さが際立っている。既得権を守ろうとあの手この手でフランクをつぶしにかかるマフィアのボスのアーマンド・アサンテ。賄賂や着服と腐敗しきった警官たち、なかでもジョシュ・ブローリンのえげつなさが印象的である。主人公のリッチーですら、汚い金に手を出さないまでも女にはだらしなく、法律家となって警察から抜け出すことばかり考えているアンチヒーローである。 本作は、何より実在のモデルたちがまだ生きているというところに迫真力がある。60年代後半から70年代にかけてのNYの裏面史が、リアルなセットとともに描かれていることも興味深い。 アメリカで成功するということは、「ロッキー」のように決して美しいばかりじゃない。「ゴッドファーザー」や「グッドフェローズ」と同じく、頂点に到達したときから転落は始まっている。そういう意味でこの映画は、アクション娯楽大作と言うよりは、教育的なドキュメンタリーに近い。

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銀色のシーズン プレミアム・エディション

・「DYNAMIC&DRAMATIC
田中麗奈演じる七海が3日後に結婚式を挙げる為に、とあるスキー場にやって来る。そこへ瑛太演じる銀ら3人組の悪ガキトリオが起こす騒動に巻き込まれてゆくのだが…。まずオープニングの3人がスキーでゲレンデを滑走するシーンが圧巻だ。また舞台となった白馬の山々の雄大さがそれに彩りを添えている。ただロッジの屋根の上まで滑るというのは少しオーバーな感じもするが…(笑)。それからストーリーに着目すると、今時ダウジングで温泉を探索しようという青年(彼ら3人組だ)がいるというのが珍しく、それに何でもアリというこの現代にあって何かしら素朴さを感じさせるのも好ましいポイントだ。ベタな青春恋愛ドラマとしてこのストーリーを描くのではなく、こういった青年像だという主張で描かれていて、かといってドライであるという訳でもない作品だ。それにこの作品を見ていて久々にスキーに行きたくなった。もう少しブレイクしても良さそうな、魅力的な作品だ。

・「銀色のシーズンは本当に傑作だ!
あまりにもいい映画だったので劇場で3回お金を払ってみました。洋画・邦画問わず初めてのことです。スキーアクションにはらはらして、物語に笑い感動し泣いて、最後は元気なる・・・こんな映画は最近ないですよ!ワールドカップスキーヤーに期待する地元の人、その重圧に勝とうとする選手の生き様。彼をバックアップする友人そして都会から何かを求めてきた美女・・・どれもこれも人生の縮図です。雪山の美しさ、そして冒頭のスキーシーンはまるで007を見ているようにスクリーンに釘付けになりました。監督他俳優たちはスキーをするのが今回が初めてとのこと。全くスキーをしたことがないからこそ何にも捕らわれず純粋なドラマ作りが出来たのかも。今年は「4ce cut the wind」などスキー映画(スノボではない!)が制作されスキーファンにはうれしい限りです。年末には「銀色のシーズン2」かテレビシリーズ化してまた魅力あふれるキャストに会いたいですよ。お願いします。フジテレビさん。

・「待望のスキー娯楽大作映画をありがとう!!
ボクらスキー大好き人間が待ち望んだ本格スキー映画「銀色のシーズン」。劇場で観て、今回プレミアム・エディションDVDも購入して観ました!!なんせ、スキー映画としては、バブリーな時代の伝説の名作「私をスキーに連れてって」以来、本当に久しぶりの作品になります。ここ数年前から、スキー場ではスノボに対抗して、スキーフリースタイルの若者が急増し、モーグルでも独特のスタイルを確立していただけに、ボクも、彼ら若者を題材にスキー映画を作れば素晴らしいのにと思っていたところでした。羽住監督、本当にありがとうございます!!映画の内容も、まずまずのおもしろさ。スノボ一色のイメージがある現在のスキー場にあって、スキーフリーライダーの雰囲気をよく表してくれたと思います。3バカトリオのハチャメチャぶりはとてもカッコよく、スキーシーンは背筋ゾクゾクでしたね。美しい白馬の景色も素晴らしかったです。この作品をきっかけに、ひとりでも多くのスキーファンが増えることを願います。

ところで、映画のワンシーンに私スキ時代の生き残りスキーヤー(ウェアもそのまま)が出てくるのですが、そのすべり方が実に笑えます。東京ウェーデルンで私スキの主人公になったかのようにわがままにゲレンデを独占する姿は、可笑しくもあり懐かしくもあり。同世代としてなんだかとても恥ずかしかったですねぇ。でも、今でも当時そのまんまの生き残り、本当にいるんですよ〜。この夏、次のシーズンを楽しみに、このDVDを観てイメトレに励みま〜す!!

・「ジェットコースターのように…
美しい雪山(カナダ&八方尾根)を滑り降りる名スキーヤー達の勇壮なシーンと躍動的な音楽に始めからわくわくしたが、この映画は現実性に乏しい普通のエンターテイメント映画ではなかった。

・「ダイナミックなオープニングシークエンスに圧倒されるスキー野郎映画
スキーを本格的にフィーチャーした作品は「私をスキーにつれてって」以来20年ぶりになるかと思う。その間ゲレンデはスノボーに席巻され、いつしか自分もスキーから遠ざかっていた。しかし、これを観るともうダメだ、スキー場に飛んで行きたくなる。何といっても最初のダイナミックなスキーシーンは鳥肌ものの迫力で、日本映画でこれだけ大画面が似合う作品はそうそうないだろう。メイキングを観ると凄い雪不足だったようだが、劇中そんなことは微塵も感じさせない作りもさすがだった。主役の4人がひとりもほとんどスキーができない、というのもある意味で衝撃だったが(今の20代のころはちょうどスキーが下火だったからね)、ヘタなのが当然な田中麗奈以外はそれらしく見せたのも映画のマジックだろう。本当に雪とスキーがメインの作風で、瑛太も玉山もその迫力にのまれてしまった感が否めないが、人間ドラマもよく描かれていたと思う。贔屓目感100%でいうと「私をスキーにつれてって」を超えたとは言わないが(笑)、ホイチョイとROBOTは何か「映画心」が似ているのかもしれない。好きな作品です。

銀色のシーズン プレミアム・エディション (詳細)

エリザベス : ゴールデン・エイジ

・「得難いこの雰囲気
10年ぶりのエリザベス。名優ケイト・ブランシェットの当たり役になりました。何よりも王朝映画ならではの、この雰囲気に圧倒されます。メイキングで良く解りますがセット、小道具、衣装には前作以上の経費が投入され、英国王朝の豪華絢爛さが溢れ出ています。権謀術数は良く描かれているのですが、私的にはもう少し、暗さ、怖さ、おどろおどろしたところがあった方が、より歴史の香りがしたのではないか、と思います。でも、ホームシアターなどでどっぷりつかりながら見るには、最近にはない、得難い雰囲気を持った映画です。

・「主演女優の圧倒的存在感、前作を知らなくても楽しめる完成度の高さ
ケイト・ブランシェット演じる『エリザベス』の続編。今作ではスペインとの戦争が勃発し、女王暗殺のもくろみや無敵艦隊撃破までの間における女性として、国王としての苦悩が描かれている。恋心を抱く冒険家に、トゥモローワールドのクライブ・オーウェンが起用されている。

壮大なセットや衣装に手をかけてはいるが、それら全てを忘れさせるほど本作品のケイト・ブランシェットは抜けた存在であった。本作品を見てしまうと、彼女以外にこれを演じられる女優が思い浮かばないほどはまり役で、手の込んだ演出などが全くかすんでしまうそほど演技は圧倒的である。領土拡大をもくろむスペインの野望を拒絶し、自由奔放な冒険家の船乗りに恋し、悩むも戦乱に巻きこまれる中で、自身の責任を優先させ、圧倒的に不利な戦争を勝利に導くまでの葛藤は見応え十分。身分の高い人物に対峙したときの緊張感や圧迫感が伝わってくるため、彼女がほほえんでも見ている側は緊張してしまう。また、実話を元にしているため、非常に説得力ある脚本になっているし、スペイン語を話す女王など、知性や背景医員死も十分に表現されている。ダンスシーンなどのカメラワークも非常に凝っている。無敵艦隊との戦闘シーンは短時間であり、実際の戦闘そのものよりも、それにいたるプロセスが脚本に値することが欲理解できる。

前作を見ていなくても十分に楽しめ、独立した作品として完成度は高い。世界史が苦手でも、本作品のように流れがわかれば非常に記憶に残りやすい。多くの工夫が随所に見られ、星5つの価値は十分だが、主演の存在感がすべてを圧倒する大作。

・「ヨーロッパ歴史物ファンにはこたえられない傑作。「エリザベス」の再発売も歓迎。
約10年ぶりにケイト・ブランシェットがエリザベス1世を演じた作品ですが、豪華な衣装に目を見張り、建築物の壮大さとその中での自在なカメラの動きに興奮し、ケイト・ブランシェットの女王としての品格と貫禄十分の演技に圧倒されました。国に身を捧げたヴァージン・クィーンの使命感と人間性を描ききった作品ですが、特に女王の人間的な側面が侍女を巻き込んだ事件に発展し、自身がうろたえる様はこの名君にして抑えられない心の葛藤があることを見事に示し、脚本の素晴らしさと見応えある俳優たちの演技に感服しました。ヨーロッパ歴史物ファンにとっては必見の作品でしょう。

欲を言えば、スペインの無敵艦隊を撃破する海戦シーンがあっさりしていることと、この時代の歴史に疎い人には本作で何故スコットランド女王メアリー・スチュアートがイングランドにいてエリザベスの頭痛のたねなのかがわかりにくい点が、惜しいと思います。しかし、戦争の場面に関しては甲冑に身を包み、髪をなびかせ、白馬の上から軍に檄をとばす女王の姿の凛々しさで十分補っているし、後者に関しては青木道彦氏著・新書「エリザベス1世」(私のお薦めの本です)等を事前に読んでおくと、時代背景や映画が史実をどのように脚色しているかがわかり、より本作を楽しめるでしょう。なお、本作はスペインとの緊張が続いた時期に焦点をあてており、女王最晩年の「黄金の演説」まではカバーしていません。

「エリザベス」と本作を両方観た者としては、ケイト・ブランシェットの「エリザベス」以後の女優としての経験の蓄積と映画の中のエリザベス1世の女王としての存在感の増大が呼応するように感じられました。「エリザベス」のDVDも再発売されるようで、楽しみが2倍になりました。

・「女優の迫真の演技には感服するしかない
前作に衝撃を受けてDVDを買いました。あれから10年、ケイトの気迫のこもった演技をまた見られるとは思いませんでした。メアリーとの確執やスペイン艦隊との激突は、あっさりしていて物足りないという人もいますが、それだけで映画が1本作れてしまうほど奥深い事件です。本作はエリザベスの人生をたどった通史ですから、あの程度で充分です。あれ以上深く掘り下げたら、全体とのバランスを失することになったでしょう。

エリザベスの人生は、危ない橋を綱渡りで渡る連続でした。カトリックが価値観のすべてだった時代に、父王ヘンリー8世が独立して英国国教会を創設したのが、そもそも人間離れした偉業でした。しかしカトリックに戻そうとする勢力は強く、いつひっくり返されてもおかしくなかったのです。メアリーとの立場が逆転する可能性も充分あったし、エリザベスも腹をくくって覚悟していたのでしょう。結局エリザベスは父王の素質を受け継いでいたのだと思います。その女版ゴッドファーザーの姿を、ケイトは見事に演じきっていて感服しました。

ただしこの映画は、反宗教改革のリーダーを自認するスペインのフェリペ2世が、カトリックに逆らって自立しようとするエリザベスをつぶそうとする話でもあります。フェリペの野望は打ち砕かれるのですが、彼はこの17年ほど前、トルコ艦隊を壊滅させることに成功しています。(レパントの海戦)まず東方でキリスト教圏を脅かすトルコを叩き、次いでカトリックに逆らうエリザベスを討伐して、カトリック復権を目論む一連の流れの中で起こった出来事です。だからスペインとイギリスの争いだけを抜き出すと、歴史の大きな流れを見逃すことになります。正義のエリザベスVS悪党のフェリペ2世、みたいなナレーションが流れていましたが、その点だけは違うと思いました。しかし映画自体が素晴らしい成功作であることに疑問の余地はありません。

・「圧倒的な存在感と美しさ
UK盤HD DVDを所持しています。

エリザベス : ゴールデン・エイジ (詳細)

Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!

・「これぞMr.ビーンです
 独特の顔芸とパントマイムで絶大な人気を誇る“変なおじさん”ことMr.ビーンが久しぶりにスクリーンに登場。南フランスへ旅行に出かけたMr.ビーンは、またもや大失態!父親とはぐれてしまったロシア人の少年ステファンと珍道中を繰り広げます…。

 日本では1998年、劇場版第1作『ビーン』(1997年)公開時に一大ブームが巻き起こり、ビーンの親友で、くまのぬいぐるみのテディのグッズが売れたりもしました。でも、そんなブームを知らない方でもご安心を。この第2弾は続編ではなく、Mr.ビーンを知らない方でも楽しめる趣向で作られています。『ラブ・アクチュアリー』『ブリジット・ジョーンズの日記』のリチャード・カーティス製作総指揮で贈る洗練されたおしゃれなコメディです。

  ◇『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』を楽しむための5つのポイント◇

◆1.Mr.ビーンとは?1990年にイギリスで放送開始したTV番組。ローワン・アトキンソン演じる“変なおじさん”が巻き起こす騒動をブラックジョークたっぷりに描くコメディ・ドラマは本国のみならず世界中でコアなファンを獲得し映画、アニメも製作されました。日本ではNHKで何度も放映され1997年の映画版をきっかけにファン層が広がり現在に至っています。Mr.ビーンの元ネタは、『ぼくの伯父さんの休暇』(1952年/米題:MR.HULOT'S HOLIDAY)で監督、脚本、主演を務めるユロおじさんことジャック・タチ。ローワン・アトキンソンは、このフランスのエンターティナー、ジャック・タチに魅せられてコメディアンを目指したといいます。ところで、今作の舞台はフランス、そして英語タイトルは「MR.BEAN'S HOLIDAY」。つまり、今作はジャック・タチへのオマージュ作品でもあるのです。

◆2.Mr.ビーンと少年との交流パリからカンヌへと向かう列車で出会ったビーンと少年ステファン。二人の珍道中が、今作最大の見どころ。お金も切符も無くして列車から追い出された二人。言葉が通じないながらも協力し合ううち、次第に心が通じ合ってきます。おじさんと少年の組み合わせといえば、チャップリンの不朽の名作『キッド』(1921年)を思い出す方も多いのではないでしょうか。ロード・ムービーならライアン&テイタム・オニール父娘が共演したピーター・ボグダノヴィッチ監督作『ペーパー・ムーン』(1973年)。Mr.ビーン単体の芸だけではなく、伝統的ハリウッド映画のスタイルを取り入れた脚本も映画ならではの面白さです。

◆3.フランス縦断!ロードムービーの魅力花の都パリから南フランスへ。フランスを縦断しながら美しいロケ地を楽しむのはロードムービー最大の魅力。今作にもエッフェル塔、凱旋門、ノートル・ダム寺院、ルーブル美術館などの名所から、ラ・デファンス地区まで観ているだけでウキウキするようなパリの街並みが映し出されています。モダンでオシャレな内装の高速鉄道TGVに乗り、その後ビーンと少年は列車から降りて南仏の美しい田舎街や自然を堪能。ビーンと一緒にフランス中を旅する気分になれます。そして美女に助けられ、いよいよカンヌへ…。

◆4.怪優ウィレム・デフォーが暴走!ビーンに劣らず強烈な個性をみせるのが、カーソン・クレイ監督を演じるウィレム・デフォー。『プラトーン』(1986年)、『最後の誘惑』(1988年)など80年代から性格俳優として数々の映画に出演してきた名優ですが、今作ではカンヌ国際映画祭で自作自演作品を上映する超ナルシスト男を怪演。そのはじけっぷりには大爆笑間違いなし!演技派俳優が肩の力を抜いて演じた時のお茶目な演技って味わい深くていいですね。ところで、彼が演じている監督、モデルは誰なんでしょうか?あの監督かな…などと頭に思い浮かべて観るのも楽しみです。

◆5.これぞ映画!カンヌ国際映画祭で大団円Mr.ビーン演じるローワン・アトキンソンのワンシーン毎に作りこんだ細やかな芸や、ビデオカメラをメインとした小道具の使い方など、思わず感心してしまう今作ですが、特に「うまいなあ」と唸ってしまうのがカンヌでの映画的演出です。ビーンがカンヌ国際映画祭に飛び入り参加してのクライマックス!ネタばらしになるので書きませんが、これこそ、映画でしか表現出来ない演出。ドタバタが綺麗に解決していく爽快感と、フランス映画的な大団円!こんな素敵な趣向の映画に出会うと嬉しくなってしまいます。

 暑い夏におススメのハッピー・コメディ。ぜひ、ご覧ください。

・「前作の汚名(?)返上の傑作
イギリスの人気TVキャラクター“ミスター・ビーン”のトンデモ珍道中を描く劇場版第2弾となる爆笑コメディ。10年前の映画版はイマイチだったですが、本作はなかなか面白かったです。

ビーンは、ほとんど喋らないんですよね。一応、会話で笑わせるようなところもあるのですが、もっぱら、動きだけで笑わせるというか、純粋コメディ作りに好感が持てるし、クジで当たったビデオカメラという小道具の使い方(後述します)が素晴らしかった。また、映画ファンなら、カンヌ映画祭におけるビーンの引っ掻き回しぶりに爆笑できる。監督ひとりよがりのゲージュツ映画にうんざりする観客の様子や、それでも一人悦に入る勘違い映画作家など、ありがちな風景が笑いを誘います。

カンヌに着くまでのドタバタに飽きてきたところに、カンヌに到着してからウィレム・デフォーというナルシストな映画監督という新たな役を投入するところが、なかなか巧いと思いましたよ。道中、ビーンはビデオを取りまくりますが、ここで、彼の撮った映像が生きてきます。ここからクライマックスに向けて、短編ギャグの積み重ねのようだったこれまでの展開が、一気につながっていく。感動的なまでにパズルがうまくはまる爽快感。どんな風かは観てのお楽しみ。(笑)ラストに近づくほど笑いの密度が上がって、そのままジ・エンドにもって行く力技には感服しました。 コメディのワクを超えて、これは傑作映画の1本になったと思います。

・「最高のコメディ
面白さの盛り上げ方が、巧みです。都度笑えるのは当然ですが、最後に清涼感のある笑いが開放されるまとまりがあります。こればっかりは、最後まで見て楽しんでください。

・「本作も笑わせてくれます。また、英国人の地中海へのあこがれの強さがわかります。
映画館で観ましたが、本作も前作の映画同様笑わせてくれます。前作はトイレの場面で、それまでに知っていた(それでもおかしかったけれど)Mr.ビーンのネタが披露されていましたが、本作は私が知る限り新しいネタのギャグばかり。中でも超有名なオペラのアリア(それが何かは観てのお楽しみ)に合わせて熱演する場面には腹をかかえて笑いました。笑撃度の点ではもしかすると前作を超えるものではないと感じる人もいるかもしれませんが、その代わり本作はフランスが舞台で旅の最終目的地がカンヌであることから、英国人が南仏、そして地中海に対していかにあこがれの感情を抱いているかがよくわかります。ラストの地中海の場面の音楽に「ラ・メール」を使うのが洒落た演出で、終りよければすべてよし、というハッピーな気分に浸れること間違いなしです。あと、カンヌ映画祭で上映される、前衛的かもしれないが退屈な映画が、途中からMr.ビーンの闖入ではちゃめちゃな展開になって終り、それがかえって観衆にうける場面は、芸術に傾きすぎる映画をありがたがる傾向にある映画祭への揶揄として痛快ですね。Mr.ビーンの笑いの中にある毒は本作でも健在です。

・「予想以上に面白い
全く期待しないでみました。予想に反して面白かった!

くじに当たってカンヌ旅行へいけることになったビーンが道中色々なハプニングにあい最後はカンヌ映画祭にお邪魔するというものです。

フランス国内での言葉が通じないためのトラブルも面白いですが、カンヌの映画上映にからめたエピソードは抱腹です。

最後は感動モードで終わり見ごたえのある一本でした。

Mr.ビーン カンヌで大迷惑?! (詳細)

マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋

・「こんなおもちゃ屋さんがあったら・・・
まだレンタルも出ていませんし、セル商品も9月発売なので劇場で見たのですが、とても夢のある良い作品ですね。久しぶりに優しい気持ちになれたというか、ストレスだらけの生活の中でほんわかとした93分でした。日本からはケロロ軍曹がゲスト出演(?)しているとのことですが、劇場では探せなかったのでDVDを買ったらじっくりと探してみようと思います。

・「おもちゃ箱
夢に溢れたおもちゃ箱! 子供の頃はがちゃがちゃのガンダム(ガン消し)で遊んでました。この映画を観て思ったことは僕は今年25歳なんですがガキなんだなと思いました(>д<)トイストーリーも好きだし、この作品も好きです。キャストにじゃなく作品にワクワクしたら観てみるといいと思います(^_-)僕は一生大人子供でいたいものです!

・「よかった
個人的にNATALIE PORTMANとDUSTIN HOFFMANが好きだから面白くみれましたしなんか雰囲気も好きでなかなかよかった前の人のレビューでケロロ軍曹がでてるって知って探して最初わからなかったけどパッケージにいたんですね笑

・「日本語吹き替え版の方が面白かった
この映画は、日本語吹き替え版がおすすめ!

字幕版だと何も思わなかった些細なセリフが、吹き替えだとニヤリしてしまう楽しさがあった。

謎の魔法使いマゴリアムおじさん(ホフマン)が優しそうで、いい感じのおじいちゃんなの!

お店の中も、なんでもアリの不思議がいっぱい、パ〜ッとカラフル、キラキラで楽しそうだった!

(でも、おもちゃのセンスは至ってフツ〜、ちょっと近所の「トイザら○」っぽい感じ・・)

映像の魅力で、それなりに見てしまうけど、モリーのピアノへの夢はどうなったのかな?

深く考えずに、単純に、おじさんの魔法と、あの楽しそうな店内を楽しんでればいいのかも?

・「何もかも中途半端
PRされてた割にはストーリー・映像共にイマイチでしたね。ファンタジー系にあまりストーリー的なことを求めるのは酷かも知れませんが。映像的に観てもそこそこ綺麗で不思議な世界ではあるのですが、もうワンパンチ足りない気がします。

ダスティン、ナタポーと二大共演をもってしてもふるわないです。ラストもなんだか尻切れのような気がしました。ありがちな信じれば夢は叶うことがストーリーの要ですね。お子さんにもイマイチうけが悪いのではないでしょうか。

マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋 (詳細)

KIDS 初回限定 『絆』

・「心に傷を持った3人のストーリー
 もっとも愛情を受けたい時期に、愛されない子供として育ったら…。また、多感な時期に、精神的にダメージを受けたら。この映画は、そんなトラウマを抱える、特殊な能力を持っているアサト(小池徹平)、タケオ(玉木宏)、シホ(栗山千明)の3人の友情の映画です。 現代のように、ケータイで結ばれているよりも、もっと強い、人を理解する能力にたけているのは、身を持って「他人の心の痛みがわかる人間」だと思います。もちろん、想像力というものもとても大事で必要ですが。それにしても、子供というものは、いつでも親を慕うものなのですね。それが、たとえ親の資格がないような人間でも。とてもせつなくて、そして、友情と、自己再生というものを押し付けがましくならないように描いている作品だと思いました。

 またこの作品にハマった人は、原作ではなく、ノベライズの相田冬二さんの「KIDS」(角川文庫)を読むと、よりいっそうそれぞれのキャラクターを身近に感じる事ができると思います。シホのブログとかもでてくるし。ちゃんと小説になっているし、買って損はないですよ☆

KIDS 初回限定 『絆』 (詳細)

映画秘宝 2008年 11月号 [雑誌]

・「『レッドクリフ』特集は、三国志で予習。表紙の谷村美月in『おろち』、『紺野さんと遊ぼう』豊島圭介、新藤兼人、黒沢清。
「特集『レッドクリフ』でわかる偏差値30からの三国志!!」『レッドクリフ』公開に合わせて、「三国志」を一夜漬けでダッシュで勉強できる特集です。でも、私は「三国志」といえば、横山光輝先生ですね。先日のNHKテレビ「その時歴史が動いた」でも45分でわかる三国志をやっていました。「その時・・・」は自局の大河ドラマの番宣にも使ってるし、最近のNHKはやることが民放並み。受信料使って自局の番宣・タイアップとは・・・。

そして、私の注目は、表紙にもなってる谷村美月です。「Woo」主演だったころが懐かしい。楳図かずお『おろち』インタビューでは、この年頃の話の内容が面白いです。

他に、麻生久美子インタビューもあり。『紺野さんと遊ぼう』の豊島圭介、『松本清張映画特集』などは他では読めません。(多分)新藤兼人、黒沢清、左とん平、他、と相変わらずインタビューの人選が渋いです。

映画秘宝 2008年 11月号 [雑誌] (詳細)

ジェシー・ジェームズの暗殺 特別版(2枚組)

・「賛否両論
この映画に対して色んな意見があり賛否両論ですがこれは見る人の観点によりその人に取って名作または駄作になると思います。最初の30分あたりでこの映画の独特な雰囲気が理解ができれば名作になると思います。けっして派手さはありませんが人間心理が巧みに演じられ素晴らしい緊張感があります。ブラットピットの迫力ある演技がいつしかジェシージェームズそのものになったように感じられます、そしてロバート及び部下たちの心の葛藤どれも素晴らしいです。休日の深夜に独りでゆっくり見たい映画です。

・「渋い。
まるでテレンスマリック監督の天国の日々のような、ゆったりとしたリズムで進む大作です。すべてを達観したようなブラピが今回は年相応ですばらしく、腹黒いケイシーアフレックがまたよいです。いわゆる、アクション西部劇ではないですが天国の日々や天国の門といった文芸系西部劇が好きな方にはたまらない長尺の映画です。個人的には特別出演のニックケイブがうれしかったです。

・「サム・ロックウェルが好きなので・・・。
ブラットピット目当てでハリウッド大作を見慣れている人が見ると退屈でしょう。この映画はむしろ脇を固める人たちの演技が見ものです。ブラット・ピットもそれをわかって演じているんでしょう。むしろプロデューサーとしては大満足しているのではないでしょうか。「キャメロット・ガーデンの少女」や「マッチスティック・メン」「ギャラクシー・クエスト」のへたれキャラのサム・ロックウェルが好きなので、この映画でも、相変わらずいい味出しているな。これが演技なのだからすごいと思う。カメラの前で怯えた眼差しを黙ってできるのは。事実上の主演のケイシー・アフレックは「ラストキッス」で少し見たけど、実は多くの普通のアメリカ人が感情移入し易い役者になるのかもしれません。早く主演の「ゴーン・ベイビー・ゴーン」が見たいです。それから、音楽も控えめで抑制されていて素晴らしいと思います。「プロポジション 血の誓約」のサウンドトラック担当がよかったからの起用でしょうか。ニック・ケイブ&ウォーレン・エリスですが、ニック・ケイブは息の長いミュージシャンですね。終わりのほうの酒場のギター弾きは多分彼なんでしょうか。それにしても最後に少しだけ出てくるズーイー・デシャネルはキュートですね。歌うことも好きな彼女はこれからよく見ることになりそうです。

・「珍しい西部劇
ケイシー・アフレックの眠たそうで、呂律が廻ってないようなふにゃふにゃした喋り方が印象的でしたいかにも気弱そうで、映画の中でも周りに煙たがれてしまうのも納得してしまうジェームズに近寄ることで、自分の評価を高めてやろうという他力本願な奴は、学校のクラスにもいたような気がしますブラッド・ピットが演じるジェームズもカリスマ性抜群でした内容は西部劇には珍しく、派手なドンパチはありません音楽も控えめで、静かに淡々と物語りは進んでいきます2時間を越える長編をこのテンションで保ちながら観せてしまうのは凄いですまた、個人的には冒頭の列車襲撃シーンで、列車の明かりで照らされる盗賊達がまるで絵画の一枚のようで、とても気に入っています思いつくまま書きましたが、ちょっと異色の西部劇を観たい方にはオススメです

・「英雄を殺した者は英雄に非ず
アメリカ中が知っていたアウトローのジェシー・ジェームズと、彼を背中から撃ったロバート・フォードの物語。淡々とした物語の進め方で、この2人の運命的な出会いから別れを描いています。ブラッド・ピットが、アウトローの英雄であり、夫であり、父親であるジェシー・ジェームズを好演。そして、そのスーパースターを凌駕するほどの演技で驚いたのが、ロバート・フォードを演じたケイシー・アフレック。イマイチ地味だったケイシー・アフレックが、お見事にブラピの存在に追いついていました。いや追い越していたかも・・・。物語が淡々と進むので、途中で退屈になりそうですが、映像が素晴らしく綺麗で飽きさせない。特に中心だけにピントを合わせたような風景が印象的でした。ガラス越しの背景も、アンティークガラスを覗き込んだような、ちょっと歪んだ映像でステキでした。

ジェシー・ジェームズの暗殺 特別版(2枚組) (詳細)

28週後... (特別編)

・「近年稀にみる凶悪ゾンビ映画
「28日後…」の続編。直接的な続編ではないので単独で見ても楽しめますが、「28日後…」鑑賞後の方がより深く楽しめると思います。

ただ「28日後…」と同じテイストを期待しては痛い目に合います。今回は本当に凶悪な内容で、いい人ほど早く死に、善意からの行動は全て裏目にでる悪意の塊のようなハードコアさ。勿論、視覚的な残虐表現も手抜きなし。ゲボゲボ吐き出される血、ボコボコと痛々しく殴打、ゴウゴウと燃え上がる人間…残虐表現の最大の見せ場は、ゾンビvsヘリコプター!これは是非見て確かめてほしい。あまりにも凄くて面白すぎる解体描写が楽しめます。そして今までのゾンビ映画で誰も成し得なかった(低予算糞映画を除く)、ゾンビvs軍隊の大規模な都市戦闘。これだけでこの映画を見る価値があると思いますが、ここに含まれている、前作同様の“軍隊なんていざとなったら守ってくれないどころか敵になる”という軍隊批判の背景について考えてみるのもいいですね。

鑑賞後かなり気分が重くなる映画ですが、「あー怖かった」の一言で終わってしまうスカスカホラーより断然オススメです。是非一見を。

・「恐怖のサバイバルホラー
28日後の続編として製作されていますが、前作から引き継いでいるのは大きな流れのみで、初めて見る人でも概要の予備知識があれば大丈夫です。前作もウィルスの感染が引き金になり、噛まれることがなくても血液に触れただけでも感染していくシーン、次々に恐ろしい感染と戦いながらサバイバルの連続でした。本作は、更に28週後の設定とし近代的な安全地帯を持つロンドンを中心に物語は始まります。ロンドンがウィルスの猛威にさらされている時にスペインに居たことから無事であった姉弟が父と再会します。父だけが知っている母親の最期を語ります。既に母親は死んだと聞かされた姉弟は信じることが出来ずに安全地帯の外へ...。危険地帯でのサバイバルが始まります。そして母親を見つけるのですが...。

ヘリの感染者達への攻撃、そして暗闇での地下道、次々に爆撃エリアが迫り仲間からも狙撃されながらも彷徨う市街、息つく暇なく驚きのエンディングまで一気です。ラストは恐ろしいです、ついに....。

本作に登場するのはゾンビではないんですね。ロメロ監督の一連のゾンビに対する考え方とは一線を画しています。ウィルス感染者ですので知能も運動機能も維持していますので、猛烈なスピードで追いかけてきます。猛烈に凶暴化するので恐ろしいの一言です。

前作に引き続き、ストーリーも大変良く練られています。映画館で見ましたが、もちろんLibraryとしても買いますよ。

・「時代は『コード・レッド』
個人的にあまりゾンビやグロイ系は苦手で手を出さないんですが、前作の『走るゾンビ』という文句にやられて今作もつい観てしまいました。内容の方はやはりゾンビが襲ってくる、ゾンビを倒す、ゾンビが血を吐いて暴れるなどのシーン満載で弱い自分は目を背けたくなりました・・・が、本当に観ていて嫌になるのは一個人単位での人間の心と行動、権力単位での有事においての優先順位についての描写ではないでしょうか。アメリカ主導のNATOだからかな?(現在の自分の行動、会社の対応、社会の流れを考えると・・・時代は『コード・レッド』なんでしょうね・・・)舞台もイギリスなので町並みや家、景色なども新鮮に感じます。冒頭でのロバート・カーライルが逃げる草原や途中登場する遊園地、サッカースタジアムも赴きあります。個人的には中盤からラストまで(夜や地下だったので仕方がないんですが)暗いシーンが多く少し不満、それでもエンディングまで目が離させないパワーあって良かったです。前作の世界感を引き継いではいますが、別の映画としてみた方が良いかも。最後になりますが、イモジェン・プーツは10年後どんな女優になっているのか期待。

・「近年稀に見るホラー映画の傑作
前作「28日後...」は、感染すると見境無く人を襲いたくなるレイジウイルスがロンドンで発生してから28日後の英国全土の有様を描いていましたが、「28週後...」は最後の感染者の死亡を確認後、NATO軍主導により英国復興計画が始まるが、感染者は思わぬ形で残っており再び地獄絵図が描かれるといったもの。この作品をゾンビ映画と誤解している人がいる様ですが、RAGEウイルス感染者は生の人間であり、銃で撃たれれば死ぬし毒ガスでもコロっと逝きます。豹変した市民によるたがが外れた残虐な暴力行為がこの作品の肝であり、突然身の回りの人間が豹変し暴れ狂うイメージを植え付け恐怖心を煽ります。救いようもないストーリーに、数秒前まで愛し合っていた人が愛する人を全力で叩き殺す容赦のないショックシーンなど、それらがノイジーなドキュメンタリーフィルムタッチに加工された映像でリアルな情報と錯覚させる。このようなホラー映画にあまり免疫のない人が観てしまったら確実にトラウマとなって残ります(苦笑)私ですら映画を見終えた時、周りの観客らが猛ダッシュで襲いかかってきそうな錯覚を覚え恐怖しました(笑)。

更にベタなゴア表現、ナイトスコープ越しからの描写、ハリウッド大作顔負けの大発破、真新しいアイデアや見所が盛り沢山。易々ともう一度観ようとは思わせない怖さを持つ、近年稀に見るホラー映画の傑作と言っておこう。お世辞抜きでオススメです。

・「社会の危機管理について問うた作品です。
急増するゾンビと軍による虐殺の掃討攻撃を受けるといったスリリングな展開のパニック型ホラー作品です。その中でも家族姉弟愛や絆、義憤を覚えた軍人が正義感に燃え身を挺して救助するといった暖かいドラマチックさがあります。それは、脅威的なウィルスの猛威が収まり、復興が始まった28週後に事件が起きたのです。気持ちに余裕ができ、軍の厳正な監視は形式的なものとなってしまった油断に一瞬の隙をついた出来事からの始まったのです。その後、軍はウィルスに感染し急増するゾンビと一緒くたに健常な市民全員をも虐殺するといった恐ろしい指令を下したのです。この作品は社会の危機管理について問うたものとなっています。完璧な管理体制であってもスルーしてしまう抜け道があるのだというところ。その抜け道は人のマインドにあるということ。危機管理が崩れた場合にマニュアルに沿ってすべてを虐殺する行為は、まさしく鳥インフルエンザにかかった鳥小屋の鳥はすべて処分されることと同じことのように感じました。

28週後... (特別編) (詳細)

テラビシアにかける橋<プレミアム・エディション(2枚組)>

・「ファンタジーと思ったら大間違い、子供の精神的成長の物語で完成度は高い
小学校でいじめの標的となっていた主人公の少年は、家も貧しく閉塞的な生活を送っていた。ある日隣人として同級生となる少女が転校してきた。少女は足が速く、それまで1番だった少年の自尊心が傷つけられるが、その性格に次第に心を開き、ともに未知の世界である森に冒険に出かける。小説家の娘である少女と絵の才能を持つ少年の心がかみ合って、魔物の潜む森で基地や、冒険の基盤を創っていくが、事態は意外な展開をみせる。

本作品を子供向けのファンタジーと思ったら大間違いであり、少年時代の精神について映像を巧に利用することで表現し、あるべき子供の成長について言及した映画である。巧妙な脚本で、少年期に見られる自尊心やいじめ、失敗、裏切りなどが90分強の時間にふんだんに盛り込まれている。大木の揺れや突風など、少年にとっては魔物が原因であると思いたくなる精神状態をCGで表現しているだけである。それが冒険心や勇気の原動力となって成長していく点が重要なのだ。予告からファンタジー映画と思って子供と見にいった観客は期待を裏切られたかもしれない。重複になるが、これは大人が見る作品である。話の意外な展開とクライマックスは、非常に現実的な精神描写ともいえ、感動を誘うと同時に、展開とは裏腹に明るい希望を感じさせる終幕となる。

父親役は、ターミネーター2で敵役であったロバート・パトリックがいい演技をしており、他のキャストも非常にいいバランスである。一話完結の作品として完成度は高く、続編は必要ない。時間つぶしで見にいったつもりが、いい意味で予想を裏切られた。欠点の見あたらない不思議な作品で、星5つの評価。

・「現実と夢のあいだ
劇場でやってたときに観に行きたかったのですが、都合がつかず、行けませんでした。そしてDVDでやっと観たのですが、予想どおり素晴らしい出来でした。あまり、甘口の映画ではないというか、現実を見つめたリアルな作品です。だから他の方々がおっしゃるように子供向けではありません。ここ最近は映画で泣くようなことはなかったのですが、この映画で久しぶりに泣きました。たぶん映画館で観たとしても泣いていたでしょう。自分自身の昔のことを思い出しました。最近、仕事や勉強に疲れたという方はぜひ見てください。現実は厳しくて心もしぼんでしまいますが、自分の世界を持つことが大切だと教えてくれます。レスリー役のアナソフィア・ロブが言った「心の目はひらいてね」というセリフが印象的でした。

・「確かに大人向けです
6才の子供と鑑賞しました。娘もそれなりに理解し、何か考えていたようですが、親である私の方が心を揺り動かされ、不覚にも映画館で涙が止まらなくなりました。

年頃のお子さんをお持ちの親御さんにもお勧めだと思います。

ちなみに、都会から引っ越してきた少女役は「チャーリーとチョコレート工場」で、バイオレット役=憎々しいブルーベリーのボールになったアナソフィア・ロブです。とってもチャーミングでした。原作どおりの話の進行ではありませんが、主人公のモデルとなった作者の息子さんが確か監督をしており、彼の視点から見た世界観も加わっているのでしょう。内容は忠実だと思います。

・「本当に素晴らしい
ものすごく印象に残る、温かく、そして切なく、人間として大切な何かを手渡してくれる、そんな素晴らしい映画だと思います。クリスチャンの原作者ですが、決して押し付けがましくなく、生と死を語りかけてくれます。アメリカらしいキリスト教思想もチラッと登場し、それもまた映画を美しくしています。

本は原作の英語と、翻訳の日本語の両方を読み、今も大切に書棚に置き、時々読み返しています。そしてこの映画も、ずっとずっと大切にして持っておきたい作品となりました。アメリカで英語で見ましたので、日本語字幕で見れるのを楽しみにしています。

・「観てよかった。
ハリーポッターやライラの冒険などのファンタジーとは明らかに違う路線で、期待していなかった分とても満足できる作品でした。子供よりも大人が観た方がストーリーの”深み”を感じるはず。ひとつひとつの出来事に対して意味があり、現実と幻想が交錯する流れがとても心地良い世界観を生んでいる作品です。一度観たら時を置いてもう一度観たくなる、そんな作品でした。

テラビシアにかける橋<プレミアム・エディション(2枚組)> (詳細)

潜水服は蝶の夢を見る 特別版【初回限定生産】

・「“生きる事”の意味と力を考えさせられる。
過酷な映画である。悲しい映画である。もし、自分がこのような状況に追い込まれたらどうなるのか、と自問するとゾッとする。でも、その一方で観る者に“生きる事”の意味と力を考えさせる映画である。冒頭、ぶれて濁ったカメラアイが、主人公のEYEそのものである事が分かり、以下彼の目線とモノローグで物語が展開するにあたり、我々は否応なしに彼の眼差しで見たままを感じ、生きる本質を探求する彼の生き様をまじろみせず見つめる事になる。その制限された視野に恐怖と閉塞感を感じる事必至で、実際、その後の日常に必要なしとの理由で片目を縫い合わせられる描写の何と恐ろしい事か。それだけに、彼の「ELLE」誌編集長時代の華やかで元気な回想シーンを見るとホッとするが、当初こそ絶望的であった主人公が、その境遇を受け入れ、自己の人生をユーモアを絡ませながらシニカルに語り出す辺りから、ポジティブに映画に向き合う事が出来た。そして今作はまた、主人公を取り巻く人々の愛と献身の記録でもある。羅列される単語に反応する左目のまばたきこそが唯一無比のコミュニケーションと悟り、それを実践する双方の気の遠くなるような労力は凄いし、映画の中でカメラがぼける、即ち主人公の目に涙