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▼自分のための備忘録4:セレクト商品

青い棘青い棘 (詳細)
アヒム・フォン・ボリエス(監督), ダニエル・ブリュール(俳優), アウグスト・ディール(俳優), アンナ・マリア・ミューエ(俳優)

「「シュテークリッツ校の悲劇」をもたらした儚い数日間」「青春」「青春の狂気…というのは陳腐か?」「恋と青春と繊細と若さ」


ヴァージン・スーサイズヴァージン・スーサイズ (詳細)
ソフィア・コッポラ(監督), ジェームズ・ウッズ(俳優), キャスリーン・ターナー(俳優), キルステン・ダンスト(俳優), ジョシュ・ハートネット(俳優)

「儚さの持つ美しさ」「お気に入りに囲まれた憂鬱。」「おそろしくきれいな破滅」「「若さ」の痛みを思い出す映画」「10代特有の感情」


The Virgin Suicides: Original Motion Picture ScoreThe Virgin Suicides: Original Motion Picture Score (詳細)
Air(アーティスト)

「サントラではありますが…」「思春期の頃の少女たちの気だるさを上手く再現」「ちょっと暗い…」「儚くも美しき音楽」


ひなぎくひなぎく (詳細)
イジー・シュスト(アーティスト), イジー・シュルトゥル(アーティスト), イヴァナ・カルバノヴァー(出演・声の出演), イトカ・ツェルホヴァー(出演・声の出演), ヴェラ・ヒティロヴァー(その他), パヴェル・ユラーチェク(その他), エステル・クルンバホヴァー(その他), ヤロスラフ・クチェラ(その他)

「この映画の中身」「徹底したガーリー。」「《ひなぎく》」「斬新!!」「ガーリー100%な映画です」


ヤン・シュヴァンクマイエル アリスヤン・シュヴァンクマイエル アリス (詳細)
ヤン・シュヴァンクマイエル(監督)

「そうだ。この世界だったんだ…。」「実写と人形アニメの魔術的な組合せで現出された不思議の国」「黒い笑いが欲しい方へ」「一番正しいアリス」「ちょっと不気味系の不思議さがたまらない♪」


サクリファイスサクリファイス (詳細)
アンドレイ・タルコフスキー(監督), エルランド・ヨセフソン(俳優), スーザン・フリートウッド(俳優), アラン・エドワール(俳優)

「タルコフスキーの白鳥の歌」「これは遺作ではない」「枯れ木から「生命の木」へ・・・タルコフスキーの遺言。」「誰がための犠牲か」「祈り」


ロバと王女 デジタルニューマスター版ロバと王女 デジタルニューマスター版 (詳細)
ジャック・ドゥミ(監督), カトリーヌ・ドヌーヴ(俳優), ジャック・ペラン(俳優), ジャン・マレー(俳優), デルフィーヌ・セイリグ(俳優), ミシュリーヌ・プレール(俳優), シャルル・ペロー(原著)

「日本語吹き替え版がうれしい。」「目の覚めるようなリニューアル版」「このナンセンスさはくせになる。」


狼の血族《デジタルニューマスター版》狼の血族《デジタルニューマスター版》 (詳細)
ニール・ジョーダン(監督), アンジェラ・ランズベリー(俳優), サラ・パターソン(俳優), デビッド・ワーナー(俳優), テレンス・スタンプ(俳優), アンジェラ・カーター(原著)

「遅ればせながら、祝!DVD化!!!」「待望のジョーダン監督作品、ついにDVD化」「怖い中にある不思議なファンタジック作風。」「ホラー度数は相当弱い作品です。」


ラン・ローラ・ランラン・ローラ・ラン (詳細)
トム・ティクヴァ(監督), フランカ・ポテンテ(俳優), モーリッツ・ブライプトロイ(俳優)

「史上初の『カオス理論』映画」「ローラは走る」「OPが最高の一作」「面白かった。」「若い感覚・斬新・センスの良さ。」


リリイ・シュシュのすべて 特別版リリイ・シュシュのすべて 特別版 (詳細)
岩井俊二(監督), 市原隼人(俳優), 忍成修吾(俳優), 伊藤歩(俳優), 蒼井優(俳優), 大沢たかお(俳優), 稲森いずみ(俳優)

「かなり好みの分かれる傑作」「天才岩井監督の本領発揮!この映画で青春映画の巨匠となる」「圧倒的な何か」「イメージの暴力」「校庭が歪んで見えた」


スパイダー 少年は蜘蛛にキスをするスパイダー 少年は蜘蛛にキスをする (詳細)
デイヴィッド・クローネンバーグ(監督), レイフ・ファインズ(俳優), ミランダ・リチャードソン(俳優), ガブリエル・バーン(俳優), ピーター・サシツキー(映像), ロナルド・サンダース(編集), パトリック・マグラア(原著), アンドリュー・サンダース(その他), ハワード・ショア(その他)

「難解」「観る側の気持ち」「現代人の出口なき心の病」


キャンディキャンディ (詳細)
クリスチャン・マルカン(監督), エヴァ・オーリン(俳優), マーロン・ブランド(俳優), ジョン・アスティン(俳優), リンゴ・スター(俳優), ジェームズ・コバーン(俳優), ウォルター・マッソー(俳優), バック・ヘンリー(脚本)

「すべての男に捧ぐ最高の女のコ」「サイケディリック?」「とにかくコレで想像するのは!」「いつかみる。」「サイケです!」


ベスト+裏ベスト+未発表曲集ベスト+裏ベスト+未発表曲集 (詳細)
Cocco(アーティスト), こっこ(その他), 根岸孝旨(その他), 成田忍(その他)

「-」「「もう歩けないよ」」「cocco」「綺麗な音楽、綺麗な人。」「沖縄の歌姫Cocco」


Winona Riders~月の裏側~Winona Riders~月の裏側~ (詳細)
天野月子(アーティスト), 戸倉弘智(その他), 河野伸(その他)

「強力なカップリング集」「実は」「良くできてます」「単なる編集盤ではない」


死の王死の王 (詳細)
ユルグ・ブットゲライト(監督), ヘルマン・コプ(俳優), ニコラス・ペッチェ(俳優), アンゲリカ・ホッホ(俳優), ミヒャエル・クラウス(俳優)

「絶対的な孤独」「死とロマン」「意味ある作品」「復讐または報復、挑戦」「チェーンレターは、嫌よ。」


CUBE (期間限定生産)CUBE (期間限定生産) (詳細)
ヴィンチェンゾ・ナタリ(監督), モーリス・ディーン・ウィント(俳優), ニコール・デボアー(俳優), デヴィット・ヒューレット(俳優), アンドレ・ビジェリック(脚本), グレーム・マンソン(脚本)

「素晴らしいサスペンスムービー」「奥が深い映画」「面白い映画です。」「短編の『エレベーター』が素晴らしい。」「簡単明快」


最終兵器彼女 Vol.1(UMD Video)最終兵器彼女 Vol.1(UMD Video) (詳細)
石母田史朗(俳優), 折笠富美子(俳優), 高橋しん(原著)

「新感覚」


新世紀エヴァンゲリオン Volume 1新世紀エヴァンゲリオン Volume 1 (詳細)
庵野秀明(監督), 緒方恵美(俳優), 三石琴乃(俳優), 林原めぐみ(俳優)

「アニメ史上最高傑作」「新世紀エヴァンゲリオン初心者です。」「物語はグッド!でも・・・新DVDが・・・・」「なるほど、なるほど」「暴走」


π(パイ)π(パイ) (詳細)
ダーレン・アロノフスキー(監督), ショーン・ガレット(俳優), マーク・マーゴリス(俳優), スティーヴン・パールマン(俳優), ベン・シェンクマン(俳優), サミア・ショアイブ(俳優)

「テーマは好きです」「万物は数学で解釈しうる、とは」「狂気の世界を垣間見る」「数字ってかっこいい」「フィボナッチ」


博士の異常な愛情博士の異常な愛情 (詳細)
スタンリー・キューブリック(監督), ピーター・セラーズ(俳優), ジョージ・C・スコット(俳優), スターリング・ヘイドン(俳優)

「核爆弾ロデオ!」「快作であって名作」「鬼才キューブリック、必殺のブラック・コメディー」「キューブリックを失った我々」「とにかくすごかった・・・」


頭脳の果て頭脳の果て (詳細)
ウィン・ウェンガー(著), リチャード・ポー(著), Win Wenger(著), Richard Poe(著), 田中 孝顕(著)

「天才はつくることができる。」「待ちました。」「加速学習の完全版」「イメージストリームのススメ」「人間の可能性」


哲学講義〈1〉―認識〈1〉 (ちくま学芸文庫)哲学講義〈1〉―認識〈1〉 (ちくま学芸文庫) (詳細)
ポール フルキエ(著), Paul Foulqui´e(原著), 中村 雄二郎(翻訳), 福居 純(翻訳)

「なぜ、哲学が必要か」「恐るべき高校教科書」


第6実験室第6実験室 (詳細)
cali gari(アーティスト)

「こんな変わり種滅多にない、是非聞いて欲しい。」「初めてカリガリに出会った一枚」「魂に染みました」「すごいよ」「最高です!!」


ジェラシージェラシー (詳細)
ニコラス・ローグ(監督), テレサ・ラッセル(俳優), アート・ガーファンクル(俳優), ハーヴェイ・カイテル(俳優), デンホルム・エリオット(俳優), リチャード・ハートレー(作曲), ジェレミー・トーマス(プロデュース)


ロスト・イン・トランスレーションロスト・イン・トランスレーション (詳細)
ソフィア・コッポラ(監督), ビル・マーレイ(俳優), スカーレット・ヨハンソン(俳優), ジョバンニ・リビシー(俳優)

「いつも、どこかで、起きている物語」「言葉を失って、美しいものを見出す。」「旅鴉」「感動しました。」「なんともいえない・・・」


▼クチコミ情報

青い棘

・「「シュテークリッツ校の悲劇」をもたらした儚い数日間
 渋谷のル・シネマで2005年に上映されていた作品で、1927年、ワイマール共和国時代のベルリンで実際に起きた「シュテークリッツ校の悲劇」と呼ばれる事件をもとにした映画です。裁判によって明かされた事件の真相は当時の世相を大きく揺るがすものだったとか。しかし、この映画で描かれるのは、あくまでもその事件に至るまでの、当事者である5人の若者の心情の機微、関係性であり、事件後のことにはほとんど触れられず、事件当日にいたるまでの彼らの姿を描こうとする姿勢が伺えます。 ドイツの名門ギムナジウムに通う主役二人・労働階級の出だが優秀なため入学を許されているパウル(ダニエル・ブリュール)と名家の子息ギュンター(アウグスト・ディール)。彼らと、ギュンターの美しく奔放な妹ヒルデガルド(アンナ・マリア・ミューエ )やその恋人ハンス、ヒルデの友人エリの数日間を追っています。

 思春期に特徴的な、気だるく退廃的な虚無感と、高層ビルの屋上の鉄柵にのぼって爪先立ち歩きしているような、破滅と背中合わせの危うい純粋さにあふれています。舞台となるドイツ郊外もバルビゾン派の絵画のようで、とても叙情的で素敵です。

 ただし、ストーリーを単純に記述すると過激で、ややもすると「若者はけしからん!」って言われて終わってしまいかねないところがつらいところ。この物語の本質はそこではないと思うのですけど。メインキャラの誰に感情移入しても切なくなります。

・「青春
全体としては、ちょっと説明不足気味な感じがする映画だった。期待したほどではなかったけど、青春の一瞬のきらめきや、はかなさを痛々しいくらいに感じた。ギュンター役の俳優がよかった。気分が沈んでるときにはあまりお勧めしない。

・「青春の狂気…というのは陳腐か?
1920年代のギムナジウムに通う男子学生が,妹の恋人であり,自分の元恋人(同性)でもある見習いシェフ(男性)を殺害して自殺するという,「シュテークリッツ校の悲劇」という実話を映画化した内容です。封切り前から,「一番美しい瞬間にこの世を去るべきだ。」というセンテンスが強調されて宣伝されていましたが,主人公の犯行の動機を語るキーワードとしては,遺書に用いられている「自分達の愛を裏切った者たちに復讐し,復讐したらほほえみながらこの世を去ろう。」という表現の方がむしろ正確でしょう。若者の狂気や同性愛と異性愛が複雑に交錯する世界が描かれています。ダニエル・ブリュールとアウグスト・ディールの競演もみどころですDVDには主要な俳優や監督のインタビューも網羅されているので,興味深かったです。

・「恋と青春と繊細と若さ
パウルとギュンターの青年二人が「愛した者が去ったら死ぬ、奪った者を道ずれにする」という愛に対する信念を抱き、それぞれの恋にのめり込み、そして〜という実話を基にした青春悲劇。

映像、台詞ともに叙情的に描かれていてとても美しい映画です。タイトルは“青い棘”ですが、まさに若さゆえの危ういひたむきさが繊細に描かれていますね。主人公パウルは友人ギュンター(♂)の妹ヒルデに恋をし、ギュンターは今は妹の恋人になっている元恋人のハンス(♂)に執心し、ヒルデはたくさんの男を取り巻きながらハンスとの情事を楽しむ・・・つまるところどうしようもない片思いの話で、なんともいえない淡さ、切なさ!!命を懸けているわりにラストの衝撃は少し弱いかもしれませんが、ただそれは、それほどこの思春期の危うさを優しく描いているということです。素直な気持ちで観ていると、単純にあの思春期の原因不明の焦燥や一途さなど、誰でも身に覚えのあるような感覚をやわらかく刺激されて、懐かしいような恋しいようなほろにがいそんな気持ちになります。気付いてみると自分が青春時代に立ち返ったようなそんな感覚すら抱きます。是非これを観てご自分の青春時代を振り返ってください。^^

それにしてもこれが実話というのが素敵です。恋に命を懸けるその覚悟、美しすぎる!!

余談ですが、こういうドイツの青春映画を観るとドイツ語の響きって感情の深さがよく表れてて綺麗だな〜と思えます。^^ドイツというとナチス映画の印象が強いですからどうしても堅く陰湿なイメージがあると思うんですが、青春映画で聴くととても耳障りのいい言語ですね。

青い棘 (詳細)

ヴァージン・スーサイズ

・「儚さの持つ美しさ
原作「ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹」を読んでから映画を観ました。70年代のアメリカ、厳格な中流家庭というありふれた環境の中、妖艶な魅力を放つ5人姉妹。思春期の彼女達が、持て余すほどの魅力と純粋ゆえの残酷さのバランスを閉塞感の中でいかに保ち、そしていつその均衡が破られるのか?が、観ていて緊張

しました。映画の中でかかるレコードの曲と、全体的にセピアカラーな映像の雰囲気が優しく溶け合って、激しく動いた70年代を上手く表現していると思います。興味のあること全てにおいて、全身全霊で限界を追い求める姿は若さの象徴であり、だからこそとても切ない…一時期に大量に発生し、狂ったように飛び交い、短く死んでゆく

“ヘビトンボ”の様子は、彼女たちの不可思議な人生を象徴しているようで、とても印象的です。

・「お気に入りに囲まれた憂鬱。
公開された頃、友人が「…好きじゃない。だから?ってかんじ」といっていたのを思い出しながら、自分が観るまで数年。

・「おそろしくきれいな破滅
話の内容は本当に暗いのですが、それをそう感じさせないのは、かわいらしい少女達の存在があるからでしょう。男達を とりこにしていく美人の姉妹達、それ故に物語はゴシック調の気品を漂わせている。ソフィア・コッポラの映像センスと70年代の名曲がミックスされて、段々とこちら側も彼女たちの世界に入っていってしまいます。ものすごく上品でいて、残酷な映画、それがヴァージン・スーサイズです。

・「「若さ」の痛みを思い出す映画
なぜ少女達は死を選んだのか、大人になった少年の視点から描かれている。答えは見つからない。むしろ、わからないこと自体がこの作品のポイントで魅力である。題材がシリアスなのに反して、ここまでキュートである種ポップな作品に仕上げたソフィア・コッポラの才能には、驚かされた。見終わった後、センチメンタルな余韻で自分の若かった頃を思い出した。

・「10代特有の感情
この作品を見たとき、私は高校生だったのですがこの作品にとても共感できるものがありました。私もセシリアみたいに空想の世界に浸ったり、些細なことで絶望を感じたり、いつも心は不安定でしたから・・年を取るにつれ現実的になり、その頃のような感情は薄れたものの、この作品をDVDで見ると当時の自分を思い出して懐かしさとともに切なさがこみあげてきます。意味不明なレビューになってしまいましたが、今10代半ばで青春真っ盛りの人には特に見てもらいたい作品です。

ヴァージン・スーサイズ (詳細)

The Virgin Suicides: Original Motion Picture Score

・「サントラではありますが…
これはエールの最高傑作でしょう!ノスタルジックでロマンティックで素敵な音楽。1曲目は超名曲です。この後に控えていたアルバムに期待が膨らみましたが、あまり良くなかったのが残念。そういうわけでエールをはじめて聴く人にはコレをお勧めします。

・「思春期の頃の少女たちの気だるさを上手く再現
これらの曲は映画のサントラだが、その映画に出てくる四人姉妹の思春期の少女達の、背伸びしてもどこか幼気で壊れやすいガラスの心を上手く再現していると思う。どこかモダンでクールな仕上がりだが、そこに艶やかさが混じり、その時の場面場面に合わせて、主人公の少女達の虚無的で退廃的な気だるさと性急すぎた感情をサウンドの中に練り込む事に成功しているといえよう。せっかくなので映画も見て味わって欲しい。

・「ちょっと暗い…
いや、相当暗いと言っても過言じゃないでしょう。全曲がAirというバンドによるものなのですが、映画自体があまり明るい内容ではないので、サントラも必然的に暗くなるかもしれません。ヴォーカルの入っているものもありません。とても繊細な音楽が多くて、幻想的です。ただ、あまり気分の晴れていない時には聞く気がしないかなぁというのが正直な感想です。日本版の、サントラはお勧めです。明るい曲がたくさん入っているし、70年代の良い雰囲気が満載です。ドライブの時なんかに聞いています。

・「儚くも美しき音楽
後に「フレンチタッチ」と総称された一連のフランス産エレクトロポップの最右翼であったAIR。不朽の名作「Moon Safari」の後だけに、その出来が期待されたこのアルバムは、まさにAIRそのものであった。「ヴァージン・スーサイズ」の監督ソフィア・コッポラ直々のご指名なだけあって、一曲目の「Playground Love」からもう、作品世界へとトリップさせてくれる。AIRがAIRらしかった時期に作られた、まさに最高傑作といっても過言ではないだろう。この後、マイク・ミルズ等を通じて米国音響系へと接近してゆくのだが、この時期の彼らの音楽が、今でも一番好きである。

The Virgin Suicides: Original Motion Picture Score (詳細)

ひなぎく

・「この映画の中身
大好きな映画です。他の方のレビューを見ていると、「かわいい」「はちゃめちゃ」といった感想ばかりですが、この映画は、表現の自由のなかった時代の反政府映画で、随所にヒティロヴァの皮肉が散りばめられています。60年代風ファッションの女の子のかわいらしさ・実験映画的映像という表面の部分だけが注目され、「内容はどうでもいい」のは残念です。ヒティロヴァが何を伝えようとしていたのか、この映画の「中身」をもっとよく見てほしいです。

・「徹底したガーリー。
映像のかわいさにかくされた、女の子ならだれでも共感できるエッセンスに心うたれます。かわいく生きるのも楽じゃない。ハチャメチャにみえるけど、ほんとは誰よりも世の中をわかってる二人。ある意味、メンタルパンクともいえるのではないでしょうか?

・「《ひなぎく》
この映画、本当におしゃれでかわいくて、コラージュなんかもとっても素敵です。何て言っても主演の二人の魅力的なこと☆とことんはちゃめちゃな所も最高でした。 しかしそこだけでは終われない映画だと思います。私には、その底なしの明るさ、元気さが痛々しくも感じました。死ね死ね死ね!も何に対して叫んでいるのか、多くないセリフですが1つ1つに意味がありました。いろんな見方がありますが、この映画の本質を、監督の意思を感じとるのも大事なように思いました。

・「斬新!!
今まで観て来た映画とは全然、色や構成や画面が違っていたのですごく斬新な映画でした。DVDに特典映像とか付けて欲しかったなぁ。2人の着せ替えとか!!素敵☆2人がとにかく可愛かった。水玉のワンピース、花飾り、メイク、お部屋に..とにかく全部オシャレ!!オシャレ映画でした。でもラストには少し考えさせられました。

・「ガーリー100%な映画です
2人の女のこがでてくるパラレルパラレルワールド映画。おじさんを振り回して可愛いお部屋に住んでやりたい放題の二人。なんと言っても部屋の感じとか女の子の好きそうなモチーフ、お洋服登場100パーセントな映画です。最後はここでいうのはもったいないですがエスカレートしてとだけ言います。踏みつぶされたサラダだけを可哀相と思わないあなたに捧げます。そしてAライン・ワンピやらクルクル髪型やらでオシャレしたり、牛乳風呂にはいったり!可愛く暮らすアイデアが満載です。訳がわから無くてもいい。あんな部屋に住みたい。好き放題して笑いたい。少し元気がでる映画です。

ひなぎく (詳細)

ヤン・シュヴァンクマイエル アリス

・「そうだ。この世界だったんだ…。
とてつもなくすごい記憶力をもったオトナでしか描けない世界でした。小さいとき感じてた、何もないのに沢山ある世界。なんでもないものが不気味に見える、そういう世界。その正体は一体何だったのか。それをこの映画は教えてくれました。コドモの時の記憶を、オトナが冷静に解説しているような、そんな映画です。アリスは特別なこでも何でもありません。言うなればただの不思議の国のアリス症候群にかかった、妄想好きです。アリスはただ、頭の中に不思議の国を思い描いていただけ。だけど、その不思議の国は確かにどこかにあるのです。それは、この映画のラストシーンがそう語っています。ルイスのアリスと、ヤンのアリスの違い。それはたった一つ。アリスがいたのが森の中だったか、部屋の中だったか、という違いだけ。

・「実写と人形アニメの魔術的な組合せで現出された不思議の国
「不思議の国のアリス」は子供たちならば楽しいファンタジーとして素直に受け入れることができても、常識や先入観に囚われた大人たちにとっては、その奇想天外なシチュエーションと理解不能なストーリー展開に当惑させられ、容易に受け入れることが難しいものでしょう。この物語は、長年に渡って童話のクラシックとして読み継がれる一方、シュールリアリズムやサイケデリックのタームにおいても度々再評価の対象になってきたと思いますが、そうした既知のジャンルに当てはめ意味を与えることによって、大人たちは安心することができたという側面があったのではないでしょうか。

しかし、チェコの映像作家ヤン・シュヴァンクマイエルの「アリス」を観ると、シュールリアリズムとは本来、意味や理屈を越えたところで、子供のように驚きを楽しめる能力を取り戻そうとする活動だったのではないか、と改めて思えてくるのです。どんなメタファー(暗喩)が隠されているのか、何故そうなるのか、なんてことは一切考える必要は無いのだと。本の挿絵や絵本を飛び出してスクリーン上に展開される不思議の国で、ただアリスと一緒に好奇心に満ちた冒険をすればよいだけなのです。シュヴァンクマイエルが3年掛かりで完成させた初の長編ですから、私たちがこれまで本を読みながら頭の中で空想していたレベルをはるかに越えて、その驚嘆すべき世界を映像として現出させてくれることはお墨付きです。

彼独特のグロテスクで悪趣味な描写も、もしかしたら、あくまで大人の視点でそう思うだけかもしれませんよ。映画の中のアリスは、どんなに不条理な状況に陥っても、まったく怖がらずに受け入れています。ディズニー・アニメのように、極彩色に擬人化された動物キャラクターたちが歌ったり踊ったりすることだけを、子供たちが喜ぶと思い込んでいるとしたら、それは、そうあって欲しいと思う大人たちの願望に過ぎないのかも。

・「黒い笑いが欲しい方へ
ヤン氏の初長編! しかもあのアリスを題材にした作品です!他の作品に比べてあの独特のグロさは少なめ。子供向けの話がモデルなだけに多少のグロさも笑って見られます。人間はアリス役の女の子だけ。彼女の一人演技には脱帽です。そして白ウサギのえげつない事! 序盤からウサギには驚くことでしょう。また同じ動作やシーン(アリスが引き出しを開ける行動は必見)を繰り返されても飽きるどころかシュール感が増してジッと見てしまう。そこがヤン氏の腕の見せ所です。使用感のある小物へのこだわりも是非見て欲しいです。壁の汚れ、ほつれた糸など細部まで視点を向ける事で何度でも楽しめる作品だと思います。ただしマニア向け作品ではありますね(苦笑

・「一番正しいアリス
これはアリスの夢落ちで不条理な物語を一番正しいというか一番、ルイスキャロルの目線、子供の目線に近い形で作られた映像作品ではなかろうか

監督さん自身は自分の子供の時の原風景を描いたと言っているがこの映画を見て僕自身も不条理でグロテスクで残酷で怖くて楽しいなんだか子供の頃の忘れてしまっていた想像の世界を思い出した気分になりこういった感覚は世界共通なんだなぁと変に納得してしまった

ディズニーなどの変に小奇麗な、爽やか系不思議の国のアリスをそれはなんだか違うと思っている方子供の頃のちょっとグロテスクな夢に回帰したい方チェコのおかしな文化に触れてみたい方

そのあたりの方にオススメします

・「ちょっと不気味系の不思議さがたまらない♪
一般に知られている"不思議の国のアリス"とは似て非なるストーリーが、無駄なBGMなしに進んで行きます。ヤン・シュヴァンクマイエル独特の世界が十分に生かされていて、ちょっと不気味な不思議さに引き込まれてしまいますよ(^^)本物の人間と人形たちがいい感じに共演しているし、音楽は初めと終わりにしか流れないので、ガサガサ・ゴソゴソというような出演者(?)の動く時の音なども耳に残り、印象付けられます。1度見ると、もう1度見たくなる・・・・・・そしていつのまにか、流しっぱなしにしてしまうほどはまりこんでしまう・・・そんな映画です。

ヤン・シュヴァンクマイエル アリス (詳細)

サクリファイス

・「タルコフスキーの白鳥の歌
私はあまり映画というものを、ストーリーで理解しない(できない)たちです。「核戦争の恐怖」は確かに1つのテーマでしょうが、「犠牲」というタイトルが意味するものは、もっと深いもの、生存の根本にかかわるものを暗示しているように思います。

個人的に、マリアと呼ばれているアイスランド人の女性が好きです。この女性は魔女であるとも言われ、他の人々と距離をおいている。寡黙で地味な存在ですが、神秘的な雰囲気を持っており、一人で離れた小屋に住んでいる。疲れた主人公は、結局自分の家政婦であるこの女性のところに行って癒される。

こういうキャラクターを見ると、もちろんタルコフスキーの技量でもあるでしょうが、ヨーロッパという世界の文化の深さを、蓄積を感じさせます。「個」であること、他と同化せずに、覚めて自分自身であること、、、

最後に主人公が家に放火した後、救急車で運ばれますが、それをひとり自転車で追いかけるのも彼女です。その姿には、感情よりも、ひとつの意志が現れているようで、美しいと感じます。

最初劇場で見、その後ビデオやBSで何度見たかわかりませんが、最後の「希望をもて」というテロップを見るといつも涙が溢れてきます。

・「これは遺作ではない
実は『サクリファイス』(1986)の草案は前作『ノスタルジア』(1983)の前、タルコフスキーがまだソ連にいた時期に書かれています。それは「犠牲」と「魔女」という二つのものでしたが、実際のシナリオにはその二つの原案に「白痴」(ドストエフスキー原作の小説で長年タルコフスキーが映画化したかった)が加味されているように思われます。そのためか、正直『サクリファイス』にはある種の散漫さが窺われます。核戦争に魔女がでてきてムイシュキンが日本の木を植えていたりするわけですから。

しかし、そのような普通ならバラバラになるテーマを、タルコフスキーは映画としては見事なまでに統一させました。映画の中の出来事は全て一つの場所で起こり、それはたった一日のことなのです。見る䡊??によって様々な解釈があると思いますが、核戦争勃発も主人公の幻想かもしれませんし、魔女との関係も夢の中のことかもしれません。時間の流れ方は奇妙に歪み、どこに現実があるのかを見定めることは困難です。それがまた異常なまでに美しい北欧の景色のもとで展開されるので、人は眩暈にも似た不可解な観念の渦に巻き込まれていきます。

ただ『サクリファイス』には『ノスタルジア』や『鏡』のような「詩」が存在しません。タルコフスキーは「詩」すらも犠牲として「神」に捧げてしまったかのようです。もちろん『サクリファイス』の信仰表現は単純なものではありませんが(キリスト教でもかなり異端的でしょう)、次回作に「聖アントニウスの誘惑」を挙げていることからも、タルコフスキーはどうも芸術創造!という行為自体に疑念を抱き始めていたようです。晩年のインタビューでは、『ノスタルジア』と『サクリファイス』のどちらがより気に入っていますかと質問されて、タルコフスキーはこう答えています。

「現代人への洞察という点では『サクリファイス』は今までの私の作品の中で最高だと思いますが、詩作品、純粋なポエジーとしては『ノスタルジア』の方が『サクリファイス』より優れていると思います」。

・「枯れ木から「生命の木」へ・・・タルコフスキーの遺言。
『僕の村は戦場だった』の最後に、一瞬だけ登場する象徴的な枯れ木のイメージが、『サクリファイス』での「生命の木」へと繋がっていく説は有名だが、果たしてタルコフスキー自身がそのことを意識してこの脚本を書いたのか、非常に知りたい。

癌で亡くなったタルコフスキーがこの作品の前に作ったのが『ノスタルジア』。イタリアを訪れているロシア人にまつわる話でした。そういえば、あの映画の主人公は病に苦しんでおり、あのラストへと到達する訳ですが、果たして『ノスタルジア』を作っていた当時からタルコフスキーは死を予感していたのでしょうか。あるいは、イタリアに亡命していた時点で自らの精神の敗北を感じていたタルコフスキーにとって、「死」と言うべきものは身近な、あるいは既に経験し㡊??ものだったのか。

その意味で、この映画はタルコフスキー映画の中で最も希望を感じさせる映画だと思います。汎神論的世界観の中で、現実に絶望しながら、そしてそれに上手く対応できない自分を憂いながら、自らの思い、希望を幼い息子に伝えようとする一人の老人。

それはそのまま、自分の息子に「アンドレイ」と自分と同じ名前を名付けた、タルコフスキー自身の姿と言って差し支えないと思います。

あるいは、アレクサンドルが映画の序盤で、口の利けない息子に教える、枯れ木に水をやり続けた一人の僧のエピソード。あり得ないことを、それでも信じることの意義そのものを、この映画は問うているのかもしれません。

劇中使われるバッハ・マタイ受難曲中のタイトル、「神よ、私のこの涙にかけて憐れみく!ださい、みてください」は、そのまま、この作品を理解する鍵ともなるでしょう。

相変わらず美しいラスト。タルコフスキー専売特許(笑)の「水と光と木」が同じ画面に同居しながら、タルコフスキー自身による言葉が重なります。

「希望と確信を以て-----------アンドレイ・タルコフスキー」

歴史に翻弄されながらも、その命を映画に刻み続けて生きた、一人の芸術家による見事な終章です。

・「誰がための犠牲か
タルコフスキー監督の映画で、最初に見たのがこの映画でした。

正直なところ、最初に観た時は、自分が想像していたものと違ったように感じられ、一度観ただけでしばらくお蔵入りしていたのですが、忘れかけた頃、再度引っ張り出して、何度か観返しているうちに、何かしか感じるものが生まれてきました。今の私にそれを上手く表現することはできないのですが…。

しかし、アレクサンデルがマリアの胸に抱かれて、宙に浮かび、彼女が慰めの言葉を発するとき、この孤独な男の魂に安らぎが与えられたのかなと、勝手に思いました。そしてそれはタルコフスキー本人が求めていたものでもあるのかな、と。

核戦争勃発の放送が流れ、絶望と混沌の中、アレクサンデルが家族も、家も、名声も、自分が持てるもの全てを捨てるので、世界を救ってください、と神に祈り、その願いが叶えられたことで、彼は最後の儀式を行なうわけですが、確かにこの行為は「サクリファイス(犠牲)」であると思います。しかし、監督が伝えたかったのは、単に自分を犠牲にして世界を救う、というストーリーではなく、もっと深い何かが込められているように思います。

その感じるものは、人それぞれであると思います。

私が思ったのは、この犠牲によってアレクサンデル自身の魂も様々な呪縛から解放された、言い換えれば自分自身を解放するためには、自分を滅ぼすしかなかった、自分の体(キリスト教的に言えば『肉』)を犠牲にすることで、自分の魂(キリスト教的に言えば『霊』)に安らぎを与えた、ということなのか、と思いました。全てを神に委ねることで、ようやく心に、魂に平安が訪れた、と。

では、家族やその友人達は?それは私にも分かりません。

またバッハの「マタイ受難曲」がこの映画に綺麗に合っていたと思います。

・「祈り
核戦争が人類を滅ぼそうとしている。その最後の日、主人公は自分の命を引き替えに愛する世界を平和にして欲しいと神に祈る…

粗筋を書くと戦争映画のようである。が、これは戦争に重きを置いたものではなく、主人公である一人の老人の強い祈りと神への想いを描いた作品である。

タルコフスキーは他の作品を観てもその命や魂を神に捧げ、もやしているように感じる。主人公の老人はタルコフスキー自身だ。この舞台は変化のない美しい白夜の広がる北欧。戦争などまるで及んでいないか…ここ以外の世界は消えてしまっているかのような静けさだ。とにかく映像が美しい。暗い森や煤けた鏡に映る青白い肌。タルコフスキーの作品には欠かせない水の音。凍てついた冬を忘れられないまま人々は静かに話す。そしてその中で老人は一心不乱に祈る。誰にも理解されずとも体を引きずって。もしかしたら戦争自体も老人の思い込みなのかもしれない。しかしその祈りの強さが心を打つ。

タルコフスキーはこの作品を最後に若くして亡くなってしまった。だから余計に、私にはこの祈りがひたすら透明で切実なものに感じるのだ。

最後の最後、主人公の息子が小さく神様に問い掛ける。その姿とセリフがとても印象的で、その瞬間この映画をものすごくものすごく好きになった。

どうしてなの?少年が訊くのは父にだが、瞳はまっすぐ神に向けられている。

サクリファイス (詳細)

ロバと王女 デジタルニューマスター版

・「日本語吹き替え版がうれしい。
1970年にロードショー公開されたきり、日本ではほとんど見ることが出来なかったジャック・ドゥミの幻の作品が、ようやく陽の目を見ることが出来た。しかもデジタル修復されたその色彩は特筆に価するほどの美しさ。70年代当時では、その色彩もサイケデリック調、内容も近親相姦を匂わせるちょっと大人のファンタジーというイメージで、その時代よりも、30年経った現在の方が時代的に不自然さがないのがとても不思議。特典映像で見ると,この作品をフランスの子供たちが課外授業で見に行くらしいと知って、そのお国柄に関心した。日本でも、今、ディズニーのプリンセスブームなど考えると、小さな女の子にも受ける内容だ。そういう意味で、唄の部分は原語だが、せりふは日本語吹き替え版がこのDVDにはついており、小さな子供でも楽しめるようになっているのが何よりも子供のいる家庭にはうれしい。(今回の公開でも吹き替え版は上映されなかったので)

・「目の覚めるようなリニューアル版
その昔、とっても貴重なテレビ放映で見たときに、「なんとキッチュな作品!」と感嘆。数年前の映画祭(ドイツだったか)にあたりデジタルリマスターされ、目の覚めるようなカラーでスクリーンで再会したときに、あまりの発色のすばらしさに別作品かと思いました。おそらく、ペロー原作の童話の映画化ということで、フランスの子供たちは誰もが知る物語だと思います。この映画は、マニア向けでレアな作品なのではなく、フランスでは公開時から子供たちに定番的に受け入れられてきた、とそのときに知りました。個人的にも、いまは「キッチュな作品」ではなく「個性あふれる名作」として受け止めています。

ただ、ちょっとしたずらし方は大きな楽しみの一つ。子供向けのストーリーは大きくかえずに、でも70年代らしく脚色された内容は、見た後じわじわと後味となって広がります。従者の顔や馬にまで色を塗ってしまう色彩の徹底、父娘の関係の強調、空想シーンのボートの上でドヌーヴの<スモーキング>などなど。特にすばらしいとおもうのは、<マンハント>の側面の強調でしょうか。たとえば、小屋の窓から覗き込む王子にむけてドヌーヴが鏡越しに放つ、ほんの少しだけ口元にうっすらと浮かべる<艶笑>(っていうのかニヤケっていうのか)は、絶品!私はこの場面の演出が気になったので、おもわず岩波文庫の原作をあたってしまいました。原作者ペローもうまく書き込んでいます。

また、リラの精を演じるデルフィーヌ・セイリグは、気ままに囁くようなハスキーボイスと、ミニスカートからのぞくほっそりとした脚線美で魅せる。彼女の歌は彼女自身が歌っているのもいい(ドヌーヴの歌は実は吹き替えです)。この妖精も、またちゃっかりと<女>だったりします。

DVDソフトとして見ると、映像特典はなかなか充実しており、アニエス・ヴァルダによるドキュメンタリーや子供向け上映会の模様が収録されています。後者では、ナレーションや歌のナンバーをそっくりそのままカメラの前で披露する子供たちがかわいい。しかし、一番のおすすめはカラオケ。「愛のケーキ」を含む数曲が、フランス語の歌詞字幕入りでカラオケ(声抜き)が入っています!

・「このナンセンスさはくせになる。
なんておばかな御伽噺なんでしょう!格となるストーリーはシンデレラ系譜だけれども、この作品がそれでいてオリジナルな魅力を放っている要因は真っ当な筋書きを少しずつ、ずれたものへと変えていったところにあると思います。「シェルブールの雨傘」が思っていた以上に現実的なお話だったので、「ロバと王女」のはみ出し具合は逆に新鮮そのもの、思わずくすりとさせられちゃいました。説教じみた教訓を受け付けなくなった大人たちにはぴったりでは?ラストがまたすごい、そうきたかと叫びたくなります。

ロバと王女 デジタルニューマスター版 (詳細)

狼の血族《デジタルニューマスター版》

・「遅ればせながら、祝!DVD化!!!
 この作品の存在はテレビで放映されていたのを観て断片的に記憶していた。少女時代でも、“なんだか怪しげで、なんだかエッチ。なにか見ちゃいけないモノを見た感じ。でも幻想的で非常に美しいせいか、観ていてなんとも言えない感覚を受ける”イメージがあり、(もちろんそれが狙いだろうが)当然こそこそ見ていたのでキチンと観ていなく、タイトルが分からなくてずっと探し求めていた。ある時、この原作者のA・カーターのファンになり、古本でやっと手にした本「血染めの部屋」を、同じく作家であり、映画監督で友人のニール・ジョーダンが映画化した事がわかり、やっとこさ、この作品である事が分かった。でも後の祭り。ビデオがなかなか手に入らなかった。後にこの作品が結構なカルト作品であることも分かった。ワタシと同じように探したヒトも多いのだろう。なので、DVD化はまことに喜ばしい!!勿論手に入れました。文献を読みあさるうち原作者のカーターが「英国文学界の妖精女王」という麗しい異名を取りながらも銀座のバーで2年もホステスをしていた事実にびっくりしたが、(作品同様面白いヒトだ。)51歳の若さで亡くなったのがまことに惜しい。あれだけ苦労して入手した「血染め~」が最近文庫本になっている事実も悔しい。合わせて買われる事お勧め。 変わったところを指摘すれば、作中化けた狼の“昼餐会”にヨーロッパでは有名な女性歌手が魔女役でゲスト出演しているそう。(なにかで読んだんですが。)名前はごめんなさい。忘れました。結構そんな所にもこった仕掛けがある映画です。他は言わずもがな名優が何人も登場しているのでワタシが語る事も無いでしょう。言い尽くされていますが美術も素晴らしい。もっと作品を映画化されてもいい原作者だと思う。お勧めです。

・「待望のジョーダン監督作品、ついにDVD化
ジョーダン監督35歳のときのファンタジーSFX映画。原作・脚本はイギリス女流ファンタジー作家で『ワイズ・チルドレン』(ハヤカワepi文庫)の作者として知られている故アンジェラ・カーター。

原案はもちろん「赤ずきん」ですが、こちらは哀れな狼にシンパシーを持つ(おそらく初潮を前にして精神的に不安定になっている)女の子=Sarah Pattersonを主人公に据えているところがこれまでのファンタジーと違ったひねり方でした。公開当時は3通りの変身場面のSFXが話題になりましたが、むしろこうした思春期独特の不安定な少女の「悪夢」をファンタジーとして描いたカーターの原作が映像化されていることがこの映画の最大の特徴でしょう。

ジョーダン監督の常連であるスティーブン・レイ(『クライング・ゲーム』『ブッチャーボーイ』『ことの終わり』)もきっちり顔を出しています。

85年度アボリアッツ・ファンタスティック映画祭審査員特別賞受賞、東京国際映画祭出品。

・「怖い中にある不思議なファンタジック作風。
童話「赤ずきんちゃん」を新解釈で描いたクラシックブラックファンタジー。実に面白い作品です。思春期の少女の見る悪夢という舞台に見事に描いた。ちょっとグロテスクなシーンも出てきますが見ごたえあります。描かれているテーマは深い。哲学、心理学、童話学、あと歴史学もあるかな。

童話とかファンタジー系好きな方、少しグロテスクな映像大丈夫な方は見るとなんとも言えない複雑な気分になる。良い意味でも悪い意味でも。

でも今みると流石に作風が古い。これは否めない。

よって減点一つ。★四つ。

・「ホラー度数は相当弱い作品です。
昔「日曜洋画劇場」での本作を放送時を見逃して悔しい思いをしていたので、DVDを購入して見ました。しかし、確かにこれはホラーとしては相当弱くスリルも足りません。あるのは狼男を題材にしたファンタジー色の強い物です。また、少しコミカルです。それでも特殊メイクはなかなか良い物です。赤ずきんちゃんをモチーフにしているので、少し怖い童話類を好みの方には楽しめると思います。

狼の血族《デジタルニューマスター版》 (詳細)

ラン・ローラ・ラン

・「史上初の『カオス理論』映画
映画は1998年8月20日リリース。監督のトム・ティクヴァが音楽も手がけ、主演のフランカ・ポテンテがそのボーカルも担当し、それがバリバリのジャーマン・テクノで、主題歌『WISH』は本国で25万枚の大ヒット記録を飛ばした。

そして本作は史上初の『カオス理論』映画と言えると思う。のちに2004年1月23日リリースの『バタフライ・エフェクト』が同じカオス理論の思考実験の一つで、『カオスな系では、初期条件のわずかな差が時間とともに拡大して、結果に大きな違いをもたらす』ということを詩的に表したバタフライ効果を取り上げているが先んずること6年、この映画はより根本たるカオスの具現化を成し遂げている。

時にアニメーションを織り交ぜながら、カオスなベクトル『ローラ』は周囲に有機的に作用しながら走る。正に眼で観るカオス理論。すばらしい大傑作だ。

・「ローラは走る
ドイツ版のオリジナル・タイトルは、"Lola rennt"(ローラは走る。)。アメリカでも、どういうわけか、「ラン・ローラ・ラン」というタイトルになっているらしい。監督がまだ20代と若いためか、カメラワーク、演出、アイデア、何をとってもとにかく斬新。正直、もっと突き進むところまでぶっ飛んで行ってほしかったという気がしないでもないが、これは今までに観た事がないタイプの映画であることは確か。観てる間中、ずっとテクノ全快で、フランカ・ポテンテの真赤なヘアはベルリンでも大ブレイクしたそうである。予告編で見せすぎたのも、ちょっと残念。

・「OPが最高の一作
プロットは紹介されている様に20分以内に金を如何に工面するかのみの一点。ストーリーが変化する内容の合理的な説明は一切無し。とにかく初めから引き込まれ、音楽と映像に身を任せ、短くしか語られないエピソードで泣き、エンドロールでホッとため息を付く。

非常にコメントしずらい作品ですが、取り敢えず「娯楽」として映画を楽しめる方には是非観て頂きたいですし、手元に置いて欲しいと思う作品です。逆に、どんな映画でもそうですが、この作品も例に漏れず考えようとすれば深く沈み込んで考える事もできるのですが。

敢えて言うならもう少し各ストーリーに笑いを加えて欲しかったところですが、私的には充分☆5つです。この手の映画が大好きなのに、10年以上観ていなかったのが非常に悔しかったです。OPだけでも何度も観直しちゃいます。ちなみに監督等のインタヴューも入ってますが、「愛があれば何でも可能」的なメッセージには気付きませんでした。

・「面白かった。
ローラが彼氏の為に疾走するストーリー。三部構成作。どれも最初は同じオープニングの地点から始まるが,ちょっとした時間の違いからストーリーが大きく変わっていき,ラストはそれぞれ異なっていく。テンポがいいので退屈しない。

アイデアもさることながら,素晴らしいのは音楽と映画との調和。ずっとひっきりなしに流れていくジャーマンテクノにはほれぼれしました。エンディングの女性ボーカルの曲も不思議でいいし,サントラもお勧めです。

・「若い感覚・斬新・センスの良さ。
少し前に観たのですが、この映画のことが忘れられません。カナリ面白いです★ストーリーの構成が面白いし、マンガを交えたり、観る側を惹きつけてやみません!主人公のインパクトのあるルックスも興味を持って見てしまいますが、現実では不可能な「リセット」がなされていくバーチャルな展開に、人は目を離すことができなくなるのではないだろうか。

ラン・ローラ・ラン (詳細)

リリイ・シュシュのすべて 特別版

・「かなり好みの分かれる傑作
印象深い作品でした。映像の綺麗さもさることながら、内容も、残酷で儚い、けれども美しい世界が繰り広げられています。

個人的な意見ですが、この映画を観た後、自分の中学生時代をフラッシュバックしてしまいました。傍目にはとても楽しそうで、悩みなど無いように見える若者達だけど、本当は息苦しくて仕方のない現実から抜け出すことも出来ず、毎日を同じ日常を送るしかない。永遠に続きそうなこの現実に目を塞ぐこともできない。

大人になってしまった今はそんな時代を笑ってしまえるのだけれど、中学生の頃は、大人になるなんて想像もしなかったなぁ…と懐かしい気持ちになりました。

この作品の主人公はイジメという現実から逃げ出したいけれど、逃げる場所はインターネット、そしてカリスマ歌姫「リリィ・シュシュ」。

それだけが生きる糧になっている主人公と、イジメの首謀者である一人の少年を中心に話が進行していきます。

前半はとても綺麗な、思春期らしい少年達の交流が画かれており、このあたりで映画の世界に引き込まれていきました。それがあるためか、後半部分はとても落差の激しい残虐なシーンの連続で、しかもそのままラストに繋がるのがとても痛々しい。映像が綺麗なだけ余計に痛いです。

主人公を含め、登場人物達のモノローグをはじめ、本音を語るシーンがほとんど無い中、要所要所で挿入されるインターネット上での書き込みがとても印象的。ネットでしか本当の言葉を吐露できない不器用な年代をとてもリアルに描き出していると感じました。

黒画面に白文字で描き出されているので、ちょっと目に痛いですが…。それもあまり気にならなくほどに画面に見入ってしまいました。

ラストは、それまでの主人公の行動を考えると想像もつかず、衝撃的なラストですが、エンディングロールの田園風景と人物が綺麗すぎて言葉を失いました…。

全体的にはマイナス方向へ向かっている映画だと思うのですが、それでも毎日を送っていかなくてはいけない登場人物達のやりきれなさや虚無観がとても切ない。万人にオススメ!と言い切れる作品ではないのですが、観た方はきっと何かを感じる。そんな作品です。

・「天才岩井監督の本領発揮!この映画で青春映画の巨匠となる
うんざりするほどの映画完成に至るまでのプロセスのエピソードと宣伝で、頭が一杯になった状態で劇場へこの映画を見に行きました。14歳という時間を30年も前に置き忘れていたという時差ボケと、あまりの内容の高密度さについていけませんでした。その後、このDVDを購入してまずメイキング映像を見ました。岩井監督のこの映画に賭けた情熱と才気は伝わってきましたが、やはり映画完成に至るまでの情報が増えたに過ぎませんでした。初めて劇場で見てから3年が過ぎ、すべてを忘れた頃DVDで映画を改めて見直してみました。とても素直な気持ちで14歳の世界に入っていけました。自分でも怖いくらいに研ぎ澄まされた心、それが自分に向けられた時には心の柔らかい部分をわしづかみにされてどうしようもなく傷つき、それが他人に向けられた時には、とがったナイフで一番の急所を一突きしてしまうような感覚が蘇ってきました。自分の中ではどんどん肥大していく自意識の一方で、何も出来ない無力感、そしてそれを認めたくない自分。多感さゆえ、普通のクラスメイトが、突然恐怖をもたらす存在に豹変する日常。まったくかみ合わない次元で存在する先生たち。そんな残酷なほどナイーブな日々を、篠田昇の絶妙のトーンの映像と小林武史の圧倒的な音楽が、奇跡のようなリアルを生み出すことに成功している。映画のスタイルの凛々しさゆえ、いろんな感情から涙が溢れ、心が震え、時に殺意すらも覚える、ものすごい次元の青春映画の誕生です。この映画は間違いなく岩井俊二の最高傑作であり、日本映画でこれ以上の中学生を題材とした青春映画は、これまでにも無かったし、これからも存在しないだろう。そんな圧倒的な存在感をもった作品だと思います。

・「圧倒的な何か
とても美しい風景、曲と共に表されるのは、痛々しく目を背けずにはいられない程のリアル。

・「イメージの暴力


なにも言わなければ、口を閉ざしていれば、表にださなければ、だれも気づかない。先生、や親、を責めているわけではないけれど、この映画には、おとなの非力さがあふれているような気さえした。

くりかえす日常のなか、つづく田園と、久野の弾くピアノ、終始流れつづけるリリイの音だけが、暴力的なまでにやさしい。

それにしても、レストランの蓮見と津田のやりとり、それから、カイトのシーン。すべてにおいて、蒼井優が、とてもいい。

世界はきれいだと、岩井俊二の撮る映像をみていて、あらためてそう感じる。



現実は、都合よく終わったりしない。

だからなのかはわからないけれど、わたしは、あの救いようもないラストに、救われたような気がした。

だれもが蓮見であり、星野であり、津田であり、久野であり、「リリイ・シュシュのすべて」にでてくる、おとなたちなのかもしれない。とおもいました。

・「校庭が歪んで見えた
岩井作品は、全部観た訳ではない。多分、今後最も再観するのは『Love Letter』だろうが、初観後の魂の揺さぶられ方はピカイチ。しばらくは「飛べない翼」が頭の中をグルグル廻っていた。

謀らずも、主要キャスト4人に伝播していくリリィの音楽。久野(伊藤歩)から星野(忍成修吾)へ、星野から雄一(市原隼人)へ。最初にある恋の気配が切ない。

レイプや援交、リンチ、殺人シーンばかりがクローズアップされ、「痛い」とかいう感想ばかりが寄せられたようだが、鑑賞後、私が“甘美”すら感じるのは、自分が、彼等の時代をとうに過ぎ、もう二度とあの時代を味わわなくてもいいという安心からなのだろうか。しかし後日、監督が同じようなことを言っていて驚いた。「何度も観て欲しい。観ているうちにラブストーリーのように思えてくるから」と。

変な意味で、主人公が同級生を刺すシーンが“自然”なのも特筆する。頻発する少年犯罪に端を発して創られた作品は、大抵ドラマチックで、人を傷つけることへのリアリティの無さをリアルに描こうとすればするほどリアルに感じられなかったのだが、この作品は大人達が「分からない」という“刺す”という行為までの移行の仕方が(余計な説明は無いのだが)至極自然に描かれていると思う。

忍成修吾は既に“こなれた感”があってちょっと…だが、市原はじめ、さまざまな役割を演じる大勢の若い役者達への、監督の演出力にまた脱帽。彼等の役者としての“その後”を追いかけてみるのもまた楽しい。

余談だが、メイキングで、自ら頭を剃りあげた伊藤を見て、共演の女子たちが泣くのをみて多分、自分にはもうそういう感性は無いだろうとしみじみ思ってしまった…。

やはり夏に観るのがオススメ。

リリイ・シュシュのすべて 特別版 (詳細)

スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする

・「難解
いつものクローネンバーグらしく、難解で暗い。映画終わった後パンフを見てやっとストーリーの仕掛けが理解できた。しかし、こういう監督も映画界には必要なんだろう。主演の俳優は、レッドドラゴンといい、少し病んだ役をこのごろ演じている。固まらないでいて欲しい。

・「観る側の気持ち
この監督は観る側の気持ちにはお構いなし。誰にも感情移入ができないまま終わる。レイフ・ファインズのピリピリするような神経質な演技が迫ってくるが、彼には感情移入ができない。できない理由がちゃんとあるのだ。薄暗いイギリスの陰鬱な天気も、彼の演技にぴったり重なっているが、観ている側は単なる傍観者で、置いてきぼりをくった気持ちになる作品。これは監督の狙いどうりなのだろう。

・「現代人の出口なき心の病
ディビッド・クローネンバーグはこれまでも繰り返し精神病もしくは精神病的なペルソナとそれをとりまくパラダイムを取り上げてきたが、この「スパイダー」もまたそのベクトル上に位置する。 彼の特徴である神経質かつ優等生的に切り取られた構図はあくまでこの世界の閉塞感を煽るものであり、唯一の外界との連絡するオープニングでの鉄道駅のシーンもあくまで一方通行的にラルフ・フィーネスの手などミクロ的なクローズアップへと収斂されるにすぎない。鉄道については、途中で一度背景を、この世界をただ無視するように通過していくシーンが挿入されるのが象徴的。 このほかクローネンバーグの特徴である厭世観や性に対する複雑な罪悪感とそれに根ざす反動的エクスタシー、諸々のフォビア(恐怖症)、パラノイアなどが、一通りこのフィルムにも表現されるのだが、古びたロンドンの町並み、ペンと紙のノートなど、今になってディテールがなぜかアナクロニズムに満ち、かつて「ビデオドローム」などで見せた近未来的ディテールからのシフトを見せるのは何故なのか。 いづれにしても出口のないサイコロジカルなこのフィルムには、肯定的な視点がまったくどこにもない。

スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする (詳細)

キャンディ

・「すべての男に捧ぐ最高の女のコ
この映画はスゴイ。何がスゴイって、ストーリーの支離滅裂さ加減やスベリ気味のコメディセンスが全く気にならないどころか、主演しているエヴァ・オーリンの魅力を伝えるためには全くの蛇足でしかない『物語性』や『起承転結』の類を一切排しているのがスゴイ。いや、全米発禁処分を喰らった伝説的サブカル小説が原作だから、最低限の話のスジはある。でも…そんなコトはこの際どうでもいい。キュートで、セクシーで、舌足らずで、少しオツムが弱そうなブロンドの美少女が、怪しげな男たちとばかりフリーセックスに明け暮れてしまうロードムービーなのだ。世の男の妄想を一手に引き受けて具現化した妖精たるキャンディ・クリスチャン。ああ…もう頭から離れない。

・「サイケディリック?
60年代後半独特の「けだるさ」の一言。「おバカ映画」「支離滅裂」などの表現も当たってますけど、私の場合は、ビートルズの「マジカル・ミステリー・ツアー」を彷彿させるものを感じました。エヴァ・オーリンが可愛いのは勿論としても、それ以外のなにか?(ACID-TRIP-MOVIE?)があることは確かです。かなり癖の強い作品ですが、私としてはお勧めしたいです :-)

・「とにかくコレで想像するのは!
えっちなんでしょうか?かわいいだけではなくえっちも。

・「いつかみる。
かいまっせーーーー。

・「サイケです!
 宣伝文句にもあるとおり、不思議の国のアリスならぬ、性的冒険劇”エッチの国のアリス”です。現在だとソフトの部類に入るのでしょうが、当時としてはかなりきわどかったのではないかと思います。出演時の彼女が18歳くらいですから、金髪のかわいい女の子がよく演じてくれたなあと思います(感謝)。とにもかくにもエヴァはかわいいですよ。 自分は小学生くらいの時に東京12チャンネルで見たのですが、ただの頭の悪い女のコがオヤジ達の性の捌け口にされるという記憶しかありませんでした。でもDVD化された本作を見てこんなにサイケデリックなものだったのかとビックリしました。しかも決して奥深くないから見やすいのですが。 また、共演者にはマーロン・ブランド、ジェームズ・コバーン、リンゴ・スター等、面子もそうですが役柄にも驚きます。

キャンディ (詳細)

ベスト+裏ベスト+未発表曲集

・「-
本物のアーティスト。COCCOの剥き出しの怒りがズカズカと入ってきては萎縮してしまう。かとおもえば女神のような包容力で包んでくれる。もくまおうは沖縄を感じるような気持ちのいい曲。

・「「もう歩けないよ」
引退後にテレビでドキュメンタリーを観たんですよ。TBSの深夜だったかな…もの凄い良くできた番組でした。そこで聴いた『焼け野が原』がホントに鬼気迫ってていまだにこの曲を聴くだけで全身鳥肌&涙目になります。

もし将来、自分に娘とかが出来て、中学生くらいになったら聴かせてみたい。

あの番組、DVDとかで売り出さないかなぁ…

・「cocco
coccoの全てが詰まったベストだと想います。自らの心を抉るような自虐・攻撃的なものから狂信的な愛、『仕方ないもの』という諦め、そして癒し。私はクムイウタというアルバムが始めてのCoccoのCDでした。それよりも更に赤裸々に、血みどろに、人間の持つ愛を少女のような爽やかな声で歌うCoccoが好きになりました。泣けます。人の心の奥底の感情をここまで綺麗に表現する歌手はかつて見た事が有りません。お勧めです。

・「綺麗な音楽、綺麗な人。
Coccoと言えば、「私ほど綺麗な人に会えるわけないことくらいわかっているでしょう」というフレーズが頭から離れない。好きな曲だからだというわけではなく、Coccoという人に対して思うことが「なんて綺麗な人」だからだ。彼女の歌は美しい。切々としていて、それなのに包容力がある。侠気を帯びているようにも思えるのに、とても優しい。大嫌いだけれど、とても愛しているのだと言われているように思えた。ひとつひとつ、どの言葉もどのメロディーも、味わっていけばただただ美しい。Coccoの音楽って、そういうものなんじゃないだろうか。未発表曲も含め、どの曲も本当に素晴らしい。

・「沖縄の歌姫Cocco
1997年にメジャーデビュー。その後4年間で通算single11枚、album4枚をリリースするも、2001年に突然の活動中止を宣言したCoccoの待望の2枚組みベストアルバム。全26曲収録。「自分の「痛い部分」を歌に出して歌うことで楽になれた。見ないようにしていたものも出して歌ったら、ちゃんと目をあけて見られるようになった。だから私はそのためだけに歌っている」と彼女が言うように、彼女の歌はどれもが胸が張り裂けそうになるほどに切ない。その切なさと正面から向かいあい、しっかり受け止め、そしてそれを乗り越えていくことが「生きる」ことであり「痛さ」であるということを彼女は歌を通して私たちに優しく語りかけてくれる。

ベスト+裏ベスト+未発表曲集 (詳細)

Winona Riders~月の裏側~

・「強力なカップリング集
2004年1月に3rdアルバム『天龍』を発表した天野月子の早くも4枚目となるアルバム。インディーズも含め、これまで発表してきたシングルのカップリング曲をリテイク・リアレンジを施し、一つの作品としてここに集約した。

カップリング曲と言っても天野の楽曲はどれもクオリティーが高く、個性的な楽曲が揃っているので作品としての出来は申し分ない。

シングル収録時と比較すると、ボーカルやバックの演奏に確かな成長が感じられ、全体的によりライブ感を感じる仕上がりとなっている。中には遊び心溢れるユーモアたっぷりのアレンジで彩られたM-5や、ストリングスの響きが感動を誘うM-9など、バラエティーに富んだ構成はもはやこの人の作品では定番。それでいて「らしさ」を失わないのは、

芯にある彼女自身の明確な存在感によるものだろう。

なお、今作品と共に初のPV集『V』も同日発売されるので、映像面からも天野月子を楽しみたいという方は是非そちらもチェックされたし。

・「実は
このアルバムって意外と他のアルバムより作り込まれていたりします(笑)殆どの楽曲がアレンジされていて、特にスパイダー、巨大獣は神懸かっていますカップリングベストなのに統一性もあり聴いていて飽きません

・「良くできてます
B面集としてリリースされた本作ですが、他の作品と同様に良く作りこまれています。手抜きのない作品作りに非常に好感が持てます。これからも丁寧な作品作りを続けて欲しいです。応援してます。

・「単なる編集盤ではない
 今までのシングル・カップリング曲を総括、また現在のスタイルで再録音した企画盤。10曲中8曲が再録音/リメイクではあるが、立場としては編集盤であるので、4枚目のアルバムであってオリジナル4thアルバムではない。各曲をライヴで演奏し続けてきたことの現れだろうか、全体的に低音が強調され、グルーヴ感が強化されている。 3rd『天龍』のメジャー感で天野世界に入ったリスナーも多いだろうから、続く形でリリースされた本作は、より深い天野月子の世界に入るにはもってこいの材料となるだろう。また、今後これらのヴァージョンでのライヴ演奏も期待できる。 ジャケットはジーンズに皮ジャン、そして星条旗模様のヘルメットという出で立ちの天野の後姿(=月の裏側)で、裏ジャケットのアメリカン・バイクと共に天野のルーツがアメリカン・ロックにあることを示唆している。また、ブックレット内では各シングルのジャケット・アウトテイク写真がそれぞれ使用されており、見応えのあるものになっている。 同時発売だったビデオ・クリップ集『V』と併せれば、天野月子の「A/B面」を共に楽しめるだろう。

Winona Riders~月の裏側~ (詳細)

死の王

・「絶対的な孤独
 この映画の最大の魅力は絶対的な孤独感を感じられるところにあるように思う。死は誰も肩代わりしてはくれずただ一人で死んでいかなくてはならないのだから死と孤独は究極的に密接な関係にある。虚無的に描きだされる自殺という形の死はこの世においての究極的な孤独の形象化であろう。私がこの映画を見たのは本当の意味での孤独というものを知らぬ中学を卒業してすぐのころだったが、全ての美学が虚無化されたような気がした。そしてそこに新たな美学を見出したような倒錯した気分に陥ったことを覚えている。この映画は私のなかでは貴重な体験をもたらした数少ない映画の一つである。孤独というキーワードに興味のある人は必ず見るべきであろう大傑作である。

・「死とロマン
自殺する数人の男女をスケッチ。合間に死体が腐敗してゆく。説明なんて親切なものはなくて、ただ人が死んでゆくだけ。なのに、どことなくロマンがあって、しかも美しい。凄い映画だと思いました。

・「意味ある作品
この映画のテーマは「死」「自殺」1番最初に見た時、かなりの衝撃を受けました(いい意味で)生きる意味とは何だろうか?と考えさせられる映画です撮影方法、音楽、雰囲気どれも独特ですが、ユルグ監督の持ち味が良くでていると思います。特にエンディングに流れる曲は名曲ですね、子供には薦められませんが、人生生きてる中で一度は観て頂きたい映画です。

・「復讐または報復、挑戦
この映画をドキュメントと捉えるかどうかは自分自身しか判断しえない、おそらく大抵の観客はダイレクトに受け止めるだろう。「鬼火」を自己完結としたらこの映画はさらに大地までも切り裂きブラックホールの中心に巻き込むまでの威力を感じる。

・「チェーンレターは、嫌よ。
よく、死をテーマにした映画などでも、結果的に、生を見出せるようになっていると思う。きっと内容を見て、視聴者が勝手に恐ろしい死から、希望の生へのキーワードを見つけようとしているだけかもしれない。この作品には、そのキーワードのようなものが、少なくとも私には見つけることが出来なかった。

様々な死のスタイルを、朽ちていく死体とともに綴っていく。ただこれだけなんだけど、連鎖する死ということで、逃れられない絶望を作り出している。美しい映像や、あどけない少女が、死を語るシーンなど、すっきりした絶望を感じれる良作。

死の王 (詳細)

CUBE (期間限定生産)

・「素晴らしいサスペンスムービー
星の数ほどの映画が作られている中、「この映画は全く新しい!」と驚くことはほとんどないと思いますが、この作品はまさしくそんな驚きを味わえる一作でした。極限までシンプルにしたストーリーとシチュエーション、極端な性格と技能を持つ登場人物たち。白いキューブの中、研ぎ澄まされた恐怖をバックに監督が指しているチェスを眺めているような雰囲気の映画です。見ているうちに作品に飲み込まれいゆき、だんだんと自分もその駒の一つにさせられているような気がしてきました。

登場人物が閉じ込められている時間が過ぎていくにつれ、だんだんと狂気に追い詰められていく様子は、見ている側も鳥肌が立つほど。また、CGや効果音がキューブのトラップに効果的に使用されていて、装置の非人間性を際立た!せている様子は大変に素晴らしいと思いました。

見終わったあと、自分がキューブの謎に閉じ込められていることに気付くというもう一つの仕掛けも見事です。

ある意味で究極の作品。未見の方は是非一度ご覧になることをお勧めします。なお、このDVDには英語字幕はついていません。また音声も2.0ステレオのみなので、購入する際、こだわる人は注意を、、、

映像特典の短編映画はCube同様、独特の雰囲気があり一見の価値あり。

・「奥が深い映画
Cubeはフーコーがいうところの「権力」を表している(と思う)。我々は自由を求めてCube(権力)の外(権力がない世界)に出ようとするが果たしてそれは可能なのか?そして、それは幸せなことなのか?

フーコーの影響を受けた映画といえば「時計仕掛けのオレンジ」という映画が思い浮かぶが、この映画は更に奥が深いように感じられる(ただし私は時計仕掛けのオレンジも理解できてはいないが)。どこまで監督が意図しているのかわからないが、注意深く見てみると一切の無駄を省いて、映像のほとんどすべてに意味があるような気になってくる。

例えば登場人物のメンバーにしても次のようには考えられないだろうか?Cubeを国家権力の象徴と考えるリベラル(女医)、それを政府陰謀説と一笑に付すコンサバ(警官)、Cubeの意味なんて興味がない、ただ脱出することだけに集中する社会の逸脱者(脱獄のプロ)、Cubeの意味よりも、そこに隠された法則の解明に情熱を燃やす科学者(数学科の少女)、Cubeからの脱出などに興味のない無気力な会社員、そして傲慢な「正常者」達によって形成されている「社会」から排除されている精神障害の青年。

会社員は言う。Cubeは誰が何の目的で造ったのかなんて誰も知らない。ただ多くの人が部分的に造っていたら、いつの間にか出来てあがっていた。フーコーによれば「権力」とはそういうものであるらしい。そこには意味も目的もない。その権力を行使する者は存在しない。我々が知らぬ間に作り出し、そしてそれによって我々は規制される。我々がこの世に生まれた時にはすでにこのような「権力」に縛られた社会にいた。それだけのことである。自由を求めてCubeの外に出ることが本当に幸せなことなのか、それとも不幸なことなのかもわからない。しかしもしも出ることが出来るとすればそれはやはり。。。

私はフーコーについて詳しく知っているわけではないが、おそらくフーコーを読んでからこの映画を見ると更に楽しめるのではないかと思う。

・「面白い映画です。
最近の映画はCGばっかりで、全然面白くないと思ってる方にお勧めです。極限状態の人間を面白く描いていて、オープニングから最後まで一気に見せられます。久々に凄い映画だと思いました。本DVDには、もう一本、短編映画が納められていて、これもかなり面白い。監督は密閉恐怖症ではないのかなぁ。。。

・「短編の『エレベーター』が素晴らしい。
密室空間に閉じ込められた男女は次々と迫り来る「謎」に疲弊し、精神的に追い込まれ正気を失っていく。その姿は、極限状態にある人間そのものの姿であり、結構怖い。低予算でこれだけの映画を作れるのだから、ヴィンチェンゾ・ナタリ監督はそれだけ腕があるって事なのだろう。作品を通してあまり無駄がなく、密室空間を舞台にする映画の中では、良く出来ている作品なのではないかと思う。理数系に強くないと謎解きに取り残されていくという問題点はあるし、立方体のシステムを理解しようとしても釈然としない部分もある。まぁ、そこらへんは無理に内容を把握しようとせずに、ダマしダマし話に着いて行けばいいだろう。「CUBE」のシステムを何の矛盾もなく理解している人などほとんどいないのだから問題ない。物語の展開を上手く見せているので、飽きる事はないのではないかと思う。

『CUBE』の後に収録されている『エレベーター』もオススメである。とにかく怖い。何が真実なのか、何が妄想・空想なのか解らなくなる。はっきりいって『CUBE』よりも怖くて、作品として優れていると思う。評価としては『CUBE』は☆4つ、『エレベーター』は☆5つってトコだろう。

・「簡単明快
この映画は見ているうちに確実にのめりこみます。しかもネタバレしてもつまらなくなることはない簡単なストーリーです。正立方体に囲まれた鉄の頑丈な部屋に、お互い何の関連性もないと思われた6人の男女が閉じこめられる。どうしてこの場所に閉じ込められるのか、一体ここはどこなのか、そしてどうやったらここから脱出することができるのか。切羽詰りパニックに陥り仲間割れを始めるシーンには、感情移入してしまい胸がドクドクしてしまいます。そんなに予算のかかった映画ではなく、製作に時間のかかった映画でもありません。しかしここまで奇抜で驚かされる映画も珍しい。ぜひお勧めしたい映画でした。

CUBE (期間限定生産) (詳細)

最終兵器彼女 Vol.1(UMD Video)

・「新感覚
新感覚な恋愛ストーリーですね、しかし戦争ネタなので嫌でも残酷なシーンがちょっとだけ?ですがあります、なんたって最終兵器ですから、某ロボットアニメなんかよりよっぽどしっかりとした脚本、キャラクター、もちろんPSPを持っている人でないと見れませんがこの値段なら逆におつりが帰ってくるほどお得だと思います。

最終兵器彼女 Vol.1(UMD Video) (詳細)

新世紀エヴァンゲリオン Volume 1

・「アニメ史上最高傑作
中学生、高校生は自分と似たような所や思春期のなんとも言えない感情をこのアニメを見て感じるはず。このアニメが放送されてからやたらと意味深なアニメが増えたほどの傑作中の傑作。

・「新世紀エヴァンゲリオン初心者です。
今、同時に「機動戦士ガンダム」を見ていますが、多くの片がいうとおり、この作品は「機動戦士ガンダム」の影響を非常に受けていると思う。それは、導入の「敵の侵入」→「非常事体」→「主人公の戦闘」という流れがまったくといっていいほど同じだからだ。

しかし、ガンダムの主人公アムロ・レイとエヴァの主人公碇シンジが違うところといえば、アムロが問題に自分から立ち向かっていく強い心を持っているのに対し、シンジは自分の中の「弱い部分」と常に戦っているという点ではないだろうか。シンジが「エヴァに乗ることは無理だ」と、発言したとき、彼の目の前の可能性はすべて閉ざされてしまった。しかし、エヴァの暴走の結果とはいえ使徒を倒したシンジは、人に承認される。シンジの心が最初に開いた瞬間であったと思う。非常に感情移入し易い設定だと思う。続きを見るのが楽しみだ。

・「物語はグッド!でも・・・新DVDが・・・・
この「エヴァンゲリオン」という作品は各キャラの深層心理をテーマにしていると思います。もちろん、ロボットものといってしまえば、それまでかもしれませんが・・でも、今、このDVDを買おうとしている方はリニューアル版のエヴァDVDを買うことをお勧めします。なぜなら、価格・画質・音声がすべて、リニューアル版の方が勝っているんです。ですから、今これはあまりお勧めできません。ということで、星4つにしました。最後に一言!物語は最高です!

・「なるほど、なるほど
当時日本にいなかったこともあり、このアニメのテレビ放映は一切見ていないし、その後ビデオでも全く見ておらず、このDVDではじめてのエヴァンゲリオン体験となった。

 もう第一話からしてエヴァンゲリオンが主人公の少年にとって母親の胎内であることは明らかである。コントロールルームが液体で満たされたり(羊水のイメージ)、アンビリカルケーブルというエネルギー供給線はumbilical cord、即ち臍の緒である。少年は父親からは拒絶されており、母親の記憶をもたず、自分がなぜこの世界に存在しているのかその理由さえわからない。この第一巻では、半ば強制的に戦いの場に投げ出された少年が、アイデンティの混乱から生ずる精神的葛藤に煩悶する様が描かれている。感情のコントロールを逸してキレたときの破壊性はすさまじく、この辺が「実存」とか「努力」とかいう言葉とはおよそ無縁の現代人の精神的有様と奇妙に共鳴する。 

・「暴走
シンジがはじめてエヴァ初号機に乗ったときの話が収録されているのがこのVolume1です。エヴァ初号機が暴走して使徒を倒したときは、実に爽快な気分になれます。個人的には暴走したときのほうがすきです。

新世紀エヴァンゲリオン Volume 1 (詳細)

π(パイ)

・「テーマは好きです
ちょっと前まで科学が大好きで科学万能主義だった私は、今でも社会科学に法則を求めるという考えに少しだけ興味を覚える。この映画はそんなことがテーマではないかと思う。科学を究極的に抽象化した概念つまり数学によって森羅万象に隠された法則が解明できるとするのはニュートン以来の決定論であり、線形モデルから複雑系などの非線形モデルに移行してきているとはいえ、未だに多くの自然科学や社会科学において原因と結果を求める法則探しは重要な位置をしめているのではないか?この映画では西洋社会を代表する主人公の数学者と脇役で登場する東洋文化の対比により、自然・社会現象に隠された法則を解明できるのか、もし仮に解明できるとしても、そもそも解明することに意味があるのか、ということに焦点があてられている。ニューエイジ的偏見(過大評価)も少し感じられるが、この映画の監督は自然と共存する東洋社会がお気に入りのようだ。公園で太極拳をする中国人の姿には自然との調和を求める東洋的考えを示しているように感じられるし、単純な法則によって複雑な現象が生じるという複雑系の概念は囲碁によって表現されている。この映画のところどころ(特に後半)はほとんど理解できていないので定かではないが、最後のシーンでは主人公も自然の偉大さに気がついて、法則を求める科学的思考よりも、葉っぱをきれいといいながら数字遊びに興じるアジア系少女のような自然に対して分をわきまえた生き方に共感するようになっているような気がする。と、いうことでテーマは面白いと思う。数学の細かい部分は陳腐というか何が言いたいのかはわからないし、数学者でない私はコメントできるほど数学に精通しているわけでもないので何も言えないが、おそらく数学が専門の人は不満が残るかもしれない。もう一つ見る前に知っておくべきことは、この映画は少し気分を害する映像があるので注意したほうがいいということである。私は昔、体の調子が悪いときにこの映画を見たのだが、体の調子がさらに悪くなった。またご飯を食べながら見たら大抵の人はご飯がまずくなるのではないかと思う。

・「万物は数学で解釈しうる、とは
全編白黒。毎日金融機関で数字の世界で生きている人間にはとってもインパクトのある作品だった。とってもシュールで妥協がない。こういう作品にであえるところがDVDのいいところだなと思う。万物は数学で解釈しうる、確かにそうなのだろう。数を予知できるという事は、まさに金融工学の究極の世界だ。そしてそれは最強の能力だ。傑作!!

・「狂気の世界を垣間見る
脳内世界の反映される、映像美を誇る秀作です。

白黒であるのに、強烈なフラッシュバックを感じさせます。印象的な画像の数々と、淡々と語られるストーリー。横に流れていく数字の羅列。つまるところ「π」という割り切れない、永遠的な命題がそのまま、人の脳内の無限な世界を感じさせます。

日常に宿る独特のけだるさを感じさせてくれます。非常に感覚的な映像の連続なのが、異常気質の主人公の張り詰めた感情をこちらに伝えます。効果音の使い方も、本当に独特。観客に「頭痛」を感じさせるような映像がこれまでにあったかというと、この作品以外に知りません。

感情を司る神経に訴える作品です。魅了されます。そして残るのは、強烈なフラッシュバック。

・「数字ってかっこいい
この映画の見所は映像のすばらしさと、それを盛り上げる奇妙な物語と豪華アーティストの音楽です。画面はモノクロだし、主人公の俳優見たことないし、NYCなのにチャイナタウンだから変な感じがするし、時代もはっきりしないしで自分が見た中で変な映画TOP3に入るくらい強烈でした。必見です。

・「フィボナッチ
本作品はこの「フィボナッチ」に魅了された”数学者”と”神”をめぐるストーリーだが、予測不可能なストーリー展開と映像手法は逆に見るものを魅了することとになること必至です。モノクロは予算削減のためらしいけどそれが逆に新鮮さを出し、映像にひきつけられる効果を出しています。

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博士の異常な愛情

・「核爆弾ロデオ!
 学生のころに東京某所の名画座で初めてこれを見たときの興奮を今でも思い出す。 当時はまだ米ソ冷戦時代。B−52が核爆弾を積んで巡回飛行をしているという状況にもリアルな怖さがあった。 そんな核兵器緊張状態を、一人三役のセラーズが戯画化し笑いにしてしまう。にもかかわらず、核兵器のリアルな怖さが終始漂っているので、笑えない。たぶん、そこが本作のすごさだろう。冷戦と核兵器に対する、ブラック・ユーモアを通り越した不謹慎なほどの皮肉。 ラストの核爆弾ロデオと美しい音楽に乗せたキノコ雲のオンパレードは、あまりにも鮮烈。 どんなにシリアスな反核映画でも達することのできない境地。

・「快作であって名作
 キューブリック監督の作品は、「2001年宇宙の旅」「時計じかけのオレンジ」などの作品で知られる監督であるが、 特に「2001年宇宙の旅」は私は始めて見たとき、その哲学的なものとクラシック音楽の使い方、演出などに感銘を受けたが 中学生だった私には難解で 内容を理解するのに何回も見直したり小説を読んだりと苦心した。 そしてこの「博士の異常な愛情(以下略)」に興味を持ったとき、あのキューブリック監督が手がけたものと知らずに ビデオ屋に行き、裏表紙を見て初めて知ったのである。もしや難解の作品でまた苦心するのでは…と思いつつ 家に持ちこんだ。スタッフロールから「またあいましょう」の字幕まで見通してこれも感銘を受けた。

 これは難解な作品ではなく「快作」、音楽・演出はもちろんブラックコメディというジャンルの金字塔だと感じた。 モノクロでCG技術など使わず特撮を使用、その独特の雰囲気と味に引き込まれる。俳優もみな芸達者で 後に知ったのだが名俳優が三役も演じておりこれもまた感銘を。

 私のように躊躇している人も、是非家族でもお独りでも堪能してほしい映画だった。

・「鬼才キューブリック、必殺のブラック・コメディー
 この作品に関する限り、つまらない批評はいらない。見るべし、DVDも安くなってるし、あっという間の95分間は決して人生の無駄遣いにはならない。ピーター・セラーズの一人三役は、映画史上空前絶後の怪演だ。

 例えそれがアクシデンタルな出来事であったとしても、人類は果たして核戦争を回避することができるのか、、、。人間というものの業の深さにゾッとさせられてしまう。こんなにもブラックで完成度の高い作品なのに、判りやすくて面白い。さすがキューブリック、、、。

・「キューブリックを失った我々
 キューブリックの傑作として名高い一本。核戦争をテーマとしたブラックコメディーは他にもあるとは思うが 最後に本当に核戦争にしてしまう映画は 寡聞にして知らない。

 俳優が素晴らしい。一人三役のピーターセラーズは 途中で負傷さえしなければ 一人四役になっていたはずだったというのには驚愕する。(戦闘機のコング大佐役もあった。写真だけが残っている)ジョージCスコットの狂気を帯びた演技も 見ていて笑っているうちにだんだん寒気がしてくる。

 それにしても と思ってしまう。キューブリックを失った事の大きさは今なお埋められていない。

・「とにかくすごかった・・・
はじめてキューブリック監督作品を見ましたが・・・とても強烈でした。この一作で彼のファンになってしまいました。とにかくすごい映画でした。この作品で核兵器が存在する限り間違いが起こらないはずはないと改めて確認させられたような気がします。恐くて、かつ滑稽なこの映画は確かにブラックコメディですね。これは生きてる内に一度は見ておきたい映画です。とにかく、すごい(笑)

博士の異常な愛情 (詳細)

頭脳の果て

・「天才はつくることができる。
天才とは生まれついた才能の持ち主だと思っていました。しかし、先天的なものでなく、おかれた環境でつくることが可能であるという教えは大いに勇気をもらえるものでした。

・「待ちました。
いやーついに出たか!一時ユーズド価格が高騰して、手が出なかったけどこれならOK!出版社の英断に感謝。なかなかの内容で読むのに時間がかかるのは致し方ないが、付属のCDで短縮できるかも、とにかく復刊されてよかった。

・「加速学習の完全版
人間の脳の進化の可能性や、フォトリーディング、ジーニアスコードと言ったものの理論が詳しく書かれています。ゆえに、たくさんの理論が納得のいく形で紹介されています。加速学習の復習に、フォトリーディングや脳のバージョンアップに役に立つ一冊だと思います。

・「イメージストリームのススメ
我々の頭脳の働きを飛躍的に高めるためには、イメージを利用するのが一番であるということの実証に大半が費やされている。右脳開発、イメージトレーニング、あらゆる能力開発で言われ続けていたことだが、ここまで深く掘り下げた本がついに復刊!!

精神世界に入らず、あくまでも科学的見地から述べている点はありきたりの能力開発本とは一線を画している。20世紀人類が達した知への探求の集大成であるといえる。具体的なイメージ法についてのエクササイズもあり、能力開発に興味のある人必読の書であると思う。

・「人間の可能性
頭脳の果てはおそらく人間の持つポテンシャルを高める際に非常に有効的な本と解釈してる。理由を話したいと思う。この本に述べられている技術は、ある程度の物事が出来る人間なら誰にでも出来るテクニックだからだ。実際「イメージストリーム」というテクニックがあるが。それはイメージを声に出して説明するだけという、実に簡単なテクニックである。他にも、何種類かのテクニックが紹介されてる。なかでも、私自身驚いたテクニックは「インスタント再生」や「モデル思考」などのテクニックだ。「インスタント再生」は昔体験した出来事を鮮明に思い出す事が出来る。という、世にも不思議な、そして仰天的なテクニックもあれば。「モデル思考」と言う。他人になりきり本来人間に秘められた計り知れない、そして想像を絶する素晴しき能力を活用する事が出来る。人間は本来誰にでも「天才的能力」が秘められていることは必然に等しい。その訳は本書に述べられている。

結論を述べる

私自身この本を購入してから自分の計り知れない可能性に気が付いた。私だけではない。この本書を読んだ人間に解る事だ。

もしあなたが給料のあまり2000円ぐらいの金銭的余裕があれば。是非とも購入して欲しい。win wengerは一応世界的権威の名を馳せている。彼の書いた本なのだからまずその分野では「世界最高クラス知識」が詰まっている。さらに余談だがこの本に書かれているある方法を行えば。「IQポイントが短期間で必ず上昇する」方法が詰まっている。

最後だが能力を高めたい人にとってこの本は絶対に役に立つ。

頭脳の果て (詳細)

哲学講義〈1〉―認識〈1〉 (ちくま学芸文庫)

・「なぜ、哲学が必要か
正直、レビューを書くのに、本書の前半しか読んでいない。

そこでこと前半部に限っていうと、哲学がなぜ必要かを理論的に納得させてもらえるという意味で、大いに参考になる。

哲学というと、考えてもしょーもなさそうなことをウダウダと考えてるオタッキーなイメージを持つ人もあろう。しかし、哲学とは本来そういうものではない。自然科学、文学、心理学などとともに、世の物事の原因と結果を研究する学問なのだ、と思う。そして、心理学も自然科学も文学も拾えない分野を、哲学は担っている。

「なぜ、なぜ」と問うていく姿勢は、学問として他の分野と変わるものではない。それが、人の認識と行動を中心にすえた分野が、哲学のフィールドである、と思えた。

・「恐るべき高校教科書
フランスのリセ(高校)では哲学を修めることになっている。当然、試験に出る。日本における倫理政経といった半端な科目の比ではない。そこで使われる哲学の教科書を邦訳したものである。フランスの高校生は恐るべし、と一読して思ったものだ。が、蛇の道は蛇。高校時代をフランスで過ごした奴によれば、入試対策用のテクストもそれなりにあるそうな。

さておき、認識と行動に大別される。まあ平たく言えば理論と実践というわけか。哲学の学説をギリシアから延々と説く、というスタイルではないところが面白い。哲学の重要なトピックに関し重要学説を踏まえながら解説。独断的にあれこれ論じるのではなく、見解の分かれる論点には必ず反論を記載しているところが教育的か。

哲学の入門書として、日本人が読んでも十分役立つ。一巻目は中村雄二郎翻訳で一部信頼に欠けるが、さして気にならない。一つの語の異なる意味が哲学的にどういう意味を持つか、フランス語の文脈にかなり依存しているのは無理もない・・・か。「使える」哲学教科書の出現が、日本語の文脈においても望まれる。

哲学講義〈1〉―認識〈1〉 (ちくま学芸文庫) (