ヒューブリス (詳細)
リッチー・バイラーク(アーティスト)
「ひたすら美しいソロピアノ。ジャケットも美。」「ジャケット含めて非常に美しいアルバム」「結晶と劈開」「美しく、優しく、清んでいる。」
Hope (詳細)
Lars Jansson(アーティスト)
「最高のピアノトリオ!」
Fiabe (詳細)
Stefano Battaglia(アーティスト)
Duet (詳細)
Sylvain Luc & Bireli Lagrene(アーティスト)
「一つの完成型かもっ!」「リラクゼーション&諧謔味のバランスが素晴らしい」「これは…良いCDです。」
オーヴァー・クリスタル・グリーン (詳細)
ウィル&レインボー(アーティスト)
「25年前の名作の再現」「東海岸屈指のプレイヤーが会したフュージョンの傑作」「出だしのサックスの音にひかれて」
Still Waters (詳細)
Kenny Wheeler(アーティスト), Brian Dickinson(アーティスト)
Dreamsville (詳細)
Stacey Kent(アーティスト)
「胸にグッとくる感じ」「歴史的名盤になり得るかもっ!」「文句なしの代表作」「元気のでる一枚」「木綿のような自然なヴォーカル」
Guide Me Home (詳細)
Thierry Lang(アーティスト)
「Nick Faldoに似てると思う.」「フレディファンにも嬉しいボーナスCD付き!」
You Must Believe in Spring (詳細)
Bill Evans(アーティスト)
「異色」「ただ、ただ、美しいとしか言いようのないピアノアルバムです」「内側のさざめき」「感傷の極致」「比類なき悲しさと空虚感が乾いたピアノの音色から感じ取れました」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 第4巻 (詳細)
シフ(アンドラーシュ)(アーティスト), ベートーヴェン(作曲)
「美麗な幻想世界を」「丹念に弾き込まれた大家の芸風です」「『月光』ではなく『幻想曲風ソナタ』として」
Valentin Silvestrov: Bagatellen und Serenaden (詳細)
Valentin Silvestrov(作曲), Christoph Poppen(指揮), Münchener Kammerorchester(オーケストラ), Aleksei Lubimov(Piano), Valentin Silvestrov(Piano)
「彼方からのやさしい響き」
Brahms: Sonaten fur Viola und Klavier (詳細)
Johannes Brahms(作曲), Robert Levin(Piano), Kim Kashkashian(Viola)
「ずばりおすすめです。」
In Exile of Dreams (詳細)
Ivan Paduart(アーティスト)
White Russian (詳細)
Viktoria Tolstoy(アーティスト)
飛べない鳥~加羽沢美濃クラシカル・コンポジション (詳細)
加羽沢美濃(アーティスト), 福田進一(演奏), 古川展生(演奏), 宮本文昭(演奏), 加藤知子(演奏), 田部京子(演奏), 須川展也(演奏)
「イメージは冬の日本海?」「雨や雪の日、夕暮れ時がよく似合う…と思う…」「作曲家 加羽沢美濃 その才能の輝きと煌き」
夢で逢いましょう (詳細)
村上ゆき(アーティスト), 瀬木貴将(演奏), 佐藤芳明(演奏), 鬼怒無月(演奏)
「JAZZシンガー村上ゆきの日本語曲達と、そして落ち着き、ささやかで、たおやかなこえ」「ALWAYS三丁目の夕日的な」「このアルバムは本当にいいですね。日本語の美しさが光っています。」「日本のスタンダードをこよなく愛される方には朗報」「美しい声、美しい発音」
Early Years /Ecy (詳細)
Ketil Bjornstad(アーティスト)
Will You Find Me (詳細)
Ida(アーティスト)
「美しさと厳かさ」「ああ」「こんな人達は、またとないのでは」
The Quintessence (詳細)
Quincy Jones & His Orchestra(アーティスト)
「クインシーはジャズミュージシャン」
Night and the City (詳細)
Charlie Haden with Kenny Barron(アーティスト)
「大人の音楽」「最高のライブ」「最高級のピアノジャズ」「おっしゃれぇ〜」「メインストリームジャズ=デュオ」
Some Love Songs (詳細)
Marc Copland(アーティスト)
Once I Loved Chapter One (詳細)
Irio De Paula(アーティスト), Fabrizio Bosso(アーティスト)
Obrigado Brazil (詳細)
YO-YO MA(アーティスト), Jacob do Bandolin(アーティスト), Egberto Gismonti(アーティスト), Camargo Guarnieri(アーティスト), Antonio Carlos Jobim(アーティスト), Pixinguinha(アーティスト), Pixinguinha(アーティスト), Heitor Villa-Lobos(アーティスト), Waldyr Azevedo(アーティスト)
「優しい響き、何度聴いても楽しめます!」「夏に向けておすすめの一枚」「清涼感♪いっぱいの一枚です」「かたわらに置いておきたいCD」「昼寝のBGMにも最適」
WILD AND GENTLE (詳細)
畠山美由紀(アーティスト)
「静かな情熱」「最近また聞き出しました。」「今回もやられましたね」「このアルバム」「かけがえのない一枚」
ジャズ・フュージョン>アーティスト別>J-L>Kenny Wheeler
ジャズ・フュージョン>アーティスト別>A-C>Bill Evans
Custom Stores>By Formats>国内盤>ジャズ
Custom Stores>By Formats>輸入盤>All UK Titles
Custom Stores>By Formats>輸入盤>All US Titles
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Jazz>Post-bop>General
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Jazz>Post-bop>Guitar
ジャズ・フュージョン>アーティスト別>S-U>Stacey Kent
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Adult Contemporary>Female Vocalists
・「ひたすら美しいソロピアノ。ジャケットも美。」
1曲目のSunday Songのメロディーの美しさはとても言葉では言い表せません。アルバムの終わりに再び同じメロディーが…そして内部奏法を伴った最期の音に心臓を射抜かれる思いがします。
その後、プロデューサー、アイヒャーとの対立からECMでの主要アルバムすべてを廃盤にされてしまうという悲劇が…
「日本だけの限定発売とはいえ、僕の代表作であり思い出も多い二作(本作と『エルム』)が地球上のどこかで確実に入手できるのは、何ものにも代え難い喜びだ。」
なお3曲目Koanは「コーン」ではなく禅の「公案」のことです。
・「ジャケット含めて非常に美しいアルバム」
Richie Beirachが1977年にECMレーベルに吹き込んだソロ・アルバム。冒頭の"Sunday Song"から陶然たる美しさに満ちた素晴らしいアルバムである。あらゆる観点でECMレーベルの透徹な美学に貫かれたピアノ・アルバムであり,美しいジャケットは本来はLPサイズで愛でたいところ。Beirachにはこの後も多くのピアノ・ソロ・アルバムがあるが,本作が最高傑作。QuestやLive Under the SkyにおけるColtrane Tribute等でのハードな演奏とのギャップが非常に大きく,Beirachには様々な側面があることを理解した上で,彼のキャリアの中でも屈指の作品であると断言しよう。このアルバムの(日本のみの)再発に感謝。
・「結晶と劈開」
リチャード・バイラーク(pf)のソロ・アルバム。 美が結晶化している素晴らしい演奏内容だ。キース・ジャレット(pf)のソロ・アルバムと較べても遜色はない。この演奏家は日本のド田舎である高知県で演奏してくれたこともある。
そして、同時に劈開(へきかい)もみられる。両面を併せて至高だ。
・「美しく、優しく、清んでいる。」
リッチー・バイラークのCDを購入したのは、これが初めであった。他の方のレビューにも書いてある通り、一曲目の「SUNNDAY SONNG」が素晴らしい。美しく、優しく、心に染み入るピアノにそう思わない人はいないであろう。私は、このCDを購入して以来ずっとこの曲を子守唄代わりにしています。お陰で毎晩ぐっすりとよく眠れます。夏ももうすぐ終わり、秋の寂しさを少し紛らわせてくれるかもしれない作品です。お勧めします。
●Hope
・「最高のピアノトリオ!」
スウェーデン出身のピアニスト。丁寧に歌い上げるソロはずっと聴いていても、静かに語りかけるようでぜんぜん疲れません。タッチの繊細さや、タイム感の絶妙な重みが、とても癒されます。キースジャレットの様な回りくどさはなく、とても親近感がわきます。通産9枚目になる、このアルバムは9曲がオリジナルで、ラーシュ氏の世界の対する”希望”が詰まった一作です。クラシック好きの人にもお勧めです。
●Duet
・「一つの完成型かもっ!」
これはギターデュオの一つの完成型かもしれない。お互いが息ぴったりのリズム感の上で自由にインプロヴィゼーションしている素晴らしさ。ジャズの枠を超えてギターを愛する全ての人の愛聴盤になり得るかもしれない。ウエスモンゴメリーのロードソングの新鮮なアレンジ、S.ワンダーの愛しのアイシャのご機嫌さ加減。そしてオリジナル曲made in Franceのしゃれっ気、どれをとっても必聴でしょう!
・「リラクゼーション&諧謔味のバランスが素晴らしい」
非常に高度な技術を持ちよってそれぞれの曲想を見事に描写してみせた優秀盤。なのに流して聴いているだけでもとても気持ちの良いリラクゼーションも溢れておりすぐれた音楽は美しく、面白く、且つ高度でありながら人の気持ちを癒すものなのだと感じ入ってしまう。何年か振りに風邪で寝込んだ三連休にあって、最も心に沁みた一枚。CDショップでも最近見掛けることが減ってきたが流通量そのものが少ないのかも知れない。癒しを求める向きにも充分に応えうるし、ギターを嗜む人の心もそそる作品なのにね。
・「これは…良いCDです。」
タイトルの通りギター&ギターのデュオ。ベースやドラム、パーカッションは入っていない(もちろん歌も)。2人のフィーリングで1発撮りって感じの音源。演奏レヴェルがと〜んでもなく高く、それでいて万人に進められる曲調。カヴァー曲の選曲も良い。本当に良曲ぞろいで、CD単位だとBEST3に入るなぁ〜。
・「25年前の名作の再現」
美しいジャケットだ!。25年ほど前に発表された、『クリスタル・グリーン』はスタッフ+マイケル・ブレッカーの強力メンバーによるリラックスした名作だったが、今回も、スティーブ・ガッド、ウィル・リーら豪華メンバーを迎えて、マイケル、ボブ・バーグの熱のこもった演奏が聴ける名演となった。実はリーダーのウィル・ブルーウェアも見事な作曲、ピアノに活躍。8曲目のハモンドはとてもクールで熱い演奏だ。マイケル・ブレッカーもさすがの貫禄、1曲目のテーマの歌い上げには痺れっぱなし。兄ランディも2曲目で珠玉のバラードを聞かせる。だがマイケルから主役の座を奪ったのはボブ・バーグ、計5曲に参加し熱いブロウを聞かせてれる。しかも5曲目はあのジェームス・テイラーの名曲、もともとはマイケルの素晴らしいバッキングソロで知られる曲だが、ボブ・バーグが吹くと・・・。ちなみに7曲目はビル・エバンスのあの!名曲をカバー。8曲目はなんとケニー・バロン作、これもまた名曲。値段がちょっと高めだが、音質も最高でこのクオリティならば納得の一枚。
・「東海岸屈指のプレイヤーが会したフュージョンの傑作」
ブレッカー兄弟、スティーブ・ガッド、ウィル・リー、ボブ・バーグ。実に蒼々たるメンツである。リーダーのウィル・ブールウェアがいちばん知られていないが、我の強いプレイヤーたちの持ち味を発揮させつつ、単なる「個人技ひけらかし大会」に終わらせていないのは、リーダーであり、アレンジャーであり、ピアノ奏者である彼の力量に違いない。
演奏の完成度は非常に高い。メンツからはゴリゴリのフュージョンを連想してしまうが、極めてメロウなナンバーや伝統的なストレートアヘッドなものも含まれていて、彩りはあざやかだ。ただ、あまりに手際が良すぎて、ややスリルやインパクトに欠ける感もあるが、洗練されたオトナのジャズ・フュージョンとしては、申し分のないクォリティだ。
実は、ウィルは、76年にガッドやマイケル・ブレッカーらと「crystal green」をいう作品をつくっていて、今回のタイトルもそこに由来する。聞き比べるのも面白い、と思う。
・「出だしのサックスの音にひかれて」
唯一持っているジャズ・レコード。いつもひたすら神経を高ぶらせるようなロックばかり聴いているので、これを聴いていると気分が休まる。たしかレコード屋の試聴機でなんとなく手を出してみて、#1の出だしのサックスの音にひかれて買ったんだと思う。それから、ジャケットの爽やかさと。ロックとジャズではやっぱ表現している感情が違うと思う。今までどうもジャズは穏やかすぎると思っていたのだけれど、なんとなく分かるようになってきた。自分も少しずつ進化しているということなのか…。とにかく、この一枚のおかげで今まであまり興味のなかった分野に足を踏み出せた。評価なんて分からないけれど、気持ちのよい落ち着いた音楽。
・「胸にグッとくる感じ」
普段はSWING系のジャズをよく聞いててバラード集とかって途中で退屈になったりするんですけど、このStaceyのアルバムは最後までイッキに聞きとおしてしまいました。静かなんだけどなにか胸を鷲ずかみにされるような感じの声。ホント聞かせます!夏の日の夕暮れに彼女と(いないんですけど・・)ビールを飲みながら聞きたいアルバム。僕はたまらなく好きです。
・「歴史的名盤になり得るかもっ!」
エラやサラの様に熱くない。ジュリーのように濡れてない。毎日聴いても飽きることがないピュアな歌声。今流行の日本のジャズボーカリストには決してみられない歌心を感じることができる名盤です。さらっと流しても心地よいですが、じっくり聴くと実にしっかりと歌い上げているのが分かります。とにかく全編バラードを飽きることなく聴かせる実力はたいしたものです!
・「文句なしの代表作」
現代白人女性ボーカリストの中ではNo.1の実力を備えているステイシーの、現在までのところ代表作と言っていいバラード作品集。ブロッサム・ディアリーほど舌っ足らずではなく、エラほどメロウでもなく、ペギー・リーほどの貫禄もないが、小気味よい節回しと独特の甘さを兼ね備えた声が、小編成のバンドと織りなす絶妙のコラボレーションは、一服の清涼剤といえよう。1には古くはリー・ワイリーやエラの名唱もあるが、それらにも劣らぬ絶品のバラード。7も夫君の冴えないクラを別にすれば、傑作の名に値する。5や11も含めて、彼女の唄によってこうしたスタンダード曲の魅力を再確認したファンも多いと思う。ステイシーの唄声を引き立たせる録音も秀逸。
・「元気のでる一枚」
聞いていてなんと心地のよい歌声だろうか。ジャズシンガーの歌声は低くて重量感のあるものだという固定観念がありましたが、見事に覆されました。彼女のやさしくおしゃれなハスキーボイスで、リズミカルに、爽快に歌ってくれます。
・「木綿のような自然なヴォーカル」
飾らない、気取りのない歌声が聴き手をやさしく包み込む。そんな素敵なアルバムです。テクニックはできるだけ見せないようにしているのに、上手い人だなぁと思わずにはいられません。センターにくっきり浮かぶヴォーカルはオーディオ装置のチェックにも最適。ときおりヴォーカルにからむサックスや左手やや上方に定位するシンバルも、程よいアクセントになっています。
・「Nick Faldoに似てると思う.」
最初に(別の作品で)写真をみたときは,なんでゴルファーがピアノ弾いてんの? って思いやした.髪を固めすぎです.どうでもいいですかそうですか.そんなにフォローしていないが,数枚のアルバムを聴く限り,リリカルでやさしいタッチが彼のプレイの魅力といえるでしょう.これはピアノの独奏集ということなので買った.全体的に手数が多くなく,ゆったりとしていて,リラックスできる.出す音だけがアーティストのアイデンティティを決めるのではないんだな,と思う.この頃流行っているらしい「静音ジャズ」が好きな人には,是非一度聴いてみてほしい.
Bonus CDのQueen/Freddy Mercuryの曲集が特に秀逸."Bohemian rhapsody"をピアノソロで弾くと,こういう味わいもあるんだな,と感心した.もちろん「本編」もいいです.BGMとしてもお勧め.
・「フレディファンにも嬉しいボーナスCD付き!」
フレディー・マーキュリーのボックスセットについているDVD
・「異色」
本来Bill Evansの美しさというのは水に例えられることが多く、柔らかさや優美さあふれるプレイが魅力なのだが、この作品に限れば反対に炎というイメージを感じる。愛する人を亡くした怒りとかやるせなさとかが、すべてないまぜになった感覚なんだろう。
静寂にゆらめくロウソクの火を想わせる「B Minor Waltz」青白い炎を想わせる、幽玄的なプレイが美しい「The Peacocks」などの静の曲調もあれば、
激しく赤黒い炎があがるような、絶望と希望がないまぜになった「You Must Believe in Spring」、身を切るような悲しさと荒々しさがある「We Will Meet Again」などの曲調もある。そしてラストにもってきたのが、これまた印象的な「Theme From M*A*S*H」な訳だが本当にBill Evansか?というぐらい力強いタッチだ。GomezとZigmundもいい仕事をしてる。
まとめて聴いてみると美しさも儚さも詰まった良い作品だが、やはりBill Evansらしくはないよなあ・・・。まず他の作品を聴いてから聴くのをオススメします。
・「ただ、ただ、美しいとしか言いようのないピアノアルバムです」
このアルバムは、内省的過ぎると、評価が分かれているようです。私はビル・エヴァンスのアルバムの中で、一番美しいピアノを弾いていると思います。別れた奥さんの自死、兄の死、追悼の曲もあるのでより内省的になるのは必然であり、そこから生まれる繊細で美しいピアノは、もはやジャズを超えて、クラシックですらあります。最近、頻繁に静音ピアノアルバムが出ていますが、私にはビル・エヴァンスの模倣に思えてなりません。ピアノアルバムが好きな方はぜひ聴いてみてください。ただ、曲・8以降はボーナス曲で、少し雰囲気が変わり、個人的な意見ですが、ないほうがよかったのでは?と思います。
・「内側のさざめき」
悲しくて静かで,感傷的で,寝る前に電気を消して聴いたりしてます.心の中の個人的な部分が,そっと波立つ感じが好きなのです.慌しい日々の中ではいつだって,感傷に流されることを抑えているけれど,哀切にすっかり身を委ねてしまえば,こんな綺麗な音さえ,生まれてくるのかしら.
・「感傷の極致」
余りにも悲しく、しかしそれ故に美しく心を貫く音。「MOON BEAMS」などのメロウな作風の行き着いた先とも言える作品。ただ心をほどくのではなく、同時に痛みも覚えるような静けさ。これは初期・中期にはない感覚だと思います。エヴァンスのピアノは水を感じさせます。限りなく透き通り、手を浸すと芯まで身体が震えるほど冷たい流れ。ベース・ドラム共に音が大きくリズムがはっきりとしたものですが、それでも徹底して揺らぐことのない静寂が空気を支配しています。全編非常に高い完成度。SIDE ONEは特に申し分の無い出来。架空の映画のテーマ曲であるような3、どこまでも高みに昇っていくような4は素晴らしすぎる。ボーナスの3曲はやはり不要と言わざるを得ません。いずれもレベルの高い曲ですが、オリジナルで完璧に完成され完結した世界が築かれているからです。
春は来ないのだとしても、それでも信じなければいけない。canやmayではなくmustだというところに、エヴァンスの壮絶な決意を感じます。沢山の素晴らしいレビューが既にあり、自分の言いたいことはほぼ書かれているのだけれど、それでも何か言葉にせずにはいられませんでした。音楽が好きで本当に良かった、と心から思える作品です。
・「比類なき悲しさと空虚感が乾いたピアノの音色から感じ取れました」
人の寿命というのは予測がつかないものですが、彼の場合は死期を悟っていたように感じます。このアルバム制作の直前、元の妻エレインは地下鉄へ飛び込み、彼の兄ハリーも銃で頭を打ち抜くという悲劇が相次いでエヴァンスを襲います。そして自身の麻薬中毒による健康障害もあり、精神的にも肉体的にも追い詰められた状態でこの『You Must Believe in Spring』が作成されました。彼の「白鳥の歌」とでも言うべき悲しみがどの曲からも滲み出ています。
耽美派と呼ばれ、叙情的なピアノの表現者として、ピアニストの中でも最高ともいえる感性の持ち主ですので、身の上の悲しい出来事の連続により、精神的なダメージは図ることの出来ないほどで、深く傷ついていったのでしょう。
冒頭の「B minor waltz (for Ellaine)」には、寂寥感、無常観とでもいうべき雰囲気が漂っています。なんて悲しい音なのでしょう。自分の心の闇を覗き込み、そこに潜む悲しい思い出を音に表したような音楽が続きます。やるせなさ、という軽い感情ではなく、諦観ともいうべき心境に達していたのかもしれません。
「We will meet again (for Harry)」も同様です。美しい音楽ってなんて悲しいのだろう、という感覚に襲われます。乾いたピアノの音色が一層悲壮感を募ります。そして7曲目(オリジナル・アルバムのラスト曲)の「MASH (theme)」の副題が「Suicide Is Painless(痛みのない自殺)」であることが、このアルバムのコンセプトを象徴していると言えましょう。
・「美麗な幻想世界を」
一聴して,まず響きの美しさにハッとする。ライブレコーディングとのことだが,詳細な録音条件は不明。しかし,ホールの響きをたっぷりと含んだ,豊かに展開するサウンドスフィアに心奪われる。
録音状態にばらつきはなく,等身大のピアノがフォーカスを結ぶ。低域のしっかりとしたアタックと力強さを,高域の響きが美しく彩る。特に残響の輝きがすばらしい。例えるなら,ダイヤモンドダストが舞うかのように,空間全体を音の粒子が満たしている。
個人的に特に気に入ったのは,「月光」の第3楽章。もともとテンポの速い楽章だが,流れるようにすべらかな演奏に息をのむ。そして,包み込まれるような美しいホールトーン。十分な再生環境を整えられるなら,正面から来るピアノの直接音と,360度全天に渡って展開される残響を聴き取ることが出来る。これが麻薬的に美しい。
演奏の確かさと,録音技術の高さによってもたらされる,美麗な幻想世界がここにある。音楽ファン,オーディオファン,どちらにもに勧められる一枚。
・「丹念に弾き込まれた大家の芸風です」
アンドラーシュ・シフによるベートーヴェン・ピアノソナタ集の第4弾。今回は第12番〜第15番までの4曲が収録されていて、収録時間も74分を超えるお特用盤です。
前回(9,10,11,19,20番)とほぼ同様のアプローチで、第12番の冒頭からゆったりとしたテンポで恰幅の豊かな音色が響きます。一つ一つの変奏が、大きな呼吸で描かれ、美しい結びを迎えてから、またおもむろに次の変奏が始まる・・・その繰り返しの中で、聴き手を音楽の森へ誘ってくれます。第3楽章の「葬送行進曲」も、暗さをあまり感じず、落ち着いた味わいの中で丹念に弾き込まれた大家の芸風をといった趣き。
第13番と第15番「田園」も同様に、ややゆったりめのテンポで、それでいて装飾的な高音部などに、カリッとした響きを含ませて、音楽が「なで肩」になり過ぎるのを防いでいます。コードの変化も、確認するように、しっかりとした足取りで進み、十全の演奏といった風格。
一方で第14番「月光」の第1楽章は以外に早めのテンポをとり、ペダリング操作により、やや残響を引っ張った特徴のある内省的な雰囲気が出ていて、ちょっと他の曲とは違ったアプローチ。しかし元のスタイルに戻った終楽章では、やや控えめな表情ながら、装飾音をスタッカート気味に際立てて輪郭を明瞭に出すことで、シフの「らしさ」を印象付けています。
総じて、これまでのリリースに引き続き、よく練りこまれた万全のアプローチによるベートーヴェンだと思う。
・「『月光』ではなく『幻想曲風ソナタ』として」
この第四集まできて、シフがこのベートーヴェン・ソナタ全集のプロジェクトにどのようなスタンスで臨んでいるかが明確になってきました。ひと言でいえば、19世紀から20世紀にかけてベートーヴェンのソナタに付着してきたものを一旦洗い流し、原典に対する緻密なクリティックにもとづいて、「現在の音楽」として再構築しようとしているのです。
たとえばあまりにも有名な『月光』の第1楽章ですが、多くの方が、この演奏でのペダルの使い方に驚かれるでしょう。作曲当時のピアノには現在のようなペダルがなく、楽器の下側にあるレバーを膝で押し上げていました。それにより当時のピアノでは、アルペジオの一音一音が明確になるのではなく、まるでさざ波が幾重にも重なるような効果を生むことができたのです。現代のピアノではペダルを踏みかえなければ音が濁ってしまいますが、ここでのシフは、絶妙なペダルコントロールとピアニシモによって、原典版の演奏に近づこうとしています。
わたしたちは『月光』という後世につけられた愛称や盲目の少女の伝説によって、この曲にロマンティックなイメージをもっていますが、もともとは作者によって「ほとんど幻想曲」のソナタとされていました。また第1楽章のアルペジオは、モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』の、騎士長が死んでいく場面での伴奏と強い関連を持っているともいわれています。つまり、ここで描かれているのは、夢見るようなロマンティックな感情というよりも、死すべき存在としての人間を見すえた悲しみなのではないでしょうか。
他の曲に言及する余裕がなくなってしまいましたが、わたし自身は、この『幻想曲風ソナタ』の解釈を支持したいと思います。そこに込められているのは、9/11以降の不透明な時代を生きる者としての、シフ自身の倫理的な姿勢である、と言ったら、思い入れが強すぎるといわれるかもしれませんが。
●Valentin Silvestrov: Bagatellen und Serenaden
・「彼方からのやさしい響き」
演奏開始後、あらゆる生活音は、自分の耳から締め出される。しかし、穏やかなハーモニーだけが、最後の曲の演奏が終わるまで続いていることがわかる。音はどんなに強くても、おそらくmf、しかも本当に稀にしか登場しないのではないか…。
荒涼とした風景の中、仄かな明るさの白い光が不規則に明滅する約75分。盤は、目の前の機械の中にあり回転しているのに、音は、何光年も彼方から微かに届いているようだ。不思議に淡い甘い曲調が、懐かしい何かを思い起こさせもするし。そして未来に向けて、気持ちを静かに奮い立たせる効果もあるのかも知れない。
●Brahms: Sonaten fur Viola und Klavier
・「ずばりおすすめです。」
ECMがブラームスのみ2曲というCDを出していたのは意外だった。ヴィオラソナタに関してはブラームス最後期の作品ということで、「ブラームスらしさ」を出そうと、無駄な力が入った録音が多いような気がするが、この演奏はまったくそういったことを感じさせない。しかし、それが逆にすばらしい味わい深さをかもし出している。真のブラームス像というのはこういったものなのだろう。ブラームスの2曲だけなので、録音時間は45分にも満たない。しかし、あえてこう出してきただけあって、演奏に関しては文句がつけられない。録音時間に余裕があるためか、トラック1の最初5秒ほどは空いているのだが、これが聞いてみると意外と気持ちが良い。ECMらしい録音も十分満足でき、なによりジャケットが美しい。
・「イメージは冬の日本海?」
吉松隆氏のHPで推薦されていたのを見て聴いてみた。ノスタルジックで、物悲しいけれど、現代音楽のせいか、甘すぎず、それでいてどの音も鋭く、情熱的に心に響いてくる。たぶん自分の波長にあったのだ。この一枚に出会って幸せだ。ピアノソロの3曲の楽譜が出版されていた。さっそく買って練習中。モンポウが好きな方にもおすすめ。
・「雨や雪の日、夕暮れ時がよく似合う…と思う…」
加羽沢さんのこれまでの中で一番好きな作品。静謐な中に感情があふれ、心を揺さぶられる。でも重すぎるという感じはない。中でも「月の湖」は、ヴァイオリンの情熱的で繊細な音色と曲の感情のうねりに胸が締め付けられる。作品の世界をそのまま切り取ったかの様なジャケットもいい。ラフマニノフが好きな人はきっと気に入るのではないか。
・「作曲家 加羽沢美濃 その才能の輝きと煌き」
加羽沢美濃のファンで、CDも何枚か所有していますし、CHISA&MINOの演奏会も聴きに行きました。演奏会で企画コーナーでも聴けますが、彼女は即興演奏の天才で、どのような音楽でも即座に紡ぎ出してしまう才能の持ち主です。幼い頃から天才少女と言われてきた所以はこのCDのどの演奏からも感じ取れました。
ヴァイオリンの加藤知子、ピアノの田部京子、サクソフォンの須川展也、ギターの福田進一、チェロの古川展生、オーボエの宮本文昭と、日本を代表する一流の演奏家が加羽沢美濃によって生み出されたオリジナル曲を素晴らしい演奏で披露しています。器楽曲の場合、そのピアノ伴奏は作曲者自身がピアノを弾いていますので、ピアニストとしての才能も聴かせてもらえます。
クラシックの教育を受けてきて、東京芸術大学大学院作曲科を修了している経歴もさることながら、あらゆるジャンルの編曲や作曲、演奏に関わってきた経験が個々の作品に反映されており、狭いクラシック音楽としては捉えきれない普遍的で、ジャンルを越えたクロスオーバーの香りが漂っています。そこがまた魅力なのですが。
冒頭の加藤知子が演奏するヴァイオリンの無伴奏曲「悲しい石」は、悲しみに耐えながら、その押し寄せる感情を静謐で厳かなヴァイオリンの独奏として表わしています。メロディメイカーとしての才能も伺えるような作品でした。
一番好きだったのは、ラストの「夢の扉」です。宮本文昭のオーボエの甘い音色と優しいピアノと組み合わせがステキでした。どこか懐かしい感覚に襲われるメロディとハーモニー、題名の通り幻想的な香りを漂わせ、夢の世界へといざないます。繰り返し聴きたくなるような完成度の高さですし、リスナーの心が穏やかになる曲でした。
・「JAZZシンガー村上ゆきの日本語曲達と、そして落ち着き、ささやかで、たおやかなこえ」
矢野顕子の名曲「自転車でおいで」がお目当てでした。至って普通にうたう空気が自然なこえを引き出しており、非常にいいうたになっています。何も足さず何も引かないこのままのナチュラルさで、「自転車でおいで」の自然さを出せるのは、何か人間性の素朴さが音楽性に表れているからかもしれません。続く「ポカンポカン」の無垢さも脚色をせず自然なままにうたえる彼女だからか、この擬音語の可愛さが鳴ってゆきます。ピアノの落ち着いたトーンも、休日にどこかの家から聞えてくるピアノの音のようで私は好きです。
「ゆらりろの唄」は素晴らしい曲ですね。こういう曲が日本にあったことを教えてくれた選曲に感謝です。ピアノの音色も戦慄を忘れさせるさざ波を寄せてきます。「港が見える丘」の時間がとまったように場面を切り取る曲想も、日本のうたの美しさをみますね。霞がかったような彼女のこえが、夢の中へ誘います。また「花咲く旅路」の“おだやかにおだやかに”という観念は、昨今の日本では忘れられ始めていないかと思ってしまい、尚一層彼女のこえが胸に広がってゆきます。「悲しくてやりきれない」の虚無さは彼女の何も飾らないうたいかたのなかに哀しく潜んでいる気もしますね。行間に引力を感じる名曲です。
「上を向いて歩こう」「夢で逢いましょう」という日本のスタンダードは、その凛としながらもまるく柔らかなうたごえに吹かれ、そよいでいるようです。細部に温かみが宿りシンプルでいいトラックですよ。一方「うさぎしるべ」はちょっと歌詞が不思議な聴き所になっています。「花紀行」は日本女性らしいたおやかな温かみを、造作小さくしなやかに奏でる所作に美しさが表れたと思います。最後の「そして僕は途方に暮れる」は上記で述べた今作のカラーに沿って、透明に素朴に綴られ直されており、センチさの核が再抽出されていたように感じます。日本語曲の操り方は抜群です。
・「ALWAYS三丁目の夕日的な」
とても新鮮な音楽なのですが、同時にとても懐かしい・・・
あの頃、を思い出してしまいます。
・「このアルバムは本当にいいですね。日本語の美しさが光っています。」
村上ゆきの作品は、デビューアルバム『Both Sides Now‾青春の光と影』、第2作『While my piano gently weeps』と聴いてきましたから彼女の歌の素晴らしさは十分理解していたのですが、これもいいですね。
疲れた心は美しい日本語の歌で癒してほしい、という願いを叶えてくれた企画のアルバムだと思いました。若い世代の方にとって初めて耳にされる曲も多いのでは、という選曲ですが、このような懐かしい曲ですが、すでに忘れさられていった曲を選んだということにまず拍手を送りたいと思いました。
最初の「テネシー・ワルツ」から個性溢れる村上ゆきの世界が繰り広げられていく感じを受けました。「豊かな感性が感じられる」という言葉しか浮かびませんが、日本語の持つ美しさをよく受け取り、感じ取りながら自分の思い描いた世界として再現する、というイメージでしょうね。
1947年発表の三木鶏郎作詞・作曲の「ゆらりろの唄」がいいですね。戦後の混乱期にこんなにも、たおやかで詩情あふれる唄が存在していたことにまず驚きました。少しポルタメントがかった村上ゆきによる弾き語りの歌唱が原曲の持ち味を活かしていますね。
1948年のヒット曲で平野 愛子が歌った「港が見える丘」をこのようなアンニュイな香りを振り撒きながら平成の世に復活させたのに感謝したいですね。温故知新ではありませんが、この日本の浪漫ともいえる雰囲気はこのCDに収録されている桑田佳祐の「花咲く旅路」、荒井由実の「花紀行」」の世界へと続いていったのは間違いないでしょう。そう言う意味でもこのアルバムでそれらを聞き比べできるのはとても嬉しいですね。
アルバムタイトルとなった「夢で逢いましょう」や、矢野顕子の「自転車でおいで」など何回も聴きたくなる曲が目白押しでした。村上ゆきのアルバムの中では異色ですが、これは多くの人に聴いて欲しいものだと思います。
・「日本のスタンダードをこよなく愛される方には朗報」
美しい日本語の再評価が近年のトレンドだとすれば、かかる企画も的を外しようがない気がするが、不思議とあまりここまで徹底してやられなかったし例が少なくて新鮮でもある。持ち味であるその柔らかな声でSIMPLEな伴奏に載せられる歌詞がしっとりと心に馴染んで来る。梅雨空がなかなか晴れない今日この頃、少し緊張を緩めて耳を傾けてみて貰いたい。来るべき美しい夏の訪れやその喧騒が過ぎ去った後の秋の日を想いイメージの飛翔を楽しんで頂けると思う。
・「美しい声、美しい発音」
日本のスタンダードやテネシー・ワルツのような日本化した歌を、美しい日本語で歌う。村上の声は高音域に伸びがあり、発音の美しさにも、うっとりする。ピアノは意識して音数を少なく弾いている。ピアノの実力はそこそこ。やはり村上の本領は美しい歌声だ。村上は一応ジャズ・シンガーだろうが、ジャンルを越えて愛されるであろう一枚。バックはごくシンプル。ギターの鬼怒無月のギター・プレイに佐藤芳明のアコーディオン。こんなセンスのよいシンプルなバックにした村上とプロデューサーに脱帽。こんな趣味のいいCD売れてほしいなあ。(松本敏之)
・「美しさと厳かさ」
NYを拠点とする男女混声グループ/アイダの4thアルバム(00年作)
このバンドも系列からすれば、音響派やポストロックの流れにいると思うのだけど、さらにそこにハーモニーという要素が加わることで、唯一無二の世界観を構築している。ポストロックグループ全体に言えることは、音に対しては、ものすごくこだわりを持ってやっているが、いかんせんメロディの部分で弱さが見られるということだ。ネオアコ→ポストロックという流れで、聴いてきたものとしては、どうしてもその点に不満が残ってしまうというのは事実だろう。その点、このアルバムは、崇高ともいえる美しいハーモニーのメロディがあり、きちんと昇天させる術を兼ね備えている。その上、ポストロックらしく抑制もしっかり効いており、何度聴いても飽きがこないのは、さすがというところだろう。このたゆたうような感覚は、古くはカントリーから続く、イギリスにはない非常にアメリカ的なサウンドだと言うことができると思う。もちろんカントリーとは全く別ものだが、その淡々としたサウンドメイクのルーツには、アメリカ特有の遥かに拡がる荒涼とした大地でしか生まれない感覚が刻み込まれている気がする。
・「ああ」
こうゆうのを探してたんだ と聴いた時おもいました。きれいなメロディ、シンプルな構成、そこから段々広がるサイケデリックワールド。素敵でとても人間的な作品です。
・「こんな人達は、またとないのでは」
音楽的にも歌ものとしても良いと思います。とにかく丁寧でにつくられた繊細な音を聴いて、「きれい」とつぶやきました。でも、きれいな音だけで済まないのがidaのすごいところだと思います。万人うけすると言うよりは、気に入る人にはぐっとくるのではないでしょうか。
・「クインシーはジャズミュージシャン」
61年に発表されたクインシー・ジョーンズと彼のオーケストラによるジャズアルバム。現在でこそ、ブラックコンテンポラリーの大御所、マイケル・ジャクソンの親分として知られる彼だが、ルーツはジャズにあったのだということを確認させてくれる1枚だ。
収録曲は彼自身のナンバーを中心に(タイトル曲も)、モンクやオケでトロンボーンを吹いているバイヤースの曲など全8曲。収録時間は30分ほどのアルバムだがその内容は濃い。1で聴かれるフィル・ウッズのすすり泣くようなアルトサックスが非常に印象的だし、4の冒頭のミュートトランペットとベースの絡みも面白い。そして、あたりまええだが、どのミュージシャンも上手い!それもそのはずトランペットにはフレディ・ハバード、クラーク・テリーなど後の大御所達がさりげなく名を連ねている。そしてオーケストラという看板通り、ホルンやハープまで編成に入っており、とても効果的に用いられているのは、ただのジャズに留まらないクインシーの音楽性の高さを表していると思う。
・「大人の音楽」
ケニー・バロン(p)とチャーリー・ヘイデン(b)による充実のライヴ。選曲もシブイし、演奏も言わずもがなの凄さ。個人的には過去10年間の最強の超ヘヴィローテーション盤。私は個人的にはアナログ派で、70分を超えるCDの長い演奏時間をもてあまし気味なのですが、このアルバムに関しては、時間の経過を感じさせない。あっという間に聴き終わることができる稀有なCDなのです。
音質も素晴らしい。特にヘイデンのベースのぶっとい音が快感。ヴォリューム高めでももちろん聴き応え十分だし、低めだとBGMとしても使えるというお徳用盤。ジャズファンだけでなく音楽ファンを自認するひとは必聴!!
・「最高のライブ」
ピアノとベースのディオによるライブ作品。ヘイデン氏は他にも名作と言われる作品を数多く輩出しているが、バロン氏にとっては生涯のベストライブになると思う。緊張とリラックスのコンビネーションが心地よく夜更けに聴くにはもってこいのCD。やはり解釈がオーソドックスで在るが故に安心して身を任せられる。選曲もぴったりはまってます。
・「最高級のピアノジャズ」
ハードバップ調からアバンギャルドな感じまで多彩にこなすケニーバロンですが、私の好きなのはやはり趣味の良いハードバップ調のケニーバロンです。その趣味の良いピアノと、チャーリーヘイデンの意外と朴訥なベースのデユオが、静謐なすばらしい雰囲気です。とくにラストのvery thought of youの緊張感のあるスイング感は最高です。にぎやかなジャズが好きな方もたまにはこういうのもいかがですか?
・「おっしゃれぇ〜」
pのケニーバロンとbのチャーリーヘイデンのデュオによるライブを収録したアルバムです。サウンド・雰囲気ですが、まさに、NIGHT&THECITYというタイトル通りのおしゃれなものといえるでしょうか。ヘイデンの静謐だけれども、的確で力強い重低音ベースをバックに、ジャズのスウィング感とバラードナンバー特有のムード感たっぷりのバロンのpが冴え渡ります。どこかの大人のバーで、一人、おいしいお酒を飲んでいる時に、バックに流れていて欲しい音楽のトップランクに位置するものです。決して派手な音楽ではありませんので、最初から魅かれるということがないかもわかりませんが、聞けば聞くほど、味のでる、そんな素敵なアルバムです。
・「メインストリームジャズ=デュオ」
オーディエンスは少なめな箱で行ったライブ。一流のジャズピアノとは何かがここにある。ベースのチャーリーへイデンとピアノのケニーバロンのデュオ。スィング感、エレガンス、色気、ダンディズムまでピアノで表現してらっしゃるケニーバロン氏。いつも聴くたびに頭が下がる。音の粒が輝いている、それが実にさりげない。
ベースのへイデン氏も朴訥なベースではあるが的確なサポート&インタープレーで申し分ない。太い雄弁なベース音がつややかである。やはりほんとにすごいピアノプレーは鳥肌が立つ。まさにこれはそれ。10点中9点 お酒とともに味わいたいそんな一枚である。
・「優しい響き、何度聴いても楽しめます!」
様々な音楽が耳に優しく響き、何度聴いても楽しめるCDです。タンゴ調、ボサノバ調、ラウンジに座って音楽に耳を傾けているような気分にしてくれるゆったりしたピアノとのドゥオや、ちょっとアップビートなものまで、形や彩りの異った音楽が楽しめます。このCDはチェロのみが主役ではなく、むしろチェロが様々な音楽に彩りを添えて、歌声や他の楽器の音楽を引き立たせてくれています。
・「夏に向けておすすめの一枚」
先日の パリ・ベル・エポックは しっとりした作品でしたが、こちらは 、「ブラジルにありがとう」と言う題名だけあって、熱いチェロが聞けます。ヨーヨーマの演奏の幅の広さには いつも驚かせられますが。夏には サンバ。ボサノバが おきまりですが、今年はこの1枚も我が家のレパートリーになりそうです。
・「清涼感♪いっぱいの一枚です」
FMで「シェガ・ヂ・サウダージ」を聴いて、すぐに購入した1枚です。クラシックファンじゃなくても、気軽に楽しめるのではないでしょうか?暑い夏の夜にあかりを一つだけにして耳を傾けると、南国ブラジルを感じながらも蒸し暑い部屋の中は清涼感でいっぱいになりますよ♪今夏お薦めの1枚です。
・「かたわらに置いておきたいCD」
「なんだか楽しそうだなぁ」と感じ笑顔のYO-YO MAに惹かれて買いました。私はこの人を全く知りませんでした(^^ゞ(もちろんチェロの音色も)チェロの音が心地よく、大変満足、BGMとして聞いてます。
この人はチェロ奏者です。今回この人のCDはじめて聞いたのですが、聞いているうちに好きになってしまいました。
一曲目は緊張感そしてリズミカルな曲です。でも、ゆったりとしていてます。二曲目はカフェに出もいるような気分に。三曲目はおしゃれな雑貨店にでも出かけてるような気分に、他にはうとうと眠ってしまいたくなるような曲など…、といった具合にいろいろ味わえちゃうCDです。
ゆったりとしていてやさしくてリズミカル緊張感もあり陽気な♪
心穏やかにひとり時間をのんびり、うっとり過ごすには最適なCDかもしれません。
・「昼寝のBGMにも最適」
おもにボサノバ風の軽やかなテンポに乗って、陽気でいて癒し系の曲が続きます。まどろみながら聴いていると、南の楽園にいるような気分にひたれます。シュロの木陰でハンモックに寝そべって、潮風にそよがれているような・・・。
なかには思わずステップを踏みたくなる曲が3〜4曲ありますが、うたたねのお供にもなる程良いノリノリ感です。そのなかで最もお気に入りなのが1曲目の「CRISTAL」。あれだけスピーディーな演奏なのに、ちっとも慌ただしさを感じさせないところが好きです。
・「静かな情熱」
たぶん20代前半だと私は聞かなかっただろうジャンルです。この静かさと表現力の深さは、30代になってからわかるようになったような気がします。畠山美由紀の音楽はサプリメントでもお菓子でもなく、お薬なんですねえ。特に甘くも苦くも感じないけど、あとからじわーっと深く確実に効いてくる。気がついたら胸のもやもやがなくなってました、みたいな。
ハマりすぎると涙もろくなるっていう副作用はありますが。休日に、どこか一人で出かけたいなあ、という女性に。恋人と聞くというより、一人のほうがいいかも。朝の散歩に、サイクリングに、ドライブに。ぴったりです。きっと特別な一日になるはず。あと、気の置けない女友達と部屋でワインでもあけようかって時にもいいかもですね。
・「最近また聞き出しました。」
もちろん発売されると同時に即買いして、半年以上聴きまくった後、少し休止を入れて最近また聞きだしました。 曲、演奏、そしてもちろん歌唱力に関してはほかのreviewerの方々から折り紙つきの評価をいただいているので、今回は少し違った角度でのreviewを。 このアルバムに入っている曲のほとんどを彼女自身が作詞しているのですが、heavy rotationで聞き入ってみるとサの凄さが少しずつ分かってきます。 たとえば、 「少しだけ上を向いて、咲き乱れてる永遠をご覧よ」とか、 「晴れた朝日が呼ぶように、青い魚が飛び跳ねる」 「流浪の歌を聞かせてよ 香しく咲いた星空。 きっと君がもうすぐ来る」とか。 こういったセンスには、本当に惚れ惚れします。中にはかの松本隆氏が作詞をしたものもありますが、断然彼女の手によるもののほうが、味わい深いものがあります。 歌詞カードをじっくり読む、こんな楽しみ方もこのアルバムではありなのではないでしょうか。
・「今回もやられましたね」
前作と比べてさらにアコースティカルに、アコギ、ウッドベース、パーカッション等の生楽器の持つ澄んだ響きと彼女の声の美しさが際立った一枚に仕上がってます。より内省的になった印象。ゆったりとしたジャジーな曲とブラジル音楽のショーロを効果的に配した楽曲群が今回のアルバムのサウンドイメージを決定づけている気がする。勿論、前作のナチュラルなポップ感覚が好きだった人も冨田恵一プロデュースによる3曲はその路線をしっかりと受け継いでいるのでご安心を。松本隆作詞の③⑤を含む②~⑥の流れは素晴らしいの一言。彼女のヴォーカルに関してはもう、何の説明もありません。今、日本でも有数のヴォーカリストであることは間違いないでしょう。納涼効果抜群の何度でも聴き返したくなるアルバム!です。
・「このアルバム」
私自身、車で一人で長距離の移動しながら音楽を聞くのが大好きなのですが、個人的には車の場合、特に洋楽女性ボーカルがメインなのに対し、邦楽アーティストでここまで深みがありかつ病み付きになって聞けると確信した一枚でございます。私的には特に「罌粟(けし)と海がほしいのに」の2曲は一人で長距離運転になくてはならない存在!じっくり聞くと鳥肌モノです!ちなみに地方に向かう高速道路で朝日が昇ったころ聞くと尚、最高です。
・「かけがえのない一枚」
良質の映画を観た時のように、作品の世界観から抜け出すのが惜しい気になる作品。
正直、当初冨田恵一プロデュースの曲目当てで購入したため、地味めでテイストの違う他の曲は琴線に触れてこなかったのですが、ふと別の視点からのぞいた時に、それらの曲の素晴らしさに気がつきました。シンプルなアレンジ故に彼女の歌に込めた思いがより伝わってきます。聴き捨てされる商業音楽ではないので、ハマれば一生ものになる事間違いなしです。短い試聴だけでは良さが判らないアルバムです。彼女のようなアーティストこそ世界に出て行くべきではないでしょうか。
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