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▼「篤姫」とその時代:セレクト商品

「篤姫」オリジナルサウンドトラック「篤姫」オリジナルサウンドトラック (詳細)
TVサントラ(アーティスト), 吉俣良(演奏)

「なんて言ったらいいやら、要するに「芸術」なんだ」「吉俣良が音楽とは、NHK大河も変わったなぁ〜」「一切ハズレなしの大河ドラマサントラの傑作。」「意外!?存外!?といける、のです!!」「まっしぐら!」


(新装版) 天璋院篤姫 (上)(新装版) 天璋院篤姫 (上) (詳細)
宮尾 登美子(著)

「今から大河ドラマを見る方にお勧め!!」


(新装版) 天璋院篤姫 (下)(新装版) 天璋院篤姫 (下) (詳細)
宮尾 登美子(著)

「人生の折り返し地点」


NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) (詳細)
宮尾 登美子(著), 田渕 久美子(著)

「安いです。」「情熱たぎる大河ドラマを楽しむためのガイド」「装丁がいい」


NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) (NHK大河ドラマ・ストーリー)NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) (NHK大河ドラマ・ストーリー) (詳細)
宮尾 登美子(著), 田渕 久美子(著)

「買って満足!」「大河ドラマの解説書」「宮崎あおいさん在っての篤姫」「これからは、篤姫と和宮の対照的な雰囲気が注目されそうですね」


氷川清話 (講談社学術文庫)氷川清話 (講談社学術文庫) (詳細)
勝 海舟(著), 江藤 淳(編集), 松浦 玲(編集)

「稀有の見識者」「べらんめえ 勝海舟でスッキリ」「幕末を30年生きた男の肉声を聞いているような文体。」「人間の表裏」「今こそ読み直したい本」


海舟語録 (講談社学術文庫)海舟語録 (講談社学術文庫) (詳細)
勝 海舟(著), 江藤 淳(編集), 松浦 玲(編集)

「行いは自分のもの、評価は他人のもの」「人生の半分を江戸時代に生き、半分を明治に生きた勝の維新回想」「郷さまも読んでね!!」


それからの海舟 (ちくま文庫 は 24-11)それからの海舟 (ちくま文庫 は 24-11) (詳細)
半藤 一利(著)

「勝海舟の個性をうまく表現できたノンフィクション」


江戸の醍醐味江戸の醍醐味 (詳細)
荒俣宏(著)

「東京(江戸)の文化が濃縮」


男に生まれて 江戸鰹節商い始末 (朝日文庫 あ 27-2) (朝日文庫)男に生まれて 江戸鰹節商い始末 (朝日文庫 あ 27-2) (朝日文庫) (詳細)
荒俣 宏(著)


日本橋異聞 (知恵の森文庫 a あ 2-4)日本橋異聞 (知恵の森文庫 a あ 2-4) (詳細)
荒俣宏(著)

「いつもの散歩コースに新たな発見が。」


▼クチコミ情報

「篤姫」オリジナルサウンドトラック

・「なんて言ったらいいやら、要するに「芸術」なんだ
それにしても「吉俣良」という人は・・・。思えば彼の存在を知ったのは、NHK朝ドラ「こころ」。そこで、ドラマや映画における音楽の効果が半端でないことを再認識させられた。骨の髄までしみ込んでくるメロディとアレンジの、あまりの美しさに感動し、それ以降、過去に遡って彼の作品を追いかけた。「あ、このドラマ、彼だったのか。納得!」の連続、そして「篤姫」。秀逸揃いの彼の作品の中で、史上最高であると確信した。フルオーケストラでもこれだけの力を発揮するのか。私も楽器にいそしんだハシクレとして言わせていただくならば、「ホルンとクラリネット」の使われ方、「ピアノの物悲しさ」そして「チェロのしなり音」がしびれる。すでに彼の独特のメロディラインは私の中に住み付いて、聞けば「彼だ〜」と分かるまでになってしまった。さてドラマ。オープニングの、これも主題曲の壮大さとマッチした映像(色合いと宮崎あおいのたたずまい)のすばらしさと言ったらもう。別に誰のファンでもないけれど(どちらかというと地味?)、脇を固める高橋英樹と松坂慶子がいいし、瑛太ってこんなにいい役者だったの?。物語自体もとても面白い。おそらく年末を迎えた時、私にとって過去最高の大河ドラマになるんだろうな、と思う。あ、聞きながらレビューを書いていたらまた泣けてきた。(追伸)中高年の皆様、30年ほど前の大野雄二氏(音楽家)を思い出しませんでしたか?以上、吉俣良様と同い年のオヤジより。

・「吉俣良が音楽とは、NHK大河も変わったなぁ〜
今作は激動の時代にのまれ、故郷の都合で孤立無援の江戸に嫁ぎ、やがては故郷に裏切られ戦っていかねばならない そんな悲しい、しかし最後まで故郷を愛し強く生きた主人公の話なので、曲調も今までの大河ドラマのような荒々しさや壮大さというよりも、美しくも悲しいといった調べが多く感じられた。また、吉俣良の作品だけあって単なる時代劇の曲といった風でなく今風ドラマっぽく、それがまた結構マッチしてます。しかも、よくあるテーマ曲とそのアレンジ曲多数といったのではなく、様々な感情や場面場面にあわせた曲がそれぞれで名曲といった感じです。それにしても題材、キャスト、音楽と三拍子揃った大河は久しぶりですね。

・「一切ハズレなしの大河ドラマサントラの傑作。
大河ドラマの音楽といえば『独眼竜政宗』の池辺晋一郎氏や、『太平記』の三枝成彰氏などの作品が有名かと思います。幕末モノということで戦乱などをイメージしたものかと思いきや、逆にしっとりとしたサウンドが主体になっていて、普通に純粋なオケ曲として、また、このCDに収められている曲の構成からもひとつの「組曲」として成立するほどの完成度を誇っていると思います。女性的視点から描いたシチュエーションが多く、その中でもメインテーマは、まさに“天璋院篤姫”という歴史上の女性の『凛』とした姿を象徴したサウンドになっていることが大きな特徴ではないでしょうか。NHK交響楽団の演奏もまたさすが、という感じです。心を落ち着けて聴くことのできるサウンドトラックであることは間違いありません!

・「意外!?存外!?といける、のです!!
「風林火山」が終わり、来年はどうかなあ、と思っていましたが。何とはなしに、つい、今年のものの奔りを見てしまったが、運の尽き。(^_^;)「篤姫」、面白いではないですか。ストーリーも、キャスティング(小松清猷=沢村一樹氏、いいです!)も。そして、このSoundtrackBGMです。メロディーの味わいが、完璧に、僕好みなのです。

幕末の時代の勇壮感を醸し出している「メインテーマ」。一番は、お気に入りの「於一咲う」で、弾む、前向き、闊達、そんな感じがいいんです。次に、Dramaticで哀愁な「正鵠」「驀地」。そして、そして、やさしく、大らかな「瑞雲」「一葉知秋」「良し」。

総じて、どれも、優しく、凜としたたたずまいで、元気を奮い立たせてくれるような曲調たち。

おかげで、すっかり、今年も、大河に馴染んでしまいそうです。おまけに、はや数十年大河眺めてきましたが、3年連続で、真剣視。初なので。。(^_^;)でも、今や、それが、安堵して嬉しくもあります。

・「まっしぐら!
買って本当に良かった!辛い時や 元気の出ない時にこのCDを聞くと「ヨッシャー!今日も頑張るぞ!」そう思えます。特に いいのが18曲目「正鵠」正鵠…要点、的の中心の黒い点という意味気持ちが落ち込んでいる時や 悩んでいる時に「やるっきゃないでしょう!」そんな風に 覚悟させてくれます。ラテン系のアレンジもいいわぁ〜(#^.^#)ドラマの篤姫の状況や心情を思い浮かべると いつも なぜか 涙が出てきます。そして とにかく 四の五の言わんと 行くしかない!前に進むしかない!そんな時に 元気が出て覚悟を決められるのが 25曲目の「まっしぐら」です。これ聴いて 私も 毎日仕事行ってます。ホントに いいです。「篤姫」オリジナルサウンドトラック! 

「篤姫」オリジナルサウンドトラック (詳細)

(新装版) 天璋院篤姫 (上)

・「今から大河ドラマを見る方にお勧め!!
歴史小説としては、分かりやすくおもしろかったです。 ★薩摩の和泉家つまり分家出身の天璋院篤姫が、島津公の策略に乗せられ将軍の正室として迎えられ大政奉還、明治維新という動乱の中を生き抜き、当時3000人もいた大奥を納めて行く生き様を描いたお話です。 ★女性の身としての切なさ。歴史に名は、残さなくとも一女性としてのごく普通の生活こそが我が人生の幸せだったのだと気付くあたりは、読者としても納得するものがあります。 ★そして、当時としては多分めずらしいと思うのは…。天璋院篤姫が、とても聡明で自分の考えをきちんと持っていること。かなり同じ女性として好感が持てました。

(新装版) 天璋院篤姫 (上) (詳細)

(新装版) 天璋院篤姫 (下)

・「人生の折り返し地点
将軍家定の急死、継嗣をめぐる幕府内の対立、養父斉彬の死。篤姫は、家定との結婚が斉彬の遠大な野望であったことを知り慄然とする。天璋院となったのちも総帥として大奥を統べ、皇妹和宮の降嫁、大政奉還等、激動の幕末を徳川家の人間として徳川宗家のために生き抜いた篤姫の偉大な生涯を描いた歴史長編。

(新装版) 天璋院篤姫 (下) (詳細)

NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)

・「安いです。
出演者のインタビューが充実しています。

・「情熱たぎる大河ドラマを楽しむためのガイド
「篤姫」のガイドブックがいくつか販売されていますが、やはり本家本命、NHK出版の本書が参考になりますし、見ても楽しいです。

数々の撮影場面と俳優のインタビュー、撮影裏話に、薩摩の歴史、原作者、脚本家のインタビュー、果ては鹿児島の見所紹介に、篤姫のQ&Aなど盛りだくさんで、とてもお買い得だと思います。

今回の大河ドラマ、女性が主人公ですが、幕末・維新の薩摩を扱ったドラマに熱い情熱がこもらないわけがありません。脚本の田渕久美子さんは、様々な人物が自分の中に「入ってくる」から書けると述べています。

「篤姫」は今までの大河とはまた違った面白さとエネルギーを与えてくれそうです。本書を買って大河を2倍にも3倍にも楽しんでみてはいかがでしょうか。

・「装丁がいい
つや消しの装丁が高級感があって素晴らしい。永久保存しておきたい。内容もいい。下も絶対買おうと思った。

NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) (詳細)

NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) (NHK大河ドラマ・ストーリー)

・「買って満足!
『篤姫』のあらすじの先が知りたくて、ついつい買ってしまいましたが、出演者のインタビューや写真がお値段の割りに、かなり充実していて満足です。物語の予習復習にはかなり役に立ちました。前編も買おうと思います。

・「大河ドラマの解説書
役者さんの顔が解ってもその歴史上の人物が何を行ったのか分かりやすく説明しています。ドラマでは描かれない人物像の勉強にもなるし、値段がとてもお得!!

・「宮崎あおいさん在っての篤姫
大河ドラマ「篤姫」も後半になりましたが、魅力は衰えないですね。毎週見て、さらにDVDにも録画しています。NHK大河のガイドブックも、初めて、前編だけでなく、この後編も買いました。

本書では巻頭に、宮崎あおいさんを筆頭に、前編でも紹介された役者さん、さらには今後登場する役者さんの「決意表明」が載っています。宮崎あおいさんの気の入れ方は相当なもので、彼女あっての大河ドラマという感じがしました。もちろん、大奥が舞台で女性の視聴者が多いゆえの高視聴率というのもありますが、やはり役者の魅力の影響は大きいと思います。また、大久保利通を演じている原田さん等の、成長ぶりも、文面から伺えます。

さらには、宮崎あおいと堺雅人の夫婦愛についての対談がカラーで載っていまして、これも興味深い内容です。本書は大体2/3がカラーで、あらすじ紹介部分がモノクロという構成になっていて、写真を見ているだけでも楽しいです。

その他、大奥平面図とか、大奥コレクション衣装編、髪型編などの特集記事や、篤姫ゆかりの江戸、京都紹介など、付録も盛りだくさんです。まだまだ篤姫に魅力を感じている方は、購入されれば、楽しみも倍増するかと思います。

・「これからは、篤姫と和宮の対照的な雰囲気が注目されそうですね
大河のストーリー本(日本放送出版協会のもの)は、ほぼ毎年買っています、去年のは私にとって×だったので買わなかったしテレビも見ませんでしたが。「篤姫」は衣裳や髪型にもたいへん興味を持って見ていますので、本にいろいろ紹介されているのは嬉しかったです。テレビは、いよいよ和宮さんが降嫁してきますから、江戸風と京風、武家風と御所風の対立ですね。幾島が去ったけど、次々と目が離せないストーリーで楽しみです。

ただ、どの大河についてもほぽ共通しているかと思いますが、後編の本は薄めで、内容にふくらみが欠ける感じがするのが残念で、★4個にしました。

NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) (NHK大河ドラマ・ストーリー) (詳細)

氷川清話 (講談社学術文庫)

・「稀有の見識者
全編海舟の人間味にあふれた本で、一気に読んでしまった。とりわけ驚かされたのは、日清戦争に対する評価である。福沢は言うに及ばず、鴎外、漱石、日露戦争時に非戦論を唱えた内村鑑三でさえ支持したというのに、犬も食わない「兄弟喧嘩」と斬って捨て、「大反対だったよ」とこともなげに述べている。

「おれの意見は日本は朝鮮の独立保護のために戦つたのだから土地は寸尺も取るべからず」として、その代り償金をたくさんとってそのカネで支那に鉄道を敷設して、支那に交通の便を図ってやる、というのである。床屋政談の気味がなくもなく、ご隠居の放言といってしまえばそれまでだが、発想の自在さといい、バランス感覚といい稀有の人といわざるを得ない。

・「べらんめえ 勝海舟でスッキリ
勝海舟のべらんめえ口調で歯に衣着せぬ物言いが味わえる本です。

江戸無血開城の幕府側の立役者、勝海舟。 1899年明治32年77歳で亡くなった彼の、 晩年70代の頃の言葉とは思えぬほど威勢のいい言葉が収められています。

語られているのは、自分の生い立ち、幕末動乱期の体験、 出逢った人々の事、 その中でも特に西南戦争で自刃した西郷隆盛についての想い出の数々が感動的です。

こんな口調で語っています。

「西郷に及ぶ事が出来ないのは、その大胆識と大誠意とにあるのだ。 オレの一言を信じて、たった一人で、江戸城に乗り込む。 オレだって事に処して多少の権謀を用いない事もないが、 ただこの西郷の『至誠』は、オレをしてあい欺くに忍びざらしめた。 この時に際して、小籌浅略(しょうちゅうせんりゃく)を事とするのは かえってこの人のために、腹を見透かされるばかりだと思って、 オレも至誠をもってこれに応じたから、江戸城受け渡しも、あの通り立談の間に済んだのサ。」 平易な言葉で時事、当時の明治政府への批判なども語られていますが 様々な事柄に言及する言葉には『武士道』が一貫しています。

言行一致、肉体を離れた観念は意味がない。 強い肉体に強い精神が宿る。 政治は常に『正心誠意』

刺客に狙われ続けた海舟ですが、常に丸腰で応対していたそうです。 自分を殺しに来た刺客に対して 『お前の刀は抜くと天井につかえるぞ』とか 『斬るなら見事に斬れ。勝はおとなしくしていてやる』 などというと、たいていの者は向こうから止めてしまった、 こんな風に一度も逃げもしないで、斬られずに済んだ、などとという逸話も語っています。

こんな豪傑の75歳の時、翌年の戌年への発句がこれです。   「男らしく 大喧嘩せよ いぬの春」

・「幕末を30年生きた男の肉声を聞いているような文体。
 勝海舟は幕末を30年生きた。自分を殺しにわざわざ自宅に来た竜馬を海外に目を向けさせ、西郷と談判して無血開城させ、大久保に東京の繁栄をたのんだ。 幕末から明治の生き証人は、維新後30年して、徳川慶喜を明治天皇に会わせることによって仕事に締めくくりをつけた。 本書は司馬遼太郎の「竜馬がゆく」などを読んでおくと、人物評伝等はとても興味深く読めることでしょう。また、今日の政治のあり方や当時の時勢を知る資料ともなるでしょう。 しかし、今の時勢にこういう人はいない。貧乏は30まで続いて庶民の気持ちもよく分かるようだし、剣術・禅の稽古で胆力を鍛えたようだし、学問も「活(いき)(学問」だという。なんといっても弁が立つ。 勝が生きていたら「みんな間の抜けた政治家ばかりだよ。外交もなにもできていない。いつの間にかマグロも日本の食だと独占していたら、海外に占拠され始めた。ものの値段もどんどん上がるね。市場原理だ。規制緩和だなどと、内向きの都合のいい法螺吹いていないで、外を見ないと、朝鮮やヲロシアにやられちまうんじゃないかい。」などと言うかもしれない。

 

・「人間の表裏
勝海舟、この方を馬鹿にしちゃいけねぇ

口は悪いが粋な御仁

なんで口が悪いかって?

いい質問だ

俺が思うに“至誠”という二文字を

魂に刻んでいるから

それに反する言動に対しては厳しいだけのことじゃないのかね

深みのある人物とは、このような人のことを言うのかもしれない

自ら高みへと目指すあなたに必見の書です

・「今こそ読み直したい本
国が大きく変革を遂げる時代に活躍した海舟の思想、行動原理、処世術が分かりやすく述べられている。今の時代、政治家、官僚、企業家がもう一度、日本国の将来を真剣に考え直す確かな拠り所となりうる書。時代は変わっても、人間のすることはほとんど変わっていないことが分かるのも新しい驚きだ。本当の「人物」の登場がいつの世も待ち望まれているが、人材は常に不足している感が強い。奮起すべし。

氷川清話 (講談社学術文庫) (詳細)

海舟語録 (講談社学術文庫)

・「行いは自分のもの、評価は他人のもの
勝海舟は幕末期の幕府の重臣として数々の功績を残した人物であり、貧乏御家人の息子から幕末の動乱期に頭角を現して最後には軍事総裁にまで登りつめた立志伝中の人でもある。幕府瓦解時には主戦派を抑えて江戸城無血開城を成功させ、無為の血が流れることを防いだことから今でも彼を評価する声は高い。しかし明治の世では、彼はその江戸城無血開城の件と明治政府の高官の職に就いたことを以って裏切り者、忘恩の輩との誹りを受けていた。福沢諭吉などは「武士としての誇りをドブに捨て地に落とした大無責任男」と公然と罵っていたほどである。

しかし彼はそんな批判に対して表題のようにうそぶいていた。言いたい奴には言わせておけばいいという、彼らしい飄々とした答えである。無論自らの行いの正しさに抱く自信から来た言葉でもあるのだろう。彼は明治政府の下で海軍卿という要職に就いていたが、同時に慶喜公の赦免のために駆けずり回り、終生かつての幕臣達の生活の世話に尽くしていた。

海舟は日本という大きな枠組みでものを考えることが出来たこの時代には稀有な人物であり、坂本竜馬をはじめその薫陶を受けた人物は多い。その言葉には激動の時代を切り開いて来た人間の持つ重みがある。

・「人生の半分を江戸時代に生き、半分を明治に生きた勝の維新回想
明治28年から32年、勝72才から76才で亡くなる直前まで、ジャーナリスト巌本善治氏が勝の自宅に通って直接聞き書きした談話録である。司馬の小説で度々引用されるので興味をもって読んでみた。

日清戦争など明治30年ごろの政局に関する話題と、明治維新の昔話が多いが、なんといっても明治維新の話題が大変興味深い。鳥羽伏見の戦いで徳川慶喜が大阪城を捨てて江戸に逃げ帰った日の話とか、勝と西郷の江戸城無血開城の日の話とか、維新の裏話が満載である。

江戸時代までの武士の時代と、明治以降の近代は、どういうわけか筆者のイメージの中では完全に断絶していて、どちらも同じ日本の話であるという実感が持てなかった。しかし、勝のべらんめえ調の話し言葉は今とそんなに変わらない。そのべらんめえ調で、「河上彦斎はすぐに人を斬るひどい奴だった」などと語る。司馬の小説を読んでいても、幕末の暗殺者が横行していた時代は遥か昔のような気がしていたが、勝の談話録を読んでいると、いきなりリアルな現実として意識の中に飛び込んでくる。この感覚が新鮮でとてもおもしろかった。

勝は45歳のとき、明治維新を迎えた。ちょうど、人生の半分を江戸時代に生き、残りの半分を明治に生きた。歴史は地続きである。江戸時代と明治時代は、政治も文化も服装も建築も全く様相が違うが、しかし同じ人間がそのまま、生きていた。あたりまえだが、そのことをリアリティをもって感じることができた、というのが筆者にとって大きな収穫であった。

・「郷さまも読んでね!!
老いた幕末の大立者が気ままに語り散らす 気分爽快・気宇壮大の一冊、という点では「氷川清話」と同じだが、より肉声に近い編集になっている。ただその分散漫で読みにくいかも。 ちなみに若い頃の顔写真によく似ているのが スター歌手の郷ひろみ。 というわけで、郷さまも読んでね!!

海舟語録 (講談社学術文庫) (詳細)

それからの海舟 (ちくま文庫 は 24-11)

・「勝海舟の個性をうまく表現できたノンフィクション
幕末の動乱期の中、幕臣の中心として江戸城無血開城という大仕事を成し遂げた後の人生を勝海舟はどう生きたのか。新旧相撃つ中で旧幕臣たちの生計をたてる道を探り、福沢諭吉らの批判を受けながらも明治政府の内部に入り、旧幕府勢力の代弁者としての発言力を確保して徳川慶喜と明治天皇の会見を実現。また一方では逆賊とされた盟友西郷隆盛の名誉回復に尽力した海舟の後半生に光を当てた名評伝。

それからの海舟 (ちくま文庫 は 24-11) (詳細)

江戸の醍醐味

・「東京(江戸)の文化が濃縮
 20年前に開業したロイヤルパークホテル(日本橋)が発行しているミニコミ紙のコラムに著者が連載執筆した「日本橋・人形町異聞」をまとめた本。著者は強い好奇心と博覧強記で、江戸の情緒を東京の町並みに探し求め、江戸の醍醐味を見事に一冊の本に仕立て上げた。実にためになる本である。「第1章:「日本の近代化」を探したずねる」「第2章:「都市の成り立ち」を探したずねる」「第3章:「食の起こり」を探したずねる」「第4章:「町の暮らし」を探したずねる」「第5章:「庶民の娯楽」を探したずねる」。 どれもこれも初耳のような話ばかりで新鮮。例えば、明治の頃のいろいろなポスト(pp.26-27)、「京橋」の語源(p.31)、築地居留地の異国情緒ある風物(pp.42-47)、観光用とはいえ今も利用できる人力車(p.60)、伊東忠太の聖獣[築地本願寺](pp.76-77)、最近オープンした「江東区中川船番所資料館」(p.80)、「山本山」の煎茶と玉露(pp88-90)、「榮太郎」の商品開発、軍鶏鍋の老舗「玉ひで」の鳥料理、関東醤油の発展、ちゃんこの奥義。「風呂敷」の美学、等々。他にも帚、髪結い、祭り、銭湯、凧など留まるところを知らないくらい。「江戸の人々の」と言うか、はたまた「日本人の」と言うか、人情、工夫、緻密さが凝縮した文化に感心させられる。たくさんの白黒、カラーの写真がはめ込まれ、小さな宝物のような、プレゼントにもできるような本である。

江戸の醍醐味 (詳細)

日本橋異聞 (知恵の森文庫 a あ 2-4)

・「いつもの散歩コースに新たな発見が。
本書は、旧東京市日本橋区を中心としたお散歩範囲が話題の本。

一口に日本橋と云っても、住所に日本橋がつくのは、

日本橋、日本橋大伝馬町、日本橋蛎殼町、日本橋兜町、日本橋茅場町、日本橋小網町、日本橋小伝馬町、日本橋小舟町、日本橋富沢町、日本橋中洲、日本橋人形町、日本橋箱崎町、日本橋浜町、日本橋馬喰町、日本橋久松町、日本橋堀留町、日本橋本石町、日本橋本町、日本橋室町、日本橋横山町、東日本橋、

とこれだけある。

住所に日本橋をつけているのは、それなりのわけがあることがわかり納得。

よく歩く散歩コース。知っているようで、知らないことがいっぱい。この本を読んで、今度散歩するときは、目の前を通るのにまったく知らないことが多いことを知った。この本を読んでから歩いてみたら、ますます散歩が楽しくなった。

ちなみに初版1刷、82ページ〜83ページの写真。小網神社と松島神社の写真がテレコになっているのを発見。これもまた、一興。実際に歩いてみると、他にもあるかも(^^;;)

日本橋異聞 (知恵の森文庫 a あ 2-4) (詳細)
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