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▼マイベスト・クラシック/オペラ:セレクト商品

パッヘルベルのカノン~バロック名曲集パッヘルベルのカノン~バロック名曲集 (詳細)
フェルナンデス(ユゲット)(アーティスト), ヘンデル(作曲), パッヘルベル(作曲), ラモー(作曲), バッハ(作曲), パイヤール室内管弦楽団(演奏), ランパル(ジャン=ピエール)(演奏), アンドレ(モーリス)(演奏), ピエルロ(ピエール)(演奏), ベイロン=ラクロワ(ロベール)(演奏), バイヤン(演奏)

「至福のひと時を・・・」「バロックファン必聴」「ああ神様、ありがとうございます」「幸せなひととき」「まあ、聴いてください。」


グリーグ:ペール・ギュント第1組曲&第2組曲グリーグ:ペール・ギュント第1組曲&第2組曲 (詳細)
カラヤン(ヘルベルト・フォン)(アーティスト), グリーグ(作曲), シベリウス(作曲), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏), シュテンプニク(ゲルハルト)(演奏)

「郷愁感ただよう演奏」「ペールギュントも良いが、ホルベルグ組曲が絶品」


ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 (詳細)
フルトヴェングラー(ウィルヘルム)(アーティスト), ホップ(ハンス)(アーティスト), エーデルマン(オットー)(アーティスト), シュワルツコップ(エリザベート)(アーティスト), ヘンゲン(エリザベート)(アーティスト), バイロイト祝祭合唱団(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), バイロイト祝祭管弦楽団(演奏)

「「巨匠の時代」の大いなる遺産」「音楽とは何かを考えさせられる名演♪」「現在の演奏には求められない貴重なドラマ」「追体験」「盤をえらんでください」


ベートーヴェン : 交響曲第5番ハ短調<運命>ベートーヴェン : 交響曲第5番ハ短調<運命> (詳細)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), フルトヴェングラー(ウィルヘルム)(指揮)

「”神の手”による歓喜の極み」「歴史に残る名盤」「至高の『運命』」「クラッシック知りませんが 魂が揺さぶられました」「苦悩から歓喜へ」


ヴェルディ:椿姫 全曲ヴェルディ:椿姫 全曲 (詳細)
カラス(マリア)(アーティスト), ミラノ・スカラ座合唱団(アーティスト), ヴェルディ(作曲), ジュリーニ(カルロ・マリア)(指揮), ミラノ・スカラ座管弦楽団(演奏)

「決定盤(音質云々を超えて)」「繰り返して聞いてください」「すいこまれてしまう。」「舞台が目に浮かぶ」「永遠の最高峰的録音」


ショパン:24の前奏曲ショパン:24の前奏曲 (詳細)
ポリーニ(マウリチオ)(アーティスト), ショパン(作曲)

「実に繊細な響き」「真珠のようなショパン」「究極」「真珠のようなショパン」「小品の花束」


パッヘルベルのカノン~バロック音楽の楽しみパッヘルベルのカノン~バロック音楽の楽しみ (詳細)
ミュンヒンガー(カール)(アーティスト), コレルリ(作曲), パッヘルベル(作曲), アルビノーニ(作曲), バッハ(作曲), ヘンデル(作曲), ガブリエリ(アンドレア)(作曲), ジャゾット(その他), シュトゥットガルト室内管弦楽団(演奏), ブレムシュテラー(ウルリヒ)(演奏)

「サイコーの一枚」「現代楽器によるバロック」「カノンといえばミュンヒンガー」「最高です、オルガン協奏曲!」


ジムノペディ~サティ/ピアノ作品集ジムノペディ~サティ/ピアノ作品集 (詳細)
ルグラン(ミシェル)(アーティスト), サティ(作曲)

「解釈について」「ミッシェルルグランのピアノでサティを聴く」「サティmeetsルグラン」「紛れもなくサティです」


ロマンス・オブ・ザ・ヴァイオリンロマンス・オブ・ザ・ヴァイオリン (詳細)
ベル(ジョシュア)(アーティスト), ドヴォルザーク(作曲), モンテヴェルディ(作曲), マスネ(作曲), シューマン(作曲), プッチーニ(作曲), ドビュッシー(作曲), ショパン(作曲), サン=サーンス(作曲), シューベルト(作曲), アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(演奏)

「ロマンスです」「クラシックの名曲に出会い直す」


別れの曲~ショパン名曲集別れの曲~ショパン名曲集 (詳細)
アシュケナージ(ウラディーミル)(アーティスト), ショパン(作曲)

「柔の真骨頂!」「ショパン人にお勧め」「一つ一つの音が丁寧に表現されています」「珠玉の演奏揃いしかも美麗」「クラシックやオーディオ入門に」


ショパン:ピアノ協奏曲第1&2番ショパン:ピアノ協奏曲第1&2番 (詳細)
アルゲリッチ(マルタ)(アーティスト), ショパン(作曲), アバド(クラウディオ)(指揮), ロストロポーヴィチ(ムスティスラフ)(指揮), ロンドン交響楽団(演奏), ワシントン・ナショナル交響楽団(演奏)

「オリジナルのカップリングも捨てがたいですよ」「情熱と哀愁のショパン」「今一番気に入っている曲」「2番が良かった」


シベリウス/ヴァイオリン協奏曲ニ短調シベリウス/ヴァイオリン協奏曲ニ短調 (詳細)
ムター(アンネ=ゾフィー)(アーティスト), シベリウス(作曲), プレビン(アンドレ)(指揮), ドレスデン国立管弦楽団(演奏)

「情熱と冷静のあいだ」「感動的名盤」「強き女神の舞踏」「実にスリリング! 迫力満点のムターのVnに、しびれました」「透徹した冷静さ」


ベートーヴェン : 月光・悲愴・熱情・告別ベートーヴェン : 月光・悲愴・熱情・告別 (詳細)
ルービンシュタイン(アルトゥール)(アーティスト), ベートーヴェン(作曲)

「あなたは「衝撃」派? それとも・・・?」「落語の名人の語り口のような」「きれいです」「ルービンシュタインのベートーベン!?」「素人の意見です。」


ベスト・オブ・モーリス・アンドレベスト・オブ・モーリス・アンドレ (詳細)
アンドレ(モーリス)(アーティスト), ステファーヌ・カイヤ・ヴォーカル・アンサンブル(アーティスト), ハイドン(作曲), コール・ポーター(作曲), ディニク(作曲), ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏), アンドレ(ニコラス)(演奏), アンドレ(ベアトリス)(演奏), ミシェル・ルグラン・ビッグ・バンド(演奏), オーケストラ(演奏), パーカー=スミス(ジェーン)(演奏)

「アンドレの名声の所以を知れる一枚」「ザ・ベスト・オブ・モーリス・アンドレ」「素晴らしい!!」


ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1~4番ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1~4番 (詳細)
ラフマニノフ(作曲), プレヴィン(アンドレ)(指揮), ロンドン交響楽団(オーケストラ), アシュケナージ(ウラジミール)(Piano)

「息が詰まりそうな迫真の演奏」「エキサイティングなクラシック」「補足・・・」「叙情的モダニズム、現代的ニヒリズムを徹底的に追求したニ短調協奏曲」「10年経っても聴いてます。」


ワーグナー:管弦楽曲集ワーグナー:管弦楽曲集 (詳細)
フルトヴェングラー(ウィルヘルム)(アーティスト), ワーグナー(作曲), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏), フィルハーモニア管弦楽団(演奏)

「荘厳で正に圧倒される名演・名曲」「この求心力の強さは、やはり凄いと思います」「雄大なスケールの中に」「リマスタリングは優秀」「フルトヴェンヴラーのワーグナー」


ヘンデル/オラトリオ「メサイア」ヘンデル/オラトリオ「メサイア」 (詳細)
ガーディナー(ジョン・エリオット)(アーティスト), モンテヴェルディ合唱団(アーティスト), マーシャル(マーガレット)(アーティスト), ロビン(キャサリン)(アーティスト), ブレット(チャールズ)(アーティスト), ジョンソン(アンソニー・ロルフ)(アーティスト), ヘイル(ロバート)(アーティスト), カーク(ソウル)(アーティスト), ヘンデル(作曲), イギリス・バロック管弦楽団(演奏)

「お見事な合唱」「人類の星の時間」「軽快、爽快、ガーディナーの「メサイア」」「最高の1枚と言って良い」「合唱団うまし!」


だったん人の踊り~アンセルメ/ロシア音楽コンサートだったん人の踊り~アンセルメ/ロシア音楽コンサート (詳細)
アンセルメ(エルネスト)(アーティスト), ボロディン(作曲), リムスキー=コルサコフ(作曲), グリンカ(作曲), リャードフ(作曲), グラズノフ(作曲), スイス・ロマンド管弦楽団(演奏)

「ステンカラージンだけでも聞く価値あり」「アンセルメという「偉大な個性」」「古いものも良い。」


モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番、第21番モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番、第21番 (詳細)
グルダ(フリードリヒ)(アーティスト), モーツァルト(作曲), アバド(クラウディオ)(指揮), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)

「人生が愛しくなる音の響き」「なんと美しい響き」「瑞々しい演奏」「グルダのモーツァルト」「理想的モーツァルト」


夜の女王のアリア~コロラトゥーラの女王夜の女王のアリア~コロラトゥーラの女王 (詳細)
グルベローヴァ(エディタ)(アーティスト), J.シュトラウス(作曲), モーツァルト(作曲), アーノンクール(ニコラウス)(指揮), ボニング(リチャード)(指揮), リッツィ(カルロ)(指揮), ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(演奏), チューリヒ歌劇場管弦楽団(演奏), コンセルトヘボウ管弦楽団(演奏), ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス(演奏), ロンドン交響楽団(演奏)

「絶対得します」「今聴くことのできる最高のソプラノ」「7つ」「何度も聴き入る魅力」「さむい」


ベスト・オブ・マリア・カラス「カラス・イン・ポートレイト」ベスト・オブ・マリア・カラス「カラス・イン・ポートレイト」 (詳細)
カラス(マリア)(アーティスト), ヴェルディ(作曲), トマ(作曲), プッチーニ(作曲), ビゼー(作曲), マスカーニ(作曲), ベルリーニ(作曲), ポンキエルリ(作曲), ワーグナー(作曲), ロッシーニ(作曲)

「「20世紀最高のソプラノ」の歌声です。是非一度聴いてください。」「鮮明なリマスターで甦るあの歌声」「永遠のマリア・カラス」「20世紀の歌姫の声を聞いてみて!」「マリア・カラスは最高!」


▼クチコミ情報

パッヘルベルのカノン~バロック名曲集

・「至福のひと時を・・・
 パイヤール氏の指揮によるバロック名曲集。特に、パッヘルベルの『カノン』はぜひとも聞いていただきたい今世紀最高の名演奏です。『カノン』は、弦楽器のピッチカートが聞こえてきてすぐ、「ええ? こんなにゆっくりでいいの?」と思う人が多いと思います。そしてこの曲を聴くと、今まで聞き慣れてきた『カノン』が、なんかどうでもいいように演奏しているんじゃないかと思うほど、この曲は絶品です。 1曲目の『アダジオ』もゆっくりめのテンポです。なぜかこの曲を聴くとじわっとなってしまうんですが、特に弦楽器の強弱の音の出し方が絶妙ですね。バッハの管弦楽組曲も、変に走ることなく、堅実な演奏です。

 大げさではなく、「聴く者に失望感を与えず、これ以上ない至福のひと時を届けてくれる、最高の演奏」と自信を持っておすすめしたいと思います。

 星5個じゃ足りません!

・「バロックファン必聴
一番のアダージョのヴァイオリンが象徴するように、全曲通して本当に美しい。カノンやラモーのめんどりが聴けたのが一番うれしいけど、バッハのAir,ポロネーズ、バディネリ、コラールと本当に美しいこと。休日にお気に入りのソファに座って、この1枚をずーっと聴いてると疲れも一気に消えますwバロック時代を満喫できる素晴らしい名曲集を是非あなたもどうぞ^^

・「ああ神様、ありがとうございます
・・・と思わず手を合わせたくなる名曲集です。バロックファンならお馴染みの曲も多いと思いますが、これだけの選曲を一枚にして、これほど安価なCDは、なかなかないと思います。オーボエ、チェンバロ、トランペット、弦楽器、何れもバランスが良くすばらしい。どの曲も1960年代に教会で録音されたもので、慈愛あふれる演奏です。カバーの絵は「A Concert in the Countryside 」(1758)という題名の、Francois Hubert Drouais による油絵で、このCDにふさわしいみごとな作品です。これを眺めながら聴く優雅なひとときは、きっと疲れも悩みも忘れさせてくれるでしょう。

・「幸せなひととき
私はクラシックはほとんど聞かないのですが、このアルバムは当たりでした。BGMとしてずっと流していても全く耳障りでなく、特にカノンは、どうやら録音されたのは30年以上も昔のようですが、とてもゆるやかな調べで落ち着きます。一つ一つの音をかみしめながら追いかけられると言うか・・・。まったりとか、のんびりとか、そういうものをクラシックに求めている方は、このアルバムはうってつけかと思います。

・「まあ、聴いてください。
1曲目がメランコリックなアダージョではじまるから、日暮れ以降に聴きたいCD。本当に気品高い演奏で選曲もわくわくさせる。こんな素晴らしい音楽を自宅で聴ける幸せ、完璧だ。

パッヘルベルのカノン~バロック名曲集 (詳細)

グリーグ:ペール・ギュント第1組曲&第2組曲

・「郷愁感ただよう演奏
前回までのカラヤンのこれらの曲の録音は、劇的で、緊張感に包まれた演奏でした。しかしここでは劇的さと緊張感は影を潜め、落ち着いた、温もりのある演奏で、郷愁感とやさしさを感じます。

・「ペールギュントも良いが、ホルベルグ組曲が絶品
カラヤン芸術の真骨頂というグリーグとシベリウスです。ペールギュントは旧盤も歴史に残る名演ですが、この80年代の録音は、良い意味で枯れてきたカラヤンの味があり、グリーグというと、ペールギュントとピアノ協奏曲しか聴かなかったのに「ホルベルグ組曲」の哀愁を持った旋律にはまりました。

グリーグ:ペール・ギュント第1組曲&第2組曲 (詳細)

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」

・「「巨匠の時代」の大いなる遺産
同時代を生きた巨匠の中で私は寧ろワルターを愛して止まない一人である。だが殊「第九」に関してはこのフルトヴェングラー盤の素晴らしさを認めない訳にはいかない。彼の音楽はワルターのそれとは違って微笑む事はしない。時に厳めしく聴く者を拒絶するかの様だ。だが時としてそこに楽曲の真実の姿が浮き彫りにされるのだ。録音は1951年で当然モノラルだから良かろう筈も無い。しかしそれを覚悟の上で聴くと、以外にもそこに息づく音楽の生々しさは筆舌に尽くし難く鳥肌さえ立つ。緩徐楽章でのオーケストラの大きな破綻もライヴならではのスリルに充ちている。何よりも終楽章大団円プレストの疾風怒涛の如きアッチェルランド(加速)には何度聴いても驚嘆させられる。ソプラノのシュワルツコップの張りのある声も素晴らしい。私は単なる懐古趣味や「歴史的演奏・歴史的名盤」と云った事を大上段に構えてこの演奏をお奨めする訳では無い。近年の指揮者の何人かが、実はそうしたくても「怖さ」から決して具現化出来ない解釈がここにはある。今は単なる憧れでしかない「巨匠の時代」の大いなる遺産である。初心者の方にはバーンスタイン盤辺りからお聴き頂き、最後はこの演奏に到達して頂くのも良かろう。

・「音楽とは何かを考えさせられる名演♪
初めに聴いた時は唖然としました。

これが名演とは?・・・信じられませんでした。3楽章の音程の酷いホルンの乱入。最終楽章のオケの破綻。およそ「模範演奏」とはかけ離れた内容に感じたものです。

ところが、いまや第九を聴くとき、自然にこのCDを取り出す自分がいます。

そう、素晴らしい「名演」とは、きっと「模範演奏」のことではないのです。

もともと音楽は心の発露であり、音はその心を伝える手段に過ぎないのでしょう。聴けば聴くほど、時間が経てば経つほど、この演奏の素晴らしさが胸にしみてきます。

このCDを稀有の「名演」として推薦いたします。

・「現在の演奏には求められない貴重なドラマ
ここのベートーヴェンは苦悩している。過酷な運命と壮絶な闘いをくりひろげている。人生は思い通りにいかない事の方が多いし、しかも苦しみが圧倒的に多い。そんなキズついた魂を、このベートーヴェンは一緒に格闘し、そして癒してくれる。こんな演奏ができたなんて、正に奇跡だと思う。第九は、年末恒例の風物詩となる生易しい曲ではない。

血反吐を吐いて、ギリギリの演奏をしてこそ本当のこの曲の価値が見えてくる。それを、気が付かせる一枚だ。最後に、人生に危機を経験した事のない幸福な人は何度聴いてもこの演奏の凄さが分からないと思う。

・「追体験
年末の第九合唱に参加して以来、あの時の感動を追体験したくて、色々な第九CDを買っては聞いていましたが、なかなかこれだ、というものに当たりませんでした。レビューを見て気にはなりつつ「話半分」な気持ちでこのCDを購入しましたが、最初、音が悪いなぁ・・・と思って聴いていたのに、何時の間にかのめりこんでしまい、気が付けば夢中に…。

舞台に立っていた時に感じた高揚感、曲の中に引き込まれて溶け込み、ホールの隅々まで広がっていく感覚…。それがまさにこの1枚の中にあるのです。

私が探していたのはこれだ!

今のところ、私はまだこれ以上の第九には巡り会えていません。

・「盤をえらんでください
バイロイトの第九はクラシックを聞き始めたものが必ず通る演奏に違いない。第九をきっかけに初めてクラシックのCDを買う人は少なくない。そのライナーノーツで過去の演奏と比較するときに必ず引き合いに出されるからだ。バイロイトの第九については演奏が1951年であること、モノラルであること、そして何より名演奏であったことから、さまざまな方法でリマスタリングが行われ、同じ曲の同じ演奏でおびただしい数のCDが発売されている。しかし同じ演奏だから同じCDだとおもったら大間違いだ。私もついこの間までそう思っていたが、何枚か手に入れるうちにその音のクオリティの違いに驚いた。5つ星はこのCDに対してではなく、演奏に対してです。

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 (詳細)

ベートーヴェン : 交響曲第5番ハ短調<運命>

・「”神の手”による歓喜の極み
この録音については、多くの人がレビューで述べているので、今更細かい説明は必要ないでしょう。恐らくレビューを書いた人は全員、言葉では表せない熱くて熱くて堪らない思いを、この録音について抱いているはずです。勿論、私も。

この録音を評するには、言葉はあまりに無力です。が、それでも私なりに、何とか言い表すとしたら、、、この録音を聴いた者は”神の手による耐え切れんばかりの歓喜の爆発”によって洗礼を受けることでしょう。魂で聴く魂の大河です。

1楽章冒頭から、フルトヴェングラーと楽員の爆発寸前の歓喜を懸命に堪えている様子が、極度の緊張感という空気になって伝わってきます。進むにつれ、歓喜はますます肥大し、、、しかし、フルトヴェングラーは終楽章の冒頭でもまだ我慢に我慢をし、遂にフィナーレを前にして爆発します。敗戦後2年のオ-ケストラは、遂に解き放たれ、その音楽は巨大で重く硬い、熱い歓喜の塊となり凄まじいスピードで聴衆にぶつかって来ます。脳は空白にされ、魂は突き貫かれ、心は喜びに満ち、目頭は熱くなる。。。これが、敗戦後のオケなのか!?ベルリン・フィルは一流のオケと言われるが、そんなもんじゃない!古今東西、史上最強のオーケストラだ!!多くの人が言うように、25日録音も本質はほとんど変りません。同様に人類の遺産です。

この録音が残っていることは、感謝と喜び以外の何ものでもありません。この録音が聴けるなんて至上の喜びです。但し、大戦が残した正の遺産であることも忘れてはいけません。間違いなく、戦争が無かったら、この録音はこの領域まで達してはいないでしょうから。

P.S.ちなみに、同指揮者の大戦直前、戦中の録音も凄まじい緊張感とエネルギーがあります。機会があれば是非聴いてみてください。

・「歴史に残る名盤
フルトヴェングラーの戦後復帰のベートベンの交響曲第5番「運命」です。有名で、良く聴く曲でありながら、フルトヴェングラーの手にかかると、まさしく運命への強い力強さを感じます。戦後のまだ復旧も進んでいないなかで、この曲を演奏したのは巨匠の力強い決意すら感じます。オケの演奏も比の打ちどことがありません。最終楽章では、爆発させるようなフィナーレを演じています。自らの運命とダブらせての演奏家もしれません。

モノラルという欠点がありますが、そんなことは気になりません。私はこの5番と、クライバーの5番が好きで良く聴いていますが、それぞれ個性的ですばらしいものです。第5番「運命」をすでに他の録音で聴いている方も、一度聴いてみてはいかがでしょうか?図書館等でおいてあると思います。指揮者によってこんなにも変わるときっと驚かれると思います。

・「至高の『運命』
このCDに収録されている『運命』は、1947年に、第2次世界大戦により廃墟と化したベルリン市で行なわれた、戦後復帰コンサートのライブ録音です。戦後の困窮・混乱にあえぐベルリン市民・ドイツ国民に向けてのフルトヴェングラーからの希望のメッセージとも言うべき演奏で、その音は繊細でありながら力強く、そして非常に生気に溢れています。指揮者、ベルリンフィルの楽員、聴衆らが一体となって創造した至高の『運命』と言えましょう。音符と静寂とでつくられた一つの生命の脈動を、ここに聞くことができます。

・「クラッシック知りませんが 魂が揺さぶられました
私はクラッシックは不案内なのですが、これは魂の演奏です。凄かった。出会えて本当にラッキーです。これを聴いたあと、有名どころの第五を二枚入手して聴きましたが(それぞれの良さはあると思うのですが)、このフルベンさんの演奏は別物だと感じました。特に第4楽章はもう圧巻! みんなに教えてあげたいと思いました。 

・「苦悩から歓喜へ
凄まじい演奏・・・。

聞き飽きたはずの陳腐にさえなった「運命の動機:ジャジャジャジャーン」が、ヒリヒリとする感動で叩き付けられる。全楽器が思いっ切り弾ききっている。ホルンは割れる寸前、ティンパニは破れんばかりだ。オケは揃っていない。だからこそ迫真性と緊張が生まれる。フルヴェンだけが成し得た芸術。

苦悩の第一楽章から歓喜の最終楽章へと、魂が浄化されるようだ。戦後のベルリン復帰の演奏会でよくぞ・・・、いや、復帰演奏会だからこそだったというべきか。指揮者にもオケにも喜びと力が漲っている。演奏後には聴衆の割れんばかりの拍手が延々と続いたそうだ。

ただ残念ながらこの盤は音質的にベストとは言えない。2004年8月リリースのUCCG-3696で改善され、音色・力強さが増している。

ベートーヴェン : 交響曲第5番ハ短調<運命> (詳細)

ヴェルディ:椿姫 全曲

・「決定盤(音質云々を超えて)
ラ・トラヴィアータはオペラの中でも最も「浪花節」的な曲だと思います。お坊ちゃんと娼婦の色恋沙汰を描いただけのストーリーですが、いい舞台だと第3幕でヴィオレッタが死ぬシーンは理屈ぬきで泣けます。

このCDは音だけで舞台を思い浮かばせる名盤です。カラスのヴィオレッタは第1幕は華やかな娼婦、第2幕は知性ある思いありのある女性、第3幕はまさに恋に生き抜いた女を、余すところなく表現しています。アルフレードのデ・ステファーノは純朴なお坊ちゃんを美声で聴かせ、バスティアニーニは圧倒的な声の魅力で芯のある父を魅せます。

 そして何といってもスカラ座のライブというのは臨場感たっぷりです。また、晩年は大指揮者然とし、いまをときめくチョン・ミョンフンの師匠であったジュリーニは、やはり原点はオペラ指揮者であることが確かめられます。音質はいまいちでしょうがこの曲の第一選択となる盤でしょう。

・「繰り返して聞いてください
はじめにおことわりします。音質は最悪の部類です。ある意味、聞き手を選びます。何度か聞くと、必ず感動すると思います。

・「すいこまれてしまう。
 最初は、音質の古さにちょっとびっくりしました。 しかし、人をそらさない、というか、CDなのにこれを聞いていると他のことができないで、ただじ~っと椿姫の世界に引き込まれてしまいます。 そうするうちに、音質が全然気にならなくなってしまう不思議さ。   私にとってカラスは、ちょっと力強すぎて、可憐なトラヴィアータ=ヴィオレッタのイメージではなかったのですが、それはあさはかでした。

 最初のパーティシーンから、生き生きとした、熱い女性を感じました。  そして、最後まで気高くも哀れで美しい椿姫を演じ切ったと思います。  BGMには決してならない、重量感たっぷりの世界を味わえます。  いまどきこの値段を出せば、DVDで最新映画のデラックス版を購入できますが、けっしてそれに引けをとらない2時間を過ごすことができます。

・「舞台が目に浮かぶ
評判どおりのすばらしいCDでした。合間合間にはいる拍手や歓声がこの作品のすばらしさの証明でしょう。

声を聴いているだけなのに、所々感動で涙が出そうになるのは、ライブ録音ならではなのでしょうか。そうなら、録音のためのオペラとは別にこうしたライブ録音ももっと出されてもいいのでは?と思ってしまうほどです。

ステファーノは最近聴き始めたばかりですが、繊細さとダイナミックさを持ち合わせたすばらしい歌唱です。ビオレッタを侮辱する場面の迫真の演技。実際の舞台が見たくてたまらなくなりました。

音質はよくないけれど、それをカバーして余りある、すばらしい歌、演技が堪能できる名盤です。

・「永遠の最高峰的録音
テバルディだってすごい歌手で「ボエーム」「トロヴァトーレ」などではカラスと互角といっていいと思います(でも僕はカラスのほうが好きですが)ところがこの「椿姫」や「ノルマ」「トスカ」「ルチア」などではカラスの独壇場で、他の追随を許さない神の領域に達していると僕は思っています。僕は一番最初に聴いたオペラがこのCDで最初に最高の録音を聴いてしまって他の録音を聴く気にならない状態になっちゃってます。別格の名盤です。つい最近何かの本で「カラスの椿姫の録音は指揮者がカラスの言いなりばかりでバランスが悪くよい録音とは言えない」と書かれているのを読みました。確かに専門家が聴けばそうかもしれません。しかしこのCDに残っている大歓声はどういうことなんでしょうか?アリアや見せ場が終わるたびに毎回こんな嵐のような群集の拍手と大歓声の入ったCDは他に聴いたことがないです。

ヴェルディ:椿姫 全曲 (詳細)

ショパン:24の前奏曲

・「実に繊細な響き
繊細な響きが耳の奥底に残っていつまでも余韻に浸りたいCDだ。ポリーニの若い頃の録音だが、そこには若さゆえの荒けずりなところはない。あくまでも緻密、どこまでも繊細なショパンを聞かせてくれる。早いパッセージでも崩れることなく一音、一音の輪郭をちゃんと見せてくれるのは流石としかいいようがない。

ショパンの前奏曲では代表的演奏としてそばにおいて置きたい一枚。

・「真珠のようなショパン
1974年6・7月ミュンヘンで録音。あのエチュードOp.10,Op.25が1972年録音でありその2年後に録音されたことになる。ポリーニにはショパンへのこだわりがある。1960年、弱冠18歳にして第6回ショパンコンクールを満場一致で完全制覇し その時、審査委員長を務めていたアルトゥール・ルービンシュタインが彼を評して、「技術的には 私たちの誰よりも上手い」と絶賛したのは有名な逸話だ。そして彼の全レパートリィを見ても自ら価値のあるものと認めたものしか演奏していない。そんなポリーニのショパンは現在たったの6枚しかない。1.エチュードOp.10&25(全24曲)2.24の前奏曲Op.283.ポロネーズ集(第1番~第7番)4.ピアノソナタ第2番、第3番5.スケルツォ第1番~第4番、子守歌、舟歌6.バラード第1番~第4番、前奏曲Op.45、幻想曲Op.49完全無欠の1を筆頭に1-4までは10指が完全なコントロールされた強靭な打鍵と運動性と 正確な演奏技巧に満ちた究極のショパンだと言えるだろう。5・6では年齢とともに柔らかさが加わっている。その中でこの24の前奏曲は第15番の変ニ長調ソステヌートが4分59秒と長い他はほとんど30秒から1分40秒ほどの曲でできている。その短い曲の持つパッセージをポリーニは完璧に描き切り、切り取られた一世界のようなショパンを見せてくれる。曲全体の持つ叙情性がエチュードの持つヴィルトージティーとは別のフレデリック・ショパンの音楽性を教えてくれる。

真珠のようなショパン。100年に一人の天才しか弾けない24の前奏曲だ。

・「究極
LP時代に惚れ込んで、それこそすりきれるほどに聞くのももったいなくて(貧乏学生ですから)、普段はカセットテープに録音して聞いていました。ですから、ショパンのプレリュードといえば、もうこのポリーニの演奏が私の中ではスタンダードとして染み付いてしまっているのですね。最近クラシックを聞き直しておりますが、他のいろいろなピアニストでショパンのプレリュードを聞いて様々な感想を抱きつつ、無意識のうちに、やはりこの演奏と比べている自分がいます。そのことにやっと気がつき始めました。有名なルビンシュタインの評を引くまでもなく、強靱さと繊細さ、正確さと含羞の感傷性、輝きに満ちた音色、非のうちどころのない演奏だと思います。近年のポリーニを円熟・いぶし銀と評する人も多いようですが、私はやはり若きポリーニのつよさと輝きが好きです。

・「真珠のようなショパン
1974年6・7月ミュンヘンで録音。あのエチュードOp.10,Op.25が1972年録音でありその2年後に録音されたことになる。ポリーニにはショパンへのこだわりがある。1960年、弱冠18歳にして第6回ショパンコンクールを満場一致で完全制覇し その時、審査委員長を務めていたアルトゥール・ルービンシュタインが彼を評して、「技術的には 私たちの誰よりも上手い」と絶賛したのは有名な逸話だ。そして彼の全レパートリィを見ても自ら価値のあるものと認めたものしか演奏していない。そんなポリーニのショパンは現在たったの6枚しかない。1.エチュードOp.10&25(全24曲)2.24の前奏曲Op.283.ポロネーズ集(第1番~第7番)4.ピアノソナタ第2番、第3番5.スケルツォ第1番~第4番、子守歌、舟歌6.バラード第1番~第4番、前奏曲Op.45、幻想曲Op.49完全無欠の1を筆頭に1-4までは10指が完全なコントロールされた強靭な打鍵と運動性と 正確な演奏技巧に満ちた究極のショパンだと言えるだろう。5・6では年齢とともに柔らかさが加わっている。その中でこの24の前奏曲は第15番の変ニ長調ソステヌートが4分59秒と長い他はほとんど30秒から1分40秒ほどの曲でできている。その短い曲の持つパッセージをポリーニは完璧に描き切り、切り取られた一世界のようなショパンを見せてくれる。曲全体の持つ叙情性がエチュードの持つヴィルトージティーとは別のフレデリック・ショパンの音楽性を教えてくれる。

真珠のようなショパン。100年に一人の天才しか弾けない24の前奏曲だ。

・「小品の花束
私が初めてショパンの前奏曲を聴こうとしたときは、「前奏曲」という言葉から、「かなり短くてかわいらしい曲」のようなものを連想しておりました。聴いてみて、事実、一曲一曲が短いのですが、短いからかもしれません、どの曲も音楽の完成度が極めて高く仕上げられています。かわいらしい曲はかわいらしい曲なりに、悲痛な曲は悲痛な曲なりに、「ピアノの詩人」たるショパンの洗練されたセンスで、細部まで磨き上げられております。そのように推敲されつくした楽譜を、ポリーニはその冴え渡った技巧で忠実に再現してくれています。時折「機械的」とも評されるポリーニの技巧ですが、ポリーニが細部にまでこだわってなめらかに弾きこなしてくれているこの演奏が大好きです。ポリーニは丁寧に弾いています。聴いていると、曲のあちこちがきらめきます。ショパンをより深く味わわせてくれる稀有なピアニストだと思います。一曲一曲が短いながらも、それぞれの曲の色彩が色鮮やかに浮き出されています。全体として見ますと、色とりどりの花々がひとつにまとめられ調和した、花束のような美しい作品です。ポリーニによる、ショパンの「24の前奏曲」。ぜひ聴いてみてください。

ショパン:24の前奏曲 (詳細)

パッヘルベルのカノン~バロック音楽の楽しみ

・「サイコーの一枚
 LPレコードの時代から聞き続けている、サイコーの一枚。編曲が素晴らしくいい。冒頭のパッヘルベルのカノンの前奏の重低音が響いてくるとわくわくする。アルビノーニのアダージョもいい。

・「現代楽器によるバロック
最近、バロック音楽は古楽器奏法で古楽器で演奏される機会が多い。また、今、手に入る録音のほとんどが、古楽器によるものである。これは、そんな中でも、現代楽器による、現代奏法の貴重なアルバム(になってしまった。)。バロック音楽を現代奏法で聴きたい方には是非お勧めである。また選曲がいい。どの曲も、心に染み入るメロディーを持った曲で、聴くと心が落ち着く。古楽器奏法を批判するわけではないが、古楽器奏法の過激な強弱の音楽に飽きてしまった方には、温故知新。新しい発見があるだろう。

・「カノンといえばミュンヒンガー
初めて覚えた指揮者はカール・ミュンヒンガーだった。勿論、きっかけは有名な曲「カノン」。聴いたのは、昔、ミュンヒンガー来日記念とかで売り出されたレコード盤だった(購入したのは父)。心地よい重低音と、繰り返す旋律が懐かしい記憶を甦らせる、まさに心に至福を見出す瞬間だろう。

こちらのCD盤もとてもよいできで、収録曲も親しみあるものばかり。バロックは初めて。。。という方でも、きっと美しい旋律の虜になることだろう。値段がリーズナブルすぎる価格。これはお得な一枚だと思う。

・「最高です、オルガン協奏曲!
 バロックの名曲を集めたこのアルバム。内容がとてもいい。 「シバの女王・・・」の、オーボエの明るい音色も好きだし、「羊は安らかに草をはみ」の、安らぎに満ちた音楽もいい。 でも、わたしの一番のお気に入りは、オルガン協奏曲だ。 ヘ長調で書かれたこの曲は、ヘンデルのオルガン協奏曲の中でも、よく知られている作品である。 オルガンといえば、荘厳で、どっしりとした響きをもった楽器というイメージが強いが、ここで使われているオルガンは、まるでエレクトーンのような軽やかな音色を持っている。 その音色が、この作品の明るい曲調とよくマッチしていて、とてもいい。最高の音楽である。 このアルバムの不満な点を挙げるとすれば、最初の2曲だろう。 まずカノンは、出だしの低弦の響きはいいのだが、テンポが少々速すぎるような気がする。これでは、この曲の美しさが半減してしまうと、わたしは思うのだが。 逆にジーグは、テンポが遅くて、重たく聞こえてしまった。

  

パッヘルベルのカノン~バロック音楽の楽しみ (詳細)

ジムノペディ~サティ/ピアノ作品集

・「解釈について
人によって好みの弾き方(または、聴こえ方)があると思います。ミシェル・ルグランは曲をどのように味わえば最高の、響きをもたらすのかを知っているかのように、とても心地よく、音を奏でてくれます。

曲によって早かったり、遅かったり・・・。そうする事によって、聴いている側は音を味わったり、ハラハラしたり時には驚いたりします。サティの曲を「こんなにドラマチックに演奏できちゃうわけ?」と、少しビックリしました。

ジムノペディはかなりゆっくり、味わい深く消化していっている感じがしました。それにこのCDは【ジャック・イン・ザ・ボックス】が収録されていて「この曲、弾ける(弾く)人いるんだ」と、他ではあまり聴けない曲が聴けて、とっても良かったです。

・「ミッシェルルグランのピアノでサティを聴く
自身もJAZZ畑、ポピュラー畑では作曲者としての評価を確立しておりいくつかの曲はスタンダード化しているのだが、そうした才人が自分なりの解釈をかなりの許容度で可能にするサティの作品集を演奏している。結果、非常に気の利いたアルバムに仕上がったと思う。音も良いし、空間にたゆたう響きも緊張と緩和のバランスが取れていてなかなか見事。ピアノ好きにはもとより、最初にサティの作品を聴くのならこの盤から、とお薦めできそう。とっつき易さ=やはりポピュラー畑に重心のある人の解釈ということだろう。

・「サティmeetsルグラン
音がはっきりと響いていて、スリルもある。サティの演奏盤のなかでも、ポピュラーミュージックの大作曲家の演奏だけに、かなり良い解釈だと思う。

・「紛れもなくサティです
このCDですが、なんとミシェル・ルグランがエリック・サティを演奏するという素晴らしい企画。ルグランというと、数々の映画音楽を手がけ、サティのミニマル的な音楽とは逆方向のような気もしますが、これが聴いてみると、実に自然で何の気負いもなく、とてもリラックスできる内容なんです。

しかもこの解説はピチカートの小西康陽という、何だかよく分からない人選。まあルグラン→小西は分かるんですが、小西とサティは、かなりかけ離れている気がします。ジャケも今ひとつな感じなんですけど、内容はいいということで、紹介してみました。

ジムノペディ~サティ/ピアノ作品集 (詳細)

ロマンス・オブ・ザ・ヴァイオリン

・「ロマンスです
アルバムのタイトルどおり、実にロマンチックな出来上がりです。おなじみのオペラ・アリアや、声楽曲、小品の名曲がベルの美しいバイオリンにより奏でられます。聴いていてウットリしてしまいます。おすすめは、ベッリーニのオペラ「ノルマ」の有名なアリア、casta diva!バイオリンで奏でられると切ない曲に様変わりです。そして、マスネのエレジー「ああ、甘い春よ」が素晴らしい。甘ーく、胸が苦しくなるようなメロディーがあなたを虜にすることでしょう。クリスマスのプレゼントとしてあなたの愛する人にいかがでしょうか。もちろん、自分にも一枚。

・「クラシックの名曲に出会い直す
クラシックの名曲に出会いなおしてその美しさを再発見する豪華プログラム。マスネ「タイス」のエレジーは瞑想曲に匹敵する名曲でこのアルバムでの大きな発見だった。

今回のアレンジはどれも新鮮だが、原曲の香りを大切にしている。「戦場のピアニスト」で知られるショパンのノクターン20番はまるで最初からヴァイオリンのために書かれたような気がするほど、目まぐるしく移り変わる明暗を表現しつくしている。

ベルの演奏は端正だ。切なく弦をいっぱいに鳴らすときも、高らかに歌い上げるときも、いつもいつも。美人はどんな表情をしていても美人である、それがベルの演奏だと思う。どれも有名な曲ばかりだが高音部の響きとフレーズの仕舞い方一つで、ベルの演奏だと分かる個性のきらめきがある。

ロマンス・オブ・ザ・ヴァイオリン (詳細)

別れの曲~ショパン名曲集

・「柔の真骨頂!
このCDが初めてリリースされた時の事を思い出します。アシュケナージの優しく、時には荒々しい豊かな演奏。特に'英雄'の表現力と、完成度の高さは,豪のホロヴィッツ、エスプリのフランソワと並んで、柔のアシュケナージと言っても過言ではないでしょう!この曲だけでも20人分は持っていますが、文句なくBEST3に入る名演です。初めてクラッシクに手を出す人には、必ず勧める逸品です。全曲ハズレなしですよ!これでクラシックのピアノにはまったら、同じ曲を聴き比べてみるのもお勧めです。試してみてください。

・「ショパン人にお勧め
曲目はショパンの曲集の中でも大変有名な作品ばかりが収録されています。ですので、ショパンの曲を知りたい人や、クラシック初心者には超お勧め。ですが、ショパンを愛する人(笑)もしくは、アシュケナージをよく知りたい人には、各曲集の曲集全集の方がいいでしょう。いずれにしても世界のアシュケナージですから演奏はとても素晴らしいです。是非、他の曲集もお聞きになって下さい^。

・「一つ一つの音が丁寧に表現されています
私は趣味でピアノを弾きます。このCDに収録されている幻想即興曲も弾いたことがあるので良くわかるのですが、アシュケナージさんは音符の一つ一つを丁寧に表現しています。大変心地の良い演奏になっていますね。

・「珠玉の演奏揃いしかも美麗
何がこのピアニストで良いかと言うととにかくタッチが優しくて美しいのです。スピード感も良い曲も大好きなショパンの名曲づくしでこの価格!素晴らしいです売れているのが分かりました個人的におすすめなのが木枯らしですね。大変美しいです本当に目の前に舞うようですノクターン(夜想曲)はちょっと眠くなった。これを聞くと今度は彼の思い入れが深いラフマニノフを聞いてみたくなるでしょう

・「クラシックやオーディオ入門に
CDのクレジットを見ると,収録年月日が1971〜1984年とある。オーディオファンとしては,録音品質にいささか不安をおぼえる年代である。が,再生してみると,それは杞憂であることが分かった。

録音によっては,確かにf,Dレンジが詰まり気味のものもあるのだが,全体的に質は良好。低域と高域は緩やかにロールフオしており,中域にエナジーが詰まった録音である。目立ったノイズや歪みなどはなく,クリアで見通しが良い。ピアノの適度な響きと,潤いが美しい。美音である。

現代の録音はレンジが広く,ハイスピードで切っ先鋭いものも多いが,本品はそれとは異なる。演奏は熱いが,音はオーディオ的に穏やかであり,オーソドックスでもある。

収録曲は有名曲ばかり。演奏の質の高さに加え,録音状態にも特段の問題なし。クラシックやオーディオ入門に,ぜひ勧めたい逸品。

別れの曲~ショパン名曲集 (詳細)

ショパン:ピアノ協奏曲第1&2番

・「オリジナルのカップリングも捨てがたいですよ
ショパンの1番&2番でのカップリングでは、デュトワと競演したEMI盤も捨てがたいですが、緊迫感とかロマンティシズムという面で、どうしても甲乙をつけろと言われると、このアバド、ロスポとの盤を選びたいと思います。アバドとの1番、ロストロポビッチとの2番、何れも歴史的な名盤で演奏の素晴らしさは既に皆さんが評されているとおりですし、録音も、まるで年代を感じさせないクリアなサウンドです。少しお財布に余裕のある方は、オリジナルである1番とリストのカップリング、2番とシューマンのカップリングの両方をお求めになることをお勧めします(まだ廃盤になってないと思いますが)。まずもって後悔されないと思います。

・「情熱と哀愁のショパン
1965年のショパンコンクールで優勝したマルタ・アルゲリッチのまさに記念碑的録音。ピアノ協奏曲第1番は彼女がショパンコンクールで弾いた曲で、おそらく彼女にとっても特別な曲に違いない。この1968年に録音された第1番はまさに圧倒的でここまで情熱的にしかもロマンティックさも忘れずに演奏しきってしまえるところがアルゲリッチらしく素晴らしい。この彼女の若いエネルギーに対抗できるピアニストなどなかなかいないだろう。それに対して第2番はとてもロマンティックで第1番とは違った印象を受けた。1998年の新録音も素晴らしいが、やはりアルゲリッチらしいこっちの録音がおすすめ!

・「今一番気に入っている曲
1965年にショパンコンクールで優勝したマルタアルゲリッチの繊細できらびやかな音楽表現は群を抜いていると思われる。この曲自体がすばらしいこともあるが、ソリストの演奏がよりいっそう曲を盛り上げている。何度聴いても心が洗われるような感じがするのは作曲者と演奏者との思い、感性が限りなく近づいているからだと思う。

・「2番が良かった
ロストロポーヴィチとの2番がロマンチックで良かった。1番は、ショパンコンクール優勝時の演奏の方が、個人的にはアルゲリッチのベスト演奏だと思っている。決してアバドとの共演が悪いわけではないが。

ショパン:ピアノ協奏曲第1&2番 (詳細)

シベリウス/ヴァイオリン協奏曲ニ短調

・「情熱と冷静のあいだ
女帝ムター34歳のときの演奏。シベリウスのバイオリン協奏曲と言えば、北欧の冷ややかなリリシズムを味わうものとお思いであろう。否、女帝ムターが奏でるこの曲に吾人は溢れるロマンチシズムを感じずにはおられまい。第一楽章終盤のたたみかけるような気迫、第二楽章の狂おしいメロディー。

溢れる熱気の中でも、女帝の正確で繊細な弓さばきは健在。まさしく、情熱と冷静のシベリウスである。カップリングの小品も必聴。特に、セレナード第2番はメロディー・メーカー、シベリウスとでも呼びたくなるほどの美しいメロディーに溢れる曲。

・「感動的名盤
すごいの一言。なんといって良いか、つややかな音と素晴らしい解釈。購入1日で10回以上繰り返し聞いてしまった。

・「強き女神の舞踏
肌を刺すような極寒の湖の水面に、灼熱の意思を胸の奥底に秘めた女神が舞い降り、今まさに始まろうとする珠玉の舞踏に対峙する時の一個人としての責任と恍惚・・・。

第一楽章の冒頭を聴く度に、たかがCDをかけ、「音楽を聴く」という凡庸な行為の裏側で、私の右脳はいつもヒリヒリと緊張している。とても心地良い緊張。背筋を氷の針が伝うような凛とした緊張だ。

ヴァイオリニストを目指し、挫折した経歴のあるシベリウスが、「弾けるものなら弾いてみろ。」と呪いを込めて練り上げたような楽曲を、ムターが演奏している。

最初ムターの演奏を聴いていて、「何かあるな?」と思った。卓越した演奏技術や強弱の透徹した正確な情感表現の向こう側にある「何か」だ。それは、人間の「情念」みたいなものかも知れない。後で知ったことなのだが、当時彼女は夫を亡くされてたらしい。そういったことは、やはり楽器を通してでも聴き手に伝わるものなのだろうか。

ただ私が最も驚嘆したのは、「情念」に依存していないあくまで冷静であろうとする彼女のスタイルだ。そして強さ。「情念」をコントロールし、それをあくまで作品の一要素として効果的に取り入れ、楽曲としてバランス良く成立させようとするプロとしての強靭な意志だ。

シベリウスのこのヴァイオリン協奏曲は、個人的に非常に好な楽曲でもある。そしてムターの演奏するこの作品はその中でも私にとって、特別な光を放っている。

この作品を聴く時、いつも決まって頭に浮かぶ映像がある。極寒のブリザードの中、凍りついた湖面で正確無比な舞踏を続ける女神の姿だ。そして彼女の傍らで荒れ狂う粉雪は、周りの雪と比べてほんの少しだけ紅い。

・「実にスリリング! 迫力満点のムターのVnに、しびれました
 きりりと引き締まった、艶やかなヴァイオリンの音色。旋律が高みへと駆け上がってゆく時の、スリリングな迫力。こんなすごいインパクトのあるこの曲の演奏、初めて聴きました。 第1楽章冒頭のさざ波立つような滑り出しから、徐々に音楽が盛り上がってゆくところ。すぐに引き込まれましたね。第1楽章の終盤では、自然と涙が出ました。 これほど強く心に訴えかけてくるヴァイオリンを聴いたのは、ジネット・ヌヴーというヴァイオリニストが弾いたブラームスの『ヴァイオリン協奏曲』(1948年のライヴ)以来かなあ。いやほんと、素晴らしかった! プレヴィン指揮のオケの付けも、ヴァイオリン・ソロとの一体感を感じさせるもの。強弱、テンポのめりはりを効かせた表現も、聴きごたえ、ありましたね。 1995年5月、ドレスデンの「Lukaskirche」での録音。

・「透徹した冷静さ
シベリウスのヴァイオリン協奏曲といえば、若かりし頃のチョン・キョンファの録音が高い評価を得ているが、このムターの演奏はチョンとは対照的な演奏といえるのではないか。ムターの力強くも繊細で艶やかなヴァイオリンの音色は、ビブラートとノンビブラートを巧みに使い分けており、壮絶な気迫を見せてはいるが、内面には透徹した冷静さがうかがえる。対して、チョンは情熱そのものをぶつけてくるような鬼神もたじろぐ熱演ぶりだ。両方を揃えて、聞き比べてみるのも面白いかもしれない。

シベリウス/ヴァイオリン協奏曲ニ短調 (詳細)

ベートーヴェン : 月光・悲愴・熱情・告別

・「あなたは「衝撃」派? それとも・・・?
正直に言って、実は私は一度このCDを手放している。初めて聴いたときは、衝撃というかなんと言うか、そういう強い印象を残すパワーみたいなものが欠けているように思われ(ベートーヴェンの3大ピアノソナタといえば、私の当時の好みはアシュケナージ盤だった)、大した演奏でないと感じたからだ。・・・しかし、「むしろ初めに耳にした時より回数を重ねる方がその独特の味わいが分かってきたりする」というAMAZONのレビューにあるとおりの、実にスゴイ演奏だったのだ!

ルービンシュタインという人は、一般的に天才型の人だったと言われている。確かにそれは正しい。何といっても、本作4つのソナタの名演のうち、3つをたった1日でレコーディングしているくらいの超人である(レコーディングの日付がそれを雄弁に、しかし静かに物語る)。昔の彼は、確かに若き感性だけで弾きこなしていた「エリート」だったが、40代半ばごろから(だったと思います。時期が間違っていたらゴメンナサイ!)山小屋みたいなところにひっそり籠もり、ひたすら練習を積み重ねて、想像を絶するほど死に物狂いで練習した人なのである。だから、特に私のように楽器をやっている人間にとっては分かりやすいのだが、本当に本作での演奏は技量的な点からしても凄く上手い。上手すぎるくらいに上手いのである。しかしそんな技巧的な面をあくまでもサラっと流して、「あくまで曲、そして心のこもった演奏が大切なんだよ」と言わんばかりに、感情たっぷりに弾ききっている。もう、本当に素晴らしい。

技巧面をサラっと流すから、インパクトは少ない。だから私は一度「だまされて」、まんまと手放してしまった。しかし、「心のこもっている」ということは、よくある「衝撃的な」という形容詞とイコールではない・・・・。そのことを教えてくれた、大切なCDの一枚が本作である。

特に最近の演奏家は、見た目だけのインパクト=「衝撃」を重視する人が多い。本作を愛聴している私のような人間にとっては、少なくとも、それが事実であるように思われるが、いかがだろうか? ・・・・まあ、判断はレビューを読んでいらっしゃる方々にお任せしますが。(^^;

・「落語の名人の語り口のような
聞いていて、ふと落語の名人の語り口を連想しました。決して力まず、感情に流されず、でも表情豊かに。一曲一曲がまるで物語を聞いているようでした。深夜なので「悲愴」だけ聞いて寝るつもりが、ついつい語りの巧みさに引き込まれて、全曲聞いてしまいました。ベートーヴェンのピアノソナタって、こんなにモーツァルトのようにしなやかで瑞々しい表情を持っていたんですね。それにしても75才を超えて、この瑞々しい感性。敬服します。

・「きれいです
一度聴いた感想・・・「丸いなぁ~なんでこんなに丸いんだろ?」で、一度、自分で弾いてみた。「固いなぁ~それは下手っぴだからだろ?」で、もう一度CDを聴いてみた。

とりあえず、ピアノで人生を送ることを志した時期があった私。その、今までの人生のピアノ経験をかき集めながら、弾き方ひとつひとつや、譜面のひとつひとつに、腕や指の動かし方を、インスピレートしてみた。

「すごい・・・この人、すごいんだぁ~。」

技巧的なものはもちろん、なんとも言えない音の出し方をする、このピアノの音色に、めちゃめちゃ耳を研ぎ澄ました。

音の解釈っていうか、情景を豊かに膨らませるに至る、その手法とテクニックがすごいなぁ~って、非常に思う部分がある。

よく言えば万人向けみたいな感じもしないでもないが、でも、万人向けに弾けって言われたら、絶対無理だもの。音のバランス、ひとつひとつの配置、そして音への心配りが出来ている、すばらしいCDに出会いました。

・「ルービンシュタインのベートーベン!?
ルービンシュタイン=ショパンと連想できるほど、ロマン派、特にショパンの曲中心の録音をしてきたポーランド人の彼だが、ベートーベンも素晴らしい演奏です。特に26番"告別"は,ややハイテンポでメリハリもあり、凄いレベルの演奏です。ハッキリ言って、ベートーベン弾きの帝王バックハウスを凌ぐ出来です!ショパン演奏時の、懐の深い演奏とは違った、彼の総合力の高さを垣間見ました。3大ソナタの方も、かなりハイレベルな演奏です!(14番がおすすめ。)

・「素人の意見です。
他の方が書かれていましたが、私も最初聴いた時、私の思っているものではない、と、多少がっかり感がありました。でも、ルービンシュタインは私の中では最高のアーティストなのです。

いろんなアーティストのベートーヴェンを聴きました。繰り返し、繰り返し・・そして、気づいてみたら一番何度も聴いていたのは、アシュケナージとこのルービンシュタインでした。

彼の演奏には気品が漂っています。曲の解釈やら技巧やら、詳しいことは私はよくわからない、曲の解釈に関しては、書いた人に聞いてみなければ正しいことなんてわからないんじゃないか!というのが私の考えです。そんなことは抜きにして、また聴きたい、と、素直に思える、そういう一枚です。

ベートーヴェン : 月光・悲愴・熱情・告別 (詳細)

ベスト・オブ・モーリス・アンドレ

・「アンドレの名声の所以を知れる一枚
モーリス・アンドレと言えば20世紀最高のトランペット奏者とまで言われています。彼の演奏の何が凄いのか体感できる一枚だと思います。派手さだけでなく、超絶技巧だけでなく、聴衆の期待を裏切らない演奏が出来る人だからこそ、それだけの評価があるのだと改めて知りました。このCDでは、多岐にわたるジャンルの演奏が聴けて、まさにアンドレを存分に楽しめるでしょう。

・「ザ・ベスト・オブ・モーリス・アンドレ
トランペットを吹き始めた方々へ。練習の合間にこの「いい音」を聴かれることをオススメします。いつかは自分もこのような演奏ができるだろうと想いつつ、すばらしい音色を聴いてマネしましょう。この音色を聴くと更に練習の目標や励みになります。

・「素晴らしい!!
往年のアンドレの素晴らしい演奏が収録されていて、まさに”ベスト”です。ゆったりした曲では甘く、時には切なくも聞こえるビブラートでたっぷり歌い込んだかと思うと、熊蜂の飛行などの超絶技巧も聞かせてくれます。

ホール(録音場所)によっては残響が有り過ぎたり、音が良く聞き取れなかったりしますが、トランペットを吹いている人だけでなく全ての音楽ファンに聞いて欲しい1枚だと思います。

ベスト・オブ・モーリス・アンドレ (詳細)

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1~4番

・「息が詰まりそうな迫真の演奏
この一枚は大正解の買い物でした。アシュケナージの演奏のレパートリーにラフマニノフが入っているのは知っていましたが実際に彼が演奏するラフマニノフを聴いたのはこれが初めて。 彼の演奏を聴いて感じたことはとにかく全曲通してメリハリがものすんごくついています。とくにアクセントとかはありえないぐらい周りの音と対比されていて浮き上がって聞こえます。二番の第一楽章の中間強奏部なんかはタテのノリがオケピアノ共にすごいんです!何千人もの軍隊が向こうから歩いてくるようです。繊細な部分は本当に彼が一部で女々しいと批判を浴びるのがわかるぐらいにとても美しく演奏されています。 そして聴いているといくつかミスタッチが聞き取れます。しかしその演奏を聴いてひとつも不快には思いませんでした。彼の本気と言える情熱的な演奏だからこそこういったライブ感のあるラフマニノフが聞けるのではないでしょうか。僕個人的には、ミスを恐れて丁寧に演奏されているラフマニノフよりも、こういった熱烈であり華麗なスタイルの彼の演奏のほうが、断然好きです。まさしく「ラフマニノフ節」というのがよく歌われていて心から楽しめる一枚ではないでしょうか。

・「エキサイティングなクラシック
このCDの最大の利点は、名ピアニストの演奏でラフマニノフのピアノ協奏曲が全て聴けるということです。ラフマニノフの協奏曲は、ある場面では雄大で、ある場面では激しく、変幻自在の音楽で、表情豊かに演奏されています。クラシックは一般的に気持ち良くさせる(癒しの)音楽だとされてますが、僕の場合、そしてこのCDの場合、その素晴らしさにかえって興奮してしまいますね。おすすめできます。

・「補足・・・
ピアノを演奏しているウラジミールアシュケナージはピアノ奏者にしては手が小さかった(指が短かった?)ため、2番の始めの和音の部分を分散して弾いています。しかし、すばらしいです。

・「叙情的モダニズム、現代的ニヒリズムを徹底的に追求したニ短調協奏曲
他のレヴュアーの方々が釈然としないように?1970年代のプレヴィンとの共演盤は後年のハイティンク伴奏盤に及ばない点もある。特に2番などは大人しい録音もあり意外に地味(ハイテンク盤は生々しく彫が深い)。

しかし1番は中々だし、何と言っても第3番ニ短調に関しては今なお最高級の演奏と断言してよい。冒頭のメランコリックなユニゾンからしてただ事でない雰囲気が漂い、案の定,叙情的メランコリアのピアニズムが全篇開陳される。特筆されるのがプレヴィンの驚くべき指揮と解釈で、低音弦楽器と高音弦楽器群との交代の意味深さ、急にピアニッシモに陥る部分のぞっとするようなニヒリスティックな表現など、細部にわたって驚くべき解釈を示す。アシュケナージとの呼吸も完璧に合っており、これほどの演奏が再現可能とは思えないほどだ。また、えてして「慣習的カット」が施されるカデンツァもオリジナルに近いヴァージョンが採用されており、聞き応え十分(アシュケナージの多彩な表現力が素晴らしい)。

「ホロヴィッツやアルヘリッチの痛快さ、凄み」はないかもしれないが、ラフマニノフの音楽の持つ叙情的モダニズム(時として人間存在への問いかけを含む厭世観さえ漂う)を徹底的に追求した演奏として、永遠に聞き継がれるだろう。

・「10年経っても聴いてます。
私が高校生の時に買ったCDがこれでした。ただ単に、ピアノ協奏曲第2番を聴きたかったからです。でも、4曲全て収まってこの値段は恐ろしいですよね(笑)最初は狂ったように2番ばかり聴いていましたが、3番も中々良い。というか、3番は色んなバージョンって、アシュケナージはその全てのバージョンを演奏していますが、私はこのCDに入っているバージョンが一番好きです。1番4番はマイナーですが、実は味があってどれも良い曲です。

ラフマニノフが好きで、いろいろなピアニストが弾いたCDを持っていますが、このCDは聴く回数が断然多いです。そのくらい気に入っています。

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1~4番 (詳細)

ワーグナー:管弦楽曲集

・「荘厳で正に圧倒される名演・名曲
フルトヴェングラー指揮でのワグナー名曲集です。ワグナー初心者の筆者としては、おいしいところ満載のお得盤であり、フルトヴェングラーの指揮、ワグナーの名曲を、(言葉が悪くて失礼千万ながら)てっとり早く体験できる、素晴らしい音源だと感じました。

のっけの名曲・名フレーズ「タンホイザー」から圧倒され、また「ローエングリン」の美しさに惹きこまれ、正にあっと言う間に堪能できる名盤ではないでしょうか。

学生時代に愛読していたショウペンハウエルの著述のところどころに記されていたワグナーの精神性。そしてフルトヴェングラーの指揮。それぞれに少しでも近づくことのできる逸品のような気が致します。

「音」ですが、40〜50年代の録音としては満点以上のステレオ音質。惜しむらくは、一部レコードノイズ的な雑音が混入しているところ。仕方ありませんが。

いずれにしても、初心者の筆者でも圧倒される名作だと思います。

・「この求心力の強さは、やはり凄いと思います
 「タンホイザー」「さまよえるオランダ人」「マイスタージンガー」の最初の三曲と、「ローエングリン」の第1幕への前奏曲の演奏は、音質が相当悪いです。特に、弦楽器群の音の硬さは聞き苦しかったなあ。そういう音の貧しさはあるので、音質にこだわる方はこのCDは避けたほうが無難でしょう。

 ですが、フルトヴェングラーの指揮は凄いです。どの曲も、とりわけ後半が素晴らしい。求心力がある演奏なんですね。このCDの演奏に耳を傾けながら、わたしは何度か、エドガー・アラン・ポオの短篇『メエルシュトレームに呑まれて』の、ぐるぐると渦を巻きながら次第に深淵へと引きずり込まれてゆく登場人物の姿が、脳裏をよぎりましたよ。指揮者から、たぶん、オーラみたいな光が出ているんだろうなあと、本気でそう感じました。

 で、ぐいっと心を掴まれて目頭が熱くなった演奏が、『トリスタンとイゾルデ』〜「イゾルデの愛の死」でありました。キルステン・フラグスタートというソプラノ歌手の声を初めて聴いたのですが、はるかな地底もしくは宇宙の彼方から、朗々と、深々と、声量のあるソプラノの声が響いてくる。その声の輝きに、「うわっ!」と思い、圧倒されましたねぇ。いや、本当に素晴らしかった!

 最後に収録されている「ワルキューレの騎行」も、「ホヨートーホー」「ハイヤハー」といったワルキューレたちのソプラノの声が入っていて、雰囲気がありましたよ。

・「雄大なスケールの中に
フルトヴェングラーのワーグナー・オケ物のベスト・セレクションである。漏れているのは、「ジークフリート牧歌」「パルジファル」くらいか。

この指揮者がこの手のポピュラー名曲録音に積極的だったはずはないが、録音の良さもあり出来は素晴しいものとなっている。雄大に歌い上げていくタンホイザー、静謐で神秘的なローエングリン、溜まりにたまった感情をぶちまけるような情熱的で浪漫的なトリスタン。

どれも素晴しいが、出来れば1曲削ってでも、崇高で情感溢れるパルジファル前奏曲を入れて欲しかった(録音のレベルは落ちるが・・・)。

・「リマスタリングは優秀
これまで何回も再発売されてきたフルトヴェングラーのワーグナー集です。しかし今回はトリスタンが全曲の中からとられており、その音質が特に優れています。タンホイザーと葬送行進曲もこれまでリマスタされたものに比べて格段に良くなっており、マスターテープのレベルになっていると思います。EMIさん!この調子で他のフルトヴェングラーの録音を上手にリマスタリングしてください。買って損のないCDです。

・「フルトヴェンヴラーのワーグナー
フルトヴェングラーのワーグナーのハイライト集といったものです。ワーグナーの楽曲はオペラが中心ですから、ワーグナーを楽しむにはこのような、序曲や行進曲を聴くのが妥当でしょう。フルトヴェンヴラーの指揮は言うまでもなくすばらしいものです。楽劇『トリスタンとイゾルデ』イゾルデの愛の死ではキルステン・フラグスタート(S)が歌っていますリマスタリングによる音の改善具合はすばらしいものです。。

ワーグナー:管弦楽曲集 (詳細)

ヘンデル/オラトリオ「メサイア」

・「お見事な合唱
この演奏において、独唱者、独奏者、オケ、いずれも不満はない。しかしなによりまして、合唱が見事。各合唱曲において言葉の強弱の付け方、曲の盛り上げ方がうまい("For unto us a Child is born")。言葉を明瞭に(はっきり区切って)歌ってる。からみ合った合唱もテクストがはっきり聞こえる。各声部が、他の声部を邪魔しないように歌っている。各声部が分離している。そして各声部が浮かび上がってくるタイミング、消えるタイミングが絶妙に思える。ガーディナーの合唱指揮者としてのうまさに感心するとともに、ヘンデルの合唱曲の素晴らしさを改めて認識。合唱団のデータは、女声ソプラノ11、テナー7、カウンターテナー7、バス7。1982年録音だが録音はすこぶるよい。

・「人類の星の時間
昔、人類の星の時間という本を読んだ。それは奇跡のように濃密な時間が過ぎて、人間業とは思えない偉業を達成した人々の伝記であった。そこにこのヘンデルのメサイアが入っていた。彼はこの大作をたった3日で書き上げたのだった。その当時の音楽はこんな風だったのかと思わせる、軽やかな演奏。古楽器を使用し、合唱やソリストもビブラートでべたべたに飾られたような発声法とは無縁の演奏である。若々しさ、喜び、そういったものが一挙に押し寄せてくる。まさに聞くべし!である。

・「軽快、爽快、ガーディナーの「メサイア」
「メサイア」と聞いてクラシックになじみのない方は、「重厚」「大げさ」「人海戦術」・・・というイメージを持っていることでしょう。大抵の「メサイア」の演奏は、大人数の合唱とオーケストラの「お祭り騒ぎ」だからです。

このガーディナーの「メサイア」は、この曲のそんなイメージを根底から覆すような演奏です。少人数の合唱とオケで、さわやかな風のように新鮮な演奏を繰り広げています。大げさな「メサイア」にうんざり、という方にはぜひ聴いていただきたいCDです。

・「最高の1枚と言って良い
まず、モンテヴェルディ合唱団の合唱が最高レベルである。合唱の行き着く先はこれといっても言い過ぎでは無かろう。ただ、これを素人がマネをすると下品になるので、入門編としてはお薦めしかねる。古楽器を使用したイギリスバロック管弦楽団の演奏もリリックで心地よい。

・「合唱団うまし!
1982年の録音。久しぶりに聴きなおしたが合唱団の巧さにあらためて驚いた。当時としてはもうダントツ一番の上手さであろう。ソリスト、オケには少し古さを感じなくもない。廉価版が出れば、今でもメサイア入門用として一番のおすすめである。廉価としてはピノックがおすすめ。現時点での個人的なメサイアの一押しはマクリーシュの録音である(バランスが非常に良いです)。

ヘンデル/オラトリオ「メサイア」 (詳細)

だったん人の踊り~アンセルメ/ロシア音楽コンサート

・「ステンカラージンだけでも聞く価値あり
かつて30年以上前レコードでもっていた演奏が廉価なCDで出ていたのを見つけ、購入。今の録音のレベルで言うとやはり古さは否めないが、でも弦楽器の繊細な響きは、かつての名録音だったことを示す。おそらくレコードで真空管のアンプを使って、オルトフォンのカートリッジを使って再生すると、その味わいが再現するのだろう。でも「だったん人の踊り」など、中間部の迫力など十分にある。

どれも、濃厚な情緒には欠けるかもしれないがつぼを押さえた、水準の高いものだが、ここで取り上げたいのはグラズノフの交響詩「ステンカ・ラージン」が入っていること。例のボルガの舟歌で始まる、この曲は佳品である。特に急速な部分が終了した後静まり、静かな第2主題が歌われるところ、これはペルシャの姫君を示すそうだが、エキゾチックな名旋律である。他にもスベトラーノフの優れた演奏があったはずだが、この作品はもっと演奏されてもいい、と思う。

・「アンセルメという「偉大な個性」
 いにしえのファンにとっては、エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団の演奏といえば、特定のジャンルでは泣く子も黙るくらいの「権威」がありました。久しぶりに、そのサウンドに浸りたくて耳を傾けました。やはり只者ではない。録音は1957ー1964年にかけてばらつきがあり、その古さは否めませんがアンセルメの偉大な足跡をトレースするにはこれで良しとしましょう。  アンセルメのロシア音楽が「権威」なのは、彼がデュアギレフのロシアバレエ団の指揮者として徹底して研鑽を積んできたこととの関係が大きいと思います。また、どちらかと言えば濃密な、また時にエキゾチックという名の異端的なロシア音楽が、アンセンメのタクトにかかると近代的な、普遍的な作品に昇華されるような魔力があります。このカップリングでどの1曲をとっても、名演の最右翼のグループに入る均一性があり、またその根底には各作品へのアンセルメの慈しみがあると感じます。ギリシアの哲学者のような思索的な風貌からは一見想像できないくらい大胆に躍動するリズム感や生彩溢れるメロディの表出は、天賦の才のなせる技でしょう。

・「古いものも良い。
録音が1954年〜1964年と古いので、音質はあまり良いとは言えないのですが、澄んでなく少しこもったような感じの音が、重厚感のあるロシア音楽には逆に合っているように感じました。たまに「ブチブチッ」というレコード針のノイズのような音が気になるような気もしたのですが(特に音量の小さいところで)、それでも全曲を通し演奏が渋く丁寧でなかなかの名演だと感じました。特に「だったん人の踊り」はコーラスも美しく素晴らしかったです。

だったん人の踊り~アンセルメ/ロシア音楽コンサート (詳細)

モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番、第21番

・「人生が愛しくなる音の響き
グルダという人の事は何も知らずに、Amazonのレビューを見てこのCDを買いました。今ではお気に入りのCDの一つです。生きてゆく事はしばしば決して楽ではないけれど、それでもモーツァルトの言葉どおり、「生きてゆく事は何とすばらしい事だろう」と心の奥底から沸いてくるような演奏です。お薦めします。

・「なんと美しい響き
素晴らしく心に響くモーツァルトです。メロディーも和音もにごりがなく緻密に計算されつくされた構成で、それでいてそう感じさせないグルダのうまさがあります。かつてウィーンの三羽烏の一人として活躍したグルダですが、今では誰よりも光を放っています。20番はニ短調ですがモーツァルトのニ短調はみなそれぞれに奥深い曲ばかりです。

第二楽章はため息が出るほど美しい響きです。まさに天使の音楽ともいえるモーツァルトを表現したグルダの名盤です。

・「瑞々しい演奏
 グルダは「クラシックだから」と肩を張らず、ジャズ等にも大いに関心を示した、少し異色のピアニストです。きっと我々からは想像もできないほどの逆風の中、彼はウィーンで自らの音を鳴らしていったことでしょう。 彼の一音一音の余韻を感じさせるような演奏は聴く者の耳に常にやさしく、特にこのピアノ協奏曲20番と21番は私にとって、彼のもっとも代表的な録音です。 どちらかと言うと暗めの曲の20番は、主に第二楽章が人気あるようですが、私はアバド率いるオケとの美しい協奏が感じられる第一、第三の方を特に好みます。クラシックに関しては素人なので、あくまでも個人の感想として記しておきます。 21番の舞踏のようなリズムも、彼の軽快な音さばきの見事についつい聴き入ってしまいます。そのせいか、私にとってモーツァルトのピアノ協奏曲でもっとも好きなのはこのCD収録の二曲です。後悔はきっとしないと思うので、「クラシックだから」と敬遠せず、一度聴いてみてください。

・「グルダのモーツァルト
クラシックからジャズ、そして自作曲まで幅広くピアノを弾きこなすグルダのモーツァルトは、ためいきのでるほど美しく、あらゆるニュアンスに富んでいる。こCDは録音のせいもあってか、きらきらとしたクリスタルのような音でモーツァルトの心を歌っていく。アバトとウィーンフィルの伴奏もグルダの音楽とぴたりと合っていて、清潔で、しかし暖かい音色で、文字通り豊かな「協奏曲」の世界を作り上げていく。

・「理想的モーツァルト
今日、最も人気のあるピアノ協奏曲であるニ短調のK466。数ある名盤の中でも最右翼は、やはりアッバード&グルダの当盤でしょう。アッバードには、ゼルキン&当時の手兵ロンドン響によるデジタル録音が、やはりグラモフォンにあり、そちらが先にCD化されていますが、LP時代の名盤の誉れ高いこのディスクの方がやはり数段聴き応えがあります。アッバードは往々にして優等生過ぎる、そつのない演奏をすることが多い指揮者ですが、このK466では緊張感の張り詰める演奏を繰り広げます。冒頭から、地獄の亡者の行進を思わせるシンコペーションのリズムにグイグイと引き込まれます。自作自演やジャズとのコラボレートなど、当時としてはかなり異端のイメージが強かったグルダも、フィナーレのアインガングのアルペッジオ等があるものの、全体としてドイツ系ピアニズムのオーソドックスなモーツァルトを聴かせます。録音も良好で、グルダのピアノと小編成のウィーンフィルの音色のひとつひとつが粒立ち、あらゆるコンチェルトの録音の中でも理想的な一枚です。

モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番、第21番 (詳細)

夜の女王のアリア~コロラトゥーラの女王

・「絶対得します
私は定価でこれを買いました。しかし、廉価版が出たからといって後悔していません。ここ数年で幾度か来日して、日本のファンを多く持つ彼女ですが、やはりチケットは高額です。入手するのも大変ですが、1000円でこのCDが買えるとしたら、何も迷わず買ってしまいましょう。このCD1枚が、彼女のもつ素晴らしさを100%伝えてくれます。魔笛、ルチーア、椿姫の狂乱の場を歌ったコロラトゥーラは他に追従を許しませんが、こうもりの『ふるさとの調べよ』も強さの中に弱さが見えてなかなかよろしい出来映えです。彼女のCDは10枚程度持っていますが、その中でも一番好きなCDです。みなさんに是非聴いて頂きたいと思います。

・「今聴くことのできる最高のソプラノ
最高のソプラノ、というとき誰もが思い浮かべるのがマリア・カラスだと思いますが、彼女の歌を聴こうとすると、どうしても録音が古く、耳障りな点が多くなってしまうのが残念なことです。そういう意味でも満足のいく最高のソプラノを聴きたいと思うなら、間違いなくグルベローヴァです。

コロラトゥーラの歌手としては、ナタリー・デッセーも素晴らしい声を持っていますが、グルベローヴァのコロラトゥーラは、「コロラトゥーラらしさ」を感じさせないところが凄いところです。夜の女王のアリアの最高音を、易々と豊かに響かせる歌手はグルベローヴァの他にはいないのではないでしょうか。

・「7つ
まさに「女王」の名に相応しいエディタ・グルベローヴァ。その声はどこまでも高く、軽く、明るく、完璧なテクニックで音符を転がり、跳ねていきます。本格的なオペラファン暦はわずか2年の私が申し上げるのも恥ずかしいのですが、彼女は史上最高のコロラトゥーラと言ってよいのではないでしょうか。

録音年のクレジットが手元にないので詳しくはわかりませんが、これかたオペラの世界に入っていく皆さんには見のがせない1枚なはずです。5つ星ではたりない、6個でも7個でもつけたいですね。

・「何度も聴き入る魅力
グルベローヴァが最も得意とする数々のアリアの詰まった1枚。特に《魔笛》夜の女王のアリアは素晴らしく、高音が見事で聴いていると声ではなく、まるでフルートの音のようだ。コロラトゥーラのの超越技巧、グルベローヴァの音楽的センスが見事に調和し何度も聴き入ってしまう名曲の数々。

・「さむい
透徹した声が素晴らしいグルベローヴァのアリア集。愉悦感に陶然とさせるのではなく、感覚を覚醒させるような歌唱は、非常に現代的といえるかもしれません。自家薬籠中のルチアにはいろいろな録音が出ていますが、ここに収められている、張り詰めた美しさは息をのむほどです。しかしなんといってもロザリンデが凄い。アーノンクールのスローテンポにグルベローヴァの気高い歌唱があいまって、これがオペレッタだなんて到底信じられない、惜寂感漂う一曲になっているのです。買って後悔ないはず。

夜の女王のアリア~コロラトゥーラの女王 (詳細)

ベスト・オブ・マリア・カラス「カラス・イン・ポートレイト」

・「「20世紀最高のソプラノ」の歌声です。是非一度聴いてください。
オペラ・アリアが大好きです。ヴェルディの「花から花へ~歌劇『椿姫』第1幕より」の有名なアリアを聴くと、素晴らしい表現力を持った歌姫だということがよく分かります。細かいパッセージを正確な音程で歌い上げ、役柄の内面に潜む感情の機微を技術に裏打ちされた声で伝える表現力があり、今聴いても色あせることはない名演奏でした。アルフレード・クラウスとの掛け合いの後、高らかに歌い上げたマリア・カラスの歌声に、多くの聴衆の拍手がかぶさるのも当然だと思いました。

若い頃のリリコ・スピントから年代を経るにつれ、ドラマティコの声質に変化し、その得意とする役どころも少しずつ変化していきました。マスカーニの「あなたもご存知です、お母さん~『カヴァレア・ルスティカーナ』より」の重い役の劇的な歌い回しなどは、絶品ですね。CDですので、その全盛時代の演技の映像が見られないのが残念です。きっと、その美貌と相俟って演技力も抜きんでいたように感じました。

このCDは、彼女が声帯をいため、高音がでなくなる1960年以前の録音がほとんどですから、最盛期のマリア・カラスを聴くことができます。「ベスト・オブ・マリア・カラス」のタイトルに恥じない編集だと思いました。舞台衣装を着けた写真も多く伝説のその美貌を目の当たりにするだけでも幸せです。

また、1950年代のモノラル録音が半数以上を占めていますが、EMIのデジタル・リマスター・システムによって高音質で繊細な録音が再現され、より良い音で聴けることによってその歌声も現在に蘇りました。

プッチーニの「歌に生き、恋に生き~歌劇『トスカ』第2幕より」は、海運王オナシスとの恋にやぶれ、晩年催眠剤に頼り、孤独の中、53歳でこの世を去ったマリア・カラスの波乱万丈の生涯を象徴する、文字通り「歌に生き、恋に生き」のアリアだと感じました。

・「鮮明なリマスターで甦るあの歌声
LPで聞くと、どうしても録音の古さが気になってしまったのだが、このCDは1曲を除いてARTリマスターがなされていて、その効果たるや素晴らしいの一語。カラスの素晴らしさはもちろんのことだが、その歌声を新鮮に聞かせてくれたことに大いなる悦びと感動を禁じえない。素晴らしい1枚。

・「永遠のマリア・カラス
 映画の「永遠のマリア・カラス」を見て、初めて彼女の歌声を聞きました。映画の中でのファニー・アルダンの演技もすばらしかったけれど、あれを同じように歌いながらすばらしい演技力で演じている実際のマリア・カラスを見れないことがものすごく悲しいです。

 最大の当たり役と言われている、「ノルマ」のコスタ・ディーバ!ため息が出るほどきれい!透明感があって・・・癒されます!!!

・「20世紀の歌姫の声を聞いてみて!
 ありきたりですが、映画『永遠のマリア・カラス』で気に入って、買ってみました。 子供のころから彼女の名声は知っていましたが、彼女の才能以外の部分、特にゴシップ的部分だけが妙に印象深く、きちんと音樂として聴いたのはこの映画が初めてでした(お恥ずかしいことに)。 私のような、マリア・カラス・ビギナーには御勧めの一枚です。 彼女の才能を、私のように若い人間にも味わっていただければ、と思います。

・「マリア・カラスは最高!
 死後どれだけ経とうと、マリア・カラスの魅力は決して色あせません。私は今28歳ですが、世代を超えて彼女の魅力にはまっています。声もきれいですし、その声の活かし方が現代のプリマドンナよりも優れているといってもいいでしょう。

ベスト・オブ・マリア・カラス「カラス・イン・ポートレイト」 (詳細)
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