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▼DECCA NEW BEST100(1-25):セレクト商品

モーツァルト:交響曲第40番&第41番モーツァルト:交響曲第40番&第41番 (詳細)
ホグウッド(クリストファー)(アーティスト), モーツァルト(作曲), エンシェント室内管弦楽団(演奏), シュレーダー(ヤープ)(演奏)

「もういい加減、現代のオーケストラだから、響きが厚く美しいという偏見は止めよう。」


ベートーヴェン:交響曲第1番&第3番ベートーヴェン:交響曲第1番&第3番 (詳細)
ショルティ(サー・ゲオルグ)(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), シカゴ交響楽団(演奏)


ベートーヴェン:交響曲第2番&第7番ベートーヴェン:交響曲第2番&第7番 (詳細)
ショルティ(サー・ゲオルグ)(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), シカゴ交響楽団(演奏)


ベートーヴェン:交響曲第4番&第5番ベートーヴェン:交響曲第4番&第5番 (詳細)
ショルティ(サー・ゲオルグ)(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), シカゴ交響楽団(演奏)

「私の知る中では最強の第5シンフォニーではなかろうか」「運命の謎」


ベートーヴェン:交響曲第6番&第8番ベートーヴェン:交響曲第6番&第8番 (詳細)
ショルティ(サー・ゲオルグ)(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), シカゴ交響楽団(演奏)


ベートーヴェン:交響曲第9番ベートーヴェン:交響曲第9番 (詳細)
ショルティ(サー・ゲオルグ)(アーティスト), シカゴ交響合唱団(アーティスト), ノーマン(ジェシー)(アーティスト), ルンケル(ラインヒルト)(アーティスト), シュンク(ロベルト)(アーティスト), ゾーティン(ハンス)(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), シカゴ交響楽団(演奏)

「アルト歌手に導かれて拍手喝采を「見た」ベートーヴェン」「未来の第9」


シューベルト:交響曲第9番シューベルト:交響曲第9番 (詳細)
ショルティ(サー・ゲオルグ)(アーティスト), シューベルト(作曲), ワーグナー(作曲), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)

「ワーグナーを連想させる、クライマックスへじわじわ向かうグレート」


ベルリオーズ:幻想交響曲ベルリオーズ:幻想交響曲 (詳細)
ショルティ(サー・ゲオルグ)(アーティスト), ベルリオーズ(作曲), リスト(作曲), シカゴ交響楽団(演奏)

「丁寧で心に残るコンサート」


メンデルスゾーン:交響曲3&4メンデルスゾーン:交響曲3&4 (詳細)
ショルティ(サー・ゲオルグ)(アーティスト), メンデルスゾーン(作曲), シカゴ交響楽団(演奏)

「爽やかです。」「一生つき合っていける最高の作品、演奏 | ベートーヴェンより先に聴くべし」「モーツァルトを思わせる楽しげな「イタリア」」


ブルックナー:交響曲第4番ブルックナー:交響曲第4番 (詳細)
ベーム(カール)(アーティスト), ブルックナー(作曲), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)

「ズシリとくる重厚な表現」「銘器ウィーン・フィルで紡ぎ出す、この曲の正統的解釈によるスタンダード的名盤」「悠久の時の流れを感じさせる歴史的名演」「まさにロマンティック」「強固な意志に貫かれた名演」


ブルックナー:交響曲第8番ブルックナー:交響曲第8番 (詳細)
ショルティ(サー・ゲオルグ)(アーティスト), ブルックナー(作曲), シカゴ交響楽団(演奏)

「一枚ものの中では最高のレコードっ!」「荒削り」


ブラームス:交響曲第1番ブラームス:交響曲第1番 (詳細)
シャイー(リッカルド)(アーティスト), ブラームス(作曲), ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(演奏)

「名盤です!」「感動作品!」


ブラームス:交響曲第2番ブラームス:交響曲第2番 (詳細)
シャイー(リッカルド)(アーティスト), ブラームス(作曲), ドヴォルザーク(作曲), ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(演奏)


ブラームス:交響曲第3番&第4番ブラームス:交響曲第3番&第4番 (詳細)
シャイー(リッカルド)(アーティスト), ブラームス(作曲), ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(演奏)


サン=サーンス:交響曲第3番サン=サーンス:交響曲第3番 (詳細)
デュトワ(シャルル)(アーティスト), サン=サーンス(作曲), ハーフォード(ピーター)(演奏), フィルハーモニア管弦楽団(演奏), ロジェ(パスカル)(演奏), モントリオール交響楽団(演奏), オルティス(クリスティーナ)(演奏), ロンドン・シンフォニエッタ(演奏)

「デュトワらしい美しい演奏」「文句なしのこの曲のベスト」「ハイレベルなサンサーンス3」


チャイコフスキー:交響曲第5番チャイコフスキー:交響曲第5番 (詳細)
デュトワ(シャルル)(アーティスト), チャイコフスキー(作曲), モントリオール交響楽団(演奏)

「すばらしい!!」「模範的名演奏」「都会的響きに彩られた華麗なチャイコフスキー」「豊かな叙情性が堪能できる」


チャイコフスキー:交響曲第6番チャイコフスキー:交響曲第6番 (詳細)
デュトワ(シャルル)(アーティスト), チャイコフスキー(作曲), モントリオール交響楽団(演奏)

「デュトワの面目躍如たる感動的な1枚」「素晴らしい演奏と録音」「美しく華麗なチャイコフスキー」


ドヴォルザーク : 交響曲 第9番 / シューベルト : 交響曲 第8番ドヴォルザーク : 交響曲 第9番 / シューベルト : 交響曲 第8番 (詳細)
ショルティ(サー・ゲオルグ)(アーティスト), ドヴォルザーク(作曲), シューベルト(作曲), シカゴ交響楽団(演奏), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)


マーラー:交響曲第1番「巨人」マーラー:交響曲第1番「巨人」 (詳細)
シャイー(リッカルド)(アーティスト), ベルク(作曲), マーラー(作曲), ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(演奏)

「作品の原像に迫るシャイーの明察」


マーラー:交響曲第4番マーラー:交響曲第4番 (詳細)
シャイー(リッカルド)(アーティスト), ボニー(バーバラ)(アーティスト), ベルク(作曲), マーラー(作曲), ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(演奏), ケル(アレクサンダー)(演奏)

「何と官能的な第3楽章」


マーラー:交響曲第5番マーラー:交響曲第5番 (詳細)
シャイー(リッカルド)(アーティスト), マーラー(作曲), ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(演奏)


マーラー:交響曲「大地の歌」マーラー:交響曲「大地の歌」 (詳細)
ショルティ(サー・ゲオルグ)(アーティスト), リポフシェク(マルヤーナ)(アーティスト), モーザー(トーマス)(アーティスト), マーラー(作曲), ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(演奏)

「静謐で美しく、童心に帰りそうなマーラー」


R.シュトラウス:アルプス交響曲R.シュトラウス:アルプス交響曲 (詳細)
ブロムシュテット(ヘルベルト)(アーティスト), R.シュトラウス(作曲), サンフランシスコ交響楽団(演奏)

「純正調パイプオルガンの響き!」「ゾクゾクするすごい「アルプス交響曲」」


シベリウス:交響曲第2番シベリウス:交響曲第2番 (詳細)
アシュケナージ(ウラディーミル)(アーティスト), シベリウス(作曲), ボストン交響楽団(演奏)

「壮大なシベリウスの世界を描いた」「稀有な相性」


パッヘルベルのカノン~バロック・コンサートパッヘルベルのカノン~バロック・コンサート (詳細)
ミュンヒンガー(カール)(アーティスト), パッヘルベル(作曲), ボッケリーニ(作曲), L.モーツァルト(作曲), アルビノーニ(作曲), バッハ(作曲), ヘンデル(作曲), グルック(作曲), シュトゥットガルト室内管弦楽団(演奏), ドーン(ロベルト)(演奏), ハーゼルベック(マルティン)(演奏)


▼クチコミ情報

モーツァルト:交響曲第40番&第41番

・「もういい加減、現代のオーケストラだから、響きが厚く美しいという偏見は止めよう。
現代の大げさな交響楽団に慣れた耳には異質に響くかもしれないが、当時の楽器(コピーも含めて)を使用して、演奏方法、人数など、オーケストラの配置などを出来るだけ当時のやり方に則って演奏する古楽器演奏はやはり格別である。

小編成のオリジナル楽器のオーケストラだからといって、「響きがスカスカになり、ギスギスした感じになる」というようなことは、まったくない。それよりも、この明快で各楽器のパートが際立つオーケストレーションに慣れてくると、現代オーケストラの分厚すぎる響きがまだるっこしくてかえってそちらのほうが、いやになってくる。

ことモーツァルトに関しては、スピード感、透明感、浮遊感がなくてはどうにも話にならないのである。

代表的なオーケストラの特徴を以下に簡単に記す。

コープマンの演奏スタイルは総じてテンポを速めにとり、明快で、メリハリのある音楽にしている。モーツァルトの初期〜中期の作品に関しては抜群に相性が良いと思う。

ブリュッヘンと18世紀オーケストラの演奏は、どちらかというとエネルギッシュで外向的な演奏といえる。

ガーディナーとバロック・ソロイスツの演奏はなるべく奇をてらわず、正攻法でいて、その音楽は深く内向的である。

ホグウッドとエンシェント管のものは一番先鋭的で、いつも問題提起を起こす。ある意味、スケープ・ゴート的な存在である。

モーツァルト:交響曲第40番&第41番 (詳細)

ベートーヴェン:交響曲第4番&第5番

・「私の知る中では最強の第5シンフォニーではなかろうか
~ショルティが手兵のシカゴ管と2度めのベートーヴェン全集を録音していた時期、本盤を新譜として買ったのを覚えています。当時はクラシックの新譜は3~4千円でしたが、今では、国内盤でも2千円を切っているんですねえ。これより少し前のジュリーニ・ロスフィルの第5シンフォニーと比較しつつ聴き直してみました。意外だったのは、ショルティの方が、よりおおらか~~なテンポで演奏していること。緊密な主題の構築感と純音楽に心が解放されるがごとき、極めて包容力の大きい表現。ステレオ分離もよく、高域低域全般に各楽器の振動する場をも忠実に再現する、ハイパー級録音。本盤が出てからもう20年近く、それからラトル-BPO、クライバー-VPO、何とも小生には拍子抜けに聴こえる古楽器演奏でこのシンフォニーを聴いてきましたが~~、スケール感・録音・切れ味、を総合すると本盤より優れた盤が本当にあるのかどうか。ぜひお聴きになって確かめてください。むしろカラヤンで最初ベートーヴェンを聴くより、ぜひショルティで聴くべきだと私は考えます~

・「運命の謎
ショルティとシカゴ響のブラームスは1つだけなのに、なぜベートーヴェンは2つあるのか? ショルティは1回目の録音が「気に入らなかった」から再録音した訳でも、スコアを「解釈し直して」再録音した訳でもない。彼は1回の演奏でベートーヴェンを表現できるなどとは考えなかった。そこでまず自分に演奏でき、アメリカ人に受け入れられる方を先に録音したのだ。

1回目の録音は、運命が、あたかも時計仕掛けのごとき「死」の運命が、戸を叩く様を表現することに重点を置いている。逆にこの盤の第1楽章の表現もまた正しい。つまりこの運命は、一度完全に去ったように見えて、実はそうではなかったのだ! ショルティは解釈を「加えた」のであって「し直した」訳ではない。ここまで深く掘り下げて作品を理解した指揮者が、他に誰かいるだろうか? ショルティは力で押すタイプで知性に欠けるという評価は、的外れなものである。

なおこの2回目の録音、第4楽章はそのばねを生かした演奏法により、1回目の録音に比べて迫力は劣るものの、その勝利がより華やかに描かれている。

ベートーヴェン:交響曲第4番&第5番 (詳細)

ベートーヴェン:交響曲第9番

・「アルト歌手に導かれて拍手喝采を「見た」ベートーヴェン
ベートーヴェン54歳、死の3年前。初演後、拍手に応える彼の目に涙はあったのやろうか?アルト歌手のウンガーに教えられて客席の歓声を「見た」、全く耳の聞こえない彼。耳が聴こえなくなってしもとった彼の時代に鳴っていたものではなく、彼の心に、彼の意志に鳴っていた実存は?

1, 2, 3楽章と進行するにつれ、緊密な構成感から片時もぶれることなどなく、奏者全員一丸となって胸を突き上げてくる。グイグイと勢いを増し畳み掛けてくる第2楽章のリフレーズ。洗練され尽くした苦悩の表出、そして解放と歓喜の昇華。ホールの録音のよさも相俟って意志的造形自体がマスとなって迫ってくるけども、時折静けさをたたえた晩年のこの作曲家の素顔?と思わせる透明で静かなフレーズも、ときおり名手のソロに導かれて聴こえてくる。録音のよさや各パートのヴィルトゥオーゾ振りだけでなく、自己耽溺することのないショルティの指揮は、何度も聴き返したくなります。永遠の、至高の1枚

・「未来の第9
1回目の録音と2回目の録音とで、最も差の顕著なのが、この第9だろう。まるで別の指揮者とオーケストラが演奏しているかの様である。ショルティ1回目の第9(1972年)とバーンスタイン&ウィーン・フィルの第9(1979年)とを聴き比べてみてほしい。両者が似ていることに、特に第1楽章の終末の表現が酷似していることに、驚かれるであろう。ちなみに哲学者のウィトゲンシュタインは、この第1楽章に関して、自身のメモに「宇宙的」と書いている。さらに別のところには「時計の等時性と音楽における等時性。両者はけっしておなじ概念ではない」(『反哲学的断章』/青土社)とあって、面白い。

この2回目の録音を有機的と評価するか無機的と評価するかで、意見が分かれるところだろう。1回目の古い響き、前半部の何とも禍々しい感じを味わうのも悪くない。しかし聴く者は、2回目の演奏に対して自分で自分の中に、熱と感情とを目覚めさせねばならない。

そしてシラーの詩が、未来の詩として、声高々とうたわれる・・・

ベートーヴェン:交響曲第9番 (詳細)

シューベルト:交響曲第9番

・「ワーグナーを連想させる、クライマックスへじわじわ向かうグレート
出だしのホルンからして驚いたんですけども、遅めのテンポ設定ながら、ゆったり歌わせるよりも、重厚さへのクライマックスを意図しているように聴きました。ショルティのベートーヴェンにも共通して、遅めのテンポで、明晰に楽譜を表現している。十二分に個性的なグレートで、クライマックスに展開するに従い、いやが応にも、ワーグナーとの類似を感じました(わてはワーグナーのファンでもないのに)。

最近の古楽器奏法の影響を受けた録音等ともよいコントラストを成していて、古きよき巨匠的快演かと思います。もう25年も経つのですから。ショルティのワーグナーがお好きな方、どちらかというとロマンチィシズムよりも硬質で重厚な表現がお好きな方にお勧めです

シューベルト:交響曲第9番 (詳細)

ベルリオーズ:幻想交響曲

・「丁寧で心に残るコンサート
ショルティとシカゴ交響楽団の1993年ザルツブルグでのライブによる「幻想交響曲」。旧盤に比べ、解釈も録音も特異な部分はなく、おとなしめと言える。しかし、管楽器のソロの丁寧な感じや、ここぞという部分での迫力は旧盤を凌ぐところも。特に終楽章の「怒りの日」では、本来はファゴットが吹くオクターブ下のパートにもバス・テューバを配していて、なかなかの迫力だ。ライブにしてはアンサンブルの乱れもほとんどない。カップリングにリストの交響詩「前奏曲」が入っているが、幻想交響曲に続けて聴いても違和感がなく、よい選曲と思う。こちらの演奏も堂々としていて後に良いものが残る。

ベルリオーズ:幻想交響曲 (詳細)

メンデルスゾーン:交響曲3&4

・「爽やかです。
普段は強力な管に隠れがちな、シカゴ交響楽団の弦セクションの実力がよく表れた1枚です。ウィーン・フィルやフィラデルフィア管弦楽団のような「滴るような」音とは違った、むしろストレートで濁りの少ない音が彼らならではの美質だと思います。それゆえに楽曲や指揮者によっては物足りなく感じることもあるわけですが、やはり育ての親のショルティとの相性は最高で、一陣の風が吹き抜けるような爽やかさを満喫できます。ショルティは後にウィーン・フィルと「イタリア」を再録音していますが、そちらがオケに任せきったオーソックスな演奏であるのに対し、この盤の方はぐいぐいと手兵を引っ張っていく覇気が感じられ、快感の度合いは上だと思います。

・「一生つき合っていける最高の作品、演奏 | ベートーヴェンより先に聴くべし
~ショルティの「イタリア」は私にとって、初めての恋人のような曲です。大学生のとき、FMでカセットテープに撮ったものを繰り返し聴いていました。CDで、また(貧乏学生の当時よりは)いいオーディオで聴いてみると、1985年という録音年代ですが、立体感のある、大変きれいな録音に聴こえます。弦、金管、木管、共にシャープな音ですね。同じショルティのベートー~~ヴェン交響曲演奏も合わせて聴いてみますと、「イタリア」は、ベートーヴェンでは6番(田園)と比較できるかと思います。共に人間性溢れる主題が全編を支配していますが、最終楽章(田園では5楽章中4楽章)で、一瞬厳しい主題がある。このコントラストがショルティ盤では、メンデルスゾーンの方でもベートーヴェンの方でも、見事に描き出されている、と感じま~~す。

イタリア、の第三楽章のゆるやかな主題。学生のとき、嫌な先生(?)や変なクラスメート(?)と巡り合ってしまった時も、この演奏が私の心を包み込むように入って来て、不思議とたおやかな気持ちになり、楽しく暮らすことができました。この演奏は、一生つき合っていける、最初の恋人(それなら、生涯の伴侶かな?)のような作品です~

・「モーツァルトを思わせる楽しげな「イタリア」
全体としてテンポがやや速めで、よく整った演奏。「イタリア」はまるでモーツァルトのセレナードのように楽しく、聴いていて気持ちがいい。反対に「スコットランド」は曲自体と同じく哀愁を帯びて美しい。

メンデルスゾーン:交響曲3&4 (詳細)

ブルックナー:交響曲第4番

・「ズシリとくる重厚な表現
 ベームの指揮は何となく無骨でそっけなく感じられ、たとえばモーツァルトの交響曲では評価が高いわりにはどうも好きにはなれないのですが、ここに聞かれるブルックナーは非常に重厚な音作りをしています。まるで一つ一つの音を大切にしたような、ゆったりとした演奏で聞き手にぐいぐいと迫ってくるような感覚があり、ウィーンフィルの演奏(特に管楽器)も特筆すべきものがあります。ちなみに、このアルバムはLP発売時に‘74年度レコードアカデミー大賞を取っているのですが、その価値は十分あると思います。 とりわけ、第3、4楽章のスケールが大きく緊張感のある表現が印象的であり、力強い盛り上がりを見せるとともに、第2楽章では、詩情豊かにオケを鳴らし、ロマンチックでコクのある表現を見せます。これらにより、ブルックナー特有の渋さが表現されるとともに、その故郷オーストリアの自然や古い街・城などを連想させるような気がします。 実はカラヤン/BPO盤でのスピーディーな演奏と華やかな音色も好きで、第1楽章だけ聴いていれば、むしろこちらを推薦したいくらいなのですが、全曲を聴き通すと果たしてカラヤンの明るい音色が正しい解釈なのか、いささか疑問も出てくるわけで、長い目で見ればベームの渋い音色でズシリとくるこちらの演奏を選びたくなります。

・「銘器ウィーン・フィルで紡ぎ出す、この曲の正統的解釈によるスタンダード的名盤
ブルックナーの代表的交響曲といえば、今でこそ、第7番以降の3曲が定番となっているのだが、一頃は、ブルックナーの交響曲といえば、この第4番「ロマンティック」だった。

・「悠久の時の流れを感じさせる歴史的名演
 ブルックナー交響曲第4番は作曲者自身によって"Romantische"と名づけられ、親しみやすい旋律と明解な形式で親しまれている。それゆえ、幾多の名演奏が録音として残されているが、この曲の真髄を過不足なく伝え、深い感動を与えてくれるのはこのべームとウィーンフィルによる演奏だろう。冒頭のホルンの朗々たる響きから他の演奏とは全く異なる。自然にこの曲の世界に聴く側が入る事ができ、澄み切った青空の如く晴朗な響きを湛えている。ブルックナーがこの交響曲になぜ標題を与えたかははっきり分からないが、彼の故郷の自然を想いこの名を付けたのかも知れない。それならばこの曲から彼の自然観が読み取れるとも言えよう。時に鳥のさえずりや幽愁に包まれたドイツの森、狩の情景といった絵画的風景もこの曲を聴いていると度々感じられる。日本人も古来から自然と正面に向き合い、相克と調和を繰り返してきた。その日本人にはこの曲の情趣がなおさら深く心に染み入ってくるだろう。 べームの統率の下ウィーンフィルは何ら作為なく、自然にかつ厳格に音楽を紡いでいく。スケールの大きさ、響きの美しさといった純粋に音楽的美しさはもちろんの事だが、幽玄で神秘の世界に我々を誘い、悠久の時の流れの無常さえ聴き手に迫ってくる。とりわけ第二楽章の深き幽玄の世界はとても素晴らしい。そして、第四楽章はこの曲が単なる「ロマンティック」な曲ではない事が分かる楽章だが、べームはそれをはっきりと示してくれている。全体のどこを取っても無駄な音がない。また、奇抜な所もない。これにはただただ驚嘆するのみである。聴き終えた後の充実感は比類なく、しばらく何も言えなくなるほど感銘を受ける演奏である。自然と人間の悠久の時の流れさえ感じさせる歴史的名演と言えるだろう。

・「まさにロマンティック
ウィーンフィルのしなやかな弦と、決してヒステリックにはならない管楽器、ロマンティックの決定盤です。

・「強固な意志に貫かれた名演
 ベームの4番は、その求心力ある演奏によって、この曲のスタンダード盤とでもいって良いものです。テンポのコントロールが一定でどっしりとした安定感がある演奏です。 ベームはその著『回想のロンド』になかで、「ブルックナーのように孤独で独特な存在に対して、オーケストラ全体が目標を決めていることこそ決定的なことなのだ。もしも壇上のわれわれみなが納得してさえいれば、われわれは聴衆をも納得させずにはおかない」旨を語り、特にウイーン・フィルとの関係では、この点を強調しています。 ブルックナーにおいて3番、7番、8番とも、ウイーン・フィルとのコンビではこうした強固な意志を感じさせます。同国オーストリア人の気概をもっての魂魄の名演と言えるでしょう。 

ブルックナー:交響曲第4番 (詳細)

ブルックナー:交響曲第8番

・「一枚ものの中では最高のレコードっ!
 録音・演奏共に揃った素晴らしい演奏。やれ深みに欠けるだの表面的だのと言われるSoltiだが、そんな事は全くない。聴こうとしなければ、出ている音は、どんな音も雑音に聞こえるものだ。全体にリズムのsoltiらしいが、この第8交響曲のディスクは「一枚のディスクに収まっているものの中では最高の演奏」である。

・「荒削り
ショルティ的というよりも、荒削りな感が非常に強い。CSOも’70年代絶頂期の個性は後退し尽くし、やはり徹底して些事に拘らぬ指揮に応えはするが常に何かが不足、解釈も洞察もない適当な演奏にしか聞こえなくなる。4楽章終結部分など、どうか。

ヴァントやブロムシュテットによる‘ドイツ’‘正統’に辟易し、フルヴェン(’49年)が好きな感覚には‘マーラーのような’刺激に溢れるブルは歓迎だが、説得力に無理があり、等身大の間口の広さが生きず、同じノヴァーク版のシャイーやスクロヴァが質に於いて遥かに上をいく。

ブルックナー:交響曲第8番 (詳細)

ブラームス:交響曲第1番

・「名盤です!
シャイーのブラームスってあんまり話題にならない気がしますがこのCDはすばらしいです。非常に丁寧ながら自然な演奏でよどみがありません。演奏自体もコンセルトヘボウ管らしい渋い響きがよいのですが、さらに録音がすばらしい!残響が多めですべての楽器がきれいにバランスよくとれています。また木管楽器も金管につぶされること無くよく聞こえます。

・「感動作品!
 初めてブラ1を聞いたのがこの演奏だった。初めは全然好きになれなくて、ただただ流して聞いているだけという感じだった。でも当時所属していたオーケストラで演奏する事になり、いっぱい聞いたのを覚えている。

 演奏の方はというと、とにかく弦楽器の美しさが特徴だ。ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団)は名指揮者エドゥアルド・ヴァン・ベイヌムが鍛え上げ、後に就任したベルナルト・ハイティンクが世界トップレベルのオーケストラに鍛え上げた。共に二人の指揮による同楽団のブラームスは評価が高い。今回のリッカルド・シャイーの指揮によるブラ1もその伝統を崩さず、落ち着いたテンポできれいにまとまったブラームスとなった。2楽章のオーボエもヴァイオリンもとてもきれいで、4楽章のホルンにも泣かされる。そんな点からみても評価は殿堂入りとなった。この曲を始めて聞く方にも最適な演奏だと思う。

ブラームス:交響曲第1番 (詳細)

サン=サーンス:交響曲第3番

・「デュトワらしい美しい演奏
さすがデュトワ。常に一定以上の演奏をして期待を裏切らない指揮者です。特にフランスやロシア物は得意で、サン=サーンスのオルガン交響曲も整ったとても美しい演奏でお勧めです。死の舞踏も、動物の謝肉祭も同じくとても美しい音楽に仕上がっています。木琴がこれほど大活躍する曲は意外にクラシックにも少ないのでとても楽しめると思いますよ。

・「文句なしのこの曲のベスト
サンサーンスの交響曲第3番「オルガンつき」、オケの力量ばかりでなくオルガン奏者の質も求められるこの作品。デュトワ&モントリオール響が毎月のように新譜を出していたころの録音。瑞々しさありパワーもあり、ハーフォードのオルガンは別録音のミキシングとはいえぴったりです。文句なしのベスト盤

・「ハイレベルなサンサーンス3
 サンサーンス3が好きで、7〜8人の指揮者の音を聞き比べていますが、このCDは音質も良いですし、非常に美しく迫力のあるアンサンブルは、私の聴いたサンサーンス3の中では最高だと思います。弦楽器と管楽器のバランスも絶妙で、微細に亘り正確なアンサンブルを奏でています。

サン=サーンス:交響曲第3番 (詳細)

チャイコフスキー:交響曲第5番

・「すばらしい!!
すいません、朝比奈、小澤、チェビリダッケ、ストコフスキーより私には数段上の完成された演奏に思えました。ただムラビンスキーの演奏はまだ視聴しておりません。私には、ロシア過ぎる演奏は好ましくなく、この曲は過剰にダイナミックに演奏すると、ほのかな叙情が崩れ去り、ゆっくり過ぎる演奏も駄目!

すなわち 適度な抑制を要すれば、良いようです?1番交響曲のようであり、かつダイナミックさもある程度要求される曲で大変、中庸の演奏が難しいと思いました。デュトワの演奏に相当の感動が得られました。

・「模範的名演奏
 モントリオール交響楽団は「フランス的なオーケストラ」と言われますが、ロシア音楽にも抜群の相性を示します。デュトワは持ち前のセンスとバランス感覚でこのオーケストラを統制し、力強さを保ちつつ、クリアーな響きをつくりあげています。ソロの巧さも抜群で、特に第2楽章の有名なホルン・ソロは数多くの同曲の演奏を聴いてきましたが、ベストといえる素晴らしいものです。 デュトワはこの録音で、何も特別なことはせず、曲をありのままに聴き手に示してくれています。プラス・アルファの解釈を期待する人にはつまらない演奏かもしれませんが、チャイ5の曲それ自体を十分に堪能できる演奏です。録音もすこぶる良好で、リファレンス盤としては最高の演奏といえるでしょう。

・「都会的響きに彩られた華麗なチャイコフスキー
デュトワのチャイコフスキー、なかなかいい。都会的。センスがいい。燕尾服というより、オートクチュールのスーツかなにかで振っているような感じだ。ただしそれはデュトワの指揮者としての身のこなし、立ち居振舞いのことだけを言っているのではない。演奏は、例えば小林研一郎さんのチャイ5のようないかにも私達日本人が好みそうな熱情的な表現では全くない。フレーズの歌い方としてはサラッと流していく部分が多く、フランスものや近代曲が得意なデュトワならではの洗練を極めた表現だ。その意味では、メロディー中心で構成されていて感傷的に表現しようと思えばいくらでもできるチャイコフスキーの曲、決してデュトワに向いているとは言えない。時にはもう少し突っ込んでほしい、歌い込んでほしい、と思うことも確かにある(N響を振っている時、特に)。でも、この演奏は聴いていて物足りなく感じることはなかった。それはやはり彼が育て上げたモントリオール響の音そのものの良さのおかげだろう。弦も木管も金管も実によく鳴る。響く(ただ激しく荒々しいだけ、音量の大きいだけの演奏ならロシア系のオケなど他にもたくさんある。モントリオール響の音は響き方が豊かで美しい)。特に金管群、中でもホルントップの抜群の上手さには舌を巻く。ソロだけじゃない、ホントに上手い奏者は短い音も、強音のトゥッティでもちゃんと響いてくるのだ。第2楽章のソロは古今東西のチャイ5の中で間違いなくNo.1だ。…この都会的な響きに彩られた華麗なチャイコフスキーを皆さんにも心行くまで堪能してほしい。

・「豊かな叙情性が堪能できる
音の魔術師デュトワと、彼が25年間も芸術監督をつとめたモントリオール交響楽団によるチャイコフスキー。

決してパワフルなわけでも技巧的であるわけでもないのだが豊かな叙情性が堪能できる一枚だ。

チャイコフスキー:交響曲第5番 (詳細)

チャイコフスキー:交響曲第6番

・「デュトワの面目躍如たる感動的な1枚
バーンスタインのDG盤のように,打ちひしがれるさまを,まざまざを描いた演奏とは対照的な,清純かつ透明な響きで魅了するすばらしいディスクだ.とはいっても,決して軽い演奏ではない.ここには,デュトワの洗練された棒の下,外面からはわからない心の悲しみが,決して大げさにならずに精巧に表現されており,聴く者を感動に導く.

録音が優秀なことも特筆に価する.第2楽章中間部や第4楽章の弦楽合奏は想像を絶する美しさであり,第1,第3楽章の金管の分離,打楽器のバランスも節度良く,名演奏をバックアップしている.

・「素晴らしい演奏と録音
この演奏は繊細かつダイナミックな素晴らしいものであると思います。特に最終楽章の最後の部分などは消え入るように終わっていくのに凄みのようなものを感じることができ、私はいつもこの部分で鳥肌が立ちます。また、録音が素晴らしいです。ダイナミックレンジがとても広く大型装置ではよりその凄さがわかると思います。

・「美しく華麗なチャイコフスキー
幻想序曲「ロメオとジュリエット」の美しく華麗な演奏スタイルを聴いてもらえれば、指揮のシャルル・デュトワとモントリオール交響楽団の描きたいチャイコフスキーの音楽が理解できます。スコアに書いてある音符をできる限り美しい音で再現し、誇張することもなく、破綻することもなく、気をてらうこともなく、明確な音楽像を結んでいます。人によっては物足りなく感じるでしょうし、ロシアの風土の厳しさとは合い入れないという人もいるでしょうが、個人的には満足している演奏です。

「悲愴」は多くの方が様々な面から語っていますが、人生の哀しみと希望を音楽の中に主題として持ちこんだ交響曲です。暗い情感を持った第1楽章と第4楽章はよく聴かれますし、この交響曲の真髄でもあります。一方、第2楽章での5拍子という変拍子は,2拍子+3拍子が合わさったもので,少し不安定な感じすること拍子の設定によって人生の危うさや振幅の揺れを感じさせるものだと理解しています。第3楽章は、スケルツォと行進曲の反復なのですが、この勇ましさの後に、第4楽章が控えているわけでその落差は激しさがまた魅力となって伝わってきます。

「悲しみ」は人類共通の感情です。フォン・メック夫人への思慕、アントニーナ・イヴァノヴナ・ミリュコーヴァとの不幸な結婚と破綻など、実に人間くさい生き様をした大作曲家の畢竟の交響曲ですから、スコアに書かれている音楽からそのような感情を描き出せるのかで、好みは別れそうです。チェイコフスキーが「悲愴」の初演指揮の数日後に急死したことと合わせていつもこの曲に込められた思いを聴き取るようにしています。

チャイコフスキー:交響曲第6番 (詳細)

マーラー:交響曲第1番「巨人」

・「作品の原像に迫るシャイーの明察
当代随一の知性派リッカルド・シャイーの「巨人」。

バーンスタインをはじめとする指揮者の、時に”シオニスム的”恣意を感じさせる演奏とも、所謂”精神分析”風の末端肥大的デフォルメを施したような演奏とも異なる、醒めた意識に貫かれた優れて知的な演奏です。

マーラーのイメージとして定着しつつある強烈な多面性や、歪んだパロディなどをことさら強調しないので、過度の刺激には乏しいと感じられるかもしれませんが、作品本位に考えると、このような誠実な演奏もまた一つの理想なのではないでしょうか?

ウェーバーやシューベルト、シューマンの芸術と通底するドイツ・ロマン主義の原風景を、遅ればせながら、かつてない規模で大形式に結晶させた若きマーラーの志に、最も素直に反応できる、透明度の高い爽やかな秀演です。

マーラーの精神的後継者、アルバン・ベルクの作品1のオーケストラ編曲版は、パーカッションのステレオタイプな扱いなど、やや効果に欠けるところはあるものの、一聴の価値ある演奏。

何よりこの意欲的なプログラミングに拍手!

マーラー:交響曲第1番「巨人」 (詳細)

マーラー:交響曲第4番

・「何と官能的な第3楽章
2000年にシャイーとコンセルトヘボウが来日した時に、サントリーホールでこの4番を聴きました。当日、ひどい風邪を引いていて、薬と栄養剤を呑んでから席についたのですが、コンサートが終わった時には、すっかり治っていました。アルバート・アイラーではありませんが、すぐれた演奏には治癒力があるのだと実感させられます。このCDでも、第1楽章から第4楽章まで、隅々まで整ったアンサンブルを聴くことができます。大人数の縄飛びにたとえると、何人か足をひっかけているような演奏が(とくに国内オケを聴くと)多いのですが、コンセルトヘボウは見事に飛んでくれます。また、第3楽章は、冗長な演奏になりがちですが、ここではシェーンベルクの『浄夜』にもつながる、後期ロマン派のむせかえるような官能性に満ちた演奏が聴かれます。

マーラー:交響曲第4番 (詳細)

マーラー:交響曲「大地の歌」

・「静謐で美しく、童心に帰りそうなマーラー
サー・ゲオルグ・ショルティがアムステルダムのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を指揮して演奏したマーラーの交響曲「大地の歌」のディスク。1992年12月のライブレコーディングとある。ライブではあるが、拍手や客席の音は特になく、演奏上の傷もない。4日と10日の日付がクレジットされているので、楽章毎にチョイスされたのかもしれない。声楽はテナーがトーマス・モーザー、アルトがマリヤナ・リポフシェク。……まず、かつてのシカゴ交響楽団を指揮してマーラーの全集を録音した頃のショルティの音楽とは一味違うことを最初に記しておく。ライブということで編成も小編成なのかもしれないし、あるいはオーケストラの特色もあるのかもしれないが、繊細で非常に丁寧である。但し、マーラーの指示を細かく解釈するといった類の丁寧さではない。歌唱もCSO盤に比較すると、内向的というか、しみじみと歌っているし、それに対する伴奏的な立場を堅持しているのかもしれない。パワフルではないが、特に老成した雰囲気でもない。第一楽章、第五楽章などやや健康的にすぎるかもしれない。それでも終楽章ではテンポをゆっくり取り、非常に儚げなタッチで不思議にフワフワと演奏していく。独特なメルヘンチックな音楽である。ショルティが一番最初にレコーディングしたという、1961年の交響曲第4番の第三楽章終結部もこんな音だったなあと思い返した次第である。

マーラー:交響曲「大地の歌」 (詳細)

R.シュトラウス:アルプス交響曲

・「純正調パイプオルガンの響き!
この録音に、純ドイツ的であるとか、伝統的な響きを求めるのならば、まず肩透かしを食らう。ハッキリ言ってそう言う向きの方には、この演奏の良さは理解して貰えないかもしれない。しかし、真のクラシック・ファンにはこの脅威の演奏をきっと理解していただけると思う。まず、何処までも均整の取れた和音の響き。これが何と言っても美しい。後半では倍音さえ増徴されてなんともいえない。その上メロディラインがこの上なく綺麗なのだ。ブロムシュテット独特のディナーミクがまた素晴らしい。同オケによるブルックナー交響曲第6番とともに、この曲の代表にしたい。

・「ゾクゾクするすごい「アルプス交響曲」
全てにわたって緊張感がみなぎっている演奏。そしてサンフランシスコ響の馬力もすごい。だけど、決して演出過剰にはならず純音楽になっているところがブロムシュテットの音楽なんだよねえ。

R.シュトラウス:アルプス交響曲 (詳細)

シベリウス:交響曲第2番

・「壮大なシベリウスの世界を描いた
 シベリウスの交響曲のうちで、もっとも有名な交響曲のCDです。

 曲は、フィンランドの牧歌的な雰囲æ°-ã‚'描くような第一楽章、悪é­"的な不æ°-å'³ã•ã‚'秘めた第二楽章、æ"»æ'ƒçš„なスケルツォの第三楽章、そã-て第三楽章に続いて、帝æ"¿ãƒ­ã‚·ã‚¢ã®åœ§æ"¿ã‹ã‚‰é-‹æ"¾ã•れていく過程ã‚'オスティナートで盛り上ã'ていく第四楽章で成り立っています。

 私が特にè'いててわくわくã-たのは、第四楽章の再現部第二主題で、ニ短調のオスティナートでどã‚"どã‚"楽器ã‚'加えて盛り上ã'て行き、最後にニ長調のコーダで爆発する過程です。ã"の部分の音楽ã‚'è'いた人は誰でもヤルæ°-が起ã"ってくる部分ではないでã-ょうか?

 ä»-にも交響詩「フィンランディア」など、シベリウスの代表作ã‚'、繊ç'°ãªéŸ³ä½œã‚Šã§è¡¨ã-ている点でも、ã"のCDã!¯ãŠå‹§ã‚ã§ã™ã€‚

・「稀有な相性
アシュケナージ・BSOによる、貴重なライヴ。指揮者アシュケナージの、シベリウスとの(ラフマニノフ等と並ぶ)相性のよさを示す‘音楽’の精華であり、サラステ等の正統・洗練、よくある純音楽的‘ただの交響曲’としての「シベ2」演奏とは一線を画する、漲る熱が、この楽曲が等身大の人間のドラマであることを立証する。

アシュケナージの‘歌’の真価は伝統的オケの‘潜在能力’を引き出すかのようであり、BSOは解き放たれた剥き出しの純粋さでこれに応える。見事に発揮された相乗効果が、この珍しいコンビによる当演奏の特殊な価値の所以であろう。四楽章最終部分、照らし出される‘発見’が、当演奏そのものにも重なるのだ。

シベリウス:交響曲第2番 (詳細)
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