エレファントカシマシ SINGLES 1988-2001 (詳細)
エレファントカシマシ(アーティスト), 宮本浩次(その他), 土方隆行(その他), 佐久間正英(その他), 岡野ハジメ(その他)
「激烈なる変化」「「一体何なんだこのバンドは!」と叫びたくなる1枚。」「エレカシの魅力」「神の旋律を持つ曲たち」「びっくりしました!!」
ココロに花を (詳細)
エレファントカシマシ(アーティスト)
「エレカシ、大地に立つ。」「そう、愛する人に捧げりゃいいんです。」「」「清清しく、力強い曲」
明日に向かって走れ ― 月夜の歌 (詳細)
エレファントカシマシ(アーティスト)
「永久に咲き続ける花」「月、冬、夏、愛する人よ」「男のかっこよさ」「エレカシ転機のアルバム」「「死」か・・・。」
ライフ (詳細)
エレファントカシマシ(アーティスト), 宮本浩次(その他), 小林武史(その他)
「今回はシンガーソングライター的・・・だけどやっぱり傑作」「ライフ」「こころにひびく。」「これは押さえておいた方がいいです」「エレカシ初心者にオススメ」
東京の空 (詳細)
エレファントカシマシ(アーティスト), 宮本浩次(その他), 村山達哉(その他)
「このアルバムをどんなに愛しているか。」「日本ロック史に残る名作」「個人的エレカシ最高傑作」「エレカシ集大成」「あなたはどうですか?」
DEAD OR ALIVE(CCCD) (詳細)
エレファントカシマシ(アーティスト)
「死ぬ前に聴け」「転機の作品」「まだまだこんなもんじゃない!」「何でまだCCCDで売ってるのかが分からないよ・・・」
俺の道 (CCCD) (詳細)
エレファントカシマシ(アーティスト)
「+星95=星100ヶ」「突破者の凱歌。」「男、宮本浩次37歳が放つ大傑作」「もしかして、ここは女人禁制ですか?」「力強く美しい」
エレファント カシマシ (詳細)
エレファントカシマシ(アーティスト)
「日本ロック史上五指に入る超名盤」「コレを引っ提げて世に出た!」「エレファントカシマシ、登場!」「男なら正義を気取れ」「傑作・・・ロックの本質」
エレファント カシマシ II (詳細)
エレファントカシマシ(アーティスト)
「最高傑作です」「これでエレカシにはまりました。」「無自覚の名盤」「富士に太陽ちゃんとある」「エレカシ魂ここにあり!!!」
「再評価されるべきアルバム」「とんでもない唱歌」「「ロック」なんていうのでは括れない。」「久しぶりに聴いて、やっぱりいいと思いました。」「タバコのみとどびん」
「聞く人を極端に選ぶアルバム」「宮本の鬼才がここにあります」「最高か最低か、問題作」「ずんどこ人生賛歌」「愚劣で無能でそれでも生きている」
エレファント カシマシ 5 (詳細)
エレファントカシマシ(アーティスト), 細海魚(アーティスト)
「最もエレカシらしい一枚」「名盤」「言語とメロディの融合」「ギター、あいかわらず上手い!」「この頃の宮本さんはげっそり痩せていました。」
扉 (詳細)
エレファントカシマシ(アーティスト), 宮本浩次(その他)
「いままでのアルバムは「扉」のためにあった!」「同世代の奴らに聴いて欲しい。」「いかしたおっさんのロック・アルバム。」「気迫が凄まじい」「負けてなんかないぜ。」
奴隷天国 (詳細)
エレファントカシマシ(アーティスト), 宮本浩次(その他)
「おーい!!」「「生活」の後に来ても良いアルバム。」「隠れた名曲の数々」「変身の途中」「とうとう聴きました」
町を見下ろす丘 (詳細)
エレファントカシマシ(アーティスト)
「暖簾に腕押し」「これがロックだ!!!」「さらばエピック幻想」「はじめて日本に大人のロック誕生」「このバンドしか選択肢がないのは悲しいが。」
風 (詳細)
エレファントカシマシ(アーティスト), 久保田光太郎(アーティスト), Pymiersher Light(アーティスト), 宮本浩次(アーティスト)
「現時点においての「最高傑作」。」「泣いた!」「新譜でなくとも聞く価値あり」「ハイペースでのリリース!」「激しく名盤の予感」
「異彩!」
「或る一つの魂の想像の過程」「生きざま」「好きな人には問答無用」「本気とは、こういう姿勢ですよ。」「伊達や酔狂じゃねぇ」
STARTING OVER(初回盤)(DVD付) (詳細)
エレファントカシマシ(アーティスト)
「『STARTING OVER』」「あのころのエレカシは輝いていた,そしてこれからも。」「彼曰く『それが歌としてちゃんとみんなに届くといいなって』」「孤高の到達点」「涙のテロリストは手に負えないのさ・・・」
● music
● 私の好きな音楽
● エレカシアルバム
● "もうロックはいらない。欲しいのはこれだけ。"…でもやっぱりロックも欲しい!!
● 行川の音楽遍歴
● 音楽界隈6.08
● 切ないモノたち
● 心を震わす邦楽
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J-POP>フォーク・ニューミュージック>ニューミュージック
ミュージック>アーティスト・パフォーマー別>ワールド>その他
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・「激烈なる変化」
ソニー時代、ポニーキャニオン時代、toshiba emi時代すべてのシングルを網羅したこのベストは、エレカシがいかに激烈な変化を繰り返し進化し続けたかを知るにはもってこいだろう。さらに廃盤となったふわふわなどこのCDでしか聞けない曲もあったりと、ファンにはたまらない内容になっている。このアルバムを聴いて、エレカシのエキセントリックな魅力あふれる楽曲に触れて欲しい。
・「「一体何なんだこのバンドは!」と叫びたくなる1枚。」
ファーストアルバム「エレファントカシマシ」から「グッド・モーニング」までのシングル曲を時系列的に並べたアルバム。エレカシ入門、というには激しい1枚かもしれません。特にディスク1は、売れてから彼らを知った人には「なんじゃこりゃ?」という曲ばかりかもしれない。ディスク2はヒット曲満載です。その時々で宮本さんが気合いを入れて作った曲の数々。曲が多彩すぎます。凄いです。宮本さんの才能に改めて脱帽したくなります。
・「エレカシの魅力」
ベスト版というのは普通、そのアーティストのたどってきた変遷を辿るのにもってこいのものである。その観点からこのCDを聞いてみると、月並みな言い方だが、エレファントカシマシというバンドは、実に幅広い、多種多様な楽曲をリリースしてきたといえる。そういったなかで、常に独特の、そして新たな空気を放ち続けてきた彼らのシングル集であるこのアルバム、ファンの人も今まで聴いたことのなかった人も、いろんな聴き方ができるはず。ぜひ。
・「神の旋律を持つ曲たち」
神の旋律をもつ曲のオンパレード。 風に吹かれて、悲しみの果て、今宵の月のように、孤独な旅人、孤独な太陽。 衝撃を受けたよ。だって聴いた瞬間こうしちゃいられないと思って、なんだかいてもたってもいられなくなって、特に理由も無く、こいつらの曲をききながらひたすらバイクで遠くまでいったね。 もう何回リピートして聴いたかわかんねえ。歌として成立しすぎてるよね、メロディとか歌詞とさ。 見慣れてるこの部屋も〜のらへんでいつもなんともいえないような気持ちになる。なんだか広大な、グランドキャニオンのような、あんな山の頂上の上に一人立って、太陽をながめているような、まるでイカロスが太陽を目指して自分も飛び立つような、そんな気持ちになる。 悲しみの果てとかもすげぇや。声が澄んでて、悲しみの果てに何があるかなんて俺は知らないなんて歌ってて、この人の背景にある辛かった経験みたいなのが、良い具合にかもし出ていて、聞きほれてしまう。 ライブで泣きながら歌ってるのを見てさ、ああ、この人はなんとも言えない孤独を背負ってたんだろうなと思ったよ。
・「びっくりしました!!」
私はこのアルバムを聴いて「今宵の月のように」とは全然違うエレカシの新しい一面がみれて、またエレカシと出会えたことに感謝しました。(大げさだけど)たぶん、私はこのアルバムを聴いて、「ロック!!」なエレカシを知らなかったらエレカシにそんなにはまっていないでしょう!
・「エレカシ、大地に立つ。」
「悲しみの果て」は、先行シングルで出たあとグリコのCMに使われて、再びシングルになりました。ちなみにキリンの缶コーヒー「JIVE」のCMに使われたのは、「かけだす男」ではなく、次のアルバムの「戦う男」です。野茂がアメリカで活躍し始めた時代です。
・「そう、愛する人に捧げりゃいいんです。」
「四月の風」っていう曲の”このまま全てがかなうようなような、そんな気がしてた”ってところが聴けるだけでもこのアルバムの存在意義はある。俺には。
・「」
ココロに花を、口にするのは簡単だけど、実際に花を持つのは難しいことです。それでも、このアルバムを聴くたびにがんばろうと思わされます。アルバムのできはそれほど素晴らしいわけでもなく、ジャケットも地味だけど。かつて、日本一パンクだった男が力強く歌ってくれます。明日もがんばろう。
・「清清しく、力強い曲」
プロデューサーに佐久間氏を迎え、過剰すぎる宮本の情熱や鬼才を程よく抑えながらうまくメロディーにのせ、マス・リスナーの最も好む「恋・愛」というトピックを取り上げ、それでも他の凡百のポップ&ロックとは一線を画し、骨のある仕上がりの良い作品です。
このアルバムを聴いて、エレカシを離れる古いファンが多かったと思います。時には自身の作った曲調を無視するほどに過剰な宮本の感情表現こそエレカシの真髄と見ていたファンたちは、毒を抜かれた曲と受け止めざるを得なかったのです。しかし私自身はこのアルバムを聴いたとき、エレカシがラブソングを歌うとまあこんな感じだろうな、と割と好意的に受け止めることが出来ました。
確かに「東京の空」までのアルバムと比べると「愛」について高らかに詠う曲の数々は異質ですが、この後に続くアルバムに比べると、幅広いリスナーにアピールするような媚びたところもあまり無く、清々しい力強い曲が並んでいると思います。
代表作である「悲しみの果て」や、タイトル曲「ココロに花を」、そして「かけだす男」などは愛情表現、心理表現を男らしく歌い上げ、新しいファンを獲得することに成功しました。個人的には「愛の日々」は好きです。 傷つけあう愛を悲壮感だけでなく、少しの希望を持って謳いあげている心理描写が好きです。
このようなポピュラーソングと、従来のような感情を掻き毟るような曲を上手く組み合わせてゆけば、商業的な生き残りとエレカシ音楽の追求のどちらもかなったのではないかと思ったりもします。そうすれば、その後の宮本の見るに耐えない状況は避けられたようにも思います。まあ恐らく新路線と従来路線の両立は不可能だったのでしょう。いずれにせよ、「ココロに花を」が私の中では最後のエレカシのアルバムです。
・「永久に咲き続ける花」
他人からの何気ない優しさへの思い、自分の迷いなどが詩にストレートな表れ、それにちょっと切ない、それでいて熱いメロディーがよくマッチしている。新しさは無いけど、それゆえに心にガツンと来るアルバムです。
・「月、冬、夏、愛する人よ」
いわゆる世間で言う「全曲シングルカットOK」のアルバム。言う事なしの名盤。
・「男のかっこよさ」
日本の日常的な風景が、宮本さんの詩とメロディーでサ~っと頭に浮かび、ジーンときてしまいます。これぞ日本のロック!、日本に生まれてよかった~と思いました。どこか懐メロの雰囲気が青春ぽい☆それに、すごく男らしい!!働く男、夢がある男、頑張ってる男の応援歌☆☆
いつの日か輝くだろう今宵の月のように・・・
・「エレカシ転機のアルバム」
初期のエレカシを知る人にとっては、売れ線に走ったアルバムと思われるかもしれません。しかし、レコード会社との契約を切られたこともあったエレカシにとってはこのアルバムが転機になりました。やはりポップミュージックは多くの人に聞かれてこそ価値があると思ったので、こういうアルバムをつくったのでしょう。もちろん各楽曲のクオリティは高くて名盤です。
・「「死」か・・・。」
「死を目下に控えてしまった男達のロック」
あなた達は明日死ぬんですか?と問いかけたい。 以後の路線よりもまず、このアルバムに。 冬の散歩道をとぼとぼ歩く様な、 皺の生えた疲労感と、 それを乗り越える為の強さに満ち溢れている。
「平成の日本」と言うこの世界で、 どんな音を鳴らせば日本人として、 そして血の通う人間として明日死んでも惜しくないか。
そんな、言葉の一つ一つ、 音の一つ一つの投球力の力強さを感じる、 派手とは対極な意味での和風ポップ・ロックの金字塔。
漠然と日本のロックを聴きたいなら、 まずこれを買って泣くが良い。
●ライフ
・「今回はシンガーソングライター的・・・だけどやっぱり傑作」
ニックケイヴやGラブの香りまで漂う曲もあり。ささくれた歌声に豊潤なアレンジ・・・これはシンガーソングライター的なアルバムですね・・・。こういった所謂“ロック臭”の少ないアルバムの時は“宮本浩次”名義で出した方が良いのかもしれません・・・。
バンド名義で出すと、必ず毎回「昔のエレカシは・・・」
云々と始める人間が沢山出てきますから・・・。
私はエレカシのファーストに出会った頃、既に彼等より遥かに詩情に溢れ、攻撃的で革新的なバンドやアーティストにいくつも出会っていたので、言葉と攻撃性に関して、彼等の初期作にさほどの衝撃は受けていません。
初期作の頃から、破綻しきれずに、どうしても
ギリギリポップさを保ってしまう所にこそこのバンドに普遍的な魅力を感じてきました。1stも2ndも3rdも4thも自分にとっては全然ポップな作品です。本当に聞き手を無視した、表現欲100%があんなに聴きやすい物であるはずがありません。
ですから、ポニーキャニオン以降の、精神不安定期も分裂期も通り越した後の、開き直ったような
整合感ある透き通った曲々は、実は宮本の本質部分では無いかとさえ思います。其所に私はどんな日本語曲にも無い唯一無二の個性と深みを感じます。本当に天才だと思います。
初期は宮本の本質と、怒り、その他の感情の折り合いが丁度、ああいったバランスで放出されてしまっただけの話で、それを毎回同じように求めるのは一体どうなんでしょうね。
彼等の今までの全作品、駄作は一つも無いと思っています。ポニーキャニオン以降を“ゴミのようなバンド”なんていう人間が居るなんて信じられません。
・「ライフ」
日常を輝かせてくれる最高の作品です!!私は、このアルバムを一生大切に聴き続けます!
・「こころにひびく。」
いろいろ巡り巡って、またここに戻ってきたという感じです。今まで通ってきたものをうまく取り入れながら、エレカシが熟成しました。 一曲目の「部屋」から心に響いて、それでいてドキドキしました。でも私の一番のおすすめはシングルでも出ている「あなたの優しさを…」。じーんと体に染みてくるようです。ホーンのアレンジもなかなか。
古くからのエレカシファンはもちろん、「そういえばエレカシって『今宵の月のように』以来何してるの?」と思っている人まで、ぜひ聞くべきです。
・「これは押さえておいた方がいいです」
最初、ちょっと物足りない、居心地が悪いような印象でした。Good Morningは良かったな、などと思いながら。でもメロディーをたどれば気持ちのいい宮本さんの物。そして、DVDライフツアー2002を見て、つきものが落ちました。ライブ演奏で見事に消化されたライフの楽曲達。特にその後のライブでも評判になっている「あなたの優しさを〜」はぜひCDと聞き比べてほしい。(私の様にライブに行けない人はDVDで)その後のエレカシに繋がる大切な1枚です。聞き易い(激しすぎない)と言う点でも繰り返し聞いてみて下さい。
・「エレカシ初心者にオススメ」
さすが小林武史と言うべきか…(苦笑)宮本浩次の独特の世界をチョットだけ殺し、エレカシ初心者にもわかりやすく聞きやすく、まとめていると思います。
たまには、こんな作品もいいのかもしれません。今までエレカシを好きじゃなかった人も、このアルバムから入り、少しずつ、他のエレカシらしい作品も聞いてほしい。
そして、エレカシの素晴らしさに気が付いてもらえたら嬉しいです。
●東京の空
・「このアルバムをどんなに愛しているか。」
何があっても手放したくない名盤です。特に「東京の空」は素晴らしく、壮大なトランペットの音色と美しく強く真直ぐな宮本氏の歌声が、絡まりながらよどんだ空に広がりながら吸い込まれて行くようです。
・「日本ロック史に残る名作」
'94年作、エピックソニー時代最後の作品です。あまり売れなかったようで、これを最後にソニーとの契約も切れてしまいました。次作「ココロに花を」で大ブレイク、大復活を遂げるのですが、ソニー時代とは別バンドと考えた方がよいでしょう。私はどちらの作品も大好きですが、どちらかと聞かれれば、こちらですね。タテのりパンクナンバーはそれほど多くはなく、2、5、7のような哀愁漂うフォーク調なメロディや4のようなRCサクセション風の曲、タイトル曲の前衛的とも言える曲、そしてラストのプログレッシヴでサイケデリックな凝ったナンバーなどエレカシの全てが詰まったようなアルバムです。特にラストはエレカシのルーツである、ツェッペリン、ビートルズ、'70年代ブリティッシュロック、日本のフォークが見事に融合されており、日本のロック史に残る名曲だと思います。そしてどの曲も詞において、当時の宮本の多面性が窺えて興味深いです。激しい自己嫌悪を持つ、やり場のない怒りを持つ宮本、ヤケクソ破滅型人間としての宮本、一方でロマンチストとしての宮本、友情賛歌、人生賛歌もありの人間としての、男としての彼が100%表現されています。評価されようがされまいが、日本のロック史に残る作品だと確信します。
・「個人的エレカシ最高傑作」
1stアルバムで聴く人全ての度肝を抜いたであろうエレカシ。ルックス冴えない、愛想無い、一般受けしないと負の要素ばかりだったにも関わらず、「卓越した楽曲の素晴らしさ」と「ほとばしるような情念」との融合で瞬く間に熱狂的な信者を獲得していった。しかし、2nd・3rdと進むにつれ楽曲よりも情念の濃さばかりが目立つようになり、4thの『生活』に至っては最早完全にライトなリスナーを置いてけぼり。勿論素晴らしい曲も多いのだが、明らかに気持ちばかりが先行して詩と曲が噛み合っていない感がありあり。伝えたいことが上手く表現できず宮本はイライラ、売り上げ芳しくなく事務所もイライラ。正にBLUE DAYS、泥沼状態であった。大傑作アルバム『東京の空』はそんな中で生まれた。このアルバムもそれほどのセールスは上げられなかったようで結局エレカシは事務所を首になってしまうのだが、それでもこのアルバムが日本ロック史上に燦然と輝く名作であることは疑う余地が無い。天才・宮本の魂と極上のメロディが初めて完璧に近くシンクロしたのだから、素晴らしくならない筈が無い。第一、唄っている宮本自身が本当に楽しそうである。「そうだよ、俺はこういうのがやりたかったんだ!」―そんな宮本の声が聞こえてきそうな気さえする。エレカシの良いエッセンスが全て凝縮された捨て曲一切無しの奇跡のようなアルバム。興味を持った方は是非、聴いてみてください。全身全霊をもってお薦め致します。
・「エレカシ集大成」
移籍前最後の作品であり、この後エレカシは大きく路線変更をしてゆく。
この作品には、押しの強い威圧的な曲と、世俗から一歩離れた視点といったデビュー以来共通する特徴がある。逆に宮本の独白に終始したこれまでのアルバムに比べ、「暮れゆく夕べの空」などには吹っ切れたような外に向かう開放感も感じることが出来る。どの曲も聴き応えがありアルバム全体としての音楽的な完成度は非常に高く、エレカシ前期の集大成であることは間違いない。
アルバムタイトルにもなっている「東京の空」は、構成が素晴らしく最後まで惹き付ける。宮本の硬く締まった声とトランペットの相性もよく、硬派な曲に仕上げている。
個人的には「東京の空」のジャケット写真はエレカシジャケットの中では最も良いと思う。
・「あなたはどうですか?」
CDのジャケット、歌詞カードのもあるようにおそらく宮本自身がこのアルバムの無限の可能性を信じきっていたのだろうし、惚れ込んでいたのだと思う。もちろん俺もそうだ。 デーデというビッグバンで生まれ出でたエレカシは暗い暗黒の世界で大きくなり続けた。もちろんこの時期のアルバムも天才的だと俺は思っている。「生活」「浮世の夢」なんかはもう涙が溢れてくるほどだ。 そしてこの「東京の空」。 奴隷天国で猛ダッシュの助走をとったエレカシは、東京の空高く舞い上がった。 セールスがぱっとしなかろうが、万人に受け入れられなかろうが、これは日本ロック史上、不滅の名盤である。 俺は聞いた。そしてはまった。 あなたはどうですか?
・「死ぬ前に聴け」
音楽を言葉で紹介するのは本末転倒な話であって、グルーヴ感とか批評的な言葉を積み上げれば積み上げるほど、曲の本質から遠ざかる、と僕は思う。では何故、このレビューを書いているのか? 答えは簡単。より多くの人にこの曲たちを聴いてもらいたいから。言葉では曲の凄さを伝えられないので、シンクロしやすい人の条件を以下に書く。・20代・男性
・フリーター・独身 上の条件に当てはまる人間は必ず聴け。聴かずに死ぬな。
・「転機の作品」
初期の衝撃的な爆発力やメッセージ性と、売れていた頃の哀愁溢れる美しいメロディーと演奏力のいい部分を融合させたような作品です。エレカシ第三期の幕開けを予感させる作品。
・「まだまだこんなもんじゃない!」
エレカシの最大の魅力である「突破力」が徐々に蘇ってきたようだ、本年有数の佳作と言ってもよいだろう、しかし、宮本さん!「日常生活の羅列」はもういいです!正しい状況認識を持っているというのはあくまで「前提」ではないでしょうか?
その上で「新たな価値」をどう創造していくかが重要だと思います。
『漂う人の性』は彼らの数ある楽曲の中で、有数の名曲です。近年ややもすれば感じられた「安易な方向」(「羅列」というのはそういった部分です)に流されることなく、いい意味での「自問自答」を繰り返しながら、聴いた後に深い感動が残る素晴らしい作品です。
・「何でまだCCCDで売ってるのかが分からないよ・・・」
音は最高なのに勿体ないミヤジは東芝にもっと怒って良い筈CCCDじゃなかったら売れまくるぞこれ
・「+星95=星100ヶ」
これぞ日本人の日本人による日本人のためのアルバム。これを聴かずして何を聴こうか!?パンクっぽいとか、ロックとか、音楽的方向性ウンヌンは抜きにして、この凄まじいパワーは何処から来るのだろう。久しぶりに明確な方向性を感じた・・・と、言っても・・このバンドのことだから更に更に先の方角を向き続けて生くのだろう(笑)
兎に角、日本の宝→宮本万歳! エレカシ万歳!
・「突破者の凱歌。」
冒頭「生命賛歌」から、元気玉を放っているかのような怒濤のシャウト&シャウトがたまらない。時期的にたまたま被っただけだと思うが、メタリカの『セイント・アンガー』と同じパワーを感じた。それは「規格外のエネルギーを持つ人達が、極限まで規格外を目指した」ということ。ひょろひょろした生命力で理想だの現実だのを歌うバンドをロックとは呼ばない。少なくともおれは。欲しかったのはこれなんだ。生きるんだよ。
・「男、宮本浩次37歳が放つ大傑作」
この作品は「エレカシが原点回帰した」という単純なものではないと思う。初期の衝動性は確かにあるが、このアルバムにはそれに加えて男、宮本浩次37歳が今まで歩んだ「俺の道」を凝縮し、それを天才的な才能によってロックに昇華したと言えるのではないだろうか。これからどんな「俺の道」を見せてくれるのか、楽しみは尽きない。
・「もしかして、ここは女人禁制ですか?」
いゃ~、丸一週間、聞きまくりました。 あまり聞くと体に毒です。 自分が男なのか、女なのか、よくわからなくなってきています。昔の感じが戻っていて、また、さらにさらにパワーアップしています。さすが37才!! 近く、エレカシのコンサートがありますが、あいにくその日はムスコの小学校にて草引きをすることになっているのです。 行けません。 つまり、生活です。 日常です。 しかし、なんと崇高な草引きと成ることでしょう。 私は神に感謝します。
・「力強く美しい」
苦悩を経て辿り着いたこの作品には覚悟と決意が現れている。隠しトラックは本編とは毛色が違うが、ここに至った宮本氏の心境が吐露されているようだ。特にこの作品がでるまでの数年間の宮本氏の芸能活動を思い返すと大変興味深い。
CCCDに関しては東芝EMIが当時基本的にすべてCCCD路線だったから流れに沿っただけで、エレカシのメンバーはCCCDのリスクをあまり理解していなかったのではないだろうか?扉(CD-Extra)以降CCCD回避しているのはファンの声が届いたのだと想像している。ともあれ今作はCCCDが原因で敬遠されてる方も多いので、ノーマルCDでの再販売を希望。
・「日本ロック史上五指に入る超名盤」
初めて彼らの楽曲に接したときの衝撃は、いまだに忘れられない。
誰もが本来持っている、物事の欺瞞に対する怒り、それが高度に先鋭化されながらも、我々の日常から遊離することなく、圧倒的な説得力を以て迫ってくるその作品群に、真の意味での『天才』を感じたものである。
村上龍のエッセイに「才能には理由がない、才能のない連中は理由をほしがる。」というコメントがある。正に言えて妙というべきだろう。
当時、某バンドの某メンバーが、自身でDJをしていたラジオ番組で全く的はずれのとぼけた言葉を放っている。
彼は、このファーストに収録されている「習わぬ経を読む男」のタイトルを取り上げ、『メンバー全員で大笑いした』『一度聞いてみたい曲ですね』などと上っ面だけのつまらないコメントを残している。
十数年たった現在、その彼のバンドのアルバムがほとんど廃盤になっている状況を考えるとき、物事の本質を見抜くことができず、低次元な認識しか持ち得ない人物の限界を見ると同時に、この作品の普遍性を再確認するものである。
・「コレを引っ提げて世に出た!」
このエレカシのデビュー作は「新人バッターのプロ初打席サヨナラ満塁ホームラン」くらいの登場感があった。正に彼らは日本のロックシーンに白い風を流し込んだのである。自分にとっては、かつてこんなに「ロックンロールの言葉」が強烈なロックンロールのままですんなりと心に響いたことはなかった。聴いていて本当に気持ちがいい。ここから彼らは前人未到の道を歩みだしたのである。
・「エレファントカシマシ、登場!」
まず、聴きやすいんである。誤解を恐れずに言うと、ポップなんである。宮本のエキセントリックさに惹かれて、このファーストアルバムを聴くと拍子抜けするかもしれないが、半面で納得するだろう。つまり宮本というのは、ポップなんである。エキセントリックな唄い方をしているが、作るメロディは常にポップなんである。
エレカシのファーストアルバム、ポップでパンキッシュなロックであるけれど、一筋縄じゃいかないぜ、という主張もたっぷり聴かせてくれる、名刺のような一枚である。
いつの時代にも、このアルバムの曲、「デーデ」「星の砂」「やさしさ」等がライブで演奏されている。その時の宮本は、とても楽しそうだ。エレカシの「青春」が、ここにあるんだろう。
・「男なら正義を気取れ」
エレファントカシマシが世に出た記念すべき作品。デビューアルバムにしてエレカシの代表的アルバムでもある。
商業的な低迷を始める2作目の作品以後、皮肉にもエレカシの作品は焦り・怒り・憔悴といった内面世界を広げ、美しい曲調と文学的な詩によって鬼気迫る情景描写を完成し、他に比類の無いロックバンドとして存在し続けることになる。
それら2作目以降に比べると本作は詩も音楽も荒削りの魅力があり、なによりも挫折や屈辱を味わう前の若者特有の自信に満ちた勢いを感じさせる曲ばかりである。ラブソング全盛の時期に一切愛・恋について一切触れず、男とは、人生とは、国家とはと大上段に構えたスタンスには宮本の圧倒的な独創性を感じることが出来る。
ライブでは恒例の曲も多く、「ファイティングマン」「星の砂」「デーデ」「花男」などエレカシ全曲を通じても代表的な曲が多く入ったアルバムである。日本のミュージックシーンに大きな衝撃を与えた一枚であり、同時に自信に満ちた正義を気取る宮本が聞ける唯一のアルバムかもしれない貴重な存在。
・「傑作・・・ロックの本質」
エレファントカシマシの1stアルバム。傑作です。 ここで全曲の歌詞を引用してしまいたいくらい、詞が素晴らしい。ただ世の中を皮肉り、怒りや不平不満をぶちまけるだけではなく、根底にはそんな状況にも諦観せず、開き直った楽観性が満ちています。 落ち込んだ時や元気が欲しい時に聴く1枚。
ボーカルの宮本は喉が枯れるんじゃないかというくらい、怒鳴り、叫んでいるので、そういう声が苦手な人にはお薦めできませんが、カッコやスタイルではなく、ロックの本質とはこういうものだ!と知りたい人にはお薦めです。
・「最高傑作です」
エレファントカシマシの最高傑作と思います。いわゆる「代表作」的な曲はありませんが、文学的に高度に昇華された詩と、哀愁のあるメロディーから成る曲の数々はどれも非常に力強く美しい曲ばかりです。同時に聞き手の心理にある焦りや苛立ちといった、暗い部分に共振して来る歌詞は宮本の鬼才としか言いようがない。
初めて聞いたときには、相当のショックを受けました。もう10年以上も聞いていますが、これほど色褪せずに聞き続けることの出来るアルバムは、人生の中でも何枚もないと思います。「優しい川」「土手」「太陽ギラギラ」には、人生の深淵に立つ男の苦悩を叫びにも似た言葉と歌声で表現しています。美しい曲と力のこもった歌声を聴いたとき、身動きが出来ませんでした。当時20代の若い宮本にこのような強烈な人生観があり、それを表現する才能があること自体が驚愕に値します。
イージーリスニングには程遠く、ヒットチャートとは無縁の曲ばかりですので、誰にでもお勧めするアルバムではありません。しっかりと曲と向かい合うことが必要で、自分の焦りや苛立ちを見つめさせられますが、力のある美しい曲ばかりです。まさに最高傑作だと思います。
・「これでエレカシにはまりました。」
大学2年の時、友達があまりにもしつこく「聴いてみろよ」「一度でいいから聴いてみてよ」「今すぐこの場で聴いてくれよ」と薦めるので、仕方なく聴くことにしたのですが、はじめは「?」という感じだったのが、だんだん「!」になってきて、2曲目の「おはよう こんにちは」を聞いた瞬間「!!!!!」となって、以来エレカシを17年間聴くこととなったのでした。当時はこのアルバムを部屋に引き篭もってヘッドホンで大音量で、しかも目は遠くなって、じっと聴き込む輩が急増したという噂が立つくらい、恐ろしい衝撃作でした。聴いたことのない人は、腹を決めて、それから聴いて下さい。何かが変わるかもしれません。
・「無自覚の名盤」
日本のロックの名盤と言ってもいい。はみ出しているのは宮本の唄だけで、演奏はヘビーでタイトでダイナミック。いや、宮本の唄もはみ出す寸前で爆発している。宮本が暴走を始める前の、「4ピースバンド」としてのエレカシが味わえる。発売当時1988年は、日本でこんな「生々しい音」をCDで出す人は皆無で、時代にはそっぽ向かれたけれど、だからこそ現在でも色あせない。
次作「浮世の夢」から宮本は、独自の路線を確信を持って歩みだし、「ロック」とは言えない「エレカシの世界」を作っていくのだけれど、このアルバムでは4人でロックを演っている。
それじゃあ普通のロックアルバムかというと、やはりへんてこりんでいて、メロディも言葉も唄い方も独特で、それがダイナミックに展開されていて、かっこいいのだ。そこには次作以降の確信的な「エレカシの世界」ではなく、無自覚で(もちろん必然的に)そうなってしまった感じがする。闇雲に思いっきりバット振ったらホームラン、みたいな。
「優しい川」と「土手」と「待つ男」は聴かなきゃならない!
・「富士に太陽ちゃんとある」
高校を卒業して大学に入るまでのぽっかり空いた時間に聴いて以来ずっと大学に入ってからも通学しながら聴いていた。川辺に沿って学校へ行くのだけど「優しい川」は風景とすごく合っていてエレカシの世界に浸れたのだった。
不器用だっていいじゃないか、前を向いていれば、と思い知らされた一枚。
・「エレカシ魂ここにあり!!!」
15年程前、1番最初に聴いたエレカシのアルバムです。もうそれはそれは脳みそボンバーなほど感動しました。(意味不明ってか?)よく言われることなんですけど、アーティストって、有名になればなるほど幻滅していくってこと、ありませんか?まさに今のエレカシがそれです。もうこれは、誰が何と言おうと、この頃のエレカシが最高だと思います。「5」ぐらいまでかな…。宮本~~~~~~~ あの頃の~~~~~~~~~~~熱い魂わ~~~~~~~~~ どこへ行った~~~~~~~~~~~
●浮世の夢
・「再評価されるべきアルバム」
エレファントカシマシ3枚目のアルバム。先の2作とは全く異質の作品に感じられ、初めて聴いた時の衝撃は、今でも昨日のことのように憶えている。新たな試みというよりは、これが彼らの現時点での純粋な問いであり答えだっただように思う。自問自答を繰り返し、我が道を突き進む姿こそが、このバンドの真骨頂である。再評価されるべき日本の名盤。
・「とんでもない唱歌」
もうぶっとびました。なんだこれは?と。どこからこんな音楽を作ろうという考えが芽生えたのか?と。ギターをギャーンと鳴らして、前のめりな演奏をするのがロックとするならば、これはその対極。誰もやったことがないようなアイデアを魂込めてやりきるのがロックならば、これこそロック。
「序曲 夢のちまた」で静かに始まる。チープなリフ(?)がいい。「珍奇男」などは最高のロックンロールと言っていい。「浮雲男」の楽しさ。思わずニヤリとしてしまう。「見果てぬ夢」では何度鳥肌が立ったか。「我も彼らに負けまいと、やさしい日本の四季を見て」という叫びに。「月と歩いた」〜「冬の夜」はメドレーのよう。ギター間違えながらの弾き語り。「風呂の中口笛吹いた、誰かの歌よ」でホッとする。
宮本の才能が大爆発する前夜の初期微動。しかし大爆発して崩壊してないところがよかったりする。演奏などはシンプルでスカスカだが、行間が心地よい。
日本の唱歌みたいな曲が多めで、明治時代の「和」の感じ。それを4ピースのバンド編成でやっている。当時はイカ天ホコ天などのバンドブームだったが、丸っきりそれに背を向ける決意表明。ロックのヘビーさ、かっこよさなら「エレファントカシマシ2」が上だが、とんでもなさで「浮世の夢」。エレカシ特有の暑苦しさも感じつつ、どこか飄々としていて、たまにニンマリとしてしまう作品です。
・「「ロック」なんていうのでは括れない。」
このアルバムを聞くとき、BGMとして聞き流す事などできない。スピーカーの向こうの宮本氏と対峙するか、畳の4畳半に寝転がって虚空を見つめながら聞くか、いずれかだろう。このアルバムは刺々しさと全てを受け入れる優しさを併せ持っている。「ロック」などと言う括りでは語れない叫びがここにある。
・「久しぶりに聴いて、やっぱりいいと思いました。」
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・「タバコのみとどびん」
このアルバム最高!もう、ロックじゃないの!語り・・・じゃないな・・・。わめき!?音楽とかちょっとどっかいっちゃってる。詞ではなく詩です。すごく完成度の高い日本語で自問自答をアルバム通して繰り返してる。自分の内面のぐちゃぐちゃしたところを吐露してる。ただ、宮本の内面はあまりにも魅力的すぎて、何度も聴いてしまう、お気に入りアルバムになってしまうんだけどね。これ、ソニーが本当に発売を許可したのって言うくらい、音が悪いのはご愛嬌。多分、カセットレコーダーに口つけて宮本がダビングしたんやろ?って位の音の悪さです。ある意味、そこすらおもろいしな。
●生活
・「聞く人を極端に選ぶアルバム」
このアルバムはエレカシ史上もっとも聴く側の人間のことを考えていないアルバムだと思います。宮本の心情をそのまま表したような音楽と歌詞。「引きこもりたい」だの「死んでしまおうか」などと言ってます。
このアルバムからギターを始めた宮本の下手な演奏がボーカルと一緒に大きな音で録音されていて、バックの音はやや小さめ。上手いのに。
個人的にはエレカシの最高傑作だと思います。曲は正直そんなによく作られているとは思いませんが、聞き手に訴えるとんでもない力をこのアルバムはもっています。
・「宮本の鬼才がここにあります」
デビュー以来宮本の強烈な個性と詩的才能は一部の音楽関係者とファンにしか認められず、宮本自身最悪の状況の中で世に出た作品。暗闇の中から聞こえる苦悩の叫びのようでもあり、諦めの溜息のようでもある。苦悩と諦めに満ちた独白を絶叫する曲はヒットチャートとは無縁の存在。
しかし宮本の鬼才の全てを叩き込んだ「生活」は、誰もが持つ心の弱さや不安、後悔の感情を見事に抉り出し、増幅させる。聞き流すといった安易なスタンスを許さず、正面から対峙し宮本の一言一言を聞き手自身の苦悩として聞くことを強要する。
多くの人がエレカシから距離をおく理由の一つが不快感を感じるということだが、この不快感は触れられたくない自分の暗部をさらけ出されるからであり、「生活」はその究極の作品。!
しかし、ただ不快なだけでなく、それぞれの曲の音楽性は非常に高く、表現力・歌唱力・情景描写は素晴らしい。中でも「月の夜」は、はかなく美しい月光の情景と世捨て人の悲しい心理情景が見事に表現され、エレカシ最高傑作の一つだと思う。誰にでも勧められる一枚ではない。自分の人生と対峙したいと感じた時が、「生活」を聴く時だと思う。
・「最高か最低か、問題作」
「カセットブックならよかったんだけどね」などと言う輩は、いったい何を聴いているのかと思う。が、言わんとしていることはわかる。いわゆる世間で言うロックというカテゴリーには当てはまらない作品である。
このアルバムはまずメロディがすごい。ロック、ポップスのメロディではない。そしてとても美しいメロディだ。次に詩が生々しい。永井荷風に憧れていた当時の宮本の古語文体と、丸っきり引きこもりな内容。そしてサウンドは、宮本のギターと唄以外はあまり聴こえないというバランス。宮本はこれまではそんなにギターは弾いてないので、ほとんど初心者である。一部ピアノも弾いている。
一枚聴き終えると、疲れるのだ。7曲だけど50分ある。しかし、絶望を救っているのはメロディの素晴らしさだ。
ソニーというバリバリのメジャーレーベルから、こんなアルバムを出したということがすごい。発売当時は(というか今日に至るまで)、全く話題にもならなかった作品。僕は「日本で初めてロックが産まれた」と思いました。このグシャグシャにひしゃげたアルバムを最高のロックとするか、最低の音楽とするかは聴き手次第。どちらかでしょう。
このアルバムがでて2年くらいして、ニルヴァーナの「never mind」が出ましたが、「生活」を知っている僕には何のインパクトもありませんでした。
星5つにするには抵抗があるが、このアルバムは23歳の若者の稚拙な情熱と圧倒的なメロディセンスの記録として、類を見ない作品である。
・「ずんどこ人生賛歌」
もはや私は20代ではありませんし、しかも女ですが、 男と女では人生に対して感じる風味というか、感性はそれぞれに違うとは思いますが、根底のところでは同じという気がします。 『どぶ川を夕日が照らし、表面が美しくきらめく、ただそれだけを見るために生きている』と言ったような詩にカタルシス。 というか『それでいいんだ』と思いながら生きていたい、という気持ちが沸々と湧いてきて…。
・「愚劣で無能でそれでも生きている」
この『生活』というアルバム以外にも、素晴らしいアルバムは当然ある。初期の頃に見られるロックンロール全開なカシマシも、レーベル移籍後のシンプルで洗練された曲も勿論大好きではある。でも、よく聞いたアルバムは、この『生活』である。もうどうしようもなく、退廃している『自分』が、自分の中にある人間なら否応無しにこのアルバムには反応してしまう。焦点の合っていない目で絶えず何処かを眺めながらこのアルバムを聞く。ボーっとして聞いていると、本当にあっという間に終ってしまうアルバムだ。
他のどんなものより、自分にとってセンセーショナルだったアルバム。
・「最もエレカシらしい一枚」
それぞれの曲調は様ざまだが、どの曲にも人生を無為に生きているのではないかという焦りが込められている。
なんのことはない、聞き手は宮本の個人的な恋愛や金銭問題につき合わされているだけなのだが、同時に誰もが持つ後悔や不安、焦り・諦めといった感情を浮き出させる鬼才はここにも感じる事が出来る。
このアルバムを良い・悪いで評価するのは難しい。例えて言うなら、一人の青年の独り言に付き合ってしまったばかりに、自分自身の弱さも思い起こさせられ、最後には自分自身に苛立ちを覚えるような感じである。
このアルバムはエレカシファンの中でもあまり評価は高くないようだが、私にとっては最もエレカシらしいアルバムのような気がする。
・「名盤」
前作「生活」もまちがいなく名盤なんですが、しかし俺はこっちが好き。このアルバムの「それなりな毎日をそれなりに楽しく過ごす自分への焦りや苛立ち」というテーマは、身につまされる人が多いんじゃないでしょうか。かくいう自分もまさにそんな感じで、落ち込んでるときに一枚通して聴くと、それでもやるしかないんだよなあ、という感じになってきて、不思議と元気が沸いてきます。そしてその点が「生活」との一番の違いではないかと思います。
とにかく今まで聴いたアルバムでは一番聴いたかも知れない。大好きなアルバムです。
・「言語とメロディの融合」
エピック時代のエレカシというのは、一枚一枚が衝撃的で、これも驚いたものでした。「生活」でドカン!と爆発して崩壊した宮本の音楽的才能は、ここでは前向きに崩壊から構築へと向かっている。
「過ぎゆく日々」の”過ぎゆく日々に君は何をしてるだろうか”という最後の一節。「君」という単語が初めてエレカシの歌詞にでてきたと驚いた。「貴様」「お前」の今までとは明らかに違う印象を受けました。「シャララ」ではストリングスを使うというこれまた初めての試み。「無事なる男」の軽快な曲調には、初めてライブで聴いて楽しくなってしまいました。「何も無き一夜」は素晴らしいバラード。バラードとは言っても何も無い一夜の歌です。「おれのともだち」「夕立をまってた」「ひまつぶし人生」。立て続けにかっこいいです。「お前の夢を見た」。これだけはぶっちゃけ駄作ですね。「通りを越え行く」。エレキギター一本で唄うしみじみとした唱歌。「曙光」。先行シングルでした。石くんのスライドギターもそこかしこでいい味出してます。
歌詞は救いようの無い何にも無いような歌ばかりだけれど、メロディにうまく乗っているし、サウンドなどヘビーでかなりかっこよかったりする。曲調なども一曲一曲新しい事に挑戦していて意欲あふれる作品だと思う。
しかし当時はメディアにも理解されず、ミュージックマガジンのインタビューでは「エレカシ=後ろ向き」と断定されて、「そんなことねえっつってんんだろ!」と宮本は怒っていました。
「浮世の夢」=言語の目覚め、「生活」=メロディの目覚め。この宮本独自の言語感覚とメロディセンスが、バンドのヘビーな演奏と融合した作品。
・「ギター、あいかわらず上手い!」
彼ららしさのよく出たアルバムだと思います。私の中では、彼らのベストアルバムだと思います。曲も粒ぞろいです。
・「この頃の宮本さんはげっそり痩せていました。」
宮本さんが失恋のどん底状態だった頃に書いたアルバム。捨てられて捻くれた気持ちが歌詞に表れています。反面、メロディはフックの利いたキャッチーな曲が多く、歌詞さえ気に入ればかなりポップ感溢れた1枚です。後に出される隠れた名盤「東京の空」につながる片鱗がちらほらしています(その前に「奴隷天国」でわめき散らしてしまいますが)。当時私は「エレファントカシマシⅡ」の次に好きでした。
●扉
・「いままでのアルバムは「扉」のためにあった!」
「THE ELEPHANT KASHIMASHI Ⅱ」の頃から聴いています。山形のキャパがスタンディングでせいぜい100人のライヴハウスで観た時は、40人の観客たちはパイプ椅子で身じろぎせず、曲間にだけパチパチ拍手がなるというライブ。気合いと気合いの勝負といった感じでしたが、エレカシ側の完全勝利、観客側はただただ圧倒されて終わるのでした。
最近のエレカシに対する雰囲気がその時代のものと似てきているようで、少し心配しています。コアなファンの捉え方が大袈裟で、バンドの意図と遠ざかってしまっている感じがします。確かに歌詞はますます非凡だし、宮本の存在感がエキセントリックなので、そっちの方向に行き易いのでしょう。
今作はメロディーはキャッチー、歌詞はかなり洗練されて、特にバンドのグルーヴ感がこれまでになくビッタリはまっています(これが一番嬉しかった)。「ライフ」「DEAD OR ALIVE」「俺の道」でグッと来た人は、さらに大きな「グッと」感に出会えるでしょう! 非常に内省的な独白なのにこのポップ感は「さすが!」の1枚です。
CCCDも止めてくれて良かったです。
・「同世代の奴らに聴いて欲しい。」
30代後半ばから40代前半にかけてというのは、人生の折り返し地点をわずかながら過ぎ、嫌でも「現実」とか「将来」というものを直視せざるを得ない時期でもある。記憶が正しければ、宮本も今月(6月)で確か38歳となった筈だ。たぶん、彼も多かれ少なかれ我々と同じ悩みや不安を抱えていることと思う。
今作は紛れもなく、現在の宮本の心情を真正面から素直に表現した内容になっている。だが、それは決してネガティブなものではない。だからこそ、我々同世代の胸をこれほどまでにも熱くしてれるのだろう。参った。全ての楽曲の歌詞とメロディーが当分耳から離れそうもない。
・「いかしたおっさんのロック・アルバム。」
前作『俺の道』で、エレカシの“青春”は終わった。いや、「覚醒(お前に言った)」っつーそのまんまな曲があったからってだけなんだけど、このアルバムを聴くと、そのことがより明瞭に感じられるようになった。
観念の上での「ロック」というものが、外部との摩擦や衝突をいとわず、それらをノイズや絶叫として跳ね飛ばしていく格好良さ、つまり向こう見ずな若さのことを指すのなら、この『扉』はあまり「ロック」とは呼べないだろう。激しい音やシャウトもあるにはあるんだが、それはアルバムの中心に据えられてはいない。
控えめではあるが生々しいバンドサウンドにのせて、いい加減中年に差し掛かった“ロック屋”の迷いや煩悶が、ぽつぽつと歌われる。人生とはなんぞや?男とはなんぞや?大人とはなんぞや?陳腐に過ぎる自問自答かもしれないが、フラフラと浮き草な生活をしてる自分にとって、これはとても他人事とは思えない言葉だ。
そして、“悩んでいる”ポーズ自体をテーマにせず、“悩んだ先”に答えがあるのだと突き進む姿勢こそが、彼らが一つ大人になった証ではないだろうか。その変化が、終曲「パワー・イン・ザ・ワールド」の明快さに現れていると思う。
「ロック」ではないかもしれないが、一足先におっさんになった連中の、おっさんなりの心意気がずしんと胸に響くアルバムだ。このままロッキンなおっさん道を貫いてほしい。
・「気迫が凄まじい」
宮本のドアップのカバーどおりの迫力がある作品です。「歴史」で幕を開け、「パワー・イン・ザ・ワールド」で幕を閉じる宮本の思考・感情を吐露したような宮本ワールド全開の作品です。宮本ファン向けの作品といえますが曲と歌声は万人に響くはず。
・「負けてなんかないぜ。」
このアルバムはすばらしい。宮本自身の血肉がこのアルバムにはいつもに増して通ってる。とんがったアルバムを出し続け、これまでと決別するように吹っ切れたかのように傑作『東京の空』を残しエレカシファンが蛇蝎のように忌み嫌うポニーキャニオン時代に突入していく。自分はその頃のアルバムも好きだ。『風に吹かれて』は名曲だと思う。その後セールス的に伸び悩み小林武史を投入し『ライフ』(名作)を発表するも...その後タイトルズバリの『俺の道』で俺にはこれしかないと開き直ってエレカシは帰ってくる。このアルバムは『俺に道』につづくアルバム。『歴史』の中で宮本は『栄達を望めなくなった鴎外、彼は負けたのだろうか?』と歌う。『星くずの中のジパング』でもう声が出なくなってファルセットに頼ってしまっても負けてなんかない。あなたの作ったこのアルバムは傑作です。
●奴隷天国
・「おーい!!」
聞くところ、エレカシ好きでも聴くのを拒まれているアルバムらしいです。演奏も曲も洗練され十分楽しめる内容なのに。歌詞に気をとめない人、日々、焦燥にかられ、禍々しさにかられてる人など、是非、聴いてみて下さい。
・「「生活」の後に来ても良いアルバム。」
4枚目の問題作「生活」の後に出てもおかしくなかったかもしれないアルバム。宮本さんはかなり怒りまくっています。1曲目の「奴隷天国」が当時TV番組でライヴで放送された時、目をひん剥いて「なに笑ってんだよ、なに頷いてんだよ、おめえだよ!おめえだよ!!そこの!オラ、そこの!」と、得意のカニ歩きをしながら、客をすごい形相で指差しながら睨みつけていて、番組をただ見に来ていたお客さんは全員顔がひきつっていました。当時のエレカシのライブはただ黙って凝視するしかできない雰囲気がありました。当時の宮本さんは怖かったです。
・「隠れた名曲の数々」
良くも悪くもアルバムタイトルにもなっている「奴隷天国」の印象が強く、また他のアルバムに共通する哀愁や切なさを感じる曲が少ないために、アルバムの評価はあまり高くないようです。
しかし、ただ宮本の独白を聞いているだけで、自分の心と共振する部分があり、気が付くと自分の人生を重ねてしまっている。全く聞き手の同調を求めないスタンスでありながら、共感を生む独特の詩と感情描写はやはり素晴らしいと思います。
「果てしなき日々」や「道」「おまえはどうだ」などは、他のアルバムにある「花男」「珍奇男」「東京の空」など代表作と呼ばれる曲にも劣らない感情がこもった強い曲です。また「寒き夜」の美しいメロディーと文学的な情景描写はエレカシ全曲を通じても名曲中の名曲だと思います。「寒き夜俺は月を見ていた。細き月を。。」「寒き日に俺は古き地図を持って町に出てゆく。。」まさに宮本の生活スタイルそのもののような気がします。
・「変身の途中」
奴隷天国、か・・・。とんでもないタイトルのアルバムです。ですが、このアルバムはヘビーだけどタイトです。というのはバンド史上初めてドンカマ(ドラマーがリズムキープするためのクリック音)を使ったアルバムなんです。メロディやリフなんかもとてもかっこよく、当時見た五反田でのライブはかなりかっこよかった覚えがあります。ホント、宮本のロック的な才能には驚いたものです。
しかし、というか・・・。いかんせん歌詞が袋小路な現状を唄ったものばかりで、どうも今となってはあまり聴きかえすことのないアルバムになってます。
なんとも評価の難しいアルバムで、サウンドも歌もエレカシ流ロック大爆発のアルバムなのだけれど、しっかりしたサウンドに袋小路な唄というアンバランスさというか、ギャップというのか、ブレイク前の変身の途中という感じがする。だけどそうとは知らぬ発売当時は、諸手を上げてかっこいいと感じたロックアルバムである。
・「とうとう聴きました」
ようやく入手し、聴く事が出来ました。タイトル曲のイメージが強すぎて、評判もなかなかすごくて(!?)どれだけ凄まじいアルバムだろう?と恐る恐る聴いてみましたが、何と意外やポップではありませんか!聴き易い…。これはまさに、エレカシ前後期のど真ん中、過渡期と呼ぶべき作品だと思います。なぜ廃盤になったのか、さっぱり分かりません。いいアルバムなのに。
・「暖簾に腕押し」
歌を聴いただけで心が動くなんてことは有り得ない。そんな奴はただ己の感情に酔っているだけだと思っていた…エレファントカシマシの音楽を聴くまでは…彼等の奏でる音から響きわたるそのメッセージはこんな自分の心にも深く深く突き刺さる。宮本浩次……彼はなにか特別な才能をもっているようにおもう。クラーク博士ではないが『怠け者よ エレカシを聴け』
・「これがロックだ!!!」
興奮も情熱も混乱も一緒に逝くぜ! と思ったら冷静でちょっぴりセンチになる,もぅ関係ねぇー!!みたいな 素晴らしいバンドの音です。 風呂でも部屋でも車でもウォークマンでも聞いてる。 素晴らしい星69個
・「さらばエピック幻想」
まずここにはエピック時代のような激情はない。イビツなギターや叫びはない。かつてはあの激情の世界こそがエレカシであり、「ココロに花を」以降の世界には良いとは思いつつも、心揺さぶられるまでのものがなくなっていたように思われた。しょうがねえじゃん…。そう思っていたものの、「シグナル」を聴いたら心が揺れました。激情でもない、静かでシンプルな曲。だけどなんというか、新たな怪獣が目を覚ましたというか…。メンバー達の演奏の息使いも聴こえるかのようで、こんなタイプのアルバムはこれまでなかった気がする。エピック時代がどうだとか、もう言わなくてもいいだろう。ホント、やってくれたよ。
・「はじめて日本に大人のロック誕生」
老若男女すべての人に聴いて欲しいアルバムです。ぴあにかいてあったように歌よし楽曲よし演奏よしとしか云いようのない素晴らしいロックアルバムでした。心の琴線にふれるあなたの一曲が必ず見つかります。
・「このバンドしか選択肢がないのは悲しいが。」
1980年前後のパンク・ニューウェーブ、90年前後のバンドブームを経てきた30代半ばの自分としては、これほどジャストミートなバンドは他に類がない。このバンドしか選択肢がないのは悲しいことだが、一生ついて行くだろう。
●風
・「現時点においての「最高傑作」。」
エレカシとの出会いは古く、当時ひいきにしていた某DJ氏が彼の番組内で4枚目のアルバム「生活」の中の「男は行く」をかけていたのをたまたま耳にしたのがきっかけである。その時の衝撃は今でもはっきりと覚えている。今作を聴いてみて、まず感じたことは、(なんか偉そうだが)「ああ、エレカシも随分大人のバンドになったな。」ということである。昔の無骨な荒っぽい感じのエレカシも良かったし、復活してヒットの数々を飛ばしてた時期のエレカシも良かった。でも、「dead or alive」辺りから今作にかけて、彼等は作品を出すごとに著しい成長を遂げて来ていると個人的に思う。その中でも、とくに今作は少しばかり異質な印象を受ける。なにしろ、こんなに開かれたエレカシを聴くのは正直なところ、初めてだからだ。勿論、テーマの根底そのものは昔と全く変わっていないのだが、何かこう、どこか吹っ切れた様な印象を受けるのだ。このアルバムが発売されてから、既に数カ月が経過しているが、ほぼ毎日の頻度で全曲通して聴いているにも関わらず、まったく飽きることがなく、むしろ聴く度ごとにどんどん良くなって来るのだから不思議である。歌詞においても今迄はただただ共感できる物が多かったのだが、今作は激しい怒りの言葉はなく、ちょっとニュアンスは違うかもしれないが、「俺も頑張るからお前等も頑張れよ。」といった様な大人の男としての優しさ、温もり、良い意味での開きなおりが感じとれるのだ。中でも、シングルカットされた「友達がいるのさ」の後半部分の高揚感はソウルフル以外のなにものでもないと思う。既に何百回と聴いていると思うが、飽きるどころかその都度、感動を覚える。まさに捨て曲が1曲もない、自分の中では現時点における彼等の最高傑作だと思う。
・「泣いた!」
「扉の向こう」の中で、「中年の良さを出そうよ」とメンバーを叱咤する宮本浩次がいた。この「風」は、38歳の男の悲哀をひしひし感じるアルバムだ。歳を重ねても、なおも人生とは何だと問いつづける姿。苦悩しながらもなんとか前に進んでいこうとする強さと希望。混沌と怒りを前面に押し出した前作とは違い、激しさの中に大人の男の懐の大きさを感じるアルバムだ。まっすぐ、力強くこちらに向かってくる声と絶妙に絡みあうバンドの演奏。音のバランスも良く、小細工なくズドーンと耳の入ってくる感じが心地よい。エレファントカシマシの「バンド」としての円熟を感じるアルバム!
・「新譜でなくとも聞く価値あり」
発売から1年以上たっていますが、非常に聞き応えのあるアルバムで、是非多くの方に聴いて頂きたいです。曲は4分、印象的なサビと、口ずさみやすい繰り返し、というヒットしやすい物とは違いますが、アルバム「風」はとにかく聞いていて気持ちが良くなります。特に1から3への流れでは、いかにも優しげな音、曲、歌詞ではないにも関わらず、気付くと癒された様な、気力がわいた様な気分になりました。あやしげな言い方をすればエンドルフィンでも誘発されたかと感じるほど。サックスの音は女性が気持ちよく感じるといわれますが、音は堅いほどでホーンも使われていないのに。繰り返しますが、あからさまにわかり易い優しさの音、歌詞ではないんです。デビューからこれまで、他の歌手、バンドと一線を画すのは宮本さんのはっきりと聞き取れる発声、発音、しっかりとした音程。その歌声さえも、1、2、3では、歌は主体ではなく、伴奏も添え物でない楽曲の一部と感じました。すべてで一つです。このような音楽があるのですね。もちろん演奏のすばらしさあってこそ。ドラムって表情があるんですねえ。エレカシはアルバムごとの振れが大きいといわれているそうですが、ライフも含め今までの全ては「風」で一つの到達点に来たのではないでしょうか。1年も前のCDを買うことに抵抗もあるでしょうが、ちょっと聞いてオワリな物よりも、飽きずに聞き続ける「風」は損なし。良い物はいい、と評価したい。
・「ハイペースでのリリース!」
ここ近年のエレカシで1番の傑作だと思います。まず、1番最初に驚いたのはサウンドのアレンジ、今までのエレカシにはないサウンドで、1曲目のイントロを聴いた時など「本当にエレカシ?」と思ってしまいました。それに加えて今回は宮本さんのエキセントリックな魅力がここ最近の作品の中で1番発揮されております。(少なくても自分はそう思う)聴きやすく、エレカシ未聴の方にもオススメできると思うのですが、むちゃくちゃ好きになる人とあんまり、って人に分かれてしまうかも・・・とにかく今作でアルバム15枚目となるエレカシ、毎回リリースする度にファンをガッカリさせることなく、ましてや最近の精力的な活動には「さすが」といわざるをえません!宮本さん、何歳になっても頑張ってほしいです。個人的オススメはM1、M2、M3、M6、M7、そして最後の「風」です。
・「激しく名盤の予感」
前作「扉」からわずか半年というスパンでリリースされた本作は、99年「愛と夢」から03年「俺の道」まで、ソフトなエレカシとハードなエレカシを交互に見せてきた今までのパターンを、良い意味で打破した「扉」の路線を推し進め、さらに新しいエレカシを提示しているように思います。ハードな曲もソフトな曲も混在するが、「俺の道」のようにむきだしな荒々しさでなく、「愛と夢」のようにメロウなソフトさではない、肩の力の抜けたルードなハードさソフトさを感じ、無理していないみやじを感じることが出来る作品です。ストーンズで言ったらLet It Bleedみたいなアルバムでしょうか。オススメは「DJ in my life」、「定め」、「風」。「ココロに花を」「明日に…」、「愛と夢」をしのぐ名盤になるかもと思っています。さらにこれで2作連続のノーマルCD仕様。エレカシはほぼ正式に脱CCCDとなったようですね。
●愛と夢
・「異彩!」
エレファントカシマシが憂鬱や不満を代弁してくれるバンドであるならば、いつものような率直で気を晴らしてくれる表し方ではなく、このアルバムではその憂鬱をそのままストレートに表現してくれた、という印象を受けます。その意味でこのアルバムはエレファントカシマシのアルバムの中で異彩を放っていると思います。そういうわけで聞いていると悲しくなってきます。落ち込んでいる時に聞くと、一緒に落ち込んでくれるような、そんな感じです。しかし、後半からは気を晴らしてくれるような明るい曲が続きます。「寝るだけさ」が特にお薦めです。「はじまりは今」ではさわやかな風が感じられて、すがすがしくなります。かっこよさで言うなら「おまえとふたりきり」でしょう。悲しさなのか何なのかは別として、曲の雰囲気そのものが’かっこいい’の一言に尽きます.ここまでだらだらと書きましたが、やはり初めて聞くときは真っ白にして聞くのがいいでしょう。
・「或る一つの魂の想像の過程」
エレファントカシマシのファンでなくとも是非とも観ていただきたい。何故なら、この作品の“主人公”である宮本浩次という稀にみる本物の表現者の一つの姿のドキュメントである。現社会に於いて曖昧に位置する自己をクリエイティヴ(音楽)というものと、如何に対峙するか(又は傍観するべきか)のもどかしさ。それに対する自身の全てを絞り出し全身全霊に追求する姿が、ありのままにさらけ出されている。
妥協する日々をおくりがちな凡人の僕には、自己満足だろうが、なんだろうがこのドキュメント映画にどれほど勇気付けられた事だろうか。やはり、彼も我々と同じ人間であり今を生きている。その点では少なくとも同じなのだから。
・「生きざま」
宮本氏が歌によってのメッセージ・生きていくには。。。このDVDを見て、自分の今までの生き方ってどんなだっただろう、これからの人生をどう生きていこうかと、照らし合わせて見ました。結果、前向きにどんどん突き進んでいこうと強くココロに決めた作品でした。落ち込んだときに見ると勇気が出ます。
・「好きな人には問答無用」
~先日梅田ガーデンシネマで観てきました。話題の「誰も知らない~nobody~~ knows」の是枝裕和監督の作品です。ドキュメンタリー映画なので当然といえば当然ですが、無用な演出は一切なく、ただ宮本が音楽を作り出す過程や、その姿、言動、葛藤、を撮り続けるといった感じです。故に興味が無い人にはつまらないと思いますが、好きでたまらない人にとっては本当に貴重な映像の数々です。具体的な内容は主に「扉」の一曲目「歴史」ができ~~るまでを追った形になっています。宮本自信の歴史と、この「歴史」という曲をリンクさせ、宮本が何を考えて今を生きているのかという事を主題にしているようです。しかしこの主題はもう少し迫る余地ありといった感じでした。監督もなかなか苦心したのではないかと思うが、さすがそう簡単に捉えられる人ではなかったという事か。しかしなんといってもファンに~~とってこの映画の一番の見所はエレカシの曲がいかにして生みだされるかが実によく分かるところだと思います。レコーディングでのすさまじい歌声も披露しています。好きなんでしょうがない星5つ。~
・「本気とは、こういう姿勢ですよ。」
宮本は「男」。それも「男の中の男」この人に惚れない女がいるなら、この世はおかしい。って、ぐらい、このDVDの中身はすごい。こんなに苦しんで、頑張って、なりふり構わぬ姿で「苦しみが足りない」なんて、言えるか? そこの中年のオッサン達。とは言っても、宮本と結婚出来る様な女も、いないでしょう。もう、どこまでもついて行きます。エレカシのメンバーにも感動したな~。私は買った日 10回見ました。
・「伊達や酔狂じゃねぇ」
エレファントカシマシの曲=宮本浩次そのものだったんだ、と思った。ノートに書きなぐられていく心の断片。そのひとつひとつに魂がある。それをつなぎ合わせて、曲にして行く過程。そして苦しみながらうまれた曲達は、彼の魂のかたまりだ。不器用だけど恐ろしくまっすぐな彼の生き方が、短いフィルムから痛いほど感じることができる。これをみたら適当な歌を歌っているインチキな自称ミュージシャン達は、恥ずかしくて宮本浩次に足を向けて寝れなくなるんじゃないかな。
・「『STARTING OVER』」
タイトルが決定しました『STARTING OVER』M1 今はここが真ん中さ!
M2 笑顔の未来へ
M3 こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい
M4 リッスントゥザミュージック
M5 まぬけなJohnny
M6 さよならパーティー
M7 starting over
M8 翳りゆく部屋
M9 冬の朝
M10 俺たちの明日
M11 FLYER
『DEAD OR ALIVE』以降内へ内へと入り込んでいった作品が多かった気がします。それらの作品は決して評価の低い作品ではありません。ただ、悲しいことにセールスとは結びつきませんでした。ここには売れる音楽だけが素晴らしいわけではないという反論もあるでしょう。しかし、ボーカルの宮本さんがメディアでたびたび口にしているように、レコード会社を首になってしまっては元も子もないわけです。『悲しみの果て』を余技と言ってから11年が立とうとしています。以前の売れ線と言われているポニーキャニオン時代の曲よりも、ユニバーサル移籍後にリリースされたシングル。特に『俺たちの明日』に関しては歌詞のメッセージがよりストーレートになっていると感じました。少なくとも私の胸にはストレートに突き刺さりました。『THE ELEPHANT KASHIMASHI』から『東京の空』までを好きな人もいれば、『ココロに花を』から『ライフ』までを好きな人もいるでしょう。『DEAD OR ALIVE』から『町を見下ろす丘』までを好きな人も当然いるはずです。私はどちらかと言うと、『DEAD OR ALIVE』から『町を見下ろす丘』のあたりが好きですが、なにより以前よりもストレートな歌詞で歌を届けてくれる今のエレカシにも魅力を感じます。『俺たちの明日』や『笑顔の未来へ』でエレカシにはまった人はぜひこのアルバムと過去のアルバムも聴いてみてください。アルバム毎にカラーの異なる彼らの作品は、魅力的に映ることでしょう。このアルバムの中では野音でやったユーミンの『翳りゆく部屋』がどのように仕上がっているかが非常に楽しみです。また初期の『生活』の世界観を彷彿させるタイトルである『こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい』もタイトルだけで期待させてくれます。
・「あのころのエレカシは輝いていた,そしてこれからも。」
エレカシがメディアをにぎわせていた頃から、もう十年が経つ。そのころにファンになり、たくさんの励ましや生きる力をエレカシからもらった。そんな者には、とてもうれしいあの頃への回帰。もちろん年月を経ているから、スケールも違うし同じではない。だが、聞き手と同じ目線に立ち、ともに輝く時を目指して歩いていく、あの頃とおなじ宮本氏の心意気が感じられて、とてもうれしい。『扉』の『歴史』では、森鴎外の人生を歌い、自らの趣味の世界に内向していく宮本氏を理解しながらも、心配していた。どこへ行こうとしているかが分からなかったからだ。そんな一ファンの心配を杞憂に終わらせた今回の傑作。マスコミへの露出も増え、セールスも好調のようだ。自分が好きなバンドが多くの人に支持されているのは、悪い気持ちはしない。日本の音楽界に多大な影響を与えてきたエレカシ。彼らには裏通りより、メインストリートを闊歩する姿が似合っている。(初回特典のDVDの『俺たちの明日』ディレクターズカットバージョンがすごく良い。ぜひ、ごらん下さい。)
・「彼曰く『それが歌としてちゃんとみんなに届くといいなって』」
「浮世の夢」や「生活」の頃は、まさか20年も続くとは思っていなかった。宮本浩次の才能を見逃さなかった大勢の人に感謝。この最新作は彼の音楽的才能が遺憾なく発揮された記念すべきアルバムだ(月並みな言い方だが)。でもなぜSTARTING OVERというタイトルなのだろう。辞書には「やり直し」などという意味まで載っているが。そこで、ロッキングオン・ジャパンのインタビュー記事を読んだ。お陰で、彼がこの17作目のアルバムをどんな気持ちで作ったのかがはっきりとした。長年のファンの脳裏には、昔から聴いてきたがために思い込んだ「エレカシ像」がある。それは本人にしても同様だった。しかし、そういう誇大妄想的なロマンを超えたところで作られたアルバムだということが分かった。同時に、ここ10年のアルバム群がなぜああだったのかもわかった。『脳でなく耳で聴けるアルバム。気迫の向かいどころが曲中心になることを自覚してやった、第一歩。その分言い訳できないので、重い。新しいことを今回のアルバムでたくさんできた。それが歌としてみんなにちゃんと届いたと思えればまた、ひねくれないで、きっとまっすぐ行ける。』STARTING OVERとは、宮本浩次が音楽の原点を「見つめなおした」と取ればいいのかもしれない。これが一番分かりやすそう。長年のファンにも、ひねくれないで、まっすぐ聴いてほしい、名曲ぞろいのアルバム。
・「孤高の到達点」
これまでも内なる自分に向き合い続けてきたエレカシ。彼らにとっての一つの到達点とも言えるアルバムの出来だと思う。これまでの彼ららしさを残しながら、メロディと宮本のボーカルの素晴らしさはこれまでとは違うネクストレベルに到達したかのように感じる。単なる売れ線を狙ったものとは根本的に違う本物の音楽の凄みを感じる。アルバムのハイライトは個人的にはユーミンのカバーの「翳りゆく部屋」。宮本の素晴らしいボーカルに涙してしまいました。
・「涙のテロリストは手に負えないのさ・・・」
メロディー、声、歌詞がなんでこんなにも自然に心の中に入ってくるんだろうか。STARTING OVERは本当に、心の底から最高傑作だと思います。なんというか・・「迷いがない」。今は〜のかっこよさでがっしりと掴まれてFLYERで目が腫れるまで離してくれません。エレカシと出会えて、エレカシと同じ時代に生きててよかった、本当に。
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