Affinity (詳細)
Affinity(アーティスト)
「英国ロックの極み、ここに発見」「キーフのジャケットとサウンドの両方に古き良き英国の香りが漂う佳作」「ちょっと期待しすぎたか・・・」「名盤の一つに数えられてるが」
「超名盤!」「イタリアンプログレ/ジャズロックの最高峰」
Moroccan Roll (詳細)
Brand X(アーティスト)
「ジョンのギター炸裂!」「超絶技巧軍団の最高傑作!」「前作同様(以上の)妖しげなサウンドが楽しめます」「創り出される音の空間が違う」「創り出される音の空間が違う」
Centipede: Septober Energy (詳細)
Keith Tippett(アーティスト)
「モニュメンタルな英国フリー・ジャズ・ロック・アルバム」「ティペット初期のビッグバンド作品」
Daughter of Time (詳細)
Colosseum(アーティスト)
「Chris Farlow = 怪物ボーカル」「身震いするほど素晴らしい熱唱・・・」
激昂(紙ジャケット仕様) (詳細)
エンブリオ(アーティスト)
2nd VISION (詳細)
John Etheridge & Ric Sanders(アーティスト)
「ブリティッシュジャズロックの大名盤・・・素晴らしい!!」「懐かしのジャズロック」
Birds of Fire (詳細)
Mahavishnu Orchestra With John McLaughlin(アーティスト)
「ジョンが自らの音楽性を全て具現化」「つきない幸せと出費」「怒涛のエレクトリック・サウンド」「激しいインタープレイ応酬のアルバムです」「注目すべきはコブハム!超名盤!」
Michael Gibbs/Tanglewood '63 (詳細)
Michael Gibbs(アーティスト)
「ブリティッシュジャズ~ロック人脈隠れた名盤」
Just Ahead (詳細)
Mike Gibbs(アーティスト)
「ブリティッシュビッグジャズバンドによるジャズ探求遊山」
ヴィマーナ(紙ジャケット仕様) (詳細)
ノヴァ(アーティスト)
「伊英達人の混合」「ジャズロック」「祝:世界初CD化・・・特にもBRAND Xファン必携のアルバム!!」「イタリアンとブリティッシュの融合」
・「英国ロックの極み、ここに発見」
ソウルフルでハスキーでパワフルで時に可憐な変幻自在のヴォーカルを操るリンダ・ホイル嬢(vo)を含むジャズ・ロック・バンド、唯一の作品。他のメンバーはリントン・ネイフ(org)、マイク・ジョップ(g)、モ・フォスター(b)、グラント・サーペル(ds)の男性4人。リンダのヴォーカルと同じくらい、いやそれ以上に要となっているのがハモンド・オルガン。文字通り弾き倒すそのプレイは、聴いているこっちまで気が引き締まる思い。10分を超えるボブ・ディランのカヴァー“見張り塔からずっと”は各人の名人技も堪能できる即興演奏の洪水であり、オルガン・リフがとくに印象に残る。①のブラス・アレンジと③のストリングス・アレンジをレッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズが担当。この後、リンダはソロを発表、グラントはセイラーへ加入(2作目から)、モはディープ・パープルをクビになったロジャー・グローヴァーのソロなどに参加する。
・「キーフのジャケットとサウンドの両方に古き良き英国の香りが漂う佳作」
本作のジャケットは、ヒプノシス(ツェッペリン、フロイド等)、ロジャーディーン(イエス、エイジア等)と並んでロックのアルバムジャケット史にその名を残すキーフが手がけました。キーフといえばアフィニティの名が挙げられる程に本作の幻想的なジャケットは印象的です(ただLPとCDのリリース時期により写りが著しく異なる)。非常に英国/ヨーロッパ的で、現在では出せない魅力に満ちています。
ジャケットのそんな魅力は本作のサウンドにも表れています。ヒプノシスのジャケットで有名なトゥリーズの2枚目の作品同様、(ブルース)ロックとジャズ、トラッド、フォークを消化したそのサウンドはどこをとっても「あの時代のイギリス」にしか出せないものばかりです(特にハモンドオルガン)。ヴォーカル、リンダホイルの声は「ソウルフル」の1語に尽きます。アフィニティは結局本作だけしか作品を残しませんでしたが、その事が勿体無いと思わせる上手い演奏は1度は聴いてみる価値があります。
本作で注意を引くのが、1と3のブラスとストリングのアレンジをJ.P.ジョーンズが手がけている事、ジャズロック風にアレンジされたディランの7(ハモンドオルガン弾きまくりの熱演)、ビートルズの12、キャロルキングの14でしょう。8から15は未発表曲でどれも非常に質の高い内容です。
惜しまれるのは裏ジャケットの白鳥のいる写真(表ジャケの左半分につながる光景)が文字で邪魔されている事です。ブックレットの裏にそれを使用してくれても良かったのにバンドメンバーの写真が使われてます(ただこれはこれで貴重な写真)。それを相殺するかのように、CDのレーベル面は何とピクチャーレーベルになってます(もちろん表ジャケの写真)。ブックレットではバンドの歴史や当時のアルバム評などの資料が充実してます。ジャケットにだまされたと思って買っても決して損はしない本作は多くのロック/トラッド/ジャズファンにお勧めです。
・「ちょっと期待しすぎたか・・・」
裏名盤的扱いで長年持てはやされていた評判で買ったが聞いてみて何か物足りないというのが正直な感想です。基本的にポップで聞きやすいジャズロック調なのですがただ若干ツメが甘い気も。ハイライトと評判の10分を超える「見張り塔からずっと」も冗長に聞こえてしまう。
しかしそれも自分がこのアルバムに対して期待しすぎたせいかもしれません。「ナイト・フライト」は文句なしに圧倒されますしボーナストラックも充実しています(「リトル・ロンリー・マン」が特に好きです)。リンダ・ホイルの声もハモンドの音もバンドのグルーブも好きです。もう少しアレンジをつめて欲しかったか・・・★3.5個
・「名盤の一つに数えられてるが」
アナログのオリジナルは高価な取引がされているようだが、アルバムを一枚しか残せなかった通り、ボーカルも演奏も曲も今一なものばかりで取り立ててアルバムを名盤入りさせる要素は無い。唯一まともなのはボブディランのカバー。何故このアルバムがそんなに評価されていたのか。恐らくジャケットアートとしては秀逸な事から、ジャケットのイメージとコレクターによってなかなかオリジナルのアナログが手に入らなかった状況が、オリジナルのアルバムの値段が上げてしまい、結果としてそれがこのアルバムを名盤的な扱いまで評価を上げてしまったのだろう。演奏されている曲調もジャズ(もともとリンダホイール加入の前にジャズバンドとして活動していた時代もある)やポップなものなど統一感がなく、統一感が無くてもそれぞれの曲に秀逸な演奏が行われていれば、バンドとしての懐の深さを感じただろうが、如何せんどれも中途半端に終わってしまっている。
・「超名盤!」
75年の3rd。前作で濃くなった実験的で難解な面が、バルカン・アラブの民俗音楽を吸収した躍動感溢れるジャズロックの中に理想的な形で溶け込んだ印象。パワフルすぎる荒々しいジャズロック、反ヨーロッパ的なエキゾチズム、過激な前衛性、超絶テクでスピード感ある鋭くしなやかな演奏、異常なまでの個性・存在感を放つデメトリオ・ストラトスの民謡風ボーカル、左翼的な傾向を明確に持った歌詞…AREAの様々な要素が過不足なく味わえるバランスの良い名盤。これだけ過激な内容でありながら、歌心を忘れず、ある種のキャッチーさすら感じさせるのだから…本当に驚異と言う他ない。「白い象」は迫力満点でカッコイイ。冒頭の華麗で勇ましいピアノとボーカルに圧倒され、ムワ〜っと動き出すアレアらしいエキゾチックなリフ。強烈な変拍子で暴れ回る。踊りながら切りつけてくるような雰囲気。「オデッサのリンゴ」は混沌とした冒頭からしなやかに駆け出す演奏、スピード感ある展開で各パートが挑発し合う。スリリングでカッコイイ!後半はファンキーで弾むような展開。コミカルとも言える演奏に重なる朗読風ボーカルは笑い、うめき、狂気が加速。「巨大都市」は熱狂的なスキャットとドラムに煽られ、各楽器のカッコいいソロがせめぎ合う。「のたうつ怒り」はリラックスした印象の曲かと思いきや、不穏なフリージャズ的演奏が炸裂。お洒落で心地良い部分と破壊的な狂気・暴走との対比が強烈。ピアノソロにしびれる。「栄光と革命」は陽気で軽快なフォーク風の歌モノ。別のバンドかと疑うほど爽やか。「インプロージョン」は雄大、スケール感のある曲調だが、後半はエレピ・ドラム等が熱狂する展開へ。「アレア5」は現代音楽の作曲家が作った曲。完全に1つの楽器と化したボーカル、ピアノ、ドラム、ベース、ギターが不気味に乱れ、こんがらがる。
・「イタリアンプログレ/ジャズロックの最高峰」
他の方々も書かれて居られると思うが、アレアはユーロプログレ史上に残る名ジャズロックグループであった。サウンドは、基本的には同時期のウェザーリポートやソフトマシーンなど電化ジャズないしジャズロックグループの影響下にあるものだが、所謂“バルカンフレーズ”なる民族音楽旋法の導入、変拍子の多用、そしてカリスマ的なリードヴォーカリストの存在がこのグループを唯一無二のものとしていた。反面、ロック色は例えば同時期のアルティ エ メスティエリなどに比べるとやや稀薄である。従って、70年代英国ジャズロックシーンやカンタベリー系、電化マイルス、初期ウェザーリポートがフェイヴァリットのリスナーに特にアピールすると思う。本作はデビュー以来の多様な音楽手法の導入が統合され、バンドとしてのアンサンブルが安定してきた佳作。まず曲風が多彩で、マハヴィシュヌ風ガチンコアドリブから脳天気西海岸フォークロックもどきまであり、しかもいずれも水準以上の作品。演奏もやたらとテクニカルでマニアックだが、最初の数小節でリスナーを取込んでしまう所が凡百の変拍子バンドとは決定的に異なる。イタリアバンドお約束のウィットと目まぐるしい展開も健在。そしてトドメは、驚異的かつ個性的なベルカント風ヴォーカルワークだ。すでに発表以来30年余りが経過したことなどモノともしない爆裂音楽!老婆心ながら、ぜひ若いリスナーに彼等の凄さを体験して頂きたいと思います。
・「ジョンのギター炸裂!」
BRAND Xのセカンドになります。個人的にはファーストより好きで、LIVESTOCKと共に良く聴きました。(今でも聴いている)。ジョン・グッドサルのギターが堪能できるアルバムでしょう。曲もいい。この頃のBRAND Xは独特の雰囲気とサウンドセンスがあってとても好きです。4.Hate Zone 6.Disco Suicide 8.Malaga Virgen 9.Macrocosm は丁々発止のインタープレイ大大会が楽しめます。パーシーのベースも、ラムりーのキーボードも、フィルのドラムも凄いですね。Dsの音圧がもう少し強めに録音されていたら更に言う事無しだったんですが、まあ良しとしましょう。BRAND Xてどんなグループと知りたい人は、このアルバムかLIVESTOCKを聴いてください。ハマるとなが~く楽しめます。(私は25年は聴いているわ!)
・「超絶技巧軍団の最高傑作!」
1stもすばらしいアルバムだったが、この2ndはそれをさらに上回る出来だ。このアルバム、というよりこのバンドのキーマンは変態ベーシストのパーシーなのだが、このアルバムではグッドサルのギターやラムリーのシンセのソロも十分に堪能できる。特に「Disco Suicide」以降のテンションは凄く、メンバーそれぞれのインタープレーが炸裂する。「Malaga Virgen」ではパーシーの驚異的なベースソロが、「Macrocosm」ではグッドサルとラムリーの超速弾きが堪能できる。(しかし「Livestock」での「Malaga Virgen」はもっと強烈!)まさに英国ジャズロック史上の名盤であろう。
・「前作同様(以上の)妖しげなサウンドが楽しめます」
77年発表のBRANDX2枚目のアルバムです。メンバーは、前作から、perのモーリスパートが加わっていますが、サウンド的には、前作同様です。というよりは、前作以上に妖しさ(変態度)を増したJAZZロックになっていますが、この時期の彼ら独特の浮遊感あるサウンドを楽しむことができます。ただ、このバンドの場合、やはりサウンド以前に楽しめるのは、各メンバーのプレイ。どのメンツも、何れ劣らぬテクニシャンそろいで、あちこちですげぇと笑みがこぼれてしまうプレイを披露しています。サウンドのキーを握っているのは、前作同様、パーシージョーンズのビョンビョン、ウネウネしたbでしょうが、今回は、T4を筆頭に、グッドサルのギターも、大きく貢献しています。決してコマーシャルではないので、万人向けでは有りませんが、プログレにも通じる欧州系妖気漂うフュージョンファンにはお奨めのアルバムです。
・「創り出される音の空間が違う」
1977年カリスマからリリース。彼らのセカンド・アルバム。一見してヒプノシス制作と分かるアルバム・デザインもカッコイイ。意外にも(?)フィル・コリンズのボーカルからスタートするこのアルバム、パーシー・ジョーンズの超絶技巧ベースを筆頭に超ハイレベルなインター・プレーの応酬攻撃満載で口が開きっぱなしになるアルバムである。
パーシー・ジョーンズのベースがスゴイのは当たり前として、あと感じるのはフィル・コリンズのドラムの確かさ、だ。フィル・コリンズはボーカルでは超ポップとしても花開き、ドラムでは超一流ジャズ・ドラマーである。その上ジェネシスでもあのシゴトぶり・・・・、こういう多面的才能を同時に発揮したドラマーは他にはいないな、と感じた。
聴いていて創り出される音の空間が違うのである。腕に覚えのある音の猛者たちに是非とも聴いて欲しい。
・「創り出される音の空間が違う」
1977年カリスマからリリース。彼らのセカンド・アルバム。一見してヒプノシス制作と分かるアルバム・デザインもカッコイイ。意外にも(?)フィル・コリンズのボーカルからスタートするこのアルバム、パーシー・ジョーンズの超絶技巧ベースを筆頭に超ハイレベルなインター・プレーの応酬攻撃満載で口が開きっぱなしになるアルバムである。
パーシー・ジョーンズのベースがスゴイのは当たり前として、あと感じるのはフィル・コリンズのドラムの確かさ、だ。フィル・コリンズはボーカルでは超ポップとしても花開き、ドラムでは超一流ジャズ・ドラマーである。その上ジェネシスでもあのシゴトぶり・・・・、こういう多面的才能を同時に発揮したドラマーは他にはいないな、と感じた。
聴いていて創り出される音の空間が違うのである。腕に覚えのある音の猛者たちに是非とも聴いて欲しい。
・「モニュメンタルな英国フリー・ジャズ・ロック・アルバム」
キング・クリムゾンに参加した英国の鬼才ピアニスト、キース・ティペットが作編曲し、クリムゾンのロバート・フリップのプロデュースを得1971年に収録されたモニュメンタルなフリー・ジャズ&ロック・アルバム。LPは2枚組で、米国盤(RCA)はボトルの並んだ極彩色ジャケット、このCDは英国盤を採用している。参加ミュージシャンは総勢約55人。何れも一家をなす著名ソロイストばかりで、曲ごとに構成は異なるが、その主な参加者を以下に列記するに留める。カール・ジェンキンス(oboe)、イアン・カー(tp)、ドゥドゥ・プクワナ、エルトン・ディーン、イアン・マクドナルド(as)、ブライアン・スミス、アラン・スキッドモア、ゲイリー・ウィンドウ(ts)、ニック・エバンス、ポール・ラザフォード(tb)、ジョン・マーシャル、ロバート・ワイアット(ds)、ブライアン・ゴッディング(g)、ジェフ・クライン、ハリー・ミラー、デイブ・マクラエ、ロイ・バビントン(b)、ジュリー・ティペット(ドリスコール)、マギー・ニコールズ、ズート・マネー(vo)。LPは中古店で最高十万円近いプレミアムがついていたことを覚えている。
・「ティペット初期のビッグバンド作品」
現在のキースの肩書きは、作曲家・ピアニスト・音楽教育者、そしてビッグバンドマスターである。この作品はキース・ティペットによるビッグバンド作品の最初期のもので作品の完成に2年を掛けた大作。参加ミュージシャンに当時の名手が勢揃いしており、凄い顔ぶれである。その上、この面子で何度も公演を行っていたというのだから恐れ入る。コンサートではロバート・フリップもギターを弾いていたが、本作品の録音スケジュールではギターの収録が間に合わない為、プロデュースのみの参加となっている。70年代末に英国盤は1万程度のプレミアで、米国盤はカットアウト盤がまだ安く出回っていたが、二枚組というボリュームもありなかなか再発の機会に恵まれてはいなかった。CDの時代で手に入れやすくなったのはありがたい。ジャンルを軽々と乗り越えられたこの時代の熱い雰囲気を感じ取ることの出来る貴重な音源である。
・「Chris Farlow = 怪物ボーカル」
Tom Jones?最初の印象はそうだった。いや、たぶん、もっと迫力があるかな?英国屈指のジャズロックバンドに怪物ボーカル。超ど迫力に決まっている。そんな、戦う前に白旗をあげたくなる内容。冒頭4曲の内、Chris Farlowが歌っている曲はどれも重くて暗い曲調で、イギリスにありそうで無い音を出している。(Take Me Back To DoomsdayのみギタリストのDave 'Clem' Clempsonが歌っている)5曲目のTheme For An Imaginary Westernなどカバー曲もまるで彼らの曲のようにしっくりとはまっている。個人的にはインストのBring Out Your Deadがお気に入り。暗い曲が多い中で疾走感がある。残念なのは最後の曲がドラムソロな事。ぜひ、オリジナル曲でバンドの力を見せて欲しかった。無論、Jon Hisemanのドラムは素晴らしいのだが。
このアルバムはChris Farlowのボーカルがあるからかどうかわからないが、結構ハードロック的に仕上がっている。
・「身震いするほど素晴らしい熱唱・・・」
ジョン・ハイズマン、ディック・ヘクトールスミス、デイヴ・クレムソン、デイヴ・グリーンスレイドなどを配したコラシアムはジャズ・ロックやプログレの愛好家の間では比較的、無視されがちなグループですが、真っ当なブルース・ロック系のアルバムとして聞くとホントに充実しており、そんな中でも当時、既に多くのヒット曲を出していたベテラン・シンガーのクリス・ファーロウをヴォーカリストとして迎えた本作は間違いなく“あっと驚く”アルバムであり、それに見合った内容を持っています。演奏が申し分ないのは当たり前ですが、後にアトミック・ルースターやZEPのジミー・ペイジのソロでも変わらぬ咽を聞かせたクリスのヴォーカルは素晴らしく、個人的にも年を追うごとに好きになっていきます。(この人のソロ作品も最高) 特にジャック・ブルースの1stに収録されていた、イマジナリー・ウェスタンのカヴァーは最高・・・というか最強。聞く度に身震いが起きるほどの名唱で絶対に聞いた方が良いです。後にコラシアムの残党のデイヴ・グリーンスレイド、トニー・リーヴスらによってグリーンスレイドなるバンドが結成され、そこでもこの曲はカヴァーされていますが、当然こちらのテイクには叶いません。ヴォーカルではなく“ヴォーカリスト”。プロ中のプロの歌声をぜひ。
・「ブリティッシュジャズロックの大名盤・・・素晴らしい!!」
1980年リリース。ジョンエサリッジ(G)とリックサンダース(Vln)によって結成された2ndVISION唯一のアルバム・・・ブリティッシュジャズロック珠玉の大名盤!!ソフトマシーン「ALIVE&WELL」で超絶ぶりを発揮した2人のバンドという事でとにかく聴きたかったアルバム・・・CD化には本当感謝です!!内容はリックの素晴らしいヴァイオリンを全面的にフューチャーし、感触としてはジャンリュックポンティやディキシードレッグス的なものです。ジョンエサリッジがこれまた素晴らしい・・・リックとの相性は抜群です!!ソフトマシーン「バンドレス」「ソフツ」「アライヴ&ウェル」が好きな方は、特にも必聴・必携・・・ジャズロックファンは勿論はずせません(笑)!!因み㡊??他メンバーは、デイヴブリストウ(Key)・ジョナサンデイヴィ(B:元グリフォンらしい)・ミッキーパーカー(Dr)・・・皆さん巧いです!!
・「懐かしのジャズロック」
カンタベリー系ミュージックの重鎮、ソフト・マシーンの末期に在籍した、ジョン・エサーリッジ(ギター)とリック・サンダース(ヴァイオリン)による双頭バンド「セカンド・ヴィジョン」による唯一のアルバムです。1980年発売。エサーリッジは「Softs」と「Alive & Well」の2枚、リック・サンダースは「Alive & Well」のみに参加ですが、ツアーメンバーのリック・サンダースを元メンバーとするかは異論が分かれるところです(その意味ではThe Policeのアンディ・サマーズだって元メンバーになってしまいます)。
あだしごとはさて置き、テイストとしては懐かしいジャズロックという趣きですが、極限にまで高められた緊張感に満ちていたソフト・マシーンと比べると、適度に「弛緩」してて、ロック、ジャズ、ディキシー、ポップなどさまざまな音楽的要素をとりあえずぶち込んだという感じです。その「とりあえず感」は、ともすれば「まとまりの無さ」にも通じ、全体を通して聴くと「だから何?」と感じないわけではありません。案の定、このアルバムを残したのみでコンビを解散してしまいますが、それもむべなるかな、という感想です。メンツの豪華さに惹かれたあまり「Softs」あたりで感じられたビリビリの緊張感を求める人には、お勧めできません。
と厳しいことばかり書きましたが、時折、聴かれるエサーリッジの超絶プレイは、ため息が出るほど切れ味が抜群で、テクニカル系ギタリストの本領発揮という感じです。だからこそ、ギターファンとしては「どうして常にそうしないの?」と歯がゆい思いなのです。
・「ジョンが自らの音楽性を全て具現化」
1972年9-10月ニューヨーク及びロンドンで録音。35年を経た今聴いても斬新さに圧倒されるアルバムだ。そして全員が実に技術的に高いレベルにいる。ジョン・マクラフリンもさることながら今聴くとビリー・コブハムのドラムが実に凄い。
ジョン・マクラフリンがマイルスのバンドに参加したのは『イン・ア・サイレント・ウエイ』の時だが、やはり印象に残っているのは『ビッチズ・ブリュー』だ。しかしながらジョンが自らの音楽性を全て具現化したのが本作だと思う。全曲が彼のオリジナルだが全て彼でなくては作れない曲ばかりだ。
苦言を一言。アマゾンの『商品の説明』このアルバムの紹介文は余りにもヒドイと思う。ヤン・ハマーは『ジャン・ハマー』だし、ジャンゴ・ラインハルトは『ジャンゴ・レインハート』になっている。その上ジョン・マクラフリンのギターをタル・フアーロウに例えたりしているが似ても似つかない。ジャンゴにだって似ていない。実にいいかげんな説明文だ。こういう直訳みたいな文章は即時撤去して貰いたい。
・「つきない幸せと出費」
知らないジャンルに挑戦する時によく参考にしているレヴュアーの方がいるんですが、この作品もその流れで購入しました。1曲目の『Birds Of Fire』の曲を通しての壮大な感じやヴァイオリンの効かせ方や、ジョン・マクラフリンのギターとヤン・ハマーのキーボードの絡みが強烈な7曲目の『One Word』など今まで触れた事のない迫力に圧倒されました。自分には気になった曲を飽きるまでリピートして聴くという悪癖があるためまだ通して聴きこんでませんが・・・改めて、もっともっと色んな音楽を聴いていきたい。そう思わせてくれる作品です。
・「怒涛のエレクトリック・サウンド」
彼等の代表作にして良くも悪くも70年代のジャズ・シーンにおけるトレンドを決定づけた問題作。マイルス時代から尖ったアドリブでぬきんでた存在だったジョンが自分の表現の為の母体として発足させたMO。とめどないフレーズの応酬はタブラ等のインド音楽の手法をジャズ・バンドに応用し、ファーストではその傾向がより如実、非常に英国人らしい発想とそのアプローチだ。今聴いてもリマスターで音も良く全く新鮮。ダークな色彩が再び今の時代と合ってきている。コブハムらのボトムに支えられた上ものは時にヴァイオリンのジエリーのフレーズがジョンを凌駕している。余談だがロックのキング・クリムゾンとは時代的にも重なるためか全体のサウンドが似てきている。これは余りいわれないが影響を与えあっているのかも。
・「激しいインタープレイ応酬のアルバムです」
マハヴィシュヌの2枚目のアルバムです。前作とメンバー・路線とも変わらず、テクニシャンによる激しいインタープレイの応酬をしていますが、ファンの間でも人気の高いアルバムです。
静~動、アコースティック~アグレッシブなものまでバラエティに富んだ曲になっていること、そしてアルバムタイトルにもなっている①が滅茶苦茶格好いいことが人気の高い理由でしょうか。JAZZロックの中でも、JAZZに近いパフォーマンスが特徴のアルバムであり、前作同様、激しいインタープレイの応酬が好きな方にお奨めします。
・「注目すべきはコブハム!超名盤!」
「内に秘めた炎」でセンセーショナルなデビューを飾ったマハヴィシュヌであるが確実にこの作品で頂点に達している。楽曲もさることながら使用している楽器の音質、録音の雰囲気など恐るべきアルバムだ。特にコブハムに関してはこれがベストだと言えるだろう。前作でも手数が多く十分楽しめるがドラムの音が「パカン、ポコン」でいささか軽い感じがする。曲想に合っていると言えばそれまでだが「火の鳥」では「バシッ、ドンッ」の世界である。しかも、ドラムをまるでメロディー楽器のように操る。「オカズ」の入れ方が独特で本当に凄い!こんな叩き方ができるドラマーは他には見当たらない。これだけ手数が多いにもかかわらず浮かないところはさすがにマハヴィシュヌ、テクニシャン集団である。コブハムの人気アルバム「スペクトラム」も名盤だが少し浮いているところにやはり差を感じる。先日、コブハムの「ドラムクリニック」に参加した。ドラムセットから3メートルの距離。始まるやいなや30分のドラムソロ・・・。唖然である。人間業じゃない。人柄が優しいのにまたまたビックリ。
・「ブリティッシュジャズ~ロック人脈隠れた名盤」
長らく廃盤だった、本盤が限定紙ジャケット使用で再販された事はなんとも嬉しい、内容はしょっぱなからコロセウムに素晴らしいカバーをされたタイトル名の大曲、マイクウエストブルックと並び証される変なオーケストラレーションがイギリス臭くグイグイ引き込まれる。B面は地味目な曲が並ぶが、クリススペティングのソロ的な雰囲気も
・「ブリティッシュビッグジャズバンドによるジャズ探求遊山」
ロニースコットクラブ、クイーンエリザベスホールなどで録音された2枚組みライブアルバム。抜群に楽しい演奏なキースジャレットのカヴァー1だけですでにお腹いっぱいになります。ジャジーなバックでクリススペティングがなぜかブルースギターを弾きまくる3などは相当変わってます、しかもそのあとキーボードでギターのように弾くソロが入り、2人でインタープレイ(..;)。その他の曲でも各プレイヤーのソロが常に重視され、ブックレットにも詳しく書かれているフリージャズ風のタイトル曲5、2枚目ラストを飾る大曲3など全体を通してシリアスだがどこかポップな匂いを持ったビッグバンドジャズ〜現代音楽への探求といったアルバム全体の命題が見え隠れする。名盤
・「伊英達人の混合」
イタリア出身の、プログレ/ジャズ・ロック・バンドの、’76年発表の2nd。 何と言っても、まず注目なのは、ゲスト参加のNARADA MICHAEL WALDEN、PHIL COLLINS、PERCY JONESといった、英国出身の凄腕大物ミュージシャンである。こんな豪華な面子は、今後どんなプロジェクトでも実現し得ないだろう。 言うまでもなく演奏能力は天下一品。加えて、押す所と引く所のメリハリの付け方も、流石達人と感じさせ、単にテクニックのひけらかしで終わってしまうプレイヤーにはない、熟練して身につけられた巧みさが、はっきり分かる。 勿論、バンドのメンバーもそれに引けを取っておらず、互角に渡り合っている。 また、楽曲面でもその効果が現れており、明るく派手なイタリア的な部分を英国的な落ち着きのある、繊細で抑え、逆に、地味で大人しすぎになりそうな英国的な部分をイタリア的な奔放さで持ち上げるように、お互いを補い合っているように聞こえる。 歌詞は英語で歌唱力も十分。同時にイタリアらしさを損なっていない。 それでも贅沢な注文として、全体的にまとまりすぎている観がなくもなく、腕の立つ実力者が、ハメをはずすような場面があってもよかったと思う。 けれどもそれは、ほとんど揚げ足取りに近く、それだけ真面目に作ったと解釈するのが妥当だろう。 いずれにせよ、名実相伴った傑作に間違いない。
・「ジャズロック」
ジャケ買いした・・・も過言ではありません。音楽は、超絶技巧のジャズ風味の利きまくったロックですね。メンバーも見てみたらスゴイ人ばかりです。とにかく、息をつかせぬ展開と演奏です。しかも、これが30年も近く前にリリースされていたなんて・・・先人の凄さにただただ感嘆するばかりです。
・「祝:世界初CD化・・・特にもBRAND Xファン必携のアルバム!!」
1976年リリース。イタリアのバンドNOVAのセカンド・・・個人的に、パーシージョーンズ(B)参加という事で、とにかく聴きたかったアルバムです。正直このバンドに関しては知りませんが、オザンナのエリオダンナとチェルヴェロのコッラードルスティーニらが結成したバンドで本作からニュートロルスのレナートロセットが加入との事です。買ってみて驚いたのが、ドラムがナーラダマイケルウォルデンという事・・・これは知りませんでした!!フィルコリンズ(Per)・ザキールフセイン(Congas)参加、プロデューサーがロビンラムリーですから本当凄いメンバーですよね・・・タイミング的に「モロッカンロール」の直前という事ですから、双子的なアルバムと言っても良いでしょう。意外にも6曲中4曲がコッラードのボーカルをフューチャーしていたので、勝手にインストバリバリを期待していた私はちょっとビックリでした・・・勿論演奏は高水準のものです。インスト1曲目「VIMANA」はなかなか強力・・・パーシージョーンズが一番活躍しているナンバーで、必聴の1曲(BRAND Xっぽい、笑)!6曲目はサポートのナーラダの曲で、裏ジェフベック的なメロディラインがしっかりした曲・・・途中転調してロビンラムリーっぽいキーボードソロがあるのは、ご愛嬌といったところ。生きている間にこのアルバムを聴く事が出来て、とにかく嬉しかったですね・・・スタッフの仕事に、惜しみない拍手を送ります。ただこの紙ジャケ仕様は、味気なかったかなあ・・・ジャケットがなかなかシュールで素敵なのですが、ちょっと勿体ないというか。
・「イタリアンとブリティッシュの融合」
OSANNAのエリオ・ダンナと、元CERVELLOのコッラード・ルスティーチを中心としたジャズロック・バンド、ノヴァの2nd。NEW TROLLSのレナート・ロセット、GENESISのフィル・コリンズも参加。イギリスに渡ったイタリア人たちと、実力のあるメンバーたちによる演奏はさすがに見事で、エリオのたおやかなフルート、サックスの音色に、コッラードのセンス溢れるギターワーク、そこに軽快なリズムセクションが同居して、イタリアンロックとブリティッシュの不思議な融合がなされている。上品でスタイリッシュなモダンさを有しつつも、メロディにはどこかイタリア特有の叙情が残っていて、プログレッシブ系のジャズロック作としては希有なほどの上質なアルバムといえる。
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