Escape from Dragon House (詳細)
Dengue Fever(アーティスト)
Fucking Cowboys: Live in Paris (詳細)
Gnawa Diffusion(アーティスト)
「文句なし!」
Lightweights & Gentlemen (詳細)
LAU(アーティスト)
「スコットランドのフォーク/トラッド系音楽の新星」
Riot on an Empty Street (詳細)
Kings of Convenience(アーティスト)
「アコースティックと録音のこだわり」「あえてアコースティックの極上2nd。」「心地良さ!」「まったりにはもってこい」「The Sound of Norway」
Shine (詳細)
Joni Mitchell(アーティスト)
「カムバック作も傑作でした。」「35年以上変わらぬ創作力、歌詞つき」「心地良いシリアスさ」「期待通りの作品。」
渋旗(Shibu Hata) (詳細)
渋さ知らズ(アーティスト)
「渋。」
Signs of Life (詳細)
The Penguin Cafe Orchestra(アーティスト)
Want One (詳細)
Rufus Wainwright(アーティスト)
「ジャケットもかっこいい」「至福という名の音楽」「life is beautiful」「大傑作」「ラヴェルは反則気味だけど」
Confesion del Viento (詳細)
Liliana Herrero(アーティスト)
「wonderful music」
「圧倒的にドメスティック、だからこそインターナショナル」
Undercurrent (詳細)
Bill Evans(アーティスト)
「耳馴染みよく、抜けづらい至高の逸品」「さあ漂おう」「シンプルかつ上品」「Under Current B.Evans & J.Hall」「1曲目だけではない」
● すきな音楽
● My Bedroom Music(エレクトロニカ・ポストロック中心)
● ギター1本で紡ぎ出される世界(Folk/Latin/etc.)
● ☆5つ
● 聴き続ける音楽
● ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)の落穂拾い・その3(1998〜)
● グラミー賞最優秀ポップ・インストゥルメンタル・パフォーマンス(1993〜)
● 名盤
●Fucking Cowboys: Live in Paris
・「文句なし!」
先日、惜しくも解散を発表したマグレブ史上にも残るであろうグループによるライブ作。このレベルの演奏家になれば、ライブでCDを再現できるの?といったものは杞憂に終わる。のっけから、ジャジューカの狂ったリズムからの手早いウードソロ。己の主張、主義を貫き通す、フロントマンのアマデール・カデブのカリスマ性。レゲエ〜パンク〜アラブ神秘主義までも内包するグルーブ、キレともに申し分のないバンド。(個人的にはリベルテ以上かも?と思わすシーンも散見されます。)最新作にしてラストの(現在)スタジオ作である「スーク・システム」の楽曲もライブでは観客(恐らく移民たちだろう。熱気がハンパではない)で生々しさ120パーセントアップ!といった趣。付属のDVDにはアマデール自身が自らの故郷であるアルジェリアに自ら出向き、現地のミュージシャンのそれこそ「生」の演奏を収めた失禁モノの映像を収録。アラブやレゲエ、パンク好き、もしくは「最近おもろい音ないの?」といった方々には胸を張ってオススメできる一枚。にしても解散が残念!!つくづく、去年の「ラマダンの夜」に行けばよかったと後悔・・・
・「スコットランドのフォーク/トラッド系音楽の新星」
2007年に発売された、スコットランドのフォーク/トラッド系3人組のデビュー作。(なぜか日本盤『ライトウェイツ&ジェントルメン』のカタログ情報の中でこのアルバムの発売日の表記が2006年7月15日となっているが、それは間違い。)「デビュー」といっても、メンバーはそれぞれすでに個別の活動で高い評価を得ている人たちで、中でもフィドルのエイダン・オルークはこれ以前にソロ・アルバムを出して好評を得、2006年にはスコットランドで最優秀フィドラーとして賞を受けてもいる。あとの二人は、アコーディオンのマーティン・グリーンとギターのクリス・ドレヴァー(シンガー・ソングライターでもあり曲によってはヴォーカルも担当)。「スコットランド」と聞いてすぐに思い浮かぶバグパイプは含まれていないので、「やっぱりバグパイプがなきゃ」と思う人には少々不満かもしれない。しかし、アコーディオンがその代わりといった感じで、バグパイプに負けない力強い響きを加えていて、アルバム1曲目のインストゥルメンタル曲から、疾走するアコーディオンと切れ味鋭いフィドルとギターが強烈な印象を与える。それに比べると、歌ものは、しみじみとした感じでその雰囲気に浸れれば決して悪くはないのだが、なにしろインストゥルメンタル曲での力強く鋭いかっこよさが強烈なので少々印象が弱い。なお、彼らは2007年のうちに来日ライヴを行って好評を博し、2008年2月にはBBC Radio 2 Folk Awardsのベスト・グループ賞を受賞、5月にはライヴ・アルバムを出し(こちらはこのアルバム以上にかっこよい)、10月には再来日の予定である。ケルト音楽に興味のある人にとっては決して聞きのがせない、注目のバンドだ。 これからもっとすごいアルバムを出しそうな予感がするので、少々辛い気もするがあえて星4つとする。(本当は4.5ぐらいのつもり。)
・「アコースティックと録音のこだわり」
ジャケット写真そのままの空気感がアルバムに延々と漂っていて、アットホームな聞き応えある一枚。茶と水色の色彩がホントに似合う、そんな彼らのアルバム。
アコースティックギターに、ピアノに弦楽器、エレキと、いろいろな味が楽しめるので飽きにくい。それに何と言ってもコーラスが絶妙。決して分離することなく最後まで違和感なくムダのない仕事をしているなぁとあっとうされる。
ちなみに私はイントロでの「3,2,1」とかギターをポンポンと叩く合図のようなものが入っている宅録系に目がないので、そこでも心をわしづかみにされてしまった。
・「あえてアコースティックの極上2nd。」
コーネリアスのリミックスを手がけたり、アーランド・オイエのエレクトリックなソロ活動などでアコースティック・エレクトロニカな作品になるのではと密かに思っていたが、徹底的にアコースティックなセカンドアルバムとなった。
アコギとボーカル・ハーモニーをベーシックに生音の音感にこだわったサウンドはシンプルに削ぎ落とされて、新鮮。
サイモン&ガーファンクルほどキャッチーでなく、ネオアコほど疾走しない、静かなる大人のアコースティック!
音の隙間に漂う、心地よい緊張感が素晴らしい。
ノルウェーの傑出したデュオによる穏やかにしてディープなスタンダード作品だ。
・「心地良さ!」
アコースティックギターの音色と、重く優しい男性ヴォーカルが究極のリラックスに導いてくれます。雨の日に聞くとしっとり。晴れの日には爽やか。
聞いていて、とても気持ちが良くなるサウンド。一番のお勧めはmisread。このCDを聴きながら、のんびりしてみませんか?
・「まったりにはもってこい」
映画の回想シーンで使われそうな、しっとり落ち着いた曲が多いです。しっとりしていながら暖かみのある音ばかりです
north marine driveをかけているのと似た気分またはfantastic somethingの控えめな雰囲気です。休日や夜に一人でまったりするにはもってこいだと思います。自分の時間をゆったり贅沢に楽しんでいる気にはなれます
でも自分の持っている音楽にくらいのが多いことを、このアルバムを買って気がつきました...陽性の人にはあまり向きません
・「The Sound of Norway」
日曜日の昼過ぎ、雨が降っている。退屈な午後。家にいる。雨の音を聴きながら、静かで長い午後を過ごす。そんなとき、聴くのはいつもKings of Convenienceのこのアルバム北欧は、わからないけど、憂鬱なイメージ。サイモンアンドガーファンクルとは違って彼らはパワーはくれない。感動はくれない。でも北欧の二人組みは憂鬱をしっているから、とてもやさしく歌いかけてくれる。しずかに音楽を奏でるから、コーヒーでも飲みながら、本でも読みながら聴いていたい。
・「カムバック作も傑作でした。」
ジョニ・ミッチェル5年ぶりのカムバック作である。一時は絵画に没頭するため音楽活動を離れたそうだが、創作意欲を抑えられずに復帰作を創り上げた。これが、すばらしい!出来栄えなのである。昨年の夏に家から離れて自然の中で動物達と過ごして創られたインスト曲の#1からしてジャジーでかっこいいジョニの世界が広がります。#2、#10といったようなキャッチーな曲もありますが、詞の内容は全編を通して現代社会に対する批評が垣間見えます。ほとんどの楽器をジョニがプレイしていますが、これがスタジオミュージシャン並みにイケル!「ビッグ・イエロー・タクシー」のアコースティックギターのカッティングもかっこいい!!新規一転してHEARMUSICから出したのも正解だったのは?とにかく一聴の価値ありです。この世代で生まれてよかった・・・・。
・「35年以上変わらぬ創作力、歌詞つき」
1971年の名盤『ブルー』を聴いたあとにこの作品を聴きましたが、35年以上変わらぬジョニの創作力に驚きました。ジョニと同じくカナダ出身のニール・ヤングにも共通しますが、カナダ出身のシンガー/ソングライターとして、あたかも、アメリカもより肌寒い辺境で、アメリカという中心を横目に見ながら、マイペースで淡々とフォーキーなグッド・ミュージックを奏でているかのような独特の雰囲気に引き込まれますね。それでいて、歌詞には、戦争や環境破壊を憂う切迫した情動も表現されています。歌詞つき。スーパー・ジュエル・ケース仕様。ジュエル・ケース仕様の日本盤にボーナストラックはないので、輸入盤でもいいのではないでしょうか。
・「心地良いシリアスさ」
待望のジョニ・ミッチェル復帰作。オリジナル新曲版では9年ぶり。今回は聴く前から最もシリアスな作品になると聞いていましたが聴いてみて納得。音は実にシリアスです。しかし、聴いていて辛くなるような音楽ではありません。心に切々と響く心地良いシリアスさ。一日に何回でも聴けます。事実、買ってから今までヘビーローテーションで何度も聴いてしまっています。改めて彼女のソングライティング能力の高さをまざまざと見せ付けられて感動しました。オープニング曲のピアノで綴られるインスト曲から持っていかれ、良い意味で彼女らしい曲が繋がっていきます。一曲一曲丁寧に作りこんでいるなぁと感じます。昔のアコースティック期の代表曲のセルフカヴァーもあります。今回はジャケットなどどこにもジョニの描く絵が使われてないのは唯一の残念な事ですが、芸術的なアート写真の数々が実に作品とマッチしていてこれは逆にアリです。
・「期待通りの作品。」
待ちに待ったジョニ・ミッチェルの新作。予想にあった様にシリアスな内容だが、ジョニの世界を見事に具現化している。一曲目はインスタルメンタルで始まり、作品への期待が徐々に盛り上がっていく見事な演出で幕が開ける。一つ一つの音を丁寧に積み重ねながら、彼女の世界を築き上げていく様は、全くもって年齢の衰えなどを一切感じさせない。ジョニ・ミッチェルの凄いところは、誰にも媚びることなく、且つ嫌味なく、自分の世界に人を引き込むエネルギーである。年輪を重ねても、その音楽は先鋭的であり、優しく魅力的である。今作品が、ミュージックシーンにおいて、今年最大の出来事である間違いないことである。
・「渋。」
不破大輔、片山広明、勝井祐二、石渡明広などといった豪華メンバーが総勢25名も集結した至上最強のジャパニーズ・ジャム・バンド、「渋さ知らズ」。 そんな彼らの通算7枚目のアルバム(Live)。
ライヴでお馴染みの7曲をそのまま収録。 ジャズ、ファンク、フュージョンといったカテゴリーに囚われない彼らの自由な音楽性、さらにライヴでしか味わえない極上のグルーヴが詰まった最高の1枚。
楽曲自体はインストメインにも関わらず、聴いてて全く飽きが来ないとは、本当に圧巻。 とにかくゴージャズ。 とにかく音が分厚い。 とにかくビートが気持ちいい。 とにかくメロディが心地よい。 ステージ上ではさすがジャズメンの集まり、即興で曲の長さが毎晩変わる、客が盛り上がれば各パートのソロが増えたり、即興演奏が始まるといった、完全に現場主義。
だからこそ実際にライヴに足を運んでもらって、この素晴らしさを実感して欲しい。
・「ジャケットもかっこいい」
私は最近、沢山のCDを買うようになりなかなか一枚のCDを聴きこむことがなくなってしまっていた。でも、このCDは何十回繰り返し聴いただろう・・・恐ろしいことに、未だに飽きない。1曲目の「Oh What a World」を聴いた瞬間、独特の雰囲気に引き込まれ、CDを止めることができなくなる。私の中では、ジェフバックリーを超えてしまった。
前2枚も傑作だが今作は更に上を行く。
2枚組みをで出さなくて良かったと思う。この延長線上のアルバムをもう一枚聴ける事を想像すると最高に幸せだ。
あ。ほら見て・・・・・武者震い
・「至福という名の音楽」
両親ともにフォーク・シンガーという恵まれた音楽環境のもとで育ったルーファス・ウェインライト。デヴィッド・ボウイ、ビョークなどを手掛けたマリウス・デ・ヴライスをプロデューサーに迎えた3rdアルバム。
トラディショナルなフォーク・ミュージックとクラシック&オペラからの影響を反映させたその音楽性は「ポペラ」「モダン・スタンダード」と称され賞賛を受けている。
クラシカルなストリングス・ピアノ・ギターを主体に美しく繊細な歌声で魅了する華麗なポップセンスは唯一の輝きを放つ。しなやかで気品のあるその声は天性のものだろうか。高音がオペラのように伸びていくその唱法は独特で荘厳で気高く、包み込まれるような錯覚に陥る。至福という言葉が似合う素晴らしい音楽。
ゲイであることを公言していたことと中世趣味のジャケセンスで、長い間敬遠していたアーティスト。聴かず嫌いはだめだな、と反省しきり。
ゆうじさん、ありがとう。
・「life is beautiful」
とりあえず、いつものことながら1曲目でやられます。あの声であのメロディーで、あの歌詞であのアレンジで歌われたら、試聴した瞬間で買いは決まりです。壮大なアレンジの曲もあれば、シンプルにピアノだけの曲もあって、バラエティーに富んでますが、肝はやっぱりうただと思います。なんか人間性というか、この人ならオッケーって感じで。
弟がたまたま聴いて「radioheadみたいやな~」といってましたが、確かになんか声も似てるし、トゲをぬいて、でも声とメロディーの良さと叙情性はそのままにしたような。トム・ヨークと朝まで飲むのはちょっときつそうですが、この人とならいけそうです。そんな酒場が似合うかんじもありつつ、気品もあるすばらしい1枚です!
・「大傑作」
ゴージャスでドリーミィでポップで華麗な超贅沢なエンターテイメント性溢れる大傑作。おとぎ話の主人公のようなジャケですがそれが中身を象徴してると思います。ファースト、セカンドも文句なしですがこれと次のWant Twoはそれを上まわってます。個性の塊のような人で、ちょっと過剰なまでの変態さがあるので好みは分かれそうですが一度はまったら二度と抜け出せないほどの中毒性のある音楽でもあります。実際僕はライブ見たさにWant Twoの国内盤もってるのに輸入盤買ってしまいましたし。ドキュメントDVDまっで買ってしまいました。もちろんムードだけで勝負するようなにせもんとは一線を画していてソングライティング、声質、歌唱力全てが完璧。こんな贅沢な音楽見逃したらもったいないです。
・「ラヴェルは反則気味だけど」
ブライアンウィルソン的メロディとストリングスの見事な融合が聴ける一曲目からしてもう既に名盤の空気が漂っている。艶やかな声と完璧なアレンジ。もしかすると(ジャケ含め)そこが鼻につくかもしれないがしかし、この時代にこれだけのものを作れるアーティストがいるという事だけで素晴らしいって話。
スピーカーから湧き出してくる音にただただ耳をかたむけて欲しい。(1人の人間が作ったこんなにも素晴らしい音世界に。)
・「wonderful music」
一言で言うと、なんて素晴らしいんでしょう!(涙)こんなに癒される音楽はあんまり無いんじゃないでしょうか。一曲目のイントロから既に、アルゼンチンの風土や質感がじかに伝わってくる感覚です。そして全体を通して聴くと、彼女の優しさに包み込まれ、アルゼンチンの柔らかな風が感じられる思いで溢れます。まさに『風の告白』です。最近、文学の世界でも南米が注目されていますが、南米の文学作品(例えばボルヘスやガルシア=マルケスなど)を読んだ上でこのCDを聴くと、なお良いのではないでしょうか。マジで癒されますよぉ、是非とも皆さんも、聴いてみてください!
・「圧倒的にドメスティック、だからこそインターナショナル」
モールスと言うとKレコーズやモデスト・マウスを初めとするUSインディとの繋がりの深さがクローズアップされることが多い。では、彼らのサウンドがいわゆる「USインディ」風なのかというとさにあらず。日本語ならではの歌詞の面白さ+●●風というラベル付けのまるでできない楽曲の幅の広さ…そのサウンドの豊かさは日本という土壌あってのものだ。その独自性こそが海外のバンドを引きつけて止まないのではないか。そうした意味ではこの4thアルバムはモールス・サウンドが一つの到達点に達した大傑作だと思う。和物フォーキィな一曲目からサイケデリックな2曲目、アーシーな3曲目、リズミックな4曲目等々。一曲毎に目まぐるしく曲調が変わるがヴォーカルまで一発録り形式で録音されたゆえのグルーヴがアルバム全体の芯をつないでいる。圧巻は9分に及ぶ8曲目。こんなバンド他にはいません。
・「耳馴染みよく、抜けづらい至高の逸品」
ビル・エヴァンスといえば、「ワルツ・フォー・デビー」や「ポートレイト・イン・ジャズ」など傑作を遺した、ベースにスコット・ラファロ、ドラムにポール・モチアンを迎えたピアノトリオというのが世間の相場。しかし、ともに白人ジャズプレイヤーとして最高峰と呼ばれる二人によるこの作品こそそれぞれの最高傑作だと思う。
「カインド・オブ・ブルー」発表直後に結成したピアノトリオ結成時、ビル・エヴァンスが持ち込んだインタープレイと呼ばれる手法はしかし、わずかの歳月を経てここに完成する。ここでは、どちらが主役というわけではなく、二人の紡ぎだす音は完全に融合している。今にも涙を落としそうなギターに心を奪われていると、次の瞬間突然バッキングをとっていたピアノがソロに躍り出てきて度肝を抜かれる。そしてまたギターがそんな瞬間に!と思う間もなく、スッッとごく自然に入ってくる。
しかし二人が目指したのはそんなテクニックお披露目大会なんぞではなく、実は叙情性の追及なのである。
アップテンポな「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」という斬新な解釈。ドビュッシーをはじめとするクラシック音楽の素養を窺わせる「ドリーム・ジプシー」。このアルバムで私が最も好きな「スケーティング・イン・ザ・セントラルパーク」で遂に二人の感情表現はクライマックスを迎える。ゆったりと楽しげに奏でられていくのだが、実はとても切ない。セントラルパークでスケートする事に何ゆえ胸を軋ませられるのかがよく分かりませんが。
似た個性を持ち合わせたこのデュオだからこそ実現できた極めてシンプルな構図は、耳に馴染みやすいが飽きにくく、いつでも胸深くに入り込んで静かに胸を打つのである。
・「さあ漂おう」
Bill EvansとJim Hallという繊細すぎる二人の天才が残した美しい一枚。
ピアノとギターが交錯しながら陶然としたリズムを紡ぎあげる「My Funny Valentine」艶然としたギターの音色にうっとりする「I Hear a Rhapsody」悄然とした雰囲気にラストのギターとピアノの交互のフレージングが美しい「Dream Gypsy」静から徐々に動へ・・・、そして忽然と広い空間を創りだすJim Hall作の傑作「Romain」
緩慢な時間の流れで、まるで自分が悠然と踊っているような感覚にとらわれるジャズというよりクラシックみたいな華麗な響きが特徴的な「Skating In Central Park」一番地味ながら、どこか秋の匂いを漂わせていて、聞けば聴くほど愁然とした味がでてくる「Darn That Dream」眼をつぶって聴けば、蒼然とした夜空が瞼の裏に浮かんでくる「Stairway To The Stars」昂然としたリズムと、水のように軟らかい浩然としたメロディが入り混じって、どこか甘酸っぱいような懐かしいような感慨にふけれる「I'm Getting Sentimental Over You」
と、本当に、一曲、一曲が素晴らしく質の高い曲ばかり。
僕としては秋とか、冬に聴くと、あまりに繊細な音な為、往々にして感傷的になりすぎて憂鬱に陥りやすいので、真夏の暑い一日の終わりの深夜に酒を片手に涼みながら聞くのが最高かな。さあ君も、ジャケットの女性みたいに「浮」いて「遊」ぶ「感」じを体験しよう。。。。。。
・「シンプルかつ上品」
初めて聴いた時、古いという印象でした。当然悪い意味ではありません。聴く回数を重ねるほど良くなってきました。
恐らく2人は互いの息遣いを感じながら、時に見つめあいながら、絡み合うように、そして相手を思いやるかのように演奏したのではないかと感じました。
とてもシンプルです。とても優しいです。とても上品です。
「どれかジャズを一枚」と言われたらこれを勧めたいです。
雨の午後には欠かせない一枚になっています。
以前は、6曲だけのものを所有して聴いていましたが、そちらの方がなんとなく濃密で全体としての完成度が高かったような気がします。
・「Under Current B.Evans & J.Hall」
最初の音からすでにJAZZの真髄がぎっしりと詰まっており、しかもビルもジムも歌う事の大切さを理解している。JAZZを演奏するものにとって座右に置くべき一枚である。当然、リスナーにとっても常に新鮮に響き、当時の二人の演奏に対する取り組みは真摯なものでありまたひとつの音に対しても細心の注意を払い、それが曲全体を素晴らしいものにしている。更にそれがアルバム全体の統一感となり、発売当初に受けた五つ星という評価となった。このことは現代のあふれる様々な音楽に対してもその評価はゆるがず、まさにジャズクラシックの一枚、と断言できる。ジャズを聴いている人は是非とも入手すべき一枚である。値打ちとしてはレコードのほうが格上なのだが、次善のものとしてCDで聴いていただきたい。
・「1曲目だけではない」
何と言っても名演で名高い冒頭の「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」。この曲のイメージを破るようなテンポで、最初からぐいぐい引き込む。スリリングでいてメロディアス。この曲だけでも十分買う価値はある。しかし、2曲目からはバラード調の演奏が続き、アルバム全体は深く沈み込むようなトーンで覆われる。それをどう聴くかだ。以前「2曲目から後はつまらない」と書いた評論家がいて驚いたことがある。何を聴いているのだろうかと思ったものだ。1曲目でポーンと跳び込んだら、水の流れに身をゆだねて二人の名人の掛け合いを聴こう。何と言う素晴らしい音楽の語らいだろうか。それを味わえる人なら、このアルバムを本当の「名盤」と感じるだろう。
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