山猫 イタリア語・完全復元版 [DVD] (詳細)
バート・ランカスター(俳優), ルキーノ・ヴィスコンティ(俳優), アラン・ドロン(俳優), クラウディア・カルディナーレ(俳優), ニーノ・ロータ(俳優), パオロ・ストッパ(俳優), ジュリアーノ・ジェンマ(俳優)
「胸に迫る 」「ついに出ました!」「ただひたすら素晴らしい!!」「ヴィスコンティの最高峰」「滅び行く貴族階級」
デジャヴ [DVD] (詳細)
トニー・スコット(監督), デンゼル・ワシントン. ポーラ・パットン. ヴァル・キルマー. ジム・カヴィーゼル. アダム・ゴールドバーグ(俳優)
「楽しめました」「良い映画」「大いに楽しめました」「タイムパラドックスのケリの付け方が気持ちいい」「馬鹿ばかしさが癖になる。」
バンテージ・ポイント コレクターズ・エディション [DVD] (詳細)
ピート・トラヴィス(監督), デニス・クエイド(俳優), マシュー・フォックス(俳優), フォレスト・ウィッテカー(俳優)
「交錯するトリックを視点を変えることで明らかにする面白いアトラクション」「緻密な展開と多くの伏線が張り巡らされたストーリー」「拾い物ですよ!」「久々に面白い映画を見た」「練りに練られた脚本の妙」
魔法にかけられて 2-Disc・スペシャル・エディション [DVD] (詳細)
ケヴィン・リマ(監督), エイミー・アダムス(俳優), パトリック・デンプシー(俳優), ジェームズ・マースデン(俳優), ティモシー・スポール(俳優), イディナ・メンゼル(俳優)
「作品そのものは素晴らしいです。」「必見!」「しあわせと夢いっぱい」「リスが可愛い」「ロマンチックな時間を☆」
ラストエンペラー [DVD] (詳細)
ベルナルド・ベルトルッチ(監督), ジョン・ローン(俳優), ジョアン・チェン(俳優), ピーター・オトゥール(俳優), ヴィヴィアン・ウー(俳優), 坂本龍一(その他)
「ストラーロの映像と、作品をまとめ上げたベルトルッチの力量に感服!」「史実との整合性はさておき、とにかく美しく豪華絢爛な歴史超大作」「ジュン・ローンと最後の皇帝」「溥儀の数奇な運命を軸とした清王朝から中華人民共和国への変遷」「人間の数奇な運命。」
L.A.ストーリー [DVD] (詳細)
ミック・ジャクソン(監督), スティーブ・マーティン(俳優), ビクトリア・テナント(俳優), リチャード・E・グラント(俳優)
「大人のラブコメディ」「終始マーティンギャグの連続で、映画としては微妙」
リバティーン [DVD] (詳細)
ローレンス・ダンモア(監督), ジョニー・デップ(俳優), サマンサ・モートン(俳優), ジョン・マルコヴィッチ(俳優), ロザムンド・パイク(俳優), トム・ホランダー(俳優), スティーヴン・ジェフリーズ(脚本), Paul Ritter(俳優), Francesca Annis(俳優)
「ジョニー、喜怒哀楽を演じる」「短くも壮絶な生涯」「僅かな光明こそが,彼の総て」「ジョニー・デップの底知れぬ才能を思い知る作品」「これこそJohnny!」
タワーリング・インフェルノ [DVD] (詳細)
スティーヴ・マックィーン(俳優), ポール・ニューマン(俳優), ジョン・ギラーミン(俳優)
「160分以上の歴史的大作、見る価値あり!!」「やっぱりロバート・ワグナー!」「まさかの積み重ね」「ビル火災のパニック映画の金字塔」「豪華で繊細!」
FAIL SAFE 未知への飛行 [DVD] (詳細)
スティーブン・フリアーズ(監督), ジョージ・クルーニー(俳優), リチャード・ドレイファス(俳優), ドン・チードル(俳優), ノア・ワイリー(俳優), ウォルター・バーンスタイン(脚本)
「白黒撮影の冷たさと、生放送という緊張感が効果的」
カサブランカ スペシャル・エディション [DVD] (詳細)
マイケル・カーティス(監督), イングリッド・バーグマン(俳優), ハンフリー・ボガート(俳優), ポール・ヘンリード(俳優), クロード・レインズ(俳優), コンラート・ファイト(俳優)
「Play it again, Sam!!」「しっとりとしたバラードに酔いしれて」「恰好の英語教材」「最高です。」「Everyone is in love with Rick」
ナイル殺人事件 [DVD] (詳細)
ジョン・ギラーミン(監督), ピーター・ユスチノフ(俳優), ロイス・チャイルズ(俳優), ミア・ファーロー(俳優), ジェーン・バーキン(俳優), アンジェラ・ランズベリー(俳優), オリビア・ハッセー(俳優), アガサ・クリスティ(原著), アンソニー・シェーファー(脚本)
「クリスティーの実体験をプロットの重要な展開に生かした極上のミステリ」「待望のバジェットプライス化!」「面白かった」「文学の香り高き殺人事件」「名作の呼び声ふさわしい…面白かったです。」
ゲームの規則 [DVD] (詳細)
ジャン・ルノワール(俳優), マルセル・ダリオ(俳優), ノラ・グレゴール(俳優)
「大傑作!・・・・しかし・・・・・」「まぁ観てくださいよ。」「興行は大失敗」「何度見ても素晴らしい」「まぁ観てくださいよ。」
ジャン・ヴィゴDVD-BOX (詳細)
ジャン・ヴィゴ(監督), ミシェル・シモン(俳優), ルイ・ルフェーブル(俳優)
パンズ・ラビリンス DVD-BOX (詳細)
イバナ・バケロ(俳優), ダグ・ジョーンズ(俳優), セルジ・ロペス(俳優), マリベル・ベルドゥ(俳優)
「コメンタリーや良し」「決して現実逃避ではなく」「多くの人と感想を交わしたくなる映画。みんな見るべし!」「ファンタジーの可能性を押し広げた成功作」「怖ろしくも美しい」
サルート・オブ・ザ・ジャガー [DVD] (詳細)
デヴィッド・ウェッブ・ピープルズ(監督), ルトガー・ハウアー(俳優), ジョアン・チェン(俳優), ヴィンセント・フィリップ・ドノフリオ(俳優)
「ハウアー奇跡の復活。」「DVD版のラストは?」「隠れた名作」
甘い生活 デジタルニューマスター版 [DVD] (詳細)
フェデリコ・フェリーニ(監督), マルチェロ・マストロヤンニ(俳優), アニタ・エクバーグ(俳優), アヌーク・エーメ(俳優), アラン・キュニー(俳優)
「馬鹿騒ぎの夜は明けて」「古いものが最も現代的に」「 8 1/2につながるフェリーニ絶頂期の名作」「新鮮!」「レビュー」
ハンナとその姉妹 [DVD] (詳細)
ウディ・アレン(監督), ミア・ファロー(俳優)
「ウッデイ・アレンの最高傑作のひとつ!」「姉妹っていいな!と思った。」「愛すべきダメ男」「役者・演出としてのW.アレンを堪能できる最高傑作」
アパートメント (ユニバーサル・セレクション第3弾) 【初回生産限定】 [DVD] (詳細)
ジル・ミモーニ(監督), ロマーヌ・ボーランジェ.ヴァンサン・カッセル.モニカ・ベルッチ(俳優)
「最高傑作」「“恋愛”はサスペンス、とのフレーズが見事にはまる傑作!」「びっくりしました〜」
レッサー・エビル [DVD] (詳細)
デビッド・マッケイ(監督), アーリス・ハワード(俳優), コーム・フェオーレ(俳優), トニー・ゴールドウィン(俳優), デヴィッド・ペイマー(俳優), ジョナサン・スカーフ(俳優)
「複雑さが魅力の一級心理サスペンス」
ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] (詳細)
ジョエル・コーエン;イーサン・コーエン(監督), トミー・リー・ジョーンズ(俳優), ハビエル・バルデム(俳優), ジョシュ・ブローリン(俳優), ウディ・ハレルソン(俳優), ケリー・マクドナルド(俳優), ギャレット・ディラハント(俳優), テス・ハーパー(俳優)
「トミー・リー・ジョーンズの目線で観なければダメ」「原題は」「時代は変わる」「理由を考えるな」「恐ろしくて不愉快な映画だが……」
駅馬車 [DVD] (詳細)
ジョン・フォード(監督), ジョン・ウェイン(俳優), クレア・トレヴァー(俳優), アンディ・ディヴァイン(俳優), トーマス・ミッチェル(俳優), ダドリー・ニコルズ(脚本)
「ウェインの出世作!そして西部劇の原点!」「STAGECOACH」
愛が微笑む時 (ユニバーサル・セレクション第5弾) 【初回生産限定】 [DVD] (詳細)
ロン・アンダーウッド(監督), ロバート・ダウニー・Jr..チャールズ・グローディン.キラ・セジウィック.トム・サイズモア(俳優)
「☆待望のDVD化☆」「待ちに待ったDVD化」「本当ハートウォーミング」「ようやく!!!(TT)」「全体的に良い『気』が溢れている感じ」
ロング・グッドバイ [MGMライオン・キャンペーン] [DVD] (詳細)
ロバート・アルトマン(監督), エリオット・グールド(俳優), スターリング・ヘイドン(俳優)
「渋い、渋い、渋い!」「ハードボイルド革命。アンチヒーローの時代。」
5時から7時までのクレオ ~Collector’s Edition~ [DVD] (詳細)
アニエス・ヴァルダ(監督), ミシェル・ルグラン(俳優)
「よきかな」
フィクサー [DVD] (詳細)
トニー・ギルロイ(監督), シドニー・ポラック(俳優), ジョージ・クルーニー(俳優), トム・ウィルキンソン(俳優), ティルダ・スウィントン(俳優)
「ティルダ・スウィントンとジョージ・クルーニーの演技にしびれる」「面白い」「とても時間軸に苦しむが面白い映画」「Michael Clayton」「何か身につまされる。」
● 恋愛映画のススメ
● 中華通史ーこれぞ人間学!!!実直で真面目な大和民族よこれが謀だぁ〜!!!!!
● 2008年 新春期 (01‾02月)興行収入ランキング +α
● 評価基準 S‾F
● 好きな映画
● 美男リスト
・「胸に迫る 」
若いころ一度「教養のため」に見て、ほとんどなんの印象も残らなかった映画です。久しぶりに見返してみると、その豪華絢爛さの後ろ側に透けて見える普遍的な人間の心、人生の落日感などが今の映画には見られない説得力をもって胸に迫るのには驚きました。特に印象深かったのはバート・ランカスター演じる山猫公爵とカルディナーレ扮する甥の婚約者との関係。ディナーのテーブルで思わず娘に向かって体を乗り出し、はっと我に返って身をそらす公爵。それを知ってか知らずか敬愛の情を越えた親しさをもって接するカルディナーレ。この娘の下品なほどにこれ見よがしな若さ、美しさがこれからくる身も蓋もない新時代のシンボルとして描かれているようです。その娘に動物的に引かれていく自分の、完全には老い切っていない男性としての残り火を感じつつ、しかしこれから冬が訪れるように確かに老いがやってくることを痛いほどに理解している公爵の姿を描き出すヴィスコンティの技と、それに応えたランカスターの演技はもうお見事としかいいようがありません。この豪華絢爛たる舞踏会シーンは、無論目のご馳走的に楽しむこともできますが、人生の二重の意味での大終焉を経験する公爵の心象を描くためには、やはりここまでの豪華さが必要だったのでしょう。それにしてもこのごろDVDボックスとか称して意匠を凝らした商品がおおく、ヴィスコンティなどは真っ先に「狙われ」そうですね。こういうコンビニ風な豪華さはもっとも似合わない作家だとおもうのですが。
・「ついに出ました!」
ヴィスコンティ長編全作品中、いまだDVD化がなされていなかったこの作品がついに発売です! 二十歳の頃初めてこの作品を劇場で見たとき、私は正直言ってなぜこれがそんなに名作と言われているのかいま一つわかりませんでした。 でもそれから十数年を経た今はっきりとわかります。これはまがうことなき傑作だということが。
主人公はシシリー最高位の貴族サリーナ公爵。肉体壮健、知性あふれる誇り高き男ーというと、なんだか威張り腐った人柄を思わせますが、実際は家族思いの人情家です。 時はイタリア統一戦線の時代ー。彼の一族も時代の波に翻弄されざるを得ません。 公爵は甥のタンクレディと新興ブルジョワジーの娘アンジェリカとの結婚を承諾します。 心の底では、彼は野心家で移り気な甥タンクレディにも、新生イタリアの姿にも決して満足などはしていませんでした。 しかし、一族を新時代に生き延びさせるためには、これ以外に道はないー。胸中の孤独を誰にも語らず、公爵はただ一人、滅び行く己の階級に殉じる道を選びますー。この偉大な人物像を前にしては、ストーリー展開がどうだとか、アクションやひねりがどうだとか言った映画の見方が、何とも小賢しいものに思えてしまうーそんな作品だと思います。
あまりにも有名な舞踏会のシーン、公爵とアンジェリカがワルツを踊ります。それは旧世代最高の人物と、新世代最高の美女が最初で最後の混合を果たす瞬間でもあります。 それを見つめる人々の感嘆と嫉妬(!)の入り交じった視線ー。美というものの本質をこれほど華麗に、かつ冷徹に捉えた映画がまたとあるでしょうか? 何度でも繰り返し見たくなる傑作です。
・「ただひたすら素晴らしい!!」
本物の貴族の末裔であるビスコンティ監督でなければ作り得なかったであろう、豪華絢爛な映画です。
この映画最大の見所は、やはり公爵家の当主を演じるバート・ランカスターでしょう。精力的で、野性味のある人物でありながら、貴族社会と自らの家系の運命全体をこの上なく冷静な目で見ることができる圧倒的な知性も併せ持った人物、そんな偉大な人物像をバート・ランカスターは見事に演じきっています。あくまでも個人的な感想ですが、この映画でバート・ランカスターが演じているサリーナ公爵は、『ゴット・ファーザー』でマーロン・ブランドが演じたヴィト・コルレオーネに勝るとも劣らないほど、偉大なキャラクターではないでしょうか。
映画の最後、豪華絢爛な舞踏会のシーンが終わった後、ランカスター演じるサリーナ公爵は一人でふらりと舞踏会の会場を後にします。このシーンで彼の背中が背負っている、滅び行くものの悲しみとも当主としての勤めを全うした充足感ともつかない、なんとも言葉では言い表すことができない複雑で大きな感情、そしてサリーナ公爵の後姿にひっそりと漂う重くて荘厳な死の雰囲気、その全てを私はぜひとも多くの人に見てもらいたいです。
三時間を超える非常に長い映画ですが、見て絶対に損はしません。本当に素晴らしい映画です。
・「ヴィスコンティの最高峰」
二度ともうこんな映画監督は現れないだろうし、二度とこんな映画は作れないだろう、と思われる作品。ヴィスコンティの生涯の映画のテーマは首尾一貫したものがあったと思うが、その中で「山猫」こそが、ヴィスコンティの最高峰といえるのは、西洋キリスト教的な貴族文化の象徴であり、その最高の趣味を現出しながら、時代の変化の中に敗北し、滅びゆく姿を描きながらも、アラン・ドロンとクラウディア・カルディナーレ扮するカップルに、未来への希望をつなげていくところだと思う。消え行く姿が、決して悲しみだけで終わらせていないところが、この作品の最高の評価を与えているところであり、他のビスコンティ作品とも一線を画している点なのだろう。若い頃のアラン・ドロンは、本当に美しく、こんなに格好良かったのだ、とあらためて感じさせられたし、なぜ、この作品がカンヌの最高賞なのかも、観て納得できた。ヴィスコンティそのものは、貴族であり、クリスチャンでありながら、共産主義者というとても矛盾に満ちた人ではあったけれど、この作品の中に、彼の資質のすべては現われているといえよう。
・「滅び行く貴族階級」
バート・ランカスターが圧倒的な存在感で滅び行く運命を見つめるシシリアの公爵を演じてます。彼は何百年も続いてきた公爵家の当主で、この先自分達の家系がどうなっていくのか、冷静に判断できる知性を持った人です。でも、自分達が没落していくのを静かに受け入れているのは真に貴族的な性向のためとおもいます。彼の野心的な、何も財産がない爵位のみの甥にアラン・ドロン。若い頃のアラン・ドロンは本当にハンサム。ノーブルな面と野卑な面のブレンドが最高。で、彼が自分の出世のために選んだ新興階級の娘にK・カルディナーレが扮してます。私はあまり美人とは思わなかったですが、健康的、野性的で、イメージにぴったりかなあ、と思いました。監督のヴィスコンティはミラノのとても古い貴族の家系に繋がる方で、この種のフィルムを撮るのにぴったり。大舞踏会のシーンは圧巻です。原作も河出文庫から出てるので合わせて読んでみると原作との違い、ヴィスコンティの意図など判ってより楽しめると思います。
・「楽しめました」
あの監視システムの発想が新しくて面白かった。現実はどこまで詳細に監視できるんだろう。タイムパラドックスの映画に辻褄合わせるのは不可能なんで、理論の矛盾を突っつく人には合わないかも。魅力的なヒロインを助けたいという気持ちと、運命はどこまで変えられるのか、変えられないのかのハラハラ加減がちょうどよいです。
・「良い映画」
いわゆるタイムパラドックスものです。最初の20〜30分ちょっと寝そうになっちゃいましたがそこからどんどん引き込まれました。視覚効果は洗練されていて見ているだけで飽きないしデンゼル・ワシントンはカッコいい。最後のシーンも心地よかった。細かい矛盾を指摘するなんてナンセンスなことをしなければ純粋に楽しめる最高のエンターテインメント。
・「大いに楽しめました」
タイムスリップの話では基本的に細かな理屈に私は突っ込みを入れない。その部分こそ「フィクションの世界、映画の楽しみ」そのものだから。
わくわくしながら観た。期待通りの出来に大いに満足。電話、小さな紙切れのメモ、指紋、そしてなぜか存在するかすかな記憶、それら全てが繋がっている。何事も無かったような2人の様子。いいラストシーンだった。
吹き替えをチョット聞いてみたが、大塚明夫さんの声を聞くと、彼が吹き替えたいろいろな役者の顔がうかんでしまい、大いに違和感あり。すぐやめた。やはり生の声が良い。
・「タイムパラドックスのケリの付け方が気持ちいい」
予告編を見た時から これは何か違う!とピンと来ていた作品。 劇場に行きそびれたので購入。
3D処理で3日前という限定の過去覗き見システムを使って フェリー爆破テロ事件の謎を解明しようとする デンゼル・ワシントンが 死んでしまっている被害者の女性を 何とか助けようとして・・・
タイムパラドックスをどう処理するのかと思っていたら ウルトラな力技でカタをつけた。 この監督はスゴイ。 そしてCGをあえて使わずフェリー爆破は本物のフェリーを使用してカメラ16台で撮影!
その心意気や良し!天晴れ!
特典のコメンタリーは、 監視システム風に途中でメイキング映像に切り替わる遊びも素晴しい。
この監督、ジジイのくせにヤルぜ!
車での過去映像追跡シーンが燃えます!
TVのスペシャル版みたいな邦画が多い中、 ハリウッド的などーでもいい洋画でもなく 久々に何度も見返したい 伏線の張り方が素晴しい映画でした。 文句無く満点。
・「馬鹿ばかしさが癖になる。」
皆さんおっしゃるとうりのドラえもんネタですがそこがまさにこの映画のよさでしよう。CSIみたいな映画かなと思わせてこの破天荒な展開がかっこいいです。70年代のアニメのような面白さがありこの手の物語に豪華キャストと潤沢な予算がかけられているのが最高にいいです。変に病みつきになる映画です。それにしてもバルキルマー太りましたな。
●バンテージ・ポイント コレクターズ・エディション [DVD]
・「交錯するトリックを視点を変えることで明らかにする面白いアトラクション」
大統領を警護するシークレットサービスを演じるデニス・クエイドの主演映画。スペインで大統領の狙撃事件が発生する。映画の前半は、その謎を多くの視点から何度も繰り返し見ることで、事件の裏にさらに裏があることがわかってくるという推理映画仕立てとなっている。後半は解かれた謎を解決するクライマックスとなり、犯人との壮絶なアクションが展開される。
本作品の前半は同じシーンをアングルを変えてみることで、他の視点からは見えなかった事件の裏側が少しずつわかってくるという謎解きになっている。事件には事件を防ぐ側と起こす側のトリックが複雑に交錯しているが、反復して見せることで誰もが容易に理解できる仕組みだ。多くのミステリー作品は巧妙なトリックがあっても内容をすべて理解することは困難であるが、本作品はその問題点を見事に解決している。この編集はクリストファー・ノーラン監督の『メメント』に似ているが、こちらの方がはるかに明快である。
後半は一転して犯人を追うカーチェイスアクションとなるが、従来の作品と比較しても見劣らないスピード感で見応え十分。ロケ地としてスペインが選ばれたのはこの臨場感を演出するためであろう。また、作品全体を通して、主人公であるシークレットサービスの生き様が伝わってくる演出になっていて、これが作品のテーマともなっている。
あっという間の90分で見終わってすっきりするアトラクションのような作品。暗殺事件でなぜすっきりするかは見ればわかる。値段分の価値は十分で星5つでいいと思う。
・「緻密な展開と多くの伏線が張り巡らされたストーリー」
何気ない音、場所、登場人物の行動、それら全てが真実への伏線であることに、徐々に気付かされます。視点が変わる毎に徐々に真実に近づいていきます。前半の緻密な展開と比較すれば、後半3分の1くらいは若干大味な感もあり、クライマックスはご都合主義的な香りもしますが、見終わった後にはもう一度最初から見たくなる、そんな映画です。買う価値は十二分にあります。
・「拾い物ですよ!」
公開時はそれほど話題にならなかったような気がしますが、なるほどこういう映画の作り方もあるのかと、大変感心してしまった1本。純然たるサスペンス映画で、あまりリアリティーを重視すると確かにやや甘いところもありはするものの、筋肉隆々の男がミャンマーで人を殺しまくる映画を許容できる神経であれば大丈夫です。
・「久々に面白い映画を見た」
八つの視点から進むストーリーですね。あんまり話題になってないですけど、かなり傑作だと思います。一人の視点でわからなかったことが、次の視点でわかったりしますし、最終的に全てが集約されて納得のラストを迎えますし。あとカーアクションの迫力がものすごかったですね
・「練りに練られた脚本の妙」
大統領狙撃の瞬間を目撃した8人の異なる視点から、暗殺事件の真相に迫るさまをスリリングに描きます。出演はデニス・クエイド、TVドラマ「LOST」のマシュー・フォックス、フォレスト・ウィッテカー、シガニー・ウィバーなど配役も豪華です。
大統領暗殺にいたるまでのシークエンスは、捜査官や観光客、犯人など8人の視点で8回繰り返されます。2度目、2人目の視点からは、とりあえず何が発生するか分かってるから、その立ち位置までを確認しつつ観ていけます。どんどん情報が殖えていくワクワク感。そのつど時間は巻き戻され、少しずつ新たな事実が明らかにされ、観客は真相に近づいていくという手法。 それぞれのパートは、必ず先が気になる一番いいところで終わってしまう形で区切られます。(苦笑) そのため観客は、あたかもクライマックスが連続しているような感覚に陥ることに。全力ダッシュで始まり、ペースを落とすことなくそのまま90分間駆け抜けます。
ひとつの事柄が、見る角度により別のものに見えてくる。ある事実を知った後には、同じ出来事がより大きな意味を持っていたことに気づく。まったく無関係と思われる登場人物たちは、そのじつそれぞれが確固たる存在理由を持って配置されており、すべてが明らかになる最後の瞬間には、大きな感動と満足感が待っています。
●魔法にかけられて 2-Disc・スペシャル・エディション [DVD]
・「作品そのものは素晴らしいです。」
映画館で観て感動したので、予約して買いました!アラン・メンケンの音楽といい、役者といい、どれをとっても素晴らしいと思います。1番のお気に入りはセントラルパーク中を歌と踊りでいっぱいにするところです。あと最後の舞踏会のシーンが胸に沁みてきます。またあの歌が切なくて切なくて。
映画そのものの良さは他の方がレビューで目一杯に伝えているし、充分に伝わると思うので、DVDの仕様について気になったことをお伝えしておきたいと思います。
まず、チャプターリストには歌で頭出しできる機能はありませんでした。ミュージカル映画なら曲ごとにチャプターが区切られていたりもしますが、そういうわけでもなく、歌の頭に合わせて区切られていない曲もありました。「この歌が聴きたい!」と思ったときにはちょっと使い勝手が悪いかと思います。ちなみに『リトル・マーメイド プラチナ・エディション』には曲名からジャンプ可能だったので期待してたんですけど、これは残念かなぁと。
特典映像の中に「ブルーレイなら他の作品との関連(パロディやオマージュが具体的にどうなっているか)を確認できるよ」的なコメントとそれっぽい映像(元ネタがわかるもの)がありました。これは正直いらないかと。ブルーレイ版がどうなっているのかはわかりませんが、DVD版を見ている人にそれはないだろ、てな気分になりました。それっぽい比較映像は少しだけありますが、この作品中に込められているのはもちろんそれだけではないですし、DVD版なりにもう少し方法があるのではないかと思います。
あと2枚目の特典ディスクが微妙です。青地に"ENCHANTED"(原題)の文字だけといういまいちなデザイン。このデザインが悪いわけではないのですが1枚目には登場人物がプリントされているので、統一感がなく寂しい印象を受けました。パッケージなどには『4つの秘密』と内容が4項目に別れているように書かれていますが、実際は1本の番組になっていて、メニュー画面には選択肢が1つだけしかありませんでした。(コンテンツの内容はちゃんとしてます。誤解しないでくださいね)これならわざわざ2枚にしなくてもよかったようなって思ってしまったのが事実です。1枚目には本編だけにして、2枚目を特典に完全に分けたほうがスッキリしたのでは…。
個人的には、大好きな作品だけに、発売までもう少し時間をかけても構わないので、丁寧に仕上げてもらいたいというのが本音でした。
何度も言うようですが、映画そのものの内容は申し分ないくらいステキです!観る度に「これってあの映画かな」って発見があったりもします。まぁ強烈なパロディもありますが、それもNYということで。
・「必見!」
もし、あなたが仕事に生きる疲れた現代人であるなら是非観てください。子供の頃、夢見たおとぎ話なんて現実になるはずがない!真実の愛を信じるなんて馬鹿げてる?そんなあなたにこそお薦めです。有り得ない事が現実になる、ディズニーの魔法があなたを夢の世界にお連れします。夢でもあなたを暖かく癒してくれる、そんな映画なのです。
ディズニー好きなあなたは、いくつ作品のオマージュを見つけられましたか?小ネタ探しも楽しいし、そんなの分からなくても勿論楽しめます!心に元気がもらえる、楽しい映画です。どうぞ、あなたも一緒に楽しんでください♪
・「しあわせと夢いっぱい」
ディズニーの夢と幸せいっぱいな世界がうまく実写で表現できた素晴らしい作品。
ストーリーの展開、勢いも良く、ディズニー得意の歌や色彩豊かな表現もとても魅力的で子供から大人まで楽しめ、昔のディズニープリンセスにどっぷり浸かった世代には堪らない可愛さ、純心さがある!
何度も繰り返し観たくなる映画である
・「リスが可愛い」
ディズニー自らがこのような映画を創るとは… やはり、長年の人気は伊達じゃありませんねディズニーを毛嫌いしている人にも観て欲しい作品です※○○や○○が家の掃除をする場面は結構ショッキングです(笑)
・「ロマンチックな時間を☆」
笑いあり、切なさあり、そして感動あり‥ディズニー映画の良さがまた今回も溢れてます☆
アニメと実写の展開も見所でしょう。ストーリー展開の他、歌を歌ったりとミュージカルタッチさにも加え、いいタイミングで胸がキュン♪ときます。思わず『うまいなぁ〜』とうなずいてしまいました。女の子は常にお姫様でありたい、男の子は勇敢な王子様でありたい‥という描写に心くすぐられます。
映画館で日本人女性と白人男性のカップルを見かけたのですが、この映画に何故かマッチして見えてしまいました(笑)。
ストーリーの詳細は是非本編でお楽しみ下さい☆
・「ストラーロの映像と、作品をまとめ上げたベルトルッチの力量に感服!」
多くの方が指摘しておられるように、この作品の歴史観が粗いのは否定できません。しかし、清末から満洲国崩壊までの歴史を、この作品以前にこれほどきちんとまとめ上げた作品は皆無でした。作品公開当時存命であった溥傑氏(溥儀氏の弟君)が、「今まででいちばんまともな作品」という意味のことを語っていたことが忘れられません。皇帝の色「黄」を印象的に使ったストラーロの映像も絶好調。北京の故宮や長春(新京)でロケできたのも、今となっては奇跡としかいいようありません(しかも紫禁城の門に、当時の中華民国国旗の五色旗が翻るのです!)。ただ、惜しむらくは、このDVDが短縮版(一般公開版)だということです。通常、完全版は、監督の趣味を押し付けたりして、かならずしもおすすめできるとはかぎりませんが、これほどの大河ドラマとなると、この短縮版ではさすがに短すぎます。多少高額でもいいから、完全版と通常版のボックスセットの発売を熱望します。また、本編では冒頭部分しか使用されていないデビッド・バーンのメインタイトルテーマなどを収録したサントラCDもぜひ聞いてほしいと思います。
・「史実との整合性はさておき、とにかく美しく豪華絢爛な歴史超大作」
映像と音楽の息を呑むような美しさを味わうぶんには、これほど良く出来た映画というのもそうそうないと思う。
まず、オープニングタイトルからして素晴らしいのだが、本編に入ると一転してモノクロに近い映像となり、戦後、ソ連から撫順の戦犯収容所に戻された溥儀が、トイレに鍵をかけて自殺を図る場面で、それに気づいた所長が「Open the door!」と叫ぶと、その声に誘われるようにして回想場面に入る。画面は一転して1908年の紫禁城となり、二列になった騎兵が蹄の音を響かせて入ってくるのだが、この場面の美しさは比類のないもので、いささか陳腐な「歴史絵巻」という言葉は、こういう映画のためにあるのではないかと思ってしまう。
見どころはやはり、本物の紫禁城を使ったロケだろう。この映画は天安門事件前に撮られているが、今になって思い返すと、あの頃の中国では改革・開放の流れが相当進んでいたのだなと実感させられる。それに比べると、長春で撮影した満州国のパートは、いささか小ぢんまりとまとまっているようでもあって、満州国皇帝となった溥儀が、徐々に傀儡化されてから、敗戦とともに終焉を迎えるまでの描き方がややあっさりとし過ぎているような気もするのだが、ここでも宮殿の内部の装飾がどこかイタリア未来派風だったりで(笑)、ファシズムの美学に魅入られたベルトルッチの本領発揮という感じがする。(そういえば、坂本龍一はこの映画が撮られた前年に、『未来派野郎』という題名のアルバムを出したりしていた。)
・「ジュン・ローンと最後の皇帝」
この映画は、凄い。監督のベルトルッチが、溥儀の自伝「わが半生」に感銘して映画化。当時の中国は、政治がらみの映画のロケは了承していないはずですから、中国でロケをしたのも話題となりました。 主演のジョン・ローンの好演が映えていますね。それに名優ピーター・オトゥールが家庭教師役、音楽を担当した坂本龍一が甘粕正彦役を演じていますが、すごく豪華な映画だと思います。 中国との交流活動を長くしていますが、戦前から文革が終わるまでの溥儀の生き様は一般的にはタブーとされていました。なぜなら溥儀には、中国の最後の皇帝という面もありますが、社会主義国中国では反動的側面もありましたから、描けないというのが実態ではなかったのではないでしょうか。 しかし、この作品以降中国の歴史が語られ始めたような感じがします。最後の皇帝は、中国5,000年の歴史ともいえますが、その役を凛とした姿勢で演じたジョン・ローンも凄い俳優だと感じます。 ちなみに、同時期に中国・香港合作で「火龍」という溥儀の一生を描いた映画が公開されましたが、これは中国の対抗心を象徴するものかもしれません。
・「溥儀の数奇な運命を軸とした清王朝から中華人民共和国への変遷」
あらすじ☆4つ幼少皇帝溥儀の数奇な運命をその後の人生と清王朝の没落とオーバーラップさせながら映像化したもの。ファシズムに傾倒するベルトリッチ監督が溥儀の人生を軸として清王朝から中華人民共和国への変遷を、さらに日本と満州との関係を描いた大河ドラマ。
・「人間の数奇な運命。」
その昔、劇場で観て非常に感銘を受けた作品。ビデオでも観たし、今回の廉価盤で手に入れた。中国清朝の最後の皇帝である、溥儀の数奇な運命を壮大なスケールで映像化している。社会と人間との関連について深く考えさせられる作品。人間はそのままであるのに、社会のほうが勝手に変化し、変わっていない人間は社会の場面場面で関係が変化していく。溥儀の場合はこの変化はすざましく、こんな人生を送ったら常人には耐えられないと思う。劇場で観たときに少年の私に大きな衝撃を与えてくれた。だって皇帝が庭木職人になっちゃうんだもの。そんな話があるのかと当時はショックを受けました。個人的な映画のベスト1です。
坂本龍一の音楽もすばらしいが、彼の日本刀のような存在感もこの映画に無くてはならないものです。それにしても手に入れてよかったな。
・「大人のラブコメディ」
スティーブマーティン主演の大人のラブコメディです。素直になれない大人の恋を、ハイウェイ上の「あるモノ」が後押ししてくれます。Enyaの音楽が効果的に使われており、とても心にしみるストーリーです。本命ではない恋人役を、今をときめくサラ・ジェシカ・パーカーが演じています。能天気でかわいい店員という設定ですが、表情もしゃべり方も今と全然変わりません。多分これが彼女の最初のメジャーな役所ではなかったでしょうか。
・「終始マーティンギャグの連続で、映画としては微妙」
スティーブ・マーティンの脚本、主演の、ハリウッド内幕物。スティーブ・マーティンの脱力系ギャグと、間抜けな動きは最高だが、映画として面白いかどうかというと、別な話だなあ。
スティーブ・マーティンのギャグって、「変化球」ギャグなので、それが延々と連発されると、少しつらい。それと、この主人公は結構「成功者」だが、もっと馬鹿でダメな人間を演じてほしいねえ。
マーティンの恋人役のLAに来ているイギリス人女性が、「親孝行しよう」とイギリスの母親に電話して、ある歌をサックスで演奏して聞かせて、母親が電話の向こうでその歌を歌うシーンが、実に間抜けでいい。あと、マーティンが服屋で知り合った若い女の子が、「病的なほど意味もなく、終始、妙な動きで踊ってばかり」というキャラなのもナイス。だが、なんと、この女優は今をときめくサラ・ジェシカ・パーカーの若き日だそうだ。
・「ジョニー、喜怒哀楽を演じる」
映画を観終わったとき、私は思わず賞賛の拍手を送りたい衝動にかられた。ロチェスター卿の天晴れな生き様に、そして、ロチェスター卿を見事に演じきったジョニーの熱い演技に。ジョニーが、脚本を3行読んですぐに出演を決めたというだけあって、ジョニーの思い入れが感じられる作品だ。ジョニーがこの作品に共鳴したのは、そこに「ロックな魂」を見出したからかもしれない。
ジョニーはこの映画の中で、正統なる「喜怒哀楽」を演じている。これまでの作品を観ても、ジョニーがこれほど「喜怒哀楽」を演じているものは、少ない。大いに楽しみ、正直に愛を貫き、時に怒りを露にし、後悔の念に声をあげて泣くのである。中でも、ここまで泣くシーンは初めてかな。。。!ファンのみなさん、必見です。胸が締め付けられます。
何だか、久しぶりに「ジョニーらしい作品」を観られ、嬉しかった。
・「短くも壮絶な生涯」
下品と思った人もいるようですが、自分的にはすごく美しい作品でしたよ。内容はともかく。醜い姿になっていくロチェスターを演じたジョニーが、本当に素晴らしかった。醜く汚いのに美しい。そして後半、ロザムンド演じるエリザベスとロチェスターがぶつかり合うシーン。この二人の演技に圧倒されました。すごすぎる。ここだけでも満点。泣きました。ラスト、エンドロールにかけて流れる曲がいい!そしてロチェスターの『Do you like me now…?』が、すごく切なく胸に響きました。一度見て分からなかった人は、監督の解説を見てからもう一度本編を見てみて下さい。ほんと名作です。ただ、削除シーンを入れた完全版が見たいです。なぜあそこを削除する…↓↓
・「僅かな光明こそが,彼の総て」
暗く,霧の中のような雰囲気で物語は進む。観る者はロチェスター卿と共に堕落を味わい,彼と共に新人女優に僅かな光明を見出す。息苦しく,重苦しい絵の中で,彼は朽ちて行く。救いも何もない。 デップ主演作で久々に記憶に残る作品。私にしてみれば「デッドマン」以来かな。暗く静かな作品だから,高画質高音質を期待する。 名作とは言えないかもしれない。だが,デップが胸を張ってディスコグラフィーに加える作品に間違いない。彼はいくらオスカー候補常連になっても,このような作品に出続けてくれるだろう。デップらしさに敬意を表して星5つ。
・「ジョニー・デップの底知れぬ才能を思い知る作品」
ジョニー・デップ・・・・やはり彼はすごい。出演する作品ごとに、自分のオーラを変える事ができる俳優の一人ではないだろうか。決して俳優として個性がないのではない。演じる役柄によって、自分の個性を散りばめる割合を知っているというのだろうか・・・・出演されている作品を観ると、目の輝きや醸し出す雰囲気を本当に上手く演じているために、ほとんどの作品が「当たり役」、俗に言う「はずれ役」というものがないと思っている。どんな役柄にでもなれる、観る者に違和感を与えない俳優なのである。
確かに性的な表現が出てくるが、この作品の時代背景を考えると、過剰な演出がされているわけではない。自分の欲求に対して正直に生きた一人の「男」の生き様を、そのまま描いている。正直な分、ある意味壮絶な人生。そんな男の人生を、なんの違和感もなく演じている彼の才能に、またしても魅せられたのである。
・「これこそJohnny!」
ジャック・スパロウもよろしかろうが、これこそJohnnyの本領発揮!生きる苦悩を芯から知っている彼でなければできない役だ。大昔ロチェスター卿についての本を読んだが、所詮は外側から見たもの。Johnnyはロチェスター卿の内側を見事に演じた、いや、映画の中で生きて見せた。エンディングのモノローグは何度見ても泣ける。これは2006年のJohnnyの代表作だと私は思う。
・「160分以上の歴史的大作、見る価値あり!!」
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・「やっぱりロバート・ワグナー!」
窮地に立たされた時、本当の人間の本質を知るもの。
この映画では、人間の醜い部分が火災以上に、恐怖を誘います。
そんな中で、一番感動したのは、ロバート・ワグナーが愛する人のために燃え盛る火の中に、飛び込んで行くシーン!
俺もこういう男になりたい、と子供ごころに思ったものでした。
・「まさかの積み重ね」
この映画を始めてみたとき、映画に登場する人物と同様に火災に対する恐怖は全く伝わらないほどこの「グラスタワー」の設備に感心しました。オーバーワークによる配線のトラブルからこの未曾有をの大惨事が始まるのですが、それまでのセレモニー、パーティ等々とても和やかな雰囲気が後の修羅場とのギャップに現実を痛烈に感じました。
火の恐ろしさは体験したことがありませんが、さまざまなドキュメンタリーで記憶にあります。登場人物の一人一人に物語があり、それぞれの思惑が絡み合い、大惨事を目の当たりにして収束する展開は見事の一言です。
・「ビル火災のパニック映画の金字塔」
この作品は、初めて見た映画で私個人にとっても大切な一本です。
物語は、高層ビルの手抜き工事のより、80階にある電気室から発火この火が高層ビルを襲う、その中に取のされた人々の葛藤、エゴ人間の見のにくさと、勇敢さなどギッシリ詰め込んだ、パニック超大作です。
また、出演もスティーヴ・マックィーン、ポール・ニューマン、フレツド・アステア、ウィリイアム・ホールデンなど超豪華。お勧めの作品です。
・「豪華で繊細!」
いわずと知れたパニックムービーの大傑作。でも、火災そのものより、それに巻き込まれた人たちの心の動きに引かれて、何回も何回も繰り返してみてしまいます。人間は弱い。人間は強い。つくづく…。
この値段で楽しめるなんて、いい時代になりましたね。
・「白黒撮影の冷たさと、生放送という緊張感が効果的」
シドニー・ルメット監督の名作をテレビドラマでリメイクした作品。当然だが、時代設定は現代では成立しにくい設定のため、まだ東西冷戦のオリジナル作品当時のままにしてあり、そのためか生放送で白黒という手法をとっており、これが非常に効果的で緊張感あふれる演出になっている。個人的にルメット作品で気になっていたパイロットの夢の描写と基地の将校の家族の描写、パーティのシーンなど不要なところはそぎ落として90分たらずの時間に収めたのは正解で無駄のない脚本が秀逸。最初のイントロダクションやエンド・クレジットの静かさも印象的で、名作のリメイクとしてはかなり上手く出来た方だと思う。 出演者はテレビドラマとしては異例の豪華さ。ハーベイ・カイテルは見事な存在感だったし、ジョージ・クルーニーとドン・チードルは儲け役、脇にブライアン・デネヒー、ジェームズ・クロムウェル、サム・エリオットなどの演技派を布陣しているのも贅沢だった。ただ大統領役のリチャード・ドレイファスと通訳のノア・ワイリー、学者のハンク・アザリアはルメット監督版のヘンリー・フォンダ、パトリック・マクガーバン、ウォルター・マッソーの方が良かった。(ヘンリー・フォンダに匹敵するような役者を今の映画・テレビ界から探せという方が無理なのかもしれないが)
・「Play it again, Sam!!」
1943年アカデミー作品受賞で、アメリカ映画100選の第二位となっている『CASABLANCA』は、太平洋戦争中のアメリカ兵が戦地で鑑賞し勇気づけられた。当時のワーナーの看板スターであったボギーとまだ新人で駆け出しのバーグマンというコンビは今後のワーナー社の意気込みが感じられた。ボギーもバーグマンも後にアカデミー主演を受賞するアメリカを代表するスターになるが、特に,バーグマンはこの作品によってスター街道を歩んでいく。この映画はバーグマンも含めてなんと34ヵ国の異なった国籍の役者がキャストとして起用されている多国籍映画です。音楽はもちろん『As Time Goes By』が終始BGMとして流れる。みどころとしては、この音楽を演奏するピアニスト‘サム’が時には愛情ゆたかにプレイし、逆に悲しみ一杯にプレイする『Aa Time Goes By』がこの映画を引き立てている。入国は簡単だが、出国が非常に困難なモロッコのカサブランカを舞台にしたアメリカとフランスの友好国のドイツに対するスクリーン上での抵抗という意図はむぐえない作品であるが、あのRick's Cafe Americano内での様々な人間ドラマに見ごたえを感じます。では貴方もご一緒に、‘Play it Sam!!’
・「しっとりとしたバラードに酔いしれて」
1940年代、まだ独軍に占領されない仏領モロッコの都カサブランカは、ナチスから逃れて渡米するために通過しなければならない寄港地である。そこでナイトクラブを経営しているアメリカ人リックの元へ、ナチスから逃れて来た反ナチ運動の指導者、ヴィクター・ラズロが現れる。だが、ラズロが連れていた女性を見てリックは驚愕する。それは、かつて独軍侵入直前のパリでリックと熱烈な恋に落ちた美女、イルザだった。・・・アメリカ映画の古典的作品で、「君の瞳に乾杯」の名セリフで有名な作品です。泣ける恋愛映画、というイメージだったのですが、単なる恋愛映画ではありませんでした。第二次世界大戦の戦時状況、ルノー警察署長や独軍のシュトラッサー将校とのやり取りなど、卓越したサスペンスドラマでもあります。特にリックのクラブでドイツ兵が国歌『ラインの守り』を歌う中、ラズロたちが対抗してフランス国歌『ラ・マルセイエーズ』を歌うなど、堂々とした愛国心が感じられて何だか私まで胸が熱くなってしまいました。このルノー警察署長というのがいい味出しているキャラクターで、リックとのやり取りも面白いです。恋愛に関しては、熱烈というよりも穏やかで密かにお互いを想い合う印象を受けましたが、それがまた本当に哀愁を感じさせるストーリーで泣けます。そんな2人の恋愛を彩る「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」がしっとりしたバラードで、この映画には本当にお似合いです。
・「恰好の英語教材」
芸術作品として Casablanca を見るのもいいのでしょうが、英語の教材としても最高ですね。この映画は、英米の人が台詞を暗記するまで見ているようなので、僕らも何十回か見て、その中の有名な台詞は暗記しておきたいものです。英米人が書く新聞や雑誌などの記事には、この映画に出てくる台詞をもじった文章を埋め込んであることが多いので、油断はできません。
・「最高です。」
「叶わぬなら、殺してしまえホトトギス」的な恋愛をする人がニュースを騒がせていますが、そのような人たちに、リックという人間像を見てほしいです。歴史に詳しい必要もないですし、時代背景もよく分からなくたってこの映画のよさは伝わります。モノクロ=古臭いということで、敬遠する若い人たちにぜひ見てほしい映画です。
・「Everyone is in love with Rick」
1942 the Nazi occupation of France. Refugees must take a long and torturers rout Through Casa Blanca on their way to America; there “Everybody comes to Rick’s.” Rick’s is a nightclub and a way station for a chance to get to America. Rick is played by Humphrey Bogart.
Here we also stay for a while to watch a drama unfold. There are overlapping stories. One of a young couple trying to get to America and the girl wondering if a girl should have to do something naughty was wondering what would happen if her husband, “a boy in many ways”, would find out? A second rate crook (Peter Lorre) obtains something of value at the expense of two German curriers. A Police Captain (Claude Rains) is shocked to find there is gambling going on at Rick’s. Many other stories surround the main theme of a love triangle that started in Paris and now can mean so much to individuals or the effort for freedom.
Will the Nazi’s win their prize?Will Capt. Renault get the young girl?Will Rick get away with Ilsa?
This film has become quite a classic. There are many quotes and misquotes attributed to the film. You will find your self kibitzing. One memorable seen for all is the showdown where the Germans are singing “Watch on the Rhine” and Yvonne (Madeleine LeBeau) over powers them leading the “La Marseillaise.”
http://home.foni.net/%7Ehahnstrohbach/diewacht.mp3
Can not tell if it is Blu-ray or just the big screen but many details are al of a sudden visible. It does not add to the story but is improves the viewing experience.
・「クリスティーの実体験をプロットの重要な展開に生かした極上のミステリ」
この作品の原作「ナイルに死す」は、クリスティーが実際にエジプト旅行でナイル川の遊覧船に乗った体験、その中でも、特に、汽船の内部構造をプロットの展開の重要な要素に生かしたポアロ物最高傑作の一つであり、クリスティー自身が、「筋も非常に念いりにつくり」、「この作品の中心になるトリックは興味深いもの」であり、「外国旅行物の中で最もいい作品の一つ」と語っている作品である。筋が念いりな分、登場人物も多く、規模も長大であり、訳者の「登場人物表を参考にして」、「少しゆっくり読んでください」との注記があるほどの込み入った作品を、限られた上映時間内で、いかに手際よく、まとめ上げているかが、映画化にあたっての見どころといえるだろう。
さて、この映画では、原作の主な登場人物を6人もカットして、長大な原作の大幅な簡略化を図っているのだが、カットした登場人物に割り振られていた役どころの一部は残った登場人物に巧みに取り入れており、原作をさして損なうこともなく、そつなくまとめ上げている。
まず、冒頭直後のホテルのホールでのシーン。一癖も二癖もありそうな登場人物たちが顔見世を兼ねて勢揃いしており、早くも、先行きの極上のミステリの誕生を予感させる好調な出だしである。
船上での第一の殺人事件では、ポアロは、容疑者全員に、動機も、手段も、機会もあったことを証明してみせるのだが、容疑者全員の想定犯行シーンを再現するいかにも映画ならではのオリジナリティ溢れる演出は、リアリティ満点で見事だ。
結末も、映画オリジナルの、ポアロ物定番の容疑者全員が一堂に会した中でのポアロの鮮やかな名推理の見せ場を用意しており、まさに、本格派ミステリの王道を行く作品に仕上げている。私は、この映画は何度も観ているのだが、それでも、140分という長いはずの時間を全く長く感じない。それだけ、出来のいい作品ということなのだろう。
・「待望のバジェットプライス化!」
クリスティのポワロ物の中では「オリエント急行の殺人」と双璧の作品ですが、トリックの意外性ではこちらの方が上です。ユスチノフのポワロがいい味出しているし、ピラミッドやハシェプトフスなどエジプトの名所が美しい。ビデオでしか持っておらず、長らくバジェットプライス版のDVD化を待っていました!
・「面白かった」
その昔、TVの洋画劇場で見て以来久しぶりに見ました。最近の映画にはないゆったりとした時間の中で、よく練られたミステリーが展開されます。素直に面白かったです。ちょっとだけ見るつもりで最後まで見てしまいました。原作は読んでいませんが、1本の映画として文句なしに楽しめます。画質も時代を考えれば良いほうではないでしょうか。
・「文学の香り高き殺人事件」
映画は脚本が大事だというのが 小生の いささか陳腐な持論である。その意味で アガサクリスティーの作品は映画にし易いと思う。彼女自身が ねずみ捕り など 脚本を書かせたら ぴか一の才能を そもそも持っていたからである。
その意味で この映画も「安心」して見ていられる。俳優達もいわば オールスターであるし 音楽もニーノロータである。しかも 舞台はエジプトであり 風景を見ているだけでも楽しい。それに加えて 原作自体が アガサのマスターピースの一つである。
面白くないわけがない。
アガサの良い所は ミステリーであるながらも 文学的な香りに満ちている点にある。この点だけで凡百のミステリー作家から 突出している存在である。この映画の原作「ナイルに死す」をお読みになれば賛同頂けるのではないか。そう思う。
・「名作の呼び声ふさわしい…面白かったです。」
「ポワロ」といえばやっぱりデビット・スーシェのイメージが強い僕なんですが、本作のピーター・ユスチノフのポワロもあまり違和感無くすぐに馴染めました。
原作「ナイルに死す」はクリスティ最大の長編で、原作と比べるとドラマ性が多少薄くなっていますが、展開の速さが(特に終盤)映像作品ならではの緊張感を与えていますし、やはり本作のトリックは映像で見たほうがわかりやすく破壊力も大きいと思います。実にうまい、クリスティらしい名トリックですからミステリ初心者の人は感嘆するでしょう。
原作を読んでから観る人が圧倒的に多いのでしょうが、僕は原作未読でも、いやむしろ未読の方がこの映画を楽しめるのではないかな?と思います。また原作のぶ厚さを敬遠して「ナイル〜」はちょっと読んでないなあ、と言う人もいると思うんですよね…ミステリ好きなら絶対はずせない作品ですから、ぜひ観て下さい。
・「大傑作!・・・・しかし・・・・・」
ルノワールの大傑作、もちろんそのことに依存はありませんが、このDVD版、大切なワンカットが削除されております。冒頭近く、マルセル・ダリオがガウンを着たまま部屋の中を移動カメラに向かって歩いてくるシーンがあったはずなのですが、そこが丸々削除されております。そのカットは移動するダリオを中心に据えて、女中さんや執事さんや大勢の人が入れ替わり立ち代り入っては出て行く長回しをワンカットで捕らえたとても驚きのシーンなのです。何故そのカットがないのか不思議です。
・「まぁ観てくださいよ。」
単なる批評家ウケのつまんねぇ古典作品だろ?・・・なんて偏見は捨てて下さい。しっかり通俗してます。群像劇はどこに注目したらいいのか解んねぇから嫌いだよなどと仰有る人でも大丈夫。個々のキャラクターがきっちり描き分けられているので観客に過度の集中力を強いることもありません。不当に神棚に奉り上げられてしまっているこの作品を、今こそ民衆の手に!
・「興行は大失敗」
ゲームの規則は真底から悲劇的な映画で、苦しくて予言的な虐殺のゲームです。ここでは友情さえもが神話的に仕立てられており、ラ・シェスネイがジュリューに向かって共通の友人であるオクターブの事に触れながら
「僕はもう殆ど何も信じていない。でもこれからは友情だけは信じようと思う。」
と打ち明けている丁度その時、当のオクターブは彼らから彼らが愛している女を奪い取る準備をしています。
うつろな骸骨とでも形容すべきこの映画の出演者たちは、五感を強く刺激する死の舞踏を選んでいます。
・「何度見ても素晴らしい」
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・「まぁ観てくださいよ。」
単なる批評家ウケのつまんねぇ古典作品だろ?・・・なんて偏見は捨てて下さい。しっかり通俗してます。群像劇はどこに注目したらいいのか解んねぇから嫌いだよなどと仰有る人でも大丈夫。個々のキャラクターがきっちり描き分けられているので観客に過度の集中力を強いることもありません。不当に神棚に奉り上げられてしまっているこの作品を、今こそ民衆の手に!
・「コメンタリーや良し」
本編のすばらしさはもう語りつくされているだろうので、特典についているコメンタリーについて。ハリウッド映画で何本も撮っているギレルモ監督だが、今回はスペイン語、スペイン人俳優(パンやペイルマンはミミックからの付き合いのアメリカ人パントマイマー、ダグ・ジョーンズだが)での撮影。私も、この映画ではじめてみる俳優さんがほとんど。この映画の配役は、最初スポンサーなどからミスキャストだと言われたそう。あの大佐役のロペスさんがコメディ俳優だなんて!配役にこめた思いや、現実世界と魔法世界のライティングや小道具など細部にちりばめらえたメタファー、一度観ただけでは気づかなかった演出のこだわりを聞いていると、繰り返し観て確認したくなります特典DVDのメイキング映像も、スタッフの方のインタビューが興味深い。とくに、大道具の爺ちゃんのコメントがだいぶぶっちゃけ気味でおもしろい。生身のダグ・ジョーンズが観れるのも個人的に嬉しい。メイクだけで6時間て! そのあと演じるんだから大変だ。イバナちゃんのインタビューで、参考資料として監督がアニメ「火垂るの墓」を観せたというエピソードはさすがギレルモ、オタクの鑑だ、と思った。
・「決して現実逃避ではなく」
現代の価値観ではかると「ハッピーエンド」とは言い難いかも知れないが、ある意味では本当のハッピーエンドとは何かを問える作品だと思う。物質中心の社会において「命」を物質扱いすならば、それを失うことは大いにマイナスなのかもしれないが、本作では本当に失ってなはいけないものは何かを主人公オフィリアを通して教えてくれているような気がする。主人公だけでなく、レジスタンスに協力する登場人物一人ひとりが「自由と平和」を形で求めようとしながらもその「心」はすでに「自由を愛すること」で宝をすでに得たていたのかも知れない。その場限りにおもしろい作品が多い中で、後々心に残る作品と言うことで5つ星。
・「多くの人と感想を交わしたくなる映画。みんな見るべし!」
本作はファンタジーに新たなジャンルを切り開いたという点で、今年度の中でも非常に重要な1作と言えるだろう。 ファンタジー映画でありながら精神分析学の教科書としてみることもできるし、哲学的、かつ文学的な内容は多くの論議を生むはずだ。説明的場面を極力抑え、わかりやすい起承転結よりも登場人物の心の動きをとことん追った演出は、宮崎駿の作品に共通するものだ。特に哀しいとも幸福とも断定できない結末は、何度も思い返したくなるほど深い味わいがある。過酷な環境下での単なる現実逃避でなく、ギュンター・グラスの「ブリキの太鼓」のように、幻想と現実を等価に扱う作者の試みは見事に成功している。
・「ファンタジーの可能性を押し広げた成功作」
ファンタジーにまったく新しい世界観を切り開いた傑作です。わたしのスペイン内戦のイメージは、オーウェルの「カタロニア賛歌」からでした。オーウェルはこの戦争の比較的明るい部分に焦点をあて、「これは時たま死者の出るオペラだ」とまで言い切っています。しかしいくら何でも戦争なのに、そんなはずはないと思いながら、他の本を読むことまではしませんでした。そしてこの映画に出会ったのです。
この映画はファンタジーを装いながら、スペイン内戦の暗い影の部分を描こうとしています。まずそのことに驚かされました。ファンタジーだと信じて見に来た観客の中には、ショックで途中退場した人もいました。上映が終わっても、しばらくは誰も立ち上がろうともしませんでした。わたしも含めて見た人はそれほどの衝撃を受けたのです。
ひとつだけ違和感を覚えたのは、宮崎アニメが目に心地よい映像表現を追及しているのに比べると、この映画はファンタジーの部分でさえ、目に不愉快な表現を追求しているかのようでした。でもおそらくそれは、過酷な現実とファンタジー部分との落差を小さくして、一続きの話としてまとめあげようとする監督の狙いなのではないかと思いました。ともかく映画ファンなら是非一度は見るべきです。但し、小さいお子さんに見せてはいけません。
・「怖ろしくも美しい」
ファンタジーと言うと、「魔術が横溢する超非現実的世界に迷い込んだ少年少女が、困難に直面しながらも、友人たちのと力を合わせ悪を滅ぼす」というストーリーが定番。それはいいんだけど、そればかりというのもなんだかなぁと思う部分があったのですが、本作は、それらとは一線を隔した一筋縄ではいかない妙味がありますね。
少女オフェリアを通して、現実と幻想が綾なされる構成。牧羊神が招く地下の迷宮は少女が現実から逃れるために創った世界ともとらえることはできますが、オフェリアの試練が徐々に現実のサバイバルとリンクし、そこに込められた寓意が鮮明となっていきます。オフェリアは、現実でも幻想でも過酷な試練を受けることになるわけで、現実と幻想の境目が限りなく曖昧になっていて、それゆえに浮かび上がる残酷さが、哀しく痛ましい。
独特の美学をもった画面作りも素晴らしい。昆虫のような妖精、パン牧神の造形、血と泥に塗られた迷宮、掌に眼を持つ肥大化した胎児のような異形の者、人面植物の根、裂かれた大尉の口等々、挙げればキリがないほどえ、アカデミー賞では撮影賞、美術賞、メイキャップ賞の3冠受賞はナットクです。
ダークなファンタジーながら、そこには平和への思いが渦巻いています。特にラストショットにかけて、少女が最後の試練に立ち向かうシーンへの流れは秀逸。現実と幻想がせめぎ合い残酷さと救いが拮抗する。オフェリアは、勇気と優しさを示した聖女のような存在。
ある意味、ハッピーエンドなのかもしれませんが強烈な大人の苦味が残ります。怖ろしく、美しい映画でした。
・「ハウアー奇跡の復活。」
盛りを過ぎてからのハウアーがヒッチャーやロイのような奇跡のかっこよさで登場する快作。再販希望多数の人気作。
・「DVD版のラストは?」
ビデオとDVDでは ラストが違います。DVDのほうが 最後のシーンがカットされており残念です。完全版で再発売をのぞみます。 作品自体は 近未来の雰囲気もでており満足できます。
・「隠れた名作」
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・「馬鹿騒ぎの夜は明けて」
この映画は、バブル経済時代を知っている人にはとてもよくわかる映画ではないかと思います。なぜなら、これは「泡沫」といわれるほど豊かさのあり余った社会をスケッチした映画なのですから。
いつまでたっても大人になれない男、手当たり次第に男と寝ては倦怠に陥る女、大衆と結託して空騒ぎを演出し続けるマスメディア、誰もが劇中の人物であるかのようなリアル感の欠如、きらびやかな外面とスカスカの中身、心を病む生真面目な人々…。この20年間に私たちが経験してきたことばかりです。
モノクロ画面のなかで夜のローマは妖しく輝き、遊び人たちは甘い生活を貪っている。そして馬鹿騒ぎの夜が明け、白々とした朝の光が射してくる…。漂う疲労感と罪悪感、「どうせこんな享楽も長くは続かないのだ」といった感じの諦念。まさに今の日本人のためにある映画といっても過言ではありません。さすがフェリーニは天才です。1960年にすでにこんな映画を撮っていたのですから。
・「古いものが最も現代的に」
時代の流れに従って、人間が次第に堕落しつつあるという幻想。あるいは、新しいものが常に画期的であるという幻想を持っている人は、まずこの作品をみるべきだろう。人が過去より何も変化していないことに驚くはずだ。そして、映像表現に対する人間の創造力がCGなどの技術に寄らなくても可能であるということも。
発表当時極めて新規な題材であった、映画産業やマスコミ、そして中流階級のスキャンダルといった問題も、元を正せば極めて普遍的な題材であり、トルストイやドフトエフスキー、さらに過去の古典、フェリーニ自身の手で後に映像化される、ローマ時代の小説「サテリコン」にまで容易に遡ることが可能である。逆に言えば、将来映画産業やマスコミなどがもはや存在しなくなったとしても、この映画の普遍性が変化することはないだろう。ウッディ・アレンも最近ほとんど同じ題材の映画を撮っている(ディカプリオがハリウッドスターの役で出てくる。本人そのまんまの役で)。そしてそれらを観るにつけ、この映画の到達点には中々達し得ないものだとも思う。この映画では、多くの問題がそうであるように何も解決しない。しかしながら、提示されている問題の切り取り方があまりに見事なので、人は何度となく、この映画を観ざるを得ないのだ。
・「 8 1/2につながるフェリーニ絶頂期の名作」
冒頭の俯瞰から、いきなり8 1/2の世界。余りにも有名なアニタ・エクバーグのトレビの泉のシーンをはじめ、映画史を彩った名場面の数々。若きマストロヤンニの美男子ぶり。ニーノ・ロータによる有名なテーマ曲も、フェリーニ独特の映像世界に大きく貢献している。彼の体臭さえ漂ってくるフェリーニ顔パスの五つ星作品、今はさびれてしまったチネチッタの撮影風景には往年の熱気が溢れ、映画ファンならこの映画を見ずして死ねない。
・「新鮮!」
「ピカソの彫刻のような映画」をイメージして作られたというこの映画。様々な挿話が断片的に構成されており、一見なんともストーリーに一貫性がないように感じられるのですが(しかし、それぞれの挿話が非常にユーモラスで、さっぱりわからなくても面白いです!)、そんなことはない!ということが、何度も見返してついにわかってきました。この映画、非常に巧みに再構成されたストーリです!それぞれのエピソードは主人公マルチェッロと様々な人物との関係性から成り立っているのですが、どのエピソードにも根底に意思疎通の困難さや裏切りといったものが流れており、「甘い生活」から幾度か脱しようとするマルチェッロがどんどん落ちてゆき、さらに「甘い生活」に逃避していく様子がわかります。一見難解な分、何度見返しても新しい発見がありますし、見れば見るほど、あ、なるほど、こういうことだったのね!ってことがわかるとともに、新たな疑問が沸き起こる…といった感じで、手元において損のないDVDだと思います。50年ほど前の映画ですが、今見てもとても斬新に感じますし、斬新すぎてさっぱり…と考える気すら湧き起こらないようなストーリーではなく、何度も見返して、どういう映画なのだろう…と鑑賞者に興味をひきつけさせ続ける点(私は今の時点でDVDを購入後10回ほど見返しました。でもまだ飽きないです。)、今更言うまでも無いのですが、フェリーニってやっぱりすごい監督だって改めて思いました。映像もきれいですよ。
・「レビュー」
リバイバル上映で観たとき、疲れていてほとんど眠っていたのだが、ラストシーンの少女の眼が忘れられないほど印象に残ったのを憶えている。その後改めて観たがやはり素晴らしい映画だった。
・「ウッデイ・アレンの最高傑作のひとつ!」
長らく再発売されるのを待っていましたが、ついに発売されますね。ウッディ・アレンの作品では「世界中がアイ・ラブ・ユー」と並ぶ傑作だと思います。ウッディ・アレン監督の作品はアレン自身が脇に回った作品の方が秀作が多いような気がします。ウッディ・アレンは彼の十八番の神経症的に病気にこだわる男を演じています。他には、好きな女性と偶然出会ったようなふりをするのが微笑ましいマイケル・ケインや、頑固なマックス・フォン・シドー、キュートなバーバラ・ハーシーなど出演者が豪華で、この作品以後は彼の作品には低いギャラで多くのスター達が(おそらく俳優たち自身の希望で)出演するプチ・オールスター・キャストの作品が多くなりますが、アレン自身は出演場面は減っても監督として円熟味が増して以後現在まで、秀作の連打で年1作程度のハイペースで作品を発表しています。これで「カイロの紫のバラ」と「カメレオンマン」「地球は女で回ってる」などのDVDも発売されると嬉しいのですが。
・「姉妹っていいな!と思った。」
マンハッタンで暮らす3姉妹の物語です。それぞれが抱える悩みや人間関係が複雑に絡み合ってストーリーが進んでいくんですけど、家族、夫婦、兄弟(姉妹)、恋人…、いろんな人間関係の良い面・悪い面が描かれていて、共感を誘います。
・「愛すべきダメ男」
この映画を見ると私はほっとします。なぜなら愛すべきダメ男(夫)の話だからです。3姉妹の長女ミア・ファローの夫、マイケル・ケイン演じるエリオットは三女のリーと不倫しながら、妻を見るとやっぱり妻を愛しているなどと言って、その優柔不断ぶりは、女性には「まったく男って生き物は!」って思われそうですが、エリオットがリーへの気持ちを我慢できなくて言うセリフ「最高の教育を受け分別もある。それでも押さえられない」は人という生き物の性(サガ)を見事に捉らえていてドキッとします。マイケル・ケインはほんとにはまり役で、アカデミー賞助演男優賞を受賞するのも頷けます。ウディ・アレンは今回脇役に徹していて、長女のミア・ファローの元夫で次女の恋人という役でダメ男ぶり全開です。ミア・ファローとのからみはほとんどなく「ブロードウェイのダニーローズ」とは違う位置関係になってますね。うーんマイケル・ケインには本当に親近感を覚えるなあ。
・「役者・演出としてのW.アレンを堪能できる最高傑作」
役者としてのW.アレンも堪能でき、演出家としても三姉妹の人間模様をコミカルに(といってもユーモアたっぷりに)、風刺も交えて描き、題材が多岐にわたっているにもかかわらず全体をシンプルにかつ短時間でまとめ、非常に観易く面白いW.アレンの最高傑作ではと思います。相変わらずアメリカ・ニューヨークのいい味をも感じました。
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・「最高傑作」
もう何回観ただろう。最初の出会いは山形の映画館で目的の映画の同時上映で観たのが最初です。今となっては目的の映画が何であったか忘れてしまうほどの衝撃がありました。その後はレンタルビデオでふと思い出す度に観ていました。今回この価格であった為、悩むことなく、即購入となりました。やはり凄い映画です。ジャンルはミステリーとしていいでしょう。ミステリーとしては本当に一級品です。そこに恋愛模様が織り込まれ、物語としては素晴らしい完成度を誇っています。そこに、ロマーヌ・ボーランジェとモニカ・ベルッチという絶世の美女二人が絡めばもうそこは100点満点の世界なのです。特にロマーヌ・ボーランジェの存在感はすばらしすぎます。彼女を見るだけで身悶えてしまいます。こういう男視線はともかく、恋愛模様は女の子に強く訴えかけるかもしれません。女の子の怖さやしたたかさがてんこ盛りだからです。女の子同士で観たらまた違う感想があるかもしれません。ということは男女問わず、観なくてはならない映画なのです。
・「“恋愛”はサスペンス、とのフレーズが見事にはまる傑作!」
面白い。これは人を愛することの純一さと沈痛さとどうにもならない業についての愛憎と葛藤の物語だ。当初は、今作が初共演作である実生活でもパートナーのヴァンサン・カッセル&モニカ・ベルッチによるかっての恋人たちの痛切なすれ違いドラマが続いていくのかと思いきや、ミステリアスなロマーヌ・ポーランジュの登場で物語は混沌とする。過去と現在の時系列が交錯しながら進む全編スタイリッシュな映像感覚、しかも最後の最後まで全く予断を許さない強烈なサスペンス・タッチ、カッセルの忘我ぶりにも、ポーランジュの哀しき一途さにも、ベルッチの比例なき美しさにも感情移入しつつ、その結末にはハリウッド映画的なハッピー・エンドを願わずにはいられないものの、幾重にももつれ絡まった糸は、当事者たちを翻弄し続け、悲しいかな決して解けることはないのだ。2年前と現在とで清新さと成熟さを演じ分けたモニカ・ベルッチが凄ぶる魅力的。アメリカ映画偏重の私も恥かしながらその存在を知らなかった今作、是非お薦めします。
・「びっくりしました〜」
データベースにはラブロマンスとありますが、むしろミステリーの部類に入るのではないかと思います。でも最後まで真相が謎のミステリーではなく、途中から事実は明らかになるのですが、はっきり言って謎が解けてからの方が怖くて、引き込まれて、恋人達の動向が気が気じゃなくなってくるんです。謎が解けた後のほうがぐいぐい引き込まれる感じで、もどかしさや同情や憎しみや、色んな感情が登場人物の一人になったように自分の中に押し入ってきます。最後リザの結末は大どんでん返しで、見終わった後しばらくボーゼン自失状態でした。普通に恋愛するって難しいのかも。3人の女性は個性的でみなとっても魅力的でした。 それぞれの個性と魅力がさらにこの映画に花を添えてて、鮮やかな記憶になって。残ります
・「複雑さが魅力の一級心理サスペンス」
倒産しかけた材木会社の社長のもとに、22年前自分が所有していた銃をもって2人の刑事がやってくる。彼は22年前友人3人と共に悪ふざけがすぎて2人の無関係な人を銃で撃ち殺した経緯がある。今では警官、牧師、弁護士となっている3人を山小屋に呼び出して相談する。彼らが昔の事件の詳細をひとつひとつ思い出してみると、当時4人が4通りの関わり方をしていたことが判明してくる。映像は昔の事件の発端から展開の全てを丁寧になぞりながら、同時に山小屋での4人の言動行動心理状態を詳細に描いている。22年前と同様に、お互いをかばい合いながらも責任をなすりあう。最後に出された結論は見事としか言いようがない。
実に良く練られたストーリーで、誰しも何度か見返す事だろう。そしてそのたびに新発見が必ず出てくる面白さはたまらない。昔の4人、現在の4人の微妙な心理戦をどれくらい理解できるか、挑戦されているような気さえしてくる。まさにそれこそがこの作品の魅力である。
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・「トミー・リー・ジョーンズの目線で観なければダメ」
この作品普通に観ていると麻薬取引の銃撃戦跡地から大金を奪ったモス(ジョシュ・ブローリン)といかれた殺し屋(バビエル・バルデム)の対決に感情移入してしまう。これだと何も生まれず期待したカタルシスも何もない結果になるだろう。実はこの作品は、敏腕老保安官(トミー・リー・ジョーンズ)の体験を映像化したもの。モスと異常な殺し屋との対決は犯罪現場に見た老保安官の嗅覚により彼の脳裏で再現された映像を観ていると理解した方がいいのかもしれない。なので、終盤いきなり老保安官の視線になる展開になっているのと、冒頭の「魂をかける時はOKという」というセリフがドア越しに殺し屋と老保安官の緊迫した対面(?)として表されているのはこのためと思う。この事件によって、「昔の保安官は銃を携帯していなかった」という過去が、彼が体験する異常な殺し屋の殺しの足跡で否定され、理解を超えた現象として老保安官のストレスとなる(現に映画の初めは老保安官も銃を所持していないが、殺し屋とのと対面時には銃を所持している)。これが、最後に老人にとって住みにくい国(原題の「NO COUNTRY FOR OLD MEN」)というテーマを表すことになる。なので、こころして前半はあまり出てこないが、トミー・リー・ジョーンズ演じる老保安官を中心に観てみることをお薦めする。そう観ていくとなるほどと納得できる作品だろう。
・「原題は」
「No Country For Old Men」ノーカントリーじゃ全く意味がわからないです。
・「時代は変わる」
毎年、100本位の映画(殆どはDVDで)を観ているのですが、今のところ、ダントツの本年度ナンバーワンです。1980年代の話を2008年に観ている私達の感覚。それがこの映画の提示したテーマの一つです。やはり殺し屋のシガーは怖い。今の時代も、何を考えているのか分からない殺人者が多くいて、そういう人間の典型というか、デフォルメされた存在がシガー。シガーのような存在が跋扈する世の中(いつの時代も)、そんな時代に、死に安息を求めるしかない年老いた者達。それでもその時代を生きていかなければならない若者達。それは殺人者のシガーも同じ事。自分の肉体と頭脳を駆使して、ありのままの現実を淡々と生き、理不尽な事故にも文句一つ言わないシガー。自分は傍観者でありながらも、あまりにもやり切れない現実からフェイドアウトしたいと考えているベル。映画を観ていると、シガーにこそ、人間の生命力や、悟りに近いものを感じた人間は、私だけではないはずです。現実は理不尽な事ばかりだし、それを受け入れなければ生きてはいけない。”どんな時代でも現実から目を背けるな!そうしてしまったら、「死」こそが安息の地となり、そうなった時点で人は「生」を感じる事が出来なくなる”絶対的な暴力の恐怖に立ち向かったモス。自ら決めたルールの中で生き、理不尽な世の中を受け入れ、自らも理不尽を生み出し、人々に「生」の課題を突きつけるシガー。現実に絶望し、人生の終わりばかりを考えているベル。37歳の私の考えはモスに近い考えです。なるべく現実にもがき苦しみながらもそれに立ち向かっていきたい。20歳の私はどうだっただろう。シガーのように、世の中のルールを自分の考えに近付けていたのかもしれない。70歳の私は間違いなく、ベルに近い考えになっているだろう。人は皆、年を取り、人生の幕引きを考えなければならない時が来る。それでも人は「生」を全うしたいと願うが、死の時がいつ来るのかは、誰にも分からない。いつの時代も、どんな場所でも、老人には住み難い世の中。それは変える事の出来ない、普遍的な事だと思う。この映画からそれを感じた。
・「理由を考えるな」
原題"No Country for Old Men"。怖い。七三分けマッシュルームカットの殺し屋は選択と決断を基にした不思議なルールに従って出会う人々を殺す(もしくは殺さない)。彼の顔を見たら人生の全てをコイントスに賭け、表か裏を選択しなければならない。自分の選択を信じられない依頼人も仲間も殺す。"What's the most you ever lost on a coin toss?""Call it, freiend-O"。殺し屋のルールを見極めようとするうちに登場人物の多くは死に映画も終るが、殺し屋のどこかに一貫したルールやモラルがあると悩むこと自体が、本作でトミー・リー・ジョーンズが体現している、犯罪にはそれなりの理解できる理由があるとする"Old Men"のパラダイムでしかない。この殺し屋はマクガフィンであり中身がない記号だ。舞台となった80年以降の純化され自己目的化した暴力そのものの表象である。原因や理由は必要とされない。最後は金を奪い返すための殺しでもない。音楽はなく映像がソリッドで120分一気に過ぎる。とにかく怖い。
・「恐ろしくて不愉快な映画だが……」
これまで映画はさまざまな暴力と殺戮を描いてきたし、私たちはさまざまなタイプの殺し屋をスクリーンの上に見てきたが、この映画のシガーという殺し屋(ハビエル・バルデム)の怖さはただごとではない。
怖いといえば、とにかく無茶苦茶に殺しまくる殺人機械のような人殺しは確かに怖いが、シガーは違う。彼は物静かな男だ。私たちの目の前に不意に現れると、コイントスで私たちの運命を冷酷に決定する。凶器は家畜屠殺用の圧搾空気のボンベである。生きること、死ぬこと、殺すこと、殺されること、これらの現実にもっともらしい意味づけを行なおうとする哲学や思想や政治がことごとく、シガーの前では色あせてしまう。「聖戦」も「正義のための戦争」も空っぽなお題目になってしまう。
シガーが私たちの目の前に突きつけるのは「人間というものはもともと死ぬようにできているものだから、何の理由もなくったって死んだり殺されたりするものだ」という、建て前抜きのむき出しの現実だからである。いくら恐ろしくても、私たちはこの現実を受け入れざるをえない。その時、荒涼たるテキサスの原野も索漠とした都市の街並みも、娯楽映画の約束事をまったく無視した一見意味不明の結末すらもが、不思議な光を放ちはじめる。
見終った時には言いしれない不愉快だけしか感じないかもしれないが、時間が経つにつれて不愉快の印象は薄れ、その不思議な光が記憶のなかにいつまでも残って消えない。そんな映画である。
・「ウェインの出世作!そして西部劇の原点!」
今は亡き映画評論家の淀川長治氏が、愛してやまなかったという名作です。この作品の良さを語るのは難しいのですが、脚本・音楽・撮影・演技とどの部門も最高の出来ばえなんです。馬車が目的地に着くまでを主に描かれているのですが、とても内容が濃いんです。とても96分間の作品とは思えませんよ!様々な人物の様々な面を、これでもかという風に盛り込んでいるんです。そして、激しいアクションを決して忘れていないんです。見終わった後の感想というのも、1つではないんです。私の場合は、爽快さと感動が暫く続きました。戦前に作られた作品で、ここまで強烈なインパクトを与える映画もなかなかありません。とにかく、見てみなければ表現のしようがない世界観が味わえます!感想も人それぞれ出てくる事でしょう。何故なら、心の底に響いてくる、個人個人の感性で最後まで見れる映画だから。おススメです!
・「STAGECOACH」
1940年アカデミー賞2冠に輝いたジョン&ジョンコンビによる不滅のウエスタン。個性派キャスト陣が織り成す駅馬車内での人間ドラマ、アパッチの襲撃、騎兵隊の登場、緊迫した酒場、そしてクライマックスは町の中での決闘という具合にお馴染みの西部劇シーンの数々。
殺される者もいれば、生まれてく