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▼面白いだけじゃない映画:セレクト商品

ダンサー・イン・ザ・ダークダンサー・イン・ザ・ダーク (詳細)
ラース・フォン・トリアー(監督), ビョーク(俳優), カトリーヌ・ドヌーブ(俳優), デビット・モース(俳優), ピーター・ストーメア(俳優), ジョエル・グレイ(俳優)

「賛否は分かれると思う。」「見ろ、「新しい世界」を」「救いはあった。」「魂の歌声」「西洋的な人生観。」


海を飛ぶ夢海を飛ぶ夢 (詳細)
アレハンドロ・アメナーバル(監督), ハビエル・バルデム(俳優), ベレン・ルエダ(俳優), ロラ・ドゥエニャス(俳優), マベル・リベラ(俳優), クララ・セグラ(俳優), マテオ・ヒル(脚本)

「まだ観てない方はぜひ!渾身の力をこめてオススメします。」「このDVDの価値」「複雑な人間関係と、交錯する想い」「ラヴストーリーと尊厳死」「物質世界を超えた「在り方」」


ボーイズ・ドント・クライボーイズ・ドント・クライ (詳細)
キンバリー・ピアース(監督), ヒラリー・スワンク(俳優), クロエ・セヴィニー(俳優), ピーター・サースガード(俳優)

「ブッ飛びます。覚悟して、観るべし。」「考えるために観たんじゃないのに。」「実話ベースの映画だけに真摯に見て欲しい作品」「なんという鬱映画。」「切ない」


七人の侍七人の侍 (詳細)
三船敏郎(俳優), 志村喬(俳優), 稲葉義男(俳優), 宮口精二(俳優), 千秋実(俳優), 加東大介(俳優), 木村功(俳優), 黒澤明(俳優), 橋本忍(俳優), 津島恵子(俳優), 島崎雪子(俳優), 藤原釜足(俳優), 左ト全(俳優), 東野英治郎(俳優), 山形勲(俳優)

「日本映画の名作10選には必ず入る傑作中の傑作」「日本映画の金字塔」「痺れる」「あの時代だったから出来た名作!」「星が5つまでしかないのが残念なくらい」


もののけ姫もののけ姫 (詳細)
松田洋治(俳優), 石田ゆり子(俳優), 田中裕子(俳優), 島本須美(俳優), 小林薫(俳優), 美輪明宏(俳優), 宮崎駿(原著)

「隠しては駄目」「中世から近世への過渡期の対立」「もののけ姫」「超難解の宮崎駿の最高傑作。まさに生き生きとした映像。」「日本映画の最高傑作」


ビルマの竪琴ビルマの竪琴 (詳細)
市川崑(監督), 中井貴一(俳優), 石坂浩二(俳優), 川谷拓三(俳優), 渡辺篤(俳優), 小林稔侍(俳優), 浜村純(俳優), 竹山道雄(原著)

「水島〜!一緒に日本へ帰ろう!」「静かに、深く、考えさせられる」「日本映画の最高峰」「暗い時代の後悔、哀しみだからこその映画」「魂、情熱、孤高の精神」


キリング・フィールド スペシャル・エディション [DVD]キリング・フィールド スペシャル・エディション [DVD] (詳細)
ローランド・ジョフィ(監督), ジュリアン・サンズ(俳優), サム・ウォーターストン(俳優), ハイン・S・ニョール(俳優)

「その事実が悲しすぎて」「友情に涙」「「真の友情とは…」、ラストの台詞ですべてわかる」「衝撃の・・・」「ポルポト政権下でのカンボジアがよく分かる。」


シンドラーのリスト スペシャルエディションシンドラーのリスト スペシャルエディション (詳細)
スティーブン・スピルバーグ(監督), リーアム・ニーソン(俳優), ベン・キングズレー(俳優), レイフ・ファインズ(俳優), スティーブン・ザイリアン(俳優)

「ナチへの怒りと、ユダヤ人の虐げられた悲しみは理解出来るが、、、。」「私が一番感銘を受けた映画」「シンドラーのリスト」「良心とは」「ラストまで一気に持っていかれた」


博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか (詳細)
スタンリー・キューブリック(監督), ピーター・セラーズ(俳優), ジョージ・C・スコット(俳優), スターリング・ヘイドン(俳優), キーナン・ウィン(俳優), スリム・ピケンズ(俳優)

「キューブリックの最高傑作」「滑稽なのに、ゾッとしてしまいます!!」「P.セラーズが喜劇俳優以上の実力を発揮した名作」「最高傑作」「このタイトルが映画の中身と微妙にずれている気がするが」


十二人の怒れる男 [DVD]十二人の怒れる男 [DVD] (詳細)
シドニー・ルメット(監督), ヘンリー・フォンダ(俳優), リー・J・コッブ(俳優), マーティン・バルサム(俳優)

「民主主義の素晴らしさよ!!」「ディスカッション・ドラマの傑作」「『会話』という何にも負けないドラマ」「現代社会の縮図を垣間見た!!」「アメリカの良心/善良な市民の善意が描かれる。法廷劇=ディスカッションドラマであり、人間ドラマであるだけでなく、立派な推理ミステリーにもなっているのが素晴らしい。」


ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディションビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション (詳細)
ティム・バートン(監督), ユアン・マクレガー(俳優), アルバート・フィニー(俳優), ビリー・クラダップ(俳優), ジェシカ・ラング(俳優), ヘレナ・ボナム=カーター(俳優), スティーブ・ブシェミ(俳優), ダニー・デビート(俳優), アリソン・ローマン(俳優), ダニエル・ウォレス(原著)

「……!(声にならない嬉しい悲鳴)」「ティム・バートンの新境地」「大きな魚」「男泣きの映画」「ティム・バートンの集大成的傑作」


スティング スペシャル・エディションスティング スペシャル・エディション (詳細)
ジョージ・ロイ・ヒル(監督), ポール・ニューマン(俳優), ロバート・レッドフォード(俳優), ロバート・ショウ(俳優)

「とにかく、粋で、お洒落で、面白い、クラシックな名作。」「娯楽映画の最高峰!」「一世一代の大仕事!」「どっちが悪い?」「純粋に映画を楽しむ人へ」


ゴッドファーザーゴッドファーザー (詳細)
フランシス・フォード・コッポラ(監督), マーロン・ブランド(俳優), アル・パチーノ(俳優), ジェームズ・カーン(俳優), マリオ・プーゾ(原著)

「秀逸。永遠に受け継がれる映画」「原作を原書で読みたくなる映画作品」「圧倒的な雰囲気!」「マフィア映画の原点」「裏社会で家族を持つということ・・哀しみ」


レクイエム・フォー・ドリームレクイエム・フォー・ドリーム (詳細)
ダーレン・アロノフスキー(監督), ジャレッド・レト(俳優), エレン・バースティン(俳優), ジェニファー・コネリー(俳優), マーロン・ウェイアンズ(俳優)

「強烈・・」「これは衝撃作!」「孤独の恐怖」「衝撃的~」「幻覚症状」


すいか DVD-BOX (4枚組)すいか DVD-BOX (4枚組) (詳細)
小林聡美(俳優), ともさかりえ(俳優), 市川実日子(俳優), 高橋克実(俳優), 金子貴俊(俳優), 小泉今日子(俳優), もたいまさこ(俳優), 浅丘ルリ子(俳優), 木皿泉(脚本)

「特典映像はBOXのみ収録です!!」「すいかフォーエバー!」「夏になると・・」「じんわり染みるドラマです。」「よし、料理をしよう!」


野ブタ。をプロデュース DVD-BOX野ブタ。をプロデュース DVD-BOX (詳細)
亀梨和也(俳優), 山下智久(俳優), 堀北真希(俳優), 戸田恵梨香(俳優), 白岩玄(原著), 木皿泉(脚本)

「全てが詰まってる贅沢なドラマ」「数字より大切なもの」「これは凄い作品です。星10個つけたい」「最近の学園モノで一番」「最高の逸品」


▼クチコミ情報

ダンサー・イン・ザ・ダーク

・「賛否は分かれると思う。
この映画を一言で言うと、「もう2度と観たくないけどもう1度観たい映画」。矛盾してますけど、実際にそんな感じです。空想と現実の狭間で生きる主人公。悲惨な現実のシーンに思わず目を背けたくなりますが、その現実を忘れさせてくれるような空想シーン。ミュージカルで魅せてくれます。「こういう表現もあるのか」という感じです。ただ、気分が落ち込んでいる人がみるとますます気分が落ち込んでしまうと思います。

・「見ろ、「新しい世界」を
 この作品のエンディングは、僕の中の「映画」を変えた。四面楚歌の絶望に追い込まれて全てを失うひとりの女性の最後を記録した本作のエンディング。ビョーク演じるセルマは、お金や視力だけでなく、命までも失った。果たして、この映画はそれで本当に「終わった」のだろうか。この映画を観た友だちはみんな口を合わせたみたいに「暗い」としか言ってくれなくて困るのだけど、その観方ではまだまだ中途半端だ。この作品は、セルマが死を迎え、ビョークが歌うエンディング曲の“ニュー・ワールド”が流れ始めて、そこから「始まる」のだ。あらゆる悲しみと絶望を経験し、それでもセルマが生き生きと歌っていたのは、全てを感じ終えた後にこそ始まる何かを信じる喜びを、彼女は決して忘れなかったからだ。もっと、エンディング直前にスクリーンの真ん中に浮かび上がってくる言葉の意味や、“ニュー・ワールド”の歌詞に注目して欲しい。ありったけの絶望の向こう側にあるはずの、わずかに残された何かに思いを馳せる希望。本作のエンディングは、極めて高度な表現力でその希望の中身を伝えているのだ。

・「救いはあった。
かなりの欝映画と評判のビョーク主演のダンサー・イン・ザ・ダークを観てしまいました。観る前からこれはかなり重い映画で友人にミリオンダラーベイビーよりもきついのあるよ、と言われていたのがこの映画でした。最初から暗くてこれは最後まで見通せるだろうかと不安でしたが結局最後まで観てしまいました。でも、あとに残ったのはすがすがしいとまではいかないですが思ったよりいやーな感じは心に残りませんでした。

主人公のビョーク演じるセルマは最後まで愚直そして頑なで見ようによってはアホ真面目に自分の意思によって人生を歩んでいました。そこになにかしらの美しいものを感じずにはいられませんでした。

確かに重い映画ではあります、なかには落ち込んで2、3日立ち直れない人もいると思います。でも、最後のシーン息子のジーンが手術によって目が治ったと告げられた時にセルマは救われたのだな、セルマの人生に意味があったのだ感じ、セルマの息子、ジーンへのセルマの愛がジーンの目となって生きていくのだなと思うとそこには少しの救いがあるように感じました。

なかなか人にはおすすめできない(特に欝の人には)映画ですが観て損はない映画だと思います。ビョークの演技も素晴らしい。

・「魂の歌声
良くも悪くも一度観たら忘れられない映画でしょう。セルマの決断は正しいのかどうかはわかりませんが、息子の為だけに生きる姿は心を打たれます。母親が自分の子供を殺してしまうという事件が増えている今、セルマは母親の鏡のような存在に感じます。本作のミュージカルシーンは、主人公セルマの妄想の中で展開します。なので、現実世界で突然唄って踊るミュージカルが苦手な人も違和感無く観られるでしょう。ミュージカルシーンでのセルマはとても魅力的でカワイイです。そして、その魂の歌声に圧倒されることでしょう。

・「西洋的な人生観。
病気の遺伝を知りながら子どもを産んだという事に対する贖罪の物語と見た。キリスト教世界独特の原罪の意識、徹底した個人主義(神との契約による)を肌で理解できない日本人には難しい映画だと思う。主人公は母性愛ゆえに死んだのではなく、あくまでも自らの信念に殉教したのだ。(子どもの為を思うのであれば、死を選ぶはずがない。)その、魂の強さ、純粋さが、痛い。彼女にとって、この結末はハッピーエンドでさえあったのだ。

ダンサー・イン・ザ・ダーク (詳細)

海を飛ぶ夢

・「まだ観てない方はぜひ!渾身の力をこめてオススメします。
各国で映画賞を受賞している作品とあってかなり期待して観たのですが、全く裏切られることなく、素晴らしい映画でした。

事故で首から下が不随になってしまった主人公ラモンが尊厳死を望んでいく…という話で、彼の意思を尊重する人と見守る人、反対する人…(でもみんなラモンのことを愛してる)周りの人達の想いを絡めながら話が進んでいきます。個人的には、心が自由になるために死を望むというラモンの考えにはとても共感できるけれど、家族や周りの人達の気持ちももちろん理解できる。唯一正しい答えなんてのは無いように思いますが、色々と考えさせられます。

それでも、テーマが重い割には全体的には不思議と爽やかな印象を残していている作品です。尊厳死を扱った映画でもあるけれど、ラモンをとりまく二人の女性との恋愛映画でもあるんですよね。

ラモンが車に乗せられて車窓から見る何気ない風景の躍動感や、空想の中で海辺まで空を飛んでいく映像も本当に素晴らしい!!

好き嫌いの分かれる映画のようですが、是非一度ご覧いただくことをオススメします。

・「このDVDの価値
数日前から、ある地方都市の市立病院で外科医が数名の患者の生命維持装置を外して死に至らせたことが「尊厳死」に当たるのかどうか、マスコミをにぎわせている。私たちは、「尊厳死」だけでなく、「死」というものを真剣に考えることは滅多にないが、図らずも同じ2004年に製作された2本の映画「海に飛ぶ夢」と「ミリオンダラー・ベイビー」は、「尊厳死」をテーマにして、私たちに深い感動を与え、考えさせてくれた。ついでながら邦画「半落ち」も、及ばずながらこの問題に取り組もうとした作品である。このなかで「海に飛ぶ夢」のDVDをとくにお勧めしたい理由は、作品自体のすばらしさもさることながら、監督アメナーバルによるもう一つの作品として、特典ディスクが添付されているからである。アメナーバルはまだ30代で、「海に飛ぶ夢」は彼の4本目の劇場用作品である。この特典ディスクで私たちに語りかける監督が、この驚くべき才能の持ち主にしては余りに初々しい好感の持てる青年であることに、誰しも驚きこのさき彼がどのような成長を遂げるか、大きな期待を持つに違いない。そして、監督自身のメッセージとして追加された「メイキング」および「未公開映像」は、作品の奥行きをさらに深めてくれる、いわば必見の資料である。つまりこのディスクは単なる「おまけ」ではなく、作者自身による第一級の「あとがき」であるといってよい。映画館あるいはTV、レンタルビデオ等でこの映画に感動した方に、このDVDを強くお薦めする理由である。

・「複雑な人間関係と、交錯する想い
本作は、四肢に障害を負った男がその苦痛に満ちた生からの脱却、つまり死ぬまでの人生を綴った映画だ。その質素ながらも奥深い物語に酔いしれた、久しぶりの大作。

大作というと、どうも豪華なキャストやセットを思い浮かべがちだが、本作品にそれらは存在しない。ただ生からの解放を望む男が、傷つき、愛し、支えられる姿が語られるだけである。

本作品の素晴らしい点は、何よりもその描写の丁寧さに他ならない。役者達の光る個性。その演技たるや、人物の人生さえ感じさせる。見事なまでにマッチした音楽。これは監督が自ら曲を担当しているからこそだろう。

何よりも素晴らしいのが、この脚本。登場人物は全員、異なる思考を持っている。それが当事者自身にとってはどのような意味を持つものであるか、これ以上ないほど鮮明に描いている。

どれも正しい。どれも理解出来る。でも、解放されたい。人の抱く希望の対象とは何か?…これを考えさせられる映画だった。個人的にはラモンの心の移ろいを理解しながら観ることを強くオススメする。

・「ラヴストーリーと尊厳死
ラモン(ハビエル・バルデム)は、彼の尊厳死を支援する団体のジェネ(クララ・セグラ)を通じて女性弁護士フリア(ベレン・ルエダ)と対面し、その援助を仰ぐことに。また一方、貧しい子持ちの未婚女性ロサ(ロラ・ドゥエニャス)がドキュメンタリー番組でのラモンを見て心動かされ、尊厳死を思いとどまらせようと訪ねてくる。ラモンとフリア、ラモンとロサとのあいだに愛、友愛のドラマがはじまる。この映画は、この2人の女性とラモンとの「ラブストーリー」として見ることもできますが、それだけにとどまりません。もう一つ別の愛の形がさりげなく提示されます。それは、ジェネとマルクの愛。彼らはラモンへのインタヴューで彼の家で顔を会わせたのが縁でつきあいはじめ、ジェネは彼の子を生む。月並みな関係ではあるが、結局それが一番人を「しあわせにする」と監督は言いたげ...。

尊厳死と制度の問題も描いていますが、患者の家族の視点もちゃんと描かれています。そして、所々に散りばめられたユーモアと、主人公をはじめとした登場人物も丁寧に描き好感を覚えます。正直「これが正しい」という答えは出ないのですが、人は常に周りの人によって生かされるということ。それを表す、流麗なカメラワークと合成で周りの人々を一気に見せるワンカットがすごい。

・「物質世界を超えた「在り方」
若い時のたった一度の事故で、体の自由を奪われ、ベットの上が彼の生活の場となってしまった主人公・ラモン。精神はどこまでも自由に飛んで行けるのに、体は縛られたまま。「(微笑みを絶やさないのは)常に自分が助けられる立場にある者だから、そうして覚えた笑みなんだ。」といった言葉が印象的でした。それでも彼は生き続けた。皮肉にも、彼を愛する家族の存在が、ずっと彼の「本当の自由」の足かせになっていたけれど。事故から20年以上経て、彼はやっと決意する。「本当の自由」を得て自分らしく生きようと。彼の家族は「愛」で以って止め、彼を愛する女性は「愛」で以って「手を貸しましょうか?」と言う。相手の事を本当に愛し、考えていなければ出てこない、強い言葉だと思いました。(どんな姿でも「生きていて欲しい」と願いがちなのに。)「深い愛」に葛藤し「(別の)深い愛」によって救われた、ある意味、幸福な人間の話ではないだろうか?と思いました。(最後の後味が悪く思えなかったので。)

海を飛ぶ夢 (詳細)

ボーイズ・ドント・クライ

・「ブッ飛びます。覚悟して、観るべし。
なんとなくこのDVDを手にとって、なんとなく裏面の解説を読み、なんとなく棚に戻して、ハイおしまい。そんな人、多いんじゃないですかねー。いや〜ホント、もったいないですね〜・・・。確かにこの作品、なんとな〜く、買い手(もしくは、借り手)の食わず嫌いを誘発するような、そんなニオイをプンプン漂わせてますからねー。例えば、あまり可愛くない女主人公。そして「性同一障害」がどーのこーのと、明らかに人を選びそうなストーリー。タイトルもなんか、地味っちゃー地味だし・・・。でも私は、断言します。とにかく、観れば、ブッ飛びます。なんていうか、凄い作品なんです。といっても別に、感動するような映画では、ありません。笑えもしないし、泣けもしない。エロでもないしグロでもない。かといって、つまらないワケでは、絶対にない。只、「衝撃的」なんです。「ショッキング」だとか「強烈」だとか、そのような表現がコレほどハマる作品を、私は他に知りません。「好き」ではないけれど、絶対に、忘れられない。そんな映画です。

・「考えるために観たんじゃないのに。
ただ実話が好きで ただ観てみたい と思っただけなんだ。最近の私は少し性に対して疑問に思う事があったのは確かだけど ただただ観たかったそれだけなのに・・・終わってから考えるっていうか・・・ドシンと来ちゃったよ。この映画はね、ここで誰が語ってもダメ。観なきゃ駄目だと思う。後半主人公が受け入れてもらえなかったのは、結局のところ「嘘」と「当時の性同一性障害の認知度」じゃないのかな。事件から15年経って現在はある程度認知度が上がっていると思う。でもでもなんでだろう?「おかま」は受け入れやすいこの世の中「おなべ」は難しい。。。この主人公は「おなべ」とはまた違うんだよね。こうやって書いている間にもこんがらがってくるほどだからしっかり考えなくてはいけないと思わせる映画です。観た以上は他人に押し付けるのではなく自分の観たまんまを考える・・・考えなくてはいけない・・・あぁぁまた難しくなった。私の表現が下手糞なだけでいい映画だと思う。

・「実話ベースの映画だけに真摯に見て欲しい作品
性同一性障害の主人公ブランドンがラナという女性と恋に落ちる一方で、彼が肉体的に女性であることが明らかになってしまうことで悲劇的な運命となってしまいます。

主人公は性同一性障害という病気であって、同性愛者とはまた違う立場にあります。(セクシャルマイノリティというカテゴリにおいては同じ立場ですが。)同性愛者は差別・偏見を受けやすい一方で、性同一性障害においても周囲の理解を得ることは容易ではありません。

ブランドンが訪れたのは特にそういう意味での差別が激しい地域で彼の肉体が女性であることが明らかにされた後の展開では思わず目を背けたくなるシーンの連続でした。

彼がラナと恋に落ちたことは悪いことだったのでしょうか?彼は周囲を欺いていたことになるのでしょうか?

見終わった後には実にさまざまなことを考えさせられてしまいました。実話がもとだけに決して面白半分で見てはいけないと思います。そうでなければブランドンに対して申し訳ありません。

・「なんという鬱映画。
強烈な鬱映画だった。へこんだもん。見なきゃよかった、とちょっと後悔したくらい。エンターテイメント作品だと思って見てる人は大変な目にあうことでしょう。わたしのように。

残酷なシーンをリアルに見せつけてくれる役者さんたちの演技はすごいです。

・「切ない
たまたまTVで見ました。初めて衝撃を受けた映画です。見終わった後…唖然としました。さらに、実話だと知りゾッとしました。こんなにもむごい事をする人間がいるんですから…もっともっと悲惨な事をしている人が外国には、たくさん居ます。だけど、ブランドンが可哀想で胸が締め付けられます。軽い気持ちで見るなら止めたほうがいい。この映画をくだらないと思うなら、あなたも、ブランドンにひどい事した奴らと同じです。この事件は、1993年に起きた事件…ブランドンが今の時代に生きていたら少しは、違ったのでしょうか…

ボーイズ・ドント・クライ (詳細)

七人の侍

・「日本映画の名作10選には必ず入る傑作中の傑作
私はいま58歳ですが、この映画はリアルタイムで見ています。小学校3年くらいだったと記憶してます。当時も強烈な印象でした。そして、理屈抜きで面白かった。夢中になりました。以降、黒澤映画はすべて見に行ったものです。物語は映画好きならどなたもよくご存知でしょう。映画館、テレビ放映、ビデオで通算20回は見ています。メイキングも見ました。ビデオは持っているのに、DVDを買っている作品が結構ありますが、この「七人の侍」は最初に買い替えたものの一本です。昔の古いフイルムのビデオの画質、音質は相当酷い。DVD化する際、画質も音もかなり補正されていると聞き、どうしても欲しくなったのです。実際に見てみると、見違えるほどです。(このへんは若い方とは受け取り方が違うかもしれませんが)とても満足しました。すでに2回見ました。もうほとんどのシーン、台詞も頭に入っているくらいです。それでも面白い。もう買い替えはないと信じています。それにしても、他の映画とくらべ、黒澤映画のDVDは極端に高い。なんとかならないものでしょうか。すでにビデオを持っている身としては、全作品はとても買えない。しかし、「生きる」「赤ひげ」「用心棒」「野良犬」「天国と地獄」くらいはDVDに買い替えようと思っています。昭和20年代は、日本映画の黄金時代です。この時代の映画を若い人に是非見ていただきたいと思います。

・「日本映画の金字塔
白黒映画で、とにかく長い。台詞は何となく聞き取りづらくて、ついボリュームがあがってしまう。登場人物の衣装もセットも、どこか小汚くて一向にシャンとしない。

そんな映画です。でも、★は5つです。まず、セリフが聞き取りにくかったら遠慮なくボリュームを上げて下さい。その点で、観るのは競馬とゴルフばかりの日曜の午後、できればボリュームを上げてもテレビの音が外に漏れない雨の日が最適です。雨の日に観ると、ラストに臨場感が出る映画でもあります。セットや衣装のきたなさは、とりあえずは我慢して下さい。その「きたなさ」にどれほどの心血が注がれたかは、この映画を好きになればいずれは分かります。これは映画を「作り込む」ということと深い関わりがあります。役者さんなら三船敏郎、菊千代が人気だと思います。威勢が良くて、長身、貧農の出身でハチャメチャな豪快アクション。でも、私はやはり胴長短足、厚クチビルの志村喬さんですね。渋い魅力があります。映画「生きる」で「生命みじかし…」と、戦前の流行歌を口ずさんでいたおじいさんですが、この人がやると、「七人の侍」のような、極度に練り込まれた純然エンターテインメントに格が出ます。「羅生門」も面白いけど、やはりこれは日本映画の金字塔です。ハリウッド資本に脳髄まで持って行かれる前の日本のエンターテインメントです。

・「痺れる
いろんな人が評価しているので、評価は他の方にまかせます。自分はただ一言、「この米おろそかには食わんぞ」というセリフに痺れた。村人は命がけで作った貴重な米を侍に差し出し、侍はそれをしっかりと受け止める重要なシーンだ。このセリフの、どれだけ重く、そしてかっこいいことか。手にしたたった一杯の飯に、この映画の本質が詰まっているのだ。また七人の侍という映画は、侍が七人いたから映画として成り立ったわけでない。見ればわかるが、この映画は、怯えながらも卑怯な村人、生きる為に物や命を奪う野武士、燃え盛る炎、風、女子供の泣き叫ぶ声、男達の声にならない声。映画に出てくる全部のものが、7人の侍の元に集まり、凄まじい化学反応を起こしている。だから面白いだと思う。今の映画はCGだけ凝ったり、人気俳優の主人公しか「目玉」がない。この映画を見ればわかる。そんなもので映画と呼べるか!

・「あの時代だったから出来た名作!
以前、一回り上の人から、「おたくの親父さん達の世代まで、少し戦前の教育の色が残っているが、これが、うちの親父達の世代になると、もうまさしく七人の侍に出てくる百姓そのもの!」と言われたことがあります。思えばこれは、うちの祖父には何となく思い当たる気がしまたね・・・。以前、何度かこの作品は見たことがあったのですが、そういう目で改めてこの作品を見ると、又違った感慨があります。

百姓(庶民)とは、臆病でずるがしこく、全体のことなど見ようともせず、自分のことしか考えないし、オカミを恐れ、それでいて信用しない。搾取されるから、何もない・・・と言っても自分の分だけはしっかり確保している。

以前、この作品を見たときは、思わず、黒澤明という人は、この時代に生きていたのではないか?と思いました。しかし、あの作品からは、同時に昭和29年という(収録時は27〜28年ですかね。まだ生まれてませんが。)、祖父の時代の空気を感じました。出ている俳優やエキストラも、あれはまさしく戦後の、1960年代までの顔だと思います。今、あの作品を誰かに撮れと言っても、わらの中に潜り込んで寝たことのある役者なんていないでしょうし、黒澤作品はやはり、今となってはもう、誰も作り得ないあの時代だけの物なんでしょうね・・・。

・「星が5つまでしかないのが残念なくらい
言わずとしれた世界最高傑作映画群に楽勝で入る作品。この映画を翻案して製作された「荒野の七人」が 西部劇映画を代表する傑作になってしまったということ自体が 痛快であるし この映画の凄さの傍証でもある。七人の侍及び村人たちの一人一人の描き込みに見られる繊細さ。雨、風、火といった自然描写の力強さ。哄笑、号泣、喚声という音の魅力。

3時間を越える長尺にも関わらず 我々は 全く時間を感じない。ただ侍たちと そして 村人たちと一緒に 戦国時代を駆け抜ける思いで一杯である。日本人 そして映画を愛する人の必見作品がここにある。

七人の侍 (詳細)

もののけ姫

・「隠しては駄目
もののけ姫自体についてレビューすると長くなってしまうので割愛します。内容については他の方が書かれたものをご覧ください。感じ方は人それぞれですから、批判するなとはいいません。でも、一つだけどうしても言いたいことがあるので書いておきます。

「残酷な表現がある」とか「グロいものを描く必要はない」と言う人がいます。逆に聞きたい。残酷なものを残酷なこととして描かず、当たり障りのない表現にすり替えたら、どうなりますか?

公開時私は小学生で、初めて見たときは主人公が敵を殺めるシーンのあまりの生々しさにぞっとしたのを覚えています。二十歳になった今でもそれは変わりません。何度かこの映画を観ていますが、その度にぞっとします。この作品では、そういったオブラートに包まない死が描かれます。でもそれでこの映画を嫌悪したり軽蔑するといったことはなく、むしろ子供心に「人を殺めるとはこういうことだ」という現実をきちんと認識できました。

子供の目を覆い続ける親御さんがた。子供はいつ、現実を学べばいいのですか?そうやってずっと綺麗なものばかり見せ続けて、大人になった子供達はいざ現実を目の当たりにした時、そのギャップを処理し切れなくてただ呆然とするでしょう。「残酷な表現を見せたほうがいい」と言っているわけではありません。ただ人の死を美化せず、その悲惨さと痛みまできちんと描いているのなら、それは必要な知識なのです。だから「してはいけない」と学ぶのです。子供を無知なままでいさせたいのは大人のエゴです。本当の意味で子供を守ることには繋がらないということに、気付いてほしい。

「だって生き返ると思ったんだもん。」すでに子供がそんな事を言っている現実に、大人はなんと言い訳するのですか?

・「中世から近世への過渡期の対立
私はこの映画を劇場で見たのだが、この映画で宮崎駿は、予定調和的物語を目指さなくなったのだと感じました。数多くのレビューにあるように、「なんじゃこりゃ?!」から「世界に誇れる傑作」まで、評価がかなり割れていますが、映画やDVD、アニメ鑑賞に何を求めるかで、評価が変わるのだと思います。映画版のパンフの解説を歴史学者の故網野善彦が書いていますが、彼によると、日本の中世から近世への移行期というのは、日本人が自然を制圧して行こうとした過程と重なるということです。つまり、自然界から見ると、それまで精霊や神などが実際に目にすることが出来ない生き物(?)達が謳歌していた睦ましくも調和の取れた森の日々が、人間によって変化を余儀なくされ、姿を消してゆきつつある時期の対立と収束(解決ではない)を描いたのがこの映画だと思います。それゆえに、こんな大きなテーマは2時間程度の時間で解決に導かれるはずも無く、見方によっては中途半端ということになるかもしれません。ただ、この映画の根底に流れるのは、非常に大きな深いテーマであって、それを2時間で分かりやすくまとめるというのは、それこそ人間の思い上がりのような気がします。宮崎監督も解答を提示する気は無いと思います。ここから色々と考えて生きましょう、ということではないのでしょうか。私は高く評価します。

・「もののけ姫
このDVDの特徴は8ヶ国語音声が入ったインターナショナル版です。 それぞれの国の言葉に特徴があって、聞き比べてみても楽しめるので、なかなか飽きません。 本編の内容も良くできていて、いつ見ても楽しめます。 買って損は無いと思います。

・「超難解の宮崎駿の最高傑作。まさに生き生きとした映像。
恐らく宮崎監督が一番力を入れて作った作品だろう。こういう風に、監督が全力投球した作品は万人受けするものではないかもしれないし、現に千と千尋に比べると人気が低い。まずこの作品、先に風の谷のナウシカを見てから見るのをお勧めする。それは、この作品がナウシカの創り直しであり、その為にキャラが酷似してるものの、キャラの書かれ方が違うからだ。なかでも決定的なのが、ナウシカと似たような立場のもののけ姫と呼ばれるサンが、前者は主人公として、救世主やヒーローとして書かれてるのに対し、後者はただ争いをする二つの勢力の片方の、主人公が惚れた一少女でしかないということだ。逆に、ナウシカ側を、助けていたアスベルが、もののけ姫の主人公のアシタカは、争いをする森と、人との両方と交わい、どちらの方にも手を貸そうとする。アシタカ自身は、みなに、憎しみに身をゆだねるなという。しかし、争いを収めるためや、自身や他人を守るために避けられない争いでアシタカは、憎しみに身をゆだねと広がる呪いに、自身が身を蝕まれてゆく。まさに、この歯がゆさが人の無力さを物語っている。この作品でアシタカは、鬼神のごとき強さを誇っていて、ここまで強いと見ていて楽しいし、戦闘シーンはもののけ姫の醍醐味のひとつでもある。しかし、ここまで強いアシタカですら、劇中では森と、人の争いを収めることはできなかった。だからこそ、『生きろ』としかアシタカは言うことができないのかもしれない。それ以上は諦めがあるのかもしれない。さて、この作品はスピード感や戦闘シーンもさることながら、絵の具で書かれた絵が美しい。森が、土が、木が、そして血がなんとも生き生きと描かれている。まさにこの映画は生きている。

・「日本映画の最高傑作
私がこのもののけ姫を劇場で見たのは、小学2年生でした。今でもはっきりおぼえてます。見終わった後、一生見たくない。怖い・・・。と笑当時一緒に見に行った兄(当時5年生)も、黙りこくっていました。笑 でも、両親は泣いていたのです。「こんな映画はみたことない」と。

そして映画とともに歳月は流れ。私は中学2年生の時、金曜ロードショーで偶然見たのです。兄と一緒になんとなく見ました。驚きました。内容、映像、音楽・・・全てに驚きました。主人公のアシタカ・そしてサン。相容れない二つの種族。そして、人間と森。どちらも間違っていないのです。どちらも生きるために戦うのです。間違ってることはない。だけど、一緒に生きていく方法はないのかと説くアシタカ。【生きる】事を考える映画。ぜひ見てください。必ず損はしません。色々と書きたいのも山々ですが、ネタバレにならないように伏せます・・・w笑 私が日本映画で一番好きな映画です。

もののけ姫 (詳細)

ビルマの竪琴

・「水島〜!一緒に日本へ帰ろう!
 「水島〜!一緒に日本へ帰ろう!」という台詞と共に、日本中に感動を巻き起こした名作です。映画館は常に満員。小学生までがそのシーンを真似したものでした。私の近所でも、学校の柵ににしがみついて、外を通る人、誰かまわず「水島〜!」と叫ぶ光景が見られました。

 終戦を間近に控えたビルマ戦線。そこに一つの小隊がありました。隊長は音楽学校を出たばかりの青年(石坂浩二)。終戦を知り、投降した彼らに、連合軍から指令が下ります。「抵抗を続ける仲間を説得せよ」。隊長の命令を受けた水島上等兵(中井貴一)は、移送される仲間と離れ、南部の「三角山」へ向かいます。説得は失敗に終わり戦闘が始まりますが、水島は生還します。

 仲間の元へ戻る途中、水島は無惨な屍を晒す、無数の日本兵を目撃します。遺体を丁重に葬り、敬礼。形見の品は大切に鞄にしまいます。空腹に倒れた水島は、現地の僧侶に助けられますが、すきを見て袈裟を盗んでしまいます。僧侶に化けた水島は、漸く仲間の待つムドン収容所近くへ辿り着くのでした。

 しかし彼はそこで衝撃的な光景を目にします。一体、自分達が戦ってきた意味は何だったのか? 吊り橋の向こうから、懐かしい仲間たちがやって来ます…しかし彼は顔を背け、来た道を引き返して行くのでした。水島上等兵が人として下した、大きな決断とは? 戦争と平和。自分に一体何が出来るのか? 日本映画史上、屈指の名作です。

・「静かに、深く、考えさせられる
戦争をテーマにした最近の映画は、爆発シーンや銃撃シーンのリアルさや緊張感が評価されたり、男女の愛情の絆といったものなどが大きく取り上げられたりします。

しかし、この映画はそういった直接的な戦闘の様子や絆については描かれません。

それは、この映画のテーマが、戦争という非日常的な状況から解放されて日常に戻る時、何を目的として人生を歩みはじめて行くべきかという人生の意味を問う求道的な性格を持っているからではないでしょうか。前半部は、その前置きといっても良いのではないかと思います。

最後に水島上等兵が出したのは彼なりの一つの答えです。その迷いと苦悩を、中井貴一は見事に演じてくれました。

・「日本映画の最高峰
こんな人・こんな時におすすめ:世代を超えて、全ての日本人に永遠に語り継ぎたい映画!

私のような戦後何十年もたって生まれた世代が見ても胸に響く、感動の傑作です。日本はアクションやCGに頼らずとも、脚本だけでこんなに素晴らしい映画を作ることができる!という見本のような映画。ストーリーは誰にでも分かりやすく、お涙頂戴系の演出をせずとも、自然に涙がこみあげてきます。日本の懐かしい童謡のメロディー、水島の奏でる琴の音の美しさと、兵士達の素朴な歌声のハーモニーは秀逸。兵士達の水島を心配する思い、水島の純粋な決心、言葉を覚えるオウムという小道具、どこをとっても素晴らしい、日本映画の最高峰に位置付けられる映画だと思います。

・「暗い時代の後悔、哀しみだからこその映画
ビルマの竪琴これを観たのは小学生の時でした、二十何年たってもこの映画を忘れる事は一度もありません、暗い戦争時代を経験した人だからこそ、暗い時代のなかのほんのすこしの希望、良心、普遍的なこうありたいという気持ち。苦しい時代を経験したひとでなければ、この苦しいなかにだからこそ、人間のやさしさはでなかったそう思います。

・「魂、情熱、孤高の精神
 学校教育で戦争の悲惨さと題して、原爆投下の映像を見せられた覚えがある。本当に知るべきで参考となるのは、その当時の人達の暮らしぶりや、生き方なのではないだろうか? その一つとして、この作品で日本兵の精神性を垣間見ることができる。戦争は美しいものではない。しかし、日本兵の精神性は情熱に満ちていて、非常に美しい。私は始終、今の無気力日本と比較して見ることを避けられなかった。

ビルマの竪琴 (詳細)

キリング・フィールド スペシャル・エディション [DVD]

・「その事実が悲しすぎて
1970年代カンボジア内戦の戦争映画。

一人のカンボジア人新聞記者がアメリカのNYタイムズの記者と合同取材の最中政府郡と対立する「赤いクメール」というゲリラにつかまってしまう。高等教育をうけた事実を隠し大虐殺の中、生き延び脱走する。

というピューリッツア賞を受賞した記者の話を映画化したものです。淡々としたドキュメンタリーのような映画で娯楽や面白いという言葉はあてはまらないけど最後には深い感動を呼びます。

興味深いのはカンボジアの記者を演じた役者ハイン・S・ニョールの経歴。

彼はカンボジアで生まれ、実際に内戦を生き延びた男。政府軍の軍医をしていた彼は「赤いクメール」につかまり、やはり高等教育を受けた経歴を隠し、屍の平地を越え脱出した実体験の持ち主です。その間に奥さんと子供を無くしています。

決して有名な役者ではないけれど、その演技は素晴らしい。もし今も健在だったら、もっと有名に成っていたと思うのですが・・

彼は脱走後、アメリカに亡命してテレビやメディアで平和運動に従事していたのですが・・

最近自宅前で射殺体として発見されたそうです。

その事実が悲しすぎて、この映画がただの戦争映画だとは思えないのです。すべてがつながっているような気がして。

・「友情に涙
後世に残したい、まごうことなき傑作だと思います。この作品は戦争の悲惨さや、カンボジアの内戦時代の内幕を伝える映画だと思い込んで観たのですが、それ以上に、そういった状況下でのアメリカ人記者と現地人の助手の友情が胸を打つ、ヒューマンドラマです。前半は淡々と描くことによって、ドキュメントを見ているかのような戦場のリアリティが伝わってきます。音楽も控えめながら、非常に良いです。米人記者や彼の仲間がなんとかしてカンボジア人のディス・ブランのパスポートを偽造しようと苦心するものの、それが失敗し、記者とディス・ブランは離れ離れになってしまう・・・その場面では雨の中に佇む記者の顔がだんだんにアップに映し出されます。その無言の表情はセリフはなくとも、ただただ、"I'm sorry, I'm sorry, I'm sorry..."と言う言葉を心の中で繰り返しているかのようで、胸が締め付けられました。セリフではなく、役者の演技と演出だけでこんなに人の胸を打つシーンを作れるという見本のようです。ラスト、2人がついに再会する場面では、カーラジオから流れていたImaginがボリュームアップされ、鮮やかにこのシーンを彩ります。ついぞシンプルな音楽で通してきたこの映画にあって、最期のImaginという曲の主張の強さが際立ち、とても効果的。すばらしいラストだと思いました。

ところで、この映画を観て、ロビン・ウィリアムス主演の「グッドモーニング,ベトナム」を思い出しました。どちらも戦争下での非軍人のアメリカ人と現地人の友情というテーマ、ベトナムやカンボジアといった国にアメリカが干渉することを間接的に非難している視点が似ていると思うのですが、両者には決定的な違いが。それは「キリング・フィールド」では2人の友情は互いに同じ思いなのですが、「グッドモーニング・・・」ではそれが違うところ。それは、ベトナム戦争では、あきらかにアメリカが敵国だったからですよね。現在もアメリカの他国への干渉は続いていると言えますが、こういった視点で映画なり本なりを世に送り出すアメリカ人がいるということに対して、個人的に救われる思いです。

・「「真の友情とは…」、ラストの台詞ですべてわかる
ベトナム戦争時代の戦場特派員と現地スタッフの交流をカンボジア戦線の悲惨さを交えて描いた作品である。実話を基にしていて、通訳で登場するディス・プランという人物も実在する。氏は当時、カナダのベトナム戦争ドキュメンタリー番組にも出演している。

ベトナム戦争後半、カンボジアでは無差別な大虐殺が行われ、国民700万のうち300万人が処刑されたといわれている。その当時、メコン川の下流には多数の遺体が流れついたという。これら、決して忘れてはいけない歴史的事実を物々しい緊迫感をもって作品は伝えている。敗戦直前のサイゴンでのパニック、取り残された人々の恐怖は、実際には映画からは想像出来ないほどのものであろうことが本作品を観ているとよくわかる。

そのような戦火の中で生死の危険を共にした特派員同士の友情の表現に言葉はいらない。この作品のラストを見ればすべてわかる。真の友情はありきたりな言葉ではあらわせない。本当の感動を求める人にぜひお勧めしたい作品である。

・「衝撃の・・・
万人に薦められる作品ではありませんが、それでも一度は見てもらいたい問題作。。。

この作品を劇場で見たのは大学生の時だったかな。 たしか別の作品が目当てで、これは2本立ての カップリング作品って扱い。

序盤は、ドキュメンタリータッチで、淡々と物語が進みます。 結構、睡魔に襲われて寝てる観客も多く・・・(苦笑

私も最初はエンターテイメントとは対極にある作風を ボケーっと見てましたが、徐々にその凄まじくリアルな描写と スリリングな展開に息を呑んでのめり込みました。

ラスト・シーン、ジョン・レノンのIMAGINEが流れた時、 とめどなく涙が流れている自分に気がつきました。 後にも先にも、嗚咽に近い涙を体験した映画はコレだけ。

ストーリーは、米人記者とカンボジア人助手が70年代半ばの カンボジア政権を奪い取った共産党クメール・ルージュを 命がけで取材するという内容。ジャーナリスト魂炸裂っ

特に、カンボジア人助手役ディス・プランを演じた俳優 ハイン・S・ニョールの迫真の演技が文句なしに凄い! (この作品でアカデミー賞を取ったらしいですね)

内容は重く、決して観て楽しい種類の作品ではないのですが 生涯忘れられない一作になりました。

・「ポルポト政権下でのカンボジアがよく分かる。
非常に面白かった。最後まで集中して見れた。

この映画により、ポルポト政権がおこした悲劇がいかなるものか、とてもよく理解することができた。

ポルポト政権下で民衆はどのような状態にあったか?

悲惨の一言に尽きる。

子どもを崇拝せよ!知識人たちは皆殺しにせよ!

完全に狂っている。カルト宗教が政権をとってしまったようなものだろう。ポルポト政権下で虐殺された多くの人たちは気の毒というほかない。

主演のカンボジア人の方の演技は、とてもリアルで鬼気迫るものがあった。ありとあらゆる手段を用い、あの狂った政権下のカンボジアから脱出しようと試みる様は、終始とてつもない緊張感と切羽詰まった感にあふれていて、見ているこっちまで気が滅入ってしまった。それだけこの映画は人の心を揺さぶる力を秘めているということなのだろう。

ラストの奇跡の再開では涙した。文字通りまさに奇跡的な再開が叶ったのだ。人間の生命力は凄まじいものがある、と妙に感動したほどだ。

未来に語り継いでいくべき、歴史的な名作だと思う。

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シンドラーのリスト スペシャルエディション

・「ナチへの怒りと、ユダヤ人の虐げられた悲しみは理解出来るが、、、。
 自らユダヤ人であるとの出自を胸に、冷徹なカメラ・アイと、激越なメッセージを以って撮り上げた、言わずとしれたスピルバーグ渾身の力作。公開当時、大味な大作が続いていた彼の、初期の才気溢れるシャープさを彷彿させるサスペンス&ユーモアの切れ味の見事さに、大いに唸らされる。例えば、老練工に向けられながら、引き金を引けども引けども発射されない拳銃、誤ってアウシュビッツに送られてしまった女性たちに蔓延する“恐怖”のイメージと、ガス室での不気味なノズル孔、当人たちは露知らぬまま収容所に送られ、二度と主たちのもとには返る事がないと思わせるスーツケースの山から探し出されたであろう、金、銀といった装飾品を機械的に解体する手のクローズアップ、或いは、両親を救いたい一心で日々嘆願する女性を、ガラス越しに見下ろすシンドラーの表情の変化、、、と、そのケレン味ある演出の巧さは枚挙の暇もない。全編を覆う緊迫感の中、最も印象的なのは、やはりホロコーストの描写であって、尊厳を収奪し、人間をモノ以下としてしか扱わず、その唐突に繰り返される殺戮と夥しい死者の群れは、正に阿鼻叫喚の地獄絵図とも言うべき凄惨さであるが、ナチス・ドイツの極悪性とユダヤ人の受難と哀惜を想う気持ちは揺るがぬものの、その後エルサレムに渡り、イスラエルを建国し、パレスチナ人たちに対して、程度の違いはあれ、“同様”の迫害を行ったユダヤ人たちを見る時、人間の持つ底知れぬ残虐性と原罪を感じてしまう。

・「私が一番感銘を受けた映画
何度見ても泣けます(;_;)

内容についてはみなさんが書かれている通りなので省かせていただきますm(_ _)m

白黒映像ですが一色(一部)だけ色が付きます。はじめはユダヤ人にほとんど興味なんか無かったシンドラー。

しかし、その一部の色彩で表現されている人物との間接的な関わりで次第にシンドラーに変化が...

スタッフロール直前(?)に役者と実際の人物が登場しシンドラーのお墓に石を置いていくシーンがあるんですが。

最後に遠いシルエットでシンドラー役の人が1人でお墓の前に立つシーンの演出が最高にいいと思います。

それと、テーマ曲が最高!!聞いただけで泣けます!!

・「シンドラーのリスト
ナチスという強大な組織に、表面上は従順をよそおいながらも悠然と挑戦し、多くのユダヤ人の命を救った男の物語です。

シンドラーは決して情熱的なヒーローでなく、主人公を演じるリアム・ニーソンがどことなく胡散臭い風貌をしているのがリアリティを感じさせます。クールでスマートな金持ちであるシンドラーが、百万マルクの金を使って千二百人の命を救います。

スッカラカンになっても奢らないでクールに振舞うシンドラー、なけなしの金歯を加工して作った指輪を彼に贈る、自由を手にしたユダヤ人たち。感謝や安堵、悲しみ空虚感などさまざまな思いが胸を熱くさせます。

また、白黒映画の中で、一人赤い服を着た少女が登場するシーンは強く印象に残ります。全体にわたり表現方法が巧みだと思いました。

・「良心とは
狂気の時代。僅かでも良心が存在した事を世に示す貴重な作品。

レイフ・ファインズの狂気の演技は秀逸。

良心の実践には、、、知恵と金が必須は、見事な教訓。

蛇足だが、狂気の被害者のユダヤ人が、パレスチナでは、狂気の加害者。歴史とは因果の物者。

・「ラストまで一気に持っていかれた
 三時間を超える大作ですが、オスカー・シンドラーがユダヤ人救済に本格的に傾斜していく辺りから、目が離せなくなりました。ポーランドのユダヤ人ゲットーが、ナチスによって解体される場面。無抵抗のユダヤ人を、容赦なく銃殺するナチス。小高い丘から、その様子を見守るシンドラー。やがて、それまで白黒だった画面に、ぽつりと赤い色が見えてきます。あの場面こそが、金儲け第一だったシンドラーに訪れた、劇的な転換点だったように思います。あざやかに印象に残るその場面にぐいっと引きつけられて、あとはラストまで一気に持っていかれました。 シンドラーの右腕となって工場経営にあたるイザック・シュターンの、シンドラーを見る目が変わっていくところ。シンドラーに酒を勧められる場面を皮切りに、話の中で何度かそうした場面が出てくるのですが、あの辺の演出も巧いですね。イザック・シュターンを始め、ユダヤ人たちとシンドラーとの間に友情と信頼の絆が生まれ、深まっていく様子が、見事に描き出されていました。 このヒューマンなドラマにふさわしいテーマ曲も忘れられませんね。しみじみと胸に響くジョン・ウィリアムズの音楽に、何度も心を揺さぶられました。

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博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか

・「キューブリックの最高傑作
 キューブリック監督は、この作品以後はカラーになり、ビジュアル的な要素が大きな比重を占めるようになります。それでも傑作揃いですが、この作品では脚本や俳優の演技も優れており、映画としての完成度はこの「博士の異常な愛情」がもっとも高いと思います。 ジョージ・C・スコット、スターリング・ヘイドン、スリム・ピッケンズ、キーナン・ウィンなどの名優たちの中で、ピーター・セラーズの1人3役は最高でした。特にストレンジラブ博士が傑作で、義手が勝手に動いて自分の首を絞めたり、ナチの敬礼をしたりするのを必死になって止めようと奮闘する姿は大爆笑です。これでアカデミー賞を獲れなかったのが不思議なぐらいの名演です。 ブラック・ユーモアの作品としてはこの作品と、同じテリー・サザーンが脚本に参加した「ラブド・ワン」が双璧でしょう。難解なことが多いキューブリック作品の中ですが。この映画は誰が見てもわかりやすく、面白いと思います。

・「滑稽なのに、ゾッとしてしまいます!!
たった一人の狂った男の判断によって、世界が核で崩壊してしまう様子を描いたブラック・コメディーです。

精神に異常をきたしたアメリカ空軍の司令官が、ソビエトに核攻撃するよう発令してしまいます。そして水爆をのせた爆撃機が、刻一刻とソビエトへと近づいていきます。アメリカ大統領は幹部を招集し、緊急会議を開くのですが、そこに集まった人々もどこかイカレた人たちばかり。おまけにソビエトでは、核攻撃を受けた場合に、自動的に全世界の生物を絶滅させるシステムが作動するようになっていたのです・・・。

「間違えってそっちに爆撃機が行ってしまった」とアメリカ大統領がソビエト首相に電話する場面の馬鹿馬鹿しさ。自分たちが決めたはずの軍事システムを止められない滑稽さ。間違った命令であることも知らず、懸命に任務を果たそうとする爆撃機の乗組員のなんとも言えない悲壮感。その爆撃機をソビエトも母国アメリカも撃ち落とそうする皮肉。そしてヒトラー崇拝を感じさせるストレンジラブ博士の狂った思想。そして「また会いましょう」の歌・・・・・。それらすべてがブラックなジョークでありながら、底はかとない恐怖と悲しみを感じさせるのです。

今では核の恐怖をテーマにした映画はあまり見られなくなり、荒唐無稽なSFの設定に使われることのほうが多くなった気もするのですが、改めて今なお人類がその恐怖から逃れられず、世界の精神に大きく影響を及ぼしているのだと痛感させられる映画です。人類を滅ぼすことのできる兵器を持ってしまったことの恐ろしさ、それを一部の人間の判断で実行できてしまうことの異常さをひしひしと感じます。

1964年の作品なのですが、ちょうどベトナム戦争の最中であるのと同時に、キューバ危機の二年後という時代背景も頭に入れて鑑賞されると良いのではないでしょうか。

・「P.セラーズが喜劇俳優以上の実力を発揮した名作
余りにも有名ですがやはりP.セラーズが識者の大統領、そそっかしいが憎めない英国将校、そして極めつけのどこか狂った科学者の3役を見事に演じ分け、ブラックユーモアな題材すら喰ってしまうような巧さとパワーに喜劇俳優以上の実力が充分感じられる作品と感じました。

・「最高傑作
中学の時に友達に薦められて名画座で観て、映画にのめり込むキッカケとなった作品です。このブラックな味わいは何度観ても楽しめて、DVDで所有するのにふさわしい素晴らしさで、キノコ雲に「また会いましょう」の流れるラストは未だに震えがくるほど最高です!

一人四役のピーターセラーズはじめジョージCスコットなど出演者のノリノリの演技も素晴らしく、タイトル文字(「ストップメイキングセンス」がパクッたと思われる)や予告篇などのグラフィカルなセンスも最高。

・「このタイトルが映画の中身と微妙にずれている気がするが
映画は1964年1月30日リリース。アカデミー賞の作品賞、監督賞、主演男優賞、脚色賞にノミネートされた。ピーター・セラーズが大統領とマンドレイク大佐とストレンジラヴ博士の、1人3役を見事にこなしていて拍手喝采ものだ。ぼくは特にストレンジラヴ博士が大統領を総統と言い間違えるのと、右手が挙がりそうになるのを懸命に押さえ込む演技に加点したい。

キューブリックの他の作品もそうだが徹底して『主張』がある。そして徹底的に『意地悪な視線』で組み立てられている。基本的にコメディだが、奥深く根強くブラックである。『こいつらなんて所詮こんなもの』と思っているキューブリックがここにいる。

題名が映画のストーリーと微妙にミスマッチな気がする。実際はストレンジラヴ博士は脇役ではないだろうか、この映画。決して主役ではない気がするがぼくの錯覚か。

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十二人の怒れる男 [DVD]

・「民主主義の素晴らしさよ!!
なんて完成度の高い映画なんだろう!!学生時代、授業でたまたま見せられたのがきっかけで、どツボにハマってしまいました!!

父親殺しの容疑で起訴された少年を12人の陪審員が有罪か無罪か決めるという、ただそれだけの話。エアコンも効かない暑っ苦しい個室の中で延々と話し合い続けるのみ。それがなんでこんなにも面白いのか!?脚本が非常にシッカリしているのと、12人の男達ひとりひとりのキャラが見事に立っていることが挙げられます。納得いかない部分がある限り、簡単に少年を死刑にするわけにいかないと事件を真面目に考える主人公。急いで野球の試合を観たいがためにさっさと有罪にしようとする男。スラム街で生まれ育った人間はろくなやつがいない、といった偏見むき出しな男。反抗ばかりされ、しまいには家出までされた自分の息子と被告の少年をダブらせる男。周りの意見にただ振り回されてばかりな主体性ゼロの男。 などなど・・・。そんな、年齢も性格も思想もてんでバラバラな男達が見ず知らずの一人の少年の生死をめぐってアツい論争を繰り広げる!ただ一人、少年を無罪だと主張する主人公。1対11の状況が、ちょっとずつ覆されていく痛快さ!!そして、人が人を裁くことの難しさについても考えさせられます。

どんなに低予算でも物凄く面白い映画は作れる。本作は、その非常にいい見本だと思います!

・「ディスカッション・ドラマの傑作
 ある意味、こんなに画面の隅々まで映像表現に徹底した配慮が必要な作品もない。なにせ1室内のディスカッション・ドラマなので、普通に撮っちゃたら発言者の顔のアップの繋ぎで終わってしまいます。カメラアングルから俳優の立ち位置まで、おそらく1シーンごとに考え抜いたに違いない。シドニー・ルメットはこれが劇場用映画のデビュー作とは思えない演出で、ヘンリー・フォンダをはじめとする名優たちの演技も見ものです。ヘンリー・フォンダの役は最初から手のうちをすべて明かさず、有罪派の意見がひとつ出るごとに反論として小出しにするので、本当はちょっと意地悪なんですが、観ている最中はまったく気になりません。アクションも特撮もショッキングな描写も、大げさな音楽もありませんが、一度は観るべき名作です。

・「『会話』という何にも負けないドラマ
あまりにも有名なこの映画だが、昔、初めて見た時は本当にびっくりした。

舞台は狭い部屋の中だけ。その中で、リアルタイムで12人の男たちが話し合う。

内容としてはただそれだけだ。なのに、このスリルに満ちた展開は一体何なのだろう。

この短い議論の中で、各自の特徴や生い立ち、考え方や偏見があぶりだされてくる。こんな映画は今まで見た事がなかった。

会話とはなんとドラマに満ちていることか。人と人との会話は、多分、最高の物語になり得るのだ。

・「現代社会の縮図を垣間見た!!
アメリカ法廷映画史上の最高傑作であることは脚本・演出・映像的に間違いない!それよりも特筆すべきは、1957年制作にもかかわらず現代社会の病理がそのまま存在しているアメリカ社会の凄さであり、将来的な危惧としての制作陪審員制度に対する問題提起の側面や、人道や人権という言葉から発せられる誤ったヒューマニズムの脅威という、現代社会において日常的な問題が随所に盛り込まれている素晴らしい作品であるといえる。また、行政から招集される12人の陪審員たちの言動は、まさに社会の縮図を見るような背景を背負った人々で、一人一人の日常にある、悩みや苦しみ・・・全ての人間に共通する登場人物が必ずいるであろう各人の圧倒的な演技力には脱帽する。何の変哲も無い密室で、淡々と過ぎてい行く時間にこそ、深い人間ドラマが存在するという事を十分に認識できる作品である。

・「アメリカの良心/善良な市民の善意が描かれる。法廷劇=ディスカッションドラマであり、人間ドラマであるだけでなく、立派な推理ミステリーにもなっているのが素晴らしい。
超有名な法廷劇。法廷劇=ディスカッションドラマであり、人間ドラマであるだけでなく、立派な推理ミステリーにもなっているのが素晴らしい。もとはTVドラマの映画化。中学生のときに、自室の白黒テレビで「水曜ロードショー」(水野晴男氏の解説)で観たのが最初。素直に感動しました。ヘンリー・フォンダが、アメリカの良心の代表として、善良な市民を演じています。他の出演者も、いづれも芸達者ぞろいで、様々な人間のぶつかりあいを白熱した演技で表現。ラストも印象的です。

その後、戯曲が、国内でも何度も上演されており、戯曲シナリオ(著者:レジナルド・ローズ /額田やえ子訳)も重版・改版を重ね、今も発売中。アメリカTVムービーでもリメイク。(リリース済、主演:ジャック・レモン、ジョージ・C・スコット、監督:ウィリアム・フリードキン!)本作に着想を得て、三谷幸喜により日本ならどうなるかという「12人の優しい日本人」も舞台、映画で作られました。この作品が、これだけ長い間愛され続けるのも、テーマとシナリオが素晴らしいからでしょう。

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ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション

・「……!(声にならない嬉しい悲鳴)
 ネット・サーフをしているとき、多くの方々が『とても素晴しい作品です』と書いていらっしゃったので、(もちろん、ここのアマゾンのレビューにも) DVDを借りてみました。 人それぞれ、考え方、物の見方が違いますから、百パーセント確実とはいえないのですが、 見てよかったです!!!

 これほど、ウィットに富んで、程よくメリハリがあって、示唆に富んでいるのに説教臭くなく、 分かるようでいて先が読めなくて(すぐ回答を示してくれるので、分かるのですけれどね)、 イマジネーションが豊かで、物事の見方が多彩な作品があるなんて! ホラと分かっていても、「もっと騙して、騙して」と思ってしまいます。『もう騙されないぞ』と思っても、いつの間にかストーリーに惹き込まれて、笑ったり、じんとしたり(涙が滲んだり)、ドキドキしたり、ほっとします。 ああ、自分のボギャブラリーのなさがもどかしい! 本当に巡り合うことが出来て幸せです。 レビュー、ご感想を書いてくださった皆様に感謝しています。

 フィッシュ・ストーリー(fish story)= ホラ話。 ですから、 ビッグ・フィッシュ(big fish)=大ボラ話、なのかな? 父と息子の葛藤、和解(?)も、大きなテーマになっています。 ホラと現実がごっちゃになっているようでも、きっと混乱しません。 素晴しい虚構、現実をテーマにした作品です。

 騙されたと思って、借りて(買って)見てくださると嬉しいです。

・「ティム・バートンの新境地
 この物語の背骨とも言うべき、父の作り話として登場する「寓話」や「神話」の数々は、ティム・バートンにしか再現できないものなのではないかと思わせるほどの美しさです。また、物語の内容も非常にすばらしく、原作者と脚本家との息のあった仕事が見事に結集し、感動的なラストへと見るものを導いてくれます。こういった、家族をテーマにした映画は、ティム・バートンの今までの映画にはなかったものではないかと思いますが、まさに彼はこの映画により、新境地を切り開いたと言っても過言ではありません。物語のすばらしさとティムの得意分野の寓話の映像での美しい再現が互いに共鳴し、結果として全体を通してすばらしい映画に仕上がっていると思います。こういったテーマの映画には珍しく、極力CGを使わないというこだわりも、功を奏したのではないでしょうか。 父の作り話をどうしても受け入れられなかった息子と、最期を迎える父親との関係が徐々に変化をしていくラストシーンはとても感動的で、久々に映画を観てすがすがしい気分になりました。

・「大きな魚
いつもおとぎ話のような経験を話す父親にうんざりした息子は、喧嘩の末もう三年も会話を交わしていない。父の病気で故郷に帰った息子は父の話の真実を暴こうとするが…

とってもいい映画でした。事前に色々情報を仕入れていたんですが、予想通り、それ以上に良かった。ティム・バートン監督らしく、ファンタジーな場面はとても良かったです。整然とした街にユーモラスな人々。この世界観が好きな人にはたまらない。キャラクターも大好き。ラストがとても良かったです。ほんわか泣ける映画。

・「男泣きの映画
映画館で見た時、周囲の男性陣がみな泣いていたのが印象的でした。

大法螺にも取れる夢物語のような父の過去の話を、ティム・バートンは美しくも怪しい(笑)映像で我々に見せてくれます。

どうみても嘘くさいその話のすべてが実は真実であること、もしかしたら真実よりもはるかに物事の真理をついていたかもしれないことがわかる、ラスト。

そのひとつひとつの映像は感動的です。

人間というのはいかに素晴らしい存在となりうるのかということ、ほんの少しの時間をすごしただけでもそれが人生を賭けるほどの出会いになりうること、人の心がいかにものごとを動かしていくのかということ。

この映画はそういうものを、美しく描いていると思います。

人の死を、これほどまでに美しく素晴らしく描いた映画はないと思います。

必見の映画です。

・「ティム・バートンの集大成的傑作
不気味な魔女、恐ろしい巨人、緑豊かな幻の街、サーカス、そして、恋に落ちた瞬間本当に時間が止まったり、一夜にして1万本の水仙の花畑、大木の枝に引っかかる車、等々。これぞ、ティム・バートン監督の真骨頂!!

彼のこれまでの作品は、ダークなイメージが多かった。「シザーハンズ」で、町並みをわざとパステル色にして、山のお城(研究所)と対比させたことはあったが、このポップな色使いは、これまでで最も明るい作品と言えるかもしれない。そして、ほんのりと暗さが感じられる微妙な画面作り。そして演出も、老夫婦がバスタブで抱き合うシーンの美しさなどは、これまでのバートン作品にはない感触だよね。でも、異形のものに対する愛情はこれまでどおり健在。彼らに対する愛情が彼らを愛すべき変人に変身させる。そうして出来上がったキャラクターが最高に魅力的な人物ばかり。

冒頭から父親は「自分の死に方を知っている」と何度も言うし、この「ホラ話」をどうやって収拾するのかと思ってると、ラスト、これがまた素晴らしい。ホラ話を拒絶し続けた息子を巻き込んで...。ネタバレになるので、これ以上はやめておきますが、父の死は、奇跡のように美しく、幸福に満ち溢れる。この最高のエンディングには、ただただ涙。ナレーションにもやられた。

これぞ映画、このDVDは絶対の買いです!!

ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション (詳細)

スティング スペシャル・エディション

・「とにかく、粋で、お洒落で、面白い、クラシックな名作。
 古い話で恐縮ですが、昨春のアカデミー賞受賞式で、過去1年間に亡くなった映画人たちを偲ぶ“IN MEMORIAM”のコーナーで、ジョージ・ロイ・ヒルが紹介された時、故人を敬愛する拍手の数が、思いの外少なかったのを見ていて、意外な気持ちと同時に、大変残念な思いをした記憶がある。70~80年代前半のアメリカ映画を、青春期に観てきた者にとっては、「明日に向かって撃て!」、「スローターハウス5」、「華麗なるヒコーキ野郎」、「スラップ・ショット」、「ガープの世界」とスマッシュ・ヒットを打ち続けたロイ・ヒルは、紛れもなく名監督であったし、思い入れも強かったからだ。今回、晴れて、デジタル・ニューマスター、5.1ch、ビスタバージョンとして復刻した今作は、中でも、最高傑作と言うべき名作だ。とにかく、粋で、お洒落で、ゲーム性に富んでいる。飛び切り面白い脚本を書いたデビット・S・ワードは、将来間違いなく大物になると思いながら、その後鳴かず飛ばずであったが、「メジャー・リーグ」で監督として成功した。スコット・ジョプリンの「エンターティナー」を編曲したマービン・ハムリッシュは、この年「追憶」と含め、アカデミー賞音楽部門を独占、以後、映画音楽シーンをリードした。その他、ロバート・サーティス、エディス・ヘッドと言ったハリウッドの“伝説”のムービー・メイカーたちの、自身の代表作ともいえる優れた仕事振りにも堪能出来るが、何と言っても、忘れてはならないのが、ポール・ニューマンの粋な男っぷりで、若い頃は、M・ブランドの亜流、反骨心旺盛なアウトローとしてのイメージが強かった彼の、チャーミングで色気を漂わせる魅力が存分に味わえる。

・「娯楽映画の最高峰!
「オレオレ詐欺」やら「振り込め詐欺」やら、人を騙す金を取る犯罪が蔓延している昨今ですが、いけませんね〜。あれは。すぐにバレるようなウソで、人を騙すのは下っ端のすることです!などと言いたくなってしまうんです、この映画を観ると。  華麗なる大物詐欺師、ゴンドーフと若手のフッカーが、シカゴの街の大物、ロネガンに大規模な詐欺を仕掛るというお話。まずは列車の中で行われている紳士のポーカーで、イカサマ自慢のロネガンの鼻を折ってやると、「有線」と呼ばれる大規模な競馬を使った詐欺で、大金を騙し取る計画を立てる。ところがそこに、フッカーに偽札をつかまされた汚職刑事が割って入って、事態は意外な方向へ…。  詳しい説明をするのは野暮というもの。脚本、演出、演技、美術、そして音楽とすべての要素が完璧に揃った、娯楽映画の最高峰!

 特典としてついているインタビューでは、ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォードをはじめ、みんなお年寄りになっているのでびっくりしました。製作の舞台裏が分かって面白かったです。

・「一世一代の大仕事!
1936年のシカゴの下町。詐欺の師匠ルーサーとペアを組んでチンピラを見事ひっかけて金を巻き上げたジョニー。ところが、巻き上げた金は思いもよらぬ大金。それもそのはず、大金はシカゴ・ギャングのボス、ロニガンの組織の金だったからさあ大変。ルーサーはロニガンの組織に殺され、ジョニーも追われる身となる。師匠の復讐を誓ったジョニーは詐欺の名人ヘンリーを訪れ、ヘンリーの口利きで集まった詐欺仲間と共に一世一代の大掛かりな仕掛けをロニガンに仕掛ける。・・・あの、のほほんとした名曲『エンターテイメント』と共に画面に登場する渋い色使いの絵とタイトルは、まるでノーマン・ロックウェルの絵本のよう。呑気なオープニングに比べて殺人というショッキングなシーンもあるし、ギャングが絡むとストーリーもシビア。詐欺仲間を集めての大掛かりな準備、アッと驚く展開にびっくり、びっくりの連続。ラストには思わず誰もが息を呑み、そして心の中で叫ぶことでしょう。私も思わず叫びました。「やられた!」報酬が欲しいのもあるけれどここで黙っていたら詐欺師としての名が廃らァ、とばかりに集まってくる詐欺師仲間たちもいい味出してます。この映画でだまされなかった人はお気の毒。だまされたはずなのに感じるすがすがしさは、この映画でなければ感じられない。幾重にも張り巡らされている伏線は、何回も見直しては発見できる喜びをくれます。さあ、あなたもだまされましょう!

・「どっちが悪い?
この映画を観た方は最後の10分がスゴク長く感じたのではないでしょうか?そこにこの映画の面白さがある。

・「純粋に映画を楽しむ人へ
この映画は穴が見つからない。この映画が嫌いな人は映画評論家のように邪念がありすぎるのでは?と思いたくなる。自分はまだ21だけど、この70年代の映画にすっかり虜になってしまった!見ているほうが「やられた!」と思わされる巧みな脚本は今なお色褪せず、名作と言われる理由なんですね。 この映画を見たことも無く、映画評論家気取りの人がいたら、スティングを勧めたら黙るでしょう!

スティング スペシャル・エディション (詳細)

ゴッドファーザー

・「秀逸。永遠に受け継がれる映画
マーロン・ブランドが本物のマフィアのボスに見える。かつてマフィア映画でそんな経験をしたことがあっただろうか・・。麻薬、暴力、脅し、殺し、人身売買、これらがマフィアから思い浮かぶものだが、今まで見たマフィア映画では、ただ単にこれらの暴力的描写しかなかった。マフィアの奥底にある温かみや、優しさ、こんなことを知ったのは初めてだった。脚本は原作者のマリオ・プーゾと監督のフランシス・F・コッポラとの共同で、アカデミー脚本賞を受賞している。原作に忠実な脚本となっている。登場人物全員が傑出している。これ程の素晴らしい俳優陣が集結されれば、文句なしの作品になることは決定づけられている。ゴッドファーザーを演じたマーロン・ブランドは、「この人物は優しく男らしい、真の男だ」と読み取ったらしい。マーロンの役作りの結果、映画でのゴッドファーザーは人間味溢れる素晴らしい一人の人間として映った。アル・パチーノ演じる秀才の僕ちゃんは、自分の家族と関わらず人生を生きようとするが、ある事件により、彼の人生は一変する。 この映画をどう表現したらいい?マフィア映画でありながら、人間愛に打ちのめされる映画なのだ。家族を愛し、家族を大切にしない男はクズだ、と言ってのけるゴッドファーザーは、真の男である。彼が、ゴッドファーザーでなかったとしても、皆に慕われ、尊敬され、助けを求められたら断れない稀に見る素晴らしい人間だったことだろう。ゴッドファーザーになった経緯は、「ゴッドファーザーパート2」で明らかになる。マーロン・ブランドは、原作者から「この役は是非ブランドさんに!」と懇願され、承諾した。原作者の決断力にも驚かされる。ブランドは40代前半だったが、ほうにティッシュペーパーを詰めてみて、鏡を見ながら凄みをきかせたセリフを喋ってみたら、「これなら年をとって見える」と安心したそうで、その後の役作りは、セリフを丸暗記しなかったという。おぼろげに覚えていることで、少し間を置いて思い出したようにセリフを言うことになり、セリフに人間味が出てゴッドファーザーに人間味を与えることとなったのだ。私は、この作品を崇拝しているので、文句は1つもない。

・「原作を原書で読みたくなる映画作品
 それまでのマフィア、コーザノストラ、ファミリー、といったアメリカ暗部の「ギャング」イメージを塗り替えた歴史的金字塔。 虐げられたイタリア移民の血の結束を、男の社会からだけではなく母親、妻、妹、恋人の視点からも提示している。コルレオーネ(イタリアに実在の地名)ファミリーの苦悩と栄光の叙事詩は、何故か日本人が忘れかけていた大家族愛につながるところがあり、共感してしまう。 一気に見終わった後、疲労感よりも、「原書で原作を読破したくなる」ような説得力を持ったフランシス・フォードコッポラの代表作。また、単なるフィクション・ドラマではなく、アメリカ現代史の暗部で見聞した事件を彷彿とさせる展開は、制作者や作製会社の心意気を感じさせる名作である。 ちなみにこの映画の洗礼式で登場する赤ん坊は、PartⅢでも登場する。誰でしょう?またその父親の正体は?

・「圧倒的な雰囲気!
見終わったあと鳥肌が止まらなかった。すばらしい映画、音楽、絵などを観たあとは気持ちよりも先に鳥肌が立ってしまう。中でもゴッドファーザーは動けなくなるくらいの鳥肌が立ってしまった。

ファミリー、マフィアの中でどんどん目覚めていく息子。マフィアの世界ではファミリーは家族以上の強い絆で結ばれる。

ファミリー同士の抗争。麻薬、ギャンブル、女、酒。変わっていくマフィアの家族の物語。

どう感想を言って良いのか分からない。体はものすごく感動しているのにどこに感動したのかよく分からない。

最後のシーンでは体が動けなくなってしまった。

マーロンブランドの訃報を聞いて衝撃を受けました。俳優が死んでこれほど悲しかったのは初めてです。彼なくして今はない映画界。ご冥福をお祈りいたします。

・「マフィア映画の原点
まず賞賛されるべきはマーロン・ブランドである。マフィアのドンとというその役柄は、その役柄以上に存在感を際立たせ、それは強さや凄まじさだけでなく、むしろ優しさや愛に満ちていた。この役を演じる上での、彼の発する声とその間、そしてその振る舞いは彼以外誰もマネできない。きっとマーロン・ブランドのドン・コルネオーネは後世に語りつがれ、その賞賛はやむことはないであろう。もちろん他の出演者もすばらい。

内容や演出、脚本は現在のマフィア映画や仁侠映画、その他のジャンルの映画にも影響を与え、そのエッセンスは随所に見受けられる。きっと映画関係者にはこの映画をバイブルと考えている人もたくさんいるであろう。そのためであろうか、この作品を観てほとんど古臭さは感じなかった。むしろ映画の原点に触れた気分である。

私が思うにこの映画のテーマはまさに人間。演出やアクションに無駄に金をかけたり、やたらCGをつかったものとは一線を画す。この映画で描かれている権力や愛、裏切りなどは我々が日々生活している中でよく見られるものである。人の上に立つ者の振舞やいかに相手をコントロールするかというリーダーシップは実生活に応用が利きそうである。ゆえにこの映画にはいろいろと勉強さしてもらいました。

・「裏社会で家族を持つということ・・哀しみ
巨大な力を持つ代償が家族の絆、愛、そして子供まで奪ってしまう・・そんな恐ろしい現実を描いたシリーズの第一作目です。アルパ・チーノが力を手に入れつつも家族という代償は絶対に払わない!この力で逆に家族を守ってみせる・・・・そんな理想とはかけはなれていく現実に苦悩していくさまを見事に演じているアルパ・チーノに脱帽です。音楽、カット割、脚本、演出とどれをとってもこれぞギャング・ムービーのお手本といっても過言ではない最高傑作の作品です。

ゴッドファーザー (詳細)

レクイエム・フォー・ドリーム

・「強烈・・
強烈の一言。はっきりいうと見終わった後、ものすごく気分が悪かったです。頭痛と吐き気と胸のつかえ・・、そう、知らず知らずに自分もこの世界にはまりきっていたのです。

・「これは衝撃作!
決して「麻薬をやっているとこんな悲劇が待ってるよ」と謳ってる映画じゃないんだけど・・・。それぞれ、夢、希望へ突っ走っていたつもりだけど、結局、破壊と絶望に突っ走ることになる。心にあいた穴を埋める方法は本当に紙一重。ハリーの恋人なんて麻薬ほしさにあんなこと、こんなこともしちゃうもんねぇ。

登場人物の演出もすごいけれど、全体としてのストーリーをうまくまとめていると思う。視覚効果、効果音の多用がリアルさを助長しているし。人間が普通に抱く夢が悪夢にかわっていくという現代版精神的ホラー映画です。

・「孤独の恐怖
「π(パイ)」の鬼才ダーレンアロノフスキーが,「ブルックリン最終出口」のヒューバート・セルビー・Jr.の原作を映画化。「鬼才」という呼称は,まさにこの監督のためにあると思わせる傑作。

 痛快なまでにシャープな映像感覚で,超高速で突き進む前半部と,孤独と絶望に支配された後半部。その映像表現は,薬物常用者の精神状態の変化を模したようにも思える。

 薬物中毒の恐怖,その習慣性や,それのもたらす幻覚や妄想が,ヒリヒリするような皮膚感覚で迫ってくるが,この作品の真の「恐怖」は,むしろ,薬物に染まる人々の,いやしがたい孤独感や喪失感にあるように思えた。 クリント・マンセルとクロノスカルテットによる音楽も素晴らしい。

・「衝撃的~
すごい映画を見てしまいました・・こんな急激に最後まで追い込んでしまうなんて、並みの監督ではできなかったと思う。キャストもすごい。音楽も結構いいし。とにかく衝撃的なのが好きな人にはおすすめです!!

・「幻覚症状
~渋谷の映画館で見ました。初めて見た時、何だろう?この感覚は?とても不思議というか、ちょっと不快な感じさえ覚えました。しかし、頭の隅に「レクイエム~」がこびりついている感じが続き、DVDを購入しました。改めてみると映画館で見た時には、感じなかったこの映画の魅力というか、刺激が伝わりすでに数回見ました。~~何度見ても登場人物すべてが、最悪の結末を迎えます。しかし、ここに出ている登場人物は安らかに寝ていくのです。最後の体形は、もしかして「スターチャイルド」? 映像は、斬新で、カット割りがすごく、場面展開が早く、カッコいいです。~

レクイエム・フォー・ドリーム (詳細)

すいか DVD-BOX (4枚組)

・「特典映像はBOXのみ収録です!!
ドラマに限った話ではありませんが芸術作品には、口当たりが良いものと、噛めば噛む程味が出るものとがあります。ものの好みは十人十色、全ての人に受け入れられるものなどこの世には存在しませんが、この「すいか」は先程の分類では後者にあたる、いわば「玄人受け」するドラマではないかと思います。一度見ただけでは「えっ、何これ」とちょっと戸惑う方が多いかと思います。事実オンエア中は視聴率が取れず業界的には「失敗作」ととられてしまったとも言われています。ところがそうは問屋が卸しません。「なんだ、こりゃ」と言っていた人達は幸いです。どうにも気になって仕方がないのです。時間が経てば経つ程教授のあの一言、基子さんのささやかな生き様、絆さんの苦悩、等々が頭の中を駆け巡り、確認しなくては気が済まなくなってしまいます。それで繰返し見ているうちにすいかの本当の世界が少しづつ解ってきます。第一話の教授のセリフ「居て良し」は全ストーリーを通して一番の名セリフと思います。ぜひあなたのその目、その耳で感じ取ってください。心あるドラマだと自信を持っておすすめします。

・「すいかフォーエバー!
TV放映時、そしてDVDBOX・・・こんなに何度も見返したドラマは、俺史上初めてです。ウケる。なごむ。元気が出る。ハッとさせられ、うーむと考えさせられる。涙腺をぷるぷるとゆるめられ、そしてまたウケる。なんのメリハリもない人生を送ってきた33歳独身・信用金庫勤めのOL基子(小林聡美)のひと夏を通じて、平凡に見える日常の奥深さ、人生の面白さに迫っていくのがこのドラマです。その視点は、したたかで、ユーモラスで、痛快。観る者の目線を、ありふれた日常のかけがえのない瞬間へと向けさせ、一方で物や数字・他者との比較に牛耳られた現代の価値観に対してきっぱりとNOを突きつけます。

全エピソードが面白いんだけど、特に好きなのは最終話。信用金庫から3億円を横領し逃走を続ける、基子の同僚であり親友の馬場万里子(小泉今日子)が基子と再会するシーン。ふたりが交わすひとつひとつの台詞が奇跡のように機能して、生きることの原点に迫っていく、この一連のシークェンスはすごい。俺を何度も泣かせます。

昨日も明日も同じに見える毎日。平凡な俺たちの平凡な生活。このドラマが描いてるのは、その「平凡な人生をただ生きていく」ことの偉大さなんだと思います。とにかく面白いです。ぜひ一度見てみて下さい。

・「夏になると・・
放送されてたときは、キャスティング的にすっごく見たいドラマであったにも関わらず、土曜日だったこともあってほとんど見れずに終わってしまったので、DVDが出てホントに良かったです!

去年の夏もいっぱい見て、今年の夏もいっぱい見ました。泣けるんだけど、決して悲しい涙ではなく、切ない涙であったり、温かい涙であったり、とにかく胸がいっぱいになる作品です。ほのぼのとした中にも、白石加代子やもたいまさこといった超個性派の方々の演技が笑えます。ほんとうに存在するんじゃないかと錯覚してしまいそうな『ハピネス三茶』や『泥舟』はすごくステキな空間で、あの世界に入りたいな~と思いました。

秋になって来年の夏まで封印しますが、2006年の夏にまたいっぱい見ることでしょう。

・「じんわり染みるドラマです。
 今時珍しい賄い付きの下宿「ハピネス三茶」を舞台に、そこに下宿する人々の人間模様を描いたドラマ。

 主人公の小林聡美は30代半ばで、親と同居する信金勤めの独身OLだったが、同僚の小泉今日子の3億円横領事件をきっかけに自分の生き方にふと疑問を持ち、手始めにたまたま目にした「下宿人

募集」のチラシを頼りに「ハピネス三茶」に住み始める。

 下宿人、オーナーはみな一癖ある女性ばかり、関わる人々も一風変わった人が多いが、共通点は何かしら「欠落感」を抱えて生きているということ。自分の意思で選ぶ人生、亡くなった姉恋人、生き別れた母、平凡な日常・・・。しかし、全く物語に暗さは

なく、全体的にコメディータッチではあるけれど、「笑わせよう」という笑いではなく、そこはかとなく「可笑しい」。そして、相手へのさりげない気遣いにあふれた登場人物のやり取りは、一話終わるごとに温かいもので心を満たしてくれる。

 小林聡美、ともさかりえのさりげない演技、タフな小泉今日子、

「教授」にぴったりの浅丘ルリ子、そして、登場するだけで可笑しい白石加代子(小林聡美の母)と、もたいまさこ(近所のバーのオーナー)をぜひ見てください。ともさかりえ、市川実日子のファッションもとても可愛いです。

・「よし、料理をしよう!
食べ終わり台所に重ねられたハピネス三茶の下宿人たちの食器に残された梅干しの種を見て、「ふつうに暮らす」ことの尊さに気づく。ドラマの中で馬場ちゃん(キョンキョン)が気づくのと同時に自分も気づきます。何度見ても気づくことができます。

教授(浅丘ルリコ)の教えはいつも深く胸に染み込みます。

ゆかちゃん(市川実日子)の元気レシピがやる気にさせてくれます。絆さん(ともさかりえ)と早川基子(小林聡美)の不器用な友情の芽生えが素直な気持ちにさせてくれます。

ドラマのDVDを自分が買うなんて思わなかったけど、買って良かった。

すいか DVD-BOX (4枚組) (詳細)

野ブタ。をプロデュース DVD-BOX

・「全てが詰まってる贅沢なドラマ
友情、親子愛、夫婦愛、家族愛。 全て詰まってます。 先入観を捨てて見るのをお勧めします。 ジャニーズドラマと思ってパスすると 損しますよ。 イジメられっ子を人気者が 人気者にするというストーリなんですが 実は人気者にする方が どんどん変わって行き、成長していくドラマです。 現代の高校の設定のはずですが 時代を特定するものが、あまり出なくて どこか懐かしい雰囲気が醸し出されてます。 携帯電話もほとんど出てきません。 親子で夫婦で恋人同士で友人と。 どんな関係でも見て安心、感動出来るドラマです。 回りを取り巻く大人たちが とにかく暖かいのも良い味を出してます。 大人達の何気ない一言も要チェックです。 主人公達に成長を促すヒントが込められています。

・「数字より大切なもの
いいドラマと言うのは視聴率でも、もちろん星の数でもなく、こんな風に語りたくなるドラマだと、皆さんのレビューを読ませて頂いてそう思いました。で、私も一筆。気になったことを…。それは母親が殆ど登場しないという点です。多分、父親不在と言われる世の中を反映して、あえて母親を出さずに父親像を描きたかったのだろうと推測します。実際、修二の父、ノブタの継父、彰の父、そして父親がわりのおいちゃん、それぞれ見事に描けていると思うし、母親が登場しない分、キャサリンの存在感が増しているように感じました。またいい台詞を子供たちに言ってるのです。私も父親なので、そういう視点で観ると、また違った「野ブタ〜」が見えてきます。ともかくいいドラマでした。確かに完璧な作品ではないかもしれません。ツッコミどころやキズもあります。でもそれは私たち人間も同じなのです。それこそこのドラマが多くの人に愛される所以だと思います。 彰が芒野で言ってたように、何年経っても「あのドラマはよかったのよ〜ん」って思い出すことでしょう。

・「これは凄い作品です。星10個つけたい
いじめ というテーマを正面から取り上げ、最後まで一気に引っ張っていく素晴らしいドラマです。最後の信子の笑顔は、とても綺麗です。

出てくるキャストが、とにかくいいですね。信子(堀北真希)、修二(亀梨和也)、彰(山下智久)、まり子(戸田恵梨香)と皆上手いです。忌野清志郎、夏木マリ等周辺もさすが、の演技です。

最初に出てくるトランペットのテーマは信子の成長へのファンファーレ。音楽もいいです。

脚本も上手かったな。野ブタ。プロジェクトの邪魔をしているのは、まり子かな?と思っていたのですが、うまく後につなげていったのには、唸ってしまいました。出てくる人物を、魅力的に見せたのも良かったな。

結局、役者を生かすも殺すも脚本次第ですね。某ドラマを見た後だと特に思いました。

・「最近の学園モノで一番
「原作と違う」という声もあるだろうが、これはこれで良いと思う。

「いじめられっ子をどう人気者にするか」という部分がクローズアップされがちだが、むしろ「高校時代の本当の友人」という部分が主題ではないかと思う。

笑えるし泣けるし、途中まで犯人探しのおまけつき。学園祭の回は感心した。お勧め。

・「最高の逸品
恋愛・イジメ・(熱血)教師等をテーマとした既存の学園物とは明らかに一線を画す、独自のテイストのドラマ。しいて主題を1つあげるとしたら友情かな。けれども決して偽善的でも押しつけがましくもない。

一見人気者だが、実際は他人に対してまともに向き合わず、どこかシニカルな修二に、遠い日の自分を重ねる人は私だけではないはず。信子や彰とのかかわり合いを通じて大きく変わった修二がまぶしく、そして今となっては永遠に取り戻すことのできない高校時代という時をたまらなく愛おしく感じさせてくれる逸品。

恋愛ものではないのに胸がしめつけられるようなせつなさとホロ苦さを感じるのもこの作品ならではの魅力。

「青春アミーゴ」ばかりが目立ちがちだが、全編に流れるどこか懐かしいBGMや東京下町(門前仲町や月島あたり)の美しいロケ映像にも癒される。

ジャニーズ系のキャストや原作の白岩玄の小説「野ブタ。をプロデュース」の軽い印象だけでこのドラマを敬遠していた人は、だまされたと思って1度見て欲しい。

スペシャルや続編の待望論が根強いけど低質なものは絶対作ってほしくない。因みに38歳にして生まれて初めてドラマのDVDBOXというものを購入しました。

野ブタ。をプロデュース DVD-BOX (詳細)
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