サブリエル―冥界の扉〈上〉 (古王国記) (古王国記) (古王国記) (詳細)
ガース ニクス(著), Garth Nix(原著), 原田 勝(翻訳)
「爽やかダークファンタジー」「父を探して」「スピード感のあるファンタジー小説。」「残酷で静謐」
七王国の玉座〈1〉―氷と炎の歌〈1〉 (ハヤカワ文庫SF) (詳細)
ジョージ・R.R. マーティン(著), George R.R. Martin(原著), 岡部 宏之(翻訳)
「これは、すごいことになるかもしれない」「繰り返し読みたい大作」「スターク家の運命やいかに」「お話のはじまり」「じっくり読んでみたください。読み応えのある本です。」
シルバーウィング―銀翼のコウモリ〈1〉 (銀翼のコウモリ (1)) (詳細)
ケネス オッペル(著), Kenneth Oppel(原著), 嶋田 水子(翻訳)
「表紙の美しさにひかれて読みました」「異形の登場人物達(人じゃないけどね)」「心躍るファンタジー小説」「一気に読んでしまった、ファンタジー!」「今年読んだ本の中で一番おもしろかった!」
クラインの壷 (新潮文庫) (詳細)
岡嶋 二人(著)
「岡嶋二人の最高傑作」「傑作」「この本がきっかけで自分は昔岡嶋二人にはまりました」「超名作です。オススメ!」「岡嶋二人にハマった。」
ダーク・タワー1 ガンスリンガー (新潮文庫) (詳細)
スティーヴン キング(著), 風間 賢二(著)
「新訳版」「壮大なファンタジーの始まり・・・」「ぬおお!」「ファンタジーウェスタン。」「19歳のぼく。キングの繊細さと大胆さ。」
星を継ぐもの (創元SF文庫) (詳細)
ジェイムズ・P・ホーガン(著)
「ハードSF?ノー、全ての読書家へ」「著者の想像力の際限のなさに酔える傑作」「これこそ本当の知的謎解き」「ダンチェッカー大好き」「ホーガンの描く、人類の過去と未来。」
幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341)) (詳細)
アーサー・C・クラーク(著)
「今なお色あせない」「おもしろくてdisturbing」「追悼」「SF哲学書」「自我の変貌を描く」
亡国のイージス 上 講談社文庫 (詳細)
福井 晴敏(著)
「映画より先に読んで欲しい傑作!」「スケールの大きな作品です」「2回読み返してしまった・・・」「これはいいです」「日本発のエンターテイメント作品!」
われはロボット (ハヤカワ文庫 SF 535) (詳細)
アイザック・アシモフ(著), 小尾 芙佐(翻訳)
「ロビィがいつまでも幸せでありますように。」「記念すべきSF界伝説のシリーズ第一作。完成度は一番。」「21世紀に読み継がれるロボットテーマのSFの古典!」「SFミステリだったのね」
風の万里 黎明の空〈上〉―十二国記 (講談社文庫) (詳細)
小野 不由美(著)
「人を信じるということ。自分で自分の道を切り開くということ。」「予想を裏切る(!)面白さ」「景王になった陽子は、どうなったのか」「オススメ」「三人の少女の成長物語」
「新本格の真髄」「パズルのパーツをひとつひとつ論理で組み上げていく」「やっと出たというだけあって。。。」「『週刊文春』2004ミステリーベスト10国内部門第2位。」「名探偵コナン」
頼子のために (講談社文庫) (詳細)
法月 綸太郎(著)
「法月綸太郎最高傑作。」「手記解析ものの佳作」「大満足の傑作!!」「小説として面白くて純度の高いミステリを求めて。」「嫌な話が爆発」
海底二万里 (創元SF文庫) (詳細)
ジュール・ヴェルヌ(著)
「19世紀の最先端技術がここに!」「海洋サーガの傑作」「子供の本ではない」「普通の空想科学小説ではありません。」
黒い家 (角川ホラー文庫) (詳細)
貴志 祐介(著)
「ぶったまげた」「最恐」「まさに傑作。」「保険業って大変だなぁ」「上手い・・・」
着信アリ (角川ホラー文庫) (詳細)
秋元 康(著)
「一気に読ませる力がある」「怖かった」「疾走感。」「最近読んで怖いと思う本がなかったのですが」「思ったより」
オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) (詳細)
アガサ クリスティー(著), Agatha Christie(原著), 中村 能三(翻訳)
「大好きな作品」「オリエンタル急行殺人事件の見所」「本ではわからない臨場感が伝わって来ます」「どんどん引き込まれました。」「人間には法律より大切なものがある・・・(;'Д`)ハァハァ 」
川の深さは (講談社文庫) (詳細)
福井 晴敏(著)
「感動!」「だから読書はやめられない」「福井晴敏氏の処女作品!」「戦闘シーンの迫力は最高」「感動作です。」
すべてがFになる (講談社ノベルス) (詳細)
森 博嗣(著)
「森ミステリィ入門書」「デビュー作にしてこの衝撃」「四の五の言わずに最後まで読んでみるべき」「何故に四季はSEを使っているのか?」「知的で哲学的な一冊」
十角館の殺人 (講談社文庫) (詳細)
綾辻 行人(著)
「すべてはここから始まった」「私のロストバージン」「トリックの切れ味」「衝撃でした」「鮮やかなどんでん返し」
月館の殺人 上 IKKI COMICS (詳細)
佐々木 倫子, 綾辻 行人
「火曜サスペンス劇場のようなものかと思ったら・・・!」「下巻が楽しみ」「ギャグも入っている本格」「稚瀬布発月館行幻夜号に乗る」「佐々木ミステリ」
「いい」「降参です」「この本の真の価値とは…」「この作品の真意」「この本の存在意義」
感染 (小学館文庫) (詳細)
仙川 環(著)
「自作に期待して星5つ」「啓介さん…」「2時間ドラマ」「万人が楽しめる娯楽作品」「人間小説」
予言の守護者―ベルガリアード物語〈1〉 (ハヤカワ文庫FT) (詳細)
デイヴィッド エディングス(著), David Eddings(原著), 宇佐川 晶子(翻訳)
「米国流ファンタジーの金字塔」「旅支度を整えて、いざ読破に向け出発!」「とにかく読んでみて」「最高評価!」「お薦めです!!!」
バーティミアス-サマルカンドの秘宝 (詳細)
ジョナサン・ストラウド(著), 金原 瑞人(翻訳), 松山 美保(翻訳)
「二人の主人公のコンビが最高」「悪魔がのりうつってる面白さ」「バーティミアスって?と思った人↓」「何なんだ、この本は」「若き野心家魔術師の活躍に注目!」
ダ・ヴィンチ・コード 上・中・下巻 3冊セット (詳細)
ダン・ブラウン(著), 越前 敏弥(翻訳)
「ダ・ヴィンチ・コ−ド」「映画版も楽しみです!」「知的好奇心をくすぐられる作」「誤字脱字の気配、そして、大大大大どんでん返しの気配」「映画を観る前?それとも・・」
文学・評論>SF・ホラー・ファンタジー>日本の著者>は行の著者>その他
文学・評論>ミステリー・サスペンス・ハードボイルド>日本の著者>な行の著者>その他
文学・評論>ミステリー・サスペンス・ハードボイルド>日本の著者>な行の著者>法月綸太郎
文学・評論>ミステリー・サスペンス・ハードボイルド>日本の著者>か行の著者>貴志祐介
文学・評論>SF・ホラー・ファンタジー>日本の著者>あ行の著者>その他
文学・評論>ミステリー・サスペンス・ハードボイルド>日本の著者>は行の著者>その他
文学・評論>ミステリー・サスペンス・ハードボイルド>日本の著者>ま行の著者>その他
文学・評論>ミステリー・サスペンス・ハードボイルド>日本の著者>あ行の著者>綾辻行人
文学・評論>SF・ホラー・ファンタジー>日本の著者>や・ら・わ行の著者>その他
文学・評論>ミステリー・サスペンス・ハードボイルド>日本の著者>さ行の著者>その他
文学・評論>SF・ホラー・ファンタジー>外国の著者>ナ行の著者
●サブリエル―冥界の扉〈上〉 (古王国記) (古王国記) (古王国記)
・「爽やかダークファンタジー」
この小説の概略を説明させてもらうとだいたい次のようになります。〜物語の舞台である世界では科学が発達し銃器や戦車も開発されているが、「古王国」と呼ばれる領域では一切の機械が作動しなくなり代わりに魔法が力を持っている。また生と死の境界が曖昧で住民たちは国中を闊歩している死霊やゾンビに恐れおののいている。ある日隣国の女学院の生徒であるサブリエルは、古王国で活動中のアブホーセン(迷える無害な魂を導き、邪悪な霊を冥界に追放する職業みたいなもの)の父親の身に不測の事態が起こったのを知り、単身古王国に乗り込むことになる。〜こんな感じで非常におどろおどろしい世界観ですが、基本的には若者の成長物語で良識に照らし合わせて真面目かつ誠実に書かれているので、読後感は意外と爽やかです。ラストは真っ当に締めているので、暗かったり残酷描写があるのは苦手と言う人にもお薦めです。舞台背景はかなり現実離れしているけど登場人物たちは割に等身大で矛盾や弱さを持っているので身近に感じられるのではないでしょうか。ストーリーは簡潔に言えば退魔士見習いがいきなり危機的状況に直面させられてマスコットと一緒に限られた知識と装備でなんとか目の前の危機を切り抜けていくという感じでもっぱら行動面に焦点が当てられています。併せて主人公を案内人として古王国を一歩一歩探訪していく紀行文の趣きも感じられます。一巻では古王国の一つの側面を切り取っているが、二巻・三巻では別の地域・時期にスポットライトを当てています。
・「父を探して」
この作品の主人公は、ネクロマンサーの少女サブリエルです。サブリエルはアンセルスティエール(近代的な世界)の私立学校の生徒でしたが、ある時、父親が古王国(死霊が徘徊するする魔法の世界)で失踪したことを知り、一人古王国に旅立ちます。古王国はサブリエルにとって未知の世界も同然、戸惑うことも多々ありますが、試練を乗り越えて成長します。私は、すっかりこの作品の虜になりました。まず世界観はダークにして重厚で、独創性が強いです。死霊や冥界の存在感が驚くほど強く、死の恐怖をありありと感じさせます。物語は安っぽさや子供騙しの要素とは無縁だと思います。ヒロインがネクロマンサーという設定、彼女のハンドベルがマジックアイテムとして重要な役割を果たすという点も、かなり斬新だと思います。ヒロインのサブリエルは本当に素敵です。彼女はネクロマンサーにして優れた剣の使い手ですが、同時に弱さも持ち合わせた人間味のあるキャラなので、私は自然と親近感を覚えました。サブリエルの使命感と意志の強さも魅力的です。思わず惚れ惚れしてしまうヒロインです。ヒロインの描写だけでも、作品に対する私の評価は一気に上がります。でも『古王国記』の魅力は、それだけにとどまりません。物語の展開はテンポが良く、無駄が一切ないと思います。内容の面白さとテンポの良さが相まって、短時間で読み終えることができるでしょう。文章は臨場感に溢れていて五感に直に訴え掛け、読者を作中の世界にぐいぐいと引き込みます。映像を観ているような感覚で、物語を読むことができます。文庫版上巻で語られるのは、サブリエルの旅立ちから、青年剣士タッチストーンとの出会いまでです。この出会いは運命的なものを感じさせ、下巻への期待感が自ずと高まります。大人でも十分楽しめるダークなファンタジーを求める人は、是非読んでみるといいでしょう。上巻の評価は文句なしに星五つです。
・「スピード感のあるファンタジー小説。」
上製本として発売されていた本が、ようやく文庫化されたので、さっそく購入しました。 まず目を引くのが表紙のイラスト。物語の雰囲気ととても合っていると思います。
父であるネクロマンサーが失踪(死?)し、その行方を追うサブリエルという少女の物語です。彼女は、壁で区切られた魔法の色濃い古王国の外で育っていたため、古王国には疎い部分がありますが、その彼女を不思議な猫のモゲットや、タッチストーンという若者が手助けをしながら旅が続いていきます。
上巻ではタッチストーンの出会いまでが綴られており、彼女の取り巻くキャラクターが少しずつ揃ってきています。また物語自体の世界観や小物、用語などの設定が面白いので、ファンタジー好きな方にはおススメではないでしょうか。 読みやすい文章ですので、あっという間に上巻は読み終わってしまいます。下巻も一緒に購入されることをおススメします。
・「残酷で静謐」
帯に惹かれて購入。予想と違ってホラーではありませんでしたが、充分に不気味。海外のファンタジーでは比較的に平易な文章も相俟って、状況が脳裏に思い浮かびやすく、物語世界に入りこみやすくて、そこはファンタジー初心者にはありがたかったです。ちょっとした小物まで作品世界にマッチしていて、この雰囲気が病みつきになります。まだ上巻なので物語は始まったばかりといった感じですが、続きも充分に期待できると思います。個人的に最も怖かったのが、アンデットの描写よりもペーパーウイング。あんなものに乗れと言われたら死にます。高所恐怖症なのでw
●七王国の玉座〈1〉―氷と炎の歌〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)
・「これは、すごいことになるかもしれない」
ファンタジー&SF読みは、心のどこかで「大長編を読みたい!面白くて、読んでも読んでも終わらなくて、うんと掘り下げられるくらい設定がしっかりしていて、奥の深い話を読みたい!」という無理な願望を抱いているものではないだろうか。残念ながら、自分にとって、その要求に応えられる作品は、指輪物語を筆頭に数えるほどしかない。だが、「氷と炎の歌」シリーズの出版済み部分をすべて(未翻訳の物も含めて)読んだ今、この作品はもしかすると、そのような名作になるのではないか、という期待を抱いている。 本作の概要については、多くの方が書かれているのでここで再び触れることはしないが、すごいのは、「人間」が描かれているところだ。本作は、頻繁に視点人物を変え、複眼的にストーリー進行がなされるが、リアルな心を持った人間が、リアルな行動をしているから、どの立場の視点人物に視点変更をしても、その心理描写に不自然さが無い。作者は驚くほど公平で、特定の視点人物を道徳的に引き立たせることがないから、かえって誰を主人公として読んだらいいのか戸惑うほどだ。(もちろん、読者は自由に主人公を選んでよいのだが、群像劇でこの種の自由が与えられることは、意外に少ない。たいていは、作者がだれを主人公に擬しているかは分かってしまうものだ) ファンタジー文学を期待して読まれる方にとって、序盤は意外なほどファンタジーの要素が少ないかもしれないが、それでも本作品は、優れた群像劇として十分読ませるはずだ。 やがて、いくつかの要因によって、このリアルな人間世界の常識的な秩序に亀裂が入り、魔法の影が差し始める。このあたりの描写も極めて鮮やかかつ見事だが、その異常さについて、登場人物達と不安や驚きを共有できるのも、序盤の人間描写があってこそだろう。 これ以上述べるのは、これから読まれる方の興を削ぐのでやめておくが、最初の1,2巻だけでも手にとって、試してみて欲しい。これは、すごいことになるかもしれない。
・「繰り返し読みたい大作」
設定が凝りに凝っているので、巻頭の地図と巻末の人物辞典をあわせて読まなければその人物がどこの誰なのかにわかにはわからないほど。その上ストーリーも緻密で人物関係が複雑に絡み合う。また多くの方の書かれている通りお約束なファンタジー要素は薄くどちらかと言えば王位を巡る争いを主題としたミステリー的な要素も強いように思える。また、いちいち本に指を挟んで地図や人名を参照するのが面倒なら、いっそコピーを取ってそばに貼っておくのもいいかも知れない。
・「スターク家の運命やいかに」
北の大国スターク家へ突然の王一行の来訪と、長い夏の終わり。そこに集う人々はどのようにこの国の運命にかかわるのでしょう。先が気になって仕方ありません。
・「お話のはじまり」
もともと上下巻で刊行されていたものを5分冊にして文庫化したものである上に、お話の決着が第六部で着くかもっと増えるかも、ということらしいので、本書は「お話のはじまり」といった感じです。新王の補佐が亡くなり、王の親友スターク家のネッドが新たな補佐に任じられ、陰謀の渦中に巻き込まれていくことになるのですが、さまざまな人の思惑が入り乱れ、国の運命も人の運命も大きく変わろうとしています。まだ、ほんの始まり、というのは充分わかっているのですが、先が気になります。ネッドの子供たちは6人います。長男ロブはまだ14歳ですが、父不在の任を母と努めることになります。王座奪回をもくろむ兄に政略結婚の駒として使われるダニーは13歳。大人に振り回される子供たちの運命がとても気になります。
・「じっくり読んでみたください。読み応えのある本です。」
王と諸侯、騎士とその家族たちの物語です。これら登場人物の数が、極めて多いことが特徴です。1巻で端役を除いても約40人のほど人物が登場します。これだけの人数を登場させても破綻していないだけでなく、各人物の人間関係やキャラがきっちり描かれています。ことから、この物語が綿密に構成されていることが判るかと思います。人物だけでなく、背景となる広大な世界のディーテイルの構成も見事です
しかし、これだけ多くの登場人物と広大な世界に入り込むまでが大変です。最初の100頁くらいは、次から次へと様々な人物が登場して、何がなにやら判らない状態です。何の説明もなく、突然登場する人物が何人もいます。この人は誰?という謎をといてゆくのも楽しめます。しかし、最初の100頁で投げ出してしまうと、この物語の世界に入れません。この人は誰だろうという謎解きに、疲れてしまった方のためには、巻末付録に20頁近い登場人物紹介と人名索引があります。人名索引には84人登場人物が記載されています。250ページ弱の本文に84人が登場していることになります。読み終わるころには、約40人くらいの人間関係が判るようになりますが、2巻では登場人物はさらに増え、巻末付録はさらに長くなっています。
なお、竜、人外の生き物、魔法のなどもチラチラ見え隠れしていますが、ほとんど出てきません。ドラゴンの火炎の嵐!魔法爆発!魔族vs騎士団的なファンタジーではありません。高潔、強欲、勇猛、惰弱。様々な面を持つ人間中心の物語です。
●シルバーウィング―銀翼のコウモリ〈1〉 (銀翼のコウモリ (1))
・「表紙の美しさにひかれて読みました」
タイトルの響き、表紙の美しさにひかれて読みました。字体も読みやすく 翻訳とは思えない滑らかな文章です。コウモリはなぜ太陽を見てはいけないのか?いつも吸血鬼のおまけみたいにしか物語に出てこなかったコウモリがここでは主人公です。チビで好奇心旺盛という設定はありがちかもしれないけど だからこそ 感情移入しやすいかもしれません謎はまだいっぱい 次回作が待ち遠しいです。
・「異形の登場人物達(人じゃないけどね)」
絶対お薦め!!主人公は、生まれて1年目の蝙蝠の男の子。冬の渡りの途中、群れからはぐれ、母親に再会するまでの話です。著者の住むカナダでは、数々の賞を総なめした傑作です。蝙蝠特有の視覚と聴覚で世界を見る表現や、梟族と蝙蝠族の古よりの約束、「朝日を見たら死ぬ」という言い伝え、梟族による巣の焼き討ちなど、魅力満載の設定とスピーディーな展開で1ページ目から引き込まれます。主人公は本当にいけ好かないガキで、読んでるだけでイライラします(良く書けてるって事ですね!)出てくる登場人物(人じゃないけどね)が、皆少し異常であるところが、ホラー好きの心をくすぐります。都会のビルの頂上で1匹で越冬する盲目の白子の蝙蝠(盲目でも聴覚で物が認識できるが、白いのため夜は目立ってしまう)、ネズミの王国の王子でありながら突然変異体のため軟禁されているネズミ等々。「母との再会と主人公の成長譚」というオーソドックスな設定ですが、登場する動物がすべて夕暮れから夜に似合う異形のものであるため、不思議な世界が展開します。続巻の翻訳が待たれます。
・「心躍るファンタジー小説」
子供から大人まで楽しめる小説です。銀翼のコウモリ、シェードの冒険が、気持ちのいいリズムの翻訳によって、次々と展開していきます。ハラハラドキドキしながら、コウモリ達と一緒に空を飛んでいる気持になりました。次の巻の「サンウィング」の翻訳が待たれます。
・「一気に読んでしまった、ファンタジー!」
子ども向けの本とおもって手にしたら、おもわず引き込まれてしまった。別にファンタジーのファンではないが、コウモリの少年(?)シェードの息づかいや胸のときめきまで伝わってくる展開に、物語りの力を感じる。翻訳という感じがしない文章の運びもよいし、早く続きがよみたい。
・「今年読んだ本の中で一番おもしろかった!」
私は本が好きなので今年もたくさん読みましたが中でも一番おもしろかったです! 届いてからわずか2日で読みきりました! 全ての漢字に読み仮名がるってあるのでお子様にもオススメです! 今は小学生の姪が一生懸命呼んでいます。 : )
・「岡嶋二人の最高傑作」
もう10年以上前に読んだ本だが、佐藤藍子主演(TVデビュー作ではなかったか)でドラマ化されたせいもあり、細部まで良く覚えている本である。読後感はただ一言「怖い」だった。当時ダビスタにはまり、週末金曜に帰宅してから日曜に寝るまでダビスタをし、平日は仕事をサボっては読書という生活をしていたこともあり、本当に怖かった。私にとってはホラーとも言える作品である。
・「傑作」
この本は、ミステリというよりは、サスペンスと呼んだほうが合うかもしれません。たしかにミステリの要素はありますが、犯人が誰かを見つけ出すという物ではありません。ですが、ジャンル分けなんてどうでもいいことなのでしょう。決して短くはない量を、苦もなく読ませてくれる作者の文章力。綿密に調べられた情報を元に、練り上げられた構想。
そして、SFという特殊な設定にもかかわらず、完璧なまでの整合性もって驚愕のラストに読者を導いてくれます。文句なしに、おすすめできる一冊です。
コンビを解消してしまったことが、本当に悔やまれます。
・「この本がきっかけで自分は昔岡嶋二人にはまりました」
ラストが後を引く怖さ。似たような話は他にもあるがやはりこれはその深みにおいて他とは一線を画している。この本を見つけたときドラマ化されたという帯がついていた。多分小説より良い出来でないことは確かだと思うがそれでも観てみたい気がした。
・「超名作です。オススメ!」
まだこの本を読んだこと無い人は幸せです。なぜならばこれから読む事ができるからです。表と裏の区別ができない造形物の「クラインの壺」のタイトルそのままに、主人公が仮想現実ゲームにはまってしまいます。岡嶋二人らしさよりも、解散後の井上夢人ワールドの原点が垣間見えます。
・「岡嶋二人にハマった。」
私がはじめて読んだ岡嶋二人の作品です。今ネットでもなんでもバーチャルの世界が広がっていますが、それより数年も前にかかれたこの作品は素晴らしい。どんどんひきこまれるバーチャル世界。そして現実。その歪みに読者もひきこまれ、ラストまで一気に読めます。
・「新訳版」
不条理なだけに続きが気になるシリーズです。全巻揃えてから読み始めると好いかも知れません。
訳書は分冊化されているので原書ペーパーバックより割高ですが、原書ハードカバーのカラー挿絵が収録されているので、旧角川版を持っていても揃えたくなります。
・「壮大なファンタジーの始まり・・・」
かつて角川書店のハードカバーで読んでいたのですが、当時はなかなか新刊が発売されず待ち遠しくていらいらしていた記憶があります。今回文庫版が出たのをきっかけに初めから、あらためて読んでみることにしました。第一巻は物語の世界観と主人公ローランドのキャラクター紹介、物語の進む方向性などが描かれた、まさに大作のプロローグといった内容です。キング流ファンタジーの愛読者ならば次巻以降も読み続けたくなるのは必至です!
・「ぬおお!」
何気なく店頭で手に取ったキングの、この文庫本。いやああああ、面白い!ダーク・ファンタジーですか。一気に読んでしまい、2巻が待ち遠しいっす。我慢できないので、角川版を読もうかなぁと悩んでます。この一巻でやっと物語のスタート地点に着いただけのようなので2巻目以降の物語に激しく期待したい。
・「ファンタジーウェスタン。」
ウェスタンが好きなら間違いないです。少年少女向けのファンタジー小説に辟易した大人のファンタジーファンは間違いなく気に入ります。マッドマックスが西部劇になったような世界観、たまりません。アメリカではコミックにもなってます。
・「19歳のぼく。キングの繊細さと大胆さ。」
そんな感じの前書きに、胸がズキンとしました。
私とキングとガンスリンガー。
彼等と共に始まる「旅」への期待に戦慄!挿絵がカラーなのも嬉しい驚きでした。キング本は殆ど読破しましたが、今回も期待通りの楽しさです。不思議で歪んだ奇妙な世界に繰り広げられる戦い・・・。
完結までは死ねません。(笑)
・「ハードSF?ノー、全ての読書家へ」
この作品はハードSFとして紹介されていることもあって、苦手な人は敬遠していると思う。私もそうであったのだが、読んでびっくり、長編SF小説の中でもベスト10級の面白さ。無駄な部分が無く、一気に読ませる。最後までぐいぐい引っ張る謎と、驚きの解明。登場人物の魅力もあり、設定や科学的な古さも感じられない。SF好きで、いえ、全ての読書家の方々へ、まだ読んでない人は損してます。
・「著者の想像力の際限のなさに酔える傑作」
人類の起源について想像を絶するような仮定を本格ミステリの要素をふんだんに盛り込んで編み上げたハードSF巨編です。私はSFというものはあまり読みませんし、かりに読むとしてもファンタジーの要素の強いもののほうを好むので、この作品のようにハードSFとよばれるジャンルのものはほとんどお初といってもよいと思います。そんな私にこの作品は、人間というのは果てしない想像力を備えた偉大な生き物なのだということを感じさせ、脳髄がしびれるような心地よい読書体験を与えてくれました。
そしてぜひ指摘しておきたいのは、翻訳を担当した池央耿氏の類いまれなる能力です。氏が巧みに操る日本語は天下一品。翻訳小説では時に読書の流れを止めてしまうようなつたない訳文に出くわすことがありますが、池氏の訳文は実にわかりやすく、また文学的な美しさに彩られています。翻訳小説というよりもこの作品がそもそも最初から日本語で書かれたかのような錯覚に陥ります。お見事としか言いようのない仕上がりです。これだけの英語翻訳が出来るのは今の日本では柴田元幸氏か池氏くらいではないでしょうか。
このすぐれたSF作品が池氏のようなすぐれた翻訳家と日本で邂逅したというのは、まさに天の配剤としか言いようがありません。そしてその日本でこの本が読めたことに感謝したいと思います。
・「これこそ本当の知的謎解き」
この小説はこれまで読んだSF、ミステリー小説の中で最高の小説だと思います。SFというとすぐレーザガンを乱射する主人公を思い浮かべてしまいますが、この物語は派手なアクションは一切ありません。その代わり、知的好奇心を非常にくすぐられる物語です。
物語は月の開発作業中に、地球の氷河期時代と同年代の宇宙服を着たミイラが見つかる事から始まります。このミイラの研究チームに所属した主人公は、この謎の人物が何者であるのか他の科学者達とつきとめていきます。遺留品の調査結果と仮説により次第にこの人物の正体が明らか?になっていく過程は、読み手をどんどん物語にひきつけ、読み手もその研究チームの一員になったような気さえさせてくれます。また、続編がありながらもこの1冊だけでも十分楽しめるようになっているのも好感を受けます(多分続編を読みたくなってしまうと思いますが。。。)。
この物語の謎は続編「ガニメデのやさしい巨人」、そして 完結編である「巨人達の星」でさらに明らかになっていきます。
ちなみに私はこの小説を読んで10年程前、地球で氷河の跡からミイラが見つかり一時期マスコミでも取り上げられていた事を思い出します。彼がどのような人物で、どのような死を迎えたのか仮説を取り上げた特集がNHKで放送されましたが、その時まさにこの小説のような学者達のやり取りが起こったのではないかと想像します。
是非読んでみる事をお勧めします。
・「ダンチェッカー大好き」
月で発見された人類に酷似した遺体。しかしそれは5万年以前に死亡したものだった。
ということで、この謎の解明のため世界トップレベルの人間たちが集まって、あーだこーだと議論を戦わし研究を重ねるわけです。その結果導き出された結論とは?
一言で言えば"壮大"なストーリー。度肝を抜かれます、すげぇよ。でも、好きなのはスケールの大きさだけではないです。この本を読むと未来に希望が持てます。
今って、環境破壊・戦争・核兵器と、考えると目の前が真っ暗になるようなこといっぱいあるじゃないですか。本当にふとしたことで、人類の進む先・地球の未来が不安になったりしません?
でもこの本を読んだら、人間も捨てたもんじゃない、っていうかむしろ人間ってすごいじゃん、明るい未来はすぐそこにあるんだ!!っていう、喜びすら感じてしまいます。うん、力強い本だ。なので大好き。
あと、ダンチェッカーっていう生物学の教授が出てくるんですが、この人がいいんです。バリバリの堅物に見えながら、実は柔軟な思想の持ち主で、めっちゃ人間くさい。"これはこういうことなので、これしか有り得ない"なんて言って、論理から外れることは全然認めない。こう聞くとガチガチの石頭かと思うでしょ。さにあらず。理論的に証明できるなら、どんな「え〜っ!!!!」な結論であろうと認められる、頭の柔らかなたいしたお方なんです。主人公ハントより目立ってる?本当の主役はダンチェッカーだと、わたくし思っております。
色々な雑学(?)が入っており、読後はなんだか賢くなったような気になり、その上、なんだかハイになれるお話。すごいSFな話ですが、SFファン以外でも楽しめます。テンション上がります。読んでみてください。
・「ホーガンの描く、人類の過去と未来。」
SF作品を読んでその話の展開に驚いたり感心したりすることは度々ありますが、読み終わった後に感動できる小説はそう多くはありません。ホーガンの「星を継ぐもの」は間違いなく後者の作品の代表的なものだと思います。月面で発見された異星人の遺体。その身体構造が現在の人類に酷似していることから、生物学者、天文学者、数学者等を巻き込んだ喧々諤々の議論が交わされます。仮説を立ててはそれが新発見によって打ち消され、登場人物たちは一歩々核心へと近づいていきます。本編のほとんどが科学者の議論にさかれていて一見読み辛そうに見えますが、その白熱した議論の内容と話の構成のうまさで、まったく退屈する暇もなく読み進められます。 作品の発想そのものはシンプルなものです。SF作家というと人類や未来に対して悲観的な見方をする人が多い中で、この作者は間違いなくオプチミストです。しかしその冷静な視線に裏付けられた人類とその未来に対する信頼は、読む者を心の底から力付け、勇気付けてくれます。レムの”天の声”や”大失敗”と同様なモチーフを扱っていながら人間に対する視線が作家によってここまで異なっているのも面白いです。 SFというジャンルの先入観にとらわれずに、ぜひ読んでみてほしい作品です。
・「今なお色あせない」
人類が宇宙へ進出しようとした時、地球外知的生命体“オーバーロード”の宇宙船が空に現れる。以後圧倒的な知力と科学力を持つ“オーバーロード”に導かれ、人類は戦争も飢餓もない黄金期を迎えるが……
発表から50年を過ぎた現在でさえ色あせない素晴らしいSF作品です。
まず、前半では異星人“オーバーロード”たちは姿を見せないまま人間達の文明を導いてゆきます。彼らはどんな姿をしているのだろう?人型?それともグロテスクな怪物?また彼らの目的は?読者は登場人物たちと一緒にドキドキしながら、彼らの正体をあれこれ想像しながら読み進めることでしょう。
そして後半、“オーバーロード”が姿を表し、さらにその真の目的が明らかになり、読者は「幼年期の終り」というタイトルの意味を知る事となります。
まるで精緻なからくり人形のように読者に知的興奮を与えてくれる作品。オススメです!
・「おもしろくてdisturbing」
決して楽観的に書かれているわけでもなく、少しグロテスクなところもありますが、彼の描く人類の新しい進化の可能性は、魂が、宇宙向こうまで膨張するような、果てへの焦燥を感じさせます。私たちはこんなちっぽけな世界からさえまだ離れられないなんて…。クリスチャンで、SF好きだというアメリカ人の友人の一人が、この本を「おもしろいんだけど、”most disturbing and depressing” 」といって貸してくれました。いくらフィクションといえども、こういった人類の存在の根底を問うような内容の本は、おもしろくも揺さぶられる怖さがあるのでしょう。物語の中盤で明らかになる宇宙人の正体についてや、その他にも多少、時代の古っぽさを感じさせるエピソードなどがありますが、それはそれで興味深く、英語も平易で十分楽しめました。この本と似たようなコンセプトはその後の「2001年 宇宙の旅」や「2010年」などのシリーズでも描かれていきます。前後にこれらの本も読むとなお、おもしろいと思います。
・「追悼」
突然現れた宇宙船によって、人類は孤独ではない事を知る。オーバーロードの統治によって幼年期が終わり始め、徐々に変質していく社会と人類。自分の拙い表現力ではこの作品の魅力を言いあらわすことは出来ない。
・「SF哲学書」
究極の生物とは何か?人類の生存意義とは何か?人類にとって宇宙とは何か?という人類永遠のテーマに、アーサー・C・クラークが独自の解釈で答えを出したような作品。「2001年宇宙の旅」の概念をもっと宗教的・哲学的にしたような内容。
大国間の宇宙開発競争真っ只中に宇宙から突然現れ、世界を平和に支配を始めた超生物異性人「オーバーロード(上主)」。戦争も飢餓も貧困も一掃され、一世紀の間人類は平和を謳歌していたが、「オーバーロード(上主)」の真の目的は、自分達より上の存在「オーバーマインド(主上心)」の意思を受け、人類を更に進化させる為の手助けをする事。そして、更なる進化に目覚めた人間の子供達の変貌、地球の運命は・・・
わくわくどきどきする物語である。ここでいう「オーバーマインド(主上心)」は「宇宙意思」または「神」と置き換えてもいい。そして、「オーバーロード(上主)」の正体と悲しすぎる運命とは・・・
50年ほど前に発表された作品で、随所に古臭さはあるものの、物語を貫くテーマは今の視点で読んでも感動する。
一読をお勧めしたい。
・「自我の変貌を描く」
2001年宇宙の旅の方が有名なんでしょうか?でもこっちの方がわかりやすいかもしれません。それでいて迫力がある。筆者の表現したい事が明確に分かります。
この作品は人間の進化についてのSF小説です。宇宙人が地球を訪問して、文明テクノロジーを上げる、その目的は人類の次の進化を生む為の土壌を作ること。結果として幼い子供たちが自我(人類)を捨てて、大我(宇宙体)となる。そんなお話です。
この手のテーマ(進化論または宗教的人類論)が好きな人には本当にたまらないのですが、今時はやんないかな・・同世代で見てる人なんていないだろうなぁただエヴァの人類補完計画とかの元ネタの一つらしいですよなるほどねーこんな話からも来てるんですね。
・「映画より先に読んで欲しい傑作!」
人間再生を描く最高のエンターテイメント作品といえるでしょう。映画もすばらしいとのことですが、やはり先に小説を読むことをお勧めします。
最初は登場人物が多くて、覚えきれないかもしれませんが、上巻を読み終える頃には、2人の男が主人公であるこの物語から映画のように目の前に実在するような緊迫感を感じることができるでしょう。
それぞれの登場人物のバックボーンも丁寧に描かれており、少ししか登場しない人物でも実在感がありすごくリアルな世界が展開しています。
・「スケールの大きな作品です」
この本を読んだのはちょっと前ですが、昨今の出版界で、この作家の作品の話題は外せないと思います。スケールの大きな作品です。日本にもこんな作品を書く作家がいたのかと驚きました。ハリウッド映画的な内容ですが、この作者自身も自分の作品はステーキ丼だと言ってるように、どこか日本らしさも感じます。登場人物が多数出てきますが、一人一人深く人間性を描き込んでいます。それぞれの思惑を乗せて、国家に反旗を翻した護衛艦「いそかぜ」は終局に向かって突き進みます。ぜひ読んでみて下さい。
・「2回読み返してしまった・・・」
家族が買ってきたものでした。「なかなかおもしろいよ」というので、私も読んでみました。
・・・おっもしろい! 怒濤のように読み進んでしまいました。 今年には映画化されるというので楽しみにしています。(ただ、原作とは人物設定が違うようですが) 専門的な事は分かりませんが、エンターテイメントとして十分楽しめる作品です。 「終戦のローレライ」も是非読んでみたいです。
・「これはいいです」
これはとてもいいです。自分は映画を見てから読んだのですが映画とはまた一味も二味も違います。この本を読んだら映画での疑問点が解決されると思います(自分はバッチリ解決することができましたよ)原作を読んで「今度DVDでも借りて見よう」と思っている方はやめておいたほうが良いかもしれません。明らかに本のほうがよろしいですよw
・「日本発のエンターテイメント作品!」
数年ぶりに長編を一気に読み終えた。なんと言えばよいのだろう。これだけの長編、しかも傑作を創造した才能。同年代だからであろうか、背景、登場人物をはじめとした設定、そして何よりもストーリー展開が心をとらえて放さない。
ほろ苦さと独特のすがすがしさが読書後に残る。
シーンのほとんどがイージス化された艦である「いそかぜ」内で進行するところから、映画で言えば「クリムゾン・タイド」の進行に近い面はある。しかし、こと登場人物の心情の描写に至っては、日本人のアイデンティティというのだろうか、素直に感情移入できる。
味方への連絡方法など、映画「エグゼクティブ・ディシジョン」と比較してみるのも面白いかも知れない。とにかく話は尽きない作品なのだ。
・「ロビィがいつまでも幸せでありますように。」
アシモフの作品の中でも、一番好きなロボットもの。SF業界の常識「ロボット3原則」がお目見えするのも「本家」っぽさ満点で満足度高い。
「ロビイ」古くて忠実で四角い子守ロボット・ロビィは、母親に疎まれて返品処分されるが。ロビィの動作音は、起き上がりこぼしのようなぎー・ごろんという印象。熊のぬいぐるみのような、子供の心の友。
ってことは、プーさんみたいに子供が大きくなったら無用の存在としてただ待つだけの日々がロビィに訪れるのだろうか、と思うとまた泣ける。
「我思う、ゆえに...」自我に目覚め信仰に目覚めたQT1号は、二人のエーテル技術者の制御を受け付けず、暴走する。
「野うさぎを追って」鉱山採掘用のスピーディは、目を離すと仕事をさぼって踊りを踊ってる。
ロボットのトラブルバスター二人組みは、問題解決にあたるが、見ていないと再現しないため苦戦するが。
「うそつき」何の間違いか読心能力を得てしまったRB34号。秘密を知りたい人間たちに必要な情報を教え、皆の心の支えになったかのようだったが。
「証拠」キャルビン博士の回顧談。完璧な政治家スティーブン=バイアリイは人間か?ロボットか?
「完璧な人間なんてありえないんだから、バイアリイはロボットだ」という理論が皮肉。
・「記念すべきSF界伝説のシリーズ第一作。完成度は一番。」
世界3大SF作家の代表作であるロボットシリーズ本編の第一作。このシリーズは、雑多な短編集である「ロボットの時代」、ミステリーとの融合となる三部作「鋼鉄都市」「はだかの太陽」「夜明けのロボット」、更に、もう一つの大傑作シリーズであるファウンデーションシリーズとの融合を決定づける「ロボットと帝国」、映画化された最高傑作「バイセンテニアル・マン」等、膨大なものとなっています。ロボットの進化を「制約下」でのものになると予想し、様々な未来図を描いてみせたアシモフですが、本作は時系列な短編集であり、本作のみで一つのクライマックスを迎える内容となっています。少しずつ、ロボットの社会進出が進んで行くさまが、ユーモラスに、そして、ミステリ仕立てで描かれた本作のラストは、正に息を呑むものです。「バイセンテニアル・マン」「ロボットと帝国」「ファウンデーションと地球」といった別の角度の決末に至る全てが本書に含まれています。歴史的な、永遠に残る、正にオールタイムベスト。ジャンルを超えて古典となった名作、教養としても、単純な楽しみとしても、是非、お読みいただきたいと思います。
・「21世紀に読み継がれるロボットテーマのSFの古典!」
ã¢ã¤ã¶ãã¯ã»ã¢ã·ã¢ãï¼1920-1992ï¼ã¯ç"åè¨å¤§ãªéã®è'-ä½ã'æ®ã-ãããæ¬æ¸ã¯ãããããã'ãã¼ãã«ã-ãå½¼ã®åæçç·¨ï¼ç·¨ã'éãããã®ã§ãããããå¿çå¦è...ãã¹ã¼ã¶ã³ã»ãã£ã«ã'ã£ã³ã®ç®ã'éã-ã¦ããããããåæã®ç' æ'ãªåå®å½¹ãããå...¨ä¸-çã'ææ¡ããé«åº¦ã«ç¥çãªåå¨ã¸ã¨å¤è²ã'éã'ãã«è³ãã¾ã§ã®éç¨ã'ãã©ããã¢ã·ã¢ãçãããããçºé"å°å²ãã§ããï¼æ¬æ¸ã«ã¯ããããããããããå·¥å¦ã®ä¸ååã<ï¼'ï¼ããããã¯äººé-"ã«å±å®³ã'å ãã¦ã¯ãªããªããï¼'ï¼ããããã¯ç¬¬ï¼'æ¡ã«æµè§¦ã-ãªãéã人é-"ã®å'½ä»¤ã«å¾"ããªã'ãã°ãªããªããï¼"ï¼ããããã¯ã第ï¼'æ¡ã第ï¼'æ¡ã«æµè§¦ã-ãªããããèªãã'å®ããªã'ãã°ãªããªã>ãæåã«æç¤ºãããçç·¨ãå ã...ãããããåãããã¦ããï¼ããã®å¤ãã¯ãã¾ãç°å¸¸ãªè¡åã«åºãããããã!ç»å 'ãããããã®è¡åã¯ãå®ã¯ãä¸ååãã«åã£ãè¡åã«ã»ããªããªãã"ã¨ãè§£ããããããã¨ãã£ãã'ã¿ã¼ã³ã«ãªã£ã¦ãããä¸ç¨®ã®è¬è§£ããã¹ããªã¨ã-ã¦æ¥½ã-ãã"ã¨ãã§ãããå人çã«ã¯ãã'ãºã«çè¦ç' ã'å«ã"ã ãå ã...ããããããåççãæèã®çµæãéåççãåå¨ã§ã-ãããããªã人é-"ã«ãã£ã¦èªããä½ãããã"ã¨ã'å...¨å¦å®ã-ã¦ã-ã¦ã¾ããããããç»å 'ãããããæãããã«â¦â¦ããå¶ç¶äººã®å¿ã'èªãã"ã¨ãã§ããåã'æã£ã¦ç"ã¾ãã¦æ¥ã¦ã-ã¾ã£ããããããé¥ãã¸ã¬ã³ãã'æãããããã¤ãããä¸-çé£é¦ã®è¡æ"¿æ-½ç-ã»æææ±ºå®ã人é-"ã®æã'é¢ãã¦ãã£ã¦ã-ã¾ããç½åã®æããªã©ã好ã¿ã ãããã"ã«è¦ãããã¢ã¤ããã¼ã¯ãã¢ã·ã¢ããä»-ã®ã¨ãã»ã¤ãèªä¼ã®ãã"ã"ã"ã§ããã¾è¦ããå½¼èªèº«ã®ããã ã¡ããæ²è¦³çå'é¢ãåæ ãã!ã¦ããã®ããã-ããªãããã¨ãã¨1940å¹'代ã«å·çãããä½å"ããã¼ã¹ã«ãªã£ã¦ãããããæä»£é¯èª¤çãªé¨åãè¦ãããã®ã ãããã"ã¯ã"æå¬ããã³ãï¼ã®ASIMOï¼ï¼ãã½ãã¼ãç¸æ¬¡ãã§äºè¶³æ©è¡ããããã'çºè¡¨ã-ã人åããããã¸ã®é-¢å¿ãæ¥éã«é«ã¾ãã¤ã¤ããç¾å¨ãåèªã®ä¾¡å¤ããä½å"ã ã¨æãã
・「SFミステリだったのね」
「ロボット3原則」の本です。著者名、表題よりもそちらで有名な本作。内容は「ロボットの話だからSFだろ?」と思っていたんですが、付け足すなら、ミステリ、です。「ロボット3原則」というプログラム上のルールがありまして、
第1条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過す ることによって、人間に危害を及ぼしてはならない。第2条 ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただ し、あたえられた命令が、第1条に反する場合は、この限りでない。第3条 ロボットは、前掲第1条および第2条に反するおそれのないかぎり、自 己をまもらなければならない。
以上の「3原則」がもとで、ロボットが起こす一見、誤作動にしか思えない行動の原因を探っていくストーリーです。
・「人を信じるということ。自分で自分の道を切り開くということ。」
十二国記シリーズの中で一押しの作品で、少女三人の苦悩と旅立ちの物語。少女三人の考え方に共感を覚える人は結構多いのではないだろうか。そういう意味で、現代の若い人に読んでいただきたい作品である。
小野先生は、本当に、人の心情を描く天才だ。どのキャラも、自分と似たような面を持っていて、ドキッとさせられる。自分を客観的に見られて、少し大きくなれたような気になる。少女三人の成長を、自分のことのように見守ってあげたくなる。
この十二国記は、できれば一作目から順に読んでもらいたい。どの作品も面白いので、はずれはないはず。人が信じられなくなった時に、楽俊の優しさに触れれば、きっと救われるだろう。
・「予想を裏切る(!)面白さ」
娘に勧められ,「少女マンガの小説版だろ?」程度の認識のまま,これも親子の会話のネタと思い読みはじめたのですが,これが面白い! 一気に(といっても通勤電車で数日かけて)読んでしまいました。ほかのも読んでみたくなりました。
・「景王になった陽子は、どうなったのか」
陽子が景王になった直後の月の影影の海のつづきにあたるお話です。
このお話でも陽子はやっぱり悩んでいます。そして陽子らしい結論をだします(下巻ですけど..)。
いろいろな登場人物がたくさんでてきて、読み始めたときはとまどいましたが、かれらは陽子とどうからんでいくのか..
景王陽子がどうなったか。アニメの続きをはやく知りたい人は
是非よんでみてください。
・「オススメ」
本当におすすめです。私は十二国記のなかで、一番大好きです。十二国記を読んでいるといろいろ考えさせられることがおおいのですが、特にこの本は読んで大好きになりました。何度読んでも飽きない本です。
・「三人の少女の成長物語」
ストーリー展開はまさに「水戸黄門」。でも、面白い。十二国記シリーズのなかでは一番感情移入しやすかったし、十二国の制度とかの理解をすっ飛ばしても、サクサク読めた。
それだけ、陽子、祥瓊、鈴の成長物語はよくできている。
とりあえず、学校で、職場で、家庭で、「私だって頑張ってるのに、なんでそんなこと言われなきゃならないのっ!」「私の大変さなんて、どうせわからないくせに!」「なんで私だけそんなふうに言われるのよっ!」という気分に陥っている自分を発見したら、この作品を読んで再浮上しよう。
・「新本格の真髄」
本来は書き下ろし長編として準備しながら、200枚の原稿を破棄して構想を練り直し、何とか雑誌に連載したが、かなり加筆修正が必要だった…という経緯は作者自身が公表していました。それだけに期待して読みましたが、期待通りの仕上がりと満足しました。犯人の意外性に欠けると感じる方もおられるでしょうが、おそらく作者の意図は、意外性ではないのです。錯綜した人間関係の中での殺人事件であっても、起こるべくして起こった悲劇ではなく、防ぎ得たかもしれない悲劇として描くこと。その「神話的悲劇」の前には、真相にたどり着いても勝利感は得られず、探偵も癒しを求めるしかない(真相を語る前に、綸太郎が儚い期待感を抱く場面があるのは、彼が能天気だからではない)こと。そこに作者なりの「新本格の真髄」があるのだと思います。その「真髄」ゆえに星5つ。
・「パズルのパーツをひとつひとつ論理で組み上げていく」
2004年9月30日発表。法月綸太郎シリーズの前作『ふたたび赤い悪夢』が1992年4月発表だから、なんと12年間もスパンがあったことになる。ご存知の通り2005年度『このミス』第一位、『週刊文春ミステリーベスト10』第二位と玄人筋には高い評価を得ている。法月綸太郎の作品はいずれも組み上げられた複雑なパズルのパーツをひとつひとつ論理で組み上げていくタイプの作品だ。パズルのパーツは1つそして1つと読者に手渡され、そのたびに読者はそのパーツに秘められた論理の可能性を頭の中で拡散させて行く。ラストに達する頃には、渡されたパーツの拡散するようなイマジネーションの塊が読者の頭脳に出来上がる。そこが法月綸太郎シリーズの醍醐味だろう。本作もその例に漏れず、パズル・パーツの可能性の積みあげが見事だ。ただ今一つと思わせるのはその構築されたパズル世界を表現する筆力が若干不足気味なのだと思う。ただそれでも充分なレベルの作品でミステリー好きを唸らせる仕掛けが随所に伏線として用意されている。閑話休題。法月綸太郎の実力を多くのミステリー・ファンに知ってもらえるきっかけとなるだけでも、2005年度『このミス』第一位、『週刊文春ミステリーベスト10』第二位は意味のあることなのだろう。及第点だが。
・「やっと出たというだけあって。。。」
やっと読めました。十分に満足できる作品です。作者はかなり寡作なかたで、何年待たせることか。。。新本格ミステリー好きには、欠かせない作家さんです。初めて読まれる方は、いろいろ細かい所でツッコミたくなります(人物描写など)が、クイーンばりのロジックの展開は圧巻です。前半でしくまれた伏線が、後半で見事に絡み合う。(ミステリーなので当然ですが、かなりのパズラーです)設定もクイーンそっくりですし、読んでみる価値ありです。次も期待して待つのですが、次は何年先でしょうか?
・「『週刊文春』2004ミステリーベスト10国内部門第2位。」
表紙とタイトルが不気味なので、オドロオドロシイ内容を予想してしまいますが、真正面、ど真ん中直球の、本格ミステリーです。タイトルと表紙のような、雰囲気は、中身にはあまりありません。 もっといいタイトル(と表紙)もあったのかな、と思うのですが、中身がおもしろいので、そんなことは気にしないで読めました。 著者と同姓同名同業の主人公探偵に、警視の父親、情報屋代わりのカメラマンの田代は、私はこの本で初めて読んだので、わかりませんが、シリーズおなじみの登場人物でしょうか。 ありがちな設定ですが、設定以上に魅力的な事件(変な表現ですが)、ミステリー、謎解きで、一気に読ませるおもしろさがありました。 被害者の母親の再婚相手の母親が、電動ウォーカーに乗りながら話している場面で、セリフの中に、(スッスッ、ハッハッ)という記述がいちいち入っているのですが、このあたりはリズム感があって、ユーモラスです。 でも、事件の真相、被害者のことを思うと、読後感は、『悲しい』でした。
・「名探偵コナン」
なぜか綸太郎のイメージが名探偵コナンなのです。中盤までは言い回しがしつこくてイマイチ好きになれなかったのですが「死」が具体的なカタチで表れてから一気にターボチャージしたみたいに面白みが加速昨夜、AM3時に読破しました。私のコナン=綸太郎さんで他にオススメがあればぜひ読みたいです。
・「法月綸太郎最高傑作。」
個人的に、法月綸太郎の最高傑作と思う。本格ミステリ作家として、はっきり言って彼のミステリのトリックなどはたいした事はない。しかし、小説として読んだ場合断トツの面白さだと思う。その最たる作品がこの「頼子のために」である。
・「手記解析ものの佳作」
名探偵法月綸太郎シリーズ第3作。僕なりにカテゴライズさせてもらうと、これは『手記解析もの』にカテゴライズされる作品である。この『手記解析もの』で一・ニを争う傑作は同じ島田荘司の『占星術殺人事件』と『眩暈』だと思うが、当初提示された『手記』が分析を続けていくうちに予想以上の深さを持ったものであることが分かっていくところに醍醐味があると思う。(特に『眩暈』)つまり、ある文章の矛盾点をあらゆる面から積み上げていき、そこから当初第一印象として与えようとしていた印象を粉砕して真相にたどり着くというものである。次々とその顔を変えていくその印象こそ、プロットと筆力が問われる部分で本作はかなりの出来栄えである。
最後の答えの部分は同じ娘を持つ親にしてみると、ちょっと無理があるかなぁ、と思えてしまうがなかなかである。
・「大満足の傑作!!」
これまでの3作よりもずっと小説として面白い。推理「小説」ではなく「推理」小説を、という言葉はよく聞くし、推理こそを書きたいという志向はわかる。しかし前作までは探偵自身と読者が探偵の推理に鼻面を引き回されるだけだったのに対し、この作品で初めて、犯人の欺瞞と探偵の推理のプロセスが「物語」にきっちりはまった。
元々これまでもトリックそのものに目新しさはないし、この『頼子のために』でもテーマは最初からわかりすぎるほどわかる(そのテーマのドロドロ具合は、外国で言うとエリザベス・ジョージあたりのテイスト)が、それでも、探偵法月綸太郎の事件に取り組む姿勢が(引っ張り出された理由はクイーンの『九尾の猫』のようだが)前作までとはまるで違う。本当にいい意味での私立探偵小説になっている。ボリュームでは前作より少ないが読み応えははるかにこちらの方が上。解説で池澤夏樹氏が、どうかこのままハードボイルドに、と書いておられるが、ハードボイルドとまではいかずともどうかこのままの探偵法月綸太郎で行って欲しいと思わせる傑作!
(なるべくなら処女作『密閉教室』、法月ものの『雪密室』『誰彼』の後に読んで頂けると違いがはっきりわかると思う。)
・「小説として面白くて純度の高いミステリを求めて。」
2004年の作品『生首に聞いてみろ』が話題になった法月先生。あの作品は賛否両論、というか好みがわかれる作風でした。まあ、感想が様々に分かれる作品というのは、寧ろ様々な面白みがあるんじゃないかと私なんかは思うわけで。はい。『頼子のために』は、法月先生史上、ターニングポイントになった、とよく評される作品です。ハードボイルド風味やサスペンス色が強い感じで、それがどうやらリーダビリティの向上に繋がっていると私は思います。法月先生が、元来の資質を開花させた作品とでも申しましょうか。物語として読み応えあります。で。『生首―』があまり好きじゃなかった、という人が、本格ミステリに求めるものが、この作品にはバッチリ、ではないかと。先述したように、主な展開はハードボイルド的でクール。然し、最後に驚きの「真相」が―。後味が凄い。文句無しに代表作のひとつ。お勧め。
・「嫌な話が爆発」
1981年の講談社ノベルスの文庫化。 法月綸太郎の第4作であり、最高傑作との呼び声高い作品。 小説としての面白さがすごい。ものすごくイヤな話なのだが、この先どうなるのだろう、とページを繰る手が止められない。一気に読んでしまった。 法月の魅力はプロットの緻密さにあると思う。練り込まれた筋書きに、探偵が一歩一歩踏み込んでいくさまがたまらない。
・「19世紀の最先端技術がここに!」
読んでストーリーが面白く、読み直してまた新しい感動があり、よくよく調べると驚いてしまうような物語が好きなんですが、この海底二万里もそんな私のお気に入りの一つです。
ノーチラス号の動力源としてガルバーニ電池というのが出てくるのですが、これはジュールベルヌの勝手な命名だと思っていました。ガルバーニは、高校の生物の教科書にも出てくる程有名な動物の神経伝達の研究者ですが、電池の発明とは関係ないと思っていました。ところがよくよく調べてみると、ガルバーニは動物の神経伝達には電気が関係していると予想し、電解質溶液と起電力の関係を深く研究したため、その研究成果が、後のボルタ電池の発明につながり、今ボルタ電池と呼ばれているものが、19世紀にはガルバーニ電池と呼ばれていたことが分かりました。
意外なところから科学史を学ぶことができて、ちょっと感動してしまったのですが、今では小学生でも読むこの海底二万里も、出版当時はかなりの知識人達が読むことを想定して書かれたようなので、内容的にも当時の最先端技術や世界情勢が盛り込まれており、調べれば調べるほどもっと面白いことが見つかりそうです。
・「海洋サーガの傑作」
この物語は、1867年という設定である。つまり明治元年。おもしろい偶然の一致だ。
同じく潜水艦の物語に、ブーフハイムの「Uボート」がある。第2次大戦中のドイツ海軍の潜水艦Uボートに実際に乗り組んだ士官が、その体験を交えて描いたフィクションだ。それを読むと、潜水艦生活は、「海底2万里」ほど楽ではなく、上品ではなく、優雅でもないことがわかる。最新の原潜でも、ノーチラス号の優雅さはない。
海洋サーガの先駆として有名な「白鯨」は、モービー・ディックはともかくとして、捕鯨船上の生活はメルヴィルの実体験らしい。「海底2万里」の時代に近い航海の潮臭い実相を伝えてくれる。
海の物語で感じるのは、その時間の長さである。Uボートは出撃すれば2ヶ月ぐらい、捕鯨船は3年ぐらい寄港しない。単調な生活をじっとこらえて、チャンスを待つ。読むほうにとっても、文庫でも上下2巻は、しんどいことである。
その点、「海底2万里」のノーチラス号は、非常に高速で、どんなに深いところにも(まさにオウム貝のように)到達でき、見たいもの、得たいものをすぐに手に入れる。このスピードのある展開が爽快で、何度読んでもワクワクさせられる。
そういう構成との兼ね合いで、物語の各部分は独立している。だから、内容を知ってしまっている人でも、好きなところを読み返して、楽しめる。
メインテーマが海洋の光景、次が潜水艦の驚異。とかく人間同士の関係だけに埋没しがちな日常にあって、「海底2万里」での自然への開かれた眼差しは、とても新鮮だ。
人間は物語の必要に従って登場しているに過ぎない。とはいえ、ネッド・ランドとコンセイユのコミカルなやりとりには吹き出してしまう。
こういうご時世になってくると、ネモ船長は一種のテロリストではないか、とも思えてくる。しかし、19世紀の当時にたちかえってみれば、マルクスの資本論が世に出たのが、まさに本書と同じ1867年であり、ヨーロッパ世界は社会の根底から激動期を迎えていたわけである。社会全体にわだかまる不安などが、ネモ船長の人物造形に反映したともいえないだろうか。
・「子供の本ではない」
小学生の頃に読み耽ったものである。
最近読み返して見ると この本は小学生には難しい事が良くわかった。確かに潜水艦で世界の海を渡り歩くという話は 小学生にも十分面白いのだが それは舞台設定だけの話だ。やはり 本作の主眼はネモ船長の「孤独」にある。それを理解することは 小学生はおろか 20歳代でも難しい話である。
ネモ船長は地上に絶望して ノーチラス号で海に逃れる。どのような経緯で ネモ船長が絶望に至ったかは分からない。彼は オルガンを弾き 読書家であるという芸術家であり 同時に 何かに憑かれたかのように殺戮を繰り返す暴君でもある。この両義性がネモ船長の性格を複雑にしている。人を殺し それを悔やんでオルガンを弾くという姿は誠に鮮烈なイメージだ。書いてはいないが 曲もバッハしかありえないと今でも思う。
海底二万里は その後の多くの人に影響を与えた。「潜水艦の中に潜む神」という切り口で 様々な作品が生まれたことはその後の歴史である。その意味で 海底二万里の価値は大きい。
小学生で「卒業」出来る本ではない。是非 再読をお勧めする。
・「普通の空想科学小説ではありません。」
普通の空想科学小説ではありません。
世界の海底を探険しながら海の生き物の事や海流のことがよく理解できます。
私が好きなシーンは南極で氷に閉じ込められて身動きがとれなくなったノーチラス号がネモ船長の知恵で氷の牢屋から脱出するところです。大王イカの襲来よりも手に汗にぎるシーンです。読んでて落ち着かなくなりました。
ダイビングやサーフィン、カヤックなどのマリンスポーツが好きな人とディズニーシーの七つのポートの中でミステリアスアイランドが好きな人は必読の本です。
・「ぶったまげた」
貴志祐介の代表作であるこの「黒い家」内容に関してはかなりレビューされているので今更ここで僕が語るまででもないようですねこの作品は1997年に第4回日本ホラー小説大賞受賞作ですが、この年はこの賞の歴史上最もレベルの高いものだったと個人的には思っています近代ホラーの名手中井拓志の「レフトハンド」、高橋克彦氏が絶賛した沙藤一樹の「D-ブリッジ・テープ」と秀作揃いでしたしかしこの作品はそれらの傑作群の中でも一際輝いています是非読んでみてください
・「最恐」
幽霊・超常現象一切なし 現実世界一本勝負
「迫る殺人鬼」という単純でリアルな恐怖を徹底的に練り上げる作者の技量に脱帽。数々のホラーを読みましたがこれを超える作品はありません。多分これからも。まさにキングオブホラー小説と呼ぶにふさわしい名作です。読後眠ったら生まれて初めて悪夢を見ました。
・「まさに傑作。」
『文章に緩急を付けるのが非常に上手い。』それがこの作品に感じた最初の感想。緊迫したシーンではジェットコースターのような疾走を見せ、落ち着いた場面では緩やかに流す。簡単なようで非常に難しいことだと思う。そして、読者は緩急の流れに乗るうちに自然と惹き込まれ、いつのまにか脱出することは出来なくなっているのだ。
加えて、卓抜な心理・状況描写。迫り来る恐怖、一刻を争う緊迫感、それらを精緻な表現で書き出していく。その臨場感は同ジャンルの他小説と比較しても比類無い。
まさにサイコホラーの傑作と言って良い作品だろう。
・「保険業って大変だなぁ」
大竹しのぶが怪演を見せた映画の原作ですが、こちらの方が、はるかに不気味でおぞましいです。保険金が絡んだ事件というのは、実際にいろいろ存在していますが、保険会社の調査員って、もしかしたらこんな事件に直面したりしてるのかも。とか考えると、『すぐそばにある狂気』みたいな凄みがあって、怖さが増します。
どうやらボクは、オバケとか宇宙人とかが出てくるような『超常的な恐怖』よりも、生きている人間の中に潜む『いつ直面してもおかしくない恐怖』の方が、好みみたいです。
第4回日本ホラー小説大賞 大賞受賞作の肩書きは、ダテじゃありません。
・「上手い・・・」
まるで手が届くかのように感じられる表現。そこに、有るかのような恐怖。読み進めるほどに、引き付けられる展開。
お勧めなので、よく人に貸したのですが評判がなかなか良かったです。映画は見ていませんが、どうやら小説の方が、断然勝っているようです。映画を見て小説を読んでいらっしゃらない方は是非!
最後はジェットコースターのように読み進めてドキドキします。これを読んで、1,2週間は余韻が残って、少々脅えてました。私にとって、5本の指に入る最高のホラーエンタテインメントです。
・「一気に読ませる力がある」
素直に面白くて、ノンストップでイッキ読みした。構成も淀みないし話のテンポも良いし、文体もなめらかでぐいぐい読ませる力量がある―正直、さすが上手いな、と思った。映画版はまだ観ていないのでよく分からないが、映画にするならば後半メインとなる二人をハッキリと恋愛関係にしたほうが良いのでは‥と思った以外、何も不満は無いホラーだ。三部作のオープニングを飾る物語だが、ホラーとしては続く二作品よりも、この第一作目が一番完成度が高いような気がする。もちろんシリーズで楽しめるけれど、ホラーとして見る限りはこれ一作読んだだけでもいいと思う。核となる恐怖の対象が続編では広がりを見せ、或いは普遍的な恐怖へと変容する辺り、限定された恐怖よりもやや怖さが薄れた気がするので‥。
・「怖かった」
自分の携帯に届く自分自身の死間際の言葉。携帯から携帯へと、まるでウイルスに感染しているように次々と死の連鎖が続いてゆくストーリは、読み進めるにつれて怖さが増します。先を読むのが怖いけれど、読まなければ読まないで続きが気になってしまって結局、中盤以降は一気に読みきってしまいました・・・
書かれているシーンを読みながら頭に思い浮かべると自分の周りの空気が冷えるような、そんな怖さがありました。
・「疾走感。」
客観的な恐怖から主観的な恐怖への変化。0になるとまた始まる死へのタイムリミット。まるで意志を持つかのような携帯電話の謎…。このスピード感には惹き込まれてしまいました。おすすめ。
なお、この作者、あの「川の流れのように」の作詞者らしいです。( ・∀・)つ〃∩ ヘェー (笑)
・「最近読んで怖いと思う本がなかったのですが」
まぁまぁ怖かったです。特に後半あたり・・・。何でわざわざそんな怖いとこに行くんだよあんたは?と言いたくなります。(笑)すげ~非現実的なんだけど、怖い本は怖ければOK!なので私的には合格!
・「思ったより」
よかった。 映画は見ていないけど、こっちだけで十分に楽しめる。 話自体は別に古くからある話。手紙とか新聞を携帯に変えただけだけど、それに色々なものを組み合わせている。 それが結果的に上手くいったんだと思う。びっくりするような謎かけも一応用意してあるし。
・「大好きな作品」
クリスティ-は古いと言う人もいますが、この作品は何度読んでも、十分楽しめる作品だと思います。多分、犯人はすぐわかるかもしれません。でも、ポアロが容疑者一人一人と話をし、その中で明らかにされていく事実をたどっていくその過程は、犯人を追求する推理小説としてよりも人間を描いた小説として評価できるのではないでしょうか。
・「オリエンタル急行殺人事件の見所」
とても面白く,読んでいて時間を忘れるほど。犯人の意外さが面白く,意表を突かれた。全員の証言の辻褄が合っていたのも,傷の謎も,盲点を突いているようで面白かった。かなりお勧めします。
・「本ではわからない臨場感が伝わって来ます」
仕事と家庭を持ち、限られた時間で英語と接するのであれば、少々難しくても興味深い作品を選ぶ事が大前提であると考え、悩みに悩んだ末に選んだのがこの作品でした。CDの英語を確実に理解できる事を目標として、わからない内容を原本で確認しながらの毎日ですが、1ページごとに作品のすばらしさが伝わってきます。
・「どんどん引き込まれました。」
私は英語を勉強していますが、ペーパーバッグを読めるほどの能力はけしてありません。それに、この物語にはフランス語もちらほら出てきていて結構難しいです。しかし、内容はとても興味深く、どんどん引き込まれていくのでどうしても先が知りたくって読み進む事ができました。
最後まで読みきれたペーパーバッグはこれが初めてでした。そして、未だにこの本しか読みきったのはありません。元々日本語アガサの本はすきなのですが、オリエント急行はまだ読んだことがなくって結末を知らなかったのも引き込まれるのには良かったと思いました。
推理小説にしては人物像がはっきりしていて、人物の整理が頭の中でしやすく、場面も電車の中だけなので地名もたくさんは出てこないので内容も把握しやすかったです。アガサの小説はどれも予想がつかなく、やっぱりオリエント急行もそうでした。アガサの作品の中では一番好きな作品です。
・「人間には法律より大切なものがある・・・(;'Д`)ハァハァ 」
(;'Д`)ハァハァ ホームズもそうなんだが、殺人事件の犯人が誰かを特定したとしても、その被害者が非情な人間、殺されてしかるべき人間であれば、その罪を黙認する…。法律ではない『正義』というものが存在する…。それこそが名探偵の資質なんだらう。そう思わせる作品である…。
・「感動!」
この本に出会ってよかったと思う。最初は表紙そのものにひかれ手に取りました。そんな軽い気持ちだったけど、読み始めたら止まらない!!次の日のことも考えず明け方まで読み続けてしまいました。。登場人物達の不器用だけど信念を持った生き方に惹かれて、私には少し難しい言葉が多かったけれどこんなに泣けた本は久しぶりに読みました。この本以来福井さんの本にはまっています。
・「だから読書はやめられない」
ããã®æ-¥ãã®ææçªçµã§ãææ-°ä½ã«ã¤ãã¦èªãç¦äºæ°ã'è¦ãªãã£ãããã"ã®äººã®æ¬ã¯ä¸ç"æã«ã-ã¦ããªãã£ãã¨æãããã®æä½ãå¿ã«ã"ã³ã¨ãããã®ããã£ãããã-ã¯ãåæã®ä½å"ã'èªã"ã§ã¿ããã¨æãç«ã¡ã峿¸é¤¨ã¸è¡ã£ããã¨ã"ããæ®ã£ã¦ããã®ã¯ã亡å½ã®ã¤ã¼ã¸ã¹ãã®ã¿ãæã«å-ã£ã¦ã¿ãã¨ãè¿'é ã¯æ»...å¤ã«ãç®ã«ããããªãï¼'段çµãã-ããï¼-ï¼ï¼ãã¼ã¸ãç®ã«ã¤ãæ-å-ã¨ããã°ããã¾ãã«ãé¦'æ"ã¿ã®ãªãå...µå¨ãæ©æ¢°ã®åºæåè©ãããããããã«ããã£ã¯ã·ã§ã³ã¨ã¯ããèªè¡éãç»å 'ãããã-ãâ¦â¦ãæããæ¸æ¶ã«æ»ã-ããã«ãªãã¤ã¤ããã¾ãã¯ï¼'åã¨èªåã«è¨ãèãããæ°-ä¹-ãã-ãªãã¾ã¾åºç« ã'èªã¿å§ããããã-ã¯ãèªåã®ç'æã®æ£ã-ãã'ããã«ç¢ºä¿¡ããã"ã¨ã«ãªã£ãã䏿°-ã«èªã¿çµããæã«ã¯ããã"ãã度èã'æãããã!¨ã¯ã"ãããã"ã¨ããæãç¥ããããã
ãããã«ã§ãææ-°ä½ã'ï¼ã¨ã¯ããå¿ã'ãã£ã¨æ¼ããã¦ã"ã®ãå·ã®æ·±ãã¯ãã'èªã¿ãç¶ãï¼'ä½å"ãèªã"ã ãã ããã"ãè¨ããããã¾ã ç¦äºæ°ã®ä½å"ã'èªã"ã§ããªãã£ãããã¾ãã"ã®ä½å"ããå...¥ã£ã¦ã»ã-ããã¨ãå°å'³ããã-ããªãããã"ãã"ãè'-è...ã®åç¹ã§ãããç¶ãä¸é£ã®ä½å"ã®æºæµã§ããããã¯ãç¡éã®åºããã'å½¢æã-ã¤ã¤ããã"ãã°ãã³ã ã£ãã®ã§ãªããã¨æãããã ãããã«ãç»å '人ç©ãªã©ã®éãã¯ããã©ãã"ã®å¾ã®ï¼'ä½å"ã«ã¯ã²ã¨ã¤ã®ã¤ãªãããããï¼å¼·ãã¦è¨ãã°ææ-°ä½ã¨ãï¼ãã¨ã¯ããã人ã®å¥½ã¿ã¯æ§ã...ã ã-ãä»-人ãæåã-ããã®ã§èªåããããªãä¿è¨¼ã¯ãªããæ°-ã«å...¥ããªã'ãã°ã"ã"ã§ãããã°ããã-ãæ°-ã«å...¥ã£ããâ¦ããã"ãªããªãã«ã¯é·ã¼ãè³ç¦ã®æï¼ã¨ããã'å'³ããæé-"ã®æ»!åºã¨ããæ©ã¾ã-ãåé¡ï¼ãå¾...ã£ã¦ããã
ãã©ã®ä½å"ã«ãå...±éã-ã¦å±é-ããã®ã¯ãæ'¾æãªã¢ã¯ã·ã§ã³ãã-ãã-ãã®æ ¹åºã«æµããã®ã¯ããã¯ãã¨è¨ãã¹ãããå¿...ç¶ã¨è¨ãã¹ãããæ°¸é ã®ãã¼ãã§ããã"ã¨ããå¿ã«è¨'ãã¦ããåå¼·ãã'æã¡å¾-ãçç"±ã§ã¯ãªããã¨æããã"ã"ãªã«å·ããã£ãä¸-ã®ä¸ã«ãã"ã"ãªã«ãç±ãä½å"ã'éãã ã-ã¦ãããä½å®¶ã«åºä¼ããã®ã¯æ¬å½"ã«å¹¸éãã¾ãã«å¥å-ã ã£ããé¡ããã°ãä»å¾ã®ä½å"ã«ã¯ã主ãªå¤§é"å...·ã ã'ã§ãè¦å-ãå³ã'ã¤ã'ã¦ãããã¨æé£ãããªãããããã«ã-ã¦ãâ¦â¦ãHow deep is your river,Mr.Fukui?ããã¯ããè©ã¾ã§ãã§ããï¼
・「福井晴敏氏の処女作品!」
私の最も好きな小説家「福井晴敏」さんの処女作です。私にとってはその事実だけで買いなのですが、それ抜きでも高い評価を受けえるであろう作品だったと確信しています。作者の「自立していない日本」や「他国主導の歪な安全保障体制」への批判や警告はこの時点から徹底して全作品の根底に流れているのだと感動しました。 その後の作品よりも戦闘シーンにあまりページを費やしていないため、軍事に疎い方でも読みやすく仕上がっていますし、福井氏の真骨頂である緊迫した環境下における熱い人間関係がたっぷり堪能できます。「亡国のイージス」や「終戦のローレライ」のような長編ではないのでボリュームはあまりなく、両作品のごとき壮大なカタルシスはないように感じましたが、この一冊には確実に福井氏の「エッセンス」がギュウギュウに詰まっています。一本の映画を見た後のような心地よさが約束されていると自信をもって言えます。お薦めです。 また、文庫化あたって加筆されたページにはその後の作品への繋がりを示すシーンとなっていて、作者の他の作品を読んでいる方は思わずニヤリと口元を緩ませてくれるような仕上がりになっているのも嬉しい誤算でした。まさに「原点」の作品なのですね。 !
・「戦闘シーンの迫力は最高」
福井氏自身が警備会社に勤めていたこともあってかどうかは知らないが主人公はグータラ警備員桃山剛。葵と保に出会ってしまったことで彼の人生は変わっていくのだが。その人間模様含めて戦うべき的に果敢に挑んでいく姿。任務を放り出して、殺すはずだった葵を、保は守ることを自分の任務と課せて。なんというか情熱と無謀さもあって面白くもあり切なくもあり。泣けるシーンもちらほら。結果的には最高じゃないのかなと。
ストーリー構成は見事だなと。次にくる展開が想像と合致したりしなかったり。読者を惹きつけるストーリー性。特にラストシーンは自分は寝る時間も惜しんで読んでいた。そのラストのアクションシーンの描写も巧い。さりげなく心理描写をいれることでよりリアルになってくる。
結果にTwelve Y.O.に続く。それは読んでみたら分かるだろう。まだ福井晴敏を読んでいないのなら是非これから手を付けて欲しい。自分はTwelveY.O.を先行したのだが、そのほうがずっと後者が面白くなるはず。自分自身まだこの2作しか読んでないが次に手を伸ばさずにはいられない。
・「感動作です。」
亡国のイージスを読んで非常に感動して、Twelve Y.O.とこの川の深さはを買いました!やっぱり同じ福井さんの作品だけに予想どうり素晴らしかったです。人物の設定がすごくいいと思いました。それと、言葉に語りかけるような重みがあります。読んでみてください。
・「森ミステリィ入門書」
å¤å³¶ãå¯å®¤ã殺人äºä»¶ã¨ãæ°ã...ã®ãã¹ããªä½å"ä½å"ã'èªã¾ãã¦ããæ-¹ã§ããã°ããã¤ãã¤ãã¨ãããè³ç«ã¦ããã-ãã¾ãã"ãããã®ããªãã¯ã¯æ±ºã-ã¦ä»ã¾ã§ã«ã¯åå¨ã-ãªãã£ãææ³ããã®ä½å"ã¯ã"ã"ãªããªãã¯ãã"ã®ä½å"ã¯ã"ã"ãªããªãã¯ãä»åã¯ã©ã®ããªãã¯ã®å¿ç"¨ã ããï¼ã¨èãã¦ã-ã¾ãã¨ã絶対ã«ãããã¾ãã"ãä»ã¾ã§ãã£ãæ¨
çå°èª¬ã®ããªãã¯ã¨ãããã®ã'å...¨ã¦å¿ãã¦ï¼ããèããã¨è§£ã'ããããèªåã§è§£ã"ãã¨æããªããã¨ããå°é-ç¥èããªãã¨ä¸å¯è½ã§ãããæ£®ãã¹ããªã¯çç³»ãã¨ããè¨ããã¦ãã¾ãããããªãã¯ã"ãçç³»ã§ãããåã...ã®ãã£ã©ã¯ã¿ãç¹ã«ãã¼ã'ã¼ã½ã³çè³ç"°åå£ã®çºè¨ã¯ãçç³»ãã¨ãããããå"²å¦çãªãã®ã ã¨æãã¾ããããããäºãå«
ãã¦ã森ãã"ã®ä½å"ã®é°å²æ°-ã!'ã¤ããã®ã«ãæé«ã®ä½å"ã ã¨æãã¾ãã
・「デビュー作にしてこの衝撃」
理系ミステリ作家・森博嗣の衝撃のデビュー作。 文章はやや読みにくかったが、まぁデビュー作という部分を割り引けば合格点。なにより、「F」が衝撃だった。理系学部に在籍していた僕に「なんで気づかんかったんだろ」と思わせ、悔しがらせた時点で作者の完勝。
・「四の五の言わずに最後まで読んでみるべき」
「孤島」に「天才」のキーワードが来ただけでもう従来のコテコテの推理小説を想像してしまった。大きな間違いだった。
哲学的な要素が多くちりばめられており、シャープな文と相成って全体に何とも知的な雰囲気。孤島の研究所員に大学助教授なんてそうそうたるメンツが居る中でも、主要キャラクタ・真賀田四季博士のもつ空気は彼らの中でも群を抜いている。
ひねくれ者の小生はそれでもなお「ああ、またこの典型的な天才…訳の分からんことをべらべら喋って」「モニタ越しの会話!はん、笑っちまうぜ」と思いながらページを繰っていった。が。ラストで見事にひっくり返された。鮮やかと言うよりほかない。詳しくいうとネタバレになっちゃうからここらへんで引き上げます。
…にやり。
・「何故に四季はSEを使っているのか?」
1996年リリース。S&Mシリーズの第一作にして森博嗣のデビュー作。『理系』という新しい分野を持ち込んだ氏の作風はなるほどなかなか斬新でプロットも良く出来ていてなかなかなのだが、一点だけ気に入らないところがある。それはMacフリークからみると本作の設定にはたくさんの矛盾点があるということだ(●^o^●)。まずリリースした1996年においては作中に出てくるSEやPlusは余りに古い。System7がアメリカで登場したのが1991年であるからしてこの段階でSEやPlusはSystem6.0.7までしか事実上受け付けられなかったはずで天才科学者四季のプログラミング技術を持ってしてもデスクトップに燦然と置かれているのは可笑しい、と思うのだが・・・如何だろう。次にウイルスで送信側だけ狙うスクリプトは難しいと出てくるが謎である。送信はSMPT、受信はPOP3とサーバ形態が別々であるからしてターゲットにするのは優しいのではないだろうか。また、ウイルスのターゲットに狙われるMacというのもかなり可笑しく、Disinfectantの時代から極めてウイルスがMacは少なく、その辺も謎だ。おそらく氏は僕と同じくMac好きで分中に登場させたかったのかもしれないがむしろそれが知っているものに物凄く『おかしいなこれ』という気持ちを与えてしまっている気がする。『理系』を売りにするからには『理系』で突っ込まれないことが必須ではと思う。ゲーム化もされ、大ヒット作であるが故にそこが残念だ。
・「知的で哲学的な一冊」
森博嗣氏のデビュー作。本の各所に設置された理的でユーモアを含む表現が面白く、犀川と萌絵の会話や真賀田四季の哲学的な台詞など、他のミステリ小説にはあまり見られないような特徴的なキャラクターも描かれている。特筆すべきは「F」に込められたトリック。理系の人の中には気付く人も居るかもしれないが、解答を知った暁には、まさに次世代型ミステリーだと某綾辻氏のように叫びたくなるだろう。
・「すべてはここから始まった」
綾辻行人のデビュー作です。「綾辻以後」という言葉が生まれたほど、彼の登場は衝撃的でした。彼が失敗していれば、いまの本格ムーブメントがこれほど盛り上がりを見せていたかどうか、甚だ疑問であると同時に、その先駆者が綾辻行人であったということに何か宿命みたいなものを感じずにはいられません。
さて、この「十角館の殺人」ですが、数人の人間が孤島へ行き、そこでひとりまたひとりと殺されていき、最後には・・・・・・、というようにプロットはクリスティの「そして誰もいなくなった」です。読み始めてすぐに浮かんできた言葉が「青いな」でした。それは、登場人物が大学のミステリ研であるとか、ニックネームで呼び合うとか、そういうところが実生活の延長をただ著しているだけのように感じられて鼻についたのです。
が・・・・・・。
ネタバレになるといけないので深く触れませんが、私は、「青い」と思った時点で綾辻さんに負けていたのです。今もはっきりと覚えています。ラスト近くの例の一行を読んだときのあの衝撃を。頭が真っ白になり、しばらく呆然としてしまいました。大げさではなく、5分間ぐらい動けませんでした。それほどのショックでした。そして、「やられた! 騙された!」とひとりで叫んでいました。気持ちのいい敗北感でした。
すべてはここから始まったのだと、いま改めて思います。
・「私のロストバージン」
それまでも割と本は読んでいたのですが、探偵が出てきて賢しげにトリックを暴く、今で言う“コナン”的な、ミステリーというジャンルを正直軽蔑していました。
しかし、そんな私の軽蔑を180度転換させたのがこの作品です。
あの一文を読んだときの、自分だけ時間の流れから取り残されたような衝撃は、10年近く経った今でも忘れられません。それまで全く免疫が無かった事もあると思うのですが、あまりの衝撃に理解するのに相当時間がかかりました。理解したときには夜中だったにもかかわらず“何これ?”“嘘やん”“やられたわ~”と叫んでいました。
その後はすっかり中毒になってシリーズを買いあさり、他の作家の作品も物色したりで今に至っています。少し大げさかもしれませんが、あの夏休みが無ければ今の自分は無かったとさえ思える作品です。是非一度読んでみて下さい。
・