中村工房 3 (3) (ガンガンWINGコミックス) (詳細)
中村 光(著)
「中村ワールド最高!」「思わずニヤリとしてしまう漫画」
Songs―70年代アメリカン・ロックの風景 (詳細)
小尾 隆(著)
RDG レッドデータガール はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ) (詳細)
荻原 規子(著)
「現代ファンタジー」「お使い」「面白い」「熊野古道の玉倉山の上で舞うのは誰 ?」「大長編の幕開け」
レコードコレクターズ増刊 猫ジャケ 素晴らしきネコードの世界 (詳細)
ミュージックマガジン
「猫(好き)まっしぐら!」「ジャケ買いファン 買って損なし」「待ってました!」
よつばと! 8 (8) (電撃コミックス) (詳細)
あずま きよひこ(著)
「毎日が「今日が一番楽しい日」」「こどもとおとな」「遂に来た!よつばと!8巻」「これはもう芸術」「何かにすっごい夢中になるよつば見てると癒やされます」
もっけ (8) (アフタヌーンKC (521)) (詳細)
熊倉 隆敏(著)
「成長していく姉妹。」「この巻も面白い!」
おくりびと (ビッグコミックススペシャル) (詳細)
さそう あきら(著)
「涙が心の底から溢れ出す」「圧倒的によかった」「映画を観てからでも、コミックを読んでからでも」「納棺師という仕事を初めて知りました。」「映画の方が断然、面白い」
blues & soul records (ブルース & ソウル・レコーズ) 2008年 10月号 [雑誌] (詳細)
ブルース・インターアクションズ
Join the Band (詳細)
Little Feat(アーティスト)
「相変わらずゴキゲンなバンドである。」
ハーフ・シーズ・オーヴァー (詳細)
ジェフ・ラング(アーティスト)
午後の国物語REMIX+ (リュウコミックス) (リュウコミックス) (詳細)
冨士 宏(著)
遠野物語―付・遠野物語拾遺 (角川ソフィア文庫) (詳細)
柳田 国男(著)
「伝説」「素朴で興味深い」「「平地人を戦慄せしめよ」」「戦前で最も美しい日本語」「吉本隆明に霊感を与えた名著」
すばらしきアメリカ帝国 (詳細)
ノーム・チョムスキー(著), 岡崎 玲子(翻訳)
「良心の知識人」「鋭い視点の高さは、衰えることをしらない。」「M・チョムスキーの新著を読んでいたらイマジンが響いてきた・・・」「手軽に読めるチョム氏インタビュー」
・「中村ワールド最高!」
中村光先生のこの作品、最高です。ショートストーリーなのですが、ブラザーっぽいシスター等の登場人物のキャラが濃く、かなり笑えます。1~3巻までの何人かのキャラが今ヤングガンガンで連載中の話にも出ていて、ツボにはまりまくりです。絶対に損はありません。おすすめです
・「思わずニヤリとしてしまう漫画」
ひとつ数ページのコンパクトなギャグを数多く収録したオムニバスです。読み切りのストーリーっぽいのもありました。なかなか面白かったです。自分の頭が悪いためかオチがよくわからなかったりしたのもありましたが、面白いネタが多かったです。
ジェットコースター、着ぐるみ、七夕等、見た事がある物、知ってる事などを題材にしたネタが多いので親しみやすいかもしれません。誰でも大爆笑できると断言は出来ませんが、ニヤリとしてしまうネタがあるだろうと思います。
●RDG レッドデータガール はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)
・「現代ファンタジー」
久しぶりの荻原作品で、久しぶりの現代が舞台でした。表紙を見て、現代ではないと勝手に思い込んでいたのですが…最初は現代のファンタジーということで、入り込むのに少々時間が掛かったのですが、荻原マジック。ページを繰るごとにファンタジーが垣間見え、面白くなっていきました。
荻原作品には珍しく、大変後ろ向きな女の子「泉水子(いずみこ)」が主人公です。熊野古道を舞台にしており、神霊が深く関わっています。泉水子は現代の女の子とはどこか違っている女の子で、長く編んだ三つ編みは腰まで届くほど。そして赤渕の眼鏡をかけています。引っ込み思案で男の子と接するのを苦手としているのですが、自分では変わりたいと思っています。そんなとき、ずっと伸ばしていた髪の毛を少しだけ切ってしまったことから物語は動き出します。小さな頃から知っている同い年の「深行(みゆき)」との再会。しかしそれは感動の再会とはいきません。
泉水子の気持ちもよく分かるし、イライラする深行の気持ちもよく分かりました…。泉水子たちを付け狙う存在を読んでいるときは本気でドキドキしました。
最初はいがみ合っていた泉水子と深行ですが、最後には歩み寄るように。次の巻が待ち遠しくなりました。この「銀のさじ」は豪華ですね!表紙の酒井駒子の絵が良い味を出していると思います。
・「お使い」
最後まで読んで、ああそうか!と納得しました。
設定自体はライトノベルでありそうなものでも、「物語」とライトノベルはやはり別物です。
そしてこのシリーズは間違いなく「物語」になるでしょう。書店では児童書の棚に置かれてしまうのが残念でなりません。
まだ導入なので、これからどんどん面白くなってくるだろうな、という感じです。続刊に期待します。
・「面白い」
勾玉に比べると、舞台自体にインパクトが欠けていますがしかし面白いです。今回は珍しく我の少ない女の子ですが、その子の体には不思議なものが宿っているみたいで、気になる限りです。そしてわたしは、熊野みたいな神の思し召す場所が大好きなので、あの清涼な澄んだ空気の中で舞えるなんて、と心踊らされて度々読んでおります。あとは恋愛もすこし入っていきそうなので、そこも楽しみです。
・「熊野古道の玉倉山の上で舞うのは誰 ?」
不思議なタイトルだが,解説は種明しになるので出来ない.最後のシーンが一心に舞う娘なのは,著者の前作 風神秘抄 そっくりなのが面白い.それも現代日本でそれ以上の不可思議を見せようというのは只事ではない.ヒロイン泉水子は,玉倉山の玉倉神社で生まれた.いま中三だから,この山奥からどこかの高校に進まねばならない.在米の父親は東京に出来た山伏教育に適した特異な高校 (多分高尾山にあるのじゃないか ?) を薦める.一方彼女の舞を見た玉倉山の霊は,孤独な彼女を土地にひき留めるために,化して一人の優しい男の子となる.彼女をサポートするためと称して東京から後見人の息子 (長身でハンサム) が送り込まれるが,彼には彼女の真の霊力が分らず,散々にいじめ散らす.いろいろあった末,彼女は父の薦めに従い,いじめた彼にも実力が分り始め,一足先にその山伏学校にゆくことになる.山の霊は怒り狂うが,彼女が姫神として別れの舞を舞うことで鎮められ,蔵王権現の姿を現じて消える,と言う大変な物語.荻原ファンとして賛嘆措く能わず,推薦.続編が待たれる.
・「大長編の幕開け」
本にはどこにも何も書いてませんが、荻原さんらしい大長編幕開けの一巻だと思ったほうがよさそうです。どこまで長くなるのかなぁ、楽しみ楽しみ。本作は300頁丸ごと使って、基本的な世界観の提示とキャラクター設定がなされておしまいです。現代の作品だけど、舞台は熊野で雰囲気は「勾玉」シリーズに近いですね。主人公の住む玉倉神社がモデルになっているのは、世界遺産の玉置神社のようです。主人公が、一見平凡だけど、実は高貴な血筋を引いている、というのは荻原さんのいつものパターン。そういう雰囲気ははじめからしっかり醸し出されているから、読んでいてもやっぱりという感じです。主人公とからむ相手役の男の子は、ちょっと鳥彦を思わせます。この巻のエンディングはちょっと無理やりまとめた感は否めません。これならはじめから長編の第一巻として売り出せば良かったのではと思いますが、それだと超長いもの好き以外の人が買ってくれないのかなぁ。
●レコードコレクターズ増刊 猫ジャケ 素晴らしきネコードの世界
・「猫(好き)まっしぐら!」
どのページを開いてもひたすら猫、ネコ、ねこ!約200ものレコードジャケットがオールカラーで掲載された猫ジャケ本。猫好きもレコジャケ好きも楽しい一冊。両方好きならマストでしょう!
「ひとり猫」「なかよし猫」「美女と猫」「紳士と猫」「絵になる猫」と猫ジャンル(?)別に並べられたレコードの数々。音楽のジャンルも、ジャズ、ロック、ポップス、歌謡曲、サントラ・・・と様々だけど猫たちも、可愛い猫、気品のある猫、凶暴そうな猫、妖艶な!?猫、と色々。うーん、猫の表現力って底知れニャい・・・。
とりわけ「絵になる猫」のコーナーで紹介されているイラストに描かれた猫たちの世界が楽しい!コミカルだったり幻想的だったり。のんびり眺めて、音を想像して愉快な気持ちになります。まるで絵本のような世界。アートワークから広がるイメージが音楽の楽しみを豊かにしてくれる。こういう本に出会うたびに、そう感じます。
よーし、今度の休日はレコード買いに行こうーっと。
ちなみに、本書のデザインやジャケット提供に協力している渋谷のレコード屋さん「Manual of Errors / SONOTA」はその名の通り「その他」ジャンルに特化したおもしろおかしいお店。「ネコード」なんていうダジャレジャンル名もこのお店が発祥だとか。ホームページは、通信販売もしてますしジャケを眺めてるだけでも楽しいです。興味のある方はどうぞー。
・「ジャケ買いファン 買って損なし」
全112ページ・オールカラー。ついに出た、猫ジャケ。猫ジャケに駄盤なし。よくぞここまで集めた。モダン・ジャズからラテン、ポップ、ロック、ムードミュージック、歌謡曲・邦楽まで、猫が登場するレコード・ジャケットだけを集めた古今東西に類例を見ない本。例によってワンポイントの解説が魅力。猫ジャケゆかりの3氏のインタビューと、8人の私の好きな猫ジャケ3枚も収録。
・「待ってました!」
以前から猫ジャケの多さ・多彩さに「一挙にまとめた本があればいいなぁ」と思っていたので、これを見つけた時には嬉しくて即買いでした。とても良くまとめられていて見やすく、編集に携わった方々の「猫愛&音楽愛」がひしひし伝わる本です。猫と音楽が好きな人への贈り物にも最適ですね。
・「毎日が「今日が一番楽しい日」」
11ヶ月ぶりとなるよつばと!の第8巻、待ちに待ちました。早速読んでみるとすぐに広がるよつばの世界。
「あべこべ」の話ではくすっと笑ったり、「どんぐり」の話では思わず頷いたり、子供の視点を大人が見ると、なんでもないことがこんなにも面白いんですね。
6巻までは花火や海水浴など「夏!」というイベントが多かったけど、7巻で季節の移り変わりを、この8巻では秋を感じさせる内容がそこかしこにちりばめられています。
登場人物の服装とかにも秋を感じさせるものがあり、時間が過ぎてゆくんだなぁと感慨深く思いました。
とは言ってもよつばは相変わらず半そで半ズボンで走り回ります。(とうちゃんも半そでトランクスで頑張っています。)
季節は移り変わってもよつばは何も変わらない。「今日が一番楽しい日」をよつばにはいつまでも続けて欲しいですね。
・「こどもとおとな」
今回は凄く名シーンが多いような。個人的に98、99ページが大好きです。後半に向けてキャラ総出演してきて知らないうちに連載が終わってたのか?とちょっと不安になりましたが大丈夫でした。なんというか、昔はケータイなんか持って無くて、雨降ってきて傘が無いならずぶ濡れになりながらダッシュで帰ってみたり、小学生の時は風が強い日には傘で飛べるんじゃねーかとわさわさして遊んでみたり。古い事を思い出してしまいました。今はケータイ濡れると困るからコンビニで傘を買ったり保護しながら歩いたり、風が強い日は髪形が崩れてうざったいと思うだけだったり。色々変化してしまったんだなと、なんだか切なくなりました。大人になるってそんなものかもしれませんが。どんぐりが見つけられないとーちゃんが屈み込んで見ると見つける事が出来る、ちょっとしたことで世界って違うものです。
登場人物、大人から子供まで、みんな一様に「こども」してます。子供は外で携帯ゲーム機で遊び、大人は子供そっちのけでメールに興じる現代によつばとにリアリティなんかきっと無いけれど、確かに記憶のどこかにリンクする大事なものが散りばめられてると思います。ノスタルジックになりつつ思わず小さく吹き出してしまう様なシーンもありで素晴しい漫画だと思います。とーちゃんみたいな大人になれたら良かったなぁ。無理だな・・。育児における苦労や日常生活にあってもおかしくなさそうな苦境が描かれるわけではないので求める方向性が合ってる方にはオススメです。日常を描きながらも一種のファンタジーだと思うので。
・「遂に来た!よつばと!8巻」
ようやく出ましたね。個人的によつばと!は読んでいる漫画のなかでも特に楽しみにしています。
よつばと!は1巻から巻を重ねるごとに絵柄の変化が大きくなってきています。あずまきよひこ先生本人いわく、「6巻からちょっと新しい方向に入り、7巻でそれをちょっと進化させ、8巻ではその路線を徹底化しているところです。」という旨のことを本人のblogにて仰っていました。では、何が変わったかというと、簡単に言えば、背景の細かさに変化が出てきています。
ここからは先生のコメントを踏まえた上で、すべて個人的な見解です。1巻では、人物と背景の線の濃さ(?)が同じでした。これはいわゆる非現実の世界の形だと思います。しかし、8巻では、人物より背景のほうが薄く、細く書かれています。これは、生きているものを無機的なものがはっきりと分けられている、いわば現実の世界の形に近いものだと思います。もしも、絵にリアリティを求めるのであれば、有機的なものと無機的なものを分ける必要があります。よつばと!1巻の世界も8巻の世界も絵の中の世界に過ぎず、非現実の世界です。しかし、人物を背景よりも強く表現することで8巻は非現実の世界の中にリアリティが生まれている、と自分は思いました。
何はともあれ、8巻もすばらしいです。キャラクターもオールスターで出てきますし、ついつい笑ってしまう話ばかりです。巻を増すごとにパワーアップしていくよつばと!。いつまでも続いて欲しい漫画ですね。
・「これはもう芸術」
待ちに待ったよつばと!の最新刊、8巻が発売となりました。 私がよつばと!と出会ったのは今年ですから、発売と同時に購入するのは今回が初めてです。 それだけに発売日が待ち遠しく、初日にきっちりとゲットしました。
物語は夏休みが終わり、秋に向かうところです。 普段の何気ない生活の中で楽しみを見つけるよつばの、天真爛漫な姿に思わず微笑んでしまいます。 文化祭、台風、お祭り、どんぐりと、季節感のあるストーリーに自分の昔を重ね合わせたりすることで、また新たな面白さがあります。
月刊誌に連載されていることもあり、執筆に時間をかけることができるのでしょう。 とにかく絵に手抜きが無く、見事なぐらい綺麗な作品に仕上がっています。 じっくりと練り込まれたストーリー、芸術とも言ってよい絵柄、非の打ち所がありません。 1巻に7話ですから半年ちょっとで1巻のペースで発売されていくのでしょうが、とにかくライフワークぐらいの思いで、ずっと続けて欲しいです。 アニメ化などの多角展開はせずに、地道な活動を今後も期待します。
・「何かにすっごい夢中になるよつば見てると癒やされます」
あべこべごっこに熱中するよつば。大きなケーキを期待して、風香(ふーか)の高校の文化祭に向かうよつば。台風の凄さをとーちゃんに伝えようと、懸命に身ぶり手ぶりするよつば。お菓子をゲットするべく、めちゃくちゃ気合いを入れてお祭りの山車(だし)を引っ張るよつば。とーちゃんと買い物に出かけた途中で、どんぐり拾いに夢中になるよつば。
何かに本気で熱中し、一生懸命になるよつばを見ていると、「ああ、子どもの頃ってこんなだったかなあ」と、遠い記憶が呼び覚まされたような気持ちになりますね。高校の文化祭、町の子供会のお祭り、とーちゃんと一緒のどんぐり拾いなんかは、なかでもなつかしい風が吹いている気がして、読んでて癒やされました。
今回、一番ウケたのは、『よつばとたいふう』のラスト一頁。三人三様のパニックぶりを描いた横長の三コマに、思わずくすりとしちゃいました。
・「成長していく姉妹。」
今巻は「カゲトリ」「モノミゴイ」「カクレザトウ」「ノブスマ」「アクガレ」の五話が収録されています。瑞生サイドと静流サイドが交互に続く感じです。瑞生サイドでは瑞生の成長が垣間見られます。(け‥決していやらしい意味でなく)弟分も登場‥!?静流サイドは七巻に引き続きシリアスな感じで進んでいきます。百瀬さんとの関係や静流の様々な思いや悩み。そして帰ってきた危険な妖怪‥また、御崎さんが何やら動き出しそうな気配‥う〜ん気になる!早く続きが読みたくなる巻でした。個人的に「アクガレ」は読んでいてホッと出来ましたね。見たい画がまた見れたといいますか‥。瑞生と静流がこの後、困難をどのように乗り越え、どのように人として成長していくのか‥「もっけ」の世界からこれからも目が離せそうにない。
・「この巻も面白い!」
この巻にテーマがあったとすれば「成長」だと思う。
妹の瑞生は少しずつだけど、順調に強くなっていってて、読んでいて安心できました。
心配なのは姉の静流。思春期の頃って、能力の有る無しに関わらず、あぁいう辛い事もあるよなぁ、と思い出す話でした。
でも同時に凄く楽しい事もある頃だから、次の巻で良い展開があるのを期待してます。
・「涙が心の底から溢れ出す」
大事な人を亡くすという事は耐え難い。死に直面した時のそれぞれの想い。あの時の感情が溢れて涙が止まらなくなった。温かく、切ない。とにかく読んでほしい。
・「圧倒的によかった」
『コドモのコドモ』とか『トトの世界』とか、ヒトの、それこそ“始まり”のところを描いてきたさそう氏が、こんどは、ヒトの“終わり”を静かに描いた作品。
とにかく、主人公が納棺師を、自らの仕事として引き受けるところや、奥さんが受け入れるところなど、登場人物の気持ちの変わり目がとても素敵に描かれている。
あと、音楽が物語を展開させる大きな要素になっているところも、とてもきれいでよいです。
・「映画を観てからでも、コミックを読んでからでも」
映画公開に先立って、本誌上で連載されていた本作を読んでました。映画のタイアップ連載ということを連載後半になって知ったのですが、この映画を観たいと思ってました。スペリオールでは「今、会いにいきます」などのタイアップ連載も過去にありましたが、この手の企画で観に行きたいと思ったのは今作が初めてです。ちなみに、映画館で邦画を観たのは20年以上記憶にありません。あと、普通、映画観る前にこういったものを読んであらすじを知ってしまうのはあまり好きではないんですが、この映画にはそれを超越した魅力がありました。むしろ、コミック版を読んでいるが故の感情移入が激しくかったかもしれません。
元々の企画も良かったと思いますが、さそう氏のコミック版があればこそ、素晴らしい映画に出会うことが出来たのです。
・「納棺師という仕事を初めて知りました。」
『おくりびと』の映画に感動して、マンガを買った1人です。確かに映画のほうがおもしろい。描写も映画の方が繊細でキレイです。
ただ、マンガも捨てたもんじゃありません。人物の設定や、細かなエピソードは違えど、大きなエピソードは同じ。生があれば、死があって、かならず人は死ぬ。人は必ずその死を、自分以外の誰かに見送ってもらわなくてはならない。人の死の儚さ、そしてそこにある人それぞれの人生という物語。このマンガで、堪能できます!そしてホロリときます。
私は、マンガの中のこのセリフがスキです。『いってらっしゃい、また会おうの。』 読む価値ありだと思います。
・「映画の方が断然、面白い」
映画『おくりびと』を観て、感動しました。そこで、映画館で発売されていた漫画を購入しました。結果、ガッカリでした。漫画は、登場する人物の描写が上手くありません。映画の登場人物との落差にショックを受けました。映画の方が断然、面白いです。
・「相変わらずゴキゲンなバンドである。」
Little Featは昔からゴキゲンなバンドで憧れていた。中でもライヴ盤「Waiting For Columbus」は、観衆を熱狂の渦に巻き込んだ様子が、ダイレクトに伝わってくる素晴らしいアルバムだった。それは「Join The Band」、すなわち、本作と同じタイトルの曲で幕を開ける。それだけでワクワクした。また今回はLittle Featに「AND FRIENDS」がプラスされている。このFRIENDSの面々が超豪華。今は亡きローエル・ジョージの愛娘も加わって、名曲「TROUBLE」を歌っている。彼らもLittle Featが大好きだったんだな。みんな歌えることを誇りに思って楽しそうに、そして、存分に歌いきっている。どれも大好きな曲ばかりだけれど、個人的には1曲目「Fat Man In The Bathtub」と、8曲目、大好きなJimmy Buffetが歌う「Time Loves A Hero」、そして12曲目、昔バンドを組んでいた頃、ホーンも交えて演奏した「Spanish Moon」辺りが特に好きだ。リリースされたころのオリジナルのかっこ良さも忘れがたいけれど、ブックレットから窺える最近の彼らからすると、十分に歳を取って、どこかギラギラしたところが抜けて、余裕たっぷりで演奏するのも悪くない。「Spanish Moon」も当時の演奏も聴き直してみたけれど、どっちも甲乙つけ難くゴキゲンでかっこいい。ところで。「Time Loves A Hero」とは良く言ったものだ。昔、時代は彼らを愛した。そして今。彼らは相変わらずかっこよくてHeroだ。何年かが過ぎて、また時代がHeroの演奏を聴きたくなったのかも知れないな。
・「伝説」
伝説は日本のどこにもあったはずである。何故、遠野が選ばれたのか。 岩手の奥の方は、今でも、違う時代を封入している感がある。明治であれば、江戸時代以前の名残があったであろう。それだけに、伝説が真実味を持って迫って来たことは想像に難くない。 当時の人の天衣無縫な発想を、柳田國男の簡潔にして鮮やかな筆致が伝えてくれる。 私は岩手の出身であるが、ひいき目ではないと思う。 拾遺の中に、三光楼という遊郭に通った男の屋号が三光楼になった、という話がある。普通では考えられないことである。しかし、遠野市出身のあでやかなる女性、三光楼さんは私の憧れの人であった。遠野にも、この珍しい苗字の家は2、3軒しかないということであったが、実在するのである。三光楼さんが言った。「六角牛山に3回雪が降ると遠野の町にも雪が降る」と。通し番号299話までのこの本の、第300話として書き込まれている。
・「素朴で興味深い」
遠野物語と遠野物語拾遺を合わせて299話の短編集、一話平均約400字。 遠野物語は、民間信仰、栄枯盛衰、山中での出来事、妖怪、動物、行事、昔話など素朴な話が集められている。みな懐かしい感じがし、お伽やグリム童話といった説話のような説教じみた堅苦しさはない。話からは間接的に当時の人々の考え方や習俗、道徳観が伝わってくる。古今の文化の変化を考えると興味深い。民俗学の重要な史料となっている事も頷ける。 拾遺は題名のごとく残りの雑多なものという感じである。たとえば、当時(明治から昭和初期)の流説も混じっているようである。今で言う「口裂け女」「ターボじじい・ジャンピングばばあ」「こっくりさん」のようなもの。これはこれで当時の風俗を垣間見たようで面白い。あるいは、「先祖伝来の、開けると目がつぶれる箱、なるものを今の代の主人がどうしても見たくて開けたら、布が入っていただけだった。」という話では、近代化に伴い、未知に対する畏怖の消失が現れている様で興味深い。
・「「平地人を戦慄せしめよ」」
柳田国男が35歳のとき(明治43年、1910年)に発表した衝撃作。もっとも、発表当時は、あまりに内容が異色だったため、世の中からほとんど無視されたらしい。 すなわち、内容は、平地に住む人(平地人)のことではなく、山に住む人(山神山人)のことに終始する。しかし、柳田氏は、これを「目前の出来事」だ、という。そして、「現在の事実」なのだから、それだけで立派な存在理由がある、と。 さらに、「目前の出来事」「現在の事実」にもかかわらず、人の耳に経ることは多くなく、人の口と筆とを倩う(やとう)ことがはなはだわずかだ。「目前の出来事」「現在の事実」を無視しようとするそれらの人々は、「外国に在る人々(献辞)」のようだ。そして、願わくは、それら「外国に在る人々」「平地人」を戦慄せしめよ、と(序文)。 本書は、遠野物語の他、昭和10年(1935年)に増補版本がだされたおりに追加された「遠野物語拾遺」を、あわせ収録する。
・「戦前で最も美しい日本語」
三島由紀夫も絶賛した、まさしく一部のすきもない旧仮名遣いの名文である。(文語体聖書もなかなか良いが)特に「寒戸の婆」の描写は、鬼気迫るものがあり、「霊」というものが身近であった時代がしのばれる。「性」にまつわる民話が一つもないことが惜しまれるが、柳田の何が書かせなかったのであろうか。「南方熊楠」とは対照的な戦前の巨人である。
・「吉本隆明に霊感を与えた名著」
あの「共同幻想論」のヒントとなった名著である。 内容は、遠野出身の人物からの聞き書きである。著者による直接取材でないところに民俗学の開拓者としての柳田の限界があるとは言えるが、方法論に対する批判は批判として、ここに収録された伝承群は遠野という「陸の孤島」に封入された特異なものとしての資料的価値以外にも、文学としての独立した価値を十分持っている。 吉本のように、ここから何を引き出せるかを考えるのもよし、古きよき日本の民俗に思いを馳せるのもあり、いろいろな読み方があるだろう。
・「良心の知識人」
手練のジャーナリストによる、チョムスキー教授のインタヴュー集。オリジナルは2005年とやや時間が経っているがその価値は損なわれることはない。
標題にある「アメリカ帝国」とは正に皮肉で(Imperial Ambitions)、喧伝される「民主主義の輸出」ではなく、大企業とそれに結託した政治家が搾取のために戦争をおこす事実が淡々と語られている。教授の語り口があまりにさっぱりしているのと、その情報が全て入手可能なソースからのものという事実の正確さを考え合わせると、空恐ろしくなる。これは狂信的なアジテーターによるプロパガンダとは対極にある。冷静で科学的分析の得意な知識人の話なのだ。(ご存じの方も多いと思うが教授の本業は言語学者であり、この分野では世界的な権威)
一例をあげると、対イラク戦争については、最終目的は石油の「コントロール」にあり、(石油そのものとは違う)、メディアを利用して国民の恐怖心を煽り、戦争開始に持っていったこと、最初の目的「911との関連性」「大量破壊兵器」がウソだと発覚すると、「サダム・フセインという圧政者からの解放」にすり替えたこと、ただしそのサダム・フセインを育てたのがCIAであり、かつてはテロ国家リストからわざわざ(利権のため)はずしていたこと(政権は同じなのに)、などが列記される。戦争勃発当時のイラクは10余年に及ぶ経済制裁でほとんど無力化していたが、「無力化できていたからこそ戦争を始めた」のである。
アメリカ帝国の論理とは自分の起こした行動は「正義の鉄鎚」だが、他国が起こしたものは「犯罪」であるということだ。(「東京裁判」の茶番についても若干触れている)
そして、企業と金持ち優遇により貧富の格差は拡大し、人々は自分のことしか考えず、意見を表明しないオートマタ(自動人形)化されていく。アメリカは民主主義の中心という触れ込みだが、実はブラジルの方が民主化されている、云々。
アメリカについて書かれているが、実はそのジュニア・パートナーである日本だって(侵略こそしないが)同じ道を歩んでいるのだ。
・「鋭い視点の高さは、衰えることをしらない。」
白い装丁に優しく微笑む老人。その雰囲気は思わず少年、少女も手に取ってしまうかもしれない。この装丁をした編集者は、おそらく企んだのだが、そのカバーで手に取ったライト層は、レジには運ばないだろう。そりゃそうだ、これは「銃を老人がぶっ放している」のだから。
チョムスキーは、優れた言語学者でありながら、ベトナム戦争時から、一貫して、アメリカの他国への戦争を批判している論客である。特徴的なのはメディアリテラシーの高さにある。チョムスキーはそのほとんどの論拠を地方紙やラジオ、諸外国のテレビ、新聞、ラジオに拠っている。もちろんfoxもcnn もヘラルドも読んでいるだろう。その公式情報の背面にある政府や資本の「悪意」を読み取っているのだ。そこから主張を構築している。そのメディアリテラシーの高さには毎回、驚嘆してしまう。チョムスキーは今信頼できるラジオとしてbbcを上げているが、bbcは公共放送で、イギリスが書類を押収できることもわかっている。それでもアメリカとの違いの中で、プロバガンダはアメリカが強いと指摘している。しかし、もったいない。この本は硬派な人々が買うのに躊躇してしまう。内容と装丁の乖離が大きいのも難しい。
内容は、インタビュー形式だが、インタビュアーがかなり下調べをしていて、いい内容に仕上がっている。インタビュアーの質を要求される。
・「M・チョムスキーの新著を読んでいたらイマジンが響いてきた・・・」
ふしぎだが、この本を読んでいると、心の中で、ジョン・レノンの「イマジン」が聞こえてきた。
チョムスキーの言う通り、ブッシュ政権のイラク侵攻時に流布された虚偽(イラクの核開発)を、ほとんどのアメリカ国民は見抜けなかった。アメリカ国民は、9.11のショックもあって、ブッシュ政権の政治的プロパガンダの餌食になったのである。
アメリカの同盟国(?!)日本でも、小泉首相が、いち早くブッシュ政権の軍事行動に賛意を表し、今では「歴史的な大恥」と揶揄(やゆ)される有様だ。
この著で、チョムスキーは、イラク戦争開戦時の熱狂の中で、国家によるプロパガンダの虚偽を見抜くテクニックを、「人並みの常識」と「すべてのメディアから自由になること」と言う。つまり「イマジン」(想像力)が必要なのである。
私は、このチョムスキーの04年のインタビューを読みながら、矛盾だらけの世界で真実を見極める眼、それが「想像力」ではないかと実感した。超大国アメリカにいて、そのアメリカの民主主義の限界を、自身の良心を交えて語るノーム・チョムスキーは、まさに現代アメリカ政治の「語り部」と呼ぶべき人物だ。
・「手軽に読めるチョム氏インタビュー」
言わずとしれた言語学界の泰斗、ノウム=チョムスキー氏のインタビュー形式の政治批評。
チョム氏の評論はアメリカの外交・軍事政策や民主主義制度、マスコミ、国際情勢、社会運動論など広範囲に及ぶ。相変わらずの明快な語り口と、独特の言い回しが特徴。
とても一貫性がある人なので、これまでのチョム氏の主張と変わるところはもちろんないが、イラク以後の情勢を踏まえた問答であり、チョム氏入門としては読みやすい。チョム氏のアメリカ論を独断と偏見で要約すると、 @アメリカは他のどこの国よりも民主主義や発言が保障されている。 Aアメリカの外交・軍事施策は他国の民主的な動きを阻害することでその地域での利権などを得ている。@とAを繋げると B民主主義国家のアメリカが他国の民主的動きを抑圧している。ということになる。 非常に矛盾に満ちたBの状態をチョム氏が、マスコミやアメリカの特権層、民主主義制度の問題、アメリカの歴史を解説しながら説明する。アメリカという国を知りたいのなら、チョム氏の主張は必須。 あと、社会的な運動論や知的防衛策のすすめなど面白いところはいくらでもありますが、割愛します。読みやすいので、そんなにエネルギーをかけずにチョム氏の主張がわかります。
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