American Don (詳細)
Don Caballero(アーティスト)
「びっくりするくらい良いです」「首領の底力」「振り向かないで」
The Earth Is Not a Cold Dead Place (詳細)
Explosions in the Sky(アーティスト)
「ライブも凄かった」「今作では」
Casually Smashed To Pieces [Import] (詳細)
Six Parts Seven(アーティスト)
「ジャケが.....」
Bem-Vinda Vontade (詳細)
Mice Parade(アーティスト)
「最高傑作!」「アダムが贈るポップの万華鏡」「聴きやすくなった」
Happy Songs for Happy People (詳細)
Mogwai(アーティスト)
「今のところ」「一番いいかも?心にしみるアルバム」「聴かずに死なないでください」「至福の音」「きもちいい」
Spine & Sensory (詳細)
Tristeza(アーティスト)
「いつまでもこの音に浸っていたい…」「クールに。」
Smile & The World Smiles With You (詳細)
Sonna(アーティスト)
「ゆるーい系post rock。」「硬質。」
Data Learn Language (詳細)
The Mercury Program(アーティスト)
「語るドラム」「すげーよ、完成されちゃったよ、マーキュリィー!」「巧い」
「ポストロックの源泉」
Upgrade & Afterlife (詳細)
Gastr del Sol(アーティスト)
「集中力のある音楽」「神の領域 奇跡の音楽」
「表現力が増している!」「♪理屈じゃないのよ音楽は…」
「進化を遂げた新作」
Millions Now Living Will Never Die (詳細)
トータス(アーティスト)
「深い!いざ音楽旅行!」
「ジャケットは、ダグが書いたらしいです」「ロックの系譜を確かに引き継いだ「ポストロック」」「最高峰。」「未来への音楽」「TNT」
Standards (詳細)
Tortoise(アーティスト)
「ヨーロッパではテクノ?」「1.seneca」「ProTools」「これぞパンクロック。」
Oui (詳細)
The Sea and Cake(アーティスト)
「近未来ソフトロックサウンド」「柔らかさ抜群。」「シカゴ音響派」「近未来ソフトロックサウンド」「近未来ソフトロックサウンド」
・「びっくりするくらい良いです」
プログレ好きの自分は、今年になって、インターネットラジオのプログレ専門局で、情報を得て(そのチャンネルはアーティスト名と曲名がちゃんと分かる)そこで気に入った曲が数曲でてきたアーティストのものをネットで買うということを生業にしてきているのですが、Don Caballeroはそこで気に入った第一号の
アーティストでした。ちょっと時間はかかったモノの無事に着いたアルバムを聞いてびっくり!非常に良い出来です。強いて言うなら後期のクリムゾンだったり、日本では竹村延和あたりが好きな人には超オススメですね。EL&Pを彷彿させるような3連なんかもありますよー。ミニマムミュージック好きにもいいです。久々のヒット
アルバムでした。今は、過去譜を購入中です。それも楽しみ楽しみ。
・「首領の底力」
ドンキャバ通算4枚目(5枚目?)、個人的には2枚目のアイテムです。
前期のような重厚なディストーションリフの応酬は影を潜め、クランチなギター音をパズルの様に積み上げていくという、ミニマルサウンドのイメージに沿った深化を遂げています。しかしやはりそこはドンキャバ。多くのポストロックが手法として用いる「静の緊張感」という方面には行かなかったようです。純粋でタイトなな演奏によってアピールされる「動の緊張感」。ある意味体育会系なノリすら伺わせます。数学的なリズムの形成を保つことで、クールさを演出しつつも、その隙間から滲み出る熱気を感じずにはいられません。後続バンドにあたるbattlesと比較してみても、ギターの鳴り、ドラムの配置にいかにこだわっているかが伺えます。
すべての演奏が白眉といえる今作ですが、やはりこのバンドのMVPをあげるとすればドラムのdamon cheになるでしょう。典型的な「リズムを聞く」バンドであると思うし、エッジの鋭いギター音が心地よく響くのもドラムの屋台骨があってからこそ。しかも裏方に徹しているわけではなく、要所要所でしっかりアピールしている。というかしまくっている。これだけ叩きまくっているのにウザく聞こえないのもやっぱセンスからなんだろうなあ。しかしcheと他メンバーの音楽観の相違から、今作をもってドンキャバは一度瓦解。復活には6年の歳月を待つ事となります。
ああしかし、なんて頭でっかちでなんてカッコいいサウンドなんだろう。様々なロックファンを熱くさせる素晴らしいバンドだと思う。現時点での知名度には納得いかん。もっと知られてほしいな、やっぱり。
・「振り向かないで」
2000年の5枚目。相変わらず手数の多いデーモン・チェのドラムが中心となってアンサンブルを引っ張っており、ドンキャバ・ファン納得の仕上がり。
作品を重ねるごとに「レッド期クリムゾン」から「ディシプリン期クリムゾン」へのゆるやかな変化、にも似たある種の「プレイヤー技巧の安定した軽みによるトランス感」のようなものが感じられる。それが聴きやすさにもつながっているのではないか。
しかしその事とバンドとしてのエッジ・緊張感をキープする事は紙一重であるのも事実。今作でバンドはいったん終止符を打つことになり、イアンウィリアムズはバトルスを結成する。
ちなみに『the peter criss jazz』という曲が入っていては、キッスファンは無視できません(笑)。
●The Earth Is Not a Cold Dead Place
・「ライブも凄かった」
テキサスの4人組バンド、EITSの3rd。前作のどこか殺伐とした雰囲気が漂う渦巻くような轟音に代わり、今作では透き通るように流麗なギターのアルペジオが幾重にも積み重なり、そこに小気味良いドラム(前作と比べて録音状態が格段にUP)の音が刻み込まれ、徐々に昇りつめていきます。ギターのどこか感傷的なメロディーが本当に美しく、また一つ一つの音に加えて、曲の最後の最後で爆発する部分に至るまでの構成にもこのバンドの卓越したセンスが感じられ、聴き手を確実に最後の高みへと導いてくれます。MOGWAIの新作が気に入った方にも自信を持ってお薦めできる作品だと思います。是非聴いてみてください。
・「今作では」
前作でみられたようなモグワイ直系の轟音は影を潜めています。また前作で顕著であったゴッドスピード~モグワイの大味的な感じは今作からはあまり感じられません。その代わり流麗なギターワークが冴えます。
曲数が少なく、もっと長い時間でここまで聞かせられたら評価ももっと上がるかと思われます。
●Casually Smashed To Pieces [Import]
・「ジャケが.....」
まずジャケは無視して下さい(笑) 肝心の音はとても素晴らしいので!!インスト・ポストロックのバンドで何枚目かは知りませんが一番新しい作品です。音ですがお洒落で懐かしくてほんのりするような感じを受けます。午後のひとときにルマンドを食べながらコーヒーを飲みたい(笑) トランペットやピアノ、クラリネット等色々な楽器を使いながらあなたの休日を癒してくれること間違いなしです。
・「最高傑作!」
マイスパレードの5thアルバム。初期のアダムピアースのソロプロジェクトとして始まり、徐々にバンドとしての連帯感を増して来て、遂に5作目、その高まりが極みに達した印象。ゲストボーカルとしてmumのクリスティーンや日本からはクラムボンの原田郁子、そしてアダム自身も多くの曲でボーカルをとる。感情に満ちた音のうねりが連れて行ってくれる心地よい音の波。
・「アダムが贈るポップの万華鏡」
NYを拠点に活動するThe Dylan Groupのドラマーアダム・ピアーズのソロ・ユニット。通算5枚目となるフル・アルバム。
ヴォーカルにムームのクリスティーン・ヴァルティースドッティル、クラムボンの原田郁子が参加。HIMのダグ・シャリンもゲスト参加している。
ドラマーである彼ならではの自在なドラムが生み出す豊かなリズムとスパニッシュ・ギター、ヴィブラフォンの響きがスリリングかつドリーミーに共鳴し合ったとびきり美しい桃源郷ポップ。
アダムとともにヴォーカルをとるクリスティーンの歌声もキュートで幻想的。その歌ごころが素晴らしい。
ちらっと挟みこまれたシューゲイザー・テイストもよく彼のキャリアで最高にポップな仕上がり。
・「聴きやすくなった」
元々は、ディラン・グループのほうがメインで、こっちのアダム・ピアーズのソロユニットは、実験的な音遊びをするというイメージを持っていたんですが、前作辺りからきちんとまとまったポップをやるようになってきた感じがあります。さらに、この2005年作は昔のイメージからはさらに離れたところに行き、歌モノとしての完成度を上げています。この手のポストロック勢で歌モノというとシー・アンド・ケイクが第一人者でしょうが、彼らの音が相当に乾いているのに対し、このマイス・パレードのほうはバンドとしてのオーガニックさを感じます。それはクラムボンの原田郁子をゲストとして起用していることでも分かると思います。そういった意味で、ポストロックと呼ばれる音の中で、マッケンタイヤ周辺のシカゴ派の乾いた音よりも、取っ付きやすいかもしれません。曲作りの盛り上げ方もうまいし。しかし、竹村延和とやってたようなインプロ的な実験作も好きだったので、確かに良いのは良いんですが、少し寂しい気もします。
・「今のところ」
アルバムとしてはこれが一番好きです.
Fujirock '03 Day3 はホワイトステージにほとんど一日いたのですが,そこのトリがMogwai. ほんとうにとんでもないです.帰ってきてアルバムそろえましたが,一番全体の感じが好きなのがこのCDです.確かに Rock Action の 2 Rights や,CODY の Christmas StepsYoung Team の Mogwai Fear Satan のような必殺の一撃はないかもしれませんが, 全体がすごいです.
1,3,4,6あたりは本当に名曲です.
・「一番いいかも?心にしみるアルバム」
もうアルバムを何枚もだし、そのスタイルを定着させてきたモグワイですが、今回もまたすごくいいです。彼らの一番の特徴といえる静寂~轟音という曲もありますし、轟音なしでまったりと聞かせる曲もありで、アルバムとしてとてもよくまとまっていて完成度が高いです。
今までもそうですし、今回もそうですが、とにかくモグワイの曲はとても感情的です。静かなギターの音にも、轟音の時も、とにかく聞いてて心に響きます。それがこのバンドの良さのひとつではないでしょうか。こういうノンボーカルでじっくり聞くようなロックが苦手な人でも、ちゃんと聞いてみれば絶対何かを感じるはずです。
特にこのアルバムはとても聞きやすいと思うので、聞こうか迷ってる人にも、もちろんモグワイ好きな人にはおすすめです。
あと、このバンドはライブがいいです!とにかくすごい!CD聞いていいな、と思った方はライブに足をはこんでみてください。
・「聴かずに死なないでください」
40年以上にわたってあらゆるジャンルの音楽をディープに聴いてきた。好きな音楽がありすぎて何回生まれ変わっても足りないくらい忙しい。だからインターネット・ラジオなんかもどれを聴こうか決めるのに毎回苦労する。
その上で断言しちゃうけど、Mogwaiを知らずにいるのは人生の損失だね。
これほど荘厳で、繊細だけど暴力的で、エロいけど高貴で、あらゆる感情を刺激するエモーショナルな音楽はなかなかない。泣きメロも満載でわかりやすいし。Mogwaiを聴くと、なぜか生きててよかったと思える。ポストロックの中でも特別の存在だから、できれば全作品、くまなく聴いてちょうだい。財産になるよ。
・「至福の音」
MOGWAIの作品を聴いていると、見ているものや景色の全てが、音に溶け込んで融合してしまう。このエモーショナルな音楽は全てに魂を吹き込んでしまうのだ。これほどまでに繊細で、鍛錬に作り込まれた音は他ではなかなかみられないだろう。ノンボーカルでも成り立ってしまうのは、彼らの卓越された楽曲センスにあるのだろう。現代ポストロックにおける、革命ともいえる一つの金字塔を打ち立てた彼らに賞賛し、感謝したい。
・「きもちいい」
愛を感じます。なんでしょうか?この感じ。前作と後作は殺伐としたものも内包しているのですが。まータイトルからして、幸うたを福人へですから。。。やっと日が射した感じ? なにがスチュアートにあったんでしょうか?しかし内容は素晴らしい!!聞いててそれこそ幸せになれます。。。
・「いつまでもこの音に浸っていたい…」
ポストロックを語る上では避けては通れない一枚、Tristezaの1stです。その割にはどうでしょう、とてもシンプルな一枚です。2本のつま弾かれるギター、ベース、ドラム、そしてわずかに添えられるピアノ(一曲のみ)とシンセサイザー。それだけでこの一枚は作られています。しかし、とても素晴らしいです。ポストロックというとギターエフェクターに凝って静と動の対比で聴かせたり、ジャズあるいはエレクトロニカの要素を取り入れたり、様々な変わった楽器を取り入れたり、ポストプロダクションに凝ったりと新奇性で聴かせるバンドが多いです。しかしこの一枚はあえて言うなら全てインストゥルメンタルと言う意外、特に特徴もありません。でもいいのです。とにかく楽曲がいい。どこまでもポジティブな雰囲気に溢れ、いつまでもこの音に浸っていたくなります。やや内省的になりがちな他のポストロック勢とは、一線を画しています。本当にギターのフレージングなど素直なものです。しかし、なかなかこの感覚は他のポストロックでは味わえません。
このCDはリマスター盤です。現在Tristezaは中心人物Jimmy LaValleがThe Album Leafとして一人プロジェクトで独立しています。一旦Tristezaは解散したものの、現在は再結成しており、よりエレクトロニックな方向性を模索しています。
・「クールに。」
実にクールなポストロック。淡々としかし起伏に富んだ、理知的な構造音楽。実に豊穣なサウンドデザインに坦懐させられた。穏やかなピアノの旋律も儚い。。クール。
●Smile & The World Smiles With You
・「ゆるーい系post rock。」
baltimore出身の4人bandであるsonnaの、2002年発2nd full album。 リリースはメンバーも在籍するtemporary residenceから53枚目。
ジャケットの穏やかな森林のイメージ通り、かなりリラックスしつつ風通しのイイ、肩の力の抜けた作品で、音作りや表現の姿勢は維持しつつも、前作のカチコチな緊張感が抜けててとても聴き易いです。 post rockの中でも軽めで、slowcore / instrumentalを前提に美しく絡む2本のguitarと、drumとbassによってゆったりと刻まれるbeatはとても心地よく、とてもdreamy。
演奏もセッティングもシンプルで、使われている楽器もguitarやbass、drum、piano、等なのだけど、彼らのいろんな音楽に対する興味が現れているのか、特にtr-3ではdrone / experimentalな曲作りにも挑戦していて、このアルバム自体のコンセプトとして意味深い感じ。 エンジニアは引き続きsteve albiniで、今作の深遠でノスタルジックな仕上がりを考えると、とてもイイマッチングとしか思えない。
「何かしながら」の音楽にはモッテコイですね。
・「硬質。」
硬質なギター・ワークは変わらずに、前作よりヴァラエティ豊かになったサウンドの表情が秀逸なセカンド・アルバム。PalaceことBonnie "Prince" Billyとも交流のある彼ら、デビュー・アルバムをプロデュースした、御大「Steve Albini」は今作ではエンジニアで参加、このサウンド・メイキングには、彼の関わった「Slint」や「Shellac」と同質の空気を感じる事ができます。ただ、そういったバンド達とはちょっと違うのが、全編に漂うノスタルジックなサウンドでしょう。全編インストで構成されるこのアルバムは、曲個々の展開が著しく変わりますが、とっちらかった印象は全く無く、むしろ単調になりがちなこのテのバンドの中では群を抜いたドラマチックな展開を見せています。「Mogwai」あたりのファンにもおすすめ!彼らほど暗くは無いけども。
・「語るドラム」
最高。すばらしいの一言。全曲をとおしてインストゥルメンタルだがまったくあきることはない。全体を支える太いベースラインにエレピとギターが美しくのり、ときに美しく、ときに攻撃的な表情を見せるドラムがヴォーカルのように存在している。ジャンルはポストロックになるのでしょうか?まあそんなことはどうでもいいことで、とにかくおススメです。ドラム好きの方や、ビート好きな方はぜひきいてみてはいかがでしょう。
・「すげーよ、完成されちゃったよ、マーキュリィー!」
いやいや、一作目、二作目と聞き込んできましたが、遂に三作目、音が完成されちゃったという感じだね。別にカテゴリやジャンルで無理に囲いたくはないんだけどElectronicaっぽくもあるけどさ、やっぱり、PunkだとかHCな奴らに聞いてほしいな。
本人達は、Fugazi等を聞いていた元ノイジーでコアな奴ららしいよ。だけどインストで、楽器はドラム、ギター、電子ピアノ、ベース、ビブラホン使用してほんとにオリジナルな曲をやっている。
最近、ラップトップPC使って電子音楽やっている人たくさんいるけど、元の音楽性というかなんというか、芯がしっかり持っているから本当に深い。
(これ、あるサイトでラジオ番組で生ライブやっている映像があるんだけど圧巻されるよ。生演奏してる・・・。しかし、ドラムもすご!い!)
頼む!誰か聞いてくれ!
・「巧い」
とにかく楽器、なかでもドラムが無茶苦茶に巧い。よく聴くとスネアのタッチが一回一回変えてあって、強弱や叩く位置が全て違ったりする。このへんはウェブ上の試聴では聴き取れないので、是非買って聴いてみて欲しい。楽器をやったことがある人や、フュージョンとかジャズが好きな人にもお勧め。
・「ポストロックの源泉」
Slint、Bastroと並ぶルイヴィルの最重要バンドの最初にして最後のアルバム
現在メンバーはRachel's,June of 44,Shipping News,TJOとどれも見逃せない活動を続ける人たちばかり
Rachel's前夜とも言うべき1曲目から始まり、爆発を繰り返す2曲目以降はもう痺れます。惜しむらくはこのメンバーでもう1枚位聴きたかった・・・・
・「集中力のある音楽」
この音楽はけっして、気をてらったり、飛び道具を遣ってこっちに振り向かせようとはしていない。展開の多い内容をそのように感じる人もいるかもしれないが、この音楽的な豊穣はその程度の解釈で捉えるには余りあるものだと思います。特に今は自らの世界を確立したかのように見えるジム・オルークが、若かりしその日にいかに大真面目で音楽と向き合っていたかを感じる作品。大きなものに挑んで停滞することは怠慢することではない。このアルバムは音楽に挑んでいると思います。ただし、謙虚さと理性を持って。
・「神の領域 奇跡の音楽」
だって聴いてる間、身体はこの世、魂はあの世だし。世界最高のバンドGastr del Sol。その音楽的ピークはとうとうあっちの世界に踏み込んじゃいました。アメリカーナとは関係なく、フォークロアや地域性に根を張った手垢のようなものを感じさせない普遍的、天国的で透徹した音楽。(などと勝手に感じてしまってるけど勿論、この国の偏った舶来文化の大勢の意識の中で生きている一個人の独りよがりですが)全ての曲が完璧ですが、とりわけrebecca sylvesterはこのアルバムのハイライトです。そしてGastr del Solの最高到達点…のひとつでもあると思います。
「why did the sharks watch him drown?(なぜ 鮫たちは彼が溺れるのを見守ったのか)」
という述懐と共に奏でられフェードアウトしていくコーダの、夜空へ飛び立つような心地よさに何度涙したことか。the sea incertainの複雑な和音を多用した繊細なピアノのつぶやきは、大友良英さんのおっしゃる「恋をしている気分」そのもの。hello spiralはポストミニマルがロックやノイズと結びついた、明るみに向けてグラデーションを伴いながら上昇していく、構造的ではあるものの、光の回廊を進んでいくようにみずみずしい喜びにあふれた名曲。バランスを失うとときに過剰な禁欲性を聴き手に要求しがちなミニマリズムの厭味がありません。孤独とメランコリーの彼方を遠目に深呼吸するよう甘やかな浮き沈みを繰り返すthe relay、our exquisite replica of “eternity”の一部分と同様のループの中で(この形態での)最後の爪弾きと独白のような歌を終えるGrubbs…。そしてエンディングはJohn Faheyの名曲に、天かけるTony Conradの純正律バイオリンと、わずかに3(4)回ピアノの和音が雨しずくのようにそっと寄り添う雄大なもの。もちろん冒頭our exquisite replica of “eternity”はコラージュにおけるGastrでのO'Rourke畢生の大作。そしてアメリカ、スイス、スウェーデンなどから参集した数々の即興・ノイズ畑の実験音楽ミュージシャンとのインタラクションは壮絶です。これは共同的な創造プロセスの成果としても音楽史に刻まれるものではないでしょうか。中核となる二人にしろ、誰が強固に支配的であってもこの音楽は生まれなかったのは間違いありません。聴きすぎて一通りの音が頭に入ってしまった後は(それ俺です)自分の聴く環境・コンディションの変化の中でいつまでも楽しみましょ〜!GrubbsとO'Rourkeの敬愛するLuc Ferrariが言っていました。「結局、私の最も興味があることは擦ることのようだ」深い含蓄と汎用性のある言葉だと思います。人にもモノにも、擦り合わせることで新しい何かが生まれる興奮があるっていう事でしょうね。さまざまな異種の要素たちが無時間的な感覚で摩擦し、それらの反発や調和が要素の単なる総和をはるかに超え、躍動的・神秘的に関わり合っていくGastr del Solの作品群も、その音楽的大成者に違いないと思います。ああ、こんなすばらしい音楽たちに出会えてよかった!
・「表現力が増している!」
テクニカルな意味はなしとして、前よりも表現力が増してます!強弱、ワビサビというのか全体の雰囲気がすごく良い!前はなんとなくAメロ、Bメロなど区分けが明確だったけど、このアルバムは抽象的、けど退屈ではなく流れがあるというか、、うまくいえませんが、Peleのアプローチがほんとに錬られてきてる!
・「♪理屈じゃないのよ音楽は…」
ひたすら気持ちいい!壮快1軽快!そしてなんとなくセクシャルでノスタルジック!加えて、かっこいい!!巷に溢れてる、下品でうすばかなラップが嫌いな人集まれです。し.あ.わ.せ.!!
・「進化を遂げた新作」
軽快なリズムに乗ったパーカッションや不協和音が心地良い。なんと言っても踊れるほど軽快なリズムが印象的なバンド。壊れてしまうような危うさも良い。今作はエレクトロニカの要素も取り入れ独特の世界を作り上げている。
●Millions Now Living Will Never Die
・「深い!いざ音楽旅行!」
深夜ヘッドフォンでじっくり・ひっそりと楽しんだり、ラジカセで流しながら眠りについたりするにはこれ以上ないほど最適な一枚。トータスの2ndアルバムの本作では極上のインストサウンドが味わえます。ポストロックとも音響派とも表される彼らですが、ロックのみならずジャズやテクノなど多岐にわたるジャンルを意識させる音楽です。硬質の乾いた叙情が全体的なトーンを支配しており、バンドサウンドとエフェクティヴな加工音の融合がとめどなく甘美!トータスの音楽を聴いているといろんな映像が頭の中でつながっていきます。個人的には、このアルバムでは深い海の中に潜っていくような不思議なスリルが楽しめます。ストイックなまでに突き詰められたその音世界に存分に浸ってください!このアルバムはあなたの音楽旅行のパスポートになることでしょう☆
●TNT
・「ジャケットは、ダグが書いたらしいです」
レコーディング中のいたずら書きをそのままアルバムジャケットに。
傑作2ndの後になにを出してくるかと思ったら、上に行くのではなく、斜め25度くらいへの飛び出しで、別次元へ。
・「ロックの系譜を確かに引き継いだ「ポストロック」」
ポストロックと一口に答えても、ただ技術的に進歩したロックをポストロック等と答えるようじゃ駄目だと思う。勿論、ロック史などに結わえられなくても面白く素晴らしい音楽はたくさんある。だが、トータスほど「ポストロック」であり続けるバンドはいないのではないか。
この作品にはオウテカをはじめとするテクノの技術、フリーミュージックによって生まれ出る音のシリアスな面、また、カンやファウストのジャーマンロックから受け継がれたダダとも言える音響的アプローチが存分に盛り込まれている。国内盤ライナーにも書かれているとおり、「いかにもな音を使わない」彼らの音楽は、ポップながら陳腐には陥らないテンションが存在する。この作品はそんな彼らの努力、そしてロックの歴史が結実した一枚のアルバムである。非常に聴きやすい曲も多いので、あまりインストものに聞きなれていない方にもお勧めできる一枚。
・「最高峰。」
ジムオルークと並ぶ、いわゆる”音響派”の双璧、トータスの3rd。自分はこのアルバムが一番好きです。1stのラディカルさ、2ndのドラマチックさが絶妙にブレンドされていて、しかも最もポップだという……まさに奇跡の結晶。
<1>は、自分がトータスを人に初めて聴かせたい時に聴かせる曲です。一番ポップな曲だと思います。あと、国内盤にしか入ってませんが、最後の<1>の竹村延和ミックスもオススメです。ポストロック、というよりかは一級品のポップス。
・「未来への音楽」
一曲目「TNT」から何か新しいことが始まるそんな予感に満ち溢れている、そんなアルバム。
実験的な音楽というとどこか取っ付き難いようなそんなイメージが拭えないけれど、この作品はどこまでもポップ。
奇跡的な作品だという人も多いですが、確かに色々な偶然が重ならない限りこういう音楽は生まれないかもしれません。
僕らに出来ることは一曲一曲に耳を傾け音楽の来るべき未来についてただ再考することだけです。
・「TNT」
いろんなシーンを映し出す映写機のような、どこか儚げでどこか懐かしいような感じがします。
インストに徹する強さみたいなものというよりも、歌モノを作るような開放感もあるので面白味があります。
いい意味で統一感が全く無いので12曲のうち必ずどれかのワンシーンは誰もがリンクすると思います。
・「ヨーロッパではテクノ?」
こりゃ又すごいアルバムが出ました!!トータスといえばシカゴ音響系の重鎮で有名ですが今作からヨーロッパではテクノレーベルwarpからのリリースらしいです。音響系、ポストロック、テクノとあらゆる角度からの見方をされてきているトータスですが基本はバリバリのjazzミュージシャンの集まり!!jazzを主体とした曲作りが特徴で個々の技術の高さが目を見張るものがあります。そして今作は、まさにそのjazzを主としたいろいろなジャンルとの融合と言うかこれからのトータスを象徴する作品ではないか?と思います。live等では、jazz色が一層強くやはり一番目を引くのはジョン・マッケンタイアのドラムプレイとヴィヴラフォンの音色の美しさでした。CDの中でも随所に聴かれるヴィヴラフォンの音は今ではトータスに欠かすことの出来ない楽器のひとつだと言えるでしょう。是非聴いてみてください!!
・「1.seneca」
これはいきなり一曲目で「このアルバムを購入してよかった」と安心できる一枚です。たぶん、senecaとは、この曲を作った方が好きな哲学者「セネカ」ではないでしょうか?違いましたらごめんなさい。でも、この曲が聴けて嬉しいです、本当に。
・「ProTools」
後から聴いたTNTは勿論素晴らしかったけれど、このアルバムは自分にとってかなりインパクトがあった。しばらくJohn McEntireの音作りの表層ばかりが抜けなかった。
パワフルなSenecaのドラム、プログレ趣味やwarpらしいリスニングテクノ趣味が全開のEros、ゲートエコーを極端に短くカットするエディットが忘れられない。Six Packは淡々としたドラムと長音を活かしたメロディで親しみと前衛が同居するこの人の得意なアプローチ。安心して聴ける。無数のレコードを背景に、安定した音作りを果敢な実験精神で作り上げるどこまでも羨ましいアルバム。
・「これぞパンクロック。」
ハードディスクレコーディングによって完璧に作り込まれた前作「TNT」とは対照的な、よりライブ感ある作品である。スタジオsomaで録音されたヴィンテージ機材の音も特徴的。
●Oui
・「近未来ソフトロックサウンド」
トータスのジョン・マッケンタイヤも在籍するシカゴ音響派の雄シー・アンド・ケイクの5thアルバム。コンピューター色の強かった前作と比べるとアコースティック路線に回帰したような仕上がりですが、音の精度は信じられないほど上がっています。決して派手な装飾は施さず、むしろ無駄な部分を削れるだけ削ったようなシンプルな音ですが、とにかくすべての音が心地良い。マッケンタイヤのやや抑え気味になったドラミングも、プレコップのスモーキーな歌声も、アーチャーの繊細で表情豊かなギターワークも、爽やかなアシッド感を醸し出すシンセもすべてが透明でみずみずしく、恐ろしいほどに抜けのいい音質で響いてきます。スタジオSOMAの、ひいてはマッケンタイヤの高度なポストプロダクションには恐れいります。ただお洒落なだけではない、極限まで磨き上げられた快楽的なサウンドスケープ。マッケンタイヤも明言しているとおり、紛れもないシー・アンド・ケイク史上最高傑作だと思います。
・「柔らかさ抜群。」
イリノイ州はシカゴ発の音響pop band、the sea and cakeの5th album。 リリースはthrill jockeyから。
シカゴ音響系pop / post rockという風合いで、tortoiseのjohn mcentireがメンバーにいるだけあって、瑞々しくて肌触りの良いsoundです。 jim o'rourkeやthe high llamas、stereolabとの関連性もあって、実に生活に根ざした雰囲気というか、風景に溶け込むような音がでていて、とてもリラックスできます。
ちょっとsamの鼻歌のような声とフィルターがかかったguitarや、ブラシスティックで軽やかに刻まれるビート、60'sみたいなオルガン、抑揚のあるbass等、どれも極端に主張せず、ただ1つの曲を奏でるためにアンサンブルしている様子もステキです。 そこに上手くレイヤードされた管楽器・弦楽器の調和には、アレンジメントの玄人っぷりが感じられます。
メンバー全員がサイドプロジェクト、画家など様々な活動をしているようで、その辺も音楽に現れるのかなと。
・「シカゴ音響派」
ジムオルークの流れに乗ってやってきたわけですが、なんともこの「海とケーキ」を知らずにいた僕がまことに恥ずかしくなるほどNICEな一枚でした。海のように壮大できらびやかなSOUNDとケーキのように甘いSAMの声!マジ、スゲーや。。
・「近未来ソフトロックサウンド」
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・「近未来ソフトロックサウンド」
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