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▼目指せ年間100冊Part1(2008年4月〜:セレクト商品

「計画力」を強くする (ブルーバックス 1552)「計画力」を強くする (ブルーバックス 1552) (詳細)
加藤 昭吉(著)

「特筆なところは、その事例の幅広さ!」「計画から実行まで何に注意すればいいのか。」「計画力って人間力」「プロジェクトマネジメントの指南書」「計画を立てて実行する上でのポイント」


20代でファーストキャリアを築ける人、築けない人20代でファーストキャリアを築ける人、築けない人 (詳細)
若鍋 孝司(著)

「若者の気づきを行動に変えるメッセージ」「今の若い人たちは必読すべき本です」「ベテランにも読み応え有り」「本当は思っているのに言わないこと」「早いうちに読みましょう。」


指一本の執念が勝負を決める指一本の執念が勝負を決める (詳細)
冨山 和彦(著)

「モチベーションをアップさせてくれます」「「ストレス耐性」は身に付くのか」「ストレス耐性、胆力、腹を括る」「エリート候補生の必読書」「「会社は頭から腐る」の講演会版です 」


クリティカル・ワーカーの仕事力クリティカル・ワーカーの仕事力 (詳細)
赤堀 広幸(著)

「ものすごくおもしろい。日本の開発関係者に読ませたい」「創造型ビジネスマンに必要な思考と志向」「違う業界の方にもお勧めです」「素晴らしいケース」「自分はどうだろう?」


サラリーマン・サバイバルサラリーマン・サバイバル (詳細)
大前 研一(著)

「部下の使い方が参考になった。」「常に自分の頭で論理的に考える知的ホワイトカラーを目指せ」「目からウロコが落ちる」「新時代のビジネスマンのバイブル」「2006年以降の、これからのサラリーマンにとっての必読書」


中国古典からもらった「不思議な力」中国古典からもらった「不思議な力」 (詳細)
北尾 吉孝(著)

「成功の3条件」「古典へのきっかけを与えてくれました」「名著です」「胆識なき現代人への珠玉のメッセージ」「中国古典の入口としても良書」


私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書 (723))私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書 (723)) (詳細)
齋藤孝 梅田望夫(著)

「違いがあればこそ」「クールなイメージのお二人による、明日の日本を変えるホットなメッセージ。ぜひ一読を。」「相似と相違」「今の時代の学ぶということ」「見かけとは違って熱かった!」


パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本 (アスキー新書 54)パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本 (アスキー新書 54) (詳細)
海部 美知(著)

「学生にも読んでほしい一冊」「今の「日本」を言い当てている言葉」「ゆるやかな開国宣言。」「価値ある問題提起」「既によく知られた事」


キャリアショック ―どうすればアナタは自分でキャリアを切り開けるのか? SB文庫キャリアショック ―どうすればアナタは自分でキャリアを切り開けるのか? SB文庫 (詳細)
高橋 俊介(著)

「キャリアを切り開く上での具体的なノウハウ」「キャリアについての考え方が変わった」「「個人」と「会社」は何をすべきか?」「俯瞰する力がつく」「本書に巡り合えて本当に良かった!」


プロフェッショナル進化論 「個人シンクタンク」の時代が始まる (PHPビジネス新書 29)プロフェッショナル進化論 「個人シンクタンク」の時代が始まる (PHPビジネス新書 29) (詳細)
田坂 広志(著)

「座右の書」「今後実践したいこと。」「壮大かつ、「具体的」な一冊」「目指せ個人シンクタンク!」「Web2.0時代を生きるプロフェッショナルへの戦略指南本」


3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書 (708))3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書 (708)) (詳細)
城 繁幸(著)

「混迷の時代に「働く」ということを真剣に考えた取材・考察の書」「学歴はもはや通用しない、新しい生き方とは?」「どんどん書いて欲しい」「痛快無比」「共感できます」


B型自分の説明書B型自分の説明書 (詳細)
Jamais Jamais(著)

「B型って・・・」「説明書の作り方として読むこともできる。」「B型の良さが良く判る本」「日本人のみ大好き血液型分析」「くだらない!」


日本進化論―二〇二〇年に向けて (幻冬舎新書 い 3-1)日本進化論―二〇二〇年に向けて (幻冬舎新書 い 3-1) (詳細)
出井 伸之(著)

「「共創」資本主義に向けた日本再生の大胆なシナリオに興味津々!」「先を見据えた提言は読み応えありです。」「金融立国の進め」「日本が再び元気になるかも。」「ソニーを率いた名経営者から日本への提言」


経営者、15歳に仕事を教える (文春文庫 き 28-1)経営者、15歳に仕事を教える (文春文庫 き 28-1) (詳細)
北城 恪太郎(著)


IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣 (詳細)
原尻 淳一(著), 小山 龍介(著)

「心地よいリズムが好き!」「通読するのが短時間。読了直後に実行に移せるアイデアもあり・・」「考える道具の使い方」「あたまをほぐしてくれる一冊として読んでみては」「仕事を有意義なものにしよう」


経営パワーの危機―会社再建の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)経営パワーの危機―会社再建の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫) (詳細)
三枝 匡(著)

「経営者と経営学者をつなぐ良書」「むずむずしてきます」「勇気が出る」「戦略ツールの使い方」「出世することは正しい動機で」


イノベーション思考法 (PHP新書 512)イノベーション思考法 (PHP新書 512) (詳細)
黒川 清(著)

「イノベーションの本質を鋭く突いた一冊」「ビジネス書の枠を軽々と超えている」「もう少し内容の厚みが欲しかった。」「ビジネス・ブレークスルー大学院大学」「サラリーマンであることのリスク」


面白いぞ人間学―人生の糧になる101冊の本面白いぞ人間学―人生の糧になる101冊の本 (詳細)
一条 真也(著)

「良書の紹介」「本の道しるべ」「おすすめです!」「読書の秋」「心ゆたかに」


オシムの言葉 (集英社文庫 き 10-3)オシムの言葉 (集英社文庫 き 10-3) (詳細)
木村 元彦(著)

「これぞ真のプロフェッショナル!(文庫化で第10章を新たに書き下ろし)」「シュワーボ!オスタニ」「真摯な姿に・・・」「これは語録本ではない。」「プロフェッショナルな姿勢」


宿澤広朗 運を支配した男宿澤広朗 運を支配した男 (詳細)
加藤 仁(著)

「「リーダーシップ」と「孤独」とは・・・、社会人に必読の書です」「努力は運を支配する」「運の良さと努力」「意志の強さ」「全てのバンカー、全てのラガー、全てのマネジャーに」


青年の大成―青年は是の如く青年の大成―青年は是の如く (詳細)
安岡 正篤(著)

「忘れがたい「巨巌の顔」の要旨」「ど真剣に学ぼうとする20代の方に」「何でもあり!」「人間として大切なこと」


日本型リーダーの研究 (日経ビジネス人文庫 ブルー ふ 6-1)日本型リーダーの研究 (日経ビジネス人文庫 ブルー ふ 6-1) (詳細)
古野 庸一(著), リクルートワークス研究所(編さん)


経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫)経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫) (詳細)
佐藤 雅彦(著), 竹中 平蔵(著)

「新聞の経済面がより楽しくなります。」「竹中さんの魅力」「経済学は人々を幸せにする為の学問なんですね」「入門書として是非」「難しいことを難しくなく解説した良書」


「100人に1人の人材」になる法―仕事ができる人できない人 (知的生きかた文庫 ほ 8-4)「100人に1人の人材」になる法―仕事ができる人できない人 (知的生きかた文庫 ほ 8-4) (詳細)
堀場 雅夫(著)


世界で戦う知的腕力を手に入れる世界で戦う知的腕力を手に入れる (詳細)
今北 純一(著), 船川 淳志(著)

「そう簡単には入らない知的腕力です」「ノウハウ本ではなく、メンタリティーの本」「世界で戦う前に、自分と戦うこと」「挫折のエネルギーを感じます」


▼クチコミ情報

「計画力」を強くする (ブルーバックス 1552)

・「特筆なところは、その事例の幅広さ!
→計画技法において日本を代表する著者が 「計画立案と実行」する能力向上策を わかりやすく教えてくれます (著者は、プロジェクト・マネジメントで有名な計画技法  PERT(Program Evaluation and Review Technique)を  日本に広く知らしめた人です)

→「失敗する理由」の列挙で注意を促し 「成功するポイント」の列挙で道しるべを示す構成は シンプルなだけに、 「計画力」を容易に向上できる気がします

→特筆なところは、その事例の幅広さです 通常この手の本は、将棋の棋士や野球の監督、 戦争の大将やアメリカ大統領などが引用されることが 多いのですが、この本はそれだけに留まりません  大工、池波正太郎、ロビンソン・クルーソー、 モンティーニュ、ケネス・ボールディング 園芸家濱田理恵子、「眠れる美女」ランタオ島.. ..著者の興味の多さ、度量の大きさを感じます

→計画力を強くするためには、 幅広い知識と興味、 そして、それを包み込む「度量」が必要なのかも.. そんなふうに考えさせられました

→仕事の計画だけでなく、「人生の計画を立てる」という重要性を もっともっと真剣に考えなければならなければ..と

・「計画から実行まで何に注意すればいいのか。
計画力の定義は「優れた計画を立案し、その通りに実行したり実行させる能力」のこと。この「実行させる」点を含めて紹介している点が本書の特徴でしょう。

実行時の注意点としては、正しい状況判断のための気配りとして「知ってるつもりを疑う」「自分の世界を広げる」「直感を磨く」ことを紹介しています。立てた計画に引きずられないように客観的に事態を見る力や頭をクリアにする方法を身につけたいものです。

普段の生活から仕事まで「計画」は必要になります。計画から実行まで何に注意すればいいのか、本書を参考にしてみてはいかがでしょうか。

・「計画力って人間力
日本にPERTを紹介した筆者が、「人生設計」くらい大きなテーマに適用できるレベルで「計画が挫折する理由」を具体的にわかり易く解説している。 計画を技法としてではなく、人間としての弱点が判断ミスを生んでいるという理解で説明しているのがいい。 「そんなことはわかっているのだが…」という話は多いが、逆に痛いところ突かれている感がある。

・「プロジェクトマネジメントの指南書
 計画を立て、実行するという事に対する勘所がコンパクトにまとめられ、大変にわかりやすい。 組織に属し、またプロジェクトを率いる立場にある人であれば絶対に押さえておかなければならない部分に数多く言及されている。 しかし際立って独自性のある見解はなく、常識を記した本ともいえる。 私自身は他書でプロジェクトマネジメントに関しては学んでいたので、新しい知見を得るというよりは復習的な読書となった。

 ややひっかかる部分は、著者のステロタイプ的な認識であろう。 とかく『日本のやり方はダメだ。欧米のやり方はグッド』を繰り返し、更に成功者のやり方を無条件に正しく見習うべきものとする姿勢はどうであろうか? 成功者達が自分の成功体験に溺れないように努力している時に、著者は他人の成功体験に溺れようと頑張っているように思えてならない。 他人の成功の本当の理由など、そう簡単に『これ』と言えるものではないだろう。著者は自分の言葉で語る努力をするべきである。

 その点を減点して星4つ。

・「計画を立てて実行する上でのポイント
仕事は簡単なプロジェクトの連続で、プロジェクトは最初の段階で計画をどれだけしっかりと立てれるかが成否を握っていると思う。そんな小さなプロジェクトを成功へ導くための道具を求めて購入。最初に失敗する計画のポイントが実行時と立案時それぞれに対して記載されていて、それから、目標設定から計画実行中までの流れの中でどのようなことを意識する必要があるのかが記載されている。何らかの成果物(ものでなくても)を出力する必要のある仕事についている人は、たとえチームでの仕事でなくても、頭の中で本書に書かれている目標、実行、フォローアップを意識することで、仕事に対して効率を上げて、今までと異なる価値観を見いだせるのではないかと思いました。ものを作る、生産する仕事をしている人で、本当に今の手順が最適かどうか、または評価する手法を考えている人には考えるきっかけになる本だと思います。

「計画力」を強くする (ブルーバックス 1552) (詳細)

20代でファーストキャリアを築ける人、築けない人

・「若者の気づきを行動に変えるメッセージ
読書・活字離れが喧伝される若者にとり、読みやすい構成が工夫されている。筆者が若者に伝えたいメッセージを読み進めていく内に、『やってみよう』という気持ちが偶発的ではなく必然的に沸き起こってくる思いがした。自分を振り返ってみても、社会人3年生まではとにかくがむしゃらに突き進んでいた。その経験が、実は今日の考え方や行動の基礎となっていることを実感しながら本書を読むと、若者のみならず幅広い世代にも読んでもらい、新たな気づきを行動に変えるきっかけになるものと思った。

・「今の若い人たちは必読すべき本です
夢ならぬ、妄想を抱き迷走しがちな若者への明快なメッセージがとても読みやすく、端的に書かれている。多くの若者にぜひとも読んでもらいたいと思いました。

・「ベテランにも読み応え有り
入社数年後の若手を対象に書かれた本だが、ベテランのビジネスパーソンが読んでも「確かに!」とか「これは良いフレーズを聞いた♪」などと思える内容が多い。また、一見モーレツ・サラリーマンになることを薦めているようにも見えるが、実はもっと奥の深い議論が展開されている。例えば著者は“自分軸を手放せ”と語りかける。私はこれを“真の自分軸を確立し、些末なこだわりを捨てろ”と解釈した。また著者は“オンリーワンよりもナンバーワンを目指せ”と語る。これも同様に“真のオンリーワンとは一度限界まで頑張り抜いた人にのみ到達出来る場所”と言っているように思えた。

・「本当は思っているのに言わないこと
最近「3年で辞める」ことがあたかも当然(あるいは、良いこと)のように書かれたものが多い中で、『まずは3年間がんばってみろ』という(おそらく)多くの大人が思っていることをストレートに書いてある書籍。文章もわかりやすく、一気に読める内容になっている。例もわかりやすく、かつ内容も説教くさくなくて筆者の思いがよく伝わる(先輩からのアドバイスのようだ)

仕事をがんばってはいるものの本当にこのままで大丈夫かな?と少し心配になったとき、ふと「周囲の人からしっかりアドバイスもらえているかな?」と心配になったときにお薦め。また、「本当は〜〜なのに」と思っているものの「最近の若者像」に遠慮して実際には言えないでいる上司・先輩社員にも参考になると思う

個人的には、新人の頃に先輩が「わざわざきちんと注意してくれた」内容(当時はまったくありがたみがわからなかったが...)と同じことがたくさん書いてあって懐かしく思うと同時に、あらためて感謝した。

・「早いうちに読みましょう。
特に入社して5年目くらいまでの人たち向けではありますが、それ以外の方が読んでも多くの示唆を得られると思います。

もし自分が新入社員のころにこの本があれば読んでおきたかったと感じました。

おそらくファーストキャリアを築き上げる際にこの内容を理解し、実行できれば間違いなく同期や同年代の人たちと大きく差をつけることができるでしょう。

コンパクトにまとまっているので、何度も読めば自分のモノにすることができそうです。

20代でファーストキャリアを築ける人、築けない人 (詳細)

指一本の執念が勝負を決める

・「モチベーションをアップさせてくれます
仕事に行き詰まりを感じ、自信を喪失気味の時に読み、少し元気がわきました。筆者の仕事に関する執念を感じました。困難な状況に置かれたときにその人の真価がわかるというように書かれていましたが、納得できました。いずれにしろ、経験と自信に裏打ちされた人の言葉の重みを感じました。でも、この人と働くのは、かなりの能力や経験があっても、キツイとおもいますよ、

・「「ストレス耐性」は身に付くのか
 「経営責任は、だれにもとれない」という項があります。そこで筆者は、「経営責任というのを突き詰めると、最終的には自分以外の人たちの人生に対する責任なのです。・・・それって実はとれないんです。・・・とりようがないのです。」と書いています。 この歯切れのよさが筆者の特徴であり、全編を通じて、彼の意図や主張がストレートに響いてきました。 帯にも書かれていた「ストレス耐性」という言葉がキーワードです。でもこの「ストレス耐性」は、先天的なものなのか、後天的に身に付くものなのか、身に付くとしても修羅場をくぐらないと身に付かないものなのかについて、筆者は明言を避けているように思いました。もちろん、若いうちにいろんな経験をしろと言っているのですが、もしかしたら、「ストレス耐性」は天性のものなのかもしれません。 自分が経営者として本当にやっていけるのか、その資質は本当にあるのかについて、深く考えさせられる一冊です。

・「ストレス耐性、胆力、腹を括る
産業再生機構のCOOを務めた筆者であるが、東大法学部を卒業しBCG(ボストンコンサルティンググループ)のキャリアがあるから、さぞがしエリートコースを歩んできたのだろうと思いきや、思った以上に泥臭い人生を、自らリスクを背負い込んで生きてこられたことが、本書を通じてよく判りました。学者やエリートコンサルタントが「経営者には決断力が大事」といっても何の説得力もありませんが、修羅場を通じて会得した著者の言葉には重みがあります。『経営者には「三日間寝不足でも正しい決断が出来る』ほどのストレス耐性は必要」、『いざとなったら社長を辞めさせ自分が「社長をやる」と言うくらい腹を括ってやるのが本当のガバナンス』といったように、心に響く言葉がギッシリ詰まっている、そんな本です。

・「エリート候補生の必読書
20代の若者、特にエリート街道に乗っている若者に是非読んで欲しい本です。著者の経験を織り交ぜての「リーダー論」「プロフェッショナル論」になっていますが、反面で、「エリート批判」が静かに、かつ強烈に、メッセージとして流れています。なぜ日本には「ノブレス・オブリージュ」が見られなくなったのか、エリート官僚や司法エリートがどうして頼りないのか、といったよくある問いに対する根源的な答が書かれています。

・「「会社は頭から腐る」の講演会版です
内容は「会社は頭から腐る」とほぼ同じで、これまでの彼のキャリアから得られた経営哲学に関してです。(ただし「会社は〜」の方が範囲が広く、深いです。) 違うのは、語り口です。本書は、です・ます調であるため、著者が目の前で講演しているような感覚です。それゆえ、ところどころに思わず笑ってしまうジョークなども混ざっており、著者の性格が文章に滲み出ています。また短時間で読めます。

【こんな人におススメ】 ●「会社は〜」よりざっくりと冨山氏の考えを知りたい人 ●冨山氏の講演会に行きたいが行けない人 ●雑誌ではない何か、を読みたいとき

指一本の執念が勝負を決める (詳細)

クリティカル・ワーカーの仕事力

・「ものすごくおもしろい。日本の開発関係者に読ませたい
~急成長のワークスアプリケーションズ社の創業時からをつづった自伝書。この本を読めば、企業に大事なものは既成概念にとらわれない自由な発想とビジョン構築力、最後にそれをやり抜く実行力であると言うことが良く分かる。成功した経営者の自伝書としてもさることながら、この本に書かれているワークスアプリケーションズ社の発想は、現在の日本のIT企業が、分~~かっていても忘れていることがちりばめられている。ERPはカスタマイズゼロを目指すと誰もが言っているが、本当にそれをやる気になっている人はいない。ITは所詮ビジネスのツールだから、業務の発想が大事。だから、業務経験者をエンジニアにするということも、「理屈はそうだが実際は..」となっているのが現状。また、妥協、妥協の結果、本来提案業務であるは~~ずのシステム開発が、客の言いなりになって完全受託に陥っている現状など、牧野社長のビジネスモデルは、本来当たり前のことを、誰もができていないという実態を露呈させるものだと思う。ぜひ、日本中のエンジニアにこの本を読ませ、シンプルな発想こそ正しいということを実感してもらいたい。~

・「創造型ビジネスマンに必要な思考と志向
 面白くて、一気に読めた。本書の題材となっているワークスアプリケーションズは、急成長しているベンチャーだが、その創業者やそこで働く人々の志向となっている「クリティカル・ワーカー」は、確かに今日のビジネスマンに必要な能力や思考法、そして心の持ち様と言えると思う。また、人的資源の頑張りだけが国際競争に勝ち残る方策である日本企業、そこで働く日本人にとって、為になる本だと思った。 ワークスアプリケーションズは、(かつての?)リクルートのように、社員が自らの能力を伸ばすべく“燃えて”仕事をしているという感じだ。能力ギリギリの仕事をやり遂げることで、そのぶん能力が伸びる一種の「ゴム理論」。あるいは、“鉄は熱いうちに打て”という言葉を思い出させる話が続く。この読後感を持続して、仕事に望めば、仕事力がつくということだろうか。

・「違う業界の方にもお勧めです
ソフト開発に関係のない方々でも、分かりやすく読めます。私も実際にサービス業ですが、非常に参考になりました。クリティカルワーカー。自分自身の力でブレークスルーできる人材。問題点を放置せず、常に原因を突き詰められる人材。読んでいて自分がそうでなければと刺激を与えられる一冊です。

・「素晴らしいケース
この本は、経営者としてベンチャー起業を創造するのための参考書になると思います。また、個人の能力の伸ばし方について細かく記述されていることはとても参考になります。あと、自分はクリティカル・ワーカーなのか自問するよい機会になりました。仕事環境がクリティカルじゃないと思っている人にとってオススメの一冊です。

・「自分はどうだろう?
自分はクリティカル・ワーカーなのか?またそうでないとしたら、そうなれるのか?実に悩ましいことだ。本書ではその点が実に明快に書かれている。個人の能力を磨こうと思ったら是非一読を。

クリティカル・ワーカーの仕事力 (詳細)

サラリーマン・サバイバル

・「部下の使い方が参考になった。
全く使いものにならない人間は一人もいない。

100が仕事の全体だとして

部下が3しかやれなかったら、

残りの97は、上司である自分がやる。

とてもシンプルな考えです。

これを基本にして、どう育成していくかを

考える。

「あいつは使える」とか「使えない」と

言っているうちは、上司失格。

・「常に自分の頭で論理的に考える知的ホワイトカラーを目指せ
 この本は、バブル崩壊後の低迷期の最中の1999年に単行本で出版された世界的なコンサルタントである大前研一氏の自伝的メッセージの本である。

 知的に怠惰にはならず、例えば、一年にテーマをひとつ決めて勉強し、自分のキャリアをゼロリセットすることも厭わず、社内ではなく、世界レベルで通用する人材になることを勧めている。また、そのための方法論も提案している。 大前氏の言葉を借りると、それは、知的ホワイトカラーになることである。工業化社会の横並び意識から脱却し、常にそれは本当か?それでどうするのか?を自分に問いかけ、付加価値の高いアウトプットを出す人材のことである。職業的なイメージで言うと、“士”ビジネス:会計士、司法書士、弁護士等の単なる専門家ではなく、新しい提案(付加価値)をできるコンサルタント的な仕事をすることである。

 大前氏の言っていることは、今の時代にもあてはまる、というより、大前氏の先見性を評価すべきであろう。今や、知的労働者の仕事も、判断や意思決定を行う部分以外は、外注できてしまう。いくら、CADによる設計製図が上手でも、計算機シミュレーションに長けていても、専門能力に優れていても、創造的な付加価値を生まない知的作業(知的ブルーカラー)は、アウトソーシングの対象である。

 本書を読んで、社内評論家にならず、人の噂話で憂さを払うような人間にならず、常に、向上心を持って、俯瞰的に問題を捉えて本質を見抜く目を身につけ常にそれを磨き、そして具体的な提案を行いかつ率先して実行する人間になろう、と、気持ちを新たにした。

・「目からウロコが落ちる
いつもながら、大前氏の書物は表現が明確で、イメージを描きやすく、筆致も冷静で良い。今日の日本の状況が「成熟化」状態にあること、企業は程度の競い合いから方向性の選択を迫られていること、若者は尖がっていなければならないこと、知的体力が大事であること、30-40代が最も打撃を食う年代であること、子どもは国境がなくなり、同時代化していること、98年で家計支出が60万円下がっていること、無駄なものにお金をかけなくなったこと、情報を整理し我々に理解させる力が凄い。目の前がパッと明るくなりファイトが沸いてくる。

・「新時代のビジネスマンのバイブル
レビューのタイトルは非常に陳腐なものになってしまったが、この本はサラリーマンではなく、誇り高いビジネスマンとなるための指南書である。何となくわかっているビジネスマンとしてのあるべき姿だが、おそらく実践している人はほんの一握りであろう。筆者のような人物が書いているからこそ、説得力があるというものである。「強調性を売りにするような若者はダメだ。若者はとがっててなんぼ。」という筆者の言葉を胸に、日々の仕事に取り組んでいきたいものである。

・「2006年以降の、これからのサラリーマンにとっての必読書
この本は「知的ブルーカラー」、「知的ホワイトカラー」を定義し、これからの時代に本当に成功していくのは「知的ホワイトカラー」だから、それを目指せと言うのが目的の本でした。これからの時代を生き抜いていくには、時間給で働く概念を拭い去り、毎日を能率重視の生活に変えていくべきだと説いています。これは仕事の時のみならず、普段の生活から実践し、時間に追われる生活から、時間を有効活用した質の高い生活にもつながります。この本から学んだ人生に成功する秘訣は以下の通りです。1.やると決めたことはその日のうちに必ずやる(有言実行)2.本当に必要なら、今ある知識や能力、たとえば、仕事場や大学で学んだこと、を一度忘れて新たなことに挑むことも必要。もったいない、の気持ちからは今必要としている能力、機会は得られないかもしれないと言うことを肝に銘じておくべきだ。大前氏曰く、「大経営者は消しゴムがでかい」。3.人生は一生が勉強。先生になったらそれで終わりであることは無い。

1999年に書かれた本ですが、大前さんは時代の何年も先を行くオピニオンリーダーですので全く古さを感じさせず、これからのサラリーマンにとっての必読書であると思います。お勧めです。

サラリーマン・サバイバル (詳細)

中国古典からもらった「不思議な力」

・「成功の3条件
人生をイキイキワクワク愉しく過ごしたいなら、次の3つを徹底することだと言われています。

①勉強好き(例えば万象感謝すること)②すなお(例えば頭ごなしに否定しないこと)③プラス発想(例えば批判的思考を極力優先しないこと)

これを成功の3条件と言う方もいます。北尾氏のこの本は、読者自身が成功の3条件を身につけているかどうかをセルフチェックできる本です。私がこの本から学べたことをまとめておきます。非常にためになる本でした。

1.誰もが納得できる判断基準を持つことが人生をより充実させる

2.ツキ(運)は自分で作ることができる

3.人生の五計を常に考えることが大事  ①生計「どのように健康に生きるか」  ②身計「人生どのように処世していくか」  ③家計「どのように家庭を築くか」  ④老計「どのように年をとるか」  ⑤死計「どのように死を迎えるか」

4.リーダーに不可欠な資質は8つ  ①誠実さ  ②先見性  ③人材を見抜く力  ④部下の長所を伸展させる  ⑤誉めると叱るのバランス  ⑥一事から万事を把握できる洞察力  ⑦胆識(たんしき:実践に裏打ちされた見識)  ⑧マクロからミクロへと思考する(枝葉末節で揚げ足をとらない)

5.事業成功には3つのポイントがある  ①損得より徳と正義、私利私欲より社会貢献を優先  ②組織の結束力を高める  ③前準備で勝負は決まる

参考になれば幸いです。

・「古典へのきっかけを与えてくれました
古典に関心を持ち始めた時期とこの本に出会った時期がピタリと合いました。線を引きながら読み、引いた所を中心に何度か読み直しています。

・「名著です
正直、もっと早くこの本に出会っていればよかったと思うほどの名著でした。というのも、僕自身の行動には精神的支柱がなかったため、右に、左にと揺れていました。しかし、この本に書いてあった「信」「義」「仁」の考え方や『どんなときでも前向きになれるキーワード』などが僕の心に響き精神的支柱となり、ストレスも少なくなりました。

書かれていることは、当たり前のことかもしれないです。しかし、中国古典(主に論語)を分かり易い文章で解説してあるのと北夫吉孝さんという人物を通じて読むから説得力があり、「こういう風に生きたい」と思わせるほどの名著です。

蛇足ですが、僕自身この本を手に取ったのは投資を通じて北夫吉孝さんの定性分析のつもりで読んだのが切っ掛けでした。しかし、今はそれ以上の収穫がありました。ぜひ、ご覧ください。おすすめです。

・「胆識なき現代人への珠玉のメッセージ
実行力を伴った見識を胆識という

1億総評論家と称される現代日本人の我々にとって実に耳の痛い言葉ではないだろうか!?

とくに経・財・官界を代表する権力者、またテレビ等で持論をまくしたてる評論家やコメンテーターの言行不一致ぶりはこの胆識の欠如を表している

氾濫する詭弁の数々に惑わされることなく今後の日本や世界の方向性を考えていくには我々一人ひとりがこの胆識を蓄え磨いていくしかない

この書はそういった事物の本質を見極めるための入門書として読むことができる

そして著者も序文にて述べているようにこの書をきっかけにして四書五経を中心とした古典を広く読むと一層本書の意味合いが深みを増すのではないかと思う

教育は知育・徳育・体育の3本柱で行くべきであると私は考えるその中にあって”徳育の欠如”は現代日本の病巣の根本的原因といえるのではないだろうか!?

ただし間違えていることがあれば正せばよい孔子も「論語」でこういっている”過ちを改むるに憚ることなかれ”と

・「中国古典の入口としても良書
村上龍氏の「カンブリア宮殿」で北尾氏に興味を持ち購読しました。著者は、まさに生き馬の目を抜く金融業界を長年トップランナーとして生き抜いてきた人物であり、それだけに文中引用している論語の解説にも説得力があります。処世術や戦略の本質を短い文章で綴ったモノが、論語に代表される中国古典ですが、現在も現役で、実業界という戦場で日々戦略や処世術を駆使している著者ならではの一作であり、単なる中国古典の解説書と違う価値はここにあります。文章も解り易く綴ってありますので、若い方や中国古典って難しそうと思っている方にも、お薦めの一冊です!。

中国古典からもらった「不思議な力」 (詳細)

私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書 (723))

・「違いがあればこそ
前作『ウェブ時代をゆく』で示された、学びの場としてのウェブ空間の可能性について、お二人の様々なエピソードを交えての対談なのですが、両氏の立ち位置の違い-教育者(齋藤さん)と啓蒙家(梅田さん)の違いが垣間見えます。齋藤さんは全体を底上げする事に、梅田さんは少数の精鋭(エリート・選良、というよりは鍛え抜かれた者というニュアンスが近いかも)に期待をかけている。でも、お互いの意見を否定するのではなく、受け入れる余裕があります。 それを可能にしているのは、若者への多少の焦燥感と大いなる期待、そして自分達の様々な働き掛けが少しでも若者・社会全体をプラスの方向へ導くことになる、という自信。これらが両氏に共通しているからではないでしょうか。お二人の説くが如く進むことはたやすい訳はありません。ですが、道に迷っている人に一つの道標となる一冊・ポンッと背中を押してくれる、そんな本です。

・「クールなイメージのお二人による、明日の日本を変えるホットなメッセージ。ぜひ一読を。
齋藤氏と梅田氏による新書コラボが実現した。内容が素晴らしい。失礼ながら、お二人とも外見はクールな印象を与えるが、放つメッセージはとてもホットである。何といっても胸を打つのは、二人に共通した問題意識だ。彼らは、現在の日本社会の閉塞感に強い危機感を抱いており、とりわけ大人が発生する何気ない言葉が若者の心を萎えさせ、意欲を削ぎ、その結果、社会全体の活力が損なわれていることに警鐘を鳴らす。そして学び方や働き方を含め、生き方そのものが多様化してしまった現代を生き抜くためには「一生学ぶことが重要だ」とし、その学びの理想を幕末の「私塾」に求める。そして書物を単に知見を得るものとしてだけではなく、その本を著した過去の賢人への「私淑」が可能にするものとして、その役割を再定義するのだ。いま読むべき一冊だと思う。目次を以下に掲載しておく。

はじめに 志をデザインする(齋藤孝)第1章 志向性の共同体第2章 「あこがれ」と「習熟」第3章 「ノー」と言われたくない日本人第4章 幸福の条件おわりに 私塾による戦い(梅田望夫)

・「相似と相違
 今にときめく二人の対談集である。奇しくも同じ年に生まれた二人の相似と相異が微妙に出ている点が読んでいて勉強になった。

 「相異」について。 斎藤はネットに関して積極的ではないとはっきりと発言している。梅田が ある種「ネットの伝道師」であるのとは対照的だ。このネットへの違和感を明言する点に 今回の斎藤の戦略があると言えるのではないかと思う。 考えてみると 柔道の中興の祖である嘉納を尊敬する人にあげ 日本の古典を音読することを主張する斎藤だ。106頁で斎藤が「わざと鈍い刀を使いながら生きていく」と言っているのは 徒然草の「よい工は少し鈍き刀を使う」を踏まえたひと言だと思う。斎藤にとっては ネットとは「切れすぎる刀」なのかもしれない。

 「相似」について 上記で「相違」をあげたが それはある意味では「道具」の話であり その「道具」でやろとしている「目的」に関しては よく似ている。 両者ともに 「教育のあり方」という点に徹底的にこだわっている点が見て取れる。斎藤自身は 教育を全面に出して活躍しているわけだが 梅田は第一義的には「教育」を専門としているわけではない。但し 梅田の「教育者」としての資質が 彼をここまで引き上げていることも確かだ。

 僕は梅田を「伝道師」と呼んだ。彼の資質は「陽気なアジテーター」であるというのが僕の基本的な理解だ。アジテートとするには アジテートする内容が必要だが それ以上にアジテートすることへの資質が必要だ。梅田は「内容」も当然ながら そのアジテートする資質に恵まれている。アジテートとは一種の「教育」であることは間違いない。

 このように相似と相違を楽しんでいるうちに あっというまに読了してしまった。

・「今の時代の学ぶということ
文字通り時代を切り開いている二人の対談。テーマは学ぶということ。

現在における日本の雰囲気・空気などを踏まえて問題提起と解決策を示している。

幕末時代の「私塾」を模倣して、今の時代に合致したものができないだろうか。お二人の熱い気持ちが良く伝わってくる。

小難しい教育論は専門家に任せて、より身近なテーマとして考えさせられる一冊だ。

・「見かけとは違って熱かった!
待望の書。

私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書 (723)) (詳細)

パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本 (アスキー新書 54)

・「学生にも読んでほしい一冊
今の日本が抱えている独特の閉塞感を、様々な方向(例えば、ジャパンブランドが衰退していく過程など)から言い当てていると思いました。そして、その分析をするだけにとどまらず、著者が考える解決方法をいくつかあげ、読者に押しつける形ではなく、読者1人1人が少しずつ変わってほしいと思う願いが、軽やかに届く本でした。

以前から日本人が得意としてきた「果てしなき生産性向上戦略」の存在も肯定しつつ、それとはまた別に、自分なりの「好き」を貫き、これまでにない仕事や生き方を試行錯誤で作り出していくやり方である「思考錯誤戦略」をしていく人が出てくる事を期待する著者の意見には、深く頷いてしまいました。(「ウェブ時代をゆく」の梅田望夫さんは”けもの道”と表現していますが、著者は”試行錯誤戦略”と呼んでいます。)

本の最後の方には、「自分が興味を持てることや好きな有名人の名前を、英語で検索してみること」が普通の人にまずできることとして、提案されており、特別な能力を持った人だけでなく誰にでも(私のような学生にでも)自分の意志さえあれば、開かれた世界に行けることを考えさせられました。

私としては、背中をポンと押してくれる一冊になりました。

・「今の「日本」を言い当てている言葉
 「パラダイス鎖国」タイトルを見たとき、また読み終わった今、とても今の「日本」を言い当てている言葉だと思いました。ホンダやソニーが国際的な企業に成長したのに比べ、ここ数十年ほどは大きく育ったベンチャー企業が出ていませんが、その理由などを具体的な資料や著者なりの意見で解説してくれます。 また、単純に現状を憂うのではなく、「開国」するための方法論を示唆している。大変興味深く読みました。

・「ゆるやかな開国宣言。
日本は裕福な国(パラダイス)である。 しかしながら、その為に外国に出て競争する必然性を失い 自然と鎖国化されてしまう。 このままでは、日本の国外との競争力低下と、日本の社会の変化の停止が懸念される。

本書では日本を様々な角度から分析し、内在する問題点を指摘する。 そしてただ単に危機感を煽るのではなく著者が考える「ゆるやかな開国」という解決方法を提案している。

方向性として挙げられた「多様性の国を目指して」は興味深いと思った。 日本は異分子は排除される風潮が強い様に思う。 もっと様々な性格や方向性を持つ者が共存し、出会う事で どんどん新しいイノベーションが起きてくれる事に期待しています。

随所に見られる「厳しいぬるま湯」、「孤高のマイノリティ」etc... キャッチーなコピーが凄く好き!

日本が海外において、どのような立場にあり これからどのようにあるべきかが、さらっと読める文章で書かれてます。 日本に閉塞感を感じていたり、海外で日本はどう思われているのか気になる大学生が読んでみると大変面白いと思います。

・「価値ある問題提起
日本が裕福になるにつれて、外国に対する魅力が薄れ、やがて興味を失うことによって、精神的な鎖国が起こる問題を提起している。

・「既によく知られた事
 ここで書かれている事は、実際には昔から言われている、いわゆる村社会 日本の姿に他ならないのですが、その視点を再び 持ってきた点は貴重です。 とりわけ外国に魅力をなくなったという点は、それ以上に想像力が 働かなくなったという事を意味しているように思います。 無意識に想像力が抑圧されている現状、を理解しておく上で貴重な本です。

パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本 (アスキー新書 54) (詳細)

キャリアショック ―どうすればアナタは自分でキャリアを切り開けるのか? SB文庫

・「キャリアを切り開く上での具体的なノウハウ
これから社会に出て行く立場の私が今読んだことで、今後の自分の仕事感にとても有用ですばらしいヒントをもらったと感じました。なりたい自分になるための、やりたい仕事をするための具体的なアクションが書かれていたことが特に気に入りました。以下がそれです。

1.仕事を膨らませる!・大学の先輩が求められる仕事のクオリティ+自分らしさ を常に心がけていると話していたことを思い出しました。そういった努力が、やりたい仕事へ少しづつ自分を近づけていき、結果自分の求めるキャリアが形勢されるのだと確信できました。

2.布石を打つ!普段から仕事の中だけではなく、別の場所でやりたい仕事へのスキルを磨いていくことが、好ましい偶然を引きおこし、新たなキャリアへの道が見える可能性を学べました。

3.キャリアを進める!今の仕事を進めていくうちに、見えなかったやりたい仕事へのキャリアの道が具体的に見えてくるというもの。

4.キャリアを振る!一歩一歩キャリアを積み上げていくだけではなく、MBA留学をするなど、先がはっきり決まっていないが、実はキャリアを振ることが新しい自分の求めるキャリアになる可能性を持っているという話。

仕事を通じて、自分が今どこに向かって歩いているのかを考えながら、上記のような意識で動けばきっとやりたいことができるに違いないと思えました。「キャリアを積み上げる」というのではなく、「切り開く」ものなのだと確信でき、意識的に進みたい方向へ歩く大きなヒントを得たと感じました。

・「キャリアについての考え方が変わった
これまでは会社内での位置付けを自分のキャリアの尺度にしていたように思う。けど、それは間違いで、他社も含めた社会全般の中で自分のキャリアアップを考えなければ、変化の激しい時代には、いざという時にうろたえてしまう。家族を路頭に迷わせることにもなりかねないのに…そんな視点が実際の会社生活の中で、これまでなかったことに反省させられた。本書では、“自らの動機と、それによって起こる行動性が自らのキャリアを作っていく”という前提のもと、キャリアの機会を広げるにはどのような行動が必要になるのかを事細かに教えてくれる。

・「「個人」と「会社」は何をすべきか?
企業の人事部に属しているので著者の高橋俊介氏の著書は、ほぼすべて読んできた。これまで人事関連の書籍にはなかった軽妙な語り口で、難しい話も簡単に思えてしまう語り口には、いつも感心させられる。本書では、「明日から取るべき五つのアクションプラン」として、別々の立場である「個人」と「企業」が、それぞれ具体的にどんな行動を起こすべきか、即役立つノウハウが記載されており、参考にさせてもらった。

・「俯瞰する力がつく
今年は就職活動の年。自分のキャリアアップについて考えようと、インパクトのある本書のタイトルに惹かれて読んでみた。

体系的に分かりやすく課題や問題点が述べられており、またそれらを自分自身に落とし込んで考えやすい。

この本を読むことによって、自分のキャリア、そしてビジネス環境全体を俯瞰する力がつく。

ビジネスパーソンだけではなく、私と同じように就職活動する学生にもお勧めの本です。

・「本書に巡り合えて本当に良かった!
自分のキャリアを長期に渡って事前予測し、ロジカルに計画を立てる。そして、その計画に沿って実行する。それが良きキャリア形成かと思っていましたが、実際はそうではない!

何年も先のキャリアなど、変化の激しい現代では立てられるはずもなく、もっと言えば、キャリア形成とは結果論。

ならばどうすればいいのか?

いまの時代にあったキャリアに対する考え方、そしてキャリアアップの方法が本書には書いてある。

就職活動に向けて準備中の今、本書に巡り合えて本当に良かったと思います。

キャリアショック ―どうすればアナタは自分でキャリアを切り開けるのか? SB文庫 (詳細)

プロフェッショナル進化論 「個人シンクタンク」の時代が始まる (PHPビジネス新書 29)

・「座右の書
 逆説的ですが、久しぶりに「人に紹介したくない本」です。自分ひとりでこっそりエキスを実践したくなるそれほど素晴らしい本です。  インターネットの普及で、ビジネスシーンで活躍する人は「個人シンクタンク」へ進化が必要になり、また、進化が可能になった。と田坂さんは説きます。  では、「個人シンクタンク」が身に着けるべき力とは何か。それは、インテリジェンス力・コミュニティリ力・フォーサイト力・ビジョン力・コンセプト力・メッセージ力・ムーブメント力の七つのシンクタンク力。加えてこの七つの力を獲得するための戦略を六つ提示してくれています。詳細は本書に譲りますが、最終章に、六つの戦略を貫く「最高の戦略」として「信頼」の大切さを説いてくれています。新しくて古い「目から鱗」の名著、老若男女を問わず、輝いて、活躍したい人に是非手にとって欲しい一冊です。  僕は、もう、この一週間で3回も読み返しました。 いやーーー、本当に「座右の書」になりそうです。

・「今後実践したいこと。
今後、人としてのあり方や仕事の仕方をどのように変えていけばよいか、方向性と具体策を与えてくれます。個々を見れば他書でも見受けられる内容ですが、それらを一つの軸:プロフェッショナルで示しています。これが分かりやすい。

仕事の仕方(技術)の観点では多くのことを試していました。しかし、本書を読み終えて「概観と集中を切り替えて複数の自分を持つ」ことは意識的にはできていなかったと反省し、これを試しています。

人としてのあり方(心得)については、こちらの言葉を何度も目で見て口に出していました。 「下段者には、上段者の力が分からない」

・「壮大かつ、「具体的」な一冊
氏の著作は何冊か読んでいるが、ここまで具体的な「方法論」が説かれているものは、最近あまりなかったかもしれない。

本書は、ウェブ2.0時代の到来により、世の中がどう変わり、それに合わせて自分はどんなスキルを身につければいいのかが語られていく。「自分だけのメディアを持つ」「ネット世界のウォッチの仕方」といった具体的な知識はすぐにでも役立ちそうだし、自分を進化させるためのより大局的な方法も数多く紹介されている。読むと、今すぐに何か行動を起こしたくなる。

著者が提唱する「個人シンクタンクへの進化」というビジョンは非常に壮大であり、「本当にそこまでできるだろうか?」と思うのも事実である。だが、本書を読むと、それも可能である気がしてくる。

「時代の先を読む本」としても、「自分の能力を向上させる本」としても、お勧めの一冊だ。

・「目指せ個人シンクタンク!
これからの時代に必要な、7つのシンクタンク力を磨くための6つの戦略について、具体的に、わかりやすく語られています。

「個人シンクタンク」という言葉から連想されるイメージとは対照的な、「智恵」、「共感」なんて言葉がたびたび出てきます。論理的思考を突きつめれば突きつめるほど、個々人の思想の大切さが見えてくるのかもしれません。

インターネットがもたらす社会の変化と、社会の変化がもたらす個人の進化に大きな希望を抱かせてくれる本です。

・「Web2.0時代を生きるプロフェッショナルへの戦略指南本
 この本を簡潔に表現するなら、そうなる。

 もう少し詳しく書けば、今まで個人ベースでは身につけることが不可能だった「7つのシンクタンク力」と呼ぶ能力を、Web2.0革命により身につけることが可能となり、すべてのプロフェッショナルに求められる時代になっていく。そして、その能力を高めるために「6つの戦略」を具体的事例を交えて提示している。 かなり具体的なので「技術」の習得に目が行きがちになる。もちろんそれも大切だ。しかし、もっと大切なのはその戦略に取り組む「心得」である。

 全編を通じて、田坂さんの過去の著作で登場したプロフェッショナルとしての考え方、心得、未来予見の方向性が随所に散りばめられていて、それがWeb2.0時代での進化・発展を遂げているように思える。そして、具体的戦略の部分は田坂さんの個人サイトやメルマガ、ネットラジオなどを通じて、田坂さんが日々実践している。私もよく拝読・拝聴しているから、「共感」できる。  田坂さんの著作を読んだことがない方はこの本から始められてもいいと思う。ただし、言葉に振り回されるないように、本質的に何を言いたいのか?という視点で読み進んでいくほうがよい。 そして実践しつつ、何度か繰り返し読んでいくとよい。

 それだけの価値ある新書だ。

プロフェッショナル進化論 「個人シンクタンク」の時代が始まる (PHPビジネス新書 29) (詳細)

3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書 (708))

・「混迷の時代に「働く」ということを真剣に考えた取材・考察の書
「年功序列と終身雇用は今後崩壊する」と言われて、もうずいぶん時間がたつ。だが、それらの制度は頑強で、かなりほころびが現れているにもかかわらず、多くの日本企業の土台を支えているように思える。

かつて多くの評論家や学者が年功序列・終身雇用の崩壊を予想したのは、「能力主義に移行していかないと日本企業自体がもたない」と考えたからである。だが、バブル期から日本が大胆な開放政策をとり、「経済」が「政治」を飲み込んでいく時代になって市場のボーダレス化が現実化するのに反して、日本企業の体質は根本的にはさほど変化しなかった。

考えてみれば、企業を動かしている経営陣や管理職は年功序列・終身雇用の恩恵を受けてきた世代であり、企業内で荒波をかぶることが少ない彼ら自身に変化を求めるのは無理なのかもしれない。著者が「昭和的価値」と名付ける価値観が相変わらず日本企業を支配しているのは、結局は、年功序列によって出世した者が企業を支配しているからにほかならない。

その弊害が、まさに若年層の収入の低下やフリーターの増加として表れている。本書では優秀な若手ほど日本企業に絶望し、これまでの枠組みにしばられない生き方を試みようとしている現実が描かれている。本書を読むと、これからは、「どの会社に入るか」ではなく、「自分にどれくらいの市場価値があるか」が大切になってくることがわかる。また、年長者に若者の「わがまま」と見えるものが、実は古い価値と新しい価値とのぶつかり合いであることがわかる。

企業関係者は、本書を読んで、自分がいかに既得権益に守られてきて、そのために若者がいかに割を食っているかを知るべきである。企業が生き残っていくために本当にこのままでいいのかを考える契機になるだろう。「トヨタ」を年功序列や終身雇用の正当化に使うのはもう止めるべきだ。著者の益々の活躍を期待する。

・「学歴はもはや通用しない、新しい生き方とは?
偏差値の高い大学を卒業して、大企業へ就職し、終身雇用されるという従来の日本的システム。これを”昭和的価値観”という。こうして、多くの人は賃金労働者になった。マルクスは「賃金労働者は、資本主義社会における奴隷」と言ったという。これでも、日本が成長し続け、個人の生活が充足していた時代は、問題はなかった。しかし、その平穏な時代は終わり告げた。それでは、今後、どうすれば”昭和的価値観”を脱却したアウトサイダー、”平成的価値観”を持った生き方ができるのか提言するのがこの本である。22の価値観を述べている。

 最近、転職がブームである。しかし、通用するのは、相応のキャリアがある一部のものだけだ。志望動機があいまいだと転職は失敗する。別に仕事で自己実現する気がないのなら、現状維持でよいと城氏は言う。  また、城氏は学歴は、一部を除いて、通用しないと述べる。仮に、東大、早慶であっても。学歴にこだわる人は、受験においての成功体験を前面に打ち出し、そのプライドが足を引っ張る。むしろ、勉強はできなかったが、仕事や情熱、対人関係に自信があるものが成功するのだ。  そして、日本における労働力不足の矛盾にも目を向けている。特に、女性が就職で割を食っているという現状だ。男社会が前提となっており、女性を取ろうとしない。また、就職氷河期世代も、比較的若い世代でも関わらず、企業は雇用しない。企業社会で敗れた、中高年の世代は言うまでもない。そういった人たちを有効利用しないで、外国人労働者を入れる必要があると声高に叫ぶ。

 ただ漠然と生きているのではなく、いかに自分がどう生きてくかを問われる時代になったと感じた。目的意識がないと、夢がある人は、浮かばれないものになってしまう。日本人として、生き方を考えさせられる本だ。

・「どんどん書いて欲しい
自分自身がここまで日本的雇用形態によってメリットを得てきたことは否定できない。その一方で、そもそも何故こんなに企業の価値観に従って生きなくてはならないのか、何故我国のシステムはそうあり続けるのかという疑問も感じている。だからこれからの若者はそれをどんどん越えていって欲しい。そういう思いもあって、著者の前作「若者はなぜ3年で辞めるのか」というのは意欲的な本で面白いと感じたが、本作では内容が一層発展していて面白かった。それと、本書では各章が、まるで新聞の連載コラムのように明解で歯切れの良い文章で読みやすい。

・「痛快無比
“怒れる団塊ジュニア”こと城繁幸の新作。相変わらず爽快に飛ばしてくれる。読んでいて途中で止まらなくなる。というより今回はもうすべての人に読んで欲しい。既得権による格差とメディアの格差構造にまで踏み込んでいるのは、この本くらいしかないのでは?それと本書の偉いのは、ちゃんと論理的に格差の是正法まで示していること。それにより若者だけでなく、社会全体にとって価値あるものに高めている。

ただ、この本は非常に多くの敵を作るだろう。大企業の中高年正社員だけでなく、左派、そしてメディアにとっても、これほど面白くない本もないはずだ。そういえばうちの上司(50代総務部長)はこんなことを言っていた。「この本のことは機会を見つけては叩かないといけない。でも、うちの息子にはこっそり読ませないといけない」まあ、そういう本ですわ(笑)

・「共感できます
私も含めて20代や30代で本にあるのと同じような感覚を持っている人は確かにまだ少数派だとは思うのですが確実に存在するのでは。他の同年代の人にもこういう考え方もあるということを知って欲しい。

3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書 (708)) (詳細)

B型自分の説明書

・「B型って・・・
 今まで、いろんな血液本を見てるけど、読めば読むほど、笑いながら否定したり、肯定したり、当たってるからムカついたりする本はなかなかないと思います。あっと言う間に読み終わっても、何回も読んでしまう本です。表紙のタイトルに惹かれて買ったのですが、同じB型の人と二人で読むと、もっと面白いです♪(B型は大人数は苦手なので二人とかで声に出して読むと、あてはまる事だらけでウケすぎ!!!!!!!!) 著者がO型なのに、ここまでB型を観察して分析するなんて驚きましたが、数少ない理解者として感謝したい所ですが、嬉しいと言うより、当たりすぎていて、今更ながらに、「B型ってひどいな」と落ち込みそうですが、前向きな思考を持ち合わせてるので、すぐに「まぁいいか〜」と。 誰からもレビューがなかったので、ぜひ、B型の人には買って欲しくて載せました!もちろん身内や彼氏彼女がB型で常日頃から、B型の行動が不可解に思ってる人にはお勧めですね。読めば納得しますよ!!私も3冊買って友達にもあげました。

・「説明書の作り方として読むこともできる。
A型自分の説明書が出てから、両方を並べて読みました。ああ、説明書はこうやって作る方法があるのだと勉強になりました。世間で言われていることを、そのまま断言するのではなく、利用者の方に合っているかどうか判定してもらい、それがそのまま利用できるようになる。個別の人には当てはまらない場合であっても、その人が当てはまらないという個人の説明になるという点で優れていると感じました。また、最初から最大のO型を狙うのではなく、少数のB型から市場を開拓するというマーケティング戦略としても優れていると感じました。

家族でB型がいるので、当てはめながら読んでみました。この場合は、純粋に楽しみとして読みました。

・「B型の良さが良く判る本
こんなタイプ、こんな性格と決めつけられると反発するB型ですが、こんなところもあるよね〜と絶妙な言い回しで言われると盛り上がります。この本は、そんなB型のちょっとズレていて、そしてそんなズレてる自分が好きで、自分で自分自身の取り扱いに困るところを楽しく書いています。

買ってまで読むか?という点では、プッと吹き出すところ(下手すると爆笑)満載なので、是非買っておうちで楽しく読むことをオススメしたいところです。文字と行間が大きいので、この価格(定価1,000円)とどうなんだ?というコトもちょっと思ったけど...私は面白かったので、買って良かったと思いました。B型友達と呑みながらこの本で大笑いしたいなぁと思います。

・「日本人のみ大好き血液型分析
こういう本がまたその血液型に性格付けをしていく世界的に見れば根拠の無い血液型の性格判断だがここまで浸透してしまってはもう流れに身を任せるのみ(笑)自分は何型だからこういう性格というマインドコントロールなのだが野暮なことは考えず読みましょう納得・爆笑・あーるある反対論者の私が読んでも残念ながら楽しい本でした(笑)やっぱり私も日本人です

・「くだらない!
B型の主人が買ってきました。

B型自分の説明書 (詳細)

日本進化論―二〇二〇年に向けて (幻冬舎新書 い 3-1)

・「「共創」資本主義に向けた日本再生の大胆なシナリオに興味津々!
たまたま入った書店で出井伸之氏の新書が目にとまった。140頁に満たないコンパクトな小著であるが、出井氏らしい大胆な発言が盛り込まれ、読者を決して飽きさせない。たしかに「世界同時好況」といわれても日本だけは蚊帳の外にいるような印象があり、日本がどのような国家を目指してゆくべきか、現時点では必ずしも明瞭ではない。長年ソニーのトップとして世界経済の動向を肌で感じてきた出井氏は、「共に価値を創り出す」という意味を持った「共創」資本主義への移行を強く推奨している。むろんそれは「競争」それ自体を否定するものではないが、多様な思想・価値観の共存を尊重する心的姿勢が顕著に現れている。「平和国家」・「環境国家」「文化国家」を志向するという発言も、考えてみればごく自然な内容であるが、重要なのは、それを強力なイニシアティブを発揮してどのように世界にアピールしうるのかということであり、日本はその実行能力が問われているのである。第4章の「見えてきた2020年の日本社会」での数々の将来像も、こうした内容に疎い私からみれば大胆すぎる印象は受けるものの、全体としては実に示唆に富む内容であると思う。出井氏が創設したクオンタムリープという社名のもとになっているのは、量子力学における「連続線上にないジャンプ」を意味するそうだ。たしかかつての著書『非連続の時代』にもそのようなことが書かれていた記憶がある。優れた経営者は、的確に時代の動向を読む能力があるに違いないが、彼はそうした経営者の代表的人物なのであろう。大胆な発想はそうした能力と豊かな経験によって生み出された所産である。「これからの日本」を真剣に考える人たちにとって本書は有益で刺激的な一書となるに違いない。「本書はまさに、日本という国とその国民に向けたエールのつもりで書きました」(138頁)という筆者の言葉を最後に噛み締めておきたい。

・「先を見据えた提言は読み応えありです。
 停滞感が否めない日本が10年後(2020年)に向けてジャンプアップするための提言書として読みました。 アジアだけでなく、世界各国との関係を深める、日本ならではの各産業の発展など、先を見据えた提言は読み応えありです。

・「金融立国の進め
日本で恐らく一番有名なメーカーのトップを10年も勤めた出井氏が、将来の日本像として金融立国を勧めているのが面白い。日本をよりよい国にするには、どうしたら良いかと考えるキッカケにさせてくれる。

・「日本が再び元気になるかも。
ソニーを世界的な企業へと育て上げた一人である著者が今後の日本について語った書。2020年ごろには世界が日本がこうなる!という提言は驚くことばかり。未来の話でとても遠い将来に感じるが、10数年後の未来だという。しかもそのすごい世界に日本が積極的にかかわって世界をリードできる可能性を秘めているとのこと。いろんなことに今は不安を感じているけれど、何だか自分の住んでいる日本をちょっとだけ誇らしく感じ、これからの未来に希望が持てるそんな一冊。2020年、実際にはどんな生活をしているか楽しみです。

・「ソニーを率いた名経営者から日本への提言
あの出井信之が描く「2020年の日本」に向けた提言。

パッと見かなり薄い書籍ですが、内容は濃く、日本を取り巻く世界の状況日本が歩むべき方向、日本が進化するにはどうすべきか・・・投資やIT、先端技術を軸としながら、出井氏の強力な主張がこれでもかと展開されており、読み応え十分。

その内容も確かに未来を見据えた有効に感じられるものであり、読む価値は十分です。

にわか「経済エコノミスト」や政治家の本を読んで日本の未来を憂うのならば、本書をぜひ読みましょう。

日本進化論―二〇二〇年に向けて (幻冬舎新書 い 3-1) (詳細)

IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣

・「心地よいリズムが好き!
 本書を読む前にタイムハック!を読んだ。面白かったので、本書も読んでみた。軽快なリズムが聞こえてきそうで心地よい。BGMを流しているわけではないのだが、原尻氏と小山氏のあふれ出すイマジネーションに浸ってしまった。 かなり面白く、新しいと感じる。

・「通読するのが短時間。読了直後に実行に移せるアイデアもあり・・
メモ帳を名刺入れに入れるとか。いつでもペンを使えるように携帯電話に付けておくとか、あるいは、パワーポイントをメモ帳代わりに使うとか。

・「考える道具の使い方
『こうして、ノートに、罫線にそって記入していくのはリニアである。マインドマップのように、あらゆる方向に自由に枝をのばして書くやりかたはノンリニアである。会議での議事録などの記入にはマインドマップのようなノンリニアの書き方がよい。と、”ある本”に書いてあった。その人は、長時間の会議が苦手で、気がつくとすぐ違うことを考えているという。マインドマップだと発想が飛んでいっても、それに即した書き方が出来るから良いという。ノンリニアだから、発想や話の道筋が複数になっても枝さえ増やせば対応できるからだろう。私もやってみよう。しかし、私のA5のシステム手帳では少し狭いかもしれない。』

”ある本”とはもちろんこの本である。P41「マインドマップによるメモ術」という10番目のアイデアハックから、私が着想して書いた文である。ひとつ、ひとつのアイデアハックは知っているものも多く、自分にはどうも役に立たないと思われるものもあるが、「目からうろこ」のものもあるので、買って良かったと思う。

・「あたまをほぐしてくれる一冊として読んでみては
仕事に役立つアイディア集です。

どれもが簡単で、気軽に試せます。(hackというのはそういうものだそう)

目次と別に、一冊の内容が2ページにまとめられているのですが、これが秀逸です。読み終えた後に眺めると、一気に得た知識が整理されます。

重要な点は、これらのアイディアを楽しみながらあたまをほぐすことによって、自分の生活を改善するアイディアを自分で生み出せるようになることです。

・「仕事を有意義なものにしよう
この本には使えるアイデアが載っていると思います。チェックするところがたくさんありました。

・「マインドマップ」によるメモ。FreeMindというソフトが紹介されており、私も早速使っています。これは自分の思考の整理に使えます。

・「ストックとフロー」という考え方。情報は常にフローさせていないと腐ってしまいます。しかし脳にたくさんの情報をストックすることはできないので、あとから検索できるようにノートに書き溜めていきます。

・スケジュールは前もって確認しておく。たとえば金曜日に来週のスケジュールを確認、明日の仕事は前日の夜に確認。そうすることで不安が軽減でき、休みや夜に悩まされることも少なくなります。

・中期的(三か月程度)なスケジュールを立てる。さらに会社、家庭、自分という三つの視点で考える。そうすることで仕事一色になりがちな生活を見直すことができます。

・スケジュール管理がきちんとできている人は仕事に対する不安が少なくリラックスしているので、アイデアを出せる余裕があります。

・ものごとを記憶するには物語に埋め込むようにする。言葉だけを覚えようとしてもなかなかできないが、自分の知っていることや興味のあることに関連付けることで記憶を確かなものにできます。

・アイデアを出すには演繹法と帰納法の二つがある。演繹法は今見えていることから答えを導こうとするもの。それに対して帰納法は今見えているもの以外のものにも目をむけて様々なものから答えを探そうとするもの。演繹法に比べて帰納法はアイデアを出すのに優れています。

・「イメージバンク」という考え方。うまくいったときのイメージをたくさん覚えておくとピンチになったときも動じずにいられます。

・人に話をするときは結論を先に言わない。結論を言ってしまうと相手は自分の経験に基づいた思考のイメージを作ってしまいます。順序立てて話すことでこちらの思考を確実に伝えていくことができます。

・新しい分母をつくる。既存の市場に後から参入して一番になるのは難しいが、自分で新しい市場を作ってしまえば一番になれます。これは仕事に行き詰まったときにその問題に対する見方をずらすことで解決の糸口を見つけることに似ているように思えます。

・やることマトリックス。これは重要度と緊急度を軸とした二次元の表で、仕事の優先順位がはっきりしてきます。私はパソコンのデスクトップに軸を作り、付箋ソフトで付箋を貼り付けるようにしました。

・セレンディピティ・ポケット。偶然起こった事象を見逃さず、うまく結果に結びつけることです。思い描いていた結果と違うことからも何かを見つけ出そうとする気持ちが大切だと思います。

仕事を楽しく、効率的にこなしたい人にはお勧めしたい一冊です。

IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣 (詳細)

経営パワーの危機―会社再建の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)

・「経営者と経営学者をつなぐ良書
この本は、非常に面白い。あらゆるビジネスマンにお薦めである。

ビジネス書というと、主に2つのタイプがあるであろう。1つは、経営者がみずからの経営について振りかえった本。これは、現場感は高いし、経営者の価値観や人間力にふれることができる点は面白いが、他社に応用するためには、具体的な内容を読者自ら抽象化して理解する力が必要となってくる。

もう1つのタイプは、経営学者やコンサルタントが書いた本。これは、ロジカルに構造化されているため、会社への適用はしやすいが、一方で、現場感がなく、ともすれば、机上の空論的になってしまう。

この本は、その間を埋める本である。すなわち、ベンチャー企業の育成プロセスを小説化しているため、具体的であるし、そのうえで、コラムなどによって抽象化された経営論が紹介されている。コンサルティングファームBCGで活躍し、ベンチャーキャピタルなどを経て、今は、ミスミの社長を務める三枝氏ならではであろう。

瀕死の会社に、若手経営者が乗りこんで、試行錯誤しつつ、成長企業によみがえさせるというストーリーは、ストーリー自体として、下手な経営小説よりはずっと面白いし、また、まさに、もっとも難しい経営判断が随所に出てくるものであり、読者それぞれに、必ずや役立つ読み方ができると思う。

・「むずむずしてきます
 経営というのは純粋に面白い仕事なのだということを教えてくれます。今まで、経営者になることに興味をもったことはありませんが、三枝さんの本を読んでいると、たとえば、「プロ野球選手になって大リーグに・・」とか「科学者になってノーベル賞を・・」といった小さい頃の思いに似たわくわく感が知らず識らずに湧き出てきます。金銭的に成功したいから、偉いから、かっこいいから・・ではなく、経営自体の面白さを感じさせてくれる機会は貴重です。その上でそれに必要な能力や武器の話がでてくるのですから説得力があるのですね。

 本書で特に目立つテーマは「時間軸」と「人」でした。いろいろな戦略やアクションを「いつ」「誰に」とっていくのか、をリアルなストーリーとして追体験できます。このあたりの基本能力は、誰でも、日々の経験の中からでも吸収し育てるチャンスがあるはずですが、それには役立てようという意欲がいります。本書で意欲をたかめませんか。

 巻末で、ミスミ社長としてチャレンジされることになった三枝さん自身の生の意気込みが語られているのも素敵なおまけでした。

・「勇気が出る
一気に読める経営書。とにかくストーリーが面白い。思わず感情移入してしまうキャラクターに、微妙な心理描写、ただの経営のプロではない筆者の非凡な才能を感じずにいられない作品。

経営書としての充実度もさることながら、一介のサラリーマンである私に非常に勇気を与えてくれる内容であった。他の同僚とは違うリスクある選択を果敢に行い見事に成功をおさめる主人公の伊達陽介には、組織の「一部」でしかない私の会社人生に一石を投じた。

かといって経営者の道を選択した主人公が簡単に成功を手に入れるわけでもなく、さまざまな場面で悩み葛藤しながらもロジカルな解決策を考え出すのであるが、ロジカルであるだけではうまくまわらない組織の難しさも提示しており、経営の奥深さを考えされられる。

この本は筆者のいう「経営の疑似体験」の一つとなる。一人でも多くの人に読んでもらいたい作品です。

・「戦略ツールの使い方
三枝 匡氏の書籍であるが、一貫した経営哲学と成功セオリーを小説の中で解り易く教えてくれる。中でも他のコンサル本のように戦略理論のみを紹介しているのではなく、その実践的な使い方を教えてくれる。「戦略理論を学びたい、興味があって読んでいるけど、これが実践でどう使えるの?」と感じている人にお勧めです。私は、三枝氏の書籍を読み、知識が知恵に変わりました。

・「出世することは正しい動機で
三枝氏の著書は大体読んでいるが、これも期待に漏れず心がワクワクする作品だった。なぜ、変革できない企業はそこで停滞してしまっているのか?成長する企業はどんなブレイクスルーを通り抜けているのか?雇用者と経営者にはどんな差があるのか?

そんな経営学的難解な話なりそうなトピックを一晩で読みきってしまうほどエキサイティングなドラマストーリーで伝えてくれるのがこの作品です。

経営パワーの危機―会社再建の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫) (詳細)

イノベーション思考法 (PHP新書 512)

・「イノベーションの本質を鋭く突いた一冊
最も心に残ったのは「イノベーターは金より高次の哲学や熱意や使命感によってドライブされて前進する」という一節である。人間は、往々にして、成功(結果)のみを見て、「型」を作り上げることだけに夢中になる傾向がある。ビジネススクールのケーススタディなどはその典型であろう。本田総一郎、豊田喜一郎、松下幸之助、最近では、スティーブンジョブスにいたるまで、彼らの本質は「社会を、世界を、より良く変えたい」という「強い想い」に尽きる。「真・善・美」を希求する人間のみにイノベーションの扉は開かれることを改めて感じることができた。イノベーションの本質を鋭く突いた一冊である。

・「ビジネス書の枠を軽々と超えている
過度の目的至上主義に陥って、肝心のデリカシーに欠けるきらいのある最近のビジネス書の中にあって、臆さず丁寧な思索を展開した哲学的な本だと思いました。哲学などというと、現場のビジネスマンではなく、旧世代の経営者対象の本かと固定的な思考パターンでとらえられてしまいそうですが、実はさにあらず。本書の最大の魅力は、むしろ若い人をターゲットにすえた経験豊かな著者自身の、変わらぬ若々しさにこそあるのでした。歴史、現代環境、人間観察、そして実例と、様々な観点で語られるイノベーションの考え方に引き込まれてしまうのも、おそらく著者のその生き生きとした生命力ゆえではないでしょうか。空虚な反グローバリゼーション論がかまびすしいですが、それを実のある批判に育てるためには、ビジネスの内側から柔らかく発想するこういった力が必要だと思いました。

・「もう少し内容の厚みが欲しかった。
イノベーションについて述べられ、「技術革新=イノベーション」だけなく、「様々な知識・経験を組み合わせて新しい創造・価値を創出=イノベーション」でもあることから、従来の日本的考えだけでなく、ヨコとのつながり、異文化とのコミュニケーション、出る杭になること・失敗することを怖れない等、例を挙げて説明している。ただ、残念なのは、内容が表面的(広く浅く)かなと感じ、もうちょっと色々な箇所で詳しく述べて欲しかった。また、内容における斬新さは感じられず、梅田望夫氏「ウェブ時代をゆく」の方が、自分の経験やトレンドを踏まえているので面白いと感じられた。筆者の貴重経験を交えてもっと述べてくれていれば、オススメできる本だと思う。

・「ビジネス・ブレークスルー大学院大学
これからの日本を考えていくために、現状の問題点の把握には良い本です。「『出る杭』がのびることのできる環境」を作ることが大切だとの主張も尤もです。でも「出る杭」の言葉は(特に既得権をもった)人によつては批判と受け取り、その言葉の意味を解さないといったことが繰り返され、地中に埋められてしまうのが現状だと思います。そういった現状はトップの意思で覆ることはありますが、社会全体での進行は難しいと思います。またこれは教育の問題でもあることを指摘されています。その具体的な対策は記されていませんが、個人的には大前研一氏の「ビジネス・ブレークスルー大学院大学」の設立主旨に共感しています。

・「サラリーマンであることのリスク
グローバル化の進んだ世界において、イノベーションがいかに重要かを説く。肝心の「思考法」についてはいまひとつぱっとしない内容だが、それでも前半の現状認識部分がなかなか上手くまとまっているので座布団4枚。これを読めば、日本型経営なるものがいかにダメか、よくわかるはず。

イノベーション思考法 (PHP新書 512) (詳細)

面白いぞ人間学―人生の糧になる101冊の本

・「良書の紹介
書評というか、著者の視点から、101冊がとてもわかりやすく紹介されてます。

人間学や哲学に興味はあるけど、どれから読んでいいかわからないときに参考になります。

また紹介されている本には良書が多いので、いろんな人に読んでもらいたいと思います。

・「本の道しるべ
どの本を読んでいいのか悩んでいたら、まず面白いぞ人間学を読んでみてください。あなたの人生の道しるべとなる101冊がここにはあります。本書は101冊の本を読むきっかけとなる手引書です。分かりやすく解説してあり、今まで読まなかった新たなるジャンルへと間口が広がります。迷っているなら、まずは手にとって読んでみてください!

・「おすすめです!
読書の秋に備えて「何かブックガイドを」と思っていたところ、書店でこの本を見つけました。人間がいかに生きるべきかを考えるための名著を101冊紹介していますが、とてもわかりやすくその本のポイントをまとめてくれているので、自分も101冊すべてを読んだ気になりました。おすすめです!

・「読書の秋
新しい本を発見できる一冊でした。「これ読んでみたい」、「この本おもしろそう」と思いながら読み終えました。今年の秋は、『読書の秋』でいこうかな〜と考えています。この本を片手に本屋を放浪してみようと思います!

・「心ゆたかに
秋の夜長の楽しみに本を手にしました。ページをめくる手が早くなり、あっという間に読み終えました。1夜で101冊の本を読破したような贅沢感に浸りました。全ての本に言えることは、人間は心の持ちようでどのようにでも変わることができるということです。ピンチをチャンスに変えるのもこころです。この秋に著者から推薦された本を手にしたいと思いました。常に前向きに心ゆたかに生きたい。

面白いぞ人間学―人生の糧になる101冊の本 (詳細)

オシムの言葉 (集英社文庫 き 10-3)

・「これぞ真のプロフェッショナル!(文庫化で第10章を新たに書き下ろし)
本書(単行本)が刊行された際、貪るようにして読みました。これぞプロフェッショナル/リーダーのあるべき姿だとオシム氏に心酔したのでした。(この本がきっかけで、オシム関連本は殆ど読みました。勿論、オシム著「日本人よ!」も) オシム氏の言葉は色んな読み方が出来る深みがありました。例えば「アイディアのない人間もサッカーはできるが、サッカー選手にはなれない」は、「アイディアのない人間も研究はできるが、研究者にはなれない」と読み換えて企業研究者としての自分を奮立たせたりしました。

さて本書(文庫本)ですが、文庫化に際し第10章「それでも日本サッカーのために」(約38頁)が新たに書き下ろされています。オシム氏の日本代表監督時代を振り返った内容です。オシムの言葉というよりは、「オシムが何を成し遂げようとし、選手たちはそれをどう受け止め、感じていたかを中心に据えた」内容です。(勿論、オシム氏が倒れてから退院するまでの逸話も記されています)練習の効果が現れ始め、アジアカップ〜スイス戦〜エジプト戦で徐々に手応えが出てきたところだったのに...と今更ながら残念な思いで一杯です。間もなくW杯3次予選が再開されますが、オシム氏の退院時のメッセージ(「もっと(考えて)走れ、もっとプレースピードを速くしろ!」)が日本代表チームのピッチ上で表現されますようにと、本書も片手に応援したい処です。

・「シュワーボ!オスタニ
身長190cmのイビチャ・オシムが日本代表の監督に選ばれた時の記者会見場で、記者の質問をはぐらかす不明瞭な回答やニヤニヤ笑いを見て、「変なオッサンやなぁ」という感想を持った人もきっと多かったはず。本書を読むと、そういった態度をとったオシムの真意がとてもよく理解できる。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の最中、ユーゴスラヴィア代表を率いてつらい戦いを強いられたオシムにとっては当然のことだったのだ。自らの不注意な言動が、政治的プロパガンダに利用されたり、マスコミに歪曲されて報道された挙句、選手や家族・関係者に多大な迷惑を及ぼすことを、身をもって経験させられたからなのである。

木村元彦氏の手による本書は、イビチャ・オシムの自伝的要素が強く、サッカーに造詣が深い方ならより楽しめるマニアックな内容にもなっている。ユーゴスラヴィアサッカーへの筆者の思い入れが行間からほとばしり出る筆致は、温暖化の昨今では少々熱苦しいきらいもあるが、読者にビンビンと伝わってくるオシム本人と教え子たちのサッカーへの限りない情熱は心地よくさえある。あまりにもオシム礼賛色が強いため、オシムに批判的な人を登場させるなどして中立化をはかっても良かったのかなとも思う。

かつて川渕チェアマンがベンゲルに次期監督の要請に行ったところ、「日本にはオシムがいるだろう」と言われたという。数学教授の資格も持つオシム監督は「しょうがない」といって責任の所在をあいまいにしたまま物事を進めようとする日本人の本質を見抜く鋭い洞察力を持ちながら、スポンサー圧力による有名選手登用を嫌い、若手選手にも平等にチャンスを与える中庸の人だったらしい。「ロナウドやジダンは11人もいらない」エキストラキッカーよりも走れる選手を重要視したオシム・サッカーの真髄を知るには、ひたすらボールのみを追っかけるTV中継だけでは土台無理なのだ。

いずれにしても、オシムが世界有数のサッカー指導者であったことは疑いようがなく、トルシェの管理サッカーやジーコの自由放任サッカーと比しても、格段にレベルが高いことをやろうとしていたことは本書を読んだ限り間違いがなさそうだ。志半ばで脳梗塞に倒れたオシムは現在も日本国内でリハビリを続けているという。惜しむらくは、銀河系軍団監督の席をけってまで日本に来てくれたオシム・サッカーの完成型を是非W杯で見てみたかった気もするが、今はただシュワーボ(ドイツ野郎という意のオシムの愛称)の1日も早い回復を祈るだけである。

・「真摯な姿に・・・
感動を覚えました。付箋貼りまくり本となり、何度も読み返しています。文庫化される前のも読みましたが、川口などのエピソードも加筆されたコチラは、なかなかお買い得な感じがします。

サッカーを習っているのに、一向にテレビで試合など興味を示さない我が子。まぁ私もあまり詳しくはないし、語るのもおこがましいのですが、そのサッカーに対する情熱・物事の考え方・ユーモアのセンス。・・・脱帽です。読んでいるコチラが、『このままじゃイカン!!』とインスパイアされてしまいました。いつもなぜか、いてもたってもいられない気持ちにさせられます。

私個人は木村氏の文章も心地よく、好感がもてます。第7章【語録の助産夫】が特に好きで、ジェフを底上げするのと共に日本サッカー界までも底上げしようとする姿に、頭が下がる思いがしました。

・「これは語録本ではない。
確かにオシムは日本人には幾分奇異にも感じられる数々のウィットに富んだ言葉を残したが、本書はいわゆるスポーツ選手やその他著名人の語録を集めた本とは明らかに一線をかくす本である。その内容は戦争の悲惨さや愚かさを生々しく伝える本である。若い人たちが本書を”勘違いしてでも”手に取って読んでくれることを切に願う。

・「プロフェッショナルな姿勢
  オシム語録として有名であり、また、ストイックな印象のGKの川口選手がオシム氏をベタ褒めしていたので、オシム氏に興味が個人的にありました。本屋に立ち寄った時に本書が積んであったので、オシム氏の事が少しでも理解できるのかと思い、直ぐに購入しました。

オシムの言葉 (集英社文庫 き 10-3) (詳細)

宿澤広朗 運を支配した男

・「「リーダーシップ」と「孤独」とは・・・、社会人に必読の書です
スクラムハーフのはしくれが我が家にもいる。そして、僕はラグビーに関して(勉強不足で)詳しくない。しかし、昨年の宿澤氏逝去は今でも強く印象に残っており、書店で本書を見つけて、控えめな表情の表紙写真とタイトルに惹かれて買った。「運を支配した男」というが、ページが進むにつれて、それは二面性を持つことがわかる。徹底的な努力をし、考え抜き「勝つ」ことに執念を持ち続けたことと、止まれば自分はどうなるかわからないという獏とした不安感に「負けない」という意識、本書は彼の生き方をこう解釈している。

人脈に恵まれたことを始めとして、強運の持ち主であったようではある。しかしその生き様は壮絶であり、そして爽快でもある。これは、ノーサイドの精神の発露なのだろうか。

前半は“人間 宿澤広朗”に関する記述が多く、買ってすぐ電車の中で読みながら笑いを堪える場面も結構あった。とても、人間くさい方だったようだ。後半、銀行幹部として見せる獅子奮迅の活躍と、ラグビー協会理事としての苦闘は対照的様相を見せる。いずれも、秘守の面からどこまでが真実かはわかるはずもないし、人によって見方は全く変わるであろう。しかし、どちらにおいても底流には、他人に計り知れない重圧、苦悩があったことは想像に難くない。傍目には華やかさに包まれ続けた人生に見えるが、宿澤氏にとっては、特にラグビーに関して自分が理想とすることをどこまで実現できたかという点で、無念があったのではと拝察する。

最後に、本書はビジネスリーダーの本質を平易に説く書としても優れている。宿澤氏自身の、そして業務で関わった方達の言葉には、現場感覚を持った多くの含蓄があり、机上の空理空論は一切ない。これもまた、本書に爽やかな読後感をもたらしている。

・「努力は運を支配する
宿澤という名前はラグビーを見るに当たって良く出てくる名前で知ってはいたが実際どういう人か何も知らなかった。銀行に勤めているということを聞いても、ラグビーの名声で銀行の広告塔として偉くなっているのだろうぐらいの認識であった。

この本を読んで認識が一変した。

肉体的にも恵まれている訳ではない。スクラムハーフであっても160cmそこそこでは小さいと言わざるを得ない。それが進学校からスポーツ推薦ではなく学力で早稲田に入学、レギュラーとなり全日本代表となる。銀行入行に際してそのときの名声は当然あったのだろうが、入行後の仕事ぶりはその名声だけでは到底できない同氏の頭の切れが伺える。人は優れたリーダーを欲するものである。宿澤は正にそのようなリーダーだったのだろうと素直に感じた。確かに我々が日本代表になったり、会社で日に10億ドルは動かせないかも知れないが何か親近感が沸く感じがし、同氏のリーダーシップを少しでも自分が行えればと思う本である。確かに早すぎる夭折である。

・「運の良さと努力
個人的には宿澤氏を知らなかった。が、読んでいくうちに彼の努力、ラガーとしての才能、銀行員としての苦労、社会人としての運。それらに、グイグイと引き込まれて一気に読み切った。

彼には、とても強い運が付いていた。それに付いてゆく努力も出来た。それらが相乗効果をあげ、