ミリキタニの猫 (詳細)
リンダ・ハッテンドーフ(監督), ジミー・ツトム・ミリキタニ、ジャニス・ミリキタニ、ロジャー・シモムラ(俳優)
「直感と偶然と冒険と干渉」
アラバマ物語 (詳細)
ロバート・マリガン(監督), グレゴリー・ペック(俳優), メアリー・バダム(俳優), フィリップ・アルフォード(俳優), ロバート・デュバル(俳優)
「アメリカ最高のヒーロー」「すべての人に観てほしい名作」「静かな感動」「社会正義派映画。原点はここにあり。」「映画化できて良かった」
風が吹くとき (詳細)
レイモンド ブリッグズ(著), Raymond Briggs(原著), さくま ゆみこ(翻訳)
「核兵器・・・それがどういうものなのか」「核を持つということ」「風が吹くとき、世界は…」「平和ボケした日本には・・・」「忘れられない。」
赤い風船/白い馬【デジタルニューマスター】2枚組初回限定生産スーベニア・ボックス (詳細)
アルベール・ラモリス(監督), パスカル・ラモリス(俳優), サビーヌ・ラモリス(俳優), ジョルジュ・セリエ(俳優), ヴラディミール・ポポフ(俳優), ポール・ペレー(俳優), ルネ・マリオン(俳優), ミシェル・プザン(俳優), アラン・エムリー(俳優), ローラン・ロッシュ(俳優), フランソワ・プリエ(俳優), ジャン=ピエール・グルニエ(俳優)
「実に良心的なセットです!」
三人の妻への手紙 (詳細)
ジョセフ・L・マンキウィッツ(監督), カーク・ダグラス(俳優), アン・サザーン(俳優), ジーン・クレイン(俳優), リンダ・ダーネル(俳優), ジェフリー・リン(俳優)
「実に興味深い題材を名監督が映画化。」「男は女を女として扱うべし!」
仮面の米国 (詳細)
マーヴィン・ルロイ(監督), ポール・ムーニ(俳優), グレンダ・ファレル(俳優), ヘレン・ヴィンソン(俳優)
赤ひげ (詳細)
三船敏郎(俳優), 加山雄三(俳優), 山崎努(俳優), 杉村春子(俳優), 黒澤明(俳優), 井手雅人(俳優), 小国英雄(俳優), 菊島隆三(俳優), 山本周五郎(俳優), 団令子(俳優), 桑野みゆき(俳優)
「日本人の生き方を支える「倫理観」の原点がここに」「人間の成長の物語」「我々医者にとってもこれは教科書です」「長さを感じない映画」「山本周五郎の名作をみごとに表現」
if もしも・・・ (詳細)
リンゼイ・アンダーソン(監督), マルコム・マクドウェル(俳優), デヴィッド・ウッド(俳優), マーク・ウィルキンソン(作曲)
「DVD化希望」「DVD化すべき作品」
八月の鯨(字幕版) (詳細)
リンゼイ・アンダーソン(監督), ベディ・ディヴィス(俳優), リリアン・ギッシュ(俳優), ヴィンセント・プライス(俳優), アン・サザーン(俳優), ハリー・ケリー・ジュニア(俳優), アラン・プライス(作曲), デヴィッド・ベリー(脚本)
「最もDVD化を望む作品の一つ」「幾つになっても愛の思い出を胸に、毅然と生きる・・・」「白髪の美女」「綺麗な映画 これは私の八月の鯨」「切望!DVD化!!!」
サンライズ クリティカル・エディション (詳細)
F・W・ムルナウ(監督), ジャネット・ゲイナー(俳優), ジョージ・オブライエン(俳優), ヘルマン・ズーデルマン(原著)
「美しい!!」「重厚な大傑作としてではなく」
コルチャック先生【字幕版】 (詳細)
アンジェイ・ワイダ(監督), ボイテク・プショニヤック(俳優)
「コルチャック先生」
勝利への旅立ち (詳細)
デイビッド・アンスポー(監督), ジーン・ハックマン(俳優), バーバラ・ハーシー(俳優)
「地味だけどすばらしい!」
夜の大捜査線 (詳細)
ノーマン・ジュイソン(監督), シドニー・ポワチエ(俳優), ロッド・スタイガー(俳優), ウォーレン・オーツ(俳優)
「映画のテーマにふさわしい “特典音声” 付き!」「ロッド・スタイガーのオスカーは順当」「夜の大捜査線」「映画の原点?」
アクロス・ザ・ユニバース デラックス・コレクターズ・エディション (詳細)
ジュリー・テイモア(監督), ジム・スタージェス(俳優), エヴァン・レイチェル・ウッド(俳優), ボノ(U2)(俳優)
「絶対に所有したい1本。」「全身でビートルズの音楽を楽しめる”映画」「全篇ビートルズで繋がれた恋物語」「ビートルズファンにはたまらない♪♪」「美しく歌い上げるBecauseは最高です!」
成功の甘き香り (詳細)
アレクサンダー・マッケンドリック(監督), トニー・カーティス(俳優), バート・ランカスター(俳優), マーティン・ミルナー(俳優)
「突然の廉価版化は嬉しい。映画ファンもジャズファンも注目!」「バート・ランカスター主演作にしてはイマイチだなぁ」
シャイニング 特別版 コンチネンタル・バージョン (詳細)
スタンリー・キューブリック(監督), ジャック・ニコルソン(俳優), シェリー・デュバル(俳優), ダニー・ロイド(俳優), スティーヴン・キング(原著)
「圧倒されるストーリーの展開」「怖いよ〜」「圧倒的 」「原点にあるもの」「キューブリック最高!」
とらんぷ譚 (詳細)
サシャ・ギトリ(監督), マルグリット・モレノ(俳優), ジャクリーヌ・ドリュバック(俳優), ピエール・アシ(俳優), ジネット・マルトノ(俳優), ポリーヌ・カルトン(俳優), ロジーヌ・ドレアン(俳優), セルジュ・グラーヴ(俳優), エルミール・ヴォーチエ(俳優)
「愛すべきフランス映画、トリュフォーの匂いにクラクラ」「やっと見れる!」
黒猫【字幕版】 (詳細)
エドガー・G・ウルマー(監督), ボリス・カーロフ(俳優)
十二人の怒れる男 [DVD] (詳細)
シドニー・ルメット(監督), ヘンリー・フォンダ(俳優), リー・J・コッブ(俳優), マーティン・バルサム(俳優)
「ディスカッション・ドラマの傑作」「民主主義の素晴らしさよ!!」「『会話』という何にも負けないドラマ」「現代社会の縮図を垣間見た!!」「アメリカの良心/善良な市民の善意が描かれる。法廷劇=ディスカッションドラマであり、人間ドラマであるだけでなく、立派な推理ミステリーにもなっているのが素晴らしい。」
アメリカン・ビューティー (詳細)
サム・メンデス(監督), ケビン・スペイシー(俳優), アネット・ベニング(俳優), ソーラ・バーチ(俳優), ミーナ・スヴァーリ(俳優), ウェス・ベントリー(俳優), トーマス・ニューマン(その他), アラン・ボール(脚本)
「感じる映画。」「アメリカの価値観がみれる。」「社会の建前と個人の願望の間の葛藤」「世界は美しい」「これも一つの“アメリカの美しさ”」
ぼくの伯父さんの休暇 (詳細)
ジャック・タチ(監督), ナタリー・パスコー(俳優), ルイ・ペロー(俳優)
「ゆっくりと流れる時間のなかで」「付録がうれしい新装版!!」
らせん階段 [DVD] (詳細)
ロバート・シオドマク(監督), ドロシー・マクガイア(俳優), ジョージ・ブレント(俳優), エセル・バリモア(俳優), ロンダ・フレミング(俳優)
崖の上のポニョ サウンドトラック (詳細)
久石譲(アーティスト), 林正子(アーティスト), 藤岡藤巻と大橋のぞみ(アーティスト), 覚和歌子(その他), 近藤勝也(その他), 宮崎駿(その他), サントラ(演奏)
「古くて新しい」「パノラマブックレットは侮れない!」「収録曲」「買って良かったです!」「感動!!」
ラジオ・デイズ (詳細)
ウディ・アレン(監督), セス・グリーン(俳優), ミア・ファロー(俳優), ダイアン・ウィースト(俳優)
「アメリカンな雰囲気いっぱいの楽しい映画」「笑い声の聞こえてきそうな作品。」「古きよきラジオデイズ」
拳銃貸します(字) (詳細)
フランク・タトル(監督), デヴィッド・バトルフ(アーティスト), アラン・ラッド(出演・声の出演), ヴェロニカ・レーク(出演・声の出演), ロバート・プレストン(出演・声の出演), レイアード・クレガー(出演・声の出演), アルバート・モルツ(その他), ジョン・シーツ(その他)
「ヴェロニカ・レイク(とアランラッド)!」
● えほん
● Grand Orchestra and Chorus Music "III"
● 日本、アメリカ、アジア。私はアメリカのためには死ねない。
● 古き良き名画。
● 珠玉のコミックス
● 20080412
● 原爆
● 珠玉の反戦映画
● 映画になった絵本
● 頭で観る映画
・「直感と偶然と冒険と干渉」
一時間あまりのこのビデオ作品には、直感と偶然と冒険と干渉が同居しています。直感とはミリキタニ氏を撮り始めたことであり、偶然とは9.11であり、冒険とは彼をアパートに引き取る行為であり、干渉とはいろいろと世話をやいたことです。
多くのドキュメンタリー作家は、対象の「自然な姿」を撮ろうとします。対象者に影響を与えないように細心の注意を払います。50年も前の作品ですが、羽仁進監督の『教室の子供たち』では、子供たちの自然な表情をフィルムにおさめるために、カメラとスタッフを子供達が意識しなくなるまで待って撮影したという伝説があります。
リンダ監督のアプローチは全く異なります。対象に積極的に働きかけます。この老人が市民権を回復し、絵筆を持つ手の爪に垢がこびりつかないような生活をさせてあげたかったのだと思います。そして、それを撮った。ミリキタニの心に少しの平安が生まれるまで。
なんとも勇気づけられる映画でした。
・「アメリカ最高のヒーロー」
NHK-BSで、映画におけるヒーロー、悪役ベスト100を放送していました。2003年頃アメリカで製作され、アーノルド・シュワルツェネッガーがホストでした。悪役の第2位がダースベイダーだったかな?
何故こんなことを書くかというと、ヒーロー第1位はスーパーマンでもインディ・ジョーンズでもなく、本作のアティカス弁護士なのです。
さあ、まだ観ていない方は観たくなったでしょ?ゲーリー・クーパーより、クラーク・ゲーブルより、ハンフリー・ボガートより、スティーブ・マックイーンよりグレゴリー・ペックです。もう陰口叩かないでね。
鑑賞すると、しばらく腰を上げる事が出来ないほどの感動に包まれます。安いうちに買ってご覧下さい。早く、早く。
・「すべての人に観てほしい名作」
南部のアラバマ州で暴行事件で訴えられた黒人青年。精神異常者と噂される隣人の青年。この2つの事件が軸となって、子どもの視点から語られています。社会の差別や偏見、不公平がテーマというと重苦しく聞こえますが、あくまでも主人公の兄妹が子供の頃に体験したエピソードの一つとして紹介されているのがポイント。姿を見せない隣人への好奇心、不正に対する怒りの涙など、誰もが経験した子供の頃の懐かしい気持ちと共に、作品のメッセージが心の中にすっと入ってくる感じです。まだ黒人への偏見が色濃く残っていた時代、黒人の被告を弁護する兄妹の父親が、本当に素晴らしい!町の人々から冷たくされても信念を曲げない意志の強さ。どんなこともごまかすことなく、まっすぐ一生懸命に諭してくれる優しさ。子どもたちから尊敬されるのも頷けるほどで、こういう大人になりたい、こういう親となりたいと心底思いました。この映画を好きな方は、ぜひぜひ原作も読んでみて下さい。映画ではチラッとしか出てこなかったり、語られなかったエピソードもあります。そして、まだ観ていない方はぜひぜひ観てください!観終わった後、しみじみと深く、爽やかな思いが胸にこみあげてくること間違いなしです。
・「静かな感動」
理性と勇気と暖かさを持ち合わせた弁護士のアティカスフィンチはアメリカ人の理想像なのでしょうか?他の映画で素晴らしい人間の代名詞のとして名前が出て来る事があります。グレゴリーペックにぴったりの役だと思います。この映画でアカデミー賞を取りました。この子供達もこういう父親を見て育つと将来立派な人になるんだろうなあと言う感じの子供達(特に兄)でした。子供の頃から大好きな映画です。大人になってから見ても本当にすてきな映画だなあと思います。
・「社会正義派映画。原点はここにあり。」
私 最高の おすすめ作品。 1:この原作者は弁護士の娘(ハーバー・リー)である。その後、『アラババ物語』を執筆。だから、この作品はあるのだ。 同時に、『冷血』の著者の取材のパートナーとなり、ぐさっとくる名文句を吐くすてきな女性に成長した。父の姿をきっちりみてきた人として尊敬するよ。 2:『冷血』の著者 カポーティの子ども時代が描かれている。→映画『CAPOTE』と原作を読もう、観よう。 3:『冷血』を観よう、読もう。 4:正義感強い偉大な弁護士の父→司法試験を受けようとおもうかもしれないね。 5:トムの死→『ありとあらゆる黒人迫害の資料』を読もう、観よう。 6:弁護士一家を殺害しようとした「男」の存在。←本当ならば 恐い。恐い。 7:子ども達を救済したのは、ブー(内気な男)であった。→ブーを演じたのは『ゴッドファーザー』で、素晴らしい脇役を演じたロバート・デュアルであった。→『ゴッド ファーザー』を観ようよ。 7:保安官の冷静な判断。いきな判断である。保安官の自負。
色々な ことが 偶然にも凝縮されている宝箱。
・「映画化できて良かった」
アラバマ州を舞台に、ありふれた人々の暮らし、人種差別などの社会問題の提起と共に、暖かい家族や兄弟、ありふれた近所付き合い、などなどが、ごく自然に暖かく心にしみこんでくる作品。大人の世界の深刻な出来事が、子供の目をとうして描かれているからに他ならない。ストーリーは大人になった娘(スカウト)のナレーションで始る。
父親役でもある正義感溢れる弁護士役はグレゴリー・ペックには良く似合う。しかしこの作品の主役はあくまでも子供達。彼らとブーの知られざる交流を軸に話しは進む。
ノーロマンス、ノーアクション、深刻なテーマということで、映画化には苦労が有ったらしいが、原作者が伝えたかったことが、映像という具体的な表現で人々に解りやすく語られている。
この作品にチョロッと顔を出すロバート・デュバル。これが彼の映画初出演で在る事は知る人ぞ知る有名なエピソード。目を凝らしてよーく観てください。
値段とはつりあわない、心に響く作品です。
・「核兵器・・・それがどういうものなのか」
このタイトルのアニメーションを見たことがあります。その時は凄く衝撃的でした。本で読んでみたのですが、コママンガとして非常に良く出来ていました核兵器というものは、どういうものなのかなかなか理解できない部分があると思いますが、それが実際に使われたらどういう事が起きるのか郊外に住む高齢の夫婦が、核攻撃のニュースを見て、家庭で出来る対策を講じて・・・しかし、そこに待つものは。ぜひ一度読んでみてください内容的にはマンガですし、小学生高学年からでも十分読めると思います今でも核兵器の脅威は減るどころか、核保有国は増える一方。怖い世の中です世の中はもう一度、核が実際に使用されないと、その怖さに気付かないのでしょうか
・「核を持つということ」
高校の時図書館でこの本を読んだ。 これまでの人生で一番、恐ろしく、ショックを受けた絵本だ。
舞台は冷戦時代の英国。 片田舎で静かに余生を過ごす老夫婦は、政府が発行したパンフレットに従って、保存食を用意し「シェルター」を作るなどの準備を始める。 準備を終えたある日のこと、ラジオからミサイルの投下が告げられる。 投下後の熱と衝撃から無事に生き残り、救助を待ちながら生活を続ける二人。 「大丈夫さ」と励まし合うも、放射能は徐々に体を蝕んでいき、 ゆっくりと、2人の生活は終焉に向かう・・・・。
老夫婦の楽観さと死に向かい蝕まれていく描写の差にギャップがあり、かえって残酷さが際立っていた。戦争の真の犠牲者は、現場で戦う兵士でも命令を下す政治家でもなく、無知なだけで、ごく普通に生活している、こういう人たちなのかも知れないと感じた。現在、日本でも戦争や核について、色々な議論がなされている。 世界が平和であるために,自分達の身を守るために、どうしたら良いのか、考えることは必要だろう。 ただ話し合う前に、核とは、戦争とは、どんなものなのか、犠牲者は誰なのか、 もっとリアルに知っておいて欲しい。 世界中の全ての人に読んでもらいたい一冊。
・「風が吹くとき、世界は…」
この詩的なタイトルはマザーグースの有名な一篇から採られているそうで、「風が吹くとき」の後に「揺りかご落ちる」とやがてつながっていきます。何度か映画バージョンも観ましたが、世界の終わりをこれほど真に迫って感じさせる作品もありませんでした。この絵本も然りです。戦争がいざ起きたら、私たちもこんな風に、何も知らされないまま死んでいくんだろうかと思います。意外と静かに、あっけなく。このリアリティは正直恐ろしいほどでした。絵本という媒体ではあるけれど、現代に生きる全ての年代の人々が読むべき本です。それにしてもこの表紙は一寸怖すぎる…(-_-;)
・「平和ボケした日本には・・・」
大抵日本の学校図書館には、当然漫画は殆ど置いていないのが常でしたが、小学校には転校しても必ず置いてある作品がありました。はだしのゲン、タンタン冒険旅行、三国志、そして「風が吹くとき」です。この本は、洋書特有の漫画というより彩色を施した絵漫画というニュアンスが強いですが。したがって、もう20年以上前の記憶なのでストーリーについては、ほとんど記憶していません。ただただ今になっても、その恐怖感を伴う強いインパクトだけが残っています。全体的に暗色を配した構成で、どことなく虚無感漂う雰囲気が、少年であった私は正直逃げ出しそうになった事も確かでしたが、最期まで読んだ覚えがあります。そして、童本の類ではセオリーであるハッピーエンドでも無いのも強い衝撃でした。核兵器をテーマに扱った内容のため学校指定図書になったのだと今思いますが、目は口よりも、、ではありませんが、今の平和ボケした日本には、特にお子さんには破滅に導く核の恐ろしさ、「恐怖」でもって教えるには最適な本だと思います。世俗が「核」を「恐怖」として虚勢を張るならば、敢えて私達もこの本で違った「恐怖」の側面を見てみるのも大切だと思います。広島・長崎・チェルノブイリ市民の方々の恐怖感を少しは、追憶できるかもしれませんね。
・「忘れられない。」
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●赤い風船/白い馬【デジタルニューマスター】2枚組初回限定生産スーベニア・ボックス
・「実に良心的なセットです!」
映画ファンのみならず、「おしゃれさん」、児童文学愛読者、映像作家とその予備軍にとって待ちに待ったDVD化。日本でも公開されてニューマスター版の見事な色彩の深みに感嘆の溜息が止め処なくこぼれた傑作を自宅で何度も観ることができます。あの風船、CGなしでどうやって赤くしたのか?という映画ファンにとっての、ささやかで愛しい謎を堪能いたしましょう
子供にもぜひ観てほしい映画ベスト10の1本に入ります。一生もんです。クリスマスプレゼントとしても使わせていただきます。久々に文句のつけようがないDVDセット!
・「実に興味深い題材を名監督が映画化。」
リズ テイラーの主演映画(去年の夏、突然に)や(クレオパトラ)を監督した事でも有名な一流映画監督ジョセフ マンキーウィッツ氏が送る名作の登場です。貧しい農家出身の娘で夫を夢中にした洗礼された気品と美貌ではあの女にかなわない、有能な脚本家でスポンサーに媚をうる毎日、夫の誕生日も忘れる、そんな無神経さを前にはあの女の社交性では到底、かなわない、野心から裕福な男と結婚、でも悪女ぶりでもあの女にはかなわない、3人の夫達を魅了して決して離さない絶世の美女アディから手紙が届く、その内容は3人の夫のうち誰かと駆け落ちをするというとんでもないもの、果たして彼女が奪ったのは誰の夫なのか?、実に興味深い作品、ラストもとても洒落た名作、お勧めです。
・「男は女を女として扱うべし!」
妻(L・ダーネル)が夫(P・ダグラス)に言います。
●赤ひげ
・「日本人の生き方を支える「倫理観」の原点がここに」
「七人の侍」の次にDVDを買ったのが、この「赤ひげ」です。美しいモノクロの画面、映像の素晴らしい質感。モノクロの表現力にあらためて驚かされます。ひとことでいえば、日本的ヒューマニズム映画でしょう。あるインタビューで、黒澤監督は「自分はサムライの家系で生まれ、そういう教育を受けてきたから商人の世界は描けない」と言ってました。たしかに、この映画はサムライのヒューマニズムで描かれているような気がします。そして、それが私たちの心を打つ。武士道に裏付けられた倫理観が戦後にいたるまで、日本人の行動規範を支えていたと感じます。だから、この映画にも共感する。この「赤ひげ」はいろんな意味で黒澤映画の分岐点となった映画でもあります。最後のモノクロ映画、三船との訣別、そして、以降カラー映画となるも黒澤映画独特の世界は薄らいでいったように思えます。とまれ、この「赤ひげ」は間違いなく黒澤映画の傑作のひとつと思います。加山雄三はこの映画出演で、やっと俳優として生きていこうと決心したそうです。数ある名シーンのなかで私がすきなのは、二木てるみが演じた、たしか「お千代ぼう」が加山雄三を看病するシーンです。娼家に売られ、下働きしていたが、まもなく店にでなくてはいけない。そんなとき、療養所に引き取られます。まったく人に心を閉ざしていたのが、加山演じる若い医師や赤ひげの心的治療により心を開き、人を信じる気持ちを取り戻す、人間らしさを取り戻すシーンです。二木てるみの演技が絶妙でした。何度見ても涙が出てくるシーンです。見たときは面白くても、記憶に残らない映画が多い。しかし、この映画はいつまでも記憶に残る、日本の名作と信じます。何度見ても味わいがあります。原作もいいが、これだけの映画にした黒澤監督の偉大さに脱帽です。
・「人間の成長の物語」
原作は連作形式で、エピソードが分けられています。黒澤はそのエピソードを圧縮しながらも原作の素晴らしさをまとめ上げました。黒澤監督のテーマである「庶民の視線」「貧困と犯罪」「反権力」が見事に融合した作品です。こういういい作品を見ると、しばらく他の何も受け付けたくなくなります。
・「我々医者にとってもこれは教科書です」
私は医者になってそろそろ20年になりますが、この映画は何度見ても飽きる事なく、いつも涙無しには観る事が出来ません。赤ひげが安本に言う「人間の一生で臨終ほど荘厳なものはない、よく見ておけ」という台詞が忘れられません。現代の医療において臨終の瞬間がいかに軽んじられているかを痛感します。この映画は私にとってのバイブルであり医学部の学生全員に観てほしいと思います。よい映画は何年経っても新鮮さを失いません。この映画はそんな映画の典型だと思います。黒澤明に感謝ですね。
・「長さを感じない映画」
「七人の侍」や「生きる」もいいんですが、個人的にはこの作品が一番好きです。感動します。人間の生死の尊厳をこうも見せ付けられると感動しない訳がないと思います。時代劇が嫌いとかで敬遠している方がいたら是非観てもらいたい映画だと思います。今の世の中だからこそ考えないといけないテーマに貫かれている映画ですから。どう生きて、どう死ぬか、「七人の侍」や「生きる」にも通じているテーマですが、それの集大成がこの「赤ひげ」ではないかなと感じます。
・「山本周五郎の名作をみごとに表現」
私は個人的に、映像演出家としての黒澤を世界にいまだ並ぶべきもの無しと高く評価している。
この作品は周五郎原作の赤ひげを映画化したもの。
多くの周五郎作品がテレビ映画等で映像化され、本原作の赤ひげもまたしかりである。
しかしながらこの作品はその中でも特筆すべきものではないかと、個人的に感じている。周五郎が表現したかった、人間の生きる事への美しさが、黒澤に周五郎が乗り移ったごとく、みごとにフイルムに現れている。決して栄誉や金銭を求めない赤ひげの姿勢、それに次第に影響される若き医師、登場する人間は誰もがひたむきで、見るもの全てに自らの人生を省みることを教えてくれる。
私は山本周五郎の個人的大ファンで、それを原作にした映像作品は大部分目を通しているが、原作で得た感動以上に感化を受けた作品は少なく、本作品はそれにあてはまらない稀有なものである。
ふだんはくさくてみられない、加山雄三の演技。
一流の料理人にかかれば、どんな三流の食材も一流に見えてくるから不思議である。
・「DVD化希望」
イギリスの保守的なパブリックスクールの青春。今まで見た映画の中の最高傑作。以前テレビ放送されたものをビデオ録画していたけど、今ではテープの映像が劣化して見れたものではない。残念。長距離走者の孤独と並んでこの時期のイギリス映画特有のシャープな感覚が随所に見られて気持ちがいい。最近のふやけたイギリス映画に失望しているので、また見たい。
・「DVD化すべき作品」
この映画を観たときの衝撃は今でも忘れられません。1960年代後半の社会的ムーヴメントを反映したこの作品はDVD化するのに値する作品です。前衛的な作品が好きな人には特にお勧めです。また、映画史などをお勉強されている方には、ぜひ一度は観ていただきたい作品です。
・「最もDVD化を望む作品の一つ」
物語的には大きな事件も無く、田舎の老人の日常を描いているのですが、出演者の演技が凄すぎます。B.デイヴィスとL.ギッシュはもはや演技を超えた演技といいますか、本当に普通の人の日常を撮影した感じで、これらを表現できる人は今はいないのではないでしょうか。人生の黄昏と生きる強さをしみじみ感じさせてくれる映画で、近年は派手な作品が多いせいか、安らぎすら覚えました。音楽も良く、B.デイヴィスは大病を患った後痩せましたが、相変わらず気難しい役ながらも、衰えぬ威厳を感じました。最もDVD化を望む作品の一つです。
・「幾つになっても愛の思い出を胸に、毅然と生きる・・・」
ベディ・ディヴィス・リリアン・ギッシュの2大女優の競演! と評判になった時点でどちらも70を超えた老女優ですから、共演でしょうね。それにしても、年配の方には懐かしいかもしれないけれど、かつて映画館でみた私には、お二人はどっちがどっちだかさっぱりもわからず。確か姉妹役なのに、姉役が年下の女優で、主人公である妹の方が年上の女優だったと記憶しています。 印象的なのは先立った夫の写真を見ながら、結婚記念日の夜、花を飾り盛装して、一人つつましく祝う老いた妹の姿。毅然とした美しさが老いても人を愛する気持ちを失わないこと、残り少ない時間だからこそ、明日への希望を最期まで失わずに生活することの大切さを教えてくれました。また盲目のために僻みっぽくなっている姉の孤独と、姉との心の距離に傷つく妹の哀しみが、胸を打ちました。ラスト、大切な妹との絆を思い出し、目が見えないのに景色を見るための窓を作ろうという提案に賛成する姉。心の窓は姉妹にどんな景色を見せてくれることでしょうか・・・。淡い青春の日の鯨を眺めた思い出と重なり、リリカルで静謐なエンディングが、しみじみと心を洗ってくれる作品です。
・「白髪の美女」
かの淀川氏絶賛のこの映画。
あたしはこういう映画はあんまり見た事が無かったんですが、不朽の名作とも言うなれば、見ないわけにはいきません。
年を老いても美しい人。
これに限ります。あたしがいつか年を取ったら、もう一度見たい映画の一つです。
・「綺麗な映画 これは私の八月の鯨」
これは素晴らしい名作ですねけどDVDはありません こういう映画をDVDにしないとは失礼ってもんですよ この映画は二人の姉妹の物語サイレントの名女優リリアンが90歳べディ・ティヴィスが80歳 この映画は見れば解りますが若い人が出てこないんですね全員老人でずっと島の上で話が進む特にこれといって事件は起こりません ですがその島の描写がまるで絵のように美しい 年老いた老婆の姉妹が話す一言一言がかつて姉妹は綺麗な人だったんだなってことが解る映像も凄く美しい ラストシーンも最高に美しかった「鯨は行ってしまったわね」「いいえ解るものですか」この時の会話が大好きエンディングの曲も綺麗でした 僕が最も好きな名作映画の一つです
・「切望!DVD化!!!」
こうやって影にひっそり眠る名作が2008年現在、未だにDVD化されていないことを非常に残念に思います。関係者各位よろしくお願い致します。
・「美しい!!」
トリュフォー曰く『世界一美しい映画』。。ウ〜ム納得。古典的名作と言われると構えてしまいがちですが、全くそんなことはありません。とっても愛くるしく、大切にしたい映画です。とかくサイレントは敬遠されるようですが、これをきっかけにいろんなものを観たいなと思わせてくれます。まさに珠玉の名作という言葉がぴったり!!
・「重厚な大傑作としてではなく」
この映画は凄い。まずはこれしか言えないが、本当だ。だが、ここで尻込んではいけない。 F・W・ムルナウという何やら聞きなれない、名前からしていかにも偉そうな人が撮った、サイレント映画の金字塔的作品。こんな形容が間違っているわけではもちろんないが、これではどうもあまりに真っ当すぎる名作のようで、見る前からお腹一杯になってしまいそう。 だが、この映画から受ける印象は寧ろクエンティン・タランティーノのキル・ビルに近いのだ。映画史の初期に作られたというのに、既に映画の紋切り・定型・雛形のあらゆる形がノスタルジックに放り込まれていて、はっきり言ってストーリーなど二の次、真面目に話を追っていけば脳みそ爆発のとんでも映画なのだ。 マーケティングを意識してラブコメ・サスペンス・どたばた・スペクタクルが適度にちりばめられたハリウッド映画は数多くあるが、このハリウッド映画は気迫が違う。ヒッチコックばりの抽象心理描写で妻殺しのサスペンスを盛り上げたかと思えば、何故か今度はその妻と胸が痛くなるほどの純愛モードに突入する。そしてホークス並みの人物配置でスクリューボール・コメディをやったかと思えば、何の前触れもなく「キートンの蒸気船」に匹敵する大嵐がやってくる。語っているだけでアホらしいが、それぞれのシーン、それぞれの演出がとてつもなく美しく、笑いに逃げようなどというみみっちい姿勢は一切ない。 サンライズは重厚な大傑作である以前に、こんな愛すべき作品なのだと思う。
・「コルチャック先生」
この映画を見て、初めてコルチャック先生のことを知りました。白黒映画なので、少し時代を感じますが、ユダヤ迫害史、子供の教育について興味がある方に特におススメします。ちなみに、コルチャック先生の子供に対する考え方は、1989年に国連で採択された「子供の権利条約」に影響を与えています。
・「地味だけどすばらしい!」
大好きな作品です。特に気分が落込んだりした時に見るといい気分転換になってくれるので捨てがたいです。主演はG・ハックマンで共演がバーバラ・ハーシーとデニス・ホッパーと映画ファンでないとピンとこないかもしれませんが、かなり70年代のアメリカンニューシネマの匂いを感じさせるベテランたちです。
だから地味な作品でも味わいがあるというか決して「軽く」ないんです。お話はど田舎の高校のバスケットチームが新任のコーチに率いられて州大会の優勝決定戦にまで進出するというドリームストーリー。これはインディアナ州で54年に起こった事実を下敷きにしたもの。とはいえ、ストーリー自体はまぁよくある話なわけです。
しかし細部や人物描写が丁寧に織り込まれいて分かっていてもつい応援せずにはいられなくなるんですね。これぞ映画のマジック!特筆すべきはまずカメラワーク。初秋から冬にかけてのノスタルジックでどこか懐かしい田園地帯の美しい風景を見事にとらえています。
しかし試合のシーン(特にクライマックス)では一転、スピーディーで縦横に動き回る映像がひたすら見る者の興奮を呼び覚ましてくれます。
そして極めつけは名手ジェリー・ゴールドスミスの音楽!オーケストラサウンドに電子楽器の音を盛りこんでいて古臭くないんですねぇ。
特に試合シーンのテーマは日本のシンクロチームが演技で使ったこともあるほどダイナミックで本当にすばらしいの一言に尽きます。
スポーツ映画であり大人のロマンス映画であり、敗者復活の物語でもあります。見ていて気持ちのいい作品ってのは中々出会えないものですが、この映画のような作品との出会いがあるから映画はやめられないのだ。
・「映画のテーマにふさわしい “特典音声” 付き!」
エポックとなった映画であることには間違いない。語り尽くされた感があるのでその他の話題を。
DVDの特典映像には色々の趣向があって面白いが、このDVDの特典のひとつに “特典音声”がある。映画の画面に合わせて、監督や撮影カメラマン、俳優などがその場面の解説や思い出話をするのである。
俳優たちの撮影にまつわるエピソード、時代背景、ライティングの細かなテクニックなど、非常に興味深い。中で、黒人に対するライティングのテクニックについての解説が面白い。白人の場合はライティングで苦労することはほとんどないが、黒人の場合は千差万別、個人の肌ごとに反射率が異なるため細かな注意が必要という。
特にこの映画の場合は、時代背景の解説(と言っても映画がそのまま流れているのをバックに、監督や俳優が思い出話をしているだけだが)が生々しい。公民権運動のまっただ中で様々な事件がそのまま映画のシーに反映されたり、マッカーシーの赤狩りの影響など騒然とした雰囲気が、会話の端々に表れてくる。この映画のテーマにはふさわしい “特典音声” である。
・「ロッド・スタイガーのオスカーは順当」
15年ぶりに観返しました。当時は若かったこともあって、主役のシドニー・ポワチエがオスカーの候補にすら選ばれなかったことを、人種差別の弊害とすぐさま結んでしまったものです。勿論そのような偏見は多分にあったことでしょうが、改めてロッド・スタイガーの素晴らしさに見惚れてしまい、オスカー受賞は順当な結果だったのだ、そう納得した次第です。もっとも、この年(1967年)には「暴力脱獄」のポール・ニューマンという強力な対抗馬も控えていたので、審査はさぞかし大変だったことでしょうね。
レイ・チャールズの挿入歌も最高で、暑苦しいミシシッピの田舎町での殺人事件というテーマにバッチリ嵌まりました。また、特筆したいのが事件のカギを握る「夜中に全裸で徘徊するのが趣味(!)」という美少女・デロレス役のクエンティン・ディーンの存在。そのナイスバディと幼さの残る妖しげな表情に、今更ながら魅せられてしまいました。どうしてその後メジャーになれなかったものか疑問に感じます。
ともあれ、最初から最後まで飽きることなく惹きこまれてしまう傑作サスペンスです。既に鬼籍に入ったいぶし銀・スタイガーと、スタイリッシュなポワチエの絶妙な組み合わせに酔いしれて下さい。チンピラ警官役のウォーレン・オーツもイイ味を出していますよ!
・「夜の大捜査線」
60年代のアメリカ南部社会が垣間見られる貴重な映画ですね。南部訛りが良い!ところで、続編(第2弾、3弾)も撮られた様なのですが、どなたか観られた方の感想を聞きたいです、なんでもサンフランシスコが舞台だとか。やっぱ南部のレッドネックの方々と対峙するバージルの方が良い気もしますが。
・「映画の原点?」
ノーマン・ジュイソン監督の代表作「夜の大捜査線」タイトルをみると、TVシリーズ「踊る大捜査線」と似ているが内容は全くの別物。余談だが、踊る大捜査線は、名作映画「会議は踊る」とこの映画のネーミングを組み合わせたものだ。黒人と白人の二人の刑事を通じて、当時のアメリカの人種問題に焦点をあてながら、互いの才能に協力し合っていくさまは心地よい。後のリーサルウェポンなどの刑事コンビの原型がここにあるように感じてしまう。犯罪映画であるが、最初から最後までおしゃれで、かっこいいよく、スマートだ。さすがはアカデミー作品賞!!。そんな映画である。
●アクロス・ザ・ユニバース デラックス・コレクターズ・エディション
・「絶対に所有したい1本。」
映画館でこの作品に出会ってから、絶対に買おうと決めていた。あの日ちょっとした嫌なことがあった。燻る思いのまま映画館に行ったけれど、作品を観終わったときに、なんだろう、なんとも言えない清清しい気持ちで、体中に血が巡るような幸せな高揚感があった。家に帰ってビートルズのCDを引っ張り出した。ネットで映画の気に入った場面を探し出し、何度も浸った。今更恥ずかしいくらいに痛感した。ビートルズは凄い。彼らの歌詞には、人生で経験する喜怒哀楽のすべてのエッセンスがストレートに詰まっている。そして、ビートルズの歌詞があんなにも自然に的確に登場人物の台詞となって物語をつくる、この映画が負けずに凄い。「アクロス・ザ・ユニバース」。ミュージカルというよりも、激動の時代、アメリカに生きる、ジュードとルーシーの恋物語。12月が楽しみだ。
・「全身でビートルズの音楽を楽しめる”映画」
観る人すべてが“全身でビートルズの音楽を楽しめる”映画だ。映画を観ていると、制作に関わったすべてのキャスト・スタッフたちがビートルズを正しく理解し、愛しているということがよく伝わってくる。ビートルズの曲と映像が、無理のない自然なかたちで同化し、並行して展開してく。特に、4曲目からの「I Want to Hold Your Hand」〜「With a Little Help from My Friends」〜「It Won't Be Long」〜「I've Just Seen a Face」へのスピーディーな展開には、大変に感激した。映像と音楽を完全に並行させたスピーディーな盛り上がりは、知らず知らずのうちに観客を映画の中に同化させてしまうマジックだ。自分は、目の前に広がる映像にくぎづけにされ、流れるビートルズの曲を無意識のうちに口ずさんでいた。その中でも、「With a Little Help from My Friends」の場面は最高だ。曲の根底を崩さず、よくここまで楽しく編曲できたかと思うすばらしいアレンジである。特に、ギターの裏の入り方がすばらしい。曲のコンセプト・展開に完全に同化したキャストのエキサイティングな演出も大変によかった。この曲を歌ったRingoも観たら、大喜びで拍手を送るだろうと思うすばらしい場面であった。なぜここまで感激できたのだろうか?この映画の魅力をあらためて考えてみた。サントラを聴き直してみると、それぞれの曲を歌うキャストたちがビートルズの曲の根底を忠実に守り、素直に歌い表現し、“ビートルズマジック”を再現させている。それぞれの曲を歌うキャストが、ビートルズの曲の本質を正しく見極め、自分の役にピッタとリとマッチさせ、演出している。また、ビートルズの曲の大きな特徴である輪唱・ハモリ等も原曲とおりに入れられおり、各キャストが、ビートルズをよく聴きこんでいることが分かる。各キャスに良し悪しがつけられない。一人ひとりが、自分たちの心で、ビートルズの曲の永遠性を目いっぱいに表現している。曲の詩を各場面のストーリーにうまくマッチさせ、ビートルズの詩によって各キャストのセリフを成り立たせている脚本も見事である。自分としては、普段はほとんど意識することなく聴く“詩の意味”を、あらためて字幕で見て確認することができた。ビートルズして最後のライブとなる映画「LET IT BE」の屋上でのライブを再現した、「All You Need Is Love」のエンディングは実に見事な演出である。場面、曲の選択とともに、大変に美しい終わり方であった。一般的に、どのような映画でも面白くないところがあるものだが、この「アクロス ザ ユニバース」は、どの場面においても、それぞれの感激が満ち溢れている。ビートルズの曲を材料とした映画の中では、「I am Sam」以来の秀作である。ビートルズファンは当然のこと、ビートルズをあまり知らない人たちにもぜひ観てもらい、ビートルズの曲のすばらしさを知るきっかけとなってほしい映画である。
・「全篇ビートルズで繋がれた恋物語」
凄い映画です。細部に渡ってビートルズの曲に関係した名前、事柄、出来事等が出てきてあれも、これもビートルズという感じで嬉しくなります。いくつ見付けられるか宝探しの気分で観るのも良いと思います。リバプールから始まり、初期の曲が続く前半が特に気に入っています。U2のボノがドクター・ロバートを演じ、ジョー・コッカーも出演しています。ジュードとルーシーの恋物語としても楽しめます。
サントラの歌詞集が封入特典になっています。
・「ビートルズファンにはたまらない♪♪」
楽曲とシーンのからみも上手いし、状況設定とアレンジによってビートルズの楽曲が新しい命を得ていると思う場面も多い。30曲以上のビートルズナンバーが流れるのだけれど、単にビートルズの楽曲を伴奏に使うというやり方をしていないところがいい。見せ方が同じパターンでの演出はなく、いろんなアイデアでみせます。一曲丸々一人で歌うパターンもありますが、複数の人間に歌わせて、物語を繋いでいったり、場面の切り替えや選曲の意外性、楽曲のユニークなアレンジ、突然出てくる視覚効果、作り物感を意識した美術や衣装、鮮やかな色彩感覚。それにしても、歌詞の内容とストーリーが絶妙にシンクロしているのがすごい!!
いろいろな遊びや引用が散りばめられていているのも楽しい。ベトナム戦争への反戦デモ、暴動、キング牧師暗殺など、当時の世相や文化を散りばめながら、歴史的事実や実在の人物を連想させる部分も、センス良くアレンジされている。ジュードはジョン・レノンがモデル(?)、ジャニス・ジョプリンを思わせるセディと、ジミー・ヘンドリックスのジョジョという登場人物も面白い。映画の最後が屋上でのライブ演奏になっているのも、もちろんビートルズのドキュメンタリー映画「レット・イット・ビー」の屋上ライブですよね。
残念だったのが、「ゲット・バック」が歌われなかったこと。ギタリストの名がジョジョだから絶対どこかで歌われると思っていたのに...。
・「美しく歌い上げるBecauseは最高です!」
ビートルズのミュージカル映画は過去に数多くありました。この作品は中でも、とても気持ちの良い作品に仕上がっています。オープニングではジム・スタージェスが【ガール】を浜辺で歌います。ここから物語が始まります、ラブ・ストーリーですが上手い具合にビートルズ曲を入れています。ラストでは屋上で演奏するシーンもであります。更にはマジカルミステリツアー風な場面があります。私のお気に入りのシーンはエヴァン・レイチェル・ウッドが歌う【ビコーズ】草むらに寝そべってみんなと歌う場面がとても好きでした。観ているだけで気持ちがいいです。何よりも、美しく歌い上げるコーラスは見事です。アビイロードとホワイトアルバムの曲が多めです。もし、この映画が好きでCDを購入したいと思いましたら。Across the Universe [Soundtrack]2-cd DELUXEがオススメです。映画バージョンとサウンドトラックCDとの違いが楽しめます。このDVDには映像特典(ミュージック・シーン ロング・バージョン8種)こちらも期待したいです。ビートルズを知らない方が購入しても「この曲聴いたことがある」と きっと思うはずです。
・「突然の廉価版化は嬉しい。映画ファンもジャズファンも注目!」
各メーカーが定期的に張る廉価版キャンペーン、正直な処、既に何度も低価格化されているソフトが“手を変え、装いを変え”発売されるケースが殆どだが、稀に、埋もれた傑作やマ二アックな逸品が出てくるのが、映画ファンとしては喜ばしいことだ。今作は、正に、そんな気持ちにさせられる秀作。一流新聞社のコラムニストが、妹とジャズ・バンドのアーチストの仲を引き裂く為、上昇志向の強い出版エージェントを利用し、画策する。なにしろ、深酒した後の、深夜のTV劇場で1度観たきりなので、ディテールは記憶にないが、全編を支配するニヒリズムとマス・メディアへの辛辣な眼差しが、モノクロームの映像とクール・ジャズの鮮烈な響と共に、酩酊、睡魔から意識を覚醒させ、最後まで魅入ったことは鮮明に覚えている。監督はアレキサンダー・マッケンドリック、今作の前に「マダムと泥棒」と言う、それこそ極めつけのカルト的喜劇を撮っていることで有名だが、一見相異なるジャンルに見えて、どちらも、ドライでブラックなムードを感じる辺り、この監督の作風なのだろうと思う。それと、チコ・ハミルトン本人が出演し、自身のクィンテットでプレイするシーンがあるのが、ジャズ・ファンは押えておきたい処、実は、この映画は、アメリカ映画で初めてモダン・ジャズが映画音楽として使われたことでも名高いのだ。
・「バート・ランカスター主演作にしてはイマイチだなぁ」
正直、鑑賞前の期待度は相当なものだったが、いざ観てみると歯切れの悪い演出で途中から眠たくなってしまった。アレクサンダー・マッケンドリックって寡作主義者で生涯5本しか撮っていないおらず、「マダムと泥棒」以上に評価されている作品なんだが、俺にはイマイチなんだなぁ。芸能コラムニストのドロドロとした世界を描いており、もっとグイグイ引き込まれてもおかしくないThemaなのに、この監督の技量なのか。スタンリー・クレイマー辺りが撮っていたらなぁとつくづく思ってしまう、今日この頃。
でもHallywoodで五本の指に入る大根役者と言われたトニー・カーティスが正にはまり役を演じております。彼の一世一代の名演技と言えるのではないでしょうか(「手錠のまゝの脱獄 」や「絞殺魔」の彼も良いけどね)。それだけにくどいようですが、演出家の力量が...
・「圧倒されるストーリーの展開」
なぜ劇場予告編が「血の洪水シーン」のみなのかと不思議だった。主役の顔さえ出てこない。しかし本編を観て納得。あれだけで「予告」は充分語り尽くされているのだと解った。
The Shining は子供のダニーが持っている超能力のこと。幼くかわいい彼の行動、台詞がこの物語の重要な伏線となっている。つじつまが合うようで合わないストーリー。しかしつじつまが合う必要は感じない。そこがこの作品の魅力なのだから。最後まで観る者を惹き付けて離さないのは、ストーリー展開のすばらしさと、何といってもジャックの演技力によるものであるのは明白。
35分のメイキングにはいまや20年前となる出演者、監督はじめスタッフたちの素顔が映し出されており必見。特にジャックの役への入り方と、素へ戻る戻り方、非常に興味深く観た。必見!!
この作品に不満を持ったスティーブン・キングは自ら「スティーブン・キング シャイニング」を作り直した。本作品と異なり、キング原作に忠実に話が進む。1作90分、3作のミニシリーズとして作られたTV版で、1作毎に起承転結を作り、しかも3回目まで興味を持続させる努力は充分伝わるが、「シャイニング特別版コンチネンタルバージョン」が持つような「観客を圧倒させる勢い」は全く感じられなかった。
スティーブン・キングには申し訳ないけれど、観る者のハートをつかんだのは確実にこちら。
・「怖いよ〜」
ジャケット通りのインパクトある映画でした。リメイク版よりこっちの方が断然良いと思う。だってジャック・ニコルソン主演だもん。ホラー見たいなら迷わずこれを見てほしい。
・「圧倒的 」
キングがショックを受けたのも納得できる凄い映画です。キングの原作は人間の悲しみ、が濃く出ているのですが、これは監督とニコルソンが二人でそういう分かり易いヒューマンな要素をぶちのめし、笑いのめした、という感じ。人間て怖すぎるとヒステリックに笑ったりしますが、そういう不条理感が、キューブリック独特の色彩の中で、これでもか、という勢いで迫ってきて圧倒されます。 特典映像で、ニコルソンが楽屋から出てきて、ちょいちょいと準備運動しただけで、あっという間に「あの顔」になって斧を振り回すのにはびっくり。名優とは精神のアスリートといったのはアル・パチーノだけど、よくもあんなに速攻で変れるものですね。感心しました。 怖がって見てもいいし、あまりの演技の派手さに笑ってもいいし、可哀想な家族に泣いてもいい。こんなに多彩な見方ができる映画なんてそう多くはないのでは。
・「原点にあるもの」
小学校の時にはじめてみて、ずっと覚えていたが是だと気がついたのは大人になってからだった。普通の生活を突然襲う恐怖。自分の身内が豹変したら。ただの恐怖映画なんて思って見ると、後日からじわじわと映像が出てきてまた、見たくなる可能性大。ジャクニコルソンも適役だし、様々出てくる亡霊たちの映像もとても想像力を書きたててくれる。もっていて損は無い1枚だと思います。
・「キューブリック最高!」
キューブリックの独特の映画作りに、グッと意気を潜めて画面に引きづり込まれてしまいます。僕が思うに「赤色」の使い方が、実にリアルで隠微な雰囲気でゾクゾクします。映画を見終わったあとに、夜中のベランダで蛍族してたんですけど、ふとベランダから見下ろす植木に「ドキッ!!」としました^^;この秘密は見てから分かるかな??
・「愛すべきフランス映画、トリュフォーの匂いにクラクラ」
話には聞いていましたが、未見だった「とらんぷ譚」が見ることができて嬉しいです。またもや紀伊國屋さんに感謝。
サシャ・ギトリについてはあまり詳しくは知りませんが、生涯で34本の映画を監督したとのことです。フランスでは著名で、とらんぷ譚は大変愛されている作品だそうです。現在、日本で入手可能な作品はこの作品とVHSで「ナポレオン」(廃盤)だけのようです。
プリントについて。作品の性格から言って、クリティカル・エディションに取り上げられても不思議はないように思いますが、そうはなっていません。視聴してみて、クォリティがそこまでではないからかと思いました。全体的な程度は中の上程度でストレスは感じませんが、時々大きなキズがあり、そこは修復困難だろうと感じられました。デジタル処理しているようにも感じないので、普通の古典映画のDVDの範疇を越えない程度です。
個人的な感想からいえば、猛烈にトリュフォーの匂いがしました。というか、トリュフォーがギトリの匂いがしたんでしょうけど。裏の解説にもありましたが、この作品はヌーヴェルヴァーグへの影響が強かったようです。前半の子どもを巡る描写は、トリュフォーそのものと思えるくらい。「大人はわかってくれない」(☆5)や「トリュフォーの思春期」(☆5)あたりを強く想起させます。それと、驚いたのはパトリス・ルコントの「橋の上の娘」(☆5)。途中の元妻とルーレットに関するプロットや建物を見上げる動的なショット、全くこの作品と同じ。とらんぷ譚の影響の大きさを感じました。
特典映像については、サシャ・ギトリという人物自体が分かっていない自分には、大変興味深い内容でした。日本ではあまり紹介されていない監督なので、理解の助けになることは間違いないと思います。
・「やっと見れる!」
夢にまで見たギトリの「とらんぷ譚」。ヌーヴェル・ヴァーグに興味がある方だけでなく、シネフィルは必見です!フランソワ・トリュフォーやジャン・ユスターシュにも影響を与えたナレーションの妙技に酔いしれましょう。日本でソフト化されていたのは「ナポレオン」(シュトロハイムがベートーヴェン役で出ていましたね)ぐらいだったので、これほどうれしいニュースはありません!他のギトリ作品もリリースしてください。ついでにマルセル・パニョルの「パン屋の女房」も。
・「ディスカッション・ドラマの傑作」
ある意味、こんなに画面の隅々まで映像表現に徹底した配慮が必要な作品もない。なにせ1室内のディスカッション・ドラマなので、普通に撮っちゃたら発言者の顔のアップの繋ぎで終わってしまいます。カメラアングルから俳優の立ち位置まで、おそらく1シーンごとに考え抜いたに違いない。シドニー・ルメットはこれが劇場用映画のデビュー作とは思えない演出で、ヘンリー・フォンダをはじめとする名優たちの演技も見ものです。ヘンリー・フォンダの役は最初から手のうちをすべて明かさず、有罪派の意見がひとつ出るごとに反論として小出しにするので、本当はちょっと意地悪なんですが、観ている最中はまったく気になりません。アクションも特撮もショッキングな描写も、大げさな音楽もありませんが、一度は観るべき名作です。
・「民主主義の素晴らしさよ!!」
なんて完成度の高い映画なんだろう!!学生時代、授業でたまたま見せられたのがきっかけで、どツボにハマってしまいました!!
父親殺しの容疑で起訴された少年を12人の陪審員が有罪か無罪か決めるという、ただそれだけの話。エアコンも効かない暑っ苦しい個室の中で延々と話し合い続けるのみ。それがなんでこんなにも面白いのか!?脚本が非常にシッカリしているのと、12人の男達ひとりひとりのキャラが見事に立っていることが挙げられます。納得いかない部分がある限り、簡単に少年を死刑にするわけにいかないと事件を真面目に考える主人公。急いで野球の試合を観たいがためにさっさと有罪にしようとする男。スラム街で生まれ育った人間はろくなやつがいない、といった偏見むき出しな男。反抗ばかりされ、しまいには家出までされた自分の息子と被告の少年をダブらせる男。周りの意見にただ振り回されてばかりな主体性ゼロの男。 などなど・・・。そんな、年齢も性格も思想もてんでバラバラな男達が見ず知らずの一人の少年の生死をめぐってアツい論争を繰り広げる!ただ一人、少年を無罪だと主張する主人公。1対11の状況が、ちょっとずつ覆されていく痛快さ!!そして、人が人を裁くことの難しさについても考えさせられます。
どんなに低予算でも物凄く面白い映画は作れる。本作は、その非常にいい見本だと思います!
・「『会話』という何にも負けないドラマ」
あまりにも有名なこの映画だが、昔、初めて見た時は本当にびっくりした。
舞台は狭い部屋の中だけ。その中で、リアルタイムで12人の男たちが話し合う。
内容としてはただそれだけだ。なのに、このスリルに満ちた展開は一体何なのだろう。
この短い議論の中で、各自の特徴や生い立ち、考え方や偏見があぶりだされてくる。こんな映画は今まで見た事がなかった。
会話とはなんとドラマに満ちていることか。人と人との会話は、多分、最高の物語になり得るのだ。
・「現代社会の縮図を垣間見た!!」
アメリカ法廷映画史上の最高傑作であることは脚本・演出・映像的に間違いない!それよりも特筆すべきは、1957年制作にもかかわらず現代社会の病理がそのまま存在しているアメリカ社会の凄さであり、将来的な危惧としての制作陪審員制度に対する問題提起の側面や、人道や人権という言葉から発せられる誤ったヒューマニズムの脅威という、現代社会において日常的な問題が随所に盛り込まれている素晴らしい作品であるといえる。また、行政から招集される12人の陪審員たちの言動は、まさに社会の縮図を見るような背景を背負った人々で、一人一人の日常にある、悩みや苦しみ・・・全ての人間に共通する登場人物が必ずいるであろう各人の圧倒的な演技力には脱帽する。何の変哲も無い密室で、淡々と過ぎてい行く時間にこそ、深い人間ドラマが存在するという事を十分に認識できる作品である。
・「アメリカの良心/善良な市民の善意が描かれる。法廷劇=ディスカッションドラマであり、人間ドラマであるだけでなく、立派な推理ミステリーにもなっているのが素晴らしい。」
超有名な法廷劇。法廷劇=ディスカッションドラマであり、人間ドラマであるだけでなく、立派な推理ミステリーにもなっているのが素晴らしい。もとはTVドラマの映画化。中学生のときに、自室の白黒テレビで「水曜ロードショー」(水野晴男氏の解説)で観たのが最初。素直に感動しました。ヘンリー・フォンダが、アメリカの良心の代表として、善良な市民を演じています。他の出演者も、いづれも芸達者ぞろいで、様々な人間のぶつかりあいを白熱した演技で表現。ラストも印象的です。
その後、戯曲が、国内でも何度も上演されており、戯曲シナリオ(著者:レジナルド・ローズ /額田やえ子訳)も重版・改版を重ね、今も発売中。アメリカTVムービーでもリメイク。(リリース済、主演:ジャック・レモン、ジョージ・C・スコット、監督:ウィリアム・フリードキン!)本作に着想を得て、三谷幸喜により日本ならどうなるかという「12人の優しい日本人」も舞台、映画で作られました。この作品が、これだけ長い間愛され続けるのも、テーマとシナリオが素晴らしいからでしょう。
・「感じる映画。」
アカデミー賞に輝く名作、という先入観を持たないで軽い気持ちで観たほうがよいでしょう。アメリカ人は家族愛が強く家庭をとても大事にしているということを聞きます。傍目には幸せそうな家族も近くによって拡大してみると、ほれ、この通り、という感じの映画でした。お隣のご家族、友人の家庭。自分の家庭。頭をめぐらしてしまいます。人間喜劇といいますか、人間と言うもののグロテスクさ、かわいらしさが感じられました。感じる作品、感性で見る作品という気がします。映画ファンの方にはお勧めです。
・「アメリカの価値観がみれる。」
アカデミー賞獲得した作品。2時間、ずばりアメリカの価値観を問う作品。アメリカにとって美とは何か。この美は本当に正しいのか。中流階級に成り上がった二家族をコメディータッチで描きながらゆっくりしたペースで進む。共稼ぎ、子ども娘一人。軍人の父とうつ病の母、精神病院入院歴ある息子。彼らがおりなす物語は滑稽であるが現在のアメリカを見事に描いているのかもしれない。日本国の我らも共感してしまうエピソード多い。アメリカは別世界では無い。日本はアメリカにかぎりなく近い国になっているのだ。今という時代を残す資料として貴重な作品といえるのかもしれない。離婚・不倫・ホモセクシャリティー・ドラッグ・拳銃その他諸々。他人事とは思えない。この作品をアカデミー賞を与えた審査員たちは何を考えていたのであろうか。
・「社会の建前と個人の願望の間の葛藤」
この映画を見終わった後、静かな温かい気分になった。
この映画には、現代アメリカ社会の暗部が描かれていると言われることがあるが、果たしてそうだろうか。 そうではなくて、この映画は、社会の建前と個人の願望の間に厳然として存在する深いギャップを、見る者に真正面から突きつけているのではないだろうか。
人間の行動は、社会、家族、人間関係のいずれにおいても、そもそもが個々のいろんな欲望の上に成り立っている。が、社会は秩序を保つために、そこに道徳的縛りを与えている。しかし、それにそのまま従うのは、時に本能的な欲求や自由を強烈に抑えなければいけないつらさと一体である。
理想とされる、型にはまった建前の家族を演じること、建前の夫や父や母や軍人を演じること、それが個々の心情と一致するなら何の問題もないが、そうでない場面が必ず出てくると思う。そうしたとき、その演技を苦痛の上で続けるのか、または、家族などの共同体を犠牲にしても、無理をした自分をある程度解放するのかというのは、人間にとってある程度普遍的な人生の大きな問題であると思う。
社会を構成する多数派が、この作品の中の登場人物たちのような選択をしていけば社会は揺らいでいくだろう。しかし、不本意な、型にはまった建前を、自己を抑圧して遂行し続けることの結果は、隣家の退役軍人の父親に象徴されている。
最後、この主人公は、感謝の言葉とこれまでの自分の人生は幸せだったと言って去るが、これは恐らく主人公の真意であろう。しかも、ポイントは、この言葉の中に、自己を解放した後に生き生きと生活した自分自身に対して満たされた思いが感じられること、また、解放する前に曲がりなりにも守ってきた家族や共同体というものにも温かい言葉を残していることの両方が含まれている点だと思う。
人それぞれいろんな人生観があると思うが、自分は、この主人公の最後の言葉には大きな感動を覚えた。
・「世界は美しい」
素晴らしい映画だ。まさにビューティー。「ガープの世界」と「ライフ・イズ・ビューティフル」以来の感動だ。これらの映画に共通するのは「どんなに悲惨な現実の中にあってもそんなことは全くお構いなく人生は、世界は美しい」という強烈な思想である。これらの作品がコメディの体裁をとっているのも好感が持てる。現実とは悲劇であり、悲劇は喜劇と隣り合わせなのだ。 ひとつの事を除けばよくある話だ。仕事にうだつが上がらず家庭にも疲れた中年の夫。物質的な成功を夢見る元気な主婦の浮気。父親を嫌う思春期の娘。こういった家族が崩壊していくのはアメリカだけでなく日本のどこにでもある話だ。だがそこにほんのちょっとした誤解、ほんのちょっとした狂気が入り込んだときに喜劇は一瞬にして悲劇に変わる。それはよくある話ではない。だがほんのちょっとしたことだからこそ、どこでも誰にでも起こりえることなのだ。 細部にわたる計算され尽くした作り込みが見事。一度見ただけでは見落としている物もあるだろうと思えるほど随所に散りばめられた伏線と象徴。これらがストーリーにその表面をなぞっていくだけではない深度を与えている。 いくつかの小道具もいい味を出している。例えばホームビデオがクールだ。オープニングのアンニュイな少女の語りから早くも惹きつけられる。そして中盤に登場する「ビデオに撮られた風に舞うビニール袋」の圧倒的な美しさはこの映画の一つのクライマックスと言っても過言ではあるまい。 俳優陣の演技も見事だ。主演のケビン・スペイシーは前半のダメ親父から、吹っ切れて変わっていきクライマックスではある種悟りを開いたかの如く変貌していく姿に感銘を受けた。またストーカー青年役の狂った天使のような目つきが印象的。そして元大佐のクリス・クーパーはどす黒く脳裏に焼き付くような印象を残した。アネット・ベニングら女性陣もそれぞれに美しい。
・「これも一つの“アメリカの美しさ”」
とても深く、濃い内容の映画でした。これほどの感銘を受けた映画はありません。
一回目観たときは、「これは今の世界の先進国の社会を皮肉った映画なのだ」と、そう思いました。“アメリカン・ビューティー”というタイトルも皮肉なのだと。しかし、二回三回と観るごとに、この考えは少しずつ変わっていきました。観る度に、感じ、考え、新たな発見がある。そんな映画なんです。この映画は。
「美のあふれる世界で、怒りは長続きしない」
最後のレスターは、爽やかな心だった。美しかった。レスター夫人も、娘も、友達も、娘の彼氏も、彼氏の親も、隣人も皆、本当は美しかったのだと。
“弱さ”をさらけ出して生きることは?“秘密”を抱えたまま生きることは?どちらにしても悲劇を迎えることになるかもしれない。醜態を見せることになるかもしれない。しかし、ここの登場人物の醜態や怒りは、短期間であり、最大の醜さである怨恨を持つかとはなかった。長期間の消えることのない怒りを持つことはなかった。これこそが“アメリカの美しさ”ではないだろうか?
美しいからこそ醜さが目立ってしまう場合もあり、またその逆もある。もしかすると、この映画に見る“醜さ”“美しさ”とは、そういった類のものかもしれない。しかし、レスターはやはり幸せだったのではないか。そう思ってしまうのです。
・「ゆっくりと流れる時間のなかで」
ジャック・タチによるユロ氏シリーズの1作目。思わずクスッと笑ってしまう日常起こりうる出来事を海辺でバカンスを過ごすユロ氏とその周りの人々が観る者に与えてくれる。まるでいたずらっぽい子供がするような行動を大人のユロ氏が取るため、ユロ氏は茶目っ気たっぷりでどこか憎めないキャラクター。そんなユロ氏を微笑ましく見入ってしまう。バックに流れる音楽と、ジャック・タチ演じるユロ氏のパントマイムのような動きが、ハリウッドのドタバタ調の喜劇とは異なる情緒たっぷりの雰囲気を作り上げている(特に音楽の使い方は絶妙)。そして、浜辺で過ごすバカンスのひと時や鐘を鳴らすことにより皆が昼食に集まったり、夜になってホテルでの団欒や仮装舞踏会などのシーンを見るとゆっくりと流れる時間の中で過ごす登場人物たちが笑いだけでなく忙しい現代の人に癒しを与えてくれるような感じがした。きわめつけの大花火大会はこの作品の中で最もおなかを抱えて笑ってしまうところ。そして、ラストシーンはなんともおしゃれに仕上がっており(ここはパートカラー)、この映画がバカンスを過ごすユロ氏のからの便り(贈り物)に思えてしまった。アフタヌーン・ティーでも楽しみながらゆっくりこの映画を楽しむのがお薦めの一作だ。
・「付録がうれしい新装版!!」
古いDVD版を見ていて今ひとつ画質に不満足だった、このDVDの広告を見て今ひとつ食指がわかなかったのだが、付録を見て思わず買ってしまった。そこにはジャック・タチのミニ伝記が付録についてあったり、短編もいくつか収録されており本当に非常に興味深く見れた。この付録だけでも買いかなとおもったほど。本体の映像もリフレッシュされており見やすく内容も良かった。気楽に見れるのはタチの作品の中でもやはりこの(僕の叔父さんの休暇)かと思う。唯一モノクロなのが残念だが。
・「古くて新しい」
映画は、娘ふたりと見に行きました。初めて映画館を体験する3歳の下の娘は、最初から最後まで身を乗り出し、音楽に体を揺らし、ポニョにすっかり入れ込んでいて。。私は、映画にも感動しつつ、娘の様子にもちょっと感動してしまいました。それから1週間経った今日、CDをひとりで聴きました。
涙が、だだ〜っとあふれ出て、自分でも驚きました。だって、映画を見ているときは1滴も出なかったのですよ。
アナログへのこだわりは、映像だけでなく、音楽にもしっかり。とても贅沢なフルオーケストラ。ワルキューレを想起する、とおっしゃる方がいらっしゃいましたが、私はドビュッシーの交響詩ラ・メール(海)や、ラヴェルのマメールロアを思い起こしました。ちょっと複雑で混沌として、本当に母なる海そのもの。深いイメージやテーマが改めてひらけてくるようで、ポニョの世界を追体験したような気分です。もちろん、あの可愛いテーマソングは、子どもと楽しく一緒に歌えそうですが、全体で見ると、映画のサントラ、という範疇をやすやすと越えてしまう、素晴らしいアルバムでした。ポニョと、その音楽との出会いは、私にとって恐らく一生ものです。
・「パノラマブックレットは侮れない!」
宮崎アニメには欠かせない久石ミュージック。今回は海の神話を音楽にしたような壮大な曲が多い。彼の曲の旋律は時としてどことなく既存のクラッシックに似ていることがあるが、今回はワーグナーの指輪のワルキューレのような旋律があり楽しい。
ポニョは単純なストーリーに対して、圧倒的な作画力と音楽による深い表現力によって映画全体の質を高めている。
西洋神話的でありながら日本人の琴線のふれるような懐かしい旋律。久石氏の音楽の中でも好きなサントラです。(何となくハウルに似ているけど…)
因みにブックレットは中閉じではなく、約1メートルもある折りたたみ式のブックレットが2部付いている。最初は手抜きなのか??と思ったが、ブックレットを開いてビックリ、宗介の陸の世界とポニョの海の世界がパノラマで描かれている。思わず額装して飾りたくなる。
エンディングのポニョの曲は映画用のショートバージョンなのですぐに終わってしまう。オリジナルのロングバージョンが聴きたい場合には別売のシングルを揃える必要がある。
・「収録曲」
01. 深海牧場02. 海のおかあさん 歌:林正子03. 出会い04. 海の町05. クミコちゃん06. ポニョと宗介07. からっぽのバケツ08. 発光信号09. 人間になる!10. フジモト11. いもうと達12. ポニョの飛行13. 嵐のひまわりの家14. 波の魚のポニョ15. ポニョと宗介II16. リサの家17. 新しい家族18. ポニョの子守唄19. リサの決意20. グランマンマーレ21. 流れ星の夜22. ポンポン船23. ディプノリンクスの海へ24. 船団マーチ25. 赤ちゃんとポニョ26. 船団マーチII27. 宗介の航海28. 宗助のなみだ29. 水中の町30. 母の愛31. トンネル32. トキさん33. いもうと達の活躍 34. 母と海の賛歌35. フィナーレ36. 崖の上のポニョ(映画バージョン) 歌:藤岡藤巻と大橋のぞみ
・「買って良かったです!」
映画を観た時に流れてた音楽で感動をもう一度、いや何度でも振り返ることのできるサウンドトラック版は数多くありません。しかしこの崖の上のポニョは久石譲さんの素晴らしい曲とアレンジでストーリーと共に感動させてくれた。この映画と音楽に出会えて感謝とありがとうを送りたい。癒しと勇気、いただきました。
・「感動!!」
ジブリ作品は大好きで高校生の頃から観続けてます。その中でもこの『崖の上のポニョ』は今までの作品中ダントツ1位になりました。最初から泣きっぱなしの私にはこの作品をさらに盛り上げてくれたBGMが欠かせません。正直DVDは全て揃えましたがサントラは3作品どまり。しかしポニョは今日鑑賞してからどうしてももう1度聴きたくてすぐに注文してしまいました。映画と共にぜひみなさんにもこの素晴らしい音楽を共有して頂きたいです。もう1度ポニョに会いたい!!
・「アメリカンな雰囲気いっぱいの楽しい映画」
1940年代前半の、とあるユダヤ人家庭のラジオ・ライフ。まだテレビの普及していなかった時代にラジオを楽しむ家族の様子や、番組放送の現場に関するさまざまなエピソードが積み上げられて一本の映画になっている。ウディ自身の思い出を織り込んでいる自伝的な作品。「エピソードの羅列で映画をつくる時、エピソードの面白さやリズムやスタイルを巧く持続させなくてはいけない。これには大変気を遣う。」とウディが述べているとおり、さまざまなエピソードの緩急、笑いとしんみり、いくつかあるストーリーのかみ合わせなどが周到に計算されているのがわかる。加えて、室内の調度やファッション、町の様子などオールドアメリカンな雰囲気を十分楽しめるのも良い。こういうタイプの映画は語られるエピソードと自分の実体験とのシンクロ具合でずいぶん面白さも変わるでしょうね。日本人だし、テレビ世代だし、ウディ・アレンが仕掛けている魅力の半分も受け取れていないのかも、とふと思う。
・「笑い声の聞こえてきそうな作品。」
ほのぼのとして温かく、ユーモアに包まれた幸せな作品。
ラジオからの電話に空き巣が代わりに出て、クイズの正解を答えてしまうシーン、など最高に楽しげなエピソードあり、また若い女性の生きる上での悩みなどあり、それらが全て、とてもハッピーな結末を迎える。
相変わらず、ユーモラスなウディ・アレンのアメリカの良い時代を日本で言えば「8時だよ!全員集合」を家族全員で見るときのワクワク感とともに描いた作品。
ウディ・アレンの中でも老若男女楽しめる作品だと思います。
・「古きよきラジオデイズ」
ラジオ全盛期の家庭を描いたコミカルなドラマ。まだ小さいセス・グリーンが達者でかわいい。全編にわたって流れるウッディ・アレン監督のナレーションの声が現在のセス・グリーンにそっくりで、監督が彼に自分を見て起用したのがうなづける。おなじみミア・ファローの他、実に贅沢な俳優陣。当時流行のラジオ番組や音楽も楽しめる。有名なオーソン・ウェルズのいたずらも登場!
・「ヴェロニカ・レイク(とアランラッド)!」
「拳銃貸します」はこっちが1942年制作の”本家”です。1991年制作の同名のTVムービーもありますからお間違えなきよう。ヴェロニカ・レイク、ロバート・プレストン、そしてアラン・ラッド主演のB級のフィルムノワールの傑作です。VHSの商品の詳細説明でどういうわけか、肝心のヴェロニカ・レイクが抜けています。この映画に関して言いたいことは、「日本語版DVD, please!.」できれば500円で。
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