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▼我が嗜好:セレクト商品

レヴォリューションNo.3レヴォリューションNo.3 (詳細)
金城 一紀(著)

「高校万歳」「とにかく真っ直ぐに!」「男に生まれたかった!!」「男に生まれたっかたぜ!」「くだらない事に夢中になる素晴らしさ!」


文庫版 狂骨の夢 (講談社文庫)文庫版 狂骨の夢 (講談社文庫) (詳細)
京極 夏彦(著)

「その女、朱美」「京極堂シリーズ第三弾!」「夢を見ているような」「感動」「京極堂シリーズ第3弾。」


百器徒然袋 風 (講談社ノベルス)百器徒然袋 風 (講談社ノベルス) (詳細)
京極 夏彦(著)

「下僕、下僕、下僕。」「待ってました!」「世界の中心でバカと叫ぶ名探偵!」「大爆笑。」「やはり京極氏は最高。」


三国志 (1の巻) (ハルキ文庫―時代小説文庫)三国志 (1の巻) (ハルキ文庫―時代小説文庫) (詳細)
北方 謙三(著)

「読み物としての三国志」「ハードボイルド三国志」「これぞ北方謙三!!」「三国志の魅力を存分に味わえる『北方三国志』」「名著誕生」


裏庭 (新潮文庫)裏庭 (新潮文庫) (詳細)
梨木 香歩(著)

「梨木さんのお話は大好きです。」「すこし恐ろしい、家族を想うファンタジー」「癒しとは?」「一語一語が直接心に響く物語」「自分の進む道に悩んでいる時読みたくなる本です。」


夢 Akira Kurosawa's DREAMS [DVD]夢 Akira Kurosawa's DREAMS [DVD] (詳細)
黒澤明(監督), 寺尾聰(俳優), マーティン・スコセッシ(俳優), 倍賞美津子(俳優), 笠智衆(俳優), 伊崎充則(俳優), 原田美枝子(俳優), 井川比佐志(俳優), いかりや長介(俳優)

「日照り雨」「不当に評価の低い映画」「夢です」「まさに、「夢ってこんな感じ」!」「固まった。」


銀河鉄道の夜 [DVD]銀河鉄道の夜 [DVD] (詳細)
田中真弓(俳優), 坂本千夏(俳優), 納谷悟朗(俳優), 一城みゆ希(俳優), 宮澤賢治(原著)

「原作を忠実に描いた大作」「年を経るほど引き付けられる」「本当に美しい作品です!」「子供も、むかし子供だった大人も」「ここより始まる。」


蒼天航路 (1) (モーニングKC (434))蒼天航路 (1) (モーニングKC (434)) (詳細)
李 学仁, 王欣太

「圧☆倒☆的」「かなり衝撃的」「最終巻が待ち遠しい!」「余りにも前衛的過ぎる、だがそれゆえに凄い」「魅力に溢れた登場人物達の三国志漫画」


ムーミン童話全集〈3〉/ムーミンパパの思い出ムーミン童話全集〈3〉/ムーミンパパの思い出 (詳細)
トーベ・ヤンソン(著), Tove Jansson(著), 小野寺 百合子(著)

「大人になるまで読める童話」


ICO(イコ)ICO(イコ) (詳細)
ソニー・コンピュータエンタテインメント

「シンプルが一番☆」「すんごく楽しいヨ!」「愛すべき少年少女。」「大好きなゲームです!」「不思議な世界観、絶対にお勧めです。」


真・三國無双4真・三國無双4 (詳細)
コーエー

「今回は期待通りの良作です。」「純粋に楽しめる良作です」「ワラワラ」「個人的評価」「今までのシリーズの長所がすべて入りました」


蟲師 (1)  アフタヌーンKC (255)蟲師 (1) アフタヌーンKC (255) (詳細)
漆原 友紀(著)

「創作昔話絵巻」「独特」「不思議な世界観、だけど現実味がある」「ぜひ読んでみてくださいな」「蟲」


銀河鉄道の夜銀河鉄道の夜 (詳細)
久石譲(アーティスト)

「心に満天の星空が」「久石譲さん作品の中でも特にお薦め」「久石作品の中でも」「宝石のような音楽。」「静かで深みのある曲」


茶の味 グッドテイスト・エディション [DVD]茶の味 グッドテイスト・エディション [DVD] (詳細)
石井克人(監督), 坂野真弥(俳優), 佐藤貴広(俳優), 浅野忠信(俳優), 手塚理美(俳優), 我修院達也(俳優), 三浦友和(俳優)

「日本ってすばらしい」「なんかイイなぁ、好きです」「スローなリズムで」「どうでも良いところにも贅沢な布陣。愛に溢れた最高の一発ギャグ群。」「ほのぼのと、夕焼けが・・・」


▼クチコミ情報

レヴォリューションNo.3

・「高校万歳
「お前、なんで高校なんかに来てんだよ」「お前みたいな友達が欲しかったからだよ」この台詞に惚れた。本気で高校に行きたくなった。

・「とにかく真っ直ぐに!
「GO」を購入しようと思ったが運悪く品切れ中。本を1冊購入せねばならない(笑)使命を持っていたのでこの本を購入。予算もGOより安くすんで、場所も取らないしまぁ、良かった?

私は本を読むのが凄く苦手ですが、この本はちょっと読む気を持てば2時間あればすべて読破出来る。それに、豊富なキャラクター達の割に何も混乱が無かった。

キャラのふり仮名は忘れるのだが、個性的な名前で凄く憶え易い。キャラも濃い。

但し、読者層を選ぶと思う。学生(特に高校生)や、進路に悩む人に読んで欲しい。私も頭が悪い方なのでかなり同調した。上記の層の人が読めば絶対面白い。女の子は、この世界に憧れるかも。

ブックデザイン(装丁)もいいので、私は凄くオススメ。

・「男に生まれたかった!!
読んでそう思いましたー!!とてもおもしろくて、一気に読んでしまいました!!毎日を面白おかしく、そして一生懸命に生きている!そんな感じがしました。

自分達の置かれている状況なんてなんのその、とにかくやってみる!そして努力!オチコボレなんて何処にも居ない! もしも男に生まれていたら、こんな風に高校生活をしてみたかった(^^)

早速、次の「フライ、ダディ、フライ」を買いに行こうと思います。

・「男に生まれたっかたぜ!
気分爽快!BUT少しほろっと、する時もあり全体的によかった~。私は、フライ ダディ フライから読んでしまったので逆に朴君以外のキャラにスッポトがあたっていた、レボリューション、よかったです。女世界にはない、いい友情関係が感じよく描かれていて、男に生まれてきて優等生じゃないけど、こんな友達にめぐり合いたかったです!!

・「くだらない事に夢中になる素晴らしさ!
最高に面白かった!熱くなった!

人は大人になるにつれ、損得勘定を覚え、功利的な判断でしか行動しなくなる。不条理だと思っている事でも、世間体や損得関係を考え、黙ってしまい、何も行動しない。

本書に登場するザ・ゾンビーズはそうした事なかれ主義とは全く無縁の高校生だ。仲間のために馬鹿みたいに体をはる。さめた大人の視点で考えると「くだらない事にエネルギー使ってバカじゃないのか?」って事なのだろうが、くだらない事に夢中になれる事こそ10代の特権だろう。女子高の文化祭に潜り込むために命をかけている。友人が恐喝された金を取り戻すために全員で犯人を捜して襲撃する。最高じゃないか!

くだらない事に馬鹿みたいに夢中になれた10代に戻りたいと思った。「君たち、世界を変えてみたくはないか?」この言葉を愚直に実行できるパワーが羨ましい!

家と学校と塾の往復しかしていない秀才の中高校生!この本を読め!勉強ができずオチコボレだと言われている中高校生!この本を読め!

レヴォリューションNo.3 (詳細)

文庫版 狂骨の夢 (講談社文庫)

・「その女、朱美
 京極堂シリーズの中では、いささか反響が薄めの印象を受けるが、登場人物の書き込みに深さが増し、心理描写が細やかになって読み応えのある作品に仕上がっている。

 特に「いさま屋と出会った朱美」が魅力的。いい女だなぁ、と女の眼から見ても思った。枯れたいさま屋でなくてもほれ込むこと確実。(ちなみに彼女は「塗り仏」でも活躍し、いい女っぷりを見せている)

 今作でも残虐な殺人事件は起こされるわけだが、そのいきさつがあまりにも悲しい行き違いによるものであり、また「魍魎」に比べて筆から凄惨さの色を薄めているように思われ、後に不快な嫌みが残らない。  「宇田川朱美」の沈む髑髏の夢の描写は秀逸だった。この夢から始まって、次第に壊れてゆく彼女の姿は痛ましく、また切ない。 後半に至って知らされる、ある宗教の存在が彼女の業の原点であると明らかになって、その悲しさがいよいよ募る。 望んだわけでもないのに、彼女の人生のこの帰結は一体誰の罪か。 大願を果たしえず死を選んだ女たちにもその哀しみはかぶる。

 が、多くのやりきれない悲しみを包み込んでエンディングは奇妙に清々しい。「朱美」という女に描き出された不可思議な違和感に気づいた読者ならば、この終結はある程度予想がつくと思われるが、京極堂の手際はいつもながら鮮やか。麻の如く乱れた糸を解きほぐし、一人ずつ「落として」ゆく筆さばきはさすがと言える。若干強引な点もいつものことであるが、基本的に京極堂シリーズは謎解きが眼目ではないので良しとする。

 なお、この作品を読むに当たって、軽く精神分析関連の本、及び古事記神代記はさらっておいた方がいいと思う。まるきり知識がないと、入り口で取っ付きが悪くてせっかくの本文を楽しめない恐れがあるかと。

・「京極堂シリーズ第三弾!
この著者は伏線の張り方がとても上手い!あらゆるところに巧みに伏線が張ってあるので一度最後まで読んでしまって納得しても、もう一度読むと気付いていなかったヒントが隠されていたり、新しい発見があったりと、とても楽しめます。

バラバラだと思っていた話が繋がっているという奇想天外なところも良いです。ミステリとしてだけでなく、ストーリー自体も面白いのでアンチミステリという方でも楽しめると思います。

今作では伊佐間が初登場します。このシリーズでは魅力的なキャラクターもひとつのセールスポイントですが、彼は関口とは違ったマイペースさと抜けた感じが魅力だと思います。今作でも結構重要な活躍をしています。榎さんもあいかわらずの破天荒ぶりで笑わせてくれますし、京極堂はやはり京極堂です(笑)彼の名台詞がまた増えます。

おすすめです。

・「夢を見ているような
 京極堂シリーズ三作品目。タイトルや表紙デザインのインパクトから、かつてから読みたいと思っていた一作。 宗教的思想、神観念からの着想も面白く、難しい内容だったが、スムーズに読み進めることができた。朱美、降旗、白丘にとって、「骨」が意味するものとは?“朱美”に関する描写は特に絶妙で、うなりたくなるほど。

 長大なページ量を苦にさせない快心策。京極ファンならずともぜひお勧めの一冊。

・「感動
なんだか色んな物が奥歯に詰まったまま取れなくなった状態でしたが、あっというまに取れました。そうか、これが詰め物がとれたのか。さておき、私としては非常に興味深い題材でした。心理学やら宗教やらにとても興味を持っていた私は楽しく、かつ飽きずに読めました。鉄鼠も楽しく読めました。ぐっちゃぐちゃになった部屋を片付けるのかとわくわくしていたら棚をたくさん買ってきて其処に全部ぴったり嵌めた時の満足感もさもあり。(わけわからん)

ただ、ミナカタ様の骨集めの存在自体が曖昧になっていましたが、其れをすっきりさせたい方は「巷説百物語」を「後巷説百物語」まで読むこと。スッキリー!とは言わないでもちょっと霧が晴れたような感覚にはなれます。「巷説百物語」自体の断片がちらちら京極堂シリーズに現れるので、読んでおくと楽しいかもしれませんよ。

・「京極堂シリーズ第3弾。
実に多様なテーマを扱う京極作品だが、本作は宗教はもちろんのこと、フロイトの精神分析までもが出てくる。これまでの作品にも心理学的な要素を含む記述は出てきたが、本格的なものは本作が初めてだろう。

評者は精神分析に明るくないので、本作での精神分析についての説明が正しいのかそうでないのか(京極夏彦氏が精神分析まできちんと理解しているのかどうか)まではわからないけれど、実際にある程度精神分析を学んだ人が読めば、素人が読むよりもまた違った面白さがあるのではないかと思う。

シリーズ中、この『狂骨の夢』が一番好きだ!!という人はあまり聞いたことがない。それはもちろん、他に魅力的な作品が多くあるからだろうが、精神分析やそれについての伏線の張り方がちょっとだけ難しくて、すんなり面白さが伝わってこないところにもあるような気がする。また、「狂骨」という妖怪自体が他の妖怪シリーズで扱われている妖怪よりも理解しにくいというところにもあるかも(これは流石にないか笑)。個人的にはもっと評価が高くても良いと思うし、非常に良くできた話だと思っている。秀作。

文庫版 狂骨の夢 (講談社文庫) (詳細)

百器徒然袋 風 (講談社ノベルス)

・「下僕、下僕、下僕。
あらたなる下僕となった本島氏の視点によって薔薇十字探偵団、唯我独尊・神にも等しき探偵榎木津氏の活躍(というより事態を更に悪化させる様)が語られています。

3話共に明快な勧善懲悪の物語ではあります。すっかり下僕が板についた(前職が刑事とはとても思えない)益田、典型的一般的市民の本島の情けなさぷリ、それとは対照的に榎木津は自らの身をもって悪を殲滅、中善寺は悪魔的策略をもって懲らしめます。暗さは微塵も無くニヤニヤする事必至。

「五徳猫」では「絡新婦」のオッチョコチョイ女、「雲外鏡」ではお馴染みの刑事、「面霊気」ではお馴染みの中善寺を取り巻く面々、と京極堂シリーズを通読してきた読者はここでもニヤリ。

特筆は「面霊気」。終盤では榎木津の意外な一面、そして今まで名前だけは再三再四出ていたあの人がとうとう登場します。この点に於いても購入価値はあります。

・「待ってました!
妖怪シリーズの番外編的存在である「百器徒然袋 雨」に続く第2弾です。前作に引き続き薔薇十字探偵社の面々やその他おなじみの人々が暴れまわっています。本編の陰鬱さやあの長さが苦手という方も安心して下さい!本書は中編が3本収録されており、どのお話も痛快で後味爽やかな、笑いが止まらない程楽しい作品になっています。

個人的には前作(「百器徒然袋 雨」)より全体的に話が小粒になったかな~とは思いましたが、ラストでこれまでにない一面が描かれていたので嬉しかったです。

・「世界の中心でバカと叫ぶ名探偵!
30歳代になっても、変わらぬ青春時代をおくれたら。永遠の青年たちの友情の物語。京極夏彦の卓抜な仕掛け!当代、他に比肩する者のいない手腕の冴え。自分をごく「普通」だと思っていた、ひとりの青年。彼が「普通」という「仮面」を剥いでいくまでの波瀾万丈の物語。好漢、榎津礼二郎の大暴れが、酷暑の夏に、一陣の爽快な「風」を吹きこんでくれます。読後感が、とても良い中編集です。仕事に疲れている中年のビジネスマンに、すすめます。クラブ活動に夢中になっていた、若き日々の活力が、よみがえってくるかもしれませんから。

・「大爆笑。
~”「あれ」とつきあうと、猛烈な勢いで馬鹿になるから、関わりあうのはよせ”まったく、その通り。傍若無人、天衣無縫、眉目秀麗、理解不能。こんな探偵には、絶対に依頼したくない(笑)。本来、「中禅寺秋彦」シリーズのサブキャラであるはずの探偵「榎木津礼二郎」を主人公に据えた作品の第2弾。~~ 先に「サブキャラ」と書いたが、この「ぶっ飛んだ」キャラクターが元々「サブ」に収まるはずがない!「他人の経験した記憶を”視る”ことができる」という能力のため、「基本的に、犯人探しを推理する必要がない(だって犯人に会えば犯行の記憶が視えるから)」つー設定は、普通に考えるとメチャクチャだが、ちゃんとお話としてまとまっている(いるのか?~~:笑)がすごい! 中編3編からなる本作品、どれをとっても期待を裏切らない内容です。京極ファンは、もちろん。そうでない人にも、おすすめです。 久々に「痛快」な作品に会えて、大変満足しました。~

・「やはり京極氏は最高。
榎木津ワールド炸裂です(笑)前回に続きまた名前ネタで引っ張っているのも面白かったですし、相変わらずテーマもしっかりしていて流石です。またなによりも今回は少しだけ榎木津の本質のようなものが書かれていてファンには必読でしょう。

百器徒然袋 風 (講談社ノベルス) (詳細)

三国志 (1の巻) (ハルキ文庫―時代小説文庫)

・「読み物としての三国志
1巻ですが全巻まとめて書きます武将の感情、表情そしてセリフが比較的多く感じるので、歴史物としては読みやすく、のめり込めます。所々演義の部分(「諸葛亮の」南蛮戦、武将の死因など)が見え隠れするものの話全体はどちらかというと正史に近い「北方基準」の三国志です。曹操、袁紹からの官渡、倉亭戦 周瑜、曹操からの赤壁戦 劉備、陸遜からの夷陵戦 孟獲、諸葛亮からの南蛮戦 そして司馬懿、諸葛亮からの北伐戦…黄巾の乱から五丈原の戦まで、時の勝者、敗者どちら側にも時間が流れていきます。曹操、劉備、呂布など個人の視点から時を描いていくので完全無欠な人などは無く、内に秘める弱さ、強さ、魅力が出ています。特に呂布は数ある三国志小説の中で異彩を放っておりとても新鮮でした。個人の視点から描かれることで描かれた人物の深みが増しますが、その反面、三国志として登場人物がかなり限られてきます。読み物としては十分満足かもしれませんが歴史物とみた場合、特に魏と呉そして周辺異民族に関する部分が省略され少し物足りなさを感じました。

とはいえ真の三国志は陳寿の三国志に求めればいいわけなので、魅力あふれる人物によって気軽にのめり込める三国志、として三国志を知るきっかけに勧めたい作品です。

・「ハードボイルド三国志
頭に血が上ると何をするか解らない劉備。その大兄の乱心を庇って無理やり兵に辛く当たる張飛。心に劣等感を抱えた曹操。嫁の事が大好きな武人呂布など。演技ベースの作品とは人物描写が大幅に違い、現代の感覚に立脚したリアリティが感じられます。三国志モノという枠で考えると著者の人物理解が納得できなかったりオリジナルキャラ達が気に食わなかったりするかもしれませんが、戦場の躍動感のある描写や武将同士のハードボイルド調の会話などが実に面白く、エンターテイメント小説としては間違いなく一流のものに仕上がっております。その所為か、三国志と縁の無かった方にも随分と解りやすい作品になっているのではないでしょうか。

・「これぞ北方謙三!!
面白いです。お勧めです。星5つでは足りません。今まで色んな作家が三国志を書いていますが、私はこれが1番面白かったです。全巻をあっという間に読破できます。三国志は大きく「正史」「演義」に分けられますが、これは正史を基本に書かれています。人間がすごく魅力的です。実際には存在しない架空の人物を創り上げその人物は実に見事に物語にからんできます。その他実在の人物でも「呂布」「張飛」「周愉」などとても魅力的に描かれています。とにかく生き様、死に様に涙してページがめくれないというのではなく、熱いものがこみあげてきます。特に今までの三国志では劉備が「善」で曹操は「悪」というイメージですが(特に前記した呂布など悪者の中の悪者、張飛は暴れん坊)見事にくつがえされます。登場人物それぞれが本当にとても魅力的に描かれていて「見果てぬ夢」に向かう男の生き様=死に様にきっと何かを感じるでしょう。余談:北方水滸伝が漫画化されているようですが、三国志もぜひ漫画化を期待します(作画は原哲夫氏で)

・「三国志の魅力を存分に味わえる『北方三国志』
さすがハードボイルド作家!!三国志の内容はとても分かりやすく、そして日常が「戦」の世界を哀愁漂う雰囲気で忠実に描かれています。(ちなみに私は泣きながら読んでます(笑))北方謙三は「曹操」が大好きだそうで「曹操」という人物が事細かに書かれています。三国志を食わず嫌いのように接していたあなた!

北方ワールド三国志に一歩足を踏み入れてください。退屈な歴史小説では終わりません。

・「名著誕生
それまでに他の三国志を読んだ人や、歴史マニアにはウケが悪い部分があるのかもしれません。ただ、三国志という土台を元につくりあげた小説として、間違いなく名著と読んで差し支えないと思います。個人的には、過去の作品であっさりと「曹操軍40万」などと、いかにも脚色された数値を載せられているものより、

よほどリアリティのあるシリーズです。戦闘場面の描写が素晴らしく、いちいち勝敗に納得がいきます。

棺桶まで持っていきたいシリーズです。

三国志 (1の巻) (ハルキ文庫―時代小説文庫) (詳細)

裏庭 (新潮文庫)

・「梨木さんのお話は大好きです。
「心に傷を負うこと」や、「ひとはひとりぼっちだという事実」など現代で安易に否定されがちなことの本質がえがかれていると感じました。

つい、遠ざけたり嫌ったりしてしまう悲しみや怒りも「素直に受け入れていいのだ」そんなふうに思えるようになりました。

・「すこし恐ろしい、家族を想うファンタジー
これは子供でも大人でも楽しめる一冊だと思います。子供にとっては見知らぬ世界での冒険、大人にとっては家族、血というものが持つあたたかなもの、懐かしいものを感じるが故に。

照美は弟を失ってから、母の愛情が自分に向いていないことをうすうす感じていた。そして、昔からいわくつきの洋風屋敷、バーンズ屋敷を訪れる。だれもいないはずなのに、感じる何かの気配。やがて照美は大鏡の前である呪文を口にする・・・「Tell Me」

照美は不思議な世界へ迷い込む。遠くで礼砲が鳴る、まるで死を待つかのような世界。スナフキンに似た青年、スナフとともに世界を巡るうち、照美はこの世界の秘密、スナフの正体、そして家族のぬくもりを知る・・・。

ただきれいなだけではない、恐ろしさを持った異世界が魅力的。底辺に確かな家族への想いがながれる作品。

・「癒しとは?
このごろ事在るごとに『癒し』という言葉を耳にします しかし、本当に私達は癒されているのでしょうか?

私はこの本を読んだ後そんなことを考えるようになりました。

安易に癒しを求める人はただ自分が負っている傷から目をそむけているだけで何の解決にもなっておらず、本当の癒しを求めるならば自分の傷を見つめそしてそれと向き合っていくそんな姿勢が大切であると気付かせてもらいました。

・「一語一語が直接心に響く物語
色々な物語を読んできましたが、久々に最後まで読めた小説です。ファンタジーのような冒険小説のような物語の中に、梨木さんからの多くのメッセージが伝わってくるように思います。

生きること・死んでしまうことなど・・・・・。一つ一つの言葉の裏、行動の裏にそれぞれ深い意味があるように思えます。植物や風景の描写も細かく、物語の中の景色が目の前に浮かび、ますます「裏庭」に引き込まれます。

生きていくことに疲れを感じている時、自信がなくなったとき、暖かく励ましてくれる作品です。読み終わった後、きっと安心感・感動が得られる事間違いなしです。

・「自分の進む道に悩んでいる時読みたくなる本です。
バーンズ家のお屋敷には不思議な鏡があってそれは「裏庭」へと続く扉だった・・・

裏庭 (新潮文庫) (詳細)

夢 Akira Kurosawa's DREAMS [DVD]

・「日照り雨
今まで見た映画作品のなかで、この「夢」のなかの第一話目「日照り雨」が一番好きだ。エンターテイメント的に面白い!というのは他にもたくさんあって同監督「椿三十郎」も大好きですが。この話を見たときの不思議な感じ、後々まで残る強い映像の印象、つかみどころのなさ・・・。起承転結はっきりしたストーリーではないから自分自身で作品を解釈する想像力が必要。初めて見たのは中学生くらいでその時はよく理解できなかったけれど、見るたびに自分の捉え方も変わってきたと思う。それが楽しみになります。「世の中には見てはいけないもの、聞いてはいけないもの、知ってはいけないものがある」、私がこの作品から受けるメッセージです。

・「不当に評価の低い映画
黒澤氏が見た夢を映像化したもの。

「ストーリーが分からないから面白くない」という、アホみたいな評価をした評論家もいたそうだが、人間の夢とは本人以外には分からなくて至極当然。『夢』にストーリーを求めるのは本末転倒である。

『トンネル』だけは、他の7編とは明らかに異質。ストーリーもしっかりしており、涙無くしては観られない感動作。個人的にはこれがベスト。だが、他の件も甲乙つけがたい。

全編を通して、『クロサワ』だからこそ撮れた作品だと、感心させられた。

・「夢です
多分、黒澤監督が夢で見て心に残っていた世界を「いつかは映画にしたい」と、そのまま描いたのではないでしょうか。モノクロの世界で黒澤監督が力の限りに訴えかけてきた映画も素晴らしいですが、これは違った意味で監督がずっと撮りたかった映画ではないかと想像させる魅力に満ちていると思います。実際に自分で見る夢はもちろんこんなに幻想的で美しくはないけれど、それでも現実の夢よりも「夢」の世界をリアルに感じさせてくれる不思議な映画です。雪、桃の花、雨上がりの空…日本の美しい風景ととともに繰り広げられる美しいシーンは、見終わった後も余韻となってずっと残っています。

・「まさに、「夢ってこんな感じ」!
映画の楽しみ方は人それぞれだし、色んな意見もあるとは思いますが、この映画の私的楽しみ方は、「そうそう!夢ってこんな感じだよ!」と思いつつ、単純にその綺麗な映像と夢ならではのちょっと不思議なストーリー満喫する・・でしょうか。怖い夢、楽しい夢・・人は寝ているときに実に色々な夢を見ますが、目が覚めてしまうと案外所々うろ覚え~・・なんてこと、よくありますよね。そんな夢を映像化すると、こんな風になるかも!と妙に納得してしまいます。私はとくに「日照り雨」と「桃畑」が好きですが、特に「日照り雨」の方は、昔、始めてみたとき、その独特な雰囲気に思わず固まって見入ってしまったのを覚えています。あの狐のメイク、魅かれるなぁ・・。

・「固まった。
オムニバス形式の映画。狐の嫁入りを題材にした第一話。その行列が行進する様子が、見てはいけないものを見てしまったという強烈な思いの反面、固まってしまって目が離せない。

嫁入りの行列は粛々と進みながら、みなが一斉に狐らしい動きで振り返ったり止まったり。何か畏敬の念を抱かすような、人間と交わってはいけない世界がそこにあります。

第二話。桃の節句を祝う名家の子供と友人達。そこに現れた謎の少女。少年はその子を追って、伐採されたばかりの桃の木に辿り着きます。その少年を待ち構えていたように、突然雛人形が現れるのですが、その登場の場面、なんてことはないのにゾっとするほど印象的。その後、伐採を嘆いてくれていた少年の為に、雛人形達は優雅な舞を見せてくれるのでした。

その他、雪女から逃れる話。また、自分の戦死を自覚せず現れた部下と、生き長らえた上官とがトンネルにて相対する話。トンネルから青白い顔をして軍靴をならして出てくる部下達に英霊の姿を見ます。

まだまだ胸打つ短編が詰まっています。ある程度大人になってから観て良かったと思った作品。十代で観ていたら、映像美だけしか残らなかったかもしれません。

それから、スピルバーグに感謝。

夢 Akira Kurosawa's DREAMS [DVD] (詳細)

銀河鉄道の夜 [DVD]

・「原作を忠実に描いた大作
当初、賢治の遺族であった 実弟清六さんは この作品の制作に対し「主役が猫では困る」と反対していたそうだ。しかし、完成試写を観た氏は「賢治も喜ぶと思います」と一転して感動を伝えたと言われている。

上映当時、高校をサボって観に行った。映画館は私一人きりで貸切状態だった事も手伝って 独特な孤独感と包容感を抱いたまま帰宅したのを今でも強烈に憶えている。

幼い頃、枕元で父が朗読してくれたこの作品。“ジョバンニ” とか “カンパネルラ” “ザネリ”と言った登場人物の名前が異国風味でそれだけでワクワクし、汽車が銀河を走るという奇想天外な設定に、子供心に想像が膨らみ天を見上げては、汽車を探した日々を懐かしく想う。

この映画は、賢治の描きたかった(伝えたかった)心象スケッチを見事に成功させている。一場面ひとつずつを丁寧に丁寧に描き、手を抜いていない。さぞ難しい作業だったと思う。ワンカット・ワンカットの角度、構成、登場人物の眼の光具合。台詞も引きもせず 足しもせず、原作に忠実だ。声優陣のトーンも素晴らしい。文句なしの出来映えだ。また、大好きな脚本家〔別役実〕も参加してることに感動。このアニメ盤のみの“無線技師”も生きている。終章に「春と修羅より“序”」の朗読はエンディングテーマの音楽と一緒に共鳴しながら淡々と読まれ最高のスパイスになった。その点を見ても、子供の為だけの作品ではないことがよく解る。おそらく、この作品を超える同名作品は生まれないのでは?

最後に。〔細野晴臣〕の音楽が不思議ワールドを盛り上げている。

・「年を経るほど引き付けられる
小さい頃見た限りでは、どちらかというと意味の分からないアニメーション程度の印象しかなかったが、原作を作った宮沢賢治氏の作品を一通り通してから、大人になってみるとこの作品が如何に彼の繊細且つ孤独な感性を見事に映像化している事に脱帽。一般に言う多くのアニメーション(ディズニー)とは全く異なるベクトルにある作品で、主人公のジョバンニとカンパネルラはほとんど表情を変えずストーリー自体も非常にストイックで淡々とした構成となっている。猫という動物が超自然的なものやミステリアスなメタファーに古来から使われることからも、この作品のテーマを浮き上がらせるのに役立っていると思う。下手にオーケストラアレンジであったり、シンセサイザーで加工されていたりすることなく雰囲気作りを最大限に考え、ストーリーを邪魔せず見事に融和している音楽も素晴らしい。一つの絵を鑑賞するようにして考えず作品の世界に浸るように見ても十分に味わい深い作品だ。

・「本当に美しい作品です!
 小学生の時に見て以来、何度となく繰り返し見ている作品ですが、何度見ても素晴らしいです。音楽もとても美しく、最後のエンディングは、詩の朗読とあわせて、ずっと心に残っています。何と言っても、登場人物が猫になっているところがよいです。これ以上銀河鉄道の夜の世界を表せるものはないと思います。

・「子供も、むかし子供だった大人も
私がこの映画を初めて観たのは7歳の時でした。意味はほとんど理解できませんでしたが、ずっと不安な気持ちで観ていました。最後には、なんとも言えない透き通ったような悲しさが押し寄せてきてボロボロ泣きました。親に手を引かれ、映画館を出て太陽の光が見えた時、とてもホッとしたのを憶えています。それがきっかけとなったのか、小学生時代は賢治の本を読みふけりました。

20年以上たって、この映画がDVDで発売されていると知り、早速購入しました。だいぶ古い映画だったので正直不安でしたが、映像も音楽も素晴らしいと改めて感じました。あの時の不安な気持ちや、太陽を見てホッとした気持ちが何故だったのか?その意味が今になってわかりました。

確かに子供には難解かもしれません。でも子供は五感で感じ、大人になってその意味を知るという大変奥の深い映画です。

子供にも、そして昔は子供だった大人にもお勧めしたい映画です。

・「ここより始まる。
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』をここまで芸術的な映像作品に仕上げたという功績は本当に素晴らしいと思います。あまりに素晴らしい出来栄えで、気の利いた賞賛の言葉が思い付きません。ただ言えるのはアニメーション作品として、と言うよりむしろ映画作品・総合芸術作品として、屈指の最高傑作であるということです。

ずっと昔に偶然テレビで放送していたのを録画して以来、何回も何回も繰り返して観ています。そして見る度にどきどきしてしまいます。

他の方がレビューしていらっしゃるように音楽が本当に素晴らしく、現実と非現実の曖昧な境界線をひょいと飛び越えてしまうようなすごく幻惑的で危うく示唆的な楽曲群が作品に効果的に彩を添えています。

オープニング曲から一気に作品に引き込まれてしまう方も多いのではないでしょうか?僕はケンタウルスの祭りの曲も大好きです。間違いなく音楽がこの作品の価値を圧倒的な高みに昇らせています。

そして素敵な声優陣の芝居も本当に見事です。ジョバンニの健気さ、本当に田中真弓さんはよくぞここまでやってくれました。

観る方の多くもジョバンニを抱きしめてあげたい衝動に駆られる筈です。脇役のお芝居も非常に充実しており、隙が全くありません。

さらに映像のユニークさには各章ごとに目を奪われます。個人的には「プリオシン海岸」がものすごく印象に残っているのですが、宮沢賢治の原作をここまで上手に映像で表現してしまったことには脱帽です。

ラストの「春と修羅」の朗読には毎回鳥肌が立ちます。宮沢賢治の言葉の力にただただ圧倒されます。常田富士夫さんの朗読が本当に素晴らしい。

永遠の輝きを放つ至高の映画作品です。是非たくさんの方に観ていただきたいと思います。

銀河鉄道の夜 [DVD] (詳細)

蒼天航路 (1) (モーニングKC (434))

・「圧☆倒☆的
三国志を代表する人物、「乱世の姦雄」こと曹操を中心に三国志を描き出す歴史コミック。とにかく

圧倒的

その意味は読んでみれば自ずと分かる。自分はこの作品を呼んで、今まで読んできた全ての漫画という漫画の存在意義を否定された気がした。自然な流れのストーリーが王欣太氏の絶対的表現能力によってバシバシ頭に叩き込まれる。自分は感動のあまり何度も読みかえしてしまった。

が、この一巻はあくまでもその流れの助走段階。あまりその素晴らしさは伝わって来ないかもしれない。しかしここで読むのを止めてしまうのはあまりにも馬鹿馬鹿しいだろう。

何にせよとにかく素晴らしい。この作品を読まずに終る事は人生単位での損失だろう。

・「かなり衝撃的
演戯系の吉川栄治の三国志や、それを原作にした横山光輝のマンガから三国志の世界に入った人には、かなりショッキングである。★曹操はにっくき悪役★のはずであった。でも本書では底なしにかっこいい、180度世界がひっくり返る。初めてモーニングで読んだとき釘付けになった。心の中ではトラウマ的に否定しているのに、曹操の爽快さに、脳みその髄が洗われるような思いで、それこそ毎号、このためだけにモーニングを立ち読みをしてしまった。今では曹操が私の一番です。こっち系は三好徹の興亡三国志かな。

・「最終巻が待ち遠しい!
読んでいますよ!「三国志」大好き!横山光輝さんの「三国志」とあわせて読んでも面白いかも。最終巻が待ち遠しいです。早く読みたい。連載も終わっています。1巻〜34巻まで持っています。読んでいて良かった。

・「余りにも前衛的過ぎる、だがそれゆえに凄い
余りにも前衛的過ぎる三国志である。曹操を主人公に置いたのは、まあ、いい。殆どの作り手が劉備を主人公に選びたがるから、こういうヒネクレ者もいるだろう。しかし、そんなものがこの作品の魅力じゃない。 小説でもマンガでも映画でも、歴史をテーマとする場合、年号や事件の行間に潜む人間をいかに描くかが内容の良し悪しを決める。であるから、大半の作り手はその点において神経質になるはずである。特に歴史を知るものはそうなるはずだ。 巻末のコメントによると、作者は歴史……少なくとも三国志……に関して、この作品を書くまでは目を向けていなかったようだ。だからこその蛮勇ともいえる。そして、作者は自らの才能で持って大胆な解釈を読者に容認させてしまった。その解釈は巻を追うごとに大胆になってゆき、もはや「三国志」の枠組みを大きく逸脱してしまった! 知識が障害となってしまい壁を乗り越えられない者がいる一方で、無知の者は天馬の如く壁を飛び越えてしまう。 無知の者、それは恐ろしい者なり。

・「魅力に溢れた登場人物達の三国志漫画
この漫画のいいところは、登場人物の魅力、及びその登場人物達によって彩られた独特の世界観が挙げられます。一般に三国志の話として知られる三国志演義では、只々悪役とされる曹操、あくまで漢室復興に生きる劉備等を始めとする諸人物一人一人に命を吹き込んだ作品とも言えるでしょう。演義物の話に飽き飽きした方を中心に、広くお勧めします。是非ともこの漫画を読んで演義の世界観を吹き飛ばしてください。

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ムーミン童話全集〈3〉/ムーミンパパの思い出

・「大人になるまで読める童話
ムーミンパパが人生を振り返り記し始めた思い出の記を、子供たちに語って聞かせてやるという流れでお話が進みます。 パパは、自分がこれまでの人生で得たものを子供たちに最良の形で残し伝えたいという思いをこめて、過去を綴っています。

疑問を押し込められて育った捨て子ホーム時代から、その反動で自由に憧れ冒険の旅に出て、その冒険の時代を終えることに切なさを覚える微妙な心情まで、子供ではまだ理解できないであろう複雑な心の動きと人生の教訓が、また、パパの尊敬すべき親友フレドリクソンやスニフとスナフキンの父たちも登場し、それぞれの全く違った人生観・価値観も対照的に描かれています。 パパ自身が述べているように、大人になるまで何度も読み返して欲しい、という本です。

まさに波乱万丈な冒険時代をすごしたパパの物語なので、子供に読んで聞かせてもきっと面白いとは思うのですが、大人にとってはさらに味わい深い一冊だと思います。

ムーミン童話全集〈3〉/ムーミンパパの思い出 (詳細)

ICO(イコ)

・「シンプルが一番☆
ゲームって10年振りだったんです。だから、そんなにごちゃごちゃしたものは避けたかったので、これを買ってみました。そしたらハマる、ハマる。少女の雰囲気がとってもいい感じだし、少年の一生懸命さが胸キュンものです。女の子でも全然できるくらいの難易度で、飽きずに確実に進めていけます。

でも簡単ではないです。それなりに難しい場面もあります。私の場合謎解きはOKですが、唯一の敵キャラである「影」との戦いに苦戦しがちです。シンプルな戦闘なのに、何故か「ゼルダ」の時より苦戦してしまうんです。これが「少女を守る」という難しさでしょうか。とにかく感情移入しすぎて…これって、とにかく凄い☆新感覚です。

ちなみに、説明書もお気に入りです。

・「すんごく楽しいヨ!
~思ったこと~

①風景ヤバいほど綺麗、ビビっタ。

②アクション性はゼルダのリンクより良い(ジャンプ出来るしネ) 謎解きに関しては近いものがある。

③時折、バイオハザード張りの不気味さが漂う。

④敵はキングダムハーツのハートレス・・・かな。

⑤高いトコに登ることが多いけど、あの高さは高所恐怖症じゃなく

 ても怖気づきます・・・ゲーム中のことながら少し恐怖しました。

⑥アクション系の主人公と言えば武器をとっかえひっかえ使い、 水中ではソツ無く泳ぎますが(もしくはドボン=即死) 主人公イコは木の棒一本で懸命に戦い、水中ではどう見ても 溺れている様にしか見えない泳ぎでさらに懸命に奮闘します。 そんなイコに激しく好感を持ちました。

⑦百聞は一見にしかず・・・です。以上。 

・「愛すべき少年少女。
こんなにはまってしまったゲームは久しぶりだ。なによりもその世界に惹かれた。静かな世界。美しい、しかし脆い世界。そして、その世界を象徴するかのような少年と少女。二人の微妙な関係。突然に出会い、言葉も通じない。どんな深い関係なわけでもない。しかし、二人は決して手を離さない。どんな危険な時も見捨てない。最初は私も

「出会ったばかりの人を危険を冒してまでどうして助けるんだろう」と疑問を持ってプレイしていた。しかし次第に少女を守りたい気持ち、少しでも離れると心配になってしまうような、不思議な気持ちになって行く。その過程で、なにか素敵なものを私は得たような気がする。そして・・・・手を繋ぐということが、どんなに素晴らしくて大事なことを

改めて思い出させてくれた。

これは、私の宝物だ。

・「大好きなゲームです!
CMに惹かれて買いました。なにも下調べもしないで強烈に「欲しい!」って思って即買い!もうすっきりしてます。メニューもなく、地図もなく、なにもかも省いた感じ。けどその分、自然やイコ自身がすごく目立って引き込まれるゲームです。ストーリーも簡単だし、操作も簡単、RPGが苦手なわたしは少し苦戦するとこもあったけど、

普通の人はスラスラーといけると思います。二回目にもいろいろイベントがあってほのぼのします。すごく不思議な雰囲気を持ったゲームです。買ってみてください!

・「不思議な世界観、絶対にお勧めです。
何の予備知識もなく、ケース裏の「SCEがæ"¾ã¤æ¸¾èº«ã®ï½žã€ç­‰ã®ç'¹ä»‹æ-‡ã«æƒ¹ã‹ã‚Œã¦è³¼å...¥ã-まã-た。 自ç"±åº¦ã®é«˜ã•、謎解きのé­...力ã‚'物語り最後まで維持するãƒ'ワーでãƒ-レイã‚'なかなか中æ-­ã§ãã¾ã›ã‚"。「風の音、鳥のさえずり」と主人å...¬

とå°'女の発する「異国語」のä»-、余計なBGMはありませã‚"。最初は、あまりに不思議なä¸-界観のせいかãƒ-レイヤーは突きæ"¾ã•れたような感覚ã‚'もつかもã-れませã‚"。ã-かã-、「å°'女æ•'出、脱出」というシンãƒ-ルな目的にå'かって、すぐにそのä¸-界に感æƒ...ç§»å...¥ã-ていきます。ムーãƒ"ーとãƒ-レーç"»é¢ã¨ã®èžåˆã¯ã¾ã£ãŸãé•å'Œæ„ŸãŒãªãã€æœ€è¿'のゲームに多い作å"ã¨ã‹ã'離れた説明的なものはありませã‚"。謎解きに意地悪なとã"ろはなく、私でもæ"»ç•¥æœ¬ç„¡ã-でクリアできまã-た。本作はトゥームレイダースã!«!かなりインスãƒ'イアされていると感じまã-たが、後発のためかæ"ä½œæ€§ã¯ã"ちらのæ-¹ãŒå‹ã£ã¦ã„ます。「高度」とそã"から落ちる恐æ€-ã‚'モチーフにするゲームは多数ありますが、本作もかなりの「æ"¬ä¼¼é«˜æ‰€ææ€-ç-‡ã€ã‚'å'³ã‚ãˆã¾ã™ã€‚エンディングは明かせませã‚"が、きっと皆さã‚"が満足かつç'å¾-できると思います。ぜひ、ã"のゲームã‚'ãƒ-レイã-てその静寂感、叙æƒ...性、壮大感ã‚'å'³ã‚ã£ã¦ãã ã•い。※SCEさã‚"へ~続編期å¾...ã-てます。

ICO(イコ) (詳細)

真・三國無双4

・「今回は期待通りの良作です。
無双3で低評価の原因だった点がかなり改正させています。

まず敵の群がり具合が素晴らしいです。ワラワラ感があって楽しい!これぞ正に一騎当千です!間違いなく過去最高です。そして、懸念だったマップ使いまわしがほとんどなくなりました。1つ1つのステージも結構広めで、決して単調とはいえないものです。

そして処理落ちの有無。雑誌などでも紹介されていた通りでした。1Pではほとんど敵兵が消えたり、スローになることがありません。本当に遠くの敵まで映ったままです。これは凄い! 2Pだと、多少の処理落ちはありますが・・・過去の比較になりません。

また、シリーズで一番人気だった2の音楽に似たものがいくつか。音楽は好き嫌いがあるでしょうが、私は2派なので良かったです。

馬に乗ろうとしているのに落とされたりしたことありませんか?今回は、×ボタンを押してから馬に乗り終わるまでが無敵です。いくらかストレスになることは無くなりました。

その他・・・弓の視点移動あり、エディット武将無し、投げ技は無し。3のように猛将伝の発売を前提とした駄作ではありません。以上が過去シリーズとの比較を加味したレビューです。

今まで無双シリーズをした事のない方々へこのゲームはまず操作が簡単です。アクションゲームというとコントローラーの操作に慣れていない人にはあまり向いていない、という傾向がありますが、全然そんなことはありません。きっとすぐに慣れます。私もゲームはあまりしない方だったのですが、あまりの操作の簡単さ・楽しさに一発でハマってしまいました。本当にお勧めの作品です。是非ともプレイしてみて下さい!

・「純粋に楽しめる良作です
色々と評価が分かれていますが、誰でも楽しめる内容であり、面白いことには間違いないと思います。ボクは三国志の歴史はあまり知りませんが、三国志フリークの方々のウンチク自慢で評価されたのじゃ、開発陣もたまらないでしょうね。

そもそもゲームに現実性を求めるならば、本格シュミレーションゲームを購入されたほうが良いでしょう。ビームが出たり、人間が宙に浮きながらコンボになったりとゲームならでは面白さ、遊び要素が意図して盛り込まれているにもかかわらず、女性キャラがおかしいだのなんだのは論外。確かにゲーム的に派手な演出とキャラの個性付けは、人によっては鼻に付く程押し付けがましいかもしれません。或いは、今までのシリーズや、違うゲームとの比較も同様。しかし、それは個人主観の問題です。万人に面白いかどうか、100人のプレイヤーに対して、8割の人は面白いと感じてくれるゲームだと思います。

博識な三国志フリークな方々のウンチク講義はけっこうですが、これから購入しようとしている方々に役に立つ、万人に対するおおざっぱなレビューの方が的を得ていると感じます。

・「ワラワラ
敵がいっぱいいますマップが広いのでステージクリアに15分くらいかかります各キャラ5ステージくらいですが人数が多いのでちょうどいいというかもっと少なくてもいいかなと思いました。フリーモードをする気にならないのは残念ですが・・・虎がカワイイですが存在感がないのが残念ムービーの量がかなり多いです攻略本が出ればユニーク武器集めなどもできるので長く楽しめそうです

・「個人的評価
◎良い点★敵兵の表示の数が大幅にup、それに比例して爽快感も大きい。★難易度調整などバランスが良い。★BGMが良い。★処理落ち、敵兵が表示されない等の不満がほぼ解消(1pのみ)★史実に近い。★マップが広く豊富。★ムービーが豊富。★護衛兵のシステムが良い。◎悪い点★武器の重量の概念(個人的には悪くは思わないが。)★視点が近いから周りが見渡しにくく感じるかも。★暗いマップが多い★シリーズ通して言えるが人によっては飽き易い。

全体的にみてシリーズの集大成と言った感じ。悪い点を挙げたけどそこまで気になるほどでもなく全然楽しめる。難しいと述べてる方は初っ端から単騎突入してるのでは?

・「今までのシリーズの長所がすべて入りました
いままでの無双シリーズは一長一短でした。敵がワラワラあつまるだけが長所の真三国無双2や戦国無双猛将伝など。敵の強さだけが強化され、ワラワラ感がなくなった真三国無双3や戦国無双など。今作になり、ようやく敵がワラワラのうえに敵の強さのバランスもうまく調整されました。今までのシリーズをプレイしつづけてきた人としてはようやく一応は満足できる仕上がりになったでしょう。初心者なら、迷わず今作をプレイするべきです。しかし4になって一部のモードが廃止されていたりするのでそこはしっかり各自調べてから購入をきめてください。星5つの評価は、もし私が初心者なら迷わず5にしただろうという意味で満点にしました。

真・三國無双4 (詳細)

蟲師 (1) アフタヌーンKC (255)

・「創作昔話絵巻
オムニバスです。一定の登場人物は何度か出てきますがほぼ主人公「ギンコ」とゲストキャストで話が進みます。自分は最初にアニメのほうで知って、とてもきれいな音楽、雰囲気と作画にホレボレして漫画を読み始めたのですが最初の印象は「あれれ、絵がアニメとずいぶん違うなぁ」でした(笑)荒いというか。でも!読んでいくうちにこの絵だからこそ出る味の虜に・・・あれはあれ、これはこれということでしょうか。恐ろしくも暖かくて少し寂しい、蟲という存在を通して描かれるおはなし。蟲といっても昆虫みたいなのではなくあるときは幽霊のようなあるときは自然そのもののような。という存在なのです。基本一話完結なのですが一度のぞいたら止めるのが難しい。読ませる漫画です。ただ万人受けはしないと思います。全体的に良くいえば「静寂、美しさ」悪くいえば「暗い、地味」な雰囲気はあわない人には退屈に感じるかと。表紙などが漂わせる独特の雰囲気にガツンっときたら、読んでみるべし。作者さんの創り出した「蟲」とそれにまつわる人々の奇妙なお話が本当にあった話のように思えてくる。蟲・・・本当にいたら怖いようなうれしいような。おすすめです。

・「独特
マンガといえば、闘いがテーマになることが多い。戦争、格闘、頭脳戦。しかしこの漫画のなかで為されることは、”闘い”とは言い辛く、「蟲師ってどういう漫画?」と読んだことのない人に聞かれると説明するのに戸惑う。

SF、ファンタジー、妖怪もの、時代物・・・。どれも間違った説明ではないのだが、どうもしっくり来ない。とりあえず一話完結型でその世界に存在する不思議な存在、”蟲”の専門家である主人公が昔の日本っぽいところを旅しながら蟲と人の折り合いがつかないことを対処していくという話。

手塚治のブラックジャックに近いかもしれない。静かなバイオレンスやショッキングな話があるのである意味大人向け。

・「不思議な世界観、だけど現実味がある
私はこの漫画をつい最近始まった、蟲師のアニメ版を偶然、目にして、この本の存在を知りました。それから一気に蟲師の魅力に取り付かれ、単行本も集めました。今ではすっかり、この本の”蟲”です。

私はあまり現実味が無い話は好きじゃないのですが、この漫画、蟲師はなんだかとても現実味があり、このような生き物が実際に存在するんじゃないかと思わせます。蟲の形にも色々あり、神秘的で複雑な蟲がたくさん出てきます。あの蟲の造形には作者の力を思い知らされました・・・。

この本は”闘う”漫画ではありません。蟲師のギンコが色々な場所へ旅に行き、そこで出会った人間、蟲と触れ合っていく・・・。そして時には蟲に困っている人間の手助けをする。そんな話です。

私のように、激しい戦闘シーンが好きじゃない人間でも面白いと感じるので、是非読んでみて下さい。最近の漫画に疲れた人が読むとなんだか癒されます。

・「ぜひ読んでみてくださいな
 偶然本屋で見かけて、表紙の美しさと不思議な題名に魅かれました。買おうか買うまいか迷ったあげく一巻だけ買って読みましたが、これがもう素晴らしい作品で一気に集めました!

 蟲師と呼ばれるギンコが、旅をして、いろんな人々や蟲達に出会います。主人公のギンコだけでなく、蟲に対して様々な想いを持っている登場人物の一人一人が、(個人的に)とても愛おしく思います。また、この作品の舞台となっているのはたぶん日本だと思いますが、昔からの日本人の暮らしや、ヒトではない「何か」に対する畏れというものが、静かに大事に描かれていると思います。 今までたくさんの漫画を読みましたが、「蟲師」のような作品は読んだ事がありません。ぜひ、たくさんの人に「蟲師」を読んで欲しいと思います。

・「
 表紙に惹かれて買ったんですが、中身がものすごくよかった。触れられそうで、触れない。近いようで、遠い存在。その狭間にいる「蟲師」とはどんなものなのかが段々と分ってきます。知らぬ間に迷惑を被ったり、恩恵を受けたり、こういうことって実際に多いと思います。 それをどう活かすかというのが「蟲師」ギンコの生き方なのではないでしょうか。

蟲師 (1) アフタヌーンKC (255) (詳細)

銀河鉄道の夜

・「心に満天の星空が
 このアルバムとの出会いは、とあるCDショップのイージーリスニングのコーナーの試聴器に入っていたのを聴いたことである。初めの曲のイントロを聴いた瞬間、このアルバムを買おうと思った。美しい。メロディが美しい。そして買って中に入っている歌詞カード(って言うんだろうか?)のイラストの美しさにまた感動。夜、静かに仕事をしたい時、またくつろぎたい時に聴くと満天の星空が心に描かれるような気がする。偶然出逢えた音楽に感謝したいと思える一枚だ。

・「久石譲さん作品の中でも特にお薦め
久石譲さんというと、宮崎駿さん監督作品やその他映画音楽のイメージが強いですが、映像作品とは関係ない分野の作曲も数多く、アルバムも多数リリースしています。その中でも特にお薦めなのが、この作品「銀河鉄道の夜」です。特に派手さはなく、サビだけが頭に残るという類の曲とは違い、アルバム全体を通して聴いていると、ゆったりリラックスした気持ちになります。

・「久石作品の中でも
傑作の1つに入ると思う。ここに派手なアレンジや技巧はない。しかしシンプルながらしっかりとしたメロディの何にも負けない強さが心に響いてくる。近年の物より作曲者自身の良いところが表れていると感じる。

・「宝石のような音楽。
私は宮沢賢治に関して詳しくないので、この場面とこのメロディーは合わない、とか言えませんし、言うつもりもありません。ただ、純粋に音楽としてきいたとき、このアルバムは「すばらしい」の一言に尽きます。

シンセの奏でる宇宙空間に、散りばめられているオルゴールの星たち。ゆっくりとしたピアノの列車に乗りながら、思いにはせる・・。鳥を捕る人、カンパネルラ、はなんとなく物悲しい。三人の漂流者、天気輪のワルツは、ワルツ調で心が弾む。どの曲も美しく、幻想的で、切ない。久石譲らしさのにじみ出た、珠玉ぞろいの10曲。久石譲が好きな人は絶対聞くべきです。そして、宮沢賢治を知らなくても満足できるアルバムだと思います。

・「静かで深みのある曲
前々から久石さんの音楽は「いいなぁ・・」と思ってたんですが、このCDで完全にノックアウトされましたよ・・・。「銀河鉄道の夜」子供の頃から好きだったこの本を見事に音楽で表現できていて今更ながらすごいなぁ・・・と感じました。聞いて損はないですよ。

銀河鉄道の夜 (詳細)

茶の味 グッドテイスト・エディション [DVD]

・「日本ってすばらしい
とても面白かったです。役者さんのキャラもみんな濃くて、ほのぼのとしているんだけど超非現実的だったり。変わった人たちがいっぱいでてきて、ごちゃごちゃしてるんだけど、最後にはすうっと心に残る。起承転結とか盛り上がりは特になくて、途中で、「中学生のあたしがこんな映画ちゃんと理解できるのかなあ」と心配になったけど、最後には、にんまり笑顔になって、「これでいいのだ。」と幸せな気分になれました。もっと大きくなってからもう一回みたいなと思います。役者さんの演技は「カメラ回ってんの気付いてる??」ってぐらい自然で、浅野さんのシーンはふつうのプライベートの会話をきいてるようでした。幸子ちゃん役の女の子は、セリフの少ない役をよくあそこまで表現できたなあと感心してしまいます。じっくりと家でまたみたいなあと思いました。

・「なんかイイなぁ、好きです
6歳の少女、幸子を演じた坂野真弥のどこか醒めた表情が作品のトーンを象徴していますね。(笑) そして、『何か納得いかない、釈然としない』モヤモヤ感を体現しています。

ストーリーテリング的に、各エピソードをあまり語りすぎないのがいい。結末に明確な「オチ」がなく、ちょっと説明不足かなと思わせる。その尻切れとんぼな感じが余韻となる。「オチ」を何となく自分の気持ちの中で補いながら観るという、ゆったりしたテンポが何とも言えず心地いい。とにかくもホンワカとした結末を迎えるんだよね。

「プレミア」という映画雑誌を読んでたら、カンヌ映画祭で小津安二郎に通じるという外国人評があった。ハチャメチャな展開のこの映画から小津を関連付けるとはすごいなと思っていたけど、実際観たら、そういわれれば、笑いの方向性としては「鮫肌男と桃尻女」や「PARTY 7」の延長だと思うが、どことなく小津安二郎のコメディに似た感じもするから不思議。

・「スローなリズムで
最近自分じゃないなぁ。がんばりすぎてるなぁ。

そんな気分の人にお勧めします。やさしく、ほわほわした映像。いろんな人がいて、それでいいのだ!!

会話はほとんどありません。伝わります…。えー、この人が?と思う出演者にも注目です(^^♪

・「どうでも良いところにも贅沢な布陣。愛に溢れた最高の一発ギャグ群。
パーティ7、鮫肌男と言うように普段ぶっ飛び作品を作る石井監督が、本作では一転して温かな家族愛を描き出しております。

浅野忠信、我修院達也、坂野真弥、土屋アンナという出演者を見るだけでもいい顔ぶれだなぁと感心するのですが、本当にどうでも良いところにも贅沢な布陣が・・・。ナレーション和久井、我修院達也の奥さん役(既に亡くなった役なので写真のみで)に樹木希林、アマゾンの野生少女で漫才師デビューする役に野村佑香、長男の佐藤貴広の初恋役に相武紗季と贅沢な一発ギャグが散りばめられています。

お話は春野家の人々がそれぞれ持つ生活上の悩みを、有り得ない映像表現を用いつつも、ほのぼのまったりと描いている以外はあくまで誰にでも有る普通の日常の物語です。そのため演技も恐ろしいくらいに日常的で浅野と元彼女の気まずい空気だとかは痛いくらいに伝わってくるものがあります。長男に自身の野グソデビューを語るエピソード等、各エピソードが大変微笑ましく描かれているのも印象的で、ラストのエピソードでは暖かな愛に包まれます。

余談ですが「山〜よ山〜よ!茶ッ々ッ」の挿入歌が頭から離れません。思わずそちらのDVDも買いました。

・「ほのぼのと、夕焼けが・・・
特に大きなストーリーはないのですが、ユル~い雰囲気で、140分がゆったりと楽しめます。ひとつひとつのネタはしょーもないのもある(笑)のですが、積み重なったクスクス笑いで幸せな気分になります。『♪なんでアナタは三角定規なのっ!』 って、もーキュートで笑っちゃいました。

また、監督が『CGはありえない!』と、見事ロケで撮りきった満開の桜の美しいこと!ナンセンスなギャグと美しいビジュアルで、愛すべき作品です。

変なおじいちゃん(我修院達也)のパラパラマンガ、謎のダンサー、ヒマワリと逆上がり・・・と、お気に入りは挙げきれませんが、心地よかったのが春野一(ハジメ)の淡い恋のパート。雨の中、バスに乗る少女にカサを渡す場面なんか、カッコ良くて拍手です。その彼女を演じる土屋アンナも可愛らしくていい感じです。今回はヤンキー役じゃありません(笑)

とりあえず買っておいて、10年くらい経ってからまた見たいなぁ・・・そんな映画です。

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