Carlos & Erich Kleiber Conduct (詳細)
Alexander Porfir'yevich Borodin(作曲), Carlos Kleiber(指揮), Erich Kleiber(指揮), Stuttgart Radio Symphony Orchestra(オーケストラ), NBC Symphony Orchestra(オーケストラ)
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、第7番 (詳細)
クライバー(カルロス)(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)
「素人にもわかるクライバーの素晴らしさ」「生きる活力が沸く」「C.クライバー VS E.クライバー」「今までも、今も、これからも、「定番」で「決定盤」!」
Beethoven: Symphonies Nos. 2 & 6 (詳細)
Ludwig van Beethoven(作曲), Erich Kleiber(指揮), Berlin Opera Orchestra(オーケストラ), London Philharmonic Orchestra(オーケストラ)
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」 [Import] (詳細)
カルロスクライバー(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), カルロス・クライバー(指揮), バイエルン国立管(バイエルン国立歌劇場管)(オーケストラ)
「録音はよいとは言えない…でも!」「会場は感動の渦に包まれたという雰囲気は伝わります。」「スーパーカーで田園地帯を走り回る」「CCCD!」
ベートーヴェン:交響曲第3番&第5番&第6番&第7番 (詳細)
クライバー(エーリヒ)(アーティスト), ギューデン(ヒルデ)(アーティスト), ワーグナー(ジークリンデ)(アーティスト), デルモータ(アントン)(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), ウェーバー(作曲), モーツァルト(作曲), ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(演奏), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏), ケルン放送交響楽団(演奏), ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)
ベートーヴェン:交響曲第7番 (詳細)
クライバー(カルロス)(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), バイエルン国立管弦楽団(演奏)
「言葉にならない美しさ」「★×10=★10個!!」「幻のライヴ遂に登場!!」
Decca Recordings 1949-1955 (詳細)
Ludwig Weber(Bass), Ludwig van Beethoven(作曲), Wolfgang Amadeus Mozart(作曲), Franz Schubert(作曲), Carl Maria von Weber(作曲), Erich Kleiber(指揮), Cologne Radio Symphony Orchestra(オーケストラ), Concertgebouw Orchestra Amsterdam(オーケストラ), London Philharmonic Orchestra(オーケストラ), Vienna Philharmonic Orchestra(オーケストラ), Hilde Gueden(Soprano), Anton Dermota(Tenor)
Brahms: Symphonie No. 4 / Carlos Kleiber, Wiener Philharmoniker (詳細)
Johannes Brahms(作曲), Carlos Kleiber(指揮), Vienna Philharmonic Orchestra(オーケストラ)
「例え評論家と同意見でも」「妥協を許さないクライバーと職人集団ウィーン・フィルの面々のぶつかり」「クライバーは"鬼才"でもありますが、真の"天才"です。また完璧な"優等生"でもあります」「4番の最高峰」
管弦楽名曲集(2) (詳細)
クライバー(エーリヒ)(アーティスト), モーツァルト(作曲), ウェーバー(作曲), シューベルト(作曲), リスト(作曲), サン=サーンス(作曲), J.シュトラウス(作曲), スッペ(作曲), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏), ベルリン国立歌劇場管弦楽団(演奏)
Dvorak: Piano Concerto; Schubert: 'Wanderer' Fantasy / Richter, Kleiber (詳細)
Antonin Dvorak(作曲), Franz Schubert(作曲), Carlos Kleiber(指揮), Munich Bavarian State Orchestra(合奏), Sviatoslav Richter(Piano)
「私の鎮静剤」「駄盤」
Dvorak: Symphony No. 9 "From the New World"; Cello Concerto (詳細)
Antonio Janigro(Cello), Antonin Dvorak(作曲), Erich Kleiber(指揮), Kölner Rundfunk-Sinfonie-Orchester(オーケストラ)
Schubert: Symphonies 3 & 8 / Carlos Kleiber, Wiener Philharmoniker (詳細)
Franz Schubert(作曲), Carlos Kleiber(指揮), Vienna Philharmonic Orchestra(オーケストラ)
「大きく骨格が感じられるが、洗練の極みとも言える繊細さ、美しさも表現しつくしている本物」「ウィーン・フィルの潜在能力を引きずり出すクライバー」「美しくも儚い夢」「カルロス・クライバーよ、永遠に・・・(合掌)」「クライバー新発見!」
Tchaikovsky: Symphonies Nos. 4 & 6 "Pathétique" (詳細)
Pyotr Il'yich Tchaikovsky(作曲), Erich Kleiber(指揮), Conservatory Society Concert Orchestra [members of](オーケストラ), Orchestre de la Société des Concerts du Conservatoire(オーケストラ)
ニューイヤー・コンサート1989&1992 (詳細)
クライバー(カルロス)(アーティスト), J.シュトラウス(作曲), Jo.シュトラウス(作曲), J.シュトラウス(1世)(作曲), ニコライ(作曲), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)
「天才によるニューイヤーコンサート」「クライバーがウィーン・フィルの歴史を変えた瞬間」「カルロスは、やっぱり天才だよ!」「凄い!と言うしかないです」「ニューイヤーズのディスクを買う自分が信じられないけど…」
Beethoven: Fidelio (詳細)
Ludwig van Beethoven(作曲), Erich Kleiber(指揮), Kölner Rundfunk-Sinfonie-Orchester(オーケストラ), Birgit Nilsson(Vocals), Gerhard Unger(Vocals), Gottlob Frick(Vocals), Hans Braun(Vocals), Hans Hopf(Vocals), Ingeborg Wenglor(Vocals), Paul Schöffler(Vocals), Peter Witsch(Vocals)
Mozart: Le Nozze di Figaro (詳細)
Wolfgang Amadeus Mozart(作曲), Erich Kleiber(指揮), Vienna Philharmonic Orchestra(オーケストラ), Alfred Poell(Vocals), Cesare Siepi(Vocals), Fernando Corena(Vocals), Hilde Gueden(Vocals), Hilde Rossel-Majdan(Vocals), Lisa della Casa(Vocals), Murray Dickie(Vocals), Suzanne Danco(Vocals)
「歴史的名盤の名リマスター」
Weber: Der Freischütz (詳細)
Carl Maria von Weber(作曲), Erich Kleiber(指揮), WDR Sinfonie Orchester Köln(オーケストラ), WDR Symphonieorchester(オーケストラ), Alfred Poell(Vocals), Elisabeth Grummer(Vocals), Hans Hopf(Vocals), Heiner Horn(Vocals), Kurt Böhme(Vocals), Kurt Marschner(Vocals), Max Proebstl(Vocals), Rita Streich(Vocals)
ビゼー:歌劇「カルメン」 [DVD] (詳細)
オブラスツォワ(エレーナ)(俳優), ブキャナン(イゾベル)(アーティスト), マズロク(ユーリ)(アーティスト), ウィーン国立歌劇場合唱団(アーティスト), ウィーン少年合唱団(アーティスト), ビゼー(作曲), クライバー(カルロス)(指揮), ウィーン国立歌劇場管弦楽団(演奏), ドミンゴ(プラシド)(俳優)
「待ちかねておりました」「クライバー・ドミンゴ・ゼフィレッリに尽きる!」「クライバーのカルメン」「おお!すばらしい!」「クライバーのカルメン」
Wagner: Tristan und Isolde (詳細)
Richard Wagner(作曲), Carlos Kleiber(指揮), Dresden Staatskapelle(オーケストラ), Anton Dermota(Vocals), Brigitte Fassbaender(Vocals), Dietrich Fischer-Dieskau(Vocals), Eberhard Buchner(Vocals), Kurt Moll(Vocals), Margaret Price(Vocals), René Kollo(Vocals), Werner Gotz(Vocals), Wolfgang Hellmich(Vocals)
「トリスタンを聞くならまら、まずこれを聞け!」
Verdr: La Traviata (詳細)
Giuseppe Verdi(作曲), Carlos Kleiber(指揮), Munich Bavarian State Orchestra(オーケストラ), Alfredo Giacomotti(Vocals), Bruno Grella(Vocals), Giovanni Foiani(Vocals), Helena Jungwirth(Vocals), Ileana Cotrubas(Vocals), Paul Friess(Vocals), Paul Winter [singer](Vocals), Plácido Domingo(Vocals), Sherrill Milnes(Vocals), Stefania Malagu(Vocals), Walter Gullino(Vocals)
「クールな中に秘められた強い情熱」「『現代』の椿姫はこの演奏しかあり得ない」「クライバーの愉悦」「最高の椿姫!名版中の名版です。」「素晴らしい!」
Tribute to a Unique Artist (詳細)
Johannes Brahms(作曲), Franz Schubert(作曲), Richard Wagner(作曲), Carlos Kleiber(指揮), Dresden Staatskapelle(オーケストラ), Vienna Philharmonic Orchestra(オーケストラ), Brigitte Fassbaender(Vocals), Dietrich Fischer-Dieskau(Vocals), Kurt Moll(Vocals), Margaret Price(Vocals), Werner Gotz(Vocals), Wolfgang Hellmich(Vocals)
「超名演の追悼版」「彼は華やかな音楽専門の指揮者だった」
150 Jahre Wiener Philharmoniker (詳細)
Wolfgang Amadeus Mozart(作曲), Johann II Strauss(作曲), Johann II and Josef Strauss(作曲), Erich Kleiber(指揮), George Szell(指揮), Vienna Philharmonic Orchestra(オーケストラ)
木之下晃写真集 CARLOS KLEIBER カルロスクライバー (追悼) (詳細)
木之下 晃(著)
「その手を掴まえたかった…」「意識的なブレがその音楽の凄みと躍動感を感じさせます」「「指揮者」の写真集というもの」「写真のブレ」「クライバー、クライバー」
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Custom Stores>By Formats>国内盤>クラシック
Custom Stores>By Artists>クラシック>作曲家別>ハ行>ボロディン
Custom Stores>By Artists>クラシック>指揮者別>クライバー
クラシック>器楽>交響曲・管弦楽曲>ナ・ハ行の作曲家>ベートーヴェン
Custom Stores>By Artists>クラシック>オーケストラ>ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
Custom Stores>By Artists>クラシック>作曲家別>ハ行>ベートーヴェン
クラシック>器楽>室内楽・器楽曲>作曲家別>ハ行の作曲家>ベートーヴェン
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Classical>Classical Instrumental>Composers>A-B>Beethoven
Custom Stores>By Artists>クラシック>オペラ作曲家>ベートーベン
Custom Stores>By Artists>クラシック>オーケストラ>ベルリン・フィルハーモニー管弦楽
Custom Stores>By Artists>クラシック>オーケストラ>ベルリン交響楽団
・「素人にもわかるクライバーの素晴らしさ」
もともとクラシックを聴いたことがなかった私ですが、先輩の薦めで購入し聴きだしました。クライバーのベートーベンでは4番と7番が有名だそうですが、私はこの5番の第4楽章がものすごく好きです。3楽章から4楽章へ移るときの鳥肌の立つような盛り上がり方は言葉では言い尽くせません。以来他の指揮者と聞き比べ、改めてクライバーの指揮の凄味を感じています。このほかにも私の知らない素晴らしい音楽がたくさんあると思うと楽しくてしょうがありません。クラシックを普段聞かない方も是非一度試聴してみてください。
・「生きる活力が沸く」
一音一音に感情がこもる、素晴らしい演奏です。伝説的な指揮者による演奏という先入観も聴き初めにはあったのですが、簡単に吹き飛ばされました。
特に5番の第2楽章。何百回と別の演奏家で聞いているにも関わらず、別の曲か?と思わせるほどのみずみずしさがありました。
7番の第4楽章に至ってはいうまでもありませんが、神々しさを通り越して宇宙の果てまで行ってしまうのではというぐらいの迫力です。
指揮者が余程の確信をもたないと、これほどの演奏は生まれないでしょう。作曲家もこの演奏なら納得するだろう・・・と思わせる人類の宝です。
・「C.クライバー VS E.クライバー」
一世を風靡したウイーンの名指揮者エーリッヒ・クライバー(1890ー1956年)はベートーヴェンをこよなく愛し得意としていた。5番&6番のカップリングはいまも歴史的な名盤として記録されている。その子、カルロス・クライバー(1930ー2004年)はベルリン生まれ、ブエノスアイレス育ちで、「親子鷹」ながら父はカルロスが指揮者になることを強く反対したと伝えられる。 カルロスは父の使った総譜を研究し尽くして指揮台に上がったようだが、この5番&7番は、没後約20年後、父もここで名盤を紡いだ同じウイーン・フィルとの宿命の録音(1974、1976年)であり、余人の理解の及ばぬ、父を超克せんとする<格闘技>的な迫力にあふれている。同時期、ベルリン・フィルではその疾走感、音の豊饒さである意味共通するカラヤンの名演もあるが、明解すぎるほどメリハリの利いた解釈とオペラでしばしば聴衆を堪能させた弱音部での蕩けるような表現力ではカラヤンを凌いでいると思う。 父を終生意識しながら、その比較を極端に嫌ったカルロスが、結果的に父と比類したか、あるいは超えたかはリスナーの判断次第だが、この特異な名演が生まれた背景は、エーリッヒとの関係なしには語られないのではないかというのが小生の管見である。
・「今までも、今も、これからも、「定番」で「決定盤」!」
カルロス・クライバー指揮の5番と7番については、その素晴らしさについては語り尽くされている感があり、いまさらなにをコメントするの?・・・って感じではありますが、それでもやっぱり何か書かずにはいられない。(苦笑)
・「録音はよいとは言えない…でも!」
音源の問題で、正規盤とはいえ録音状態は「最高」を期待しないほうがよいです。ですが、クライバーの数少ないディスコグラフィー。しかも料理したのは「田園」。これがあの「田園」か??と思うほど、私には全く別物に聞こえました。クライバーが振るとこうなるのか…。ものすごい衝撃を受けました。「田園」を初めて聴く方・「田園」の最初の1枚にする方にお奨めできるかどうか迷います。が、間違いなく、大変スリリングで特別な「田園」です。「田園」を聴いて、「恐い!」と思ったのは初めてです。(嵐の場面など特に)田園の聴き比べやコレクター、クライバーファンには必携かと。恐らく私が感じた衝撃を、演奏会当日の観客は何倍にも感じたに違いない。異空間に連れ去られて、突然現世に戻されたようなあの拍手の鳴り方は、「呆気にとられた」「呆然としてしまった」あと、正気に戻った観客たちの万雷の拍手に思えました。
・「会場は感動の渦に包まれたという雰囲気は伝わります。」
例えば雨がぽつん、ぽつんと落ちてきて、その後にうわーっと大降りになるかのようなすさまじい拍手に包まれたこの演奏は、おそらく会場で聴いていればもの凄く感動できたとも思うのですが、どうも演奏の神髄がマイクに入っていないのか、速いけれど満足いくほどのものではないような感じがしました。しかし、嵐の迫力は大きく、聞き応えある演奏だとは思います。
・「スーパーカーで田園地帯を走り回る」
まるでジェット・コースターに乗っているかのようなめまいを感じる、スリリングな演奏。カルロス・クライバー以外の人には到底真似などできないだろう。オーケストラは時々しどろもどろになるが、殆どリハーサルなしのぶっつけ本番だったらしい事を考えると、よくクライバーの棒にくらいついていると思う。
ゆったりした演奏こそが「田園」の真髄だと思っている人には邪道だが、こんな邪道も悪くはない。
・「CCCD!」
「6曲目」にインデックスされる拍手は二度とあり得ない演奏を物語っている。つくづく死が悔やまれる。
が、この2003年リマスター、ドイツプレスの輸入盤はCCCDである。そっちの方によりショックを受けた。日本盤がCCCDでないのならば、そちらを買うべきだろう。
・「言葉にならない美しさ」
カルロスの第7番はスタジオ録音で聞けるが、このライヴはとにかく圧巻!圧倒!素晴しいです。第四の同日ですが、こちらの方が音が良い気がします。特に第二楽章の美しさ!世の中の出来事なんかどうでもいい、このままずっと、この美しさに陶酔していたい。と思ってしまう危険な美を堪能できます。とにかく是非聴いて欲しい超名演奏です。
・「★×10=★10個!!」
聴いていて理屈無しにとにかく元気が出る7番他の方にもあるように「圧倒!!」なのですが 圧倒されて疲れないむしろ気分爽快
・「幻のライヴ遂に登場!!」
かねてから噂になっていた、カルロスのライヴ録音が遂に登場しました! 同日に演奏された第4はカルロス自ら、「〜とるにたらない批評にでも、我々は反論する根拠を持っている」と自信を持って発売を許可したのに、第7の方は発売もされずにお蔵入りになってしまいました。今回、正規発売され24年ぶりに復活しました!カルロス自ら発売の許可をしなかったのは何故なのかは、彼が亡くなってしまったので想像するしかありませんが、私はこの第7の演奏は第4に比べて若干落ち着いて演奏されている様に思います。多分、私の想像ですが、第7はスタジオ録音もされ第4より演奏頻度が多く(‥と言ってもカルロスの演奏頻度でですが)カルロスも第7の方が演奏するのに慣れ(変な言い方ですが)ていて、新鮮な気持ちで取り組めた第4の方が気合いも入ってカルロス自ら満足出来る演奏になり、発売も快諾したのではないでしょうか‥?第7はカルロスならこのぐらいの演奏は出来て当たり前‥的な演奏です。でもやはりカルロスの演奏なので、生命力もありやはり名演です!発売されて良かった!
●Brahms: Symphonie No. 4 / Carlos Kleiber, Wiener Philharmoniker
・「例え評論家と同意見でも」
オケの出来と言う点ではアバド・ベルリンフィル盤だが何べん聞き比べても『音楽』はクライバー盤例え評論家と同意見でもイイものはイイ諦念感漂う1枚ジャケットは中身を示す?
・「妥協を許さないクライバーと職人集団ウィーン・フィルの面々のぶつかり」
1980年3月ウィーンで録音。超完全主義者カルロス・クライバーが50才の時の録音でヨハネス・ブラームスがこの曲を作曲した時と同年齢である。
有名な1982年12月にベートーヴェンの交響曲第4番を練習中、意見の相違で楽員と対立し、定期演奏会をキャンセルしてしまったという所謂「テレーズ事件」の少し前であり、妥協を許さないクライバーと職人集団ウィーン・フィルの面々のぶつかりあいがきっとまずあって、徹底したこの曲についての論戦があってその後、録音したとしか思えない。ウィーン・フィルが一体化した結合感ある有機体になって哀しさに泣いているような感覚を覚える。第1楽章などまるで管の音がひらひらと哀しげに墜ちてくるような錯覚すら覚える。
これほどの指揮者はもう現れないだろう。神のタクトだ。
・「クライバーは"鬼才"でもありますが、真の"天才"です。また完璧な"優等生"でもあります」
何を勘違いしているのか、評論家の○○ギン氏は、「ベートベンの演奏はこんな風にしてはいけない。心騒がす煽動的な演奏だ…」とかいうようなことを、クライバーのあの伝説となった4番に際して言っていたことがあります。世界中のクラシック音楽ファンが熱狂的に歓迎、あの世のベートーベンまで、「俺の4番はこんなに面白い曲っだったのか、秘かにつまんない曲を作ってしまったと後悔すらし始めていたのに…」とびっくり仰天、感動していたのに、○○ギン氏は、"聴く耳"を持っていない恥を世間に証明してしまいました。ベートーベンの4番では、「…神霊も我を忘れて聴き惚れる鬼才のみが成しうる名演奏…(クライバーに近い消息筋)」ぶりを遺憾なく発揮しましたが、このブラームスでは、あの世のブラームスが「…非のうちどころがない、まさに完璧な超名演奏…。私が表現したかったすべてを表現しつくしてくれており、なお余りある…」と感動しているでしょう。クライバーは、まさに、超優等生、天才なのです。
・「4番の最高峰」
ややもするとウィーンフィルは箍の緩んだ演奏をすることのある気まぐれ楽団ですが、クライバーにかかると真の実力を発揮します。このコンビで全集を望みたかったんですがかなわぬ夢・・・
●Dvorak: Piano Concerto; Schubert: 'Wanderer' Fantasy / Richter, Kleiber
・「私の鎮静剤」
クライバー唯一の協奏曲。私はこの軽やかな音を聴くだけですっかりリラックスしてしまいます。買うなら輸入盤がおすすめ。シューベルトのさすらい人幻想曲(リヒテルのソロ)も収録されていますし、音質が国内盤より良いです。
・「駄盤」
リヒテルとクライバーを起用して、この曲の魅力に箔をつけようとしたのだろうが、徒労に終わっている。リヒテルのピアノが鈍く、かえってクライバーの指揮が浮いてしまっている。
●Schubert: Symphonies 3 & 8 / Carlos Kleiber, Wiener Philharmoniker
・「大きく骨格が感じられるが、洗練の極みとも言える繊細さ、美しさも表現しつくしている本物」
シューベルトのシンフォニーにも優れた演奏は多いですね。ベームの白鳥の歌ともいえるウィーンフィルとの録音なども素朴で実に魅力的です。しかし、しかし、…よく聴けば、聴くほど、シューベルトの演奏には、こんな違った魅力もあったのか、こんなアプローチもあったのかと新たな発見をさせてくれる1枚がこの演奏です。3番もチャーミングな演奏をしていますが、この8番はクライバーという天才のみが成しうる「…大きく骨格が感じられるが、洗練の極みとも言える繊細さ、美しさも表現しつくし、その先に霞のかかった本物のシューベルトを垣間見させてくれる名演奏!」です。
・「ウィーン・フィルの潜在能力を引きずり出すクライバー」
1978年9月ウィーンで録音。
ウィーン・フィルは世界最高のオーケストラである。当然カルロス・クライバー自身もそう思っていただろう。その世界最高のオーケストラはその潜在能力を全て出し切ってはいないのだ、とも思っていたのだろう。その潜在能力を全て自分の手で引きずり出したいという意思が随所に感じられる。
1974年のあのベートーヴェンの『運命』がクライバーがウィーン・フィルを振った最初の演奏だが、潜在能力を引き出すための職人集団ウィーン・フィルの面々とのぶつかりあいはその後もずっと続き、本作(1978年9月)そしてあの名演ブラームスの第4番(1980年3月)と徐々にクライバーの考えるウィーン・フィルの潜在能力は発揮されるようになってくる。しかしながら1982年12月にベートーヴェンの交響曲第4番を練習中、意見の相違でウィーン・フィルの楽員と対立し、定期演奏会をキャンセルしてしまうことになる。所謂「テレーズ事件」だ。
喧嘩してまで自分の考える音楽を老舗の職人に作らせる。クラシックの世界に唯一無二の存在だった。これからこんな人が現れるだろうか、おそらく現れないだろう。
・「美しくも儚い夢」
3番は、全体的に快速テンポなのだが、ただ流しているだけではない。特に2・3楽章などは「楽しさ」が溢れている。弾いている方も「幸福」の極地ではないだろうか。4楽章最後の和音も、ホールの残響と相まって、楽しい時の終わりに訪れる「儚さ」さえ感じてしまう。
ちなみに、一般的にも評価の高いブロムシュテット/シュッターツカペレ・ドレスデンの演奏と聴き比べてみたが、こちらはどちらかと言うと「ドイツ風」のシューベルト。SKDの重厚な低音の魅力も捨てがたいのだが・・・
「未完成」も、もちろん素晴らしい。この曲は、両楽章とも「緩急の差」の表現がポイントになるが、どちらも「安寧」と「慟哭」を見事に弾き分けている。1楽章の中間部からは「嘆き」すら感じ取れる。私はいつも、2楽章の短調になる部分からモーツァルトが聞こえてくるのだが、この演奏からは、それがより顕著に聞こえてきた。そして最後の和音が、3番と同じく、美しくも儚く響いていた。
・「カルロス・クライバーよ、永遠に・・・(合掌)」
ベートーベンの交響曲で、迫力ある演奏を聴かせてくれたクライバー。 他の作曲家の音楽だと、どんな演奏になるんだろう?そんな思いから購入したのが、このアルバム。 まず、3番は、シューベルトの交響曲としては、あまり知られていないが、親しみやすい作品である。 第1楽章は、標準的なテンポで進行していき、ラストでいくらか加速して終わっている。そして、第2楽章以降は、そのままのテンポを維持するかのように、快速電車のような速いテンポで飛ばしている。 しかし、決してせかせかした印象にはならず、むしろ、爽快感さえ覚える。 カップリングの「未完成」だが、わたしの手元にあるアーノンクール盤(こちらは、コンセルトヘボウとの共演)は、管楽器の響きが見事だったが、このクライバー盤は、弦楽器の、緊張感と悲哀に満ちた響きが印象的だった。 2004年の7月、カルロス・クライバーは、帰らぬ人になった。 わたしは、この「未完成」を聴いて、彼への哀悼の気持ちを新たにした。 クライバーがリリースしたアルバムは、ただでさえ数が少ないのに、新たな名演が、もう世に出ることはないのかと思うと、ふいにさびしさがこみあげてくる。涙がこぼれそうになる。 カルロス・クライバーよ、永遠なれ!!!(号泣)
・「クライバー新発見!」
クライバーの演奏が好き、という単純な理由でこのディスクも購入しました。
シューベルトの交響曲自体になじみが少なかった私にとっては、クライバーの新たな面発見!と言ってもいいくらいの素晴らしい演奏でした。特に交響曲第3番が非常に軽快で親しみやすく、クライバーらしいと思える1曲でした。淡々としていながら、妥協していない感じ。きっといつも通り、踊るように指揮をしていたんでしょうね。もちろん、未完成交響曲の方も心地の良い演奏でした。
いつも思いますが、クライバーとウィーンフィルって本当に相性が良いですね。シューベルト好きにもクライバー好きにもたまらない1枚だと思います。
・「天才によるニューイヤーコンサート」
ニューイヤーコンサートの歴史の中で、この2年は、まさに奇跡の2年ではないかと思う。1989年のニューイヤーコンサートは本当に衝撃的だった。踊るような華麗な指揮に、ウイーンフィルも心地よく踊っていた。そんなのを見るのは初めてだった。ウインナーワルツなんて、どの演奏でも同じだろう、特に演奏がウイーンフィルなら、指揮者の方が飾りだろう、と思っていたこともあった。コレを聞いて、そうじゃあないんだ、と知って欲しい。
・「クライバーがウィーン・フィルの歴史を変えた瞬間」
クライバーは,生前,ニューイヤーコンサートに二度登場した。登場自体が奇跡的とも言われた1989年。そして,再登場が待ち望まれる中,漸くファンの願いの叶った1992年。このCDは,その両方の演奏がギュッとワンパッケージに詰まっており,正に感動もの。ばら売り版に比べると,1989年のポルカ「風車(水車)」が割愛されている等の若干の省略があるものの,クライバーによるニューイヤーコンサートのほぼ全容が堪能できる。
ウィーン・フィルは,他のオケにはない独特の繊細な音色と「艶」,そして,変幻自在な「間」を兼ね備えた唯一無二の存在である(特に,このディスクで聴かれる当時は,故ヘッツエルがコンサートマスターを務めており,一つの頂点を迎えていた。)。このオーケストラを,スタイリッシュにそして情熱的に音楽を練り上げることにかけては随一の指揮者,カルロス・クライバーが振ったのだから,これだけでも凄いこと。両者の個性がぶつかり合ながらも,深い共感の下に,軽妙で,キレの良い,華やかな,極上の音楽が繰り広げられる。ウィンナワルツを敬遠してきた人にも絶対にお薦めできる。
まずは,ディスク2の「加速度ワルツ」から聴いて頂きたい。緩やかに静かに奏でられる冒頭から徐々に音楽が盛り上がり,そして,ワルツ独特の浮遊感とでもいうものが見事に表現されている。演奏の上手さだけではない。耳を澄ませば,やっとあのクライバーのワルツに出会えた聴衆の息をのむような興奮までも感じ取れる。そして,クライバーの十八番「こうもり序曲」,「雷鳴と電光」の素晴らしさは言うまでもないが,「ラデツキー行進曲」も一度クライバーの演奏を聴くと,他の指揮者の演奏が鈍重にさえ思えてくる。
ウィーンフィルが奏でさえすれば最高のウィンナ・ワルツになるという「常識」は,このディスクの前では通用しない。クライバーの登場により,ワルツの歴史を,否,ウィーン・フィルの歴史を塗り替たといっても過言ではない。特に1989年の演奏は,フルトヴェングラーのバイロイトでの第九にも匹敵する歴史的なものと言っても過言ではない。是非,演奏芸術の歴史が転換した瞬間をじっくり味わって頂きたい。
・「カルロスは、やっぱり天才だよ!」
カルロス・クライバーが初めてこの伝統あるコンサートに登場すると聞いた1988年の年末、本当に信じられなかった!ただでさえコンサートに登場しないカルロスが、お祭り騒ぎ的なこの伝統のコンサートで指揮してくれるなどと夢にも思わなかった!当日キャンセルするんじゃないのか‥?とビクビクしながら1日の夜を迎えた。カルロスが颯爽と登場し、加速度ワルツからカルロス節全開!VPOがワルツを演奏すれば、全部がウィーン風になるワケじゃないんだ!‥クレメンス・クラウスみたいな甘美なウィーン訛りのワルツじゃないけど、生き生きしたリズムと包容力のある美麗な旋律!‥もうカルロスの魔術から逃れられなくなった。お得意の「こうもり」も素晴らしい!なによりもVPOの自発性が最高にイイ!カルロスと演奏するのが本当に楽しそうだ!1992年にもカルロスとしては信じがたいが、2回目の登場となった!この再登場は前回よりもリラックスしていてラッパまで演奏してくれて大感激!カルロスって気難しい天才だと思ったら結構お茶目さんなんですよ!CDは若干の曲の割愛もあるけど、カルロスの最高のコンサートが聴けますよ!カルロスはやっぱり天才だよ!
・「凄い!と言うしかないです」
クラッシク音楽自体はそんなに詳しくはありませんが、ニューイヤーコンサートは、各指揮者の個性が非常にわかりやすいので好きな公演だったのと、今は亡きクライバーの公演ということで購入しました。
素晴らしい!の一言ですね。彼の踊るような指揮が目に浮かんでくるようです。カラヤン、アバド、ムーティも「いいなぁ」と思いましたが、他のどの演奏より個性あふれる感じがします。特に89年の演奏は圧巻だと思います。言葉で的確に言い表せないのがもどかしいくらい。
もう一方で、各指揮者のオーダーに応えつつ「らしさ」を保っているウィーンフィルも相当凄いですよね。
ニューイヤーコンサートが好きな方々ならば、是非手元に置いておくべき演奏だと思います。お勧めです。
・「ニューイヤーズのディスクを買う自分が信じられないけど…」
日本人の私には、ウィンナワルツの「真髄」を理解しきれないせいもあり、毎年正月のテレビ放映を楽しく視聴しつつも、本音を言えば頼まれても行かないであろう、と。勿論ディスク購入には至りませんでした。ただし!クライバーが振った年は例外。
ドナウもラデツキーも、これが本流だったのだと自己の不明を痛感。「あのラデツキーのテンポでは一緒に拍手できない」という声も一部にあったそうですが、それはその人にリズム感がないからだ、とはっきり断言できます。異常なテンポなどでは全くありません。彼の十八番の「こうもり」(89年)、「雷鳴と雷光」(92年)は勿論のこと、見事飛ばせた「とんぼ」(89年)、眩暈がするほどうっとりの「天体の音楽」(92年)は他の指揮者ではできなかった、素晴らしい演奏です。それにどちらの年も、彼の選曲は趣味がいい。
追悼盤でクライバーの2年分が一組になり、バラ売り時のカット曲も復活。お買い得。
・「歴史的名盤の名リマスター」
言わずと知れた有名な録音であり、今さら多言を要しないだろうが、それでも賛辞を送りたい。何度聞いても飽きない素晴らしい録音である。緩急自在のE.Kleiber&ウィーン・フィル。近年聞けなくなった分厚いバスのSiepi、鈴のように可憐に鳴り響くGudenをはじめ、キャストも万全。ここでレビューしたいのは他の盤との比較である。以前1200円/枚シリーズでリリースされたが、このDecca Legend盤は新たにオリジナルソースから最新技術でリマスターしたもの。オーケストラの彫りと艶が格段に向上している反面、声の音量が相対的に小さくなってしまったと思える箇所もある。しかし、旧盤にあった音の割れなどは解消されていて全体的にはリマスターの成果は上がっており、旧盤を愛聴している人も一肌脱いで買う価値はある。
・「待ちかねておりました」
この公演の映像は1982年頃にNHKで1度放映されたものと同一のものと思います。その際は買ったばかりのビデオデッキで録画をしたのですが、当時はテープそのものが高価で、お金のない学生だった私は3倍速で録画をしたために画質も音質も惨憺たるものでしたが、そのクオリティーの高さは確かなもので、未だに繰り返し鑑賞しております。
どういう理由でこれが今までソフト化されなかったのか、不思議なくらいで、20年間ずっと待ちつづけていたといっても過言ではありません。何故といって、未だにこの映像を凌駕する「カルメン」にお目にかかっていないからです。(かつてイタリア歌劇団が来日公演の際、シミオナートとモナコの競演による「カルメン」が上演されたそうで、母がラジオ中継で聴いたと豪語しております。おそらく映像や録音が残っていないのでしょう。残念です)
内容の素晴らしさは観ていただくほかはありません。けして期待を裏切らないと思います。
・「クライバー・ドミンゴ・ゼフィレッリに尽きる!」
映像で見られる中で、ミゲネス・ジョンソン−ドミンゴ−マゼール盤に並んで興奮できる作品。クライバーの活き活きしたテンポ設定も気持ちがいいし、ドミンゴもそれに応えるかのような伸びのよい歌いっぷりである。「花の歌」で拍手が鳴りやまないのも頷ける。ゼフィレッリの演出も超一流だ。一幕のたばこ工場前広場での昼休みの様子など、ウィーンの奥行きの広い舞台が十分生かされていて、一見、人海戦術のような印象を受けるが、それでいて各人がそれぞれの動きをしているのには感動。二幕の酒場も、特に最初の大騒ぎの様子も、これが目前で繰り広げられていたら、本当にワクワクしたことだろう。それ以外の人たちの歌は少し残念だけど、アンサンブルを極端に潰す程でもなく、全体の評価を下げるものでもない。少し映像が古く、カメラワークの悪さがとても気になるけれど、演奏の質の高さにかわりはない。
・「クライバーのカルメン」
クライバーファンならば衛星放送、海賊版などで既に散々聴いた演奏。しかしながら、こうやって正規盤としての体裁を整えて世に出るのは改めて嬉しいこと。 音質(元々の音源の問題はあるが)や画質が期待以上に改善されているのも嬉しいところ。
オブラスツォワ、ドミンゴ(「花の歌」の絶唱!)、マズロックと配役は超一流と言わないまでもそれなり。ゼフィレッリの豪華絢爛な演出も好き嫌いはともかく、やはり見事。
しかし兎にも角にもクライバーである。プレミエということで、ちょっと硬さがあるのはいつものことだが、徐々にエンジンがかかってくるとやはり凄い。 「ジプシーの歌」でアクセルを吹かし過ぎて、ピット・舞台とも崩壊寸前ではあるが裏を返せばこれこそクライバーの真骨頂であろう。ここでの考えられないアッチェレはアドリブだったのかもしれないが、オケが必死に食らいついていくスリルと比肩するもののない熱狂はクライバーにしかできえないだろう。また「花の歌」もドミンゴの単なる伴奏ではなく、グイグイと音楽を煽り立てて、この作品がヴェリズモの血を引いたものであることを肌で感じさせる。「フランスのエスプリ」を求める人にはお薦めできないが「クライバーによるクライバーのためのカルメン」が此処にある。
・「おお!すばらしい!」
「アイーダ」に続き、ドミンゴ出演作品の「カルメン」を買いました。いやぁ本当にドミンゴはすばらしい!12歳の僕が言っても参考になるかわかりませんが・・・ 4幕の二重唱はわぁと思いましたよ。歌劇場に響き渡る伸び伸びと大きく、もうなんといっていいかわからないのですよ。1幕の、ウィーン少年合唱団が、歌劇を盛り上げています。 自分も舞台にあがってみたいなぁと思うんじゃないですか、このDVDをみるとね。
・「クライバーのカルメン」
1978年12月9日におこなわれたクライバー指揮ウィーン国立歌劇場での公演を収録したもの(以前クラシカ・ジャパンで放映されていたもの)である。クライバーの指揮は,第一幕の前奏曲から全速力!ここでは,若く精力の漲ったクライバーの指揮姿が見られる。キレのいいリズム感,クライバーならではのクレッシェンド,そして,命をすり減らしながら指揮をしているのではないかとさえ感じさせる渾身のタクト。冒頭からただならぬ雰囲気を湛えている。圧巻は,第2幕冒頭の「ジプシーの歌」。クライバーでしか表現できない情熱的な演奏に眩暈さえ感じる。歌手では,やはりホセを演じるドミンゴが貫禄の演技。一方,オブラスツォワは,野性的なカルメンにしてはやや脂が乗りすぎという嫌いがある。カラスとクライバーが競演していたらとんでもない演奏になったに違いないと思うのは,妄想の行き過ぎ...
ともあれ,惜しくもクライバーが亡くなってしまい,生で見ることができなくなってしまった今となっては,これから発掘されるであろうオリジナル映像が唯一の楽しみである。このDVDによって,流麗で情熱的なカルメン体験が得られること間違いなし!
・「トリスタンを聞くならまら、まずこれを聞け!」
これは、現在CD化されている『トリスタン』のなかでも、初心者から通まで、存分に唸らせることのできる稀有なセットである。カルロスの解釈は、必ずしもスコアに忠実ではないが、劇的な場面では、鮮烈な稲妻を思わせる鋭い弦を奏でさせ、他方、叙情的な場面では弱音で滑らかな、また輝くような艶のある音をひきだす。この強弱のコントラストに加え、レガートとスタカート、またアゴーギク(より早く、より遅く)、低音と高音との対比を自在に駆使して、この大曲を寸分も飽きさせずに聞かせぬく。ドレスデンのオーケストラも、いぶし銀のように、ピッチはやや低めだが、暖かく、艶やかな高弦、また安定感ある低弦がピシパシと要所を締め、木管の音色も柔らか、かつ伸びやか。魔術的な音色の海に戯れることができよう。録音は、このオリジナル・イメージ・ビット・プロセッシング盤よりも、4枚組のもののほうが原盤なので優れている。この音楽は、その誕生当初、「未来の音楽」と呼ばれ、従来の和声法からみても、また歌劇の作法からみても、全く新しい境地を開いたと看做された作品だが、そのような斬新さをいまなお感じさせる演奏ー録音といえよう。
・「クールな中に秘められた強い情熱」
カラヤンのドラマチックな演奏とは対照的に、このクライバーの演奏はある意味クールな印象を受けました。(クールと言うのは正確ではないかもしれません。もちろんダイナミックで迫力満点なのですが、感傷的ではなく実直で真摯な演奏という気がするのです)しかしこの感傷を捨てた演奏がかえって、悲劇を奥深いものにしているように思います。演奏はテンポよく進み、ドラマチックな悲劇は必然ではなく、結果として起こりうるのだというような、運命に対する謙虚さのようなものを感じます。張りのあるドミンゴの歌唱もテンポよいリズムによく合っていると思います。クライバーの繊細かつたぎるような情熱を感じることのできる名盤だと思います。
・「『現代』の椿姫はこの演奏しかあり得ない」
1977年リリース。録音日時の記録はどこにもない。おそらく妥協を知らないクライバーは何度も何度も作り込んだように思う。
この盤の対抗馬として誰しもがあげるのがマリア・カラスのライヴとトスカニーニ盤だろう。快速で有名なトスカニーニ盤と比較してみると、トスカニーニは3:37→4:44→2:54→2:18→2:31→1:16という風に進みクライバーは3:34→4:34→2:56→2:18→3:06( Act 1: Un Di Felice, Eterea)→1:13と進む。Act 1: Un Di Felice, Etereaにはじっくり時間をかけているのが分かる。
しかしながら録音技術の進んだ『現代』の椿姫はこの演奏しかあり得ないだろう。この盤を聴く前にトスカニーニで予習をして、クライバーはこんな風にやるだろう、と予想して聴いたがそれ以上に素晴らしかった。ピアニシモの部分もただのピアニシモではない。遠くで奏でられているようなピアニシモ。全てに神経を研ぎ澄ました凄い椿姫である。この演奏を凌駕するものが現れるか?無理だと思う!!
・「クライバーの愉悦」
気分よく酔うとこの曲を聞きたくなる。クライバーほど愉悦感にみちた「ラ・トラヴィータ」はありません!クライバーはコトルバスとかポップとかプライスとか声はやや細めだが、透明感のあるソプラノが好きで、これはボクの勝手な解釈ですが、オペラを純音楽的に表現しようとしたんじゃないか、と思います。全体的にカロリー控えめで筋肉質な演奏。そのあたりはコトルバスもドミンゴさんもよくわきまえていて、過度な感情表現がない分、音楽性が問われる歌い方。相当の技術がなければこなせません。古いところでは、ジュリーニ・カラス盤や、新しいところでネトレプコ盤などがありますが、飽きさせない魅力、ドライブ感はやっぱり頭一つ抜けているかな。ネトレプコのヴィオレッタは大好きですが・・・。やっぱりオペラのクライバーは天才的。
・「最高の椿姫!名版中の名版です。」
クライバーの指揮は序曲の最初から私たちを魅了します。コルトバスも大袈裟でなく、はかない。ドミンゴも一歩引いて彼女の魅力を引き立てている。5回ほどきけば、あなたも椿姫の一幕が全部歌えるようになりますよ。
・「素晴らしい!」
現代の3大テナーの1人、ドミンゴがアルフレード役を歌っているのでそれだけで二重丸!マリア・カラス版に引けをとりません。
・「超名演の追悼版」
今年2004年7月13日に逝去したカルロス・クライバーの追悼版です。シューベルトの交響曲第8番「未完成」とブラームスの交響曲第4番とワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」から「死と地獄」と「イゾルデの愛の死」を収録しています。クライバーらしい素晴らしい出来で、値段もお手ごろなので、今までクライバーを聴いた事がない人にもオススメです。
・「彼は華やかな音楽専門の指揮者だった」
カルロス・クライバーという人は、天才的なオペラ指揮者だったのだろう。このCDにもワーグナーが収録されており、その実力を見ることができる。一方交響曲になるととたんに彼の指揮は苦しくなる。シューベルトの未完成は、弱音は美しいのだが強音がずいぶん硬質な音で、それなりに顔立ちは整っているのだがどこかきつい表情を持った女性を連想させる。ブラームスの第4は、まったく良さが見出せない演奏で、彼の限界が鮮明に現れていて興味深い。
●木之下晃写真集 CARLOS KLEIBER カルロスクライバー (追悼)
・「その手を掴まえたかった…」
この本を最初のページから順に眺めてゆくと、モノクロームの時間が饒舌に流れ出し、まるで音楽を1曲通して聴いているような錯覚に陥ります。写真の並べ方が絶妙なのです。中間部には、大胆にトリミングされた迫力あるカットが並びます。そのほとんどは、ブレています。クライバーの渾身のスピードが、カメラの性能からはみ出しているのです。そのはみ出し方を、そのまま作品にしている写真家の感性が、またスゴイのです。ピントが合っているか、被写体が静止しているか、などとは別の次元の写真がそこにありました。さらにページが進むと、写真は徐々に鮮明さを取り戻し、タクトを降ろして安堵の表情を浮かべるクライバーを捉えます。
後半には、来日公演「ばらの騎士」の千秋楽と打ち上げの様子がカラーで載っています。そして最終頁は……。カーテンコールに立ったクライバーを舞台袖から捉えたカットでした。クライバーが、「さあ、貴方もどうぞご一緒に!」と云った風に、こちらに大きく手を差し伸べています。差し伸べられたその手を誰も掴むことができないまま、カルロスは逝ってしまいました。また、泣けました^^。
・「意識的なブレがその音楽の凄みと躍動感を感じさせます」
伝説の指揮者、カルロス・クライバーが昨年7月に亡くなりました。クライバーの寡作ぶりは有名で、現役の頃、なかなか指揮台に立ちませんでしたね。昔、『バイエルン国立管弦楽団ベーム追悼コンサート(1982)』ライヴのベートーヴェンの第4番を聴いて、その気迫溢れる表現力にビックリした思い出が蘇って来ました。
この写真集を撮った木之下晃さんは、『朝比奈隆』氏の一連の写真集で定評がある方で、特に指揮者の躍動感を撮らせたら日本トップの方だと思います。
モノクロの写真の配列が、シンフォニーの各楽章を聴いているかのように、並んでいます。最初の構えた位置から、徐々にボルテージがあがり、クライマックスを迎えた時は、全身からオーラと炎が見えるような写真が撮られています。意識的なブレがその音楽の凄みと躍動感を感じさせます。
その写真からクライバーの魂の音楽が聞えてきます。真正面から、指揮者を捉えた写真を見ていると、オーケストラの奏者の一員となってクライバーの棒にくらいついて演奏しなければ、という強迫観念まで気持ちの中で起こりそうな感じでした。
正統派ドイツ音楽の継承者であるカルロス・クライバーの氏によって「伝説の指揮者」達の時代が終わった、と感じました。
・「「指揮者」の写真集というもの」
欲しいと思っていたので、追悼出版は嬉しかった。その一方で、よほどの大家であっても、ひとりの指揮者の写真集がつくられることは珍しいと思うのだが、クライバーの本拠からは遠い異国の日本で、唯一無二の音を紡ぐことが生業の自分の写真集が出版されたことを、天国のカルロス自身はどう思っているだろう?とふと思った。
・「写真のブレ」
私は写真集をみて感動すると言う経験を初めてしました。ブレた写真が数枚含まれていますが、それが、最高です。クライバーの音楽は、「みる」、音楽でもあるのです。
・「クライバー、クライバー」
このような写真集が出るということは、本当にクライバーがこの世にいないんだということを実感してしまします。音楽雑誌で目にした写真も多いけれど、躍動感溢れる指揮ぶりが伝わってくる写真ばかり。ファンにはうれしい1冊です。
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