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▼マイベスト・WOMEN:セレクト商品

猫背の王子 (集英社文庫)猫背の王子 (集英社文庫) (詳細)
中山 可穂(著)

「ミチルの生き方に惹かれる」「中山可穂文学の原点」「痛々しい印象です。」「やられました。」「とにかく読んでみてほしい」


天使の骨 (集英社文庫)天使の骨 (集英社文庫) (詳細)
中山 可穂(著)

「雨の記憶」「喪失と再生の旅」「胸に秘めた思い」「是非続きを」「最高傑作」


白い薔薇の淵まで (集英社文庫)白い薔薇の淵まで (集英社文庫) (詳細)
中山 可穂(著)

「せつなさの極み」「読み切るにはパワーが必要です」「壮絶。」「せつなさの極み」「涙が溢れる」


感情教育 (講談社文庫)感情教育 (講談社文庫) (詳細)
中山 可穂(著)

「育ちと生き方」「私だけではなかった、と思えた。」「のりこえる人間の強さがある」「真実の、恋」「ちょっと残念」


マラケシュ心中 (講談社文庫)マラケシュ心中 (講談社文庫) (詳細)
中山 可穂(著)

「素晴らしい!!」「マラケシュという名の世界の果てで。」「最後の、そして最愛の恋人よ」「読んでて苦しい…(涙)」「マイノリティーの話」


ジゴロ (集英社文庫)ジゴロ (集英社文庫) (詳細)
中山 可穂(著)

「ハマる」「痛々しいが素晴らしい」「愛するために」「情事と恋愛の線上」


屋根裏の二処女 (吉屋信子乙女小説コレクション)屋根裏の二処女 (吉屋信子乙女小説コレクション) (詳細)
吉屋 信子(著), 嶽本 野ばら(著)

「フランス映画好きの乙女に」「文章が美しい。大正時代の日本も美しい。」「求める魂」


あなたがほしい (集英社文庫)あなたがほしい (集英社文庫) (詳細)
安達 千夏(著)

「描写がすばらしい」「女性を愛することに罪悪感がある、レズビアンに。」「シャルマンのクルミパン」


微熱狼少女 (集英社文庫)微熱狼少女 (集英社文庫) (詳細)
仁川 高丸(著)

「いい」「狼である必然」


ガールズBoxガールズBox (詳細)
早川 倉理(著)

「幅広く読んでみたい方に。」


フライド・グリーン・トマトフライド・グリーン・トマト (詳細)
ファニー フラッグ(著), Fannie Flagg(原著), 和泉 晶子(翻訳)

「アメリカの南部の4人の女性の物語」「生きる事の素晴らしさ、勇気が貰えます」「ホイッスル・ストップの魅力に引き込まれる」「Heart-Warming Story from Good Old South」


荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫)荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫) (詳細)
サラ・ウォーターズ(著), 中村 有希(翻訳)

「圧倒的な濃密さ」「ミステリー+変形ゴシックロマン」「何もせずに一気に読んでしまいました。」「映画化希望」「濃密」


狂気の愛 (扶桑社ミステリー)狂気の愛 (扶桑社ミステリー) (詳細)
サンドラ スコペトーネ(著), Sandra Scoppettone(原著), 安藤 由紀子(翻訳)

「あなた!いいもの見つけましたよ。」「好みによるのでしょうが。」


捜査官ケイト (集英社文庫)捜査官ケイト (集英社文庫) (詳細)
ローリー・R. キング(著), Laurie R. King(原著), 森沢 麻里(翻訳)

「サイコパスに狙われた被害者」


ピエタ 1 (1) (YOUNG YOUコミックス)ピエタ 1 (1) (YOUNG YOUコミックス) (詳細)
榛野 なな恵(著)

「あとからじわじわきます」「パーフェクトな二人...」


ささめきこと 1 (1) (MFコミックス アライブシリーズ)ささめきこと 1 (1) (MFコミックス アライブシリーズ) (詳細)
いけだ たかし(著)

「読んでいて気持ちの良いラブコメ」「かわいたのしい」「目指せ2巻! いや、マジで。」「表紙の色彩のような読後感。」「感涙ものです!」


MAKA-MAKA (Vol.1)MAKA-MAKA (Vol.1) (詳細)
岸 虎次郎(著)

「助けてくれてありがとう!」「ラブリィセックスコミュニケーション」「大胆にして繊細、そしてリアル!」「MAKA-MAKA」「エッチでキュートでポップ」


flowers―葵みのり+堀内ナナ写真集flowers―葵みのり+堀内ナナ写真集 (詳細)
渡辺 達生

「美少女グルメ」


ヒメクリ―Himeの写真集ヒメクリ―Himeの写真集 (詳細)
細野 晋司


ミス・シャトレイン EPミス・シャトレイン EP (詳細)
k.d.ラング(アーティスト)


Lの世界 vol.1Lの世界 vol.1 (詳細)
ジェニファー・ビールス(俳優)

「思考が深い女性の為のストーリー」「人生恋愛だけじゃないのはゲイも同様。。。」「このVOL1と別売りのシーズン1コレクターズボックスでコンプリートになります」「理屈じゃない」


マルホランド・ドライブマルホランド・ドライブ (詳細)
デイヴィッド・リンチ(監督), ナオミ・ワッツ(俳優), ローラ・エレナ・ハリング(俳優), ジャスティン・セロウ(俳優)

「映画とは」「リンチはやはり天才だった!」「 リンチワールドに夢中! 」「よく見て!」「謎がとけないまけおしみ」


Lesbian Sex 101: 101 Lesbian Lovemaking PositionsLesbian Sex 101: 101 Lesbian Lovemaking Positions (詳細)
Jude Schell(著)

「艶やかに絡み合う女性たちの写真集としても充分に通用する解説書」


知への意志 (性の歴史)知への意志 (性の歴史) (詳細)
ミシェル フーコー(著), ミシェル・フーコー(著), Michel Foucault(著), 渡辺 守章(著)

「新たな権力観の提示」「難しいけど・・・」「生-権力」「性、欲望、権力、知…ミクロ権力と性」「言説の権力化」


クイア・スタディーズ (思考のフロンティア)クイア・スタディーズ (思考のフロンティア) (詳細)
河口 和也(著)

「how to queer」「貴重な一冊」「抵抗と連帯の難しさ」


▼クチコミ情報

猫背の王子 (集英社文庫)

・「ミチルの生き方に惹かれる
 表紙のインパクトに惹かれて読んだ。がりがりに痩せた女が、ナイフを握りその瞳の先を見据えている、迫力のある表紙。その姿は、まさにこの物語の主役王寺ミチルをあらわしていた。

 この作品の主人公はレズビアンの劇団員。女性の同性愛がどんな風であるのか全く知らなかったが、嫌な感じはなかった。同性に惹かれることもあるだろうと思えた。王寺は、全く中性的な人物だった。彼女の行動全てが、印象的というか、魅力に思えた。続編が二作あり、それでもまだ収まっていない部分があるから、この著者は王寺を主役にまた書くのかもしれない。もう一度、読みたい。

・「中山可穂文学の原点
「自分とセックスしている夢を見て、目が覚めた。」

印象的な書き出し、印象的な表紙写真、印象的な登場人物。とにかく強力なインパクトを持った作品です。

特に主人公の王寺ミチルは、極めて強烈でリアルな存在として読者の目の前に立ち現れます。現実の友人や同僚よりも、はるかにリアルな存在として読者の生活の中に現れ、そして読者のハートを奪っていきます。読み終わる頃には、王寺ミチルがずっと昔からの知人であったかのような錯覚すら覚えることでしょう。

自分の現実の生活をすらきっと王寺ミチルにかき回されることになりますが、それもまたこの作品の楽しみのひとつです。時間と心に余裕のあるときに、どうぞお読みください。

・「痛々しい印象です。
主人公のミチルが、骨ばっていて自堕落、不器用な感じでいとしい。

ただ作者初期の作品と言うことで、キャラクターの動きに一貫性がないところがあり、たまに違和感も感じた。

ミチルの劇団に対するまっすぐで強い思いが、細かいたくさんの言葉で伝えられる。

作者が劇団出身とあり、あとがきにもそちらに触れていたので、少し大げさな感じはしても、リアルな言葉なのだろうと思う。呼んでいる側に響きやすい。

本のレビューに「青春恋愛小説」とあったが、劇団に対する「青春」のほうがはるかに強く、「恋愛」の印象は少し薄かった。

主人公にはとても惹かれるので、この作者の本をもっともっと読んでみたい。

・「やられました。
なんでもいいから、情熱をもてる対象があるというのは素晴らしいことだ。主人公のミチルは、演劇バカである。 未知の分野を詳しく描かれると、嫌気がさすか興味深く読むかに分かれるが、本書は後者だった。ミチルの情熱がストレートに伝わってきた。少し熱くなった。

 それでいて、ミチルはガラスで出来た人形だ。あらゆる干渉を拒否する。彼女がつくる壁は偉大で険しい。でも、稀代の女ったらしでもある。彼女が彼女と紡ぐ性愛は、女性同士であるがゆえに飽くことなく、貪欲で生々しい。こわれやすい繊細さを持ちながらも、時に大胆で破壊的な行動にでるミチルは退廃の美学を体現しているようだ。

 少しうらやましく思った。軽く読めてしまったが、心のどこかにミチルの面影を残してしまう。毒気にやられたのかもしれない。三十四にもなって、二十二、三の小娘に横っつら殴りとばされるとは、情けない。

・「とにかく読んでみてほしい
中山可穂さんの小説を読むのは、「白い薔薇の淵まで」に続き二つ目でしたが、この「猫背の王子」を読んだ後は、作品・そしてこういった作品を生み出せる作者の才に酷く胸を揺さぶられた。純文学のような作風という印象が強く残りました。芸術関係のものの名前が多数出てきますが、それらに頼ることなく、作風そのものがより「芸術」しています。とにかく、最初から最後まで、無駄な文が一行もない。すべての文章がこの作品のために絶対に必要なものだったと感じさせられました。これが中山さんの作家としてのデビュー作だなんてとても思えません。とにかくスゴイ。読後、「天才肌」という言葉が浮かびました。

猫背の王子 (集英社文庫) (詳細)

天使の骨 (集英社文庫)

・「雨の記憶
この作品にはなぜか私の中で雨がつきまとう。 友人を待つ繁華街はずれのホテルロビーで、窓にあたる雨が不揃いのレンズのように風景をゆがめる中、一人ページに埋もれていた。平日のファストフード店でコーヒー一杯、午前中ずっと粘りながら読み倒したときもなぜか店の外はしとしと雨。 暗い室内で机に向かいながらじっと読んでいたとき、傍らにいたのは、今はもういないネコ。外の雨粒を数えているのか、いつも私のそばで窓にはりついていた。 優しく降りしきる雨の記憶とともに、この作品は私の中にある。

作品中、ほとんど雨の場面は登場しない。 唯一印象に残っているのは、主人公ミチルがイスタンブールで行き倒れ同然、現地の少年に拾われる場面。ミチルを死へいざなおうとしたのは容赦ない雨だった。

主人公を死へ引きずり込もうとした雨のイメージを抱きながら、このほのかな希望を抱かせる作品を読むのはなにやら作家への裏切りのような気がする。でも、ふと思えばこの死の淵からの生還なくしてミチルの希望への道は開かれない。雨に打たれ、死を意識したとき初めてミチルはそれまで直面することを避けてきた舞台をふたたび作り上げることへの渇望を口にするのだ。芝居をもう一度作れるなら死んでもいい、と。

たとえそぼふる雨といえども かほどはかない手はしていまい

これは、ミチルがイスタンブールで拾った命を抱えて途方にくれたままフランスを彷徨っているとき出会った劇団の女優、久美子の演じた「ガラスの動物園」のローラを例えたフレーズ。E.E.カミングスの詩。そうか、と自分でかってに納得する。

久美子はミチルが立ち直るきっかけをくれる、運命の女性。雨の中で失いそうになった命を救われ、そぼふる雨のごときかぼそい腕の久美子との出会いによって、彼女は再び息を吹き返すのだ。作家が意識したものかどうかは分からないけれど、物語にひそかに織り込まれていたメッセージを見つけたようで、嬉しいのだ。

雨、雨、雨。 この季節の中で、何度も読み返した天使の骨をまた読み返す。 こうして私の雨の記憶は新たに塗り替えられてゆく。

・「喪失と再生の旅
デビュー作の続編(単独としても読める作品)。著者が過去に実際歩いた貧乏旅行のルートがベース。1章1章違う国を渡り歩き放浪していく主人公。ただ「赦されたい」がために。不眠と絶望と孤独を抱えて、疲れ果てているのに旅を続ける主人公。

後半、前半から守護天使であると同時に死神である天使達の姿が消えていく瞬間。生命の息吹を取り戻す瞬間。それは主人公の失ったものを、もう一度はじめること。戯曲を書き出すことにより、生きる目的を再びとり戻す。そして、恋を超えた女優との出会いと、過去の戦友の小さな力強い伝言が、彼女をまた生きる世界へいざなう。彼女は向かう。涙を流して。自分を待つ人たちのために。自分のために。ひとりの女性の再生と絆が、読みやすく痛いほど鋭く優しい文章で流れるように、旅するように、書かれている作品。

あとがきでほのめかす、さらに続くかもしれない完結篇がファンの切望。ミチルはこれからどうするでしょうか。これほど、魅力をたたえた主人公は類が無い。

作者の代表作のひとつであることは間違いない。

そして筋書きを知っていても、読んで損はない作品。

ということで、星満点。

・「胸に秘めた思い
芝居の中でしか、生きる意味を見出せない不器用な人ミチル。その世界をなくして、死人のように生きるミチルはルーティンワークの人間関係の稀薄な工場のアルバイト生活をまっとうな人間の暮らしといいつつこんなことをいっている。何ものぞまない、なにも主張しない、何も執着しない、誰も愛さない、誰にも愛されない、誰ともまぐわらない、だからこそ何も失わない。 人生をあきらめているような生活を選択しつつも実は自分にとってもっとも大切なものにきづいているがゆえにその大切なものを捨てることができず、現実に意味を見出せない不器用な人ミチル。 現実が甘くないのではなく、自分にとって大切なもののために生きることが甘くない人生なのだとおもい出しました。  

・「是非続きを
猫背の王子の続編ですが、前作を読んでなくても大丈夫。後書きか何かにいつか続きを書きたいと書かれていますが、何年先でも良いのでいつか読みたい。

・「最高傑作
中山可穂さんの最高傑作です。この方の作品はすべて読んでいますが、これにまさるものはなく、またこれを読めば、中山さんのすべてがわかります。自分しか書けない作者が、自分をきっちり書いた自分小説。何回読んでも、何回読んでも、また読みたくなる作品でした。

天使の骨 (集英社文庫) (詳細)

白い薔薇の淵まで (集英社文庫)

・「せつなさの極み
新聞の書評で激賛されていたので、興味がわいて読んでみた。おんな同士の恋愛小説なのだが、読み終わって泣けてきた。不幸になるのがわかっていてもハマっていく綱渡りのような恋。そんな悲しい、苦しい恋をしたことのある人ならきっとわかると思う。レンアイに性別なんてカンケイない。読み進むうちに息苦しくなるようなせつなさにおそわれた。また読み返したくなるような、しばらくページをめくる勇気が持てないような・・・そんな本である。

・「読み切るにはパワーが必要です
題名に惹かれて、中身も見ずに買いました。こんなに悲しい恋愛はないでしょう。異性であれ同性であれ、恋愛に嫉妬や裏切りはつきものだけど、登場人物たちのやりとりがものすごくリアルで、胸にせまってきます。読んでいて苦しくなるし、読み切るのにパワーが必要ですが、苦しくなるとわかりつつ、何度も読み返してしまいました。ハッピーなだけの恋愛はないと、改めて気付かされたのでした。この小説に出てくる異性同士、同性同士の恋愛こそが本当の恋愛の姿なのかもしれません。

・「壮絶。
同性愛(レズ)の恋愛小説。。。と端的に言えば確かにそうですが。。。しかしそれだけでもし敬遠してしまうならもったいないです。ずいぶん年下の小説家と女性の話です。ストーリーはふらふらと立ち寄った本屋から。ドラマのような、少女漫画のような、ドラマチックな二人の出会いから始まります。

不安定な関係を続ける二人ですが、でもそこに女性ならではのすごい愛を感じました。クライマックスは短めの文章がよいテンポを与えてくれます。最後まで一気に読めること間違いなし。男性にもお勧めしたいです。

・「せつなさの極み
新聞の書評で激賛されていたので、興味がわいて読んでみた。おんな同士の恋愛小説なのだが、読み終わって泣けてきた。不幸になるのがわかっていてもハマっていく綱渡りのような恋。そんな悲しい、苦しい恋をしたことのある人ならきっとわかると思う。レンアイに性別なんてカンケイない。読み進むうちに息苦しくなるようなせつなさにおそわれた。また読み返したくなるような、しばらくページをめくる勇気が持てないような・・・そんな本である。

・「涙が溢れる
何度も、何度も本を伏せ涙を拭いながら読みきった。此処に書かれていたレビューを読んでいたので覚悟していたのだけれど、痛くて苦しかった・・・。

私にもいつか命を削る程の恋愛が訪れるのだろうか・・・。

小説の後のエッセイで又涙が溢れた、著者の相手を思いやる心に・・・。

白い薔薇の淵まで (集英社文庫) (詳細)

感情教育 (講談社文庫)

・「育ちと生き方
主人公は2人の女性。それぞれの生まれから、育った環境、人生感。2人が出会うまでの時間は、それぞれに痛く、辛い。私は、某心理学書を読み終わった後にこの本を読んだので「まるで応用小説みたいだ」と先ず感じました。2人の生い立ちから形成された、人間愛でもあると同時に、純愛小説だと思います。血縁に、他人。信じる心や感情の奥行き。様々な人間臭さを、きちんと生きてける強さの愛の話。

・「私だけではなかった、と思えた。
全く違う環境で育ってきた(途中で繋がりはあるらしく思えるが、結局不明)女性二人が、出会って、結びつく…。

中山氏の作品はこれで2冊目なのだが、なるほど、氏の作品には「腰を据えてとりかからねば」ならない時もあるというのが頷けた。

そして氏の作品に出てくる主要人物は、とかく感情表現の起伏が激しい。これは氏の経験によるものだろうかはたまた…。しかし、これは隣の芝生では決してないのだ。ヘテロの恋愛もそうだろうが、同性同士の恋愛で修羅場になることだってしょっ中だし、激しく燃えるのもまた事実。

ヘテロの不倫もバレたら修羅場だろうが、それでもまだ世間は納得する。理不尽だが同性が浮気相手となると、更にひた隠しにしなければならないのが実情。本人同士ではなく、周りに理解を得られる事なぞ絶対的に少ないから。

物足りない、との事なのだが、確かに氏の作品ではそうかもしれない。でも、私は却って安心したのだった(苦笑)

自分もどちらかというと、自虐的な所が「那智」、恋愛観は「理緒」のような人間なので…。

祝福するのは本人達のみでも。それでもラストは素直にやっぱり嬉しかった。

・「のりこえる人間の強さがある
確かに発達心理学の理論を裏付ける内容だと思います。でも、それを乗り越えようともがいて闘う主人公の強さと生々しさが前面にでていて、心理学という学問が薄っぺらなようなものに感じられました。

中山可穂という人の闘ってきたこれまでの人生に感動せずにはいられません。本当に魂がゆさぶられる思いでした。

平凡に生きている自分やまわりの人々が色あせてしまいました。

・「真実の、恋
 著者の作品はすでに何作か読んでいる。 が、この作品を読んで初めて「本当の恋愛というものに性別は関係ない」という、多くの人は決して口にしない真実が理解できた。

・「ちょっと残念
那智と理緒という、それぞれ過酷な生い立ちを持つ2人の女性が運命的?に出会い、惹かれ合う話。文章は簡潔だが、登場人物の細かな仕草や表情にまで神経が行き届いており、繊細。特に、2人の生い立ちがそれぞれ語られる前半部はテンポ良くダイジェストされていて没入できた。

ただし。2人が出会ってからの後半部は正直期待はずれ。本当にこの2人の恋は運命的なものだったのか、その必然性がどうにも理解できない。2人のキャラクターが、肉体こそ「うりふたつ」だが精神的には完全に凸凹(ある意味シンメトリカルに)として設定されていないことによるのだろうか。その点も含め、「飽きた、もう読みたくない」とは決して思わなかったものの全体に中途半端な、何かが足りないといった読後感を持った。

感情教育 (講談社文庫) (詳細)

マラケシュ心中 (講談社文庫)

・「素晴らしい!!
わりと長編でしたが、展開が激しくその面白さに引きずり込まれるようにして一気に読みました。しかし、この作品の本当の面白さは展開やストーリーそのものにあるのではなく、話中を一貫して流れる、主人公の荒々しい愛の形にあるのだと思います。中山さんの血が滲むような作品。実際、あとがきには「当作品執筆後、十ヶ月もの間何も書けなくなってしまった」とあります。まだ読んでいないこの人の作品も多数あるので、今後ぜひ読みたい!

・「マラケシュという名の世界の果てで。
中山氏の作品を読むといつも回りの空気がすっと薄くなる気がする。息苦しくなる。同性愛の苦しさも勿論あるが、ひとりの人を愛する過程でのなりふり構わない姿がそう感じさせるのか。「溢れ出る情熱」を通り越し、「溢れ過ぎ行き場の無い情熱」と言った方がしっくりくるかもしれない。まさに全身全霊でひとりの人を愛し時に残酷なまでに欲する。(この人の作品の前では「愛」と言う言葉を使うことすら何故か陳腐に感じてしまう)「本当に欲しいものでなければ何も手に入れたくはない」本文より。とても印象深い一文であると供にこの作品を如実に表している一文だと思う。

・「最後の、そして最愛の恋人よ
美しい友のままでいられれば、あの人との関係は切れずにすんだのだろうか。ヒロインである泉の差し出した道徳律は、私が抱えている後悔を再燃させた。恋がいつか終わるものなら、なんで友に踏みとどまらなかったのか。そんな後悔を持つ人は、泉の提案に頷くだろう。しかし、私は主人公絢彦の気持ちに寄り添う。好きな人の心だけでは満たされない。体だけではもっと満たされない。心も体も切り離さずに愛したい。しかし、たった一つの出会いの後は、死ぬ瞬間まで私はその人に満たされているのだ。作者の描く思いつめるような恋愛にシンパシーを感じ、生の喜びと性の歓びに憧れを抱く。負けてしまった恋でも、相手が生きているだけで自分の生を励ましてくれる人がいる幸せを思う。この終わり方がよかったと思った。ほっと一息、ため息のように息を吐く。しばらく本が読めなくなったほど、緊張感にあふれる恋愛小説だった。三十路に入ってから読む本だ。心中は凡人には及ばぬ領域。そんな恋は恐ろしくてできやしない。小説で味わうだけで十分だ。私は凡人のまま、寄り添う恋を、生き抜く愛を、祈っていたいものだ。

・「読んでて苦しい…(涙)
既出ではあるが、確かにこれは初めて中山可穂作品を読むには辛い。辛すぎる。未だ世間の風当たりが強すぎる「女性同士の恋愛」というのににプラスのプラス…。

しかも主人公が惚れる相手からして障壁を頑なに造ってしまうのだから…。

タイトルに裏切られて、正直私は安堵した。もし予想通りだったら…きっと数日間立ち直れない。頭の中がこの作中世界や登場人物でいっぱいで、何もかも上の空になってしまっただろう。

>尤も中山氏の作品を読む度にしばらく「上の空」状態になるのだけれど。或は幸福感で一杯になって。或はひたすら泣きに泣いて。

この作品は…途中が辛いが、最後で前者の例になれた。

ちなみに、単行本のレビューで、どなたかが「男女の恋愛をこの筆力で」とのご希望だが。氏は男女間の恋愛を書く事を望んではいないと思いますが。書けと言われても書かない、或は書けない気がする。中山氏はこの作品も(無論他作品も)「普通の恋愛」を書いたという気持ちしかないだろうから。

(氏のご真意は解らないが、自らご自分のセクシュアリティを公表していたり、実在のモデルが居る辺りそうだと思う)

そもそも。

何故男女間に拘るのですか。

男女間なら普通だからですか?

では…それ以外だったら「非」普通ですか?

教えてください。

・「マイノリティーの話
中山可穂さんの小説は、初めて読むのではっきり言って期待していなかったですが、以外や以外面白かったです。

マラケシュというのは、地名でモロッコのカサブランカのちょっと南にある町みたいです。

ぶっちゃければ女性同士の恋愛小説なので、それが受け入れられない人は読むのは無理でしょう・・・

また、展開は非常にスピーディ。早い展開の中で衝撃的な場面が次々と現れる。読むというよりはページを繰るという感じになってきました。

マラケシュ心中 (講談社文庫) (詳細)

ジゴロ (集英社文庫)

・「ハマる
この作品で中山可穂さんの作品にどっぷりハマってしまいました。とっても美しくて狂おしい、女同士の愛。ビアンの方はもちろん、ノーマルの方でも楽しめる作品だと思います。

・「痛々しいが素晴らしい
中山可穂さんらしい作品のひとつだと思います。同性愛とか関係なく、本物の恋愛小説が好きな方は読んでみる価値あり。きっと中山可穂作品全部読みたくなる筈。

・「愛するために
苦しい。やりきれない。けれど、彼女は愛しい人を愛し続けるために、他の女性と関係を持つ。身勝手と言ってしまえばそれまでだけど、簡単に割り切れない所が人間臭くて魅力的だ。それが美しい人であればある程。この作品はストリートミュージシャンのカイと、彼女を取り巻く女性達の物語。おすすめは、『ダブツ』という女子校生の話。初々しい女の子が、恋をして成長していく所を爽やかに描いている。読んで後は人を愛したくなるはず。どんなに辛くても…

・「情事と恋愛の線上
新宿二丁目の路上で出会う、カイを中心とした女性達の恋愛や情事を描く連作短編集。こういう作品は、それぞれの短編同士との絡み合いを見つけるのが楽しい。命を賭けるような恋愛の緊張感ではなく、むしろユーモアさえ交えながら、愛情深く登場人物が描かれている。人生の悲哀や悲壮ですら、他者から見るとどこか滑稽なときがある。そこに、セクシュアリティやジェンダーは関わりない。ビアンだからと選り好みせずに読んでもらいたい。

恋愛ではない情事だけの関係は、時に苦しく、悲しい。心中は情事ではなく、恋愛がもたらすもの。ジゴロは、恋愛ではなく情事を重ねるもの。ただし、情事は情事と割り切れる人ばかりとは限らない。心と体は切り離せるものではない。カイがジゴロたりえるのは、徹頭徹尾、メグだけを愛しているからだ。魅力的でありながら、揺らぐことがないからだ。希望に満ちた最終話は、だからこそ、曇り空が晴れて行くような明るさを持っている。だから、間違えてはならない。誰もがジゴロになれるわけではない。魅力も覚悟もなしにジゴロになろうとしても、禍根を残すのがオチである。

ジゴロ (集英社文庫) (詳細)

屋根裏の二処女 (吉屋信子乙女小説コレクション)

・「フランス映画好きの乙女に
ã"の物語が「禁æ-­ã®æ›¸ã€ã¨å'¼ã°ã‚Œã¦ããŸæ‰€ä»¥ã¯ã€ä¸»äººå...¬ç« å­ãŒåŒæ€§ã®å°'女、ç'°ã¨ã‚¨ã‚¹ï¼ˆã„わばレスãƒ"アンの一歩手前?)のé-¢ä¿‚に陥るとã"ろにあるようだ。成る程確かに本書の中で二人の乙女が一つの布団にて触れ合う様が、実際エスであった作è€...によって描かれるのは、今で言うæš'露本的な衝æ'ƒã‚'å½"時の人ã€...に与えたのだろう。ã-かã-嶽本野ばら氏が指æ'˜ã™ã‚‹ã‚ˆã†ã«ã€ç§ã‚‚また「ã"の小説で信子が描きたかったã"と、伝えたかったã"と、投ã'かã'たç-'問は、そã‚"な部分とはå...¨ãç„¡é-¢ä¿‚である」と思う。何æ•...ならば、ストーリーの随所に見られる、悩みにé-¢ã™ã‚‹æå‡ºã‚„心理描写は、おそらく人é-"å...¨èˆ¬ã«å½"てはまるã"とであって、登å '人物がエスだからという理ç"±ã§ç¾ã‚ŒãŸè‹¦æ‚©ã¨ã¯æ±ºã‚ã¤ã'られないからだ。æ•...に、レッテルの背景ã!‚'越えて初めて、æˆ'ã€...はã"の本の本質に触れるã"とができるのではないだろうか?

・「文章が美しい。大正時代の日本も美しい。
 大正時代の小説。復刻版。  乙女チックですが、詩的で、文章、物語が楽しめます。 やや自虐的な章子が、同じ寄宿舎の屋根裏部屋の隣人、美人でクールな秋津環に想いを寄せる物語。 なお、監修は嶽本野ばらです。註も面白いです。

<本文から。以下、長くなりますが、こういった文章も美しく思います>

(屋根裏) この一つの語彙のうちに、章子は溢れるような豊富な、新鮮な、そして朦朧とした幽暗と、そして(未知)に彩られた奇怪と驚異と、幼稚な臆病な好奇心と――の張り切れるほどいっぱいに盛り上げられて充満しているのをその一刹那から感じた。その観念の前に(屋根裏)の語音は、非常に魅力ある巧みな美しい響きを伝えるものとなった、そして美と憧憬とを含んで包む象徴的の韻を踏ませてゆくのものとなった。 たとえば、(薔薇の花)――(珊瑚樹)――(初恋)――(・・・・・・)・・・・・ ああ、若者達の多くの幻想を寄せるに、ふさわしいこのあまたの数々の抒情詩集の中から引き抜かれた言句にも優って更に深くつよく若い心を搔き乱す如き心憎くも幽遠な響と感じを発するものと――章子にはなったので。(本文から)

 是非、大正時代の日本の良さ?を感じましょう。

・「求める魂
タイトルがすごいが、吉屋信子の作品には処女という言葉が何度も出てくる。無粋で乱暴な男に散らされていない、清らかで穢れなく、女性本来の女性、として私は素直に処女という言葉を納得してしまった。女学校卒業後、専門学校に通う「心に要を欠いた」章子はそれまでの寮を出てYWAに部屋を借りる。寮が満員とのことで、得られたのは青いペンキで塗られたにわか作りの屋根裏部屋であった。初めて自分の部屋を持った章子の満足と恍惚と寂しさが多くの形容でこってりと書かれる。そして、目的を欠いた毎日の中で、同じ寮の綺麗な異端者を恋うる思いが次第に募ってくる。二十三歳の「若書き」ではあるかもしれないが、技術で操作されていないぶん苦悩はリアル。「自分のしたいことが見つからないが、周囲に言われるまま学校に通っている」という人には時代を超えて響くところがあるだろう。そして、女性を押しのけて我先に電車に乗り込む男たちの姿が与える失望は、現代も同じ。

屋根裏の二処女 (吉屋信子乙女小説コレクション) (詳細)

あなたがほしい (集英社文庫)

・「描写がすばらしい
本書は女性が女性を愛すというテーマです。このテーマだけだと興味本位となってしまいますが、実際に女性の同性愛というものはここまでプラトニック的で芸術的なものなのかと感心させられます。本書の主人公が女性を見る目はまるで芸術作品を見るがごとくです。性的描写も多くありますが、リアルである反面、そこにも芸術性を感じます。

・「女性を愛することに罪悪感がある、レズビアンに。
文庫版の解説を書いている作家やこの作品をポルノグラフィーと読む人にこの作品のよさなんてまったくわからないだろうし、それも無理ないだろうと思う。それほど細かな気持ちを丁寧に表現した本だと思う。

安達千夏自身が、レイプによって産まれた子どもで、女性を愛していて、女性を愛することに罪悪感を持っていて、女性である自分自身のからだが気に入っているのにバットマンの腕がほしいと思い、ほしいと思うから男を「抱く」というカナのような人生を送っていないのなら、どうやってこのような立場の人間の心の内側をこんなにも詳しく知っているのだろうと思う。安達千夏自身の体験でないのなら、この作家の想像力に敬意をささげる。安達千夏自身の体験に身近な心の風景なのなら、表現しにくいことを詳しく表現してくれた業績に、感謝をささげる。

レイプによってうまれた子ども、親に見捨てられた子ども、男性からの性虐待や性暴力の被害にあった人たちでレズビアン、バイセクシャルの女性で、女性を愛したり大好きな女性にふれたいと思う気持ちに罪悪感を持っている仲間たちにぜひ読んでほしい。私はこの本を読んで、長年の罪悪感がとけはじめたように感じた。

・「シャルマンのクルミパン
同郷の作家ということは以前から知っていたが、作品を読んだのは今回初めて。舞台も山形。それだけでいいんだけど、どうも感情移入できなかったし、作品世界に入り込むことができなかった。所々には切れ味するどい描写があったが、私にはただそれだけ。けっして官能小説になっていないところは作者の力量だと思う。もっと大きな舞台での物語を期待する。

あなたがほしい (集英社文庫) (詳細)

微熱狼少女 (集英社文庫)

・「いい
人の心は心で動くんだなぁって・・人を好きになると変わるもんだなぁってそう感じる一冊です

・「狼である必然
 そうか、彼女は“狼”なのだ。読了後しばらくしてから思い出した。燻る腑に落ちなさを飲み込んでしまおう。彼女にはシンパシーも同情すらも必要ないのだ。狼だから。

 例えば、冒頭で描き出される誰も居ない生徒会室。揺らぐ煙草の煙。あるいは居場所のない家と男しか居ない部屋。あたかも十代の頃に夢想した不安と不毛を呼び覚ますような筆致は読者をどぎまぎさせるに十分足る。剥き出しの壁を背に蹲る少女の肩に手を置いて、ああ、お前も狼であったか、と。だが我々はそこに通り過ぎた日の甘美な寝床の匂いを嗅いではならないことをやがて直感するに違いない。かの少女は真性の“狼”なのだから。狼は純粋かつ孤高でなければならない。所詮饐えた過去を余すだけの“自称“狼であった我々では到底その清亮めく血の宣託を窺い知る由もないのだ。だからこそ、なんの前触れもなく明かされるオヤジや、親子の秘密に、自称狼たちは狼狽えたり失望したりしてはならない。天性の狼である彼女には、我々が嘗て心に抱いたような「理由の無さ」も「行き場の無さ」も、ましてや構造も精神分析も要らない。むしろ判り易過ぎるようなトラウマや安直な心の傷こそ賦与されて然るべきなのだ。繰り返される自暴と更生というスティグマは明快な分だけ純潔であり、同時に我々を白けさせる。教師三島が抱きしめる以上に痛々しい傷跡がそこに開く。

 しかも狼の喘ぎは死絶の歌でさえある。彼女を取巻く筈の人獣相克の物語は最早御伽噺である。親父の身勝手は単なる勝手としか描き得ない。彼らを縛り、解き放った時代のドラマはその骸を晒すばかりなのだから。狼たちはただ茫洋たる世界で微熱によってよろめき、読者はそれをどこまでも傍観する。現代の紙面に狼を降ろす難しさ、彼女の痛々しさはそれを暗示して余りある。

微熱狼少女 (集英社文庫) (詳細)

ガールズBox

・「幅広く読んでみたい方に。
文庫かと思ったら新書サイズでした。 ・あめチャンの奇跡 ・君のおうち ・しらべはコスモス ・指とマシュマロ以上の短編4作から成ります。最初2作は友情もの、姉妹的な姉妹的な幼なじみものとして割と無難に読めました。特に『君のおうち』の姉役妹役がときたま入れ替わるあたりは楽しめました。

ですがその後3作目はとても短く主役級が絡む場面も出だしだけのうえ「彼氏設定」、4作目にいたっては今までのノリをいきなり壊す成人向け的内容に加え野郎は出てくるは(禁則事項です)的なシーンに絡んでくるわで、もう何とも。

ちなみに、あとがきにて作者は「同性愛者」「異性愛者」へメッセージ的に書かれていますが、これでは残念ながら内容が自らのメッセージといささかかけ離れた感は否めません。1・2・3作目はあくまで「お友達」であり、4作目は……と。

敢えて、あくまで私的解釈による観念的な話をするならば、タイトルが「ガールズ」ですが「Girls」だけではなく「Men」に対する「Women」も入っていたという感が強く残念ではありました。

「百合」「ガールズラブ」に幻想的な憧憬を抱く層ではなく、色んな作品を俯瞰できる方向けだといえます。

ガールズBox (詳細)

フライド・グリーン・トマト

・「アメリカの南部の4人の女性の物語
フライド・グリーン・トマトはアメリカの南部に住んでいる2つの時代にわたる4人の女性の物語です。ラブ・ストリーなんだけど、それだけじゃないです。老後生活、結婚問題、黒人差別、レズ恋愛、レイプ、殺人などのいろいろな人間ドラマが上手に描かれています。笑える場面も、泣く場面もたっぷり詰まっている中、人生や友人の大切さを思い出さしてくれます。

フライド・グリーン・トマトは映画にもなったけど小説の方が何倍も面白いと思いました。日本語版も英語版も買って友達に読ましています。

・「生きる事の素晴らしさ、勇気が貰えます
本当に上質の小説だと思います。まず構成が面白く、現代・過去、そして新聞記事を利用したナレーションと、何層にも深いストーリーを次元を変えてすっきりと分かりやすく描写しています。深い話の割には比較的短く区切られているので、英語があまり得意でない人や読書の時間があまりない人も、休みながら無理なく読み通せると思います。また、ユーモアたっぷりのほのぼのした良き古き南部を全面に押し出しながらも、その裏に根付くどす黒い奴隷制度に代表する人種差別や封鎖的な風習をガッシリと組み込んだ設定、なのに社会派的な難しい物語にしていない所がスゴイと思います。個人の力ではどうにもならない社会があっても、それぞれが自分の出来る範囲で最大の努力をし、幸せの為に努力する・・・。現代的設定でも現代女性(特に中高年)の抱える問題をさりげなくカバー。ちなみに私は映画にはとても幻滅しました。何回読んでもラストシーンのイジーに感動して泣き、勇気を貰ってます。ちなみに私は映画にはとても幻滅しました、全然「別物」です。

・「ホイッスル・ストップの魅力に引き込まれる
一気に話にのめりこんで、泣いたり笑ったり感動したり、自分も同じ町の住人であるかのような錯覚にとらわれるほど面白かった。登場人物たちは、それぞれに辛い思いや悲しい思いをしているのだが、誰ひとりとして後ろ向きではない。「満ち足りない日々を送る中年の主婦エヴリン」でさえ、その胸中には共感できるものもたくさんあるが、いつしかそれを克服し、しっかりと乗り越えていく姿が、他の登場人物同様、魅力的である。人種問題のほか、殺人、暴力、同性愛などなど、深刻な事柄もたくさん含まれた話なのだが、ホイッスル・ストップの暖かな空気に包まれると、いつしか悲惨な事件もカフェのひとつのエピソードとなって、人々の心に懐かしく思い出されるといった感じになっていく。エピソードがたくさんありすぎて、何度読んでも「こんなことあったっけ?」といった、その都度新鮮な思いにとらわれるのではないだろうか?

・「Heart-Warming Story from Good Old South
既に映画「フライドグリーントマト」を見た方にも, ぜひお勧めしたいです.映画同様, 現在と過去を行ったり来たりしながら鮮やかに話が展開します.米国南部の古き良き雰囲気が味わえるのもこの小説の魅力.ジョージア州・アラバマ州には今でものんびりとした時間が流れる素敵な場所が一杯あります.この本を読んで, そして南部を旅するのもまた一興.幕切れが映画とちょっと違いますが, それは読んでのお楽しみ!Evelyn CouchによるSipseyの南部料理レシピ付き.

フライド・グリーン・トマト (詳細)

荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫)

・「圧倒的な濃密さ
「半身」で驚いた我々に更なる驚きを与える傑作。二人の女性の運命の変転そして過去までもが何回も変わってしまう衝撃に800ページを超える厚さが決して長すぎるとは思えない。何よりも描写が細密、しつこいくらいに女性たちの生活や出来事が語られていきますが、注意深く読んでいくと終盤になってからの謎の提示に納得がいきます。M.ウォルターズを上回る新ミステリ女王の誕生かもしれない。

・「ミステリー+変形ゴシックロマン
 上下2巻本を一気に読んでしまいました。ディッケンズの時代の英国を、その郊外の城の生活を、ロンドンの街を、精神病院をこれでもかというぐらい緻密に書き込んでいます。その雰囲気、不潔さ、猥雑さが匂うように感じられます。加えて、個性の強いキャラクター達と二転三転するストーリー、そして急展開の終盤、息もつかせません。

 ネタバレになるので、筋のことは伏せておきます。ただ、ここで描かれる恋愛について。「半身」もそうですが、この作者の書く恋愛は普通とはちょっと異なります。でも、この舞台設定と筋の中で、惹かれ合う二人の心理、その愛憎がとても細やかに描いてあって、もうラストが実に良くて、うーん、非凡な作者だなあ、と感じました。

・「何もせずに一気に読んでしまいました。
長い小説なので、ゆっくりじっくり読もうと思っていましたが、どんどん吸い込まれてしまい、特に下巻は他のことは何もせずに一気に読んでしまいました。運命に翻弄される主人公の女性二人。彼女達に自分がなってしまったように「え~っ!?聞いてないよ!」って言う感じでホントに面白かったです。ロンドンの街、田舎の城、精神病院の様子がとても細かく描かれていて、薄暗い雰囲気で、あまり幸せを感じることができないのですが、結末はホントにスッキリしました。文学作品としてお勧めです。映画化・ドラマ化してほしいなぁ。

・「映画化希望
正直言って3部構成の1部・2部は少し冗長、精神病院が舞台の3部前半も迫力はあるがやや類型的に感じる。「半身」では女子刑務所を慰問する婚期を逃した貴族女性の心の寂寥がじんわり伝わってきたのに比べ、この作品では主人公の2人の少女に感情移入しにくいとも思える。しかし3部後半の怒涛の展開、そして物語世界全てを包み込むような美しいラストを経験したとき、滅多に味わえない感動があなたを待っている。

・「濃密
久しぶりに濃密な物語を読んだような気がする。推理小説としても面白いし、心理描写も巧み。また、過酷な話であり描写も過激なところもあるが、所々美しい表現もちりばめられ芸術的な雰囲気もある。この人は物語を創るために生まれてきたんだと感嘆した。ゴシックサスペンス&エロティック小説といった感じ。

ただ、最後の最後の終わり方がちょっと・・・。それまでの重く苦しい過程を軽く終わらせすぎている気がする。もったいない。ただのエッチ小説に格下げしてしまっている。

荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫) (詳細)

狂気の愛 (扶桑社ミステリー)

・「あなた!いいもの見つけましたよ。
ちょっと、そこのあなた!「レズビアンの私立探偵」なんて前説で通りすぎないで!そんなキワものの探偵小説じゃぁ~あーりませんよ。あた!いやいや、ちょっとつかみが強引かいな。ミステリー好きじゃなくっても全然かめへん。10秒でいいから聞いてって。そうそう、おおきに。まあ、いっぺんだまされたと思って読んでみて。

翻訳が絶妙!(って、英語読めんから原文も絶妙かもしらん)心の機微っちゅうの?!それが絶妙の間でぐいぐい来る来る。え、内容が分からへんて?長年連れ添ったパートナーとの絶妙なやりとり、経済力の乏しい主人公に対し高所得なパートナー。。そりゃローレンも腐るっちゅうねん。「え、女性同士やったよな?」と前のページを見直してしまう枯れた普通の夫婦の会話が展開される。あ、内容が分からへんて?かめへんかめへん。最近読むものが尽きて、なんかええもんないかなー、となんとなく探していたあなた!試しに読んでみそ。ミステリーとか探偵ものなんて、、、と今まで思っていたんなら、これは人間ドラマやから大丈夫。シリーズで続巻あって良かったわ~。と思うに違いない。(どや、全然内容わからへんやろ。はっはっは。)

・「好みによるのでしょうが。
人間模様と謎解きが二本立てになっているのがこういう小説のパターンです。私はそのどちらも弱いと思いました。どの人物もキャラが弱く、この人が好き!という個性があまり見られません。謎解きのほうも伏線が生かしきれてなく、謎めいた台詞(たとえば被害者の母のヘレナ)も最後まで意味がわからないままで終わりました。消化不良でした。出生の秘密が多すぎで、それを示唆する台詞などもなく推理を働かせようがありません。個人的にはローリー・キングの捜査官ケイトものが数段上だと思います。

狂気の愛 (扶桑社ミステリー) (詳細)

捜査官ケイト (集英社文庫)

・「サイコパスに狙われた被害者
主人公の恋人が同性であることでプライベート部分の描写が新鮮だったり。捜査する村もユニークな共同体だし。といったところが背景で、ミステリーとしてはアガサ・クリスティの作品にもある、サイコパス(最近では本を読んでいて殺人を辞さない程の自己中心的な人のことかなと思う)に狙われた被害者の追い詰められた感じが全面に出ていて、展開から目が離せません。シリーズ物の第一作です。この著者は「シャーロック・ホームズの愛弟子」というもう1つのシリーズもありますが、実はノン・シリーズのものが私はじっくり読めて一番好きです。

捜査官ケイト (集英社文庫) (詳細)

ピエタ 1 (1) (YOUNG YOUコミックス)

・「あとからじわじわきます
最初に読んだときには何か精神的に負い目のある少女達が惹かれあってるだけの痛キレイなお話なのかと思いましたがでも。途中からそのほのかな好意が同性愛を通り越して守りたいという思いや運命にまで突っ走っていってしまう、つまり佐保子がこの巻の最後で言う「私達が出会った意味」に思い至るとそれまでの物語の見方ががらりと変わってしまいます。最初第2巻が入手できず「まあいいか。とりあえず第1巻だけでも」と軽い気持ちで手を出したのが間違い。今はそのまだ見ぬ第2巻に思いを巡らして恋心のように煩悶する毎日(マジに日常生活に影響を及ぼしています)。久々に出会った罪な本です。

・「パーフェクトな二人...
すてきな恋ですよ!非常に強力な物語。それは悲しい、 そうして面白い。榛野さんを大好き!

ピエタ 1 (1) (YOUNG YOUコミックス) (詳細)

ささめきこと 1 (1) (MFコミックス アライブシリーズ)

・「読んでいて気持ちの良いラブコメ
いわゆる百合系の漫画はいくつかあるが、この作品はどちらかというとコメディに特化していて、読んでいて心が和み、明るい気持ちにさせてくれる。

その特徴として、主人公(村雨純夏)は、百合っ気のある女性(風間汐)を好きになるという、両者とも「乙女」視点で描かれる。ドロドロとした恋愛描写ではなく、友情ありきで描かれているところに面白さがある。当の本人たちはそれなりに悩んでいる節もあるが、友情の延長線上、すごく仲の良い女の子が恋愛という感情にすりかわってしまった、というイメージだ。

委員長キャラで実直そのもの、成績優秀で武道も一流の腕前の純夏が時には汐に助け舟を出し、暴走して告白モードになったり妄想モードになったり…そんな彼女の姿が、百合漫画である以前に読者を明るく元気付けてくれる。

話が進むにつれて、真面目キャラだった純夏がよく暴走するようになるが、作者もこの作品を楽しんで描いている証拠であり、見た目真面目で中身ちょっと変なくらいがキャラとしては、より魅力的である。

今後も非常に楽しみな作品。続刊に期待したい。

・「かわいたのしい
 時々小さく入ってくるパロディネタも○。 クッキングパパとかバナナのかわは、ホント笑いました。 パロディがメインの漫画ってわけではないので、目立たない感じなのですが、私は結構ツボでした。

 と、他の人が書いていない部分をあえて紹介。 実際、パロディなしでも、なんかほぅっと安心できる十分面白い漫画です。 百合百合してるけど、なんかあったかいですねー。 ささめきも出来ないヒロインの想いが、叶うことを祈って、二巻購入予定です。

・「目指せ2巻! いや、マジで。
FADEOUT1以来5年ぶりにこの作者の単行本を見かけて迷わず買ったのですが、やはりいいですね。この人が描くほのぼのとした恋愛の雰囲気がとても気に入っています。願わくは、FADEOUTのように2巻が出ないなんてことは止めてもらいたいです。って言うか、FADEOUT2も出してくれ〜!

・「表紙の色彩のような読後感。
「かわいい女の子大好き(オープン)」な親友・汐に片思いしている主人公・純夏を中心に、いろんな片思いが交錯しています。くっついてるのは一組だけ。

かといって必要以上に重くなく、読後感はすっきりしていて好感触です。

また百合系のコミックというと、それは当然なのでしょうが恋愛主体になりがちですが、本作は他のキャラが上手く絡んで「女子部(非公認)」として活動する「友情」の部分にも分量を割いて、ジャンル外の方にも読みやすくなっていると思います。

あとは、汐判定で純夏に「可愛さ」で勝っちゃった女装子がいますが、よく百合物件で邪魔になる噛ませ犬的な野郎でもないので、このあたりも上手く描けてるなと。ちょっと飛躍しますが、純夏に片思いしている彼は「彼」としてか「彼女」としてか、どちらとして気持ちが動いてゆくのかなと個人的に気になったりします。



「目指せ2巻!」と書かれていますが、ちゃんと続刊しておりますよ(笑)

・「感涙ものです!
素晴らしい!!『マリア様がみてる』『少女セクト』と並ぶ百合のバイブルです!笑いあり涙あり胸きゅんあり(はあと)の青春ラブコメストーリーで、百合好きだけではなく学園コメディが好きな人とかにもおすすめです。

ささめきこと 1 (1) (MFコミックス アライブシリーズ) (詳細)

MAKA-MAKA (Vol.1)

・「助けてくれてありがとう!
好きになった人がたまたま女の子だっただけ。二人には世間の目や、恥ずかしさなどまったくない!

1・2巻まとめて購入しました!実際に煮え切らない私と私の彼女の関係に決着をつける時期が迫っていて…なにか少しでも答えが欲しくて、藁にもすがる思いで買いました。

私と彼女は、この本の二人のように世間を気にせずはできなかったので終わってしまいましたが…すごく、この本には救われました。自分たちとかぶる点も多くて、切なくて切なくて、読むたびに泣いちゃうんですけど…

エロエロ希望の人にもいいんじゃないでしょうか?でも、私としては、実際にレズのカップルで(もしくは自分がレズということに悩んでいる人)に読んでもらいたいなと思います!

・「ラブリィセックスコミュニケーション
大好きで、じつはこっそり尊敬までしているひとはいませんか。他に恋人はいるけれど、それとは全然違う、誰よりも気持ちの繋がっているひとはいませんか。一緒にいるとめちゃくちゃ楽しくて、ずっと話していられて触れあってても楽しくてしょうがなく、互いを大事だと感じていると無条件に信じあえてるひとは…。MAKA-MAKAは、たぶんそういう関係。

セックスが、お互いの体にふれることを、めいっぱい楽しみあうコミュニケーションだと知っている女の子と、まだ知らないけどもしかしてそうなんじゃないかなーと感じている女の子にとってもお薦めしたい一冊。全編とても綺麗なフルカラーで、ぱらぱらと見てるだけでも楽しいです。

・「大胆にして繊細、そしてリアル!
恋人より理解し合える、オンナノコ超親友同士の2人。 男目線に苦しくなる女の子の心理とか、ギクリとするほどリアル。 ダイレクトで、かつ繊細な描写多々。マンガ以外の世界でも、そうそう見られない表現の丁寧さ。 ・・・しかも男性作家とは、驚き。

全編カラーっていうのも野心的。 コスト押さえるためには、そうそうできない企画なんだろうけど。 これがまた、満足度、グッと上がるんだな。

・「MAKA-MAKA
女の子の恋愛感や感情、セリフから出てくる小物や服装までとっても共感できました!女の子同士でのキスやHもとっても自然で結構いいな~・・なんて (*^^*)ポッ

色使いもキレイで絵に動きがあります。Hなシーンではドキドキしちゃいますよ♪お勧めです゚+。:.゚ヽ(*'∀`)ノ゚.:。+゚

・「エッチでキュートでポップ
ふたりのセックスは楽しくじゃれ合っている感じで癒される、そして、けっこう過激なのにキュートな感じがとてもする。それはふたりがお互いを必要としてる感じが見て取れるからだと思う。 値段が高めだが十分その価値はあると思います。そして、カラーコミックとしてのクオリティーも高い作品だと思います。

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flowers―葵みのり+堀内ナナ写真集

・「美少女グルメ
葵みのりが好きだったので即買ってしまいました。結論から言うと、何故この2人なの?って感じでした。レズっぽいシーンや細身の2人を楽しめるという意味ではお徳感があるのかなぁ〜ぐらいのことですね。どちらも美少女ですし、スタイルも普通ですが綺麗です。当たり前ですが、ヘアーもトップもバッチリです(AV嬢ですから・・・)。まあこの価格からはそこまでの価値を感じるか微妙です・・・。

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Lの世界 vol.1

・「思考が深い女性の為のストーリー
誰にでもお勧めできる作品ではないことは確かですね。ハードな描写も多いですし同性愛自体を理解できない人には鑑賞不要かもしれません。

結局のところ、人は無条件に信頼できる相手を求めていて、そういう存在は理性を超えたところにあるのかも。たとえそういう人がみつかったとしても、生活するということは、大部分理性先行で生きなくてはいけないわけで。

Lの世界は本当にさまざまな愛の形が問題定義されていきますので、ある程度の恋愛経験をしてきて、愛ってなんなの?とか結婚ってなんなの?とか考えはじめちゃった人なんかが、見るといいんじゃないですかね。

キャラクターも濃いですし、いろんな角度から楽しめると思います。シーズン1よりシーズン2の方が出演者のオシャレっぷりも格段と上がっていきますので、そちらも楽しめると思います。

劇中で使用されている曲もセンスよくていいですね。

男脳と女脳両方兼ね備えている方にはオススメです。

ただ、比較対照されるSATCほどあっけらかんと前向き全開な作品ではないのでご注意を。

わりとズーンと考えされられる回も多いですよ(笑)

・「人生恋愛だけじゃないのはゲイも同様。。。
現在、このドラマには目茶苦茶ハマッてますね。最初、あの「フラッシュダンス」で超美しくてタフなヒロインを演じたジェニファー・ビールスと永遠の私の憧れの女性「ジャッキー・ブラウン」のパム・グリアーが出演しているという理由だけで軽くレンタルしたのですが、いやはや、何にしろ濃い!!!内容です。もともと自分はへテロですが、ゲイ物には全然抵抗ないし、ゲイを扱った映画や小説って感情描写がとても繊細なものが多いので、結構好んで見たり読んだりしていますが、このドラマほど人間の様々な感情をドロドロに、しかも丁寧かつ繊細に描写している作品は初めてです。とにかくおもしろい!!!そして、ゲイを扱っているけど、登場人物それぞれをストレートの人に置き換えてみて男女のストーリーであると仮定してみても全然違和感が無いような展開です。結局人間の恋愛って、男&女、男&男、女&女というよりかは人間&人間なのだと痛感しました。セックスシーンはどれもとても綺麗で全然いやらしくないし、いやらしく見せないという監督の力量に恐れ入ってしまう程です。私は最初マリーナのファンでしたが、回を追って見るうちにいつしかアリスの大ファンになってしまいました。ファッションもとても勉強になりますよ。そして、おのおのの登場人物の仕事の状況も本当にリアルに描かれているので、日々ストレスを感じながら頑張って働いておられる方々はそちらの切り口から見てもおもしろいと感じられると思います。

・「このVOL1と別売りのシーズン1コレクターズボックスでコンプリートになります
話はLAの大人の女性たちの恋愛ドラマ。登場するキャラクターもなかなか個性的で、魅力的でおしゃれです。

通常のドラマとちょっと違うのは彼女たちがバイセクシャルやレズビアンであること。そういった設定ですから当然女性同士のラブシーンなども数多く登場します。

少し違和感を感じる方もいるかと思いますが、先入観なく見て頂ければこのドラマが単に同性愛者同士のラブストーリではなく、仕事を持つ大人の女性の考えや悩みなどを描いたドラマであり、そこにはセクシャリティの違いなどないことに気づかされると思います。

ちなみこのVOL1だけは通常のドラマの二話分の長さで一話として入っていますが、話は完結しません。別売りのシーズン1のコレクターズボックスにDVD1本分の空きスペースが確保されていて、このVOL1を入れられるような体裁になっていますので、このDVDはシーズン1をコンプリートしたい人向けかと思います

・「理屈じゃない
Lの世界、レンタルでVolume5まで見ました。 感想。人を好きになるって性別をも越えると思います。ん〜?違うかな?その人がその性別で、魅力的だから惹かれた?と言える?

このドラマは理解は越えないけど、理屈は越えた好きがそこにあったという感じ。どうしようもなく その人が好き…ここに出て来る、ほとんどのカップルがそう見えたのは私だけ?

思ったよりも過激じゃないし、普遍的な恋愛模様が描かれていて、ゲイでなくても共感できますよ。

昔、女性に恋した事があった頃の甘酸っぱさを思い出してしまいました。特に登場人物の一人、シェーンは素敵ですね。久々に恋をしてしまいました☆

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マルホランド・ドライブ

・「映画とは
話と構成、脚本で良くも悪くもなるものだ。この作品はもちろん前者。

話の途中まで全く訳が分からず混乱しながら見ていたが、あるシーンを境にほんとに夢から醒めたように話が一本に繋がるから面白い。あとからじわじわくる作品。解釈は色々だ、そしてそれこそがこの映画の素晴らしさではないだろうか。

全てのシーンに意味がある。そう言っても差し障りは無いだろう。

映画とは常に受動的であるが見る側は能動的であるべきだ。

映像の垂れ流しでは意味が無い。エンドロールで余韻に浸れないような作品は、おれはいい映画とは思えない。

ド派手なCGで固められた中身の無い映画に飽きてしまったという人には特にオススメ。もちろんCG映画にもそれなりのよさはある。「あぁ~楽しかった」そんな!感想だけで終わる映画も必要だろう。楽しみなんてものは人それぞれで普遍的な価値観などありはしないのだから。その一方で、そういった類のものは受け付けないと言う人もいるだろう。

この作品はそういった人に是非見て欲しい一本だ。

・「リンチはやはり天才だった!
レビューを拝見して、「みなさんいろんな解釈をお持ちなんだな」と改めて驚きました。私としては、相変わらずのリンチ節( 多くの謎 と 美しい映像 )を満喫できて最高でした。心揺さぶられるシーンもあり、リンチ作品では一番のオススメです。私はこの映画で「輪廻転生」を深く感じましたが、さぁあなたは何を感じるのでしょうか・・・

・「 リンチワールドに夢中! 
ツインピークス(TV版)以来 リンチの世界にはまりっぱなしですが、この作品はリンチ映画のなかでも一番のお気に入りです。 最高のリンチワールド(謎めいたストーリーと幻想的な映像美)に加え、美しい二人の女優の共演(競演?!)がとても素晴らしい。 ナオミ・ワッツの可憐さと演技力、ローラの妖艶な存在感 には本当に驚かされます。DVD購入以来 何度となく観ているのですが、先日もまた「あー!」と思うような発見があり、(リンチの悪戯? 私的にはリンチが描きたい本質を確信できたような気がして)よりシンパシーを感じました。少し深読み好きな私ですが、 リンチ映画はストーリーやメッセージ性以上に、人それぞれに何かを感じさせてくれる 不思議で魅惑的な映画です。 ぜひあなたも体験してみませんか?

 

・「よく見て!
 意味が分からない、理解できない、伝わらないなどという意見が多いようですね。そして、その不思議な雰囲気やストーリーだけで人を満足させてしまう。とても力強い作品だと思います。しかし、リンチ監督はただ意味のない不思議な映画を作りたかったのでしょうか?私は違うと思います。もう1度よく見てください。ワンシーン、ワンシーン目を離さずに。この難解なストーリーを理解するためのヒントがたくさんあります。この映画を見た皆さんには、意味の分からないシーンや物が何個かあるのではないでしょうか?私もありました。例えば、青い箱や青い鍵です。また、クラブ・シレンシオのシーン。ラストの老夫婦の小人。これらは、映画の中からちゃんと答えかは分かりませんが、納得いく考えが導き出せました。 よく見ればもっと深部まで理解したりもっと好きになったりします。ぜひ、見た人も見てない人ももう1度見てください。

・「謎がとけないまけおしみ
わかりそうなんだけどすっきりしねえ。

観賞後に沸く暴発寸前のそんな気分こそ、この映画の醍醐味だと思います。たしかに普通はそんな映画つまらんですよ。観終わってからブーイングですよ。ところがこれの場合、1シーン1シーンがすてきすぎてついうっかり最後まで楽しんでしまうんです。うまく騙された気分。でも極上のマジックにひっかかっている間って快感ですよね。まさにそんな映画です。「わかんなーい、でもおもしろーい、なにこれー」と言いながら、サービス精神に溢れたこのリンチ映画を是非観てみてください。耐用年数も長いですよ。ちなみに最高のサービスはナオミ・ワッツです。うますぎてびっくり。

マルホランド・ドライブ (詳細)

Lesbian Sex 101: 101 Lesbian Lovemaking Positions

・「艶やかに絡み合う女性たちの写真集としても充分に通用する解説書
日本にも四十八手なるものが存在しますが、それはあくまでも性的嗜好がヘテロである方の為のものです。これは単純に倍以上の体位を紹介しているだけでなく、それが女性同士の愛を確かめ合う為であるという事を高く評価したい。解説は英文ですが、平易でセンテンスも短く理解しやすい文章になっています。英語は苦手で……と躊躇われるかもしれませんが、Lilith and Eve、Opening Pandora's Box など甘い毒と蜜を孕んだタイトルを読むだけでもうっとりとします。このタイプの書籍としては珍しく全ページフルカラーで、101の体位が見開き一頁を使用してひとつづつ解説されています。中には日本と欧米の価値観の差異を改めて感じさせるものもあって興味深いです。

巻末にチェックリストが収録されていますので、パートナーと愉しみながら埋めていってください。また多彩な体位の数々は、いろいろクリエイティブな活動をなさる方の資料に活用できるものと思います。

Lesbian Sex 101: 101 Lesbian Lovemaking Positions (詳細)

知への意志 (性の歴史)

・「新たな権力観の提示
 フーコーの権力論をもっとも明瞭に示した名著です。それまでの所有される権力、という命題を放棄し、それに変わって権力を関係の網の目の中で繰り広げられる戦略的なゲームである、ととらえています。

 実際のところ、この書の主眼は「権力によって抑圧される性」というそれまでの理解を乗り越えて、実は性を巡る言説は権力によって増殖され、新たに創られるものである、という点にあります。しかしながら私にとってもっとも興味をひき、また関心があったのは上で示した「権力関係」という発想です。このような観点から社会を眺めることで、いかに人間が人間と関わり合い、社会を形成し続けていくのか、新たな視点を提供してくれることでしょうし、現にこのような方向性のもと多くの研究がなされているわけです。 第5章に入ると、議論は抽象的になり、少々読みにくくなります(訳のせいでしょうか?)。しかしそもそも性という概念そのものが創られた概念であるというその議論は実に刺激的です。

・「難しいけど・・・
フーコーに限らず理論は、どれも難しい。(イギリス人の院生も分からないとヒイヒイ言っていた!)しかし分かったときの喜びは大きい。私はこの本を、渡辺守先生訳の日本語バージョンと、それを解説した山本哲士先生の「フーコー権力論入門」と併用して使っている。少しずつだが分かるにつれ、フーコーの権力理論をセクシュアリティーだけでなく、日常の色々な現象に応用して考えることが出来るのが、この本の人生を豊かにしてくれるいい点だと思う。

・「生-権力
バイオポリティックス、セクシュアリテ・・・。近代社会がどのように異性愛装置を作り出し、「倒錯」的な欲望を周辺化していったのかが、詳しく論じられる。

最終章では近代の権力が「生かす権力、または死に廃棄する権力」であると述べ、フーコー以後のバイオポリティックスのあり方を革新させた。近代の権力とは司牧者権力であり、人間はそれぞれが「主体」化し、羊を主人が飼いならすように、生かされるのである。

・「性、欲望、権力、知…ミクロ権力と性
 ミシェル・フーコー、性の歴史三部作第一巻、「知への意志」。本文は200ページ強、読み込もうと思えば一日で出来そうなサイズで、内容も刃が立たないほど高度に抽象的ではないが、語られているアイディアは濃密で、読み手に考えさせること、気付かせることの多い著作だと思う。「監獄の誕生」と共に、現代社会を論ずる多くの著作家に引用される頻度の高い1冊でもある。

 冒頭に19世紀のヴィクトリア朝的モラルに触れ、抑圧される性という像を映し出した後、この著作全体でその像を反転させようと宣言し、後の章では、カトリックが聴聞僧への罪の告白を制度化したこと、そこで性にまつわる事柄が微に入り細を穿つほどの告白を求められたこと、やがて告白は文学の領域へ、そして精神分析の領域へと拡大していったこと、告白という仕組みは各個人に内面の観照を促すことで自己を点検・保守・管理させる自己統治の装置として機能したことや、性に関する知識が科学の姿を仮装したこと、一般に流布されている抑圧される性の4つの側面、女性のヒステリーへの対処・子供の性の管理・人口調整の対象としての夫婦間の性の管理・同性愛などの異常性欲を精神医学の対象とすること、をそれぞれ取り上げて、その一つ一つについて歴史的脈絡を明らかにする作業や、権力を考慮する際に、すでに構築された法・社会制度を自明の前提にするのではなく、日常の生活での対人関係上の力の流れ方、相互に欲望を介在した力関係の働き方から権力を捉え直し、法や社会制度はその結果であると考える見方などを各章に配置し、第五章の中ほどで性に関する言説秩序や言説実践は何のために、誰が用意し、作り出し、流通させ、消費させ、生産させ、効果を発揮していくのかが明らかにされる。そこに至るまでのフーコーの手管は、読み終わった後ではまるで探偵小説の書き手のように見える。

 人を編み上げていく権力装置の重要な一部、と著者が呼ぶ「性的欲望」の見取り図として、読み手に与える印象が非常に強い1冊だと思う。

・「言説の権力化
性ついての言説、真理は権力によって抑圧、統制されていて、それを解放することによって人間の性は解放される。そのようなステレオタイプの性科学の言説にミシェル・フーコーは与しない。彼が提示した問いは「権力がいかに性を抑圧したか」ではなく「なぜかくも我々の性についての語り口は饒舌になるのか」である。彼はそこには知への意思ともいうべき権力の働きを見出した。性についての言説を収集、分析、構成していくこと。不可視な性つまり「語られざる性」を次々と「語られる性」に言説化していくこと。そこにこそ権力構造が存在しているのだ。このようにフーコーのとらえようとした「権力」とは、我々が家族内で遭遇する父親や、国民国家の元首というような実体を伴ったものではない。彼の解き明かしたのは抽象概念としての権力、差出人不明の権力なのである。『監獄の誕生』ではその差出人は我々自身、つまり我々は権力を内在化し自らを監視しているといっている。彼のとらえる「権力」とは、そのような差出人が不明ではあるが、紛れもなくあて先は「我々」の権力のことなのである。

訳であるが、フーコーの書いたフランス語の原文自体が誌的な様相をていしており、日本語でははっきりいって読みづらい。しかし英語版を見るともっと読みづらい。フランス語も英語も満足に読めない我々はやはり日本語で読むことが一番近道のような気がする。

知への意志 (性の歴史) (詳細)

クイア・スタディーズ (思考のフロンティア)

・「how to queer
「クィア・スタディーズ」とは何か。という質問に対して、簡潔な解答を与えることは困難である。フェミニズムもそうであるが、それ以上に「クィア・スタディーズ」は統一的な目標というものを持たない。

そのことが「クィア・スタディーズ」の欠点であるという論者もいるだろうが、私自身はそうは思わない。むしろポスト構造主義を経験した後のセクシュアリティ研究が選択するべき必定の進路だと考えている。

著者の河口和也は本書の中で、「クィア・スタディーズ」とは何か?という疑問に対し、明快な解答を与えない。これは非常に誠実な態度であると思う。河口は『ゲイ・スタディーズ』の著者の一人で、日本のゲイ・リべレーション・ムーヴメントを支える「アカー」でも長く活躍をしてきた。彼は過去に「クィア・スタディーズ」的な理論に対して、批判的な読解も行っている。

個人的な感情かもしれないが、私は本書を読む中で、彼の理論的な変遷に強い感慨を覚えてしまう。彼の辿る道はもしかしたらとても険しいものかもしれないが、私は、彼のことをこれからも応援したい。

・「貴重な一冊
前半では異性愛主義という規範にセクシュアルマイノリティーの人々がこれまでどのように戦いを挑んできたかという話しが載ってて、後半で著者が実際にクイア理論の視点からセクシュアリティの現状を分析した例がいくつか載っている。読むと知識が得られるという感じじゃなく、いままでの知識が壊されるって感じの本。クイア理論についての入門本はまだまだ少ないので貴重な一冊です。

・「抵抗と連帯の難しさ
異性愛主義という規範の支配する社会にあって、同性愛者たちはいかなる抵抗を展開してきたのか。本書は、同性愛と社会の関係史を紐解きつつ、社会が作り出す「規範」の抑圧性とそれに対する対抗軸のあり方を考察するものである。

男女平等を掲げるフェミニズム論には、男性との対等な権利を勝ち取ることを企図するあまり、否定的なイメージをもたれることを懸念し、同性愛者を排除する傾向があった。一方の同性愛者の権利を主張してきたレズビアン/ゲイ・スタディーズだが、「ゲイ」として、あるいは「レズビアン」として抵抗と連帯のアイデンティティを構築するとき、やはり同性愛者内部における規範から「逸脱」した存在を抑圧する機能が生じてしまう。

フェミニズムや、非異性愛者コミュニティ内部において作動する抑圧の諸様式に目を向けつつマイノリティの連帯を確立するにはどうすればいいのだろうか。クイアスタディーズの課題は、自己と他者との差異、自己の内部の無数の差異双方を直視しつつ社会の押し付ける規範への対抗と連帯を組織することにあるという。本書の問いかけは、権利獲得のための運動のあり方の難しさを実感させてくれる。

「あとがき」の一文が秀逸だ。クイアスタディーズは「人はなぜ「普通」になりたいのか、あるいは人はなぜ「普通」なものに憧れたり、魅了されたりするのかという問いを巡るものである。」「「普通」から除外された人々にとっては、その「普通さ」は自らを抑圧するものであるにも拘らず、それに魅了されてしまうこともある。」「「普通の」人々がそうした「普通さ」の只中に置かれ無意識状態にされたり、また「普通」から外された人々が「普通さ」に惹かれていくことによって、社会はどのような利益を得るのかという問題に切り込む可能性をクイアスタディーズは提示している」

「普通」を「近代」に置き換えてみると、クイアスタディーズの正常/逸脱の二元論を巡る問いは、同性愛者のみならず広く「近代」を巡る問題に共通する問題であることがわかる。本書を送り出した「思考のフロンティア」シリーズの見識の高さに拍手を送りたい。

クイア・スタディーズ (思考のフロンティア) (詳細)
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