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▼出逢えて良かった小説たち。:セレクト商品

キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461))キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461)) (詳細)
時雨沢 恵一(著), 黒星 紅白(著)

「世界の白黒両面がわかる本」「美しくて儚いもの」「旅がしたくなります」「現代のガリバー旅行記」「初めてのライトノベル」


学園キノ (電撃文庫 (1283))学園キノ (電撃文庫 (1283)) (詳細)
時雨沢 恵一(著)

「淡々と書いてみよう2006年夏」「『キノの旅』を愛する人は…」「まじめに読んではいけない」「キノの旅とは違うものなのでしょう」「あくまでもパロディなので」


アリソン (電撃文庫)アリソン (電撃文庫) (詳細)
時雨沢 恵一(著)

「本質的な意味での「良作」」「宝を見つけたとき、どう思ったか?」「読んで損はしない」「作者さんが好きなので買ってみたら…」「戦争。」


リリアとトレイズ〈1〉そして二人は旅行に行った〈上〉 (電撃文庫)リリアとトレイズ〈1〉そして二人は旅行に行った〈上〉 (電撃文庫) (詳細)
時雨沢 恵一(著)

「アリソン続編、やっぱり出た」「遂にアリソンの続編出たぁ~~」「さすが時雨沢さん!!」「ヴィルそっくりなリリア」「王子様とお姫様の物語。」


メグとセロン 1 (1) (電撃文庫 し 8-24)メグとセロン 1 (1) (電撃文庫 し 8-24) (詳細)
時雨沢 恵一(著)

「そうきたか……」「メインキャラがほぼ総入れ替え!」「なるほど、作者の趣味が反映されている」「これは恋愛小説でしょう!」「メグセロの後にリリトレを読み直そう」


恋空〈上〉―切ナイ恋物語恋空〈上〉―切ナイ恋物語 (詳細)
美嘉(著)

「やったー携帯小説できたよー(^o^)ノ」「最高の」「我が人生の・・・」「かなりの上級者向けギャグノベル」「実に素晴らしい!」


恋空〈下〉―切ナイ恋物語恋空〈下〉―切ナイ恋物語 (詳細)
美嘉(著)

「ウッディ!」「う〜ん・・・」「これは実に良い」「これはヤバい」「素晴らしい」


君空―‘koizora’another story君空―‘koizora’another story (詳細)
美嘉(著)

「キャンプの必需品」「恋空が有害図書だと・・・?」「射手座☆午後九時Don’t be late」「あ」「もっさりブリーフ」


夜明けの街で夜明けの街で (詳細)
東野 圭吾(著)

「ものすごい描写力」「複雑な読後感」「最後のシーンはホラー」「面白かったです。」「東野作品?」


ミッドナイト―真夜中の妖精ミッドナイト―真夜中の妖精 (詳細)
ジャクリーン ウィルソン(著), Jacqueline Wilson(原著), 尾高 薫(翻訳)

「もうっジャクリーンサイコ~~~~!」「不思議で面白い話!」「最高!!」「ガールズシリーズの方が・・。」「とても読みやすかった。」


西の魔女が死んだ (新潮文庫)西の魔女が死んだ (新潮文庫) (詳細)
梨木 香歩(著)

「久々に胸打たれた素晴らしい本です」「14歳からの哲学がすべて織り込まれているようなメルヘン」「私の心に一生残る本です」「大切なことを軽やかに教えてくれる」「オズの魔法使いかと思った」


時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫) (詳細)
筒井 康隆(著)

「映画を見た後買いに走った。」「日本文学史上の傑作の一つ」「少女時代の“魔女おばさん”に何が起こったか? 永遠のジュブナイル。」「観た後で読んでもおもしろい」「何度読み返してもおもしろい」


砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫) (詳細)
桜庭 一樹(著), むー(著)

「丁寧な文章」「少女特有の脆さ」「消えてしまったロリポップ」「砂糖菓子の弾丸は…」「痛々しい感性」


少女には向かない職業 (ミステリ・フロンティア)少女には向かない職業 (ミステリ・フロンティア) (詳細)
桜庭 一樹(著)

「「普通」の少女の絶望と闘い」「慎重に胸に残さなければならない、そんな話」「もし私が同じ境遇にあったら…」「少女とミステリ」「最大問題作」


▼クチコミ情報

キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461))

・「世界の白黒両面がわかる本
こんな本を見たのは初めてで本当にはまりました。まさに人生や社会や国家の中で必ず遭遇する問題をストーリー化した読み物です。

本の中の一つ一つの物語は私に色んな事を考えさせてくれました。私は以前、人の心がわかればいいな思ってましたが、それは間違いでした。たしかに相手の事をすべて理解することが出来ますが、それ以上に色んな問題が生じるでしょう。個人的には「レールの上の三人の男」が一番好きでした。自分のやっている事を無駄かどうか、そしてその目的をもう一度確かめられた気がします。他にもこの本を読むと、政治や人生色んな物事のいい方と悪い方両面がよくわかります。そして、この本の特別なところはたくさんの問題を考えさせてくれるわりに、どれ一つ答えがないって言うところです。たぶんそれは一人一人の答えが違うから絶対的な答えがなくて、本当の答えを見つけられるのは自分だけかもしれませんね。

ただ、この本の唯一つ悪い点と言えば、ストーリーにあまり関連性がないところですね。

・「美しくて儚いもの
一つの国に滞在する期間は三日間。長く、そして短い。故に、主人公キノと相棒のモトラドは正義感を振りかざすでもなく物事を客観的に見聞きし、去っていく。

他のライトノベルと違い萌えや燃え、大冒険でもなければSFでもない。

淡々と、静かに物語は進んでいく。

キノは旅先にある矛盾やおかしな事を、我々読者に代わって代弁してはくれない。けれど、それ故に読者はそこにある矛盾した社会体制や、おかしな国民に気付かされる。自分で考えることが出来る。

読書とは文章を読み、考える。と定義するならばこの作品は非常に意義のある作品だと思います。

・「旅がしたくなります
主人公キノがバイク(モトラド)で旅をする物語。武器はパースエイダー(武器)のみ。一カ国には3日間だけ滞在するというのがキノのポリシー。

それぞれの国にはいろんた人達がいる。思想や宗教などみんな違った文化があって面白い。一話ごとそれぞれの国での出来事で分かれているので読みやすいです。

第一話「人の痛みが分かる国」第二話「多数決の国」第三話「レールの上の三人の男」第四話「コロシアム」第五話「大人の国」第六話「平和な国」

が掲載されています。

おすすめは第五話の「大人の国」です。この話しはキノが旅に出ることになった理由が書かれているので是非読んでほしいです。

・「現代のガリバー旅行記
キノは旅をする。キノが行く先々にはさまざまな「国」が待っている。

キノが旅をするそれぞれの「国」は、それぞれの価値観に基づいて作られて運営されている。その価値観はとても極端であったり、本能的であったりもする。その旅の過程は、さながらガリバー旅行記を読んでいるようにも思えた。ただその世界観は現代のRPGゲーム風に、あるいはSF風にアレンジされているので好き嫌いははっきり出そうに思う。

若いうちに異文化を経験するべきだ、国際交流するべきだと、言ったところで実際には多くの人がそういった経験が出来るわけではない。費用がかかる。機会がない。

個人的にはこういった本こそ、教育の現場で使ってみたらどうだろうか?と思う。

・「初めてのライトノベル
はじめて「キノの旅」に出会ったのはオススメライトノベルが書いてあった雑誌かなんか。

キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461)) (詳細)

学園キノ (電撃文庫 (1283))

・「淡々と書いてみよう2006年夏
全編これあとがき調という、原作者による原作陵辱本。エルメスを除く登場人物すべてがどこかしら壊れており、元ネタ(キノの旅)の憂愁な雰囲気はまったく出てこない。そもそも舞台が日本の学園である所から“旅”的な雰囲気は一掃されているので、その部分を期待しているファンは表紙を見た時点で諦めた方がいいだろう。

一方で、原作では決してお目にかかれないシーンも満載している。学園的な平和でだらけた雰囲気はもちろんのこと、わははと笑いながら一片の悩みも無く無駄に斬りまくるシズ、ヘタレな主人を全力で倒しに行く陸、そして毎日毎日美味しい食べ物をお腹一杯平らげて心底幸せそうなキノなどである。現在する銃器類が豊富に書かれているのも特徴のひとつである。

総評。全体的に作者が楽しそうに書いている印象を受け、それにつられて笑ってしまうような感覚がある。ツッコミを入れるのを諦めて、ゲラゲラ笑いながら一気呵成に読み進めることをお勧めする。

・「『キノの旅』を愛する人は…
読まない方がいいでしょう。そこは断言できます。キャラも設定も文章もかなり壊れています。

しかし、『時雨沢』を愛する人は必読です。と、こちらも断言できます。

評価まっぷたつ作品ですが、あとがきに見られる作者特有のテンポやセンス、悪ノリに満ちあふれた作品です具体的には陸(一息)。

まあ、地の文章は完全口語調とあって、読みとりづらいと感じる方も多いかと思います。

しかし、シズは頭にリンゴを乗せるようなおうじさまであり、キノは壊滅的な料理を作るたびびとであり、師匠は無敵にみせかけて幽霊ダメだったりする所を愛する読み手として、ここはあえて、最大評価で。

くりかえしますがこの作品を「キノの旅」として考える方は読まない方が無難です。一冊丸ごと「時雨沢あとがき 〜妄想暴走編〜」として、気軽に楽しまれることをお勧めします。

・「まじめに読んではいけない
文庫で初めて学園キノを読んだ人はつらかったかもしれませんが、私は電撃pの方で出会ったので受け入れはすんなりでした。へたなマンガより笑えますwあくまでおふざけ本として肩の力を極限まで抜いて読めばかなり満足できる内容だと思います。

・「キノの旅とは違うものなのでしょう
「キノの旅」を読んだことはありません。それを前提として、楽しんで読めた、と書きます。中身は確かにぶっとんでいるのですが、そのぶっとび具合がいい!一昔前はギャグ小説を読んだりしていたのですが、その頃を思い出しました。よくできていると思います。本編を知らないからこそ、そう言えるのかも知れませんね。これからもし本編を読むことになったら、この作品を思い出してしまうかも。

・「あくまでもパロディなので
ご存知キノの旅シリーズでありながらキノの旅ではない作品です。こういうと解りにくいのですが、ようはキノの旅に登場する面々がキノの旅とはまた違うキャラ設定で学園モノとして書かれています。

まず、この作品を購入するにあたっての注意ですが、1、パロディが素直に受け入れられない人は買わないほうがいい2、ベタな展開、変身モノが嫌いな人も買わないほうがいい3、シズのファンは絶対買わないほうがいい以上ですw

パロディをパロディとして受け入れられる読者なら買って損は無いでしょうが、耐性の無い人やキノの旅だと思って読んだ人には少々ダメージが大きいかと。

学園キノ (電撃文庫 (1283)) (詳細)

アリソン (電撃文庫)

・「本質的な意味での「良作」
まず、その文章が印象に残る。淡々として、しかし丁寧に風景を描写する。むしろ風景のみを描写するが故に、淡々としているのかもしれない。例えるなら説明文のような印象を受ける。心情はあっさりと流す。しかし、それ故に強い個性を持つキャラクターの会話が映える。キャラの描写を会話に絞り、周りを丁寧に描写することで、

物語世界全体をバランス良く描いたという印象を受けた。

そして構成力。全てがなめらかに繋がっている。どこにも凹凸がない。つまり、過不足が全くない展開なのだ。意外なところに伏線があり、それは必ず回収されている。読者は驚きながらも、不条理さを全く感じることなく読み進めることが出来るだろう。

キャラクター、ストーリー展開、その他素材はそう目新しい物ではない。しかし、この二つの特徴がこの作品を他とは代え難い物としている。とある作家の言葉を借りれば

「『何を書くか』はもう出尽くしている。作家の仕事は『どう書くか』だ」

読み終わった時にわき上がってくる、何とも言えない満足感は読んだ者にしか解らない。

・「宝を見つけたとき、どう思ったか?
まず序章に流れる謎のメッセージ。これ、ラストまで読んだ後、もう一度読み直してみると・・・泣けます。私はうるっときました。細かな部分もきちんと読むと、後で分ったとき少し嬉しくなる作品。

この話には二つの国が出てきて、言語も文化も違ってて、過去に何度も戦争してて、よーするにただいま冷戦状態なんだなって事が序盤でわかりやすく説明されます。軍人だけど行動はけっこう破天荒で、かわいいのになんだか男らしい(?!)アリソン。逆に真面目でどっちかというと地味なんだけど実はかなり天才のウィル。

この二人のやりとりがまず魅力です。アリソンがウィルの前だとたま~に見せる「女の子」な部分も、読者の方は「ああ・・なるほどね♪」って思うはず。宝を探す旅・・というより「冒険」なので、空中戦や銃撃戦なんかもあります。軍人の経験を生かしたアリソンの行動もなかなか面白いです。

他にも様々なキャラクター達が鍵になっています。長編なのですが、一気に読んでしまいました。そして・・・宝を見つけた二人はそれぞれ全く異なる反応を示します。どちらがおかしい、という事はないのですが、それが大事なんじゃないかと。読者はこの宝の正体を見て、それぞれどう感じるのか?

がっかりするのか、感動し涙をこぼすか、それとも何も感じないのか・・・全ては読んで決まることです。ちなみに私は最初、「ああ、そうなんだ・・」ぐらいなもんでしたが、2周目、あの序章のメッセージを読んでから読み直して涙ぐみました。そんな感じ方もあり・・かな?いずれにしよオススメの文庫ですよ。

・「読んで損はしない
素直におもしろいと感じました。キノの旅のような短編のかたちをとってはいませんが、それと同じぐらい読みやすい本でした。中盤で話しの結末がなんとなく見えてくるような感もありましたが、そこに行くまでのストーリーが漫画を読んでいるようにそのときの場面や情景がわかりやすく、なにより面白かったです。

面白いだけではなく、何かを考えさせられる、本としてすばらしい物だと思います。

・「作者さんが好きなので買ってみたら…
『キノの旅』もおもしろかったですが、こちらの『アリソン』もとてもおもしろい内容でした。まず驚いてほしいのは時雨沢氏の文章力。小学生の方にもわかりやすく、かといって子供っぽい書き方ではないんです。ここまですごい小説を読んだのははじめてです。ストーリー中にあったちょっとした出来事でも、実は後のほうでは意味があったり、など巧妙なストーリー展開はさすが、という感じです。

たまにギャグがあったりと、ずっと重い感じのストーリー、という訳ではないので、「本はあまり好きじゃない」という人にも、どんどん読める内容だと思います。絵やキャラクターも魅力のひとつです。

・「戦争。
良かったと思います。こういう話は好きですね。作者の時雨沢さんはおもしろくて好きですし、挿し絵の黒星さんはファンですし。かなり楽しめました☆戦争とは言っても、恐い話じゃない。これがまた楽しい。「宝」は、なかなか予想出来るものじゃないですよね。ファンタジーなのに、リアルで。読んで損はないと思いますよ☆

アリソン (電撃文庫) (詳細)

リリアとトレイズ〈1〉そして二人は旅行に行った〈上〉 (電撃文庫)

・「アリソン続編、やっぱり出た
時雨沢氏の人気シリーズ、「アリソン」の続編となる本作。アリソン3から18年後を舞台とし、主役はアリソンの子供リリアとベネディクトとフィオナの子供トレイズとなっています。

話の内容はアリソンと同じように、二人が旅行に出かけて陰謀に巻き込まれる・・・といった、ある意味王道ともいえるものです。しかしながら、繊細な描写と適度に盛り込まれたユーモアが、この作品を他の作品と一線を画した物としています。話の展開の持って行きかたにやや強引とも取れそうな部分がありましたが、さして気にならない程度でスラスラと読むことができます。今回もいろいろと伏線がはってそうで、これからの話がどうなるか非常に気になります。次巻が今から待ち遠しいです。

なお、前作「アリソン」とリンクしているところが多く、それを読んでから本作を読んだほうがいいでしょう。

・「遂にアリソンの続編出たぁ~~
このノベルは、発売すれば普通にその週の文庫本売り上げランキングTOP10に入ってくる「キノの旅」シリーズの作者である時雨沢氏おなじみの短編連作ではない長編作品「アリソンⅠ~Ⅲ」の続編です♪だからできることなら「アリソン」から読んだほうが何倍もこの作品を楽しめますよ。なんと言ってもリリアはアリソンの娘なんですからあたりまえですよね(^o^)b

内容は題名のとおりリリアとトレイズという幼馴染二人の旅の中での経験を描いたアドベンチャーストーリーです。これ以上説明しようが無いんですよね、頭悪くてスンマセンm(__)m時雨沢作品のファンの方はおなじみのあとがきもお楽しみに(笑)また奇想天外なことをやっちゃってます(^^;黒星紅白氏のイラストもサイコーです!

あと、マンガばっかり読んでて活字ばっかの本に抵抗があるという方にも全然読みやすいと思うんで是非ススメたいですね。

・「さすが時雨沢さん!!
ラブコメあり、冒険あり、もちろんあとがきも健在です。テンポのよいギャグも含まれていて、読書初心者に最適。内容は「アリソン」の続編で、内容も前作とリンクしていて前作から読んだほうがわかりやすいと思います。その他の詳細は買ってからお楽しみに…

・「ヴィルそっくりなリリア
リリアの茶色の目と目元は、ヴィルそっくりです。これでもかってくらいに、フィオナとベネディクトの子供であるトレイズがリリアに自分が王子である事を言わないのがじれったいです。面白いので読んでみてください

・「王子様とお姫様の物語。
って、感じです。作中(シリーズ全巻中)にも2度この言葉が出てきています。前作の「アリソン」は色々な冒険があったり、人間関係があったり、恋愛あったりで、アドベンチャーストーリーの王道を突き進んでましたが、この作品はちょっと違う感じです。

前作のアリソンとヴィルは少し変わった生い立ちで、その上他の少年少女にはないものを持っていて、彼らの発想やアイディアは読んでいてとても面白かったです。しかし、今作のリリアとトレイズは、ごく普通に育てられていて(?)、特別なものもない、少なくとも考え方は、どこにでもいる普通の少年と少女でした。それゆえ、二人っきりになってお互いをやや意識したり、言いたい事も言えない事もあっり、一人で鬱々と悩んでいたりしているのが描写されていて、なんというか、色々と共感したり、一言言ったやりたくなったりしましたよ。とことん客観的に記述しているのに・・・やっぱりこの作者はすごいです。前作の二人は世界の中心にいて、世界を引っ張っている感じでした(特にアリソンが)。しかし今作の二人は世界の中心にいるけれど、二人は動かないまま、世界がぐるぐると激しく回ってる感じがします(特にリリアが)。そんなわけで受けた印象が、「王子様とお姫様」、です。

見所は前述のものに加え、リリアの成長とトレイズの活躍です(逆はあまりなかったです)。

私は個人的に、この作品が大好きです!

・・・なんかシリーズ全体の感想みたいになってしまいましたね・・・

リリアとトレイズ〈1〉そして二人は旅行に行った〈上〉 (電撃文庫) (詳細)

メグとセロン 1 (1) (電撃文庫 し 8-24)

・「そうきたか……
 タイトルや帯などであるように『アリソン』『リリアとトレイズ』の世界でのお話。『アリソン』から『リリア〜』へは時間が随分流れていましたが、今作は時系列的には『リリア〜』と平行しています。リリアが夏休み、旅行している時親友のメグはどうしていたか、といったところでしょうか?

 主人公はセロンという少年。メグに片思いしており、どうにかしてお近づきになれないかと四苦八苦。ところが夏休みはいって思わぬチャンスが。頼まれた演劇部の合宿手伝いに参加していると、コーラス部に所属しているメグも合宿に参加しており、言葉を交わすことが出来た。そんな人生最良の日などと浮かれていたのも束の間、“新聞部”の少女が持ってきた一枚の写真を巡る謎に巻き込まれて……何かが起きそうだというところで以下続刊です。

 二作が冒険ものの要素を含んだものに対し、今作は学園推理物の要素が含まれているように思います。飛行機とか銃とか出てきません。舞台は夏休み中の学校です。セロンはメグや親友のライーを含む6人で行動。他にいかにも怪しい人物も登場します。 ちなみに誰がこの後どんな活躍暗躍するかは、この一冊だけでは予想しづらい。まあ、敢えて言うなら、これを読むとヴィルが凄く頼もしいキャラで、トレイズはへたれじゃなく単に押しに弱いだけだと思えてしまいます。この作者が書くキャラのわりにはセロンはあまりにも「普通の少年」です……

・「メインキャラがほぼ総入れ替え!
今回はこれまでの「アリソン」「リリアとトレイズ」に比べると"スピンオフ"らしく、これまでの2作との関連性がやや低めですね。メグちゃん以外はほぼ初登場キャラばかりです(セロンは名前だけが以前登場してますが)。飛行機アクションの代わりに学園ミステリー風味です。サスペンス要素は今回もありますが。

リリアと好対照なヒロイン・メグちゃんと、「アリソン」のヴィルの頼もしさを少しと「リリトレ」のトレイズのヘタレ(笑)を沢山持ったヒーロー・セロン君との今後が楽しみになります♪1巻だけでは冒頭の展開は想像も出来ないです;

オマケ要素?としてメインキャラの名前が洋画の俳優さんの名前だらけです…(笑)

・「なるほど、作者の趣味が反映されている
アリソン、リリトレのスピンオフの位置づけとなる今作品。前2作がサスペンスの混じったアドベンチャーだったのに対し、今作は推理物のアクセントが加わった学園小説となっています。海外青春ドラマの真面目な回を小説で読んでいる感じです。前作と違い、銃や飛行機は出てきません。アクションの方も今の時点では伏線程度にわずかにあるくらいです。それらの代わり、今回の作品での重要な小道具として出てくるのが『カメラ』と『写真』。これが作品を進めていく上での鍵となっています。時雨沢先生の作品の中では落ち着いた感じの作品となっているので、シリアスが苦手な方にもお勧めできる作品です。

・「これは恋愛小説でしょう!
 適度な緊張感と爽やかなコイゴコロ!しかも片思い!これを恋愛小説といわずしてなんと言おう!! 『リリアとトレイズ』や『アリソン』シリーズに比べれば銃撃戦も、緊張感も、重みも足りないけども、いつもながら二つの国に関しての歴史と、歴史に翻弄された人たちをリアルに描いていてすごいと思った。 2人だけでなく友人たちも気になりどころなので、続編を期待!

・「メグセロの後にリリトレを読み直そう
『アリソン』『リリアとトレイズ』シリーズのスピンオフ的作品です。今巻と5月に発売される後編では、『リリアとトレイズ1&2』で、メグが夏休みをどのように過ごしていたかが語られる模様。

まだ前編だけなので何ともいえませんが、『メグセロ』は銃も飛行機も出てこない、学園もの。ハラハラ感は少なめですが、安心してゆったり読むことが出来ます。また、表題のメグとセロンの恋模様も気になります。天然?メグと、恋愛事に関しては奥手なセロン。二人とも普通の少年少女なのですが、そこがまた読んでいて楽しく、もどかしいながらも応援したい気分になります。

果たして、セロンはメグに告白できるのか、二人は恋人になれるのか!というのが私的に一番気になる箇所なのですが、これを踏まえて『リリトレ』を読み返してみると…?メグが、リリアと恋愛・恋人について話している箇所が。(内容は読んで確かめてみてください☆)シリーズの裏話である今作ですが、ただそれだけではなく、「メグセロを読んだ後に、リリトレを読むと改めて分かる」面白さもあります。このシリーズが好きな方には、オススメですよ〜!

あ、でも公式サイトに載っていた“あらすじ”には、『リリトレ』直後の話が読めると書いてあったのですが、その箇所は冒頭にしかなかったので、ちょっと残念でした。

メグとセロン 1 (1) (電撃文庫 し 8-24) (詳細)

恋空〈上〉―切ナイ恋物語

・「やったー携帯小説できたよー(^o^)ノ
───アタシの名前はアイ。心に傷を負った女子高生。モテカワスリムで恋愛体質の愛されガール♪アタシがつるんでる友達は援助交際をやってるミキ、学校にナイショでキャバクラで働いてるユウカ。訳あって不良グループの一員になってるアキナ。 友達がいてもやっぱり学校はタイクツ。今日もミキとちょっとしたことで口喧嘩になった。女のコ同士だとこんなこともあるからストレスが溜まるよね☆そんな時アタシは一人で繁華街を歩くことにしている。がんばった自分へのご褒美ってやつ?自分らしさの演出とも言うかな! 「あームカツク」・・。そんなことをつぶやきながらしつこいキャッチを軽くあしらう。「カノジョー、ちょっと話聞いてくれない?」どいつもこいつも同じようなセリフしか言わない。キャッチの男はカッコイイけどなんか薄っぺらくてキライだ。もっと等身大のアタシを見て欲しい。 「すいません・・。」・・・またか、とセレブなアタシは思った。シカトするつもりだったけど、チラっとキャッチの男の顔を見た。「・・!!」 ・・・チガウ・・・今までの男とはなにかが決定的に違う。スピリチュアルな感覚がアタシのカラダを駆け巡った・・。「・・(カッコイイ・・!!・・これって運命・・?)」男はホストだった。連れていかれてレイプされた。「キャーやめて!」ドラッグをきめた。「ガッシ!ボカッ!」アタシは死んだ。スイーツ(笑)』



この文章にむかついた人はこの小説は買うのをやめておいた方が無難です。全体的にこんな感じだから

・「最高の
ホラー小説!!奇怪な文章の羅列。段々エスカレートしていく主人公の精神崩壊。後半に進むにつれ、主人公が妄想と現実の境界線が見えなくなっていきます。

・「我が人生の・・・
この小説を読んで思った。「そうだ、海に行こう…」と。

海に着いた私はおもむろにロッドケースから竿を取り出し、ルアーをセットする。そして海に向かって祈る。特に深い意味は無い。ただ何とは無しにいつも続けている習慣である。暫し祈りを捧げた後、第一投。鼓動が速くなる。風を切る音と共に投げ出されたルアーは美しい放物線を描き、着水…。長い戦いが幕を開けた。

もう何時間経っただろうか…。その瞬間は唐突に訪れた。弓なりに弧を描きながら絞り込まれる竿先。来た!ドラグが低く唸る。かなり大物のようだ。引きからして2kgクラス、いや、それ以上か…。走り、潜り、首を振り、締め込み、魚は必死の抵抗を見せる。私はそれを慎重に、そして時には強引にいなし、じりじりと距離を詰める。あと少し!銀色の魚体がギラリと光る。カンパチだ!それもかなりデカい。魚も釣られまいと必死である。最後まで必死の抵抗を見せる。と、その時だった。プツン、と手元で何かが途絶えた…。さっきまで確かに感じていた魚の重みが嘘のように無くなっている。逃げられた…。ラインが魚の重みに耐えかねて切れてしまったのだ。あるいは根ズレでラインが傷んでいたのかもしれない。暫し放心状態…。そして我に帰ると涙が止め処なく流れた。

それでも釣り人は再び竿を握り直す。海の魔力に惹かれたが最後。釣り人の悲しい性なのだ。

恋空?何それ、食えるの?

・「かなりの上級者向けギャグノベル
最初から最後まで矛盾とツッコミに満ちたストーリー!このうえなく破綻した人格を持つ魅力的なキャラクター達!そして常人なら読む気さえなくさせる恐ろしく歯ごたえのある文章!

どこを取っても最高に笑えるギャグ小説だと思いますよ☆ページ数もかなりのボリュームがありますし、ブラックジョークが大好きな方 の み 一度読んでみる事をお勧めしますっ。

普通の人?読まなくていいよ

・「実に素晴らしい!
私が今まで読んだギャグ小説の中でも最高に笑った小説でした!

作者は小学校にまともに行ってなかったかのような文才にも笑わせて貰いました!小説なめてんのか!って言いたいくらいです!

しかし人間が考える話には見えませんね!恋空(笑)読むくらいなら私は広辞苑を読んだ方がマシだと思いました!!!!!!(笑)





作者ふざけて書いたわけ?レイプされて精神的におかしくならないとか何処のスーパーサイヤ人ですか?いや、スーパーサイヤ人でさえレイプされたら精神的に来るであろうしかも学校内でセックスするとか頭大丈夫ですか?中田氏されて妊娠するのは当然なのに「私妊娠しちゃった☆ミャハ」みたいな感じのノリでいられますね尻餅付いて流産してしまいましたが、たとえ子供が生めた状態だったとしても作者みたいな人間は「やっぱり生まなーい」とか言って中絶しそうです生んだとしてもその子供は一生犯罪者に育てられるハメになるんでしょうねしかもなんで公園にお墓を勝手に作ってお供えをしてゴミを散らかすんですか?地球温暖化は貴女のアホな行動で刻一刻と進んでいるのですよこんな本を出版するのも地球温暖化を進ませる原因の一つですねもう矛盾だらけで書く意味も分からなくなってきました





恋空?あぁ、スイーツ(笑)でしょ?

恋空〈上〉―切ナイ恋物語 (詳細)

恋空〈下〉―切ナイ恋物語

・「ウッディ!
部活の罰ゲームでこの本を音読させられた読んでいるうちにこの作品の素晴らしさに気付いただってこれ、千羽鶴作るのに最適なんだぜ?

・「う〜ん・・・
ガーデニングの時に虫が沸いて大変だったんだけどこの紙のお陰で助かった!ティッシュよりもちょっと厚くて丁度いい!この量でこの価格は絶対買った方がいい!



え?これ本なの?

・「これは実に良い
まずハエ叩きに重宝した。何故かこの本なら躊躇わずに使えた。あとゴキブリを追い詰める時とか。バターを引き伸ばすのに数枚を千切って使ったり。カレーをこぼした時に拭くのにも問題なく使えたし。にそうぶね作りもした。折り紙するには問題の無い紙。はんこ朱肉インキチェックも十分に出来たし。丁寧に破り取れば良く飛ぶ紙飛行機も作れる。度が過ぎたふざけをする奴に背表紙で制裁を加えたり。よく燃えたしね。暖かかった。ぬくもりを感じた。いい本です。ここまで万能とは感動させられます。小さい子には、鼻かみ紙とかトイレットペーパーの代わりにどうぞ。説明は以上です。よって★5をつけました。

強いて欠点を挙げれば、印字がウザかった。それだけ。

最後にアドバイスです。悪い噂があるにも関らずこの本が欲しいけど買うの面倒くさいって人、なまぐさいゴミ箱に千円札を丸めてつっこむと、本当に読み終わったときのような感情が手に取るように伝わってきます。だれかに教えてもらう事もできない、言葉に出来ない特別な感情です。

・「これはヤバい
とりあえず読んだけど全部トイレットペーパーになったよすげえ重宝できるわ!よし、玉に砕けよ

・「素晴らしい
「正しいカップラーメンの調理法」 まず、蓋を半分開けます↓次に中に入っている「かやく」「粉末スープ」を麺の上にセッティングします↓その上から線まで熱いお湯を注ぎます↓蓋を閉じます↓恋空を蓋の上にのせます↓三分間待ちましょう↓おいしいカップラーメンの出来上がりです☆

恋空〈下〉―切ナイ恋物語 (詳細)

君空―‘koizora’another story

・「キャンプの必需品
落ち葉?灯油?紙?そんなもの君空の足元にも及びません

この本は本当によく燃えます

夏のキャンプシーズンになると品切れが予想されますので、今のうちに大量確保しておきましょう

中身?読むまでもありません。「君空―‘koizora’another story(笑)」という意☆味☆不☆明、超センスのタイトルだけでお腹いっぱいです。本当にありg(ry

あと、この本を書店にだけ置いておくにはもったいないです。是非ホームセンター等でも販売してください

・「恋空が有害図書だと・・・?
よくかんがえろ、有害図書どころかバイブルだぞ。女に恋空を読ませて感動したとか泣いたとか言われたら、スイーツ判別機 になるじゃないか。これでスイーツ脳との結婚が回避出来るなら家宝ものだぞ

・「射手座☆午後九時Don’t be late
シビレました。タイトルを聞いたときは、ェエエエ!と思わず叫んでしまいましたが音楽を聞いた瞬間、一発で惚れました。リピート確定の瞬間でした。ルナシーを初めて聞いたときの感動に近いものがあり(個人的な話ですが)、作曲者の菅野さんは素晴らしい才能の持ち主ですね。最近、また別の楽曲がリリースされたようなので、そちらも聞いてみたいと思います。高いクオリティーを期待して、僕は星5つ。

 え、君空?なにそれ?おいしいの?

・「
ついに3作目です。今回の敵は砂を自由自在に操る脱獄囚、そして謎の黒い寄生生物。

ピーターが寄生されてダークな感じになっていくのがシュールでおもしろいです。

最後は2:1でピンチに陥るが、友の助けでなんとか撃破。

なかなかおもしろかった。

次作品が楽しみです!

・「もっさりブリーフ
なんか最近寒くね?外に出るのが辛いよ・・・。そのうえクリスマスとなればリア充どもの突起物がはいったり出たりするんだろ?俺は怒ってるんだぜ。お前らリア充の死こそが俺にとっての幸せだよ。そんな作品です。この作品が読めるアナタは幸せものですいーつ(笑)

君空―‘koizora’another story (詳細)

夜明けの街で

・「ものすごい描写力
主人公である平凡な中年男がふとした拍子に複雑な出自を持つ会社の派遣社員と不倫関係に陥ってしまい、家庭と不倫関係の二重生活の維持に思い悩むというストーリー。何がすごいかというと、こういうよくありそうな単純な設定を、主人公の心理描写をメインに1冊の本にまで仕立て上げてしまう著者の筆力。設定が単純だからこそその描写力のすごさが目立つ。読んでいるとまるで自分が不倫関係に陥ったように錯覚してしまうほどに表現にリアリティがあり、文字に表れてこない当事者間の心理的駆け引きが隙間見えてくる。著者自身がこんな経験をしないとここまで書けないのではと思えてしまうがどうだろうか。ちょっと大人な内容で、通常の東野小説の読者よりも高い年齢層向けだろう。

・「複雑な読後感
東野圭吾氏が選んだ、新しい予期せぬ設定は、今回は、不倫関係と殺人容疑者である。新しい作品が生まれる毎に、設定の妙に感服する。そして今回も、『赤い指』で、まんまと引っかかったような、どんでん返しに直面させられる。そこに至る伏線の数々にも心動かされる。しかし後味は、これは、読者が男性か女性かで、大きく異なると思う。この読後感の、なんとも言えぬ複雑な感懐は、作者ならではのものだと思う。『秘密』で味わった複雑な読後感を、ここでも堪能することができる。

・「最後のシーンはホラー
本編最後のシーンはホラーですよ。ゾッとする。こわすぎます。胸に手を当てたときに思い当たることがある男性諸氏には、この感覚がわかるハズ…。

全体的に見ても、不倫にまつわるこまやかな描写(発言も含む)は極めてリアリティのあるもので、それを活かすために著者はあえて人物像そのものを平坦に描いているのではないかと想像しました。違うかな?

とにかく…やや小ぶりな印象は否めないものの、楽しめる一冊でした。ただ、主人公♂が普通のサラリーマンなのに、自由になる金をやたらと持っているのだけは、リアリティに欠ける気がしましたが…。景気が(一部で)回復傾向にあるからでしょうか?

・「面白かったです。
私は会社の女の子に恋心を抱いている既婚者なので、主人公の気持ちがよくわかり、はらはらドキドキしながら、一気に読み切ってしまいました。ミステリー小説をそんなに読んだことがないので、最後の展開にも大いに驚き、読み終わった後「おもしろかったー」と独り言を言ってしまったくらいです。皆さんの評価はそんなに高くないようですが、僕は本当に面白かったです。最高でした。もう一度読み直します☆

・「東野作品?
東野圭吾の作品は、ほとんど中身を見ずに即、買う作家の一人です。東野さんにしては珍しく、恋愛(不倫)小説か?と思いながら読んでいましたが、最後にまたまたビックリ!いつも最後にドキッとする終わり方が多いですが、今回は全く想定外な結末に、ただただ頭が下がります。しかし、不倫する二人の心理をここまで上手に描けるとは、さすがです。

夜明けの街で (詳細)

ミッドナイト―真夜中の妖精

・「もうっジャクリーンサイコ~~~~!
最新刊がやっと出た~!!嬉しいです。やっぱりこの人の書く本は面白いです。クラスの中で、なかのいい友達もいないしいるといっても、そのフリをしている、ダサい子二人。かっこいいお兄ちゃんは昔のように遊んでくれないし、孤独な毎日を感じている‥どこか、自分とかぶってみえて、胸がキューンとなるようなストーリーです。

この著者は、何歳の心を持っているんだろうっていつも思います。わかる②って共感できるところがすっごいあります。中学生くらいの人には一番読んで欲しいです。初版には可愛いシオリがついてます♪

・「不思議で面白い話!
主人公・ヴァイオレットの家族(親)は、うちの家族(親)とちょっと似てるというというかなんというかで同じような人も居るんだなぁーって思いました。お父さんはすぐ怒鳴る。お母さんは黙ってお父さんの言うことをきく・・・。ヴォイオレットは学校でも一人で寂しい子。大好きな絵本作家にファンレターを書いている、というシーンはロマンチックにも思えました。でも実際は寂しいんですけど・・・。ラストはハッピーで、読み終わった後、心があたたかくなった気分でした。

「美しいものをつくりなさい」という絵本作家の言葉は、読み終わってから何ヶ月もたった今でも私に残っています。きっと、これは優しいジャクリーン・ウィルソンから子どもたちへのメッセージなんだと思います。

ヴァイオレットがウィル(お兄さん)を思う気持ちは((これは恋愛感情とかじゃないのでそういう意味じゃないです!!))複雑で でも優しくて、やっぱり兄弟は兄弟だなぁーって思っちゃいました。泣いたけど、これは感動の涙でした。

無反応なお母さんにもきっと昔に何かあったんだね、という場面もあります。ジャスミンは優しくてカッコイイパパがいて美人だけどどこかに寂しさをかかえている、ウィルは反発して反抗してるし何だか怖い人だけど本当はクラシックが好きだったりする。人は見かけ(イメージ)では判断できない、っていうのがよく書かれていてジャクリーンがますます好きになる話でした。妖精の話が出てくるし挿絵とかブックのデザインもきれいで・・・愛読書になりそうな手元に置いておきたい本です。

・「最高!!
ヴァイオレットとウィルのゲームは怖いけど、読んでいてとてもどきどきワクワクしました。ヴァイオレットとジャスミンの会話もとても面白かったです。読んでいてヴァイオレットの気持ちが伝わってくるようでした。そして、最後のクライマックスはとても感動しました。ジャクリーン ウィルソンさんの作品はどれも良いものばかりです。

・「ガールズシリーズの方が・・。
ガールズシリーズの面白さにJ.ウィルソンのファンになり、読んでみました。感想は、うーん、ガールズシリーズと比較してしまうせいか物足りませんでした(><)内容設定も妖精話や素敵な兄に恋心?的なものなので、私にはあまり同感できなかったからでしょうか・・・。でも、この作者の本は全て、数時間で読破してしまうほど、惹きつけるものがあります。読書が苦手な方でも、すらすら読めてオススメです。辛口ですが、今回は☆3つ。ガールズシリーズを超える本を探し中です。

・「とても読みやすかった。
・・・・だけど、なんだか物足りない。最後に向けて、ヴォイオレットは救われる気がするけどどうも、ウィルやジャスミンが好きになれないし…。

なんかなぁ…。ゲームのところはドキドキしたけど…。確かにハンサムで他の男の子と違う雰囲気を漂わす兄に魅かれる気持ちはわからないでもないけど…。

うーん・・・・

ミッドナイト―真夜中の妖精 (詳細)

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

・「久々に胸打たれた素晴らしい本です
シャーリー・マックレーンの娘さんが西の魔女を演じるとの大きな特集を読売新聞で読み、この本を読んでみることにしました。

児童書でもあるようですが、40台半ばにさしかかった私には、主人公の中学生の気持ちも、その母親の気持ちも、そして主人公の祖母の気持ちも、どれもが手に取るように理解できました。

読みやすく、描写も文体も美しいです。 「おばあちゃん」の一言一言がものすごく大切なことをさらっ、と言っているので、何度も読み返してしまいました。

テーマはとても奥深く、スピリチュアルで、人がなぜ生まれてなぜ苦労をしながらも生きていくのか、本質をついていました。

読みながらも目頭が熱くなりましたが、読み終えた後は、自分でも理解できないぐらいわんわん泣いてしまいました。

心の豊かさがどのようにして育まれるのか、経済的に余裕がなくても、母親として子供にしてあげられることの中で、何が一番大切なのか、あらためて確信した次第です。

物を沢山持つことが、文化ではないことがよくわかる一冊です。

・「14歳からの哲学がすべて織り込まれているようなメルヘン
現在山梨県の清里で映画化のための撮影が行われているとの記事を見て読んでみた。凄く身近な出来事(不登校、里山、老人、家族)なのだけれど、凄いです。児童文学などという枠の作品ではないと思います。池田晶子さんの「14歳からの哲学」が全部織り込まれているようです。それも非常に分かりやすく。そして心と身体性の問題である心脳問題までも。。生きる事、死とは何か。主人公の「まい」とイギリス人なのだが、より日本人らしいおばあちゃんとの心の交流と自然の中での生活を通して人間全てが良い魔女であるべきただと語りかけているのだと思う。

通勤電車の中では読まない事をお勧めする。

・「私の心に一生残る本です
普段は読まない感じの本なのですが、感動する、泣けるという評判を聞き、購入してみました。

読んでいる間も「ほんとに泣けるのかよ・・」という気持ちでいましたが、みなさん同様泣きました。電車の中だったのでこらえるのに必死でした。

小さな頃、おじいちゃんおばあちゃんっ子だった私は成長するにつれて、だんだんと離れていきました。

おじいちゃんおばあちゃんを大好きだったことを忘れていた気がします。この本で、やっとそのことに気づいた今でも祖父祖母4人とも健在であることがどれほど幸せなことか・・

何年か先、彼らの死に直面したとしても、この小説を思い返して「死ぬことが悲しいこととは限らない」と自分に言い聞かせたいと思っています。

・「大切なことを軽やかに教えてくれる
不登校になった中学生の女の子「まい」は、喘息の治療を口実に山間のおばあちゃんの家に預けられます。イギリス人のおばあちゃんは今で言うナチュラルでエコな暮らしの実践者で、自分には魔女の血が流れていると言い出します。自分も魔女の子孫であるのなら、雑音の多いこの社会を生き抜いていけるかも知れない。そう考えたまいは、おばあちゃんに魔女修行を申し込む。その日から数週間のおばあちゃんとまいの物語です。

英国の伝統的な暮らしを異国で頑なに守るおばあちゃん、母親に反発して家事より仕事に精を出すママ、流行ってるかどうかが物事の視座のパパ、年頃の女の子が学校で踏む手続きに抵抗を感じる孫娘。なげかけるテーマは私たちの生きる現代を何層にも切り取る大きなものですが、そこには説教臭さもなければ、切実さもない。あるのは爽やかな読後感。そして最後に訪れるカタルシス。

人生に大切なことをこんな軽やかに教えてくれる作品はそうないのではと思います。

私は、梨木さんの英国留学中の下宿屋での日々を描いたエッセイ「春になったら苺を摘みに」がかなり好きなのですが、フィクションもノンフィクションも両方うまい作家に久しぶりに巡り会いました。端正で磨き抜かれた文章を書く方です。

・「オズの魔法使いかと思った
タイトルから想像するのは「オズの魔法使い」。本作は少女とそのおばあちゃんとの交流の物語。まずおばあちゃん(西の魔女)の語り口が素晴らしい。そしてイングリッシュガーデンを想像してしまう、おばあちゃんの家も素晴らしい。我々読者の頭にそのお庭が浮かんでくる。そしてそこで作られる、様々な料理。とてもおいしそう。ジャムなんかはもう、涎がたれてくる記述です。そんな中で、少女は死を学んでいく。死を学ぶということはつまり、生きることを学ぶのである。おばあちゃんは少女に生きることを教えたのである。そしてラストシーンでそのことを少女は知るのである。

西の魔女が死んだ (新潮文庫) (詳細)

時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)

・「映画を見た後買いに走った。
2006年に公開された映画(アニメ)がとても面白くて、原作を思わず買ってしまいました。

確かに時代を思わせる台詞や描写が多々ありますが、そんなこと気になりません!映画版とは主人公のキャラが違い、これはこれで新鮮味がありました。私もこの小説が短編だと知って驚きました。でも結構内容は濃く感じ、それでいてしっかり少年・少女向けの小説であることを知って納得させられました。これを読んで映画も観たらより一層面白くなると思います。

・「日本文学史上の傑作の一つ
 もはやSFジュブナイルの古典です。 眉村卓、江戸川乱歩、星新一、小松左京、横溝正史、石川英輔、芥川龍之介にはそれぞれジュブナイル版はあり、(星新一でさえ長編ものあり)で、それぞれ傑作ですが、これに匹敵するものはないでしょう。(永井豪の『デビルマン』が神がかり的な作品ですが・・・あれは漫画) これ以上のジュブナイルの傑作は筒井自身も書いていません。 とにかく、中学2年から高校1年ぐらいでに読むべきです。 でないと、なかなか感性がついていけなくなります。あまり年をとると、ドフトエフスキーの『罪と罰』やハイデッカーの『存在と時間』も青いと感してしまうぐらいですから。 アニメよりも、映画よりもいいです。文学の香がしますので是非読んでください。 角川春樹はこの作品にぞっこんだったのでしょう。いろいろ新人作家を発掘します。有望な人はいます。すばらしい作品は多々あります。しかし春樹の感性に合う内容には距離があった。つまり、これ以上の作品はまだみつからなかった。それで、今時代に合う映画ができなかった。だから、あらためてリメイクの映画を自ら作ってみた。 おそらくそのようなところでしょう。 日本文学史上の傑作の一つだと思います。

・「少女時代の“魔女おばさん”に何が起こったか? 永遠のジュブナイル。
貞本義行氏によるカバーイラストに魅かれて、久々に手にとってみました。筒井作品としてはまったくの異色作ですが、と同時にもっとも有名な作品であり、映像化においても―質的にも、興行面でも―恵まれ、筒井氏に“孝行娘”と呼ばれている、この「時をかける少女」(1965年から66年にかけて、雑誌「中三コース」→「高一コース」で連載)。考えてみれば、初の映像化だったNHK少年ドラマ『タイム・トラベラー』(72年)が放映された頃、“SFベストセラーズ”版の単行本でよく読んでいて、それ以来すっかりなじみのお話ではあるんですが、06年のアニメ映画版―キャラクターデザインは貞本氏―という大きな収穫を経て、いま改めて読んでみると、登場人物たちの言葉の中に見てとれる機微がなんともやさしく、あたたかいものに感じられました。ちょっとした言葉のひとつひとつも、相手を思いやる気持ちにあふれているんですよね。一見、この原作から遠く離れているようにみえるアニメ映画版が、実は深いところで、この小説の“こころ”を大切にしていたことも、よく理解できました。そして、オレとしては、筒井作品で育ったことを、改めて誇りに思いました。

同時収録の「悪夢の真相」は64年「中二コース」連載、「果てしなき多元宇宙」は67年刊行の単行本『時をかける少女』(この文庫版の原型)のための書き下ろし作品です。いわゆる“筒井作品らしさ”は、どうしてもないがしろにされがちな、これら2作の方により強く出ているように感じられます。収録されている順番にこだわらず、この2作から先に読んでみるのも、面白いかもしれません。

ロマンティックで、どこか懐かしくて、魅力的なジュブナイル作品集。これからも、多くの若者たちに読まれていくことでしょう。

・「観た後で読んでもおもしろい
 映画やテレビで観た後、ようやく原作にたどり着きました。 やはり本には本のよさがあって・・・ 想像力をかきたてられる本ですね。 観た後で読んでも、すばらしい作品です。 思春期のなんともいえないほろ苦さがいいです。

・「何度読み返してもおもしろい
巨匠 筒井康隆の、古典と呼んでもいいくらい超有名なタイムトラベルもののSF小説。何度も映像化、アニメ化されているので、見たこと読んだことはないけれども、そのタイトルだけは知っているという人も多いことでしょう。

発表が1965年、学生向けの科学雑誌ということもあり、古臭く子供っぽく感じてしまうところも多々ありますが、それでもとてもおもしろい。何度も読み返していて、意外とあっけなく感じる結末もわかってはいるのですが、読み返すたびに、初めて読んだときの感動とちょっぴりの切なさ、こんなにおもしろい小説があったんだという新鮮な驚きが蘇ってきます。映像作品も見てはいますが、小説にはかなわない。映画・アニメ版の『時をかける少女』しか知らないという人は、ぜひ一度読んでみてください。

いっしょに収録されている二編『悪夢の真相』と『果てしなき多元宇宙』も、なかなかおもしろい作品です。

時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫) (詳細)

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)

・「丁寧な文章
評価の高い、衝撃の冒頭。一つ一つの言葉を丁寧に紡いだ文章。救いなく、訴えかけるストーリー。タイトにまとめた構成。心に残る登場人物。

才能がある人が丁寧に書いた文章。それを読むだけでも価値があると思います。

・「少女特有の脆さ
「好きって、絶望だよね。」

・「消えてしまったロリポップ
リアリストで実弾(=生活に役立つもの。お金?)を求める山田なぎさと、真実を隠す為に嘘で自分を塗り固める、一見不思議ちゃんの海野藻屑。この2人の友情がだんだんすごく、すごく私にとっていいものになっていくんですが、13歳が撃つ弾丸はちっぽけで役立たずで、儚く消えてしまいます。ひきこもって貴族のようになった兄・友彦の行動、担任の思いなどに感動しながらも、やっぱり2人が親友となっていく様子をもっと見たかった、けど・・・やっぱりこの世に砂糖菓子の脆い弾丸は通じないんだな・・親に保護されていないと生きていけない状況の中でもがいてもがききれなかった少女達の物語です。

・「砂糖菓子の弾丸は…
純粋に話の組み立てや伏線の使い方は巧いし、登場人物は美しく、独特で、でもどこか共感できる部分を持っている。文句無しの傑作である、のだが私には毒が強すぎたのか、軽くトラウマになりつつある作品でもある。あの恐怖感に近い読後感はなんともいえない。

この作家はバイオレンスの取り入れ方が本当に巧い。スカートの中の痣とか、「嘘だから、平気」という言葉の中に伏せられているからこそ、逆に痛々しいほど「暴力」の怖さは引き立っていた。

「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」といいつつ、私の心は蜂の巣状態にされ(笑)、色々なことを考えさせられる作品だった。

・「痛々しい感性
リアルなことにしか興味のない実弾主義の女の子山田なぎさと、自分を人魚だと言い張り砂糖菓子の弾丸ばかりぽんぽん撃つ転校生、海野藻屑。 二人の共通点は13歳で未成年で義務教育で、まだ自分で運命を切り開く力がないこと……

切なくてやりきれないお話でした。 なぎさの一人称が本当に13歳の女の子のそれのように感じられて、だからこそ率直で痛々しかった。 二人の未来は冒頭に記されているのですが、それでも読んでいるうちに「幸せになって」と願わずにはいられません。 ああもう、藻屑ちゃあん…… 現実を隠すための彼女の荒唐無稽な嘘の一つ一つが胸をえぐっていきました。 ライトノベルはいえ、とってもいいお話です。 あと、なぎさのお兄ちゃんの友彦がとても格好よかったです。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫) (詳細)

少女には向かない職業 (ミステリ・フロンティア)

・「「普通」の少女の絶望と闘い
 作者の桜庭 一樹は「推定少女」以来、多感な思春期の少女が自分を取りまく世界に対して闘いを挑む物語を発表し続けていて、本作「少女には向かない職業」もそうした一連の作品の一つです。好きな作家の小説を追いかけていると、時として堰を切ったように「書きたいもの」が溢れ出してくる時があるのだなと感じるときがありますが、今の桜庭 一樹もそんな感じなのかもしれません。

 本作はいわゆるライトノベルのレーベルではなく、東京創元社のミステリ・フロンティアの一冊として発表されました。ミステリ的な分類で見れば「巻き込まれ型犯罪小説」というか、ごく普通の登場人物が罪に手を染めてしまう物語です。国内外の同系列のミステリに比べると本作は淡泊でコンパクトな感じです。もっと殺人を犯してしまった罪悪感、焦燥感、恐怖感をみっちり書き込んで、「殺人者」に変容してしまう過程を見せていくやり方もあったでしょうし、実際そうした点について「薄い」「浅い」という批判もあるようです。ですが僕は本作のある種の淡泊さは、あくまで「普通の少女」の物語であるために意識して選ばれたものだと思いますし、あえて「向こう側」に落ちこんでしまうサイコ系な展開を避けている点こそが作品の魅力であり、作者の資質であると感じます。本作では「少女」を描くために「殺人」という触媒があり、その結果ミステリとしての枠組みがあるのでしょう。

 作者は上述した「推定少女」をはじめとして「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」「ブルースカイ」「荒野の恋」など小説としての趣向は変化しながらも、一貫して「少女」を描き続けていますし、私も作者が見せてくれるものに期待しています。

・「慎重に胸に残さなければならない、そんな話
「これは、ふたりの少女の凄絶な《闘い》の記録。」内容を紹介するなら、このキャッチだけでいいと思います。それ以上は無駄になってしまい、それ以下ではあまりに淡白すぎる。まさしく《闘い》でした。

田舎(島)に住む女子中学生が道を一歩一歩踏み外してしまう様を精緻に描写した前半が素晴らしいです。「ああ、そうだなぁ」と思える自然な描写に、彼女たちに見る危うさ、胸に突き刺さるような痛さ。とても言葉では表現しきれないほどの雰囲気をもった、超一流の描写力です。後半、一本道になってしまったところはあまり好きじゃないけれど、見事に少女の葛藤が描かれた傑作です。あまりに恐ろしくあまりに痛々しいラストを味わった私は、大袈裟ではなく、しばらく唇が震え、恐怖と痛みで眠ることができませんでした。それでいてなお、何かをしなければならないという衝動にからせる、そういう物語でした。宮乃下静香の告白や物語のそれから、プロローグの位置付けなど、疑問に思ったことを突き詰めていきたいという気持ちもあります。そういうものが、この物語に奥行きを持たせているのだと思います。

・「もし私が同じ境遇にあったら…
きっと、葵と同じことをしていたんじゃないだろうか。静香――孤独な友達の期待に精一杯応えようとしたんじゃないだろうか。

誰かのために、と理由をつけて強くなれるのは、性別で言えば女の傾向だと思う。友達のために、親のために、夫のために、子供のために……誰かのために強くなって、自分でも思いがけないくらい強くなって、その結果、孤独な自分では考えられないようなことも簡単にしてしまう。女は最強。誰かが自分を信じてくれる、期待してくれる。だから頑張れる。逆に言えば、孤独な女は強くなれない。孤独な少女は強くなれない。人を支えることで強くなれる。少女とはそんな生き物。

・「少女とミステリ
 少女七竈で好きになった桜庭一樹先生の初の単行本ということで購入した小説です。 この小説がミステリかどうかというのはありますが、広い意味でのミステリ小説にあたると私は思います。私が読んだことのあるミステリ小説では、ジェームス・ケインの「郵便配達は二度ベルを鳴らす」の構成に近いものです(郵便配達がミステリかというところもありますが)。犯人は中学生なのでトリックは偶然によるものだったり欠陥だらけだったりしますが、なかなか面白い方法でした。 少女には向かない職業のもう一つの骨子として少女の描写があります。中学生の時期は自分ではしっかりしていると考えていてもどことなく不安定で、人間関係や環境に強い影響を受けてしまいます。そういった弱さや流されやすさを主人公の少女を通して書かれていて、殺人という結果へと流れていくにもかかわらず、うなずいていしまう箇所がいくつもありました。 ミステリとしては一風変わった小説ですが、少年少女時代の一つの側面を書いた青春小説としても楽しめるものかと思います。

・「最大問題作
山口県下関市の沖合の孤島に住む中学2年生の葵。学校ではおもしろキャラに専属するみんなの人気者的存在。そんな彼女の家庭環境とは。病気でアル中の義理の父。そんな彼の存在に心苦しめられていた。葵は図書委員の静香の存在を気にしはじめる。そして二人は独特の世界に入り込みある計画を催し始めるのであった。こういった普通の女の子にある裏と表。本当の表の自分とはいったいどっちなのだろう?と思うことがある。客観的にみることはできるがもし自分がその環境で絶交のタイミングであったらどうだろう?それはその時になってみないとわからないが、考えさせられるものがある。葵と静香の危ない友情 切っても切り離せない関係というのはこのことであろう。絶対に裏切れないのである。そのことを犯してしまってからの微かな心境の変化。そして友情関係。ページ数は決して多いとは言えないが、より濃い内容になっている。現代日本の「罪と罰」甘く切ない、悲しい彼女達の半年間の日記である。

少女には向かない職業 (ミステリ・フロンティア) (詳細)
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