わたしを断罪せよ (詳細)
岡林信康(アーティスト), サトウ・ハチロー(その他), 白井道夫(その他), エリック・アンダースン(その他), トム・パクストン(その他), 日高仁(その他), ボブ・ディラン(その他), 中川イサト(演奏), 谷野ひとし(演奏), 長野隆(演奏), 木田高介(演奏)
「日本のプロテストフォークの最高傑作」「日本音楽史上に燦然と輝く名作」「今でも、いや今こそ聴いて欲しいな」「1970年前夜を象徴する岡林の名曲の数々」「やはり名作」
「美しい。。。」「思わせ振りで絵空事の羅列のような歌はもういらない(渡辺えり子)」「PARCO出版から最高傑作の一つ「白呪」が出るんですね。素晴らしい事です!」「絶句」「世界一のプロテスト・シンガー」
東京23区推奨オモイデ収集袋(通常盤) (詳細)
野狐禅(アーティスト), 江川ゲンタ(アーティスト), 高橋太郎(アーティスト), 竹原ピストル(その他), 濱埜宏哉(その他)
「大人気なく強烈な嫉妬を・・・」「好きなの。とっても。」「泣いた」「新境地達成!?」「あーもうダメだと思ったら野狐禅聞こう。」
親愛なる者へ (詳細)
中島みゆき(アーティスト), 福井峻(その他), 石川鷹彦(その他)
「ベスト版に含まれない名曲ぞろい」「こんなにも愛されている言葉たち。」「汚れているかもしれないけど・・・」「励まされる」「あっというまに聞き終わってしまう…」
ナイルの一滴 (詳細)
矢野絢子(アーティスト), 池マサト(その他)
「きっと色褪せない」「心貫く歌声」「てろてろではない世界も」「感傷」「ナミダの一滴」
「心がなごむ一曲」
償い~SONGS OF LIFE (詳細)
さだまさし(アーティスト), 渡辺俊幸(その他), 石川鷹彦(その他), 服部克久(その他)
「とにかく 聞いて!!」「すばらしいのひと言!」「人間が生きる意味」「いのち、平和……それらを静かに訴えかけてくる」「償い」
・「日本のプロテストフォークの最高傑作」
誰しも少年から大人へと成長していく過程において社会には様々な矛盾が存在することに気付く…このアルバムは現代社会もなお抱える社会の矛盾に対する当時23歳であった若者の「うめき」です。 一般に岡林信康といえば「過去の伝説の人」であり、そのメッセージも風化してしまったかのような書評やイメージがあると思われますが、彼の残したメッセージは現在でも十分通用するものであり、いや、むしろ今だからこそ聴かれるべきであるものばかりであり、いわゆる「放送禁止歌」も収録されていますから現代のようなメジャーの音楽資本産業からはなかなか生まれ得ない貴重なアルバムであると思います。 また彼の楽曲はメッセージ性ばかりが注目されますが音楽的にも素晴らしく、ダウンタウンブギウギバンドもカヴァーした叙情豊かな5、コード進行がとても美しい7、まさにボブ・ディラン「ライク・ア・ローリングストーンに対する返歌たる8などを聴けば何故彼がフォークの神様と呼ばれたのかわかるのではないでしょうか? 本アルバムは熱い青春時代を回顧する中高年の世代だけではなく、思い悩み煩悶する若い世代の方にも聞いてもらいたいです。きっとあなたの知覚の扉が開かれるでしょう。
・「日本音楽史上に燦然と輝く名作」
私が考えるに、物事を表現するという営為には次の3つの過程が含まれます。
第一に自分の中に抱えている問題を発見し、それを提起するという過程。 次に提起した問題に面と向かって取り組むという過程。この時にその問題を解決できればよいのですが、必ずしもそううまくいく訳ではなく、散々悩んだ挙句にも拘らず、この問題を解決できない場合もあります。 そして最後の過程として、問題を真正面から見つめ続けた中で見えてきたもの、それはその問題の解決法かもしれませんし、その問題の側面といったそれに関わるものかもしれませんし、またはその問題とは直接関係ない別の何かかもしれませんが、そういったものを的確に表現するという過程。
この3つの過程経た後に作品が完成するわけですが、その作品の出来や質は、これらの過程をどれだけ自分に忠実に行ったかにより決まってきます。このことは簡単なようで意外に難しく、例えば作者が意識しないところで見えてきた問題から逃避している作品は実に枚挙に暇がありません。
この3過程を極限までに自分に忠実に出来る人、それは私が知る限り岡林信康氏をおいて他にいません。 勿論、その彼も全ての作品においてそれが出来ているわけではありません。代表作「山谷ブルース」もどこか斜に構えている部分があります。 しかし、例えば「手紙」は、完璧なまでにそれが出来ているのです。彼が「フォークの神様」と言われる所以は、そこにあるのだと私は思っています。
この「手紙」という作品、放送禁止歌の最たるものとして知られています。また今後岡林氏がこの作品を歌うことは無いだろうと言われています。 日本音楽史上最高の名作「手紙」は、もうこのCDでしか聴くことは出来ません。 もう、このCDでしか、今の私達には彼に授けられた天賦の才能に触れることは出来ないのです。
それでもあなたは、このCDを手に取らないでいるおつもりですか?
・「今でも、いや今こそ聴いて欲しいな」
神様・岡林の名前を知っている人は多いでしょう。でも聴いたことがあるという人は、はたしてどれくらいいるのでしょうか。あまりにも伝説のイメージが先行していません?きっとそんな方、このアルバムを聴いてショックを受けますよ。想像していたより、きれいな声(失礼)丁寧な音作り(重ね重ね失礼)・・・。メッセージ性が強調されるのも当然なのですが、音楽としても本当にすばらしいです。
・「1970年前夜を象徴する岡林の名曲の数々」
伝説の「フォークの神様」と呼ばれた岡林信康のデビューアルバムです。岡林はこのアルバムにより1970年前後の関西フォークにおいて、多くのファンを獲得し、完全に神格化されていました。
今振りかえって考えてみますと『わたしを断罪せよ』というアルバムタイトルは大変意味深だと思います。牧師の息子として生まれ、同志社大学神学部中退したキャリアだけでなく、「フォーク界におけるヒーロー」という虚像に対する自分の存在そのものへの批判も込められているわけです。
大学生活から山谷のドヤ街へドロップアウトした実体験から生まれた「山谷ブルース」を聴いていますと、岡林の境遇と実生活のジレンマを感じます。その強烈なメッセージは世間に対して発せられましたが、同時に岡林の心の中へも深く入っていったことだと思います。
勿論、このCDに収録されている「手紙」やその後に発表された「チューリップのアップリケ」のような社会問題への提起は、当時の世相と密接に関係していました。69年当時の大学生は社会の矛盾と向き合わねばいけないと、各人が思い悩んでいた時代でした。だから「手紙」のような名作が生まれたわけですし、若者の圧倒的な支持があったわけです。
「手紙」もすぐに放送禁止となり、岡林自身がフォークシーンからもドロップアウトするのですが、その理由は『わたしを断罪せよ』というタイトルに行き当たると思います。
ラストに収録されている♪友よ 夜明けまえの闇の中で 友よ 斗いの炎をもやせ♪という岡林のシンプルでストレートな歌唱を聴くたびにあの時代の若者の持つエネルギーの象徴がこのアルバムに集約されていると感じます。「友よ」は70年安保に端を発した学生運動の連帯感を支えた歌だったといえましょう。
・「やはり名作」
アンテナを張って生きていると名作は風の便りに「噂」が流れてくる。私は、ビートルズ、ビーチボーイズ専門、日本語は意味が即伝わるから聞かなかった(変な言い訳?)。いわゆる一般のフォークシンガーの唄は聞こえてきたけれど感動はしなかった。でもこれは本当にいい出来です。これ1枚で日本のフォークソングの歴史を書き換えたように思う。戦争反対、弱いものの味方、原子爆弾反対、等々の単純な世界から一歩(数歩)進んだ世界が展開されている。「わたしを断罪せよ」もうタイトルから難しくなって今もってよく分からんような??発売された時期もこれを受け入れる時代になっていたように思います。今の若い人が聞いたらどう思われるか見当もつきませんが。「やはり名作」には違いありません。
●白呪
・「美しい。。。」
以前、NHKで美輪さんが「ヨイトマケの唄」を歌っておられました。その振り付けもさることながら、その圧倒的な美輪さんの存在感、明らかに目に飛び込んできたそのオーラ・・・!思い出しただけで鳥肌がたってきます。以来、美輪さんの大ファンになり、歌・舞台はもちろん、その思想面においても影響を受けるようになりました。そんな大好きな美輪さんの、私の大好きなアルバム、それが「白呪」です。このアルバムは流して聞くことを許さず、一枚聞き終えると、心地よい疲労感が襲ってきます。そのまどろみの中、様々に思いをめぐらすと日本の「現在」が見えてくるようです。うん。やっぱりこの方は普通じゃありません。特に1,4は必聴ですね。オススメ!
・「思わせ振りで絵空事の羅列のような歌はもういらない(渡辺えり子)」
美輪明宏「戦争と平和 愛のメッセージ」で紹介されていた「亡霊達の行進」「悪魔」「祖国と女達」「ヨイトマケの唄」を聞きたくて、入手した。びっくりした。 渡辺えり子氏が解説で書いている。「・・・歯に衣着せぬハッキリとした意志が、ずしりとこちらに伝わってくる。人一人の命がどれほど重く、どれだけの時を費やして人の心が育っていくのかを、そして、それぞれの生命にどんな差もないのだ・・・。声にならない弱者の叫びを、誰のせいにもせずに傷口を隠して横たわる心を美輪さんは歌っている。」 このアルバムは、BGMにはならない。「その歌と向き合い、その歌の人生を自分も生きながら聴く(渡辺えり子)」しかない。このアルバムは、今から30年近く前に製作されたという。美輪さんは、まったく恐ろしい人だ。
・「PARCO出版から最高傑作の一つ「白呪」が出るんですね。素晴らしい事です!」
名作「白呪」が、今回はPARCO出版から出るのですね。素晴らしい試み、と思います。
僕は前回発売された時、このCDを購入しました。「白呪」を聴いて、思わず考えさせられる事柄、温かい母がこどもを想う愛のぬくもり、兄弟愛、等々何かぐうーっと心の襞に染み込むように無償の愛に包まれました。
既に「ヨイトマケの唄」は今ではスタンダード化しておりますが、ご本人の強烈な声量と思い遣りで歌いきるこの曲は後世に残る名曲ですね。頭が下がります。 個人的に好きなのが「従軍慰安婦の唄」ですね。渡辺えり子さんもお好きだとか。僕は戦争の影で女性が兵隊の性欲の後始末として使われた、というこの歌詞を聴いて涙が止まりませんでした。周囲の兵隊経験者にも聞きましたが、実際に…行われていたようです。
「白呪」は絶対に後世に語り継がれなければいけないCD、と僕は思います。オーラの泉、等々で美輪明宏さんを初めて知った方々、特にお若い年齢の男女には是非とも!…聴いて下さい。約35年ぐらい前に、こういう表現で唄を創った天才歌手がいて、現在も活躍しているという事を!
・「絶句」
聴いた。・・・絶句。言葉がでない。私は戦争の知らない子供たちの世代。
・「世界一のプロテスト・シンガー」
「ヨイトマケの唄」のマキシ・シングルの項でも書いたが、美輪明宏はボブ・ディランなど比べ物にならない世界一のメッセージ/プロテスト・シンガーである。それを決定づけたのが、75年にエレックから発売されたこのアルバムなのである。
特にLPのA面にあたる最初の5曲は、壮絶極まりない。他の方がレビューを書いてくださっているので特に書かないが、「祖国と女達」のような歌はメジャー・レーベルから再発されることは不可能なのか。巷にはあれほど下品で陳腐な歌詞の歌が氾濫しているというのに。
「思わせぶりで絵空事の羅列のような歌」・・・80年代には渡辺えり子女史がこう表現されている歌ばかりが流行っていた。いじめや非行、不倫や児童虐待、家庭崩壊を美化したような内容がネチネチと歌われているような歌ばかりがヒットチャートの上位を賑わし、「ヨイトマケの唄」(や美輪さんも熱唱しておられる「花〜すべての人の心に花を」)のような歌など振り向きもされていなかったのである。21世紀に入ってこの歌が再注目されているのは、少しはこうした風潮が反省されたからなのであろう。
このアルバムと77年にソニーから出た2枚組ライヴ盤「老女優は去り行く/美輪明宏のすべて」(これも未CD化、一体どうなっているのか)は、私のシャンソン観を一変させてしまったのである。
・「大人気なく強烈な嫉妬を・・・」
野狐禅のアルバムを聞いてると、二十代半ばのぼくは、年甲斐もなく心が熱くなってしまう。そして思う。こんな唄に心揺さぶられるようじゃ、ぼくもまだまだだな、と。まだまだ、これからだな。まだまだ可能性はいくらもあるな、と。
********************** 近頃 君の夢ばっか見て 寝起きどうも切ないから 近頃 俺 いっそ寝んのやめた…灰色の空に向って ややガン飛ばし気味の角度で鋭く硬直する一輪の花の姿に 何故か強烈な嫉妬を覚え 大人気なくそいつを思い切り踏んづけてやれば 感情のかけらもないBB弾みたいな冷たい雨は この軟弱な36.5度の情熱を蟻の巣にせんばかりだ 気でも違ったか 己に往復ビンタ 秋でもないのに頬に赤い紅葉
野狐禅「東京紅葉」 **********************
こういう叫ぶような唄が、とても好きだ。 暑苦しいほどのがむしゃらな姿に、ぼくはやっぱり強烈な嫉妬を覚え、大人気なく、大人になんかなれねぇや、とうそぶく。 行儀が良いだけでは、いかんのだ。
・「好きなの。とっても。」
さっき、野狐禅のライブを見てきました。シンプルな構成の二人組(デュオ)なんだけど、音楽が、受けてである聞き手のみならず、彼ら各々に向かっている気がします。とても不思議なベクトルを持っている。方位磁針みたいです。歌い手であり、うたの作り手である竹原ピストルって人は、自分をなじるように、罵るように、煽るように、慈しむように、励ますように、面白がるように、堂々と、朗々と歌い、詞や曲や演奏も、即興性に救われている?様な危うさと、激しさと繊細さを醸し出しています。加えてCDを聞き込み、ライブで聞くと、ステージに上がる回数の多さから来ているから、と、言い切ってしまえない曲の熟成を感じました。発酵の止まらない、糸引きっぱなしの納豆。切れてもまだ、糸は出る(笑)。何度聞いても聞き飽きない曲、何度歌っても歌い飽きない曲…私にとって、今の野狐禅は、その両方を満してくれる楽曲を聴かせてくれる数少ないアーティストです。1年の間で、ものすごい回数のステージに上がる彼らは、毎回、違う感慨と空間で「勝負」していると思います。変化を余儀なくされる、人の普遍性みたいなもの。それを持った、収まりの悪そうな極端さが素敵なアーティストですね。このアルバムは現時点で、そういった収まりの悪さの「わるあがき」を聞くことができる、秀逸な1枚です。どんなものが次の作品になるのか?とても気になります。それと文学的な詩である点、妙な?気品がある作品という点でもオススメ致します。ちなみにこの作品は、昨年、私が購入したアルバムの中の「おうたアリ部門」で勝手に第2位です。ちなみに1位は吉田美奈子「VOICE IN THE WIND」でした。
・「泣いた」
音楽を聴いて感情移入することは多いが、涙を流すくらい感動する曲は少ない。私も数十年の人生の中で感動して泣いた曲は2曲だけ。映画ロッキーのテーマとU2の「Pride(in the name of love)」だ。
ロッキーのテーマを聴くと、アドレナリンが溢れてくるようにパワーを感じる。ロッキーの闘争心、ダウンしても何度立ち上がるあのシーンがオーバーラップするからだろう。U2のPrideを聴くと、迫害に立ち向かう本当の勇気に感銘して涙が溢れてくる。実在の人物、キング牧師の暗殺の歌だからだろう。
つまり、どちらの曲にも基本となるビジュアルが存在する。ロッキーは映画という映像、Prideはキング牧師という実在した人物像。それがその曲への感情移入を増幅させている。
しかし、野孤禅の「ぐるぐる」という曲は、その基本となるビジュアルが全くないまま、その歌詞と曲だけで泣けたのだ。私が歳をとり涙もろくなったからとも言えるが、U2と共通する魂、パワーのようなものを曲から感じたのも事実だ。
メジャーになろうが、今までのアルバムと違うというファンがいようが、自分たちの思った曲創りをこれからも続けて欲しい。メージャーになることが悪いこととは私には思えない。その分だけ認知度も上がり、野孤禅に感動する人が十倍、百倍と増えるのだ。より多くの人たちを感動させることがアーティストの目的だと私は思う。中年の私を感動させてくれたように。
野孤禅のお二人、これからもすばらしい曲を提供してください。
・「新境地達成!?」
スゴいの一言。前作「鈍色の青春」から約1年を経て発売されたこのアルバムからは、札幌から東京へ移った二人の新境地が感じられる。新境地といっても、巷に溢れる妙な音楽のようになったというわけではなく、以前からの2人のスタイルがさらに肉厚になったという意味だ。どうにか己を奮い立たせようとする「東京紅葉」、優しさと強さを感じさせる「約束」、激情の限りを吐きつくす「札幌処刑台」などなど。捨て曲は1曲も無いので、ぜひとも買いです。
・「あーもうダメだと思ったら野狐禅聞こう。」
自分のことをダメ人間だと自覚のある少年少女(少女は聞かんな...)成人男女は、野狐禅聞くべし!何も持たずに生まれてきた庶民の僕らは、どろろの百鬼丸のように戦って苦しみながらひとつひとつ勝ち取っていかなきゃいけないと、気合の入る野狐禅です。1stのキッズリターン、そしてこのスタンドバイミー。自分勝手に映画の題名シリーズにしてますが、男同士の青い友情を表した名曲です。ぜひシリーズ化して下さい。年代とともに変わっていく友に対する思いや距離を歌い続けてほしいです。ただ、竹原ピストルの彼女や嫁になる人は、苦労するんだろうなと東京紅葉や泪橋を聞いてそう思いました。よけいなお世話か?
・「ベスト版に含まれない名曲ぞろい」
20数年前に,このアルバムを通じて中島みゆきを知った。それから,それ以前にでたすべてのアルバムをそろえ,ほとんど全曲の歌詞を覚えて,ひとりでバスや電車にのっているときなど,頭や心のなかで曲を流して,いっしょに歌っていた。『予感』までは。それだけに思い出深いアルバムである。いい曲が多いと思う。
アップテンポのフォーク調でボブ・ディランを思い出させる「小石のように」はいま聴いても良い歌詞,良いメロディーで,「断壁」とともに励まされる曲である。「断壁」のメッセージは,「地上の星」など近年のヒット曲にもつながるが,もっと素朴で大仰さがなく,たとえていえば,土の匂いがする感じで好きである。ビールはまだかァ! と吉野家で雄叫びをあげる「狼になりたい」も,都会に生きる小さきものへの血の通った共感に満ちていて,忘れがたい。なにより好きなのが「根雪」で,心にしみて,情景の思い浮かぶ歌詞と美しいメロディは,ベスト・アルバムに入れておかしくないほどで,どのヒット曲にも負けないくらい素晴らしい。
中島みゆきがこんな曲をこんな風に歌っていたことを,最近のファンのかたがたにもしってほしい。
・「こんなにも愛されている言葉たち。」
みゆきさんの過去の作品は大勢の方に好かれています。ファンの中では、過去派と最近派に分かれていますが、なんら悪いことではありません。みゆきさんは、『人の感情』を描いているわけですから。時代が進もうとも、心まで順調に進む方は多くはありません。もしかしたら、『未だに』という方もいるでしょう。だからこそ、『今だからこそ』聞きたいのではありませんか。私は、昔も今も好きです。重い面もあれば軽快なものもある。でもデビュー当時から、『芯』のある内容ばかりです。このアルバムには、ファンの方からも人気な曲が数多く入っています。夜会で使われた曲もあります。私はどの曲も好きですね。一番目から衝撃的です。
・「汚れているかもしれないけど・・・」
雪国から都会へ飛び出して25年。今では子供もいて幸せな家庭がここにあります。ただ・・どうしても・・ 親愛なる者へ「根雪」で泣いてしまいます。田舎独特の村社会のオキテのせいで、私は心から愛し合った人と結ばれることができませんでした。雪が降り積もる頃、私は必ず帰省します。呑んで騒いで家族が寝静まった後、当時の自分の部屋に行き、窓から外を眺めます。明かりに照らされ、白く、ただ真っ白くしんしんと降り積もる雪がそこに・・ 古い歌はいつまでも私の心に残り、時が経っても愛した人を忘れることなんてできません・・ズルくて汚れているかもしれない今の私ですが、「根雪」のおかげで心の底から泣くことができます・・
・「励まされる」
完成度の高い秀作。「タクシードライバー」「狼になりたい」「断崖-親愛なる者へ-」の3曲は個人的には名曲、代表曲だと思っている。苦労人のドライバーと吉野家の姉ちゃん。そして、まっすぐに歌われたラストの曲。とりわけ、最後の曲には随分と励まされた思い出があります。
・「あっというまに聞き終わってしまう…」
このアルバムは時間の経過がすごく早く感じます。それぐらい聞き応えがあるということだと思います。オススメは「タクシードライバー」。以前みゆきさんのラジオ番組で耳にして以来、ずっと聞きたかった曲です。耳に残るフレーズですね。あとはベストアルバム『大吟醸』にも収録されている「狼になりたい」。この曲も情景が目に浮かびます。
みゆきさんのCDはこれが3枚目ですが、初心者が聞いても違和感のない、ストレートなアルバムだと思います。
・「きっと色褪せない」
とにかく声が印象的。どこか中性的で芯があって強い意志を感じさせる。その歌唱力が彼女の描く歌詞世界(天才的!)に説得力を与えている。
ミディアムテンポの切ない曲にも軽快な曲にも共通するのは、祈りにも似た彼女の想いが真っ直ぐに伝わってくること。人間の弱さやそれゆえの美しさを見つめる彼女の視点は詩人として天才的といえる。物語の語り部として一つの椅子の一生を歌った“ニーナ”が素晴らしい。また全体的にシンプルなアレンジも彼女のうたを引き立たせている。
日本人の琴線・涙腺に確実に響くメロディと歌詞。こういう作品はきっと何年経っても色褪せない。
・「心貫く歌声」
初めて『てろてろ』を聴いたときに、運転しながら泣いてしまった。 危険なので、初めては運転者には聴かせないでほしい。
一昔前の日本のポップス風とでも言おうか、どこか懐かしいような曲をピアノと美声で歌い上げる。 そう、彼女のピアノは歌うのである。 時に『闇の現』『ぜんまい仕掛け』『レモンスライスほおばって』のように激しく、時に『坊や』『わかれ』『かなしみと呼ばれる人生の優しさよ』で語りかけるように。 芯がばしっと通った彼女の声とのアンサンブルで、独自の世界を創り上げていく。 変化に富んだ構成で、気付いたら1枚聴き終えていた。そんな気分にさせてくれる。
詩がどこか哲学的で、聴くときの気分次第で、心に浮かぶイメージが変わり、違う一面を覗かせる。
なんといっても、圧巻なのは『ニーナ』。 何度聴いても 次から次へと新しいことを想像し考えてしまう。
どれだけの時間がたったのだろうか どこまで距離を移動したのだろうか 歴史はどう動いたのだろうか 彼の最後の作品になったのだろうか それともその作品を生むために 生きてきたのだろうか 付喪神(つくもがみ)は本当に存在するのだろうか そしてそれは幸せを運ぶのだろうか リインカーネーション(輪廻転生)はあるのだろうか その名前はそれを解き放つ魔法だったのか 満足して壊れてしまったのか、それとも壊れたくなかったのだろうか……
ある種、一つの文学作品とでも言おうか。 この12分の物語は、悲しいことは何一つ綴られてないのに、なぜか涙を誘う。 感動の本質を射抜いた大作だ。
本当に飽きの来ないゴールドディスクである。 私は10年後もこのアルバムを聴いていると思う。 ぜひ一度、聴いていただきたい。きっと世界が変わって見えるだろう。
・「てろてろではない世界も」
ふとテレビで「てろてろ」を聴いてからこの人には注目していたが、ライブを聴いた上でこのアルバムを聴き直すと、あらためて「嘘つきの最後」や「闇の現」などの、「てろてろ」的ではない曲に魅力がよく出ていることが分かる。久々の逸材だと思うので、今後も注目していきたい。
・「感傷」
こんなに感傷的で、心に響く曲は久しぶりです。聴いていて本当に胸が痛くなりました。曲はもちろんですが、歌詞が本当に素晴らしい。特に「ニーナ」に関しては、その曲の映像が浮かび強烈な衝撃を受けました。思わず涙がでそうになりました。
他のお気に入りはなんと言っても「てろてろ」と「ゼンマイ仕掛け」でしょうか。郷愁に溢れる前者と、情熱的な後者は、雰囲気は全く異なる曲ですが、やはりそこには強い感傷が存在します。
次の作品がリリースされる事を楽しみにしています。
・「ナミダの一滴」
例えば、安易に「愛」が歌われた歌が氾濫している今日の日本のポピュラー音楽シーンにおいて、矢野絢子の「愛してるよ」はとても貴重だ。それが本来、裸の言葉であることに気づかされる。そしてそれゆえに「愛」とはそれ自体が傷つきやすい言葉であることを、「愛してるよ」と切実に、何度も歌い上げる彼女から私は知った。
アルバムについての話をしましょう。作品には、シングルとしてリリースされた「てろてろ」「夕闇」のそれぞれのカップリング曲までもが収録されていて、いくばくか首をかしげてしまったのですが、それらがアルバムの―この作品タイトルに準じて―「一滴」としてしっかりと機能していて頷けました。寧ろ、この作品は曲の流れがとても心地好い。「ナイルの一滴」という作品のタイトルをコンセプトとして考えても、或いはアルバムの最後を飾るタイトル曲に向かって。とは言っても、何も同じようなトーンの歌が並べられているわけでは決してない。多彩な音楽性、確かな演奏力、独特な歌詞世界等は彼女が、この商業志向型のメジャーシーンに埋もれることなく、真にミュージシャンであり、且つそれが彼女独自のものであるということを堂々と示している。各楽曲に関してはもはや触れる必要はありません。言葉では言い表し尽くせない気持ちでいっぱいです。勿論、CD上での彼女の楽曲の特色である、ヴァイオリンやアコースティックギター、アコーディオンといった楽器の織り成すアコースティックな楽曲満載です。
悲しみと凛々しさ。それは矢野絢子の一つの美学なのかもしれない。実に凛々しく、そしてこれからが頼もしい歌い手が現れたものだ。
・「心がなごむ一曲」
毎日、帰宅して一人で孤独な夜に聞いています。 この曲を聞くと心が和みます。たまに涙が出てきます。浄化されていく感じですね。
優しい郷土をイメージしたような曲に、美しい歌声。包み込まれ、自分までが優しい気持ちになれます。
そんな気分にさせるのは、椎名竜仁さん自身の人柄の暖かさが滲み出ているからだと思います。あの歌声は、誰もが持ってる孤独感にスーッと染み渡り、社会の中で焦らないでいいんだよと教えてもらってるようです。
他の二曲も、また一味違った素敵な曲です。
愛や人に飢えた現代人に、ピッタリの癒しソングだと思います。
・「とにかく 聞いて!!」
話題になった「償い」をはじめとして 生命をテーマにさださんが歌った歌を集めたアルバム。詞を読みながら 聞いてください。涙無しでは聞けません。
さださんファンでない人に ぜひ 手にとってほしいベストアルバムです。これらの曲が作られた頃より もっと もっと 殺伐として 生命が軽んじられる今の時代に さださんのメッセージが多くの人に届くといいな・・
・「すばらしいのひと言!」
さだまさしはここ数年、アルバムには必ず1曲、反戦メッセージをこめた曲を入れている。「夢百合草」の「September Moon」、「すろうらいふすとーりー」の「風を見た人」、「恋文」の「遙かなるクリスマス」、「美しき日本の面影」の「天然色の化石2006」……。
アメリカ主導で世界中に戦争がばらまかれている。日本もなにやらきな臭い。さだまさしは、世界中で繰り返されている殺戮の不条理さを訴える。
その原点になったのが、このアルバムに収められている「広島の空」だと思う。
もう恨んでないと叔母は言った武器ばかりに組んでも仕方がないとそれより悪魔を生み出す自分の心を恨むべきだから
蝉は鳴き続けていたと彼は言ったあんな日も蝉は鳴き続けていたと短い命惜しむように惜しむように
……長崎出身の彼だからこそ書ける詩だと思う。ナチスがゲルニカ村を襲撃し3000人の村民を虐殺したとき、アメリカを始めとするすべての国が糾弾の声をあげた。しかし、東京大空襲、広島、長崎で数十万人を虐殺したアメリカは「戦勝国」故に何も責められない。戦争とは、そういう不条理なものなのだ。それを忘れてはいけないし、繰り返してもいけない。
このアルバムには「命」の重さを考えさせられる曲が集められている。ある意味でメッセージ性の強いアルバムだ。もう一度、世界は、日本はこれでいいのかを考えてみたい。
・「人間が生きる意味」
1曲目の「償い」をはじめて聴いて涙が出てきました。音楽を聴いてはじめて泣きました。自分でもびっくりしました。この曲は実話にもとづいてつくられたそうで、詩を咀嚼する必要もなく心に流れてきました。メロディーもいいです。さださんの感情あふれる歌声もよいです。 12曲入りで、定番の曲もいくつか入っています。さださんのCDははじめて買ったのですが、感情表現豊かな歌声に驚きました。人の一生のふるえるような感情が曲をとおして伝わってきます。 ♪人間って哀しいね だってみんなやさしい それが傷つけあって かばいあって 〜「償い」より〜
・「いのち、平和……それらを静かに訴えかけてくる」
さだまさしの楽曲の中で、いのち、平和、戦い……に関する曲を集めたアルバム。かつて、ある政治家が、「いい戦争と悪い平和は、ない」と言った。今それが、「きれいごと」と切って捨てられるような時代になっている。世界は、過去100回も200回も戦争をし、それに対して「反省」したことのない国、米国に多くの裁量権を委ねてしまっている。米国につくか、テロにつくか――といった傲慢な選択を迫る国に牛耳られている。
このアルバムは、声高に平和を主張する曲は少ない。さだまさし独自の柔らかいメロディと詩が、いのちと平和の大切さを訴えかけてくる構成になっている。
とくに「遙かなるクリスマス」と「広島の空」は、ぜひ聴いて欲しい。私はコンサートでこの曲を聴いたことがあるが、身震いすら感じた。「歌」で何かを変えることができるかもしれない……そう思わせてくれるアルバムである。
・「償い」
アルバムのタイトルにもなってる「償い」ですが本当にいい曲です。前の方も書かれてますが聞いているとなぜか涙が出てくるんです。「感動」という言葉がピッタリの曲です。オススメです。
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