CAMERA EGAL STYLO (詳細)
ムーンライダーズ(アーティスト)
「ホントハアナログデキクベキダ」「素直にカッコイイ」「傑作」「暗号のまま疾走する爽快感」「閉塞感と疾走感」
「音がいい! 親切!」「伝説的名盤!!」「テクノロジーに流されない都会の感性がここにある!」「夜は静か通り静か」「この暗さが肌に心地よい」
マニア・マニエラ (詳細)
ムーンライダーズ(アーティスト)
「インダストリアル・パンクの傑作」「これの話すると、ファンは思い入ればかりが出ちゃてね!!」「CDコーナーの片隅で、光っていた。」「なつかしい!なつかしい!なつかしい!」「New Wave」
火の玉ボーイ (詳細)
鈴木慶一とムーンライダーズ(アーティスト)
「これこそ音楽。僕の青春。」「音楽の宝箱」「古びていない」「これこそ音楽。僕の青春。」「ムーンライダースは東京文化だ!」
ANIMAL INDEX(紙) (詳細)
ムーンライダーズ(アーティスト)
「アンニュイでシックでセンチメンタル」
dis-covered (詳細)
ムーンライダーズ(アーティスト)
「生音×リミックス!?」
MODERN MUSIC (詳細)
ムーンライダーズ(アーティスト)
「何にも似ていない!」「最高アルバムの一つかと・・・。」「似ていません!その通り」「かきぴーroomより(ココログ)」
「「ライダーズ聴いてみよっか。で、どれ買おう?」」「An American Fan's Reaction」「ムーンライダーズの80年代、傑作ポップなアルバム。」「兄弟です!」「かきぴーroomより」
ムーンライダーズの夜 (詳細)
ムーンライダーズ(アーティスト), 鈴木慶一(その他), ムーンライダーズ文芸部(その他), 武川雅寛(その他), かしぶち哲郎(その他), 鈴木博文(その他), 白井良明(その他), 岡田徹(その他), 棚谷祐一(その他)
「ここまで深い海の底へ」「大好きなアルバムのひとつ」「元気づける『ブルー分のハッピー』が収録されている。」「かきぴーroomより」「どうだかな、、、」
アマチュア・アカデミー (詳細)
ムーンライダーズ(アーティスト)
「お正月といえば、炬燵を囲んで」「通称「ゆでめん」」「古典の意味が、「本質的に新しいことを初めてやった」。ということであるならば、まさに古」「『風街ろまん』より粗いぶんだけこっちのほうが断然ロックンロールしてます」「キロクとキオク」
「頑張れよなんて、言うんじゃないよ!」
マラッカ (紙ジャケット仕様) (詳細)
PANTA&HAL(アーティスト), 中村治雄(その他)
「これはロックの日本代表。名作です。」「新しいファンにも昔からのファンにも薦められる一枚」「買いました」「メッセージのかたち」「次世代へ語り継ぐべき音楽」
うたかたのオペラ(紙ジャケット仕様) (詳細)
加藤和彦(アーティスト), 佐藤奈々子(アーティスト), やすいかずみ(その他)
「本当に不思議な天才」「楽しんで聴いて」「がっかりだが、価値ある再発」「加藤和彦が最も時代をリードしていた音」「なぜこうなのだ、悲しい。」
MIS CAST (詳細)
沢田研二(アーティスト), 井上陽水(その他), 岡田徹(その他), 白井良明(その他)
「絶品!」「120%の芸術」「「歌謡曲」時代の終焉」
● 音楽リストNEW
● 混沌と黄昏たち
● 新黄金の日々
● My Favourite Rocks (,80s〜 original albums , been edited now)
● 続黄金の日々
● 好きな曲
● ますたーぴーす4
J-POP>アーティスト別>ま行>む・め・も>ムーンライダーズ
Custom Stores>By Formats>国内盤>ポップス
Custom Stores>By Formats>国内盤>ロック
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Custom Stores>By Labels>J-POP>キングレコード
Custom Stores>By Labels>J-POP>ポニーキャニオン
Custom Stores>By Labels>J-POP>ワーナーミュージック・ジャパン
・「ホントハアナログデキクベキダ」
構成から音色までXTC、ことに「Black Sea」に影響を受けているのが明らかだがダダイスト的な鋭角な歌詞と捨て鉢にさえ聞こえる勢いが本家よりよほどパンク。タイトルはかつてフランスであったカメラを万年筆のように使おう〜という運動から採られたもの。勝手にムーンライダーズの歴史を分類するならば「ヌーヴェルヴァーグ」「モダーンミュージック」に続くNEW WAVE期の集大成。ラストの「大都会交響楽」のループは是非オリジナルのLPを探して聴いて欲しい。
・「素直にカッコイイ」
当時は、アイドル全盛期、こんなカッコイイバンドは世界を探しても他にいないと信じてた。(絶対売れると信じてた)
ひとつのアルバムとして秘密結社的に密度濃く完成された作品で、どの曲が欠けてもこの完成度の高さは実現しなかったのではないかと今でも感心させられる。実験的と周りから言われようが、名画のタイトルに併せ、息もつかせず繰り広げられる40分足らずのマシンガン連射音楽?には思わずため息。やっぱり、20代パワーが確かにあります。
同じ頃の「鬼火」が名曲と評価されるなら、このアルバムは日本歌謡界における突出した名作であると断言します。
・「傑作」
休眠状態から復帰した「AOR」以前のムーンライダースの傑作といえば、評価はわかれるとこですが、私はこの「CAMERA EGAL STYLO」だと思います。すべての曲がヌーベルバーグを中心とする映画のタイトルになっています。鈴木慶一のヨーロッパ指向の深さがうかがえます。それでいて歌詞はまったくのオリジナル。イミュレターなど器材のない時代にサンプリグ的なことをやろうとした走りでかなり前衛的な作品です。「アルファビル」という曲は、同時代に同名でイギリスのモノクロームセットというネオアコ・ニューウェイヴのバンドが違う曲を作っています。比較して聴いてみるのも面白いですね。
・「暗号のまま疾走する爽快感」
かつて鈴木慶一はムーンライダーズは暗号だ、と公言していたようだが、このアルバムには、暗号が書かれた紙を人の顔に無理やり貼り付けていくような勢いがある。歌も演奏も若若しい。彼らの作品は解放感を味わうと同時に重い荷を背負わされるような感覚を持つものが多いが、この作品は色合いがダークであるもののたしかにスカッとしている。
・「閉塞感と疾走感」
Don't Trust〜 に続き手にした、僕にとってのMOONRIDERS二枚目。上記の完成度をMOONRIDERSと思っていたため、初めて聴いた時は、あまりしっくりきませんでした。
それでも、気がついたらこのCDをかけている状態が続き、全曲聴きこんでしまっていました。他のアルバムよりも音がずっとストレートで、分かり易いフレーズが多いです。歌詞は、「理解できない」けれども奇妙に心に染み込む。矛盾した、独特の魅力があります。
アルバムのコンセプト自体が面白く、今の若者が聴くとモノクロ映画を観たようなノスタルジーを感じるんじゃないでしょうか。レトロさと実験性とが奇妙に絡み合い、モダンでありながら懐かしい。
どこへも行けない閉塞感を背負いながら疾走しているような雰囲気があります。行き止まりと知りながらも走ることを止めない彼らが行き着いた世界は、どんな世界だったのでしょうか。
・「音がいい! 親切!」
本CDは『ベルウッド名盤コレクション』と銘打たれたシリーズの中の一枚であり、その名が示すように1972年から1978年までキングレコードに存在したベルウッド・レーベルのカタログをCD化したものである。まず、本シリーズに共通した特徴だが、とにかく音がいい。まるでアナログ盤なみの迫力で鳴る。曰く、オリジナル・マスターテープの使用は当たり前として、最新のデジタル技術と長年蓄積したアナログ技術を駆使し、使用電源の波形にまでこだわったマスタリングを行っているらしい。アナログ時代の旧譜を安易にマスタリングした音の悪いCDが多い中、非常に気合いが入っている。
またライナーノートもレーベルの背景からバンドの成り立ちまで詳しく書かれており、若いリスナーにも親切である。
さて本作は1973年に発表された、はちみつぱい唯一のアルバム『センチメンタル通り』にシングルとして発表された2曲(最後の2曲)をボーナストラックとして収録したものである。ちなみにシングルの2曲はワーナーパイオニアの原盤提供によるもので、関係各位の努力が偲ばれる。
私が本作を購入した動機は、矢野顕子のコンサートにおいて客の出入りの際のBGMとして本作が流れていたためである。
参加ミュージシャンは現・ムーンライダースの鈴木慶一を始め、武川雅寛、駒沢裕城、本多信介、和田博巳、かしぶち哲朗、大貫妙子、宮悦子、吉田美奈子、山本浩美、坂田明、岡田徹、大瀧詠一と超豪華!
このなかに興味のある名前がひとつでも見つかった人は、そのルーツを探る意味でも本CDは「買い」である。
・「伝説的名盤!!」
「はちみつぱい」はあがた森魚と鈴木慶一が結成したバンドで、もとは「蜂蜜麺麭」だったそうです。メンバーが流動的で、アルバムは実質的に1973年の「センチメンタル通り」しかないため知名度が低いですが(他には1974年のシングル1枚、72年2月-74年11月までのライブ音源88年にリリースした「セカンド・アルバム」、一夜限りの再結成・解散公演を収めたライブ盤があります)、日本のロックの創世記に活躍した伝説的な名バンドです。 バンド名はビートルズの”Honey Pie”から取られていますが、オトははっぴいえんどにかなり近いです。あまり上手くありませんが、どっしりとしたオトが魅力で、イギリスでなく寧ろアメリカ(特にザ・バンド)の音楽の影響を強く感じさせます。名曲として名高い1曲目の違和感のない日本語の使い方とか、2曲目のブレイク〜サビのところで変拍子になってコーラスがズレて入ってくるところなんかがいかにもザ・バンド風で思わずにやりとさせられます。3曲目はメロディ・アレンジ・情けない歌い方が後の日本のニュー・ミュージックを髣髴とさせる佳曲で、1974年に改作されて「君と旅行鞄」としてヒットします。全編こんな感じで、スロー〜ミディアム・テンポでどっしり聴かせる曲が続きます。ラストは名曲「夜は静か通り静か」。これに続く"おやすみなさい"という声でアルバムが終わります。アルバムを締めくくる最高の「別れの言葉」ですね。 このように最後までバッチリの名盤にボートラを入れることには賛否両論あるでしょうが、貴重な1974年のシングルが入っているのは素直に嬉しいところでした。最後の「酔いどれダンス・ミュージック」はジャクソン5のように始まる、アップ・テンポでリズムの取りかたや曲の構成がアルバムの雰囲気と全然違う名曲です。バンドの方向性が変わっていっていたことを示す貴重な曲だと思います
・「テクノロジーに流されない都会の感性がここにある!」
日本ロック史上に残る超名盤!言葉や理屈抜きで評価しきれないほどの名作。これほど優れた感性を表現したアルバムは他にはない。呆れかえるほど軽薄で、速度の速い、セールス一辺倒の現代のにおいて、ファンにとっては今でも心のよりどころになっているにちがいない!と思いたい。つまりは、彼らこそ最初で最後のロックバンドであり、歌い手であるのだ!
ハートに強烈に訴いかけてくるのでなはなく、演奏技術的にも高く、歌詞も凝っていてかなり個性的なのだが、あくまでさりげなく共鳴させられ、やがては涙さえ-、といった感じ。これは決してノスタルジィに心動かされただけの感想ではない。なぜなら、私の年齢は彼らのそれよりかなり下だし、また私はこてこての関西人でもある。オンライン!ショッピングがあたりまえの時代で、彼らの貴重な音源が以前よりも随分簡単に耳にすることにできるようになったのは、大変喜ばしいことである。
・「夜は静か通り静か」
はちみつぱい唯一のスタジオ録音。詩がかなり切ない「ぼくの倖せ」。-本当に本当にぼくの為じゃなくーという詩は泣けてきます。お洒落なインストの「ヒッチハイク」。特に7~9の3曲は良い。解説もたっぷりです。
・「この暗さが肌に心地よい」
70年代は本当に暗かった。思えばユーミンだって70年代は真っ暗だったのだ。70年代の湿り気たっぷりのジャパニーズ・ロックのひとつの完成形がはっぴいえんどであり、その私生児がはちみつぱいである。暗く、じめっとした路地裏の風が、先の見えない21世紀の町を心地よく吹き抜けていく。この70年代があったからこそ、空疎で陽気な80年代を迎えることができたし、サザンが全盛を謳歌することができたのだ。
・「インダストリアル・パンクの傑作」
YMO「テクノデリック」とほぼ同時期に発売された、インダストリアル・パンクというべき傑作。Emulatorを使った工場の機械音がパーカッションとして炸裂し、歪んだシンセやギター、ボーカルが奇妙に美しいメロディーを奏でる。続く「青空百景」が、やはりYMO「浮気なぼくら」に通じるスカッとした明るさを持っており、この時期のライダースはYMOの動きと微妙にシンクロしていた。ちなみに、この作品は発売中止後、CD(CDのみでの発売は国内アーティスト初)→カセットブック→LP(TENTレーベル)→CDという数奇な道のりを辿った。
・「これの話すると、ファンは思い入ればかりが出ちゃてね!!」
僕も最初に聞いたのはカセットブツクです。その当時住んでいた町の本屋の片隅に置いてあって、なんとなく見つけて買ってしまいました。その当時の友人達に聞かせて、不思議な顔をされたのを覚えています。音楽がドキドキするものであり、聞く人に影響を与えるものだと教えてくれたのが本作です。これ聞いて人生変わった人も多いと思いますよ。 本作の成立過程はもう有名ですから、何も言いません。ただ、これがその時発売されていれば、きっと今とは全く違ったムーンライダーズになっていたという事は間違いありません。本作が発売されなかったという欲求不満状態が、その後の3つのアルバムの元になっているとも思います。それに、これが売れちゃてたら、もう解散していたかもね。とすれば、発売中止もなかなかいいもんです。さすが徳間ジャパン!!皮肉ですよ。
・「CDコーナーの片隅で、光っていた。」
CDコーナーの片隅に置いてあった初代のCDをなぜか買ってしまって、その後聴きまくりました。 当時は「いったいこれは何だ?」という疑問符が先に立ってしまって音楽を理解するところまで行ってなかった(今でも理解出来てません!)と思いますが、なぜか嫌いではなかったです。 発売に際していろいろな問題が有ったことは購入当時は全く知りませんでした。そういえばLPレコードでは売ってなかったなー、てなくらいでした。
ジャケットデザインは今のCDとは違っていて、ザラザラした薔薇の花が描かれているものでしたが、こちらの方がアルバムの内容を暗示しているようで私は好きです。
全般にボーカルはわざとレベルを低くしてあるようで、歌詞が聴き取りにくいアルバムでした。どこからこんな歌詞が生まれてくるのか、とても不思議に思いましたが、このアルバムには何か重大なメッセージが込められているに違いないと感じたことは事実です。 でも今でもはまり切れていないのかも知れません。そういう奥の深いアルバムなのです。チャンスが有れば是非大音量で全曲通してみて下さい。このアルバムの音はヘッドホンで聴くことを想定していないと思いますので。
・「なつかしい!なつかしい!なつかしい!」
なんでこんな詩がこんなときにできたんだろう?すでにモダンさがうしなわれつつあるいまのにほんでは考えられないくらいモダン。このころのなにかつきぬけられそうな予感はどこへいってしまったのだろう。ほんとうになんでこんな鬱のなかにぼくらはいまとじこめられているんだろう。ただただいまは、この時代がなつかしい!なつかしい!なつかしい!
・「New Wave」
確かに難解かも知れない。ちと進み過ぎていたかもね。81年リリースで、こんなに先進的なサウンドができるのは彼等ならでは。でも、かなりかっこいいんだからしょうがない。サウンドスタイリストならではの音作りがかなりさえる。隅々までこだわったその完成度に驚きだ。これは独自の世界だ。バンドの勢いがすごい。 10点中9点
・「これこそ音楽。僕の青春。」
きっと参加したミュージシャン全員が楽しんでいます。音楽の楽しさが伝わるアルバムです。オリジナルは四半世紀前にもなるんですね。今回リミックスされて,それらががより鮮明になりました。どの曲からも映像が浮かんできます。腕のいい職人たちが自分たちの一番楽しめる音楽を,カチッとではなく,即興的に,それでいてしっかりと計算されている。これは仕事ではなく,みんなで遊んでいるようです。さすがです。 私が10代でこのアルバムの世界に魅せられたように,今の10代にも是非聴いてもらいたいアルバムです。 「スカンピン」と「髭と口紅とバルコニー」は僕の永遠の青春です。
・「音楽の宝箱」
数々の著名ミュージシャンの参加のもとにつくられた、鈴木慶一の1stソロにして、ムーンライダーズの1枚目ともいえるような一枚。ものすごく丁寧に濃密に作られたレコードで、楽音のバリエーションの広さは、まるで音楽のおもちゃ箱。楽しいアルバムです。
今回、2度目のCD化ですが、デモ版の音源が多数追加されており、メトロトロン版のCDを持っている人も、買いなおす価値があります。
1975年のこのレコードが、今でもまったく色あせていない事実、今の音楽界の40年後はどうでしょうか?
・「古びていない」
本当に名演と名曲がたっくさん詰まっていて単純に感動しました。日本のロック史に燦然と輝く名盤で今聞いても全然イケる。かつてのアメリカンロックに刺激を受け、ヴァン・ダイク・パークスくらいの豊穣な音楽性があってそれをバンドという形態で自分達の手で鳴らしています。
単に時代回顧ではなく、このムーンライダースやはっぴいえんどのようなバンド達が描いてきた風景が色褪せていないのは彼ら自身が今も音楽への執着を捨てず実践しているからであり、確かな眼差しと才能を感じさせるからであると思います。
・「これこそ音楽。僕の青春。」
きっと参加したミュージシャン全員が楽しんでいます。音楽の楽しさが伝わるアルバムです。オリジナルは四半世紀前にもなるんですね。今回リミックスされて,それらががより鮮明になりました。どの曲からも映像が浮かんできます。腕のいい職人たちが自分たちの一番楽しめる音楽を,カチッとではなく,即興的に,それでいてしっかりと計算されている。これは仕事ではなく,みんなで遊んでいるようです。さすがです。 私が10代でこのアルバムの世界に魅せられたように,今の10代にも是非聴いてもらいたいアルバムです。 「スカンピン」と「髭と口紅とバルコニー」は僕の永遠の青春です。
・「ムーンライダースは東京文化だ!」
ジャズとロックそれも洋物しか聞かない私が、唯一持っているレコードがこの火の玉ボーイ。戦前から戦後を通しての東京文化の独自性を感じる。それは、妖しくも煌びやかな江戸川乱歩の少年探偵団の世界にも通じる。それでいて、ふとした瞬間、日本人的感性での南欧のとある地方にまでトリップさせてくれる。今から32年前の日本のロックシーンに、これだけ濃密な演奏と洒落たボーカルが存在していたとは驚きである。因みに、私は昭和49年、鈴木慶一と横浜のライブハウスで共演したことがある。
・「アンニュイでシックでセンチメンタル」
ゲーム「Mother」シリーズでサウンド担当なさっている鈴木慶一さんがボーカルのバンド。この年の、この方々にしか出せない雰囲気がたまりません。せつない詞、繊細なメロディがとても耳に心地よく、黄昏時の冬の海を連想します。(褒め言葉です)特に「夢を見れる機械が欲しい」以降の、なんともいえない退廃的な詞世界、曲調はすごくお気に入り。
はまると、なかなか抜け出せないものがあると思います。とても好きな一枚です。
アンニュイで、シックで、センチメンタルな気分になってしまった人の、心のヒーリングにお勧めです。
・「生音×リミックス!?」
ご承知の「月面讃歌」のリミックス。(一応そう言ってるが・・)でも「月面讃歌」よりも、バンドの音が詰まっている感じがする。こちらの作品の方が、やや「まったり」としている。いわゆる「リミックス」とした音ではなく、まさに生音!もちろん最後の2曲は「リミックス」しているが、全面ギター、ドラム、そしてヴォーカルが全面に出ている。
少し現代の音に疲れた時は、このアルバムを聴くといいかも。
・「何にも似ていない!」
世はパンク、テクノブームの頃、ライダーズもそのスタイルに影響されたかのようにこのアルバムをリリースした。しかしそのことによりかえって彼らののすばらしいオリジナリティが浮き彫りになった。「鬼火」「バックシート」等後半の力作が時間を超えて輝きを増す。私の嫁さんも「背筋が震える感動!」と絶賛の1枚。
・「最高アルバムの一つかと・・・。」
正直、「dont trust over 30」は素晴らしいアルバムである、と思う。しかしながら、初期のライダース作品に思い入れのある僕からすると、どうでもいい音楽になってしまった気がするのである。「camera egal stylo」と「modern music」は私的に最高のアルバムに仕上がっていると感じる。確かに、YMOなどの影響は濃いが、それをオリジナリティーにするだけの力は絶対的にある。
・「似ていません!その通り」
ムーンライダースのこの頃は、確かにパンクであり、テクノの影響があったんです。彼らは数々のMusicPolicyというかStyleの変遷があったんですが、ムーンライダースメロディはそのまんまずっと続いています。それはクジラさん、博文さん、樫淵さん、良明さん、岡田さん、慶一さんのミックスなんだと思っています。モダーンラヴァースは名作!いかにもムーンライダースです。(薔薇のレインコートって詩、耳に残ります。)後段の「バックシート」、「鬼火」をステージで慶一さんが「スーサイドシリーズ」と言ったことが昨日のように思い出されます。ただ、この頃ステージでやっていた「火の玉ボーイ」ハードコアパンク版(今風ではローファイ?)はファンでも「どうかな?」と思ったんじゃないかな。とにかく絶対的おすすめの一品
・「かきぴーroomより(ココログ)」
以前ネットオークションで買って見ました。昔のムーンライダーズで知ってる曲が多かったけど、グルーピーに気をつけろとバーレスクは知りませんでした。他の曲も大体名曲と思われたものが入っているのではないかと思います。グルーピーに気をつけろは、最近ではPost WAR Babys Showの、DVDに入っていて見ていました。私が昔よく歌っていたのはビデオボーイ、VIRGINITYとか BACK SEAT 鬼火などかな?BACK SEATと鬼火は、自殺の歌ですか?昔のムーンライダーズの写真が載っているのでこんなんだったのかと、思いました。
●青空百景
・「「ライダーズ聴いてみよっか。で、どれ買おう?」」
というあなたへ。とりあえずこの「青空百景」はいかがでしょう。いや、とりあえずは失礼でした。これ、いいアルバムですよ。特長。どの曲もメロディーが覚えやすい。歌詞も耳に残りやすい!空を突き抜けるような明るい曲が多くて、好きです。けれど、その中で暗い曲がひっそり闇を添えています。
そんなちょっとしたスパイスに味をしめたら、他のアルバムも気に入るかもしれません。
「物は壊れる、人は死ぬ、三つ数えて、目をつぶれ」タイトル読むだけでどんより暗くなりませんか?中身の詞も音もそうなんです。なのに聴いたらその後、口からポツポツ歌詞がこぼれ落ちていく・・・とっつきやすい ならぬ、とりつかれる 一曲です。
対照的にめちゃめちゃ明るいのが「トンピクレンッ子」。一人で聴くより、外に出て大勢でパーっと聴いて、歌いたくなります。この曲と「青空のマリー」はギターの白井氏作曲です。ボーカルは鈴木慶一氏ですが、ライブ盤「ワーストオブ・ムーンライダーズ」では、白井氏のイタズラっ子歌声で「マリー」が聴けます。
・「An American Fan's Reaction」
I don't know what happened, maybe Moonriders turned a corner in 1982, but this album marks a departure from their decidedly trite 70's prog-rock tradition. As if out of the blue, Moonriders hits us with an album part The Cure, part David Byrne, and yet completely original. Track 1, "I am Superfly", deceptively travels several paths at once, and is the equal of anything the Talking Heads ever had to offer. Track 2, in the fashion of various "days of the week" songs concocted by the Cure, even has a *horn* reprise... and then Track 3 comes, with Keiichi Suzuki doing a perfect mimick of David Byrne, even maintaining the vocal intonations. The best part: this album still has 7 tracks left (at least 4 of which are classics in their own right)! True bliss, for any music fan.
・「ムーンライダーズの80年代、傑作ポップなアルバム。」
収録曲は、全体的にポップな曲が目立ち、以前の作品より、聴きやすい。 収録曲『僕はスーパーフライ』『青空のマリー』『真夜中の玉子』はどれも、詩に、映画のような物語性があり、おもしろい。 「僕は蝿になって君の家のまわりグルグルまわる 僕は蝿になって君のまわりグルグルまわる」「MondayひとりぼっちのぼくはとてもさびしいTuesday・・・Wednesday・・・」「夜中の2時まで いつでもクッキン どこでもキッチン 玉子をクッキン ミッドナイドエッグ」「かわいいKimi(君)と きれいなSiromi(白身)をキッチン カッキン きょうも クッキン」 作詞作曲は、それぞれ違うのだが、ムーンライダーズメンバー個々の質の高さが伺える。80年代のムーンライダーズを聴くのなら、まず、この作品をおすすめします。 なお、『青空のマリー』は、作曲者の白井良明氏が、アルバム『東海道五次』雅寛と良明で、歌っており、聞き比べてみるのも楽しいですよ。
・「兄弟です!」
え〜まず、最初に「青空百景」は、「マニアマニエラ」と兄弟です!ということころから話をきり出しました。たしかマニアマニエラの発売中止決定から1週間後には、レコーディングを始めたという作品です。そんでもって、この作品は、学生さんのようにバンド練習、リハを重ねて作った作品だから、デモ作品も非常に多いんですね(これは、昔97年ごろリリースされたCD-ROMと一緒についていたデモシリーズで確認できます)。でも「マニアマニエラ」は中期YMO的手法で作られているんで、デモが少ない状態ですね。鈴木慶一さん自身は「この2作にネガ・ポジの関係がある」というほどだし、これから聞くみなさんにもその関連性は、サウンド、歌詞からだけでも十分伝わるかもしれない。作品をみるとM6の 二十世紀鋼鉄の男は、世紀末に慶一さんが非常にライヴで歌う意義があると語っていたし(結局は、歌い上げられたことはなかったようだが)、M7〜M10の当時のB面 にあたる曲群は身震いするほどの出来です。特にM9の歌詞に妙に納得してしまう人は多いと思います!!
・「かきぴーroomより」
このCDは高校生で本当にお金が無くて困っていたときに、豪邸に住んで高校生の時に芸術鑑賞部に入っている社会科教師の娘の友人からカセットテープで貰いました。そのときは私は小さな本屋の2階に住んでいて、閑さえあったら、このCDの歌を口ずさんでいて、家族にはマイナーだといわれたのですが、私は大学を出るまでは結局一人暮らしで貧乏していて、CDと云うものを1枚も買うことができず、全部レンタルと図書館で済ませていたのですが、何故かムーンライダーズばかり集まりました。どの曲も可愛くて大好きですが、『物は壊れる人は死ぬ』だけは高校生の時は自分の家の悪口を歌っているものと思っていましたね。結婚して閑になったので買ってみました。
・「ここまで深い海の底へ」
この製作寸前、メンバーは「真夜中」にあった。ハイジャッカーにささげられた曲があるとおり、メンバーの一人がハイジャックされた飛行機に乗り合わせていたのだ。(念のため、無事帰還。「ただいま」という言葉が曲の中にあるように)ここまでは説明すべきことでないのかもしれない。ただ、この事実によって、生と死の深い淵を彼らが覗いたことがよくわかる一枚である。曲の中にも、重く血の出るような痛みを感じさせるものが多い。そして、ムーンライダーズという「人間たち」にとっては、これはこの時しかできない作品であっただろう。創作者としていつも期待されている以上に人間であるムーンライダーズ、を感じさせる貴重な作品だ。しかも、同時にその作品で創作者として期待されているレベルを軽く超すのが彼らの凄さだ。
・「大好きなアルバムのひとつ」
長年、RIDERSの自称ファンをやっていると、見事なまでに気持ち良く期待を裏切ってくれちゃってるアルバムに出会うことが何度かある。自分の予想範囲外の音作りに最初は目を白黒させるのだが、何度も聴いているうちにその時代背景(年代)に合致した有無を言わさない説得力のある作品であることを確信させられるのだ。
勝手なファンの独り言と断っておくが、このアルバムは「A.O.R.~Le Cafe de la Plage」で見失いかけてた(興味を失いかけてた)RIDERSの教えをはっきりとファンに再び標してくれたありがたい教典、いや名作である。ただボーナスの「冷えたビール・・・・」が余計かな・・・やっぱし。
・「元気づける『ブルー分のハッピー』が収録されている。」
今から10年前、CDショップで見つけたシングルCD『HAPPY/BLUE95』が、ムーンライダーズとの出会いだった。何も知らずに購入し、聴いた瞬間、こんな重層的なポップな曲があるんだ!と。それから、何度、この曲をリピートして聴いたことか?それだけ、私にとって、想い出深い曲が収録されている貴重なアルバム。 ブルーな気分を吹っ飛ばしたいあなたに、ぜひ、一度、聴いてもらいたい。 「いつでもブルーじゃ いけないって・・・」そう、口ずさみたくなりますよ。
・「かきぴーroomより」
このCDは以前図書館に行った時に借りました。丁度今より10年前の作品?1996年ぐらいか。20周年の時かな?と、思いました。何だかとても重厚な作りになっていて、この中でカラオケで歌えるのはブルー分のハッピーぐらいで、他の曲はとても無理だな。と、思いました。その時の事件とか時代背景があるんでしょうけど。永遠のエントランスが気持ちがいい。われらの女が嫁ぐとき待つ。その他の女奪うときこれ皆奪う。。とかいう歌詞があって、怖いナーとか思いました。其れでなんでボーナストラックが冷えたビールになるのかよくわかりません。前半は良かったのですが。
・「どうだかな、、、」
ム-ンラ-ダ-スはデビュ-からファンでほとんどもっているが一番最悪のアルバムだと思う。録音状態もあまりよくないし良い曲が2曲くらいしかないし、、、良いコメントかけなくてすみません。
・「お正月といえば、炬燵を囲んで」
高校の時にきいた曲です。
今も、お正月といえば、炬燵を囲んでお雑煮を食べています。
そう、ちょうど、今日がお正月なので、このReviewを書いています。
車にはこのCDがチェンジャに入っています。
30年以上聞いていても、いまだに飽きることがありません。
チャレンジ精神旺盛な若者の意志を持ち続けるために聞き続けている曲です。
最近は、テレビのCMにもはっぴいえんどの曲が使われているのは少し嬉しいです。
・「通称「ゆでめん」」
通称「ゆでめん」と言われているアルバムです。何のことはない、ジャケットに描かれているイラストの店の看板が「ゆでめん」だから。
はっぴいえんどは、この「はっぴいえんど」「風街ろまん」「HAPPY END」と3枚のアルバムを残し解散してしまいましたが、この通称「ゆでめん」は、「はっぴいえんど」と言う日本語で唄うロックバンドの登場、それも、並の言葉ではなく、非常に水準の高い表現の日本語、美しい日本語で唄われる全くの和製オリジナルロックバンドの出現として、海外のロックに向けられていた目を、日本にもこんなバンドがいたんだ・・と振返えさせるのに充分な力があり、マニアの間でも、かなりの評価を得た物でした。笑っちゃうのですが、このアルバムの帯に当時「日本語のロック誕生!」とあるんです。きっと、今の4人が見たら、爆笑ものですね。
ファンキーな「春よ来い」ブルースの雰囲気「かくれんぼ」、過激な歌詞「飛べない空」、親しみやすいメロディラインの「十二月の雨の日」、泣きたくなるほど美しく、優しい「朝」、ロックバンドはっぴいの本領発揮とも言える「いらいら」等。どの曲も、他に無い個性溢れるものです。そして、ライナーノートの最後に書かれた順不同の今で言う「スペシャルサンクス」の面々は、「はっぴいえんどの根源見たり」の感があり、其の頃、まるではっぴいの秘密を知ったような、ファンにはたまらないものがありました。
今や幻のロックバンドとしての神話が先走った感のある「はっぴいえんど」ですが、確かにあの時代、同じ空気を吸い、同じ「時代」を生きてきたのだと、熱狂的ファンを自負する者には、この復刻盤はたまらなく嬉しい一枚です。そして、今や和製ロックバンドが乱立する中、和製ロックで育った人達も、充分、充実感、聞いて良かった・・を味わえる一枚だといえるでしょう。
・「古典の意味が、「本質的に新しいことを初めてやった」。ということであるならば、まさに古」
称「ゆでめん」。
過去、URC音源はあちら、こちらに権利が移動したりして、そのたびに、いつでもCDが売っているという状態を充分に継続できなかった時期もあったろうが、当面、これで安定的に供給されそう。というのはめでたいことである。
意欲作である。一曲、一曲。その歌自体が実験であったのであろうし、レコーディング、トラックダウン、マスタリング・・それも実験であったのであろう。日本語のロック。
日本の東京の敏感で微妙なみずみずしき感性あふれる詩。大胆でありながら、しかし、効果を計算つくされた音。
今、日本の音楽状況地図は塗り替えられてしまったような感がある。それは日本社会の人の感性ががらっと、しかし、さりげなく変わったということでもあるかもしれない。
その大!変!!化の本格的な始まり。それがこの1枚であった。
古典の意味が、「本質的に新しいことを初めてやった」。ということであるならば、まさに古典的な日本語のロックの創始。
特に・・と考えると。やはり1曲目。「春よ来い」ファズのかかったギター。「除夜の鐘」を思わせるような空間エフェクトのギター。不思議な味わいのある大滝さんの歌。ドラムとベースの音場における位置。歌が描き出させる光景、情景。そして伝わってくる若き挑戦者の決意。
実に意欲的な一作。
・「『風街ろまん』より粗いぶんだけこっちのほうが断然ロックンロールしてます」
個人的には、はっぴいえんどの三枚のオリジナル・アルバムのなかでいちばん好きなアルバムです。
サイケな面もあるものの、かなり温厚な詞とロック、上達した演奏、録音技術で、失われた東京の原風景を復活させようとする『風街ろまん』。それと比べ、この『はっぴいえんど』は、サイケデリックなロック、「何処で間違えたのか」(「春よ来い」)、「はっぴ“いいえ”んど」(「続はっぴーいいえーんど」)という否定性に満ちた詞、荒々しい演奏で、東京の原風景を失わせた自分や他人への怒り、幸福に帰還できる故郷を喪失した痛みを表現しているようにきこえる。この点がぼくの心をグラッと揺さぶったのです。ロックンロール(揺れて転がる)ということばの意味に従うと、『風街ろまん』より統一感、熟練はなくても、その分『はっぴいえんど』のほうが断然ロックンロールしています。
ぼくはリアルタイムではっぴいえんどを聴いた世代ではないので、音楽誌などの後世によるといちばん評価の高い『風街ろまん』から聴こうかとも思ったのです。でも、あいにく入手に時間がかかりそうだったので、この『はっぴいえんど』から聴き始めました。それが幸運でした。なぜなら、もし『風街ろまん』から聴き始めていたなら『風街ろまん』だけで「こういう感じなのね」と納得してほかのアルバムに手を伸ばさなかっただろうけど、『はっぴいえんど』に衝撃を受けて、オリジナル・アルバムだけでなく、シングル集、ライヴ盤、ベスト盤までを買おうと思えたからです。
・「キロクとキオク」
僕は2nd「風街ろまん」の統一感が好きだった。だが、その全ての始まりはこのアルバムにあると思う。
どこかへ忘れ去られつつある昭和の風景が、このアルバムには色褪せることなく記録(レコード)されている。それは僕たちが忘れてはいけない記憶(メモリー)でもあるのではないだろうか。懐かしく感じる音の中にも、決して色褪せず今なお革新的なメロディは、きっと僕たちの心に残るはずだ。
僕は「風街」のレヴューに“夕立前の曇った風景を思わせる…”と書いたが、この1stは“冬の風景”を思わせる。そう、冬に咲く椿の花のように「見た者の心に、色鮮やかに映し出される」そんなアルバムなのである。
・「頑張れよなんて、言うんじゃないよ!」
パンクの嵐が吹き荒れる時代にエンケンが発表した渾身の傑作アルバム。<東京ワッショイ>、<ほんとだよ>などの名曲が目白押しですが、トドメはなんと言っても<不滅の男>でしょう!悔しいとき、疲れたとき、負けたとき、裏切られたとき、失敗したとき、そして、悲しいとき。この曲は最高の癒し(勇気)となります。現在もこの曲を歌い続けているエンケンを私は全面的に支持します!!
・「これはロックの日本代表。名作です。」
レビューを書くなんぞ、おこがましくて出来ない…という作品が多数ある。実はこの『マラッカ』もその中の1枚だ。この、渾身の力を込めて作られた名作を批評するのは腰が引けてしまうのだが、改めて聴いて凄さを再確認したため書き綴る事に踏み切った。頭脳警察の解散後、2枚のソロを発表した後にPanta&HALを結成して発表したのがこの作品だ。頭警やソロ時代のパンタは力任せの歌唱と濃い音作りで攻めまくる作風だったと言えるが、この作品でのパンタは歌の表情も多彩で、抑え気味に歌う際の凝縮されたパワーとそれを爆発される時の瞬発力がとにかく凄まじい。また自身の手による歌詞にも鋭さが加わり、従来のダイナミックさに加えて鋭利な刃物を連想させるシャープさが加わったのもこの作品くらいからだった。特に名曲「つれなのふりや」での歌詞の奥深さと、一切のムダな音を削ぎ落としたアレンジには感服させられる。バックの音がスカスカになってしまう一歩手前まで、徹底的にムダな音を省いたこの曲の意義と存在感は、日本のロック史に燦然と輝く金字塔と言っても過言ではない。また「マラッカ」の疾風感、ロッカバラッド「裸にされた街」「ネフードの風」のスケールの大きさは他の追随を許さない。またバンドとしてのHALは非常にソリッドな演奏を披露しており、派手さはないが「質実剛健」というイメージ。今剛の粘り付くようなギターと平井光一のゴツゴツした硬質のギターのコントラストがおもしろい。このアルバムの中身の濃さは「名作」と呼ぶにふさわしい。これを聴いて何も感じないという人には、音がデカいだけの“歌謡ポップス”を聴いててもらうしかないですね。
・「新しいファンにも昔からのファンにも薦められる一枚」
今回のPANTA & HALのアルバムの再発(「マラッカ」、「1980X」、「TKO NIGHT LIGHT」)は、長い間これらのアルバムが入手困難であったため、かつて92年にPANTA関連のアルバムが一斉にCDで出た時に買う事が出来なかった新しいファンにとっては朗報であろう。
私の場合BOXを買ってしまったので、手元には「マラッカ」、「1980X」、「TKO NIGHT LIGHT」のビクター版と、今回の紙ジャケット版の両方があるのだが、結論から言うなら今回の再発は、買い直す意味が十分にあると言える。それは、紙ジャケがコレクターズアイテムであるからではなく、デジタルリマスタリングが、非常に丁寧かつ効果的になされているからである。
その効果は「マラッカ」と「TKO NIGHT LIGHT」で最も良く実感できる。本作「マラッカ」の場合、ビクター版と比べて音がまるで違うのだ。一曲目の「マラッカ」のイントロだけで目から鱗であり、音質、音の情報量、音の分離が格段に向上している。
アナログ世代のファンの場合、好みが分かれる可能性はあるかと思うが、しかし、私は正直な話、非常に驚いた次第である。私としては、今回のヴァージョンの方が格段に良いと思う。
デジタルリマスタリングは、クリムゾンを始めいろいろなものが出されているが、私の今までの経験から言って、今回の「マラッカ」と「TKO NIGHT LIGHT」に関しては、「ここまで変わるものなのか?」と感じた次第である。
新しくPANTAのファンになった若い世代はもちろん、LP時代からのファンにもお勧めしたい一枚であると言えよう。
・「買いました」
云わずと知れた邦楽ロック最高峰、
音楽的才能ではパンタ以上の人間はいっぱい存在するにもかかわらず誰一人として本作を凌駕するアルバムを製作していない、とこの際だから断定しておきます、現在のJポップ主流である洋楽の焼き直しを強力なプロデュース力で演出するタイプのバンドでは生まれることはないだろうと思わせる圧倒的な個性が見事、おそらくパンタは頭脳(思考)先行で曲作りをしていると思うのですが、決して「身体」が置き去りにされる事のない「熱さ」が時を越えた名作にしています、
本作は、オリジナル・コピーの紙製ジャケット、オリジナルの黄色い帯、オリジナルの歌詞カードの三点がCDサイズに縮小されており、CD用の帯と新しい歌詞カード(表が田口史人による解説と録音データ、裏には歌詞)が附属します、
本CDは最新版らしい「出力の大きさ」、つまり同じボリューム・サイズで聞けばより大きな音が聞ける、が特に魅力です、評者は1992年版マラッカは未聴ですが、同じ時に発売された別のパンタのアルバムとの比較から、初めてマラッカを購入するファンにはこちらを勧めます、
解説書で田口某がPANTA & HALのレコーディング・バンドとしての魅力に言及している、評者もまったく同感、当時、既にスティーリー・ダンが彼らの方法論で頂点を極めていたわけで、「マラッカ」はスティーリー・ダンへの日本からの熱い回答だった、と断定したい、(スティーリー・ダンは日本では歌詞の魅力がいま一つ浸透しておらず、彼らの曲は実はパンタに通じる幅広い物語性を有している)、
・「メッセージのかたち」
四半世紀を超えて紙ジャケCDとして再発されるパンタ&ハルの名盤「マラッカ」であるが、パンタの持つ時代を鋭く見つめる視線をひょっとしたら今は違和感を感じるのかもしれない。パンタは政治の季節を過ぎ、虚無のようなシラケ時代を経て、80年代の狂乱の時代へとそのメッセージのかたちを変えながらも常に発信をし続けた数少ないロックアーティストの一人だ。ロックの普遍性と時代の反映という二つの要素をうまく表現できる数少ないアーティストがパンタである。
このアルバムが最初に発売された時期に前後して上映された石井聰亙監督の映画「狂い咲きサンダーロード」にアルバムの代表曲である「つれなのふりあ」が使われているのも象徴的ではないか。
・「次世代へ語り継ぐべき音楽」
楽曲、演奏、アレンジ、コーラス、プロデュース(わお!鈴木慶一)どれをとっても最高の音盤です。もし語り継がれる音楽があるとすれば、まさしくこれ!類い希なる才能が最高の形で表出した希有な例。さあ、準備はできましたか?聴き倒してください!
・「本当に不思議な天才」
レコードも持っているんですがね。聞きやすいのでどうしてもCDになってしまう。音の違い云々は他のレビュワーにお任せするとして、やはり、この天才(やはり天才だと思う)のイマジネーションはどの時点で湧き出てきたのかいつも不思議に思う。フォークルの印象があまりにも強すぎて、このいわゆる3部作は同じアーティストかと耳を疑ってしまう。よく考えたら当時の海外のアーティストの動きと結構連動しているような気がすることも多いんですが、そのあたりが種明かしの一部でしょうか?これは、僕はデビッド・ボウイの影響を感じてしまうのですがどうでしょうか?
・「楽しんで聴いて」
紙ジャケは割高感はあるものの、レビューで知って即買いした。私は80年代初頭に高校生だったので、懐かしさに夢中で聴いた。当時、加藤氏と竹内まりやさんはテレビ音楽番組のナビゲーターだった。番組の最後に、加藤氏は回転ステージでルムバアメリカンや、絹のシャツを着た女を歌った。そこには理想の大人の姿があった。詞のイメージが頭に映像として浮かび、すごい!と思った。カシスって何?いつか絹のシャツを着てパリに行ってみたい。田舎の女子高生を高揚させるパワーがあった。
・「がっかりだが、価値ある再発」
歴史的名盤であるだけに、ファンにとってはがっかりな一枚。だが、アナログ盤の初回特典だったオマケ・シングルを初CD化したことや、永らく廃盤・レア盤としてオークション・サイトなどで高値で売られていた事を考えるとこの再発は意義が深い。正直私もがっかりしたが、前向きに考えてこの評価としたい。この機会にこの作品群に触れたことのない人は是非聴いて欲しいと思う。
ちなみに、『パパ・ヘミングウェイ』と『うたかたのオペラ』のこの改変は、起源を辿ればワーナー時代に出されたアナログのベスト盤『BARAMERICAN』に遡る。このレコードが企画された時“デジタル・リミックス・リマスター”(レコード帯より)が施されたのだが、その結果生まれたのがこのテイクなのだった。以降このミックスが“オリジナル”としてアルバムに収められるようになる。CBS時代のベスト盤CD『Le Bar Tango』にも、東芝時代のCDにも、今回のリリースにも使われている。つまり、初代アナログ音源は一度もCD化されていないのだ。元々を知るファンからすれば、欠陥品と言ってもいいようなミックスなのだが、原盤権を加藤和彦自身が持っていて、今回自身でリマスターしていることを考えると、これが加藤の意向であると理解せざるを得ない。
先日、初代のマスターのありかについて担当者に電話で訊ねてみたのだが、その所在は現存するのかどうかを含めて、ようとして知れないと言う。初代のマスターはワーナーの倉庫に眠っているのか、加藤邸にあるのか、あるいは紛失してしまったのか……真相は闇の中である。
・「加藤和彦が最も時代をリードしていた音」
常に時代をリードしてきた加藤和彦が、ミカバンド以来最も時代の先端に立った音を作り出したのが、本作を頂点とする「ロマンティック3部作」だと思う。しかし、彼には「最先端の音楽を作ろう」という色気があった様には思わない。たまたま己のセンスの向くまま、行きたい所に最高のミュージシャンと共に出向いて作り上げた本作品は、結果的に最も進んだ音楽となってしまった。この後音楽界はルンバ、タンゴ、シャンソンといった失われた音楽の再評価に向い、芸術全般がポストモダンへと向って行く。その先鞭をつけたのが彼の「3部作」だった。こののち加藤氏の音楽は、現代の生活を歌う「あの頃、マリー・ローランサン」を経て再び「ヴェネツィア」「マルタの鷹」「ボレロ・カリフォルニア」といったハードボイルド(=ロマンティク)な音楽を創りだして行く。どれも本当にすばらしいが、「3部作」には、ここにしかない緊張感がある。背筋をのばして聴こう。
・「なぜこうなのだ、悲しい。」
アナログ盤を3枚も持っている大のお気に入りのこの作品。とうとう紙ジャケCDに…と楽しみにして購入した。ところが聴いてみると全体のエコー感、曲によってはイントロがLPと違っていたりして、本当にがっかりした。本人の意向は通ったかもしれないが、引き換えに去っていったのはオリジナル版にあったあの感動だったのではないか。犠牲が大きすぎる。こんな再発であっていいはずがない。
・「絶品!」
このアルバムは一番再CD化されてるジュリーのアルバムではないでしょうか。それをさせる「音」が詰まっていると私は思います。全詞曲が井上陽水氏の書き下ろし、アレンジがムーンライダーズのギタリスト白井良明氏(「ミスキャスト」はムーンライダーズのキーボード岡田徹氏)。古びない詞曲でありアレンジです。
その当時、陽水氏が語ったところによると、最初1~2曲の曲だけ書いてほしいとの依頼を受けたとのこと。ジュリーに提供するんだったら詞も書きたい、と陽水氏自身から逆提案し、そのための曲づくりを始めたらスイスイと10曲ほど作れたとのこと。そして、「何が作り易かったといって、(自分の曲を書く時と違い)『いやぁ、今日もモテてモテて』という歌詞が書けるから」という感想を仰っていました。それでアルバム全曲陽水氏の作品となったわけです。
「How Many "Good Bye"」では陽水氏がコーラスをしてます。この曲はシングルになった「背中まで45分」のB面でした。ちなみに「背中まで45分」はシングルとアルバムではアレンジが違います。この「背中まで45分」は、こういう歌って気持ち良い曲をシングルにしたい、とジュリー本人が推したと仰ってました。しかし「自分が推す曲は大体流行らない」とジュリーが言う通り、TVが求めるものやシングルを買うファンの好みとは違う路線でした。
「ジャスト・フィット」はその後何年もコンサートでお気に入りのレパートリーとなってました。そして「ジャスト・フィット」からラストの「ミスキャスト」への曲間なしの連係したアレンジがスリリング!
ジュリーと陽水氏と白井良明氏の個性と魅力が三位一体で作り出した、ポップでニヒルなアルバムです。
・「120%の芸術」
J-popのシェークスピア + ハムレット (+白井良明!)私の人生は生まれ変わっています。聞かずに死ぬなかれ
・「「歌謡曲」時代の終焉」
いまでこそ「コラボ」(コラボレーション)なんて言葉は当たり前に使っているけれど、この70年~80年初頭にかけて、既に「コラボ」して時代を引っ張っていたのは沢田研二だったと思う。
この「MIS CAST」に至るまでの沢田研二のアルバムは、以下の通り。「TOKIO」(1979年)「BAD TUNING」(1980年)「G.S.I LOVE YOU」(1980年)「STRIPPER」(1981年)「A WONDERFUL TIME」(1982年)「MIS CAST」(1982年)
これらのアルバムの中で、いまや「ほぼ日」の方が有名な糸井重里を作詞に迎えたり、早くに佐野元春を見出して曲を提供させたり、この「MIS CAST」に至ってはなんと、井上陽水が全曲作詞・作曲を手掛けている!
時代はといえば・・・1978年にサザンオールスターズがデビュー。1979年に「いとしのエリー」がヒットし、紅白出場。1981年には、ピンクレディーが解散。「オレたちひょうきん族」放送開始。(裏番組の「8時だョ!全員集合」は1985年に終了)・・・といった時期。
この一連のアルバムで、それまでの「歌謡曲」とは違う新たな「音楽」に触れた私は、皮肉にもこのアルバムを最後に沢田研二から離れていくことになる・・・。
そういう意味でも非常に懐かしいアルバムだ。久しぶりに聞いてみるかな・・・。CDで聞くのは初めてになるけど・・・。(当時はまだCDはなく、LPだった。)
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