決戦の大空へ (詳細)
渡辺邦男(監督), 高田稔(俳優), 黒川弥太郎(俳優), 小高まさる(俳優), 英百合子(俳優), 原節子(俳優), 八住利雄(脚本)
「航空志願兵を駆り立てる!」「和製「トップガン」」「この主題歌はいい。」
雷撃隊出動 [DVD] (詳細)
山本嘉次郎(監督), 藤田進(俳優), 月田一郎(俳優), 河野秋武(俳優), 灰田勝彦(俳優), 森雅之(俳優), 大河内傳次郎(俳優)
「捨て身の総攻撃 壮絶!」「実機・航空母艦オンパレード」「滅びの美学があちこちに‥。戦争映画として出色のでき。」
燃ゆる大空 (詳細)
阿部豊(監督), 大日方伝(俳優), 月田一郎(俳優), 灰田勝彦(俳優), 高田稔(俳優), 八木保太郎(脚本)
「異国の地で戦う!」
上海陸戦隊 (詳細)
熊谷久虎(監督), 大日方伝(俳優), 原節子(俳優), 月田一郎(俳優), 清川荘司(俳優), 沢村勉(脚本)
「上陸カッコイイ!」「LOMOで撮ったみたい」
ゼロ・ファイター大空戦 (詳細)
森谷司郎(監督), 加山雄三(俳優), 佐藤允(俳優), 江原達怡(俳優), 土屋嘉男(俳優), 久保明(俳優), 藤田進(俳優), 千秋実(俳優), 関沢新一(脚本)
「持ち前の腕と度胸で勝負!」「中尉殿 星が綺麗であります!」「あっ・・・このテーマ・ミュージック?#%"!」
青島要塞爆撃命令 (詳細)
古澤憲吾(監督), 加山雄三(俳優), 夏木陽介(俳優), 佐藤允(俳優), 浜美枝(俳優), 須崎勝弥(脚本)
「原始的な戦法の空中戦!」「嗚呼、ニッポン飛行機野郎!!」「待ちに待った一本」「新型爆弾だ!」
日本海大海戦 (詳細)
三船敏郎(俳優), 加山雄三(俳優), 仲代達矢(俳優), 草笛光子(俳優), 笠智衆(俳優), 丸山誠治(俳優), 松本幸四郎(俳優), 辰巳柳太郎(俳優)
「日露戦争ものとしては秀逸」「真の日本海海戦」「往時の軍人の気骨を偲びつつ・・・」「歴史の勉強になる」「日露戦争物の最高傑作」
日本海大海戦・海ゆかば (詳細)
笠原和夫(俳優), 丹波哲郎(俳優), 三船敏郎(俳優), 沖田浩之(俳優), 舛田利雄(俳優), 三原順子(俳優), 平幹二朗(俳優), 伊東四朗(俳優)
「最強の日本連合艦隊」「史実と脚色のバランスよく、いい映画でした」「「男たちの三笠」」「日本海海戦に相応しくない」「日本海海戦とは言えない。」
大日本帝国 (詳細)
丹波哲郎(俳優), 舛田利雄(俳優), あおい輝彦(俳優), 三浦友和(俳優), 西郷輝彦(俳優), 高橋恵子(俳優), 夏目雅子(俳優), 笠原和夫(俳優), 仲谷昇(俳優), 篠田三郎(俳優)
「考えさせられました。」「いつの時代も・・・」「まさに『大日本帝国!』」「いい作品ですが」「人間ドラマとしては悪くないんですが・・・」
零戦燃ゆ (詳細)
舛田利雄(監督), 加山雄三(俳優), 堤大二郎(俳優), 早見優(俳優), 橋爪淳(俳優), 丹波哲郎(俳優), 柳田邦男(原著), 笠原和夫(脚本)
「絶望的な戦いに挑む!」「若者に視点を当ててる所が良かった」「『零戦』とは・・・」「一見の価値有りと思います(特撮も上デキ)」「奉仕の精神には泣けてしまう」
連合艦隊 [DVD] (詳細)
松林宗恵(監督), 小林桂樹(俳優), 永島敏行(俳優), 古手川祐子(俳優), 鶴田浩二(俳優)
「この映画はいい」「驚愕の副音声を聴きましたか?」「ずっと手元に置いておきたい作品」「『男たちの大和/YAMATO』よりも泣けました。」「戦争映画(邦画)もバカにはできないですよ!」
男たちの大和 / YAMATO [DVD] (詳細)
佐藤純彌(監督), 反町隆史(俳優), 中村獅童(俳優), 鈴木京香(俳優), 渡哲也(俳優), 仲代達矢(俳優), 辺見じゅん(原著), 久石譲(その他), 長渕剛(その他)
「犠牲の上に成り立つ平和」「「死に方用意」の意味、意義」「鎮魂の一篇。」「英雄ではない艦と兵士たちのドラマに感動」「薄れゆく記憶の中、彼らの想いを今一度・・・。」
太平洋の翼 (詳細)
松林宗恵(監督), 三船敏郎(俳優), 加山雄三(俳優), 夏木陽介(俳優), 佐藤允(俳優), 渥美清(俳優)
「空戦映画の名作」「紫電改のタカ・・(^_^;)」「制空権の奪還を試みる!」「反戦映画だね。」
太平洋の嵐 (詳細)
松林宗恵(監督), 夏木陽介(俳優), 佐藤允(俳優), 鶴田浩二(俳優), 榎本健一(俳優), 三船敏郎(俳優), 田崎潤(俳優), 池部良(俳優)
「実は反戦映画」「凛として・・・。」「日本側からみた真珠湾」「充実の音声特典!」「山口多聞少将・・・」
ハワイ・マレー沖海戦 (詳細)
山本嘉次郎(監督), 大河内伝次郎(俳優), 原節子(俳優), 黒川弥太郎(俳優), 中村彰(俳優), 伊東薫(俳優)
「考えさせられる作品」「最高だぜ!!」「大東亜戦争の「イデオロギー」的な基盤が見える。」「地獄の黙示録も・・・・」「円谷特撮のはじまり」
潜水艦イ-57降伏せず (詳細)
松林宗恵(監督), 池部良(俳優), 平田昭彦(俳優), 三橋達也(俳優), 久保明(俳優), 藤田進(俳優)
「相変わらずコメンタリー」「8月5日は潜水艦イ-57鎮魂の日」
太平洋奇跡の作戦 キスカ (詳細)
丸山誠治(監督), 三船敏郎(俳優), 山村聡(俳優), 佐藤允(俳優)
「溜飲が下がる戦争映画」「日本の戦争映画最高傑作」「撤退は進攻より困難である」「「敵兵二十名掃討す」」「好きです」
日本のいちばん長い日 (詳細)
岡本喜八(監督), 三船敏郎(俳優), 加山雄三(俳優), 黒沢年男(俳優), 小林桂樹(俳優), 橋本忍(脚本)
「決起工作に奔走する、青年将校たちの熱意と狂気を描く傑作!!」「見事な演出と演技陣」「すさまじいド迫力」「毎年8月にはテレビ放送するべき作品」「(玉音盤)終戦放送阻止に暗躍した陸軍の行動」
連合艦隊司令長官 山本五十六 (詳細)
丸山誠治(監督), 三船敏郎(俳優), 加山雄三(俳優), 辰巳柳太郎(俳優), 松本幸四郎(八代目)(俳優)
「Worth watching several times」「おいしい場面のそろった五十六」「白服への憧れ」「東宝戦争映画の秀作」「山本五十六を知る」
太平洋の鷲 (詳細)
本多猪四郎(監督), 大河内傳次郎(俳優), 三船敏郎(俳優), 三國連太郎(俳優), 小林桂樹(俳優)
「寡黙な名将。」
加藤隼戦闘隊 [DVD] (詳細)
山本嘉次郎(監督), 大河内傳次郎(俳優), 藤田進(俳優), 灰田勝彦(俳優), 黒川弥太郎(俳優)
「日本航空映画史上に残る空中戦!」「最高の映画」「マニア必見」「一つのなぞ」「一式戦の燕返し(^_^)v」
血と砂 (詳細)
岡本喜八(監督), 三船敏郎(俳優), 佐藤允(俳優), 団令子(俳優), 仲代達矢(俳優), 伊藤桂一(原著), 佐治乾(脚本)
「いよいよ来たか」「岡本喜八流!痛快戦争映画!!」
独立愚連隊 (詳細)
岡本喜八(監督), 佐藤允(俳優), 鶴田浩二(俳優), 三船敏郎(俳優), 雪村いづみ(俳優)
「昔から面白かった」「痛快戦争映画。」
独立愚連隊西へ (詳細)
岡本喜八(監督), 佐藤允(俳優), 加山雄三(俳優), 水野久美(俳優), フランキー堺(俳優)
「一・二・三・四!」「大作」「誰が味方で敵なのか。」「行進曲?」「痛快戦争劇!!」
肉弾 (詳細)
岡本喜八(監督), 寺田農(俳優), 大谷直子(俳優), 伊藤雄之助(俳優), 小沢昭一(俳優), 田中邦衛(俳優), 菅井きん(俳優), 春川ますみ(俳優)
「見るべし!」「諦観」
● 嗚呼!戰爭映画
● 2005年 年間 (01‾12月)興行収入ランキング 01‾25
● 〓★BEST◆西部劇+戦争+時代劇◆〓映画温泉300選より〓
● @【 須崎勝弥氏脚本の戦争映画と著作 】―検索では見つけにくいものも集めてみました
● @「忘れてはいけない。戦争も独裁も、××という言葉から始まった」―一見脈絡のない 【 自分好みの映画 】 リスト
● @小説と歴史の間 【 『坂の上の雲』 の真実? 】―検索では見つけにくいものも集めてみました
● @『太陽』 も公開中!―俳優が 【 昭和天皇 】 を演じている映画―検索では見つけにくいものも集めてみました
・「航空志願兵を駆り立てる!」
日本・海軍省の全面協力をもとに、若き予科練学徒生活を題材に予科練の訓練風景を描く、1943年製作・『渡辺邦男監督』の戦意高揚作品。「海の荒鷲」を育てる海軍の訓練風景を詳細に描いた分、飛行シーンも少なく航空映画としては魅力に欠けますが、物語の展開がすっきりとまとまり完成度が高い作品と思う。戦後生まれの私には当時を知る貴重な映像資料となり。反面、戦前生まれの飛行機好きの「若き私」に生まれ変われば、我先にカッコいい航空兵に志願したいと思う心境にもなる作品です。(:悲惨な結末の特攻で散っていくのを知らずして・・・・。)また、お国のためとは言え、我が子が志願する母親の胸中を想うと実に「罪作りな作品」であると思うが・・・・・・。
・「和製「トップガン」」
土浦の海軍予科連の厳しい訓練と、穏やかな休日をコントラストの対比で魅せる。休日の学生たちの相手を、当時のピンナップガール・原節子が可憐に演じる。これを当時見たら、俺も予科連入ろう、と思うかもしれない。予科連に入ったら、母も兄弟もない、お国のために奉公しろ、というメッセージは今見ると滑稽でさえあるが、当時はこれが本道だった。靖国への行進などはドキュメンタリーを見ているようだ。特典映像では、現在の土浦予科連跡(防衛省自衛隊敷地)を巡る。「硫黄島からの手紙」を観て何かを感じ取った人は、ぜひ本作を観てほしい。
・「この主題歌はいい。」
この主題歌は好きですね。「いざ征け若鷲 翼を連ね 奮ふはいまぞ 土浦魂」「風切る翼の日本刀に はむかふ敵なし 土浦魂」ところでおもしろいことに歌中で敵機を「敵鷲」といつてゐるのですよ。敵であらうと搭乗員とその飛行機は立派な「鷲」なのですね。これだけみてゐると敵愾心を煽るだけの歌には思へませんね。もつとも一方で「憎さも憎き」ともいつてゐますけどね。映画としては時代性が露骨に過ぎる印象があります。同じ戦時中の陸海軍省後援映画であつても、たとへば「加藤隼戦闘隊」などにはかういふ感じはあまりありませんね。やはり戦局の推移でせうか。
・「捨て身の総攻撃 壮絶!」
飛行機不足の海軍航空基地に補充機の大編隊が到着し、米海軍機動部隊に総攻撃するまでを描く、1944年製作・『山本嘉次郎監督』の傑作航空戦争映画。この作品には実写で、珍しい艦上攻撃機「天山」・九七式艦上攻撃機・一式陸上攻撃機・零戦など、貴重なシーンが多数収録されています。後半、捨て身の総攻撃(:特攻)で米海軍機動部隊に大打撃をあたえるシーンがクライマックスになっていますが、大戦果の陰に勇ましく爆弾をだいて敵艦に突入し、むなしく散った隊員達の心境を思うと悲愴感と虚しさが漂う作品で、現代の平和のありがたさを痛感するが・・・・・・。
・「実機・航空母艦オンパレード」
戦意高揚映画ですが、製作された時期が戦況が下り坂と思われ悲痛さが表現されているように見えるのは私だけでしょうか。航空母艦・多機種が登場するため、資料的価値も高い映画です。お勧めいたします。
・「滅びの美学があちこちに‥。戦争映画として出色のでき。」
昭和19年11月、海軍省のバックアップのもと制作された映画。 一年足らずで敗戦を迎える、余裕の無い時期にもかかわらず、贅沢な作り、とも思えるたたずまいだ。 もちろん、米英に対する敵愾心をかきたてる描写もあるが、戦争遂行のための精神的結束を高めることに重点がおかれている。‥と思いたい。 前線が後退し、物資も兵器も欠乏してゆく中で、威勢のよい戦意高揚映画ばかり作っているわけにもゆくまい。 「米英に勝ったら、ご飯を5杯食べてもいいの?」と我慢を強いられる子どもが放つセリフに、過剰に不機嫌な様子を見せたり、追い詰められた戦況の中で、命の価値と死の意味を見出すための心の葛藤を描いたり、確かに反戦映画と目されても不思議ではないシーンもある。
個々人の性格、個人的な思いに寄った、非常にヒューマニスティックな映画とさえ、言えるだろう。 真新しいゼロ戦や、航空母艦からの発艦シーン、特撮シーンなどは今となってはお宝映像だが、一方で、余暇に主人公たちがカード(トランプ)を使い、ブリッジを楽しむのだが、これは出鱈目。 いかにも素人。 その辺はご愛嬌として、ご注目いただきたいのは、戦国時代の武士ももかくやと思われるほど研ぎ澄まされた、悲壮感あふれる軍人たちの精神を描いたところ。 これでは日本人にしか、戦意高揚映画として機能しないだろうけれど。 だから、反戦映画なんて観かたもでてくる。 それはともかく、エンディングのセリフは、明らかに意識して、観客である銃後の人々に向けて語られている。 戦時中に作られた、異色の戦意高揚映画ではあるが、計算された効果を見事に演出しているのはさすが。
・「異国の地で戦う!」
少年航空兵の訓練から、日中戦争における陸軍戦闘機部隊の活躍を描いた超大作で、本格的に飛行シーンを撮影した1940年製作・「阿部 豊監督」の航空記念映画。陸軍省・陸軍航空本部の全面協力により、九一式戦闘機・九三式重爆撃機・九五式戦闘機・九七式戦闘機・九七式重爆撃機・九七式軽爆撃機・九七式輸送機・九八式軽爆撃機など、本物の陸軍機が飛び交う空中戦撮影シーンは大迫力! 中国大陸の広大な航空基地から編隊ごとに離陸するシーンと、当時最新鋭の「九七式戦闘機 対 九五式戦闘機(:敵機役)」の空中戦シーンがみどころ!(余談:1942年製作・「邦題:フライング・タイガー」(:DVD)には、本作品の迫真迫る空戦場面が大量に使用されています。)
・「上陸カッコイイ!」
陸戦隊の制服と十一年式軽機関銃に燃えました。当時の上海の独特の雰囲気、電話機を多用した近代的市街戦、また、当時の日本人の戦争観や未来への展望に高揚した空気も味わえます。ただ何故か敵があまり写らないのとやはりセリフが聞き取りづらい所があります。日本軍を蔑みたい人はこの映画を国策映画などと片付けてしまいますが、私はこれもまた一つの真実の断面だと思います。
日本軍好きなら満足すること請け合いです。
・「LOMOで撮ったみたい」
とにかく暗かったです、内容がじゃなくて、画面が。LOMO写真のように、ふちが暗くて、中央のほうも明るくないです。夜戦シーンが少なくないせいか、絶えず暗くなったりぼんやり明るくなったりの繰り返しで、『ゴジラの逆襲』よりもまっ暗でした。
あとそれから、音がすごい小さい上にセリフもたいへん聞き取りづらいです。
たまたまぼくの買った盤が【ハズレ】だったのかもしれませんが、爆発音と機銃の音ばかりが印象に残る映画でした。
・「持ち前の腕と度胸で勝負!」
太平洋戦争下、最前線のブイン基地に若き新隊長(主演:加山雄三)が赴任する。みごとな戦術と行動力で、荒くれ者揃いの部下たちの信頼を得ていく新隊長の活躍を描く、1966年製作・『森谷司郎監督』の痛快航空戦争映画。零戦の実物大の模型・「双胴の悪魔」と呼ばれた「ロッキードP‐38ライトニング」の実写・一式陸攻の模型なども登場します。まとまりのあるしっかりしたドラマ作りと、円谷英二氏が担当した特殊撮影シーンはお見事!(余談:新隊長の活躍を描く作品には、石原裕次郎・出演の「零戦黒雲一家」(:DVD)がありますので、ご参考に・・・・・・。)
・「中尉殿 星が綺麗であります!」
この作品は松本零士さんの戦場漫画シリーズの実写版と思ってください。 子供の頃、映画の立て看板を見て、なんだかムラムラ来まして^^;近所の電気屋のお姉さんにお願いして(ニヤ)映画館に連れて行ってもらい鑑賞しました。 そして大きくなったら主人公の九段中尉のような人間になろう!と幼心に真剣に誓いましたよ。 今は、大きくなりましたが・・少しは近づけたのでしょうか・・・ 最近DVDが発売され再鑑賞しましたが、やはり良いです! 設定は、1943年後半・ガダルカナル方面ブイン航空隊(ラバウルの前進基地)。 夜間侵攻してくる米軍のB−17、陸軍の探照灯がそのシルエットを照らし出し、上空にて待ち構えていた迎撃の零戦隊が試作の三式弾(タ弾)を使って攻撃開始!たまりません。そして九段中尉の正体は・・ 戦闘任務中に「星が綺麗だな!」とさりげなくつぶやいた中尉殿、もとい少佐殿!!、幼心に参りました。
・「あっ・・・このテーマ・ミュージック?#%"!」
当時、『若大将』加山雄三といえば、誰もが憧れた・・・そして彼が出ている作品、誰もが劇場で見たものです。CDもVTRも無かった時代です。 この作品も、当時映画館の大画面で観た記憶があり、最後の無音墜落シーン、加賀屋の絶叫で終わる『完』の文字と共に色々シーンを想いだします。 そしてなによりも、全編に流れるメインテーマ曲・・・追い詰められてゆく飛行隊、一人またひとり大空に散ってゆく搭乗員、これから先に待っている日本軍の落日へ、男性コーラスによる大(?)編成アレンジに「悲壮感」を感じたのも確かです。時代が流れても、このテーマ・ミュジックだけは記憶から離れませんでした。そして数年後あるレコード(未、CDは出ていなかった)ショップで聞き覚えのある音楽が流れ、耳をかたむけていました。それがフォークバンド「ブラザース・フォー」の『遥かなるアラモ』という曲であるのに愕然としました。なにから、なにまでメロディそのままです。いまさらこの作品にケチを付けるつもりはありません。しかし私の遠い貴重な想い出に、傷をつけたのも確かです・・・
・「原始的な戦法の空中戦!」
*:第1次大戦下、ドイツ軍が中国の「青島」に築いた要塞を爆撃する日本海軍機の活躍を描く、1963年製作・『古沢憲吾監督』の傑作航空戦争映画。実物大の復元機と模型ながら、珍しい飛行機・モーリス・ファルマン水上機(:日本軍)・模型でルンプラータウベ戦闘偵察機(:ドイツ軍)が登場!当時の珍しい敵陣地へ釘を投下・手持ちの軽機関銃での空中戦など原始的な戦法で、のどかな空戦を展開する面白さはみどころ。(余談:青島上空でモーリス・ファルマン水上機(:日本軍)3機を相手に、ルンプラータウベ戦闘偵察機(:ドイツ軍)が1機で挑戦して、最初の日独交戦が開始されます。低速(:最大速度83.5km/h)の日本機は高速(:最大速度120km/h)のタウベ戦闘機を追撃できなかったとされています。)
・「嗚呼、ニッポン飛行機野郎!!」
なにせ監督がクレージーキャッツの映画で名を馳せた天才、古澤憲吾である。テンポの快調さ、タッチのドライさ、むちゃくちゃなギャグは、岡本喜八監督の『愚連隊』シリーズを凌駕する。
物語は、第一次大戦中、中国の青島(チンタオ)ドイツが造った要塞を攻撃する、日本初の航空部隊(といっても複葉機が二機しかない!)の活躍を描くもの。難攻不落のビスマルク要塞を攻撃する飛行機に積まれる兵器は、数の限られた爆弾の他、なんと出刃包丁とレンガ。それをどうやって使うのかは見てのお楽しみ。特にレンガでは、抱腹絶倒のギャグが大爆発。
こう書いてしまうと、史実を離れたふざけた映画のようだが、なんとこれは歴史なのである。この映画のポスターのコピーにある、『爆弾を手でぶつけた』そのままの記録フィルムまで残っている。
とにかく見せ場が満載。『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』を彷彿とさせる(もちろん、こちらの方が先)吊り橋での大活劇に、航続距離の短い飛行機に敵地にて燃料補給をする秒刻みのサスペンス。古澤監督ならではの音楽シーン(戦争映画なのに)まであり、役者たちが実に楽しそうに演じている。
そして特撮映像としては、生涯を通して大空へのロマンを抱き続けた円谷英二特技監督が、のりにのって撮ったと思われる複葉機の飛行シーンに、海上からの要塞攻撃を試みる日本連合艦隊、要塞へ向かって疾走する弾丸列車など、陸海空すべての特撮シーンが楽しめる。ああ、こんな活劇映画が新作で見てみたい。
VHS、LDでも買ったが、DVDでも当然買う。もっとも好きな(一緒に墓へ入りたいような)日本映画の一本なのだ。
・「待ちに待った一本」
第一次世界大戦の極東正面・青島。日本の空母・若宮丸の艦載機はたったの2機のモーリス・ファルマン複葉水上機。これが大活躍する。ドイツのビスマルク砲台を爆撃、ルンブラー・タウベ機と空中戦、第二次攻撃では軍用輸送列車を狙っての爆撃。ドラマも痛快で若い加山雄三・佐藤允、夏木陽介のトリオが乗りにのっている。演出もハードな部分はしっかりハードに決め込んでいる。こんな陽気な苦戦の時代があったと思わせるだけでも楽しい。特撮は円谷英二だが、この作品こそ円谷がずっと撮りたかったものではなかったか? 今そんな想いがする。円谷ファンは絶対買い。待ちに待った一作である。
・「新型爆弾だ!」
いやー、馬鹿受けですね。一番印象に残るのがうへのせりふです。何とか苦心して爆撃機を飛ばしたものの、重量オーバーで飛んでゐられなくなり、積載物を機上からどんどん投げ落とします。しかし何で釘を箱に入れて持つてゐたのですかね。爆撃機で釘など要らぬでせう。ともあれ落とした釘がドイツ守備兵の足にぐさつと刺さつて、そのときのせりふが「新型爆弾だ!」でもなかなか不思議な映画ですよ。ユーモラスななかにも妙な緊張感とスリリングな雰囲気が織り込まれてゐますね。爆弾を最初は綱でつるし、次に投下装置を作り、とだんだんに工夫していくのがおもしろくて笑つてしまひます。
・「日露戦争ものとしては秀逸」
数多い日本映画の戦争映画の中では、淡々と歴史に基づきその時代に生きた人間像を描いています。日本の戦争映画には後世の人間の思惑が挿入されていることが多いのですが、この映画は極限まで追い込まれ明日の日本を考えた先人たちの苦悩と決断を垣間見ることができます。また、特撮についても古さを感じさせない迫力があり、日露戦争ものでは秀逸。
・「真の日本海海戦」
この映画は1904年1月の御前会議から始まり、旅順港閉塞作戦に於ける広瀬少佐、ロシアの革命化を援助しスパイする明石陸軍大佐、黄海海戦、203高地、下瀬火薬と日本海海戦へと至るためのさまざまな出来事に触れられていますので結果的に日露戦争について大まかに知ることが出来ます。月日が日本海海戦に近づくと東郷長官はバルチック艦隊が対馬海峡か太平洋のどちらを通るか悩みますが、バルッチック艦隊が信濃丸に発見され連合艦隊が出撃する時、バックに軍艦行進曲が流れながら出撃するところはとてもしびれます。日本海海戦も夜戦、ニコライ一世の降伏で機関停止せずネボガドフ提督が気がつくまで連合艦隊が射撃しつづける、ブイヌイが降伏し、ロジェストウィンスキー中将が助けられる所など二時間で映せるだけ映してあります。逆に言えばたった二時間なため蔚山沖海戦やポーツマス条約は触れられていません。最後は東郷平八郎元帥の人柄に触れて幕が閉じます。制作が結構前なので何となく模型っぽく、音がゴジラへの砲撃の音っぽいですが、CGによる余計なリアルさが無いので、見入ると本当に海戦しているかと思います。たった二時間しかないので203高地についてあまり触れられていませんので、東宝映画「二百三高地」と組み合わせながら見るとさらに日露戦争に触れることができます。本当に良くあの大国ロシアにここまで勝利することが出来たと感心するとともに誇りを感じます。日露戦争から百年目であるからこそ一人でも多くに人に見て、教科書が教えない(教わってもごくわずかで偏見的ですが)日露戦争について知ってほしいと思います。
・「往時の軍人の気骨を偲びつつ・・・」
子供の頃にこの映画を観て以来、東郷平八郎と言えば三船敏郎さん、乃木希典と言えば笠智衆さんの顔が浮かぶようになってしまったのは大問題です(笑)。しかし換言するとそのくらい印象深い映画だったということで、僕は日本の戦争映画の中ではこの作品が一番好きです。 当時の優秀な将校に見られた筋金入りの気骨というものは、どんな時代のどんな状況下においても必要ですし、人が困難を乗り越えながら生きていく際の美学としてもそれを大切にせねばならないでしょう。 東郷・乃木が軍神に祭り上げられた後の日本が陥った視野の狭さによる思考の停止は、日露戦勝による驕りが原因の一つなので、より謙虚に気骨を保ち続けることの大事さを思うのですが、これはそんなことを静かに考えさせてくれる作品です。
・「歴史の勉強になる」
日露戦争を勝利に導いた日本海海戦を東郷平八郎元帥を描いた作品。新鮮なのは戦争映画で日本が勝利する事。これは珍しい。戦前の教育を受けた世代が現役であった1969年制作の映画。この映画を観た後、広瀬武夫について調べてみた。1969年当時の人は皆、知っていたであろうが私は知らなかった。日露友好に尽くした立派な人であったようだ。映画では日本が「技術力」と「精神力」で勝った事が描かれている。どちらが欠けても日本は勝てなかった。技術力を考えた時1941年から45年に至る戦争で日本が勝てない理由も理解できる。だがそういった描き方もまた戦争を知っている世代の産物と言えるのかもしれない。
・「日露戦争物の最高傑作」
司馬遼太郎の「坂の上の雲」を映像化したような作品です。一時期に粗製濫造された日本の戦争映画にありがちな現代人の視点から見た歴史観が織り込まれたような不愉快な推し付けがましさが現れた戦争映画と違い、歴史上の事実を要領良く淡々と示し観客に歴史背景を理解させつつ素晴らしい特撮技術で大海戦の迫力を見せてくれます。
難点として実在の明石元二郎大佐とその役者のイメージの乖離が激しい点と海外シーンで自動車!が写っている部分があり納得できない部分ですが、全体から見れば許容範囲と言えましょう。まさに日露戦争物の最高傑作です。(時点は二百三高地かな?二百三高地は感傷的なシーンが鼻白む事が多いが)
・「最強の日本連合艦隊」
言うまでもなく日本海海戦の映画ですが、内容的には戦艦三笠の日本海海戦話ですね。日本の大勝利に終わった海戦ですが、集中砲火を浴びた戦艦三笠艦内の地獄絵図模様が何ともいえない思いがします。気分は敗北と悲しみです。映像は作品が古いので最新のグラフィックには遙かに及びませんが砲撃シーンは迫力満点です。私個人の意見では日本映画の中では最高の映画ではないでしょうか?
・「史実と脚色のバランスよく、いい映画でした」
東宝の『日本海大海戦』リメイクを意識したのか、14年後に東映で制作。
旗艦三笠乗組の色男の軍楽隊手(沖田浩之)の視点から、日本海海戦を描く。東宝のよりも、きちんと作ってあってキャラ立ちもしっかりで、映画的な映画といえる。
そういえば、「坂の上の雲」でも、元軍楽隊手河合氏の証言が重要な位置づけで登場しており、これがヒントになったのかもしれない。戦闘時、軍楽隊手は信号助手、負傷者介護などの役割を与えられていたという。
史実の部分も、わりあい忠実で、秋山真之参謀もちゃんと変人めいて描かれているし、東郷平八郎(また三船敏郎)の言行や振る舞いも、それらしい。個人的に興味深かったのは決戦前に三笠艦長伊知地彦次郎大佐(薩摩)が、総員を集めて行ったという演説。東郷もそうだったけれど、薩摩言葉も進歩していた(笑)。
同じく決戦前に、軍医長の提案で行われたという艦内の一斉清掃と消毒、救命ボートに海水とスチームを注いでの総員風呂、新品の戦闘服への着替えも、描かれていた。
こういうところがちゃんとしていてくれると、多少ストーリーがクサかろうと、身を入れて観てみるかという気になる。いやいや、沖田浩之。なかなかの演技でありました。
・「「男たちの三笠」」
この映画、どこか「男たちの大和」に似ています。
日本海海戦もの・・・ですが、実際は戦艦三笠を舞台にした群像劇。話の中心は完全に一人の軍楽隊員で、映画自体はかなり反戦色が強いです。
海戦シーンは臨場感がありなかなかの迫力ですが、戦艦のミニチュアどうも作りこまれていなように感じました。というか、三笠、被弾しすぎ! 三笠に砲撃が集中したのは事実ですが、何も知らない人が観たら、日本海海戦で三笠は沈んだの?って質問が来そうです。
明治天皇・・・なにか違う・・・だいたい、なんで権兵衛や東郷なんかといっしょにメシを食っているのか・・・。明治天皇は「二〇三高地」の三船敏郎、「明治天皇と日露大戦争」の嵐寛寿郎のほうが雰囲気がよいと思います。秋山中佐も、なんか威厳がありすぎるような気が。
ラストシーンで神田が吹くトランペットの曲は、明らかに明治の曲に聞こえず違和感があります。
日本海海戦そのものの映画を観たい方は、「日本海大海戦」「明治天皇と日露大戦争」のほうをオススメします。
それにしても、「海ゆかば」はいい曲ですね〜
・「日本海海戦に相応しくない」
最初は旗艦三笠が修理しているところから始まります。そして、主人公の音楽隊の人の心情とともに月日がたつところまではいいのですが、いよいよ日本海海戦で敵艦スワロフが沈むと残りの海戦そして終戦まで文章のたった数行で終わってしまいます。日本海海戦はどういうものかと期待してみるのはいかがかと思いますが海戦になるまでの経過はなかなか良かったです。あと全体的に反戦的となっており、なぜ戦争をしなければいけなかったにか疑問視されてしまいます。よって日本海海戦としてはふさわしくないと思い星二つにしました。
・「日本海海戦とは言えない。」
このストーリーは旗艦三笠が呉軍港で修理しているところから始まります。二百三高知のことも映画「二百三高知」からほんのわずか引っ張ってあり、日本海海戦に突入するまで音楽隊の人の心情と重ねながら進みます。ここまではとても良いのですが、よいよ海戦となるとスワロフを撃沈した所で残りの海戦そして終戦まで数行の文章で終わってしまいます。全体的に多少反戦的になっていて、なぜ戦争をしなければいけないのか疑問視されてしまいます。よって星二つにしました。
・「考えさせられました。」
太平洋戦争を官民の立場から描いた、巨編。当時の政府の迷いと、戦地に赴く人々の心情が色々な人からの視点で描かれています。
・「いつの時代も・・・」
太平洋戦争に限らない。戦争は我々庶民の生活を踏みつけ、悲劇へと変えていく。太平洋戦争を題材として選んでいるこの作品にも、反戦争への痛烈なメッセージが込められている。篠田三郎演じる青年将校などが好例かと思う。しかし、どんな逆境にも人は決してくじけはしない。その強さがある。ラストシーンはその象徴ではないだろうか。
・「まさに『大日本帝国!』」
作品としては、史実を追ってるだけ、とか、いろいろ入れすぎとか、景色などがちゃっちいとか、あまり評判が良くないようですが、私はこういう作品は好きです。確かに見方によっては焦点が定まってないとも言えるが、サイパンでの一般市民をも巻き込んだ玉砕、腹切り、関根恵子にみる当時の女のたくましさ。そこかしこにあふれ出る”天皇陛下万歳!”どこをとってもまさに『大日本帝国』だ。これ以上に監督の言いたかったことはあるだろうか。ラストは将来への希望が見え、心癒されました。
・「いい作品ですが」
二百三高地のヒットにより作られた作品。主題歌も良かったですが真珠湾攻撃のシーンがトラ・トラ・トラの映像を使ってるとこと戦車がこの当時に無かった戦車だとゆうとこが不満でしたね。
・「人間ドラマとしては悪くないんですが・・・」
まず、戦争映画として期待して見ると肩透かしをくらいます。この映画の中心にあるのは、太平洋戦争中の民衆たちの個人としてのドラマです。よって、戦闘シーンははっきりいって同時期の邦画に比べてもつくり込みが甘いと感じました。現に私も初めてこの映画を鑑賞したときは、戦争映画と思って見ましたので、見終わった後、“何じゃこりゃ?”という感じでした。しかし、何回か見ていると人間ドラマとしては秀逸であると気づいたので、星3つです。でも、制作費は相当かけたみたいですので戦闘シーンももう少しきちんとつくって欲しかったですね。ドラマとしては、見て損はしないと思います。
●零戦燃ゆ
・「絶望的な戦いに挑む!」
横須賀海兵隊に入団した二人の若者の活躍と壮絶な結末を描く、1984年製作・『舛田利雄監督』の傑作航空戦争映画。【海兵隊に入団した二人は日本の代表的戦闘機「零式艦上戦闘機」の雄姿を見て、操縦士と整備兵に志願する。日米開戦後、フィリピンのクラークフィールド基地攻撃からミッドウェー海空戦を経て、絶望的な戦いに挑むが・・・・・・。】零戦の設計者「堀越ニ郎氏」など、零戦を巡る人々のさまざまなエピソードを組み込んだ物語。特撮ながら登場機(:模型)も多彩です。石原裕次郎の哀愁のある歌声をバックに、飛行場で燃やされる「零戦」のラスト・シーンに感動!
・「若者に視点を当ててる所が良かった」
古い作品ですが凄く面白いです。戦闘機の内部や照準器・機銃の音など、映像を通じて実際に自分が乗っているような気分に浸れ心地良い。(舛田監督はカメラワークの指示が実に上手)基地での検査や体操のシーンなど細かい部分まで徹底的に表現されてるせいか当時の雰囲気がこちらまで伝わって来る様でした。この辺りは脚本を描かれた方の細やかな神経が良く現れているなと感じました。戦争映画は過去にいくつもし視聴しましたが、大半が上官や古参ばかりに視点を当ててるのに対し、この作品は若者に視点を当ててるせいか青春映画と言うイメージが強いですね。そこが爽やかで良かったと思うのですが。一番衝撃を受けたのは堤大二郎氏(彼は当にハマリ役!)演じる浜田の機体が攻撃をモロに喰らい火だるまになるシーン・・・迫力がありました。そしてこの映画の為に造られたオールジュラルミンのゼロ戦。昔の古い映像が使い回しされてる場面が残念だったので星を1個下げましたが作品的には星5つ付けたい面白さです。邦画の戦争映画では一番好きです。
・「『零戦』とは・・・」
零戦(ゼロ戦)とは、紀元2600年のゼロにちなんで名付けられた名前。この映画のテレビCMには早見優の「このままじゃいけない!」がつかわれていました。しかし映画の中でのこのシーンは特に目立つ場面ではありません。見所は友情出演の加山雄三がゼロ戦の試験飛行をかってでて、太平洋上を急降下。まるで海に吸い込まれそうになって・・。ここがクライマックス。結構見応えあります。『二百三高地』ほどのスケールの大きさはないものの、昭和の“お国”や“軍”に身を捧げる姿は哀しくも美しく描かれています。一度ごらんあれ。
・「一見の価値有りと思います(特撮も上デキ)」
時代考証に若干甘い部分もあるが,当時の撮影技術としては秀逸です。太平洋戦争時代の帝国軍人,技術者,一般国民の姿がきちんと描かれており感銘を受けます。近代の軍事物としては二百三高地,連合艦隊と合わせて一見の価値有りです。ちなみに零戦は正しくは"れいせん"と読みます。
・「奉仕の精神には泣けてしまう」
80歳の母が最後まで見続けた。堤大二郎や橋爪淳、早見優が主演した青春映画ともいえる。戦争の主体は若い兵士たちなのだから。そして80歳の母と同世代なのだ。甦る青春である。けれど本当の主役はゼロ戦である。脚本や演出でなんとか客の入る映画に仕立てようとしても覆い隠せないほどゼロ戦が存在を主張している。ゼロ戦は日本誇りとして、世界最高性能の軍機。これでアメリカに撃って出るのだ。アメリカ機はこのゼロ戦に勝てない。なぜなら、製作思想の違いがあったからだ。人間の命を大切にするために、ぶ厚い鉄板を用いていてために動きが鈍くなっていたのだ。それに引き換え、ゼロ戦の鉄板は紙のように薄い。操縦士の命はいくらでもとって変えようというものだった。これでは性能が良い悪いの比較はできない。しかもゼロ戦が大空の主役だった時期はすぐに終わり、人間を守りながらも高性能な戦闘機がアメリカで開発された。といっても馬力が強いだけの飛行機だが。人の命をなんとも思わない非情の戦闘機だが、ゼロ戦には責任はない。あるのは人間と運命を共にしようという悲しさがあるだけだ。悲しくも崇高だったのは、友人の命を救うべく、彼女の前からわが身を引き合う友情である。女を馬鹿にしているようにも見えるかもしれないが、俺が、おれがと彼女を得るために画策したり女々しくなったりがないのは、とても清々しい。女も馬鹿には描かれていない。その友情をよく見極め、女もまた我が身を捧げようとする。「奉仕の精神」評判のよくない精神だが、他者のために我が身を無にすること、これにはやはり泣けてしまう。
・「この映画はいい」
この監督の戦争映画は好きですが、「人間魚雷回天」と共にすごく好きな映画です。「人間魚雷回天」の方は戦争を直接にも間接的にも経験した俳優スタッフのリアリズムがあるのですが、なぜか1980年前後のこの映画の俳優にも、かなり昔の日本を感じさせるリアリティがあると思います。どちらかというとこの映画のほうが海軍での第二次世界大戦(太平洋戦争)を俯瞰的に描いているので説明的ではありますが、その分、私みたいに戦争を知らない世代にとってはわかりやすい展開でした。もう何回見たことか。。どうしても、悔しいシーンや、感動的なシーンが私を呼ぶのです。また見なさいと。。歴史はすべて「たられば」ですがこの戦争映画を通して、もう一度この映画では描かれていない、日本は何故戦争に突き進んだのか?を自分自身に問い掛けるのは良いきっかけとなることでしょう。たぶんこれ以上の戦争映画はもう日本では作れないと思う。そういう意味で最後の戦争映画といっても過言ではないと思いますし、戦争映画海軍編の総決算的な映画です。何回見ても感動します。残されたものに新しい日本を担ってもらうために特攻していく姿、そう自分に言い聞かせる若者、この気持ちを忘れてはいけないと思います。陸軍の方になりますが、知覧の特攻記念館もぜひ行かれる事をお勧めいたします。あの笑顔、手紙の文章(まず初めに、お父様、お母様、と書く両親への思い)緻密な勉強のノート、書いてある字のきれいさ、など、、いつも自分自身を反省することしきりです。
・「驚愕の副音声を聴きましたか?」
DVD発売は2003年でしたが、最近レビューが増えているのは例の「男たちの・・・」公開の影響でしょう。実は私も(^^;)
本編は私などが論評する資格もないほどの名作。海軍出身の松林監督は言葉遣いなども忠実に再現、役職と氏名入りのテロップも海軍ヲタにはとっても嬉しい。特撮はCG全盛の現代の目から見たらプラモデルでしょうが、1981年の映画ですからケチをつける方が誤りといえます。悲劇を盛り上げる服部克久氏の音楽も素晴らしく、私などは各場面で使用される旋律が頭にすりこまれているくらいです。
往年の名優たちを惜しげもなく起用した配役も最高で、実在の将官役では、山本五十六(小林桂樹)・宇垣纏(高橋幸治)・小沢治三郎(丹波哲郎)・伊藤整一(鶴田浩二)が疑いなくベスト。
さて皆さん!副音声のオーディオコメンタリー聴きましたか?全篇、松林監督が喋りまくるファン垂涎の内容!!絶対お勧め。特に栗田艦隊がレイテを目前に反転北上した理由を推定する件が驚愕です!!これを聴いて私は眠れなくなりました。内容は聴いてのお楽しみです!
・「ずっと手元に置いておきたい作品」
最初にTVのロードショーで見たのが、12歳の頃でした。20年以上経ち、改めてDVDの美しい画像で再会できたことが、まず嬉しかったです。当時、子供ながらに胸を打たれたラストシーン。父親の死を見届け、自らも特攻隊員として死地へ向かう息子。
彼が乗った戦闘機が、静かに雲に消えて行く場面は、思わず「行くな!戻って来い!」と叫んでしまいそうな程、切ない気持ちになります。一つ残念だったのが、特撮がどうしても模型にしか見えず、すっかりCG映像に慣れてしまった自分の目を恨みました。
堅苦しい映画のような雰囲気があり、敬遠されがちなジャンルですが、見ればただただ素直に親子の絆に、戦争により奪われた沢山の人達の未来に、必死に使命を全うしようとした姿に、心動かされるはずです。
・「『男たちの大和/YAMATO』よりも泣けました。」
元日と1月14日(土)の2回、地元のシネコンで『男たちの大和/YAMATO』を観賞しました。部分的には泣けたのですが、私にとって、戦艦大和が登場する太平洋戦争を描いた戦争映画といえば、やはり、この東宝映画『連合艦隊』です。もちろん、1981年の劇場公開時にも観賞しましたし、過去数回のテレビ放映時にも観賞しました。今回、元旦の『男たちの大和』の劇場観賞直後に、『連合艦隊』のDVDをアマゾンで注文して、『男たちの大和』の2回目の劇場での観賞前に見ました。それ以来、何度も鑑賞していますが、本当に名作ですね。
劇場公開時は小学生であったことから、戦艦大和や空母瑞鶴などが登場する、特撮による戦闘シーンに目が向いていましたが、成人した今では、『男たちの大和』以上に重厚なドラマ部分に感動しました。ラスト近くでの中井貴一氏の「お父さん。親よりも、ほんの少しだけ長く生きていることが、せめてもの親孝行です」とのセリフに、松林監督のメッセージが込められていると思います。大和の爆沈シーンや瑞鶴の最期、レイテ沖海戦で瑞鶴から出撃した予科練出身の若き少年飛行兵の最期(その前に、瑞鶴の格納庫内での長門裕之氏をはじめとする整備員たちとの会話シーンもあります)などは、涙が出るほどに感動しました。
『男たちの大和/YAMATO』で初めて戦艦大和を知った方を含めて、ぜひ、大勢の方に観てほしい1980年代の日本の戦争映画の傑作です。
・「戦争映画(邦画)もバカにはできないですよ!」
史実に基づくストーリーの流れも良いのですが、出演されている方々の人間ドラマ(?)も非常に感動的です。婚約者を失った女性がその弟と結婚するというシーンがあるのですが、このようなことは当時実際に数多くあったそうで、私の父の同級生も特攻で命を落とした方の弟と結婚された女性との子供だったそうです。戦争が良いとか悪いとかいうのではなく、ただ純粋に、愛する国や家族を思って戦った人達の気持ちを思うと涙なしには見ることができません。ちょっと古い邦画ですが、ぜひ見て欲しい作品です。
・「犠牲の上に成り立つ平和」
私の祖父は、連合艦隊の外周を守る駆逐艦に乗っていた。まだミッドウェー海戦前のことだ。補給船の護衛に付いた祖父の乗る駆逐艦は、補給船と共にアメリカの潜水艦からの雷撃で、轟沈したそうだ。そんな話を聞いているからかどうかわからないが、この映画を再生して感情移入するのに時間はかからなかった。あの戦争が侵略戦争だったとか、負けて当然とか、そんな政治的解釈はこの映画では不要だ。描かれているのは、大和に乗った水兵達を主人公とし、どんな気持ちで、どのように戦ったのかということだ。次々と占領地域を失い、本土への侵攻が目前となった時、何もせずにはおられなかった若者達、下士官の行動はしごく自然だ。また、伊藤指令が大和最後の特攻を命じられた時に、護衛戦闘機がないのに作戦が成功するはずがないと反発した。それに対し「軍令部総長に、陛下がお尋ねになったそうです。海軍には、もう軍艦はないのか。と。」と反発され、言葉をつまらせたシーンも、伊藤指令の苦悩の決断がひしひしと伝わってきた。軍艦は残っている。だから出撃しないわけにはいかない。そう決意したのだと思う。大和映画は多く存在するし、TVドラマにもなっている。しかし、今回のように兵士を最優先で追いかけた映画は、この作品が初めてだと思う。多くの戦死者を生んだ太平洋戦争。私達は、幸運にも生き残ってくれた国民の末裔である。生き残ってくれた祖先たちは、皆、一人一人が使命をもって生きてきた。国を立て直すための使命である。その祖先達が築いてくれた平和を、私達は忘れかけてはいないだろうか。有り余る平和を弄んではいないだろうか。そう考えさせられる作品だった。もう3回観ているが、何度観ても冒頭から流れ出す涙を、止めることは困難だ。
・「「死に方用意」の意味、意義」
エンドロールのときも、いつもはほとんどいなくなってしまう館内が、立つ人も少なく、最後の最後まで、皆さん映画を噛みしめていたようです。涙が乾くのを待っていたのかもしれませんね。こんなに涙した映画は今まで無かったですね。そういう年齢、立場になったのかなぁ…。
下士官や十代の若者に物語を絞ったことで、素直な人間感情を発散できる癒しの作品に浄化しました。
加害責任の後ろめたさを感じながら見る、今までの悲惨さを前面に出す日本の戦争映画とちょっと違って、世代の受け渡しを、最初と最後の話を入れることによって、「死に方用意」の意味、意義を素直に受け止めることができました。
同時に、自分たちがこの「日本で生きている」ことを突きつけられる厳しい投げ掛けでもありました。「平和」とか「生きる意味」とか「誇り」とか考えさせられます。とりあえず、「真面目に生きていこう!」と思いました。
どちらかといえば苦手な長渕剛の歌も、なんかいいなぁ、と不覚にも思ってしまいました。音楽は久石譲だと知らずに見ていました。エンドロールでびっくりです。非常に耳になじみやすい、アイルランド民謡風の、日本人の琴線に触れるいいメインテーマです。前半から涙腺緩みっぱなしのこの映画に浸るのにとてもよかったです。
俳優では松山君が良かったですね。
最後に 「先人たちの失敗から学ぶ」。 それを絶対忘れてはいけません!
・「鎮魂の一篇。」
公開当時、『戦艦大和』のCGの精緻さや、オープンセットの迫力だけがインプットされていて、それほど興味はありませんでした。CGと分かっていても、『戦艦大和』の細部にわたりよくぞここまで再現したものです。最期の出撃となった‘沖縄戦’の壮絶な戦闘シーンもかなりリアルなものでした。
それにしても、まだ子供といってもいい面影の青年たちの『戦艦大和』での在り様はただただ痛ましく、溢れる涙を堪えることが出来ませんでした。戦争とはこんな凄惨な出来事だと、そして有為の大切な人々の命がいとも簡単に損なわれるという事を改めて認識しなければいけないと思いました。
大切な祖国を、大切な人を守るために我が身を以ってその魁とならん・・・なんと純粋で清冽で悲しい決意かと思います。
日本人として、又、人として決して忘れてはならない物語でした。是非お勧めします。
・「英雄ではない艦と兵士たちのドラマに感動」
日本人にしかつくれない映画だと思います。ロンゲストデイもUボートも戦争映画として傑作ですが、アメリカともドイツとも違う日本の視点での映画、しかも過度に英雄的に描かず、個々の人の気持ちを丹念に描いた作品だと思いました。 最も感心したのは大和が全く活躍しない点です。もちろんCGやモデルで描かれた大和は出て来ますが、ちっとも英雄的に描かれない。敵機をどんどん落とすとかそういうシーンが無い。大和が破壊されるシーン、兵士たちが死ぬシーンが連続します。兵士たちの死もピアノのソロで泣かせるセリフをはきながらなんて一切無い。これは映画監督として脚本家として自分の手を縛りながら心で絵を描くような作業ではないか、と。それは伝わりましたね。 また、この映画の特徴の一つはアメリカの視点が一切無いことですが、それが逆に家族を守るために戦った兵士たちの気持ちを表現するのに寄与していると思いました。アメリカの視点、日本の指導者の視点、それは他の作品に任せればいい。それぞれの真実があるはず。 演技陣も熱演ですし、音楽は久石譲。金払って観るだけの値打ちは充分にある映画です。お勧めです。
・「薄れゆく記憶の中、彼らの想いを今一度・・・。」
戦後60年以上が経ち、戦争を語ることのできる人間が少なくなってきている今だからこそこうした形で戦争を語ることは大切だと思う。自衛隊協力というだけあって、戦闘シーンも迫力があるが、それ以上に人間ドラマがすばらしい。厳しいながらも部下を気遣う上官の愛情、一兵士として、仲間として、そして友としての想い、残してきた家族への想い、それらが上手く絡み合い、戦争という名の下に散っていった彼らもまた戦争の犠牲者であるということを痛々しい程に感じた。
それにしてもまだ酒も飲めないような若者が次々と苦痛の悲鳴をあげながら死んでいく姿はあまりにも悲しすぎる。戦争という薄れゆく記憶を残すという段階に来ているということは、世界に比べ日本が平和であるという以上に月日が経つことの残酷さも覚えた。
様々な問いを今の日本にストレートに投げかけてくれる、非常にいい作品でした。
・「空戦映画の名作」
本土防空戦での紫電改部隊の壮烈な活躍を描く。松林宗恵の演出もドラマ構成もしっかりしているが、円谷英二の特撮も見物。戦艦大和と最後の護衛をする紫電改との邂逅も空戦シーンも特撮史上に残る。公開当時はこちらの方が話題になったが、紫電改部隊の離陸シーンもかなり丁寧に作り込まれた特撮シーンである。3人の大尉(加山雄三、佐藤允、夏木陽介)のキャラクターも、また脇役の渥美清や西村晃の熱演も忘れ難い。東宝の数ある空戦映画の中でも名作である。
・「紫電改のタカ・・(^_^;)」
太平洋戦争末期、四国愛媛県は松山に実在した海軍三四三航空隊の物語。
悪化する戦況、奪われた制空圏の奪還のために南方戦線から腕利きパイロットたちが松山に集められた。
映画前半は航空隊編成までの苦労談。後半はB29、P38、F6Fの大襲来を迎え撃つ空中戦・・
沖縄水上特攻の大和を見送り、4機は最後まで同行した秘話も紹介される。
「源田 実」と思しき海軍参謀が「千田」として三船敏郎が好演。
小隊長になる佐藤 允、夏木陽介、加山雄三の演技もいい。
部下の西村 晃、渥美 清もいい味を出している。
「太平洋の翼」というよりは「紫電改の翼」と言うべきか、
あるいは、やはり三四三航空隊を描いたちば てつや作の人気漫画「紫電改のタカ」の実写版のような映画である。
円谷英二の特撮も冴え、離陸シーンがいかにも(^_^;)・・の他は、空中戦シーンなど米英合作の超大作で実物を使った「空軍大戦略」にも勝るとも劣らない出来である。
過日、愛媛県南レク公園の日本に唯一現存の「紫電改」を見る機会があった。「新品同様レストア」でなく、墜落時の面影を残して曲がったプロペラ、欠損した尾翼など、戦争の激しさ、痛み、悲しみが伝わってくるようであった。
日本を最後まで守った「紫電改」この映画だけでなく、こういった実物も見学をお勧めする。
・「制空権の奪還を試みる!」
零戦にかわる新型局地戦闘機「紫電改」で米軍機を迎撃して、制空権の奪還を試みる松山基地「343航空隊」の活躍を描く、1963年製作・「松林宗恵監督」の航空戦争映画。【千田航空参謀(主演:三船敏郎)は松山基地に精鋭パイロットを集め、零戦に代わって登場した新鋭機「紫電改」で制空権の奪還を試みて、初陣を飾るが・・・・・・。】紫電改の実物大が登場するが、ほかは模型による特撮場面も多い。特撮技術の印象が安っぽく感じるのは非常に残念!特攻に反対する千田参謀の命令を無視して大和護衛のため沖縄へと出撃する安宅大尉(主演:夏木陽介)・帰還命令を無視して「B29」の編隊めがけて出撃する滝大尉(主演:加山雄三)など、戦局の悪化に伴い敗戦の色濃い年代を背景にした物語のため悲愴感が漂う作品です。
・「反戦映画だね。」
当時7歳だったが父に連れられて観に行ったような記憶があります。三船や加山関連の映画を極めたいので今回改めて購入して観ました。今この時代だから言えるのでしょうけれど大まかなストーリーは反戦の思想があって判るのですが、作りはあくまでも娯楽という感じ。敵に撃たれて死んでいく戦友や部下の直後に無駄死にのようなセリフや多少の犠牲は当然だのようなせリフを言っている場面もあったりで、当時(昭和30年代)の時代性を感じた。未だ禁止用語や差別語のような規制も無かった時代ではあったでしょうが、もう少し真摯に戦争を受け止めてもらいたかった。少し違和感を感じてしまいました。 特撮場面は一生懸命に作っているという印象があって、CGが一切無い時代の特撮こそ「作る」ことの大切さを実感できる貴重な画像だと思いました。
・「実は反戦映画」
勝ち戦の間は戦争の実態がわからず、大敗を喫して初めて「これが戦争だ」と知る。しかし、軍の上層部は敗北を秘匿し、戦争の実態を知ってしまった者は、再度最前線へ送り出し、生きて帰らぬよう仕向ける。この展開が恐ろしい。海底に沈んだ空母の艦橋で亡霊が会話する場面も、ある種の無常観の現れだと納得してしまう。一見、派手な戦争映画と見せながら、後半からトーンが変化し、ラストで実は反戦映画であったことが明らかになる。凄い。
・「凛として・・・。」
《連合艦隊》を撮った松林宗恵監督の昭和35年公開の作品です。このDVDも監督の副音声付です。主演は夏木陽介。共演は三船敏郎、鶴田浩二このテの作品には欠かすことの出来ない佐藤允(若い!)も出演しています。
・「日本側からみた真珠湾」
僕はブラヂル生れの2世です。この映画を見て友達のブラジル人が感動していたの覚えています。なぜかというと60年代にはアメリカ映画に出てくる日本人わ血も涙もない悪魔みたいに画かれていたのにこの映画でわパイロツトたちは 血も涙もある人間であり、そして 強い友情出結ばれていたことなど 当たり前のことなのに関心していました。21せいきの今でも日本で生れて海外でいろいろもまれたことのない人たちにわ考えられないことでしょうがまだまだそんな当たり前のこともしらないしとたちがせかいじゅうにたくさんいますよ。ですからもhとたくさんのひとに みて もらいたい さくひんです。
・「充実の音声特典!」
この作品はレーザーディスクやビデオでも以前、発売されていましたが、このDVDが発売されるまで、しばらく見ることが出来なかっただけに待望の一枚でしょう。ここではこのDVDの音声特典についてお知らせしましょう。松林監督の音声解説も収録されていますが、何といっても、音楽(BGM)のステレオ版が収録されていることは特筆に価します。団伊玖磨氏作曲の戦争映画のサントラとしては「太平洋奇跡の作戦キスカ」とならんで人気の本作品。このステレオ音源は以前から東宝で発見されたことは伝えられていましたが、今回が初の商品化です。レコードやビデオ、LDで、しかもモノラルでしか聴くことが出来なかった、名曲がこのDVDではステレオでしかも、効果音なしの音楽だけで聞けます!
・「山口多聞少将・・・」
今までに真珠湾・ミッドウェーはいつも山本五十六を中心に展開されていたのだが、空母飛龍の加来艦長と山口司令官を機軸にしているのは面白い。とくに、山口長官は将来の連合艦隊司令長官候補の最有力と考えられ 堂々と意見具申、「我、航空戦の指揮を取る!」とその立場・行動ははっきりと日本海軍が進むべき道を示していた。
一点、誤りがある。山本長官の訓示は日本海海戦の東郷長官のそれとは違う。
・「考えさせられる作品」
戦時中に制作された作品で日本軍が真珠湾とマレー沖で米国と英国に大勝利する。考えさせられる作品で『ムルデカ』や『トラトラトラ』を観た時のような高揚した気分はない。当時は古き良き日本が暴走した時代、現在は古き良き日本を忘れてしまった時代だと思う。作品の根底には質素倹約、家族愛、国と故郷を思う心、不屈の精神、頑張りの心など普遍的なテーマが描かれている。現在を生きる我々が学ぶ点は多い。ハリウッド映画好きにはお勧めである。なぜなら現在のハリウッド映画は米国を主人公にしてこれと全く同じ手法で作られているからである。この作品が偏っているのならハリウッド映画もまた偏っていると言える。その一点に気づくだけでも一見の価値があると言えるだろう。
・「最高だぜ!!」
戦時中の昭和17年の映画なので戦争賛美のシーンが多いですが、円谷英二の特撮の出来は素晴らしいです。はっきりいってやばいくらい格好良いです。特撮のシーンには本物の零式艦上戦闘機や九九式艦上爆撃機、九七式艦上攻撃機、九六式陸上攻撃機などが登場し、軍用機に興味がある方はもう萌え萌えです。ちなみに機動部隊旗艦の赤城や他の航空母艦も実写です。最初の方はつまらないですが、真珠湾攻撃とマレー沖海戦を描いた後半は最高に面白いです。大迫力の映像に目が放せません。ラストは艦長の台詞が終了すると軍艦行進曲が流れ、帝国海軍連合艦隊艦艇の迫力の演習の様子を実写映像で見ることができ、高雄型重巡洋艦や最上型(?)重巡洋艦、陽炎型駆逐艦の快走。さらには戦艦「陸奥」「伊勢」「山城」の編隊航行が見れます。この「陸奥」が40cm主砲をドカドカ撃ちまくります。もう最高でした。軍事マニアや特撮マニアの方、この作品を見て、酔いしれてみてください。かなりお勧めの一作です。
・「大東亜戦争の「イデオロギー」的な基盤が見える。」
この映画は現在でも手に入る貴重な国策映画である。そして、上記のレビューにもあるとおり既に負け戦が始まっているさなかに国民を欺きつつ製作された映画である。
勝ち戦を描いた余裕なのか狂信的名な戦争賛美や反米・英的なプロパガンダは全くない。アジアの盟主としてアングロ・サクソンへの戦いを挑むというその時の日本人の余裕がある「イデオロギー」がその基盤にある。
僕が従事する金融の世界では、日本の金融の自由化はアングロ・サクソンへの「再度の敗北」と言われてきた。事実、年功序列・終身雇用などの日本人の経済活動の「イデオロギー」の基盤が失われようとしているのである。
ミッドウエイでの敗北以降の負け戦の中で失っていく誇り高きアジアの盟主としてのプライドの喪失を「神風」などとのスローガンで乗り越えんとしのであろう。事実、マレー海戦の際には、レパレスやプリンス・オブ・ウェ-ルズの沈没地点にて日英双方の犠牲者をいたみ、日本海軍は花束を海に手向けている。
戦後日本の「イデオロギー」が消え去ろうとする時、現代の日本人はいかなる価値観を自分の規範にするのであろうか?
戦前の国策・戦争映画のDVD化を望んでやまない。
・「地獄の黙示録も・・・・」
マレー沖海戦場面で96式陸攻機がイギリス艦隊に襲い掛かる直前の場面は、地獄の黙示録で空騎兵が音響作戦(ワーグナーのワルキューレの騎行)を行うシーンで使われている。コッポラ監督もこの映画を参考にしたのではないかと考えられる。見た後の爽快感がなんともいえない。やはり力の象徴である軍事力は必要でないかと考える。
古き良き時代の日本が映し出されていて、現在の若者と対比すると考えさせられる。
・「円谷特撮のはじまり」
はじめ真珠湾攻撃を再現し、奇襲攻撃1周年を記念し封切られる予定でしたが、海軍省の注文でマレー沖海戦(海軍陸攻隊がマレー沖でイギリス海軍のプリンスオブウエールズとレパルスを撃沈した)を追加した映画となりました。(したがって話の流れは多少無理があります)まぎれもない国策映画ですが、戦後も活躍する藤田進、原節子、またクレジットにはでてきませんが、木村功が予科練習生で出演しています。映画ファンとしては円谷監督の特撮でしょう。かずかずの特撮映画の元はこの映画や「加藤隼戦闘隊」「雷撃隊出撃」にあったと言えるでしょう。
・「相変わらずコメンタリー」
で監督の話が、いろいろと飛んで、面白いです。この監督のDVDはこのオーディオコメンタリーに隠れたファンがいると思いますが、途中、かなり危ないことを言っているのか、カットされております。
しかし海軍の余談話は本当に面白いです。そういう見方のできるDVDだと思いますよ。ちなみに「ローレライ」の監督もコメンタリーに参加しております。「女は乗せない神聖な場」の例外任務ですが、この女優の裏話も面白いですよ。
・「8月5日は潜水艦イ-57鎮魂の日」
物語の中でイ-57が永遠に旅立つ日が広島への原爆投下前日、8月5日というのは象徴的である。
とはいえ、あくまでも娯楽作品である。「轟天建武隊は降伏せず!」。ラスト近く、敵駆逐艦群に突撃を試みんとするイ-57河本艦長(池部 良)の「日本潜水艦イ-57は降伏せず 戦闘を開始する」という命令は、17年の時を経て「轟天号」(『海底軍艦』)建造中の神宮寺大佐(イ-403艦長)に達していたようであるし、本作品と同時にリリースされた『太平洋の翼』では硫黄島から脱出する安宅大尉(夏木陽介)を迎えに来た潜水艦(艦番不明、イ-57と同型?)の艦長をやはり池部氏が演じている。本作品をきっかけに「東宝特撮映画パラレル・ワールド」をあれこれと楽しんでみてはいかがであろうか。終戦間近、この時期“ゴジラザウルス”もマーシャル諸島ラゴス島でやがて『ゴジラ』となることも知らずにただ一人(一頭?)傷を癒していたと記憶している。
ホンモノよりもホンモノらしく見える特撮のリアリズム。CGでは得ることが難しくなった“被写体の存在感”を心行くまで堪能できる作品である。
・「溜飲が下がる戦争映画」
といっても、戦争・戦場が美化されている映画ではありません。玉砕必死の孤島から日本兵を撤収させるという最初から負け戦のお話。組織内のプレッシャーや嘲笑に晒されても、黙々と作戦を遂行した三船敏郎演じる指揮官の姿には会社人なら感じるところがあると思います。「名誉の戦死」を覚悟していた守備兵が迎えの船を見て落涙するシーンは感動的。
・「日本の戦争映画最高傑作」
だまされたと思って見て欲しい。緊張感のあるストーリー、臨場感のある画面、迫真の演技、日本の戦争映画の最高峰である。霧の中の突入シーンなど、円谷特撮の白眉と言っていい。
最後のテロップが、何とも小気味よい。その結果(映画を見て欲しい)25名の戦死者と60名以上の負傷者が出たそうである。また、映画には出てこないが、立ち去り際の日本軍が建物に「ペスト患者隔離収容所」の看板を立てておいたところ、あちらさんはパニックになり、あわてて本国からワクチンを送らせたとのこと...。やる時はやりますな、ご先祖さんたちも。
・「撤退は進攻より困難である」
…という言葉を昔どこかで知りました。この映画を最初に見たのは、もう数十年前のTV放映でしたが、その当時はまだキスカ撤退経験者の方がご存命でいらして、本編前にその当時の想い出話しをなさっていたという記憶があります。そしてこの映画の公開当時、エンドマークが表示された瞬間、劇場は満場の拍手に包まれたとか。日本軍が誰も殺さず、何も破壊せず、なおかつ爽快なハッピーエンドを迎えるという、戦争邦画史上稀に見る傑作と言えましょう。 ちなみに私の落涙ポイントは、いよいよ撤退というさ中、ある一兵卒が、地中に埋めていた食料を掘り起こしながら、残していく犬たちに「さあ、いっぱい食べろ。死ぬんじゃないぞ!(生き延びろよ、だったかな?)」と話しかけているシーン。と、胸に抱いた戦友の遺骨に「家に帰れるんだぞ」と優しく話しかけていた兵士のシーンでした。あの犬たち、その後の米軍の爆撃を受けてもしっかり生き延びていたんですから!凄い!!
・「「敵兵二十名掃討す」」
などの戦闘の様子や家族・知友人への思いを綴った日本兵の日記がアッツ島でアメリカ軍に拾われた。この日記の翻訳は多数のコピーがとられアリューシャン列島を奪還する部隊の米兵たちにある種のお守りのようにでまわった。米兵たちは日本兵を恐れていた。だがこの日記のコピーは「敵も同じ人間だ」と米兵たちの思いを強くしたに違いない。
濃い霧の中をおっかなびっくり攻めてくる米軍の意味合いがまた味方のキスカ守備隊を全員生きて帰還させるための努力と犠牲、そして生還の喜びが玉砕の島アッツ島とのコントラストの強さと相まって「米軍を出し抜いた爽快感がある戦争娯楽作品」から自身の中ではある種意味合いが変化した希有な映画となった。
蛇足になるかもしれないが、アッツ島にいた先住民は日本軍の占領後に北海道へ(捕虜として)避難させられたがかなりの人が気候風土の違いなどから病死。戦後もアメリカの対ソ戦略や環境保護の名目などで故郷への帰還は許されなかった。
・「好きです」
撤退作戦のために南方から駆逐艦を増援で送ってほしい。5隻まわしてくれなきゃ、マストに白旗を立てるだの、頭から湯気出して怒鳴られたら、「人間少しは怒ったほうがよい」なんてむちゃくちゃな話。「缶詰工場に間借りした提督は、日本海軍始まって以来です」「はは、ほかの国にだってないだろう」「赤レンガの質屋にでっかい軍艦預けたんなら、もっとかっぱらって来れただろう」なんちゅうやりとりだ。むちゃくちゃな話だけど、何とはなしにリアリティがあるからたいしたものだ。懸命に仕事をするには、ユーモアは必要やね。映画も楽しんで作らんとね。
・「決起工作に奔走する、青年将校たちの熱意と狂気を描く傑作!!」
近衛師団長惨殺シーン、三船敏郎演じる阿南陸相の自決シーンは目をそむけたくなるほどの迫力がある。この作品が白黒で良かったと思う。
決起工作に奔走する青年将校たちの軍服の、脇から背中を黒く染める汗の描写。額に光る玉の汗。参謀飾緒をはねあげながら、長い坂道を自転車で駆け上がる彼らの異様なエネルギー。おそらく実戦経験がなく、目の前に広がる本土空襲の災禍も国民の窮状も理解しようとしない彼らが、なお、国家のためと終戦阻止の決起に情熱をかける。ここには「敵を知らず、己を知らず」自分の都合のままに主観的感情的な戦争指導に暴走した昭和の陸軍軍人の典型が浮かび上がる。目をむいて、激情のままに行動する畑中少佐を黒沢年男が力演。「貴様の純粋な心には感銘する」と不本意ながら決起工作に協力する井田中佐の言葉は、畑中少佐ら決起派将校の心情を解く「鍵」となっている。彼らの決起工作は「こうなるであろう」「こうあらねばならない」という主観に立って構成され、国を思う我々の工作が成功しないはずがない、という自己陶酔に支えられている。名作である。
・「見事な演出と演技陣」
終戦前夜から当日の軍内部の姿を描いた超大作。東宝の8.15シリーズ最初の作品であり、大宅壮一の同名小説を岡本喜八監督が見事に描いている。主演は当時の東宝オールキャスト総出演で三船敏郎と黒沢年男2人の真剣な演技に当時の軍内部の葛藤が見事に再現されている。あえてモノクロ作品で撮ったことにより、出演者の表情が鋭く描かれています。岡本喜八の才能に脱帽します。長い長い1日であったろう時の流れが、我々見る側も手に汗を握って同時進行します。最後に流れる天皇陛下の玉音放送の中、悲しい結末を迎え長い1日が終わります。
・「すさまじいド迫力」
東宝俳優のすさまじいド迫力、圧倒的な存在感にただただ脱帽。何なんでしょうね、この緊張感は。この当時の日本映画は本当にすごいですね。とにかく感想にならないくらいに圧倒されました。ドキュメンタリータッチで玉音放送までの1日を描いているのですが、戦闘シーンなどがほとんどある訳でもないのに引き込まれていきます。監督の手腕・名優の演技・脚本等全てがすばらしい(黒澤年男の演技がちょっとおおげさ?)。現在の日本の映画界ではリメイクしても、ここまでの作品には仕上がらないでしょう。テーマもはっきりしていますしね、必見です。
・「毎年8月にはテレビ放送するべき作品」
内容の素晴らしさについては既に皆さんレビュー済みなのでトリビアを、
「一死以テ大罪ニ謝シ奉ル、神州不滅ヲ確信シテ」と書かれた阿南陸相の遺書は劇中にあるように割腹の際、血に染まった、遺書と自決に使われた短刀「靖憲」はその後靖国神社に奉納され、現在は境内の博物館「遊就館」に展示されています、目立つ形の展示方法ではないので行かれる方は終戦時展示室ではよく観察してください、なお陸相の書体は実に見事なものです、
天本英世演じる過激将校は戦後ずっと逃亡を続け時効後に鈴木亭に謝りにいったと伝えられています、
陸軍が主張していた本土決戦で一度は敵に損害を与えた上での講和には一理あります、すでにアメリカ国内では米兵の損害累増に厭戦気分が高まっており、もし本土決戦が行われれば万単位のアメリカ兵の戦死・戦傷は必定だったわけで(もちろんそれに倍する以上の損害を日本は受けたでしょう)、もし昭和20年秋まで戦争が長引けばポツダム宣言以上に譲歩した講和条件を連合国側が提示した可能性はとても高い、もっともその時には3発目4発目の原爆、そして北海道は完全にソ連が占領する形になったでしょうからプラス・マイナスを考慮すれば8月15日は遅すぎたとはいえ時期としては的を得ていたと考えます、
・「(玉音盤)終戦放送阻止に暗躍した陸軍の行動」
かつて、東宝が8.15シリーズとして毎年夏に公開していたシリーズの第一作目。以降のシリーズより、最も重圧でリアリティーのある展開で進展していく。昭和の日本の夏を描かせたら、天下一品の岡本喜八監督の演出は、ここでも十分生かされてます。娯楽重視の邦画全盛の公開当時は、「内容墳珍」などと言われたそうですが、ありのままの完璧なドキュメント作品として、申し分ないくらいの仕上がりだと思います。現在では到底、作れそうにない演技陣たちの緊迫した表情や鬼気迫る陸軍兵たちの動き。ここへ出てくる黒沢年男、等の演技はアカデミー男優賞なみであります。
再度、終戦放送にまつわる真実を、この作品でご覧頂きたいと思います。真相に衝撃をうけることマチガイなし。
・「Worth watching several times」
"Tora! Tora! Tora!" (1970) is a recreation of the events leading up to and the Day of Infamy displayed from both sides of the attack on Pearl Harbor. Naturally there will always be people that are not satisfied with the accuracy of this recreation. There is a little controversy due to the collaboration between American and Japanese filmmakers causing some compromise of having both sides of the story in one film. Other than a will paced film that keeps your attention, the real surprise is all the DVD goodies. The most important is the running narrative. It does some of the explaining of the differences between this film and reality without making excuses. After watching first with out the narrative, then with the narrative, it is time to watch it again and notice the points made on how the scenes were shot, the people picked and how they attempted to make the bulk of the film comply with history as we remember. It does not make sense to repeat the narrative or the story in this review. Let's just say you will not be disappointed with the movie or all the DVD goodies.
・「おいしい場面のそろった五十六」
いきなり新潟の川舟のうえで逆立ち。茶目な海軍の将官である。海軍次官としては三国同盟に反対して、陸軍に憎まれる。敵を知り、合理性を備えた面が描かれる。 連合艦隊司令長官になってからは、真珠湾・ミッドウェーと息つくひまもない。黒沢年男演ずる若い海軍士官の話もからめて話は展開する。加山は艦攻隊長。田村亮は戦闘機乗りである。ソロモン諸島を巡る攻防戦は、消耗戦の様相を呈する。 前線視察の一式陸攻二機。護衛の6機の戦闘機。迎撃する双胴の悪魔P-38。ジャングルに墜落する陸攻。炎上し、黒煙の周囲を旋回する戦闘機。 印象的な場面で綴るよくできた映画だと思う。三船の演技が好きだ。
・「白服への憧れ」
何といっても響きがいい。一度、声に出してみて下さい。「れんごうかんたいしれいちょうかんやまもといそろく」。官職と名前を並べただけなのに、ある時代に夢見るころを過ごした男のコたちにとってこれほど心地よく響くタイトルはないでしょう。先代の松本幸四郎氏演ずる米内海軍大臣が言うように、それほど「山本」は「司令長官」にピッタリだったのですね。
「百戦百勝不如一忍」。長官が筆勢も鮮やかに揮毫するシーンが心に残ります。元の句はこのあとに「万言不当不如一黙」と続くのですが、「どうしても艦隊(国家)同士が戦わなければならないならば、相手がそれ相応の損害を覚悟しなければならないだけの戦力をこちらも持つ。それによって(日米)開戦を回避する」という長官の信念である戦争抑止力としての「現存艦隊( Being Fleet)」思想がよく描かれています。
公開当時(1968年=昭和43年)レヴュアーは小学6年でした。よくわからない史実描写も多かったのですが、三船敏郎氏が身を包む東宝こだわりの“二種軍装”のカッコよさったら!!!男のコはいつの時代も凛々しさに心トキメくものです。白服のイメージは37年を経た今もなお色褪せていません。
前線視察に赴く長官搭乗の一式陸攻。護衛する6名の零式戦闘機パイロットのひとりには時空を超えてモビルスーツを駆ることになる“シャア大佐”、若き日の池田秀一氏演ずる声の大きな本田三飛曹の姿も...。
12月8日は長官立案・実施の真珠湾攻撃当日。リリースの日がこれほど待ち遠しく思える作品は最近少なくなりました。
・「東宝戦争映画の秀作」
真珠湾攻撃からソロモン海の戦いまで、山本五十六の作戦がドラマチックに描かれており、ミッドウエー海戦、南太平洋海戦の経過などもわかりやすい。仲代達矢のナレーションがタイミングよく挿入されている。出演者がいずれも芸達者が揃っており、「七人の侍」で三船敏郎と共演した俳優も少なからず出ているので探し出してみるのも一興。円熟した頃の円谷英二の特撮も楽しい。この頃、円谷は怪獣ものは後輩に任せて本作に力を入れていた。「太平洋の嵐」などの過去の作品のシーンも使用しているが、円谷英二の技量を示す作品に間違いない。数ある戦記映画の中で、戦史入門、特殊撮影、わかりやすいドラマ展開の点で秀作である。特にミッドウエイ海戦の展開は戦史書とやや異なる部分があるが、切迫した状況を伝える上で必要な脚色であると思う。ワイド画面で見るべき秀作である。
・「山本五十六を知る」
昔まだ若かった私は真珠湾に始まりミッドウェー海戦等山本五十六の存在を国粋主義者のイヤな奴だと感じていました。今思えば歴史も良く知らず浅はかでしたが、太平洋戦争に関わった軍人、政府が皆戦争に苦しみ国の行く末を思い悩んでいたのだと考えるようになったキッカケをもらったのがこの作品です。昭和天皇が悪いとか、陸軍が悪いとか、あれこれ思ったこともあったけど、日本全体で戦争に突き進むのを個人で止めるのは至難の技。政治とは無縁なんて思わず選挙に行って慎重に議員を選ばなくちゃいけませんよね。
・「寡黙な名将。」
昭和28年製作、芸術祭参加の本作です。連合艦隊司令長官・山本五十六の在りようを軸に三国同盟からブインで航空機事故で急逝するまでを、当時の記録フィルムを交えながらむしろ淡々と物語は進行してゆきます。
・「日本航空映画史上に残る空中戦!」
海軍の「零戦」に相当する日本陸軍の代表的戦闘機・一式「隼」戦闘機を操縦し、撃墜王の名をほしいままにしてビルマで戦死された「加藤建夫隊長」の生涯を描く、1944年製作・「山本嘉次郎監督」の日本映画史上に残る傑作航空戦争映画。隼戦闘機隊(:飛行64戦隊)の活躍を中心に研究熱心さや部下への思いやり等、加藤隊長(主演:藤田進)の人間性も交えた伝記的物語。捕獲した実機の「カーチスP−40ウォーホーク戦闘機」と「ブリウスターF2Aバッファロー艦上戦闘機」を撮影に登場させた、実戦さながらの迫力ある空中戦がみどころ!日本航空映画史上に残る傑作作品と思うが・・・・・・。
・「最高の映画」
航空ファンとしては、実機が縦横無尽に出てくる様子には感激します。また、当時の戦闘機乗りたちの様子については映画のとおりだろうと思って見ました。コーヒーについてのうんちくなど、秀逸。加藤隊長の部下想いの様子など人間性も描かれており素晴らしい。当時の飛行機にとって、航法がいかに大事かということなど、興味深い事実もありました。昔の戦闘機って原っぱに着陸できるなど、おおらかでよかったですね。
・「マニア必見」
特撮の円谷プロだから特撮が多いかと思いきや、戦利品の実機を落としてみたり、その迫力たるは半端ではない。本来はプロパガンダ映画として作られたはずだが、その意図はあまり感じられず、アメリカ映画のほうが危険思想に満ちているとさえいえる。それもあって、陸軍省も海軍省もフィルムを提供してくれなくなったわけだが。それはそれとして、ミリタリーマニアだけではなく歴史的資料としても、絶対みる価値はある。
・「一つのなぞ」
話の展開といひ、特撮といひ、当時としては見事な映画でせう。特に空中戦の実写映像は他を以て替へられませんね。それはさうと、映画中で加藤隊長就任(実は再任だけどね)の際に隊員によつて部隊歌(加藤隼戦闘隊の歌)が歌はれるシーンがあります。このシーンは昭和16年4月のことです。この映画の解説でも言及があつて、後に感状を七度受けたと歌はれてゐるのが、この時期ではまだ二度だつたので、歌詞もさうなつてゐるといふ話が出てきます。でもこのときこの加藤部隊に「隼」はまだ配備されてゐないのですよ。配備は16年8月です。映画中でも、加藤隊長就任後数か月を経て最新鋭機「隼」が配備されたといふ話になつてゐます。しかし最初のシーンの部隊歌ですでに「隼は征く、雲の果て」と歌はれてゐます。隼はまだないのに、何ででせうかね。加藤隊長が最初に登場するときも、固定脚の九七戦に乗つてゐるといふのに。
・「一式戦の燕返し(^_^)v」
一式戦隼の大ファンであります。この映画『加藤隼戦闘隊』でも出てくる一式戦の華麗なる燕返しのモノケロ映像に目が釘付け間違いなし。一式戦というところが抜群です。エンジンナセルに機関銃の銃口二つ。少し盛り上がっているところに、一式戦の魅力が詰まっています。 レシプロ戦闘機は、近くでは知覧平和記念館で観ることが出来るのですが、小生の産まれる前、60年以上も前に、これを乗りこなし空戦を繰り広げておられた先輩方に畏敬の念をいだきます。 それにしても、重爆や輸送機もろもろ実機か出てくるだけでもう大感激です。凄いの一言。それに撮影の素晴らしいこと。たいへんなロケが想像されます。映画を越えたものを感じます。 この物語では、悲観という言葉は相容れない、当時の若者達のひたむきさと優しさ。もう何とも言えない味わいです。コーヒーミルでコーヒーのうんちくをみんなに隊長が談笑されるシーンには、思わず涙です。併せて、水木しげるさんの『ラバウル戦記』も読んで観て欲しいです。
●血と砂
・「いよいよ来たか」
ホントにメジャーじゃないし、ホント人気もないようだけど、これはまさしく本物の映画です。賛否はあるかもしれない、喜八本人は違うと言うかもしれないが、私は独立愚連隊や肉弾よりすごいと感じています。はじめ戦い方等、まるでわかるはずもなく少年軍楽団として曲を引き続ける彼らは、熱く暖かく引っ張ってくれる曹長(三船敏郎)達によって兵士として、人間としても成長しようとするわけです。しかし戦争という災禍はお国のためとはいえ、生きたいと望んだはずの彼らを決して見逃してはくれませんでした…。最後の銃撃戦のシーンで軍楽団が奏でる曲は、断末魔の叫びでもあり、彼等自身へのレクイエム(鎮魂歌)でもあったように思います。この場面は声も出ませんでした。そして最後の慰安婦の言葉。この場面にこの映画が訴えたかったすべてがあるのです。出演者は文句なし!もっと評価されるべき傑作です! 最近の興行記録ばかりが重視されたカラッポの映画ではなく本物を見ませんか?
・「岡本喜八流!痛快戦争映画!!」
岡本喜八監督には命のエネルギーを感じさせる作品が多くあります。この作品も魂の叫びといった印象を受けました。太平洋戦争終戦間際の東南アジアを舞台にした戦争物ですが並の映画ではありません。岡本流に戦争をかみ砕き、戦争を知らない世代へと投げかけてきます。製作されたのは昭和40年の作品ですが、戦後から20年をたち戦争を実体験した現役世代と、未体験の若者世代がせめぎ合う時代であり、この頃の戦争映画には魂がこもっている作品が多く見受けられます。現在では確かにCG技術の発達によりリアルな映像表現はされていますが、何か薄っぺらさを感じるのは製作者サイドに戦争体験者がまったくいないせいでしょう。岡本流の戦争はとてもコミカルでユーモアがありながら、やるせなくも悲しい内容です。決してリアルではありません。戦時中にも関わらず敵性音楽ジャズと敵性言語英語が作品で使われているのは設定は変ですが、戦争をスピルバーグ調に単にリアルに表現するのではなく、シニカルに捉える岡本流の表現なのでしょう。温故知新といいますが、最新のCG映画を享楽するだけではなく、改めて昔の映画を鑑賞すると今の映画には到底ない味わい深さがあります。味のある映画とそうでない映画の違いは、鑑賞後数日経っても映画の味がアタマの中に残り続けるか否かです。味わい深い映画をどうぞ。ちなみにジャケットはカラーですがモノクロ映画です。星が−1なのは特典の仕様。岡本氏が作品について語る特典がありますが、居酒屋での録音が聞き取りづらい上に音声付きの映画の画面をかぶせているので会話が更に聞き取りづらい。映画シーンを抜いてピンナップなどの静止画だけで聞かせて欲しかった。DVDの作り手のセンスが疑われます。
・「昔から面白かった」
最初のうちは戦争物なのか何なのか話が見えなくて中途半端な感じだったのですが、段々登場人物の人となりがわかってくるにつれ面白い面白い。喜八監督作品は昔から面白かったのですね。僕はBOXを購入したのですが、早速明日は愚連隊西へを見ようと思います。画質・音質も製作された年代を考えると充分綺麗だと思います。台詞も字幕無しでちゃんと聴き取れましたよ。
・「痛快戦争映画。」
荒木と名乗る従軍記者が、陸軍内部で起きたある心中事件を探る為、最前線「独立愚連隊」に潜入し、真相に迫ってゆく様をサスペンス・タッチ描いた作品。
戦争映画ですが、ユーモアに富んだ内容で、軍の内部体制をチクリ、チクリとやっています。戦争批判に加え、軍の内部体制と当時の官僚体制の腐敗ぶりをダブらせているかのようです。ラストの戦闘シーンは、かなり迫力があり見応えがあります。役者では、物語冒頭、三船敏郎が観客へのサービスと言わんばかりにユーモア溢れる芝居をみせてくれています。また中谷一郎が、腹に一物を持つ、なかなか食えない男を好演しています。
・「一・二・三・四!」
主題歌「独立愚連隊マーチ」と挿入歌「粋な大尉」。岡本喜八監督の作詞です。「一・二・三・四(イー・リャン・サン・スー」のかけ声もたのしい「マーチ」はオープニングで、軍旗を持って必死で逃走する北原少尉(久保明)姿にかぶります。この作品の底辺に流れる反戦、人命尊重の訴えが象徴的に描かれる屈指のオープニングです。「粋な大尉」は、加山雄三演じる左文字少尉の愚連隊で唄われる軍歌。命からがら生還を果たした兵士に「貴様らどうして帰ってきた」とのたまう歌詞は、軍隊の非情さ・過酷さを見事に皮肉っており、痛快です。ドラマも、八路軍の戦いが主眼ではなく、戦争のばかばかしさ、無意味さを中心に描いております。中丸忠雄や堺左千夫、中谷一郎の演技が光ります。
・「大作」
黒澤明の映画もそうだけど、同じ役者が役柄を替えて色んな作品に出てる。役者が映画会社専属になってたからなんでしょうね。でも、劇団みたいでいいですよね。どんどん役者がいい味を出してくるんですから。チームワークみたいなものも感じるし。前作より、ストーリーも画面の構図も大作になっています。面白いですよ。
・「誰が味方で敵なのか。」
岡本喜八監督が贈る戦争コメディ映画。『独立愚連隊』に続くシリーズですが、物語に継続性はありません。前作に比べ、一層のコメディ要素を強めています。軍旗の捜索を巡って、軍隊・戦争のバカバカしさを描いています。実際戦地へ赴いた方は、この作品をどう観るのでしょうか。感想を訊いてみたいです。この作品の公開年度は1960年。現在、こういう映画を作くれないと思います。何だか怖い、危ない世の中になってきていると思います。
役者で驚きだったのが、加山雄三。大根役者と思いきや、本作ではなかなか好演してます(コメディ向き?)。あと、大江大尉を演じた平田昭彦がハマリ役でした。いつものことながら、フランキー堺は本当に上手い。もうちょっと出番があって欲しかったけど、そうすると主演の二人を完全に食っちゃうから、仕方がないのでしょうね。
・「行進曲?」
「独立愚連隊」はサスペンス映画だった。あれはあれで、三船敏郎の狂った隊長の登場とか中々面白かったが、やはり本命は「独立愚連隊西へ」だろう。あの行進曲の唄はインパクト充分(笑)戦争映画は悲惨なメッセージだと思う。ところが岡本喜八は、軍旗を守る使命を中国人との友好に変えて、戦争は国を憎んで人を憎まずに変えてしまったのである。
・「痛快戦争劇!!」
戦争が痛快なはずはない。まして現代で面白可笑しい戦争映画を製作したら不謹慎の極みと避難されるだろう。しかし、戦後から15年した経ていない1960年作の本作では戦争は可笑しくも痛快なのである。少なくとも最近の映画のような悲惨さはない。悲惨な戦争を体験した人が多くいる時代、そのまま悲惨な戦争映画を作ったのでは洒落にならかったのだろう。戦争から立ち直ろうとする時代の息吹を感じる。岡本監督の作品はオペラ劇に似ていると思う。オペラは喜劇か悲劇かのどちらかに別れるが、岡本氏の作品にはその二つの要素が巧みに織り交ぜてあり、歌がある。日本兵はこんなに楽しく歌を歌ったのか?と錯覚するほど歌の場面が物語に溶け込んでいる。人間らしい素直な下品さと品の良さの混在も面白い。本作が悲劇か喜劇かは鑑賞後のお楽しみである。最後がどちらへ転ぶかが岡本監督作品の醍醐味だろう。
●肉弾
・「見るべし!」
岡本喜八監督の戦争に対する静かだが強烈な怒りが伝わる名作。戦争の理不尽さ・滑稽さ・悲惨さ・虚しさ・無意味さをこれほど訴える映画はない。配役も素晴らしい。「あいつ」寺田農は一世一代の当たり役。あの肉体が表現するものは大きい。デビューしたて大谷直子の初々しさ!今の映画にはない、気合いとコク。とにかく見るべし!
・「諦観」
戦争という非常事態の中での諦観とユーモア。私の知る限りでは邦画の喜劇映画のベスト。