Live at the Village Vanguard Again! (詳細)
John Coltrane(アーティスト)
「叫ぶコルトレーン!叫ぶサンダーズ!」「僕にとってはNAIMA!」「コルトレーンのジャズ人生の集大成作」「最高のマイ・フェイヴァリット・シングス」「名盤である。しかし・・・」
アット・ザ・ファイヴ・スポット VOL.1+1 (詳細)
エリック・ドルフィー(アーティスト), ブッカー・リトル(演奏), マル・ウォルドロン(演奏), リチャード・デイヴィス(演奏), エド・ブラックウェル(演奏)
「これぞアヴァンギャルド。若者たちの青春が渦巻く熱演盤」「奇跡的なライヴアルバム」「星∞」
フォア&モア (詳細)
マイルス・デイヴィス(アーティスト), ジョージ・コールマン(演奏), ハービー・ハンコック(演奏), ロン・カーター(演奏), トニー・ウイリアムス(演奏)
「インプロバイザー、マイルスの完成形」「良い音でフリーブローイングのマイルスを聴けます」「マイルスの喝!」「マイルスの激しいブローイングが楽しめる熱いライブアルバムです」「止めどなく楔を打ち続けるスゴイ演奏」
コンプリート・ヴィレッジ・ヴァンガードの夜 Vol.1 (詳細)
ソニー・ロリンズ(アーティスト), ドナルド・ベイリー(演奏), ウィルバー・ウェア(演奏), ピート・ラロカ(演奏), エルヴィン・ジョーンズ(演奏)
「ソニー・ロリンズの凄さに驚かされるライブ」
ザ・ジゴロ (詳細)
リー・モーガン(アーティスト), ウェイン・ショーター(演奏), ハロルド・メイバーン(演奏), ボブ・クランショウ(演奏), ビリー・ヒギンズ(演奏)
「モーガン最良の相方を迎えた白熱のアルバム」「“王道”と取るか“マンネリ”と取るか…」
アウト・オブ・ジ・アフタヌーン (詳細)
ロイ・ヘインズ(アーティスト), ローランド・カーク(演奏), トミー・フラナガン(演奏), ヘンリー・グライムス(演奏)
「Roland Kirk 強力!」「ローランド・カークの歴史的名演」
After Hours (詳細)
Charlie Christian(アーティスト), Dizzy Gillespie(アーティスト), Thelonious Monk(アーティスト)
「リズム楽器をホーンにしたクリスチャン!」「ビ・バップ誕生の歴史的証拠作品」「感性が無垢なうちにぜひ聴いておきたい一枚」「生まれた瞬間の音」「1941年、ニューヨークのミントンハウスでのジャム・セッション。」
アワ・マン・イン・パリ+2 (詳細)
デクスター・ゴードン(アーティスト), バド・パウエル(演奏), ピエール・ミシュロ(演奏), ケニー・クラーク(演奏)
「これが本当のケンカセッション?」「デックスの代表作」「スタンダード・ナンバー好きにオススメ!」「ディックスのパリ録音の傑作」
スイング・スワング・スインギン (詳細)
ジャッキー・マクリーン(アーティスト), ウォルター・ビショップJr.(演奏), ジミー・ギャリソン(演奏), アート・テイラー(演奏)
「気持ちよ過ぎるアルトの音」
ワークアウト (詳細)
ハンク・モブレー(アーティスト), グラント・グリーン(演奏), ウィントン・ケリー(演奏), ポール・チェンバース(演奏), フィリー・ジョー・ジョーンズ(演奏)
「ボードボイルドなハードバップ」「じっくりと・・・・」
Complete Live at the Five Spot 1958 (詳細)
Thelonious Monk Quartet(アーティスト), John Coltrane(アーティスト)
「待ってました。音質改善の再発」「トレーンがぶっ飛んでいる超絶ライブ」
Speak No Evil (詳細)
Wayne Shorter(アーティスト)
「ショーターの世界が凝縮された逸品 ブルーノートの代表作」「ジャズとしてのショーター」「ショーターの代表作」「マスト.アイテム」「ショーターだからできたこの世界。」
Mode for Joe (詳細)
Joe Henderson(アーティスト)
「絶頂期のジョーヘンのテナーが響きわたる」「3管フロントにヴィブラホーンの編成が特徴」「ジョー・チェンバースのバスドラに痺れる」
ザ・ビル・エヴァンス・アルバム+3 (詳細)
ビル・エヴァンス(アーティスト)
「アコピ+エレピ=明るいエバンス」
フューシャ・スイング・ソング (詳細)
サム・リヴァース(アーティスト), ジャッキー・バイアード(演奏), ロン・カーター(演奏), トニー・ウィリアムス(演奏)
「隠れ名盤」「疾走感が最高」
ムーヴィン・アンド・グルーヴィン (詳細)
ホレス・パーラン(アーティスト), サム・ジョーンズ(演奏), アル・ヘアウッド(演奏)
スリー・ブラインド・マイス (詳細)
アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ(アーティスト), アート・ブレイキー(演奏), ザ・ジャズ・メッセンジャーズ(演奏), フレディ・ハバード(演奏), カーティス・フラー(演奏), ウェイン・ショーター(演奏), シダー・ウォルトン(演奏), ジミー・メリット(演奏)
「モーダル・メッセンジャーズの傑作」「かっこいい!!」「素晴らしい名ライブ」
洪水 (詳細)
ハービー・ハンコック(アーティスト), ポール・ジャクソン(演奏), ブラックバード・マックナイト(演奏), ペニー・モウピン(演奏), マイク・クラーク(演奏), ビル・サマーズ(演奏)
「音とリズムの洪水」「やっぱハンコックといえば!!」「日本ではもちろん、海外ではもっと貴重!」「名曲をオリジナル以上のグルーブ感で楽しめるライブアルバムです」「日本ではもちろん、海外ではもっと貴重!」
Empyrean Isles (詳細)
Herbie Hancock(アーティスト)
「過激でスリルに富んだ最良の新主流派ジャズ」「主役はフレディ」「新主流派からの脱却を目指すハンコック」「Happy in RVG&cheep!」「聴き応えのある一枚」
ストーリー・オン・ダイアル Vol.1 (詳細)
チャーリー・パーカー(アーティスト), ディジー・ガレスピー(演奏), マイルス・デイヴィス(演奏), ワーデル・グレイ(演奏)
「星5つを超越。恐がらずに聴いてください。」「落とし穴にはまる前に聴こう」「ゾクゾクきます」「教科書」
ジャズ・フュージョン>アーティスト別>A-C>Booker Little
ジャズ・フュージョン>アーティスト別>D-F>Elvin Jones
ジャズ・フュージョン>アーティスト別>A-C>Art Taylor
ジャズ・フュージョン>アーティスト別>J-L>John Coltrane
Custom Stores>By Formats>輸入盤>All US Titles
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Jazz>Avant-garde>Sax
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Jazz>Hard Bop>General
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Jazz>Hard Bop>Sax
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Jazz>Post-bop>General
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Jazz>Post-bop>Piano
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Jazz>Post-bop>Sax
●Live at the Village Vanguard Again!
・「叫ぶコルトレーン!叫ぶサンダーズ!」
1966年5月28日、NYヴィレッジ・ヴァンガードで収録されたライブ録音です。前年の1965年あたりからコルトレーンのライブパフォーマンスは、どんどん長時間にわたるものになり、1曲にかける時間が数十分にも及ぶことも珍しくなくなっていました。これは65年に収録されたフランス・アンティーヴ・ジャズフェスティバルでの実況盤を聴くと分かります。しかし、そんなコルトレーンの趣向にオリジナルメンバーだった、エルヴィン・ジョーンズ(ドラム)やマッコイ・タイナー(ピアノ)はついて行けなくなり、唯一残ったのがベースのジミー・ギャリソン1人という状態。そこで、アンティーヴ・ジャズフェスティバルの後くらいから、ファラオ・サンダーズ(テナー&フルート)、ラシッド・アリ(ドラム)、コルトレーンの2度目の妻でもあるアリス・コルトレーン(ピアノ)、エマニュエル・ラヒム(パーカッション)を新たにメンバーとして迎え、後期コルトレーンサウンドが作られていくことになります。
そんな意味では、ライブアルバムとしての名盤「Live in Seatlle」と並んで後期コルトレーンを語るうえで重要な意味をもつのが、この作品です。「Live at the village vanguard」というと、この作品の5年前に同じ場所で収録されたかの名盤を連想しますが、5年前のライブパフォーマンスとこのアルバムとを比較しても、まったくと言っていいほど共通項が見当たりません。より深く精神世界の表現に没頭していたコルトレーンのプレイは悲鳴にも似た悲壮感を秘めていて、それを助長するかのようなファラオ・サンダーズのプレイとの相乗効果によって、聴く者を一種のトランス状態へと誘います。エマニュエル・ラヒムが終始打ち鳴らす乾いた空気感を漂わせるパーカッションが、そうした独自の音の世界に彩りを加えています。
先の「Live in Seatlle」は後期コルトレーンの特徴のひとつである「攻撃性」「暴力性」が前面に押し出されたライブアルバムでしたが、この作品ではむしろ穏やかで精神世界を追求することによってコルトレーン自身が体得した一種の「高み」が表現されているように感じます。ここで演じられた「Naima」や「My Favorite Things」の2曲は初めて演奏された時のニュアンスはことごとく破壊され、まったく新しい曲へと昇華されています。決して万人受けするポピュラーなアルバムとは言えませんし、初期コルトレーンに慣れ親しんだ人にとっては、ここでのパフォーマンスに触れることは一種の苦痛かも知れません。しかし、後のフリージャズシーンを語るうえでは、決して欠くことのできない重要作品であることは間違いありません。
それにしても、コルトレーンの最初の妻に捧げられた「Naima」をアリス・コルトレーンはどんな心境で演奏していたのでしょうか?そんな週刊誌的で下世話な憶測など彼らにとってはまったく無縁なのでしょうね。
・「僕にとってはNAIMA!」
1966年5月28日NYCヴィレッジ・ヴァンガードにてライヴ録音。『ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』から5年。疾走と変貌を続けるコルトレーンにとって既に不動と言われたカルテットも残ったのはジミー・ギャリソンのみ。当たり前だが『続編』ではありえない。『ナイーマ』の荘厳さ、『マイ・フェイヴァリット・シングス』の流麗さ・・・・このアルバムを聴くとアトランティック時代のあの曲がジョン・コルトレーンの中で成長し続け、もう一つの異形にしてフリーな大輪の花となったのを感じずにはいられない。僕にとってのこのアルバムの引力は『ナイーマ』だ。コルトレーンが最初の妻ナイーマに捧げたこの曲。1954年に結婚、63年に別居、66年に離婚している。このアルバムでピアノを弾いているアリス・コルトレーンと出会ったのが1960年。この年はコルトレーンが自己のバンドを結成した年でもある。最初の妻に捧げた曲を演奏する今の妻。何とも罪な曲だ。15:09のこの演奏に色々な想いをはせながら毎度のめり込んでしまう(●^o^●)。
・「コルトレーンのジャズ人生の集大成作」
常に妥協に甘んじず、自己の内なる精神を追い求めた求道者のようなジャズマン・コルトレーン。彼にとっては名作と呼ばれる、「ジャイアント・ステップス」や「至上の愛」も単なる通過点にしか過ぎなかった。このライブで聴かれる音こそ、コルトレーンが彼の人生を賭けて追い求めたものだ。ここにあるのは、決して音の垂れ流しなどではなく、気高い精神こそが到達できる音の理想郷だ。ついにコルトレーンは凡世を突き抜け、浄土を成し遂げたのだ。
・「最高のマイ・フェイヴァリット・シングス」
コルトレーンは多くのマイ・フェイヴァリット・シングスを録音しているが、個人的にはこれが最高の演奏だと思う。イントロダクションのギャリソンのベース・ソロもベースをギターのように弾く、激しいソロからして今まで録音されたあらゆるマイ・フェイヴァリット・シングスとは別の曲と思うぐらいのソロで、コルトレーンもソプラノ・サックスでおなじみのメロディーを奏でるが、アドリブの内容は今までに無いほどスピリッチュアルで他にも、バスクラやフルートも演奏している。またファラオもファラオでしか演奏できないすばらしいテクニックのソロを聴かせてくれ、コルトレーンのバスクラとファラオのテナーがこの世のモノとは思えない会話を聴かせてくれる。ナイーマもコルトレーンの最初のフレーズからスピリッチュアルの一言!フリーのライブとしては最高におすすめの一枚!
・「名盤である。しかし・・・」
コルトレーンの「マイ・フェイバリット・シングス」のベストは「セルフレスネス」の中の一曲と言われるが、この盤の「マイ・フェイバリット・・・」にも驚愕させられる。コルトレーンの魂の底からの慟哭、ファラオ・サンダースの狂気が乗り移ったようなプレイ。名盤だろう。しかし、聴くのが苦しくなってくる。聴き手も、よっぽど元気で気力が充実していないと、聴いている途中で投げ出したくなってくる。へたすると、持っているだけで「聴かない名盤」になってしまう。(松本敏之)
・「これぞアヴァンギャルド。若者たちの青春が渦巻く熱演盤」
これほど熱気を感じるアルバムもそうない。ライブである点を差し引いてもエリック・ドルフィー以下の爆発的な情念、エネルギーは止められない。50年代からチャールス・ミンガスのグループで前衛的な活動を展開していたドルフィーと盟友マル・ウォルドロンが全体の雰囲気をお膳立てし、若き天才ブッカー・リトルの火を吐くようなトランペットがかぶさる。さらにヘビー級のベーシスト、リチャード・デイビスとエド・ブラックウェルのリズムが煽りたてる。映画スイングガールズで竹中直人演ずる教師がジャズのすばらしさを説くときにこのアルバムがフリー・ジャズの凄さの象徴として紹介したときは嬉しかった。リトルとドルフィーはこのあと立て続けに夭逝してしまい、夢の共演は文字通り真夏の夜の出来事と化した。が、若者たちの青春が渦巻く熱演は人々の記憶から決して消えることなく、次なる新たなジャズの胎動へと誘っていくのである。惜しむらくはドラムがややイモっぽいブラックウェルでなく、シャープなトニー・ウイリアムスかロイ・ヘインズあたりだとさらに面白かったと感じるのは僕だけではないだろう。
・「奇跡的なライヴアルバム」
大傑作、ドルフィーの素晴らしさは勿論ですがブッカー・リトルが奇跡的なプレイを聴かせる。(いつに無い、驚くべき明哲なアドリブ・メロディーライン!!!)チューニングのズレたピアノを効果的に操るマル・ウォルドロンもアーシーなフィーリングを発散してイヤが上にも盛り立てています。ドラムとベースの御両人も渥美のある基礎音を構築して完璧。
・「星∞」
隕石級の衝撃。音圧とフレーズで切り裂く空気。頭の中で砂塵が舞い上がる。天才がどれだけ練習したらこんなことが成し得るのか。なめてると殺されるぞ。
・「インプロバイザー、マイルスの完成形」
音楽的にも、ソロイストとしても変貌を重ね、とんでもない高い峰に登りつめたマイルスだが、楽器を鳴らすという意味においてもこの時点でおそらくピークにたどり着いたのではないだろうか。ディジー・ガレスピーの速さとハイノート、ファッツ・ナバロの豊かな音色とバランスのとれたフレーズ、クリフォード・ブラウンの火を噴くようなテンションとメロディアスなアドリブ。50年代のマイルスはこの3人に、演奏者としての資質の多くが劣っていたといえよう。ただひとつ勝ったのは、音楽を創造する力と新しさにおけるあくなき欲望であった。しかし60年代に入ってからのフリーブローイングには、テクニックにおいても、アドリブのすさまじさにおいても、時代の水準を超えたソロイストぶりがうかがえ、前出の3人の天才に引けを取らないトランペッターとなったのである。このアルバムは、マイ・ファニー・バレンタインと同じ日のコンサートでの非バラード編である。すなわち、ハイテンションでバリバリ吹きまくるインプロバイザー、マイルスの最高の姿が録音されているのだ。ソー・ホワット、ウォーキン、フォアなどは50年代とまったく異なったアプローチでハードなマイルスの魅力を引き立てている。ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウイリアムスという若手のリズム・セクションの秀逸さが光る。
・「良い音でフリーブローイングのマイルスを聴けます」
このアルバムと対になった「マイファニーバレンタイン」でライブの全貌が聴ける。このアルバムは、リズム中心の曲を集めています。トニーのドラミング最高。この若さでこの演奏!1曲目の「ウォーキン」から、プレスティッジ盤を早回しにしたようなスピードで、「ランニング」と付けた方が合う位早い。こちらを先に聴いていると、プレスティッジ盤はカメの歩みのように感じられる。程度の差こそあれ全曲この調子でトニーはグループを煽り続ける。聴いていて手に汗握る心地よさ。必携!
・「マイルスの喝!」
いかんいかん!ヌルいジャズばかり聴いてちゃいかん!こういうのを聴かないでどうするか!?静的な『My Funny Valentine』と同日録音。こちらは神童トニー・ウィリアムスのシンバル連打に煽られ、メンバー全員尻に火がついたように疾走する。体調のすぐれないとき本盤を聴けば、たちまち背筋がシャンとなる。やはりマイルスは別格だ!最後のアナウンスもカッコイイ!
・「マイルスの激しいブローイングが楽しめる熱いライブアルバムです」
「マイファニーヴァレンタイン」と同日に録音されたライブアルバムで、pはハービーハンコック、saxはジョージコールマン、bはロンカーター、drはトニーウィリアムスです。「マイファニーヴァレンタイン」がタイトル曲を始め、バラード曲が多いのに対し、こちらは終始アップテンポのアルバムになっています。メンバーを引っ張るのは、当時、若干18歳の神童トニーウィリアムス。トニーにあおられ、マイルスはもとより、ハンコック、カーターも素晴らしく熱いプレイを聴かせてくれます。その中でも白眉はやはり名曲①②。とりわけ「カインドオブブルー」における①ももちろん素晴らしいのですが、アップテンポで演奏される「ソーホワット」は抜群に格好良い仕上がりになっています。マイルスの激しいブローイングが聴けるアルバムということではトップクラスの熱くて格好いいアルバムです。
・「止めどなく楔を打ち続けるスゴイ演奏」
1964年2月12日、ニューヨーク、フィルハーモニック・ホールでのライヴ録音。5ヶ月後の1964年7月、日本で行われた『世界ジョズ・フェスティバル』において日本のファンはマイルス・デイビス・クインテットを初めて生で聴くことになる。そしてこのクインテットを完成させるウェイン・ショーターの参加は1964年9月15日である。(●^o^●)
同日にアルバム『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』も収録しているが、あちらのマイルスは『All Of You』以外フルーゲル・ホーン、そしてバラードが展開している。こちらはマイルスの設定したテンポが異様に速く、喧嘩腰に近い。その中を切り裂くようにマイルスのペットが止めどなく楔を打ち続けるスゴイ演奏になっていて、圧倒的にこちらの演奏に惹きつけられる。特に『ウォーキン』がスゴイ!!!
村上春樹・和田誠の名著『ポートレイト・イン・ジャズ』の中のマイルス・デイビスの紹介の中で特にこのアルバムを取り上げている。この素晴らしい文章を機会があれば是非とも読まれることをお勧めしたい。(●^o^●)
・「ソニー・ロリンズの凄さに驚かされるライブ」
初めて聴いたときは、何て暑苦しい音楽なんだろうと感じた。延々とテナーサックスが少し遠いところから鳴り響き、ドラムスはうるさいし、呻り声もひっきりなし。心休まるお決まりのピアノソロは最後まで出てこない。同時購入したVolume2の方に良く手が伸びた。まだジャズ初心者だったその頃は、本盤の良さが理解できなかった。プレーヤーとしてのロリンズの本質も分かっていなかった。しばらくたってVolume2が聴き飽きたときに、本作をヴォリュームを絞って掛けてみた。するとどうだろう、迫力溢れる灼熱のブローを続けるロリンズ、豪快なビートで彼をプッシュするドラムス、粘っこいベースのトリオが一心不乱にプレイする姿が闇夜の中から浮かび上がって来た。そうなるともう降参である。来る日も来る日も本作だけを聴き続けた。そして、このライブこそがあのビバップ全盛期のチャーリー・パーカーの勢いを再現した希に見る傑作だということに遅ればせながら気がついた。このテナー吹きまくり形は、インパルス後期のコルトレーンと相通ずるところがある。コルトレーンは其処に行き着くまでエリック・ドルフィーを必要としたが、一人でここまで来たロリンズは凄い。
・「モーガン最良の相方を迎えた白熱のアルバム」
å人çã«ã¯ããªã¼ã¢ã¼ã¬ã³æè¯ã®ç¸æ-¹ã¯ãã¦ã§ã¤ã³ã·ã§ã¼ã¿ã¼ã ã¨æã£ã¦ãããã¸ã£ãºã¡ãã»ã³ã¸ã£ã¼ãºã§ã®é»é'æã'æ"¯ããäºäººã ã'ãã£ã¦ä¹...ã...ã®ã³ã³ã"ã§ãæ¯ã®ãã£ãã-ã¬ã¤ã'è'ããã¦ããããã¢ã¼ã¬ã³ã¯å¾©å¸°ã-ã¦ãããã£ã¨èª¿åãä¹-ã£ã¦ãã¦ãã¶ã»ãµã¤ãã¯ã¤ã³ãã¼ãããã¶ã»ã©ã³ã-ãã¼ã©ã¼ããã«ç¶ããªã¼ãã¼ä½ã
ã·ã§ã¼ã¿ã¼ã®ããã¤ãã»ããªã¼ãã¼ã以æ¥ã®å...±æ¼"ã
æµãã¯ããµã©ãã¨ã-ã¦è'ããããã®ã ããã¹ã"ã¼ããã¼ã«ãã§ãã³ã·ã§ã³ã髿ã-ããã¶ã»ã¸ã'ããã§æé«æ½®ã«é"ããããã¹ã"ã¼ããã¼ã«ãã¯ãã®ã¡ã®ã©ã¤ã-ç¤ã§è'ãããããã¨ã¯éãããç±ã®ã"ãã£ãã-ã¬ã¤ã'ã-ã¦ããã
ãã¶ã»ã¸ã'ããã¯ä»ãæ-¬ã®ããã«ãã¡ã¤ãã¼ã³ãç«ä»ã'å½¹ã¨ãªããã¢ã¼ã¬ã³ãããã«ãããç«ã¦ãã·ã§ã¼ã¿ã¼ããã¹ããªã!¢ã¹ãªä¸-çã«å°ããã"ãªã¼ã'ã®ã³ã¹ããã-ã¯ã©ã³ã·ã§ã¦ãã-ã¬ã¤å...¨ä½"ã'å¼ãç· ãã¦ããããã-ã¦ä¸çªã®è'ãã©ã"ãã®ãã¦ã¼ã'ã¼ãã¥ãã¤ããããã¯ããªã©ãã¯ã¹ã-ãé°å²æ°-ã§æ¥½ã-ããæµéº-ãªãã©ã¼ãã
ãªã¼ã»ã¢ã¼ã¬ã³ï¼ï½"ï½ï¼ãã¦ã§ã¤ã³ã»ã·ã§ã¼ã¿ã¼ï¼ï½"ï½"ï¼ãããã«ãã»ã¡ã¤ãã¼ã³ï¼ï½ï¼ããã-ã»ã¯ã©ã³ã·ã§ã¦ï¼ï½ï¼ãã"ãªã¼ã»ã'ã®ã³ã¹ï¼ï½ï½"ï¼ï¼'ï¼ï¼-ï¼å¹'ï¼-æï¼'ï¼æ-¥ãï¼-æï¼'æ-¥
・「“王道”と取るか“マンネリ”と取るか…」
lee morganの65年に録音された作品で、wayne shorterとの2管。ピアノはharold mabernが担う。尚、ジャケットはreid milesの手によるものではないのがひと目ですぐに判ります。
これは当時のmorganにしてもshorterにしても、けっして何か新しい試みを刻んだ1枚とはなっておらず、基本的にリフの上で各プレイヤーがひたすらにソロを取るという、フォーム自体はしごく凡庸なものに終始している。
…のだけれど、この盤に独特の魅力は所々に確かにある。楽曲がいわゆる一発モノであるため、逆にshorterの暴力的とさえいえる強靭なソロが浮き彫りされている。morganもとりたてて目新しさのないものの、どれも彼らしいキレのあるアドリブが聴けるのが何より良かった。この時代のmorganのソロにはすでにムラがあるので、このような演奏に出合えるのが単純に嬉しい。それとマイナー調の楽曲が格別素晴らしい点も特筆したい。“ジゴロ”のテーマにはいつもグッと来る。“モーガンスタイル”ど真ん中と言うべき哀愁と情緒。力強さ。morganを好きな方はこういう“王道”を求めているはず。この王道と言う言葉はmorganとよく合う。
1点残念なのがリズムのbilly higgins。求心力に乏しい淡々としたドラミングを聴いていると、残念ながら催眠効果とは逆の結果をもらしている。ほとんど苛々させられる箇所が散見されます…。
・「Roland Kirk 強力!」
Tommy Flanagan(p)、Roy Haynes(ds)、Henry Grimes(b)、Roland Kirk(ts, manzello, stritch, flute)のカルテットによる 1962年作品。 やはり注目は Roland Kirk。後のアトランティック・レーベル時のような黒人魂の奔流はないけれど、管楽器の複数吹奏が醸し出す豊かな響きは、ここでも冴えまくりです。 [1] でそうした音響の余韻に浸っているところへ、地面スレスレの低空飛行でサックスが [2] のメロディーを上げてくるところなんか非常にカッコいい。スタンダードだけあって名曲です。Roy Haynes らしいドラムが聴けるアップテンポ [3]、印象的なイントロの[4] は Kirk 歌いながらのフルート。[5] といった素晴らしいメロディのスタンダードが絶妙に入ってきますね。 Kirk の魅力がストレートなセティングの中で展開される名盤と思います。個人的には「Fly Me to the Moon」の入りが最高です。
・「ローランド・カークの歴史的名演」
リーダーこそロイ・ヘインズとなっていますがこれはローランド・カークを聴くアリバムです。ビ・バップからコルトーレンまで、ジャズにおける過去の様々スタイルが顔を見せたかと思ったら、メロディセンス溢れるオリジナルなスタイルが。ここでのカークは汲めども尽きないアイディアの宝庫。特に3拍子の「Fly me to the moon」はあまりにも有名。
・「リズム楽器をホーンにしたクリスチャン!」
1941年、ニューヨークのライブハウス"Minton's PlayHouse"はさながら、ジャズの実験室状態であったことは史実が証明している。クリスチャン、セロニアス・モンク、ケニー・クラーク、ジョー・ガイ、ディジー・ガレスピー等々,この1枚は当時の先鋭的なミュージシャン達で録音されたクリスチャ
ンの斬新なギター・プレイが収録されている。1曲目の"Swing To Bop"を聴けばすぐに理解できる。とにかくフレーズがモダンなのである。クリスチャンが出て来る以前の、ジャズ・ギタリストはリズム・キーパーと言う地味な、役まわりであったが、クリスチャンはこれをホーン楽器の様に変えた革命児で
ある。もの凄いスピード感&ドライブ感である!モンクのピアノも後年のスタイルとは全く違い、バップ・フレーズの連発で、ここも聴き所であるし、ジョー・ガイのディジーを意識した、トランペットも非常に楽しめる。"Up OnTeddy's Hill""Down On Teddy's Hill"のクリスチャンのアドリブは
何回聴いても、進みすぎている感じを受けるくらいである。ベニー・グッドマンとの録音が殆どのクリスチャンであるが、グッドマンとのプレイで、ここまでスリルを感じさせてくれる1枚は自分の知る限りでは無い。全てのジャズ・ファンに聴いて貰いたいモダン・ジャズ・ギターの記念碑的な最高の1枚である!
・「ビ・バップ誕生の歴史的証拠作品」
スウィング時代末期、演奏のはねたあとのアフター・アワーのクラブで、有能な一握りのジャズ・ミュージシャンたちが研鑽を重ね、セッションを繰り返していく中で、ビ・バップという新しいスタイルのジャズ、モダン・ジャズの母体となった音楽が誕生した、とものの本には書いてある。その確かな証拠がここに1枚あるのだ。ジェリー・ニューマンという若い録音技師が、小型の録音機に収録したこの1枚こそが、ジャズ史を揺るがす歴史の転換点の証明となったのである。スウィングのリズムと、単純なコード進行に飽き足りなくなった若者たちは、リズムを細分化し、コードも複雑に分解して、一聴難解で喧噪な音楽を生み出した。こうした実験が後のモダン・ジャズに引き継がれ、円熟したハード・バップに昇華するまでには十年以上の年月を必要とするのであった。ビ・バップはガレスピー=パーカーの歴史的名演だけが出発点でもなければ起源でもない。このアルバムを聴けば、クリスチャンのフレーズ、ケニー・クラークのオフ・ビートを聴けば、それが理解できるだろう。若き日のモンクに、テディ・ウィルソンの影響が聴けるのが興味深い。後年の彼からは想像も出来ない姿である。ジャズ史上最大のギタリスト、チャーリー・クリスチャンの吹き込みのほとんどはBGコンボのもので、彼の代表的なソロもほとんどがスウィング・コンボにおけるものである。人種的偏見とは無縁のBGだが、ジョン・ハモンドからの情報で、ギターを弾く若者、と聞いただけで、顔をしかめたというのは有名なエピソードである。クリスチャンの吹き込みは、仏メディア7が8枚のCDに完全復刻していたが、廃盤化している。米コロンビアの "The Genius of the Electric Guitar" は、これに変わるチョイスとしてお勧めできる。ここに聞けるクリスチャンのソロは、既に時代の先を行っていると私は思っている。
・「感性が無垢なうちにぜひ聴いておきたい一枚」
いわゆる「ミントンハウスのチャーリー・クリスチャン」(曲順など微妙に変わっていますが)。ジャズの歴史における最も重要な音源の一つに挙げられるのではないでしょうか。
このアルバムを初めて聴いたのは高校の頃なので、もう 20 年くらい前になりますが、それまでStompin' at the Savoy といえばベニー・グッドマンのそれしか知らなかった耳にとって言葉が出ないくらいの衝撃でした。ここから 「bird and diz」 や 「Diz And Getz」 へと手を伸ばしていった当時を懐かしく思い出します。
できればこの作品、これ以降に世に出るモダンジャズの数々の名盤のカッコいいフレーズによって耳がインフレ状態になる前に、感性が無垢なうちに聴いておきたい一枚であると心から思います。
最後にどうでもいいことかもしれませんが、古くからこの盤に愛着のあるファンからすると、今回のこのジャケットの色は許せなくないですか?五ッ星評価:★★★★☆
・「生まれた瞬間の音」
これが録音されたこと自体が重大。歴史が生まれた瞬間が録音されるなど稀なことだから。
・「1941年、ニューヨークのミントンハウスでのジャム・セッション。」
チャーリークリスチャンといえば、ギターファンなら、一度は必ず聴いて欲しいギタリストの一人です。1曲目の「スウィング・ツー・バップ」(8分55秒)から長いフレーズを力強いピッキングで弾き、気持ちよくぐいぐい引っ張っていく。1941年の5月の録音だから、太平洋戦争の始まる半年前だそうだ。今から70年も前にこんなギターを弾いていたと思うと凄げ〜。テープレコーダーはなく、ジャム・セッションの現場からまだ携帯用ディスクレコーダーで録音したということです(ライナーから)。セロニアス・モンク、ケニー・クラークらも参加。
・「これが本当のケンカセッション?」
この日、デクスターゴードンはすべて新曲から成るニューアルバムをパリで録音する予定だったらしい。しかし、昔のよしみで呼んだ?バドパウエルが新曲を覚えられず、急遽、懐かしのスタンダーズ曲集に変更させられた。その怒り?をパワーに変えたのだろうか、この日のデックスは徹底的に豪快なパワープレイに終始する。
スタンダーズ名曲を容赦情けなしに切り捨て御免にする。バラードもジャンプナンバーもお構いなしの一本調子でブロウしまくる。豪快無比で、唯我独尊かつ自己陶酔的なその様が愉快でもある。あの「ウィローウィープフォーミー」も大変なことになっている。そんなデクスターをうまくプッシュするのが名ドラマーのケニークラーク。ベースのミストロフはその様を静かに見つめる。冷や汗を流しながら必死についてくるのがこの日のバドパウエル。無視してOKだ。
話によると、デックスが去った後、クラークとミストロフに泣いて頼んで?、「ライクサンワンインラブ」をトリオで録音させてもらったらしい。(当然それはボツになった。)名盤誕生の陰にはこんな秘話があった?。そんなパリでのバドを将来デックスがスクリーンで演じるなんて誰が予想できただろうか。
・「デックスの代表作」
アマゾン・レビューに「1960年代パリで10年ぶりに再会を果たしたゴードンとパウエルのセッション」とあるのを見て、思わず映画「ラウンド・ミッドナイト」を思い出してしまった。ゴードン主演のこの映画は、パウエルの生涯にレスター・ヤングのエピソードを織り交ぜて作られているからだ。それはさておき、この時期のデクスターの充実ぶりには目を見張るべきものがある。ワーデル・グレイとの双頭コンビや、「ライズ・アゲイン」セッションにより、バップ・テナー界の第一人者の地位を確立した彼が、再起後に放った最高傑作が本作品である。豪放磊落で、細かいことにこだわらない肉厚のごりごり・テナーが信条のデックスだが、2.や4.のような曲でも十分に聴かせるところがミソ。パウエルのサポートも絶妙で、この録音時は絶好調だったようだ。ブルーノートらしい芯の堅い音も、演奏を土台から支えて好感が持てる。
・「スタンダード・ナンバー好きにオススメ!」
ブルーノート時代のアルバムでは一押しのアルバム。聴きやすい曲ばかりなのでとにかくリラックスして聴けます。サイドマンにはパウエル、クラークといったビッグ・ネームが名を連ねているがでしゃばらずサポートに徹しており、ゴードンもマイペースで長いソロ吹ききっています。またこのアルバム全体に流れる雰囲気は、のちのモンマルトル・コレクションにも繋がっており機会があればこちらも一聴することをお薦めます。
・「ディックスのパリ録音の傑作」
1950年代後半から60年代にかけて、ヨーロッパに移住する黒人ジャズメンが続出した。人種差別があまりなく、演奏の機会も多かったからだ。デクスターも60年代にパリに移住。フレデリック・ライオンとともにブルーノートを創立したフランシス・ウルフが、1963年にパリに飛んで作ったのがこのアルバム。当時ヨーロッパに住んでいたバド・パウエルやケニー・クラークも参加。。「チュニジアの夜」「柳が私のために泣いている」などのスタンダードで、細かく途切れるように、語尾を伸ばさない「ディックス節」が全開。ディックス健在を見せた一枚。ディックスのブルーノートの一連のアルバムの中でも上出来の一枚。
・「気持ちよ過ぎるアルトの音」
このアルバムを聴くとアルトサックスの音ってこんなに気持ちよかったんだといつも再認識する。この時代のA・ペッパーの音なんかどうにも苦手なんだが、かたやJ・マクリーンのアルトの音は力強く歯切れもよく聴いてて爽快な気分になり、実に気持ちがいい。 どの曲もそうだがとくに1は単刀直入のメロディが入ってくるあたり「サキコロ」を思わせたまらない。「レフト・アローン」や「クール・ストラッティン」等、この人はサイドのまわっての方が有名な気もするが、間違いなく本人名義での代表作としてこの作品を薦めたい。
・「ボードボイルドなハードバップ」
中腰で煙草をくわえた思案げなモブレーのカバージャケからして、どこかしらハードボイルドな男の世界を感じさせる。ハードな仕事を終えた後の一服はさぞかし旨かったでしょうね、モブレーさん。このポーズどこかジャズの職人を思わせてくれてグッドです。そうこれは、ジャズマンの心意気に溢れたプロフェショナルな雰囲気の作品です。ハードバップの奥深い世界に誘ってくれる名盤とも言えるでしょう。スモーキーなトーンを横溢させる主役のテナーマンがハンクモブレーです。重量級ではないが、煙草の煙を感じさせるような渋い音色が特徴です。ブルージーで硬質なギターを弾くのがグラントグリーン、乗りの良いピアノがウィントンケリー、ブンブンベースのポールチェンバース。そして本セッションの準主役がドラムスのフィリージョージョーンズで、かなり全面でドラムスがミックスされていて、彼の微に入り細に入りフロントをプッシュするしなやかにスウィングするドラミングが大変良く聞こえる。ファンの方は要注意であります。これら四人のソロスペースも十分にとられていて充実した演奏が繰り広げられて行く。力強いが肩の力がぬけたサウンドの中からジャズマンの熱い魂がにじみ出て来て圧倒されます。これだけの面子に囲まれれば、モブレーさんも安易にセンチメンタリズムに流されることもなく、ハードボイルドに吹きまくる。本作は職人ジャズマンによる聞き応えのあるハードバップセッション。モブレー三部作の中ではこれがイチバン好き。
・「じっくりと・・・・」
カタログナンバー4080、同4031・4058と並んでこの60年代初頭の三部作はモブレー絶頂期のプレイを収めた快作である。決して派手ではないが、味のあるそのテナーには多くの人が共感を得るのではないだろうか。本作は61年3月26日、ホーンはモブレー本人のみ。そこにマイルドでちょっと辛いグラント・グリーンがからんでくる。じっくりと聴きたい内容だ。
●Complete Live at the Five Spot 1958
・「待ってました。音質改善の再発」
1957年の初夏にセロニアス・モンクが様々な苦難を乗り越えて、NYのファイヴ・スポット・カフェに出演を果たしたときのメンバーは、ジョン・コルトレーン(ts)、ウィルバー・ウェア(b)そしてシャドウ・ウィルソン(ds)。このときの演奏はNY周辺のジャズ関係者に大変な衝撃を与えたと、リロイ・ジョーンズをはじめ色々な人が書き残している。そしたら当然ライヴレコーディングをするのが自然な流れであるのだが、唯一のネックはコルトレーンが当時PRESTIGEの専属であったこと。RIVERSIDEのプロデューサーのオリン・キープニューズがPRESTIGEのオーナーのボブ・ワインストックにお伺いをたてたところ、条件付の許可が出た。その条件とは、次のコルトレーンのアルバムにモンクをサイドマンとして参加させること。ところがモンクがこれを拒絶したために、この話はお流れになり、このスーパーセッションはエリック・ドルフィー言うところの「空中に消えるだけの音楽」となってしまった。
ところが、である。このライヴをひそかにポータブルレコーダーで録音した人がいたことが近年判明した。その人とは、コルトレーンの最初の夫人のナイーマさんである。そのテープのありかをつきとめてマスタリングしてBLUE NOTEから発表したのが、かのマイケル・カスクーナで93年のことである。しかし残念ながらこのCDの音質はガマンの限度を超える悲惨なもので、入手した喜びも束の間、聴いてガッカリしたことが懐かしい。
そして今回の再発である。英国の海賊盤専門のGAMBITからリリースされた。これは合格です。カスクーナ版をはるかに上回る音質になっているので、私同様ガッカリさんのモンクファンは、絶対に買い替えたほうがよいでしょう。しかも1曲多いし。ちなみに録音データはカスクーナ版は「57年夏」になっていますが、本作は「58年9月11日」となっています。ベースがアーメッド・アブダル・マリクで、ドラムスがロイ・ヘインズとクレジットされているので、本作のほうが正しいと思われます。ジャケも本作のほうが上出来なのだが、57年のメンバーの写真を使っているので、ドラマーはS・ウィルソンが写っているのがご愛嬌。
・「トレーンがぶっ飛んでいる超絶ライブ」
モンクとコルトレーンのプライベートライブ録音。当然のことながら音質は良くない。でも凄いライブだ。1958年同時モンクとトレーンがここまでとんがっていたことを伝える。彼らが契約していたレコーデイング会社が録音することが出来なかった、ジャズ史の空白を埋める大変貴重な作品だ。当時マイルスクインテットを首になったトレーンを迎えてくれたのがモンク。彼の元でトレーンはしごかれて、シーツオブサウンドと呼ばれる音のばらまき奏法を身につけたと言われる。やはり、ここでのトレーンの熱さというか音数の多さには圧倒される。パワフルなトレーンを従えたモンクも凄い。自信満々の堂々たるプレイぶりで、自作曲を縦横無尽に弾きまくる。ライブというだけではなく、これだけ危なっかしくて一体感のある演奏は奇跡的だ。10年以上前にブルーノートからリリースされた世間をあっと言わせた発掘音源(確かNHKでも特集番組が作られた)を、イギリスのコレクターレーベルGambitが再編集したもの。曲順が当日の演奏とうりに変更されている。未発表曲も一曲追加されている。音質は余り変わらないとういか、変えようがなかったようですが、ドラムス、ベースの低音部がだいぶクリアーになった。ブルーノート盤をお持ちの方も新たなる発見があるはずです。
・「ショーターの世界が凝縮された逸品 ブルーノートの代表作」
ビー・ジェイ・レコードでデビューを果たしたウェイン・ショーターが自己の世界を確立していく姿をたどるならば、一連のブルーノートの録音を聞くのが定番だろう。ブレイキー、マイルスといった名伯楽に見出され、コルトレーンという巨星を目指しつつも、独自の路線を模索するスリリングな成長の過程を見ることができるからである。またマイルス、コルトレーンらモード開拓者世代から受け継ぎ、さらに洗練されたモードジャズを追求したショーターだが、同様に新主流派と目されたハンコックとのコラボレーションも大きな魅力である。後にVSOPなどで70~80年代のジャズ・シーンをリードした二人の協調がすでにはっきりとした形で凝縮されている。ショーターのダークでやや硬質なテナーのトーンは、コルトレーンの影響を受けてはいるものの、一味違った新しさを持っている。ロリンズにも、ゴードンにも、ましてや凡百の50年代バッパー達にはもち得ないモダニズムがこめられているのだ。このアルバムのもう一つの魅力はジャケットのデザインである。ブルーのモノクロ写真とツートンになった上部の白にくっきりと刻印されたルージュのキスマーク。なんとも衝撃的でしゃれている。音楽の内容もビジュアルもハードボイルド・ロマンチシズムというジャズの本質を伝えているように感じる。この時期のショーターの音楽を聴くのに一番しっくりとくる時間帯は深夜、あるいは夜明け前だと思うのだが、これは人それぞれかな。
・「ジャズとしてのショーター」
ショーターの作品では一番好きです。力が抜け、ゆっくり考えるときに流すと、いろんなことが整理できます。傑作ぞろいの1960年代の中でも、名作コルトレーン・カルテット群と肩を並べるこのアルバムによって、ジャズとしてのショーターの魅力に目覚めました。
・「ショーターの代表作」
ショーター・カルテット来日しましたね(2004年2月)。70を超えても相変わらず元気そうで、ファンとしては有難いことです。しかしショーターについて語られる時、何で日本では『JuJu』や『Night Dreamer』の方が、このアルバムより先にくるのかは、私には分かりません。2つとも無論5っ星ですが、ショーターの決定打はやはりこの『Speak no Evil』れでしょう。同時期のマイルス・コンボの一連の作品はもちろん凄いですが、あれは天才プレーヤーばかりが集まった、レアル・マドリーのサッカーみたいな作品群です。その背後にある方法論・アプローチがより明確に打ち出されているのは、ショーターのこのアルバムだと思います。サッカーで言うと、アーセナルとかデポルティーボのコンパクトで機能美にあふれたサッカーの楽しさ・美しさです(って自分で書いていても、良く分からない説明)。ジャズに非日常的なカタルシスを求める人は、マイルス・コンボやコルトレーンの方を好むのかもしれません。しかし個人的に日常的に聞くのは、このアルバムや『Adam's Apple』、『Schizophrenia』、それにハービー・ハンコックの『Maiden Voyage』、『Empyrean Isles』といった作品の方です。
・「マスト.アイテム」
ウェインのこの時期のBNのアルバム群はどれも捨てがたい魅力を持つものである。その中でも本作はもっとも素晴らしいものではないかと思う。アルバム全体に通底する魅惑的な黒さ、何時聴いても飽きることがない。というか、聴く度に何故か違って聞こえるような気がするのだ。70年代に向かってウェインの音楽はどんどんアブストラクトになっていくのだが、そういう気配を見せつつ、そうした資質と彼のメロディメーカーとしての本領が実にいいバランスになっていること、そうした彼の音楽を良く理解している最良のミュージシャンを揃えたことが、このアルバムを素晴らしいものにしていると思う。エルヴィン.ジョーンズの仕事が素晴らしい。もしこのアルバムのドラムが他の彼のアルバムのようにジョ-.チェンバースだったらこの雰囲気は出ない。隙のない名盤だと思います。60年代のいわゆる新主流派といわれていたタイプの音楽が好きな方ならば、これは絶対持っているのではないか、と思われます。ていうか持っていないのが信じられない。そういうアルバムです。
・「ショーターだからできたこの世界。」
ショーターで一番好きなのは、ナイトドリーマーなのですが、一番好きだとかえってなかなか聞かなかったりします。wild flowerをエンリコピエラヌンツイがカバーしていてこの盤を聞くようになったらこの盤のよさもジワジワとしみてきました。やはりショーターだからこのゾクゾクとする世界が出せているのではないでしょうか。
・「絶頂期のジョーヘンのテナーが響きわたる」
ブルーノートらしいスモールコンボによる素晴らしいハードバップセッション。Joe Henderson,tenor sax;Lee Morgan,trumpet;Curtis Fuller,trombone;Bobby Hutcherson,vibe;Ceder Walton,piano;Ron Cater,bass;Joe Chambers,drums. Recorded at the Van Gelder Studio, Englewood Cliff,N.J. on January 27,1966.4000番台中の名盤だと思う。まづメンツが凄い。復活したリーモーガン。絶頂期のカーティスフラー。円熟のハッチャーソンにシダーウォルトン。登り坂のロンカーターにチェンバース。全員がモードマナーに則り組んずほぐれつの名プレーを繰り広げる。大人数のセッションだが、出しゃばりすぎるプレーヤーは一人もいなく、全体的には程よく纏まっている。リーダーのジョーヘンのトグロを巻くような個性的なテナーが、雑踏を交通整理するように響き渡る。プッシュしまくるチェンバースのシンバルワークも凄い。各プレーヤーのソロスペースも充分に取られていて聞き応えは充分すぎるほどある。全員がエネルギッシュに乗りまくっていることがよく分かる。新主流派的なサウンドはハンコックのEmpyrean Isles辺りにも似ている。ジャケ写のジョーヘンの余裕しゃくしゃくの表情もいいね。ジョーヘンブルーノート作では、変な小細工を加えた演出がない分、これが一番好き。
・「3管フロントにヴィブラホーンの編成が特徴」
JOE HENDERSON(ts),LEE MORGAN(tp),CURTIS FULLER(trb),BOBBY HUTCHERSON(vibes),CEDER WALTON(p),RON CARTER(b),JOE CHAMBERS(ds)
ジョーヘンのブルーノート最終作。リー・モーガン、カーティス・フラー、シダー・ウォルトンの3人がジャズ・メッセンジャーズ出身ということと、3管フロントということで、メッセンジャーズに近い感触はあるが、曲がシリアスなため、ファンキー路線のメッセンジャーズとは一線を画している。収録曲ではシダー・ウォルトン作の「MODE FOR JOE」が印象的。シダー・ウォルトンは「FANTASY IN D」とか「BOLIVIA」とかメロディアスなオリジナル曲を持っているが、これもその中の一曲。演奏は良いが、ソロイストの人数も多いため、ジョーヘンの出番が少なくなってしまっているのが残念だ。また、やや小粒なメンバーであるため、『INNER URGE』のような躍動感はあまりない。どちらかというと、この当時のリー・モーガンのアルバムと同じ感触である。
しかしながら、ジョーヘンの演奏はいつも通り当たり外れがなく、常に高水準のプレイであるのでご心配なく。
・「ジョー・チェンバースのバスドラに痺れる」
とにかく「グランテッド」を聴くべし。ジョー・チェンバースのバスドラに耳が吸い付いて離れない。あくまでも力を入れず、軽くキックペダルを動かしているのがわかる。物凄く低いパルスで、「ドン」「ドン」と要所要所で地鳴りのように炸裂する。このカッコ良さ!バスドラのみで芸になりうるのを見事に証明した一枚。
・「アコピ+エレピ=明るいエバンス」
エレピを弾くエバンスにサイケデリックなジャケット。ワルツ・フォー・デビーやポートレイト・イン・ジャズを愛するエバンスファンの方々は幻滅を感じるかもしれません。しかしこのCDはイケマス。本当に。まず一曲目のファンカレーロ。いきなりのエレピ(Fender Rohdes)でのイントロからしてハードボイルドでカッコイイ。今までのエバンスにはなかったファンキーな味わいだ。それに絡みつくエディゴメスの乗りの良いブンブンベースもいかしてる。テーマを一通り演奏した後は、アコースティックピアノでのリリカルなアドリブをかます。いままでよりも曲の表現力がより広がったという感じ。エレピはメインではなく、あくまでも添え物で、曲全体を活かすための小道具として使われている。2曲目、3曲目ではアコピだけの純粋のピアノトリオ。相変わらずのエバンス節が冴え渡るが、どこか楽天的というかウエストコースト的な爽やかで明るい雰囲気に満ちているのです。そして、4曲目が問題のエレピを交えたワルツ・フォー・デビーのニューバージョンだ。出だしはアコピでテーマを堂々とスケールの大きいソロで聴かせる。その後にエレピに替えてテーマ、アドリブ、ベースとのインプロビゼーションと進んでいく。最後にまたアコピにもどりテーマを明るくプレイして終わる。全体的にアップテンポのデビーであり、カラッとした明るさとエレピの心地よいリズムが印象的です。残りの曲でもアコピとエレピの入り交じった演奏とアコピのソロ曲と続いていきます。全曲が聴きもので棄て曲は一曲もない。以前は少しうるさいと感じられた、ゴメスのベースもエレピのバックで聴くととっても聴き易くて快感でした。レコーディングキャリア上での新境地に達したエバンス。ゴメス、モレル(ドラムス)とのコンビネーションも良く、エバンス最高の一枚であることは間違いないでしょう。LP発売時にはメチャクチャ売れたそうです。さあ、つまらない固定観念を捨てて、早くこっちに来て下さい。
・「隠れ名盤」
パーソネルはサム・リバース(ts)、ジャッキー・バイアード(p)、ロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムス(ds)。
サム・リバースの初リーダーアルバムにして、最も主流派に接近した演奏が聴けるアルバム。このあとのアルバムはほとんどがフリージャズに近い。 サム・リバースは独自の音色とタイム感を持つ素晴らしいサックス奏者であるが、一般的には「マイルス・デイビスのところに少しいた人」との認識で終わってしまっている。しかし、サム・リバースをまだ聴いたことのない人にはとにかくこのアルバムを聴いて欲しい。トニーのドラムに煽られてブローしまくる一曲目の「フューシャ・スイング・ソング」の疾走感。トニーはサムの弟子であり、当時は普段から一緒に練習をしていた間柄。アルバム全体で息のあったプレイを聴かせる。ドラムの音も前面に出ているミキシングでそれも良し。 また、ジョー・ヘンダーソンやスタン・ゲッツも取り上げている名バラード「ベアトリス」のオリジナルを収録。私はこれをジャズマンの書いたバラードとしては一番の出来だと思っている。 あまり話題にならないアルバムではあるが、隠れ名盤。サム・リバースがフリー系のサックス奏者と見られているため、見逃してしまいがちであるが、是非一度聴いてみて欲しいアルバムである。
・「疾走感が最高」
パーソネルはサム・リバース(ts)、ジャッキー・バイアード(p)、ロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムス(ds)。 サム・リバースの初リーダーアルバムにして、一番主流派に接近した演奏が聞けるアルバム。このあとのアルバムはほとんどがフリージャズに近い。
サム・リバースは独自の音色とタイム感を持つ素晴らしいサックス奏者であるが、一般的には「マイルス・デイビスのところに少しいた人」との認識で終わってしまっている。しかし、サム・リバースをまだ聴いたことのない人にはとにかくこのアルバムを聴いて欲しい。トニーのドラムに煽られてブローしまくる一曲目の「フューシャ・スイング・ソング」の疾走感。トニーはサムの弟子であり、当時は普段から一緒に練習をしていた間柄。アルバム全体で息のあったプレイを聴かせる。ドラムの音も前面に出ているミキシングでそれも良し。
また、ジョー・ヘンダーソンやスタン・ゲッツも取り上げている名バラード「ベアトリス」のオリジナルを収録。私はこれをジャズマンの書いたバラードとしては一番の出来だと思っている。
あまり話題にならないアルバムではあるが、隠れ名盤。サム・リバースがフリー系のサックス奏者と見られているため、見逃してしまいがちであるが、是非一度聴いてみて欲しいアルバムである。
・「モーダル・メッセンジャーズの傑作」
名伯楽のブレイキーの先進性は、60年代に入ってウェイン・ショーターを起用したことに象徴される。50年代後半、ファンキーという大鉱脈を掘り当て、当分その売りで勝負できたはずのジャズメッセンジャーズであったが、60年代の新たな潮流として浮上したモードを、もっとも斬新な解釈で作編曲、演奏の才能を持ったショーターをスカウトすることによって採りいれ、見事にコンボの体質を刷新したのだ。しかもカーティス・フラーをフィーチャーし3管編成にすることで、サウンドの厚みが増し、ショーターのアレンジも存分に発揮されたのである。スリー・ブラインド・マイス、ブルー・ムーン、ザット・オールド・フィーリングと続く選曲のよさもさることながら、ハバードのトランペット、フラーのトロンボーン、ショーターのサックス、シダー・ウォルトンのピアノとそれぞれに溌剌とした若手らしいプレイが展開され、ヴァイタルで希望に満ちたモダン・ジャズのエッセンスを感じることができる。ライブ演奏だが、演奏や録音に荒さもなく、実に完成度の高いアルバムに仕上がっている。JMの中期の傑作として是非手元におきたいCDである。
・「かっこいい!!」
ジャズは、やっぱりライブ!!おすすめの曲は、タイトル曲の「スリ-・ブラインド・マイス」この曲を聴いたたけでこのアルバムの良さがわかると思う。熱くて、下手な小細工をしていない、直球勝負のライブ・アルバムジャズ(ア-ト・ブレイキ-)の良さがわかるのは、そして一番輝くのはライブなんですね。
・「素晴らしい名ライブ」
本作、個人的にはジャズメッセンジャーズの作品中三本の指に入ると考えている。ライブ音源でありながら音質が頗る良いので、臨場感も抜群である。
ショーターを音楽監督に迎えて以来、当時最先端の手法であるモードに取り組んできたメッセンジャーズだが、本作ではその成果が見事に結実している。メンバーにモードを得意とするハバードやシダー・ウォルトンがいるからであろうか、サウンドは古臭さが無く新鮮である。
全てのトラックが聴きどころであるが特に推薦したいのは2曲目のハバードをフィーチャーしたバラード。スローテンポでも決して重くならず、華やかなトーンですっきりと歌い上げている。他曲も実に素晴らしく、必聴の名盤であろう。
●洪水
・「音とリズムの洪水」
『洪水』そのタイトルどうりの作品である。聴き所は1・2曲目の連続。1曲目は名曲『MEINDEN VOYAGE』。後半にベース、フルート、ドラムがゆっくりと入ってくるところが美しい。美しい海を優雅に渡る船が想像できる。そして、いよいよその流れから突然『ACTUAL PLOOF』へと移行する。暴力的に加速していくこの曲からは、メンバーのテンションの高さがうかがえる。執拗に繰り返されるリフがまたかっこいい。その演奏はまさに『音とリズムの洪水』だ。聴き始めたら最後、終わるまでただその凄まじさに唖然とするしかない。3曲目以降はキーボードの演奏となる。まさにハービー・ハンコックならではのアルバム。
・「やっぱハンコックといえば!!」
時代を感じるアナーキーなジャケが、言わずもがな熱いプレイを物語るハンコックのライブ盤!!ファンク大会の『アクチュアル・プルーフ』はもちろん『スパンク・ア・リー』もうだるような暑いファンクが聴けます、『カメレオン』は…やりすぎ(ハンコックのシンセ?のエフェクトやりすぎ…)。だが、しかし一曲目『処女航海』のアコースティックピアノでの演奏も、もっと聴きたいと思うのは自分だけか?こういうのを聴くとやっぱりピアノはハンコックだなぁと思ったりする。
・「日本ではもちろん、海外ではもっと貴重!」
1975年の来日コンサートのライブ・アルバムです。エレクトリック・ハンコックのいわゆるブラック・ファンク時代のライブ・アルバムはこれ以外には「VSOP ニューポートの追想」の2枚目ぐらいしかありません。 当アルバムは丸々2枚分(LP換算)ブラック・ファンク尽くしです。イントロは処女航海で始まりますけど。そこからラストまで一気に盛り上がります。でも、よく聴くとハンコックのプレイはヒート・アップしても、実はクールな感じがします。そこがまたカッコイイです。切れても知的とでも言うのでしょうか。もともと理系で知的な人ですからね。 ブラック・ファンクといいながら、実はファンキーではなかったのかもしれません。 このアルバムは当時のCBSソニーの企画ですので、日本のみの発売でした。海外ではレア物です。
・「名曲をオリジナル以上のグルーブ感で楽しめるライブアルバムです」
75年のハンコックグループの日本でのライブの模様を収録した、日本のみで発売されたアルバムで、メンバーもsax,flのベニーモーピン、bのポールジャクソン、dsのマイククラークらの強力なメンツです。収録曲は①②のアコースティックセット、③以降のエレクトリックセットからなっていますが、嬉しいのは、有名な①④⑥等々、何れもライブならではのグルーブ感があり、①の途中から、リズムセクション、フルートがからんでくる辺り、よりファンク度を増した④⑥など、何れもオリジナル以上の格好よさがあります。中でも最もお奨めなのは、②で、強力メンツが異常なテンションの高さを聞かせる演奏になっています。ハンコックのアコ-スティック、エレクトリックの有名曲を、オリジナル以上のグルーブ感で楽しめるライブアルバムです。
・「日本ではもちろん、海外ではもっと貴重!」
1975年の来日コンサートのライブ・アルバムです。エレクトリック・ハンコックのいわゆるブラック・ファンク時代のライブ・アルバムはこれ以外には「VSOP ニューポートの追想」の2枚目ぐらいしかありません。当アルバムは丸々2枚分(LP換算)ブラック・ファンク尽くしです。イントロは処女航海で始まりますけど。そこからラストまで一気に盛り上がります。でも、よく聴くとハンコックのプレイはヒート・アップしても、実はクールな感じがします。そこがまたカッコイイです。切れても知的とでも言うのでしょうか。もともと理系で知的な人ですからね。ブラック・ファンクといいながら、実はファンキーではなかったのかもしれません。このアルバムは当時のCBSソニーの企画ですので、日本のみの発売でした。海外ではレア物です。
・「過激でスリルに富んだ最良の新主流派ジャズ」
60年代前半のブルーノートは数々の新鋭を抱え、その誰もがリーダーになりうるセッションを数多く記録した。それぞれ重要で才能のきらめきを感じさせるものばかりだが、ハービー・ハンコックの本アルバムはその中でも突出したすばらしいできばえである。珍しくワンホーンという編成だが、フロント務めるフレディ・ハバードが彼の長いキャリアでも最高のプレイを聴かせてくれる。その新主流派的先進性と過激さ、楽器自体を鳴らす技術、エモーション、どれをとってもずば抜けている。このメンバーは翌年、テナー・サックスのジョージ・コールマンを加え傑作の誉れ高いハンコックの「処女航海」をリリースする。だが、ハバードに関して言えばその時の演奏よりもこちらの方が数段優れ、スリリングだと思う。中でもCantaloupe Island がファンキーな味わいで有名だが、僕としてはむしろ生きのいいOne Finger Snap にハバードの真髄を見た。ハンコックの多才で変転めまぐるしい音楽キャリアの中ではそれほど目立ったアルバムではないが、溌剌としたメンバーの清新なプレイゆえ真に新主流派のきらめきを感じさせる最良の内容だといえよう。
・「主役はフレディ」
Maiden VoyageやSpeak Like a Childの影に隠れがちだけど、これは傑作。US3がカバーしたからカンタロープばっかり言われるけど、実は全編聴きどころだらけ。曲のカッコ良さもさることながら、一人フロントを張るフレディ.ハバードのプレイが素晴らしさが特筆モノです。ある意味あっけらかんとしたプレイなんだけど、リー.モーガンやマイルスではこういう空気は絶対作れない。全編で聴かれる彼の流麗なソロとハービーのラインとの親和性がいい感じの一体感を醸成しているのでしょうか。オルタネイト.テイクもなんでオクラか分からない素晴らしい出来。ラッパを吹いている人はぶっ飛ばされること必至の一枚。
・「新主流派からの脱却を目指すハンコック」
意味が良く分からないタイトルに、不思議な写真のジャケカバー。これでカンタロープアイランドが入ってなければ、このCDを買う気にさせる要素は少ない。"Empyrean Isles"とは「天空の小島」という意味で、ジャケはハワイのヒナツボ火山噴火の写真?本作では今までの新主流派を代表するブルーノートのハンコックから、より深遠なフリージャズっぽいアプローチがされていて、カンタロープ以外の曲の演奏時間も長い。繰り返し聴いていくとハンコックの意図が見えてくるのだが、そこに至るまである程度の時間を要する曲が多い。見事に大噴火するフレディハバードのトランペットを除いては、今までのハンコックと比べるといささか内容的にも難しいジャズで、とまどう人もいるかもしれない。でもじっくり聴けば新主流派からより深遠で完成されたジャズの到達点を目指すハンコックが見える仕掛けとなっているのがうれしい。大志を抱いた若き日のハービーの意欲作だ。ウォーターメロンマンの改作カンタロープアイランド以外の曲を聴かないのはすごく勿体ない。
・「Happy in RVG&cheep!」
About this album, you can refer Amazon.co.jp explanationand other reviewers.Not so much things remain I want say.I would like to say that I appreciate "The Egg"This tune is a free improvisation which is the most captiveI ever heard.We are happy to be able to listen to this album in RVG editionand such cheep price. If you don't have,you'd better to get itnow. Don't miss it!
・「聴き応えのある一枚」
1964年の作品。
このカルテットの演奏には思わず息を潜めてしまう緊張感がある。それぞれの楽器が活き活きとしていて、全体に躍動的であり、フレディーの演奏は熱い。フェードアウトがとても心地よい。 スピード感のある"ONE FINGER SNAP"、ロン・カーターのベースが全体を引き締める"OLILOQUI VALLEY"。スリリングな展開の中で少し息を抜けるのが"CANTALOUPE ISLAND"。Us3によってカヴァー(サンプリング)されたことでも有名な曲。Hip-Hop。 強烈なアドリブとテーマ、抑揚のきいた展開の"THE EGG"。
聴き応えのある一枚。 ジャケットのデザインはもちろんREID MILES。文句無し!
・「星5つを超越。恐がらずに聴いてください。」
ノイズ交じりの劣悪な録音、古色蒼然たる音の響き、今では考えられない演奏フォーマットなど、Parkerのどこが凄いのかまったく理解できなかったのが最初の印象。その後、懐古趣味も手伝って数十回聴いているうちに、あんたの気のせいと言われそうだが、ある日突然「目からウロコ」状態。私にとってParkerは特別な存在になった。あらゆる角度から解釈され尽くした感のあるParkerだが、個人的な体験から彼の特異性を表明するなら、「Charlie Parkerはリアルだ」ということ。そもそも音楽を聴くという行為は、LPやCD、最近ではデータに定着された「過去」をトレースし直すという作業と言い換えることができる。しかしそれはあくまでも追体験であって、演奏するプレイヤーやライブ盤なら観客などその場にいる当事者ほどの臨場感を獲得することはどうしても不可能だ。
これは音楽に限ったことではなく、メディアに収録され得るすべての芸術に共通する宿命である。では、Parkerは? いつでも、私たちの目の前に「イマ」を現出する世界を展開してくれる。こう思う時がある、Charlie Parkerとは次元の高いJazzの演奏家ではなく位相の異なる文化の創造者ではないか、と。1940年代後半のDialとSavoyは彼の絶頂期を収めた2大レーベル。国内外のレコード会社からさまざまな形とボリュームで発売され続けている。決して押し売りはしないけれど、Parkerを聴くならBGMとしてでもいいから何度もできるだけ繰り返し聴いて欲しい。
・「落とし穴にはまる前に聴こう」
基本ジャズっていう音楽は単純なので(悪い意味ではなく)、完璧な調和、調律を求めるクラシック音楽を追い求めて泥沼にはまるようなことは中々ないんですが、40〜60年代、この時代は、とかくややこしく、ビバップ、クールorホット・ジャズ、ウエストコースト・ジャズ、ファンキー・ジャズ、ソウル・ジャズ、フリー・ジャズ、ハード・バップ、そしてモードと、このモダン・ジャズ期ってのは、まさに創生の嵐だった訳で、色々聞いてけば聞いてくほど、何をもって定義付けしてるのが甚だ曖昧になってくるんだよなあ。そして本当の意味で何が純粋なジャズであるかがむしょうに気になる訳だが、そういう意味でこの一枚は、バードは、純粋なジャズなんだ。
目玉は2曲目から6曲目、チャーリー・パーカー・セプテットの演奏だ。当時、若干19歳のマイルス・デイヴィスをはじめ、も〜とにかく、いかにもジャズが好きな若者達って感じで、小難しい理論じゃなく、ありあまるアイデア。小才を利かした技術なんかじゃなくて、好奇心に満ちた創意工夫。まさにこの純然たる思いで作られたから、飽きがこないんだよな。作り物とは違う。「チュニジアの夜」のマイルスとパーカーときたら、快心の吹きっぷりだよ、録音悪いのなんてどっかに吹っ飛んじまうほどの。
そして、これは絶対に外せない名曲、8番の「Lover man」。ジミー・バンのピアノイントロで、すでに目頭が熱くなるが、ここでのパーカーは本当に歌ってる。サブ・トーンなんて技術じゃなくて、本当に情が滲み出る様に嗄れた音色が胸を熱くするし、泣けます。
そして10「Bebop」はハワード・マギーのトランペットが、これでもかってぐらい火を噴くごとくの吹き回しでノリノリです。
あとはラストCharlie Parker's New Starsでの4曲。これは録音も演奏の質もGOOD。そしてただ、おとなしくなってないのは若き日のバーニー・ケッセルが暴れてるから。特に「カーヴィン・ザ・バード」・・・凄いね。ソリッドなギターイントロで、所々暴れ回るバッキング、ソロパートのカッコいい事カッコいい事たまらんね。
とにかく挙げればキリがないな。僕、個人的には純粋なジャズはこの一枚だな。オールドジャズより先に、フュージョンやスムースより先に、モダン・ジャズの中でトップに聴いて欲しいのがこれ。そしたら何かね明確に基準ができると思うんだ。Jazzっていいと心から思える一枚。
・「ゾクゾクきます」
チャーリーパーカーのアドリブはゾクゾクきます。僕が特にすきなのはチュニジアの夜のパーカーが一気に吹きまくる瞬間です。まさにその瞬間全身にすさまじい快楽が突き抜けてしばらく放心状態になってしまいます。曲数も多くディジーガレスピーやマイルスデイヴィスといったジャズジャイアンツも協演しているのでそこらへんも注目な一枚です。チュニジアの夜はほかにアートブレイキーやソニーロリンズなどが演奏しているのもあるので曲で聞き比べてもおもしろいかもしれません。
・「教科書」
わずかこれだけの人数しかレビューを書いておられないとは、ジャズ人気も墜ちたものだ。 端的にすべてのジャズ・アルバムの中の最高傑作。決してパーカーのファンではないわたくしですらそう思う。理由はきわめて簡単だ。ふつう、ジャズに興味がある、あるいはジャズが好き、と称する方は、「ジャズ風にアレンジされたメロディ」がイイナ、と感じられているだけなのである。つまりアドリブ=インプロヴィゼイションは却って原曲のイメージを損なう、邪魔なものとなる。マイルス・デイビスの、ジャズからアドリブを追放した「ネフェルティティ」がこの思想の延長上にあるアルバムである(そして当然彼はフュージョンに走ってゆく)。 ここでのパーカーは、まさにアドリブ一発に賭けている。パーカーと凡百のジャズメンとのアドリブの違いは、前者が「曲のイメージ」を全く念頭に置かず、コード進行のみを使って新しい音楽を想像してゆく、つまり原曲を「換骨奪胎」しているのに対し(その結果、しばしば原メロディの小節を飛び越えて吹くことが特徴だ)、後者は「原曲のイメージ」から脱し切れていない(だからフレーズが原曲の小節数から外れることが少ない)ことにある。 このパーカーの演奏に何ものも感じない方にはジャズは向いていないと思われます。逆に、ジャズを好きになりたい方はこの演奏から始めるのが近道と思われます。何といっても「教科書」ですから。
ケータイからは、シンプルアマゾン(モバイル版)をご覧下さい。
シンプルアマゾンは、安心・安全のネットショッピングAmazon.co.jpの商品を紹介しています。
簡単アフィリエイト:あなたのAmazonアソシエイトIDをアドレスの最後に付けるだけで簡単キャッシュバック!(例:1sas.net/?yourid-22)一度IDを付ければ、シンプルアマゾン内の全商品が紹介料の対象になります。アソシエイトIDはこちらから登録可。