モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番&第10番&第11番&第15番 (詳細)
シフ(アンドラーシュ)(アーティスト), モーツァルト(作曲)
「耳慣れたピアノ・ソナタに新しい響きを、、、、」「透明で清潔なモーツァルト」
モーツァルト:「レクイエム」 (詳細)
ボニー(バーバラ)(アーティスト), モンテヴェルディ合唱団(アーティスト), オッター(アンネ=ゾフィー・フォン)(アーティスト), ブロホヴィッツ(ハンス・ペーター)(アーティスト), ホワイト(ウィラード)(アーティスト), モーツァルト(作曲), ガーディナー(ジョン・エリオット)(指揮), イギリス・バロック管弦楽団(演奏), アディソン(スーザン)(演奏)
「スゴみのある演奏」「過度な甘さを排した辛口の味わい」
モーツァルト:交響曲第38&3 (詳細)
イギリス・バロック管弦楽団(アーティスト), モーツァルト(作曲), ガーディナー(ジョン・エリオット)(指揮)
「モーツァルトの「プラハ」交響曲最高の一枚」
Mozart: Requiem (Completion by Robert Levin) (詳細)
David Arnold(Baritone), David Arnold [baritone](Baritone), Wolfgang Amadeus Mozart(作曲), Boston Baroque(合奏), Nancy Maultsby(Mezzo Soprano), Ruth Ziesak(Soprano), Richard Croft(Tenor)
「興味深いジュスマイヤー版とベルリン・スケッチとの融合」「美しい声の流れ」
モーツァルト:歌劇「魔笛」 (詳細)
モル(クルト),ウィーン・ ヨー(スミ)(アーティスト), ウィーン国立歌劇場合唱団(アーティスト), ウィーン少年合唱団員(アーティスト), ヨー(スミ)(アーティスト), モル(クルト)(アーティスト), モーツァルト(作曲), ショルティ(サー・ゲオルク)(指揮), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏), ニーデルマイヤー(マインハルト)(演奏)
「大迫力!!!」「最高の「夜の女王」」
Mozart: Requiem (詳細)
Matthias Holle(Bass), Wolfgang Amadeus Mozart(作曲), Sigiswald Kuijken(指揮), Ingrid Schmithusen(Soprano), Neil Mackie(Tenor)
「敬虔な祈りを昇華させる秀演」
Mozart: Ave Verum Corpus; Davidde Penitente (詳細)
Wolfgang Amadeus Mozart(作曲), Sigiswald Kuijken(指揮), La Petite Bande(オーケストラ), Krisztina Laki(Soprano), Hans Peter Blochwitz(Tenor)
「どうしても、すなおに楽しめない迷?作」
モーツァルト:ピアノ協奏曲全集 (詳細)
ビルソン(マルコム)(アーティスト), モーツァルト(作曲), ガーディナー(ジョン・エリオット)(指揮), イングリッシュ・バロック・ソロイスツ(演奏), レヴィン(ロバート)(演奏), タン(メルヴィン)(演奏)
「オリジナル楽器による名演集です。」
Mozart : Clarinet Concerto / Debussy : Premiere Rhapsody / Takemitsu : Fantasia / Cantos (詳細)
Sabine Meyer(Clarinet), Claude Debussy(作曲), Wolfgang Amadeus Mozart(作曲), Toru Takemitsu(作曲), Claudio Abbado(指揮), Berliner Philharmoniker(オーケストラ)
「晩年のカラヤンゆかりの人物が結集?!」「モーツァルトが苦手って人にも」
モーツァルト : 後期ピアノ協奏曲集 (詳細)
内田光子(アーティスト), モーツァルト(作曲), テイト(ジェフリー)(指揮), イギリス室内管弦楽団(演奏)
「内田、会心の協奏曲集より20番以降を抜粋!!」
Mozart: Requiem; Kyrie (詳細)
Andreas Schmidt(Bass), Wolfgang Amadeus Mozart(作曲), Helmuth Rilling(指揮), Gächinger Kantorei Stuttgart(合奏), Stuttgart Bach Collegium(合奏), Christiane Oelze(Soprano), Scot Weir(Tenor)
「爽やかです」「アーメン・フーガを採用したレヴィン版の注目すべき演奏」
モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番、第27番 (詳細)
グルダ(フリードリヒ)(アーティスト), モーツァルト(作曲), アバド(クラウディオ)(指揮), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)
「きらめくような25番」「ベルリン風?なウィーン・フィル、グルダのピアノも最高!!」「モーツァルト弾きグルダによる素晴らしい演奏です」「これらの2曲の代表的名盤」「疲れた心をときほぐすブランデー」
Mozart: Clarinet and Oboe Concertos (詳細)
Antony Pay(Clarinet), Wolfgang Amadeus Mozart(作曲), Christopher Hogwood(指揮), Michel Piguet(Oboe), Academy of Ancient Music(オーケストラ)
「古楽器による最高の管楽器のための協奏曲集!」
"モーツァルト : ピアノ協奏曲第23,27,21番" (詳細)
ジャレット(キース)(アーティスト), モーツァルト(作曲), デイビス(デニス・ラッセル)(指揮), シュトゥットガルト室内管弦楽団(演奏)
「新鮮なモーツアルト」「楽しそうに弾いているのがよく分かる」「キースのピアノも良いが、オーケストラも秀逸。」
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番&第24番 (詳細)
ラローチャ(アリシア・デ)(アーティスト), モーツァルト(作曲), デイヴィス(コリン)(指揮), イギリス室内管弦楽団(演奏)
モーツァルト:ピアノ協奏曲全集 (詳細)
シフ(アンドラーシュ)(アーティスト), モーツァルト(作曲), ヴェーグ(シャーンドル)(指揮), モーツアルテウム・カメラータ・アカデミカ(演奏)
「オーセンティックなアプローチが光るシフとヴェーグによる佳演」
モーツァルト:ピアノソナタ全集 (詳細)
クラウス(リリー)(アーティスト), モーツァルト(作曲)
「この値段で」「過度な甘さ、大げさな表現を抑え、滋味溢れる最高の演奏」「たおやかな音」「繰り返し聞きたくなるCD」「名演ですが」
モーツァルト: 後期6大交響曲集 (詳細)
ベーム(カール)(アーティスト), モーツァルト(作曲), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)
「ベームのモーツァルト」「お勧め」「どっしり」「モーツアルト交響曲のメートル原器」「モーツァルトはベームで」
Mozart: Requiem (詳細)
Georg Zeppenfeld(Bass), Wolfgang Amadeus Mozart(作曲), Christian Thielemann(指揮), Lioba Braun(Mezzo Soprano), Munich Philharmonic Orchestra(オーケストラ), Friedemann Winklhofer(Organ), Sibylla Rubens(Soprano), Steve Davislim(Tenor)
「現代オケによる最高のレクイエム」「オケ、コーラスは求心力溢れるなかなかの演奏、独唱が惜しい。」
モーツァルト&ブラームス / クラリネット五重奏曲 (詳細)
シュミードル(ペーター)(アーティスト), モーツァルト(作曲), ブラームス(作曲), 新ウィーン八重奏団員(演奏)
「生粋のウィーンっ子が紡ぎだす極上のアンサンブル」
モーツァルト:交響曲第29番 (詳細)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(アーティスト), モーツァルト(作曲), シューベルト(作曲), カラヤン(ヘルベルト・フォン)(指揮)
「壮年期のカラヤン、覇気あふれる演奏は今の耳にも心地よい。」
モーツァルト:交響曲第38番&第39番 (詳細)
クーベリック(ラファエル)(アーティスト), モーツァルト(作曲), バイエルン放送交響楽団(演奏)
「リーダーズチョイスで1位に選ばれた名盤」「古き良き時代を感じさせる名演奏」
モーツァルト : 交響曲第25番、第29番&第33番 (詳細)
アムステルダム・バロック管弦楽団(アーティスト), モーツァルト(作曲), コープマン(トン)(指揮)
「この演奏、理想的だと思う。」「もういい加減、現代のオーケストラだから、響きが厚く美しいという偏見は止めよう。」「名盤が廉価価格で登場」「なんか違う気がします。」
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」&第38番「プラハ」 (詳細)
ヨッフム(オイゲン)(アーティスト), モーツァルト(作曲), バンベルク交響楽団(演奏)
「ヨッフムでモーツァルトを聴くという至福のとき」
モーツァルト:交響曲第36番「リンツ」&第33番 (詳細)
ヨッフム(オイゲン)(アーティスト), モーツァルト(作曲), バンベルク交響楽団(演奏)
「現代のオーケストラによるモーツァルト演奏、最高の一枚」
ジャズ・フュージョン>アーティスト別>J-L>Keith Jarrett
クラシック>器楽>室内楽・器楽曲>作曲家別>マ・ヤ・ラ・ワ行の作曲家>モーツァルト
Custom Stores>By Formats>国内盤>クラシック
Custom Stores>By Artists>クラシック>作曲家別>マ行>モーツァルト
Custom Stores>By Artists>クラシック>オペラ歌手>ア行の歌手>アンネ=ゾフィー・フォン・オッター
Custom Stores>By Artists>クラシック>作曲家別>マ行>モンテヴェルディ
クラシック>器楽>交響曲・管弦楽曲>マ・ヤ・ラ・ワ行の作曲家>モーツァルト
Custom Stores>By Formats>輸入盤>All US Titles
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Classical>Classical Instrumental>Composers>M-N>Mozart
Custom Stores>By Artists>クラシック>作曲家別>ア行>アーノルド
Custom Stores>By Labels>ジャズ・フュージョン>Telarc
●モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番&第10番&第11番&第15番
・「耳慣れたピアノ・ソナタに新しい響きを、、、、」
やはり、モーツァルトとシフは抜群の相性を示している。ありふれた名曲集とは一味もふた味も異なる非常に個性的ながら、心地よい演奏をしている。特に短調作品の第8番アンダンテ(第二楽章)の絶妙な語り口、、、必聴ものである。また、耳慣れたはずのトルコ行進曲も斬新なアプローチでにやっとしてしまうはず。
・「透明で清潔なモーツァルト」
私にとってモーツァルトのソナタといえば、長くエッシェンバッハ盤がお気に入りの一枚でした。このシフのモーツァルトは、エッシェンバッハと同じ香りがします。一音一音が透明で、とても清潔なモーツァルトを聴かせてくれます。何のてらいもない、ただモーツァルトの音楽に奉仕するシフの真摯な演奏は、好感がもてます。収録曲目も一度は耳にしたことのある曲ばかりですから、最初の1枚としてオススメの一枚です。
・「スゴみのある演奏」
ガーディナーによるモーツァルトの「レクイエム(KV626、ジュスマイヤー版)」のCDです。「キリエ・ニ短調(KV341)」も併録しています。1986年の録音です。
少人数の合唱団とオケを駆使して、流れるように軽快で勢いのある演奏を展開しています。ボニー(ソプラノ)やオッター(アルト)らソロ歌手陣も文句なしの名唱です。もう録音から20年近くたつのに、新鮮さを失っていないスゴみのある演奏をお楽しみください。
ガーディナーの「レクイエム」にはDVDもあり、そちらもファン必見の見事な作品です。
・「過度な甘さを排した辛口の味わい」
オリジナル楽器による演奏は、ともすると学術的、研究的になりすぎ、人間的な温かみにかけると思っているあなた、、、この演奏は違いますよ。とくに女声陣の清楚な歌声には心が洗われる思いですし、さすがに長年率いてきたモンテベルディ合唱団の力量を思い知らされる合唱のすばらしさ。オーケストラの合奏力も申し分なく、特に弱音部のあの透明な美しさは絶品です。
でも、本当にすごいのはむしろ「キリエ」のほうで、最初の一音で鳥肌がたったほどでした。
・「モーツァルトの「プラハ」交響曲最高の一枚」
オリジナル楽器によるモーツァルト演奏を一度でも体験してしまうと、もう現代楽器による演奏には戻れない。特にイギリス、アメリカなどの演奏家は時代考証をよく検討しておそらく当時はこう聞こえたであろうという演奏を聞かせてくれる。だけど、学究的なだけでは困る。やはりこのように人間の血の通ったすばらしい演奏をしてもらえないとね。『祇園精舎の鐘の音,諸行無常の響あり,沙羅双樹の花の色,盛者必衰の理をあらはす』有名な平家物語の冒頭であるが、「プラハ」の第二楽章を聞いているとじつにこの言葉の持つ意味が切実に迫ってくる演奏だ。あまりに過小評価されすぎているが、名盤だと思う。
●Mozart: Requiem (Completion by Robert Levin)
・「興味深いジュスマイヤー版とベルリン・スケッチとの融合」
Mozart のレクイエムのCDや演奏を聴いていつも思うことは、演奏はいいんだけれど、歌い手がなあ........ということである。 最近やっと満足の行くCDに巡り合えた。マーチン・パールマンという指揮者がボストンにあるオリジナル楽器のオーケストラと、ツィーザク(s)、モルツビー(ms)、クロフト(t)、アーノルド(br)といった独唱者とを迎えてつくったCDである。 そのこととは別にレクイエムには常にジュースマイヤーの編曲についての問題がつきまとう。私もいろいろと聞いてみたが20世紀になって現れたどの編曲版もジュースマイヤー版に勝るものはなかったように思える。バイヤー版はオリジナルにちょっと手直しをしただけだし、モーンダー版は衝撃的だったけど学術的に価値があるだけだと思うし(但しアーメン・フーガは感動的だが)、ドルース版にいたってはものすごく違和感があって、2度と聞く気になれないし、誰かあのすばらしい「ベルリン・スケッチ」とジュースマイヤーとを融合させて真に美しいレクイエムを再構築してくれないかと思っていたらこのCDに聞かれるような編曲がやっとでた。ああやっと、(これがMozart的かどうかは私にはわかりませんが)最高のReqiuemを聴くことができる。 興味のある方のご一聴を期待する。
・「美しい声の流れ」
前の方のレビューを参考にして購入したのですが、歌い手の方々は非常に美しい声で、静寂の中で目を閉じて聴くと何とも言えない感情がこみ上げてきます。ぜひ皆さんも聴いて欲しいです。
・「大迫力!!!」
目をつぶって聴くと情景がまざまざと想像され、かなり怖いです(笑)。音楽の授業で習った時のことを思い出しながら聴くと懐かしくもあります。それにしても、ほんと想像力をかきたてる曲だよな~。
・「最高の「夜の女王」」
ひとえにこの録音の存在価値はスミ・ジョーのアリアが聞けるからである。確かに旧録音でのスターぞろいのキャストとはことなりかなり知名度の落ちる歌手陣ではあるけれど、そんなことはどうでもよくなるくらいにここでのスミ・ジョーの人間味あふれる夜の女王は聴きものである。
・「敬虔な祈りを昇華させる秀演」
まるでミシェル・コルボによるフォーレのレクイエムみたいだ。ここには嘆きの慟哭や地獄の阿鼻叫喚を思わせる響きがない。でも、もし自分が死んだときに演奏されるんだったら、こういった安らかな響きによって天国(あるいは地獄か)に送られたいな〜と思う。
●Mozart: Ave Verum Corpus; Davidde Penitente
・「どうしても、すなおに楽しめない迷?作」
この、『後悔するダビデ』を初めて聴いたときは衝撃的だった。というのも、まさにハ短調ミサ曲そのものだったから、、、たしかにモーツァルトの文献を読むと、『ハ短調ミサ曲』をこのオラトリオに転用した」ことはちゃんと活字になって載っているのだが、、、実際にその音楽を聴くとなんとも複雑な心境になってしまう。なにか、あのコンスタンツェとともに喜びにあふれ意欲的に作曲したはずの名作を盗まれたような奇妙なむなしさを覚えるのだ、、、それが作曲者本人の行為だったとしても、、、いや作曲者本人が行ったことによりなおいっそう哀しみすら覚えてしまうのだ。
・「オリジナル楽器による名演集です。」
個人的にエリオット・ガーディナーとイングリッシュ・バロック;ソロイスツのコンビによるモーツァルト演奏は、奇をてらわずモーツァルトの本質を鋭く捉えた名演が多いので大変気に入っている。とくに、モーツァルトのピアノ協奏曲の最初期の作品から小品までを網羅したこの全集はオススメのセットである。
現代の構造の大きな(頑丈で)『無骨』なピアノ・フォルテとフル・オーケストラの演奏に聴きなれた耳には余りにあっさりしすぎて、貧弱に感じられるかもしれない。しかし、オーケストレーションとフォルテ・ピアノの響きに慣れてくると、逆に現代のピアノとオーケストラによる演奏で失ってしまったものの大切さが身にしみて感じられるようになると思う。特にモーツァルトの音楽の持つ、軽妙さと疾走感、えもいわれぬナイーブな翳り(かげり)や繊細なピアノのタッチが、、、、
ここでの演奏はどの曲もそれぞれに表情が異なり聞き物ではあるが、なんといっても、最後の27番でビルソンが、、、おっとこれをバラすと興ざめなので実際に聴いて確かめていただきたい。
●Mozart : Clarinet Concerto / Debussy : Premiere Rhapsody / Takemitsu : Fantasia / Cantos
・「晩年のカラヤンゆかりの人物が結集?!」
そもそもカラヤンの晩年期、シェフと楽団員の確執の一因となったのが、ザビーネ・マイヤーの入団問題だった。結局マイヤーは賢明にもベルリン・フィルの入団をあきらめ、ソロ活動を中心とした音楽生活を続けることになったのだが、、、で、このコンサートは「カラヤン同窓会?!」みたいなもので、なんとアバード指揮でベルリン・フィルとの競演が実現。そういったゴシップ記事的な興味はともかくとして、、、演奏そのものはごくごくオーソドックスで、マイヤーの少し憂いをおびたバセット・クラリネット(モーツァルトでの演奏)はとくにこの音楽によくあっていると思う。また、併録されているドビュッシーや武満の演奏は現代的なシャープな表現で現代音楽にも深い造詣をもつアバードの面目躍如といったところか。
・「モーツァルトが苦手って人にも」
クラリネット協奏曲はモーツァルトの嫌な面が耳につかない曲ですのでぜひ聞いてみて下さい。それでいてモーツァルトのオーケストラ曲やオペラのエキスが所々にちりばめられています。 何度も繰り返し聞いてこの曲を好きになった頃にはモーツァルトの嫌だと思っていた面はモーツァルトの魅力であることが理解できるようになっていることでしょう。 アバド/ベルリンフィル、マイヤー共に速めのテンポで驚くほどあっさりとした演奏なのでカラヤンのような陶酔的な美しさを期待するとがっかりするかも知れません。 しかしこの曲はモーツァルトの傑作ですから過多な表情付けを必要としないということがこの演奏を聴くと良くわかります。 マイヤーはこの曲でバセットホルンを使用していますが他の奏者のよう超低音域で無理な鳴らし方をせず楽器を上手く鳴らしています。ですからバセットを使った事によるこの曲本来の姿がいっそう引き立っています。
ドビュッシーと武満の曲もクラリネットというソロ楽器の存在によって聞きやすくなっています。マイヤーのクラリネットを聴いているうちにいつの間にか全曲聞き通してしまいます。マイヤー/アバド共にこの2つの曲を繊細かつシャープに描き出し曲本来の魅力を十二分に引き出しています。 現代的なこの2人の作曲家の曲にマイヤー、アバドという知性的な演奏家はとても相性が良いように感じます。
・「内田、会心の協奏曲集より20番以降を抜粋!!」
なぜかモーツァルトは英国の比較的渋い楽団と相性がよい。ベルリン・フィルやウィーン・フィルといったトップのオーケストラと一流の指揮者と演奏家が残した演奏よりも、こういった中堅の指揮者・楽団が演奏している記録のほうがしっくりくるのだ。内田のピアノも的確な表現でまさにはまったという感じ。2曲づつセットになった一枚ものを購入すべし。とくにおすすめは、第12番、第14番、第15番、第20番、第22番〜24番、第25番、そして最後の27番である。
・「爽やかです」
モツレクのレヴィン版というものらしいのですが、版がどうのこうのよりも、この録音のマイルドな爽やかさを高く評価したいです。(これがリリングの特徴なのでしょうか、)オケ、コーラス、ソロ一人ひとりの息がぴったり合っているようで、最初から最後まで木目が細かく、滑らかさが失われることがありません。音質も大変に良いと思いました。
・「アーメン・フーガを採用したレヴィン版の注目すべき演奏」
先にアメリカのボストン・バロック楽団によるロバート・レヴィン編曲になるオリジナル楽器でのCDが出ていた(本来のリリースはこちらが先だ)が、これはドイツ圏における初めてのオリジナル楽器による録音盤と思われる。
英米の古楽器演奏のアプローチは基本に忠実でニュートラルな演奏が多いが、ここでのリリンクのアプローチはややテンポを遅めに取り、少しセンチメンタルに流れるように思われる。
ボストン・バロックのやや硬質な響きをとるかこちらのややウェットな演奏をとるかは聞き手の好み次第、どちらも興味深い佳演といえる。
・「きらめくような25番」
27番はたくさんの名盤があるし、聴く人の好き嫌いもあるだろう。でも25番はこれしかないと自分は思っている。ピアノの音一つ一つが輝いている。これを引き立てるバランス絶妙の伴奏。グルダの軽やかな演奏が聴く者を幸せにさせる。笑顔で泣けるようなしみじみとした曲想が素晴らしい。今後もずっと聴き続けていきたい。
・「ベルリン風?なウィーン・フィル、グルダのピアノも最高!!」
アバードの目指しているオーケストラ演奏は室内楽を拡大したような、非常に緻密で親密ものだそうだ。たしかにここでのウィーン・フィルはあの芳醇な響きというよりは、より爽やかな引き締まった響きを得ているように感じるのは私だけだろうか?ただ、今回のこのオーケストラはモーツァルト晩年の2大傑作には、まさにうってつけの響きであり、グルダの心洗われるようなピアノの響きも素晴らしい。別のレヴューで『超一流のオーケストラと演奏家による名演がほどんどない』と指摘したモーツァルトのピアノ協奏曲だが、これは例外!まさにこれら2曲の決定盤といえるのではないか。
・「モーツァルト弾きグルダによる素晴らしい演奏です」
モーツァルトのピアノ協奏曲の名作2曲のカップリングですが、作曲された時期は、25番が、彼が栄華を極めていた頃、27番が死の年という対照的な時期に作曲されています。そのせいもあり、楽曲の性格も豪華絢爛たる25番、寂寥感のある27番と分かれています。であれば、やはり、モーツァルト弾きとして定評のあるグルダに、曲を描き分けてもらいたくなります。グルダは、25番では、はねるようなリズム感あるピアノ、そして27番では、流れるようなタッチで、この対照的な楽曲を描いてくれています。アバド率いるウィーンフィルも、素晴らしい響きで、グルダのピアノに応えており、素晴らしい協奏曲になっています。モーツァルトの名曲2曲が、この値段・演奏で楽しめるお得なアルバムではないでしょうか。
・「これらの2曲の代表的名盤」
モーツァルトのピアノ協奏曲というジャンルの中で、晩年の−−と言っても、わずか35歳の若さで世を去ったした早世の天才モーツァルトにとって、それはまだ30歳と35歳のときのことだが−−代表的作品である第25番K.503と第27番K.595のカップリング盤。ハ長調のK.503は、彼の代表的オペラである『フィガロの結婚』の直後に、これも晩年の作品群のひとつである交響曲第38番『プラーハ(プラハ)』と前後して作曲された作品で、モーツァルトのピアノ協奏曲の中では、まるで交響曲のような、もっとも構成の堅固な作品として知られる。また変ロ長調K.595のほうは、モーツァルトの夭折の年である1791年の作品として有名で、よく言われるように、澄み渡った秋空のように清々としている底に深い悲しみの感情が垣間見られる、モーツァルトの現世への“決別の歌”である。グルダのピアノ演奏は、この2曲の特徴を鮮やかに弾き分け、第25番K.503は端正な表現の中に強い意志を、第27番K.595のほうは晴れやかな演奏の中に透明な悲しみを浮き立たせる好対照の名演であるが、曲の特徴を過度に強調するような押しの強いところはなく、抑制の効いた表現で曲の特徴を際立たせている。これは特にK.595において効果的で、不遇だった晩年のモーツァルトの悲しみが強く胸に響く。アバドの指揮によるウィーンフィルの演奏も、あくまで正確なフレージングの中に瑞々しさをたたえた名演。往年の、ジョージ・セルの指揮するクリーブランド管弦楽団の演奏を思い出す。これらの2曲の代表的名盤として広くお勧めできる。
なお、第27番・変ロ長調K.595の第3楽章(フィナーレ)の主旋律は、この曲の数日後に作曲された子供向けの歌曲(童謡?)“春への憧れ”K.596という愛らしい作品のメロディーにも使われたという小さなエピソードもある。
・「疲れた心をときほぐすブランデー」
疲れ果ててしまった時、このCDを聴いて心癒されています。ウィーンフィルの清らかな響きとモーツァルトの快活な波長の相乗効果で素敵な”気”をもらっています。
●Mozart: Clarinet and Oboe Concertos
・「古楽器による最高の管楽器のための協奏曲集!」
とにかく、クラリネット協奏曲、、、これ一つだけのために投資しても惜しくない。それほどの超名演です。 凡百の現代楽器による演奏より、このアントニー・ペイのクラリネットをじっくりと聴いて欲しい。(きっと、アントン・シュタードラーってこんな演奏をしたんだろうなって思わせるほどです。) 併録のオーボエ協奏曲も、オリジナル楽器ならではの柔らかいニュアンスに富んだ演奏を堪能できるでしょう。
・「新鮮なモーツアルト」
モーツアルトは,小学校の音楽の時間にさんざん聞かされ,もう聞き飽きた.給食の時間,掃除の時間,帰りの時間.必ず流れてきたモーツアルトのメロディー.なじみがありすぎて,改めて聞く気がしない,そんな人にぜひ手にとってもらいたいCDです.実に新鮮なモーツアルトを聴くことができるでしょう.キース・ジャレットの弾くモーツアルトは,ただただ美しく,それでいながらジャズピアニストらしいグルーブ感を感じさせます.特に,モーツアルト最後のピアノ協奏曲第27番は,すでに死を悟ったかのような諦観を伴う透明な曲想なのですが,このCDで聞かれるのはただ透明な美しさです.それだけにモーツアルトの哀しさが,ひしひしと伝わってきます.元々キース・ジャレットのソロピアノ作品は,その透明な美!しさ故,死を感じさせる物がありました.そんな彼は,明るさの中に寂しさが見え隠れするモーツアルトに,まさにぴったりの演奏者であると思います.
・「楽しそうに弾いているのがよく分かる」
1994年11月、1995年1月録音。
モーツアルトのピアノ協奏曲の人気曲3曲と人気の交響曲40番のカップリング。キースはクラシックの演奏家とは比較にならないくらいリラックスしていて、遅めに3曲を弾いている。オケもなんとなく和やかさがでていて不思議な雰囲気のアルバムになっている。カップリングの交響曲もなんとなくそんな雰囲気の延長線上の演奏になっていて、『厳しさ』を求める方にはお勧めできない内容になっている(●^o^●)。ともあれモーツアルトを弾く時のキースはあのうなり声も全く無く、楽しそうに弾いているのがよく分かる。思わずその表情が浮かんできてにんまりしてしまう作品だ。
・「キースのピアノも良いが、オーケストラも秀逸。」
まず、一枚目のピアノ協奏曲23番と27番だが、オーケストラの精妙な響きも良いし、なによりもキースの透明なピアノがモーツァルトの傑作によく合っている。
キースの音楽性とモーツァルトの音楽性にはどこか相響きあうところがあるようだ。キースはピアノ・ソロにさりげなく装飾音をとりまぜているがそれも自然な感じでなかなか良い(おそらくモーツァルトも自分がピアノ・ソロをとるときにはそのときの気分によって微妙に装飾音を交えたり、メロディーをフェイクして弾いていたんじゃないかな?)
で、二枚目のほうはまるでコンサートに行ったような曲順でそれも面白いと思った。一曲目が「フリー・メイソンのための葬送曲」でちょっと荘厳で悲しげな調子で始まるが、つぎに明るく和やかなピアノ協奏曲21番で幾分ほっとさせてくれる。メインは悲劇的なト短調(40番)で締めくくる。ト短調はやや、ゆったりめに落ちついた雰囲気のある演奏だが、そこはかとなく緊張感も漂っている。
このCD,キースの演奏ばかりに注目が集まりがちだけど、実はシュツットガルト室内管弦楽団の伴奏にこそ本当の価値があるように思われる。
演奏風景を写した写真から、30〜40名程度の比較的小編成のオーケストラと思われるがハイドンやモーツァルト、初期のベートーヴェンの作品にはこういったオーケストラの演奏のほうが、各楽器のパートがより鮮明に浮き上がり、低音のリズムも重くなりすぎないという点において、大編成のオーケストラよりもふさわしいと思われる。
・「オーセンティックなアプローチが光るシフとヴェーグによる佳演」
モーツァルトはお膝元のザルツブルグ・アカデミー管で聴くとさすがだなぁと思わせる演奏が多い。
川崎にMUZAというクラシックのホールがオーブンしたのでザルツブルグ・アカデミー管の生演奏を聴きに行ったが実に伝統的かつ新鮮な演奏で非常に感銘を受けた。やはりモーツァルトの地元であるという自負と誇りがその演奏からあふれている。この協奏曲集においても、古楽器演奏の奏法をふまえたオーセンティックなアプローチで、さすがに古楽器演奏にも秀でたシフならではの表現が随所にあらわれている。
ここにいるすべての演奏家のモーツァルトに対する愛がひしひしと伝わってくるので、聴いているとこちらまでほのぼのとした暖かい気持ちになれる。私にとってはどんな巨匠や著名な演奏家の演奏と比べてもひけをとらない極上の名演奏である。
・「この値段で」
リリー・クラウスがモーツァルト弾きとして多分1・2位を争う名手であることは疑いないでしょう。このステレオ録音は、前に録音したモノラルより力強さという点では同じリリー・クラウス録音のものとしては劣るという事も聴きますが、それでもステレオ録音と熟練からくるたおやかさで、勝るとも劣らないと思います。何よりこの値段ですから、お得なセットでしょう。
・「過度な甘さ、大げさな表現を抑え、滋味溢れる最高の演奏」
最初期の作品などは得てしてロココ調のチャーミングな甘い演奏になってしまいかねないが、毅然とした節度を保ち、気品に満ちた大人の演奏をしている。それでいて、モーツァルトの音楽の持つ多様性を過不足なく的確に表現し、このフレーズはこうでなくてはという、、、まさに正鵠を得た最高の演奏となっている。
聴きものはすべての演奏といえるが、あえて一番初めの第一番、、、最初の一音からクラウスの音世界に酔ってしまう。
・「たおやかな音」
モーツァルトのソナタを購入しようと決心し「何故リリー・クラウスなのか?」と問われたら、私は「彼女のたおやかな音が好き」と答えるでしょう。実際購入まで、私はこの方を知りませんでした。けれども購入してずっとBGMとして聴いておりますが、飽きないのです。時折控えめにも聞こえるタッチ。けれどもはぎれがよく、しかし決して情におぼれ過ぎることもなく、淡々と、けれども芯が一本通っている・・・そんな彼女の演奏に慰められます。4枚組みのこの全集は購入される方の期待をまず裏切らないだろう、そう思います。決して華やかではないけれど誠実な演奏だと思います。
・「繰り返し聞きたくなるCD」
まず、音はとてもクリアです。1968年のステレオ録音ですが、このソニーインターナショナルさんが、どうやったのか、とてもきれいな音です。
・「名演ですが」
モーツァルト弾きとして誰もが認めるリリー・クラウス。一音一音を非常にマルカートにはっきり鳴らして、完璧に弾きこなしております。しかしやや弾き急いでいるというか、タッチがバタついているところもあり、やや奥ゆかしさというかデリカシーに欠ける部分もあります。というわけで星は4つ。名演であることに変わりはないんですけどね。
・「ベームのモーツァルト」
ベームのリズムの刻み方は独特で、他の作曲家の作品の演奏も良いのだが、モーツァルトの演奏には抜群にマッチしているように思える。
元来、モーツァルトの楽曲は、甘美なメロディーではあるものの、その完璧さゆえに、アンサンブルのバランスやリズム等、しっくりくる演奏にはなかなか出会えないものである。その点、ベーム=BPO版のモーツァルトは秀逸だ。
ただ、ト短調交響曲のリズムの取り方が「遅過ぎる」ように感じる人もいるかもしれない。マーラーの著作に、たしか、彼がウィーンフィルを指揮していた頃、『魔笛』の序曲を、指定されたテンポより気持ち遅く、一つ一つの音符をはっきり聞かせるように演奏したところ、聴衆は、遅く感じるどころか早く感じた、と記載していたのを読んだ記憶がある。ベームの演奏は、まさに、マーラーがモーツァルトを演奏していた時のテンポの取り方のように、気持ち遅く演奏することにより、細部の音を際立たせる効果があるのではないだろうか。少なくとも私にはそう感じる。いずれにせよ、少なくともこの『後期6大交響曲集』を聞く限り、どの曲もテンポは絶妙、アンサンブルも完璧なほど美しい。
『プラハ』の第3楽章のプレストなど、文句なく感動することだろう。
・「お勧め」
モーツァルトの交響曲にはいろいろな解釈があります。室内楽的な美しさを求めたもの。アーノンクールのように土臭いオリジナル楽器的な解釈のもの。ベームの演奏はフルオケのモーツァルト交響曲演奏としては頂点の演奏でしょう。割と速い演奏で、テンポの王様といわれたベームが奇を狙ったところなく安定して聞かせてくれています。ベルリンフィルとの演奏ですのでやはりそれなりに重厚な音色です。モーツァルトに何を求めるのかは人それぞれでしょうが、ひとつの完璧な演奏として是非聞いてみてください。
・「どっしり」
カラヤンの支配下にあるBPOが、ベームのタクトによって骨格のはっきりとしたモーツァルトを演奏しています。これより後にはあまり聴かれなくなるBPOの豪気な音色を堪能できる後期6大交響曲の決定番的な2枚組。ビギナーにもフリークにも是非お薦めです。
・「モーツアルト交響曲のメートル原器」
モーツァルト交響曲演奏としてはメートル原器に相当する演奏だと思います。ベームが月の光の下で汲み上げた井戸水のような清冽な味わいを聞かせてくれています。是非聞いてみてください。アーノンクールなんかの古楽器による演奏もベームを聞いてからのほうが、違った味わいを見出せるかも。。ベルリンフィルの重厚な音色も、後期交響曲においてはモーツァルトの演奏にマッチしてると思います。後期6大交響曲はスピード感の表現が生命線だと思っているのですが、どの曲も絶妙のテンポで楽譜の疾走する様が端正に表現されていると思います。ト短調交響曲のリズムの取り方が「遅過ぎる」と書いている人が多いようでしたが、私はそうは思いませんでした。面白い所では、ジャケットを見比べて40、41の第4楽章はバーンスタインの半分の時間であることに初めて気付きました。いずれにせよ、モーツアルト交響曲のメートル原器として決定番的な2枚組です。他の指揮、オケのモーツアルトについてこれを聞かずに語れないでしょう。お買い得だと思います。
・「モーツァルトはベームで」
ラジオで絶妙なテンポの40番を聴いて、なぜか懐かしくなり、購入した。六曲全て、素朴でもろい美しさに満ちている。音が一瞬一瞬止まって聞こえるにも関わらず、旋律となって積み重なっていき、大建築を築いてしまう。音がバラバラになってしまうのではないかとか、盛り上がらないのではないかとハラハラするが、決してそうはならない。それどころか、その緊張感がモーツァルトを真剣に聞かせてくれるのである。出された音が出された瞬間方向を失って留まろうとするモーツァルトの音楽の特徴を活かし、ロココ趣味の宮殿の中で聴いているような錯覚に陥らせてくれる。ハ長調のリンツ交響曲(1966年録音)、ロマン派の交響曲ではないかと疑うほど精妙なプラハ交響曲(1959年録音)は心に染み入る。ベームは今や忘れ去られてしまった感さえあるが、ショルティ、カラヤン、レヴァインの爽快なアレグロで流してしまう演奏ではなくて、一音一音じっくり聞かせるベームのモーツァルトはあわただしい生活の中に、音楽に耳を澄ます癒しの時間とモーツァルトを聴く幸福を与えてくれる。
・「現代オケによる最高のレクイエム」
小編成・古楽器系の演奏が主流を占めて久しいモーツアルト『レクイエム』。シュペリンク盤などの例外を除き、呼吸が浅く、せわしないこと誠に現代的というわけでなかろうに、心を深く沈潜し、静かに死者を悼むなどという聴き方はとてもできない演奏が大量生産されてきた。かねてより、小さい編成のオケしか指揮できない力量不足の指揮者が古楽器オケを好むのだろうと言う某評論家の意見を珍重してきたが、ここに大きなオケを指揮する力量を備えたティーレマンのディスクが登場した。懐が深い。あたりを払うような静けさがある。響きが纏綿として持続し、途切れることがない。フォルティシモとピアニッシモの間が幾段階にも渉り、膨らみと収縮に断裂がない。つまりクレッシェンドとデクレッシェンドが正しい息づきでなされているのだ。古楽器系ではおよそ見られない指揮者の力量の高さである。ベーム以来の名演奏、これからはこのティーレマン盤がベストといえよう。ミュンヘンフィルは前任者チェリビダッケより優れたマスターを迎え入れたのではないだろうか。
・「オケ、コーラスは求心力溢れるなかなかの演奏、独唱が惜しい。」
音を聴く限りでは、最近の流行ともなっているピリオド楽器に近いアプローチを取り、従来のジュースマイヤー版かバイヤー版を採用しているようだ。
響きの透明感、音楽にこめられた感情の力強さ、細やかさなどオーケストラの響き、合唱は申し分ないが、独唱者の発音の仕方に癖が強く、少々耳につくのが玉に瑕だった。
もう、ジュースマイヤーがどうの、オリジナル楽器がどうのという前に、純粋にここで聞かれるモーツァルトの叫びを心で受け止めたい、、、そんな気にさせるかなりの名演奏。
・「生粋のウィーンっ子が紡ぎだす極上のアンサンブル」
シュミードルのクラリネットはウィーンならではのまろやかさと深いコクが感じられて、モーツァルトやブラームス、ウェーバーなどの古典派〜ロマン派といった時期の作品には非常に良くあっていると思う。
モーツァルトの純粋さと情熱的なブラームス、どちらも作品もすこし憂いをふくんだクラリネットの音色が心地よい。
現在は《デッカ・ニュー・ベスト100》で発売中、ウェーバーは《ユニバーサル・クラシック名盤1200》のシリーズに再編集されている。
・「壮年期のカラヤン、覇気あふれる演奏は今の耳にも心地よい。」
ベルリン・フィルを率いて4年目、輝かしく颯爽としたカラヤンの演奏に心がうきうきしてくる。選ばれている曲目も、カラヤンの資質に合った軽妙で洒脱なものばかり。
このころのカラヤンって生き生きして活力にあふれて本当に良かったなと思う。
・「リーダーズチョイスで1位に選ばれた名盤」
モーツァルトの音楽は演奏家を試す試金石のようなところがある。めまぐるしい転調や天馬のごときメロディー、天才の早書きによる天性の即興など凡人では一筋縄でいかない音楽だからだ。普通に演奏すれば退屈になり、奇を衒って工夫を試みれば曲の構成美を傷つけてしまう。この難題をクリアするためにはモーツァルトのような天才の感性で接するか、長年の知識と経験を生かした風格のある匠の技で勝負するしかない。クーベリックのこのCDは後者の模範ともいうべき演奏だ。テンポは変化せず、可愛がりながら見守るような父性溢れた演奏で、はじめて聴くときは凡庸にしか聞こえないのに、繰り返し聴くことで指揮者の造詣の明るさが肌に感じられるようになる。ベーム/ベルリンフィルの演奏も堂々とした名演だが、クーベリックには父性から湧き出る温かみを感じることが出来る。クーベリックは同時期にハフナー以降の6曲の交響曲を録音したが、プラハ、39、40番は掛け値なしの名演だ。ちなみにレコード芸術の読者参加企画リーダーズチョイスで見事このプラハが1位に選出されている。
・「古き良き時代を感じさせる名演奏」
ベームやワルターもいいんだけど、個人的にはクーベリックやケルテスといったチェコ、ハンガリー出身の指揮者、モーツァルトを振ると格別の味わいがあるとおもう。やっぱりオーストリー文化圏の風土。民族的な土壌があるのかな???
とにかく、純粋に音楽に耳を済ませてもらいたい。ほんとに噛めば噛むほど、味わいがでてくるするめかなんかみたいにちょっと枯れててほんと、いいんだから。
・「この演奏、理想的だと思う。」
最初29番の出だしを聴いたとき速すぎると思った。しかし、聞き進むにつけ、引きつけられ、速度のことなど気にならなくなりました。何に魅力を感じたかといいますと、弦楽器と管楽器のバランスが理想的だと思います。おそらくモーツァルトは、このような響きを考えて曲を書いたのだと思います。29番と33番に入っているチェンバロの伴奏も古楽好きの私には気持ちよく聴けました。 古楽のモーツァルトと言いますと元気は良いものの少しキツイ感じのする演奏が多い中で、コープマンの演奏は現代楽器のモーツァルト交響曲に慣れた耳にもあまり違和感が無く聴くことが出来ると思います。
・「もういい加減、現代のオーケストラだから、響きが厚く美しいという偏見は止めよう。」
現代の大げさな交響楽団に慣れた耳には異質に響くかもしれないが、当時の楽器(コピーも含めて)を使用して、演奏方法、人数など、オーケストラの配置などを出来るだけ当時のやり方に則って演奏する古楽器演奏はやはり格別である。
小編成のオリジナル楽器のオーケストラだからといって、「響きがスカスカになり、ギスギスした感じになる」というようなことは、まったくない。それよりも、この明快で各楽器のパートが際立つオーケストレーションに慣れてくると、現代オーケストラの分厚すぎる響きがまだるっこしくてかえってそちらのほうが、いやになってくる。
ことモーツァルトに関しては、スピード感、透明感、浮遊感がなくてはどうにも話にならないのである。
代表的なオーケストラの特徴を以下に簡単に記す。
コープマンの演奏スタイルは総じてテンポを速めにとり、明快で、メリハリのある音楽にしている。モーツァルトの初期〜中期の作品に関しては抜群に相性が良いと思う。
ブリュッヘンと18世紀オーケストラの演奏は、どちらかというとエネルギッシュで外向的な演奏といえる。
ガーディナーとバロック・ソロイスツの演奏はなるべく奇をてらわず、正攻法でいて、その音楽は深く内向的である。
ホグウッドとエンシェント管のものは一番先鋭的で、いつも問題提起を起こす。ある意味、スケープ・ゴート的な存在である。
・「名盤が廉価価格で登場」
91年の没後200年を目標に進められていた全集からの1枚。91年当時は来日公演がテレビでも放映されたが、このオケはとにかく人数が少ない。当然古楽器による演奏のための編成だろうがそれにしても少人数。その代わり、現代オケでは味わえない新鮮さと、明瞭さがあり非常に面白い。
またこのCDでは、コープマンが即興でチェンバロを弾いている。最初は違和感があるが聴き慣れてくると「なるほど!」と思わせるのはさすがである。
・「なんか違う気がします。」
室内管弦楽団によるオーケストラ編成のせいでしょうか?ホグウッドのserenade全集に共通するこもった感じに違和感を覚えます。1枚で3交響曲が聞けるのはよいのですが、演奏全体にメリハリにかけるせいか、(これをよしとする方もいらっしゃるのでしょうが、)、私にはやや退屈に聞こえます。私はモーツアルトは論文の原稿書きなどの内職のBGMや煮詰まった時の気分転換に聞くこと多いため、こういった印象をもってしまうのかも知れません。あまり参考にならないかな。
●モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」&第38番「プラハ」
・「ヨッフムでモーツァルトを聴くという至福のとき」
これは稀代の名演である。若々しい生命感に溢れた35番も良いが、なんといっても38番『プラハ』が絶妙の仕上がり。しなやかで一音一音が微妙なニュアンスに富みあたかもひとつの生命体のように息づいて、なんともいえない色彩感、透明感とそこはかとなく漂う晩秋の景色。
指揮者、オーケストラ、場所、録音技術、何をとっても最高!!もう二度と現れないであろう、名指揮者がわれわれに残してくれた至芸をじっくり味わいたい。
・「現代のオーケストラによるモーツァルト演奏、最高の一枚」
これは稀代の名演である。 しなやかで一音一音が微妙なニュアンスに富み あたかもひとつの生命体のように息づいて、 なんともいえない色彩感、透明感とそこはかとなく漂う晩秋の景色。
とくに曲の知名度に寄りかからない第33番、モーツァルトの音楽が持つ愉悦、快楽、純粋さ、ユーモア、そこはかとなく流れる無常観、あらゆるモーツァルトの顔がここには現れている。
指揮者、オーケストラ、場所、録音技術、何をとっても最高!! もう二度と現れないであろう、名指揮者がわれわれに残してくれた 至芸をじっくり味わいたい。
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