シンプルアマゾン:セレクトリスト

[Simple Amazon Store]

-CD-DVD-ゲーム-おもちゃ-PCソフト-PC&電子機器-家電&雑貨-時計&バッグ-アパレル&シューズ-スポーツ&アウトドア-ヘルス&ビューティ-ベビー&マタニティ-アダルト | モバイル版(ケータイ)

▼movie:セレクト商品

L.A.コンフィデンシャル 製作10周年記念 (初回生産限定版) [DVD]L.A.コンフィデンシャル 製作10周年記念 (初回生産限定版) [DVD] (詳細)
カーティス・ハンソン(監督), ラッセル・クロウ(俳優), ガイ・ピアース(俳優), ケビン・スペイシー(俳優), ジェイムズ・クロムウェル(俳優), キム・ベイシンガー(俳優), ダニー・デビート(俳優), デビット・ストラザーン(俳優)

「緻密な構成力とそのムードに酔わされる。」「第70回アカデミー賞で主要9部門にノミネートされた傑作」「画質、音質ともに大幅に向上して生まれ変わった傑作」「傑作」「小説と比べると2倍面白い」


アメリカン・ギャングスター [DVD]アメリカン・ギャングスター [DVD] (詳細)
リドリー・スコット(監督), デンゼル・ワシントン(俳優), ラッセル・クロウ(俳優), キウェテル・イジョフォー(俳優), キューバ・グッディングJr(俳優), ルビー・ディー(俳優)

「ギャングスターという響き。1970年代の片端が見えてきます。」「我が道を進む二人の壮絶な生き様の物語」「渋い…大人の男の世界!」「デンゼル・ワシントンがひたすら素晴らしい。」「新たなギャング映画の金字塔」


ヒート プレミアム・エディション (初回生産限定版) [DVD]ヒート プレミアム・エディション (初回生産限定版) [DVD] (詳細)
マイケル・マン(監督), アル・パチーノ(俳優), ロバート・デ・二ーロ(俳優), ヴァル・キルマー(俳優), ジョン・ヴォイト(俳優), トム・サイズモア(俳優), アシュレイ・ジャッド(俳優), ナタリー・ポートマン(俳優)

「月日の経つのは早いもの」「やっと出ました!」「やっと再販・・・長かった・・・」「良質です!!」「初めて見たマイケル・マン監督作品です。」


ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] (詳細)
ジョエル・コーエン;イーサン・コーエン(監督), トミー・リー・ジョーンズ(俳優), ハビエル・バルデム(俳優), ジョシュ・ブローリン(俳優), ウディ・ハレルソン(俳優), ケリー・マクドナルド(俳優), ギャレット・ディラハント(俳優), テス・ハーパー(俳優)

「トミー・リー・ジョーンズの目線で観なければダメ」「原題は」「時代は変わる」「理由を考えるな」「恐ろしくて不愉快な映画だが……」


AMERICAN HARDCORE SPECIAL BOX “Everything Gone Black”EDITION (初回限定生産) [DVD]AMERICAN HARDCORE SPECIAL BOX “Everything Gone Black”EDITION (初回限定生産) [DVD] (詳細)
ポール・ラックマン(監督), マイク・ワット(ミニットメン)(俳優), ヴィック・ボンディ(アーティクルス・オブ・フェイス)(俳優), ボビー・スティール(アンデッド、ミスフィッツ)(俳優), ヘンリー・ロリンズ(ブラック・フラッグ)(俳優), ジェフ・アッタ(ミドルクラス)(俳優), イアン・マッケイ(マイナー・スレット、フガジ)(俳優), マイク・パットン(ミドルクラス)(俳優), ジョーイ・キースリー(D.O.A)(俳優), グレッグ・ヘトソン(サークル・ジャークス、バッド・レリジョン)(俳優), キース・モリス(サークル・ジャークス)(俳優)


グラインドハウス コンプリートBOX 【初回限定生産】 [DVD]グラインドハウス コンプリートBOX 【初回限定生産】 [DVD] (詳細)
クエンティン・タランティーノ(監督), ゾーイ・ベル(俳優), ブルース・ウィリス(俳優), ロザリオ・ドーソン(俳優), カート・ラッセル(俳優)

「祝!! 幻のUS公開版収録」「面白かったです」「何も言うな!とにかく買うんだっ!!」「値段もグラインドハウス!」「このBOXが出てよかった!」


モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版 [DVD]モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版 [DVD] (詳細)
ウォルター・サレス(監督), ガエル・ガルシア・ベルナル(俳優), ロドリゴ・デ・ラ・セルナ(俳優), ミア・マエストロ(俳優), ホセ・リベラ(脚本)

「一見は百聞にしかず」「静かに、心がざわつかされる映画」「ゲバラを知らなくても」「造られた感じがあまりしない、自然な雰囲気です」「南米の悲しいほど美しい星」


カポーティ &冷血 マスターピース・コレクション (初回生産限定) [DVD]カポーティ &冷血 マスターピース・コレクション (初回生産限定) [DVD] (詳細)
ベネット・ミラー(監督), リチャード・ブルックス(監督), フィリップ・シーモア・ホフマン(俳優), キャサリン・キーナー(俳優), クリフトン・コリンズJr(俳優), ロバート・ブレイク(俳優), スコット・ウィルソン(俳優), ジョン・フォーサイス(俳優), ジェラルド・クラーク(原著), トルーマン・カポーティ(原著)

「役者の力量が試される秀作」「上手いカップリング、かつどちらも秀作だが、鑑賞感は辛く重い。」「静寂と喧噪」「『冷血』の著者の映画化。」「特典のBOOKLETの内容が凄そう…」


ゴッドファーザーDVDコレクションゴッドファーザーDVDコレクション (詳細)
フランシス・フォード・コッポラ(監督)

「「ゴッドファーザー」なればこそ、の商品企画。オフィシャルブックもどうぞ。」「An offer you can't refuse !!」「The Godfather DVD」「「ゴッドファーザー」その存在の大きさ!」「罪の赦しはあるのだろうか・・・」


グッド・シェパード [DVD]グッド・シェパード [DVD] (詳細)
ロバート・デ・ニーロ(監督), マット・デイモン.アンジェリーナ・ジョリー.ジョン・E・タートゥーロ.アレック・ボールドウィン.タミー・ブランチャード.ビリー・クラダップ.ロバート・デ・ニーロ(俳優)

「大河ドラマ的ミステリー」「説得力のある高尚な作品。傑作です!」「あらゆる意味で「男らしい」映画」「最高です」「無言なれど伝わってきた心、マット・デーモン」


サルバドールの朝 [DVD]サルバドールの朝 [DVD] (詳細)
マヌエル・ウエルガ(監督), レオノール・ワトリング(俳優), ダニエル・ブリュール(俳優), トリスタン・ウヨア(俳優), レオナルド・スバラグリア(俳優)

「監督のメッセージが伝わる秀作」「久々に良い作品だと思いました」「感動しました。」「家族への愛がにじみ出ています」「なぜだろう・・不当な刑であるが、「罪なくして処された」とは思えなかった。」


題名のない子守唄 [DVD]題名のない子守唄 [DVD] (詳細)
ジュゼッペ・トルナトーレ(監督), ピエラ・デッリ・エスポスティ(俳優), クラウディア・ジュリーニ(俳優), クセニア・ラパポルト(俳優), ミケーレ・プラチド(俳優)

「壮絶で、哀しくも切ない極上のサスペンス」「名作の域に達したミステリーです」「俳優の技量を堪能して下さい」「今時ボカシだなんて・・・・」「残酷な場面は必要なのかしら」


ユージュアル・サスペクツ [DVD]ユージュアル・サスペクツ [DVD] (詳細)
ブライアン・シンガー(監督), スティーヴン・ボールドウィン(俳優), ケヴィン・スペイシー(俳優), ガブリエル・バーン(俳優), チャズ・パルミンテリ(俳優), ケヴィン・ポラック(俳優), ピート・ポスルスウェイト(俳優), ベニチオ・デル・トロ(俳優), クリストファー・マッカリー(脚本)

「ケビン・スペイシーの演技が光る」「ラストでスッキリできる素晴らしい作品」「してやられたぁ〜!」「逸作」「何度でも楽しめるサスペンス映画の傑作」


ファーゴ (ベストヒット・セレクション) [DVD]ファーゴ (ベストヒット・セレクション) [DVD] (詳細)
ジョエル・コーエン(監督), フランシス・マクドーマンド(俳優)

「やっぱり好きですねー」「傑作」「リアル」「マギーは「パワ可愛い」」「不思議な魅力を持った映画」


ミスター・ロンリー [DVD]ミスター・ロンリー [DVD] (詳細)
ハーモニー・コリン(監督), ディエゴ・ルナ(俳優), サマンサ・モートン(俳優), ドニ・ラヴァン(俳優), ヴェルナー・ヘルツォーク(俳優)

「もどかしい、物悲しい」「何とも言えない余韻を残す映画。」「役者カラックス」「何故シカトされているのだろう?」「代名詞」


スイミング・プール 無修正版 [DVD]スイミング・プール 無修正版 [DVD] (詳細)
フランソワ・オゾン(監督), シャーロット・ランプリング(俳優), リュディヴィーヌ・サニエ(俳優)

「2004年度の最高傑作です。見て下さい。」「シャーロット・ランプリングの存在感」「フランス映画の真髄を見た。」「独特のムード漂う、ミステリーならぬミステリアスな傑作。」「ワタシは好きだなぁ。」


トランスアメリカ [DVD]トランスアメリカ [DVD] (詳細)
ダンカン・タッカー(監督), フェリシティ・ハフマン(俳優), ケヴィン・ゼガーズ(俳優), フィオヌラ・フラナガン(俳優), エリザベス・ペーニャ(俳優), バート・ヤング(俳優)

「Love comes in many ways」「インディーズ系の傑作」「ブスになりきるすごさ!」「新しいものを発見させてくれる映画です。」「美しさとあたたかさ」


グッバイ、レーニン! [DVD]グッバイ、レーニン! [DVD] (詳細)
ヴォルフガング・ベッカー(監督), ダニエル・ブリュール(俳優), カトリーン・サーズ(俳優), チュルバン・ハマートヴァ(俳優)

「亡き祖国へ送るレクイエム」「けっこう内容の深い作品です。」「この作品を笑って見れない人がたくさんいるんでしょうね」「ユートピア」「気の合う仲間と知り合えるって素晴らしい!」


僕と未来とブエノスアイレス [DVD]僕と未来とブエノスアイレス [DVD] (詳細)
ダニエル・ブルマン(監督), ダニエル・エンドロール(俳優), アドリアーナ・アイゼンベルグ(俳優), ホルヘ・デリーア(俳優), セルヒオ・ボリス(俳優), ディエゴ・コロル(俳優), アティリオ・ポソボン(俳優), シルビーナ・ボスコ(俳優), マルセロ・ビルマヘール(脚本)

「爽やかな南米映画に拍手!!」「青年の成長譚とそれを取り巻く人々」「原題は「El Abrazo Partido」、「断ち切られた抱擁」。ベルリン映画祭の銀熊賞受賞作品。」


アンタッチャブル スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]アンタッチャブル スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] (詳細)
ブライアン・デ・パルマ(監督), ケビン・コスナー(俳優), ショーン・コネリー(俳優), チャールズ・マーティン・スミス(俳優), アンディ・ガルシア(俳優), ロバート・デ・ニーロ(俳優)

「とにかく、格好良い!」「元気のでる映画」「この映画は見て損はしないと思います」「アル・カポネとジミー・マローン」「男ならこんな風に生きたいと思う名作」


ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ [DVD]ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ [DVD] (詳細)
ガイ・リッチー(監督), ジェイソン・フレミング(俳優), デクスター・フレッチャー(俳優), ニック・モーラン(俳優)

「話が加速しながらつながっていく後半からラストにかけて。画面にかぶりつき状態で見入っていました」「素晴らしい」「交差する偶然と主人公達。傑作!」「好き。」「just missed the train」


ブルーベルベット (特別編) オリジナル無修正版 [DVD]ブルーベルベット (特別編) オリジナル無修正版 [DVD] (詳細)
デイヴィッド・リンチ(監督), カイル・マクラクラン(俳優)

「さわやかな変態」「映像感覚」「本編+特典=4点」「情報不足でした・・・」


ヴァージン・スーサイズ [DVD]ヴァージン・スーサイズ [DVD] (詳細)
ソフィア・コッポラ(監督), ジェームズ・ウッズ(俳優), キャスリーン・ターナー(俳優), キルステン・ダンスト(俳優), ジョシュ・ハートネット(俳優)

「儚さの持つ美しさ」「お気に入りに囲まれた憂鬱。」「おそろしくきれいな破滅」「「若さ」の痛みを思い出す映画」「10代特有の感情」


アモーレス・ペロス スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]アモーレス・ペロス スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] (詳細)
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(監督), ガエル・ガルシア・ベルナル(俳優), エミリオ・エチュバリア(俳優), ゴヤ・トレド(俳優), アルバロ・ゲレロ(俳優), バネッサ・バウチェ(俳優)

「犬と三つの物語」「悲劇映画の天才イニャリトゥ監督の問題作」「たぎる愛」「絶望」「期待はずれ」


パリ、テキサス デジタルニューマスター版 [DVD]パリ、テキサス デジタルニューマスター版 [DVD] (詳細)
ハリー・ディーン・スタントン(俳優), ヴィム・ヴェンダース(俳優)

「静かなる映画」「真摯で、痛切で、深遠な“愛”の神話。スタッフ&キャストとも完璧な映画史に残る傑作。」「違うパリだって、これだけオシャレ」「音楽も映像も、当時衝撃を受けました。」「空を眺めているだけでも満足」


▼クチコミ情報

L.A.コンフィデンシャル 製作10周年記念 (初回生産限定版) [DVD]

・「緻密な構成力とそのムードに酔わされる。
ジェームズ・エルロイ原作のテイストを生かした、デモーニッシュで血なまぐさい暴力描写。50年代の“夢の街”LAの闇に充満する欲望と猥雑なムードを再現させてみせた一方、いかにもウエスト・コースト的な乾いた肌触りも感じさせる質感。主演の俳優たちが発散させるそこはかとない色気。ジェリー・マリガン、チェット・ベッカー、リー・ワイリーら当時のウエスト・コースト・ジャズの旗手たちのムーディなJAZZをBGMに取り入れた心憎さ。そして、映画の都ハリウッド周辺が舞台ならではの、華やかで甘美な薫り。スタイリッシュな映像スタイルと緻密な構図、もちろんサスペンスとしても一級品なカーティス・ハンソンのフィルム・ノワールの大傑作。同年、存在そのものが社会的現象となって迎えられた「タイタニック」への過大評価がなければ、その年のオスカーを総なめにしていたと確信出来る映画、待望の再リリースだ。二世で知的、正義感と野心に燃えるガイ・ピアーズ。粗野だが、幼少期での自身の体験を胸に、女性へのDVに憎悪する直情型のラッセル・クロウ。ダンディで狡猾、商売上手なケビン・スペイシー。全く異なる3人の刑事のコントラスト、誰が善で誰が悪なのか、善悪の境界が曖昧な部分がドラマを複雑多岐、より魅力的なものにさせる。そして、キム・ベイジンガーの毅然とした美しさは、映画自体に、このジャンルでは極めて稀な芳醇なエロチシズムを醸し出させていて、素晴らしい。

・「第70回アカデミー賞で主要9部門にノミネートされた傑作
作品賞、監督賞を始め主要9部門でノミネートされた傑作だが、実際の受賞は助演女優賞と脚色賞のみ。理由は同年にモンスター級の映画「タイタニック」が11部門を受賞したためだ。映画としての出来映えは本作の方が数段優れているのだが、大作好き&お祭り好きのアカデミー賞ではどうしても大作が受賞する傾向にある。

本作のDVDは長らく廃盤になっており、レンタル店でもDVDを置いていないことが多く、人々の目にとまることがなくなった不遇の作品。

今回10周年記念とのことで限定版での発売だが、良い映画を観たい方へは強くお薦めできる。スタッフ&キャスト共に素晴らしい。個人的にはラッセル・クロウが一番輝いた演技をしていた映画だと思う。名映画解説者の故淀川長治氏がタイタニックを「札束で頬を叩いたような映画」と酷評したが、それは本作のような名作が押しやられたから…かもしれない。

・「画質、音質ともに大幅に向上して生まれ変わった傑作
以前販売されていたものと比べニューHDマスター使用&片面2層式記録、DTS音声収録により画質、音質ともに大幅に向上して生まれ変わったといっても言い過ぎでないぐらい旧版をお持ちの方でも大満足な内容です。前回なかった映像特典として監督、スタッフ、キャストによる製作秘話 【約19分】監督による作品解説 【約8分】等、約33分の映像特典も見逃せません。またパッケージもしっかりかっこ良く作っていますのでコレクターの方も満足できると思います。

鬼才ジェイムズ・エルロイの『L.A.四部作』の第2部である同名小説を原作として変更箇所が多々ありますが映画用に脚本がうまくアレンジされています。もちろん、脚本だけでなくケヴィン・スペイシー、ラッセル・クロウ、ガイ・ピアース、キム・ベイシンガーやジェームズ・クロムウェルその他の俳優の演技もすばらしいです。

この映画をきっかけにエルロイの原作が次々と買い取られ、ラッセル・クロウ、ガイ・ピアースの出世作となっています。

『L.A.四部作』の第1部「ブラック・ダリア」はすでにデパルマ監督で2005年に映画化済みで,第4部「ホワイト・ジャズ」はジョー・カーナハン監督で、ジョージ・クルーニーが主演と製作で映画化が決定しています。かなり気が早いですが今から公開が楽しみです。

そういえば映画化の前にTVシリーズのジャック・ヴィンセンス役を(ケヴィン・スペイシーが演じていた役)をキーファー・サザーランドで撮る計画があったとかそれもみてみたかった。

それにしても同日発売となったマイケルマン監督、アルパチーノ、ロバートデニーロ競演の「ヒート」といい東北新社さん廃盤商品の再販でいい仕事をしてくれました。ありがとう!!

・「傑作
なにやらモノクロ映画観てない人は映画を知らないとかわけのわからんことを書いてる真性のアホがいますが気にしないように。

この映画が傑作であり、映画史に残るのは確かです。出演者全員の演技が素晴らしく何回観ても飽きません。観てない人は観てください

・「小説と比べると2倍面白い
 犯罪映画として比類ない面白さを持っていることは間違いない。もちろん、原作はジェームズ・エルロイの3部作の中でも傑作中の傑作であることはよく知られている。しかし、アカデミー脚本賞を取ったように、この原作を非常にうまく映画的に改作したことにも注目して欲しい。人物像もまったく変えてしまい、物語の展開も違う風にしてあるのだが、本当に珍しいことなのだが、小説も映画もそれぞれが最高傑作に仕上がっている。順序はどちらでもいいのだけれど、小説と映画をともに味わうと、面白さが倍増する。

L.A.コンフィデンシャル 製作10周年記念 (初回生産限定版) [DVD] (詳細)

アメリカン・ギャングスター [DVD]

・「ギャングスターという響き。1970年代の片端が見えてきます。
実話をベースにした一代記を描いた映画への取組みはなかなか難しいものがあるようです。特にこのように1970年代と時代が近いものは顕著です。あまりにも事実に即したシナリオに脚色を加え過ぎると大げさな感じになる反面、ダイナミックにすると映画のコンテンツが異なってしまうので、このさじ加減が難しいと思います。この作品では、いつもとは異なるデンゼル・ワシントンが主役の悪党をよく分析して、細かく巧妙に演じているのがよく分かります。オープニングのハーレムのギャングのボスが主人公であるフランク・ルーカスに話したキーワードに、そののち麻薬王として君臨することになるコツが隠されているという仕掛けがあります。1970年代の裏社会を包み隠さず報じて、世間に明らかにした作品です。

・「我が道を進む二人の壮絶な生き様の物語
これは素晴らしい!何故オスカーにノミネートされなかったのか疑問です(ノーカントリーの受賞は納得ですけど)。リドリー監督の作品の中でも傑作の部類に入ります。2008年日本公開作品の中では今のところダントツのNo.1です(だったんですけど『ダークナイト』に譲りました)。

内容は実在の麻薬王フランク・ルーカスと彼を追いかけるリッチー・ロバーツの物語なんですが、単純に追いかけられる犯罪者と追いかける刑事の話というわけでなく、『我が道を進む二人の男の物語』というものなんです。麻薬という犯罪の道を突き進みつつも家族思いという一面を持つフランク、女にはだらしなく妻にも愛想をつかされるも自分の正義を貫き通すリッチー。正反対な道でありながらどこか似通っている部分がある二人は人間としては見習ってはいけないものの憧れるところがあります。そして終盤についに対面、今まで正反対の道を進んでいた二人は共に汚職にまみれた警察の人間を次々と逮捕。そしてすべてが終わった後にリッチーの「何か飲むか?」という問いかけに「聖水はあるか?」とフランクが答え、二人で大笑いするシーンは決して善人ではなかった二人が唯一共に善人となったように思えます。そんな二人を演じるのが共にオスカー俳優であるデンゼル・ワシントンとラッセル・クロウ(二人の競演はバーチュオシティ以来)。文句無しの絶品です。

脚色の部分は多々あるとは思いますが、かなりドラマチックな仕上りとなっています。男なら一度は見ておくべき作品です。リドリーファンなら「ブラックレイン」と「グラディエイター」と共に見るべし!

HDDVDの撤退で次世代DVDはどうなるかと思ったんですが、やっぱり出ませんね。まぁ仕方ないですが、次世代DVDで観たい方はBD版を待つか輸入盤のHDDVDを買うしかありません。ちなみにイギリス盤とドイツ盤にはなんと日本語字幕と日本語吹き替えが付いています(私はイギリス盤を購入しました)。お値段は約6千とお高いですが、ユニバーサルのBDの発売の目途が立っていない今、購入するのもよいかもしれませんよ。

"みでじゃさん"の質問に対しての回答ですが、私はHD−XF2で普通に再生できました。もともとHDDVDおよびBlu-rayは信号がHDとなるのでそこらへんはDVDとは違うようです。ただしこのHDDVDはアンレイテッド版ではないのでそこは注意してください。

・「渋い…大人の男の世界!
警察と呼べる職業とマフィアという立ち位置は、あくまでも色であり当然一人の人間であり男である…立ち位置の違う人間だが、善し悪しもキッチリ描いている!

タイトルからして派手なアクションや残酷さを、想像されると思いますが、そういう作品ではありません…

異なる立場の男の葛藤を渋くカッコ良く描いています…とくに音楽が素晴らしい…劇場鑑賞後、繰り返し見たいと思いました!

当たり前ですが、派手なアクションやCG作品だけが映画ではありません演出力に優れた本作も立派な大作だと思います?渋い大人の男の世界を堪能して下さい!

・「デンゼル・ワシントンがひたすら素晴らしい。
映画館で観た作品だが、デンゼル・ワシントン演じるフランクが正体を隠しながら黒人マフィアの世界で大ボスにのしあがっていき、やがて思わぬ所から足がついてラッセル・クロウ演じる刑事によって悪事を暴かれるまで、及び後日談を描く力作だ。とにかくデンゼル・ワシントンのクールな「ビジネス」の進め方とスタイリッシュな振舞いに魅了された。米国マイノリティーの悪のエリートでここまで惚れ惚れするオーラを感じさせてくれたのは、私にとってはイヤー・オブ・ザ・ドラゴンのジョン・ローン以来である。そういえば悪のヒーローを執念深く追い詰める刑事がだらしない面を持つという点でもイヤー・オブ・ザ・ドラゴンに似ている。もっともイヤー・オブ・ザ・ドラゴンのミッキー・ロークほどよれよれではなく、司法試験の勉強をしているように向上心を持った刑事なのだが。

アメリカがベトナム戦争の泥沼に陥った時代を背景にした大河ドラマのような上質の作品に仕立てたリドリー・スコット監督の手腕もさすがだ。光と陰の魔術師ぶりはさほど強くは発揮されていないが、時代の雰囲気を的確に活写する演出は見事。古希を迎えてなおエネルギッシュな監督に敬意を表したい。光と陰のコントラストが強烈なのが歴史的なジョー・フレージャー対モハメッド・アリ戦の会場となったMSGの場面というのも私のような年代にとっては嬉しい。あの頃のボクシング・へヴィー級タイトル・マッチの熱気に魅せられた私にとって記憶に残っている一戦だからだ。あの観衆の中にフランクがいたとは。

まとめると、本作は、俳優、特にデンゼル・ワシントンの魅力と監督の力量が合致した必見の傑作だと評価したい。

・「新たなギャング映画の金字塔
リドリー・スコット改心の一作、ではないでしょうか。ヒリヒリした映像感覚、社会的善悪で割り切れない人物設定、燃え上がる残酷さと精緻さの対比、女は添え物にすぎない、と、優れたギャング映画の要素をことごとく踏襲している上に、主役二人の怪演も見事というほかありません。また、いちいち芸も細かく、小道具や音楽、端役の配役にいたるまで、まことにスキがありません。特にこの映画では音楽が、時代の流れを象徴する重要な役割を担っており、ラストのアレには鳥肌もんでした。冒頭亡くなる伝説のブラック・マフィアのボス、バンピー・ジョンソンをクラレンス・ウィリアムズ3世が演じているところも、ギャング映画ファンにはニヤリ(ゆえにデンゼルをローレンス・フィッシュバーンに差し替えることは不可)。そして、悪徳警官役で出演の、絶好調ジョシュ・ブローリンも地味に光ります。これ以上説明的な演出や掘り下げが必要、という方は単なる読解力・知識不足。「グッド・フェローズ」以来、骨のあるギャング映画がないと嘆いていた自分にとっては、本当に久々に溜飲が下がりました。

アメリカン・ギャングスター [DVD] (詳細)

ヒート プレミアム・エディション (初回生産限定版) [DVD]

・「月日の経つのは早いもの
他の方のレヴュー内容の熱さからもわかるように、本作の再販を待ち望んだ方も多いのではないでしょうか。今回特筆すべきは、本編が米国盤では外れたDTS仕様で音声収録が行われていることと、膨大な特典映像です。そのなかでも大変興味深いのは、同監督の「コラテラル」同様、ロケ地LAの今日を訪問するツアーでしょう。監督から他の作品に登場していないようなこだわりの場所をロケハン依頼されたスタッフが、改めて当時の幾つかの場所を訪れるのですが、その変貌ぶりは撮影時から僅か10年余りとはいえ、時間の経つのは早いものだなあ、とつくづく感心させられる次第です。当時の面影を残すところは、ほとんどなくなっており、本作はある種貴重な都市のワンシーンの記録を、名優達の演技と共に刻み込んでくれたことかもしれません。そんな所も、改めて再見すると大変興味深く感じられると思います。

・「やっと出ました!
 デ・ニーロとアル・パチーノ2大スターの共演ですが、脇を固める俳優陣も凄い!ヴァル・キルマー、トム・サイズモア、ジョン・ボイト。それにナタリー・ポートマンまで出ています。これだけ出ていても消化不良を起こしていません。 ひとつの事件を発端に、プロの犯罪者集団のリーダーとその逮捕に全てをかける刑事の間に生まれた奇妙な友情。 しかし互いに相容れない世界に住む人間であるがゆえに否応もなく「そうなってしまうだろう」というクライマックスへと収斂されるストーリー。ま、定番と言ってしまえばそれまでですが、それを見せるだけの俳優陣の魅力と人物描写(銃撃戦も忘れずに)は、星5つ迷いなく付けられます。 何年か前にDVDを買いそびれて以来待ち続けました。正直好きな映画だけに、中古では買いたくないけど、いざ買おうとすると近所では中古も売り切れだし(am○zonじゃ高いし…)。待った結果が「プレミアム・エディション」の発売です! 地球に生まれて良かった〜!

・「やっと再販・・・長かった・・・
 待ちすぎて首が伸びた。この映画はデニーロもパチーノもそれぞれの持ち味(と言うか演技のにおい)を存分に出していて楽しめる。派手な市街での銃撃戦に目が行き勝ちだが、2人の生活を、その置かれている環境をじっくり見せることによって、この映画に男らしさをにおわせている。中古品の値段が高く、なかなか手に入りづらいDVDだったが、特典映像も含め、2枚組みでの発売ということで、購入をお勧めしたい。

・「良質です!!
待っていた人 もう買いです!! 再発売や値下げキャンペーンなどでもなかなかお目にかかる事がなく探し回った思い出があります。バルキルマーの演技も素晴らしかった。劇場公開 当時は、「2代俳優 激突」や「夢の共演」と言われオープニングロールでどちらの名前が先に出るのか話題になりました。ブルーレイも出るんでしょうかね?今年 公開される作品「ライチャス・キル(Righteous Kill)」では刑事コンビを組んで殺人事件に挑みます。楽しみだ〜

・「初めて見たマイケル・マン監督作品です。
 デ・ニーロ&パチーノの競演、と言っても追う者・追われる者なのでスクリーンで二人が対峙するのは後半で少ししかありませんでしたが、ファンにとっては夢の映画でした。ちなみにカフェで対峙しているシーンは、確かデ・ニーロが嫌がって対面にはパチーノは座ってないまま撮影されたような裏話を聞いた事があります。 キャストも豪華でした。T・サイズモア、V・キルマー、N・ポートマンも出てました。スクリーンの存在感ではパチーノの方が上に思いました。 そしてあの白昼の銃撃戦。銃声は全て本物を使ったという力の入れようで確か17分間ありましたっけ。 この映画を見てからこの監督の本物志向それでいて取り上げるテーマは常に対決、という骨太なドラマの職人監督になりました。

ヒート プレミアム・エディション (初回生産限定版) [DVD] (詳細)

ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

・「トミー・リー・ジョーンズの目線で観なければダメ
この作品普通に観ていると麻薬取引の銃撃戦跡地から大金を奪ったモス(ジョシュ・ブローリン)といかれた殺し屋(バビエル・バルデム)の対決に感情移入してしまう。これだと何も生まれず期待したカタルシスも何もない結果になるだろう。実はこの作品は、敏腕老保安官(トミー・リー・ジョーンズ)の体験を映像化したもの。モスと異常な殺し屋との対決は犯罪現場に見た老保安官の嗅覚により彼の脳裏で再現された映像を観ていると理解した方がいいのかもしれない。なので、終盤いきなり老保安官の視線になる展開になっているのと、冒頭の「魂をかける時はOKという」というセリフがドア越しに殺し屋と老保安官の緊迫した対面(?)として表されているのはこのためと思う。この事件によって、「昔の保安官は銃を携帯していなかった」という過去が、彼が体験する異常な殺し屋の殺しの足跡で否定され、理解を超えた現象として老保安官のストレスとなる(現に映画の初めは老保安官も銃を所持していないが、殺し屋とのと対面時には銃を所持している)。これが、最後に老人にとって住みにくい国(原題の「NO COUNTRY FOR OLD MEN」)というテーマを表すことになる。なので、こころして前半はあまり出てこないが、トミー・リー・ジョーンズ演じる老保安官を中心に観てみることをお薦めする。そう観ていくとなるほどと納得できる作品だろう。

・「原題は
「No Country For Old Men」ノーカントリーじゃ全く意味がわからないです。

・「時代は変わる
毎年、100本位の映画(殆どはDVDで)を観ているのですが、今のところ、ダントツの本年度ナンバーワンです。1980年代の話を2008年に観ている私達の感覚。それがこの映画の提示したテーマの一つです。やはり殺し屋のシガーは怖い。今の時代も、何を考えているのか分からない殺人者が多くいて、そういう人間の典型というか、デフォルメされた存在がシガー。シガーのような存在が跋扈する世の中(いつの時代も)、そんな時代に、死に安息を求めるしかない年老いた者達。それでもその時代を生きていかなければならない若者達。それは殺人者のシガーも同じ事。自分の肉体と頭脳を駆使して、ありのままの現実を淡々と生き、理不尽な事故にも文句一つ言わないシガー。自分は傍観者でありながらも、あまりにもやり切れない現実からフェイドアウトしたいと考えているベル。映画を観ていると、シガーにこそ、人間の生命力や、悟りに近いものを感じた人間は、私だけではないはずです。現実は理不尽な事ばかりだし、それを受け入れなければ生きてはいけない。”どんな時代でも現実から目を背けるな!そうしてしまったら、「死」こそが安息の地となり、そうなった時点で人は「生」を感じる事が出来なくなる”絶対的な暴力の恐怖に立ち向かったモス。自ら決めたルールの中で生き、理不尽な世の中を受け入れ、自らも理不尽を生み出し、人々に「生」の課題を突きつけるシガー。現実に絶望し、人生の終わりばかりを考えているベル。37歳の私の考えはモスに近い考えです。なるべく現実にもがき苦しみながらもそれに立ち向かっていきたい。20歳の私はどうだっただろう。シガーのように、世の中のルールを自分の考えに近付けていたのかもしれない。70歳の私は間違いなく、ベルに近い考えになっているだろう。人は皆、年を取り、人生の幕引きを考えなければならない時が来る。それでも人は「生」を全うしたいと願うが、死の時がいつ来るのかは、誰にも分からない。いつの時代も、どんな場所でも、老人には住み難い世の中。それは変える事の出来ない、普遍的な事だと思う。この映画からそれを感じた。

・「理由を考えるな
原題"No Country for Old Men"。怖い。七三分けマッシュルームカットの殺し屋は選択と決断を基にした不思議なルールに従って出会う人々を殺す(もしくは殺さない)。彼の顔を見たら人生の全てをコイントスに賭け、表か裏を選択しなければならない。自分の選択を信じられない依頼人も仲間も殺す。"What's the most you ever lost on a coin toss?""Call it, freiend-O"。殺し屋のルールを見極めようとするうちに登場人物の多くは死に映画も終るが、殺し屋のどこかに一貫したルールやモラルがあると悩むこと自体が、本作でトミー・リー・ジョーンズが体現している、犯罪にはそれなりの理解できる理由があるとする"Old Men"のパラダイムでしかない。この殺し屋はマクガフィンであり中身がない記号だ。舞台となった80年以降の純化され自己目的化した暴力そのものの表象である。原因や理由は必要とされない。最後は金を奪い返すための殺しでもない。音楽はなく映像がソリッドで120分一気に過ぎる。とにかく怖い。

・「恐ろしくて不愉快な映画だが……
 これまで映画はさまざまな暴力と殺戮を描いてきたし、私たちはさまざまなタイプの殺し屋をスクリーンの上に見てきたが、この映画のシガーという殺し屋(ハビエル・バルデム)の怖さはただごとではない。

 怖いといえば、とにかく無茶苦茶に殺しまくる殺人機械のような人殺しは確かに怖いが、シガーは違う。彼は物静かな男だ。私たちの目の前に不意に現れると、コイントスで私たちの運命を冷酷に決定する。凶器は家畜屠殺用の圧搾空気のボンベである。生きること、死ぬこと、殺すこと、殺されること、これらの現実にもっともらしい意味づけを行なおうとする哲学や思想や政治がことごとく、シガーの前では色あせてしまう。「聖戦」も「正義のための戦争」も空っぽなお題目になってしまう。

 シガーが私たちの目の前に突きつけるのは「人間というものはもともと死ぬようにできているものだから、何の理由もなくったって死んだり殺されたりするものだ」という、建て前抜きのむき出しの現実だからである。いくら恐ろしくても、私たちはこの現実を受け入れざるをえない。その時、荒涼たるテキサスの原野も索漠とした都市の街並みも、娯楽映画の約束事をまったく無視した一見意味不明の結末すらもが、不思議な光を放ちはじめる。

 見終った時には言いしれない不愉快だけしか感じないかもしれないが、時間が経つにつれて不愉快の印象は薄れ、その不思議な光が記憶のなかにいつまでも残って消えない。そんな映画である。

ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] (詳細)

グラインドハウス コンプリートBOX 【初回限定生産】 [DVD]

・「祝!! 幻のUS公開版収録
世界初のソフト化となる「グラインドハウス U.S.A.バージョン」。本国でも発売されていないこのバージョンを拝めるのはこのBOXだけだそうで…

僕は日本公開版もUS公開版も見ましたけど、より「グラインドハウス」の雰囲気を味わえるのは断然US公開版の方です。「プラネット・テラー」と「デス・プルーフ」の間に挟まれた3本のフェイク予告、これらもフェイクで済ませるなど勿体ないような素晴らしい出来のものばかりで、これらを見られるだけでも価値は十分にあると思います。

単品を買うくらいなら、ぜひこちらのBOXを買って下さい。単品は正直言って損としか言いようがありませんから(笑)

・「面白かったです
勿論U.S.A公開版を拝見しました。「プラネット・テラー」の方は、金がかかっている(ように見える)B級な映画といった面持ちでした。色々と弾けてましたね…物理的な意味でも。まんべんなく笑いとグロが散りばめられてます。B級好きには堪りません。「デス・プルーフ」の方は、女性グループの日常(?)会話でキャラを積み上げていき、中盤で…という展開に、いい意味で唖然。最後のカースタントも迫力満点です。ラストは爽快かつ面白い…あの人のファンは怒るかな?架空の映画の予告編も言うまでも無くイイです。下らなさが素晴らしいですね。当時の「グラインドハウス」は知りませんが、それを伝えようとする両者の心意気を存分に感じました。

・「何も言うな!とにかく買うんだっ!!
単品とコンプリートBOX、迷っている場合じゃない!もうBOXしかない!このデザイン見ましたか!?「あの」ジェネオンが作ったとは思えない素晴らしさ!もう、これだけでも買う価値あり!と言ったら言い過ぎかなwwwUSAバージョンを観ずに、グラインドハウスを語るなかれ。

・「値段もグラインドハウス!
DVD化になるかどうかもわからなかったUSA公開版も収録とはすごい!やはりフェイク予告編も加えて一つの作品だからディレクターズカット版(デスプルーフは無駄に長く、プラネットテラーは特に気になる追加シーンはなかったので)よりも断然面白い。

さらに日本特別の特典ディスクも収録し、完全版2作品の2枚組みでの計6枚組みでこの値段はまさにグラインドハウス!シンシティの時と違い、同時期に発売、サントラCDもなしという超良心的なジェネオンさんに感謝!某メーカーの某SF作品のDVD-BOXも見習って欲しいです。

・「このBOXが出てよかった!
配給会社が何故か(金のため?)全部で一作品だった二本の映画を解体し、フェイク予告編を消去二本の映画をバラバラで公開しほんの一部の劇場以外でしか完成形のホンモノが見られないというとんでもない公開をしたため僕は劇場に見に行くのをやめましたそしてこのような仕様のDVD-BOXが必ず出ると信じていましたジェネオンさんありがとうございます

「装丁」紙製のためやや耐久性はないかもしれませんが、かなりかっちょいいですただ、日本語で仕様を書いた帯紙がビニールを剥がしてからどこに保管すればいいのか困ります中に詳しい解説などは入っていないので、けっこうこの帯紙は重要だと思うのですが・・・箱にしっかり引っ掛かる作りにするとか、開封後に中にしまえるようにするとか、ひと工夫ほしいところです

「US公開版」フィルムの傷、たるみ、ノイズ、消失までネタだらけフェイク予告編も過去の名作?を踏襲していて、かなり面白いです単品の「デスプルーフ」「プラネットテラー」も面白いですけどやっぱりまず、これありきですね映画館でこのバージョンが見れなかったのがほんとうに残念です日本語吹替がないのは残念ですけど本編の長さを考えると容量的に仕方がない気もします

やはりグラインドハウス「デスプルーフ」「プラネットテラー」はこのBOXで見ないとダメです単品で見ると面白さはかなり減ると思われます全ての人にこのBOXの購入をオススメします

グラインドハウス コンプリートBOX 【初回限定生産】 [DVD] (詳細)

モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版 [DVD]

・「一見は百聞にしかず
何事も自分自身で体験しないとすまないタイプであったチェがこの映画を通じて見えてきた。

当時のアメリカと中南米諸国間の政治的、経済的な腐敗と陰謀に対し、チェが求めていたものは何であったのか?現在でいうアメリカイズムが本当に正しいことなのか?

チェは自分の正義を実際に実行しただけであれば、革命家は単なる政府を転覆させるテロリストにすぎない。

このバイクでの南米旅行は彼の思想の正しさを試す試練の旅であったに違いない。

・「静かに、心がざわつかされる映画
23歳の若きチェ・ゲバラ(エルネスト)は、親友アルベルトと共に南米横断の旅に出る。中古のバイクで大陸を突っ切るつもりなのだ。

突然の雷雨にとまどい、 バイクが故障するも修理する金がない。

砂漠を歩く。 マチュピチュの遺跡を目にする。 アマゾン川を越える。

宿も金もない壮大な旅路で触れ合い、心通わせたのは 常に、貧しさの中で必死に生きる人々だった。 土地を奪われ、夫婦で放浪する炭鉱労働者。 農地を警察に奪われた原住民。 裁縫で生計を立てるインディオの人々。

旅は予想以上にエルネストを変えていった。医者になることが進むべき道なのか?

そしてハンセン病患者を収容する病院で、彼は24歳の誕生日を迎え、スピーチをするが、、、。

若き日のチェ・ゲバラの優しい視線を、情熱と共に感じる事のできる映画だった。 そして、まだ社会を知らぬ大学生が初めて目にする社会の持たざる人々とのふれあいに、観る人は自分の青春期を重ねるのではないだろうか?

ロケは相当大変だったと予想する。 しかし、それだけ丹念に風景と行程が描かれている。その、だんだんに変化する風景と静謐で美しいギターの音が上手く溶け合っている。

清々しさでいっぱいだった。

・「ゲバラを知らなくても
十分に楽しめる映画だと思います。旅を続けるに連れて、エルネストとアルベルトの進む道が分かれていくのが何ともいいです。お坊ちゃんから強い信念を秘めた表情に変わっていくエルネストと、定職を見つけ落ち着いた表情になるアルベルト。アルベルトの旅はこれで終わり、エルネストはまた新たなる旅、南米社会を変える旅に出ようとする、そんな予感がしました。

・「造られた感じがあまりしない、自然な雰囲気です
 外国の写真を見るだけで、わくわく、うきうきする人は、始めの10分で虜になってしまうほどに、自然な南米の様子が描かれています。 大きな出来事も小さな出来事も、同じテンポで淡々と進行していくので、「ここで感動させよう」という造り手側からの押しつけがなく、自分の頭で考えながら見ることができます。

・「南米の悲しいほど美しい星
 映画の最後に流れた歌「河を渡って木立の中へ」のアンニュイな声とメロディーが頭から離れない。ハンセン病の施設での主人公ゲバラの演説「われわれ南米諸国は一つの混血民族なのです…」にもグッときてしまった。そして、ゲバラとその周辺の人物やキューバや南米諸国がより身近で好ましい感じを伴って立ち上がってきた。 映画を見終わったその夜のうちに私はアマゾンで『オリジナルサウンドトラック盤CD』戸井十月著『チェ・ゲバラのはるかな旅』(集英社文庫)、同著『カストロー銅像なき権力者』(新潮社)を注文していた。 それらが届くと、サウンドトラック盤をBGMに本を一気に読んだ。そして、ますますこの革命家達に引きつけられてしまった。ゲバラやカストロはもちろん、チリのアジェンデ元大統領やベネズエラの現大統領ウゴ・チャベスなど南米には魅力的な政治家が輩出している気がする。彼らの出現は超巨大国家アメリカ合衆国の大量搾取先、大量廃棄先としての宿命を背負った南米各国がアメリカの一国覇権主義の毒から逃れるための必然なのだとしたら、皮肉なことだ。そうであるならば日本にも民衆派の大政治家が出現してもいいはずなのにいっこうにそういう気配はない。やはり日本はとっくの昔に「支配する側」に立ってしまっているのだろう。 もちろん、そんなお硬い話をこの映画に読み取らなければならないわけではない。青年のガラスのように壊れやすく純粋な感情の揺れを追体験する青春映画としても傑作だと思うし、冒頭にも書いたが音楽がいいし、南米の悲しいほど美しい風景や人物の表情を楽しむのだっていい。そう、いろんな方向から楽しめるのだ。『モーターサイクルダイアリーズ』は私の中の最近の映画ベストワンである。

モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版 [DVD] (詳細)

カポーティ &冷血 マスターピース・コレクション (初回生産限定) [DVD]

・「役者の力量が試される秀作
誰もがホフマンの素晴らしい演技を絶賛しているのでそれなりに構えて見始めたものの、あまりの凄さに金縛りにあうような衝撃でした。カポーティがどんな人なのか予備知識は無かったけど、そんなの全く関係ありません。完璧に作り上げられた人物像、なりきったホフマンの姿に役者の限界を超えたオーラを感じました。巧みな言葉で犯人の信頼を得、優秀な弁護士を立て彼らの死刑を延期させる。ただ自分の本を完成させるために。その身勝手さは彼こそが「冷血」という言葉にふさわしいと見るものを凍りつかせる。なかなか犯行状況を語ろうとしない犯人にホフマンは苛立ちますが、長い年月を経て遂に犯行の夜について犯人が語りだした時のホフマンの表情。あのシーンにこそ、この映画を見る価値がある。スクリーンに釘付けになる、という言葉を今後安易に使う事が出来なくなりました。

・「上手いカップリング、かつどちらも秀作だが、鑑賞感は辛く重い。
これは実に上手いカップリング、企画の勝利と呼べるコンテンツだ。カンザスの地に佇むカポーティ(フィリップ・シーモア・ホフマン)を、モノトーンで捉えたパッケージのジャケットデザインが、まずいかしてる。“アンファン・テリブル”と呼ばれた新進気鋭の作家が、芸術的欲求と更なる成功の為、凶悪な犯罪者に積極的にコミットしていく過程でシンパシーを抱き、作家的野心、名声と人間的感情、良心の狭間で葛藤する様を、全編淡彩な映像美で、現実のカポーティとは体格からして正反対のホフマンが見事に演じきった「カポーティ」。そうして出来上がったベストセラー小説を、名手コンラッド・ホールの荒涼としたモノクロ映像とクインシー・ジョーンズのクール・ジャズと共に、自ら作家出身だったリチャード・ブルックスが、セミ・ドキュメンタリー・タッチで、ひりひりとした緊迫感で描いた「冷血」。ブックレイトの沢木耕太郎による「カポーティ」評は、的確に作品の本質を突いていてさすがだし、当時のカポーティのインタビューが収録されているのも、両作品の鑑賞の参考になるだろう。芸術家の、人間としての苦悩を静観に描く前者。犯罪者の、人間の持つどうしようもない業の“深い闇”に引きずり込ませる後者。どちらから観ても良いし、どちらも一見に値する傑作だと思うが、どちらにしても、観終わった後その痛ましさ、辛さに暫しの間へビィな気持ちにさせられる。 

  

・「静寂と喧噪
 静寂の中からコルトレーンの『It's easy to remember 』がパーティー会場に大きく響く。けれども映像からは静寂が伝わってくる。「IN COLD BLOOD」の舞台となった農場もまるで、アンドリュー・ワイエスの絵画のように冷たい静寂に包まれている。映画の内容は控えますが、ともかく不思議な静けさに包まれています。上映劇場が限定されていたので、クルマで片道4時間をかけて旭川まで出向き、5人のお客さんで、静寂の映画を堪能いたしました。

・「『冷血』の著者の映画化。
いや、マイッタ。淡々と描かれている。約6年間の記録なのだが。『誰が冷血なのか??』犯人か、住民か、作家のカポーティなのか?カポーティを演じる役者は見事である。あっと言う間に、時間は経過。充実しきった映像と時に身をまかすことができる。最後は、悲しみというより救い。作家が精神的に限界に達していた。6年間かかったのだもの、そう簡単には 立ち直ってはならない。・気になること作家の名前はトルーマン・カポーティである。彼は二人の友人がいる。一人は女性。『アラバママ物語』がヒットした。子ども時代隣同士。彼は同性愛者だった。彼はこの事件を 発見する前に すでに「作家」としての位置を獲得していた。『ティファニーで朝食を』は 彼の作品である。彼は二人の犯罪者のうち一人に感心を示した。なぜか。彼は 父が死に、母の連れ子としてさまよい、親類に拾われた。彼は ???彼は 6年間というもの どのように 耐えたのだろうか。緊張の持続。すごい精神力であったという。同時に被害者の親族、その周辺の市民、更に加害者にとっていったいこの冷血非業な犯罪は何であったのか。問われる。それに 荷担した作家という者も。社会的に犯罪とその最終的処置に荷担してしまった者としての責任が問われる。作家は逃げることができない。彼は 冷血 だったのか。彼は 犯罪者に 弁護士を用意した。しかし、この事件の結末を待ち望んでいたのは彼である。※わたしは、この作品から、カポーティがアラバマ物語の著者ハーバー・リーと幼なじみであったことを知り感動した。こんな偶然最高。

・「特典のBOOKLETの内容が凄そう…
今年度のアカデミー賞受賞式も終わり、既にどこか懐かしき秀作、風格も滲み出た感のある「カポーティ」。かたや、これは本当に旧作の「冷血」。いずれもカポーティその人を語るには見逃せない2作品だが、何より凄そう…なのが特典のBOOKLET!沢木耕太郎氏や山本容子氏、ほかにも錚々たる顔ぶれの名が連なるような紙モノは、もはや昨今見ることができない…。生産限定ということであれば、これはどうしたって入手しておくべき!!?であろうか。映像+αへの期待を込めて、星5つ。

カポーティ &冷血 マスターピース・コレクション (初回生産限定) [DVD] (詳細)

ゴッドファーザーDVDコレクション

・「「ゴッドファーザー」なればこそ、の商品企画。オフィシャルブックもどうぞ。
作品の内容そのものに関して改めてわたしが書くことはなく、商品企画について。パッケージングが格好よすぎる。世の「BOXセット」、大抵バラで売ってるプラケース商品を紙ボックスに入れてセット売りしてハイ出来上がりですが、ゴッドファーザーはセピア色のマーロン・ブランド、アル・パチーノ、デニーロのインナーボックスと同デザインディスクで構成。バラ売りなし、DVDレンタル当然なし、で商品としての価値を維持しようとする版元の姿勢に大いに好感をもちます。最近発売されたインディ・ジョーンズも当面バラ売りなし&レンタルもなし、ですが版元がゴッドファーザーと同じパラマウントなのでやはりこれだけ商品力がある作品はセット&セルの1本で行く、ということでしょう。

某有名スパイ映画のBOXセットで何度も痛い目にあってきたコレクターのわたしとしてはこういう首尾一貫姿勢で販売される版元のDVDは安心して買うことが出来ます。なおこの「ゴッドファーザー」、ソニー・マガジンズからオフィシャル・ブックが出ていてそちらもおすすめ。映画のディティールのちょっとした疑問が氷解します。

・「An offer you can't refuse !!
ゴッドファーザーは、大好きなので通して5回は見たと思います。ハリウッド映画ながらヨーロッパの映画のような映像の美しさです。内容も素晴らしく、二人のドンの生涯を通じて、「力=権力」のもろさと残酷さ、そしてそれを背負わなければならない責任の重さを見せつけられて、自分の人生について考えさせられます。

また、英語を勉強する材料としても面白いです。ドン・コルレオーネがウォルツのことについてジョニーに言ったせりふ、

I'm gonna make him an offer he can't refuse.(彼が断れない提案をする、つまり「イヤとは言わせんよ」という意味)

は、アメリカでは「ものすごく」有名です。そして、ドン・ビトの子マイケルも、

My father made him an offer he couldn't refuse.

という会話をケイと交わしています。DVD版ではビデオ版とは違って、こうした会話が日本語字幕だけではなくて英語字幕でも出るので、何と言ってるのかはっきりと分かります。

この映画は実用的で短い言い回しも多く、楽しみながら英語の勉強が出来るのではないでしょうか。

・「The Godfather DVD
同じ製品の北米版を持っていましたが、同じデザインでも、やはり日本製のほうが装丁がしっかり出来ています。しっかりしすぎていて、デジパックが取り出せない。(逆に北米版はケースを斜めにすると全部下に落ちます)

内容は、IとIIは言うまでもなく名作なのですが、評判の悪いIIIも「これはゴッドファーザーのその後を描いた番外編なんだぞ」と自分に無理矢理言い聞かせれば、観れます。

ただ、やはりトム・ヘイゲンの不在は痛い。PART IIIと聞いて多くのファンが、老いたマイケルとトムとの間の”からみ”を楽しみにしていたと思います。ロバート・デュバルは、出演料のオファーがアル・パチーノの1/4以下だったことに失望して断ったそうですが、もし彼が出演を確約していたら、コッポラの脚本も相当変わっていた可能性がありますし、物語がもっと豊かになっていたことでしょう。実際に、ナンバー2であるトムの穴を埋める為に、四人のキャラ(新しい弁護士、トムの息子、コニー、アル・ネリ)に不自然で余計な仕事をさせています。

そしてもうひとつ言わせてもらえば、マリー役のウィノナ・ライダーが撮影二日前に病気で降板したのも痛い。特別に好きな女優ではないのですが、IIIでのマリーは重要な役です。素人(その後監督として開花しましたね)がやるよりはずっとマシだったでしょう。

あと最後に、素人と言えば、他の方も書かれていましたが、IとIIの日本語吹き替えは本当に悲惨です。ドン・ヴィトー、ただの日本のおじいちゃんです。この吹き替えの演出した人、オリジナル観たことないのでしょうか。これから初めてゴッドファーザーを観る方、絶対に、英語に日本語字幕入れて観てください。あの吹き替えでは何も伝わりません。というか、「みんなが言うほど良くないな」と思ってしまうことでしょう。(でもIIIのマリーだけは吹き替えの方が勝ってた。もとがもとだから)

・「「ゴッドファーザー」その存在の大きさ!
映画好きの人なら、あちこちの映画の台詞の中にこのタイトルを聞いたことが1度は有るはず。「ユー・ガット・メイル」の有名なトム・ハンクスの台詞「男は皆”ゴッドファーザー”が好き」「”マットレスで組め”ゴッド・ファーザーの台詞さ」・・・世の男性の価値観、生き方・・計り知れない影響力を与えているのが他でもない「ゴッドファーザー」なのですね。ワタシは女性ですが、この映画史上稀に見る大河エピックロマンに魅了されている一人です。もはやアメリカを代表する映画スターとなった、デニーロ、この映画がほぼデビューだったアル・パチーノが、なんとこの映画のスクリーンテストを受けにきたときのビデオ(勿論私服で!)を、以前セルビデオのおまけ(”LOOK INSIDE”)でみて大感動!なんとパチーノがソニーの役を演じていたり、デニーロがパチーノの役を演じていたりするシーンが入ってたんですよ!この辺はDVD特典映像に入っていない訳がない!ファンなら涙がとまらないほどの感動ですよ!

・「罪の赦しはあるのだろうか・・・
ゴットファーザー大すき。一度でも罪を犯したものに対して、社会は無情。ファミリーや仲間を守るため、夢中になって戦ってきた結果、歴代のゴットファーザーは深い孤独を味わうことになる。1、第一作 ボナセーラとビト・コルレオーネの場面

・イタリア系移民のボナセーラは、ゴットファーザーと尊称されるビトのところにきて娘の敵討ちを依頼する。「いくらですか?」と尋ねるボナセーラ。困惑するビト。金がほしくて人を殺したことなどないのだ。ビトは同じ移民仲間を助けるために、裏の仕事を一手に引き受けてきた。その結果、移民仲間の多くはビトを恐れるようになった。

2、第二作 ビトの渡米の場面

・シチリア島で身の置き所のなくなった少年ビトが、貨客船に乗り込んでアメリカに向かう。フネはニューヨーク沖の自由の女神をかすめてエリス島に入る。フネに乗っている人々は厳かなまなざしで自由の女神を見つめる。この人々はみな、旧大陸で戦いに敗れたひとたち。あるいはとりかえしのつかない過去を背負った人々。この人々にアメリカはやさしい。新大陸アメリカでは、自分の過去を知る人は誰もいない。もういちどゼロから人生をスタートさせてくれるかもしれない。アメリカの玄関口には、自由の女神がそびえている。ひとびとは、もう一度戦うチャンスを求めてアメリカに上陸する。その移民のなかにビト・コルレオーネもいた。3、第三部 カヴァレリア・ルスティカーナ最高!!

・終盤は歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」を観劇するシーン。第二作で大暴れしたマイケル・コルレオーネ。その結果、命がけで守ってきたはずの妻に怖がられてしまって(TT)。

・離れていった妻子に手紙を書くマイケル。どうかもう一度チャンスがほしい。でも、いままで散々暴れてきた過去を、妻は忘れてくれない。世の人々も同じようにマイケルを見ている。暗黒社会に君臨したマイケルが、どんなに足を洗ったと宣言しても、人々はマイケルの過去を忘れてはくれない。

・マイケルの切なる願いが、すこしづつ家族の緊張を解きほぐし、かつての妻とならんで歌劇を鑑賞するまでに至った。出演しているのはマイケルの息子。マイケルが失った宝物にやっと手が届く。が。その劇場の玄関を出るときに、刺客がマイケルを襲う。マイケルは若いころからの心得で防弾チョッキを着ているが、そばにいた娘に流れ弾が当たる。

・カヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲をバックに、マイケルが絶叫する。どうか赦してくださいと念じ続けた結果の裁き。もういちど人生をやり直すチャンスがほしいと願い続けた結果の破滅。

・ゴットファーザー三部作をみて、ぼくは「罪」と「赦し」ということについて、今も考えている。赦しとは・・・犯した罪を悔いる人が、もう一度やり直すチャンスを与えられることだと思う。

ゴッドファーザーDVDコレクション (詳細)

グッド・シェパード [DVD]

・「大河ドラマ的ミステリー
アレック・ボールドウィン、タミー・ブランチャード、マイケル・ガンボン、ジョン・タートゥーロ、ジョー・ペシといった個性派俳優ほか一流スタッフが結集。ラッセル上院議員役で、あの「2001年宇宙の旅」のボーマン船長ケア・デュリアの出演も嬉しいところ。ロバート・デ・ニーロもちょっとだけ出ています。 これら超強力な脇役人にひるむことなく、マット・デイモンは、時代を映すメガネの奥に冷徹な目を隠す主人公をストイックに好演しましたね。

製作総指揮がフランシス・フォード・コッポラとあって、信頼と裏切りが交錯するマフィアの世界をCIAや対抗する組織に置き換えたような、良くも悪くも「ゴッドファーザー」のニオイもします。(笑)

本作は、当然フィクションですが、真実(?)らしき興味深いエピソードが随所に織り込まれ、実際もこの映画に近い、あるいはもっとすごいのだろうと想像に難くありません。ロングショットを多用した、ゆったりとした重厚な映像はまさに大河ドラマ風。歴代のアメリカ大統領を多数輩出するエリートの秘密結社スカル&ボーンズの秘密や、CIA最大のミス(?)だったピッグス湾事件の真実など、裏切り者は誰だったんだ?!というミステリアスな部分も楽しめたし、前述の「ゴッドファーザー」のような男の世界も楽しめました。

CIAには、なぜ“the”をつけないんだ?“god(神)”に“the”をつける奴なんていないからだよ!と、予告編で出てきた言葉がラストになってやっと出てきますが、すごいよね、このセリフ!! 原題(The Good Shepherd)が意味するのは、国家の“忠犬”となった男を暗示する“良い(犬の)シェパード”ではなく、新約聖書ヨハネ福音書にある「“良い羊飼い”は羊のために自分の命を犠牲にします」という一節の引用だそうです。羊とは国家の理性とも読めます。

決して後味の良い映画ではありませんが、骨太の大河小説を読んだような満足感があります。

・「説得力のある高尚な作品。傑作です!
 ハリウッドの作品としては地味だが、重厚かつスリリングな展開で160分以上ある上映時間もまったく苦にならなかった。 トレンチコートに帽子を目深にかぶり、平凡な一般人を装うマット・デイモンの後ろ姿が全てを物語っている。終盤に近づくにつれ猫背になる主人公が、振り返るべき幸せな過去を持たないことにいっそうの悲しみを感じる。彼の悲劇は、第2次世界大戦から冷戦に生きた裏社会の愛国者たちに多く共通している。また、仕事に命をかけ家庭をかえりみない夫の家族に対する不実という点では、ごく身近なテーマとも言える。 J.エルロイの暗黒小説に登場するピート・ボンデュランドに重なって見えるのは偶然だろうか。エルロイ作品のように、本作の続編も期待したい。

・「あらゆる意味で「男らしい」映画
米国CIA幹部(=マット・デイモン扮する)の公私両面の半生について、第2次世界大戦直前のCIA創立期から、1960年代初頭のキューバ危機(=ピッグス湾侵攻失敗)までを背景に描いた作品。

・「最高です
確かにこの映画は構成が難しくなっており難解な作品です とても難しいと思いますが流石ロバートデニーロ 見事な演出で長いけど何故か気にならず 一気に見れる作品となってます CIAのゴッドファーザーというだけあって組織と家族をマジメにがっちりと描いております ラストのデイモンが息子を抱きしめるシーンや父親の手紙を燃やすところ正にこれは家族愛を描いた素晴らしい作品です 組織と家族をじっくり見つめることの出来る骨太い3時間でした

・「無言なれど伝わってきた心、マット・デーモン
20年の時を、行きつ戻りつしながら進むストーリー。マットが事実を見据え、苦渋の決断を下す・・正にここが見所。彼のせりふは非常に少ない。そのぶん、彼には「無言のせりふ」が求められた。

グッド・シェパード [DVD] (詳細)

サルバドールの朝 [DVD]

・「監督のメッセージが伝わる秀作
フランコ独裁政権末期のスペインで反政府活動をした青年サルバドールの生涯を扱った作品。

・「久々に良い作品だと思いました
死刑という重い題材。独裁政権下の国はこんなにも非情なのかと驚きました。国をどうしたら良くできるかという重大な問題にこんなに若いときに直面したら、周りがみんな運動をしていたら自分はどうするだろう・・とふと考えてしまいました。たしかに、殺人は悪い。でも死刑はなんの解決にもならないっていうのは痛いほど伝わりました。他罰的な考えの強い日本では受け入れにくい作品かなとも思いましたが、観る価値はあると思います。

・「感動しました。
後半からの展開にハラハラしながらも涙が出ました。観終わってからは「なぜこうなるの?」という気持ちでいっぱいになります。独裁政治に屈するコトなく精一杯生き、そして友達思い、家族思いな主人公。

とっても素晴らしい映画です☆

・「家族への愛がにじみ出ています
ダニエル・ブリュールの話すカタラーニャがすごく楽しみだったのですが、予想通り、新鮮な驚きがありました。彼のファンの人は必見です!!近年のバルセロナと異なり、政治が不安定ですごく物騒な街や人が印象的でした。

処刑されるかもしれない日が近づくにつれ、彼は自分がものすごく不安であるにもかかわらず、家族への優しさを忘れない、むしろ思いやりがより深くなるところに心を打たれました。あんなに愛し合える家族がいれば本当に素敵です!

洋画は恋愛に決着がつかなかったり、特にこれといって成就or notの結末を無理に用意しないところがなんかいいですね。人生の一部分として切り取るというか。

・「なぜだろう・・不当な刑であるが、「罪なくして処された」とは思えなかった。
フランコ政権下のスペイン。独裁政権を倒すべく反体制活動に若くして身を投じた青年の運命を描いたドキュメント。

ニ次大戦が終結してから30年近くも経過した1970年代になってもスペインでは未だファシスト政権が独裁体制を敷いていた・・・。ドイツのヒトラーとも手を組んでいたこともあるフランコは本来なら倒されるべき相手なはずなのは、「同じ穴のムジナ」でありながら戦勝国の一員として生き残り称賛を浴びたソビエトのスターリンと変わらない。

反体制活動をする・・・・というにも要るのは「金」。銀行強盗を繰り返して奪った金で当初は上々の滑り出し。だが、そんな事がいつまでも続くはずはなく、取り締まる側の逆襲に徐々に追い詰められてくる。生じる「仲間割れ」。「資金難」。「意欲の減退」。それらの末に訪れる「崩壊の時」。

「衆寡敵せず」(小人数では多数に敵わない)の言葉にあるように、活動の割には思想も仲間も広がらなかったというような結果論になった印象がした。

不当な政権に抗する手段が「非合法」である以上、リスクは承知しておくべきだが・・・どうもサルバドールにはその意識が欠けていた部分があるように思う。(元恋人を仲間との連絡役に使おうとするなど)

刑は確かに不当だが、強盗を繰り返していたサルバドール一味にはどうしても同情できない部分もあることも事実であるし、彼の死を反体制側もまるで「殉教者の死」のように祭り上げた面も否定できないと思うので、この評価。悪い作品ではないけど。

サルバドールの朝 [DVD] (詳細)

題名のない子守唄 [DVD]

・「壮絶で、哀しくも切ない極上のサスペンス
「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督の6年ぶりの新作は、謎に満ちた一人の女性を主人公に、その秘められた目的と強い意志が突き動かす彼女の行動の顛末を、徐々に明らかとなっていく哀しみの過去とともにミステリアスかつサスペンスフルに描くミステリー・ドラマです。また、ヒッチコックを意識した演出、特に「ダイアルMを廻せ」に出てきたようなハサミを使った犯行シーンでは、相手が「映画みたいな真似をするなよ」なんてセリフもあったりします。 ウクライナ女性イレーナが、金細工工房を自宅で営む一家の家政婦となり、一家の幼い娘テアと心ふれあうなか、忌まわしい彼女の過去の謎が紐解かれてゆきます...。イレーナ役のロシア女優クセアニア・ラパポルトが実に美しくて魅力的。過去のブロンド姿、現在のブルネット姿を交錯させ、底辺の女の哀感と強い母性を秘めた女性を熱演しています。

イレーヌは、悪人なのか? かつてイレーナは何をさせられていたのか? なぜこの街に来たのか? 何に怯え、何を求めているのか? その悲しみはどこから来ているのか? その強さはどこから来ているのか?暗示的な過去の断片がめまぐるしくフラッシュバックを多用し、次第にイリーナが抱えた謎が明らかになります。そして、過酷な過去が明らかになるにつれて、そんな思いは吹き飛び、ひたすら彼女を応援するようになってしまいます。物語は一瞬も弛緩することがなく、やがてパズルのピースを嵌めこむように形をなし、その衝撃に慄えることになります。

・「名作の域に達したミステリーです
邦題の「題名のない子守唄」を見て,あの長寿番組にあやかろうとした,今はやりのクラシック音楽映画だろうと考えていた私は,あやうくこの傑作を見逃すところでした。

映画はショッキングなシーンから始まります。そしてすぐにシーンが変わってイレーナ(クセニャ・ラポパルト)の物語が始まりますが,その相関関係は最後まで明らかになりません。エロティックで思わせぶりなカットバックなど,随所に凝った映像や演出を楽しみながら,観客は謎だらけのヒロインのストーリーを少しずつ理解していくことになります。 彼女は一体誰なのか。なぜこの町に来たのか。どうしてこのアパートを選んだのか。おそらく恐ろしい過去を持つのであろうと予感しながら,感動のラストまで目が離せない見ごたえのあるミステリーです。

・「俳優の技量を堪能して下さい
ジーナが復活するシーンで思わず声が出ました。いかにも解っていそうな雰囲気でしたけれど。他にも力量の優れた俳優揃いでした。昨今の日本では求め得ない重い題材だけに、邦画やハリウッドものしかご覧にならない方にお勧めします。

それにしても・・ここの先輩レビュアー諸氏のレベル高過ぎですw

・「今時ボカシだなんて・・・・
映画自体は久々に見ごたえのあるサスペンスで、コッテリギトギトなのにさっぱり爽やかという実に個性的な贅沢な1本です。勿論映画は星5つです。ただ今時このような芸術的な香りさえ漂う映画を見ていて、裸のシーンになるともやもや湧いてくるボカシにいらいらさせられるのはちょっと・・・。最近出た“アメリカンジゴロ”のソフトではリチャード・ギア様でも股間の間にぶらぶらさせているというのに・・。これってこの販売会社の自主規制なんでしょうか?なんだかなぁ。

・「残酷な場面は必要なのかしら
舞台があのトリエステだそうです。といっても港のシーンは出てこないのですが。東西の結節点でもあったトリエストだからこそ、このロシア、ウクライナや旧東欧からの売春を絡めた人身売買のストーリーがより現実感を持つのかもしれません。主人公は東欧からの人身売買の典型でもあるように顔が小さくて背が高いね。回りのイタリア人それも警官より一つ頭抜けています。ただイタリア語が余りにもうますぎるのがちょっと違和感をかもし出していますが。単純な売春を絡めた人身売買だけでなく、そこに養子縁組を絡めたところにこの映画のもう一つの謎があります。そういう意味では、ソヴィエト崩壊とその後のEU誕生が生み出した影の側面を扱った映画です。「ひまわり」の21世紀版逆versionか?この映画はこのような背景に現実感がないとついていくことができませんね。音楽はいいね。マーラーやバーバーのアダージェットを髣髴させる曲がモティーフとなり繰り返し繰り返し流されます。最後に、主人公が幼児に教え込もうとするロシア版、サヴァイヴァル哲学は想像通りながらも、いやはや大したものです。

題名のない子守唄 [DVD] (詳細)

ユージュアル・サスペクツ [DVD]

・「ケビン・スペイシーの演技が光る
その名を聞くと誰もが怯える謎のギャングのボス、カイザー・ソゼをめぐる話は、一見、複雑にからみあって謎解きのようだが、最後の落ちのための前フリに過ぎないことが分かる。だから、落ちがわかった後でも、何度でも見て、そこまで持って行く過程を楽しめる。「セブン」と並んでケビン・スペイシーがブレイクした作品。豪華絢爛な大作でない分、映画本来のおもしろさが何か、よく理解できる。お勧め。

・「ラストでスッキリできる素晴らしい作品
非常によく出来た映画です。ラスト辺りの畳み掛けは見事で、面白いの一言です。何が真実なのか?どこまで本当の出来事だったのか??2回観る事をお薦めします。ラストシーンがカッコイイ。初めて観たのは映画館でしたが、その後何回かDVDでも観ました。買って損はないです。

・「してやられたぁ〜!
ようやくDVD化が現実となって嬉しいです。しかもこんなに安く!改めて観て面白かったですねぇ。やっぱり大好きです。ガブリエル・バーンが今回観て思いのほかよかった。いい味を出す俳優さんですよね。ケビン・スペイシーはもう最高!最後の最後まで見事に騙されてしまいます。顔の表情から、しぐさまで全く違う!細かい演技も凄いなあって思いました。ラストは驚き&爽快ですね。ああも思い切り騙されると開いた口がふさがりません。してやられた〜って感じです。大どんでん返し好きな方には超オススメ♪

・「逸作
以前から好きでもう十数回見ただろうか。。ミラーズ・クロッシングでもそうであったが、ガブリエル・バーンの演技が秀でている。確かに思いもよらぬ結末となるが、この作品は単に大どんでんがえしの犯人あて推理作品ではない。映像のセンスがよく、また脚本が優れているためか、退屈さを感じさせない。

1点惜しまれるのが時間の観念である。面通しから船の襲撃までどのくらいの期間があったのか。ある目的のために真犯人が仕組んだ計画犯罪は、その目的達成までにそれほどの時間的猶予があったのでろうか。。

・「何度でも楽しめるサスペンス映画の傑作
久しぶりに見ましたがやっぱり面白い。様々な伏線が張りめぐらせていて見るたびにそれに気づきなるほどと感心しています。アカデミー賞 最優秀助演男優賞 ケビンスペイシーアカデミー賞 最優秀脚本賞 クリストファーマッカリーがそれぞれ受賞したのも納得です。

この作品からケビンスペイシー出演作品をかなり見ています。他の作品もいいとは思いますがこれがやっぱりいちばんです。

ディスクの仕様として欲を言えば特典映像、インタビュー、メイキング、DTS音声等があれば高くても購入したのですが....欲しかった方は買い逃さないように。これで何度となくいつでもDVDで楽しみます。

ユージュアル・サスペクツ [DVD] (詳細)

ファーゴ (ベストヒット・セレクション) [DVD]

・「やっぱり好きですねー
コーエン兄弟のノーカントリーを観てきたので、なつかしくなって久しぶりにファーゴを観ました。やっぱりこの作品は好きです!スティーヴ・ブシェミを好きになったのもこの作品からで、コーエン兄弟のしかける犯罪と彼の空気感がバランスいいんですよね。

・「傑作
年に1度は観たくなる映画そんな映画ってなかなかないと思う。

一面雪景色、「しん」とした空気、静かで激しくいつまでも心に残る何か。。

傑作です

・「リアル
軽い気持ちで始めた犯罪が思わぬ方向にはまって行き取り返しのつかないことになっていく。どこかで歯止めがかかりそうでかからない。ちょっとしたミスが殺人を引き起こして、それを隠すためにまた人を殺して、それが犯罪を犯してしまう人々の共通のなにか、偶然のようで運命のようなだめパターンがよく描かれている。事件を解決する婦人警官の生き方と犯人の生き方が対比的に描かれている。こんなに今日はBEAUTIFUL DAYなのにあんたたちは何でこんなことをやってるの という言葉が印象的。

・「マギーは「パワ可愛い」
実話だということだが、私はこの事件のことを全く知らない。犯人はホントにこんなに次々と 人殺しをしちゃったのかな?残された息子を思うと映画化するかな?と感じてしまう。しかし 最初に断わりのメッセージがあり、また地名が実在の場所だろうからやっぱり実話なのだろう。

ノンフィクション・ムービーというと、「冷血」にしても「モンスター」にしても、犯罪に スポットを当てるからどうしても全体的にゾクゾクとした部分が前面に出てきてしまうけど、 この作品は、身重の婦人警官がハートウォーミングで事件解決を主導するところが他と異なる。

このフランシス・マクドーマンドがアカデミー主演女優賞を獲得した。 目をクリクリさせながらパワ可愛く(※)当然だと思うが、「俺たちに明日はない」でも そうだが、オスカーは実話に関しては、善玉側に若干分があるのではと思う。 (※)パワフルでかわいい:私の勝手な造語

・「不思議な魅力を持った映画
 カルト的な人気のある不思議な雰囲気の作品。 狂言誘拐のつもりが、はずみで人を殺してしまい事態が悪い方へ悪い方へと展開してしまう可笑しさ。(ウィリアム・H・メイシーが依頼してスティーブ・ブシェミが実行する犯罪だからある意味当然か)  中味ハコミカルなのにちょっとだけエグイ描写もあったり、寒い雪の描写ばかりの冷たい風景とは対照的に、身重の警察官マギーが夫とベッドにいるシーン(当然、いやらしいことはしない)は暖かくいやされます。マギーを演じるマクドーマンドはアカデミー賞受賞も納得の名演です。  ある意味、犯罪映画でもコメディ映画でもある分類不能な映画で、どこがどうという風に言えない魅力があり、歴史に残る大傑作ではないけれど、忘れらない作品です。

ファーゴ (ベストヒット・セレクション) [DVD] (詳細)

ミスター・ロンリー [DVD]

・「もどかしい、物悲しい
すっごく綺麗な映画でした。 法王が野外にあるオシャレなバスタブで体を洗われてるシーン、赤ずきんが唄いながら、線路に沿って歩くシーン、森でマリリンモンローとシャーリーテンプルがブランコに乗ってるシーン。 どれも綺麗で印象に残る場面ばかり、そしてどのシーンも、な〜んか、さみしいんです。 出てくるモノマネ芸人の人達は、みんな不器用で拙く、それだけに全く憎めない 愛すべき人達ばかりです。自分達なりに頑張って、明るく努める様が一層 空っぽな自分達を際立たせてるようで、すごく切なくて、かなしかった。 マイケル達の話と並行して進む、シスターの奇跡の話があり、マイケル達とは別の物語ですが、すっごい皮肉なブラックユーモアが効いていて、マイケル達と絡む事はないんですが、結果的にこのふたつ物語の、ラストシーン同志の余韻が混ざり合っちゃてまとまりした。 こんなスバラシく、スゲ〜傑作に会えて感謝、これからも何度も見たいです。

・「何とも言えない余韻を残す映画。
マイケル・ジャクソンに憧れ、焦がれ、いつしか「マイケル」としてしか生きられなくなってしまった、アイデンティティを見失い、日々ストリート・パフォーマーとして物真似をしながら“現実”を生きている“ひとりぼっち”の孤独な若者。これだけでも十分切ないのに、彼は養護施設の余興でマリリン・モンローのそっくりさんと出逢い、恋に落ち、彼女の導きで、スコットランドの森の中の古城を訪れる。そこには、世界中の著名人(もどき)たちがコミューンを築き、そこで彼らは、この世で最も魅惑的なショーを興行しようと夢想していた。今作の略筋を知った時、こんなに痛切な物語はないなと感じた。そして、「ミスター・ロンリー」は、ボビー・ヴィントンの同名タイトル曲が情感過多に流れるオープニングから、全編予想通りの切なさと哀しさとおかしさと優しさに彩られたラブ・ストーリーに、唐突に登場する尼僧たちの“パラシュートなしの”スカイダイビングの奇跡の跳躍の数々を神の啓示として捉えた寓話が挿入された(しかも、結局この2つの異なる話は最後まで結び合う事はないのだ!)何とも人を食った不可思議で残酷ながら愛おしさに溢れたドラマだった。チャップリンが、マドンナが、ローマ法王が、リンカーンが、ジミー・ディーンが、語り、歌い、踊る。ニセモノ(似せもの)としてしか生の充足感を感じられない彼ら、その虚しくて滑稽な現実逃避の世界の裏にあるピュアで傷つきやすい感性たちに心が締めつけられる。ハーモニー・コリン自身にとって最良にウエルメイドな逸品、彼が敬慕するヴェルナー・ヘルツォークとレオン・カラックスも出演している。

・「役者カラックス
ハーモニー・コリンが復帰してやっぱり映画が大好きと宣言している映画。他人のモノマネは苦しいのではなく、人生そのものが息苦しい人にとって、他人の人生を借りると、借り物だから長続きしないのは薄々わかっているけど、少しだけ楽になる。ヴェルナー・ヘルツォークとレオス・カラックスが脇で出演する貴重なフィルム。好き嫌いは分かれるだろうが、どこかにあるホンモノの人生を探そうとしている若い人にみてもらいたい。

・「何故シカトされているのだろう?
映像美、ユーモア共に秀逸。カラックスにヘルツォークなど豪華なゲストも嬉しい。

マイケルが選択した運命は、群集の中の孤独。孤独から逃げる為にモノマネをしていた彼が、自ら孤独へ歩み寄った。彼はミスターロンリー。孤独なレースの意味も、最初と最後では全く違う。これが希望でなくて、一体何だと言うのだろう?「孤独」と「希望」とは矛盾する概念なのだろうか?

イメージのコラージュによって世界の不条理を映し出してきたハーモニー・コリンが、それより更に一歩踏み出し、繊細で洗練された世界を築き上げた。まさかここまでとは期待していなかった。全く騒がれていない事が本当に不思議。まあ、僕にとっては誰に何を言われようが偏愛する他ない傑作だ。

・「代名詞
現在生きる人は皆何かに憧れて生きています。結局何かのまねをして自分の中のバランスをとっているだけなのです。2008年、人は何かに触発されたスタイルでバランスをとっていて結局自分とは何かという事から逃げ続けているのです。この映画は自分とは何か、何を信じれば良いか、等今生きている人に最もリアルにそして生きていくヒントを多く潜んでいる素晴らしい作品だと思います。

ミスター・ロンリー [DVD] (詳細)

スイミング・プール 無修正版 [DVD]

・「2004年度の最高傑作です。見て下さい。
 2004年に見た映画の中の最高作として私はこの映画を文句なしに選びます(『ブラウン・バニー』や『2046』も良かったですが)。ゆったりとして芳醇な時間の流れ方と南仏の陽光あふれ味わいに満ちた家屋・町並みが本当に素晴らしい。今年の北海道は記録的な猛暑で、そんな中で見たこの映画の涼しげな風情、静謐なたたずまいが心にじわっとしみこみ、贅沢とは正にこういうことを言うのだなあ、と私も豊かな時間を共有したのでした。ハリウッドの映画では決して得られない種類の満足感です。 名作『まぼろし』とはやや異なり、この作品でのS.ランプリングは女性として枯れており(それがオゾン監督の意図でもあるのですが)、L.サニエの若さとフリー・セックスと遠慮のなさに振り回され、嫉妬し、苛立つのですが、パソコンに「ジュリー」のファイルを作ってから何かが変わっていきます。「葉っぱ」を吸いながらスインギング・ロンドンの時代に青春を送ったことを語り、かつて幾多の映画で惜しげもなくさらした裸をここでもスクリーンに映すのです(60歳になろうとしているとは思えない、本当に美しい裸です)。行動力も旺盛になり、死体を埋葬する穴を徹夜で掘ったり探偵の様に人を捜したり…。女性としての潤いと作家としての活力を取り戻し、これぞ水のあるプールで泳ぐということの意味なのです。ラストの大どんでん返しに戸惑う人が多いのですが、私はなぜか丸ごと納得できて、最高の清々しさをもらって劇場を後にしました。今年体験した最高の瞬間の1つでした。文句なしの傑作です。〈追伸〉『8人の女たち』で娘役をやっていたL.サニエが大胆なセックスシーンを演じていて、色々な感慨を持って見ました。きっと彼女は今後のフランス映画を代表する大女優としてキャリアを積み重ねていくものと思われます。彼女の若さのきらめきも映した記念碑的作品として、是非見て下さい。

・「シャーロット・ランプリングの存在感
南フランス・大きなプール付きの館・・ビジュアル的にとても美しい映画だ。それと同時に、レビューにどなたか書かれていたが、成熟したボディのワインのように味わい深く、またシニカルな良質な映画だ。

映画を見ている間は、サニエのピチピチした美しさに目を奪われるが、見終わった後、いつまでも印象深いのは、ランプリングの存在感。

始めは若い娘に反感を感じていたが、次第にその奔放な魅力に、作家の創作力を刺激される。食事に誘って、あれこれ誘導尋問のように聞き出す、ミステリー作家の意地悪で客観的なまなざし。

あどけなさの残るサニエに比べ、この分かりにくい性格、意地悪な面白さ!中年ながら、他の男たちから意外と?人気のあるこの女史。女の魅力は年齢ではない、その複雑さを余すことなく表現している、さすがフランス映画だ。

このひと夏の出会いで作家の心も開放され、紅いローブを着て大胆な誘惑ができる女になる。また、つれない愛人の編集者にターン!と見切りをつけ、颯爽としてくる。シャーロット・ランプリングの魅力が充分たんのうできる映画だ

・「フランス映画の真髄を見た。
女性を撮らせたらフランソワ・オゾンの右に出る者はいないんじゃないか、と思わせる程の、計算しつくされた映像美です。映画の題にもある「スイミングプール」の放つ存在感は圧倒的で、「ただの水の張った四角い空間を、どうしてこんな風に撮れるんだ」と感心してしまいました。真っ青なプールで全ての事件が起こり、解決します。

何度も出てくる、『足から顔へのカメラ目線』は、「愛撫曲線」なんだとか(監督言)女優の一番美しい撮り方を1つ確立していると言えます。このカメラワークは絶対注目です!

何気ないように見える、ベッドルームや居間、キッチンの様子、女優の表情はもちろん、服装などもすべて伏線です。つまらない情景描写で終わっていません。

映画ならではの楽しみ方だと思います。

「変化」をキーワードに、どうかお見逃し無く。

・「独特のムード漂う、ミステリーならぬミステリアスな傑作。
 これは、単なる“ミステリー”の括りに入れてしまうと、強烈なシッペ返しを食うこと請負の、一種独特のムードを持った傑作だ。南仏の陽光眩しい風情豊かな別荘を舞台に、実生活に空虚さと性的不満を抱える初老の女流人気ベストセラー作家が、ビジネス・パートナーにして愛人でもある出版社社長の娘で、奔放に生きながらも影のある若く魅力的な女性と出逢い、曖昧でアンビバレントな感情を抱く。殺人も起こるが、彼女の微細な感情の揺れ動きこそが、ミステリアスで今作の一番の見所だ。青く澄んだ水を湛えたプールは、女性の“性”と“若さ”を象徴している様に思え、彼女の欲求と羨望を表す心象風景として、それが何度かインサートされるのが印象的だ。リュディヴィーヌ・サニエの、その美しい肢体と脚線美に目眩みつつ、シャーロット・ランプリングの、静的で抑制されたものの、その圧倒的な存在感は、L・ヴィスコンティ、L・カヴァーニ、W・アレン、大島渚、S・ルメット、J・ブアマンら名監督に指名され、さすが世界を股に駆けて活躍してきた名女優と思わせる。それにしても、舞台となった南仏の別荘とその周辺の街並と自然の素晴らしさは、是非ともバカンスで行ってみたいと思わせる佇まいだ。

・「ワタシは好きだなぁ。
ラストは思わせぶりなので、嫌いなヒトは嫌いだと思う。私はこの余韻がある終わり方が好きだ。見終わった後、ひとりで考えるのも好きだが、誰かと一緒に見て、あれは何だったのだろうと考えるのが面白い。

映像は文句なく美しかった。特に日差しの強さが印象的だった。

印象に残ったのは買い物のシーンなのですが、私は一瞬万引きしているのかと思いました。思いがけず、文化の違いを感じてしまいました。

スイミング・プール 無修正版 [DVD] (詳細)

トランスアメリカ [DVD]

・「Love comes in many ways
愛の表現や形は様々で、決まりごとも無い。そしてある日突然生涯をともにする愛がやって来たりする。gender(性)に悩むのは主人公である“父”だけでなく、自らの息子もその悲しい生い立ちを背景に、別の意味で抱えている。“父”の身勝手な理由から始まったこの旅を通じて、お互いはそのことを少しずつ知ることになる。しかし、本作のタテ糸は実は家族愛のように思えてならない。性の問題はヨコ糸であり、二人の旅路に絡んでくる様々な善人や悪人の登場人物との出会い、そして主人公の家族と過ごす短いながらも楽しい時間にたどり着き、息子が主人公と自分との間の真実を知り出て行った時、ひとつの織物の生地が出来上がる。手術を受ける“父”、念願かなって“ハリウッドデビュー”をワケアリ映画で実現する息子。ラストシーンは、この二人が、あのなんとも楽しく愛情にあふれた祖父母と妹も一緒になって、この“生地”を使って手探りながらも少しずつ、“1着の洋服”をこれから作り上げていくことを見るものに感じさせる。

・「インディーズ系の傑作
主演のフェリシティ・ハフマンを知ったのはデスパレートな妻たちでした。役柄は子育てに奮闘する主婦ですがこの映画の役はなんと性同一性障害の男性。あの低い声、立ち振る舞い、複雑な演技。今まで何本もインディーズ系の映画を観てきましたがここまで変貌できる女優はなかなかいないと思います。そして息子役のケヴィン・ゼガーズもすばらしい。予告編(アメリカ)のを観たときコメディーかなぁと思ったが実際見てみると軽い映画ではなかった。特にラストシーンが私の中で印象に残った。今後の二人の作品に注目です。

・「ブスになりきるすごさ!
個人的な見どころは2つ。

とても綺麗なフェリシティ・ハフマンの超ブスメイク&ヘア。最悪の髪の長さがポイント。ここまでやったら拍手するしかない!化粧のくずれ具合といい目を覆いたくなるような女性になりたい男性を繊細に演じていて 感動してしまう。特典のインタビューでは信じられないくらい美しいので こちらも見て驚いてほしい。 

もう1つはこの1作でアメリカで人気沸騰のケヴィン・ゼガース。ティーンエイジからゲイまでとりこにした完璧ボディと死角のない超美形。これだけでも見る価値あり。妖しい視線と対比の爽やかな笑顔が眩しい。久々のスター誕生!日本でも受けること間違いナシの正統派完璧美形です。

実の父親とは知らずに ブリーを好きになってしまいお互いに深く傷付いてしまうが 悲しくも爽やか