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▼2008年に見た映画 〜その4〜:セレクト商品

ピクニック [DVD]ピクニック [DVD] (詳細)
ジャン・ルノワール(監督), シルヴィア・バタイユ(俳優), ジャーヌ・マルカン(俳優), アンドレ・ガブリエロ(俳優), ジョルジュ・ダルヌー(俳優), ジャック・ボレル(俳優), ポール・タン(俳優)

「宝物!」「演技の中から突如溢れ出す感情の鮮やかさ」「映画の完成と恋の終わり」「画家の父・ルノワールへのオマージュ」「あまりの可憐さ、あまりの美しさ・・・。」


レイジング・ブル アルティメット・エディション (初回限定生産) [DVD]レイジング・ブル アルティメット・エディション (初回限定生産) [DVD] (詳細)
マーティン・スコセッシ(監督), ロバート・デ・ニーロ(俳優), キャシー・モリアーティ(俳優), ジョー・ペシ(俳優)

「白黒映像の美しさ」「dts vs 音声解説」「スコセージの代表作」「汚れた英雄」


邪魔者は殺せ(けせ) [DVD]邪魔者は殺せ(けせ) [DVD] (詳細)
キャロル・リード(監督), ジェームズ・メイスン(俳優), ロバート・ニュートン(俳優), キャスリーン・ライアン(俳優), F・L・グリーン(原著)

「サスペンスの傑作!」「こんな美しい映画、見たことない!」「「絶対」の追求」「オッドマン アウト」「善と悪のはざまにゆれる人々の心の葛藤」


あこがれ・大人は判ってくれない〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選1〕 [DVD]あこがれ・大人は判ってくれない〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選1〕 [DVD] (詳細)
フランソワ・トリュフォー(監督), ベルナデット・ラフォン(俳優), ジェラール・ブラン(俳優), ジャン=ピエール・レオー(俳優), パトリック・オーフェー(俳優), マルセル・ムーシー(脚本)

「人生を変えた映画」「おお、ドワネル !」「少年の眼差し」「不良ってなんだろう」「この感覚は何だ」


突然炎のごとく〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選9〕 [DVD]突然炎のごとく〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選9〕 [DVD] (詳細)
フランソワ・トリュフォー(監督), ジャンヌ・モロー(俳優), オスカー・ウェルナー(俳優), アンリ・セール(俳優), アンリ・ピエール・ロシェ(原著), ジャン・グリュオー(脚本)

「フランソワ・トリュフォー監督の代表作」「トリュフォーの最高作でしょう」「ジャンヌ・モローは伝説だ!」「トリュフォー映画のスタイルの原点」「色恋沙汰について」


ハイスクール・ミュージカル 1&2セット (期間限定) [DVD]ハイスクール・ミュージカル 1&2セット (期間限定) [DVD] (詳細)
ケニー・オルテガ(監督), ザック・エフロン(俳優), ヴァネッサ・アン・ハジェンズ(俳優), アシュレイ・ティスデイル(俳優), ルーカス・グラビール(俳優), コービン・ブルー(俳優)

「待ち望んでたこの価格とボリューム!」「爽快ミュージカル映画」「シャーペイ大好き♪☆」「もう手放せません(^o^)」「鳥肌が立つ!!」


グラインドハウス コンプリートBOX 【初回限定生産】グラインドハウス コンプリートBOX 【初回限定生産】 (詳細)
クエンティン・タランティーノ(監督), ゾーイ・ベル(俳優), ブルース・ウィリス(俳優), ロザリオ・ドーソン(俳優), カート・ラッセル(俳優)

「祝!! 幻のUS公開版収録」「面白かったです」「何も言うな!とにかく買うんだっ!!」「値段もグラインドハウス!」「このBOXが出てよかった!」


フレンチ・キス [DVD]フレンチ・キス [DVD] (詳細)
ローレンス・カスダン(監督), メグ・ライアン(俳優), ケビン・クライン(俳優), ティモシー・ハットン(俳優)

「■■■毎年、初夏に観たくなる映画■■」「おしゃれで洒脱」「心に残る1枚」「ワイン教室に行きました。」「ラブコメとしてはなかなか…」


情婦 [DVD]情婦 [DVD] (詳細)
ビリー・ワイルダー(監督), タイロン・パワー(俳優), マレーネ・ディートリッヒ(俳優), チャールズ・ロートン(俳優)

「A.クリスティの映画化の最高傑作」「驚きの展開」「ビリー=ワイルダーのミステリー」「クリスティものの最高傑作」「アガサ・クリスティーの原作を超えた面白さ!ビリー・ワイルダーの最高傑作の1本!」


夜と霧 [DVD]夜と霧 [DVD] (詳細)
ドキュメンタリー映画(俳優), アラン・レネ(俳優)

「アウシュヴィッツを知るための基本資料である」「本物が語るもの」「この世とものとは思えない戦慄の光景」「これこそが真の恐怖」「決して見逃してはいけない一本」


司祭 [DVD]司祭 [DVD] (詳細)
アントニオ・バード(監督), ライナス・ローチ(俳優), トム・ウィルキンソン(俳優)

「神様は全てを愛してくれると思う。」「私はクリスチャンですが」「罪なき者は石を投げよ!!!」「切ない・・・」「なぜ?」


アフリカの女王 [DVD]アフリカの女王 [DVD] (詳細)
ジョン・ヒューストン(監督), ハンフリー・ボガート(俳優), キャサリン・ヘップバーン(俳優), ジェームズ・アジー(脚本)

「ハリウッド華やかなりしころの傑作」「ボガードが素敵」「ジョン・ヒューストン&ボギー コンビの傑作」


黄金の馬車 デラックス版 [DVD]黄金の馬車 デラックス版 [DVD] (詳細)
ジャン・ルノワール(監督), アンナ・マニャーニ(俳優)

「色の繚乱!素晴らしき人生のパロディ!」「人生は芝居だね。」


ジェームズ・キャグニーの民衆の敵 特別版 [DVD]ジェームズ・キャグニーの民衆の敵 特別版 [DVD] (詳細)
ウィリアム・A・ウェルマン(監督), ジェームズ・キャグニー(俳優), ジーン・ハーロウ(俳優), ジョーン・ブロンデル(俳優), キューベック・グラスマン(原著), ハーベイ・シュウ(脚本)


大いなる陰謀 (特別編)大いなる陰謀 (特別編) (詳細)
ロバート・レッドフォード(監督), メリル・ストリープ(俳優), トム・クルーズ(俳優), アンドリュー・ガーフィールド(俳優), デレク・ルーク(俳優)

「何のための戦争なのか?」「何が問題かを知るために」「英語が解らないとつまらない」「楽しむ映画ではないが、間違いなく見るべき映画。」「これは考えさせる映画ではない!論争をしかける映画だ!」


イントレランス [DVD]イントレランス [DVD] (詳細)
D・W・グリフィス(監督), リリアン・ギッシュ(俳優), メイ・マーシュ(俳優), コンスタンス・タルマッジ(俳優)

「グリフィスの夢」「文字通りの『超大作』!古代バビロン攻防戦の大迫力!」「映画修辞法の原点」


ゼア・ウィル・ビー・ブラッドゼア・ウィル・ビー・ブラッド (詳細)
ポール・トーマス・アンダーソン(監督), ダニエル・デイ=ルイス(俳優), ポール・ダノ(俳優), ケヴィン・J・オコナー(俳優), キアラン・ハインズ(俳優), ディロン・フレイジャー(俳優)

「素晴らしい」「ディ・ルイスが出なければ、今作は作らなかった。」「パワーで押しまくる!!」「人間模様を描く傑作」「面白かったです」


クリスマス・キャロル [DVD]クリスマス・キャロル [DVD] (詳細)
ロナルド・ニーム(監督), アルバート・フィニー(俳優), ケネス・モア(俳優), イーディス・エヴァンス(俳優), チャールズ・ディケンズ(原著)

「待ってました」「クリスマスの定番」「我家も家宝です」「これこれ!これでなくっちゃ!」「数ある中では一番」


商船テナシチー [DVD]商船テナシチー [DVD] (詳細)
ジュリアン・デュヴィヴィエ(監督), アルベール・プレジャン(俳優), ユベール・プレリエ(俳優), マリー・グローリー(俳優), シャルル・ヴィルドラック(原著)


深夜の告白 [DVD]深夜の告白 [DVD] (詳細)
トム・パワーズ(監督), トム・パワーズ/ジーン・ヘザー/フレッド・マクマレイ/バーバラ・スタンウィック/エドワード・G・ロビンソン(俳優), エドワード・G・ロビンソン|ビリー・ワイルダー|ビリー・ワイルダー(俳優), フレッド・マクマレイ(俳優), バーバラ・スタンウィック(俳優), ジーン・ヘザー(俳優)

「バーバラ・スタンウィックの迫力が光る傑作」「フィルム・ノワールの歴史的名作の地位は揺らがず」「自殺か事故か殺人か?」「ちょっと杜撰な犯罪計画」


ジェニーの肖像 [DVD]ジェニーの肖像 [DVD] (詳細)
ウィリアム・ディターレ(監督), ジェニファー・ジョーンズ(俳優), ジョセフ・コットン(俳優), エセル・バリモア(俳優), ロバート・ネイサン(原著)

「傑作」


ペルセポリスペルセポリス (詳細)
キアラ・マストロヤンニ(俳優), カトリーヌ・ドヌーヴ(俳優), サイモン・アブカリアン(俳優)

「がんばれマルジ」「Blu-ray版は出ないの?」


カサンドラ・クロス [DVD]カサンドラ・クロス [DVD] (詳細)
ジョルジュ・パン・コスマトス(監督), バート・ランカスター(俳優), ソフィア・ローレン(俳優), リチャード・ハリス(俳優), エヴァ・ガードナー(俳優), マーティン・シーン(俳優), イングリッド・チューリン(俳優), ジョン・フィリップ・ロー(俳優)

「死の終着駅 カサンドラ・クロス!」「ハリウッド産のパニック映画とは毛色が違いますが、骨太のサスペンス・アクションとして見応えあり。」「パニック映画ではなくサスペンス映画の秀作」「ラストの後が気になる作品」


タンデム [DVD]タンデム [DVD] (詳細)
パトリス・ルコント(監督), ジェラール・ジュニョー(俳優), ジャン・ロシュフォール(俳優), シルヴィ・グラノティエ(俳優)

「どんな番組も終わる時が必ず来る」「この映画の意味、涙、涙!!!」「ほのぼのします」


汚れなき悪戯 [DVD]汚れなき悪戯 [DVD] (詳細)
ラディスラオ・バホダ(監督), パブリート・カルボ(俳優), ラファエル・リベリュス(俳優), アントニオ・ビコ(俳優)

「本当の優しさ」「泣きました」「汚れなき悪戯」「パンとワインのマルセリーノ」「美しく素晴らしい映画」


▼クチコミ情報

ピクニック [DVD]

・「宝物!
まるで人生に数度しか吹かない、ほんの一瞬の幸福の風のように過ぎていく至福感。

若い男二人が、部屋の窓を開けた瞬間から魔法のように自然と恋愛の官能を味あわせてくれる。人の笑い声や語らいが、恋のときめきや、高まり、そして胸しめつける哀愁が、映像が持ち得た最高級の水・風・光とともに、匂いたつような自然の光景の中にほうり出されている。 

あっ、という間に過ぎてしまう40分弱。たったそれだけの時間にどんな長編恋愛ドラマでも得られない、映画を見ることの、感じられることの、大げさに言えば人間であることの最大限の喜びを感じられること間違いなし。心配していた画質も充分だし、貴重な特典、ブックレットも素晴らしい!宝物のようなDVDだ。

・「演技の中から突如溢れ出す感情の鮮やかさ
パリの商店主デュフール一家が休暇を過ごすために、母、妻、娘、使用人を伴い郊外の河畔の宿を訪れます。地元の青年アンリはデュフールの娘アンリエットに恋をし、やがて宿から少し離れた森の中でアンリエットはアンリに身を任せます。しかし、二人の関係はその日限りのものとなってしまいます。そして数年後、父の商店の使用人のアナトールと結婚したアンリエットは再びその地を訪れ、アンリに再会することになります。数年前の思い出に誘われしばしば森を訪れると言うアンリに対して、アンリエットは涙して答えます、私は毎晩思い出す、と。物語に複雑なところは何も無く、非常に簡潔なものです。そして俳優達の演技は舞台俳優のそれのようで、一般の映画に求められるような自然さには欠けています。しかし、この映画には、演技を越えた真実とも言える歓喜の瞬間が散りばめられています。まずは、sambaさんのレビューでも触れられていた、アンリと友人のロドルフが宿の食堂の窓を開け放った時に目に飛び込んでくるブランコに乗った無邪気なアンリエットの姿と、屋内に流れ込んでくる光と空気。森の中でアンリに身を任せるときにアンリエットの目に溢れる涙。その直後の強い雨が川面に上げる飛沫。そして数年後の再会の際にアンリの言葉に答えるアンリエットの流す涙。ストーリーと演技に縛られた映画では見ることができない、驚くべき感情の表出を見ることができる優れた作品が少なからず存在します。『ピクニック』においては、感情の瞬間の発生と、その後心の内で静かに長く続く余韻が穏やかにフィルムに焼き付けられています。約40分のこの小品が高い評価を受け、人々の心に深く染み渡るのは、そういったことが理由ではないでしょうか。

・「映画の完成と恋の終わり
『ピクニック』と言う映画がある.どんな映画かと言うと,

1.都会で暮らす家族が,休暇を利用して郊外の田舎へ遊びに行く.同じ場所に遊びに来ていた男が,この家族の娘を誘惑する.始めは遊びのつもりだった男も,いつしか本気になって,娘に恋心を抱くようになる.しかし,不意に降り出した雨によって二人のデートは中断され,二人の恋は,そのまま中途半端な形で終わってしまう.男は,その後も娘のことが忘れられず,恋心を抱き続けることになる.

2.男の恋が完結するのは,それから数年後.娘と再会した彼は,今や人妻となったかつての恋人の姿を目にする.それによって,彼の恋は終わりを迎え,(失恋と言う形で)完結する.

面白いのは,この二人の恋の物語が,『ピクニック』と言う映画それ自体にも繰り返されることだ.と言うのも,この映画がどうやってできあがったかと言うと,

1.いったん撮影が開始されながらも,「不意に降り出した雨」とその後の悪天候が原因で,撮影は「中途半端なまま」打ち切られ,終了となってしまう.しかし,この映画の制作者は,その後もこの映画への思いを抱き続ける.

2.この映画が「完結」するのは,それから「数年後」.撮影されたフィルムと「再会」した制作者は,そこで改めて編集作業を行う.それによって,この映画は一つの(失恋)物語として完結する.

考えてしまうのは,もしあそこで男が娘に再会していなければ,その後どうなっていただろうかと言うことだ.恐らく男の恋は,思い出の中で永遠に続いていたことだろう.

それと同時に言えるのは,この映画もまた,そうなっただろうと言うことだ.なぜなら,「二人の恋の物語は『ピクニック』と言う映画それ自体にも繰り返される」から.

この映画はきっと(永遠に続く男の恋のように)未完結なまま,日の目を見ることもなく,お蔵入りとなったに違いない.それを阻止したのは,娘にあえて再会し,恋を終わらせた男だった.彼が,自らの恋に終止符を打ったことで,この映画は完結され,その後の公開へとつながっていったのだ.(この映画で最も盛り上がる)彼と娘との再会シーンは,だから,この映画が完成した正にその瞬間でもある.

・「画家の父・ルノワールへのオマージュ
初めてこの作品を観たのは20年以上も前になるが、この未完成の作品(実質短編)を観て実に繊細な感情表現をしていて、おもしろい作品だと感激したのを覚えている。ピクニックに出かけた都会の家族とその一人娘に惹かれる地元の青年との一時の出来事を描いているだけなのだが、彼女の魅力や彼女が知り合った青年に惹かれる感情(彼女には婚約者がいるが、その彼との微妙な関係)を見事に描いていた。最近(2008年5月まで行われていた)、ルノワール+ルノワール展を観てこの作品の奥の深さを思い知らされた(画家のルノワールと映画監督のルノワールを扱った展覧会)。一人娘の魅力は作品が始まってすぐのブランコのシーンで表されるのだが、このシーンは天才画家である父親のピエール=オーギュスト・ルノワールの「ぶらんこ」という作品と焼き直しとなっており、衣裳や構図がかなり似ている(比較すると面白い)。そして、このシーンの躍動感は素晴らしく、それだけで彼女の魅力が溢れ出している。まさに、ジャン・ルノワール監督の父ルノワールへのオマージュがこの作品の魅力となっている。また、地元の青年との交流が描かれるボートの川遊びもジャン・ルノワール監督が育った地をモチーフにしているそうだ。ジャン・ルノワールの繊細な描写や躍動感ある映像を楽しむだけでなく、ジャン・ルノワールの家族や幼少期の環境などを思いながらこの作品を観るのも一興ではないだろうか。

・「あまりの可憐さ、あまりの美しさ・・・。
のどかな田園風景。その中をいく馬車。もうここからこの掌編の情感あふるる美しさが零れ落ちてしまっている。馬車から見える動く風景。近づいてくる小川のふちにある館。すべてがまばゆく牧歌的。

シルヴィア・バタイユの可憐な愛らしさ。それを窓から覗き込む若者二人。ジャン・ルノワールは光の魔術師。開いた窓から注ぎ込む銀幕の反射のような光、それに見入る男たち。これはもう一枚の絵画。永遠に眺めていたいほどの・・・。

その周りをジャン監督自ら登場人物に扮して歩き回ることの愉快さ。どうやって撮ったのか、カメラを覗きながらではないのに、これほどのものを・・・。

草原は陽を浴びてことのほかまぶしい。そして木陰はことのほか涼しい。そこを縫うように流れる小川は黒く落ち着きはらっている。このコントラストの妙はなに。際立つ水の流れ。そこに入り込もうとしている人々。水と人とが流れていく。あたかも同じもののように。

戯れる男女。人類創生のころからの営みが繰り返される。しかも森で、木々のあいだで。それは恋、それとも夢。思いをかき消す雨の音。ボートはすべる。水面の上を。目前に広がる雫打つ水面、あわただしく広がる波紋。動いていく視線。どこまでもどこまでも・・・。息を呑む映像。二度と表現できないくらい美しい水のたたずまい、自然のありよう。そしてはかない恋。

わずか40分弱。でも長く感じられた。でも短かったような。もっと浸っていたかった。ジャン・ルノワールのカンヴァスの中にもっと・・・。これはそんな映像の魔術。愛と生の絵画。

ピクニック [DVD] (詳細)

レイジング・ブル アルティメット・エディション (初回限定生産) [DVD]

・「白黒映像の美しさ
レーザーディスクの時代に買って1度見て、それ以来通して見直した事のない映画です。でも何度もディスクはデッキに挿入してるんですよ。心のどこかに引っかかっていてふと見たくなってまたディスクを挿入するんだけれど、あまりにも内容が人間の欲望と言うか姿がありのままに描かれていて、飛ばし飛ばしでしか見れなかった、僕にとってはそんな映画です。しかし、今回初のスクイーズ収録。これは買うしかないだろうと購入しました。白黒映像のなんと美しい事か。その美しさに、久々に通して見てしまいました。やはり、ある意味傑作だと思います。特典映像も、本人の試合のシーンと映画でのシーンを比べたり、本人のインタビューがあったり、監督が喋り捲るメイキングがあったり、計算しつくされた試合シーンの撮影話があったりとかなり面白いです。買って損はないと思いますよ。

・「dts vs 音声解説
このアルティメット・エディション(以下UE)も例によって「究極」というのはちょっと……という仕様ですね。

US版にないDTS音声が収録されているのがプラスですが、US版にある3つの音声解説のうち2つを削除しているのがマイナスです。

DTSのために音声解説は1トラックしか収録できなくなったのか、とも思いましたが、US版の仕様をよく見るとそうでもないようです。というのは、5.1と2.0の英語音声に加え、モノラルとはいえフランス語、スペイン語吹替まで収録されているからです(合計7トラック)。この中の3トラックは日本版では収録されておらず、日本語吹替の追加もないのですから(合計3トラック)、音声解説2トラック分のディスク容量がないとはちょっと考えにくいのです。DTSはそんなに極端に容量を必要とするものなのでしょうか?

価格差も大きいので結局私はDTSよりも音声解説を取ってUS版を買いました。

・「スコセージの代表作
最近米「TIME」誌でも全映画史100選に選ばれた、マーティン・スコセージ監督の最高傑作とされる作品。 ジャック・ラ・モッタの自伝をもとにした、強靭な肉体と脆弱な精神をあわせもつオトコの実話を映画化する手法は、最新作「アビエーター」でも見せた、スコセージの得意とする分野。 たしかにいきなり一気に見るものを物語へとひきこむ息詰まるオープニングから、聖書の言葉で終えるラストまで、目を離す隙のない展開。 また、繰り返しはめ込まれたカトリック・イコンと、それに根ざす強い善悪のコントラストも見逃してはならない。 しかし80年のこの時期にあえて作家主義を標榜し白黒にこだわり、一方で挿入されるファミリー・ムービーを着色とする作風は賛否わかれるところ。 賞賛されて当然の映画ではあるが、100年後にも同じ賞賛と評価を維持しているのかに、更に興味を抱く。

・「汚れた英雄
とあるプールで知り合った美女と結婚をしたいという身勝手から、それまで同棲してた女をアパートから無理矢理追い出してしまう。試合に勝ち進むにつれ華やかなスター生活が始まり大金も入り豪邸を手に入れる。しかし良い時代は永遠に続かない。妻と実弟が肉体関係があったことを知り激怒。妻と実弟に暴力をふるい、そして実弟と完全に縁を切ってしまう。彼はトレーナーであった弟がいなくなるや弱体化し、ある黒人選手との試合に悲惨な負け方で引退。彼のボクサー生命はここでピリオドを告げた。

引退後の肥満になった彼は純金を売るためにチャンピオンベルトをハンマーで叩き恐し、それを店に売りにいく浅ましい姿は実に視てて悲しくなる。あげくの果てには妻に見捨てられ離婚、そして逮捕され汚い独房に入れられる。最後には哀れな事に小さなクラブのしがないコメディアンに身を落とす。・・・まさに人生の栄華必衰。

一人の男の栄光と挫折をわずか2時間で描ききったのは凄い。DVDを購入して絶対に損は無いと私個人は思う。悲しくダーティな生き方もまた人生なのかと無情に耽ってしまった。

レイジング・ブル アルティメット・エディション (初回限定生産) [DVD] (詳細)

邪魔者は殺せ(けせ) [DVD]

・「サスペンスの傑作!
これはもしかしたら「第3の男」より傑作かもしれません。僕のなかではキャロル・リード監督の作品ではベスト1です。美しいモノクロ映像の中に逃げるジェームズ・メイスン、リードお約束の子供達。ラストのなんとも言えない主人公の末路!ヒッチコックもリードには足元にも及ばないでしょう。文句なしの傑作です!

・「こんな美しい映画、見たことない!
ずいぶんいろんな映画を見てきたけれど、映画史上BEST5には入る名作と言いたいですね。格調高い映像美、サスペンスの効果的な演出もさることながら、監督の人間の描き方は、愛に満ちていて素晴らしい。人間の愚かさ、崇高さを、ここまで描ききった映画を見られて、鳥肌がたつほど感動しました。

・「「絶対」の追求
この映画には「思想」がある。そのぶんやや説教くさいが、思想(=人如何に生きるべきか)の存在がこの映画を力強いものにしているのも確かだ。政治的結社の冷酷な功利主義、小市民のチンケなエゴイズムと事勿れ主義、画家の唯美主義と医者の職業倫理、最底辺階層のちょっとした金欲しさからくる卑しさ、警察の官僚主義と司法的正義。女性の性愛はこれらよりはマシだが、これも一種のエゴイズムで主人公を救えない。神父は無力。基督教の愛の思想。「人の他者に対するどんな行為も、そこに愛無ければ何の価値も無い。」という思想。共生共苦の念。同情心。自己滅却。「己と同じように他者を愛せ。」といった思想。配役が抜群に上手い。またダブリン?の場末の雰囲気。光と闇の交錯する映像が悪夢のように美しい。

・「オッドマン アウト
アイルランド解放軍の支部が、リーダーのミスにより一夜で壊滅してしまう流れを描いた傑作サスペンス。「第三の男」などでつとに有名なキャロル・リードがモノクロならではの影の陰影、緻密な心理描写、孤独と絶望とわずかな希望を内包した脚本により作り上げ、もう一つの代表作とした作品。「第三の男」とこの作品を併せて観ることで、より氏の巧みさを知ることができるだろう。

・「善と悪のはざまにゆれる人々の心の葛藤
題名が「邪魔者を殺せ」という風になっているので、観る前は完全に「第三の男」のような完全なサスペンスと思っていた。しかし、この作品は単なるサスペンスではない。前半はサスペンス色が強いが、後半は重傷を負い1000ポンドの賞金をかけられ、街をさまよう主人公(ジェームズ・メイスン)にかかわる人々の心の葛藤を描いている。この後半がこの作品のテーマで、主人公を引き渡して賞金を手に入れようと考える者や傷の手当てを優先しようとする女性、死ぬ間際の男の絵を書くことに固執する売れない画家などの葛藤を描くことにより、良心に従い生きることについてと説く。この後半は、どこか「クリスマスキャロル」風でキリスト教色が強い展開となっている。キャロル・リードの演出は最高で、「第三の男」同様濡れた道路に反射する灯りで緊張感を高める手法は健在。それだけでなく、電話BOXで楽しく話す2人の女性とその前で待つ重傷の主人公の対比や船の出発の汽笛とその船に乗れず寄り添いながら逃げる男女2人のコントラストは秀逸。単なるサスペンスでない、深みのあるキャロル・リードの傑作。現在絶版となっているが、是非再販してほしい作品だ。

邪魔者は殺せ(けせ) [DVD] (詳細)

あこがれ・大人は判ってくれない〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選1〕 [DVD]

・「人生を変えた映画
~受験が終わった大学1年の春に、札幌の古い映画館でリバイバル上映されてたのを、暇つぶしに観た映画だった。本当の映画を初めて観た気がした。今まで観てた映画は、一体何なんだったのかと。その日に3回も続けて見た。ビデオも買ったし、DVDも買った。もう4、50回くらいは観てる。決してストーリーがいいとか、社会的価値があるとか、制作者の主張~~が正しいとか、俳優が好きなのでは決してない。映画だけがもちあわせている「スピリッツ」のようなものが、この映画にはある気がする。言葉で表せば、「素敵」としか言えなくて、チープになるけど。この映画を観たことあるなら、判ってくれると思う。もし、まだ観たことないなら、一度は観て下さい。つまらない映画100本観るよりはいいよ。フ~~ランスの巨匠フランソワトリュフォーの処女作「あこがれ」と長編第一作目の作品「大人は判ってくれない」。後の作品「野生の少年」「思春期」も少年が主役でストーリーこそ全く違うが、監督の子供に対する眼差しは、本当に暖かい。~

・「おお、ドワネル !
アントワール・ドワネルものとして最初の作品であり、トリュフォーがリベラルな批評家から映画作家としての地位を確立した作品。詩人で、「オルフェ」などの映画の傑作もあるジャン・コクトーも絶賛した。

アントワール・ドワネルはトリュフオーの分身ともいわれた登場人物で、まさにこの作品から、この人物像は青年期、そしてその後の人生を、トリュフォー映画の観客も、その映画の中で共にたどる事になる。演じているジャン=ピエール=レオーの人生さえもオーバーラップさせ、巻き込んだこのような関係はめずらしい。フェデリコ・フェリーニにとってはマルチェロ・マストロヤンニが思い浮かぶが、トリュフォーとレオーの関係は不思議な親子関係にも似て、レオーなしにはトリュフォーがこの自伝的な作品を撮り続ける必然性は生まれなかったかもしれない。

この映画でデビューしたレオーは、ぼくにも深く感情移入のできる稀なフランス俳優で、この映画での彼は、そのマスクといい、また特に演技指導から生まれて来たわけではないのだろうと思える、陰影のあるその表情は、映画を観た人の心に永くとどまる。多くの男性にとっても、そんな普遍的な少年像としての原点、元型でもあるのではないだろうか。

この映画で少年の置かれている環境は、現在の日本の家庭崩壊という話題にひどくに近いものを見つけられるのではないだろうか。この映画のそんなレオーの孤独な逃走は、観る度に胸が痛くなるような気持ちにさせられる。

「あこがれ」は初々しいキュートな作品で、大好き。8ミリ映画制作には楽しい手本にもなる。

・「少年の眼差し
これはフランソワ・トリュフォーの名作ですで悪ガキ二人の物語です 題名からして良いね「大人は判ってくれない」少年院に入れられ親からは見離され「好きにすれば良い」と言われたときの少年の眼差し少年院を逃げ少年は走る走るどんどん走る道はどんどん続く終わりの無い道このとき少年の悲しみ、どこに行けば良いんだろうと思ってる気持ちが伝わってきました。そしてラストの海のシーン綺麗ですね もの凄く綺麗です それに比べ少年はどこに行けば良いのか解らないから怖がって実に寒々とした表情綺麗な海がすごく残酷に見えました トリュフォーの映画の中で最も好きな名作です忘れられない作品ですね

・「不良ってなんだろう
今の時代だったら、主人公はどこにでもいるごくごく普通の少年である。むしろ現代の子ども達の方がよほど彼よりも心は荒んでいるだろう。純粋ゆえに不運が重なってしまった、昔で言うところの「不良少年」の典型。

幅広い年代の人に見て欲しい映画だと思う。

・「この感覚は何だ
 この作品、監督トリュフォーの自伝的映画ではないかと思います。確認はしていませんが。体験からしか出そうもないみずみずしい感覚があると思います。その後、トリュフォーは、この感覚を超える映画はついに撮れなかった。

あこがれ・大人は判ってくれない〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選1〕 [DVD] (詳細)

突然炎のごとく〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選9〕 [DVD]

・「フランソワ・トリュフォー監督の代表作
1961年のモノクロ作品です。1971年の「恋のエチュード」と共に、フランソワ・トリュフォー監督の男女の三角関係を描いた傑作です。原作のアンリ=ピエール・ロシェの小説の美しいフレーズをナレーターが朗読するという独特の語り口で、仲の良い二人の男性と、二人に同時に愛される女の心の動きを描いています。音楽はトリュフォー作品の常連、ジョルジュ・ドルリューですが、劇中でジャンヌ・モローによって歌われる「つむじ風」は、アルベール役のボリス・バシアクの作詞作曲です。

・「トリュフォーの最高作でしょう
 個人的には一番好きなトリュフォーの作品。この映画を作ったとき彼は28歳だった!ナレーションを交えて、素晴らしいテンポで物語は進んでいく。ドミノのシーンのストップモーション、戦場シーンのリアリズム、ドレスに火がつくシーン、インチキのかけっこのシーン、美しいシーンが次から次へと頭の中に浮かんでくる。ただし映像的な技巧を凝らすことは、この作品を境に影をひそめていく。歳をとるにつれてヌーベルバーグ的表現から離れていくのは当然としても、後の作品に本作の輝きが見られないのは、やっぱり残念。しかもトリュフォー本人も、これから円熟期を迎えるであろうと思われた五十代前半で亡くなってしまうのが痛恨の極み。

・「ジャンヌ・モローは伝説だ!
時々映画を見て感動してしまう女優がいる。ゴダールの気狂いピエロのアンナ・カリーナ、アント二オーニの太陽は一人ぼっちのモニカ・ビッティ。そしてこのトリュフォーのジャンヌ・モローである。綺麗な女優はたくさんいるが、美しい女優はそうはいない。ジャンヌ・モローの魅力をこれ以上に引き出した作品は他にない。

・「トリュフォー映画のスタイルの原点
まず「突然炎のごとく」という邦題の付け方がうまい。ジュールとジムという主人公2人の名前だけの平凡な題名から、2人の男を翻弄する女カトリーヌの激しく、きまぐれで、悪魔的とも言える魅力の様をよく表現している。トリュフォーの残した映画群は、いくつかの系譜があって、これは、男女の情念の悲劇を描いた第1作であり、その後の「柔らかい肌」や「恋のエチュード」、そして晩年の傑作のひとつである「隣の女」へと引き継がれていく。饒舌とも言えるナレーションが全編に流れ、観客はあたかも、書籍をこよなく愛したトリュフォーに挿絵入りの恋愛小説を読み聞かせてもらっているような錯覚に陥る。

・「色恋沙汰について
「・・今までに私がスクリーンで観たなかで一番的確に現代のフランス社会を表現しているように思えるということをあなたに申し上げたく、ペンを執りました。-中略-色恋沙汰は、円卓の騎士たちにとってはとんだお笑いぐさで、ロマン派の作家たちにとっては、涙をこぼす口実です。『突然炎のごとく』の登場人物たちにとってそれはまた別のもので、あなたの作品はその別のものとは何なのかを我々が理解するのに役立ちます。・・自分たちが女たちとどういう段階にいるのかを知るのはとても大切ですし、女たちにとっても、自分たちが男たちとどういう段階にいるのかを知るのは大切です。あなたはその問題の本質を覆っているもやを晴らすのを助けてくれているのです。そのことと、他にもたくさんの理由から、心からお礼を申し上げます」

ジャン・ルノワールの手紙を読み、色恋沙汰について語るにも日本人であることの限界さえ感じる。次の手紙が素晴らしいので、この映画について沈黙したい。

「私は七十五歳で、『ジュールとジム』の恐るべきヒロイン、カートの成れの果てです。-中略-むりやり似せてあるのではないか、多少なりとも腹立たしいなぞらえかたがされているのではないかと恐れていましたが、たちまち我を忘れ、盲目的に経験したことをよみがえらせる、あなたとジャンヌ・モローの魔力にとらえられました。一連の出来事のすぐ近くにいたピエール・ロシェが私たち三人の愛の物語を語りえたことには、奇跡的なことはなにもありません。でもあなたにはどんな才能があって、どんな類似性があって、私たちの内奥の感情の核心を感じとるほどに事情がわかったのでしょう?この筋書きに関しては、私はあなたにとって唯一真の判定を下せる人間です。他のふたりの証人、ピエールとフランツはもういませんからあなたに「はい」とは言えないのです。愛情をこめて、親愛なるトリュフォー様へ」

突然炎のごとく〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選9〕 [DVD] (詳細)

ハイスクール・ミュージカル 1&2セット (期間限定) [DVD]

・「待ち望んでたこの価格とボリューム!
 ハイスクール・ミュージカルは去年アメリカで見たときから常にファンでした!

 待ってました!このセット!!  さて、中身の内容は言うまでもなく、大人はPureな気持ちになれ、子供はEnjoyできる内容です。1も2もどちらもGood!友達のアメリカ人に聞いたら、「1も良かったけど2の方がいい!」と言う人もいれば、「いや!1が一番!」という人もありで、どちらも最高の出来であることは間違いありません。私のお勧めは、やはりDisneyのお家芸ということもあり、「音楽」です。個人的な意見ですが、1は内容、2は音楽がお気に入りです!もちろん、1の音楽、2の内容にも満足してます♪

 1に感激した人は、1の感動をもう一度!そして2の感動を味わってください! 2しか見ていない人は、1の感動を味わって、もう一度2で感動を! 両方見ていない人は、新しいDisneyの感動を体験してください!

 つまり、どんな人にもお勧めのこのセット!家族で、恋人と、一人で思い出に浸るのも良し!

 このセットは即買いですね♪

・「爽快ミュージカル映画
学園モノが好きなのと、主役のザックエフロン見たさにこちらのセット発売を待ってました!お買い得です。とっても楽しく、切なく、愉快で陽気になれる青春ミュージカル映画です。歌もうまくキャスティングもいい感じでまとまってます。何よりもザックエフロンはカッコイイ!素敵☆爽快さがたまらないです。

・「シャーペイ大好き♪☆
特典映像が1の時より豪華でした!カラオケもあったし、みんなで盛り上がれると思います(^^)♪この1と2のセット価格はめちゃ安いから買いですよっっ!あたしは姉が1持ってたけど、自分用の1が欲しかったのでセットの方を買いましたっ;)

・「もう手放せません(^o^)
待ってました!この価格にこの内容!文句のつけどころは全く無し! 30代後半の私も心踊り、小学生の娘二人のハートもわし掴みです♪ 個人的には1は歌・曲が良かった気がします。2はそれに加えストーリー性が増してます。皆さん是非、購入して下さい。下手な栄養剤、薬なんかより良く効き、百倍の元気・活力を与えて貰えますよp(^-^)q 家族で観れば会話も増えるし幸せの花が満開に咲く事、間違いなしです(^-^)v

・「鳥肌が立つ!!
学校の授業で、ハイスクールミュージカル1の方を少しだけ見て、むっちゃおもしろくて楽しくて、でパソコンで調べてみたら1&2のセットが出るということで、早速購入。発売日当日に届きました。まずは、1。シャーペイに邪魔されながらも、最後は、仲直り。安心しました。1で一番よかった曲は、最後の「みんなスター!!」ですね。学校では見れなかったので、聞いたときは、鳥肌が立ちました!!すごいですね。いい歌すぎて、ぞくぞくしました。今までで一番興奮した曲です!!2は、やはりシャーペイの意地悪が。まぁ、それは置いといて、歌ですね。やっぱりテンポよくて、ノリノリになりますね。1回聞いただけで頭に残ります。ホントいい歌ばかりですね。もう書ききれないくらい感想あるんですが、僕は1の方がよかったと思います。

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グラインドハウス コンプリートBOX 【初回限定生産】

・「祝!! 幻のUS公開版収録
世界初のソフト化となる「グラインドハウス U.S.A.バージョン」。本国でも発売されていないこのバージョンを拝めるのはこのBOXだけだそうで…

僕は日本公開版もUS公開版も見ましたけど、より「グラインドハウス」の雰囲気を味わえるのは断然US公開版の方です。「プラネット・テラー」と「デス・プルーフ」の間に挟まれた3本のフェイク予告、これらもフェイクで済ませるなど勿体ないような素晴らしい出来のものばかりで、これらを見られるだけでも価値は十分にあると思います。

単品を買うくらいなら、ぜひこちらのBOXを買って下さい。単品は正直言って損としか言いようがありませんから(笑)

・「面白かったです
勿論U.S.A公開版を拝見しました。「プラネット・テラー」の方は、金がかかっている(ように見える)B級な映画といった面持ちでした。色々と弾けてましたね…物理的な意味でも。まんべんなく笑いとグロが散りばめられてます。B級好きには堪りません。「デス・プルーフ」の方は、女性グループの日常(?)会話でキャラを積み上げていき、中盤で…という展開に、いい意味で唖然。最後のカースタントも迫力満点です。ラストは爽快かつ面白い…あの人のファンは怒るかな?架空の映画の予告編も言うまでも無くイイです。下らなさが素晴らしいですね。当時の「グラインドハウス」は知りませんが、それを伝えようとする両者の心意気を存分に感じました。

・「何も言うな!とにかく買うんだっ!!
単品とコンプリートBOX、迷っている場合じゃない!もうBOXしかない!このデザイン見ましたか!?「あの」ジェネオンが作ったとは思えない素晴らしさ!もう、これだけでも買う価値あり!と言ったら言い過ぎかなwwwUSAバージョンを観ずに、グラインドハウスを語るなかれ。

・「値段もグラインドハウス!
DVD化になるかどうかもわからなかったUSA公開版も収録とはすごい!やはりフェイク予告編も加えて一つの作品だからディレクターズカット版(デスプルーフは無駄に長く、プラネットテラーは特に気になる追加シーンはなかったので)よりも断然面白い。

さらに日本特別の特典ディスクも収録し、完全版2作品の2枚組みでの計6枚組みでこの値段はまさにグラインドハウス!シンシティの時と違い、同時期に発売、サントラCDもなしという超良心的なジェネオンさんに感謝!某メーカーの某SF作品のDVD-BOXも見習って欲しいです。

・「このBOXが出てよかった!
配給会社が何故か(金のため?)全部で一作品だった二本の映画を解体し、フェイク予告編を消去二本の映画をバラバラで公開しほんの一部の劇場以外でしか完成形のホンモノが見られないというとんでもない公開をしたため僕は劇場に見に行くのをやめましたそしてこのような仕様のDVD-BOXが必ず出ると信じていましたジェネオンさんありがとうございます

「装丁」紙製のためやや耐久性はないかもしれませんが、かなりかっちょいいですただ、日本語で仕様を書いた帯紙がビニールを剥がしてからどこに保管すればいいのか困ります中に詳しい解説などは入っていないので、けっこうこの帯紙は重要だと思うのですが・・・箱にしっかり引っ掛かる作りにするとか、開封後に中にしまえるようにするとか、ひと工夫ほしいところです

「US公開版」フィルムの傷、たるみ、ノイズ、消失までネタだらけフェイク予告編も過去の名作?を踏襲していて、かなり面白いです単品の「デスプルーフ」「プラネットテラー」も面白いですけどやっぱりまず、これありきですね映画館でこのバージョンが見れなかったのがほんとうに残念です日本語吹替がないのは残念ですけど本編の長さを考えると容量的に仕方がない気もします

やはりグラインドハウス「デスプルーフ」「プラネットテラー」はこのBOXで見ないとダメです単品で見ると面白さはかなり減ると思われます全ての人にこのBOXの購入をオススメします

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フレンチ・キス [DVD]

・「■■■毎年、初夏に観たくなる映画■■
■■何度観たかわかりません、大好きな映画です。風景もすごく素敵。フランスの田舎の葡萄園や、パリの街並み・・・。

・「おしゃれで洒脱
 フィルム・ノワールの名監督が3人の名優を得たらこ~なる、という傑作の典型。とにかく、カスダン監督がフランスの下町を映すだけで絵になる。 おしゃれな、ほのぼのとした、見ている者を幸せにする映画で、私はこの作品のメグ・ライアンとジャン・レノが一番好きだ。DVDで見直すと人生が明るくなる。  メグの、ひじょ~に判りやすい心理描写と表情が良い。こんなに表情のすばらしい女優は、他にはチェ・ジウくらいしかいないと思う(独断です)。 ケヴィン・クラインとの掛け合いも洒脱で、吹き出すわけではないけれど、見ている方はず~っとニヤニヤしっぱなし。ジャン・レノは一見薄汚く見えて、実は、フランスの粋を感じさせるカッコよさ。何度見てもホレボレする。 ネ暗で表情の貧しい日本人には、まず、作れない映画に脱帽!星5つデス。

・「心に残る1枚
色々なメグライアンの作品を見ましたが、どうしても譲れない大好きな3枚があります。1枚は『ユーガットメール』、2枚目は『めぐり逢えたら』。そしてもう1枚はこの『フレンチキス』

結婚を控えた主人公(メグライアン)のフィアンセは出張でフランスへ。そんな婚約者からいきなり『フランスで恋をしてしまった。婚約を破棄してくれ』と言われ飛行機恐怖症だったメグがそんなことより婚約者を取り戻す為フランスへ向かう。その機内で知り合ったフランス人男性のリュックは実は詐欺師で・・・

リュックはある目的があってメグから離れないのですが、いつしかお互いに想いをよせるようになる。悲しんだり、喜んだり、感動したり・・・今までのメグライアンの作品の中でも最高に表現豊かでかわいい彼女に会う事ができる作品です。そうそう、なんといってもリュックを追う刑事役がジャンレノって所がすごい。さりげないいい味をだしているんですよね~ほんとこの作品はかなりお勧めです♪

・「ワイン教室に行きました。
今日、初めてワイン教室に行きました。教材で、この映画の一部分がビデオ放送されました。メグライアンが、ワインを飲んで感想を求められる箇所です。とても、ワイン初心者には参考になりました。しかも、教室が終わり、ビデオを最初から見ましたが、話の内容もおもしろかったですが、何といってもやはり、メグライアンはカワイイ!!

・「ラブコメとしてはなかなか…
ほとんどのラブコメはストーリ的に強引で腹の立つものがおおいですが、この映画は面白いです。ラブコメをやるにはヒロインの可愛さが必需品です、なんといっても、メグ・ライアンの可愛さ、ケビン・クラインの優しさとダンディさに惚れますね。(笑あと、刑事役のジャン・レノも必見。

フレンチ・キス [DVD] (詳細)

情婦 [DVD]

・「A.クリスティの映画化の最高傑作
ポアロもミス・マープルも登場しませんが、クリスティの作品の映画化の中ではbestと思います。これは、舞台が限られた空間の中で行われ、推理と心理描写が絶妙のバランスで理路整然と確立されている原作の完成度に起因するところが大きいと感じました。映画化に当たっては、このような完成度の高い原作に加えて、C.ロートンの絶妙な演技(重厚でユーモアが一杯)と彼とE.ランチェスターの掛け合い、T.パワー、M.ディートリッヒの抑えながらも存在感のある演技と出演者の力演も相まって、クリスティの映画化の最高傑作に至ったと感じました。

・「驚きの展開
これは予想以上に面白かった。最後のたたみかけるような展開は、凄いとしか言いようがない。古いから、モノクロだからと敬遠しないで、若い人にもぜひ観て欲しい。個人的には、「十二人の怒れる男」と並ぶ法廷モノの傑作です。観賞前に結末を知ってしまわないように・・・。

・「ビリー=ワイルダーのミステリー
ビリー=ワイルダーというとコミカルな映画が面白いのでサスペンスとかミステリーとかはどうかな?と思いましたがこれは・・・本当に最後ビックリします。弁護士を欺く演技。仕掛けられた嘘。重ねられた嘘。見破れないですね!面白いですよ。ただし、一度観た人には最後のサプライズが分かっているので何度も観て楽しめるかどうかわかりません。まだ観ていない方にはオススメ。

・「クリスティものの最高傑作
 「オリエント急行殺人事件」「ナイル殺人事件」「死海殺人事件」「そして誰もいなくなった」etcと、映画化されたクリスティの作品は数多あれど、最高傑作はこの作品に違いないと自信を持って断言できる。

 「検察側の証人」の映画化であるが、原作を読んでいても十分に楽しめるような脚色はさすがはワイルダーと思わせる。たとえば弁護人と看護婦の丁々発止のやりとりや、弁護人が容疑者の眼に光を当てて無実を確信する場面などは、原作にはないが大いに笑わせてくれる。しかもサスペンスを損ねることなく、かえって盛り上げてくれる。

 彼の代表作「アパートの鍵貸します」「お暑いのがお好き」を見ても、なぜ彼が才人と持て囃されるのかわからなかった。しかし、この作品で彼のユーモアのセンスを理解してから、「第17捕虜収容所」など見てみると、これワイルダーの創作だと思わせる部分が多々あり、物凄い才能の持ち主だとあらためて驚かされた。

 原作の出来はクリスティとしては普通だが、映画の方はワイルダーの才能で第一級の作品に仕上げといっても過言ではないだろう。

・「アガサ・クリスティーの原作を超えた面白さ!ビリー・ワイルダーの最高傑作の1本!
この映画の魅力は、あっと驚くラストのどんでん返しも去ることながら、判決に至るまでのチャールズ・ロートンの老練な弁護士とエルサ・ランチェスター(実は当時のチャールズ・ロートン夫人!)の口うるさい付き添い看護婦との掛け合いの面白さ。(オチも見事です。)撮影当時55歳だったにも係らず、クールな魅力を振りまくマレーネ・デートリッヒの妖艶さではないでしょうか!(しっかり脚線美を見せてくれます。)主なビリー・ワイルダー監督作品は全て見ましたが、この”検察側の証人”がやはり最高傑作だと思います。(アカデミー賞作品賞を逃したのが本当に残念!)アルフレッド・ヒッチコック監督なら、この戯曲をどんな映画にしたでしょうか?見てみたかったです。

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夜と霧 [DVD]

・「アウシュヴィッツを知るための基本資料である
 この作品、長い間廃盤に成っていて、私自身は10000円で手に入れた記憶がある。アウシュヴィッツに関しては、様々な文献があり、また最近ではドラマ『白い巨塔』などにも登場してびっくりしたが、この作品が叩きつけるどうしようもない生々しさは言葉では表現しがたいほどである。

 本作においては、俳優も登場しなければ演技もない。全ては現実の実写のみなのだ。

 最初は出てくる遺体を見ていて「恐ろしさ」や「気持ち悪さ」を感じるのだが、わずか30分弱の映像であるにもかかわらず、次第にそれらの遺体が、まるで物体の様に見えてくるからなおさら恐ろしい。

 ちなみに、この作品の音楽を担当しているのは、東ドイツの著名な作曲家で東ドイツ国歌の作曲者でもあるハンス・アイスラーである。(そういう点において、現代音楽に関心がある人にとっても、本作は存在感があると言えるだろう。)

 この映像だけでアウシュヴィッツやホロコーストを理解できたとするのは問題があると思うが、基本的な資料の一つであることは間違いあるまい。今回はどうなのか知らないが、興味があるのであれば買っておくべき作品だと思う。

・「本物が語るもの
ユダヤ人迫害モノの映画は数多くあるがこの映画が他の映画より強烈なメッセージを僕達の心に焼き付けることができるのは本物の写真や映像しか使っていないからだ。

みんなに実際観て感じて欲しい。そんな映画の一つである。

・「この世とものとは思えない戦慄の光景
信じられない映像の数々に愕然としました。これがかつて同じ人間によって行われたという事実があるという事が正に二十世紀最大の悪夢といえます。カラーならば、まず画面の前に座る事自体がままならないでしょう。あまりに悲惨すぎるこの現実を、どう受け止めていくか。二度とこのような暗黒の歴史を繰り返してはならないと心の底から思いました。

・「これこそが真の恐怖
本作に言葉を失わない者がいるだろうか?どんなフィクションが束になっても決して敵わない僅か30分のノン・フィクション。

実際に切断された首より上の顔や、ひん剥いたままの目玉の死体が語りかける―「この次はお前だ」。

決して風化させてはならない20世紀最大の遺産。

・「決して見逃してはいけない一本
アウシュビッツの記録ムービーとでも言うべき作品。俳優等は一切出ていなく、実際に残っていた写真や映像でまとめたドキュメンタリー。約30分。

アド・キルーという人が「この地上に生きる者は全て、この映画を観なければならない。 そうすれば、全てはもう少し良くなるだろう」という言葉を言ったそうです。まさにその通りの映画といえるでしょう。淡々とした映像とナレーションが人類の罪の歴史を如実に訴えてきます。

しかしこの映画は、人の説明や感想から前情報得てから心構えを持って観るよりも、何も考えずまっさらな状態で観て欲しいと私は思います。観て知り、観て考え、観て感じ、この歴史的惨劇を映像の通り少しも装飾のないリアルさで率直に受け止めて欲しい。そんな映画です。

あらゆるナチス映画より価値ある一本。しかしそれ以前に、映画が好きだろうと嫌いだろうと、世の中に生きるなら決して見逃してはいけない一本。映画を観て是非それを実感して下さい。

夜と霧 [DVD] (詳細)

司祭 [DVD]

・「神様は全てを愛してくれると思う。
僕は、キリスト教信者(プロテスタント)なのですが、未だに、ほとんどの国の、そしてほとんどのデノミネーションの教会で、「同性愛は罪、悔い改めよ」というのを声高に語っていて、「同性愛の性的嗜好性を変えるお祈り会」などを「あなたのことを思ってやってあげているのよ」と真顔で異性愛者の信者が水面下でやっているキリスト教会も、あるのが現実です。でも、僕は、「司祭」を見て、思ったのは「神様(イエス様)は同性愛者だけでなく、世界にいる全てな弱き者たちの苦しみを知ってくださっていて、救ってくださる。」「神様は、全ての人をいつでも、本当に赦し、愛してくださっている」と言うことでした。是非、クリスチャンでないひとも、クリスチャンで「この映画は最悪です。見るべきではありません」と他のクリスチャンから聞かされてきた人も、是非、一度見ていただきたいです。

・「私はクリスチャンですが
クリスチャンの私は、この映画に描かれている宗教的な問題はよくわかり、とても興味深いものでした。キリスト教で同性愛を大罪とみなすわけは、旧約聖書に「女と寝るように男と寝てはいけない」という戒律が明記されているからです。旧約聖書の教えなので、キリスト教以前のユダヤ教の戒律なんですが、キリスト教もそれを受け継いでいっているわけですね。でも、私はまあ熱心な信者ではありますが、ひとつ疑問に思うのは、神様が同性愛を罪と定められたのなら、なぜ同性しか愛せない人間をも作られたのか?という点です。ゲイの方は、自分で選んでそうなったわけではなく、そういうふうに生まれついたわけで、何の恥じることもないのではないかと思います。殺人や盗みなどの罪は、、ある意味本人の責任ですが、同性愛は本人の責任でしょうか。そもそも、愛する相手が同性であることのどこが悪いのでしょう?

イエス様がこの世に来られた時、当時のユダヤの世界で、一般には罪人と蔑まれていた人々と親しくされ、彼らの友となられました。そんなイエス様が同性愛を罪に定めるとは、私には思えません。戒律を盾にして、人を裁く狭量な信者たちより、自己の愛と信条との板挟みになって苦悩する主人公の司祭や、彼を暖かく励ます先輩の司祭の方が、よほど人の痛みがわかる愛に満ちた人間に見えました。

・「罪なき者は石を投げよ!!!
他の隣人が意義あるレヴューをしてくれていますが、まず僕もクリスチャンです。本当に大好きな映画で、何度観ても必ず泣きます。是非再販して多くの方に観て戴きたい。「人が人を愛する」。ただそれだけの事。これほど奇跡的な事はないと思うのです。それがどの様な形であっても。そこには「偽善」とゆうものが存在しません。僕がクリスチャンになった一つの大きな要因となった、大切な作品です。何故、バチカンが抗議声明を出すのか・・・全くの疑問です。それは「教会」にとって都合が悪いからに他なりません。イエスなら、きっと全てを受け入れ抱擁したと思いますよ。そこには「真の大きな愛が」描かれています。もしあなたがクリスチャンであるならば、必見です。これを観て「罪だ!」などと思うのであれば、あなたは真にイエス様の教えを理解していない証拠です。ラストに主任司祭が、グレッグ神父に共にミサをしようと言い、ミサをおこないます。でも聖体拝領の時、誰一人グレッグ神父の列に並ばない中、父親から性的暴力を受ける少女が立ち上がり、彼の列に並び、拝領を受けます。そしてグレッグ神父と少女は泣きながら抱き合うシーンには、涙が溢れます。途中とそのラストにミュージカル「回転木馬」からの「人生ひとりではない」(You'll Never Walk Alone)ゆう曲が流れます。非常に意味をなす曲です。♪嵐の中を 歩くとき 顔を上げて歩こう 闇の果ては 輝く空 ひばり達が歌う 雨風を突いて歩こう 夢は消えても 歩こう 歩こう 希望を抱いて ひとりじゃないよ ひとりでは ないよ

・「切ない・・・
泣かせる映画ではないはずなのに、最後のシーンはなぜか涙が自然に・・・

最近よくある「死にオチ」(良く言えばヒューマニズム)で客を泣かせようという映画ばかりを見ていたので、見終わった後は、とても心がすぅーとするような、真っ白な気持ちになりました。そしてそれと同時に、いろいろなことを考えさせられた気がします。

久し振りにいい涙、流させていただきました。

・「なぜ?
なぜ、同性愛者が罪人のように感じるのかな?

異性愛者なら正しいのかな?男が男を愛して悪いなんて誰が決めたのかな?自然界にはたくさんの人たちがいるし、決められないことがたくさんあるような気がする。

燃えるような熱情を同性に感じる人だって、この広い世の中ですから、いて当たり前だと思うのですが・・・

圧倒的に多いのが異性愛者だから、同性愛が悪いと決めたのは誰なんでしょう・・・・

私は、当たり前のように男を愛して結婚して子供も持ちました。でもそれだけが人間の道ではないし、人にはそれぞれの自分ではどうにもならない運命を背負って産まれるものです。

だから彼らが同性を愛することも川の流れと同じで自然なことのようです。彼らは好きでそうなったのではないと言うこと・・・決して汚らわしくなく、彼らには、生まれながらにして自然なことなのです。それで、世間から逃れるように生きているのはあまりにも、ひどすぎます。

だからこの映画は、少しだけこの世界が分るような気がする悲しいけど美しい映画です。

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アフリカの女王 [DVD]

・「ハリウッド華やかなりしころの傑作
中年の堅物女と初老?のいいかげん男がアフリカの奥地で「逃避行」を余儀なくされます。まずこの組み合わせが何とも可笑しい。乗り物は小さな蒸気船、ナチスの目をかいぐって網の目のような川を下っていきます。

男は女をレディとして遇しますが、狭いボートではいかんともしがたく、寝床を譲ったボガードが雨に濡れそぼつシーンがまた笑えます。

女が言い出したナチスへの宣戦布告、その実行で男はキリキリ舞をさせられますが、その過程で最初は反発しあった男女が互いを理解し、惹かれあっていきます。自爆攻撃を仕掛けるも失敗、二人はナチスに捕らえられます。スパイとして縛り首ですが、その直前男はプロポーズ、船長に司式を願い出ます。晴れて夫婦となった二人の運命やいかに?

キャサリン・ヘップバーンとハンフリー・ボガード、屈指の名優の競演が本当に素晴らしい。心温まる、おまけにユーモアたっぷりの名作です。

・「ボガードが素敵
ハードボイルドのボギーは、全然好きでないけれど、「アフリカの女王」のボギーは、大好きです。このひとこんな演技ができるんだ! と思ってしまいました。

違うひとではないの?!

・「ジョン・ヒューストン&ボギー コンビの傑作
AFI(2007) all time best 65位

ジョン・ヒューストン&ボギー のコンビといえば「マルタの鷹」AFI(2007) all time best 31位「黄金」AFI(2007) all time best 38位    などもあり傑作揃い

監督&主演のコンビでAFIに3作品もランクインさせているのはこのコンビくらいだし、二人ともこれらの作品でオスカーの監督賞、主演男優賞を受賞している。

作品は、これまた名女優のキャサリン・ヘップバーンとボギーの絡みが面白い。堅物の嫌な、口やかましい女性を愛らしく演じボギーもユーモラスな演技で応えている。

ストーリーはハリウッド的な終わり方だが、名優二人の掛け合いとアフリカロケの迫力は見物だ。

いま見てしまうとクロマキー処理がちょっとバレバレではありますが・・・

アフリカの女王 [DVD] (詳細)

黄金の馬車 デラックス版 [DVD]

・「色の繚乱!素晴らしき人生のパロディ!
アンナ・マニャーニ扮するカミーラが戸惑う人生。なにが喜びなのか。何に幸せを感じるべきなのか。彼女でなくても抱く永遠のテーマですね。

この永遠のテーマを語るのに相応しき場所は、我々にとって非日常を感じさせてくれる所。そこは冷静に人生の意味を検証できるために身近な場所ではなく遠隔地でなくてはなりません。そこで18世紀の南米がこの映画の舞台なのでしょう。しかも、そこはスペイン貴族に統治されています。さらにはるばるイタリアから劇団がこの地にやってきます。この時点でこのフィルムは国籍を完全に無くし、ついにはリアリティさえ完全に脱ぎ去るのです。ましておや私たちは舞台劇を見ているという物語上の設定の巧みさ。そこにビバルディの「春」が流れただけで観客はこの“劇”にのめりこんでいきます。

このようにして、ルノワールは完全に私たちを現実味の無い、それでいて欲望がうずまいている世界に閉じ込めてしまいます。そこで観客が目撃するのは、次から次へと現れる色、色、色。衣装の色彩、建物の内装の色彩、そしてなんといっても日の光に照らされたなまめかしい人の顔の色。監督の甥でもある撮影監督クロード・ルノワールがフィルムに収めた色の繚乱に見とれながら、主人公であるカミーラを軸に、堅実な恋人、呑気な総督、情熱的な闘牛士らの三つ巴の恋の喜劇が進行します。ルノワールは傑作『ゲームの規則』で披露した恋の駆け引きのレトリックをここでも巧みに流用して私たちを楽しませてくれます。

ジャン・ルノワール。誰よりも人間を愛し、誰よりも生活環境や境遇が人の心情に影響を与えることを知り尽くした映像作家。他のフィルムと違って風景描写こそ本編には希薄ですが、豪華でありながら窮屈な宮殿、小さくても楽しい宿屋など、人が暮らしを営む空間にて住人がどのように迷走し、どのように幸福を感じるかという主張がこのフィルムでは強く打ち出されています。そしてその究極形はタイトルロールの「黄金の馬車」です。これは富と権力の象徴。そして自分勝手な欲望の象徴。だれもが皆これを欲し、だれもが皆これを得るために権謀術数のかぎりを尽くすのです。その象徴性たるや、まことに的を得て、この可笑しくも悲しいパロディをより理解しやすいものに仕立て上げるのに貢献しています。

人生劇場の罠にはまってしまった登場人物たち。はたしてカミーラは、そして彼女をとりまく紳士たちはこの罠から抜け出ることができるのか。終わりに近づき、こんな風に完全にキャラクターたちに素直に感情移入していることに気がつきました。素晴らしき人生のパロディ。これはあのフランソワ・トリュフォーが愛して止まなかったルノワール作品。あとは登場人物の運命を監督自ら下す采配に委ねるしか術がありません。

・「人生は芝居だね。
南米に新境地を見出そうと繰り出した落ち目のコメディア・デラルテの劇団の物語、という設定が秀逸だ。三人の男の間で身動きが取れなくなってしまった主人公カミッラがたどり着いた結論――「自分は芝居の中でしか生きられない」――の悲しさ。

(以下ネタバレ注意!)

パンタロ-ネ「寂しいかい?」コロンビーナ(カミッラ)「ええ、少し」

このラストのアンナ・マニャーニの表情。

人生は演劇なのか、演劇が人生なのか。いや、もうそんなことはどうでもいい。

何度見ても飽きない、奇跡の傑作!

黄金の馬車 デラックス版 [DVD] (詳細)

大いなる陰謀 (特別編)

・「何のための戦争なのか?
時差のある三箇所での物語が、絶妙に絡み合いながら同時進行します。キャスティングが絶妙で、上院議員を演じるトム・クルーズは、カッコマン的なその風貌からして、自信たっぷり嫌味な政治家ぶりの今回の役は、彼をおいては考えられないほどハマリ役。ベテランジャーナリストを演じるメリル・ストリープは、これまで彼女が演じた数多くの「社会派」的なキャラクターを思い出させ、これまたハマリ役。60年代に反戦活動家だったことを匂わせる大学教授にロバート・レッドフォード。この役は、リベラル派である彼自身を投影していることは明らかですね。

自分の名声と利権のみを考えている政治家、その要求に抵抗しなかったマスコミ、腐りきった状況をシニカルにながめながら、自分の穴にこもっている学生、なんとかしなければならないと思いながら、なすすべがない大学教員、これらの四者がともに批判されている。何のための戦争なのか? 徴兵制、人種問題、マスコミ、政治など、シリアスで思いテーマが満載。メッセージ色が強すぎることや、ほとんどが会話を読むことに集中させられるし、ドラマチックな展開もごくわずかなので、このあたりが評価が分かれるかもしれません。

尻切れトンボみたいなラストシーンは、まさに「さて、映画を観ているあなた達はどうする?」といわんばかり。まさにレッドフォードからの問いかけそのものです。

・「何が問題かを知るために
"Lions for Lambs"の原題がまさにこの映画を最もよく表しています。邦題の「大いなる陰謀」はちょっとニュアンスが違うので、陰謀に満ちたサスペンスを想定して観てしまうと、物足りなさは否めないでしょう。

ただ、ニュートラルな視点からみると、9.11のテロから現在に至るアメリカの軍事活動、マスコミの動向を振り返る上で意義のある作品であると思います。

ほとんど戦争未経験で、ホワイトハウス進出しか頭にない政治家が快適なオフィスで考え出す軍事作戦。それを国を憂う若者が命がけで遂行しているという事実。正論と多数派意見を都合よく織り交ぜながら、視聴率最優先で報道するマスコミの問題。そして、そのような複雑で難しい情勢に直面して、行動をやめてしまう学生。これらの「正解のない難問」を映画という手法でうまく表現していると思います。

また、教え子を戦争に送ってしまい、若者にどう助言すべきか戸惑う大学教授。マスコミの変貌とジャーナリズムの使命に苦悩するテレビ記者。優秀だが、目先の成功の為に安易な決断を下してしまう上院議員をそれぞれロバート・レッドフォード、 メリル・ストリープ、 トム・クルーズが見事に演じています。

・「英語が解らないとつまらない
仕事でニューヨークへ行った折りにシアターで観て来ました。全編通してセリフが多いので英語が理解できないとキツい映画です。DVDの日本語字幕ではあまり理解できないかもしれません。吹き替えはかなりいい出来ですので、そちらをお薦め致します。私は現地のアメリカ人の社員2人と観ましたが、鑑賞後のディスカッションに驚きました。2人ともいいか、悪いかの選択しかありません。民主か共和党の二大政党ですから中間はないというはっきりしています。ハリウッドに代表される超大作も歓迎し、こういった、ただ政治絡みのセリフの続く映画に関しても十分に楽しむ気質を持っている。例えば、杉村大蔵議員のインタヴューを女性のキャリアのある年輩のジャーナリストが行なう事に興味がありますか?全くないでしょうねー。それ位の設定でこんな映画をつくるアメリカならではの作品です。監督、出演者もいう事なしです。また、改めてDVDを購入し字幕入りで観ましたが、やはり分かりにくいですね。日本語の表現に少し無理なところがありますから。でも映画ですので、フインキが理解出来ればいい訳でそう深刻になる事もありませんね。だだ、文句をひとつ。日本語の題名の酷さはないですねー。センスの無さには飽きれます。多分、アメリカ人に教えたら、大笑いされるでしょうねー。ノーカントリーの事を教えたら、仰け反ってました。

・「楽しむ映画ではないが、間違いなく見るべき映画。
映画を娯楽として考える方には、向かない映画。なんとなく、問題がいつの間にかスーパーヒーローによって解決されるようなアクションものとは程遠い。この映画自体、進むことも後退することも出来ない灰色の現状をそれぞれの立場から捉えた非常にいい映画です。あえて文句を言うならば、中身の重さに引き替え邦題タイトルのなんと安直なこと。まだ直訳の方が良かったかも。

・「これは考えさせる映画ではない!論争をしかける映画だ!
 題名は、レッドフォードの昔の映画2つを合わせたもの。原題を直訳した方が、観客にはずっと伝わりやすかっただろう。昔も今も、戦争では指導者と兵士の構図はあまり変わっていないということ。 政治とマスコミと教育と学生たち…。アメリカで最も堕落してしまった4つに関わる人たちの、良心と使命感の葛藤を描いた秀作である。上映時間のほとんどを登場人物たちの議論で成り立たせている作品など、近年では想像できないほどリスキーである。ましてやトム・クルーズにいたっては、誰からも好かれないだろう保守派の大物議員の役どころである。 3大スターが出演しているが、主役は戦場の非白人兵士とレッドフォードの相手をする学生の若手3人である。ベテランたちの役はそれぞれ汚辱に満ちているが、若者たちは何ものにも染まらず純潔のままでいる。そして物語は、その若者たちに未来を託すかたちで突然終わりを迎える。 テーマは登場人物の台詞のように、「考えるだけに終わるな。行動しろ!」である。少なくとも声を上げなければ、今後も9・11やアフガニスタン、イラクは避けられないし、誰も行動しなければおそらくアメリカやイギリス、日本などは世界からさらに孤立してしまうだろう。 ハリウッドの映画の質は歴史的に見ても地に落ちた感があるが、まれに本作のような作品が登場するという器の大きさがあり、決して滅びない。ジョージ・クルーニーをはじめとする、現代社会に対し批判的なまなざしで映画製作に臨む著名人も増えている。アメリカは国として脅威であるが、尊敬できる国民が多いことも事実である。  レッドフォードやトム・クルーズは行動した。次は見ている側の問題だ。

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・「グリフィスの夢
現在のハリウッドの中心は、ハリウッド大通りとハイランド通りの交差点付近であり、アカデミー賞が開催されるコダックシアターや、世界一有名な映画館であるチャイニーズシアターもここにある。しかし、初めてハリウッドに行った人がまず目に入るのは、バビロン宮殿のような大階段だろう。ツアーガイドがいれば、そこで「これはイントレランスのセットをモチーフに云々」という説明がされるはずである。イントレランスはここで撮られたのか!と早合点する人も数多くいるようだが、いまあるのはハリウッドハイランドというショッピングセンターの建物の一部であり、レプリカである。そもそもこの場所はハリウッドホテルという由緒ある建物があって、サイレント期のスターたちのたまり場だった。実際の撮影場所はハリウッド大通りをもっとLAダウンタウン寄りに行った、子ども病院近くの現在は住宅地になっているあたりである。ビスタシアターという通向けの映画館があるあたりは、当時の敷地内だったという。グリフィスはこの一体にスタジオを持っており、1918年くらいまでここで制作していた。跡地を買ったのが、独立したばかりの日本人最大のスター、早川雪洲であり、現在のパラマウントスタジオに拠点を移す1920年までここからヒット作を世界中に送り出した。しかし、その後もイントレランスの大セットは壊されないまま雨ざらし(とはいえLAは雨がほとんど降らないが)となり、グリフィスも破産状態で買い戻しもできず、1930年代にひっそりと壊された。グリフィスは本作と国民の創世の二本で永久に記憶される。しかしイントレランスは当たらず、チャップリンらと設立したユナイト映画も早々に飛び出し、坂道を転がるように転落していった。終戦後すぐのハリウッドで、グリフィスが大通りを歩いても誰も気がつかなかったという。あのレプリカは壮大な夢を追ったグリフィスの墓標である。

・「文字通りの『超大作』!古代バビロン攻防戦の大迫力!
アメリカ映画の父D・W・グリフィス監督の超大作。現代と違ってCG一切無しで、古代バビロン宮殿を再現し、城壁大攻防戦を華麗に再現。俯瞰撮影で度肝を抜く場面の連続は物凄い迫力。大城壁にペルシャの戦車隊が迫るスピード感が凄い。4つの時代を描くという構成も斬新だが、中でも現代編とバビロン編が白眉。若い頃、この作品の一枚の写真を初めて見た時の衝撃を忘れることは出来ない。それは巨大な象の石造が立ち並ぶバビロンの宮殿であった。当時これが映画のセットだとは、信じられず、遺跡か何かだと思ったものである。単一のセットとしては、映画史上の空前絶後の規模であることは間違いない。サイレントの時代にこれほどの超大作の決定版が製作されたことに驚愕する。

・「映画修辞法の原点
もしたまたまこのレビューを偶然読まれた方、この映画を必ず観て下さい。映画の修辞法の凝縮した映画、つまり映画の一番美味しいエッセンスの詰まった1本です。内容としては時系列に3つのストーリーを交互に展開していくという歌舞伎のような手法。またビデオだと2本購入しなければならなかったところDVDだと1枚で済みますし安上がりです。

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ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

・「素晴らしい
叩き上げの採掘師ダニエル。交渉の現場には息子で少年のH・Wを同席させて相手の警戒心を解く。その中身は相手を油断させ常に狡猾で巧み。そんなダニエルは石油を掘り当てて富を手にするが、採掘現場での事故によりH・Wが聴力を失ってからはダニエルのなかにあった冷血さが現れ始める。最後にH・Wの告白するとても残酷な話は本当だったのだろうかと、わたしは今でもずっと考えています。自分から去っていくH・Wに対して「人を信じるな」「騙されるな」という教訓と、決して振り向くなという決別の証だったのではないか。本当はH・Wを後継者としたくて、交渉術と人の心を掴む術の全てを現場で教えていたのではないか。雇っている採掘師へのちょっとした思いやりを見ても、息子をただの交渉の駒として利用していたとはとても思えないのである。ダニエルは最後は誰も信じられなくなったのか、それとも1人になりたかったのか自らの破滅を待っていたのか。次第に壊れていくダニエルの様は凄まじい。主演のダニエル・デイ=ルイスはアカデミー賞主演男優賞を受賞したのですが、もうこれ納得です。とても長い映画でしたが、見終わってからもいろいろ気になることが多すぎてまた見たくなる。素晴らしい作品です。

・「ディ・ルイスが出なければ、今作は作らなかった。
と、ポール・トーマス・アンダーソンはインタビューで答えている。そして、監督にそう言わしめさせたダニエル・ディ・ルイスが、極めて特異なキャラクターを、全編鬼気迫る演技で見せる。正にロンドンの芸術一家に生まれ、シェークスピア劇団出身で、貴族的風貌と才覚を持ち合わせながら、どんな役にも同化できるカメレオン俳優の異名に相応しい名演ぶり。一時俳優を廃業し、イタリアで靴職人をやっていたと聞いたが、やっぱり凄い俳優だ。ディ・ルイスが演じる主人公は、“黒いゴールド・ラッシュ”でアメリカが湧き返っていた時代に、油田を掘って、掘って、掘りまくる。そして、巨万の富を得た後も、決して立ち止まる事をしない。正に狡猾にして強欲、“アメリカン・ドリーム”と“宗教”というアメリカのシンボリックな“魂”を蹂躙し、その欺瞞性を嘲笑する。その強靭さと毒気にあてられ、もうひとりの興味深い登場人物であるポール・ダノの存在感が霞んでしまった。こちらも、屈折した小心の偽善者を演じて中々の名演だったが、相手が悪かった。ダノについては、DVDで再度確認したい。主人公のどす黒く空虚な心象を具現化したかのような暗鬱で漆黒な黒煙立ち上る夕闇、一方で開拓時代の名残りの様な叙情的で美しい絵画の如きカメラ。そして、反社会的でグロテスクな人物の一生を描きながら、観る者の関心を一時も逸らさせず、大河ドラマを構築させた映像力が魅力だ。

・「パワーで押しまくる!!
まず冒頭、ひとりきりで坑道に潜り、発掘している場面だけでも驚異的に惹きつけられる。続く、初めて油井を掘り下げる場面での穏やかだが重々しい表情、そして油田候補地買収交渉の場での貫禄のある佇まいと、巧みに連携していく編集によって畳みかけるように描かれるダニエルの変遷の異様なまでの力強さに、瞬く間に呑みこまれてしまう。

どことなく前時代の古典映画の趣があり、大掛かりな石油採掘機が炎上する場面やら、噴き出した石油に火がつき、それが黒々と大空を覆うシーンやら、お金もかかっています。それぞれの映像美も出色。荒涼とした土地で行われる石油の掘鑿と、そこで繰り広げられるドロドロとした人間模様が美しいはずはないのだが、構図と特徴的な色彩設計によって、息を呑むような美しさを演出しています。本編はアカデミー賞において主演男優賞の他に撮影賞を獲得しましたが、それも納得ですね。 それにしても、すさまじい。主人公ダニエル・プレインヴューが通れば草ひとつ生えず石油と血が流れる...。宗教観とか倫理観なんてクソくらえってくらいのパワーで、徹底的に一人の男だけを描いています。また、全編を通じて描かれるのは、主人公と、彼をよそ者として疎ましく思う牧師イーライとの、土地と引き換えに要求された教会への献金の5000ドルを巡る攻防です。主人公に対して終始反感を示し、取り入って自らの欲望をも満たそうとする伝道師イーライを演じたポール・ダノもまた好演でした。

全体のストーリーテリングは、決して上手くはありません。ワンシーン、ワンシーンが切れ切れに感じられる部分もありました。実際には、心理的な伏線が巧みに張らているのですが、インパクトの凄まじい場面があまりに多いために、ガタガタした印象を受けてしまう。反面、その凄まじいパワーで2時間40分を押し切り、上映時間を長いと感じさせないというのもあります。

・「人間模様を描く傑作


主人公の環境や状況が移り変わるたび、内面・自我が徐々に変化し、次第に表面化していく演出は「素晴らしい」の一言! また、それをダニエル・デイ・ルイスが見事に演じきっています。石油を中心に周りの人間達が蠢き翻弄されていく様が丁寧に画かれており、人間模様を描いた傑作といえるのではないでしょうか。劇場で観終わった後、数日は腹の中にこの映画の何かが残っていました。ストーリーのスケールを考えると時間は短く感じます。

ポール・トーマス・アンダーソン監督について、ロバート・アルトマン監督が引き合いに出されますが、この映画に関してはスタンリー・キューブリックを連想しました。オープニングシーンで「2001年宇宙の旅」を、各シーンの絵の決まり方や(「バリーリンドン」)、ラストの部屋(「シャイニング」のホテル)など、ストーリー展開などで端々にキューブリックの影響を見いだせます。

・「面白かったです
主人公のキャラがよく描けていると思います。キャラは複雑でいろいろな面があります。金に厳しく、強欲だけれど愛情がないわけでもない、自分の思い通りにならないと我慢できない。だけれど似非宗教の欺瞞には我慢できずに殺してしまって身を滅ぼすような面もある。最後のシーンで I am finishedっていうセリフが冷静というかちょっとユーモラスというかこの人いい人かもって思わせるとこが特にいいなと思いました。

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クリスマス・キャロル [DVD]

・「待ってました
僕が生まれた年に公開された映画です。・・・と母親に何回聞かされた事か。何回も聞かされて洗脳を受けて観た記憶があります。とても上手くディケンズの世界を(というか当時のイギリスを)表現していると思います。映画によってまるで別人か?と思わせるアルバート・フィニー(最近では「エリン・ブロコビッチ」に出てましたね)、友人マーレーにアレック・ギネス(「スター・ウォーズ」のオビ・ワン)。重鎮が出てますねイギリスの。おまけにこの映画はミュージカルなんです、また使われる曲が良いですよ特にラストの「サンキューベリーマッチ」は名曲です。サントラを探しているのですが残念ながらありません。欧米では「34丁目の奇跡」・「素晴らしき哉、人生」と並んで必ずクリスマスにTVで放映する作品。ジョージ・C・スコット版・P・スチュアート版・マペット版と様々なバージョンがあります、多くの人に愛されているクリスマスキャロルですが、僕はこのロナルド・ニーム版が一番好きです。

・「クリスマスの定番
自分が中学の頃見た映画(年がばれる)。見たときは、はまって、2,3日映画館に通ってしまった。過去にNHKで何度か放送され、そのビデオが我が家のお宝。毎年クリスマスにはこれを泣きながら(なぜか見ると必ず号泣する)みるのが定番。映画に出ているクリスマスプデイングを大人になって初めて食ったときも泣いた。この映画のクリスマス情景が私の理想。いろいろクリスマスキャロルは見たがこれが一番。

・「我家も家宝です
初めて見たのは20年位前で、なんとNHK教育で放送されたものを録画し、それ以来クリスマス時期には繰り返し見てました。VHSテープ版も持っていますが、DVDが出たのであれば、これはもう買うしかないですね。名優アルバート・フィニー演じる憎ったらしいスクルージが改心し「生きてる!」と叫ぶシーンと、ラストの甥の奥様から昼食会に誘われるシーンは、何度見ても泣けます。子供がまだ小さいので吹替えがあるともっと良かったのですが。1年に一度、私の心を浄化してくれる映画です。

・「これこれ!これでなくっちゃ!
VIDEOは持っているのですが、DVDになって嬉しいです!クリスマス・キャロルの映画は、やっぱりこれでなくっちゃ!映像も、俳優さんも、音楽も、ピカイチだと思います。古き良き英国のクリスマスの伝統が、美しくよみがえります。英語も聞き取りやすく、子供から大人まで、それぞれが色々思いながら、楽しむことができる作品です。

・「数ある中では一番
何度もリメイクされ続けている傑作ですが、そんな数ある中でもこの作品は屈指の出来だと思ってます。アルバート・フィニーの名演がスクルージをより深く見せてくれます。音楽もふんだんにあり、まさにファミリー映画の王道。大人も子供も楽しめ、しかもじんわりと感動できる逸品です。

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深夜の告白 [DVD]

・「バーバラ・スタンウィックの迫力が光る傑作
フィルム・ノワールの傑作中の傑作ですが、それは主演のB.スタンウィックの魅力と真相を追究するE.G.ロビンソンの名演に大きく起因すると思います。特に、スタンウィックは「大人の綺麗な女性」の中に悪女の雰囲気を忍ばせ、それが凄い迫力に感じ、彼女が登場しない場面でこれに対抗するかのように存在感を見せるE.G.ロビンソンの老練な貫禄も印象的でした。今ではスタンウィックのように容姿は綺麗で奥に潜む残酷性を表現できる女優さんはいなく、このような作品も必然的に少なくなったと感じる次第です。

・「フィルム・ノワールの歴史的名作の地位は揺らがず
コメディからサスペンスと対極のジャンルにも肌理の細かな面白さを同様に与えることのできた巨匠ビリー・ワイルダー監督のフィルム・ノワールです。

・「自殺か事故か殺人か?
40年代前半はヒッチコック映画が話題になったこともあり、サスペンス物が人気を呼んだ時代だ。そんな中、『マルタの鷹』と共にノワールの代表作となったのが今作だ。ハリウッド映画3本目のまだ新人と言ってもいいワイルダー監督が、初のアカデミー監督賞ノミネートになった記念すべき一品でもある。ワイルダーは脚本家としてはすでに名が通っていたのは承知のとおりで、監督としての評価は今作によって証明されたことになった。

・「ちょっと杜撰な犯罪計画
 犯罪映画にはひきつけられる。度胸がないから自分ではなにもできない。危ない橋を渡ることもない映画は、犯罪の気分を味わうにはもってこいである。そして、不道徳かもしれないが、たいていの映画で、完全犯罪が成立して犯人が逃げのびてほしいと願っている。 保険会社の営業マンのウォルター(フレッド・マクマレー)の前に悪女のフィリス(バーバラ・スタンウィック)があらわれて、夫に保険をかけて殺す相談をもちかける。この計画から実行までの前半は、計画も精緻とはいえないし都合がよすぎるけれど、まあまあおもしろい。 さて後半は、死体が見つかって結論は一応事故ということになるが、自殺説と他殺説の両方がでてきたり、フィリスの正体が徐々にあかるみにでてくる。そして、ウォルターにも観客にも意外な事実を聞かされる。 しかし、惜しいことには、これらがみんな流れの中でわかってくるのでなく、こうだった、ああだったと、説明されてしまうので、緊迫感がうすくなったし、リアリティもとぼしくなった。映画はフィリスの計画と行動がうまく説明できていないのである。素人考えだが、脚本の練り方が十分ではなかった、とおもう。

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ジェニーの肖像 [DVD]

・「傑作
売れない画家と会う度に成長していく謎の少女。ロバート・ネイサンの原作を、デヴィッド・O・セルズニック製作、ウィリアム・ディターレ監督のコンビで映画化。以下は、ややネタバレ気味になるのだが、ファンタジーというより、これタイムパラドックスを扱ったSFなのだろう。

ということで、あまりネタバレのできない映画なのだが、とかく撮影がすごい映画で、当時の最先端の撮影技術が惜しみなく使用されている。冒頭の雲上の空撮カットからカメラが下りていくとミニチュアのNYの街の大俯瞰カットに繋がるシーン。スケート場でのロケとセット撮影を併用することで観客にありえない空間把握を起こさせる一連のシークェンス。ほかにも、モノクロの画面の中にテクニカラーで撮影した映像を混ぜる、シーンによってフレーム枠の大きさを変更する、等々。ジョセフ・コットンの渋さに、ジェニファー・ジョーンズの可憐さ、ディターレの端整な演出、巧みに使用されるドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」、是非一見あれ。

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ペルセポリス

・「がんばれマルジ
本作のキャッチ・コピーがイイ感じなんだよね。「ロックとユーモアとちょっぴりの反抗心を胸に」というもの。このアニメの主人公をぴったり言い表しています。

革命が起きてイスラム政権が誕生して生活が一変、服装など厳しく取り締まられてそのうちイラン・イラク戦争が起きて自由な行動が出来なくなる訳です。そんな中でも反抗心の強い主人公の女の子マルジは、「PUNK IS NOT DEAD」とプリントされたTシャツを着て、ビージーズやアバはダサいと、アイアン・メイデンを大音量で聞く。そして、親元を離れてウィーンへ留学。自国政権に息苦しさを覚え海外留学ってのは、かなり裕福な婦女子だから出来たことなんですがね...。

家族の中でもとりわけおばあちゃんが素敵。女性であることをいつまでも失わないし、反抗心あるマルジには、「常に公明正大でいること。バカなつに傷つけられても、そいつの頭が悪いと思って相手にしないこと。妬みや憎悪ほど醜いものはない、大切なのは許すことだよ。」と...。

本作を観れば、イランの現代史がとってもよく解ります。イランの女性がチャドル(顔を覆う布)を着けていますよね。あれ、いつからの慣習だと思いますか? 1969年にイランに生まれた女の子マルジが子供の頃には、チャドルを着てる女性は出てきません。長じて、マルジがウィーンに留学する前後には、女子はヴェールを身につけなきゃならない社会になる。チャドルが義務づけられてから、まだ30年も経ってないなんて、思いもしなかったです。

・「Blu-ray版は出ないの?
原作に無いエピソードも有ったりして、なかなか興味深いです。ゴジラの映画をおばあちゃんと観に行ったり。

北米版はBlu-rayが出てるけど、日本版は出ないのか?

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カサンドラ・クロス [DVD]

・「死の終着駅 カサンドラ・クロス!
軍が極秘に開発していた細菌に犯されたテロリストが列車内に入り、乗客が大量感染。しかし途中で治療法が見つかり、乗客たちは回復するも、機密保持のため軍は乗客を隔離し、戦後老朽化のため使われていない橋・「カサンドラ・クロス」にノンストップで列車を走らせ、証拠隠滅を図る・・・・ 昔、日曜洋画劇場で小6くらいのころ見た映画。ラスト、橋ごと列車が崩落していく場面はまさに阿鼻叫喚の地獄絵図。壊れた橋が列車を突き破って死んでいく乗客の描写がエグいのと、主人公が乗ってる車両のところで列車が止まり、主人公達が生還するシーンが印象に残っている。

・「ハリウッド産のパニック映画とは毛色が違いますが、骨太のサスペンス・アクションとして見応えあり。
 70年代半ば、パニック映画が席捲していたハリウッドに負けじと、イタリアの大プロデューサーであるカルロ・ポンティが、ヨーロッパを舞台に製作したパニック大作。日本では、J・ラング主演の「キング・コング」と共に、77年正月を飾る大作映画とし