High Land, Hard Rain (詳細)
Aztec Camera(アーティスト)
「1980年代の忘れられない思い出・・・」「マスターピース」「いまでも新鮮」「完璧なファーストアルバム」
ハットフル・オブ・ホロウ (詳細)
スミス(アーティスト)
「全ての内気な人に捧げたい」「情けなくて、美しい」「SMITH必殺の名盤」「ジャケット最高内容最高」「果てしなく美しい旋律、垣間見る魂の叫び」
キャント・ハイド・ユア・ラヴ・フォーエヴァー (詳細)
オレンジ・ジュース(アーティスト)
「正当評価を…しようと思って過大評価です…」「素晴らしい」「ネオアコ」「ネオアコどころじゃない」「いつの時代も男の子は背伸びをする」
トラップド・アンド・アンラップド (詳細)
フレンズ・アゲイン(アーティスト)
「私は大好きですよ、このアルバム・・・」「聴く価値あり。。」「ギターポップ!」「友達に戻ろう」「とても素直なギターポップ」
フロム・アクロス・ザ・キッチン・テーブル(紙ジャケット仕様) (詳細)
ペイル・ファウンテンズ(アーティスト)
「叫び」「プロデューサーにイアン・ブロウディを立てた2nd」
Lyceum (詳細)
The Orchids(アーティスト)
「自分の棺に入れたいアルバム」「Lyceum」
London Weekend (詳細)
Another Sunny Day(アーティスト)
「ネオアコファンは必携」
ザ・ストーン・ローゼズ (詳細)
ザ・ストーン・ローゼズ(アーティスト)
「石と薔薇と、時々、ストーン」「UKロック不朽の名盤」「冥途・オブ・ストーン」「Viva la 80 !」「「ジョン・スクワイアになりたかった!」」
クラウドベリー・ジャム (詳細)
クラウドベリー・ジャム(アーティスト)
「10年保証」「スウェディッシュポップの金字塔」「しっかりした歌声」「ハンドメイドでおちゃめなサウンドであります」
青春のアルバム (詳細)
ロータス・イーターズ(アーティスト)
「触れてはいけないほどの」「言い得て妙」
「耳元でささやかれるような」「スウェーディシュ・ポップ・ブームの火付け役」「いいですね」「"Happy Meal" が入ってます。」「名盤です」
Steve McQueen (詳細)
Prefab Sprout(アーティスト)
「珠玉の名盤 !!」「珠玉」「いつまでも色褪せないプレハブのセカンド」「我々はレノンを失ったが新たな才能は必ず現れる。」
ケーキ(+6) (詳細)
トラッシュ・キャン・シナトラズ(アーティスト)
「まだ自分自身を探してる途中のあなたに・・オススメ!」「ライブ会場にて」「ネオアコ中興期の作品」「染み渡る」「これが90年代のネオアコ」
The Dust Has Come to Stay (詳細)
Mexico 70(アーティスト)
「サポーターの意地。」
Sonic Flower Groove (詳細)
Primal Scream(アーティスト)
「鮮烈デビュー」「至高のデビュー作」「ザ・バーズの真似した結果・・・」「ギターポップの代表例とも言えるデビュー作」「いいアルバムです。」
Drop Out (詳細)
East Village(アーティスト)
「再発へ」
Brotherhood (詳細)
New Order(アーティスト)
「敗北者の精神」「諦念と絶望と」「80年代英国ギターバンドのマスターピース」「素晴らしく心地よい」「NOのパンク/UKインディーロック面を象徴する作品。Desperateなカッコよさ。リマスターで音の厚みや迫力が増して、とりとめのない印象だったB面の流れが「即興性を活かした有機的なバンドマジック」を感じさせるものに。」
ザ・ダンス~グレイテスト・ヒッツ・ライヴ (詳細)
フリートウッド・マック(俳優)
「MTVライブの文句なしの最高傑作!!」「これは必聴です!」
反逆の歴史~ビリー・アイドル・グレイテスト・ヒッツ (詳細)
ビリー・アイドル(アーティスト), ジェネレーションX(アーティスト)
「デビュー作にして名盤」
デモリション23 (詳細)
デモリション23.(アーティスト), デモリション23(アーティスト)
「マイケル モンローによる、パンキッシュなロケンローの名盤!!」「伝統的なパンクの臭いのある一枚。」
Flamenco A Go-Go (詳細)
Steve Stevens(アーティスト)
「サッカーファン必聴!?」「リーガエスパニョーラ」「彼のアコースティックが堪能できます」「この米版ではエンハンスドでビデオ入り、日本版は1曲追加さてどちらを買いますか」「実験的なフラメンコ風サウンド」
Horse of A Different Color: The Jules Shear Collection (1976-1989) (詳細)
Jules Shear(アーティスト)
「これは本来なら既に廃盤になっている名盤です。」
スプリング・ヒル・フェア (詳細)
ザ・ゴー・ビトウィーンズ(アーティスト), ロバート・フォスター(その他), グラント・マクレナン(その他)
「独身男のラヴソング」
North Marine Drive (詳細)
Ben Watt(アーティスト)
「ジャケットから膨らむ物語」「ポスト・パンク?ネオアコ?」「不思議な魅力」「Profile Number107」「SSW」
オルタナティヴロック>アーティスト別>A-B>Aztec Camera
Custom Stores>By Formats>輸入盤>All UK Titles
Custom Stores>By Formats>輸入盤>All US Titles
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Alternative Rock & Punk>New Wave & Post-punk
オルタナティヴロック>アーティスト別>S>The Smiths
Custom Stores>By Formats>国内盤>ポップス
Custom Stores>By Formats>国内盤>ロック
・「1980年代の忘れられない思い出・・・」
多分、多くの音楽リスナーのリスナー人生を狂わせてしまった金字塔のようなアルバム。もちろん私もその中の一人です。
とにかく収録されている全ての曲が素晴らしいのですが、その中でも1曲って事になれば「Walk Out to Winter 」でしょうか。この曲はアルバム購入当時(85年)から大好きで、別途12インチシングルと7インチシングルも入手しましたが、その両方共バージョンが異なっていて、特に7インチシングルのバージョンはアレンジそのものが異なっていて個人的には一番好きです。現在、この7インチバージョンはCD化されていないようなので(ちょっと自信なし)、運良く中古盤を見つける事が出来たら是非聴いてみて下さい。オススメします。
それから、私にはひとつだけアズテックに纏わる忘れられない思い出があります。 今では伝説のレコ屋と言われる南青山の「パイドパイパーハウス」での出来事です。当時は、たまに寄る程度のレコ屋だったのですが、ここでアズテックのツアーパンフを見つけてえらく感激した事がありました。その頃、アズテックは本当に無名バンドで、とにかく私の周りでも「知っている人がいない」「話のできる人がいない」という非常に寂しい状況だったのですね。で、パイドの店頭でボロボロのパンフを発見した時に、私はドキドキしながらレジにいた井上さんに「このアズテックカメラのパンフ、売り物ですか?」と尋ねた訳ですが、聞いた瞬間に井上さんの目がギラリと光り(ホント)、急にものすごく丁重な態度になって奥から綺麗な新品パンフをワザワザ見つけて持ってきてくれました。「こっちの方が綺麗だからイイでしょ?」って。そして、私は綺麗な方のパンフを売ってもらったのですが、その後ちょっとした会話の感じで井上さんもアズテックが好きなんだ、って直感しました。 井上さんにしてみれば「こんなガキがアズテック聴くのかよ!」という驚きが大きかったのでしょうが、私としては「アズテックカメラの好きな人」と「アズテックについて会話できた」事が、アホみたいですけど本当に、信じられない位に嬉しかったのです。確か1986年1月頃の出来事だったと思います。その日は1日中、ツアーパンフを小脇に抱え寒空の下「Walk Out to Winter 」の歌詞そのままな幸せ気分で渋谷の街を闊歩しました。冷たい空気が妙に心地よかったなぁ。当時、私は未だ10代でした。
1980年代前半に起きた小さな小さなリスナーズ・ムーブメント。だけど、その小さなムーブメントの代表選手の作品は、今でもその当時の空気を伝えてくれる、私にとってとても大事なアルバムの一つとなりました。たまにLPに針を落とすと、何一つ変わっていないロディーの歌声が私の胸に突き刺さり、あの頃の空気が鮮明に蘇ります。幸せ気分一杯で闊歩したあの時の気持ちに包まれるのです。 私はこの音楽を一生大事にしていきたい。私にとっては、かけがえのない唯一無二の音楽なのです。
・「マスターピース」
全曲ソラで唄える数少ないアルバムの1枚(といっても10曲目までですが)。評価の定まった現在、素晴らしい音楽として多くの人が楽しめる作品であることは間違いない。しかし思春期にリアムタイムで聴いた人間にとってこのアルバムは、曲や演奏が素晴らしいという以上の思い入れがある。あの時代、ああいう形で世に出たからこそ価値があった。形骸化、音楽の一スタイルと化しつつあったパンク・オルタナティブミュージックに対抗するパンク・オルタナティブとして、ラフトレードから(日本ではジャパンレコードから)発売された事に大きな意味があった。だからこそこのアルバムの清々しさは当時「衝撃的」でもあった。そして我々はセカンドアルバム『ナイフ』発表直後の初来日公演で、ロディフレイムのパンク精神を目の当たりにすることになる。
とりあえず、音楽にスガスガシサを求めている人は必聴です。
・「いまでも新鮮」
かつて、ネオアコースティックと呼ばれていましたジャンルの、表の代表選手アズテックカメラのデビュー作です。1曲目から炸裂するセミアコギターのフォークじゃない、ロックじゃない、まぎれもないポップスなオシャレな明るさが当時とっても新鮮でした。いまでも私にとっては新鮮です。
・「完璧なファーストアルバム」
私見だが、ロディ・フレイムは最後までここを越えられなかったと思う。早熟の天才の見本といっても良い。神々しく登場し、全てを詰め込んで全ての人を魅了する。ここには音楽で生きていこうだとか、2作目以降の配慮だとか、そういう先を考えたものがほとんどない気がする。だから素晴らしい。その時点での自分を、一瞬を全て遠慮なくつぎ込んだ。そんな感じ。天才がそんな事をすれば当然駄曲はない。曲が良いからアレンジは簡単で良く、疾走感と統一感があり、またその単純なアレンジが曲を際立たせている。完璧なバランスといって良いだろう。青春とは一瞬を永遠にする事である。ロディ・フレイムは自らの一瞬を余りにも鮮やかに切り取ることで、我々に永遠をもたらした。
(などと気取って書いているが、今もって頭のなかで簡単に曲を響かせることができるし、それで胸が掻きむしられてしまうのだ。そのくらい刻み込まれているという事。若いときにこれに出会えて、自分は本当に幸せだったと、つくづくそう思う。)
・「全ての内気な人に捧げたい」
1st収録曲は全て別テイクの初期楽曲群の編集盤。とにかくここに収められたひどく惨めな想いにみちているはずの一つ一つの曲が放つ輝きは目がくらんでしまいそうなほどのもの。どの曲も聴き逃すにはあまりにももったいない素晴らしい充実ぶり。爽快な「WILLIAM,~」から勢いよく駆け出して、珠玉の名曲群を通り抜け、最後には「PLEASE,PLEASE,~」で力なく幕を閉じる最高のアルバム。
RADIOHEAD、DINOSAUR JR.などなど気弱な人達に与えた影響は計り知れない彼らの最高傑作。詩にも絶対に目を通す価値があるので、買うなら国内盤がおすすめです。
・「情けなくて、美しい」
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・「SMITH必殺の名盤」
矢吹ジョーの「ノーガード戦法」、黄飛鴻の「無影脚」に匹敵するTHE SMITHの必殺盤。初期シングル曲とBBCセッションを収録した編集盤ですが、通常作を遥かに凌ぐ出来栄えで、この作品を代表作に挙げるのも「反則」のような気がしますが、実際スゴイんだから仕方が無いです。1st収録曲もスタジオセッションとして、より魅力的に再演されています。
もう収録曲全てが名曲!と言い切れます。そんな中でも敢えて1、8,9、14,16の5曲を推します。
1「William,It Was Really Nothing」はTHE SMITH不朽の名曲で、私なんぞに語るべき言葉はございません!15年前初めて耳にして以来、一体何度聴いたことか・・・!8「Still Ill」は、軽快なリズムながら哀愁漂う佳曲です。9「Heavens Know I’m MiserableNow」は最初聴いた時「ハワイアン?」と思ってしまいました・・・。「和み系」の曲です。14「Back To The Old House」は、溜息が出る程美しく神々しい曲です。美しい弦の一音一音に、天界まで運ばれるような気がします。16「Please,Please,Please Let Me Get What I Want」は1と共に彼らの曲で最も好きな曲の1つです。なにか悔いの無い人生を全うし、穏やかな「死」を迎えるにあたって自身の人生を振り返っている、この曲を聴くとそんな「光景」がか目に浮かんで来ます。私の葬式には是非この曲をかけてもらいたいです・・・。
この昔の写真のようなジャケットもノスタルジックでイイですね。ただ、「This Charming Man」はシングル・バージョンの方が好きなんですが・・・。
・「ジャケット最高内容最高」
ジャケットにコクトーモデル。さすがモリッシーさん。飾っておきませう。William, It Was Really Nothingの最後のモリッシーの声最高、くぐもった混沌とした世界How Soon Is Now?かっこいい。モリッシーの卑屈な感情が反転しその感情は美しい世界に。
・「果てしなく美しい旋律、垣間見る魂の叫び」
82年結成のスミスの84年発表のセカンドアルバム。これほど美しいアルバムが他にあるだろうか。初期シングルとスタジオセッションを集めた、最も美しい時のスミスの曲達と一般的には言われる。その言葉に偽りはない。美しい旋律だけではない、その全ての曲の完成度も素晴らしいとしか言えない。自閉症の悩める青年モリッシーの内なる時期に終わりを告げる作品というのは正しいかもしれない。天才モリッシーの殻を突き破る瞬間を体感しよう。詩人モリッシーとでも言うべき歌詞も他の単純ミュージシャンには書けない。別に単純なのもそれはそれでいいのだけど、音楽は考えてする物ではないから。ネオアコの歴史の上でも外せないアルバム、後のネオアコ系のバンド達も誰もかなわないと思う。寄せ集めなのでアルバムというよりはシングルスといった感じだが、スミス最高傑作。
・「正当評価を…しようと思って過大評価です…」
ネオアコ等言葉は存在していなかった時代のレコード。全くそう言うムーブメントに乗っかる意識が無いがゆえに今聴くと独自の孤高の存在になった名盤。
いいメロディーの曲をディストーション無しのエレキギターのクリアーなサウンドで、タイトにリズミックに聞かせる。歌は俗に言われるネオアコ的線の細いものでは無く、歌心溢れた中、低音。中心の歌声。艶のある男前ビブラートで聞かせる
このバンドは演奏拙い等聞きますがとんでも無いです。つんのめるような疾走感のドラムスはリズム展開がたくみです。パステルズの一部のレコードのように本当によたっている(笑)のではなく、独特のタイトさ、引き締まった疾走感があり別格で後任のジークとは一線を画する。ワンコード内を動きまくって色彩を与えるベースは、ビーチボーイズからポールマッカートニーへと影響を与えた歌うベースにトーキングヘッズのもつ妙なファンクベースが混ざった独特のライン。フォーリング・アンド・ラフィングではイントロから印象的かつ忘れられないラインを生み出している。
おりからまるようにリズムを刻んだり単音やアルペジオを巧みに入れてそこがフックになっている。演奏スタイルやサウンドはトーキングヘッズやベルベットアンダーグラウンドなのに楽曲の歌物思考が曲をメロディアスにさせてポップソングたらしめている。エドゥィンはメロディクなコード主体、ジェイムスカークはトリッキーでハネ感があり、尋常では思い浮かないフレーズのオンパレード。曲をコードだけにしてみてあれほど遊び心溢れたフレーズは作れるだろうか。似たような楽器編成で演奏してもオレンジジュース風にすらならないのはその内に秘めたロックやソウルへの造詣の深さにある。ネオアコを聴いて影響を受け、演奏してもオレンジジュースのような孤高の楽曲にはならない。
また、エドウィンコリンズの作る曲はコード進行が優れています。同時期バンドのアズテックカメラはテンションやジャズのコードを使って叙情的な曲をつくっていたが、エドウィンコリンズは普通のコードの連なり-コード進行とそこにつけるメロディラインが優れている。ダイイングデイを聴けばその巧みなコード進行と感動的なメロディラインがわかる。また、同ダイイングデイを歌ってみればわかるが声域の幅は言われているほど狭くは無く、意外と広くエドウィンコリンズのように高音、中音、高音と滑らかにビブラートさせる事は難しい。
あとアコースティクギターはイン・ア・ナットシェルインテュエイション・トールド・ミー(パート1)くらいででほんの少ししか使われていないのもポイントです。
日本でしか存在しない言葉(ネオアコ)とは演奏スタイルや楽曲の雰囲気や精神を差すのであって楽器の事ではないのではないだろうか…
・「素晴らしい」
82年オレンジジュースのファーストアルバム。スコットランド出身で最高のバンドは?アズテックカメラ、ビッグカントリー、オルタードイメージス、シンプルマインド、プライマルスクリーム、ティーンエイジファンクラブ、ベイシティローラーズ、ディーコンブルー、ジーザス&メリーチェインなどなど、日本でも有名なバンドが数多あるが、(90年代以降はあまり知らないから)スコットランドの80年代で最も最高のアルバムはこのオレンジジュースの「you can't hide your love foever」である。多分に偏見に満ちているが個人的にはそうなる。全曲、聴き応えありなんだけど、#4のギターなんて耳について離れない。知らない人は騙されたと思って聴いてみて。
・「ネオアコ」
これを聴かずしてネオアコは語れません。
・「ネオアコどころじゃない」
このアルバムはネオアコと呼ばれていますが、そんな生温いものじゃなく、確実にポストパンクの文脈で語られるべきアルバムです。これに似た音楽は他にちょっと思い付かないくらいアバンギャルド。メロもリズムもギターもとても独特で、彼らなりのパンクロックに対する愛情が聴き取れます。踊り方なんて人それぞれ、自由にやろうぜって感じ。とにかく、名盤のひとつに挙げられる一枚です。
・「いつの時代も男の子は背伸びをする」
自分の周りの世界に対する、希望、挫折、妬み、喜び、諦め等がひしひしと伝わってくる。
誰にも必ずあった「あの頃」を確実に思い出させてくれる一枚。自分が世界の中心だった「あの頃」。
演奏が下手でもいいじゃや無いか。このバンドは「至らなさ」こそが全てであり「究極の若気の至り」を結果として具現化してしまったのだから。
僕らは、彼らのギターの一音一音、ドラムとベースのつたないリズム、そしてフラフラと精一杯にあがくボーカルにただ身を任せて、「どうして自分の青春がこんなにも輝いていなかったのか」と歯軋りしていればいい。
誰もが手に入れることが出来たのに手に入れられなかった青春がここにはある。
・「私は大好きですよ、このアルバム・・・」
1985年某日、アズテックカメラにヤラレまくっていた私は、いつものように当時大好きなレコ屋だった御茶ノ水CISCOへ出掛け、レコを物色していました。そして、今までに見た事のない1枚のカラフルなジャケと出会います。第一印象は「ジャケがアズテックの1stに似ているなぁ」という事。レコメンドには「ヘアカット100の好きな人は気に入るでしょう」「既に廃盤。最後の1枚」と書いてあります。う〜、何だか気になる・・・。当然、私はこのグループの事を何も知らないし、音も聴いた事ありません。そして、散々悩んだ挙句、思い切って購入する事にしました。決め手はレコメンドの「最後の1枚」という言葉(笑)。
そして、家に帰ってから早速レコード盤に針を落としました。いきなり始まる、軽やかなギターのカッティング。・・・「やった!、あたりじゃん!」。ハイテンションすぎる楽曲の連続でアルバムを通して聴くのはちょっと辛いなぁとも思ったけど、曲単位で聴くとメロもアレンジも良く出来てるし、第一演奏がウマイから安心して聴いていられる。それに、何と言ってもベースラインがカッコイイ!。それからは、当然のように私の愛聴盤の1枚となった訳ですが、前半があまりにもハイテンションなA面よりは、どちらかと言うとムードのあるB面の方が個人的には気に入りました。もちろんA面が悪いって訳じゃなくてね。A面の中では、A−4が大好きです。
それから数年後、日本中の皆が待ち望んでいた満を持してデビューした「フリッパーズギター」。彼らの初シングルの曲名にこのグループ名を見つけた時の「驚き」と「嬉しさ」といったら。もちろん、当時はこのグループ名から引用したなんて事は知らないので、只の偶然かも知れない、という思いも捨て切れなかった訳ですが、その心配は「カメラトーク」リリース後に確信へと変わりました。そういう事情もあって、当時のフリッパーズギターは「尊敬するアーティスト」じゃなく「同じ音楽を愛好する同士」という意識の方が大きかったです。でも、私は何も分かっていなかったのですね。この後の彼らの快進撃はご存知の通り。尊敬される天才アーティストとして、私たちの及ばない地平へと駆け抜けて行ってしまったのですから。
私の中では「ベースがカッコイイ楽曲は時代が変わっても古びない法則」というモノがあるのですが、今聴いて感じるのは正にこのバンドがソレなのだ、という事です。古さを全く感じないし、むしろ、フリーソウルの文脈で語られても全然違和感ありません。まぁ、見も蓋もない事を言ってしまえば、フリッパーズが好きだったグループには間違いは無いって事ですよ。(結局は他力本願かよ)
・「聴く価値あり。。」
フリッパーズ繋がりで聴いたCDですが、良曲が多く気に入りました。アズテック、オレンジジュース、カラーフィールドetc・・パーフリがインスパイアしたアーチストの中で自分的に第一印象では最もピンときました。みずみずしい爽やかさがあるアルバムです。
・「ギターポップ!」
素晴らしい!爽やか!キラキラしてる!フリッパーズやアズテックファンの方はぜひ聴きましょう!絶対気に入ります。ドライブにもいいよ。
・「友達に戻ろう」
フリッパーズの1stシングルのタイトルと同じバンド名ってことでも推測できるが、もろにネオアコ直球勝負な一枚(84年作)。当時のネオアコ勢にはよくあることだが、当然のようにこれ一枚で解散。
内容のほうだが、レコードで言うところのA面とB面で、多少、音の感触が違う。A面は、いかにもネオアコ然としたポップで、印象的なギターリフでいっぱいの典型的ギタポって感じなのだが、B面に移ると、どこか大陸的でフォーク調とも取れるように大人しい曲が目立つ。どっちが好きかというような問題ではないのだが、彼らが本来持っていたオリジナリティは、B面のほうなのかなと思う。A面は、ポップで楽しいのだが、いかにもネオアコ、ギタポ過ぎるきらいがある。その点、B面はどこか垢抜けてない渋さみたいなのが前面に出ている。こういう曲は、書こうと思って書けるものではないだろう。ただネオアコ本などで、あんまり高評価を得られないのは、B面の地味渋のせいなのかもしれない。A面の煌びやかさを全編でやれば、おそらくもっと評価されていたように思う。そういった本人たちが、本当にやりたいことと、時代のニーズとの折り合いの付かなさが、早期解散につながってしまったのかなと考えてしまうが、どうなのだろう。
それにしてもこのジャケットデザインは、僕はネオアコベスト5に入れたいほど好きですね。
・「とても素直なギターポップ」
実は僕がCDでの再発を最も待ち望んでいたのが、これ。バンド名がパーフリ好きにはたまらないって、順序が逆か(笑)まぁ、色々と噂を聞いていて、ネオアコブームの時にも再発されなかったので、多分聴くことはできないのだろうなと思っていたので、こうして国内版で対訳歌詞カード付き、ボーナストラック付きで発売されたのは嬉しい限り
曲の方も、素直なギターポップと言う感じで気持ちがよい。1曲目の”LUCKY STAR”と2曲目の”SUNKISSED”なんかは最高によい。
僕自身は、海外のネオアコってどうもボーカルの声が気に入らないことが多々あるのだけど(アズテックカメラもオレンジ・ジュースもちょっとボーカルが苦手なのです)これは素直に楽しめて聴けました。ホント、名作そろいの必買盤です
●フロム・アクロス・ザ・キッチン・テーブル(紙ジャケット仕様)
・「叫び」
既に所謂ネオアコの名盤という評価を不動のものにしたファーストの陰に隠れがちなセカンドだが、私見では英国ギターポップの決定的名作。一枚目がバカラックやラブの影響が色濃かったのに対し、ヒリヒリするようなバンドサウンドにマイケル・ヘッドの若々しいシャウトが炸裂するダイナミズムは何物にも変えがたい。疾走するプロモヴィデオも懐かしい決定的名曲(3)や青春の痛みに満ち溢れた(4)(5)といった名曲を収録。今回の再発ではかつてのCD化の際なぜかヴァージョンが差し替えられた(4)やタイトル曲をオリジナルLPのヴァージョンに戻しリリースされているのも意義深い。
・「プロデューサーにイアン・ブロウディを立てた2nd」
95年発表。プロデューサーとしてイアン・ブロウディを立てたアルバムだが、基本はほとんど変わっていないと思う。一曲目が流れてきた時に一瞬だけイアンのソロ・プロジェクトのライトニング・シーズを思い浮かべたものの、後は従来通りなので、1stが気に入った人なら問題ないと思う。ただほんの少しだけ楽曲が1stよりは落ちる感じはするので、まずは1stを聞いてみて気に入った人が入手する方が良いかも。弦やブラスなども使用が控えめになり、ちょっと奥に引っ込んだ感じなので、よりギター・ポップっぽくなった感じ。ヴォーカルも演奏も引き締まった感じだけど、やっぱり青臭い瑞々しさは健在。ネオ・アコらしい作品ですね。
・「自分の棺に入れたいアルバム」
10インチのアナログ盤だったアルバムに初期のシングルを追加した彼らのネオアコ期最高傑作集。「HOLD ON」などは胸が締め付けられる隠れた名曲だと思います。サラ・レーベルで一纏めに語られがちですが英国ネオアコ・シーンでももっと評価されてもよいバンドだと思います。
・「Lyceum」
Sarahレーベルの一定のイメージというのがあって、The Orchidsもその中にハマるバンド。線の細いダイレクトなギター、時々3度が続くような少し気弱なベースライン、不安定な(それが良いのだけれど)ヴォーカル。インディーの優等生。
It's Only Obvious、Obviousというのはこの頃のギターポップのキーワードなのかどうか。ポストパンクとか(その頃そんな風に言われていたかどうかは分からないけれど)曖昧としたくくられ方に対してはObviousはある種のメッセージを感じなくもないか。
そのIt's Only Obviousはドラムがタイトな8ビート。I⇒I/IIIm⇒IIm⇒IV。なんとも煮え切らないコード進行がその後に続く美しいサビまでを堅実につなぐ。SEを入れていたり、少しlo-fiなガレージバンド風のドラムだったり、芯の強さをもったCaveman。どの曲も飾らないアコースティックギターがとても気持ちいい。
・「ネオアコファンは必携」
ネオアコの有名レーベル、sarah recordを代表するバンド。オリジナルアルバムはこれが唯一のアルバム。CD化に際してあまり音が良くないのが残念だが、キャッチー(死語)で優しい気持ちになれる曲が詰まっています。加地秀基の結成した「サニーデイサービス」はこのバンド名から取ったとも、「3人でサービス」から付けたとも言われているけど、日本のネオアコ信奉者達も大絶賛なアルバムなのでした。スミスもラーズもイーストヴィレッジもアズテックカメラもXTCも好きなネオアコやポップスファンは必携。
・「石と薔薇と、時々、ストーン」
現在まで聞いてきたアルバムで一番好き。初めはいまいちハマらなかった。多くの人が言うように、メロディー、リズム、演奏が完璧。ただ音が悪いので、買うなら高くてもリマスター盤にするべき。リアルタイムじゃないし、クラブにも行かないけど、踊りたくなる。(でも踊らないよ、恥ずかしいしね)無人島に5枚アルバム持っていくならこのアルバムも必ず持っていく。(でも踊らないよ、寂しいしね)アメリカ人には繊細すぎる音楽だからアメリカじゃ売れないのも分かる。イアンの歌の下手さは当代一だけど、それも味。自分に赤ん坊が出来たらまず聞かせたい。祝福に満ちた音楽。
・「UKロック不朽の名盤」
ストーン・ローゼズ無かりせばオアシス無かりけり…というのは有名で、今や過去のUKロック最重要作として評価の定まった、不朽の名盤。
この作品、雑誌等では、当時のクラブカルチャーの隆盛〜マッドチェスター・ムーブメントの文脈の中で捉えられることが多いが、ファンキーな『Fools Gold』以外の曲は、そんなにダンス音楽という感じはしない(と思う)。リアルタイマーでない自分には、そのような時代性は正直よく分からない。このアルバムのポイントは、やはり、恥ずかしいくらいにポップなメロディと、60年代ロックを感じさせる(それでもって現代的な)サイケデリックなギターとコーラスワークにあるのではないか、と自分は思うのだ。
個人的な体験だが、このアルバムにハマっていた頃…『She Bangs The Drums』や『Elephant Stone』を頭の中で再生した時、目の前の景色ががキラキラと輝くような感覚に陥ったあの瞬間は、いつまでも忘れることができない。
ジャケットも含めて、瑞々しさに溢れたカッコイイアルバム。まだ聴いてない方は、ぜひこの感動を味わってください!
・「冥途・オブ・ストーン」
日本においてザ・ストーン・ローゼズがどのように受け入れられたのか寡聞にして知らないが、私見によれば、ポップなメロディーと、それと相反するような詞の組み合わせが衝撃的だったはずなのだ。例えば「メイド・オブ・ストーン」はラヴソングと誤解されているようだが、この歌は、女性に声をかけては、女性を一人で車に乗せて車ごと崖から突き落とす殺人鬼についての歌であり、タイトルの‘メイド・オブ・ストーン’は、声をかけてそれを拒絶した女性に対して男が吐いた捨て台詞だということをどれだけの人が理解しているのだろうか? ここに‘正解’を記しておこう。
君の拳はハンドルの上で青ざめる それが君の手が握った最後のもの 君の‘最後の飛翔’を遅らせることはできない 地表は見えない。雲一つ無い空だけ 君のピンクの肉感的な唇から叫び声 君は焼けて溶ける。まさに僕が見たかった光景だ
時々、僕は空想を巡らせる 都会の人々が冷たくて孤独で 僕の下で車が燃えている時 君は現実が見えなくなる 都会の人々が冷たくて孤独で 僕の下で車が燃えている時「君は一人なの? 誰か家にいるの?」
僕はその‘冷淡さ’に敵対するように暖かく(燃える車の前で)立ちつくしている 今、その炎はそびえ立っている 少なくとも君はかっこよく死んでいった 僕は見たような気がする 捩れて原形をとどめないブリキの車が僕の方を振り返りにやりと笑うのを 悪い‘女’は死ぬ。まさに僕が見たかった光景だ
時々、僕は空想を巡らせる 都会の人々が冷たくて孤独で 僕の下で車が燃えている時 君は現実が見えなくなる 都会の人々が冷たくて孤独で 僕の下で車が燃えている時「君は一人なの?...おまえは石のように冷たい奴だな!」
・「Viva la 80 !」
joy divisionやsmithsなど80年代のUKの新しい潮流は常にマンチェスターが源泉となってきた。ここでローゼズが一つの時代の完成者となりました。この1枚を聞けばjoy division以降のUKロックが何をやってきたかが分かってしまうのです。これは絶対聞いてみるべきだし、これがあわなければきっと80年代ukロックを好きになれる可能性は著しく低いでしょう。
・「「ジョン・スクワイアになりたかった!」」
ほんの1年くらいだけど。ジョニー・マーにはなれないとあきらめた頃にこのファーストがリリースされました。当時どの雑誌もハイプの嵐で、あまりにも煽るものだから(特にロッキング・オン誌)、これ以降どんなバンドがでてきても、煽りに不感症になっちゃいました。それぐらい大騒ぎでしたが、中身はメロディのかわいらしいポップアルバムです。この内容で「ダンスとロックの融合!!」とか、僕にはぜんぜん意味不明です。だって途中サイモン&ガーファンクルですよ。ギターのカウンターメロディとか、ほんとロックというより、ポップ!!という感じでサイコーです。たとえばマシュー・スイートとか、スローンなんかとか並列に聞いたほうがその真価がわかるのでは、と一人思っています。
・「10年保証」
なぜか、自分の子供の頃を思い出します。子供の頃、外国に憧れて少し背伸びして観たヨーロッパ映画のような、懐かしくも優しい音楽です。
ホーンセクションやアレンジが、おそらく60年代~70年代の映画音楽的な要素をもっていて、ヴォーカルの声域が高すぎず低すぎず実に心地よく響きます。
色々な音楽から影響を受け、しっかり吸収し、それを
必要なところに必要な分だけ注ぎ込んで、1曲1曲丁寧に心を込めてつくりあげた音。
アルバム購入し、10年程経った今でも、時折思い出したように聴きたくなり、我が家を心地よい音で満たしてくれています。
おそらく今後もずっと、同じ様に時折思い出しては聴き続けることでしょう。
心を許して、なが~く付き合える良いアルバムです。
いわゆるスウェディッシュ・ポップというムーブメントが遠く通り過ぎた今こそ、改めて、その素晴らしさをちゃんと味わって欲しい‥と切に願っております。
・「スウェディッシュポップの金字塔」
90年代半ば、カーディガンズやエッグストーンの台頭で、俄かにネオアコ、ギターポップファンが、北欧の地スウェーデンに注目を集め出した。そんな往年のネオアコ、ギタポファンにそのクオリティの高さを証明した決定打が、このクラウドベリージャムの1stだと思う。(日本盤には、ボーナストラックで超名曲の「エレベーター」も収録)
このアルバムには、ギタポファンの心を掴む必要条件たるものが全て兼ね備わっている。メロディはただ美しいだけでなく捻りがあるし、ジャズ的アプローチも自然に取り入れられている。ギターを中心とした若さ溢れる疾走感もある。ボーカルのジェニィは既に、ボーカリストとして上手いが、技巧に走る感じはなく実に伸び伸びと歌っている。セカンドアルバムからは、かなり演奏がきっちりしてきたが、この1stではまだインディーぽさが前面に出ており、1st特有の瞬間が切り取られた感じの生生しさもまた魅力となっている。
10年以上経った今聴いても、その新鮮さは、少しも薄れることなくパッケージされている。当時のスウェディッシュブームが飽和状態となり、その後、数々のバンドの音がもはや風化してしまった現在でも、本物はきちんと音楽としての魅力を保ち続けている。いつかスウェディッシュ・リバイバルみたいな時代が来たときには、今でも胸にグッと来る名盤だけが再発されることだろう。
クラウドベリージャムは2004年に再結成されているが、かつてほどバンドとしてのテンションが感じられない。全てが成熟しているのに、なぜなのだろうかという疑問は、音楽というものに関しては、やはり愚問だろう。
・「しっかりした歌声」
何の好き嫌いなく聴ける一枚。全曲丸々聴けるっていうのは、結構素敵な事だと思う。スウェーデン・ポップだとか、何々の音楽っぽいとか、そんなの考えなくても普通に良いのだ。かくゆう僕も「なんとなく」でジャケ買いしたのだけど、こんなに良いものだったとはって儲け気分。「外国のオープン・カフェで時間を気にせずのんびりする」行く行かないは別として、そんな雰囲気が好きだなーって人にはもってこいのBGMだと、そんな感じですよ。
・「ハンドメイドでおちゃめなサウンドであります」
なんでこのバンドがいいのかって、それは青春してるから、部活動してて腹へったんでみんなで歌詞パン食べるあの気軽さなんだ。これは。ヒットチャートで聴かれる均一的なサウンドとは対極にある音であり、しろうとっぽさが見事にはじけててよい。ヴォーカル担当のジェニ-の歌声はクリッシーハインドにも似ている力強さと奔放なおおらかさを感じさせる=捨てがたい声である。これがデビューであるのでかなりの完成度といわざるをえない。70年代の素晴らしきポップスのグルーヴ感覚を現代によみがえらせた傑作と言える。どこか懐かしくて甘酸っぱいニューレトロポップスをお探しであればぜひともこれをおすすめ致します。
・「触れてはいけないほどの」
「蓮を食べる人」の意味のバンド名はギリシャ神話から・・・ そんなロータス・イーターズの1st(84年作)は、とにかく青い。邦題は「青春のアルバム」だが、このタイトルのつけ方は、まさに妙である。
これぞ若さゆえの甘酸っぱさであり、衝動であることは、もう音を聴いているだけで分かる。アズテックやオレンジジュースにはない独特の刹那感が、美しすぎるメロディと繊細なボーカルから溢れ出ては僕たちの胸をかきむしる。そうこれは、現実的な社会の厳しさやいやらしさとは違う、もっと想像の中だけで、美しく脆さを伴った触れることすらためらわれるような青春の歌なのだ。彼らは、これ一枚で解散し、17年後に2ndを出したときにもはっきりしたけど、この1stに見られる儚く美しいポップ感覚は、残念ながら2ndでは失われてしまっていた。唯一、僕が近い感覚を持てるのは、ブルーボーイの1stアルバムくらいかな。青さがどうしようもない煌めきを発揮するのは、そう容易いことではない。それだけに、このアルバムは貴重だし、多くの人に聴いてもらいたいと思う。
・「言い得て妙」
邦題「青春のアルバム」が言い得て妙。"The First Picture Of You"を頂点として青春の憂い、哀しみ、希望を切ないメロディーに乗せて歌う。美しすぎるアルバム。
・「耳元でささやかれるような」
もう十年近く前になります。テレビCMで「カーニヴァル」が流れた瞬間、食い入るように画面を見つめてしまいました。いい音楽に出会った瞬間って、そんな感じでしょう?何もかも忘れて、ただそれだけを聴く、という。それからすぐにCDを買い、ニーナさんの声を何度も何度も聴きました。可愛くてエロティックな彼女のウィスパーボイス。その息遣いを余すところなく聴けるのが、14.セリア・インサイド、15.アフター・オール…。恋人に耳元でささやかれるとゾクゾクきちゃう人には、おすすめです。
・「スウェーディシュ・ポップ・ブームの火付け役」
95年発表の2nd。ノスタルジックなメロディとオルガンの響きが素晴しい1.は日本でもヒットしてテレビCMでも流れていたと思う。この曲とこのアルバム以降、小さなブームではあったが、スウェーデンのポップ・グループがそこそこ話題となり、日本でもたくさん紹介された。決して派手なグループではないが、ヴォーカルが柔らかでどことなくスタンダード歌手のような色気がある。サウンドはギター・ポップではあるのだけど木管や金管などが多用され、どちらかと言うとソフト・ロック的な雰囲気が強いような気がする。時折登場するキラキラのグロッケンもノスタルジックな雰囲気と演奏に一役買っている。ドラムの音が妙に暖かいのもいい感じだし、特別うまいとは言わないんだけど、ほとんどタムが登場しないシンプルな演奏は、数あるドラムの演奏の中でも個人的にはかなり上位。曲そのものも、ほんわりとした良いメロディがたくさん詰まっており、アレンジもシンプルながら上品で聞き飽きない仕上がりになっている。6.の弦をバックに紡がれる泣きのメロディはぜひ聞いてほしいものだ。90年代の音楽を聞いていた人ならばおそらくこのアルバムは聞いたと思うけど、もし聞いていないようならぜひ一度。ブームの消耗品で終わらせるにはもったいない作品だと思う。日本盤は5曲のボーナス・トラック付き。曲の出来からしておそらくシングル曲だと思う。
・「いいですね」
スウェディッシュ・ポップブームの火付け役となった(当時は音楽に興味がなく知らなかったが)THE CARDIGANSの2nd。ポップでありながらどこか田舎のあぜ道のような哀愁感漂うナンバーが多く、二、三回聴けば口ずさめるような曲ばかり。輸入盤の追加曲はすべて1stに収録されているので買うならこちらを。個人的には料理中に聞きたい一枚ですね。
・「"Happy Meal" が入ってます。」
言わずと知れた、The Cardigansの人気を決定的にしたセカンド・アルバム。5枚のオリジナル・アルバムを発表した今(2003年)でもファンの人気投票で一位になる彼らの代表曲"Carnival"を収録。全体に前作の延長線上にある軽快で透明感溢れる音作りをしていますが、へんてこなストリングスや変拍子などが違和感なく溶け込んでいて、バンドの懐の深さを感じさせられる名作と思います。
なお、"Happy Meal"はこのUS盤のみのボーナス・トラックで、他では聴けません。
・「名盤です」
1994年に録音され1995年3月16日にリリースされたセカンド・アルバム。特に日本で売れ、プラチナ・アルバムになった大ヒット作品です。日本では流行りすぎて聴くのが恥ずかしいぐらいでしたが、当時から「このバンドは別格!」と贔屓にしてきました。 基本的にファーストと同様なレトロ・ポップス路線を踏襲しているものの、このセカンドの方が楽器のバランスが良好で、変拍子も違和感なく取り込み、アレンジがこなれてきて、実験的な部分が突出せず、ずっと自然に感じます。メロディもキャッチ-なものが続き、飽きません。いい形で成長したものと思います。 なおこの作品は多くのフォーマットが存在します。本国盤11曲ヴァージョンを基本とすると、フランス・UK・カナダではPikebubblesとClosing Timeの2曲を削ってSick & Tired, Rise & Shine, Celia Inside, After All…とファーストの4曲を追加した13曲ヴァージョン、米国ではPikebubbles, Travelling With Charley, Sunday Circus Song, Closing Timeの4曲を削ってRise & Shine, Our Space, Celia Inside, Over The Water, Sick & Tired, Sabbath Bloody Sabbathとファーストの6曲とここでしか聴けない未発表曲Happy Mealの7曲を加えた14曲ヴァージョンとしてリリースされています。ファーストを購入する予定のない方でしたら、この日本盤(全曲のあとにファーストからの5曲を追加したヴァージョン)がお勧めです。
・「珠玉の名盤 !!」
ネオアコ〜’80sポップを代表する彼等の傑作2ndアルバム。プロデューサーであるトーマス・ドルビー本人にも影響を与えてしまった珠玉の楽曲が目白押し。
・「珠玉」
叙情の極致。20年近く聞き続けている。多感で繊細な10代の人に是非聴いて欲しい。
・「いつまでも色褪せないプレハブのセカンド」
1985年リリースの大ヒットした名作セカンド、このアルバムの収録曲はプリファブデビュー以前に書かれた曲で、パディが中学生くらいの時に家のガレージで歌っていた曲だったらしい、トーマスドルビーがプロデュースに当たって候補曲を聴いたときにこの少年時代に作曲した曲を採用し、自作の「地平球」で見せたサウンドプロダクションを発揮、非常に素朴なプリファブの音を曲によってはメロウにコーディネートしたり、ラウドなナンバーに仕上げるなど、この傑作を生み出すために大きな貢献を果たした。リリース当時に僕は「アペタイト」や「エンジェルス」に挿入された竜巻のような高速ストリングスと素朴なバンドサウンドとの妙な組み合わせに驚きを感じた。「ファーロン」のサウンドエフェクトも非常にトリッキーで、一歩踏み外すと曲を馬鹿馬鹿しいものにしてしまう所をトーマスが見事に仕上げている。ほかの曲でもトーマスの妙技が冴えている。パディとトーマスの共同作業はこの後も続き、パディがトーマスの後継者的な役割を果たすように成長することになる。「when loves break down」は最初トーマスのプロデュースだったが、リリース直前にフィルソーナリー(確かキュアーのメンバーでWAXの「マグネチックヘブン等をプロデュースした当時の売れっ子)のプロデュースバージョンに換えられてしまった。このバージョンも好きだが、トーマスのバージョンはフィルよりも荒削りな仕上がりだったらしいのでぜひともトーマスバージョンをボーナストラックとして収録してほしい。
・「我々はレノンを失ったが新たな才能は必ず現れる。」
その声、その楽曲、いろんな意見はあるだろうが、パディー・マクアルーンは間違いなくレノン・チルドレンだ。
最初聞いたときはそのコロコロ変わる曲展開や音作りの独特の癖(トーマス・ドルビー)がなじめず、部屋の隅にポイしてしまった(スティーリー・ダンも、最初同じだった)。
ある日改めてプレーヤーにかけてみると、そのとてつもなく素晴らしい音世界に気づき、自分の耳の悪さに幻滅してしまった。
エバーグリーンって言葉は、まさにこの作品、このグループのためにあるといっても過言ではない。素晴らしい名曲が詰まった、完璧なアルバムだ。1曲目が若干質感が違うが、後は流れるように進んでゆき、その間曲の良さに驚かされ続けることになる。
新たな才能は必ず現れる。世界は素晴らしい。
・「まだ自分自身を探してる途中のあなたに・・オススメ!」
彼らのこのアルバムが、マンチェスターブーム吹き荒れる90年に出現したのは驚きだ。よく引き合いに出されるアズテックカメラの「ハイランド・ハードレイン」がニューウェーヴ真っ只中の80年に出たのと同じように・・。そうここで歌われるのは「そうありたい自分」と「そうではない脆弱な自分」の間でゆれる心その物だ。◇一曲目では爽やかなギターにのってこんな事が歌われる「皆と写真に映るボクはまるで犯罪者の様だね でも今はもう少し居心地のいい場所にいるんだ・・・」「少しすると僕もより多い収入を得るために言いたい事がたくさん増えるだろう・・なんてバカバカしいんだ!まだ僕は20代になったばかり!ひねってあばれて、またまた間違えてやるよ!」少年から青年へとそして大人になる時に感じる不安や焦慮感・・・心の柔らかい部分を守ったまま力強い本当の大人になるには絶対避けては通れない時期だろう・・。しかし、心や感受性を鈍くしてゆく事で何に対しても感じなくなる事が強いと思っている人にはこのアルバムは必要ないと思う。ここで歌われる「彼」はきっと親切に人に道を教えたかと思うと頼んだ物を買うのを忘れた彼女をなんでそこまで?と思うほど怒鳴ったりする奴だろう・・そしてそんな事をしてしまった自分に嫌悪を感じる・・こんな事を繰り返す毎日だ。自尊心は高いが心は弱い・・そんな彼は9曲目で独り船を出す・・・「毎日、心が行ったり来たり・・こんな自分を友達に見られるのは恥ずかしいんだ・・。」そして10曲目でおどけて見せる「色々言ったけど、全て一月の軽いジョークだよ・・」◇オリジナルは10曲目で終りですがこのCDにはボーナス曲が6曲入っています。メンバーにエディー・リーダーの兄弟がいますがあまり関係ないと思います。このアルバムはネオアコ文脈で語られる事が多いけれども、私にとってネオアコとは日本のバンドや雑誌でいうオシャレなものでは全然なくて 心に痛みを内包しつつ自分自身をさがして右往左往する人達の福音だと思っています。長々と書きましたがある時期の私にとって、とても大切だったアルバムと言う事です。このジャケットはまるで夕焼けの様です・・、いや入ってる曲達も同じように皆一様にオレンジ色です。でも・・ もしかするとそれは朝焼けなのかも・・・
・「ライブ会場にて」
クアトロでの来日ライブは、ざっくりしたロックアンサンブルで予定調和な感じだったが、眼鏡をかけたフランクリードの知的な佇まいが印象的だった。会場でそんな彼によく似たイギリス人に声をかけられてしまったのだが、満員が予想外だったらしく、日本人は耳がいい、センスがいいとしきりに訴えていた。自分が心底好きなものに、共感が得られた様な喜びでいい大人が子供のようだった。そっちの方がライブより鮮明に焼きついているのだが・・このバンドは、ほんとセンスがいいと思う。基礎体力が違う。ソングライティングのうまさ、歌詞の知的な表現力、ボーカルの感情表現の妙、アレンジの緻密さ、効果的に盛り上げる構成力などなど、ネオアコの範疇をこえて、より広義のロックで見ても、この当時のあまたのバンドを圧倒している。ほんとこれは是非買って確認してほしい。知り合いのビートルズマニアが、大枚をはたいてこのバンドの当時貴重なシングルを買っていた程だ。本作は完璧とも言える10曲に加え、そんな垂涎のシングル曲も収録されていてほんとお得だ。実はセカンドアルバムの1STシングルのカップリングにカンガルーコートと言うシングルオンリーの曲があるのだが、これがほんとすばらしいトラキャン節炸裂の曲なので、このシリーズで再発してほしいところだ。今後ファンになる人の為にも是非!
・「ネオアコ中興期の作品」
80年代初頭から始まった「ネオ・アコースティック」という動きがやや元気を無くしかけた頃、このアルバムが出ました。当時は「過去の良かった作品の焼きなおし」だとか「きれいなだけの音」とか言う人も数多くいました。しかし当時から、そして今にいたるまで、聴くたびに「やっぱり良いものは良い」と思わせてくれます。それに、このアルバムが出たことによって、いわゆる「ネオアコ」が少しだけ元気を取り戻したのは間違いないと思ってます。
1曲目のObscurity Knocksを初めて聴いた時の衝撃と期待感は今まで聴いた音楽のなかでも最も大きい衝撃でした。「これから何かが始まる」。確信もなしにそう思い込んだものでした。とにかくこのデビューアルバムだけは、ギターポップとかネオアコとかに少しでも興味がある人になら必ず聴いて欲しい。間違いなく手放せないアルバムになるでしょう。
彼らは今、4枚目のアルバムを作っているようです。もうシーンに影響を与えるとかそういう位置にはないと思いますが、彼らの音楽はこれからもずっと聴いて行くだろうし、また聴かずにはいられないのだろうなあと感じています。
・「染み渡る」
90年代の「ハイランド・ハートレイン」とも称されることのアルバムを初めて聴いたとき、もちろん1曲目のキラーチューン"オブスキュリティ・ノックス"には歓喜したが、アルバム全体を通すと、あまりにも整合性がありすぎるというか、80'sネオアコにあったどこかイビツな感じというのが、全くないのでアルバムトータルとしては、正直インパクトに欠けた。1stアルバムにしては、あまりにも完成されている感じがしたのだろう。しかし、そんな第一印象だったが、これは聴けば聴くほど味の出るアルバムで、体に染み渡っていくような感覚がある。そういった所から考えても、彼らが初期の段階からヒットとは無縁のエバーグリーンな音楽を目指していたことが分かる。2nd、3rdと常にそういった素晴らしい音楽を鳴らし続けていたにも関わらず、音楽業界からはどんどん無視されていった当時のシーンの状況が、何とも寂しい。2004年に日本では何とエイベックスから大復活と遂げたわけだが、エイベックスらしからぬというか、彼らの音楽への姿勢が全く崩れていなかったことは、まさに感嘆に値することだろう。
・「これが90年代のネオアコ」
1曲目から胸のすくようなギターカッティングと歌メロにしてやられた。評判はさんざん聞いていたが、ここまで捨て曲なしとは。スパイラルライフファンの人にもお勧めです!
・「サポーターの意地。」
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・「鮮烈デビュー」
今更とりたてて紹介する必要も無い素晴らしい世界を形成したアルバムですね。それ程多くの人々にとって重要なアルバムであると思います。もちろん僕自身にとっても。彼らのアルバムは1枚を除いては(それがどれかっていうことは聞かないで下さい。)素晴らしい試みのあるアルバムばかりですよね。そんな彼らの原点アルバムがこれであるわけなんで、まずは最初にご紹介という事です。リリースは88年。親しい友人であるJESUS & MARYCHAINの1STシングル「UPSIDE DOWN」に参加後、自身のバンドを結成、CREATIONからの傑作シングルを経てリリースされたアルバムです。リリースはCREATIONとWEAの共同出資レーベルであり、後の倒産劇によって数多くの傑作を埋もれさせてしまう事になるELEVATIONから。JAMCのフィードバック・ノイズからのカウンターなのか、バーズ直系の12弦ギターの響きも眩しい、サイケデリックでいて純粋なポップ・ソングの数々が飛び出す、どこをどう聴いても完璧なアルバムでありました。そんなサウンドから、「ネオアコ」の烙印を押されてしまった、ある意味可哀相なアルバムではありましたが、その後の彼らの大変身、大躍進の潮流として、大変に重要な意味をもつアルバムだったと思います。I LOVE YOUなのにLEAVE ME ALONEな、内気でシャイで、夢の世界をさまようようなボビーの姿が確認できる唯一のアルバムでもあります(笑)。春を心待ちにするような、軽快でありながら憂いも併せ持ったサウンド塊は毎年、このアルバムと共に春を待ちます。静寂に彩られた春を。余談ですが、このアルバムで12弦ギターを弾いているJIM BEATYは、これを最後に脱退、SPIERA Xを経て現在はADVENTURES IN STEREOで活動中です。
・「至高のデビュー作」
今ではあまり触れられることもないこの1stだけど、大変な名盤ですよ、これは!とにかく1曲目から美メロの連続のオン・パレード!どこをとっても名曲ばかりが飛び出す充実作です。ネオアコ名盤としてもかなり上位に位置する名盤だと思います。Stone Rosesの1stが最高という人は是非聴いてみて下さい。旧盤にはコーネリアスがタイトルをいただいた事で知られるStar Fruits Surf Riderという曲が入ってました。 尚、そのStar Fruits~、このデビュー作以前にシングルでのみリリースされていた名曲Crystal Crescent、Velocity Girlの3曲は日本編集のネオアコ・オムニバス名シリーズ「ギター・ポップ・ジャンボリー」の「ソニー編」「ワーナー編」にそれぞれ収録されています。興味のある方はそちらもどうぞ。ホーン等も入ったさらに甘いポップスが聴けますよ!
・「ザ・バーズの真似した結果・・・」
ボビー達の目指したサウンドは今となっては意外かもしれないがザ・バーズでした。しかし、出来あがったサウンドは、悩ましいヘナヘナギターポップ。
時には不安定で、覇気のない、しかし透き通るような、ボビーのヴォーカル。様式美に拘る12弦エレキギター。曲そのものの味が薄いかもしれないですが、聞いていると、なんだかとっても清々しい気分です。ギターサウンドに救われてます。
・「ギターポップの代表例とも言えるデビュー作」
本作は、本能的な感覚で新しい音楽表現を常に追及し続けるユニークなバンド、プライマルスクリームのデビュー作です。彼らのアルバムはそれぞれに個性があるのですが、特に本作はその後のものとは大きく違う内容になっています。
本作のサウンドは簡単に言うと「ギターポップロック」です。12弦ギターの煌びやかな音とドライヴ感のあるエレキギター、曲の底辺を確実に支えるリズムセクション、そして甘くてメロディアスなヴォーカルラインは非常に心地よく、ハマる事を保証します。リーダーのボビーの声はヴォーカリストとしては弱いのですが、本作の曲の持つ性質には見事にしっくりときています。
その後の作品で本作ほどメロディの優れた作品は今のところありません。その意味では本作は親しみやすい作品です。「CDジャーナル」データベースが解説している「アルバム未収録曲」と「別バージョン」の5曲が気になる後追いファンがきっといるでしょう。そんな人のために本作に関する情報を言うと、本作の旧国内盤にはシングルB面曲が収録されていました。収録曲は以下の通りです:
「Black Star Carnival」 「 I'm Gonna make you mine」 「Star Fruit Rider」 「So Sad About us」 「Imperial」(デモテイク) 上記の曲が未収録なのは残念ですが、本作はどの曲もよい出来で、特に5の「Imperial」は絶品です。 本作は初心者に文句なしにお勧めです。
・「いいアルバムです。」
どれがと突出した曲はないけどアルバム全体がかもし出す美しい12弦ギターのサウンドがたまらなく大好きです。でも本人たちは嫌いなのでしょう。そりゃそーです。この後の方向の変化が無ければ、ロック界を驚かせる名盤の数々は生まれなかったのですから。それらの作品を僕も大好きです。でもこのアルバムの様な曲を演るアーティストも必要です。複雑な気分です。。。
・「再発へ」
かなりの有名盤なのに、版権の問題なのか、なかなか再発されないレコードというのがたまにありますが、このアルバムなんかはそれの典型的なものでしょう。
セイント・エティエンヌのマネージャーとカメラマンにより結成されたイースト・ヴィレッジの唯一のアルバム(1993年作)は、このジャケットのクールなインパクトと共に、ギターポップ本では必ずピックアップされており、多くの方がその存在は知っているのですが、なぜか再発されず、音源はあまり聴かれていないという作品です。肝心の音のほうも、少しパワーポップ寄りのストレートなギタポサウンドがとてもナチュラルで心地よいものになっていて、埋もれたままにしておくのは、大変もったいない作品だと思います。初期のベルベット・クラッシュなとが好きな方には、まさにジャストな音だと思います。今は、プレミアがついていますが、これだけ有名な作品だし、近いうちに必ず再発されることを期待したいものです。
※ついにデラックス・エディションで再発されてました。
・「敗北者の精神」
このアルバムは、いろんな場所で地味だという評価がありますが、ニューオーダーの暗い側面を愛する私にとっては最高傑作です。自分の現状に嘆き、どうにかしたいと思うが、どうにもならない、彼らの悲痛な叫びに満ち溢れた作品です。もがき苦しむこのころ彼らは感動的だ。現在、格差社会が社会問題となっておりますが、先が見えなくて苦しんでいる負け組と言われる若者にぜひ聞いてもらいたいです。またニートや引きこもりの人達にもお勧めです。
6はいろんなバージョンがあるが、このオリジナルが最高。バーナードの声は、はりがなく抑制されている。
・「諦念と絶望と」
アルバム名もクレジットもない。しかし、サンドストームのような荒れた画像のジャケットは無名性や拒絶を詠っているようにも見えて、脱産業主義的に思えた。「音楽は商売ではない!」と幼い事をいっていた高校生当時の自分には好感が持てたものだ。一曲目、スカスカの電気的ビートで始まるParadise、マイナーコードで延々と続くI Love Youのフレーズ。どんなに切々と訴えても届かないことが分かり切ってしまっていて、自分の無力感に絶望しながら一人ごちているような歌だ。このアルバムを買うきっかけとなった6曲目Bizarre Love Triangle。とても踊ることの出来るわけないマイナーメロディ。
ビデオクリップ内で執拗に繰り返される青空の中のジャンプシーン、バーニーの鬱屈したボーカルのせいで、その透き通るような青空がなんと皮肉に映った事だろう。原爆の後の青空のようだ。このビデオほど、爽やかな空を否定できる映像はないかもしれない。そして「上手に出来ないからもう辞めた!」というような感じで唐突に終焉を迎えるこのアルバム、自分は何度聴いただろう。若者ゆえの諦観、自分勝手さ、自己愛、それらがいっしょくたになった焦燥感がこのアルバムには詰まっているように思えた。
・「80年代英国ギターバンドのマスターピース」
前半がバンド曲。後半がエレクトロ曲になってる5:4の割合なんだけど
ギターバンド部分ばかりクローズアップされるのはそれがあまりにも素晴らしいからかもしれない輝くサビのメロディ、ダイナミックにドラマチックに丁寧にアレンジされた間奏。ヘタ(PUNK?)ゆえに異常な使われ方ながら大活躍のギターとベース各パートの音は1985年のNEW WAVEらしく抑制され
地味でエレアコだが実はブ厚く重ね録られている。80年代ネオアコ・ネオサイケギターバンドがどうも印象に残らないと感じている人、でも気になる人はこの作品に馴染んでみよう。多くのB級バンドを味わう感覚をつかむ(んでしまう)だろうエレクトロ部分も同様にすばらしい。all day longでの打ち込みリズムとギターブレイクは地味に依存
症状をもよおす。bizarre love triangleは本作のバージョンが最もシンプルで、最も音が同時に重なっていてゴージャスだと言える気もする
このアルバムのコンセプト、アレンジは2003年末現在にも地続きで例えばyo la tengoなどに通じる
REGRETをアルバムを1つで表現するとBROTHERHOODといったところ
・「素晴らしく心地よい」
ニューオーダーの86年の4THアルバム。個人的には一番好き。エレポップだとかダンスミュージックだとか言う印象よりも、アコースティックギターが目立っている。そしてどちらかというと下手なんだろうけど、その下手うまギターが炸裂している。こういうの好きです心地よい。#2「weirdo」、#4「broken promise」、#5「way of life」の演奏なんか滅茶苦茶好きだなあ。#3「as it is when it was」もネオアコの名曲といってもいいと思う。そして#6「bizzarre love triangle」はやはり素晴らしい。キャッチーなメロなので誰が聞いても一発で名曲認定する様な曲ですが、それだけじゃないですな、絶妙の演奏だと思います。ベスト盤のニューオーダーは何か洗練され統一されたリミックスな気がしますが、オリジナルアルバムやシングル、同じ曲でも色々なヴァージョンを演奏している所から見ても、音楽を楽しんでやっている感じがします。こういうバンドこそ真のミュージシャンだと思うなあ。
・「NOのパンク/UKインディーロック面を象徴する作品。Desperateなカッコよさ。リマスターで音の厚みや迫力が増して、とりとめのない印象だったB面の流れが「即興性を活かした有機的なバンドマジック」を感じさせるものに。」
ニュー・オーダーがファクトリーレコードに残した5枚のオリジナルアルバムのうち4枚目にあたる今作。2枚組で1枚目はリマスターされていて、二枚目はシングルに収録の音源を集めたものだが、中にはアナログ音源をデジタル処理したトラックも含まれていて、海外のファンサイト等ではかなり問題になっている。
アルバム自体はメンバーも語っている通り前作『ロウライフ』のポップな音作りに体する反動で、かなりラフでパンクっぽい内容になっている。フッキーのベースはいつになくリラックスした様子でメロディアスなのに対し、バーニーのギターはフラストレーションをそのまま音に昇華したような、現代音楽スレスレの不協和音に満ちたノイジーな響きを聴かせる。なんというか「ヤケクソ」というか "desperate" というか。でもそれがカッコいい。87年までの12インチ音源をコンパイルした『サブスタンス』がNOの「構築美」の結晶だとしたら、こちらはNOの「破壊美」をとことん堪能できるというか。パンクにルーツを持つUKのニューウェイヴバンド、としてのNOを最も体現した作品だと思う。
リマスターは、うん、すごい。今回のリマスター再発で一番音が変化したのがこのアルバムだと思うし、それがいい方向に作用したと思う。1曲目・2曲目はほとんど元盤と変わらないのだが、3曲目のイントロのアコギの爪弾きで「あっ違う」と思って。一番違うと思ったのは7曲目・8曲目あたりの、ボーカルのない即興的なインストのパートの持つ、音の塊としての迫力が元の盤と全然違う。9曲目のラスト1分あたりの天にも昇るかのような展開も音の厚みが増したことでぐあーっとこっちを引き込む力が増していて…代表曲中の代表曲 "Bizarre Love Triangle" も、これまでこのアルバムバージョンはShep PettiboneやStephen Hagueによるリミックスと較べて地味な印象があったのだが、初めて「これはいいわ〜」と思った。これもラスト一分くらい、ボーカルなしで同じコード進行をずっと繰り返すパートが…、すごく気持ちいい。元の盤とも『シングルズ』収録の音源とも全然音像が違う。これはNOファンを自認する人なら是非聴いてもらいたい。
さて2枚目のボーナスディスクだが…全体的に音が良くない。特に「1963」と「Touched By…」は哀しくなるくらいに。ただ、"Evil Dust" "True Faith-True Dub(と表記されているが、実際にはEschreamer Mixらしい)""Beach Buggy(これも実際には"Blue Monday 1988 Dub")の3曲は、すごいレア度の高い音源で。出来不出来、好き嫌いを越えた部分でこれらの音源を収録してくれたのは特筆に値する。これで『International』と被ってる1・4曲目の代わりに"Touched By The Hand Of Dub"とビザラヴの7inch Remixを収録してくれてたら…残念。
これは買って良かったと素直に思う。他の作品についてはリマスターの出来について必ずしもディフィニティブだと思わなかったのだが、これに関しては大正解だと思う。ライナーノーツでStephenがファクトリーの主要スタッフであるアラン・エラスムスについて語っていたコメントも面白かったし(「ファクトリー・ジンバブエ」なんて知らなかったよ…)。
・「MTVライブの文句なしの最高傑作!!」
フリートウッドマックは本当に好きなバンドだ。このバンドの音楽は「洗練された」という切り口から語られることが多い。ロックというよりポップスと認識している人もいるだろう。だがそんな単純なものではない。このバンドの音楽は羊の皮をかぶった狼である。ミックのドラムは原始的、アフリカ的な匂いが強いし、スティービーはジプシー的、魔女的だ。そしてリンジーは原始的というか狂気を強く感じる。その個性を制御して見事に成功したのが「噂」であり、個性を大胆に発露したのが「タスク」だったと思う。後者は失敗作といわれたが熱狂的マックファンの私にとっては「噂」よりも好きなくらいである。さて「ダンス」の話である。再結成ライブの類はみた後で「みなきゃ良かった」と後悔することもしばしばである。だがこのライブの凄さはリンジー・バッキンガムが全盛期より明らかにパワーアップしているところである。あたかも山にこもってギターの猛修行をし、再び地上に降りたったかのような容貌も含め凄みを感じさせる。反面、スティービー・ニックスは容貌も含めて衰えを隠せないが。「ダンス」の最大の見所はリンジーの「アイム・ソー・アフレイド」である。わたしは誇張ではなくこの曲は繰り返し100回以上はみて80回以上涙した。魂を揺さぶられるとはまさにこの事である。これほどまでに聴く者の情感に迫るギターソロがかってあっただろうかと思う。ボーカルもいい。この曲のあと、会場がスタンディングオベーションになるが、私はこの観客がうらやましくてしかたがない。私は音楽好きでMTVライブはかなりみている。だがこの曲のパフォーマンスが私にとってはベストだ。必見である。しかしこのライブはこの一曲だけではない。冒頭の「チェイン」もいいし、ここで初めて披露された新曲も案外いい。それでも次のクライマックスはやはりアンコールナンバーの「タスク」と「ドント・ストップ」だろう。「ドント・ストップ」は全曲名曲の「噂」の中で特に目立った曲ではなかった。だがクリントンが大統領選のテーマ曲にこのナンバーを選び、TVCF含めがんがん流したそうだ。その結果、米国ではクリントンのテーマ曲、あるいは国民的ナンバーとして認識されていたようだ。かけまくっていたので当時国民的ナンバーになっていたようであるが、この曲をUCLAのブラスバンドを従えての熱狂のライブになる。フリートウッドマックは人々の潜在意識の中に眠る何かプリミティブなものに強く訴えかけてくる「洗練された」不思議なポップバンドである。「ダンス」は「アイム・ソー・アフレイド」一曲を聴くためだけでも買う価値のある作品です。強くお勧めします。
・「これは必聴です!」
当時「奇跡」と言われた、フリートウッド・マック最盛期メンバーの再結成ライヴ。ステージ・ディレクションは、やはりこの直前、驚愕の再結成を果たした「イーグルス」のMTVライヴを演出したスタッフです。
5.1ch音声も含むこのDVDは、当時としてはまだ珍しかった音楽DVDソフトの普及に大きく貢献。CDの方は本国アメリカだけで700万枚以上を売り上げる大ヒットとなりました。
このライヴが素晴らしいのは、結局、フリートウッド・マック最盛期メンバーが、「いかに卓越していたか」という事に尽きます。
リンジー、スティーヴィー、クリスティン3人の個性的なヴォーカルが、時にはメインに、時にはコーラスに回るわけです(当たり前ですが)。例えば、スティーヴィーがコーラスしたりする訳ですが、それは単なるバックメンバーによる「コーラス」とは、明らかに存在感が違いますし、その「コーラス」自体に意味が生まれてくるわけです。だって、スティーヴィー・ニックスですよ・・・!勿論、彼女だけに限らず、3人ともにそうなのですが・・・
スタジオ・レコーディング時は、自分自身で多重コーラスを付けたりもするのですが、これはライヴなのでそれは当然無く、しかもハッキリ判るのです(映像もありますし)。
シンプルなのに独創的なアレンジの素晴らしさ、演奏の確実さ、音質の良さなど、優れた部分も多いのですが、特にその事が印象的でした。
CDには未収録の演奏もありますし、マーチング・バンドを従えた「タスク」「ドント・ストップ」の感動的なフィナーレもあります。自分はPCM音源をiPodに入れて、「フルヴァージョン・ザ・ダンス」として楽しんでます。
オリジナル・レコーディングも素晴らしいですが、それに適度なスリルが加わったこのライヴ、必聴です!!
・「デビュー作にして名盤」
80年発表、プリテンダーズのデビュー・アルバムのして名盤の呼び声高い『愛しのキッズ』。“ロック界のフィーメール・ボス”または“女キース・リチャーズ”の異名を持つクリッシー・ハインド率いるプリテンダーズは、後にクリッシーのソロ・ユニット的なものとなりますが、本作は骨太のバンド・サウンドに仕上がっています。時にセクシーに、時に攻撃的に、様々な表情を見せるクリッシーのハスキー・ボイスとシンプルながら聴き応えのあるバックの演奏が見事に噛み合い、ストレートなロックを聴かせます。
本作を象徴する疾走感溢れる「プレシャス」から始まる本作は、前半はシンプルなロック・ナンバーが、後半はメロディアスな曲が並びます。前半は先の挙げた「プレシャス」や、“あの”日本産のゲームをイメージした「スペース・インベーダー」等に、後半はギター・ソロが美しい表題曲「愛しのキッズ」やポップで心地よい「恋のブラス・イン・ポケット」等に本作のそういった特徴が顕著に見受けられます。
本作が発表されたのは80年ですが、サウンド的には70年代のハード・ロックやパンクにも似た印象を受けます。そのため、シンプルなロックを求めている方には特にオススメです。それにクリッシーのボーカルも、とにかくカッコイイとしか言い様がありません。ロック界にはジャニス・ジョプリンやジェファーソン・エアプレインのグレース・スリック等それ以前にも数多く女性ボーカリストはいましたが、クリッシー・ハインドこそ“元祖女性ロッカー”と呼ばれるに相応しいと私は思います。
・「マイケル モンローによる、パンキッシュなロケンローの名盤!!」
元はノイロックス=先頃再結成してファンを狂喜させたが=のヴォーカリストのバンド名義のアルバム。
参加しているのはサムヤッファ/ジェイへニング/ジミークラーク/プロデュースをリトルスティーヴンが担当。
音の方はまさに、パンクである。それもかなり激しいやつで、当時の音楽状況にあきれていたマイケルの心情をおもいっきり吐き出したものになっている。
おすすめはジョニーサンダースのカヴァーの6)とジョニーに捧げた3)『くそなやつ程長生きする』=スカムリヴズオン が素晴らしい。
このアルバムは爆発するパンクスピリッツがいっぱいつまっている起爆剤なのである。
そうそう かすは生き延びるのさ
んぢゃ
・「伝統的なパンクの臭いのある一枚。」
エルサレム・スリムの空中分解の跡にマイケル・モンローが結成したアルバムで、メンバーの中に元HANOI ROCKSの盟友であるサム・ヤッファを含むバンドで、伝統的なパンクを楽しそうに演奏しているアルバムで、デッドボーイズのAIN'T NOTHING TO DO、ジョニー・サンダースのI wana be loved、UKサブスのENDANGERED SPECIESといったカバーも含まれて居ます。
歌詞もとても楽しめる一枚になっていますが、強いて言えば、平均的に楽曲のレベルが高い代わりに、マイケル・モンローの楽曲の中で一番好き!といえるほどのインパクトのある楽曲は余り無いかも知れません。けれど、プロデュースをマイケルが敬愛するリトル・スティーヴンスが行なっていたりで、長く聞いて楽しめる作品だと思います。
・「サッカーファン必聴!?」
一曲目がフジで放送中のFBCXでリーガダイジェストに使われてるあの曲です。サッカーファンの皆様にはぜひ聞いてもらいたい一曲です。
・「リーガエスパニョーラ」
多分このCDを買った、あるいは買おうとしている人はフジのマンデーフットボールで流れている『Flamenco A Go-Go』目当てで買ったと思います。かな?自分はそうでした。
感想としては「はまります」自分みたいにサッカー好きで『Flamenco A Go-Go』を聞きたくて買った人は間違いなくはまると思います。すごくスペインって感じがしてイイです!
もちろん、この曲だけではなくてアルバム全体すばらしい曲ばっかりです。一曲一曲味があり、方向性が違います。久しぶりにCDうぃかってよかったと思いました。
・「彼のアコースティックが堪能できます」
これまでもソロや参加作品でたまに披露していた、彼のルーツであるスパニッシュサウンドだけで作った1枚です。ただ純粋なフラメンコのアルバムではありませんので、従来からの彼のファンだけでなくフュージョンファン、ギターキッズにもオススメします。
・「この米版ではエンハンスドでビデオ入り、日本版は1曲追加さてどちらを買いますか」
トニー・レビンやテリー・ボジオとの活動で既にフラメンコ色を出していましたが、それを尚、ロック的に咀嚼した演奏が楽しめます。クールな演奏に少し物足りなさを感じますが、それなりに楽しめますよ。
・「実験的なフラメンコ風サウンド」
Steven StevensといえばBilly Idol等でコマーシャルな成功も納めていますが、Jeff Beckの様にギター道探求的な面も持っています。このソロ作品では自身の趣味だというフラメンコギターのプレイが全編で聞けます。とはいってもGipsy Kingsのような汗だくで熱唱する様な楽曲ではないのですが一部に女性コーラスが入っています。全体的にはムーディーでアンビエントな仕上がりです。007のサントラに入っていそうな曲が多いです。1曲目はアグレッシブな打ち込みのリズムで、4曲目がブラスロック風です。最後の10曲目ではパワフルなドラムに合わせてAl Di Meolaばりに弾きまくっています。人並み未満の自分の語彙ではカッケーとしか言い表せません……。(^^;A早弾きの正確さなんかも当然凄いですが、アコースティックなだけでなくリバーブを掛けたり音作りにも凝っているし、東洋的スケールも出てくるしこの人複雑なプレイが大好きなんでしょうねぇ……。(^o^)
●Horse of A Different Color: The Jules Shear Collection (1976-1989)
・「これは本来なら既に廃盤になっている名盤です。」
あまりの値段の高さに驚いた方もいるでしょう。この盤は実は既に廃盤となっているものです。JulesShearはその昔「天才ソングライター」と言われておりまして、デビューしたてのエイミー・マンと恋愛関係にありました。彼と別れたとき彼女が「彼はまさしく天才なのよ」とMTVのインタヴューで語っていたころに発売された作品で、それまでのJulesShearのソロ・アルバムから名曲ばかりを選んであります。もちろん、この選曲は彼自身によるものです。有名なところでは全米第1位に輝いた曲(他人がカバーしたものですが)が2曲入っています。特に後半の流れは素晴らしいです。
・「独身男のラヴソング」
冒頭の"Bachelor Kisses"が白眉。"信頼って言葉はそう悪いものじゃない"と切なく歌う・・・
・「ジャケットから膨らむ物語」
僕は、いつもこのCDのジャケットの写真(CDの時代でもジャケットと呼ぶのかは不明ですが)を見ながらこれを聞いている。この写真を撮っている撮影現場の風景を想像してしまう。金髪というか写真では黄色の髪の毛の女子は特定出来る。他の子達は下の写真に入っていないけれどみんなずぶ濡れだったんだろう。撮り終わってみんなで談笑しながら着替えたのだろうか?それともずぶ濡れのまま帰ったんだろうか??寒そうな、なんせ「ノース・マリン」ですから。いろいろと空想にふけさせてくれる逸品です。でもみんな濡れてからどうしたんだろう。単純な写真なんですがね。いいです。
・「ポスト・パンク?ネオアコ?」
エコーのかかった静謐なギターと決して冷静さを失わない声。パンクの後に聴くとこちらの方が過激でメッセージが強く聞こえたものである。チェリーレッドレーベルのファン、ネオアコのファンはマストでしょう。今聴いても、古さはない。でもカフェ・ミュージックの範疇に入ってしまうのかな?それも良し。良い音楽は息が長い、しぶとい。そんでもって美しい。
・「不思議な魅力」
チェリーレッドレーベルがどんなレーベルかも無頓着な私はただ勧められるままに購入して聞いた。当時、イギリスの音楽シーンに強いと自信過剰な私めは、パンクムーブメントが勃発するまで相変わらずツエッペリンがどうのこうのという動向を追い求め、下部構造にまで目がいかなかった。それで、何にも知らない私はパンクかと思って聞いたら、ボサノバみたいでなんでこんな音楽が好まれるのかと首をひねったものである。ただジャケットの写真がなんとなく「いい感じ」でCDを聞きながら写真を見ていたら「いい気持ち」になるので、繰り返し聞くようになっていた。まあそれでいいのではと思う。いい音楽はそんなもんだろう。能書きは知らないし、このアーティストについてもあんまり知らない。僕にとっては「不思議な魅力」をもったいい音楽である。
・「Profile Number107」
エブリシングバットザガールの原点。ボサノバからの影響やフォークシンガーからの影響が聞ける。売らんかなの商魂はあまり感じられない。マイペースで自分の心から湧き出る音楽をスケッチした印象。なので、心にストレートに伝わる。10点中8点
・「SSW」
繊細な感性と飾らないサウンドデザインがすばらしい1枚。 10点中10点
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