パレード (詳細)
プリンス&ザ・レヴォリューション(アーティスト)
「サージェントペパーズを超えた日」「トータルアルバムとして聞いてみて」「永遠のナンバーワンシングル」
ワン・ネイション・アンダー・ア・グルーヴ (詳細)
ファンカデリック(アーティスト)
JB40: 40th Anniversary Collection (詳細)
James Brown(アーティスト)
暴動 (詳細)
スライ&ザ・ファミリー・ストーン(アーティスト)
「ファンクの金字塔」「Funk」「世紀の名盤」「音楽が語る1971年という時代!」「私の中の一枚」
Earth Wind & Fire - Greatest Hits (詳細)
Earth Wind & Fire(アーティスト)
「もうノリノリ!」「Earth Wind & Fire最高!!!」「ディスコ好き集まれ!!!」「Earth Wind & Fire World」「1級品のポップ・ミュージック」
カサブランカ・イヤーズ(紙ジャケット仕様) (詳細)
パーラメント(アーティスト)
「買いですが・・・。」「ファンタジー・イズ・リアリティ」「概ね満足」
On the Corner (詳細)
Miles Davis(アーティスト), John McLaughlin(アーティスト), Chick Corea(アーティスト), Herbie Hancock(アーティスト), Dave Liebman(アーティスト), Collin Walcott(アーティスト), Jack DeJohnette(アーティスト)
「リズムの洪水の格好いいアルバムです」「1972年、ヒップ・ホップはここに誕生す」「真っ黒けっけ」「魂から発せられる強烈なグルーヴ!!」「ジャズファンが批判するたびに価値が上がる恐るべき傑作」
Bitches Brew (詳細)
Miles Davis(アーティスト)
「“音の秘境“へと進んでいくマイルスの代表作の一つ」「エレクトリック マイルス!」「理解できないものを評価すべきでない」「かっこいいんだよ」「とっつきにくいと思った人は、試しにDisc2から聴いて(経験して)みて」
● テクノですか?
● 名盤!
● cd
● これを聴け!
● ちょっといい音楽
● 純粋に好きなアルバム。(傑作曲付き)〜ジャンルは滅茶苦茶です。
● ニューソウル!!
● たゆたう洋楽
ソウル・R&B>アーティスト別>A-E>Bootsy Collins
ソウル・R&B>アーティスト別>S-Z>Sly & the Family Stone
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ソウル・R&B>アーティスト別>F-K>George Clinton
ソウル・R&B>アーティスト別>F-K>James Brown
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●パレード
・「サージェントペパーズを超えた日」
ロックミュージシャンであるなら大半がビートルズを目標としサージェントペパーズ・・・を超える作品を作りたいと思うのが当然の事である。その中で数少ないサージェントペパーズ・・・超えをしたアルバムがパレードだと思う。
ロックとは相手に一方的に聞かせる音楽なのに対して、プリンスはこの中でリスナーと対話しようとしている。こういう作品は唯一無比ではないだろうか。
それまでは私自身リスナーの心に入り込むピンクフロイドの作品を高評かしていたが、それもプリンスの前に来ると霞んでしまう位、このときの彼は天才と狂気の境にいる絶頂期だったと思う。アバンギャルドで大衆的、そんな作品を2度と作ることはできなかったプリンス。スノウ・イン・エイプリルを聞き終えて、やっぱり大傑作だと再認識させられてしまうアルバムである。
・「トータルアルバムとして聞いてみて」
本作はPrinceの作成した映画Under The Cherry Moonのサントラとして発売された。映画自体はPurple Rain同様二流だが、それがこのアルバムの輝きを損なうことはない。 個人的にはPrinceのオリジナルアルバムの中で1番良いモノを選べと言われると、このアルバムとSign 'O' The Timesのどちらを挙げようかと迷ってしまう。そう、このアルバムはハズレのないPrinceのアルバムの中でも最高傑作の一つだ。
アルバム全体の感想は、音を重ねて曲を作り上げていくのではなく、余分な音を削ぎ落として、ファンクな楽曲を作り上げていること。それが格好いいんだよ。
全米でNo.1になったKissを始め、Mountains,Anotherloverholenyohead,Sometimes It Snows In Aprilとたたみ掛ける後半が圧巻!
Princeに接する初めてのアルバムとしてはオススメは出来ないが、他のアルバムを聴いて、Princeに興味を持ったなら是非とも聞いておかないと、人生損するよ。ホントに
・「永遠のナンバーワンシングル」
この偉大な作品集に星4つは我ながら不本意だが、M2、M3までの怒濤のイントロをM4で失速させてしまったプリンス殿下の日和見に敢えて厳しい評価を下した。しかし個々の楽曲のクオリティは高い。殿下にとって久しぶりの全米ナンバーワンに輝いたM10は、当時のヒット曲の概念を変えたと言って良い。初めて耳にしたのはFMだったが、そのあまりにソリッドなアレンジは只の信号音に聞こえた。最初は「シングルカットを間違えたんじゃないの?」と思ったが、結局、私にとって永遠のナンバーワンシングルになった。
●暴動
・「ファンクの金字塔」
ファンクミュージックの創始者、スライストーンの「スタンド!」と並ぶ歴史的な最高傑作であるだけではなく、ジャンルに関係なく誰にでも是非聞いていただきたい素晴らしい作品です。個人的な話ですが、70年代後半の自分が子供の頃、スライの作品を探していたことがあり、当時は暇だけはあったので東京じゅうの中古
レコード店を歩き回りましたが、このアルバムは長い間廃盤で気が遠くなるくらいに入手困難で、見つけるまでに相当な苦労をしました。ようやく復刻されたのが80年代の前半頃だったと思います。この永遠に語り継がれる素晴らしいアルバムが70年代後半から80年にかけて、現実に封印されていたという事実は何故か誰も語りませんが、
とんでもないことですのでここに書かせていただきます。レコードに針を下ろした時の衝撃は未だに色褪せず、不世出の天才が送りだしてくれた、まさに革命的な名盤です。
・「Funk」
ファンクがメッセージを届ける手段であった時期のアルバム。聴いてみるとやけにダークなファンク。なので、やたら明るい『コマーシャリズムで計算されたファンク』しか連想できない人はやめたほうがよい。ここにあるのは『明るくないファンク』=『シリアスファンク』だ。抜きん出ているのはスライのソングライティングセンスである。名盤というのがだれにでも合うというのはうそですよ。 10点中9点
・「世紀の名盤」
評論家からなどもスライのアルバムの中で最も高い評価を受ける一枚。スライ流ファンクが濃縮されており、ドロドロの世界を体感できる。スライをどのアルバムから入るか迷っている方には勧めないが、いずれはまって聴くことになるでしょう。個人的なお気に入りはラスト二曲。特にサンキューのベースは決まりすぎ。
・「音楽が語る1971年という時代!」
1971年に果たしてファンクという言葉があったかどうか、定かではないのですが、このアルバムの人気は凄まじいものがありました。
とにかく、当時としては、ぶっ飛んでいた、という表現が当てはまると思います。当時は、黒人公民権運動、ベトナム戦争などアメリカ社会が揺れに揺れていた時代。そこに、大衆を揺り動かすような”新しい音”が登場してきた感じです。聞いていれば、自然に体が動き出すアフリカのリズムと誰でも声を合わせられるシャウト、さらに煽動的なメッセージが込められた詞。音は、ファンキーですが、詞は時代を反映しているものになっています。プリンスやEW&F等に連なっているように思えるサウンドですが、71年という時代を考えれば、スライの音楽の先進性が想像できます。
・「私の中の一枚」
ファンクの創始者、スライ・ストーンが'71年10月にリリースした大傑作アルバム。グループ名義になってはいるが、アルバムのほとんどをスライ一人でプレイ。'70年代以降の黒人音楽の構造を指し示した決定的な作品に仕上がっている。なんといっても注目すべき点はリズム・ボックスの導入だろう。粘りに粘る独自のファンク・ビートと無機的なリズム・ボックスとの画期的な融合。後のデジタル・ミュージック、ヒップホップの登場の先駆けとなる方法論が初めて開花した重要な一枚だ。このアルバムの存在なくして、ブラック・ミュージック・シーンはありえない。全米NO.1になったこのアルバムから、ミディアムファンク「ファミリー・アフェア」、メロウな「ランニング・アウェイ」をはじめ3曲の全米TOP100ヒットが収録されている。
●Earth Wind & Fire - Greatest Hits
・「もうノリノリ!」
アース、ウィンド&ファイアーの究極のベスト盤です。過去にもVol.1,2としてベスト盤は出ていますが、これはそれらを集大成したお徳度バッチリの選曲となっています。だれでも一度は聴いた事のある曲が目白押しなので、飽きるという事はまずありません。それどころが思わず身体が動いて踊りだしたくなってしまうこと必須です。
現在はモーリス・ホワイトは病気で入院、フィリップ・ベイリーも昔のハイトーンヴォーカルが出せずという状態なので、このベスト盤を聴きながら全盛時の彼等に思いを馳せるのも良いかも知れません。
・「Earth Wind & Fire最高!!!」
Earth Wind & Fire好きなら絶対持ってなきゃいけない一枚です!私のオススメは『AFTER THE LOVE HAS GONE』です★バラードなんですけどとてもいいですょ!!あと盛り上がりたい時には『september』をオススメします。これは結構耳にしている人も多いのでは?ポピュラーな曲の一つですね!この一枚にEarth~の全てが詰まってるって感じですね♪
あまり興味がない人でも聴いたら絶対良さがわかると思います。これなしでEarth Wind & Fireは語れないです!Earth Wind &Fireの世界へ行きましょう・笑(o^▽^o)
・「ディスコ好き集まれ!!!」
このアルバムは70年代の感じが好きな人は、本当にこの1枚を買わなきゃ損ですよ!全ての曲が粒揃いなんです!皆さんも、どこかで一度は聴いたことがあるくらい、名曲ばかりですよ!一番のお薦めの曲はなんと言っても「September」です。やはりフォルセット・ボイスがすてきですね。友達とPARTYする時には欠かせません!
・「Earth Wind & Fire World」
Earth Wind & Fire の入りがここでした。気が付けば彼らの世界に引き込まれてました。彼らでしか出せないこのグルーブはまさに神がかりなもの。世代をこえて幅広い人たちに楽しい音楽ライフを提供していることでしょう。Earth Wind & Fireの名曲たちを抑えたこの一枚はまさに一生ものです。部屋でも、ドライブでも実力を十分に発揮するでしょう!
・「1級品のポップ・ミュージック」
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・「買いですが・・・。」
紙ジャケにはあまり興味がない(複雑な作りだったり精巧に再現されたジャケットって物珍しいのは最初の一回だけで、後は取り扱いが面倒なだけだし、これは個人的なことかもしれませんが、紙ジャケになるようなアルバムはアナログで所有していることが多くリマスターされたその音聞きたさで買うだけであって、ジャケットはすでにアナログで堪能していたりするので)のですが、リマスターされたことと、今まで輸入盤でしか聞けなかったリマスター盤に収録されていたボーナス・トラックをやっと聞けたこと(いつか必ず国内盤が出ると信じて買い控えていました)、「アース・ツアー」でCD化に際して削られていた曲がアナログと同じ2枚組になることで復活したこと(MCAからの2枚組のベストに収録されていましたが)、河地依子さんによる詳細な解説が付いていることなど、このボックスの美点は挙げればキリがありませんが、上述のMCAの2枚組のベストに収録されていた「フラッシュライト」等の12インチリミックスなんかもリマスターを施して、ボックス化の特典として入れて頂けていたら申し分なかったと思います。
・「ファンタジー・イズ・リアリティ」
アースツアーのCDが2枚組になり、従来のCDで削られていた最終曲「ファンタジー・イズ・リアリティ」が追加されています。この曲が入っているかいないかで、アースツアーのアルバムのイメージが相当変わります。こだわる人は買いだと思います。ただし、26000円は高いですよね・・。
・「概ね満足」
DISC1〜3は2003年リマスター、他は2007年国内独自リマスターです。別冊として83Pモノクロのブックレット(P・FUNKの歴史を綴った解説と歌詞)が付いています。「BOXセットを出すならせめてこれくらいはして欲しい」というレベルはクリアーしていると思います。不満な点は・ブックレットの紙質(よく二つ折にして入っている解説に使われているような安っぽい紙)・詞の日本語訳が無い事です。あとは26000円という値段をどう捉えるかではないでしょうか。
・「リズムの洪水の格好いいアルバムです」
マイルスデイビスがエレクトリック楽器を多用し、リズムを追求していた72年録音の作品ですが、発表当時はジャズファンに酷評されました。サウンドとしては、前衛ファンクともいうべき、リズム・リズム・リズムの洪水で、ジャケットどおり、思わず体が動いてしまう音になっています。
ロックでリズムというと、トーキングヘッズあたりを思い浮かべますが、ヘッズよりも10年も前にこのような音楽をやっていた所に、改めてマイルスのすごさがわかります。ちなみに、①~④でギターを披露しているのはジョンマクラフリンです。ロックファンにも是非聴いて欲しい非常に格好いいアルバムです。
・「1972年、ヒップ・ホップはここに誕生す」
変貌と疾走を続けるマイルスの重要なターニング・ポイントが本作。バダル・ロイのタブラを筆頭に、すでに過去のジャズの要素はリズムの中にほとんど無く、当時のリスナーには認識すらできなかった『ヒップ・ホップ』という新しい音楽がこのアルバムで誕生している。24ビットでリマスターされたサウンドで今聴き直すと、なおさら本作の音楽史上における存在の意義がいかに大きいかを感じずにはいられない。後のジャズの世界を担う重鎮たちは、ここでマイルスの音楽に対するあくなき変貌と疾走の実践をともに体験している。それがいかに後のジャズの世界に影響を残したか本当に計り知れないものがある。
マイルスのみならず、後の音楽の世界に多大な影響を与えた原子爆弾級の作品。『Black Satin』のDNAは今、まさに開花している。
・「真っ黒けっけ」
パーラメントやファンカデリックに通じるものを感じつつもやはりこの意味不明グルーヴはマイルス特有ですね。
自伝によると編集でかなりいじくりたおしてるらしくBlack Satinの冒頭を聴くとわかりやすいですが全パート1拍目をずらしてるらしいです。いやぁ、やっぱり帝王の考えることはわからない。
こういう編集(Mixing)の巧みはHipHopに通じるところがあると思います。この時代から大胆な編集を行っていたマイルスはやはり宇宙人なんだろうなぁ。
・「魂から発せられる強烈なグルーヴ!!」
アルバムを出すごとに良くも悪くも物議を醸したマイルスですが、発売時どんな評判だったろう、ジャズの評論家のセンセイ方はきっとボロクソに言ったのかな…なんて思いも馳せながら、ソウル/ファンクに傾倒していた時期での最高傑作であり、多くのマイルスの作品でも現在に至る音楽そのものの流れを大きく動かしたであろうという意味で、私が聴いたマイルスの作品の中でも最高のものではないかと考えてます。腰、体、魂から発せられるグルーヴに身を任せさえすれば、至福の時間まで乗っけていってくれる、ブラック・ミュージックの集大成的な作品。必聴!
・「ジャズファンが批判するたびに価値が上がる恐るべき傑作」
エレクトリック・マイルズは「Bitches Brew」を例外として冗長と感じられる作品が多いけれども、この作品は違う! ミニマルで緊迫感があって、かつ、緩さもあり。徹底した反復。曲をスキップしてもスキップしてもまったく同じリズムが流れてくるのには爆笑。インテリのファンカデリックという感じか。クラウトロック的でもあり、Canなどが好きな人も必聴。クラウトロック/ジャーマンプログレ→テクノ→ブレイクビーツ/エレクトロニカに繋がる壮大な流れをこれ一枚で予言している…というのは深読みしすぎですね。ジャズファンが批判するたびに価値が上がる恐るべき傑作。
・「“音の秘境“へと進んでいくマイルスの代表作の一つ」
1969年に発表されたこの「Bitches Brew」、今や「Kind of Blue」に次いで売れているCDらしい。ビートルズの音楽にはなにも興味を示さなかったマイルスだが、ジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョプリン、特にジミの才能には惚れ込んでいた。ジミの逝去で共演の機会はなくなったが、「イン・ア・サイレント・ウェイ」から周到に用意してきたエレクトリック・サウンドを一つの完成がこのアルバム。
思春期が70年代で、その当時の最新のマイルスの音楽、特にAgartaを好んで聞いていたぼくは、このアルバムを過去にさかのぼる形で聴いた。今も好きなアルバムなのだが、Agartaが幻想的とかを通り越して、音楽の抽象表現と呼ばれるところまでいっていたためか、ある意味、リズムが凄い分スイングできるのに対し、このBitches Brewはデモーニッシュともいえるサウンドだ。ロックの幻想的、瞑想的雰囲気も取り込んで、ロックでもないジャズでもない“マイルス・ミュージック”を作ったといわれている。ジャケットの絵を見てもそれは伺えるかもしれない。
チャーリー・パーカーのビバップがその構造の明確さで、ヨーロッパのクラシック音楽と同等だったのに対し、マイルスはモード時代からアフロ・アメリカンという範疇に留まらず、分析不能な“音楽の秘境”へと凄い勢いで進んでいった。このBitches Brewはそんなマイルスを決定的に印象づけた一枚だろう。
このアルバムだけではないのだが、今は、マイルスが当時の“黒人”にアイデンティティーをおいてなかったこともよくわかるし、いわゆる男性原理だけでなく女性原理も同じくらいの比重で併せ持っていた人間であることもよく理解できる。「俺は双子座だから2つの俺がいる。それは誰にもわからないよ」とうそぶいてたマイルスの面目躍如といったところか。聞いて損はあるまい。
・「エレクトリック マイルス!」
マイルスデイビスの数あるアルバムの中でも「カインド オブ ブルー」と並んで別格の一枚。マイルス及びジャズ初心者は手を出さぬように。マイルス初心者にはプレスティッジマラソン セッションのいわゆるIN'四部作のどれか(どれも傑作)をすすめたい。話はもどるがこのアルバムにけちつける人間がいるのには驚いた。アコースティック時代のマイルスはそりゃ当然素晴らしい。上記の四部作以降傑作のオンパレードだ。しかしエレクトリック時代も素晴らしいではないか。ウイントン マルサリスはエレクトリックマイルスを認めてないらしいが、そういう人も多いのかな?とにかく現代のロック、テクノ、ヒップホップ、エレクトロニカを通過した耳はこのアルバムに反応するだろう。そして驚くはずだ。この時代にすでにマイルスはここまでいっていたかと。これはいわば世界初のポストロックでありミクスチャーでありサイバーファンクである。混沌の先には音楽の未来がある。混沌の中に飛び込め!このアルバム、唯一の難点は曲が長いこと。三十分とかあったりするがナーニびびるこたないぜ!どっぷり混沌にひたれ!どの曲もカタルシスはかならず訪れる。そして次はアット フィルモアだ!
・「理解できないものを評価すべきでない」
このアルバムもまたジャズではない。 1969年、キングクリムゾンはロックの地点から、 またマイルスはジャズの立場から極めて似通った地平を目指したようだ。 結果的にロックミュージシャンとジャズミュージシャンの表現力の差と いうかそれぞれが内包している空間ともいうべきそのものが如実にそれぞれの作品に表された訳だが、 そういう思いで聞き比べてみると偶然とはいえない時代の必然性が感じられる。 雰囲気でふんふんとジャズを聴いてるようで実は垂れ流しているだけのリスナーには踏み絵のような作品になってしまうかもしれないが、 プログレをはじめとしたロック、またはポストロック・エレクトロニカの視点から入り込めば、 実は難解な部分など無く、明解な「ロック」がそこらに存在したりする。マイルスを信頼し、まずはきちんと何度も大きい音で聴き込むことだ。
・「かっこいいんだよ」
ジャズのアルバムは20枚も持ってないし、MilesのアルバムはOn the Cornerくらいしか持ってないような僕ですので、当時、こういう音楽がどういうふうに聞かれていたのか判らないし、それはビートルズのRevolution No.9とかを当時の人がどう思って聞いたか判らないのと同じなんですけど、今聞くと、これはこれは、凄い
取り敢えず「僕が普段聞いているジャズのバリエーション内であることを期待して聴く」みたいな態度の、何か特定のものを期待して音楽を聴く人には辛いかもしれない 音楽に正面から向き合える人、是非、聞きましょう
・「とっつきにくいと思った人は、試しにDisc2から聴いて(経験して)みて」
このアルバムは、初めて聴く時、素直に1曲目「ファラオズ・ダンス」から聴いてしまうと、おどろおどろしさやとっつきにくさが勝ってしまって、「ダメだ、生理的に受け付けない」と感じる人も少なくないかも。(僕は、何年か前にこのアルバムを買った時、そうなりました。)でも、そういう人でも、ためしに是非 Disc 2の「スパニッシュ・キー」から「サンクチュアリ」あたりまでを聴いてみて下さい。取り敢えず「ファラオズ・ダンス」やタイトルトラックの「ビッチェズ・ブリュー」は後回しにして。
すると?このアルバムの音楽が意外に、素直に熱く、素直にカッコ良く、素直に美しく聞こえ出したりします(不思議)。もし、それでもまだ「これのどこがいいんだろ?」と思っても、このアルバムをすぐに手放してしまわないで、ためしに、マイルス・デイヴィスが聴きまくっていたという、この時代の前後のジェイムズ・ブラウンやスライ&ザ・ファミリー・ストーン、ジミ・ヘンドリックスのアルバムを聴いてから、再びこのアルバムを聴いてみて下さい。自分の耳と心とで聴けば、「あっ」と気づくことが、きっとあるので。
自宅に居ながらインターネットで古今東西の音楽をラクに手に入れられるこの時代に、この「ビッチェズ・ブリュー」を一聴してすぐ「評判通りの名盤だ」と褒めちぎるのももったいないことなら、「それほど大したものじゃない」と切り捨ててしまうのももったいないことだと思います。
このアルバムの音楽は「ほかのリスナーや評論家さんやガイドブックがなんと言ってるか?」ではなくて、ひとりひとりの「あなた」や「私」がまず自分自身の耳(=身体)と心とで「経験」して「自分の中に入ってくるものがあるか?」「自分はこの音楽の中に入れられるものを持っているか?」それを、時間をかけて知る、という音楽に思えます。そして、1969年(の録音でしたっけ?)にこのミュージシャン達のした音楽上の冒険・挑戦に匹敵するようなスリリングな冒険・挑戦を、二十一世紀のこの世界で「あなた」や「私」(たとえミュージシャンでなくとも)がやれるかどうか?そんなことを問うているアルバムにも思えます。マイルス・デイヴィスとミュージシャン達はそんなことを意図しなかったとしても、時の流れの中でそういう「意味」や「存在感」を獲得してしまったアルバムに思えます。
マイルスは、共演するミュージシャンやこれを聴く「あなた」や「私」のひとりひとりにシンプルにして永遠の問いを突きつけているような気がします。「オレはこの音を出して、こう生きる。きみは、どんな音を出して、どう生きるんだ?」と。ここには、哀しみはあるけれど嘆きはなく −悩んで、闘って、勝ちたい。そういう音楽のように思えます。世界には、こういう美もある、と「経験」して知ることが出来るなんて、素晴らしいことに思えます。僕はノロマで五年くらいかかりましたが、きっと他の方はもう少し早くこのアルバムの良さを発見すると思います。
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