What Color Is Love (詳細)
Terry Callier(アーティスト)
「完璧な7曲」「恋は何色?」「ジャンルレスでミラクル」「名作中の名作」「愛とは何色」
It's Your World (詳細)
Gil Scott-Heron and Brian Jackson(アーティスト)
「GIL SCOTT-HERONと言ったらこれ!」「Funkyカッコイイですよ〜」「ポリティカルラップ、フュージョン」
「中毒性が異常に高い」「トリハダ」「深海魚」「Blackness」「ジャンルをこえて「音楽」として魅力的」
Mecca and the Soul Brother (詳細)
Pete Rock & C.L. Smooth(アーティスト)
「至宝」「'classic'」「GREAT!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」「本物」「jazzyという名の音の芸術。」
Bitches Brew (詳細)
Miles Davis(アーティスト)
「“音の秘境“へと進んでいくマイルスの代表作の一つ」「エレクトリック マイルス!」「理解できないものを評価すべきでない」「かっこいいんだよ」「とっつきにくいと思った人は、試しにDisc2から聴いて(経験して)みて」
Eric Dolphy at the Five Spot, Vol. 1 (詳細)
Eric Dolphy Quintet with Booker Little(アーティスト)
「生演奏で体感したかったJAZZ」「これぞアヴァンギャルド。若者たちの青春が渦巻く熱演盤」「すごい!」「ジャズ喫茶の傍らで」
Passion and Fire (詳細)
Gato Barbieri(アーティスト)
「スムーズ・ジャズなガトー」「GATO、灼熱のブロウ!満点満点!!」
Do You Want More?!!!??! (詳細)
The Roots(アーティスト)
「一ジャズ・リスナーが聴いたThe Roots」「roots is best?!!!??!」「夜に暖かな部屋でどうぞ」「セールス的には上手く行かなかったらしいが」「ジャズ好き&ヒップホッパー集まれ!!!」
Planet Earth (詳細)
Prince(アーティスト)
「あえてアナログっぽい音作りの向こうに見えるメッセージ」「買いです。」「おそるべし、殿下」「買いです。」「幕の内弁当なアルバム」
Invisible Session (詳細)
Invisible Session(アーティスト)
The Anthology (詳細)
Jestofunk(アーティスト)
● 今月の25曲
● 無人島アルバム
● 雑食
● ニューソウル!!
● 初心者向けR&B
● åae87åae99ã8292æ849fã8198ã828bé9fb3ça9baé9693ïbc8bÎb1
● personally best albums/not in order
● 大人 Soul
・「完璧な7曲」
『愛って何色』という絶妙のタイトルと、けだるい美しさを持つジャケットのこのアルバムは73年の奇蹟。『Dancing Girl』が踊るダンスはサーカスの幻。神秘的なオープニングからテリーとチャールズ・ステップニーの世界に引き込まれていく。『愛は何色』と問いかけるバラードの次は、分厚いベースと地を這うアルペジオ。最高にクールな『You Goin’ Miss Your Candyman』汗が引いてきたところで始まる『Just As Long As We’re In Love』は完璧なソウルバラード。オーケストレーションと女声コーラスが最高。テリーのソウルフルなヴォーカルの魅力が味わいたければ次の『Ho Tsing Mee』
Terry Callierはシカゴで生まれクラシックピアノを3歳から学び、高校時代にドゥーワップに熱中。大学時代にはフォーク・リヴァイヴァルに参加し、またコルトレーンが最大のアイドル。
そんな多彩な音楽性は『I’d Rather Be With You』で開花する。音楽を聴く喜びここにあり。エンディングの『You Don’t Care』は明日への希望を確信させてくれる素晴らしい曲。どんないやなことがあっても、『気にしないでね』と何回も囁かれれば気分は晴れていく。完璧な7曲。
THANK YOU FOR THE MUSIC!
・「恋は何色?」
国内盤の「帯」に書かれていた小西康陽さんのコメントが、この作品との出会いのきっかけでした。美しいジャケット・アート、完璧なサウンド、そして、このタイトル!無人島レコード級の名盤だと思います!
・「ジャンルレスでミラクル」
クラブジャズのG ピーターソンも生涯の名作らしい。全曲最高で一筋縄には行かない。ジャンルレスですがフォークやジャズが主体。一般的には分厚いベースと繰り返す、アコギが印章的なYOU GOIN' YOUR MISS CANDYMANがグルービーなクラシック。ですが、俺は、タイトル曲とDANCING GIRLそしてI'D RATHER BE WITH YOUが最高。バイオリンの使い方とハープそしてエレピの使い方は、一見地味なようで深いそして美しい、誰もやっていないようなアレンジは感動的。テリーの作品はほとんど聞いたけどこの作品以上の物は個人的には、ないです。
・「名作中の名作」
TerryCallierをはじめてラジオで聴いて10年あまり、その当時買ったTime Peaceはいまだに飽きることがありません。
・「愛とは何色」
愛とは何色。(2曲目)は彼でしか歌えないような曲。深いテーマをここまで鮮やかに歌い上げれるのは彼だけ。そう思います。1曲目ダンシングガールは独特どの世界観。まさに彼にしか書けないような曲。深く切なく踊りつづけています。ジャケットも渋いです!
・「GIL SCOTT-HERONと言ったらこれ!」
片方の雄「WINTER IN AMERICA」が「陰」とすれば、こちらは絶対的「陽」な内容。1曲目の表題曲からテナーサックスが吹き荒れ、GIL自身ものりに乗っている。♪Aha、ha、ha~~と軽快な歌声を披露しているのはGILか?それともBRIANか?
1・2と「陽」的な曲が続いた後の3曲目、BALLADE調の名曲「NEW YORK CITY」、これまた絶品! この手の曲を歌い上げ、ビシッと決めてくれる所にGILの技量を垣間見る。政治的意見を述べた「BICENTENNIAL BLUES」(歴代の米大統領の皮肉を聴いて取れる)では十八番のPOETRY READINGを聴かせてくれ、お次の名曲「BOTTLE」では「WINTER~」版とはまた違ったご機嫌LIVEバージョンを披露!
が、何といっても一番の聴き所は「HOME IS WHERE THE HATRED IS」に他ならない。GILとBRIANのコラボレーションの集大成とも言える絶品曲である!12:07という結構長尺の曲ではあるが、後半の盛り上がり方はホント半端ではない!こんな曲を黙って聴いていられるか! 皆、目一杯GROOVEしよう!
・「Funkyカッコイイですよ〜」
物凄くカッコEです、聴いた瞬間、ジャミロクワイがショボく感じてしまいました。このアルバムを初めて聴いた当時、ジャミのネタっていうかアイディアとかってコレだったのか〜と感じたのをよく憶えてます。Funkyルーツ名盤インコグニートとか、アシッドジャズ系が好きな人には是非聴いてほしい!
・「ポリティカルラップ、フュージョン」
いや~~これはいいでげすな。オリジナルラブにだいぶ歌い方に関して影響を与えているな。サウンドや姿勢も影響を与えているのかは研究してないのでわからんさ。かなり政治的なリリックを歌ってた人。エレピもうまい。これはライブ中心のアルバム。わくわくする躍動感がいい。
後のラッパーたちにかなり影響を与えているはず。これは76年のアルバム。社会問題にコミットする黒人はやはりいさぎよい。サウンド+コミットの震度が高いアルバム。オリジナルラブ研究者は聴くべし。 詩を通してメッセージを熱く伝えていたらしく、やっぱ『戦闘性』がないとだめすね。 10点中9点
・「中毒性が異常に高い」
新作が待ちきれなくて、もうずっとこればかり聴いています。一切の無駄を省いた編曲、絶妙なテンションとリラックスのさじ加減、トータルで聴いたときの統一感、すべてにおいて完璧です。そして録音も抜群。絶対に飽きないと言い切れる音楽に初めて出会った。
・「トリハダ」
一言で言うと、「グルーヴ」。
魂を突き刺されました。鳥肌たちます。ドロドロなんだけど、それでいてパキパキしてる。この人の感覚は怖いくらい研ぎ澄まされてます。やっぱり天才!!
この音を超えられるのは、D氏本人しかいません。。早く次のアルバム出して!
・「深海魚」
さっぱりキャッチーではないけれど、病み付きになってしまう。温度は低いけれど、水面下では色んなものがうごめいている。深海魚みたいですな。「天才」と呼ばれている所以は、聴き手の期待の10歩くらい先を行って、納得させてしまうところにある。
これが発売されてから何年も経つけど、これを越えるアルバムにはまだ出会えてない。
早く次作が聴きたいけど、また新しい世界に行ってるのだろうか?
・「Blackness」
Neo-soul系の男の中ではこの人が一番だと思う。Eric BenetとかDweleとかは割とポップな感じだけど(いや好きだけど)、D'angeloの音はなんか溜めがあるっていうか、うねってるっていうか…黒い!声もかっこいいし、詩もおもしろいし、完璧!やっぱ詩人だな。1stもよかったけど、9とか13みたいなR&BでもSOULでもFUNKでもない音みたいなのはD'angeloならではって感じで進化してるなと思いました。次のアルバムにも期待してしまう。HIPHOPがもはやポップミュージックになってしまってあのCommonとかも終わりかけてる今、新しくて、それでいていい音を作れる人っていうのはこのあたりの人しかいないと思うので、これからももっとがんばってほしい。っていうか男前だよなぁ…うらやましい。
・「ジャンルをこえて「音楽」として魅力的」
何度聞いても飽きない非常に濃いアルバムでひとつひとつの音へのこだわりの深さには聴く度に新鮮な気分になります。生音の色が強く、それらの演奏もハイレベル。黒い土っぽい音だけど、R&Bやソウルという枠をこえた奥の深さを持つ音楽だと思う。D'angeloはモータウンサウンドやプリンスなどにも影響を受けたそうで凝った音作りながらもどこかしらキャッチーな要素のある曲が多く、そのへんのセンスがすごく好きです。またオリジナルのみならずカバーも一流で、ロバータ・フラックのカバー「feel like makin' love」などは、もう完璧に自分のものとして歌っていて最高に良いです。「voodoo」というタイトルにもあるとおり、ミステリアスな黒さもあるアルバムでそこは好みのわかれるところかも。でも、ジャンル問わず音楽が好きな人なら、このアルバムには何かしらの魅力や面白さを感じるのでは。
・「至宝」
ヒップホップ初心者の自分がレビューするのも恐れ多い名盤中の名盤です。ピート・ロックのトラックは「黒い」というよりも「黄金に輝く」と形容しても過言ではないほどの出来です。粘りつくビート、歯切れの良いドラム、そして練りに練られたジャジーな音作り(フルボリュームで聴いて初めて気づくピアノループなどもある)と、匠が造り上げた彫刻の様なきめ細かさです。C.L.スムースの滑らかなラップ、そしてサンプリングされたざわめきや呻き声は黒人のみが持ちうるグルーヴ感、熱気を感じさせます。刹那的な感傷、夜の深み、祭りの不穏な空気・・・様々な物を喚起させるこのアルバムは、聴きこむたびに何かしらの発見があります。生涯に渡って付き合うであろう一枚です。
・「'classic'」
他の名盤と共にhip hopの歴史上最高峰を占める一枚。ヒップホップ本来の手法から作成されたトラック群はメインストリームとは違って永遠に色褪せる事がありません。中でもt-royを失った悲しみをtom scottのループに乗せたt.r.o.yは海外では卒業式にも流れる程別格に完成度が高く、正にクラシック中のクラシックです。90'sの焼き直しを思わせるアングラ系を聞く前に聞いて欲しい一枚です。
・「GREAT!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
これを聴かないと怒られるんじゃないかな?
・「本物」
このアルバムの唯一の欠点は、ドライブしながら聴けないということ。あまりの格好よさにハンドル切り損ねます。
・「jazzyという名の音の芸術。」
黄金期のど真ん中にリリースされた傑作中の傑作。激甘の「Lots of Lovin」や「T.R.O.Y.」等のPete RockとC.L.Smoothの二人が織り成す渋過ぎるハーモニーは感動必至である。
・「“音の秘境“へと進んでいくマイルスの代表作の一つ」
1969年に発表されたこの「Bitches Brew」、今や「Kind of Blue」に次いで売れているCDらしい。ビートルズの音楽にはなにも興味を示さなかったマイルスだが、ジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョプリン、特にジミの才能には惚れ込んでいた。ジミの逝去で共演の機会はなくなったが、「イン・ア・サイレント・ウェイ」から周到に用意してきたエレクトリック・サウンドを一つの完成がこのアルバム。
思春期が70年代で、その当時の最新のマイルスの音楽、特にAgartaを好んで聞いていたぼくは、このアルバムを過去にさかのぼる形で聴いた。今も好きなアルバムなのだが、Agartaが幻想的とかを通り越して、音楽の抽象表現と呼ばれるところまでいっていたためか、ある意味、リズムが凄い分スイングできるのに対し、このBitches Brewはデモーニッシュともいえるサウンドだ。ロックの幻想的、瞑想的雰囲気も取り込んで、ロックでもないジャズでもない“マイルス・ミュージック”を作ったといわれている。ジャケットの絵を見てもそれは伺えるかもしれない。
チャーリー・パーカーのビバップがその構造の明確さで、ヨーロッパのクラシック音楽と同等だったのに対し、マイルスはモード時代からアフロ・アメリカンという範疇に留まらず、分析不能な“音楽の秘境”へと凄い勢いで進んでいった。このBitches Brewはそんなマイルスを決定的に印象づけた一枚だろう。
このアルバムだけではないのだが、今は、マイルスが当時の“黒人”にアイデンティティーをおいてなかったこともよくわかるし、いわゆる男性原理だけでなく女性原理も同じくらいの比重で併せ持っていた人間であることもよく理解できる。「俺は双子座だから2つの俺がいる。それは誰にもわからないよ」とうそぶいてたマイルスの面目躍如といったところか。聞いて損はあるまい。
・「エレクトリック マイルス!」
マイルスデイビスの数あるアルバムの中でも「カインド オブ ブルー」と並んで別格の一枚。マイルス及びジャズ初心者は手を出さぬように。マイルス初心者にはプレスティッジマラソン セッションのいわゆるIN'四部作のどれか(どれも傑作)をすすめたい。話はもどるがこのアルバムにけちつける人間がいるのには驚いた。アコースティック時代のマイルスはそりゃ当然素晴らしい。上記の四部作以降傑作のオンパレードだ。しかしエレクトリック時代も素晴らしいではないか。ウイントン マルサリスはエレクトリックマイルスを認めてないらしいが、そういう人も多いのかな?とにかく現代のロック、テクノ、ヒップホップ、エレクトロニカを通過した耳はこのアルバムに反応するだろう。そして驚くはずだ。この時代にすでにマイルスはここまでいっていたかと。これはいわば世界初のポストロックでありミクスチャーでありサイバーファンクである。混沌の先には音楽の未来がある。混沌の中に飛び込め!このアルバム、唯一の難点は曲が長いこと。三十分とかあったりするがナーニびびるこたないぜ!どっぷり混沌にひたれ!どの曲もカタルシスはかならず訪れる。そして次はアット フィルモアだ!
・「理解できないものを評価すべきでない」
このアルバムもまたジャズではない。 1969年、キングクリムゾンはロックの地点から、 またマイルスはジャズの立場から極めて似通った地平を目指したようだ。 結果的にロックミュージシャンとジャズミュージシャンの表現力の差と いうかそれぞれが内包している空間ともいうべきそのものが如実にそれぞれの作品に表された訳だが、 そういう思いで聞き比べてみると偶然とはいえない時代の必然性が感じられる。 雰囲気でふんふんとジャズを聴いてるようで実は垂れ流しているだけのリスナーには踏み絵のような作品になってしまうかもしれないが、 プログレをはじめとしたロック、またはポストロック・エレクトロニカの視点から入り込めば、 実は難解な部分など無く、明解な「ロック」がそこらに存在したりする。マイルスを信頼し、まずはきちんと何度も大きい音で聴き込むことだ。
・「かっこいいんだよ」
ジャズのアルバムは20枚も持ってないし、MilesのアルバムはOn the Cornerくらいしか持ってないような僕ですので、当時、こういう音楽がどういうふうに聞かれていたのか判らないし、それはビートルズのRevolution No.9とかを当時の人がどう思って聞いたか判らないのと同じなんですけど、今聞くと、これはこれは、凄い
取り敢えず「僕が普段聞いているジャズのバリエーション内であることを期待して聴く」みたいな態度の、何か特定のものを期待して音楽を聴く人には辛いかもしれない 音楽に正面から向き合える人、是非、聞きましょう
・「とっつきにくいと思った人は、試しにDisc2から聴いて(経験して)みて」
このアルバムは、初めて聴く時、素直に1曲目「ファラオズ・ダンス」から聴いてしまうと、おどろおどろしさやとっつきにくさが勝ってしまって、「ダメだ、生理的に受け付けない」と感じる人も少なくないかも。(僕は、何年か前にこのアルバムを買った時、そうなりました。)でも、そういう人でも、ためしに是非 Disc 2の「スパニッシュ・キー」から「サンクチュアリ」あたりまでを聴いてみて下さい。取り敢えず「ファラオズ・ダンス」やタイトルトラックの「ビッチェズ・ブリュー」は後回しにして。
すると?このアルバムの音楽が意外に、素直に熱く、素直にカッコ良く、素直に美しく聞こえ出したりします(不思議)。もし、それでもまだ「これのどこがいいんだろ?」と思っても、このアルバムをすぐに手放してしまわないで、ためしに、マイルス・デイヴィスが聴きまくっていたという、この時代の前後のジェイムズ・ブラウンやスライ&ザ・ファミリー・ストーン、ジミ・ヘンドリックスのアルバムを聴いてから、再びこのアルバムを聴いてみて下さい。自分の耳と心とで聴けば、「あっ」と気づくことが、きっとあるので。
自宅に居ながらインターネットで古今東西の音楽をラクに手に入れられるこの時代に、この「ビッチェズ・ブリュー」を一聴してすぐ「評判通りの名盤だ」と褒めちぎるのももったいないことなら、「それほど大したものじゃない」と切り捨ててしまうのももったいないことだと思います。
このアルバムの音楽は「ほかのリスナーや評論家さんやガイドブックがなんと言ってるか?」ではなくて、ひとりひとりの「あなた」や「私」がまず自分自身の耳(=身体)と心とで「経験」して「自分の中に入ってくるものがあるか?」「自分はこの音楽の中に入れられるものを持っているか?」それを、時間をかけて知る、という音楽に思えます。そして、1969年(の録音でしたっけ?)にこのミュージシャン達のした音楽上の冒険・挑戦に匹敵するようなスリリングな冒険・挑戦を、二十一世紀のこの世界で「あなた」や「私」(たとえミュージシャンでなくとも)がやれるかどうか?そんなことを問うているアルバムにも思えます。マイルス・デイヴィスとミュージシャン達はそんなことを意図しなかったとしても、時の流れの中でそういう「意味」や「存在感」を獲得してしまったアルバムに思えます。
マイルスは、共演するミュージシャンやこれを聴く「あなた」や「私」のひとりひとりにシンプルにして永遠の問いを突きつけているような気がします。「オレはこの音を出して、こう生きる。きみは、どんな音を出して、どう生きるんだ?」と。ここには、哀しみはあるけれど嘆きはなく −悩んで、闘って、勝ちたい。そういう音楽のように思えます。世界には、こういう美もある、と「経験」して知ることが出来るなんて、素晴らしいことに思えます。僕はノロマで五年くらいかかりましたが、きっと他の方はもう少し早くこのアルバムの良さを発見すると思います。
●Eric Dolphy at the Five Spot, Vol. 1
・「生演奏で体感したかったJAZZ」
A.ブレイキーの「バードランドの夜」、J.コルトレーンの「ヴィレッジヴァンガード」等と共に、モダンジャズ最盛期のJAZZクラブの熱気を今に伝える素晴らしい名盤。E.ドルフィーs、B.リトルtpという若くして他界した2人の偉大な才能を捉えた貴重な記録としても有名です。 2人の陰に隠れてあまり語られないけれど、このアルバムでは個人的にはM.ウォルドロンpのプレイが特に好き。彼の奏でる熱くグルーヴィーな音色は、私をとことん熱くさせてくれます。また、バックのR.デイヴィスb,E.ブラックウェルdsのプレイも素晴らしい。力強さが漲り、音楽の核であるリズム面をしっかりと支えています。 是非生演奏で体感したかったJAZZ。音の良さも特筆もので、若い世代のファンにもお薦めの1作です。
・「これぞアヴァンギャルド。若者たちの青春が渦巻く熱演盤」
これほど熱気を感じるアルバムもそうない。ライブである点を差し引いてもエリック・ドルフィー以下の爆発的な情念、エネルギーは止められない。50年代からチャールス・ミンガスのグループで前衛的な活動を展開していたドルフィーと盟友マル・ウォルドロンが全体の雰囲気をお膳立てし、若き天才ブッカー・リトルの火を吐くようなトランペットがかぶさる。さらにヘビー級のベーシスト、リチャード・デイビスとエド・ブラックウェルのリズムが煽りたてる。映画スイングガールズで竹中直人演ずる教師がジャズのすばらしさを説くときにこのアルバムがフリー・ジャズの凄さの象徴として紹介したときは嬉しかった。リトルとドルフィーはこのあと立て続けに夭逝してしまい、夢の共演は文字通り真夏の夜の出来事と化した。が、若者たちの青春が渦巻く熱演は人々の記憶から決して消えることなく、次なる新たなジャズの胎動へと誘っていくのである。惜しむらくはドラムがややイモっぽいブラックウェルでなく、シャープなトニー・ウイリアムスかロイ・ヘインズあたりだとさらに面白かったと感じるのは僕だけではないだろう。
・「すごい!」
フリージャズってどんなもん?と思っていた時に、知人から勧められたのがこのCDでした。とにかくすごいアルバムです。形式にとらわれずにどんどん展開していく流れが、少しづつ停滞したり暴走したりしていくうちに聞いている方がすっかり引き込まれてしまいます。書いているうちに、言葉で説明するのは難しいものだなぁと実感してしまいましたので是非皆さん聴いてください!!
・「ジャズ喫茶の傍らで」
私にジャズという音楽のイメージを植え付けた一枚。コルトレーンでもマイルスでもなく、エリック・ドルフィー。暗いジャズ喫茶の傍らでタバコをふかしながらこの音楽に黙々と聴き入る自分を容易に想像できる。
本作はどこに行くのか想像出来ないスリルに満ち溢れている。私はそれを探ろうとタバコをふかす。
・「スムーズ・ジャズなガトー」
A&M時代のガトーのベスト版です。以前からのファンが「売れ線を狙いすぎ」と言うのもわかりますが、やっぱりよくできていますよ、これ。まだCD化されていないEuphoriaからのトラックも聴けます。惜しむらくは収録曲が8曲とあまり多くないこと。
・「GATO、灼熱のブロウ!満点満点!!」
う~む、あっ、熱すぎる。この灼熱のブロウ。いつもながらこのSAXを聴いているともろ肌脱ぎたくなる。表題の「PASSION AND FIRE」に偽りなし!とぐろを巻いた火炎放射の如きPASSIONがあなたを襲う。
時には切なく時にはねちっこいぐらいに情熱的に、流石は南米アルゼンチン出身!お国柄が出ているというものだ。GATOのSAXにかかってしまうと、オリジナルも影をひそめるほどのスンゴイ曲に早変わり! 初っ端1曲目のMARVIN GAYEの「I WANT YOU」も原曲越えの赤面ぶりを披露してくれている。5曲目の「THEME FROM FIREPOWER」などは、‘80年代初頭の刑事ドラマを彷彿!くれぐれもこれを聴きながらの運転はやめて頂きたい。
でもこのアルバム、カバーが多いのだが、オリジナルアルバムなのであろうか?A&Mからの「CALIENTE!」に「EUPHORIA」とカブる曲が多いのだが、もしや、A&Mのコンピか・・・?
・「一ジャズ・リスナーが聴いたThe Roots」
私はジャズを中心にいろいろな音楽を聴いているのですがHIP-HOPについてはほとんど門外漢です。しかしThe Rootsは特にドラマーのクエストラヴのジャズ系ミュージシャンとのセッションを聴いて関心を持ち聴いてみました。ひとことでいえばクールな空気感がカッコよく70年代のソウル・ミュージックに通じるような雰囲気は気に入りました。逆にHIP-HOPシーンではこういう音が本当に受け入れられているのか心配になるほど少なくとも私が抱いているHIP-HOPのイメージとはかけ離れたものですね。クエストラヴのドラムには特に惹かれます。サンプリング・ネタに頼らないミュージシャンシップの高さにも好感がもてます。参加ミュージシャンのなかにサックスのスティーヴ・コールマン、トランペットのグレアム・ヘインズ、ヴォーカルのカサンドラ・ウィルソンの名前を見つけて少し興奮しました。三人ともジャズを基点にしながらもそこに留まらずに幅広い創造的な音楽を作っている人たちです。The Rootが好きでジャズに関心も持つ人にはぜひ彼らの音楽も聴いて欲しいです。
なおUKのサックス奏者スティーヴ・ウィリアムソンの1994年のアルバムJourney to TruthにはThe Rootsからクエストラヴ、ブラックソウト、ハブの三人が参加していて特にクエストラヴはほとんどの曲でドラムを担当しています。The Rootsよりも複雑なリズムや構成の複雑な曲を軽々こなすクエストラヴが素晴らしく、彼らのファンはもちろんジャズに偏見を持っているようなHIP-HOPファンには是非聴いて欲しいアルバムです。私がThe Rootsを聴いてHIP-HOPに対する意識が変わったのと同様にジャズに対する認識が変わると思いますよ。
・「roots is best?!!!??!」
geffenから出す前にtalkin loudから出たlpにdo you want moreが入っていて初めて聴いたそのときから毎年ライブに行くほど、はまりましたサンプリング無しにhhはないという価値観を壊したのはrootsであるというのは間違いないと思います!essaywhumanを聴けばscrachもhhのドラムパターンもすべて忘れてエレピとブラックソートの掛け合いだけでこのアルバムを買う価値があると思います純粋なjazzファンでも、いまの流行に便乗している似非jazz/hhにうんざりしている方がいるのであれば是非1度聴いて頂ければすべての音楽ファンに愛されている理由が分かると私は思います
・「夜に暖かな部屋でどうぞ」
巷に溢れるジャズチックなヒップホップ。大半は残念ながら耳障りが良く甘いメロディ以外に何ら残るものがない、模倣に終わっています。The Rootsはオーガニック・ヒップホップというスタイルを用いてメロウなだけに終わらぬ、悲しみや怒りをも飲み込んだ強靭な音を作りだしています。全体の完成度なら「things fall apart」を推しますが、瞬間に心に刻み付ける印象はこのアルバムが一番強いように思います。聞き込むたびにクエストラヴの乾いたドラムと、その間から流れ込むキーボードの柔らかな音色の虜になること請け合いです。「mellow my man」「what goes on Pt. 7」「silent treatment」の様な静かに淡々と紡がれるスタイルの曲が、やはり彼らの持ち味が最も活かされているように感じます。
・「セールス的には上手く行かなかったらしいが」
内容は全然逆です。だいたいどのHIP HOPグループも1st辺りが名盤とか言われていますが、彼らもこの1st(実際にはこれより前があるらしいが詳しく知りません、申し訳ない)が名盤の一枚とされています。実際ジャジーな(でも本人達はアシッドジャズには全然影響されてないそうです。)ヒップホップです。まぁ生演奏バックにラップするのですから当時は結構珍しかったんだろう事でしょう。後に出たライブ盤でもこのアルバムから結構収録されてます。逆にこの次のアルバムが全然入っていない程で、Things fall apartと並んで是非聞いてみてください。個人的にはThings fall apart以降はまた結構実験的な部分が増え音楽性の幅が増えた感じです(ロック的になったヒップホップファンにはこれを嫌がる人もいたようだ)この作品が最初にルーツが目指した音楽だと言った所でしょうか。サンプリング等がまだ使われていない点もポイントです。
・「ジャズ好き&ヒップホッパー集まれ!!!」
The Rootsは、しょっぱなから彼らが言ってる通り「100%オーガニックヒップホップ・ジャズ」なのです。他のヒップホップアーティストとは全く異なる彼らのテイストは必聴。ジャズが好きな人がヒップホップに、ヒップホップが好きな人がジャズにはまる可能盛大。ヒップホップアーティストに良くありがちな「水増しした曲」が一切ないのも彼らの特徴。一曲一曲カナリ深く作りこまれてます。あと、The Rootsにはボイスパーカッションでめちゃくちゃスゴイ人が二人もいます。あれは人間業じゃねぇ...
・「あえてアナログっぽい音作りの向こうに見えるメッセージ」
とびきり楽曲の質の高い1曲目、一見なんてことないけどキレの良いGリフとジャストでタイトなリズム隊がメチャメチャかっこいい2曲目を試聴して、即買った。僕が一番好きだったアルバム「1999」「パープレイン」の頃がなぜか思い出される。リサ&ウエンディやシーラ・Eといった名前がクレジットされているからだけではないだろう。‘85年のパープレインツアーの頃、ジミヘンのように全身全霊でギターを弾きまくりロックしていたプリンスの姿が目に浮かぶ。
中盤以降は良く練られた多彩なスローナンバーによって、アルバムにぐっと深みが出る。粋なピアノとミュートしたフリューゲルホーンがジャージーな3、タイトなファンクロックチューンの4をはさみ、5はスローナンバーだけれども、馴染みやすいメロディと練られたアレンジにより深い味わい、全く退屈しない。6はコーラスの絡みが心地よく、7はウエンディの弾くマンドリンがとても良く似合う。
ディスコ感覚モロ出しに涙がチョチョ切れる8からはまたパーティー再開だ。バッチバッチのホーンセクションは短いソロ回しを含めて、そのカッコよさは聞かないと分からないね。9、フェイザーのかかったGのイントロでまた「パープレイン」を思い出すも、アップテンポでひねりも充分、文句なし! エンディング10もストレートだ。正直言って、プリンスのアルバムを最後まで聞きとおせたのは久しぶり。しばらく愛聴盤になりそうだ。
最後に、このアルバムは録ったものを加工して現代的な音にすることをあえて拒んでいるように思う。表ジャケには例のサインのみで文字がなく、曲名すら書いてない(プロダクション情報はあるが)。“Planet Earth”と“人間の文明や技術の進歩”が、放っておけばより相入れない状況になる、というメッセージと受け取るのは深読みだろうか?
・「買いです。」
自らのレーベルやマイナーなレーベルからの作品ももちろんよかったのですが、久し振りのメジャー、ワーナーからの「ミュージコロジー」以降、明らかにプリンスは新しいディケードに突入したという確信を僕たちは抱きました。そこから三枚目である本作もその勢いを維持したままの快作と呼べる出来で、古くからのファンは溜飲を下げたはず。とかく一時代を築いたアーティストが言われがちな、「先進性を失った」「音的にひとつ古い」云々の横槍も撥ね返す、このほとばしる創造性を一体だれが揶揄中傷できるのでしょうか。瑣末な瑕疵(と言っていいならですが)や、いかにもプリンスといった手触りを越えて、スネアの音や曲を盛り上げていくギターやボーカルなどの総体としてプリンスは、もはや普遍という言葉にふさわしい高みにまで登りつめたような気がします。
・「おそるべし、殿下」
殿下が完全に、時代にアジャスト、しました。80年代の疾走後、後進のR&Bアーティストに押されまくった90年代は、ワーナーとの闘争〜プリンスという名の封印、自主レーベルの設立など山ほどの暗中模索がありましたが、ザ・レヴォリューションに変わるバックバンド、NewPowerGenerationでの質の高いパワフルな演奏も、イマイチ時代を見誤っているかな?という印象も正直拭えずでした。プリンス個人としては、90年代は結婚〜長男の死産〜離婚、そして親御さんの逝去、と、疾走のツケが来たような人生の節目続きでありました。毎年何かをリリースする多作な殿下ですが、この10年弱は本来の創作意欲を見失いかけていた惰性をも感じました。プリンスという名前を取り戻した99年の「レイヴ・アン2・ザ・ジョイ・ファンタスティック」以降、彼のリハビリは徐々に熱を帯びて行きますが、葬送ムードの強いジャズ的作品「レインボウ・チルドレン」、思い切りフュージョンにまで行ってしまった「N・E・W・S」がことのほか評価が高く、その次の現代のR&Bに照準を合わせ直した「ミュージコロジー」あわせてグラミー受賞で一線復帰をしました。「レイヴ〜」という作品以後、殿下にとっては「80年代の自分の音」と今の自分がどう折り合いを付ければよいかはある種長い間の悩みであったかもしれません。ですが、そんな90年代の試行錯誤を経て、殿下の音楽の基本スタイルは結局80年代の音、ということに開き直ったかのような出来が「KISS」の新世紀版とも言える「ブラック・スウェット」収録の「3121」と思います。快作でしたが、でも何かが足りない印象でした。
そして今作、前作では足りていなかった「自信」を深めた殿下を、アルバム収録10曲すべてに感じます。音が流行であろうがそうでなかろうが関係なく、殿下自身の意識が現代のダイナミズムに追いついた、創作意欲が凌駕している、という感想。ほぼ全編ミディアム系の曲で構成されていますが、随一のハード・ロック・ナンバーM-2「Guitar」に、強い自己肯定を見る思いがします。この人が絶好調のときの音は、解説を要しません。骨太の一枚、どうぞ、感じてください。
・「買いです。」
自らのレーベルやマイナーなレーベルからの作品ももちろんよかったのですが、久し振りのメジャー、ワーナーからの「ミュージコロジー」以降、明らかにプリンスは新しいディケードに突入したという確信を僕たちは抱きました。そこから三枚目である本作もその勢いを維持したままの快作と呼べる出来で、古くからのファンは溜飲を下げたはず。とかく一時代を築いたアーティストが言われがちな、「先進性を失った」「音的にひとつ古い」云々の横槍も撥ね返す、このほとばしる創造性を一体だれが揶揄中傷できるのでしょうか。瑣末な瑕疵(と言っていいならですが)や、いかにもプリンスといった手触りを越えて、スネアの音や曲を盛り上げていくギターやボーカルなどの総体としてプリンスは、もはや普遍という言葉にふさわしい高みにまで登りつめたような気がします。
・「幕の内弁当なアルバム」
プリンスといえば多彩な音楽センス故にファンによってツボがバラバラだったりする。
バラードがツボだったりファンキーなナンバーがツボだったり・・というように
今までのアルバムは多彩なナンバーが入ってるとはいえどこか全体的にR&B寄りだったりファンク寄りだったりという印象のものが多かったが
今回の新作は1曲1曲がはっきりと印象が違う。ファンキーなのはファンキー。POPなのはPOPと振れ幅が大きくまたどれもがプリンスとして納得できる密度の濃いナンバーに仕上がってます。
まさに高級料亭の幕の内弁当状態。
全10曲とボリュームは少なめですが全方向のプリンスファンが満足できるアルバムだと思います。
ケータイからは、シンプルアマゾン(モバイル版)をご覧下さい。
シンプルアマゾンは、安心・安全のネットショッピングAmazon.co.jpの商品を紹介しています。
簡単アフィリエイト:あなたのAmazonアソシエイトIDをアドレスの最後に付けるだけで簡単キャッシュバック!(例:1sas.net/?yourid-22)一度IDを付ければ、シンプルアマゾン内の全商品が紹介料の対象になります。アソシエイトIDはこちらから登録可。