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▼♪クラシック My Collection♪:セレクト商品

バッハ:マタイ受難曲バッハ:マタイ受難曲 (詳細)
ゼーフリート(イルムガルト)(アーティスト), ミュンヘン・バッハ(合)(アーティスト), テッパー(ヘルタ)(アーティスト), ヘフリガー(エルンスト)(アーティスト), バッハ(作曲), リヒター(カール)(指揮), ミュンヘン・バッハ管弦楽団(演奏)

「リヒターのひたむきな祈りが伝わってくる」「バッハのマタイ受難曲での最高の演奏は、今なお、58年録音のリヒター盤だと思っています。」「聴き手を福音書の世界に引きずり込む」「究極の1曲」「これぞバッハ」


バッハ:ミサ曲 ロ短調バッハ:ミサ曲 ロ短調 (詳細)
リヒター(カール)(アーティスト), ブッケル(ウルズラ)(アーティスト), ヘフゲン(マルガ)(アーティスト), シュラム(エルンスト=ゲロルト)(アーティスト), ヘフリガー(エルンスト)(アーティスト), ミュンヘン・バッハ合唱団(アーティスト), バッハ(作曲), ミュンヘン・バッハ管弦楽団(演奏), ディーンシュトビア(ピーター)(演奏), バウマン(ヘルマン)(演奏)

「リヒターの新盤も冒頭のキリエの壮絶な演奏は旧盤同様別格です」「大当たりのCD」「これは奇跡のライブ」「茫然自失の生徒たち・・・」「明るいバッハ」


ヘンデル/オラトリオ「メサイア」ヘンデル/オラトリオ「メサイア」 (詳細)
ガーディナー(ジョン・エリオット)(アーティスト), モンテヴェルディ合唱団(アーティスト), マーシャル(マーガレット)(アーティスト), ロビン(キャサリン)(アーティスト), ブレット(チャールズ)(アーティスト), ジョンソン(アンソニー・ロルフ)(アーティスト), ヘイル(ロバート)(アーティスト), カーク(ソウル)(アーティスト), ヘンデル(作曲), イギリス・バロック管弦楽団(演奏)

「お見事な合唱」「人類の星の時間」「軽快、爽快、ガーディナーの「メサイア」」「最高の1枚と言って良い」「合唱団うまし!」


モーツァルト:フィガロの結婚モーツァルト:フィガロの結婚 (詳細)
ベル(アルフレート)(アーティスト), ウィーン国立歌劇場合唱団(アーティスト), カーザ(リーザ・デラ)(アーティスト), レッスル=マイダン(ヒルデ)(アーティスト), シエビ(チェーザレ)(アーティスト), ディッキー(マーレイ)(アーティスト), モーツァルト(作曲), クライバー(エーリヒ)(指揮), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)

「クライバー・ファンにとっては、謎と希求を感じる名盤です!」「とにかく全編が心地良いです!!」「1950年代の夢の饗宴」「エーリヒのフィガロは最高!」「音質も問題ない」


モーツァルト : 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」全曲 K.527モーツァルト : 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」全曲 K.527 (詳細)
シエピ(チェザレ)(アーティスト), ベーメ(クルト)(アーティスト), ダンコ(シュザンヌ)(アーティスト), カーザ(リーザ・デラ)(アーティスト), デルモータ(アントン)(アーティスト), ウィーン国立歌劇場合唱団(アーティスト), モーツァルト(作曲), クリップス(ヨゼフ)(指揮), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)

「シエピの美声に酔いしれよう。」「時代を感じさせる録音」


モーツァルト:コジ・ファン・トモーツァルト:コジ・ファン・ト (詳細)
シュワルツコップ(エリザベート)(アーティスト), フィルハーモニア合唱団(アーティスト), オットー(リザ)(アーティスト), メリマン(ナン)(アーティスト), ブルスカンティニ(セスト)(アーティスト), パネライ(ローランド)(アーティスト), シモノー(レオポール)(アーティスト), モーツァルト(作曲), カラヤン(ヘルベルト・フォン)(指揮), フィルハーモニア管弦楽団(演奏)


モーツァルト:歌劇「魔笛」全曲モーツァルト:歌劇「魔笛」全曲 (詳細)
シュワルツコップ(エリザベート)(アーティスト), フィルハーモニア合唱団(アーティスト), ヤノビッツ(グンドゥラ)(アーティスト), ポップ(ルチア)(アーティスト), レイノルズ(アンナ)(アーティスト), ピュッツ(ルート・マルグレート)(アーティスト), ギーベル(アグネス)(アーティスト), ヴィージー(ジョセフィン)(アーティスト), ルートビッヒ(クリスタ)(アーティスト), ヘフゲン(マルガ)(アーティスト)

「弾力のある演奏に夢見心地」「歴史に残る名演」「ヤノヴィッツ(パミーナ)とルチア・ポップ(夜の女王)、ふたりの歌が実に魅力的でした」「合唱が・・・」


モーツァルト:大ミサ曲 ハ短調モーツァルト:大ミサ曲 ハ短調 (詳細)
カラヤン(ヘルベルト・フォン)(アーティスト), ヘンドリックス(バーバラ)(アーティスト), ペリー(ジャネット)(アーティスト), シュライアー(ペーター)(アーティスト), ラクスン(ベンジャミン)(アーティスト), ウィーン楽友協会合唱団(アーティスト), モーツァルト(作曲), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏), ベル(デイヴィッド)(演奏)

「合唱重視の名盤」「バーバラ・ヘンドリックスの名唱」「永遠を感じさせる感動を。」「大オーケストラによる大ミサ曲」「美しく、壮麗」


モーツァルト:レクイエムモーツァルト:レクイエム (詳細)
ベーム(カール)(アーティスト), マティス(エディット)(アーティスト), ハマリ(ユリア)(アーティスト), オフマン(ヴィエスワフ)(アーティスト), リッダーブッシュ(カール)(アーティスト), ウィーン国立歌劇場合唱連盟(アーティスト), モーツァルト(作曲), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)

「モーツアルトの最期の心底をのぞかせる絶品」「死の瞬間を感じた音楽」「ベームのベームたるゆえん」「モーツァルトのレクイエムは結局この演奏に戻ってくる」「人類への歌」


ベートーヴェン:荘厳ミサ曲ベートーヴェン:荘厳ミサ曲 (詳細)
クレンペラー(オットー)(アーティスト), ゼーダーシュトレーム(エリザベート)(アーティスト), ヘフゲン(マルガ)(アーティスト), クメント(ワルデマール)(アーティスト), タルヴェラ(マルッティ)(アーティスト), ニュー・フィルハーモニア合唱団(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), ピッツ(ウィルヘルム)(指揮), ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(演奏)

「宗教曲の衣を纏った一大交響絵巻=そんな事を実感させる超名演」「クレンペラーの最高傑作」「そびえ立つ「音の構造物」」「曲は演奏によって音楽になる」「やはりこの曲のBest」


ヴェルディ/レクイエム(死者のためのミサ曲)ヴェルディ/レクイエム(死者のためのミサ曲) (詳細)
サザーランド(ジョーン)(アーティスト), ウィーン国立歌劇場合唱団(アーティスト), ホーン(マリリン)(アーティスト), タルベラ(マルッティ)(アーティスト), パバロッティ(ルチアーノ)(アーティスト), ヴェルディ(作曲), ショルティ(サー・ゲオルク)(指揮), ピッツ(ベルヘルム)(指揮), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)

「ヴェルディの想いを再現するにふさわしい名演」「ヴェルディの想いを再現するにふさわしい名演」「ヴェルディの想いを再現するにふさわしい名演」「すばらしい演奏」


フォーレ:レクイエムフォーレ:レクイエム (詳細)
クレマン(アラン)(アーティスト), サン=ピエール=オ=リアン・ドゥ・ビュール聖歌隊(アーティスト), フッテンロッハー(フィリップ)(アーティスト), フォーレ(作曲), コルボ(ミシェル)(指揮), コルボ(アンドレ)(指揮), ベルン交響楽団(演奏), コルボ(フィリップ)(演奏)

「穏やかな鎮魂歌」「天上のコーラスとはまさにこういう楽曲!」「清楚で、ピュアな魅力にあふれた演奏です」「天国はこのようなところ....」「涙が出た」


▼クチコミ情報

バッハ:マタイ受難曲

・「リヒターのひたむきな祈りが伝わってくる
これは二種類あるリヒターのセッション録音のうち58年に録音した旧盤の方で、今でも同曲の決定盤と謳われているものだ。今では時代考証の成果を踏まえた古楽器による演奏が主流になっているが、演奏スタイルの古さを越えて、訴えかけてくる感動の大きさは他の録音を圧倒している。ヘレヴェッヘ盤など最近の古楽器による録音の洗練された合唱の透明感や、ビブラートを抑制したソリストのくっきりとした歌唱に接した後では、このリヒター盤のミュンヘンバッハ合唱団は素人だなという感は否めないし、ソリストのオペラティックで感情表現の濃厚な歌唱は重たく感じてしまうのも確かだ。しかし、虚飾を排し、しなやかで実直そのものの音色からは、ひたむきな祈りが伝わってくる。もはや演奏スタイルが時代遅れだということだけで、このかけがえの無い名演奏を聴かずに済ましてしまうのは、あまりにも勿体無い。マタイ受難曲がお好きな人には、ぜひ一度は接してもらいたい名盤の一つである。

・「バッハのマタイ受難曲での最高の演奏は、今なお、58年録音のリヒター盤だと思っています。
先日、ヘルンスト・ヘフリガーが87歳で亡くなったという新聞記事を見ましたので、不世出のエヴァンゲリストとしての名声を彼が確立したこのリヒターのマタイを真剣に聴き通しました。生真面目な性格が伺える端正な演奏は、第1級の福音史家と言えましょうし、テノールソロでの劇的な表現力は、リヒターの持っているバッハ観に即したものだと思いました。

オルガニストとして著名だったリヒターが、かくも素晴らしい演奏を31歳の時に残したと思うと、その年代で到達したこれだけの高い精神性に驚かされますし、バッハも42歳という一番円熟した時だからこそこれだけの金字塔とも言える大作を残せたのだと思いました。

アリアとレチタティーヴォがマタイの音楽構造の中心をなすように思えますが、コラールを歌うミュンヘン・バッハ合唱団の素直な発声は、この厳しい受難曲にあって聴くものの救いとなっていますし、その美しい旋律と和声はバッハの残した多くの音楽の中でも輝いている作品群だと思います。

キート・エンゲンは豊かで威厳のある声でイエスに相応しいと思ってきましたが、感情移入する際の音程の揺れ幅が少し気になりました。もっともヘフリガー、ゼーフリート、テッパー、エンゲン、フィシャー=ディースカウ、そしてリヒターと皆30代という若い年齢でこれだけの演奏を残したという功績は忘れてはいけないと思います。

・「聴き手を福音書の世界に引きずり込む
この受難曲では聖書のテキストに加え、詩篇や賛美歌などの外部のテキストからの素材も織り交ぜて歌う。とりわけ長大な導入部で、リフレインのように「どこに?」「誰を?」と繰り返し問い掛ける合唱が印象的。外部からの雑音を遮断して、計三時間半、音楽と正対して打たれてほしい。キリスト教の信仰はこれほどまでに偉大な賛美を生み出すものか。

・「究極の1曲
よく、「無人島にたった1曲のみをもって行くことが許されているとしたら何を持っていくか」といったような想定で一番好きな曲、または一番必要な、かけがえのない曲は何か、というような質問をしますが、そんなときには、私は躊躇ためらいなく、このリヒターのマタイ受難曲を選びます。2曲許されるとしたら、これにやはりリヒターのヨハネ受難曲を加えます。  マタイ受難曲は、人類にとって、また私にとっても、またく特別な曲です。人間の魂の奥深くにこれほど語りかけ、魂を揺るぎ起こさせ、浄化してくれる曲は他にありません。そのマタイ受難曲の中でもこのリヒターの演奏は特別です。

 リヒターはバッハを演奏するために生まれたような人ですが、そのリヒターの全演奏の中でも、このマタイとヨハネは頂点に輝いている存在です。マタイはこの後にも録音しており、それも捨てがたいですが、リヒターの原点となったこちらの演奏を敢えて録ります。

 無人島…云々はありそうもない想定ですが、私は自分が死んだときは、自分がアレンジした“音楽葬”にすることを決めていますが、その中心はもちろんこの曲にしています。

・「これぞバッハ
バッハなんて退屈で古臭い音楽だと思っていた高校生のころ、友人に薦められてこのCDを初めて聴きました。

…圧倒されました。なんという生命力。なんという瑞々しさ。なんという緊張感。自分のバッハに対する無知、先入観を恥じました。

作曲者、演奏者の厚く実直な信仰心に満ち溢れ、それでいて実に暖かく包容力のある名曲、名演奏です。音楽を愛するすべての方に聴いていただきたいと思います。

バッハ:マタイ受難曲 (詳細)

バッハ:ミサ曲 ロ短調

・「リヒターの新盤も冒頭のキリエの壮絶な演奏は旧盤同様別格です
バッハの「ロ短調ミサ」をシンフォニーホールで歌った経験を持っています。この曲は、人類が生んだ最高の宗教作品の一つですので、名演奏は数多く存在しますが、個人的には、演奏スタイルの古さや現代楽器でのバッハ演奏、という点を割り引いても、リヒターが指揮したこの新盤が旧盤同様の緊張感を持っていますので好きですね。

全身全霊の思いが冒頭からほとばしってきます。バッハの至高の作品故、リヒターのような畢竟の名演奏で聴きたいものです。最近のバッハ研究によりますと、バッハの最後の作品は「フーガの技法」ではなく「ロ短調ミサ」であることが判明したようです。クレドから最終の楽章までの部分が最晩年に作曲された部分です。すなわち、バッハの膨大な作品群の集大成といいますか、ライフワークの締めくくりの作品なのです。

ご存知のようにバッハはルター派のプロテスタントです。カトリックのミサ曲の形を借りて、この大宗教作品を作曲した動機は知りませんが、自分の信ずるキリスト教の宗教感を、普遍的で不変的な音楽形式を借りてこの世に残したかったに違いありません。

バッハの音楽を生涯追い求めたリヒターの名盤です。現代的スピード感を持った古楽器での名演奏は数多く発売されており、それから「ロ短調ミサ」を聴かれた方には若干古さを感じさせるスタイルかもしれません。だだ、その精神性の高さを越える演奏は21世紀の今日、まだ聴くことができないほど別格の存在です。

・「大当たりのCD
1969年のコンサートを録音した物だったので音質が悪く、その分、本来のミサ曲ロ短調の良さがないのではと思っていました。しかし、音質は素晴らしく美しく、コンサートホールでの臨場感が損なわれていない見事な逸品です。

やはりバッハの曲は、カール・リヒターに限りますね。ミサ曲ロ短調を見事に感情豊かに表現しています。僕は、様々の人の指揮でのミサ曲ロ短調を聴いていますがカール・リヒターのスローテンポは最高です。

・「これは奇跡のライブ
~ Kyrie冒頭の合唱、一分の隙もないその天上のハーモニーは、この演奏がライブであることを忘れさせる。否。この熱気、これは確かにライブによるものであろう。そして、このような演奏がおこなわれた、ということ、これは奇跡としか言いようがないのではないか?~~ レニー/BPOのマラ9、ワルター/VPOのモーツアルト40番とともに、もし、この演奏を自分が生で聴いていたら、気も狂わんばかりに涙を流したに違いない、と思わせる、感動的な名演。~

・「茫然自失の生徒たち・・・
 私は社会科(世界史)の教員です。毎年といっていいほど、授業でこの『ロ短調』を聴かせます。

 皆様お書きのように、冒頭の『Kyrie』で生徒らはびっくりしますね。しかし、楽譜を示しながら聞かせると、いわゆるフーガの技法の素晴らしさに生徒らは気がつき始めます。特に『Credo』に出てくる重厚なフーガに、そして叩きつけるような、それでいて本当の信仰告白のような『Credo』の最後のアーメンは衝撃的です。それより、そのアーメンにいたる曲のフーガはすごいです。楽譜を買って、見ながら聴いてくれといいたいほどの重厚な建築物です。

 私はローマカトリック信者です。そしてこの『ロ短調』はローマカトリックのミサのそれです(プロテスタントに『クレド』以下は存在しません)。本来両者は交わり得ないものですが、神への信仰の前には、楽曲としての存在を重視する限り、派閥も何もありません。バッハは言うまでもなくプロテスタントです。しかし彼をしてAgnusDei(神の子羊)まで作らしめた信仰心に、大いなる歴史と音楽史的意味を求めるべきではないでしょうか。

 要するに、ローマカトリックはイエスを神とみなします。けど、プロテスタントは、そうしたカトリック側の考えを全面的に否定しますから、『信仰=教会』ではなく『信仰=聖書』として、ともすればカトリックとは違った理念をとります。プロテスタントは、人間の存在を罪人とみなします。カトリックはイエスによって救われた存在とみなします。これほどの違いがある教えの中で、なぜバッハは『ミサ曲』(…それは彼の代表作である4つの小ミサ曲のことではありません…)を書いたのでしょう。

 そういう意味も込めて、また、リヒター版という意味も込めて、まさにおすすめの1曲です。

・「明るいバッハ
 帯の「1969年日本ライヴ」の文字を見落としていて、確信を持って購入した後でミュンヘン盤を発見。間違って買ってしまったこのCDではあるが、音楽自体はさすがの出来である。ミュンヘン盤と比較すると、解像度の増した音を楽しめ(ライブ盤にもかかわらず音は非常によい)、響きは明瞭で、そのかわり崇高さは後退した。私がバッハに求めているのは「神を意識させる荘厳な音楽」であるので(ただし小曲はこの限りではない)、ミュンヘン盤を上位におきたいところだが、だからといってこの演奏の個性まで否定するわけにはいかない。日常的には、むしろこちらをよく聴いている。優劣を論じること自体が愚かな行為なのだろう。

バッハ:ミサ曲 ロ短調 (詳細)

ヘンデル/オラトリオ「メサイア」

・「お見事な合唱
この演奏において、独唱者、独奏者、オケ、いずれも不満はない。しかしなによりまして、合唱が見事。各合唱曲において言葉の強弱の付け方、曲の盛り上げ方がうまい("For unto us a Child is born")。言葉を明瞭に(はっきり区切って)歌ってる。からみ合った合唱もテクストがはっきり聞こえる。各声部が、他の声部を邪魔しないように歌っている。各声部が分離している。そして各声部が浮かび上がってくるタイミング、消えるタイミングが絶妙に思える。ガーディナーの合唱指揮者としてのうまさに感心するとともに、ヘンデルの合唱曲の素晴らしさを改めて認識。合唱団のデータは、女声ソプラノ11、テナー7、カウンターテナー7、バス7。1982年録音だが録音はすこぶるよい。

・「人類の星の時間
昔、人類の星の時間という本を読んだ。それは奇跡のように濃密な時間が過ぎて、人間業とは思えない偉業を達成した人々の伝記であった。そこにこのヘンデルのメサイアが入っていた。彼はこの大作をたった3日で書き上げたのだった。その当時の音楽はこんな風だったのかと思わせる、軽やかな演奏。古楽器を使用し、合唱やソリストもビブラートでべたべたに飾られたような発声法とは無縁の演奏である。若々しさ、喜び、そういったものが一挙に押し寄せてくる。まさに聞くべし!である。

・「軽快、爽快、ガーディナーの「メサイア」
「メサイア」と聞いてクラシックになじみのない方は、「重厚」「大げさ」「人海戦術」・・・というイメージを持っていることでしょう。大抵の「メサイア」の演奏は、大人数の合唱とオーケストラの「お祭り騒ぎ」だからです。

このガーディナーの「メサイア」は、この曲のそんなイメージを根底から覆すような演奏です。少人数の合唱とオケで、さわやかな風のように新鮮な演奏を繰り広げています。大げさな「メサイア」にうんざり、という方にはぜひ聴いていただきたいCDです。

・「最高の1枚と言って良い
まず、モンテヴェルディ合唱団の合唱が最高レベルである。合唱の行き着く先はこれといっても言い過ぎでは無かろう。ただ、これを素人がマネをすると下品になるので、入門編としてはお薦めしかねる。古楽器を使用したイギリスバロック管弦楽団の演奏もリリックで心地よい。

・「合唱団うまし!
1982年の録音。久しぶりに聴きなおしたが合唱団の巧さにあらためて驚いた。当時としてはもうダントツ一番の上手さであろう。ソリスト、オケには少し古さを感じなくもない。廉価版が出れば、今でもメサイア入門用として一番のおすすめである。廉価としてはピノックがおすすめ。現時点での個人的なメサイアの一押しはマクリーシュの録音である(バランスが非常に良いです)。

ヘンデル/オラトリオ「メサイア」 (詳細)

モーツァルト:フィガロの結婚

・「クライバー・ファンにとっては、謎と希求を感じる名盤です!
フィガロの結婚にはいい演奏が決して少なくありませんが、その中でも秀逸な1枚を挙げるとしたら、やはりこの演奏でしょう。単なる音だけではなく、時代の雰囲気、匂いまで伝わってくる名盤はこれをおいて他にはありません。エーリッヒの演奏ですが、なぜか息子クライバーはまだ採り上げていません。厭な予想ですが、たぶんこのまま残さない…のでしょう。理由はいろいろ考えられます。クライバーが望むようなキャストが集められない(いない)ということもありましょうが、他にも事情がありそうですね、残念ながら…。33番などで素敵なモーツアルトの演奏を披露してくれているのですから、これも録ってほしい、というのはファンの勝手な願いでしょうね…。けれども、このフィガロの演奏からは、エーリッヒ㡊カルロスの生来的な奥深い謎の異質さが感じられますね。それにしても貴重な、何と素敵なフィガロの結婚でしょう。モーツアルトのオペラは、この演奏を聴かないで語ることはできませんね。

・「とにかく全編が心地良いです!!
とにかく全編、音楽が溢れていて心地良いです。セリフのところもチェンバロのチャンチャンという音のせいか、音楽的な響きが連続しているようでこれまた心地良い。2重唱、3重唱の美しさ、楽しさといったら!!結婚式のシーンのメロディの美しさ!!アリア集などでフィガロの一部分しか聴かないのは、非常にもったいない。個人的にはスザンナ役のヒルデ・ギューデンのソプラノに魅了されてしまいました。ほぼ同メンバーによる「ドン・ジョバンニ」も聴きましたが、フィガロの音楽が溢れ出てくるような感じは格別だなあと再認識しました。休日は、朝寝をしながらこのCDを聴く。至福のひと時です。全編の対訳が付いているのも嬉しい。以上、オペラ初心者の感想でした。

・「1950年代の夢の饗宴
シエピ,ギューデン,コレナにマイダンといった往年の名歌手が一堂に会した奇跡的な名盤。個人的には、マレイ・ディッキー(1924-1995)のトリッキーなバジリオ役が好き。

・「エーリヒのフィガロは最高!
ステレオ初期の録音だが、素晴らしい「フィガロ」だ‥。今年はモーツァルトの生誕250年。この録音はモーツァルトの生誕200年を記念して前年の55年にステレオ録音されたもの。エーリヒは録音された翌年、すなわちモーツァルト生誕200年の56年に亡くなった。エーリヒ最晩年の録音だ。VPOが素晴らしく美しい!エーリヒの典雅で優美な指揮は本当に「フィガロ」を聴く喜びを堪能させてくれる。一部の歌手に不満があるが、スザンナ役のギューデン、フィガロ役のシエピは素晴らしい歌唱と演技で感心した!ことにシエピは、「ドン・ジョバンニ」の録音で有名な歌手だが、私はそれよりこちらの「フィガロ」の方が断然素晴らしい!‥と思う。ディースカウやプライの録音より名演だと感じた。とにかく、エーリヒの生き生きとしていて洗練されたモーツァルトの演奏は感動的です!この名演奏の録音が50年前、半世紀も前になされていたとは全く驚きです!古いステレオ録音ですが、音質にも問題ありません。エーリヒの「フィガロ」がこれだけの名演奏だと、息子のカルロスはどんな「フィガロ」を聴かせてくれたのか‥?残念ながらカルロスはこの作品を手掛けずに亡くなってしまいましたが、カルロスの「リンツ」と33番の交響曲を聴く時、「フィガロ」はどんな演奏だったのかな?‥と想像してみるのも音楽鑑賞の楽しみかもしれませんね‥。

・「音質も問題ない
 オペラというものが舞台芸術である以上、CDの音だけでは最高の評価はつけられない。演奏自体は美しく流れていくので不満はない。ただしテンポは普通の速さなので対訳を見ながら聴く人にとってはついていくのが大変だろう。

モーツァルト:フィガロの結婚 (詳細)

モーツァルト : 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」全曲 K.527

・「シエピの美声に酔いしれよう。
「フィガロの結婚」エーリヒ クライバー盤を聞いてすっかり彼のファンになり、知っている人も多いと思いますがシエピはジョバンニの最高の当たり役と呼ばれこのCDは見事にそれを証明しています。初心者の方にもおすすめです。個人的にはレポレッロ役のフェルナンド・コレナも最高だと思います。

・「時代を感じさせる録音
ステレオ最初期の録音ですが、昔のDeccaのふくよかな、懐かしい響きはかなり修正されています。モーツァルトのDonGiovanniは、実は主役以外の登場人物が音楽的に重要ですが、ここで聞かれる声は当時のウィーンのアンサンブルで、今日ではだいぶ「団子声」にも聞こえるかもしれません。全体的にはとても見通しのよい流れ(クリップス指揮)になってますが、同時にどことなく踏み込みが浅い感じも否めません。これはシエピをステレオで聴くための録音、とも言えましょうか。配役にバラツキがない点ではやはりショルティの旧盤、及びジュリーニ盤が理想でしょう。特に前者はこの作品のアイロニカルな一面を最も示していると思われます。

モーツァルト : 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」全曲 K.527 (詳細)

モーツァルト:歌劇「魔笛」全曲

・「弾力のある演奏に夢見心地
クレンペラー独特の音符運びが堪らない。音に厚みがあり、オペラ全体を包み込むように曲を乗せる。これだけ芳醇な魔笛は他にないのではないか、という感覚すら覚える。

演奏だけで心地よいのに、それに加えてアリアはルチア・ポップ。1964年と言えば彼女はまだデビューしてホヤホヤと言ったところだが、余りにも完成されたアリアに感動。夜の女王は娘(パミーナ)を奪われ、そしてザラストロを憎む母親という役ながら、ポップの持つ声の暖かさがその役どころを何も阻害していないのが凄い。もちろんポップ以外のキャスティングも豪華。このクオリティで映像まであったらどんなに素晴らしいだろうか。尚、このCDはセリフの部分が無いので、ドライブしながら聴いたりするのにも向いているかも知れない。

『クレンペラー』のキーワードでこの商品が検索にヒットしないのは大問題だと思う。こんな名演を知らずに魔笛を通り過ぎる人がたくさんいるかと思うと心が痛みます。

・「歴史に残る名演
タミーノのゲッタ,パミーナのヤノヴィッツ,夜の女王のポップ,ザラストロのフリックをはじめ,弁者や侍女にいたるまで,クラス,シュヴァルツコプフ,ルードヴィヒを使うなど,キャスティングが徹底している。1964年の録音ということであれば,ヤノヴィッツ26歳,ポップにいたっては24歳である。年齢を感じさせない驚くばかりの名演である。

・「ヤノヴィッツ(パミーナ)とルチア・ポップ(夜の女王)、ふたりの歌が実に魅力的でした
 指揮者クレンペラーの考えにより、劇の台詞がすべてカットされています。従って、序曲から始まって、アリア、アンサンブル、合唱によって構成され、進んでいく演奏。また、本CDに歌詞対訳は付いていません。おおよそのあらすじが解説書に記されているだけなので、このオペラを初めて聴く方には、まず、ショルティ指揮ウィーン・フィル(1969年録音)の台詞の入った演奏をおすすめします。ショルティ盤は、録音もやわらかくて聴き心地満点ですし、ヘルマン・プライのパパゲーノや、ゲルハルト・シュトルツェのモノスタトスといった男声歌手陣の生き生きとした歌いぶりが、とても魅力的だからです。 で、こちら、1964年3月〜4月録音の2枚組CD。男声歌手陣がぱっとしないのに比べて(なかでも、ゴットロープ・フリックのザラストロ。全く冴えなかったなあ)、女声歌手陣が非常に見事な歌を聴かせています。ルチア・ポップの夜の女王が聴きたくて購入したのですが、24歳という若さだった彼女の声と歌は確かに素敵でした。チャーミングで初々しく、華を感じる夜の女王のアリア。でも、それ以上に見事な歌を聴かせていたのが、録音当時26歳のグンドラ・ヤノヴィッツでした。鈴を振るわせるように透き通って軽やかな声といい、やわらかな歌い回しといい、とびっきり魅力的なパミーナでした。そのほか、「魔笛」を吹いているフルート奏者の演奏、ルート=マルグレート・ピュッツのパパゲーナ、エリザベート・シュワルツコップの第一の侍女、アグネス・ギーベルの第一の少年(この三人は、いずれもソプラノ歌手)の歌が印象に残りました。

・「合唱が・・・
 歌手はすごいです。おもな配役はタミーナ/ゲッダ、パミーナ/ヤノヴィッツ、パパゲーノ/ベリー、夜の女王/ポップ、ザラストロ/フリック、侍女1/シュワルツコップ。指揮/クレンペラー、フィルハーモニア。僕の耳のせいかもしれないが、合唱の音が濁っているというか、割れてるというか・・・録音技術の問題かもしれない。とにかく聴いて損はないでしょう。特にポップはまだ24才、ヤノヴィッツは26才という若さ!美しいです。

モーツァルト:歌劇「魔笛」全曲 (詳細)

モーツァルト:大ミサ曲 ハ短調

・「合唱重視の名盤
モーツァルトが自らの結婚式のために作曲した「大ミサ ハ短調」は私が大好きな曲ですが,このCDは私の期待に十分応えてくれました.

このCDの特徴は,きわめて「合唱重視」の録音だということです.オーケストラとソリストが中心で合唱は何をしゃべっているのかもわからない…という録音が多いのですが,このCDは合唱団員の一人一人の息遣いまでわかります.合唱団員の演奏にかける熱意が強く伝わってきます.

モーツァルトはこの曲が初演された結婚式で感動して自ら泣き出してしまったそうですが,当日の思い入れが再現されたかのような演奏です.なお,ジャケットに書かれているこの曲をめぐるエピソードも面白く読ませてもらいました.

・「バーバラ・ヘンドリックスの名唱
 吉田秀和さんが、『モーツァルトを求めて』という本の最後に、モーツァルトとベートーヴェンの違いとして、『荘厳ミサ』とこの曲の同じ「エト・インカルナトゥス・エスト」の部分を聞くことを勧めると書いてあったので、購入しました。なるほどモーツァルトにとっては、宗教曲もオペラも同じ音楽の美の追求なのだということが理解できました。 この曲ができた過程についてのエピソードが、解説にくわしく書いてあって興味深いのですが、この曲ではソプラノのアリアが天国的な美しさなのですが、この盤のバーバラ・ヘンドリックスの歌唱は天上から声が降ってくるような感動的なものです。キャスリーン・バトルやジェシー・ノーマンなど黒人歌手独特の声にツヤがあります。カラヤンの指揮や合唱も少し抑えぎみで初演の感動もこうだったのではないかと思えるようなできです。 未完成ながら1時間近くかかる曲なので、録音はそんなに多くないようですが、この盤はこの曲を聞くためにお勧めだと思います。

・「永遠を感じさせる感動を。
モーツアルトの大ミサ ハ短調はクラッシク音楽の中でも私自身の生涯の最高傑作になると昔から感じている。これ以上に崇高で神聖で洗練された音楽を私は聴いたことがない。この音楽は予想外の大音量や演奏テクニックなど目に見た手法で聴き手を圧倒させるのとは違う、現代音楽が忘れつつある音楽そのものの力、存在、神聖さを今一度教えてくれる。人間から離れた真の音楽それそのものが聴こえる、そしてモーツアルトの才能に再び圧倒させられる。カラヤンはゆっくりとしたテンポで指揮を振っているがすこし早い調での指揮の大ミサも新しい発見があるだろう。

・「大オーケストラによる大ミサ曲
この曲も最近では18世紀風の小編成のオーケストラによる演奏が多いです。これはベルリン・フィルという大オーケストラとウィーン楽友協会合唱団で演奏されることによって、この曲自身のもつ独特の神秘的な雰囲気や深みを余すことなく表現しています。私がいつも思うのは「この曲が未完成なのが惜しいなあ・・・」

・「美しく、壮麗
初めてこの曲を耳にしたとき、「バッハだろうか。ヘンデルだろうか」と考えた。演奏後、曲目紹介でモーツァルトだと知った。これまでのモーツァルト観が、この一曲で、くつがえされた。いや、己の不明を恥じるばかりだ。

近年、この手の演奏は「古くさい」と一蹴されがちだが、ぼくは好きだ。崇高である。

モーツァルト:大ミサ曲 ハ短調 (詳細)

モーツァルト:レクイエム

・「モーツアルトの最期の心底をのぞかせる絶品
小6の時に聞いたが、当時から感動したのを覚えている。カラヤン75年版の冷たくも劇的なまた純カトリック的な響きをもたらす演奏も時にはいいが、やはり70年版のベーム版だろう。暗いタッチの重厚な響きこそこの演奏の決定版であろうと思う。アーノンクール盤などはあまりに学究的すぎる。作品としてはこのベーム盤だけだと思う。キリエ、レックス、ラクリモーザ、ドミネイエス、ホスティアス、アニュスディなどはモーツアルトの最期の心底をのぞかせる超演だと思う。

・「死の瞬間を感じた音楽
若い頃は何も感じなかったベームの音楽は、年齢と共に精神や肉体に感ずるものを深くしてくれています。色々な演奏家のモツレクを沢山聴いたし、歌いましたが・・・昨年久しぶりに、このCDを聴きなおしました。特に6番Confutatisの合唱部分、忍び寄る死の恐怖を感じさせるような男声部、対比して安堵を与える、天の声を歌う女声部、次第にこの2声部が重なり合っていく。そして7番 Lacrimosaに入った瞬間に「あ、モーツァルト死んじゃった・・・」と涙がこぼれた。静かに天に昇る8小節。ここで本当に死を迎えたと伝えられています。合唱のばらけは魂の叫び。ベームにモーツァルトが宿ったとまで思わせられました。重厚な愛のある音楽が美しく悲しく伝わります。8番以降は、代わりに筆をとった者達の、モーツァルトへの鎮魂歌として聴けます。

・「ベームのベームたるゆえん
きわめて荘厳。悪く言えば過剰に重々しい。しかし日本人がヨーロッパにおけるキリスト教会を、とりわけ歴史的な伽藍で行われる儀式を、「荘厳」「重厚」とイメージするとしたら、そのイメージにぴったりと合致する演奏である。

もしかしたらモーツァルトはこのような演奏を期待していなかったかもしれない。あまりにも20世紀的な演奏かもしれない。そうだとしても、一度は耳にしてほしい演奏である。

・「モーツァルトのレクイエムは結局この演奏に戻ってくる
最初にベーム盤を聴いたとき、感動しながらもこれはモーツァルトではないと思った。異常なスローテンポであり、ベームの「思い」が入り込みすぎている感がないではない。ベーム盤に納得できずいろいろな演奏を聴いてみたのだが、ベーム盤以上の感動を与えてくれたものはなかった(感動はしないが新しいほうのアーノンクール版はいい演奏だと思う)。いろいろなほかの演奏を聴けば聴くほどなぜかベーム盤を聴きたくなってくる。モーツァルトらしくないなどということはもうどうでもよいではないか!(ついでに、ジュースマイヤーの補完がへたくそだというのも、この演奏の前ではどうでもよいことに思えてくる)

・「人類への歌
歳をとるとともに、この曲を聴くことが多くなりました。ベートーベンの第九が人類への喜びの歌とすれば、モーツァルトのレクイエムはその対極にある、人類への哀の歌です。残念ながらラクリモサ以降の後半はモーツァルト自身の直筆部分は少ないと思われますが、終曲に入祭唱を再現させることで、かろうじて曲全体のバランスを保っています。モーツァルト自身が書いていれば再現は変奏曲にしたのではないでしょうか。いくつかこの曲の盤を聴きましたがやはりベームの演奏が、重厚さ、優しさ、テンポの全てにおいて優れているとおもいます。

モーツァルト:レクイエム (詳細)

ベートーヴェン:荘厳ミサ曲

・「宗教曲の衣を纏った一大交響絵巻=そんな事を実感させる超名演
昔から思う事だがクレンペラーは実に不思議な指揮者だ。彼は振る曲によっては無類の天才を実感させたり、逆に時として凡人以下だったりする事もしばしば。(熱狂的なファンの方々にはお許しを乞いたい)この「ミサ・ソレムニス」は長らく一般的にも人気を博して来たもので、クレンペラーの魅力が全面的に感じられる素晴らしい演奏である。今回のartリマスター化より更に音が明瞭になり、一層魅力が増したのは嬉しい限りだ。肝心な演奏内容は長大深遠なこの曲から一切の虚飾を廃し、かと云って決して退屈させる事無く聴かせてしまう不思議な底力を秘めている。本来そう云った演奏は稀である。宗教曲の録音にありがちな響きだけを第一に優先させる様な常套手段をとっていないところにも好感が持て、寧ろ全編が交響曲的ですらある。カラヤンなど冒頭から大上段に構え一見絢爛豪華な演奏でありながら途中で眠くなってしまうのは何故だろうかと思っていた。また私自身も以前この曲を合唱で歌った際、指揮者の方には本当に申し訳無かったがステージ上で不覚にも寝入りそうになった事もあった。今回久しぶりにこの演奏を聴き直してみて漸くその答えを発見した。ここでは一音一音に表情があり、ある意味では「宗教曲の衣を纏った一大交響絵巻」=そんな事を実感させるほど内容主義に徹した素晴らしい演奏だ。これ程ゆったりとしたテンポが全編を支配しているにも拘わらず、余りに素敵で寝ている暇すら無い。クメントをはじめ独唱陣も秀逸で、巨匠の地に足が付いた圧倒的な解釈を見事に表出していて見事。ところで話は横道に逸れて恐縮だが、一連のartリマスターシリーズの中には正直少々がっかりさせられた物もある。フルトヴェングラーの「第9」がその例で、これなどは以前の国内リマスターの方が遥かに明瞭だった気がして残念だ。演奏自体が余りに素晴らしく、期待が大き過ぎるのかも知れないが。

・「クレンペラーの最高傑作
クレンペラーのテンポは遅いとよく言われるが、全体の演奏時間を比べてみると、カラヤン盤よりもクレンペラー盤の方が演奏時間が短い。アーノンクール盤やヘレヴェッヘ盤など最近の古楽器による演奏のものと比べても大した時間の差は無いのだ(ガーディナー盤は異様に早いが)。それなのに、クレンペラーの演奏のゆったりとした流れと圧倒的な存在感は際立っている。一部の隙も無駄も無い骨太な響きの中から一途でひたむきな祈りの言葉が聞こえ、聴く者を静かに優しく包み込んでくれる。合唱の精緻さや透明感溢れる響きを求めるなら古楽器による録音のものの方が優れているだろう。ソリストのオペラティックな歌い方にも古さを感じる人も居るだろう。しかし、そこから伝わってくる感動の大きさの前には、演奏スタイルがどうとかいうことは問題ではなくなってしまうのだ。

・「そびえ立つ「音の構造物」
 クレンペラーは楽譜にある音を一つ一つ、彼の考える「正しい時空間」に置いていくことで音楽を組み立てる指揮者だと理解している。それは、「正しいことを貫けば、必ず正しい結果が出る」という、ほとんど幻想に近いような、頑固である意味究極のロマンティシズムに根差した考え方に基づいているように思う。 ベートーヴェンがほとんど耳の聞こえない状態で、ほぼ頭の中だけで組み立てた巨大な音楽たちは、そうしたクレンペラーの方法論とやけに相性が良い。各パートがはっきりと聞こえ、厳格なテンポで音楽は進んでいくが、そのことによって味も素っ気もないものが出来上がるというわけでもない。 例えば、ベートーヴェンが書いた最も魅力的な旋律であると個人的に考えている「ベネディクトゥス」は、この演奏のように心を込めながらも平明に奏することで、むしろ崇高なたたずまいを獲得する。「流れ」や「美しい部分」や「感情」に左右されずに、すべてのものごとを進めていくことで、とてつもなく巨大な音の構造物として、音楽は鳴り響く。 こういう音楽家がかつて存在したことに感謝したい。

・「曲は演奏によって音楽になる
~これを聴くと,作曲家が作った曲は演奏家によって音楽になるのだということを実感させられる.~~曲は気負いもなく自然に始まる.が,ほどなく音楽が耳を,体をいっぱいにしてしまう.合唱と四重唱が交互に現れて音の流れを作り,管楽器が音というより響きでゆったりとリズムを刻む.これぞベートーベンの作るシンフォニックな音の魅力なのだ.四重唱の歌手は名手ぞろいで,それぞれの魅力はもちろん,重唱としてのまとまりは抜群だし,支えるオーケストラ~~の重みも心地よい.主観におぼれることなく,かといって冷徹な客観主義でもなく,自然で壮大な演奏だ.ハイリゲンシュタットの森で散歩しながら,ベートーベンの頭の中に生まれた音と同じだ.個々の音でなく,音楽そのものに消化されてしまった音.これほどベートーベンをわかっている指揮者はほかにいるだろうか.~~第九と同じ頃作曲されたこの曲は,それぞれベートーベン最後の大曲だか,むしろ2つ組にしてみたい.第九では,それぞれの楽章に1つずつのテーマを与え,単純な構成のモノフォニックな作りとした上に,メロディーも万人にわかりやすいものとなっている.それに対して,この曲では珠玉の旋律が随所に現れ,ポリフォニックないわばプロっぽい作りになっている~~.あたかもベートーベンは2つの曲を用意することによって,書きたい音楽の部分をすべて盛り込むことができたという具合だ.サンクトゥスにおけるソロバイオリンは,書けなかった2曲目のバイオリン協奏曲の第2楽章に当たるという説もある.そう,このバイオリンはオーケストラのみならず,合唱も四重奏もすべてをバックとして,優しくしかも力強いメロディ~~ーを歌い上げる.コンチェルトでは達成できない演出なのだ.~~演奏は古く,帯域は広くないし空間的な広がりも大きくない.しかし,この音の密度はどうだ.演奏のせいだろうか,音でびっしり詰まっていて,まったく不足を感じない.たしかに,現代の技術でよい録音ができたらと残念ではあるが,この歴史的名演奏を録り直すことはできない.それが演奏の本質的な要素かもしれない~

・「やはりこの曲のBest
 クレンペラーの晩年の名演。1965年といえば1964年のフィル・ハーモニア解散の翌年で、クレンペラーがニュー・フィル・ハーモニアへの全面的なバックアップを約束し、団員が自主運営しながら、一致団結していた頃。「神様の元で演奏出来て、その上給料まで戴けるなんて申し訳ない」と女性団員が語ったという逸話も残っているそうで、なるほど指揮者とオケの関係は申し分ない名演になっている。個人的にはバーンスタインの演奏も好きだが、やはりベストを挙げよと言われればこの版をを押さざるを得ない。しかもお値打ち、CD1枚に収まっているところもうれしい。

ベートーヴェン:荘厳ミサ曲 (詳細)

ヴェルディ/レクイエム(死者のためのミサ曲)

・「ヴェルディの想いを再現するにふさわしい名演
イタリアの作家アレッサンドロ・マンツォーニ(Allesandro Manzoni)の死にあたり、1874年死後一周年のミサに合わせて完成したと言われる。ミラノ・サンマルコ寺院で行われた初演は大盛況でアンコールまで出たという。

しかし、こういったドラマティックでオペラ様の作風は宗教音楽としての位置付けからみて極めて異例で、悪く言えば異端視されたこともまた事実である。

とはいえヴェルディを弁護するなら、これほど彼の感性を忠実に表した作品が、それもレクイエムにおいてなされたことは、極めて画期的なことであり賞賛に値するのではないかと思う。

本作品の演奏は、ショルティ及びウィーンフィル、ジョン・サザーランド、マリリン・ホーン、パヴァロッティ、マルッティ・タルヴェラといった豪華メンバーによって行われており、文句のつけようがない名演となっている。

ヴェルディのオペラ的な作風を表現するのにこれに勝るメンバーはないのではないだろうかと思わせるほどである。

soprano : Joan Sutherland  mezzo-soprano : Marilyn Hornetenor : Luciano Pavarotti  bass : Martti Talvela

Vienna State Opera Chorus (Cholus Master : Wilhelm Pitz)Vienna Philharmonic Orchestra

conducted by Sir George Solti

・「ヴェルディの想いを再現するにふさわしい名演
イタリアの作家アレッサンドロ・マンツォーニ(Allesandro Manzoni)の死にあたり、1874年死後一周年のミサに合わせて完成したと言われる。ミラノ・サンマルコ寺院で行われた初演は大盛況でアンコールまで出たという。

しかし、こういったドラマティックでオペラ様の作風は宗教音楽としての位置付けからみて極めて異例で、悪く言えば異端視されたこともまた事実である。

とはいえヴェルディを弁護するなら、これほど彼の感性を忠実に表した作品が、それもレクイエムにおいてなされたことは、極めて画期的なことであり賞賛に値するのではないかと思う。

本作品の演奏は、ショルティ及びウィーンフィル、ジョン・サザーランド、マリリン・ホーン、パヴァロッティ、マルッティ・タルヴェラといった豪華メンバーによって行われており、文句のつけようがない名演となっている。

ヴェルディのオペラ的な作風を表現するのにこれに勝るメンバーはないのではないだろうかと思わせるほどである。

soprano : Joan Sutherland  mezzo-soprano : Marilyn Hornetenor : Luciano Pavarotti  bass : Martti Talvela

Vienna State Opera Chorus (Cholus Master : Wilhelm Pitz)Vienna Philharmonic Orchestra

conducted by Sir George Solti

・「ヴェルディの想いを再現するにふさわしい名演
イタリアの作家アレッサンドロ・マンツォーニ(Allesandro Manzoni)の死にあたり、1874年死後一周年のミサに合わせて完成したと言われる。ミラノ・サンマルコ寺院で行われた初演は大盛況でアンコールまで出たという。

しかし、こういったドラマティックでオペラ様の作風は宗教音楽としての位置付けからみて極めて異例で、悪く言えば異端視されたこともまた事実である。

とはいえヴェルディを弁護するなら、これほど彼の感性を忠実に表した作品が、それもレクイエムにおいてなされたことは、極めて画期的なことであり賞賛に値するのではないかと思う。

本作品の演奏は、ショルティ及びウィーンフィル、ジョン・サザーランド、マリリン・ホーン、パヴァロッティ、マルッティ・タルヴェラといった豪華メンバーによって行われており、文句のつけようがない名演となっている。

ヴェルディのオペラ的な作風を表現するのにこれに勝るメンバーはないのではないだろうかと思わせるほどである。

soprano : Joan Sutherland  mezzo-soprano : Marilyn Hornetenor : Luciano Pavarotti  bass : Martti Talvela

Vienna State Opera Chorus (Cholus Master : Wilhelm Pitz)Vienna Philharmonic Orchestra

conducted by Sir George Solti

・「すばらしい演奏
全盛期のサザーランド、若き日のマリリン・ホーン、パヴァロッティ、タルヴェラと豪華なソリスト陣とウィーンフィルと合唱団、それを指揮するショルティと万全の体制。演奏もすばらしく、キリエの独唱が入ってくる部分など背中がぞくぞくする。サザーランドのなめらかな美しい高音、ホーンのドラマティックさ、パヴァロッティの端正さ、タルヴェラの情熱とそれらに解け合う見事な合唱とオーケストラ。ヴェルティのレクイエムにかけた魂を表現している。おすすめできるCD。

ヴェルディ/レクイエム(死者のためのミサ曲) (詳細)

フォーレ:レクイエム

・「穏やかな鎮魂歌
レクイエムというものを私が最初に聴いたのが、このフォーレのレクイエムです。レクイエムと言えば有名なのはモーツアルトですが、フォーレのレクイエムはモーツアルトと比べると、ずっと慎ましやかで、聴いていて心が穏やかに静かになります。私は気持ちを落ち着かせたい時(特に夜寝る前が多いのですが)これをBGMにすると、すーっと肩から力が抜けていきます。

私が好きなのは3番の「サンクトゥス」(聖なるかな)と最終曲の「イン・パラディズム」(天国にて)です。特に「イン・パラディズム」は私のお気に入りです。

美しい分散和音のオルガンの演奏から始まって~♪イン・パラディズム~♪と天からの声のように美しいソプラノが歌いだします。何度聴いても心が休まります。私はこの曲を「(自分の)葬式の時にかけてね」と友達に言っています。この曲でこの世から送られるなら、間違いなく祝福されながら天国に行けるだろうな、と思っています。

ミシェル・コルボの演奏もとても良いです。そっとあなたに寄り添うようなフォーレのレクイエム、お勧めします。

・「天上のコーラスとはまさにこういう楽曲!
透明な歌声、静かに気持ちを落ち着けてこの楽曲に身を任せてください。そうするとあなたは、フォーレと共に天国に在ります。

楽曲解説など必要ないでしょう? むしろ他の指揮者との違いを挙げることによって、このコルボ版がいかに衝撃的かをお話します。

①ゆっくりめのテンポ。これはクリュイタンス版もそうですが、そのテンポのレベルが違います。まさに「祈り」です。心に染み入る祈りがあってこそ、死者の魂も慰められます。

②透明な歌声。カイヤール合唱団もこれには参ったでしょう。まさに一直線に歌声があの世に響くという感じ。他の版のように、変なところでヴィヴラートがかかったり、ポルタメントがかかったら、この楽曲は一挙にパーです。

③慰められる。他の版を聞くとわかります。ハラハラします。これは私のように10枚近くのこの曲を聴いているからでしょうが、この版ほど聴いて慰められた版はありませんでした。

死者のためのミサ曲と言うよりも、我々のための慰めの音楽です。他版はいかにも「ほら、聞け、レクイエムだ」と言わんばかりの装飾を施しますが、この版には一切のそれがありません。買って損はしません。私はこれと共にあの世に行っても後悔しません。それほどの感動と安心と衝撃です。

・「清楚で、ピュアな魅力にあふれた演奏です
 ゆったりとしたテンポで進んでいく、ピュアな清らかさにあふれた演奏ですね。殊に、ボーイ・ソプラノのコーラスになるのでしょうか、聖歌隊の合唱と、バリトンのフッテンロッハーのやわらかな声に惹かれました。

 この曲の演奏、わたしは長く、クリュイタンス指揮パリ音楽院管弦楽団のレコードで親しんできました。オケの響き、特に金管楽器の響きのやわらかさという点では、こちらスイスのベルン交響楽団はパリ音楽院管のそれと、かなり似ている印象を受けました。 逆に、違っているなあと感じたのは、クリュイタンス盤は大柄で、ドラマティックな趣が強かったのに比べて、こちらコルボ盤は、宗教的な透明感とリリカルなやわらかさにあふれていたところ、そこが魅力的でしたね。

 なかでも、バリトンのソロが活躍する第2曲「オッフェルトリウム」と第6曲「リベラ・メ」、花の冠がくるくると回る夢のような美しさに満ちた終曲「イン・パラディズム」の演奏が格別、素敵だったな。

 1972年5月、スイスの首都ベルン、カジノ・ド・ベルンでの録音。 カヴァーの絵は、ジョージ・フレデリック・ワッツの「Hope(Sunset)」。

・「天国はこのようなところ....
いとしい人と生死を隔てて分かれなければならない。引き裂かれる悲しみを、フォーレは深く自らの胸に押し込めて、この曲を書いたのではないでしょうか。

第一楽章のかなしみは、純粋でステンドグラスの光に照らされた聖堂で一人もう話をすることの無い人のために祈る心を映し出していると思います。そして、一つ一つの言葉と音を重ねて、In paradisum では、魂がいる天国をこころに映し出させます。

他の演奏ではない、清らかさを感じる演奏です。

・「涙が出た
フォーレのレクイエムを初めて聴いたとき、この世にこんなに壮麗で優しくて美しい鎮魂歌があるんだと、心から感動し、涙が出ました。荘厳ですべてを赦す何かに包まれるような感覚がたまりません。

数あるレクイエムの中でも一番好きなレクイエムです。

自分のお葬式のときにかけて欲しい一曲。

フォーレ:レクイエム (詳細)
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