ヒア・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ(紙ジャケット仕様) (詳細)
ブライアン・イーノ(アーティスト)
「今回のリマスター盤」「裏ジャケの「セクシーオバハン」はもしかして.......やっぱり?」「せっそうのなさが魅力かな.....。」「妖艶でエキセントリックなポップ・アルバム」「最高に決まってるでしょう!」
テイキング・タイガー・マウンテン(紙ジャケット仕様) (詳細)
ブライアン・イーノ(アーティスト)
「2つの現在進行形」「イーノ、向かうところに敵なし。」「ポップなEno」「心やさしい異端児の「ぬるま湯ポップソング集」」「わたし、わたし…」
アナザー・グリーン・ワールド(紙ジャケット仕様) (詳細)
ブライアン・イーノ(アーティスト)
「ねじれた感じとアンビエント=イーノ」「いまでも最高傑作だと思う」「イーノはいいの」「リマスターの価値有り!名作が蘇った!素晴らしい!」「静寂と陽気なリズムのあいだに放たれた奇跡の光。」
ディスクリート・ミュージック(紙ジャケット仕様) (詳細)
ブライアン・イーノ(アーティスト)
「イーノがイーノになった瞬間」「ターラーラー」「最高です」
ビフォア・アンド・アフター・サイエンス(紙ジャケット仕様) (詳細)
ブライアン・イーノ(アーティスト)
「A→BのギャップがBefore And After Science」
ミュージック・フォー・フィルムズ(紙ジャケット仕様) (詳細)
ブライアン・イーノ(アーティスト)
「本物の“教授”」「ダ、ダン、ダー」「曲の出来は悪くないが、iTuneに取り込む際には要注意」
ミュージック・フォー・エアポーツ(紙ジャケット仕様) (詳細)
ブライアン・イーノ(アーティスト)
「ありふれた日常の場を生きたアートに変える魔法」「血の通った生命の環境音楽。」「誰もいないゆりかもめに乗っているような。」「ゆったりとした、空港のBGMにふさわしい作品」
ザ・プラトウ・オブ・ミラー(紙ジャケット仕様) (詳細)
ブライアン・イーノ(アーティスト), ハロルド・バッド(演奏)
「まどろみ 旋律のノック」「オブスキュアとアンビエントの完全復活を望む」「水晶の美しさのピアノが創造する「鏡面界」」「幾層にも絡む音の構築」「美の極地」
オン・ランド(紙ジャケット仕様) (詳細)
ブライアン・イーノ(アーティスト)
「アンビエント 4」「この作品は」「地球への地獄めぐり」
アポロ(紙ジャケット仕様) (詳細)
ブライアン・イーノ(アーティスト)
「レア盤のバーコード・ナンバーは?」「雰囲気とサウンドトラックス」「ノイズ低減」「評価は分かれるが気に入ってます。」
モア・ミュージック・フォー・フィルムズ(紙ジャケット仕様) (詳細)
ブライアン・イーノ(アーティスト)
「アウトトラック集?」
サーズデイ・アフタヌーン(紙ジャケット仕様) (詳細)
ブライアン・イーノ(アーティスト)
「まるで空気のような存在感・・・」「かなり眠い.....しかし確かに名盤。」
・「今回のリマスター盤」
まずこの商品番号は、オランダ製のデジパックのものです。音については、旧来単独CDで出ていたものからすると良くなっているのは確かです。また、以前にボックスセットでマスタリングされていた音は、(少なくとも)自分の好みとはちょっと異なっていたので、今回のリマスターは正に待望でした。
内容についてのレビューは、なんといいますか、アナタがあちこちのガイドブックで(おそらく)御覧になってきた通り、異形なポップ、現在のオルタナの原点のよーなものでしょう。
で、気になることですが、このCDは「CCCDではありません」。輸入盤店の店頭にある殆どはCCCDのようですから、ココは貴重な購入経路です。(夏頃に国内で紙ジャケCDが出るそうですが、その詳細はこの時点では不明です)
ちなみにこのCD、デジパックが薄手のプラケースに入っているのですが、このプラケースがやたらキツイので、中身を取り出す時はご注意を...ワタシ、危うくデジパック壊しそうになりました...。
・「裏ジャケの「セクシーオバハン」はもしかして.......やっぱり?」
イーノが歌へたっぴぃだという意見をよく聞くが、そういう人たちはイーノのロックに対して、いったい何を望んでいるのでしょう?別にフリオイグレシアスやライオネルリッチーじゃあるまいし、カワムラリュウイチでもあるまいし、熱唱絶唱マライアばりに何オクターブも出していただいても頭が痛いだけである。イーノの歌は個性として立派にゲージュツ的ではないか!これを上手い下手だけで切ってしまうとヘッズからディーボォからB-52から全部荷物をまとめて故郷へ帰らなきゃならないし(もお、帰っちゃったかな?)やがてくるニューウェーブつーものを100万倍おもしろくしたこの変なヴォーカリストの功績をないがしろにするものではないか。ハアハア.......さて、このソロデビュー作ではむしろお父さんが鼻歌歌ってるような後の変なヴォーカルっぷりは浅く、むしろフェリー何するものぞ!的にロックヴォーカル&コーラスを頑張っているお化粧イーノがいます。はっきり言って真剣にヴォーカルに取り組んでいるし、コーラスワークも相当かっこいい。73年にしては信じられないくらいニューウェーブ。時代がもう少し進んでいれば、このヴォーカルごと受け入れられたはずなのだ。惜しいかなイーノロック/イーノヴォーカル、これ以降たった3枚を数えて終止符を打つとは.......とにかく、この辺を聴いていると知的環境音楽の巨匠科学者然としたイーノのイメージが愉快に揺らぎます。根本的にはユーモアのある人なんだよなぁ。メロディもサウンドもキャッチーなロックンロールとして充分楽しめると思うんだけどなぁ。
・「せっそうのなさが魅力かな.....。」
記念すべき1st。個人的に(1)のノイジーなポップさ(3)とに代表される奇妙なポップさがこのアルバムの魅力になっていると思います。参加メンバーも豪華ですが、サウンドも当時としては豪華かもしれません。でも(10)を聴くと変な高揚感を感じたりして、不思議な曲ですね。でもイーノの歌ものでは本作が一番かと。名盤です。
・「妖艶でエキセントリックなポップ・アルバム」
73年発表の1st。ロキシー・ミュージック脱退後の初のソロ・アルバムがこれ。彼のソロ作品は共作を含めると恐ろしい数に登るが、そんな中でも歌物の作品は特に人気が高く、この作品も歌もののため当然のように人気が高い。彼の人気、人脈の広さからか他方面からたくさんのゲストが参加して作品に貢献している。ざっと挙げるとフェリー以外のロキシーのメンバー、ロバート・フリップ、ジョン・ウェットン、ホークウィンドのポール・ルドルフとサイモン・キング、シャークスのクリス・スペティングら3人、マッチング・モールのビル・マコーミックなど。このメンバーから大凡想像が付くサウンドになっていると思う。初期のロキシーそのままの1.イーノのヴォーカルが素晴しいヌルっとしたポップ曲の2.もかなりロキシーっぽい。途中の子供の玩具のようなノイズも楽しい。3.はポップ時代の彼の代表曲の一つだろう。フリップのギター・ソロが爆発するストレンジなポップスだ。4.もポップなメロディの素晴しい佳曲。6.は春先の海辺の景色が容易にイメージ出来る佳曲。決してうまくはないピアノが物凄く効果的に響いている。こういうサウンドを聞くとイーノはやはり違うなと実感できると思う。9.は賛美歌のような美しい曲。当時の諦めにも似たイーノの心境が感じられて興味深い。Lloyd Watson のスライドは特筆物。ラストは暖かみのある音色が素晴しいギターを中心としたインスト曲。この曲ではすでにDJによるミックスのようなことが行なわれていて興味深い。
・「最高に決まってるでしょう!」
やっぱダントツにカッコいいのは1stでしょうね。フリップさんなんて、キンクリでの超絶技巧は何処へやら、殆どノイズ担当って感じなんですが、これもイーノに感化されたからなんでしょうか。「Blank Frank」に顕著です。後はゾクゾクするような独特な空間の演出。「Driving Me Backwards」や「Dead Finks Don't Talk」が特にそんな雰囲気出てます。前者でイーノが「くれぇぇぇぇぇぇぇ~いじぃぃぃぃぃっっ!」と神経質に、かつ無機質な声で叫ぶ個所は何度聴いても鳥肌立ちます。後者はアホアホなコーラスが聞き物か。とはいえ、狂気じみているその演技力にはただただ脱帽するより他ないのですが。何処を聞いても面白い。面白くなかったら、何年か寝かせてから聞いてみてもいいと思います。もう、たまんないですよ。天才的なキラメキ。誰がこの人にかなうと?録音からは数十年経ったけど、余裕で破壊力持ってます。
・「2つの現在進行形」
1974年発表。イーノのソロ・ロック・ミュージシャンとしてのセカンド、前作同様ロバート・ワイアット他腕利きが参加している。前作より一層イーノの考えるポップさが増したアルバムになっている。よく言われることだが、イーノがロキシー・ミュージックを脱けないでアルバムを作って行ったらこうなるんじゃないかと言った感じがこのアルバムが最も濃く出ている気がする。一方でイーノはオブスキュア・レーベルでもう一人の自分を同時進行で開示し続けている。この段階でオブスキュア・レーベル全アルバム(おそらく10枚・・・・何でこれが全部CDで復刻されないのかホントに不思議)を発表しきっていて、次のアンビエントに向かう段階にさしかかっている。2つの同時進行の現在進行形をまるで別人格のようにこなしていくイーノは既にこの段階で只者ではない。僕の部屋にはこの時期ビデオ映像の実験をしているとおぼしきイーノの白黒写真が飾ってあるのだが、やっていることがすでに20年先を行っている。本作ではただのロック・ミュージシャンみたいな顔をしたがっているが、とんでもない曲者である。そこがいいのだが・・・・(●^o^●)。
・「イーノ、向かうところに敵なし。」
音の感触は1stに近いんだけど、内容はよりポップになっているかも。曲も思いつくままにメロディーを作っている感じで、素直にいいメロディーとは言いたくないけど、そのあざとさについつい口元が緩んでしまう。パンクの名作「Third Uncle」が良いのは勿論のこと、プロとド素人が管楽器、弦楽器を演奏するという斬新なメンバー構成を持っているポーツマス・シンフォニアが参加した「Put a Straw Under Baby」も、非常に情けない、脱力しきったオーケストラがバックに流れていて、かなり歪んだポップ感がある。本当にこの頃のイーノって冴えまくってます。ジャケもまた良し。
・「ポップなEno」
この時期のEnoをひとことで表すと、ポップ、であろう。でも、いわゆるポピュラー音楽ではなく、その後に音楽シーンを席巻したニューウエイブ的なポップさである。ここにはそのエッセンスがつまっている。特に6曲目"Third uncle"は名曲である。極めてタイトでクール。その後、Bauhausもカバーすることになる。高まった緊張感は、最後のタイトル曲で一気に弛緩される。
・「心やさしい異端児の「ぬるま湯ポップソング集」」
イーノは自分の「弱さ」と「はかなさ」を楽しんでいるとしか思えない。イーノといえばやはりブライアン・フェリーを思い出す。同じ資質のミュージシャンなのに生き方は正反対なのだ。二人とも両生類のフニャフニャシンガーなのに、イーノは自分のアブノーマルさ加減が好き。フェリーは自分のアブノーマルさ加減に悩み、傷つく。イーノは人を癒す。へんてこりんで規格はずれの音楽をクリエイトしてもそれは私たちを癒し名盤になってしまう。そこに同じタイプの才能が集まって、彼らをプロデュースして異端児の輪を広げる。暇な人は「トーキングヘッズ」や「ボウイ」のアルバムも聞いてください。本作は無国籍サウンドをバックに中性的なヴォーカルでのほほーんと歌っているイーノがいます。そしてそれは誰が聞いても楽しめる普遍的なポップスなのです。こんなにアブノーマルなのにオーソドックスなアルバムを私は聞いたことがありません。褒めてるんですよ。
・「わたし、わたし…」
わたし、わたし…イーノさんの曲のすごいファンで、あの、ロキシーお止めになって、でもロキシー色微かに残して、でもフェリーさん(あぁ、フェリーさんも素敵!)とは違った温か味のある音世界つくってた、ロック歌手時代のイーノさん好きなんですの…思い切って言いますわ、このアルバムはイーノさんのロック時代の最高な素敵な1枚ですわ、ヴォーカル素敵ですもの、牧歌的で痺れます、今宵も添い寝していただく積りな1枚です…あぁ、でもこんなにイーノさんに執心していることを主人に知られたら、わたし、わたし…
・「ねじれた感じとアンビエント=イーノ」
イーノの3作目にあたる本作はバラエティにとんだ傑作です。イーノ独特のねじれたポップスあり、のちのアンビエントシリーズにさきがけたいくつかの小品が織り込まれ、気がつくと延々とリピートしてたりします。参加メンバーはフィルコリンズ、パーシージョーンズ、ロバートフリップなどなどです。しかし、何度聴いてもタイトルチューンには気持ちがなごみますね。イーノの声もサウンドの一部ように聴こえ、なおかつのびのびと聴こえます。またこういう感じのアルバム作る気はないんでしょうか。何十年たってもとてもよいアルバムです。
・「いまでも最高傑作だと思う」
この作品はイーノの過渡期の作品です。ロキシーミュージックを首になった恨みを晴らすかのごとくギンギンギラギラのグラムで迫ったウオームジェッツとタイガーマウンテンの2作からうって変わって、半分環境音楽に足を突っ込み始めた模索期のイーノらしい中途半端さが逆にとてもいい。このアルバムにはスカイソウのような荒々しい実験曲もあれば、ドラムを使わないのにリズミックな歌モノポップもあり、身の回りの音を取り込んで曲にしてみましたというような環境音楽の萌芽もみられる。つまり、イーノのすべての面が現れているんだ。イーノはそれぞれをすべて面白がってやっているのがよく感じられる。だから、聴く側はにやにやしながら、ただただ音を楽しめる。イーノの初めの一枚にお薦め。
・「イーノはいいの」
イーノと言えばアンビエント、といったイメージが強いですが、このアルバムはアンビエントな要素もありますが、ポップな要素もあります。ですから、ディープなアンビエントを期待してる人には不向きかも。そしてイーノ自身のヴォーカルも聴くことができます。 紙ジャケになったことで音が良くなった、とのことで試しに買い替えたのですが、ホントに音が鮮明になっていたので買って正解だと実感しました。イーノが好きで、尚且つ今までの音では物足りない、っていう人には「紙ジャケ」はオススメですよ。他にも数枚「紙ジャケ」に買い替えたのですが、どれも音が良くなっています。
・「リマスターの価値有り!名作が蘇った!素晴らしい!」
初期のイーノのソロ作品中、最もアンビエント指向の強い作品で、1975年録音。LPでは、弱音が聴き取りにくかったが、それでも、私の愛聴盤でした。DSDリマスターにより、LPでは聴き取りにくかった弱音が明瞭に聞こえ、この作品の価値を一層高めています。参加メンバーが凄い!フィル・コリンズ、パーシー・ジョーンズ(この手の作品を多く手がけている隠れた名匠)、ジョン・ケイル、ロバート・フリップ(74年クリムゾン解散後だった)等、イーノと繋がりの有る有名アーチストばかり。この作品では、ファーストと異なり、イーノの歌は、多重録音され、楽器音とのアンサンブルを重視し、声も楽器と同等に扱っているため、イーノの歌に馴染めない人でも、充分楽しめます。14曲の音楽は同傾向のため、プレーヤーでリピート設定して延々と聞くのも違和感が無い。 US盤となっていますが、オランダ製作となっていました。紙ジャケでなく、デジパックなのも、私には有りがたい。 この音楽に説明は不用ですから、敢えて紙ジャケの日本盤にこだわる必要はありません。
・「静寂と陽気なリズムのあいだに放たれた奇跡の光。」
インスト曲もありますが、イーノ自身がヴォーカルをとっている曲もあり、それらはほんとうにいいです。
ベースもうますぎですが、これはブランドエックスのパーシー・ジョーンズによるものらしいです。
ロバート・フリップのギターは正確そのもので、速いフレーズもすべてシュレッドしているようです。凄すぎます。
実験的なエフェクトもありながら温かで、隙の無い音作りは完璧でありながら、心地よい揺れを感じさせてくれるでしょう。
・「イーノがイーノになった瞬間」
1973年発表。イーノが現在の知的にしてコンセプチュアルなイーノになったのが本作だと思う。イーノが自らのコンセプトに基づいて立ち上げたレーベル、オブスキュアからの3番目のアルバムが本作『ディスクリート・ミュージック』である。オブスキュア(あいまいな)は聴きながら無視できる音楽を目指している。そしてこのコンセプトは進化拡散し、次のアンビエント(囲まれる)へと繋がって行く。本作『ディスクリート・ミュージック』は、イーノのオリジナルの表題作と有名なパッヘルベルのカノンをモチーフとした作品が、実にオブスキュアなスタイルで拡散して行く。それは見事なまでに聴きながらにして空間に溶け込み、無視できる音楽である。1973年にこのコンセプトをポップ・ミュージックの世界に持ち込んだイーノはやはり天才と言わざるを得ないだろう。そしてもっと特筆すべきはこのイーノのコンセプトに引き寄せられて、素晴らしいミュージシャンが彼の元に集まり始めたということである。オブスキュアではNo.7の『ミュージック・フローム・ペンギン・カフェ』のペンギン・カフェ・オーケストラとジョン・ケージの曲を取り上げたロバート・ワイアットが最高だったと思うがどうも今は廃盤のようで大変残念だ。ファンク・ロックなブライアン・イーノは死に、触媒としてのブライアン・イーノがここに誕生した。ポップ・ミュージックのひとつのキーになる作品が本作である。
・「ターラーラー」
70年代中期、環境音楽としては初期の作品。アナログレコードではA面1曲、B3曲という構成で、A面はごくごく短いフレーズが延々30分繰り返され、B面はパッヘルベルのカノンをものすごーく遅く演奏して、さらにコラージュしたような作品です。こう書くと、とてもつまらなそうに思われるかもしれませんが、ツボにはまるとこれがとっても心地いいんです。イーノの環境音楽作品の中ではいまでもこれがベストです。イーノはこの作品を聞こえるか聞こえないかぐらいの小音量でかけることを推奨していましたが、個人的にはもう少し音量を上げて、ボーっとしているのがオススメ。あと、パッヘルベルのカノンは、よくドラマのBGMや結婚式とかで聴くことのある曲なのですが、イーノ版をきくと、通常の速度での演奏がとってもカッコわるくマヌケに聞こえてきます。
・「最高です」
今も聞いています。やはり最高です。enoは天才です。確信します。このdiscrete musicとthursday afternoonがあればいつでも、どこでも涅槃にいけます。
一口にアンビエント系とか環境音楽とか言っても、ものすごくいろんな種類の音楽がありますね。必要なものを探したり、見つけたりすることは結構難しいなと思いました。(ゆえにはまってしまうものでもありますが)
だいぶいろいろ聞きましたが、一番良く聞くのはこの2枚です。大好きです。
上手く伝えられませんが、音(音楽?)としてのパワーそのままに、聞き手の思考や感情が縛られすぎない、もっていかれすぎない感じといったらよいでしょうか。とても抽象的だという事なのかもしれません。
おすすめします。興味を持った方は、ぜひ聞いてみてください。
●ビフォア・アンド・アフター・サイエンス(紙ジャケット仕様)
・「A→BのギャップがBefore And After Science」
1977年発表。イーノのソロ・ロック・ミュージシャンとしての4枚目にして最後のボーカル・アルバム。ベースにパーシー・ジョーンズ、ドラムにフィル・コリンズなども参加していて目を引く。1曲目はベースがパーシー・ジョーンズ、ドラムがフィル・コリンズなのにトーキング・ヘッズの曲じゃないのかなと勘違いするほどである(●^o^●)。ただ5でロバート・フィリップ御大がでてくると、突っ走りにハイってイーノ・ファンクで突き進むと言う感じになってくる。これが一転、LPレコードで言うところB面、7曲目になると知的にしてコンセプチュアルなイーノに変貌して行く。これが『Before And After Science』かと言う感じである。2人のイーノはこのアルバムで融合し、1人のイーノになる。そしてこれからは今現在の触媒としてのイーノ、オブスキュアにしてアンビエントなブライアン・イーノとなっていく。
・「本物の“教授”」
アーティストという言葉はブライアン・イーノのためにあるようなものだ。テクノミュージシャンだけではなく、哲学者、政治思想家など幅広い分野で活躍している。そんな不思議なプロフィールを持つ彼が作ったアルバムだ。サウンドは、聞きながら眠ると不思議な夢を見てしまいそうな、なんとも言えない音を作り出している。
・「ダ、ダン、ダー」
70年代後期の作品で、たしか当時「TVドラマやCMなどのために作った作品をまとめたもの」と聞いていましたが、amazonの”商品説明”では「架空の映画サントラ」となっています。前者と後者ではだいぶ作品のとらえかたが違ってくるかと思いますが、正しいところは不明です、スイマセン。で、内容ですが、フィルコリンズやパーシージョーンズなどのプログレ系技巧派ミュージシャンが多数参加しつつも、すべて2〜3分のインスト小品集となっているので、環境音楽として流すもよし、じっくり聴いて瞑想するもよし、といった感じでしょうか。ラストの「FINAL SUNSET」は、タイトル(深い意味があるのかどうかわかりませんが)からイメージされる状況が目に浮かぶような名曲です。
・「曲の出来は悪くないが、iTuneに取り込む際には要注意」
イーノの作品としては、Vocal時代のアルバムのコンセプトと、アンビエント時代のコンセプトが混在してます(もちろんヴォーカルはないですが)。他の方のレビューで書いてますが、イーノがいろいろなテレビ番組等に提供した音楽を集めた物のはずで、使われなかったあるいは架空のサントラではないはずです(架空のサントラは10ccの「オリジナル・サウンドトラック」のはず)。
Ambient的な曲はありますが、後の全盛期の頃の緩やかな音の流れは少なく、音に身を浸そうとするとすぐ終わってしまうという、とりとめのないところがあり、短時間の中で結構盛り上がるところがあるところも、単純なAmbientではくくれないところがあります。さらに非Ambient的な曲については、初期4枚のテイストのボーカルなしと言うところでしょうか。ま、予備知識がなくても18曲もあれば数曲は気に入る曲もあるでしょう。
にもかかわらず、星3つとしたのはこのCDの仕様に依るところです。当方が購入したこのCDは、曲の切れ目とCDの各トラックがずれております。すなわち、iTuneに取り込む際にギャップレスアルバムにしないと、曲の終結部がとぎれてしまうのです。これは非常に重大な問題で、仮にギャップレスで取り込んだ場合でも、iPodでランダム再生すると、曲の終結部が終わりきらない内に、次の曲が始まると言うことになります。結局、取り込みの際には、全ての曲の終結部が聞き取れるように、隣り合う2曲を統合して取り入れ、かつ次の曲の頭が始まる前の部分で終わるように、2曲目の停止時間をそれぞれ設定しなければならず面倒なことこの上ありません。(実際にそうしたので、取り込みには1時間近くかかりました)。
以前持っていた輸入盤(80年代末購入)では、曲間が非常に短いところはあっても、曲終わりと、トラックがずれていることはありませんでしたので、音質が今回の盤では向上しているだけに大変残念です。もし、最近購入した方で、そのようなことがなかったとしたら、当方は運が悪かったとあきらめます。なお、念のため、他の紙盤ではそのようなことはありませんでしたのでご安心を。
・「ありふれた日常の場を生きたアートに変える魔法」
音楽とはまさに一つの環境であると実感させてくれるこの上ない1枚。空港以外にも人工的な空間、例えばビルの中や国際展示場といった広さを持つ空間にはことの他マッチするが、いつもの歩き慣れた場ですら、これがあると思考が異空間へと飛び、自分以外の全てがスローモーションで動いているかのような不思議な感覚が味わえるだろう。ミュージック・フォー・エアポーツ。これはせわしない日常が繰り返されるありふれた場を一瞬にして生きたアートに変える魔法だ。
・「血の通った生命の環境音楽。」
イーノ環境音楽の最高傑作。まさにエアポートにぴったりの音淡々とした音のなかに広い空間を感じます。反復される音に不思議な空間が形成されていくが決して無機的なものではなく、血の通った生命の環境音楽。
・「誰もいないゆりかもめに乗っているような。」
今風の言い方をすれば、ENOは音楽にビジネスチャンスを見つけるのがとてもうまい人だ。サイレンス/ヒ-リング系の音楽の中のなかではENOのアンビエントものには特に人工的な感覚を強く感じる。だからENOが「オンランド」をやりたかった理由も、失敗した理由も何となくわかる、ような気がする。ENOはセザンヌの絵が好きだそう。エコ-のかけ方のファジ-な感覚なんか確かにそんな感じ。
・「ゆったりとした、空港のBGMにふさわしい作品」
たしか、ダラスかジョン・F・ケネディだったと思います。ピアノを中心とした音の微妙なズレが、これまでのイーノのアンビエントシリーズにはない、都会的でコンサバティブな楽曲に仕上がっています。ただ、もともとBGMとして作曲されているので、アルバム全体には変化があるがどこか単調で、聴いているうちに眠くなります。慌ただしい空港の中でもリラックスさせるのが狙いにあったのかもしれませんが、あまり寝付きが良くないときに聴くと効果的、かもしれません。
・「まどろみ 旋律のノック」
数多くのミュージシャンからリスペクトされている、ふたりの巨匠によるある意味運命的なコラボレーション。バッドの美しく儚い旋律を、裏方に徹したイーノのトリートメントが包み込んでは開花させるというパターンが、雪の結晶のように次々と舞い降りてきます。『アポロ』や『パール』といったイーノ(&バッド)の近年の作品と最も異なる点は、バッドのピアノが刹那的な響きを持っているため、ずっと漂い続けることが難しく、よい意味での緊張感を保っている事ではないでしょうか。
・「オブスキュアとアンビエントの完全復活を望む」
邦題「鏡面界」。オブスキュア・レーベルに続くアンビェント・レーベルの第二弾として発表された。無視できて意識できる音楽を目指していたこの頃のイーノの一つの結論がここにある。しかしながらイーノの主張を把握するにはオブスキュアからアンビェントに続く全作品を聴かなければ理解できないと思う。現在の評価よりも未来においてこの作品群は現代音楽の金字塔として評価される日が来ると僕は思う。レコードでは持っているが是非ともリマスターされたCDでの全シリーズ完全復活を望んでやまない。
・「水晶の美しさのピアノが創造する「鏡面界」」
本作はイーノのアンビエントシリーズ第2弾です。全4作の内、最も美しい環境を創りだしているのが本作です。アメリカの前衛アーティストハロルドバッドのピアノを、イーノのシンセが隠し味の様に所々で控えめに包んでいます。
ピアノの音ってこんなに美しかったのか、という位に透明感と空間性に溢れる音色が鑑賞できます。まさに水晶そのもの。各曲のタイトルが非常に詩的で、本作を聴きながらそのイメージを膨らませて想像の世界に思いをはせるということもできます。それこそが環境音楽の楽しみ方でしょうね。純度の高い美しさを体験できる本作をまだ聴いてない方はぜひ聴いてみてください。既に聴いた方は本作の姉妹作である「Pearl」を100%自信を持ってお勧めします。美と幻想の世界にしばらくいることができます。
豆知識ですが本作国内盤は邦題がついていて、「鏡面界」という題でした。
・「幾層にも絡む音の構築」
私のENOの愛聴盤はThe Pearl でした。その後ENOのソロやプロデュース作品を数々聞いていきましたが、The Pearl のような優しい音色の作品は稀なのか?天才も名作はなかなか作れないと思っていました。とある日このアルバムを聞いていくと幾層にも絡む音の構築がシンプルなThe Pearl と対象的なのですが、またあらたなリラックス効果を生み出すことに気づきました。残念ながら音の木目があまりにも細かすぎだすためにMP3に変換したりMDなどに音を移行すると情感は半減以上薄れることにも気づきアルバムの裏ジャケットでENO自らオーディオ装置へのアドバイスも納得しました(笑)
・「美の極地」
「美しい」という言葉は単純には定義しずらいもので、例えばリチャード・クレイダーマンのピアノだって「美しい」と言えるかもしれません。このアルバムを「美しい」の言葉で片付けることはできるでしょうが、それはこのアルバムを表す言葉ではないでしょう。
敢えて言えば、「これは、“アンビエント”の方向性での、美しさの極限に溺れたい方に捧ぐアルバム」と言えばいいのでしょうか。“メロディの美しさ”、というよりは“音場としての美しさ”。そしてその中に漂う宝石のような硬質な、しかし優しさも含まれたピアノの音の美しさ。
ジョン・セリエの曲が外に向かうアンビエントだとすれば、バッドの曲は、内に向かうアンビエント。しかしメディテイション・ムージックではなく、美しい過去への憧憬、記憶への回帰、つまりノスタルジア。それをかもし出す音空間の構築、といえるでしょう。
まずは1曲目をお聴きください。そうすればここに書かれている言葉より雄弁に、音自らが語ってくれるはずです。
・「アンビエント 4」
1982年発表。オブスキュア(あいまいな)からスタートしたイーノの環境音楽はアンビエント(囲まれる)に突入。本作はアンビエントNo.4としてリリースされた。オブスキュアからイーノを追いかけている人は本作を聴いても微動だに驚かないだろう、が、初めてイーノの作品を聴く時に本作を選んだ方は愕然とするだろう。本作はそういう音楽である。地球の胎動のような音・水の音も耳をすませば聴こえてくる。まさに『包まれている』状態である。他のレビューアーの方が丁寧に説明されている通り、LP時代にはオーディオ・セッティングについての説明までされていた。
本作だけはiPodというのではなく、立派なオーディオ装置で聴いてみたい作品である。
・「この作品は」
Brian Enoのアンビエントシリーズの中では、音楽というよりも音響といった方がいいような少し変わった作品です。あまり音楽的な内容ではないので、心安らぐような美しいアンビエントを求める人には不向きです。最初私は寝るときにかけていたのでぜんぜん気に入ってなかったのですが、雨の日の昼にかけてみたら、意外なほど安らかな気分になれました。大きめの音で聞くのがいいと思います。
水族館で流れてくるような、ほの暗い場所で何かがうごめく様な、そんなアルバム。人類が地球を征服したかのように見えるこの時代に、人間が知りえない場所で何億年も連綿と、ひそかに奏でられてきた地球の音はいかがでしょうか。
・「地球への地獄めぐり」
2004年のDSDリマスタリングシリーズ、それも日本盤は丁寧な紙ジャケット化で復活。ただ、所謂所有することの満足感は、好みによるがディジパックであろうか。
質感でもディジパックが上質。
紙ジャケットの問題は通常のCDラックの中に高さで納まらない事。
肝心の中身は、イーノ氏作品群の中では最もダーク且つアブストラクト。この後リリースする「アポロ」に比べても不穏さは群を抜く。それは同氏のキャラクターからすると、かなり異質であることは間違いなく、他のどの作品においても同傾向の作品はない。それは重低音が織り成すレイヤーされたシンセの質感によるところが大きい。
小さなスピーカーでは、その低音を伝えきれずただビビるだけ、という結果になる。
ジョン・ハッセル氏の客演が更なる不穏化を推し進めていて小気味良い事、この上ない。
・「レア盤のバーコード・ナンバーは?」
1983年リリース。NASAの月面着陸の記録映画用にブライアン・イーノが製作したサントラである。1992年では『Nerve Net』でいささか先祖返りしたイーノもここでは再び『触媒』に戻っている(●^o^●)。相棒ダニエル・ラノワとロジャー・イーノが参加している。
時に『エアポート』時に『フィルム』とあてがう場所を選んできたイーノのアンビエント・ミュージックも『宇宙』というあてがい場所を得て、全開のイマジネーションを繰り広げる。まさに目を瞑れば宇宙飛行船に乗って見る船外の風景であろう真下の星や星の送りあう瞬きのシグナル、そして母なる地球の『ディープ・ブルー』が浮かび上がる音楽である。素晴らしい!
実はこのApolloにはマニアに知られたロングバージョンを含むレア盤が存在する。僕の持つEGCD53のUK盤バーコード・ナンバー7777867782はそのレア盤では残念ながらない。そのレア盤を求めてオークションを彷徨う日々でもある(●^o^●)。
それほどファンにとっては『熱い』作品なのだ。
・「雰囲気とサウンドトラックス」
2004年にシリーズ化されたイーノ氏紙ジャケット盤の内の名盤。例によってDSDリマスタリング。紙ジャケット故、背が高く、ケースに入らない。
写真の質感、紙質とも輸入デジパック盤の方が良質に感じるのは私だけか?
タイトルにサブ・タイトルが付く。アポロ〜雰囲気とサウンドトラックス。またクレジットもイーノ氏単独名義ではなく、弟のロジャー氏ダニエル・ラノワ氏の名前も。他にもそうそうたる客演陣が揃い、深遠なアンビエントを披露する。しかし、8曲目から何故かハワイアンもどきの音楽が。ラノワ氏主導の為か?
これが無ければ、というより前半の曲調で続いていたらこのアルバムはどんな化け物になっていたのか、と。
アナログ盤発売当時の盤も後生大事に取ってあるがやはりリマスタリング技術の冴えは素晴らしく結局アナログ、旧CD、DSD盤と3種類が揃ってしまった。素晴らしいアルバム故、後悔はない。
・「ノイズ低減」
9曲目のDEEP BLUE DAYの1分51秒辺りにあるLPの傷のようなあのノイズがかなり低減されています。完全に消えてはいませんが、リマスターの際に処理を行ったのでしょう。表現が難しいですが「散らした」ような感じ。この曲が好きな人には買いの1枚です。評価は、SIGNALSの4分ロングバージョンが収録されていれば星5つにしたのですが、そうじゃないので一つ減らしました。
・「評価は分かれるが気に入ってます。」
7曲目までは、ブライアン・イーノらしい音作りと曲の流れが続く。8曲目のシルバーモーニングから一転ラノワの世界が前面に出てくる。ここから雰囲気が変わり、地球に帰還したような現実味を帯びた曲になってくる。イーノの緊張感のある音から、リラックスした曲に変わる変化が聞いていても飽きない。このアルバムを月にたとえれば、イーノは月の裏の暗いイメージで、ラノワは、それを補う月の表の陽のイメージ。このカップリングには賛否両論ありますが、こういう変化の付け方もあるのだなと思います。
●モア・ミュージック・フォー・フィルムズ(紙ジャケット仕様)
・「アウトトラック集?」
本当にアウトトラック集か?と思わせる内溶の良さ。音としては、現在(2000年以降)とは全く違うアプローチで、ミュージック・フォー・フィルムズ本体と同じく生楽器系の音を多様したアンビエントが多い。イーノ入門の方にはもっとお勧めなアルバムがあるが、イーノをある程度知っていて、彼の音楽の製作プロセスを少しでも垣間見たいと言う人にはお勧めである。ミュージック・フォー・フィルムズ本体と聞き比べることで垣間見ることが出来るだろう。
・「まるで空気のような存在感・・・」
ブライアン・イーノのアンビエントシリーズは私にはアンビエントでもなければ、BGMにもなりません。何かをしながら流していても、その音の美しさに手が止まり聴き入ってしまうからです。「オン・ランド」なんか期待外れで興味津々、気になりすぎです。
しかし、これはいい。他の作品に比べて気になる度合いが違います。耳触りのいい音が空気のように浮遊します。
私はこれを読書しながら流していますが聞こえているのに忘れてしまう、美しいのに聞こえていないといった感じで、どんどんページが進みます。これこそ私にとって、アンビエントです。
・「かなり眠い.....しかし確かに名盤。」
かなり眠いとは、心地良いということ。延々と1曲60分間途切れずピアノのゆっくりとした曲が流れる。イーノのこれまでのアルバムに近いものというとHarold Buddとの「The Pearl」や「ザ・プラトウ・オブ・ミラー」に近い。しかし、これらのアルバムは1曲ごとにイメージが違うがこのアルバムは少しずつ変化しながら、1曲にまとめられている。そういう意味で大きな変化がないので大変心地よく眠れるアルバム。
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