シンプルアマゾン:セレクトリスト

[Simple Amazon Store]

-CD-DVD-ゲーム-おもちゃ-PCソフト-PC&電子機器-家電&雑貨-時計&バッグ-アパレル&シューズ-スポーツ&アウトドア-ヘルス&ビューティ-ベビー&マタニティ-アダルト | モバイル版(ケータイ)

▼My Recommend Disc 2:セレクト商品

Love DeluxeLove Deluxe (詳細)
Sade(アーティスト)

「慈愛と包容力に満ちた傑作:Sadeの4作目」「まいっちんぐ、シャーデー先生」「陶酔」「モノトーンで描かれた=『偉大なる孤高とも言うべきワンパターン』」


HomogenicHomogenic (詳細)
Björk(アーティスト)

「衝撃」「ジャケット以上に凄い中身」「Bjorkの作品の中で1番スキ」「Bjorkを感じる。」「熱いねえ」


Out of SeasonOut of Season (詳細)
Beth Gibbons & Rustin Man(アーティスト)


Felt MountainFelt Mountain (詳細)
Goldfrapp(アーティスト)

「華麗絢爛退廃・・・」


Billion Dollar GravyBillion Dollar Gravy (詳細)
London Elektricity(アーティスト)

「う~んドラムンベース」


Tanto TempoTanto Tempo (詳細)
Bebel Gilberto(アーティスト)

「いやあ質が高い」「+++So nice+++ d(^-^)b」「夢見心地的な音楽。」


let love be your destinylet love be your destiny (詳細)
bice(アーティスト)

「日本屈指の女性アーティスト」「o(≧▽≦)o」「o(≧▽≦)o」


空中キャンプ空中キャンプ (詳細)
フィッシュマンズ(アーティスト), 佐藤伸治(その他)

「“ライフ=ミュージック”」「いい声聞こえそうさ」「音楽の力」「音楽的な変化を、素直に受け入れられた一枚」「人は孤独だけど・・・」


C:LEARC:LEAR (詳細)
SUGIZO(アーティスト), Eric Zay(その他)

「C:LEAR」「良い」


Live at the Grand Olympic AuditoriumLive at the Grand Olympic Auditorium (詳細)
Rage Against the Machine(アーティスト)

「最強のグルーブ」「燃え尽きる瞬間のRATM」「ひたすらに熱い」「ぐはっ」「名盤」


'Round About Midnight'Round About Midnight (詳細)
Miles Davis(アーティスト)

「もう一つのマラソンセッション」「マイルスのクインテットの凄さに感動しました!」「マイルスの知名度を一気に上げた傑作」「メジャーならではの手の込んだ音作り」「私のマイルス原点」


E.S.P.E.S.P. (詳細)
Miles Davis(アーティスト)

「ウエイン・ショーターの参加による新時代マイルスの記念碑」「サムシン・エルス」「これぞJAZZ、と言いたくなるカッコよさ」「ウェイン・ショーターの登場」


NefertitiNefertiti (詳細)
Miles Davis(アーティスト)

「ジャズを超えたニューサウンド」「アコースティック・マイルスの極北」「凄すぎで鼻血」「編集王マイルス」「きいてみな わからん、Nefertitiの凄さ!!」


Bitches BrewBitches Brew (詳細)
Miles Davis(アーティスト)

「“音の秘境“へと進んでいくマイルスの代表作の一つ」「エレクトリック マイルス!」「理解できないものを評価すべきでない」「かっこいいんだよ」「とっつきにくいと思った人は、試しにDisc2から聴いて(経験して)みて」


Steve Reich: Octet; Music for a Large Ensemble; Violin PhaseSteve Reich: Octet; Music for a Large Ensemble; Violin Phase (詳細)
Judith Sugarman(Bass), Lewis Paer(Bass), Chris Finckel(Cello), Michael Finckel(Cello), Mort Silver(Clarinet), Richard Cohen(Clarinet), Virgil Blackwell(Clarinet), Steve Reich(作曲), Edmund Niemann(Piano), Larry Karush(Piano), Nurit Tilles(Piano), Steve Reich(Piano), Ed Joffe(Soprano Sax), Vincent Gnojek(Soprano Sax), Douglas Hedwig(Trumpet), James Dooley(Trumpet)

「Eight Linesではなく!」「!」「Music For 18 Musiciansの拡張」「ECM New Seriesらしい快作」「だまし絵の如く・・・」


DrummingDrumming (詳細)
Steve Reich(アーティスト)

「再録の価値は?」「Drumming」「曲は良いのだが。。。」


Steve Reich: Sextet; Six MarimbasSteve Reich: Sextet; Six Marimbas (詳細)
Steve Reich(作曲), Manhattan Marimba Quartet(合奏), Nexus(合奏)

「自己模倣から脱することとは」「演奏上も面白い。」「傑作2作の必聴盤」


Reich: Different Trains, Electric Counterpoint / Kronos Quartet, Pat MethenyReich: Different Trains, Electric Counterpoint / Kronos Quartet, Pat Metheny (詳細)
Steve Reich(作曲), Pat Metheny(Guitar)

「ミニマルミュージックの名盤」「『The Way Up』は間違いなくこの作品の延長線上にある」「ジャケットは★5つ」


劇場版 NEON GENESIS EVANGELION - DEATH (TRUE) 2 : Air / まごころを君に劇場版 NEON GENESIS EVANGELION - DEATH (TRUE) 2 : Air / まごころを君に (詳細)
庵野秀明(監督), 緒方恵美(俳優), 三石琴乃(俳優), 山口由里子(俳優), 林原めぐみ(俳優), 宮村優子(俳優), GAINAX(原著)

「いまさらながら見ました」「この劇場版は人を選びます」「解説サイトを読んだら救われました」「およそ世界の終末は失恋ほどの重みも無い」「巨大綾波に押し潰されて死にたい」


COWBOY BEBOP 天国の扉COWBOY BEBOP 天国の扉 (詳細)
渡辺信一郎(監督), 山寺宏一(俳優), 林原めぐみ(俳優), 石塚運昇(俳優), 多田葵(俳優), 磯部勉(俳優), 石橋蓮司(俳優), ミッキー・カーチス(俳優), 矢立肇(原著)

「悲しき悪魔の物語」「2071年のブルース」「大人のアニメ」「今なお前売りチケット保存中」「「だらしないカッコ良さ」の頂点!」


吸血姫美夕 完全収録版吸血姫美夕 完全収録版 (詳細)
平野俊弘(監督), 川井憲次(アーティスト), 渡辺菜生子(出演・声の出演), 小山茉美(出演・声の出演), 塩沢兼人(出演・声の出演), 鳥海勝美(出演・声の出演), 荘真由美(出演・声の出演), 三ツ矢雄二(出演・声の出演), 納谷悟朗(出演・声の出演), 垣野成美(デザイン), 會川昇(その他)

「ここからシリーズが始まりました」「小悪魔度が炸裂の美夕」「「いつだって真実は人間の中にあるのに」」「TVシリーズとは随分違う」「暗いけど好き」


AKIRA DTS sound editionAKIRA DTS sound edition (詳細)
大友克洋(監督), 岩田光央(俳優), 佐々木望(俳優), 小山菜美(俳優), 橋本以蔵(脚本)

「他のアニメDVDメーカーも見習ってほしい」「音楽がいいので高音質版は嬉しいです」「俺のバイブル」「未だに最高傑作アニメ映画」「傑作」


GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 (詳細)
押井守(俳優), 田中敦子(俳優), 大塚明夫(俳優), 山寺宏一(俳優), 沖浦啓之(俳優), 河森正治(俳優), 竹内敦志(俳優)

「Ghost In The Shell」「衝撃的だった」「同企画で大幅に安くなり、これはお買い得!」「やっぱり一押し!この作品」「機械と人間の狭間、生命と非生命の境界」


イノセンス スタンダード版イノセンス スタンダード版 (詳細)
押井守(俳優), 大塚明夫(俳優), 田中敦子(俳優), 山寺宏一(俳優), 大木民夫(俳優), 沖浦啓之(俳優), 竹内敦志(俳優), 士郎正宗(俳優)

「孤独に歩め。悪をなさず、求めるところは少なく。林の中の象のように。」「現実と虚構、人間と人形が倒錯する押井守の知的迷宮」「「イノセンス」とは、何か。」「臭う(におう)体と冷たい体」「肉体を喪失した時代における「人間性」」


SoundtrackSoundtrack (詳細)
二階健(監督), SUGIZO(俳優), 柴咲コウ(俳優), 山口小夜子(俳優)

「現実←→空想のアベコベ表現」「視聴覚から訴えかけてくる美しさ。」「pretty music movie」「Synchronicity。」「「震える」映画。」


▼クチコミ情報

Love Deluxe

・「慈愛と包容力に満ちた傑作:Sadeの4作目
これまでライブを除くと5枚のオリジナル作品をリリースしているSadeですが、これはデビュー作と並ぶ最高傑作と思います。しっとりとした深みのある気品と同時に、女性らしい包容力を従来作以上に感じる一枚です。CoolでJazzyなサウンドはデビュー以来ですが、本作では更にスケールの大きさを増しているようです。

収められている曲はいづれも聴き応えがあり、個々のバラエティーやバランスもいい感じで、鼓動を思わせるゆったりとしたリズムに奥深い包容力に浸ったり、ときに心地よさを憶えたり。そして"Pearls"は、彼女のゴスペルとも思われる精神性と慈愛、静かに感銘を受ける名曲です。"Feel no pain"、"Kiss of Life"、"Cherish the Day"(プロモVTRも抜群の美しさです、チャンスがあれば是非ご覧下さい)など、お気に入りもありますが、一枚まるごとその価値を感じていたい文句なしの傑作です。

・「まいっちんぐ、シャーデー先生
アルバムのジャケットって難しい。映像のないモノを表現するのだから。しかも1曲ならともかく大体10曲以上の総まとめを表現するモノを。イラストでも写真でも文字だけでも、それは自由だし。

・「陶酔
このテンポの気持ち良さはもう計り知れません。ぜひ、疲れたあと待ったりとリラックスしたい場合はお勧めです。テンションをあげたければライブビデオ、DVDがおすすめです。

・「モノトーンで描かれた=『偉大なる孤高とも言うべきワンパターン』
<ガイドライン>  1959年にナイジェリアで生まれた『クワイエットストームの代表選手的存在』別名=アダルトコンテンポラリー/アーバンソウル/洗練ポップ。彼女の声の質感は『ロマンチックで洗練されててセンチメンタルで官能的でスタイリッシュでデカダンを感じさせエレガントで『なごみ系』までをも包括してしまっている。

このへんが『おおくの世界中のひとが』彼女にはまる理由かもしれない。声の表現力がかなり広範囲であり、同時に深い。

<聴き所と注意点>  サウンドスタイル的にはインパクト皆無であり。毛筆の筆でなであれているよなサウンドが連続する。サウンド追求型のひとにはちとつらいかも、=このへんが『偉大なるワンパターン』たる所以であります映像的なセンスはかんぱではなく、聴く者のイマジネーションを刺激します。

類型として頭をよぎるのは『エヴリシングバットザガール/スイングアウトシスター/ワークシャイ/アストラドジルベルト/ボサノヴァのシンガー達/バーシア/アニタベイカー/デズリー/ナタリーコール』

以上のアーチストの『共通項』は『メローで快感曲線をひたすら描く音像』なのです。『これがながく続くと飽きますが』それでもいいと言い切れるひとにこれをぜひともおすすめ致します。

現時点では『ワークシャイ』がサウンドイメージとアーチストイメージにおいてもろにかぶる存在ですね。つううううううことは『日本で一番受ける安全パイ』つううううことですかね。『賞賛』するよりも『となりのお姉さん』的存在でいいんじゃないでしょうか。敷き居も低いことだしね。んぢゃ

Love Deluxe (詳細)

Homogenic

・「衝撃
一曲目の「Hunter」から圧倒されました.迸るエネルギーを感じつつ,そのベクトルの中心には故郷に根差したアイデンティティーが.二曲目の「Joga」では,卓越した感性が紡ぎ出すことばに脱帽しました.歌詞も熟読してみてはいかがでしょうか.サウンドはもちろん秀逸の出来.一度聞いたらグッと心に残ります.それ以外の曲も必聴です.

私がここでゴチャゴチャ言うより,ご自分の耳でどうぞ.

・「ジャケット以上に凄い中身
前作までの「デビュー」と「ポスト」はPOPな感じだったけど、これは、すごく個性的、インパクト大な曲が多い!!!特に「Pluto」では、Bjorkがうたい叫んでいて、本当に凄いとしか言いようが無い!!!まさに、Bjorkの才能を最大限に出したアルバムだと思います。ジャケットも凄いけど、それ以上に曲が凄い。聴いた事のない人はぜひ!!!

・「Bjorkの作品の中で1番スキ
Bjorkのその時の感覚的時代もあるかもしれませんが私は一番このアルバムをこよなく愛してます。もう何年間、何千回聞いてることか何度聞いてもいいです。自分の結婚式には全部の曲をBjorkにしてしまったほど。

このアルバムにはBjork的テクノ音とか色んな音が入っていてBjorkの声とはまってますとにかく気持ちいい。ビートも特徴的だと思いました。Bjorkの個性炸裂です。ジャンルはつけられない感覚です。初めてBjorkを聞いてみようと思った方には作品としてはPostもおすすめですが聞いたことのないそしてジャンルでくくれない感覚を求めている方には最適。とにかく聞いてみて!

・「Bjorkを感じる。
ビョークのエナジーに溢れたアルバム。

壮大なオーケストレーションと爆発。 暖かいかと思えば、突き放されては、最後に包まれる。

最初から最後まで1曲も取りこぼさない音の流れ。 特に冒頭Hunterから連なる前半は掴まれる。

個人的にUnravelとAll Is Full Of Loveは何度も聴いてしまいます。

もっとも"Bjork"を感じられるアルバムな気がします。

・「熱いねえ
デビュー、ポストの時からくらべ音がより外に広がってて壮大なスケール感を演出してます。それに気合入りまくった壮大なボーカルがのっかりその相乗効果は異常。エレクトロなサウンドと美しいストリングスの絡みは近作の最大の聞き所です。ビョークいわく夏のアルバムだそうですが、確かに尋常でない気合が感じられ、ちょっと暑苦しいところもある(笑)このアルバムで一番好きな曲はUnravelで、ベックも完璧な曲だと絶賛してました。あとマークベルが最高の仕事をしてる野性味溢れるPluto。今の頭でっかちになってるビョークよりデビュ〜ヴェスパまでのビョークのほうが魅力的だと思う。

Homogenic (詳細)

Felt Mountain

・「華麗絢爛退廃・・・
奇才!WILL GREGORY & ALISON GOLDFRAPPの美女野獣組結成!退廃した夢の世界で奏でられるセイレーンの歌声を思わせるヴォーカル。シュールでありSUPERNATURAL...これぞ究極のデカダンスアルバムです!

Felt Mountain (詳細)

Billion Dollar Gravy

・「う~んドラムンベース
CATVの某音楽番組でPVを見て早速買いました。自分自身ドラムンベースは好きなんですが、アーティストにより好き嫌いがあります。このLondonElektricity はなかなか聞きやすいんじゃないですかねぇ。秋の夜長にコーヒーをすすりながら聞いてみてはいかがでしょうか?

Billion Dollar Gravy (詳細)

Tanto Tempo

・「いやあ質が高い
非常に質が高いCDですね。暑い日に冷房なしで聞くと涼しくなれそうです。ブラジルのポップス(MPB)は他の音楽(欧米のロック等)に比べると過小評価されていると思うので、是非ブラジル音楽に興味のある人には聞いてもらいたいです。私はたいていのCDは2,3回聞くと飽きてしまうのですが、Marisa Monteや彼女のCDは何回聞いてもあきません。

・「+++So nice+++ d(^-^)b
まさに親の七光りを地で行くベベウ・ジルベルト。よくもこんな風に育ってくれたと、感謝!である。生の歌声を聴いたことがあるが、透き通った素晴らしい声だった。それが家でも味わえるのだから、買わずにはいられない。今流行りの「癒し」という言葉は好きじゃないけど、これはわたしにとってはアルファ波が噴出するCDなのである。お試しあれ。

・「夢見心地的な音楽。
なんか太陽と海を見ながらゆっくりおいしいお酒を飲むのにぴったりな感じかな。。。

Tanto Tempo (詳細)

let love be your destiny

・「日本屈指の女性アーティスト
とても透明感と開放感があり、はっきりとした世界観があるアーティスト。紛れない本物の女性アーティストであると思います。個人的にこれほどのインパクトは女性に限って言えば、タイプは違いますが、Fayray以来です。本当に才能のある人達とコラボレートしても

全くひけをとらない技量と個性を持っていると思います。ぜったいに買って損のないアルバムだと思います。長い年月を得ても決して色褪せない作品です。

・「o(≧▽≦)o
o(≧▽≦)o

・「o(≧▽≦)o
o(≧▽≦)o

let love be your destiny (詳細)

空中キャンプ

・「“ライフ=ミュージック”
普通に生活していて思ったり感じたりする様な物事。例えば何気ない「退屈だなあ」とか「幸せだなあ」という気分や感情、景色や風景を見て「綺麗だなあ」とか「なんか懐かしいなあ」思う感慨とかは言葉にすると非常に陳腐に感じられて、実際に感じた「想い」の質量には到底適わない。誰でもが分かっているだけに、今さら言葉にする必要など無いし、ましてやそれを歌や音楽にするなんて。

誰でも簡単に出来そうなのに出来なかった事が、音楽的にも高度な形で表されている事。この作品が発表されて5年が経過した今でもそれがこのアルバムの最大のマジックだと思う。僕の稚拙な表現で説明するよりも、まずは聴いてもらいたい。その深みのある音像と音響には聴くほどに魅了されるし、言葉とビートが寄り添って耳の奥に入り込み頭の中で色々な景色を写し出す様な感覚は他に無い音楽的な体験だと思う。星は取りあえず5つだけど、星の数で推し量れるような作品ではない。

・「いい声聞こえそうさ
アルバム単位で見れば、個人的にはこの作品が彼らの最高傑作だと感じます。今までの躍動感、そしてどこか隙のある構えのままで向かえた音楽的成熟の成果。ロック・ポップスだけでなく、ダブ・レゲエ・ヒップホップ等黒人音楽に精通していた彼らだったからこそ成しえた浮遊感と芯のある音。およそ流行に消費されるだけの曲たちから遙か彼方に在る音作り、それでいてそういった流行歌よりポップで心に焼きつく素晴らしいメロディ。「ずっと前」の最初のギターが鳴り響いた瞬間に、心の中の張り詰めた線がたゆんでゆく感覚をおぼえます。中でも特筆すべきは「ナイトクルージング」。異常なほどに音が濃密で、完全な別世界を構築してます。ベースのグルーヴ感も他の曲より際立っている。どこまでも続く夜の散歩・・・情感の塊のような曲です(「SEASON」同様ロングバージョンを出してほしかったと僕は思いました)。どこまでも優しく、悲しみも分け合うことができる音楽。変な言い方ですが、僕はフィッシュマンズを聴くと「こんな素敵な友達がいればなあ」とよく思います。

・「音楽の力
非常にちっぽけで、退屈な日常と、それに伴う小さな変化を深淵なダブサウンドでパッケージングした歴史的名作。ゆれる音、響く音、はじける音、全ての音ひとつひとつが、まるで魂を持っているかのようなきらめき。普段の何気ない日常を繰り返し、時折ちっぽけな変化を繰り返しながら進んでいく僕らのようなアルバム。

音楽の力とはかくも偉大なものなのです。

・「音楽的な変化を、素直に受け入れられた一枚
平成教育委員会で使われていた「MY LIFE」でフィッシュマンズを聞き始めました。まだその頃は「ポップなメロディ」とう印象が強いフィッシュマンズでした。ライブアルバム、メンバー脱退を経て届けられた「ナイトクルージング」をラジオで聴いたとき、完全に世界も時間も自分も止まって、ただフィッシュマンズの音楽だけが動いているような錯覚でした。

変わってしまったフィッシュマンズ。でもそのことを「ああ、こうなったんだ」と聴いた瞬間すぐ当たり前に受け入れていた自分がいました。それくらいすばらしかった。心を掴んだ。クオリティが高いとか低いとかいう比較論ではなく、まったくなかったもの、ありえなかったものにフィッシュマンズがなった。

そのはじまりがこのアルバムなんだと個人的には思っています。シンプルな編曲は底の深い純粋な音を響かせます。あまりに空間的な音の隙間。そこに感じる、孤独・寂しさ・純粋・むなしさ・喜び・悲しみ...。それは、そこにフィッシュマンズが歌ったものでもあり、あるいは私達がそこに読みとった、あるいは想像した「何か」なのではないでしょうか。

・「人は孤独だけど・・・
誰かã‚'好きになると、その人と自分が重なって見えるã-、そうありたいと願ってã-まう。そう思うã"とはç' æ•µãªã"とだã'ど、結局は自分は自分でã-かないã"と、いくら愛ã-ていてもその人とはやはり別の人é-"であるã"と、にæ°-づいてã-まう瞬é-"がある。そã-て多くの人は、根源的な孤独ã‚'うっすら感じながらも、それã‚'ç›'è¦-ã-ないようにã-ながらç"Ÿãã¦ã„る。

「空中キャンãƒ-」のどã"か悲ã-く美ã-いメロディは、その「孤独」にæ°-づいてã-まったè€...たちの心ã‚'とらえてはなさない。家æ-ãŒã„ても、恋人がいても、人は突き詰めればみã‚"なひとりだ。悲ã-いã'れど、だからã"そ感じるä»-人へのいとおã-さ。ひとりひとりが精一杯「自分ã‚'」ç"Ÿãã¦ã„る。

”みã‚"なが夢中になって暮らã-ていれば 別になã‚"でもいいのさ

 彼!å¥!³ã®ã"とだã'ã‚'よく知ってる そã-て音楽が胸の中でいつでもé³'ってる そã‚"な感じでいい ”

ひとりにならないと見えてã"ないものがある。淡ã€...と、フワフワと、孤独にå'き合う静かな強さ。空中キャンãƒ-ã‚'聞いていると、ä¸-界がå°'ã-輝いてみえる。

空中キャンプ (詳細)

C:LEAR

・「C:LEAR
「Truth?」と比べて、音が格段に違います!前作も傑作だ、と断言出来る音でしたが、やや荒削りでした。それもまた味で、作品の魅力となってますが。既にライブでもお披露目済みの「傀儡」。個人的にオススめしたい曲です。「赤い海と黒い空の素粒子」は、音を純粋に堪能できるかと。SUGIZOを好きな方ってこんな曲が好きな人が多いんじゃないかなあ?

ジャケデザインもSUGIZOさんのセンスが感じられました。いいですっホントに!

・「良い
前作よりも音に厚みが増し、更にはバリエーションも増えているように思えます。M1のRISEから綺麗なメロディーとノリのよいプログラミングな音を使い、M2のNo more〜で攻撃的なリフでロック色を強く打ち出してます。M6の傀儡もラップに似た歌い方、そして刻むベースとギターリフが格好良い。M9のperfumeはジャズっぽいイントロからサビは一転してポップに変わる。個人的にはこの曲が大好き。

聴き終えた後の感想ですが、やはりsugizo氏の歌はお世辞にも上手いとは思えませんでした。前作よりは多少向上してるように思えますが…。

C:LEAR (詳細)

Live at the Grand Olympic Auditorium

・「最強のグルーブ
パンク、HM/HR、HIPHOP・・・・・。彼らは、それぞれのジャンルの中からもっとも激しいグルーブを受け継ぎ、彼らの感性によって再構築した。そんなバンドのライブアルバムがつまらないわけが無い。 お前が持ってるのはなんて楽器だ?と突っ込みたくなるような変態ギタリスト、トムのギターと脳天を貫くような鋭いザックのラップ。強く野太くHRの部分を前面に押し出してくるリズム隊・・・・。 力強く、それでもPOPに社会に自分たちの怒りを叫び続けたバンドの最後の火である。 私がROCKを聴く上での一番大切な部分がこのアルバムには詰まっていた。 

・「燃え尽きる瞬間のRATM
内容としてはベスト盤とも取れるライヴ。Zackの殴りつけるような言葉と荒々しく過激なサウンドに体中の血が燃えたぎるようです。このライヴの後にZackが抜け、バンドはAudioslaveとしてスタートするわけですが、改めてこのライヴを聴くとRATMの頃のパワーには近づいていないかなと思いました(サウンドは好きなんだけど)。

よくあるへヴィロックほどへヴィではないけれども、魂を揺さぶられるという点では、この頃の彼らには未だ誰も近づいていないでしょう。

・「ひたすらに熱い
バンド自身、最初で最後(?)のライブアルバム。とにかく熱い。演者の迸る汗、ぶち切れんばかりのテンションの高さ、そして会場の熱気と興奮がダイレクトに伝わってくる(ホント凄い!)ザックの高速ラップ、トムの奇々怪々なギターノイズ、ティム&ブラッドの重低音グルーブはCDも良いですがやっぱりライブだなと改めて痛感させられた一枚。

そしてもう二度と聴けなくなるのかと思うと少し胸締め付けられる思いも・・・(涙)

・「ぐはっ
やられました。視聴してみればわかりますが、あの声とあの歌詞。あのギターとベースの耳に残る音。とにかくすべてがすごい。理屈とか何とかじゃなくて、本能的に反応してしまうような音です。しちょうできる曲はすべて自分の中の名曲として残っていくと思います。とくにCalm Like A Bombはイントロからすべてが好きな曲です。ぜひきいてみてください。

・「名盤
どの曲も結構良いんですけれども、その中でも2番目のBullet In The Headは名曲中の名曲です。はっきり言って、この曲のためだけに買っても損はないですよ。

Live at the Grand Olympic Auditorium (詳細)

'Round About Midnight

・「もう一つのマラソンセッション
この時期のマイルスといえばプレスティジのマラソンセッションとして有名な4部作があるが、同時期のCBSにおける代表作。とりわけ標題曲であるセロニアス・モンクのRound About Midnight はビ・バップ時代からの名曲だが、ノン・ビブラートによるクールなミュート・トランペットでこれほどモダンに再生したのは、マイルスのセンスのよさ以外の何者でもない。コルトレーンというほとんど無名に近かったテナー・サックスをフイーチャーし、ガーランド、チェンバース、フィーリー・ジョーという黄金のリズム隊によるオリジナル・クインテットは50年代後半のモダン・ジャズシーンのベーシックを確立する。All of You、Bye Bye Blackbird、Dear Old Stockholm といった歌ものやバラードのロマンティックな選曲とジャケットのモノトーンかっこよさは50年代ジャズの醍醐味を伝えてくれる。

・「マイルスのクインテットの凄さに感動しました!
マイルスのアルバムですが、他のメンバーも凄い演奏です。この5人がそれぞれ素晴らしい演奏をしたことによってこのアルバムは生まれました。「Round Midnight」の印象が強いのでしっとりしたアルバムと思う方もいるかもしれませんが、曲調はバラエティーに富んでおり飽きることなく、ある意味発見や驚き、感動しながら

最後の曲まで一気に聴くことが出来ますよ!聴いて「得したな」と素直に思えるお奨めの一枚です。

・「マイルスの知名度を一気に上げた傑作
1956年に発表したマイルスのアルバムです。1曲目はセロニアス・モンクの曲を「マイルスの知恵袋」とも呼ばれたギル・エヴァンスがアレンジしたものです。あとはチャーリー・パーカーの「アー・リュー・チャ」など良質な楽曲が次々と飛び出してきて、これ以上ない満足感と陶酔感を得られる作品です。ジャズ通の方から、ジャズを聴いてみようかなって方まで誰にでもお勧めです^^

・「メジャーならではの手の込んだ音作り
マイルスデイビスのCBSからのデビューを飾った本作のサウンドプロダクションは、あのプレステージ時代のマイルスとはだいぶ違っている。「せーの」で録音していたプレステージでの、おおらかでライブのようなドライブ感あふれるテイストは失われている。だが、細かな処まで十分神経の行き届いた演出がされていて、この時期のマイルスを見事に演出していて感心する。名プロデューサージョージアバキャンの手腕だろう。全曲とても良くできたハードバップを代表する作品集と言える。10数年前にリリースされたColumbia Jazz Masterpieces シリーズでの本作はテオマセロによってデジタルリマスターされていて、ラウンドミッドナイトでのマイルスのミュートトランペットの音にかなり強いエコーがかかっていて他のものとは音が違うので要注意だ。

・「私のマイルス原点
●今から17年程前、私が初めて買ったマイルスのアルバムがこれです。当時、何となくジャズに興味を持ち始めて、「何かイイCDないかなぁ」と適当に選んだ1枚がこれでした。その後、ジャズのCDをたくさん購入してきましたが、どういう訳かマイルス以外のアーティストは次第に飽きてきて、結局、大半のCDをディスクユニオン等の中古屋へ売ってしまいました。現在マイルスのCDだけが私の手元に残っています(公式盤・ブート盤合わせて200タイトル以上はあると思う)。

●一昨年前の夏、このアルバムのLegacy Editionを購入しました。このアルバムの買い換えはこれが4度目でした。改めて聴きながら思ったことは、どの時代のマイルスも本当カッコいい、ということです。大袈裟な言い方ですが、ある種の美学をマイルスから教わった私であります。

'Round About Midnight (詳細)

E.S.P.

・「ウエイン・ショーターの参加による新時代マイルスの記念碑
60年代半ばにウエイン・ショーターが参加し、マイルス・コンボも新しい時代を迎えることになる。それはスタンダード中心に、ライブで繰り広げられていた演奏活動から、スタジオで、オリジナルによる新しいモード奏法と編曲の追及というスタイルへの変換である。E・S・Pというタイトルが示すとおり超能力や黒魔術など神秘的な傾向がこの後高まり、ショーターの音楽的貢献がグループを牽引していく。もちろん、ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウイリアムスという新時代の強力なリズムセクションはホーン陣に負けじとシャープなリズムを展開し、新しいモード・ジャズの斬新なサウンドを可能にしている。マイルスのトランペットもフリー・ブローイングの激しさというより、必要なトーンを過不足なく時には静かに、時には鋭く奏でている。まさに60年代後半の新時代のマイルスの基点となるアルバムである。

・「サムシン・エルス
マイルスの音楽が少しずつわかり始めて、彼のいろいろな時期のアルバムを集め始めた頃、これを購入した。だが初めは、わかりやすいメロディや、フレーズも無く、ずいぶんとっつきにくいアルバムだなと思い、買うの失敗したかなと思った。だが何度か聞いているうちに、このアルバムには何かがある、と思うようになった。だが、それが何なのかわからない。それを知りたくて、レギュラー・ローテーションで聞いてしまうという、そういうアルバムである。まるで注射針の先から、おクスリを一滴ずつ垂らされているような感じだ。一度に一滴しか与えられない。が確実にそれは体内に注入されているのである。

・「これぞJAZZ、と言いたくなるカッコよさ
1965年録音の黄金のクインテットによる第一作。待ち望んでいた Wayne Shorter の加入によりバンドとしての緊密度が高まり、『Kind Of Blue』の世界を、よりダイナミックに、より高いテンションで展開した作品となった。録音当時はフリージャズの嵐が吹き荒れていたが、Milesはあくまで伝統的なスタイルを継承しつつ、緻密に構成された音空間を作り上げた。それは現代のメインストリーム・ジャズにも引き継がれている。このアルバムでは Tony以外の4人がすべての曲を提供しているが、とりわけ Wayne の表題曲 "E.S.P."と"Iris"が光る。Milesも久々に高い音で吹いている。また、リマスタリングによって音の輪郭がくっきりし、凄まじいTonyのドラミング(ブラッシュ・ワークも繊細だ)や、Herbieの無駄のないピアノのタッチを堪能できるようになった。聴いていて引き込まれるようにグルーヴする曲、一方では夜の都会の静けさを持つスローな曲、これがJAZZだ、と納得するアルバムだ。

・「ウェイン・ショーターの登場
1965年1月20・21・22日ハリウッドで録音。ウェイン・ショーターの参加は『イン・ベルリン』からであるが、実質本作『E.S.P.』が最初の作品と言うべきだろう。サックス奏者としてだけでなく作編曲に素晴らしい才能を持っていたショーターの加入はマイルスが自身のアルバムで自身の曲を演奏するのではなく、メンバーの曲を演奏するという選択をさせるようになる。簡単にショーター加入後のアルバムを列記してみると、1966年10月『マイルス・スマイルズ』1967年5月『ソーサラー』1967年6月・7月『ネフェルティティ』→ここで、ジョン・コルトレーン死去1968年1月・5月『マイルス・イン・ザ・スカイ』1968年1月・9月『キリマンジャロの娘』1969年2月『イン・ア・サイレント・ウエイ』と繋がっていく。次作『マイルス・スマイルズ』では1曲になり、1967年5月『ソーサラー』と1967年6月・7月『ネフェルティティ』ではついに0となっている。しかも本作においてすら単独の作曲は5『アジテイション』だけである。メンバーの成長によりメンバーの曲を演奏しながら、実はマイルスの奥底には1967年に登場したジミ・ヘンドリックスに強いインパクトを受け、ファンクとエレクトリックへの止めようのない芽が目覚めていたと僕は見る。漆黒の闇のような完璧なこのクインテットのジャズも実はその時自身で作曲してしまえば、そのような気持ちを吐露してしまいそうだからではなかったのではないだろうか?

真のミュージシャンは心に目覚めた気持ちを隠し通すことは出来ない。ファンクとエレクトリックへの止めようのない芽はマイルスの中で急速に巨大化していく。そして全てを吐露したのはその4年後だった。

E.S.P. (詳細)

Nefertiti

・「ジャズを超えたニューサウンド
常にジャズの王道を歩いてきたマイルスにとって60年代後半は、自らのサウンドを決定付けるモメントであったと言えよう。ESP,マイルス・スマイルズ、などウエイン・ショーターとのコラボレーションが、いよいよ完成に向かっているころの録音である。Nefertitiではテーマだけを延々と吹き続けるマイルス。そこには、奇をてらった音楽はなく、限りない美とダンディズムが感じられる。Fallもどこかで聞いたような懐かしさと叙情性。ハンコック、カーター、ウイリアムスも絶好調。エレウトリック・サウンドもいいがやはりこの頃の演奏には格調と美意識が感じられる。

・「アコースティック・マイルスの極北
あまたあるマイルスの作品の中でもあまり語られる事がない本作だが、アコースティック時代の最高傑作であろう。とにかくこの作品で、マイルスはジャズ・ビートの範疇で出来る事は完全に極めつくしてしまった。それ故に次作「イン・ザ・スカイ」からは、8ビートとエレクトリックの導入に踏み切るのだ。どこをとっても一部のスキもない完璧な作品だが、特にマイルスとショーターがノーアドリブで延々とテーマ・フェイクを繰り返すタイトル曲の「Nefertiti」は、マイルスが見てしまった「JAZZ」と云う音楽の臨界点を、凍りつく様な冷徹さで我々の前に提示する。これ以降マイルスは、二度と「JAZZ」と云うフォルムに立ち戻る事はなかった。「JAZZ」に対するマイルスの最終回答とも云うべき作品だ。

・「凄すぎで鼻血
トニーウィリアムスとロンカーターが作り出すリズムのうねりが強烈で、聴き出すと催眠術のように体が動かなくなる感じ。"Nerfertiti"で、同じ旋律を繰り返してやって終わって行くのですが、途中でマイルスとウェインが同じ旋律を吹いていても故意にずれていくところがスリリングで聴いていると身悶えするほど。"Fall"のハーヴィーのソロがこのアルバムでは一番驚きました。空間を浮遊するようなセンスに驚きます。続くウェインもすさまじいのですが、彼のソロのバックでマイルスがミュートでメロディをずっと吹いているところが不気味。"Madness"のウェインショーターのソロも衝撃的で息をのむ凄さなのですが、バックでハービーがバッキングをしていない。それがウェインが宇宙空間を突き進むような感覚を作り出していますね。"RIOT"は、名曲ですね。美しい!"Pinocchio"は、ますますコクが出て来て、ウェインのソロを聴いていると口が開いてぼ~っとしてくる。ウェインの作曲した3つの曲が素晴らしい。ただ、トニーとハービーが作った曲もそれぞれクオリティが高く、トータルにまとまっているし、なによりも聴くとショックが大きい。こんな演奏を続けていたら心臓発作で倒れるんじゃないかと思えるほどの集中力と超人的な美意識の賜物。Alternate takeもそれぞれ素晴らしく、マイルスのソロも光っている。しかし、全部聴くと体がばらばらになりそう。

・「編集王マイルス
 『ウェイン・ショーター自伝』という本がある。内容についてはもちろんウェインがメインで、しかも内容的にウェインの内部世界の内容が濃く、関心のない人には至極重い本なのでお薦めというほどではない。この本を読んでいて俄然面白いのはマイルスの肉声が出てくる部分だ。 当然、黄金5の時代から、そのヴェールに包まれた世界が明らかにされるのだが、一番読んでてのけぞるのは「サンクチュアリ」と称された章の、出だし4ページだ。アドリブに対するマイルスの凄過ぎる、鋭過ぎる語りがありそのあと、この『ネフェルティティ』の録音風景が描かれる。 まず、ウェインがこういう(タイトル)曲を書いてくること自体が既に異常事態だが、マイルスは冷静にリハを終えると提案する。「この曲いいメロだから、アドリブなしってのはどうだ?」当然、残りの4人は醒めた笑いを浮かべるだけだ。そんなことをするジャズ・ミュージシャンはいないからだ。そしてマイルスは言った。「そう、それだ。だからやるんだ」 本当に、マイルスの真に否定することなど一切できない、帝王としての威厳。大胆な解釈。その結果がコレだ。思わずトニーになったつもりでドラム叩くマネをしてしまう。思考回路がフッ飛ぶ。 そしてこの体験は貴重だ。よく『アガルタ』を大音量で聴き込めばエレキ・マイルスの真の姿が見えてくる、というが、私はまずこの『ネフェルティティ』を1度聴くことをお薦めしたい。意味さえ分かれば、『キリマンジャロの娘』以降、壮絶なラスト『ドゥー・バップ』まで、まるでジェット・コースターのような体験ができる。そして気が付くと竜宮城に滞在していたかのようにマイルスを聴くだけで1年くらいすぐ終わる。そのような稀有な体験ができる招待状である。必聴。

・「きいてみな わからん、Nefertitiの凄さ!!
ソロがなく同じテーマの繰りè¿"ã-、ただã-、ドラムスとãƒ"アノががっつã‚"がっつã‚"バトルã-てまっせ、と言われてもなã‚"なã"っちゃ?そう思っていまã-た、è'くまでは。ã"ã‚"な音楽があったとは!ぶっ飛びます!何æ•...って、ソロがなくって、(以下繰りè¿"ã-)あー、言è'‰ã§è¨€ã£ã¦ã‚‚わかるまいなのだ。とにかくウェインショーター一ä¸-一代のãƒ-キミメロディーã‚'微妙にずらã-ながら延ã€...と繰りè¿"すマイルス&ショーター、そã"に徐ã€...に「ã"なくそ!たまらã‚"」とはじã'たり炸裂するトニーのドラム。それã‚'さらにあおり立てるフリーキーなハーãƒ"ーのãƒ"アノ。ã"れがだã‚"だã‚"にだã‚"だã‚"にだã‚"ã‚"だã‚"にだã‚"だã‚"に、å'©ã‚Œã¦æ»ã‚Œã¦ãã¡ã‚ƒãã¡ã‚ƒåŒ-する一歩手前で均衡ã‚'保っているã"の緊張感。ã"ã‚"な曲è'いたã"と無いでぇ(というã!‹!!たくさã‚"あっても困るが)。

マイルスクインテット加å...¥å‰ã®ã‚·ãƒ§ãƒ¼ã‚¿ãƒ¼ã¨ã„えばãƒ-ルーノートのソロ作は別とã-てæ¯"較的脳天æ°-にハードバッãƒ-路線ã‚'æ­©ã‚"でいたはずだ。ã"ã"までひねくれねじくれた奇妙な音楽に到é"するまでにはマイルスとの3å¹'é-"が彼のあるç' é¤Šã‚'刺激ã-て、ä»-に変えるã"とのできないミュージシャンに成長させたのではないか。ã"の時期のクインテットはショーター主導で語られるã"とが多いが、そのままメッセンジャーズにいて、天性の不æ°-å'³ãƒ¡ãƒ­ãƒ‡ã‚£ãƒ¡ã‚¤ã‚«ãƒ¼ã¨ã¯ã„え、ã"れだã'の音楽が作れたとは思えない。マイルスのカリスマで語られてã-まうã"とが多いã'ど、63å¹'にウィントンケリーらにã"っそり辞められてカリフォルニアで寄せ集めたミュージシャンとともにBasin Street Bluesã‚'寂ã-ã'に録音ã-ていたマイルスにさえ4å¹'後のã"のサウンドが予測できたであろうか。ä»-のメンバーにはなおさらではないか。そã‚"な神懸かりクインテットの最高作。

Nefertiti (詳細)

Bitches Brew

・「“音の秘境“へと進んでいくマイルスの代表作の一つ
1969年に発表されたこの「Bitches Brew」、今や「Kind of Blue」に次いで売れているCDらしい。ビートルズの音楽にはなにも興味を示さなかったマイルスだが、ジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョプリン、特にジミの才能には惚れ込んでいた。ジミの逝去で共演の機会はなくなったが、「イン・ア・サイレント・ウェイ」から周到に用意してきたエレクトリック・サウンドを一つの完成がこのアルバム。

思春期が70年代で、その当時の最新のマイルスの音楽、特にAgartaを好んで聞いていたぼくは、このアルバムを過去にさかのぼる形で聴いた。今も好きなアルバムなのだが、Agartaが幻想的とかを通り越して、音楽の抽象表現と呼ばれるところまでいっていたためか、ある意味、リズムが凄い分スイングできるのに対し、このBitches Brewはデモーニッシュともいえるサウンドだ。ロックの幻想的、瞑想的雰囲気も取り込んで、ロックでもないジャズでもない“マイルス・ミュージック”を作ったといわれている。ジャケットの絵を見てもそれは伺えるかもしれない。

チャーリー・パーカーのビバップがその構造の明確さで、ヨーロッパのクラシック音楽と同等だったのに対し、マイルスはモード時代からアフロ・アメリカンという範疇に留まらず、分析不能な“音楽の秘境”へと凄い勢いで進んでいった。このBitches Brewはそんなマイルスを決定的に印象づけた一枚だろう。

このアルバムだけではないのだが、今は、マイルスが当時の“黒人”にアイデンティティーをおいてなかったこともよくわかるし、いわゆる男性原理だけでなく女性原理も同じくらいの比重で併せ持っていた人間であることもよく理解できる。「俺は双子座だから2つの俺がいる。それは誰にもわからないよ」とうそぶいてたマイルスの面目躍如といったところか。聞いて損はあるまい。

・「エレクトリック マイルス!
マイルスデイビスの数あるアルバムの中でも「カインド オブ ブルー」と並んで別格の一枚。マイルス及びジャズ初心者は手を出さぬように。マイルス初心者にはプレスティッジマラソン セッションのいわゆるIN'四部作のどれか(どれも傑作)をすすめたい。話はもどるがこのアルバムにけちつける人間がいるのには驚いた。アコースティック時代のマイルスはそりゃ当然素晴らしい。上記の四部作以降傑作のオンパレードだ。しかしエレクトリック時代も素晴らしいではないか。ウイントン マルサリスはエレクトリックマイルスを認めてないらしいが、そういう人も多いのかな?とにかく現代のロック、テクノ、ヒップホップ、エレクトロニカを通過した耳はこのアルバムに反応するだろう。そして驚くはずだ。この時代にすでにマイルスはここまでいっていたかと。これはいわば世界初のポストロックでありミクスチャーでありサイバーファンクである。混沌の先には音楽の未来がある。混沌の中に飛び込め!このアルバム、唯一の難点は曲が長いこと。三十分とかあったりするがナーニびびるこたないぜ!どっぷり混沌にひたれ!どの曲もカタルシスはかならず訪れる。そして次はアット フィルモアだ!

・「理解できないものを評価すべきでない
このアルバムもまたジャズではない。 1969年、キングクリムゾンはロックの地点から、 またマイルスはジャズの立場から極めて似通った地平を目指したようだ。 結果的にロックミュージシャンとジャズミュージシャンの表現力の差と いうかそれぞれが内包している空間ともいうべきそのものが如実にそれぞれの作品に表された訳だが、 そういう思いで聞き比べてみると偶然とはいえない時代の必然性が感じられる。 雰囲気でふんふんとジャズを聴いてるようで実は垂れ流しているだけのリスナーには踏み絵のような作品になってしまうかもしれないが、 プログレをはじめとしたロック、またはポストロック・エレクトロニカの視点から入り込めば、 実は難解な部分など無く、明解な「ロック」がそこらに存在したりする。マイルスを信頼し、まずはきちんと何度も大きい音で聴き込むことだ。

・「かっこいいんだよ
 ジャズのアルバムは20枚も持ってないし、MilesのアルバムはOn the Cornerくらいしか持ってないような僕ですので、当時、こういう音楽がどういうふうに聞かれていたのか判らないし、それはビートルズのRevolution No.9とかを当時の人がどう思って聞いたか判らないのと同じなんですけど、今聞くと、これはこれは、凄い

 取り敢えず「僕が普段聞いているジャズのバリエーション内であることを期待して聴く」みたいな態度の、何か特定のものを期待して音楽を聴く人には辛いかもしれない 音楽に正面から向き合える人、是非、聞きましょう

・「とっつきにくいと思った人は、試しにDisc2から聴いて(経験して)みて
このアルバムは、初めて聴く時、素直に1曲目「ファラオズ・ダンス」から聴いてしまうと、おどろおどろしさやとっつきにくさが勝ってしまって、「ダメだ、生理的に受け付けない」と感じる人も少なくないかも。(僕は、何年か前にこのアルバムを買った時、そうなりました。)でも、そういう人でも、ためしに是非 Disc 2の「スパニッシュ・キー」から「サンクチュアリ」あたりまでを聴いてみて下さい。取り敢えず「ファラオズ・ダンス」やタイトルトラックの「ビッチェズ・ブリュー」は後回しにして。

すると?このアルバムの音楽が意外に、素直に熱く、素直にカッコ良く、素直に美しく聞こえ出したりします(不思議)。もし、それでもまだ「これのどこがいいんだろ?」と思っても、このアルバムをすぐに手放してしまわないで、ためしに、マイルス・デイヴィスが聴きまくっていたという、この時代の前後のジェイムズ・ブラウンやスライ&ザ・ファミリー・ストーン、ジミ・ヘンドリックスのアルバムを聴いてから、再びこのアルバムを聴いてみて下さい。自分の耳と心とで聴けば、「あっ」と気づくことが、きっとあるので。

自宅に居ながらインターネットで古今東西の音楽をラクに手に入れられるこの時代に、この「ビッチェズ・ブリュー」を一聴してすぐ「評判通りの名盤だ」と褒めちぎるのももったいないことなら、「それほど大したものじゃない」と切り捨ててしまうのももったいないことだと思います。

このアルバムの音楽は「ほかのリスナーや評論家さんやガイドブックがなんと言ってるか?」ではなくて、ひとりひとりの「あなた」や「私」がまず自分自身の耳(=身体)と心とで「経験」して「自分の中に入ってくるものがあるか?」「自分はこの音楽の中に入れられるものを持っているか?」それを、時間をかけて知る、という音楽に思えます。そして、1969年(の録音でしたっけ?)にこのミュージシャン達のした音楽上の冒険・挑戦に匹敵するようなスリリングな冒険・挑戦を、二十一世紀のこの世界で「あなた」や「私」(たとえミュージシャンでなくとも)がやれるかどうか?そんなことを問うているアルバムにも思えます。マイルス・デイヴィスとミュージシャン達はそんなことを意図しなかったとしても、時の流れの中でそういう「意味」や「存在感」を獲得してしまったアルバムに思えます。

マイルスは、共演するミュージシャンやこれを聴く「あなた」や「私」のひとりひとりにシンプルにして永遠の問いを突きつけているような気がします。「オレはこの音を出して、こう生きる。きみは、どんな音を出して、どう生きるんだ?」と。ここには、哀しみはあるけれど嘆きはなく −悩んで、闘って、勝ちたい。そういう音楽のように思えます。世界には、こういう美もある、と「経験」して知ることが出来るなんて、素晴らしいことに思えます。僕はノロマで五年くらいかかりましたが、きっと他の方はもう少し早くこのアルバムの良さを発見すると思います。

Bitches Brew (詳細)

Steve Reich: Octet; Music for a Large Ensemble; Violin Phase

・「Eight Linesではなく!
後年、作曲家自身がその響きを不満と感じ、手を入れ直し編成を大きくしたのが「Eight Lines」だが、このオリジナルヴァージョンの「Octet」の方が、張り詰めたシャープさとドライヴ感で最高です。5拍子のノリの良さ、突き抜けるピッコロの音色、バスクラリネットの鋭さ!カップリングの2曲も今もって最高の録音でしょう。

・「
気の抜けたノンサッチの録音よりこのCDでの演奏の方がずっと良かったです。十枚組BOX買った人にも一聴の価値あり。

・「Music For 18 Musiciansの拡張
1980年2月20・21日コロンビア・レコーディング・スタジオ/1980年3月9・10日トンスタジオ・バウアーで録音。表題作は、Music For 18 Musiciansの音楽とミュージック・フォー・マレット・インストルメンツ、ヴォイセズとオルガンを発展させたものとライヒは語っている。より広がったアンサンブルを引っ張っているのはマレットで、どこまでもどこまでも広がっていくそのパルスはより繊細で美しい有機体を形成している。『ヴァイオリン・フェイズ』はライヒの曲としてはかなり初期のもので1967年に作曲されている。『オクテット』はピアノにストリング・クァルテット、そして2本の木管楽器が加わっている小編成でのライヒである。大と小のライヒのパルスを本作では味わえる。ECM1168としてマンフレート・アイヒャーによって世に出たこのアルバムは現在ではECM Newシリーズにカテゴライズされている。

・「ECM New Seriesらしい快作
他のレビュアーが書いておりますように、OctetとEight Linesは似て非なる作品です。スピード感もこの盤のOctetは最高です。また管楽器の切れ味(フレージング、ボイシング、タンギング全て)が後の再録と比べても勝っております。Music for a Large Ensembleも大変面白い作品。ずっと3拍子かと思ったら、途中で変拍子になる仕掛けも秀逸。音も派手でサウンドシャワーが味わえます。Violin Phaseは先の2曲と比べると地味ですが、聞く回数を重ねるほど面白みが増します。

ノンサッチ盤や他の盤でも同じ曲の録音はあるのですが、ECMによる、ライヒは録音の良さ、ジャケットアート、プロデュース全てが一級品です。語学能力のある方はライナーノート内の文章も是非お読みください。ライヒ自身が書くライナーがこれまた面白いです。

・「だまし絵の如く・・・
同じようなフレーズが延々と繰り返されるようでいて、幾重にも重ねられた音の中から、ある音型パターンが引っ込んだかと思うと、代わりに別のパターンが前面に浮上してきて、いつの間にやら最初とはまるで異なる音風景が展開されていることに気付く・・・そんなだまし絵のようなスティーヴ・ライヒの音楽の魅力は、このCDでも遺憾無く発揮されている。

Steve Reich: Octet; Music for a Large Ensemble; Violin Phase (詳細)

Drumming

・「再録の価値は?
ライヒの再録音は最近ずいぶん多いですが、本当のところ優れたものが少ないです。その中でもこれは例外!曲の本当のベストフォルム、真価を余すところなく表現しています。録音も旧盤のぼやけた所がなく、実は微妙なソノリティを要求するこの曲をきっちり再現しています。CD1枚に納めたスケール感も妥当なもので、全体のバランスもよい。

・「Drumming
ボクはこのアルバムの2曲目"Part 2"が好き。音色が良い感じだし、穏やかと穏やかでないのが程よく織り交ざった楽想が美しい。いつまでも続く(けど、決して「いつまでも」続くはずがないって分かってる、、そういう)、詩情のような世界。恐らくとてもハードな世界観を背景に持つんだろう。でも、この淡いトラックがむしろその力強さを印象付ける。なんつって。。

・「曲は良いのだが。。。
どうしても旧録と比較してしまうのだが、個人的には微妙。

現代の忙しい人にとって、旧録の90分近くの演奏は敬遠されるのか、56分の短縮バージョン。録音や曲の明晰さなら、こちらの方が勝っているともとれるが、トリップするような催眠効果が本録音には乏しい。

有り体に言えば、旧録がクラシック音楽の語法を無視し、演奏者の思うがままに引き延ばされる即興音楽としたら、本作はパート1からパート4のそれぞれが、役割を持った楽章として定義づけられている(短い3楽章はまるで交響曲のスケルツォ)型を持ったクラシック。

たぶん、鑑賞方法の違いで、新録と旧録の価値は分かれるのではないでしょうか。ですので、当方の評価はあくまで参考に思っていただければ結構です(もちろん旧録は星5つをつけております)。

Drumming (詳細)

Steve Reich: Sextet; Six Marimbas

・「自己模倣から脱することとは
~ライヒの作品で、「18人の音楽家のための音楽」の余波は大きく、曲頭に置かれる例の「パルス」を始め、ほかの作品で「18人」の2番煎じを思わせないものは実はそんなに多くない。「Sextet」も基本的構造は同じ原理によってはいるが、より広げられた和声と、打楽器のみ(ピアノと、弓で弾かれるヴィヴラフォンを含む)のユニークな編成によって、新たなものを加え~~ることに成功している。特に終曲は、ライヒの傑作のひとつ。「Six Marimbas」は「Six Pianos」の編曲版だが、原作より成功している。ライヒの、打楽器との相性の良さを証明する1枚。~

・「演奏上も面白い。
CD収録のSix Marimbasは、清浄なテクスチャが途中二回のモード変化をしながら、ずっと続いていき、その中に繊細なモチーフが現れては消えていく、とても素敵な作品です。聴いただけでは判らないのですが、意外にも基調となるテクスチャを弾く3人のプレーヤーはほぼ重音を弾いているので、基調だけでも実に6重の濃密なハーモニーが動いています。ミニマル作品なので各小節に繰り返しのモチーフが示されていますが、繰り返しの回数は作曲者によって2−4xなどのように非固定で、演奏者は実際の演奏時の音楽の流れによって”正しい”回数を決め、頷きやアイコンタクト、その他ジェスチャーによって次のセクションに移る合図をするという、演奏においてもとても面白い作品です。演奏者によるモチーフの再編も許されているので、この録音でも楽譜との若干の違いがあります。また各プレーヤーは両手に二本ずつマレットを持たなければならないので、おいそれとは演奏できない曲です。

・「傑作2作の必聴盤
1986年5月、ニューヨーク、RCAスタジオで録音。『SEXTET』は1985年、『SIX MARIMBAS』は1973年のピアノ版を今回マリンバに置き換えた作品で1973-86年作とされている。

ライヒの音楽で特筆すべきは、シーケンシャルな音をやっていながら機械は全く介在せず、全てアコースティックで演奏されていると言うことだと僕は思う。そこが微妙な揺らぎを与えていて、パルスのような世界ながら妙に暖かみがある原因だと思う。特に本作はパルスの音楽にパーカッシブさが加わった傑作2作であり必聴盤である。

なかでも『SIX MARIMBAS』を聴いていると何となくだがポリスのシンクロニシティでのアンディ・サマーズのギター・リフを僕は連想してしまう。ライヒの掲げたテーゼは多くのミュージシャンに幅広く影響を与えているのが分かる。

Steve Reich: Sextet; Six Marimbas (詳細)

Reich: Different Trains, Electric Counterpoint / Kronos Quartet, Pat Metheny

・「ミニマルミュージックの名盤
単純な音形が反復されて、それが幾重にも重なったりしながら変化していくミニマルミュージック。その創始者の一人であるスティーブライヒのアルバムです。聴いたことのない人はあまりドラマティックでなく退屈な音楽という印象があるかもしれませんが、このアルバムはまったくそんなことはなく、特に一曲目などはサブタイトル通りに戦争中の不安や混乱を感じさせます。クロノスカルテットやパットメセニーの演奏、そしてミックスも良いので、ミニマルミュージックやライヒに興味のある人はまずこれからはじめると良いと思います。

・「『The Way Up』は間違いなくこの作品の延長線上にある
『Different Trains』は1988年8月31日〜9月9日、サンフランシスコのロシアン・ヒルで、『Electric Counterpoint』は1987年9月26日〜10月1日、ニューヨーク、パワー・ステーションで録音。

『Different Trains』もまあ面白いのだが、僕にとっては何と言ってもパット・メセニーの演奏する『Electric Counterpoint』である。本当に実力があるミュージシャンがライヒの曲を演奏するとこんなに凄いんだ、と感心してしまった。特に遡ってこの作品を聴いているので余計そう思うのだろうが、パットの近作の『The Way Up』は間違いなくこの作品の延長線上にあると思う。

ライヒの提唱する曲は多くのミュージシャンに創作上のヒントを多大に与えている。『Electric Counterpoint』は10本のギターに2本のエレクトリック・ベースを再生しながらパットがギターを弾くわけだが、普通には考えつかない組み合わせだ。言ってみればスタジオ録音にライヴを重ねている状況である。こういうあり得ないセッテイングが新しいヒントを、その後のパットに与えたと思える。重要な作品だ。

・「ジャケットは★5つ
前半の"Different Trains"は弦楽器と列車の汽笛の音が絡み合い、そこに人の声のサンプリングが乗る非常にクールな作品。後半の"Electric Counterpoint"はPat Methenyの奏でるギターが幾重にも重なり、繊細で深みのある楽曲に仕上がっています。共に普段テクノ等のクラブミュージックを聴いているリスナーの方々にも楽しめる内容になっているのではないかと思います。表面が列車の線路、裏面がギターのネックという捻りの効いたジャケットも秀逸ですので、観賞用にも是非。

Reich: Different Trains, Electric Counterpoint / Kronos Quartet, Pat Metheny (詳細)

劇場版 NEON GENESIS EVANGELION - DEATH (TRUE) 2 : Air / まごころを君に

・「いまさらながら見ました
物凄くへこみましたけど、それが狙いなんでしょうね・・・人は真に他人とわかりあいたいと思うけどそれには、他人と融合するしかないそうなってしまえば、人も他人もなくなってしまう。自分が自分でいられなくなる。他人には自分に理解できない気持ち悪い部分があり自分には他人に理解してもらえない気持ち悪い部分がある。わかってほしいと思いながら、わかるわけないだろと思い知られたくないとすら思う。結局人と人とは分かり合えない。「気持ち悪い」でもその中で生きるしかない。みたいなこと言ってんのかなーって。思いました。

TV版での賛否両論、というより大多数からのブーイングうけながらさらにこの映画で「こうなんだよ!」とTVシリーズのラストでの内容をTV版よりリアルにエグく強調・補足するという、この度胸。満点です。

ネルフ職員が虐殺されるシーンはかなり残酷で、人によってはトラウマになりかねません。(無抵抗で手を上げた職員を射殺、部屋の外から火炎放射器で中の職員を焼き殺し、悲鳴が聞こえるなど)まさに阿鼻叫喚の地獄絵図で、しかも表現の仕方がリアルなのでかなりキツイです。苦手な方は決してご覧にならないことをお勧めします。個人的にはここが一番ショッキングだった。

・「この劇場版は人を選びます
生きる事に何の疑問もない人や生まれてきて良かったと感じている人にはむしろ逆効果の気持ち悪い作品だと思います。別のサイトの映画レビューで書かれていましたが、この作品(特に26話まごころを、君に)に共感できる人というのは何かしら心が病んでいる人だと思います。「死にたい、でも生きたい」「消えたい、でも存在したい」「誰とも関わりあいたくない、でも独りは寂しい」というアンビヴァレンスな感情を持つ人にはオススメです。

「希望なのよ、ヒトは互いに分かり合えるかもしれない、ということの」「好きだ、という言葉と共にね」もちろん人は完全に互いに分かり合うことは不可能です。しかし私がこの言葉とこの作品に救われたのも事実です。この映画には、強烈な「死」に対する甘美な誘惑と、それを打ち消す「生」に対するまっすぐな希望があるからです。つまりハッピーエンドなんです。もし今、何らかの事情により自殺や失踪を考えている人がいたらこの作品を観てください。ひょっとしたら何かを感じることができるかもしれません。ひょっとしたらですけど。

・「解説サイトを読んだら救われました
最後のシーンの意味のわからなさに、この作品を自分の中でなかったことにしてたんですが、解説サイトを読んだらなんかもうハッピーエンドにまで思えちゃうようになりました。

・「およそ世界の終末は失恋ほどの重みも無い
大ブームを起こした同名アニメを2時間半に凝縮/収束した劇場版です。一連の"エヴァスタイル"を駆使しつつTV放映時の物語上の謎はほぼ全て解けます。が「まごころ~」パートが往年のATGを彷彿させる作風なので、当時劇場でさらに困惑したものです。今となって複数のスタッフの方から製作当時の情報が漏れ聞くことを総合しますと、超話題作に祭り上げられた劇場版製作に対する重圧と、(野暮な話になりますが)監督ご自身のあるスタッフへの横恋慕の苦しみをプライベートフィルムの手法でアニメ映画化、というのが事の顛末だったようです。観客総じて唖然とした終劇直前のあのセリフは実は台本には無く、彼女自らの(監督に対する?)言葉だったとNHKのとある番組でご自身語っておられました。あれを言ってしまう彼女も凄いですが、それを要求し且つ実際何の伏線も無く使用、作品を取巻く全ての狂騒に見事終止符を打った監督はなお凄い。ちなみに他にも唐突な実写パートの撮影、実際に首を締めて締められてのアフレコ等の話などこれだけでもう一本映画が出来そうです。難解だ観念的だともてはやされたこの作品、そういう裏事情を鑑みて見直せば本当に差し迫る"孤独への恐怖"、劇中の言葉でいう"心の壁”がナマで描かれている傑作だと思います。皮肉でも何でもなく、恋愛至上主義の現世日本において、悲しいかなこれがリアルな"世界の終末"なのかもしれません。

・「巨大綾波に押し潰されて死にたい
作品を見て不快な思いをした人は多いと思う。ただ、旧約聖書以前の神話やキリスト教、近代以降の哲学などの知識によって少し理解できます。伝承によるとアダムは獣との結合に飽きてリリスを妻に迎えたが、リリスが男性上位の結合を嫌がって逃げた。神は天使を使いリリスを連れ戻そうととするがリリスは拒否して紅海のほとりに住み、デーモンと交わって毎日100人の子供を生んだ。そこで神はリリスより従順なイブを創造したとか冥界の扉は性交によって開かれる等この時代は不徳という概念が明確になかった。それとその後のキリスト教道徳が与えた世界、哲学による真実の探求。近代哲学による真実への疑問、自分と他者、社会等の関係がちりばめられ、現代の哲学でも理解不能だと語ってます(衒学術的になるしかない)。それと、ラストシーンの首絞めと気持ち悪いですが、いろいろと解釈できるのですが、ニーチェのツァラトゥストラに「人間に対する大いなる嫌気、それが私を窒息させ(中略)永遠に回帰するということ!ああ、吐き気!吐き気!吐き気!」とあるようにニーチェの神や真実への否定と生命の肯定を表してます。ニーチェはこの映画では他にもゼーレのキール議長にも使われているので監督の中には重要な思想だったと思われます。この映画の世界観はキリスト教以前の世界とニーチェが芸術の最も重要な要素としていた性欲、陶酔、残酷を衒学術的に表した結果だと思います。(シンジの自慰やアスカの残酷な戦闘シーンやエバシリーズの性的な陶酔、全裸で女性上位の綾波、赤い血の海等)この映画をみて芸術的と思った人はニーチェの言う美、生命の肯定の力を感じたのかもしれません。他にも真実の探求者である加持、キリスト伝道者のミサトなど考え始めると深みにはまります。それがこの映画の面白さなのだと思います。

劇場版 NEON GENESIS EVANGELION - DEATH (TRUE) 2 : Air / まごころを君に (詳細)

COWBOY BEBOP 天国の扉

・「悲しき悪魔の物語
テレビシリーズからのファンではありますが、劇場版もテレビシリーズでのノリが全く変わってなくてとてもよかったです。この劇場版の話には#6の「悪魔を憐れむ歌」や#20の「道化師の鎮魂歌」と重なる部分が多くて、悪魔ではあるのだけれどもどこか憂いを秘めているなあ、このヴィンセントはと。渡辺監督のヴィンセントの描き方はやはり違うなと思いました。何せ1回観ただけではわからないのがこのスルメアニメ(ファンの間ではこう呼ばれている)、何回観ても新鮮で心にしみる話ばかりです。それからこの劇場版、テレビシリーズにも増してかなりのネタが盛り込まれています、DVDを購入した際にはそれを捜してみるのも楽しいかもしれません。

・「2071年のブルース
音楽が素晴らしい。まずその一言に尽きるでしょう。恐らくTVシリーズを含め、この作品に在り来たりな音楽が付いていたのなら私は見ることが無かったでしょう。

映像のクオリティも最高です。他のアニメ作品にありがちな「美少女」や「メカ」を全く売りにしていない。ストーリと癖のある人間達のド

ラマ、それらを緻密に描き出す映像と音楽で勝負する姿勢に変わりがなかったので安心しています。

一本の映画として何の予備知識もなしに見ても十分楽しめますし。TVシリーズの世界観とノリを分かってる方はよりのめり込めます。

最後に強調しておきたいのは、この作品があの9/11テロより前に

作られた作品だという事を知った上で見て欲しい事です。

・「大人のアニメ
洒落た音楽、映像、テンポ、ストーリー。映画になる事で、多少テレビシリーズとのリズムの違いはありますが、それもスパイスの一つとして楽しめると思います。人間味あふれるキャラクターの呼吸が、心地よいカンジに響きます。

メインキャラから、サブキャラまで、「そこ」で生きている「生活臭さ」も味の一つ。大人が十二分に「娯楽映画」として楽しめる作品です。シリーズファンなら、是非。

・「今なお前売りチケット保存中
 上映から2週間と経たず911テロがあり、製作が長引いた分、もし事件以後の封切りとなっていたら上映されていたか分からない作品だ。

 まず作品を観る前に前売り券に付いていたTシャツ。クローゼットの中にいい色のシャツがあるなあと思うとビバップのものだったりする。年に数回しか袖を通さず大事に愛用している。

 シナリオとしてはありきたりな題材かもしれないが映像、音楽がそれらをうまく融合し、こたえられない出来上がりとなっている。 特にエドなんかはお約束的な動きをするし、ヴィンセントの孤独感、虚無感はテロリストの心情とはこういうものではないかと、かなり説得力があると思わせる。

 スパイクの清掃員扮する格闘シーンはブルースリーの映画にそんなシーンがあったなあと監督の遊び心も感じるし、シリーズものとはまた違ったテイストで楽しめた。

 ただひとつ引っかかるところはヴィンセントの 『思い出した。俺の愛した女だ』というセリフは今をもっていらなかったんじゃないかなあ、映像だけで伝わったのではないか、と思わせる。

・「「だらしないカッコ良さ」の頂点!
革靴の底が石畳の上を叩き、近づいてきます。

カウボーイ・ビバップが多くのファンを魅了してやまないのは、何にも責任を持たず、ただ転がるようにして生きるシャラクターたちの姿があるからでしょう。劇場版となった本作では、『ヴィンセント』なる正体不明のテロリストが現れ、主人公達は幾度となく死の危険に晒されます。

拳銃での銃撃戦もあり、素手での格闘もあり。作中を通して漂う『死』の濃密な香りと、その反面、軽快で陽気でリズミカルで適当な(笑)楽しさが同居しているのです。そんな作品は他に類を見ないでしょう。

そういった意味で『カウボーイ・ビバップ』は非常に完成度の高いアニメと言えます。

とりあえず見てみてください。「だらしないカッコ良さ」を貫く者達の挽歌が聞こえるでしょう。

COWBOY BEBOP 天国の扉 (詳細)

吸血姫美夕 完全収録版

・「ここからシリーズが始まりました
現在出ているコミック・ノヴェル・DVDのすべての原点はここにあります。一番最初のコミックよりも、こっちが先なんです。個人的にはTVシリーズよりもオススメします。収録話数は少ないですが、絵・音楽・声優などの一体感は目を見張るものがあります。TVシリーズをご覧になった方は、礎ともよべる本作品をみていただきたいですね。孤独でシニカルな美夕が絶対的な信頼を寄せるラヴァとの関係は、うらやましく思えます(下僕だからじゃないよ)。人間関係に疲れたら、見てみるのもいいかもしれません。固い信頼の絆で結ばれる関係に、あこがれるし、救われます。

・「小悪魔度が炸裂の美夕
美夕のアニメを知ってる人は、大抵テレビシリーズの方を語る。一方こちらはテレビシリーズよりも以前の作品で、美夕を追いかける女霊媒師の視点からなる4つのオムニバスからなる独立の作品。登場人物の設定がテレビ版とはかなり異なっており(美夕が吸血姫になった経緯すら!)、こちらの美夕は小悪魔度が炸裂してて、

結構優等生ぽかったテレビシリーズよりも原作の雰囲気に近い気がする。主人公の女霊媒師を心理的に揺さぶりまくるが、これは視聴者の心を揺さぶるためだろう。非常に魅惑的で圧倒的な存在感だ。こっちを先に見てると、テレビシリーズの方は絵も人物関係も子供向け(少女アニメ的)で不満である(結末のダークさは凄いけど)。

最後に、この作品内の最終話(吸血姫になった経緯)は衝撃的だ。これは切ない。母と娘(美夕)の宿命の非情さに声が出ない。テレビシリーズを見たことが無く見る予定も無い人でも、この作品はお薦め。

・「「いつだって真実は人間の中にあるのに」
この作品を初めて見たのは、もう十数年前になるが、その独特の幻惑的な雰囲気の影に隠された、様々な出来事の真相の残酷さに当時、頭を殴られたような強い衝撃を受けたものである。 物語は霊能力者一三子の眼を通して、人間の暗部に介在するモノ--

神魔と同族であるにも関わらず彼らを狩りたてる謎の吸血鬼少女 美夕を描く。『人間』としての尊厳と倫理観を冒涜するかの様な美夕の行為に、憤りを覚えつつも、好奇心を抑えられず次第に深追いしていく一三子。あくまでも神魔に関わった人間達の悲劇的な顛末の傍観者であったはずの彼女は、やがて、当の自分自身が既にその当事者になっていたことに気づかされるという恐ろしくも皮肉な結末を迎えるのだ。「無知とは最大の幸福なり」「知らぬが仏」などの格言の裏に秘められた「怖さ」を痛感させる。真に「恐ろしい」ものは、もののけたる神魔の存在ではなく、人間が眼を背け続け、ひた隠しにしていた自分自身の闇なのである。

後、同タイトルのテレビシリーズも存在しており、こちらもぜひお薦めしたい。併せて見れば、より楽しめよう。

・「TVシリーズとは随分違う
このOAVの存在はつい最近まで知りませんでした。まず感じたのが各ストーリーを無理やり30分に押し込めようとしているということです。OAVなのだから時間にとらわれることなく製作して欲しかった。TVシリーズと違って4つのストーリーは血の臭いで満ちています。美夕が母親の血を吸ってしまったのは妙に印象的でした。もう一つは時間を止められて全てのはぐれ神魔を闇へ返すまでこの世を彷徨わなければならない美夕の悲しみですね。これが全ストーリーを通じて流れています。見ていると実に美夕が痛々しい。

・「暗いけど好き
美しい少女の姿をしたバンパイア、美夕。人の生き血を吸う代わりにその人に永遠の夢を与える。孤独な彼女と、人間界を惑わす「神魔」との戦いが繰り広げられる。美夕の正体を知った、ヒミコと名乗る霊媒師の女性は、彼女の秘密を探ろうと美夕の後を追う。しかし、そこには彼女の過去の出来事が現在の因果をもたらしていた。雰囲気は全体的に暗いが、ストーリーそのものが人間の深層心理を象徴しているため、必然的にそうなっているのだと思う。Integralシリーズとは少し設定が異なるが、個人的にはこっちの方が気に入っている。

吸血姫美夕 完全収録版 (詳細)

AKIRA DTS sound edition

・「他のアニメDVDメーカーも見習ってほしい


今回のパイオニアLDCの[AKIRA]は、こうでなくてはいけないと言える適価と内容で発売した事にまず拍手を送りたいです。絵的にはバンダイのAKIRAと同レベルといった印象であるものの、音声というより音楽の再現力は数段上を行き、芸能山城組独特の肉声が実にリアルに響いてきます。

しかし、こういった良質な内容と\3000台というプライスを伴ったアニメソフトがひとにぎりというのは少々寂しい気がしますし、アニメDVDが異様に高いという日本独特の習慣は、いいかげん打破していかなくては今回の様に購入するという所まではなかなか行きません。

・「音楽がいいので高音質版は嬉しいです
忘れた頃になんとなく見たくなるAKIRAですが,このバージョンは嬉しいですね.

個人的には音楽がすばらしい効果をあげていると思っているので...

様々な抜群の要素が絡まり合ってAKIRAという傑作が完成したと思います.

ちなみにAKIRAの音楽を担当した芸能山城組は実はとんでもない集団です.彼らは芸術家であり, 研究者であり, しかも科学者だったりします...

・「俺のバイブル
ありきたりの言葉で申し訳ないですけど、このアニメ、80年代に製作されたのが信じられないぐらいのクオリテイーです。もう何度も見ましたが、見るたびにそう思わされます。まったく古さを感じない、もう2005年になったというのに、凄すぎます。時代設定、キャラ設定も当時からしてみれば、かなり先を行った設定で、金田のキャラも正義の味方と言う感じではなく、悪なんだけど、どこか憎めないキャラで、勧善懲悪じゃないところがよいです。ああ、俺も金田のように生きたい。

・「未だに最高傑作アニメ映画
日本が誇る世界最高のアニメ映画。この評価は20年近く経った今でも崩れていないし、今後も当面は続くだろう。全く古さを感じさせない映像のクオリティは圧巻。効果音的な音楽も非常に効果的。登場人物も個性的で、全く飽きることなく見ることが出来る。単なるSF、バイオレンスではなく、人間の本質的な部分に迫るテーマもあり、異常なほどに完成度の高い作品である。

・「傑作
確かに万人受けはしないかもしれませんが、20年近くも前の作品なのに、このハイクオリティさ。作者でもあり監督でもある大友先生はまさに天才。細かいところまで妥協を全くしておらず、何度も何度も観ているのに飽きが全くありません。新鮮さすら覚えます。そこらのハリウッド映画よりも見応えあり。何処からこんなアイデアが生まれるのか・・・。ため息ものです。ストーリーは多少難解かもしれませんが、是非とも観て頂きたい一品です。セル画でここまで出来るとは・・・。セル画だからこそいいのかもしれませんけど・・・。主人公、金田が乗るバイクが思わず欲しくなってしまいました。金田と鉄雄の対立しながらもお互いを思う友情、ラストは切なかったです。

AKIRA DTS sound edition (詳細)

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊

・「Ghost In The Shell
文句なしの☆5です。これほどまでに見応えのある映画は中々お目にかけない。

何が凄いのかというと映像や音楽はもちろんの事ですが、やはり的確に計算された近未来のリアリティではないでしょうか。基本となるのは「ネット」であり、実に巧みに具現化されています。1988年頃の時点でネットの台頭を予測し、その性質を完璧に表現した原作者に加え、その世界観をありのままに映像化する事に成功した製作者側も見事です。

この映画が存在する限り、世界各国はアニメにおいて日本を越える事は難しいでしょう。

・「衝撃的だった
この映画を見た当時、ネットのことを詳しく知らなかったので(ネット自体の普及率もまだまだだったと思う)何度も何度も見た思い出がある。それほど衝撃的だったし、それほど理解したいと思った世界観だった。時が経って見ても、なんてすごい作品なんだろうと改めて思う。各方面に多大なる影響を与えたのは周知の事実だが、作品自体が全く色褪せない輝きがある。時代がまだ追いついてないからだろう。原作と映画のエッセンスは微妙に違うが、それはそれで楽しめるし、どちらの世界でもとにかくキャラクターが魅力的だ。個人的には英語版(日本語字幕)がおすすめ。日本語の方は意味はよくわかるが、聞き取りづらいところが何箇所かある。

・「同企画で大幅に安くなり、これはお買い得!
士郎正宗の原作は、所々に細かいギャグを盛り込み、素晴らしいものですが、この劇場版は、コンパクトにまとめるため、原作を元に、押井ワールドにアレンジした作品。dtsではないのですが、BGMの音質も良く、低音まで響き、素晴らしい出来です。皆さんご存じのように、この作品は海外でも上映され、「MATRIX」3部作の製作ををウォシャウォスキーに決断させた、有名な作品です。以前9800円で発売されていたものを購入しましたが、こんなに安くなり、ファンは買いやすくなりました。アニメファンならずとも、これは買いでしょう。最後は原作通り、草薙少佐のゴーストが電脳ワールドに入り込むエンディングになっています。原作は第2作と最近、第1.5作(?)が発表されていますが、2作目は「機動隊」ではなく、草薙素子のみの活躍となっています。しかも1作目のエンディングでは少女の擬体にゴーストが移されているのですが、最初の姿で登場するので、別物と言っていいでしょう。現在「イノセンス」が公開されていますが、この作品も合わせて見てみると、一層深く理解できるのではないでしょうか。ところで、メーカーさん、アニメのDVDをもっと安くして下さい。財布が空になっちゃうよ!

・「やっぱり一押し!この作品
攻殻機動隊の原点とも言えるこの作品。DVD作品は今もなお、最新作が出ています。もし最近この作品に興味が出た人も、興味があり『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』を見ていない人も、この廉価版は買って見るのもいいと思います。限定版もありますが、見るだけでしたらこちらでも言いと思いますよ!

・「機械と人間の狭間、生命と非生命の境界
『GHOST IN THE SHELL』―アーサー・ケストラーの『機械の中の幽霊』を彷彿させるタイトルである。作品のテーマはやはり「真実と虚構」。ネットが世界を覆い、人体のサイボーグ(義体)化もありふれる近未来。ヒロイン・素子は自分が自分であることを証明する確かな<真実>を見出すことができず懊悩していた。そんな時起こる不可解な事件。事件の黒幕である、外務省の秘密プロジェクトの予期しない結果としてネットの海に誕生した、<ゴースト>を宿したプログラム<人形使い>は自らを「生命体」だと宣言し、より完全な生命体となるために行動を開始する。全身サイボーグ化も珍しくない世界で、人間と機械を別けるものとは一体何なのか、生命体と非生命体の境界は何なのか―<人形使い>の存在はわれわれにそう問い続ける。

別にこの種のテーマは決して珍しいものではないし、この作品の魅力の全てでもない。本作の魅力はこの哲学的テーマとディテールにまで凝りに凝った映像美・アンニュイかつ詩的でどこか儚さを感じさせる表現美が一体となって織り出す怪しいまでの作品世界の美しさである。雅楽的旋律を背景に大和言葉で綴られる主題歌も、近未来世界との良い意味でのギャップを形成し、はまっている。

この作品が万人向けではないことは事実である。しかし、好きな人には堪らない作品だろう。『イノセンス』を観る前に必ず観ておくことをお勧める。

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 (詳細)

イノセンス スタンダード版

・「孤独に歩め。悪をなさず、求めるところは少なく。林の中の象のように。
この映画のメインテーマは「人形」ですが、もう一つ、「バトーの孤独」も描かれています。

95年の攻殻が素子の孤独を描いた映画なら、これはバトーの孤独を描いた映画でしょう。徹底的な情報化、管理化社会の中で自らのアイデンティティを失っていく素子…

素子「私みたいに全身を義体化したサイボーグなら誰でも考えるわ。もしかしたら自分はとっくに死んじゃってて今の自分は電脳と義体で構成された模擬人格なんじゃないかって。いえそもそも初めから<私>なんてものは存在しなかったんじゃないかって。」(95年の攻殻の台詞より)

同じ様な孤独感、疎外感を素子と同じく全身義体のサイボーグであるバトーも抱き始めます。

荒巻「最近のあいつ(バトー)を見ていると失踪する前の少佐を思い出す…」

バトーは素子のように直接「寂しい」みたいなことは言いませんが、生身で家族持ちの相棒トグサとの対比によりバトーの内面は実にさりげなく描き出されます。ヤクザ事務所に行く時も保身を考えるトグサは…

トグサ「俺は家族持ちなんだ。話を聞きに行くだけだよな?」

一方バトーは全身義体であるが故にかあまり保身を考えず向こう見ずです。

冒頭登場する刑事「9課のサイボーグ野郎だ。あんなのと関わってちゃ命がいくつあっても足りゃしねえ。」トグサ「(ヤクザ事務所でのバトーの暴れっぷりに怒り)あんたと組んでると命がいくつあっても足りゃしないってことだけは確かだ」

二人の違いは次の台詞で決定的となります。

荒巻「お前は家族持ちだったな。今の自分を幸福だと感じるか?」トグサ「ええ、まあ…」バトー「(再会した素子に対し)一つ聞かせてくれ、今の自分を幸福だと感じるか?」

自分でこんなことを人に聞くということは、バトーはトグサと違って幸福を感じていないということでしょう。そして次の瞬間荒巻と素子は同じ台詞を口にするのです。

荒巻、素子「孤独に歩め。悪をなさず、求めるところは少なく。林の中の象のように。」(ブッダ「真理のことば感興のことば」からの引用)

この映画の台詞は大半が引用ですが、2回以上繰り返されるのはこの台詞と「生死去来 棚頭傀儡 一線断時 落々磊々」(世阿弥「花鏡」からの引用)だけです。前者が「バトーの孤独」というテーマの象徴であり、後者が「人形」というテーマの象徴でしょう。

「人形」をめぐる哲学的な議論についていけなくてもバトーに感情移入できれば心に残る映画となるでしょう

・「現実と虚構、人間と人形が倒錯する押井守の知的迷宮
犬、鳥、魚、天使というモチーフ、宗教性、格調高い長セリフとロングショット、銃器に対するフェティシズム、はき捨てるような乾いたセリフ回し、引用…ありとあらゆる押井的要素が詰まっている。次々と襲ってくるガイノイドは「劇場版レイバー1」のクライマックスを、大人のラブストーリーとひたすらモノローグで喋り倒す竹中直人は「劇場版レイバー2」を、キムの館での夢と現の錯綜は「ビューティフルドリーマー」をそれぞれ髣髴とさせる。更に「アヴァロン」同様Dominoという画調調整ソフトを使ったルックの調整等、正に押井守の集大成と呼ぶべき映画である。IGにとっても一つの到達点だろう。

「アニメの技術で実写を撮る」ことを標榜した「GRM」が資金不足で潰れ、そうこうしている内に「マトリックス」に先を越されてしまい、「GRM」の低予算版である「アヴァロン」も二番煎じに終わってしまった押井だが、今回は逆に「実写の技術でアニメを撮る」ことを標榜。背景の殆どを3D化することで自在なカメラワークを生み出すことに成功している。またプロダクションデザインには「不夜城」「スワロウテイル」で美術監督を務めた種田陽平を起用。実写の美術経験者がアニメの世界観デザインをするのは勿論初めてのことだ。

そしてそのコンセプトは<チャイニーズゴシック>。その一番の見せ場である中盤の択捉の街の情景は正に圧巻。しかもこれが映画の丁度真ん中に、蝶番のように位置することで、美しいシンメトリーの構成の、まるで一冊の哲学書のような作品となっている。

押井が95年の「攻殻」にあまり力を入れなかったことは「ユリイカ05年10月号」68ページの神山健治の発言から明らかだが、今作は押井特有の衒学趣味と澁澤系ゴスロリが融合したかなりマニアックな作品なので敷居は高い。普段あまり本を読まない様な人にはキツいだろう。しかし一度ハマれば抜け出せなくなることは必至。

…人間と人形と動物を区別するものは何か?ゴーストか?ではゴーストとは何か?生命か?では生命とは何か?…

さああなたも七宝細工を散りばめた様な映像と言葉のコラージュが織りなす知的迷宮へと迷い込んでみませんか?

・「「イノセンス」とは、何か。
「イノセンス」とは何か。

衝撃の問題作の異名にふさわしいのか、初めて自分が劇場で見た時、観客は自分一人でした。そして、何をする為に劇場に行ったのか、一回目の鑑賞では満足度が納得出来ず、劇場版「攻殻機動隊」を視聴し、再度、映画館に足を運びました。

劇場には3週間の間で4度行き、品川へも行きました。

それは誰に言われたわけでもなく、「見たい」と自分の意志で選んだ作品だから、という答えに他ならなかったからでしょう。

近年、日本国内や海外作品でも

「作品の質よりも著名芸能人が多く出ればいい。数学的な収入成績だけがよければ良作だと思われる」

傾向の物ばかり出回っていた事に酷く否定的だったので、

「同じ時間で視聴するならこういう作品があってもいい」と、私は肯定派です。

自分は何故この作品を見たいのか?

「誰々がこう言っているから」「世間が話題として取り上げているから」「黙って座っていれば誰か著名芸能人が何かをしてくれるから」という視点を捨て、自分にそう問いかける事。自分から視点を合わせて行く事で、紐をほどくように何か、自分の見たい物が見えてくる。

きっと、そんな作品ではないかと考えています。

スタンダード版が初めから用意されている個人的に嬉しいですね。IGのDVDはこれまでマ二ア向きで値段が高めの物が多かったそうなので価格面でも満足です。

・「臭う(におう)体と冷たい体
作品そのものの重さに耐えかねて、瓦解してしまったアニメ史上に残る壮大な失敗作。予算、参加した天才アニメーターたち、前評判、全てが桁外れではあったが、その期待は空しく空を切り、押井守自身の名声にも多大なダメージをもたらした。「押井が単独で脚本を担当すると危ない」という言葉は、今後、声低く囁かれ続けることになるだろう。

この作品のモチーフとして押井守が提示したのは「臭う体と冷たい体」だった。押井は未来の人間は、必ず「冷たい体」を選ぶだろうと予言した。もし、この魅力的なモチーフが、作品の中で的確に表現されていたならば、「臭う体」と「冷たい体」の間で、引き裂かれる「人間」の苦悩を、人間の置かれた実存的な状況の中で、想像的に描き出すことに成功した、唯一無二の傑作として、前作を超えることも可能だったろう。

「臭う体」を象徴する「犬」が見事に表現されていたのに比べ、「冷たい体」を代替する「セクサロイド」や「素子」は明らかに失敗している。「冷たい体」を表象するはずの素子は、OVAシリーズの素子と全くかわらない気安さで、広大なネットの知性と融合し、全く新たな存在へと止揚された素子の超越的な側面が欠落してしまっているため、バトーが素子の後を追って「冷たい体」に移行することをためらう、内的必然性が成立しない。また、前作にあった、脳裏に焼きつくよう