シヴィライゼーション4 デラックスパック (詳細)
サイバーフロント
「面白い」「秀逸なゲーム」「Civ4+拡張版×2」
シヴィライゼーション 3 コンプリート 完全日本語版 (詳細)
サイバーフロント
「のんびり長く楽しめるゲーム」「無限ループなんですよ」「初めてでしたが」「ハマりすぎ〜!」「ヴォリューム満点、おなかいっぱい。」
シヴィライゼーションII プレミアパック (説明扉付スリムパッケージ版) (詳細)
ソースネクスト
EA Best Selections アルファケンタウリ 完全版 (詳細)
エレクトロニック・アーツ
「CIVシリーズとは似て非なる楽しさ」「持続する楽しさ」「SF好きなら買って損なし」「これでもかってぐらい奥が深い」「シビライゼーションが全く違うゲームに進化」
銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 (詳細)
ジャレド ダイアモンド(著), Jared Diamond(原著), 倉骨 彰(翻訳)
「もっと早く読めばよかった・・・」「圧倒される知の冒険」「文明発展の背景を解き明かす力作」「科学的な視点から」「すごい本」
銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 (詳細)
ジャレド ダイアモンド(著), Jared Diamond(原著), 倉骨 彰(翻訳)
「もっと早く読めばよかった・・・」「圧倒される知の冒険」「文明発展の背景を解き明かす力作」「科学的な視点から」「すごい本」
モノの世界史―刻み込まれた人類の歩み (詳細)
宮崎 正勝(著)
「世界史がより身近に感じられます」「モノという歴史書」「社会史とは目に見える歴史なのだ」「人間が作り上げてきた「モノ」たち」
世界史を動かした「モノ」事典 (詳細)
宮崎 正勝(著)
「先人達の積み重ねが現代につながった」
戦争の世界史―技術と軍隊と社会 (詳細)
ウィリアム・H. マクニール(著), William H. McNeil(原著), 高橋 均(翻訳)
「戦争の究極的な説明」
飛び道具の人類史―火を投げるサルが宇宙を飛ぶまで (詳細)
アルフレッド・W. クロスビー(著), Alfred W. Crosby(原著), 小沢 千重子(翻訳)
「パズルがサーっと一枚の絵に再構成されていく爽快感」
地政学入門―外交戦略の政治学 (中公新書 (721)) (詳細)
曽村 保信(著)
「日本人に馴染みの薄い地政学を学ぶ上で最良の入門書である」「国際関係を理解する上での必読書」「常に地球を相手にする政治学」「地政学の基本を知るならこの一書!」「国際政治の基礎」
事典 古代の発明―文化・生活・技術 (詳細)
ピーター ジェームズ(著), ニック ソープ(著), Peter James(原著), Nick Thorpe(原著), 矢島 文夫(翻訳)
「待望の邦訳!期待にたがわず滅法面白い!」
<なぜ生まれた?どう進化した?>早わかり科学史 (詳細)
橋本 浩(著)
「コンパクトな科学史概論」
磁力と重力の発見〈1〉古代・中世 (詳細)
山本 義隆(著)
「全米が泣いた」「神の御許で」「団塊世代の英雄が描く一大科学史」「磁力から見えて来る 豊穣」「在野の知識人の鑑」
図説 世界の七不思議 (詳細)
ラッセル アッシュ(著), Russell Ash(原著), Richard Bonson(原著), 吉岡 晶子(翻訳)
「これは面白い。」「視野の広い博学本」
横割り世界史 [図解雑学] (図解雑学) (詳細)
武光 誠(著)
「人類五千年の歴史は、やっぱり戦争の歴史であった」「テーマがまとまっていて面白い」「欲しかった一冊 受験から雑学まで」
一冊でわかるイラストでわかる図解世界史―地図・イラストを駆使 超ビジュアル100テーマ (SEIBIDO MOOK) (詳細)
成美堂出版編集部
「地図が見やすい」「たしかにたのしい」「もう一歩」「分かり易い良書」「偏った歴史本。印象操作。」
文明の衝突 (詳細)
サミュエル・P. ハンチントン(著), Samuel P. Huntington(原著), 鈴木 主税(翻訳)
「価値ある一冊」「ここ数年先のアジア地域における国際情勢の指針となる。」「現在進行中のシナリオ」「圧倒的迫力とスケール」「「文明の衝突」から「世界文明」へ?」
文明ネットワークの世界史 (詳細)
宮崎 正勝(著)
● 手放せないゲーム
● ゲーム
● ゲームら
● ゲーム
● 医学史
● 生命・人類史
● 文明史
● 世界を広げるヒント、あるいは Step Across the Border
● 勝間和代さんお薦めの本 自然科学・社会科学をよむ36冊から(2)
● 文明論
● ライフサイエンス
・「面白い」
シヴィライゼーション本編+拡張パック2本のお買い得パック。
本編の面白さは折り紙つきで、中毒性が高くてついやりすぎて私生活がおろそかになるほど面白いです。廃人量産ゲームとまで言われています。
拡張パックも結構高いのでこのデラックスパックはかなりお買い得なんですが、1本目の拡張パックのウォーロードはデキが悪く、なくてもいい感じなのでビヨンドザソードと本編の2本でいいような気もします。
・「秀逸なゲーム」
他の方も書いているように、WLは必要なく、デラックス版のお得効果は全くない。
・改善されたインターフェース
以前の作より、インターフェースやクリック音がマッキントッシュのような柔らかい感じになって、ユーザーフレンドリーに改善されているのがまず良かった。外国産ゲームと言うことで、どうしても硬い感じが否めなかったから。
・戦略的な外交
他の文明に仮想敵国や戦争中の文明に宣戦布告や交易中止を求めることが出来たり、科学技術や物資を交換できたりと、外交が非常に戦略的に出来ているのは素晴らしい。それでいて、シンプルで、直感的に操作しやすかった。それと、コンピューターが非常に狡猾。滅亡寸前の文明が、こちらの隣接する他の強力な文明に恭順してしまい、その文明が宣戦布告。結果、反対方向から大軍で攻められ、あえなく・・・ということもあった。また、文明の指導者が個性的なのも面白かった。
・多様な戦闘ユニット騎士、海兵隊、戦車、戦闘機等、戦闘ユニットが非常に豊富で、ゲーム戦術の幅を広げているのも良かった。また各ユニットには経験値が設定されており、LvUp毎に特殊能力を付けられるのも嬉しい。また、各ユニット毎に相性も設定されている。
・重要な資源科学が進む毎に戦略資源が可視化されていくが、必ずしもそれらが、時刻領土内にあるとは限らない。したがって、その獲得を目指して外交や戦争をする必要も出てくる。例えば序盤、銅、鉄、馬は極めて重要だが、不運にも自国内場合が多々出てくる。あるいは、小麦、米があれば、生産力が飛躍的に向上し、飛躍的な人口増加を出来る。この辺りの設定は非常に細かく、素晴らしいと思う。
・意味のないシナリオモード一方で、シナリオになんの意味があるのか、よく分からなかった。最も全てのそれをプレイした訳ではないが、例えばチンギスカンのシナリオを数ターンやってみたが、一ターンがやはり10年に換算されてしまい、チンギスカンの時代などあっという間に過ぎてしまう!前史から近未来までがテーマなだけに特定の自体に焦点を当てたシナリオになんの意味があるのだろうか。
・要素が多すぎて今回もやっぱりやりこむ前に挫折した・・・。要素が多すぎて、考慮すべきものが非常に多く、何度もプレイする気にならなかった。
・「Civ4+拡張版×2」
Civ4の価格改定版+BtSの価格でWLがおまけに付いてくると考えれば確かに得なのであろうが、評価の低いWLを抜かすと、個別で買ってもそう変わらないのでお得感はない。
Civ4の経験がなければ、すべきことが分からず本体のみ(まだ選択肢が少ないというか多過ぎない)から始めた方が良いと思われるので、Civ3等を結構やり込みつつCiv4を買っていないという人以外は、まずCiv4の価格改定版の方を買い、面白いと思ったらBtSを買い足す方がお勧めである。
BtSになって、攻城兵器の弱体(強さの是正)化や作る意味の薄い建物の効果増加等有効な選択肢の増加で面白さは増している。
初期設定のままでは言われているほどAIの強化は実感できないが、攻撃的なAIを選択すると攻撃は結構まとも(と云うかいやらしい程)になってくる。“狂犬は味方にして番犬化する方が得策”
ただし、この設定はゲーム自体は難度が上がって面白いのだが、“無駄な遊び”つまり選択肢の余地が減ってしまうのがやや難点。攻撃度を調整できる様な設定も欲しかった。
最大の問題点は1つ、シヴィロペディア(=ヘルプ)を開こうとすると、前の状態(初期メニューやゲーム中)に係らず、30〜40%の確率でBtSを終わらせてしまう。英語版でもv3.02でも同様のことがあったのだが、パッチで修正はできるのに、日本語版は初期発売でこの修正はされず、今だパッチも出ていないのはマイナス要素。
・「のんびり長く楽しめるゲーム」
短くレビューするのは難しいソフトですが、基本は発明で文化ツリーを延ばし領地を拡大していくシステム。(勝利条件は自己設定によります。)じっくり考えながら方向性(作戦)を練る事が出来、そこが楽しいゲームです。魅力は、自分好みにルールをカスタマイズ出来る事。人によって好みのプレイスタイル・遊べる時間があるので、ルールを好みに合わせる事が出来るのは、このシリーズの特徴であり良さです。それと難易度によりますが敵国(コンピュータ)は歯ごたえがあり、しっかりした交渉もしてきます。個人的には低難易度でも十分楽しめてます。拡張セット込みですから、ユニット・ルールの追加、シナリオMAPがセットになっている為、フィーリングが合えばかなり長く遊べるソフトだと思います。正直、画面が地味でインパクトが薄く、グラフィックも独特ですが、playしてみると気にならず、むしろ整理されており飽きません。一見、操作や画面情報等が難しそうに見えますが、遊んでるうちに自然と理解出来てしまうところも完成度故だと思っています。自由度が高く、見た目の派手さでは無く中身重視の方はplayしてみては如何でしょうか?※マルチプレイはやったこと無いのでシングルのみの感想です。 又、シナリオは歴史シナリオですが、歴史を再現した形ではありません。 本ゲームシステムに歴史を被せたイメージですが上手く出来てます。
・「無限ループなんですよ」
このゲームは、単純なことの積み重ねです。町を作る(→開発する)、領土を増やす(→さらに町を作る)、技術を増やす(→やれることに厚みが増してゆく)、他の国や蛮族と戦う(→さらに領土を増やす)、外交・取引・・・・・。ふと思ったのが、自分でシナリオ(脳内変換・妄想)していく、超自由度の高いRPG(TPRG)に近いような。やれること一つ一つは単純なので、つぎはあれ、つぎはこれ、やることが次々に増えていくんですよね。これはとまらないですよ。
うほ、敵さん、その町を襲うんですか、うへ、向こうからもせめて来たよ。こっちからあそこを攻めている最中なのに。ちくしょう、あいつむかつくなぁ。とりあえずほろぼしてぇ。あぁ、新しい技術ゲット。うがーアップグレードの金がねぇ。・・・よし、反撃の準備が整った。逆襲じゃー!え?もう6時間たってるの?うひょ、あそこまではやっておきてぇ!・・・みたいな。この気持ちがつたわらないですか?やればいくらでもわかるってもんですよ。
自分の世界を楽しみきったらコンクエストもある。そして、さらに!廃人さん用(?)に、自分自身や、ネットに広がる他の廃人さんたちの作った追加資源・技術等、ユニットや、ルール。自分自身(他人)によって増えていく奥深さ!やる気さえあれば、大抵のSLG作れるのはすごいよなぁ。
新作出るたびに基本はほとんどかわってないのは、色々いじるより、その基本がステキだからいじらないんですよね。みんなで一緒に、止まらない世界(廃人)への第一歩をふみだそうよ、みたいな。
・「初めてでしたが」
このシリーズは初めてプレイしたのですがとにかく奥が深いスルメの様なゲームだと感じました。購入前はルールを理解するのに時間がかかりそうと思ってましたが、開始して10分あれば大体の流れは理解出来ました。
・「ハマりすぎ〜!」
世界各文化からひとつを自勢力として選択し、紀元前4000年から宇宙旅行の未来に至るまでをシミュレーションするゲーム。ギリシャ、ローマ、カルタゴはもちろん、アジアではモンゴル、中国、日本から朝鮮まで、その他アメリカ、フランス、はたまたズールー、イロコイなどのマイナー文明(失礼)まで幅広く選択できます。都市の建設、文明の発展、研究、軍事、外交交渉、あらゆるシミュの要素が詰め込まれており、大雑把に例えると、コーエーの戦略シリーズ(信長、三国志)にシムシティをプラスし、さらに兵器研究・文明開発の要素を盛り込んだゲームです。正直、めちゃくちゃ面白いです!時間を忘れて延々と没頭してしまいます。ただ、テーマが壮大な分、全体として大味な印象は否めません。細かな兵器設計ができるわけではありませんし、都市開発に専念することもできず、ひとつのこと(軍事だけとか、都市開発だけとか)だけに没頭したい方は、それ専門のゲームを選んだ方が良いと思います・・・・が、何はともあれこの値段でこのおもしろさ、チャレンジしてみる価値は存分にアリです。難点は、マニュアルとチュートリアルの雑さ。とにかく何度もトライして、カラダで憶えるしかプレイ方法がありません。この点、初めてプレイする人が敬遠しがちになってしまう大きな理由になっていると思います。ま、トライ&エラーも十分面白いんですけど。総合的には、間違いなく大傑作。色々難しいゲームではありますが、飲み込んでしまえばこれほど面白いゲームが他にあるのかというほどハマります。そこまでのめりこめなくても、値段分以上の楽しみがあることは確実。シミュレーションゲームが好きな方は絶対に買いです!
・「ヴォリューム満点、おなかいっぱい。」
かなり中毒性が高く、止めるタイミングが難しいです。時間さえあれば延々とプレイしてしまうでしょう。私は当分ゲームはこの1本で充分だと思えるほど。
低難易度での己が帝国構築プレイも楽しいですし、高難易度プレイもかなりやり応えがあります。色々な文明や政治体制を試してみたくて、クリア後はすぐ再スタートしてしまいます。おまけにコンクエストもついているので、遊び尽くすには相当な時間を要するはず。
とにかくハマる!シュミレーションゲームの名作です!
●EA Best Selections アルファケンタウリ 完全版
・「CIVシリーズとは似て非なる楽しさ」
このゲーム(SMAC)を遊んでから、同じシド・マイヤーが作ったCIV2、CIV3を遊びました。(発売時期は、CIV2、SMAC、CIV3ですが)いずれも「文明を発展させることで様々な技術を修得し、それを内政や戦争に生かしながら勢力を伸ばしていく」という特徴的なシステムは同じです。
未来SFがモチーフになっているので、CIVシリーズに親しんだ方には、文明の進化の仕組みやそれに伴って建設可能になるユニットなどがイメージしにくいかもしれません(その分、新鮮に遊べるかもしれません)が、SF好きの方にはたまらない設定になっています(ムービーやノベルといった実に細かいところまで設定されていてます)。
また、CIVにはない「オリジナルユニットの作成」ができます。自分の作戦に合わせてユニットあれこれ作る楽しみはSMACならではです(オート化もできます)。
さすがにCIV3を遊んでからはCIV2を遊ぶことは無くなりましたが、このSMACは今でも時々引っ張り出して遊ぶほど、気に入っています。この値段で、数週間ハマれることを思うと費用対効果は抜群だと思います。
ただ、CIVシリーズを未経験の方は、少々取っつきにくいので、ネットで攻略サイトを探してみるといいかもしれません。
・「持続する楽しさ」
こういうゲームを一気にのめり込んでプレイするのもいいが、じっくりとやるのもいい。ゲームの後でノートに感想や反省を書いていたものがどんどんたまって「アルファケンタウリ日記」みたいなものが出来てしまった。「あのザハロフ博士め、軍事攻撃の警告を出し続けていたが、実は十分な軍備などなかったのか。早く侵攻しておくべきだった。あの狸ジジイ・・・」といったようなものから「やはり政治は大砲かバターかの選択か」という思索まで促してくれる。楽しみ方が色々あり、持続できるのがいい。
・「SF好きなら買って損なし」
まず、基本はCivです。
こんな所まで来るくらいなら、Civllizationというゲームの何たるかは知っているでしょう。知っているという前提の下に進めます。
道具立てが半端で無く良い。SFマニアにとってですけど。SFにでてくる道具立ては、PSIや起動エレベータから、自己思索ロボット、サイバースペースやら果ては超人類への進化まで、ガンダムを除いてほとんど出ているといって良いでしょう。
それにハァハァするのがこのゲームの本質、後はオマケみたいなもの。
それぞれのAIも、SF好きのつぼを押さえきっている。宗教原理主義者から科学原理主義、ガイア思想から果てはエイリアンまで取り揃えております。分かる人だけ分かって。
私個人ははI.アシモフのハリ・セルダンプレイを科学者ザハロフを重ねてプレイするのが好みです。それ以外はどーでもいい。
ただ一つ、「キミにはSFマインドがあるか?」この一点がこのゲームを買うか否かの分岐点といって良い。
・「これでもかってぐらい奥が深い」
ターン制の軍事シュミレーションなのですが。次に何を研究するか、どのように敵陣に突っこむか、とりあえず共闘するか、共同で研究を進めるか等々。と色々と戦略を練れます。
研究の進め方によって大きな違いもでてくるのが更にGOODです。
あと、1台のパソコンで複数人で対戦できるので布教にも更にGOODです。
「アルファケンタウリ 完全版」というだけあって拡張パックもついてきますので、お徳感たっぷりなので買って損は無いと思います。
・「シビライゼーションが全く違うゲームに進化」
各国?の特徴、テクノロジー進化の系図、ユニットの特徴も奥が深く楽しめます。シビライゼーションと同じルールで作られていながら良い意味で全く別のものになっています。理由はバックにある悲しい雰囲気がよく反映されているからと思います。食料清算がゼロまたは1の土地が延々と続くのです。異星に植民する道は厳しいものです。彼らには帰る宇宙船も無い。しかも各国の指導者(独裁者)は人民を虫けらのように扱っているように見えます。麻薬や脳改造などの理解できない技術、残虐そうな兵器も出現します。おまけに海に陸に原生動物が生息しています。彼らは精神攻撃を得意とするため、彼らと戦うときはどんな高レベルのユニットも1−1歩兵と同じ戦闘力しか無いのです。移民船が出発したときまさかこんなことになるとは誰も思わなかったでしょう。
・「もっと早く読めばよかった・・・」
アステカやインカ帝国がヨーロッパ人に征服されたという歴史的な事実は有名だけれども、なぜその逆では無かったのか、と考えた人はあんまりいないと思う。 つまり、なぜインカ帝国の方がヨーロッパを征服することにならなかったのか、ということ。
人種間に生物学的な差異があるから(ヨーロッパ人の方が優れていたから)、ヨーロッパ人の方が征服できたのだという考え方は、簡単の答えが出るのかもしれないが、やはりどう考えても愚かでしかないし、もちろんこの本の著者ジャレド・ダイアモンドもそんなことは言わない。著者自身が本書を次のように要約している。
「歴史は、異なる人びとによって異なる経路をたどったが、それは、人びとのおかれた環境の差異によるものであって、人びとの生物学的な差異によるものではない。」
また、タイトルである「銃・病原菌・鉄」はヨーロッパ人が他の大陸を征服できた直接の要因を凝縮して表現したものであるが、著者の考察はそれだけではなく、なぜそれらを持つ者と持たざる者に分かれたのか(なぜ大陸間でこれほど不均衡があるのか)まで示し、そのことが直接的な要因である「銃・病原菌・鉄」とどのような関係にあるのか、までも示している。
扱う内容が歴史なので、著者も歴史家とかなのかというとそうではなく、理系も理系。 歴史と科学が結びつくと、こんなにも面白いのかと思わせられる。どこを読んでも面白いことばーーーーーっかり書いてある。ライオンの肉はおいしいらしい・・・
いきなりアステカやインカの話から始まるのではなく、1万3000年前の話から詳しくしてくれるので、学校の歴史の時間に習ったことを忘れている人でも大丈夫(笑) と、言うよりも、学校の歴史の時間をつまらないと感じた人ほど読んでみて欲しいなあと思う。
人種間に知的能力の差異があると信じていたり、IQが高ければ頭が良いんだと思い込んでいたりする人は、是非一度読んで欲しい。
☆200個つけても足りない・・・
・「圧倒される知の冒険」
高校時代に学んだ世界史の教科書の冒頭には必ず「四大文明は全て大河のそばで発展した。これは治水灌漑が大規模な土木工事を必要とし、それには複雑な政治形態を持つ大集団がなければならなかったから」といった説明がなされていたように思う。またヨーロッパ人がなぜ他の世界を支配するようになったか?という問いには「科学技術の進歩、特に銃火器の大量生産」が挙げられていた。その裏には「だから日本人は他のアジア人に先駆けて豊かな社会を築きあげることができた」という優越感と、西欧崇拝主義が見え隠れしていたように思う。
本書は生理学・生物学をベースとしながらも文化人類学のフィールドワークを豊富に行う、正に学際的な知の巨人といえる、ダイアモンド博士の手による「理科系の理論で再構築した人類史」である。先の四大文明の起源についても、別の観点から説き起こし、野生種の植物を栽培でき、大型哺乳類を家畜化できる環境にあった地域で人口の稠密(ちゅうみつ)化が起こり、人口爆発が起こったゆえ社会集団が複雑な政治制度を持つにいたったという見方を示す。また南北のアメリカ先住民はヨーロッパ人の持つ銃によって滅ぼされたとか、白人を神と勘違いしたという説が今まで素朴に信じられてきたが、実は武器よりも(ヨーロッパ人が抗体を持っていた)病原菌によって亡くなった先住民の方が多かったという例も挙げている。 アジアの中でいち早く西洋文明を取り入れた日本人は、今まで「白人優越主義」に捕らわれがちだった。しかし、本書冒頭で博士は、「平均的ニューギニア人は、平均的白人より優秀」と言う。なぜなら厳しい環境の中で生きのびていく知恵を身につけているから。そして「人種的優越」の愚かさを証明していく。西欧の優勢は長い人類史の中ではわずかな割合でしかない。
本書の説もまたひとつの仮説ではあるが、圧倒的な実例に基づく理論は非常に説得力を持つ。上下巻の大著だが知的興奮を約束する良書。
・「文明発展の背景を解き明かす力作」
インカ皇帝は何故ピサロ率いるたった168人のスペイン部隊に敗れてしまったのか。また、そもそも何故、アメリカ大陸を征服したのは旧大陸(ユーラシア大陸)のヨーロッパ人で、その逆ではなかったのか。オーストラリア原住民のアボリジニは何故石器時代から抜け出せなかったのか。アフリカは人類発祥の地であるにも関わらず何故暗黒大陸に陥ってしまったのか。
これらは歴史を勉強した人は誰でも感じたことがある疑問だろう。そして一般的な結論は白色人種がその他の人種より優秀だからといった人種間の優位性に落ち着くことが多い。正直言って自分の中にもモンゴロイドは手先が器用で頭もいいといった先入観があるのは事実だ。
しかしながら本書では文明発展の決定要素は人種ではなく環境だと結論付ける。文明が最も発展したユーラシア大陸とその他の3大陸における、人間の食料となる植物、家畜となる大型動物の分布状況の差と、東西に広がるユーラシア大陸と南北に広がるアフリカ・アメリカ大陸の地相が、文明の発展にいかに決定的な影響を与えたのかを、豊富な事例を用いて判りやすく説明してくれる。
約400頁の本書には人類の歴史に関して、中学・高校の教科書では習った記憶ことがない情報がこれでもかと詰め込まれている。例えばタイトルのGERMS(病原菌)とは何を意味するのかと疑問であったが、文明の発展と病原菌が密接に関係していると知って驚いた。
普段はこの手のアカデミックな本は滅多に読まないが、本書に関しては読後に知識欲が満たされた充実感があり、大ヒットな一冊であった。
・「科学的な視点から」
今まで読んだノンフィクション本の中でも、最高の本だった。歴史の積み重ねとして生まれた現在を、今度は逆にさかのぼっていき、歴史の根源を探っている。この本以外にも、Third Chimpanzeeなど、非常に面白い本を書いているが、翻訳版はでているのだろうか。
科学的な説明だけで終始しているわけでなく、歴史的な場面を読者の頭の中に描き出し、そこから生まれてくる疑問点に対し、一つ一つ丁寧に解答を与えていく。読んでいて楽しいのはもちろん、読み終わった後に、ひとつ賢くなった、と満足感を覚える本だった。
・「すごい本」
世界の富が今のように偏って存在するようになったのはなぜか?支配する人と支配される人にわかれてしまった原因はなんなのか?そのような壮大な問いに答えを提供しようとしている、すごい本だ。
かといって小難しい話ばかりが続くのではなく、豊富な実例や統計を元にした、一般の読者にもわかりやすくてなるほどと思わせるような語り口なんである。
タイトルの3つは、スペイン人がインカ帝国を征服できた直接の原因を凝縮してあらわしたものだ。
ヨーロッパ人がインカ帝国を征服できた直接の要因は銃や病原菌や鉄ということになっているが、ではなぜヨーロッパの人間が他の大陸の人間より先にそれらを手に入れられたのか?その究極の要因を、ミステリーの謎解きをするように、丹念に解き明かしていく様にはかなり興奮させられます。
この問いに対する著者の答えを要約すると「人種的・生物学的な違いが要因なのではなく、気候や、栽培化・家畜化可能な動植物の分布や、大陸の広がる方向などによる、環境の違いがもたらしたものである。」というもの。
これを読んだからといって、現実の地域格差をなくすヒントが得られるわけではないかもしれない。この本の主張も著者による仮説であって、非常に説得力はあるけど丸呑みして信じてしまうのもどうかとは思う。ただ、人種差別的な考え方を知らずのうちにしてしまっている時にこの本の主張を思い出せるのは、精神衛生上非常によいことのような気がする。
まあそういうことを抜きにしても、とにかくこの本を読んでいると楽しい。
「おれはすごいことを知ってしまった・・・!」
みたいな錯覚(?)が味わえます(笑)
おすすめです。
・「もっと早く読めばよかった・・・」
アステカやインカ帝国がヨーロッパ人に征服されたという歴史的な事実は有名だけれども、なぜその逆では無かったのか、と考えた人はあんまりいないと思う。 つまり、なぜインカ帝国の方がヨーロッパを征服することにならなかったのか、ということ。
人種間に生物学的な差異があるから(ヨーロッパ人の方が優れていたから)、ヨーロッパ人の方が征服できたのだという考え方は、簡単の答えが出るのかもしれないが、やはりどう考えても愚かでしかないし、もちろんこの本の著者ジャレド・ダイアモンドもそんなことは言わない。著者自身が本書を次のように要約している。
「歴史は、異なる人びとによって異なる経路をたどったが、それは、人びとのおかれた環境の差異によるものであって、人びとの生物学的な差異によるものではない。」
また、タイトルである「銃・病原菌・鉄」はヨーロッパ人が他の大陸を征服できた直接の要因を凝縮して表現したものであるが、著者の考察はそれだけではなく、なぜそれらを持つ者と持たざる者に分かれたのか(なぜ大陸間でこれほど不均衡があるのか)まで示し、そのことが直接的な要因である「銃・病原菌・鉄」とどのような関係にあるのか、までも示している。
扱う内容が歴史なので、著者も歴史家とかなのかというとそうではなく、理系も理系。 歴史と科学が結びつくと、こんなにも面白いのかと思わせられる。どこを読んでも面白いことばーーーーーっかり書いてある。ライオンの肉はおいしいらしい・・・
いきなりアステカやインカの話から始まるのではなく、1万3000年前の話から詳しくしてくれるので、学校の歴史の時間に習ったことを忘れている人でも大丈夫(笑) と、言うよりも、学校の歴史の時間をつまらないと感じた人ほど読んでみて欲しいなあと思う。
人種間に知的能力の差異があると信じていたり、IQが高ければ頭が良いんだと思い込んでいたりする人は、是非一度読んで欲しい。
☆200個つけても足りない・・・
・「圧倒される知の冒険」
高校時代に学んだ世界史の教科書の冒頭には必ず「四大文明は全て大河のそばで発展した。これは治水灌漑が大規模な土木工事を必要とし、それには複雑な政治形態を持つ大集団がなければならなかったから」といった説明がなされていたように思う。またヨーロッパ人がなぜ他の世界を支配するようになったか?という問いには「科学技術の進歩、特に銃火器の大量生産」が挙げられていた。その裏には「だから日本人は他のアジア人に先駆けて豊かな社会を築きあげることができた」という優越感と、西欧崇拝主義が見え隠れしていたように思う。
本書は生理学・生物学をベースとしながらも文化人類学のフィールドワークを豊富に行う、正に学際的な知の巨人といえる、ダイアモンド博士の手による「理科系の理論で再構築した人類史」である。先の四大文明の起源についても、別の観点から説き起こし、野生種の植物を栽培でき、大型哺乳類を家畜化できる環境にあった地域で人口の稠密(ちゅうみつ)化が起こり、人口爆発が起こったゆえ社会集団が複雑な政治制度を持つにいたったという見方を示す。また南北のアメリカ先住民はヨーロッパ人の持つ銃によって滅ぼされたとか、白人を神と勘違いしたという説が今まで素朴に信じられてきたが、実は武器よりも(ヨーロッパ人が抗体を持っていた)病原菌によって亡くなった先住民の方が多かったという例も挙げている。 アジアの中でいち早く西洋文明を取り入れた日本人は、今まで「白人優越主義」に捕らわれがちだった。しかし、本書冒頭で博士は、「平均的ニューギニア人は、平均的白人より優秀」と言う。なぜなら厳しい環境の中で生きのびていく知恵を身につけているから。そして「人種的優越」の愚かさを証明していく。西欧の優勢は長い人類史の中ではわずかな割合でしかない。
本書の説もまたひとつの仮説ではあるが、圧倒的な実例に基づく理論は非常に説得力を持つ。上下巻の大著だが知的興奮を約束する良書。
・「文明発展の背景を解き明かす力作」
インカ皇帝は何故ピサロ率いるたった168人のスペイン部隊に敗れてしまったのか。また、そもそも何故、アメリカ大陸を征服したのは旧大陸(ユーラシア大陸)のヨーロッパ人で、その逆ではなかったのか。オーストラリア原住民のアボリジニは何故石器時代から抜け出せなかったのか。アフリカは人類発祥の地であるにも関わらず何故暗黒大陸に陥ってしまったのか。
これらは歴史を勉強した人は誰でも感じたことがある疑問だろう。そして一般的な結論は白色人種がその他の人種より優秀だからといった人種間の優位性に落ち着くことが多い。正直言って自分の中にもモンゴロイドは手先が器用で頭もいいといった先入観があるのは事実だ。
しかしながら本書では文明発展の決定要素は人種ではなく環境だと結論付ける。文明が最も発展したユーラシア大陸とその他の3大陸における、人間の食料となる植物、家畜となる大型動物の分布状況の差と、東西に広がるユーラシア大陸と南北に広がるアフリカ・アメリカ大陸の地相が、文明の発展にいかに決定的な影響を与えたのかを、豊富な事例を用いて判りやすく説明してくれる。
約400頁の本書には人類の歴史に関して、中学・高校の教科書では習った記憶ことがない情報がこれでもかと詰め込まれている。例えばタイトルのGERMS(病原菌)とは何を意味するのかと疑問であったが、文明の発展と病原菌が密接に関係していると知って驚いた。
普段はこの手のアカデミックな本は滅多に読まないが、本書に関しては読後に知識欲が満たされた充実感があり、大ヒットな一冊であった。
・「科学的な視点から」
今まで読んだノンフィクション本の中でも、最高の本だった。歴史の積み重ねとして生まれた現在を、今度は逆にさかのぼっていき、歴史の根源を探っている。この本以外にも、Third Chimpanzeeなど、非常に面白い本を書いているが、翻訳版はでているのだろうか。
科学的な説明だけで終始しているわけでなく、歴史的な場面を読者の頭の中に描き出し、そこから生まれてくる疑問点に対し、一つ一つ丁寧に解答を与えていく。読んでいて楽しいのはもちろん、読み終わった後に、ひとつ賢くなった、と満足感を覚える本だった。
・「すごい本」
世界の富が今のように偏って存在するようになったのはなぜか?支配する人と支配される人にわかれてしまった原因はなんなのか?そのような壮大な問いに答えを提供しようとしている、すごい本だ。
かといって小難しい話ばかりが続くのではなく、豊富な実例や統計を元にした、一般の読者にもわかりやすくてなるほどと思わせるような語り口なんである。
タイトルの3つは、スペイン人がインカ帝国を征服できた直接の原因を凝縮してあらわしたものだ。
ヨーロッパ人がインカ帝国を征服できた直接の要因は銃や病原菌や鉄ということになっているが、ではなぜヨーロッパの人間が他の大陸の人間より先にそれらを手に入れられたのか?その究極の要因を、ミステリーの謎解きをするように、丹念に解き明かしていく様にはかなり興奮させられます。
この問いに対する著者の答えを要約すると「人種的・生物学的な違いが要因なのではなく、気候や、栽培化・家畜化可能な動植物の分布や、大陸の広がる方向などによる、環境の違いがもたらしたものである。」というもの。
これを読んだからといって、現実の地域格差をなくすヒントが得られるわけではないかもしれない。この本の主張も著者による仮説であって、非常に説得力はあるけど丸呑みして信じてしまうのもどうかとは思う。ただ、人種差別的な考え方を知らずのうちにしてしまっている時にこの本の主張を思い出せるのは、精神衛生上非常によいことのような気がする。
まあそういうことを抜きにしても、とにかくこの本を読んでいると楽しい。
「おれはすごいことを知ってしまった・・・!」
みたいな錯覚(?)が味わえます(笑)
おすすめです。
・「世界史がより身近に感じられます」
世界史を勉強してみようと、あれこれ本を読んでいますが、久々に面白いと思った本です。概説や通史を扱った本はたくさんありますが単に史実を羅列したものでは退屈します。その点、この本は馴染みのある「モノ」と「概説」を組み合わせて世界史をより身近に、わかりやすく解説してくれます。お薦めの1冊です。
・「モノという歴史書」
パソコン、インターネット、本初めの文章に出てきた三つのものにはすべて歴史がある。そしてその歴史がまた人間の歴史を変えてきた。
今ここで本を開けば文字が印刷されている。文字もまた歴史があり、人間の歴史を変えてきた。そして文字は印刷技術によってこれまた人間の歴史を変えてきた。
本書はモノがいかにして人間圏を広げ、
文化と歴史をつくってきたかということをまとめている。歴史というと普通は人物からアプローチすることになるが、この本では徹底してモノからアプローチしている。
鉄砲、印刷物、金、食物など個別的にモノと歴史との関わりをまとめた類書は多いが本書は多くのモノとの関わりを一冊に網羅していてお得感がある。
読みやすくて勉強になる一冊。
歴史はちょっと苦手という人にもおすすめである。
・「社会史とは目に見える歴史なのだ」
歴史という言葉には救い難いイメージが付きまとっている。それは象牙の塔の中で古い文献資料に埋もれている姿だ。しかし歴史とは本来そんなスタティックなものなのであろうか?実は我々の身の回りに歴史は「文化」として可視的、不可視的な形で存在している。
時代毎に区切る政治史・王朝史に慣れた目には、本書のようなスタイルに慣れるまで時間がかかることだろう。時代ではなく、「モノ」によって切り取られた世界はまた、まったく違う形を見せる。
人類の生活と深い関わりを持つ「モノ」をテーマにした社会史の本。
・「人間が作り上げてきた「モノ」たち」
人類が築き上げてきた歴史を「モノ」という切り口から捉えていこうとしたのが本書である。ここでいう「モノ」とは単に物質的な物体のみを指すのではなく、装置やシステムなど人間が作り上げた「モノ」を指している。文明社会の発達ととともに、人間がより効率的に社会を成り立たせるために考え、作り上げてきた「モノ」たちはその存在自体が人類の歴史の一側面を表しているといえよう。
一般のイメージでいえば歴史とは文字で記されたなかに存在すると考えられがちである。もう少し拡大しても考古学あたりであろう。内容も政治史や経済史、文化史くらいのイメージであろう。「モノ」を主体として語らせるという手法は歴史の業界ではさほど突飛なイメージを起こすモノでもないが、類書が少ない現状では歴史学の取り組みのあり方の一つを割りやすく示すという意味でも貴重であると感じた。
本書に記述されている歴史的事項は概説的なものであり、特に新奇な事実や新しい学説を紹介しているというわけではない。切り口を変えればまた新しい歴史や世界が見えてくるというのが本書の大きな意義であろう。
・「先人達の積み重ねが現代につながった」
普段その成り立ちを特に意識していない「モノ」。われわれのまわりにあるものや、そのものの始まりであるために、いわゆる世界史で学ぶ民族や国家の興亡と今の社会のつながりがより身近に鮮やかに見えてくる。
学校で世界史をまなんでも今ひとつつながりが見えない人にはよいと思います。
欲をいえばもう少し参考文献を充実してもらえればなおよかった。
・「戦争の究極的な説明」
E. L. ジョーンズの「ヨーロッパの奇跡」と同じような切り口で近世から現代までの軍事についてまとめられた歴史書.いろいろなところで述べられている知識(イタリア式築城術とか,大砲と帆船とか,スイス傭兵とかマウリッツの訓練とか)が集成され,体系付けられていくのはとても快感でした.この本はじめてあじわった「目から鱗」の説明(コマンドテクノロジーの意義とか魚雷の与えた衝撃とか)もちりばめられてます.コマンドシステムからいったん市場システムに変わり一気にヨーロッパの軍事システムが進んでいくさま,そして第一次世界大戦から総力戦になり新たな視点でコマンド方式が復活しより凄惨になっていくさまが大きな読みどころ,フロンティアのあったイギリス,ロシア,アメリカの有利さ,そして人口増加が究極要因という指摘には納得.
・「パズルがサーっと一枚の絵に再構成されていく爽快感」
「数量化革命」の歴史学者アルフレッド・W. クロスビーの新作(といっても原著は2002年)です。久しぶりに連続で一気に読まずにはいられない本でした。 「ヒトの優位性は、物を遠くに投げ火を扱う能力・意欲にある」という仮説が、クロスビーの頭脳に蓄積された膨大な知識によって十分な説得力を持って強化されています。ばらばらだったパズルが、サーっと一枚の絵に再構成されていく爽快感があります。 仕事・生活に埋没してついつい自身の肉体的な機能・能力への関心が薄れてしまう現代人の中にも、野球やサッカーへの説明のできない関心と郷愁を持っている人はたくさんいますが、それはヒトとしての成り立ちに起因しているのかもしれません。終盤、人類が宇宙を目指す話まで話は広がりますが、それも進化の必然と感じさせてくれる結びでした。 本筋とは離れますが、もうひとつ感想。オスマントルコがコンスタンチノープルの攻撃に使った臼砲の技師やナチスがイギリス攻撃に使ったV2ロケットの開発者など、技術者は権力者のポリシーを問わず場合によっては鞍替えしてまで「火を投げる技術」の開発に没頭するします。人類における「利己的な遺伝子」を見る思いがしました。技術者は権力者のための道具を準備する脇役ではなく、より本質的な存在なのかもしれません。時の権力者は、その遺伝子を継承するためのコンテナとして機会と資金を準備するだけの存在に過ぎないとしたらどうでしょう。業界は違いますがたとえばGoogleを見ているとそんな本質が表面にも浮き出ている気がしてきます。
「銃・病原菌・鉄1万3000年にわたる人類史の謎」、「文明崩壊」のジャレド ダイアモンドの進化生物学者としてのアプローチと読み比べるとさらに深みが増す感じがします。
・「日本人に馴染みの薄い地政学を学ぶ上で最良の入門書である」
地政学は、日本では戦後、軍国主義否定の名のもとに葬り去られてしまい、地政学の講義を置いている大学が皆無になるほどお寒い状況にありますが、日本以外の国では外交戦略や軍事戦略を決定する上で重要な役割を果たしています。この本はその地政学を分かりやすく解説した数少ない入門書として非常に役に立ちます。入門書なので内容もそんなに難解なものではない上に、新書なので値段も安く、地政学の概念を分かりやすく解説してあるので国際政治を学ぶ人だけでなく、広く地政学について少しでも関心のある人にはオススメの本です。
・「国際関係を理解する上での必読書」
「地政学」の本を読みたくて、初めて手に取った本ですが、良いです。 入門書としては最適では、地政学の開祖マッキンダー(英国)の海洋国の外交戦略の基礎としての大陸との関係の捉え方、彼の考え方が後の国際連盟、NATOに繋がっていたとは・・・、ドイツのハウスホーファーの地政学、アメリカのモンロー主義にいたる変遷がわかり易く纏められています。 日露戦争に到るロシアの満州進出がドイツに後押しされていた事、シベリア鉄道がフランス資本の資金協力で建設されていた事はこの本を読むまで知りませんでした。 日本は歴史上、大陸の中国との関係で捉えがちですが、より広い世界観で捉えていく必要を感じました。 日本は海洋国家であり、海上貿易によって成り立っていることは英国と同じで、第二次大戦までの大陸進出やドイツとの同盟等が、地政学的に考えて間違いだったといえるので・・・、 この本を読んだことによって国際関係の記事の読み方が変わりました。国際関係を理解する上での必要な基礎知識だと思います。
・「常に地球を相手にする政治学」
「地政学とは常に地球をひとつの単位としてみて、その動向をできるだけリアルタイムでつかみ、そこから現在の政策に必要な判断の材料を引き出そうとします。つまり、常に地球を相手にする政治学だから地政学といいます」 この言葉で始まる本書は、地政学の成り立ちと基本について記された本です。軍事を考える上で「地球をひとつの単位としてみる」という考え方は非常に重要です。軍事は政治の一部であることを理解するうえでも、非常にためになる一冊だと思います。 また、「地政学って何?」とおっしゃる方にとってもよい入門書となっています。
・「地政学の基本を知るならこの一書!」
地政学に興味があった自分ですが、なにぶんにもその本自体が少なくてしかも何を読めば良いのかもわかりませんでした。
アマゾンで地政学と入力検索した結果、当時この本が一位に出て来たので“地政学入門―外交戦略の政治学 ”のタイトルもあり買って読んでみました。
地政学での重鎮である、マッキンダー、ハウスホーファー、そしてマハンの思考が判り、地政学の基本がわかること請け合いです♪
1984年の本であり、古さはありますが、今のアメリカを中心とする世界の動きを見るに照らし合わせると、まったくその地政学の戦略で動いているのがわかるので基本的で普遍的なこの本はやはり“地政学入門”にぴったりだと思います♪
・「国際政治の基礎」
本書は地政学についての基本的考え方を学ぶ為の地政学概論である。勿論本書は専門書では無いが、国際政治を観る上で必要と思われるような要素は多分に含まれていると思う。地政学の歴史としては、ドイツ地政学を始めとしてイギリス地政学、そしてアメリカ地政学までを丁寧に解説してあり為になる。そして、ハートランド理論を少しでも学んで置く事は、中東問題について解決の手助けとなる事は否めないであろう。最後のアメリカ地政学の描写は、多少古くなりつつあるが、要素を汲み取れば問題は無い。今後、重要請を増して来るであろう地政学の専門書が少ない限り、本書は大変重要な意味を持つであろう。
・「待望の邦訳!期待にたがわず滅法面白い!」
あの『古代文明の謎はどこまで解けたか』の著者ピーター ジェームズ, ニック ソープの出世作、待望の邦訳。 宇宙考古学系の安直なビリーバー論は、当然ながら却下するし、異端的な仮説は救える限り救おうとする。あまり知られていない正当派考古学の情報もたんまりである。本当に面白くてわくわくさせられる。有名なところでは神殿の自動ドア、聖水の自動販売機、インドの整形外科技術、馬車の走行距離メーター、、、とにかく面白い。 ただ『古代文明の謎はどこまで解けたか』よりも、さらに異端仮説に肩入れしているきらいはあり、全てを鵜呑みにしてしまうのはよろしくない。とくに、批判の多い実験考古学の知見に基づく仮説に、通常よりも寛大な傾向があるのも事実であり、その辺りは心して読もう。テクノロジー以外にも、文化風俗などなどなど、いろいろな知見を紹介しており、当時の世界がどういった風景で、どんな人達が、どんな生活をしていたかなどを想像することができる。 そこには、宇宙考古学のオーパーツ系ヨタ本では味わえない種類の、真のロマンがある。
・「コンパクトな科学史概論」
本書は、コンパクトな科学史の概論書である。古代から現代までの自然科学の歴史を概観している。
本書の特徴は、第一に、科学と、その科学が生まれた時代背景とのつながりがしっかり説明されている点である。そのため、世界史一般の内容にも数多く触れられており、「このような時代だからこそ、このような科学が必要とされたのだな」ということが、ある程度納得できるようになっている。
第二に、著者が医師であることもあって、医学・医療の歴史もしっかりと扱われている。ほぼどの時代でも医学・医療について扱っており、他の科学史の本では見ることができないような、マニアックな人名や事実が紹介されている。
第三に、「早わかり」シリーズ全体の特徴ともいえるが、図解が多用してある。地図や表、流れを示したチャートなどが、ほとんどすべてのページに挿入されており、本文の理解を助けてくれる。
しかし、「可能な限り科学の広い分野を網羅すること」を意図したためか、事実の羅列に終わっている箇所も少なくない。そのため、科学の発展の流れが掴みにくくなっている。また、科学といっても、自然科学に限定されており、社会科学や精神科学には触れられていない。この点が残念である。
それにしても、古代から現代までの壮大な自然科学の歴史を、コンパクトに一冊の本にまとめたという点は評価できる。自然科学の歴史のおおよそのイメージは掴めるはずである。
・「全米が泣いた」
といってもいいくらいの感動大作。はっきり言って、そこらへんの小説なんて足元にも及ばない。
よく、「少年が大人になる過程を・・・」みたいな小説があるが、この本はスケールが違う。なにしろ、人類がどのように成長してきたのかを描いているのだから。
磁力という不思議な現象の理解は、前進と後退を繰り返しながら、確実に前に進んでいく。先人たちのけなげな挑戦は、読者をときに笑わせ、時に感動で胸を締め付けさせる。
第一巻の読みどころは、ペトロス・ぺリグリヌスが、観察と実用を重視すべきだと明言する箇所。今までの迷信手金考えを一掃するこのシーンで、私は泣いてしまった。『竜馬がいく』や、「プロジェクトX」にも通じる、イノベーターたちの物語。まったくの文型人間でも楽しく読めること請け合い。
・「神の御許で」
本シリーズは、物理学史でほとんど省みられることがなかったという、中世ヨーロッパの磁力観について、数々の文献による根拠を挙げながら、当時の思想的・歴史的背景を交えて解説している。本書はその第1冊で、古代ギリシャの近接作用とみなした磁力の思想から中世ヨーロッパの実験的検証による磁力の説明までが語られている。
改めて考えてみると、磁力はきわめて不思議な力である。静電気力は引き寄せる対象を選ばないが、磁力はそうではない。鉄などの限られたものしか引き寄せないし、磁石同士でも引き合うかと思えば、他方反撥もする。このため、古代ギリシャ人は静電気と同じ論理で説明しようとして混乱し、一方で、磁石を"魂"を持つものとして分類する見方も現れた。 キリスト教が絶大な力を持つようになると、自然の原理を探ることは髪への冒とくだ、という思想が蔓延していく。磁石の原理についても言及されることはなくなり、きわめて呪術的な能力を持つものとして、説明されていくことになる。 しかし、イスラム世界との接触を通じて、古代ギリシャの思想が復興を果たすことにより、神学を裏付けるための自然学からの脱却が図られ、疑われることのない思想の伝承が廃れ、自然自体への探求が始まり、また、磁力の特異性から導かれた遠隔作用という概念がケプラーの法則を導く萌芽になったという。
物理を研究している人は、新しいことを何も生まないということで物理学史を軽視しがちであるが、思想の歴史を振り返ることで得られる発想があるかもしれないし、純粋に学問として、物理学史から導かれる歴史観・哲学観があると思う。 ボクのつたない概略では全く偉大さが伝わらないと思うので、哲学や歴史に興味のある人や、大学で物理を学んだ人には、だまされたと思って一読していただければと思う。忙しいときには無理かもしれませんが、きっと損をしたとは思わないと思います。 …ただ、著者の学識が高いせいだと思いますけれど、暇つぶし程度だと思って読むと足下をすくわれるかも知れませんよ?
・「団塊世代の英雄が描く一大科学史」
全共闘世代にとっては伝説の人とも言うべき著者(ご本人はうれしくないだろうが)の、アカデミズムから外れたところで知の作業をしてきた人だからこそ描けた科学史。まったくの物理の門外漢が読んでも面白いのは、文章が上品で読みやすいだけでなく、科学者としての冷静な視点をもって、排除すべきものは排除しつつ、物語的な面白さといったこれまで見過ごされてきた民間伝承の類にも目を向けたことにもあるだろう。磁力のより詳しい過程の発見が象牙の塔ではなく、実際にそれを使用する船乗りや職人などによってなされたことに言及した点に本書の独自性が発揮されているのではないかと思う。
・「磁力から見えて来る 豊穣」
妻が浪人時代に著者から物理学を習ったとかで 前から欲しがっていた本である。クリスマスにサンタのまねをして全三巻を買って 鏡台の上に置いておいたら 大変感謝された。やはり女性は物に弱いと改めて感じた12月25日の早朝である。妻は一ヶ月も経たずに3冊を読了したので 小生も相伴にあずかろうということで読み始めた。
著者である山本義隆は 湯川秀樹をして「将来のノーベル賞候補」を言わせた伝説の学生運動の闘士である。大学院を退学し アカデミズムから去って 駿台の講師となったことは昭和の歴史である。その意味で小生も いささか構えて本書を読み始めた。途中から そんな経歴はすっかり忘れてしまった。
本書が物理学者が書いているということすら信じがたいものがある。どう読んでも力強い歴史の本だ。磁力という極めてニッチな現象に絞った事で 本書が成り立ち 物理学者が書けたということは確かである。しかし そのニッチから見えて来る 思いがけないほどの豊穣には 正直 衝撃を受けた。科学と哲学と宗教が 絡まりあった時代があったことを改めて強く感じた。アカデミズムに身を置いていない 言わば在野の著者にして これが書けたのかと思う。とにかく 大変な荒業である。
これを書いている今は まだ二巻以降を読んでいない。どうなるのかわくわくしている。
・「在野の知識人の鑑」
「西欧にのみ何故近代科学が成立したか?」という大問題をも視座に据えた著者の渾身の力作。近接した物体にのみ力が働くと言うドグマがいかに長く生き延び、磁力とその現象の説明に数々の奇説・珍説を生み出してきたかが、物語的にそして著者自身の生きた言葉で語られる。磁力並びに重力概念の獲得過程はそのまま自然哲学から古典物理学への成立過程とリンクしており、その際に哲学(形而上学)の対象=存在論の追求をひとまず留保した事により本格的な展開が可能になった事を明らかにしてくれる。私はその基点をケプラー(第3巻)にみる。そして存在論は量子力学により再び蒸し返されるのだ。
・・・というようなカタイ話は抜きにしても十分に知的好奇心を満たしてくれるし、科学に興味のある若い人達にこそ読んで欲しい本です。これが科学思想史というものです。
・「これは面白い。」
数ある古代遺跡を取り上げた本の中でもこの本の出来はかなりいいです。まず、イラストが素晴らしい出来です。表紙のアレキサンドリアの大灯台はもちろんですが、他にも魅力的なイラストがあります。(ヘンなのもありますが。)古代遺跡の紹介→何が不思議なのか→どうやって作られたのか→現代の建築物との比較で世界の七不思議を語るのもとてもわかりやすく、面白かったです。
・「視野の広い博学本」
七不思議として、ピラミッド、オリュンピアのゼウス像、マウソロスの霊廟、バビロンの空中庭園、ヘリオスの巨像、ファロスの灯台、アルテミス神殿が選ばれて、それぞれ詳しい図解が載っています。想像される工法、建造物の意味と歴史、関連するエピソード、世界の類似する建造物など、なかなか盛りだくさんです。この値段でこの内容はなかなかお買い得だと思います。
「風変わりな巨大建造物」というページでは、ピサの斜塔を中心に、キャティヨ・パゴダ、ゲートウェイアーチなど初めて知るものもあって、豆知識本としても役立ちます。古代建造物だけでなく、現代建築も積極的に載せており、この本の視野の広さを感じさせます。スペースシャトルや果てはナイアガラの滝まで紹介されています。
日本に関連したものとしては、仁徳天皇陵、姫路城、新幹線、関西国際空港が載っています。歴史とか博物学とかと意識しなくても、とにかく読んでいて楽しくなる本です。
・「人類五千年の歴史は、やっぱり戦争の歴史であった」
世界史を年代で輪切りにしながら、同時代的に俯瞰しよういう試みである。
たとえば、ソクラテスと釈迦と孔子は、ほぼ同時代の人である。普通に教科書を読んでいる限りでは、なかなか気がつかないが、そういうところが一目瞭然。そこがまずおもしろい。
また260ページ程度(しかもその半分は図)の中に5000年分の歴史を突っ込んでいるので、細かいところを捨てた分、世界史の大きな流れというのがわかりやすい。
ヨーロッパと中東は5000年の昔から国土をめぐって、勝ったり負けたり。あるときはペルシャ帝国。あるときはローマ帝国。またあるときはオスマントルコ帝国。現在はアメリカが圧倒的な国力で中東に介入しているが、それもここ100年のこと。本書を眺めていると、歴史をみる単位が2〜300年単位になる。この点も新鮮であった。
それにしても人類の国土をめぐる争いはいつ終わるのだろうか。
・「テーマがまとまっていて面白い」
ある程度大きな動きにテーマを絞って書いてあるので、読んでいてとても興味深く面白いです。図が豊富なので、視覚的にとても理解しやすい!
『横割り』的な世界史の本を何冊か読んだのですが、その中でも、この本はピカイチです!
・「欲しかった一冊 受験から雑学まで」
歴史とは現代を知る鏡である。しかしながら、教科書の順番どおり展開される授業では発掘の進んでいない昔の講義が中心となり近現代の歴史の流れが分からない。
●一冊でわかるイラストでわかる図解世界史―地図・イラストを駆使 超ビジュアル100テーマ (SEIBIDO MOOK)
・「地図が見やすい」
自分は公務員試験の世界史が苦手でこの本がわかりやすいと評判をきいて買ってみました。地図も絵もきれいで溶け込みやすく、また時代背景も頭に入りやすいです。試験などに関係なく世界史の歴史が好きな人なら流れがわかりやすいのでぜひ読むと教養も広がると思います。
・「たしかにたのしい」
地図と歴史はいつみても飽きない。子供の頃大きな紙をつないで部屋中に地球を書いたことをおもいだした。一冊であれもこれももりだくさんでたのしませてくれるイラストもうつくしい。この一冊推薦します。
・「もう一歩」
歴史の大筋を勉強する目的なら十分ですが、
・「分かり易い良書」
世界史、日本史は地図を見ながら学ぶと分かり易さが断然違う記号として王国や戦争の名前を暗記してしまうと忘れる事が多いが地図と平行して見ると暗記力が全く異なるそういった点で良書であると思います
一点気になるのが年代毎の地図ではなく1つの絵の中に複数の年代が入っていて若干細かい点が分かり難いということその分を引いて星4にしました
・「偏った歴史本。印象操作。」
非常に良く書けていて素晴らしいです。図解を使って、大学生の自分にも非常によく理解できます。しかし、日本と中国朝鮮の関係する歴史になると、明らかに「嘘、偏り」が混ざっています。なぜ「嘘、偏り」が混ざっているのか、それは皆様のご想像でお任せします。1:フビライ(元)は日本に「修好を求める国書を送った。鎌倉幕府がそれを断った」とありますが、これは嘘。→日本に「中国(元)の属国になり、朝貢しろ!と脅迫した」が正解。もちろん鎌倉幕府は拒否。中国(元)の人質である高麗の王子が、フビライをそそのかして「文永、弘安の役」が始まったのです。この戦争の主力は元軍ではなく高麗軍です。2:国際的な非難を浴びた「南京事件」?これ中国共産党の捏造事件だろ。なぜ書く?3:文化大革命について「毛沢東は文化大革命を起こした」としか書かれてない。史上最悪の大虐殺、文化大革命について言及なし。捏造事件を記述して、史上最悪の大虐殺を記述しない。完全に「嘘」「偏り」です。4:一番、腹立たしいのは「日露戦争は列強の代理戦争だった」という文章。自虐教育、自虐史観。「侵略してきたロシアを迎え撃った戦争」を「代理戦争」と呼ぶのでしょうか?英国とユダヤ人シフは、共通の利益のために日本を支援しました。「支援」と「代理」は違います。ナポレオン戦争を「フランス革命の理念をヨーロッパに広めた」と書くならば、日露戦争は「白人の有色人支配を崩し、全アジアアフリカとロシアの圧政下にあった国家を勇気づけた、日本国存亡のかかった戦争」と、これくらい書いて欲しい。他にも「嘘」「偏り」は沢山あります。(例「百済と日本は同盟」嘘。→「百済は日本の属国」が正解。)これ以上は書ききれないので諦めます。読書後「中華帝国、中華秩序、朝鮮半島『植民地』化、南京事件、東アジア共同体、毛沢東の文化大革命に言及なし」書いた人の頭の中が良くわかる本でした。
・「価値ある一冊」
1993年に『フォーリン・アフェアーズ』誌に掲載されてから10年以上が経った今、ハンチントン氏の見解が再評価されている。そして、世界中の多くの政治家や評論家また、地政学者が、この著書に共感している。前半は「Civilizations」という語の定義に重点が置かれており、我々一般人には少々学術的過ぎる。が、後半は、歴史的かつ文化的背景を踏まえ、冷戦後の国際情勢を論理的に納得のゆくように説明している。西側よりという視点が少なからず懸念されるが、文明の衝突というものは、イデオロギーの対立よりはるかに奥深いのが理解できる。この著書は、現在起こっている紛争を分析する上でも、これから起こりうる出来事を予測する上で、まさに必読本である。平和の代償が問われてる今、世界の中で日本はどうあるべきか改めて考えさせられた。
・「ここ数年先のアジア地域における国際情勢の指針となる。」
この本は大変に今後の世界情勢の動向を占うのに参考となりました。現在のアメリカ対イラクの図式もこれを読めば理解できるし、今後の中国対東南アジア諸国、日本、そしてアメリカとの対立の図式も見えてきます。 今後の中国の動向には目が離せず、現在の中国の経済発展はいずれ中国とアメリカの対立となるだろう。その時の日本の状況も十分に考察されており、今後起きる可能性の高い東南アジアでの紛争まで、書き記されている。ここ数年先を読むために、ぜひ一読されることをお奨めします。
・「現在進行中のシナリオ」
グローバル化が進むと人々はアイデンティティを求めて違いを意識するようになる、という著者の仮説は面白い。著者の視点はアンチ普遍主義、西欧とイスラム原理主義の対立、中国を中心とした東アジア文明圏、といったところだがこれらは少しずつ顕在化してきている。自然とそうなっているのではなく、アメリカが意図的に衰退・撤収していくことにより実現されているようだ。世界が西欧の普遍的価値観によって統一されるより、多様性があったほうがよい、という思想が根底にあるように思う。観念的なフランシス=フクヤマの予測よりサミュエル=ハンチントンのほうが現実的である。まさに現在進行形のシナリオが本書である。
・「圧倒的迫力とスケール」
著者の最新刊が話題になっていたので、昔の話題作である本著を買ってみました。 理論を単純化し過ぎという批判もあるのでしょうが、そうした視点を提示することに意義があるでしょうし、その比類ない迫力とスケールに、圧倒されます。
湾岸戦争、イラク戦争といった出来事に接するにつれ感じるのは、自分がいかに現代の歴史について無知であるかということです。大学受験で出題されないからという単純な理由で、主に大正以降の日本と世界の歴史について全く勉強しないまま社会人になってしまった自分ですが、そういう人は多いのでは。
今日世界で起こっていることは、一番近い過去との連続であり、縄文・弥生に強い人は受験戦争は戦えますが、現代を生き抜くことは出来ません。
サッカーアジア杯に於ける中国人の敵意むき出しも、ワートレに飛行機をぶち込んだイスラム教徒も根っこにあるのは概ね同じだと知るに至ると、この本のコワサが身に沁みて、ぞっとします。そうした歴史の流れを踏まえず、さしたる覚悟もなく、「純粋な善意」だけで平和やボランティアを唱える人たちにも是非一読をすすめたいところです。
原著は、専門的な馴染みのない英単語が多いのと1文が長いので骨が折れますが、めげずにとばして読んでいくと、繰り返し繰り返しロジカルに論旨が展開していきますのでその内にわかってきます。学者さんの書く、無駄のない文章というのは、こういうものなんでしょうかね。
・「「文明の衝突」から「世界文明」へ?」
この本は、情報豊富で、いろんなことを教えられる。ただ実際に読んでみると、世間でハンチントンの理論として語られていることと実際のハンチントンの理論とがずいぶん違っていることがわかる。
一番重要なポイントは、ハンチントンが「21世紀の初め」の世界についての「ひとつの仮説」として、「諸文明の衝突」を語っているということである。
つまりずっーと「文明の衝突」の時代が進んでいくという、目的論的な歴史哲学が語られているわけではないということだ。
もう一つは、ハンチントンは「世界文明」ということを語っている、ということだ。これは「諸文明の衝突」が揚棄(止揚)された世界を暗示する言葉のようだ。ハンチントンは「世界文明」の出現の可能性を排除しないと言っている(77頁)。
ハンチントンは『第三の波』という本を書いている。これは世界各地における民主化の「第三の波」ということだ。そして彼は「第四の波」の可能性を論じたこともある。この論理的な極限は、世界全体の民主化という、フランシス・フクヤマ的な世界と接近するのだが、さすがにハンチントンは慎重で、そこまでは言わない。
そうした本質的なハナシだけでなく、宗教や言語、政治闘争の展開論理、トルコと日本の比較等々、個別に興味深いハナシがたくさん入っており、楽しい本だ。翻訳も信頼できる。「州」と訳すべきstateを「国家」と訳してしまっているところが、1,2箇所あった点が気になるだけだ。
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