ローラ殺人事件 <特別編> (詳細)
オットー・プレミンジャー(監督), ジーン・ティアニー(俳優), ダナ・アンドリュース(俳優), クリフトン・ウェブ(俳優), ビンセント・プライス(俳優)
「「恋愛とは妄執である」 そしてあなたもローラに心奪われていく」「スムーズでロマンティックなフィルム・ノワール。」
テキサスの五人の仲間 (詳細)
フィルダー・クック(監督), ヘンリー・フォンダ(俳優)
「素晴らしい、最高の脚本」「面白いです」「この種のどんでん返しは好きです。」
秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II ~私を愛した黒烏龍茶~ スタンダード・エディション (詳細)
FROGMAN(監督)
「コフィーに星5つ、鷹の爪に星3つで、平均星4つ」
ハワーズ・エンド (詳細)
ジェームズ・アイヴォリー(監督), アンソニー・ホプキンス(俳優), ヴァネッサ・レッドグレーヴ(俳優), ヘレナ・ボナム・カーター(俳優), エマ・トンプソン(俳優)
「静かな美しさ、アイヴォリー・ワールド」「一瞬たりとも目が離せません」「イギリス人の家観と翻弄される運命」「文学を映像でみる楽しさを満喫させてくれる傑作」「感激の高画質です」
Man Escaped (Sub) (詳細)
Robert Bresson(監督), François Leterrier(俳優), Charles Le Clainche(俳優), Maurice Beerblock(俳優), Roland Monod(俳優), Jacques Ertaud(俳優), Jean Paul Delhumeau(俳優), Roger Treherne(俳優), Jean Philippe Delamarre(俳優), César Gattegno(俳優), Jacques Oerlemans(俳優), Klaus Detlef Grevenhorst(俳優), Leonhard Schmidt(俳優)
「人間の救済についての深く感動的な寓話」「ロベール・ブレッソン作品」
愛の嵐-無修正ノーカット完全版- (詳細)
ダーク・ボガート(俳優), リリアーナ・カヴァーニ(俳優), バルバラ・アルベルティ(俳優), アメディオ・パガーニ(俳優), シャーロット・ランプリング(俳優), フィリップ・ルノア(俳優), イタロ・モスカーティ(俳優)
「画質もパッケージもイマイチですが、一見の価値ありです!」「狂気の愛」「このジャンルの最高峰」「男と女の愛憎の不思議さ。日本人には遠い世界かも」「この世で一番好きな映画」
愛と哀しみのボレロ (詳細)
クロード・ルルーシュ(監督), ジェームズ・カーン(俳優), ロベール・オッセン(俳優)
「深い・・・」「音楽とダンスのサーガ」「戦後ヨーロッパの奇跡!」「ボレロは、人間愛の原点を示している!」「愛と哀しみのボレロ」
飾窓の女 (詳細)
フリッツ・ラング(監督), エドワード・G・ロビンソン(俳優), ジョーン・ベネット(俳優), ナナリー・ジョンソン(脚本)
「コメディではありません。サスペンスです。」「待望の名作、必見!」
ミツバチのささやき / エル・スール ボーナス・ディスク付き スペシャルボックス (詳細)
ビクトル・エリセ(監督), アナ・トレント(俳優), イザベル・テリェリア(俳優), オメロ・アントヌッティ(俳優), ソンソレス・アラングレン(俳優)
「再販しろ!!!」「再販して下さい!!」「奇蹟のような映画」「お買い得セット」「2つの宝石。」
望郷 (詳細)
ジュリアン・デュヴィヴィエ(監督), ジャン・ギャバン(俳優), ミレイユ・バラン(俳優), リーヌ・ノロ(俳優)
「妖しくも美しいカスバ」
火事だよ!カワイコちゃん (詳細)
ミロス・フォアマン(監督), ウラジミール・プホルト(俳優)
「チェコの映画」
カラスの飼育 (詳細)
カルロス・サウラ(監督), アナ・トレント(俳優), シェラルディン・チャップリン(俳優), コンチタ・ペレス(俳優)
「人生はリセットできないものだということを学ぶ少女」「アナのまっすぐな瞳に惚れました」「アナ・トレントは可愛すぎる」「無邪気って怖いな」
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 オリジナル・サウンドトラック (詳細)
ジョン・ウィリアムズ(アーティスト), サントラ(演奏)
「インディみてきました」「メインテーマを聞くと燃える」「映画はまだ見ていないので・・・」「本編にしてオマージュ?」
カリガリ博士 (詳細)
ロベルト・ヴィーネ(監督), ヴェルナー・クラウス(俳優), コンラート・ファイト(俳優)
「ドイツ語バージョン求む!!!」「恐さを求めるより」「ホラー映画の原点」「元祖カルト!、「メトロポリス」に並ぶドイツ表現主義の金字塔」「ドイツ表現主義の傑作!…ですが、プリントは無残…」
眼下の敵 (詳細)
ディック・ポウエル(監督), ロバート・ミッチャム(俳優), クルト・ユルゲンス(俳優), アル・ヘディソン(俳優), セオドア・ビケル(俳優), ラッセル・コリンズ(俳優)
「誰がなんと言おうと」「本当は戦争なんかしたくないんだ、という男がふたり」「凄い」「Here's to you my friend and you my friend」「戦争を美化?綺麗すぎて退屈??冗談じゃない!」
グリーンフィンガーズ (詳細)
ジョエル・ハーシュマン(監督), クライヴ・オーウェン(俳優), ヘレン・ミレン(俳優), デビット・ケリー(俳優), ウォーレン・クラーク(俳優)
「ガーデニングは心の肥料」「園芸を通じたリハビリテーション」「イギリス映画」「**木漏れ日のように暖か…**」「ホントは、あったかい人たち」
迷子の警察音楽隊 (詳細)
エラン・コリリン(監督), サッソン・ガーベイ(俳優), カリファ・ナトゥール(俳優), ロニ・エルカベッツ(俳優)
「ユーモアと感動を大げさではない演出で。」「心に沁みこむ」「忘れられない一夜の物語」「チェット・ベイカーの歌を聴いて、オマー・シャリフの映画が観たくなる」「心あたたまる、愛すべき佳作♪」
犯罪王リコ 特別版 (詳細)
マービン・ルロイ(監督), エドワード・G・ロビンソン(俳優), ダグラス・フェアバンクス・Jr.(俳優), シドニー・ブラックマー(俳優), ウィリアム・R・バーネット(原著), フランシス・エドワード・ファラゴー(脚本)
捜索者 (詳細)
ジョン・フォード(監督), ジョン・ウェイン(俳優), ジェフリー・ハンター(俳優)
自由の代償 (詳細)
ペール・ラーベン(アーティスト), ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー(出演・声の出演), イングリット・カーフェン(出演・声の出演), ウーラ・ヤコブソン(出演・声の出演), カール・ベーム(出演・声の出演), ペイター・カテル(出演・声の出演), アドリアン・ホーフェン(出演・声の出演), クリスティアーネ・マイバッハ(出演・声の出演), ミヒャエル・バルハウス(その他), クリスチャン・ホホフ(その他)
ベルヴィル・ランデブー (詳細)
シルヴァン・ショメ(監督)
「味、ありすぎるくらい有ります」「久々の自分の中のヒット。」「衝撃の作品でした」「キモ美しい。」「フランス産、職人芸。」
ラウンド・ミッドナイト (詳細)
ベルトラン・ダベルニエ(監督), デクスター・ゴードン(俳優), ハービー・ハンコック(俳優), フランソワ・クリューゼ(俳優)
無防備都市 (詳細)
ロベルト・ロッセリーニ(監督), アルド・ファブリーツィ(俳優), アンナ・マニャーニ(俳優), マルチェロ・パリエロ(俳優), フランチェスコ・グランジャケット(俳優), セルジオ・アミディ(原著), アルベルト・コンシリオ(原著), フェデリコ・フェリーニ(脚本)
「かくも感情を動かされるのは何故か」「キュメンタリー・タッチの名作」「過大評価じゃ?」「中味がとぼしい」
クンドゥン (詳細)
マーティン・スコセッシ(監督), テンジン・サソブ・ツァロン(俳優), ジューム・テソン(俳優)
「心に沁みる」「奇麗で優しい」「是非DVDで見てください」「クンドゥン(法王猊下)」「目の覚めるような映像美と音楽」
JUNO/ジュノ <特別編> (詳細)
ジェイソン・ライトマン(監督), エレン・ペイジ(俳優), マイケル・セラ(俳優), ジェニファー・ガーナー(俳優), ジェイソン・ベイトマン(俳優)
「幸福論。」「実にセンス良い。」
● 2008年 初夏期 (05‾06月)興行収入ランキング 更新中
● おすすめのカルト映画 アメリカ国立フィルム登録簿選出(4)
● 早く再販を!
● 高くてとても手が出ないDVDたち。廃盤にするなら版権を放棄せよ2!!
● 心に残る映画
● なぜ廃盤?
・「「恋愛とは妄執である」 そしてあなたもローラに心奪われていく」
初めて見てからもう十数年経ったでしょうか。しびれるような、そして情感をかき立てる見事な映画です。88分と短い中に様々な要素が凝縮され、珠玉の一品に仕上がりました。ニューロティック・サスペンスの名品です。廉価になってもなお素晴らしい特典ディスクが付いてきてこれは絶対に買いです。 今この映画を改めて振り返ると、他の映画でも見事な存在感を果たした名優が勢揃いしていたんですね。1人だけ例をあげると、ヒッチコックの『レベッカ』で壮絶な迫力を示したダンヴァース婦人=J.アンダーソンがここでも実に物語を引き締め、味わい深いものにしています。その様に他作とのダブル・イメージで物語の世界観を輻輳していくという楽しさもあります。 そして何といっても魅惑的なのは、ローラを愛する三人の男達の妄執と業とその行く末です。自らが育て上げたローラに逆に虜となってしまうピグマリオンのようなウォルド、打算と口八丁手八丁でローラに接近するシェルビー、そしてもはや帰らぬローラに恋心を抱き、肖像画の彼女に焦がれるマーク(これはあたかもネクロファリアの趣さえ感じます)…。果たして生身の彼女を愛していたのは一体誰なのか、恋愛というものは相手への「自己イメージ」を愛しているのに過ぎないのではないか、等々。ストーカー映画の最も早い例であるとも考え得るこの映画、語り尽くせぬほどの含み・哲学的設定がちりばめられていて、いにしえのハリウッドの底力の凄さに感嘆するのです。 本当はもっと作品のテーマについてレビューしたいのですが、もうそうなるとネタばらしというこの映画に対しての最大の冒涜を犯してしまうことになります。この辺りがギリギリの線でしょう。有名なテーマ曲とともに、夢幻的でほろ苦く切ない愛のサスペンスを鑑賞してください。そしてあなたもローラに心奪われ、物語に巻き込まれていくのです。
・「スムーズでロマンティックなフィルム・ノワール。」
俳優に対してすごく厳しいといわれたオットー・プレミンジャー監督作品です。もし、それが本当ならばこの映画の中の俳優さんたちの寸部の狂いも無い演技と表現力も監督の指導の賜物なのでしょうか。ぶっきらぼうながら優しさを垣間見せる刑事役のダナ・アンドリュース、美しくも野心に満ちたタイトルロールのローラに扮したジーン・ティアニー、紳士然とした誇り高き放送作家を演じたクリフトン・ウェブら主演陣の仕事は素晴らしいの一言です。言ってみればビロードのように滑らかな場面展開、流れるような台詞まわしと総てに意味がこめられた沈黙の間合いが、効果的に散りばめられたムーディーな主題曲と溶け合って極めてロマンティックな雰囲気を全体に渡ってかもし出しています。推理ドラマのかたちをとったグランド・ホテル形式の人間ドラマを、プレミンジャー監督は室内の空間構成から登場人物の立ち位置にいたるまでのディテールにこだわって見事に表現しています。こうした洗練された手腕のおかげで、少し間違えばどろどろした愛憎劇になりがちなプロットが上品な魅惑にあふれる極上のフィルム・ノワールに料理されているところが大いに評価できます。怪奇映画の大スター、ビンセント・プライスも偽りに塗り固められた紳士をうまく表現して心に残ります。
・「素晴らしい、最高の脚本」
完全に騙されました。ギャンブルを題材にしたミステリーとしては、名作『スティング』がありますが、個人的には本作『テキサスの五人の仲間』の方がよかった。最高に面白かった、というか、騙される快感とラストに全てが判明する「どんでん返し」の衝撃が心地よかった。キャストの演技や演出もスゴイのは当たり前ですが、この映画で何よりスゴイのは脚本に尽きると思います。本当に素晴らしい脚本。緻密に構築されたミステリー。タイトルがすでに伏線となっているとは…。
最近のミステリー映画やホラー、サスペンスなどのジャンルには「どんでん返し」や「衝撃のラスト」を仕掛けたものが多いですが、そのどれもが「ラストのためのラスト」であったり、「ただたんに驚きをもたらそう」とするものばかりで辟易しているところに、『情婦』や『探偵スルース』、そして本作『テキサスの五人の仲間』などを見直すと、それだけ優れているかということがハッキリ分かります。
日本が世界に誇る映画監督の一人である黒沢明監督がこんなことを言ったことがあるそうです。「映画を撮りたいという者は、まず脚本を書け」黒沢監督自身も下積み時代と呼ばれる頃は寝る間も惜しんでたくさんの脚本を執筆したそうです。映画の核の一つとして「脚本」の存在が希薄化しているこの時代に、この映画の脚本の素晴らしさを見直し、映画界を盛り上げていってほしいです。
・「面白いです」
内容についての言及は避けますが、面白いです。西部を舞台にした賭け(ギャンブル)の話。
20年ほど前の「私の好きなミステリー映画、サスペンス映画ランキング」的な本の上位にランクされていました。といってもそのランキングをした映画関係者、芸能人は当時でほとんど40歳以上なので(水野晴男氏、淀川長治氏など)、20年ほど前でさえ古い映画が多いという印象でしたが、、。
第一位が「第三の男」、第二位が「恐怖の報酬」だったと思います。そして、「情婦(もちろんビリー・ワイルダー)」、「悪魔のような女(もちろん古い方)」に続いてこのテキサスの五人の仲間が、、、。
これだけの情報で見てみたい!と思う人と、そうでない人は別れるでしょう。
隠れた名作です。
・「この種のどんでん返しは好きです。」
どこがコメディ?と思いつつみていると、最後には見事などんでん返し、それまでの、出演者のそれぞれの行動を思い返すたび、『にやり』としてしまいます。いったい誰と誰が『五人の仲間』だったのか。見終わった後に『やられた!』と思いました。何度も見たくなる作品です。是非、廉価版が出てほしいものです。
●秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II ~私を愛した黒烏龍茶~ スタンダード・エディション
・「コフィーに星5つ、鷹の爪に星3つで、平均星4つ」
古墳ギャルのコフィー〜12人と怒れる古墳たち〜 文句なく星5つです。裁判員制度の必要性と問題点を笑いを絡めて教えてくれました。コフィーの言っている事は詭弁でしかありませんが(最後のセリフはあんまりですが、裁判員の家庭のトラブルを見事に解決します。)、司法のズレを市民が正す裁判員制度の意義と、量刑まで決めてしまう問題点(冤罪や人が人を裁く難しさ)がよくわかります。ダニエルも器物損壊であんな判決が下るとは思わなかったでしょう。 秘密結社鷹の爪〜私を愛した黒烏龍茶〜 ワザと制作費の使い方を間違ったのが、完全に災いしました。製作者はやや左がかったメッセージを盛り込みたかったのでしょうが、プロダクトプレイスメントなる企業広告が嫌味な位露骨に出てきて、製作者や総統のメッセージに説得力がありません。むしろ個人的にはMr.Aの言い分に共感しましたね。ましてや大家さんの活躍が無いので、前作ほどのパワーを感じられないのが残念です。ただ、細かい所ですが、葬儀屋さんより丁寧なスーパーセントウロボの設定や、元幹事長の「我が弟です。息子です。」(その弁明もアリ)ネタや、前作の告白タイムで、本当に告白した人がいた事が告白タイムで分かったりしたのは面白かったです。
・「静かな美しさ、アイヴォリー・ワールド」
オープニングの美しいピアノの調べ…ウィルコックス夫人のドレスの衣擦れの音…ここからすでに画面にひき付けられてしまう。美しい映画である。それにも増して上品。若い頃には静かな内容にこんなに感動しただろうか?人生を積み重ねてみれば、より心に響くように感じる登場人物の台詞の数々。私自身はこの映画でエマ・トンプソンのファンになった。彼女は原作のマーガレット役にぴったりだと思う。夫の過去の不貞を知り、マーガレットが激しく泣き崩れるシーン(このシーンは原作にはなかった様に思うが…?)や駅のシーン、クリの木の話など印象に残る。美しい映像はレナード・バストが迷い歩く森の中の紫色(青?)の「つりがね草」の群生の場面にも現われている。字幕には「つりがね草」とあり、ラベンダーかと思って図鑑でも調べたが違っていた。(どなたかも仰っているように、これはイギリスの森の中で良く見られるブルーベルの群生だった。)ここはいつ観ても美しいシーンである。何度も観たい映画はそうありはしないが、私にとって「ハワーズエンド」はそのナンバーワンに挙げられるかも知れない。
・「一瞬たりとも目が離せません」
一時期、イギリス映画ばかり見ていた。特に、ジェイムズ・アイヴォリー監督作品はどれもすばらしいものばかりである。ブルーベル(野生のヒヤシンスの仲間だと思うのだが)の群生する森を、レナードが彷徨うシーンをもう一度見たくてDVDを買うことにした。そのシーンはもちろん、古いハワーズ・エンド邸とその周りの風景、ウィルコックス家の家具、インテリア、壁一面の絵画、よく手入れされた緑の絨毯や大木に咲き乱れる花、イギリスらしい野の花が所々に織り込まれ、スローモーションで観たいくらい全てが美しく、格調高い映画である。ハワーズ・エンドの呪いとも思える殺人事件が起きてしまうのだが、それほど怖いシーンではなく、穏やかなハッピーエンドとも言えるので、何度でも観たい映画のひとつになった。 映像と同様に音楽もすばらしく、「モーリス」と同じ、リチャード・ロビンスが手がけている。作品中、象徴的にベートーベンの「運命」が流れるのだが、レンの「頭痛」と、汽車の「騒音」と、「運命」とを重ね合わせるテクニックは凄いと思った。こういう良質の作品を観てしまうと、同じテーマ曲を流すだけのTVドラマが安っぽく見えてしまうのが悲しい。
・「イギリス人の家観と翻弄される運命」
イギリス人は自分の家を持ちたがり、家をすごく大事にする、古ければ古いほど価値がある、ということを、イギリス留学中に聴いたことを思い出しました。そういう、イギリス人の家に対する執着というのは、お天気が悪い日が多いイギリスでは、家の中で過ごさねばならない日が多いからかもしれません。家は心地良いようにいろいろと工夫し、改装したり、調度品を置いたりと、手がかけられているのが一般的です。
・「文学を映像でみる楽しさを満喫させてくれる傑作」
複雑でありながらシンプル、崇高にして世俗的、夢みるようでいながら現実的、というイギリス文化の多彩な要素を、かなりコミカルに描いた傑作だと感じます。そして映像の気高いほどの美しさよ!ブルーベルのシーンには、まるで金脈を掘り当てた人のようにぞくぞくしました。 ところがこのお話はそう易々と見る人をほろ酔い加減のままにはしておかない。絶妙なペースでお話は進み、あっ、と思うような展開へと進んでいく。この意外性もまたこの作品の魅力であると思います。 俳優たちのアンサンブルが素晴らしい。ホプキンス、トンプソン、カーターはもちろんですが、早々と姿を消してしまうウイルコックス夫人を演じたヴァネッサ・レッドグレーブの存在感にはため息が出ます。音楽のようなその英語をもっと聞いていたかった。夫人はハワーズ・エンドを自分の分身と考えていたのでしょう。だからいちばん愛してくれる人に残したかった。彼女が書いた書き付けは燃やされてしまったけれど、結局はその思い通りになったのですね。亡くなってからも存在感を感じさせる役どころに、レッドグレーブはぴったりでした。 これは一回見るだけの映画ではないようです。DVDの棚の中でも、特等席において、何度も楽しむ作品だと思います。
・「感激の高画質です」
誰がなんと言おうとジェームズ・アイボリーの最高傑作はこれだと思っている。怠惰に見流していると感じられないかもしれないが、この映画には「映像の美しい息づかい」ともいうべき、繊細なリズムが横溢していて、それが見事にドラマと溶融し合っている。つまり文学作品の映画化なのに、極めて映画的に、映像でドラマを語らせることに成功している数少ない作品になっているのだ。だからもう何回も繰り返し見ているが、一向に飽きることがない不思議な映画だ。その命ともいうべき映像で、これまでに日本でソフト化されたもの(VHS、ワイドLD等)にはまとものな商品がなくて、実はこのDVDも恐る恐る購入したのだが、これは大正解の高画質ソフトになっている。とりわけ、この映画の白眉ともいうべき、主人公姉妹の妹と惹かれ合う青年が夜のラベンダー畑を彷徨うシーンで、暗闇に浮かぶ幻惑的なラベンダー色が復活していることは感激だった。
・「人間の救済についての深く感動的な寓話」
この映画は、僕にとっての「取っておきの一本」であり、多くの人にあまり知られたくないのですが、日本ではどういうわけか、ブレッソンのこの映画史上の最高傑作の一つはあまり知られていないので、宣伝したいと思います。この映画のことを考えると、なぜか最近話題になっている『千と千尋の神隠し』を連想します。この二つが僕の中でつながるのは、どちらも救済の物語のように僕には思われるからです。そしてどちらも救済は、絶望と不毛とも思われる状況のなかで希望を捨てず格闘することから、不意に予期しない形で起こるということも似ているような気がします。「ナチ占領下のフランスの刑務所」は、歴史的場所であるとともに僕たちそれぞれがとらわれている魂の牢獄でもあります。そこからの救済の物語!!を、この上もなく美しい、ミニマリストのスタイルで描いたのがこの映画です。
・「ロベール・ブレッソン作品」
ロッセリーニ『イタリア旅行』を観たゴダールが、「男と女と車1台あれば、映画は撮れる」といった逸話は有名である。
ひょっとしたらブレッソンは、「窓とドアと銃声だけで、映画は撮れる」と確信していたのではないか。
余談だが、なぜブレッソンは“素人”役者にこだわったのか。アラン・ドロンやマックィーンと映画を撮ってもらいたかった。『さらば友よ』や『パピヨン』の続編をつくってもらいたかった。
ブレッソンは芸術枠だけにおさまりきらない、ブレッソンこそ、アクション映画を撮るべき監督だったのだ(とんでもないッ!!と思われても仕方ないが……)
・「画質もパッケージもイマイチですが、一見の価値ありです!」
作品としては文句なしの名作なのですが、このDVDの画質に関しては星1つです。同じS・ランプリングの「さらば愛しき人」「地獄に落ちた勇者ども」の画質には及ぶべきもありません。しかしながら画質の悪さを凌駕する凄まじい、ひとつの愛の形を描いたリリアーナ・カバーニの演出、D・ボガードとランプリングの鬼気迫る演技には星5つです。後半、ほとんどセリフが無くなる動物のようなランプリングの存在感(貴婦人然とした前半が見事に効果を上げている)、映画史に残る有名な裸体にナチの制服をまとって歌うシーンは、やはり一見の価値ありです。でも背表紙にまでデカデカと入っている無修正ノーカットの文字は恥ずかしいです。どうして、こうなっちゃうかなあ。予告篇付きです。
・「狂気の愛」
ナチスの残党という裏の顔を隠し、ホテルの夜間フロントとして働く男と、かつて男に、サディスティックな歪んだ愛情で弄ばれた美貌の指揮者夫人・・二人が再び出逢った時、男は陰の様に生き長らえるよりも、女との“死"をも意味する絶望的な愛を選ぶ。シャーロット・ランプリングのクールな眼差しとスレンダーな肢体が、えもいわれぬ妖艶さを漂わせている。収容所シーンでの少女時代も演じているが、全く違和感無く受け入れられる。ポーカーフェイス、ダーク・ボガードの熱演、又、二人を取り巻く個性的な俳優陣もいずれも劣らぬ曲者揃いである。古都・ウィーンを舞台に、現在と過去をオーバーラップさせながら退廃的、且つシャープな映像で描く、異才・リリアーナ・カヴァーニ監督の官能の世界。女性監督ならではの感性と、その独特の鋭い視点は見事である。
・「このジャンルの最高峰」
このジャンルというのは、第二次世界大戦前後のデカダンとマゾの映画のことです。洋画にも邦画にも優れたモノが多くあります。舞台はナチスの狂気が終焉を迎え、その呪縛が完全に解けた1957年のウィーン。この10年前のウィーンを舞台にした名作に「第三の男」などがありますが、この頃独特の欧州の雰囲気がたっぷりです。「愛の嵐」は無修正のノーカット版になって、ようやく元の光が与えられたような気がします。劇場版やTVでご覧になった方に、本来の名作を是非お奨めします。
・「男と女の愛憎の不思議さ。日本人には遠い世界かも」
戦争が終わり、ナチスが滅んで30年近くのウイーンのホテル。偶然、旅行者として投宿した一人の妙齢な女性。チェックイン。そこで、会ってはならぬ男と「再会」する。発端は30年前の大戦中、ナチが支配する世の収容所、美しく虚無的な少女がナチス幹部の娯楽のため、上半身裸、しかもナチスの衣装を身にまといなんとも退廃的な踊りを強いられます。それがカバー写真の絵です。この少女を演じたのが、シャロット・ランプリング。痩せた体に小さな乳房、一種異様な雰囲気、顔はどこまでも無表情なままで隠微な踊りをナチスの前で興じる。悪夢のような世界。圧倒的に衝撃的で印象的なシーンでした。女性監督ゆえの感覚かもしれません。再会した二人は当然のように驚く、ふつうなら嫌悪感を抱くところでしょう。そうならないのが男女の不思議な愛憎なのだろうか。罵りあいながらも、いつしか二人は禁断の愛の世界に身をゆだねる。まるで麻薬患者のように溺れる。しかし、それはその先の二人を待ち構えている「死の世界」への入り口だった。それでも二人は前に進む。相手役のダーク・ボガートの抑制した演技が光った。普及の名作だと思いますが、日本人の感覚ではついていけない部分もあるかもしれません。そして、ある程度の歴史知識、とくにウイーンという都市の知られざる側面の知識とユダヤ人差別の歴史知識ががないとがないと全体の構造が理解しずらいかもしれません。しかし、私はこの一作でシャーロット・ランプリングのフアンとなり、この映画の持つ不思議な吸引力に引き寄せられ続けています。
・「この世で一番好きな映画」
一番…といいながら…「一番のなかのひとつ」にしておこう。
初期衝動を保ち続けて全うできる、それができたら、人間としてこれほど幸せなことはないのではないか。
この映画に匹敵する日本の映像作品は、向田邦子×久世光彦ドラマシリーズの「響子」だと思います。こちらはこちらで、「愛の嵐」とは違う余韻があります。しかしこの映画から関連商品へすすむと、「官能モノ」系がずらりと出てくるのがちょっと…。
・「深い・・・」
意味深で、観る度に、深い。。 胸がいっぱいになった。
日本語の題名があまりにセンスない… フランス語の原題は les uns et les autres 「あっちもこっちも(の人たち)」 「それぞれの(人たち)」 「すべての 人たち」複数の意味を持つようです。これも深い。
緻密に張り巡らされた伏線、選曲の意味深さに、改めてクロード・ルルーシュの凄さを知る。
ときどき首をもたげる 戦争は必要悪?という思い。これを観てキレイに払拭された。実際のところ戦争の犠牲になるのは うちら庶民。そして戦う相手は愛すべき人間。
最後、チャリティコンサートでスーザンとパトリックのコーラスが 何語でもなく、「アー…」だけの理由が今になってわかった。
この映画がこんなに心に沁みるのは、生きとし生ける全ての人へのオマージュであるからだとわかった。
音楽は全ての人が享受でき、色んな想いを乗せて時空を超えて受け継がれていく。人間が発明したものの中で最も素晴らしいものじゃないかな…と思った。
・「音楽とダンスのサーガ」
フランス、アメリカ、ドイツ、ソビエト。音楽やダンスに関わる人々の親子3代にわたる一大サーガ。登場人物たちの幸せな結婚・夫婦生活を冒頭足早に紹介したあと、映画は哀しみの時代へと移行する。
第二次世界大戦の勃発によって、それぞれの夫婦は離ればなれになってしまう。収容所に送られる途中で子供を捨てる親子、楽団指揮者として戦地に派遣される者、そして当然のごとく戦争で夫を失う者。戦争によっていとも簡単に人と人の絆が引き裂かれていく間の音楽やダンスは、哀しみに沈む人々の<癒し>として描かれる。
しかし、この分断の歴史は皮肉なことに戦後も続くことになる。戦争というタガがはずれ自由を求め過ぎた人間は、精神的に分断を自ら深めていってしまうのだ。戦中はあんなにも帰りたがっていたマイ・ホームをまるで敬遠するように、登場人物たちは自殺未遂や離婚を繰り返す。何かを失った人間の<嘆き>が音楽やダンスとなって表現される。
この映画が優れているのは、同じ俳優が親と子を一人の俳優が演じており、登場人物が多いため人物相関がめちゃくちゃになるところを未然に防いでいる点だ。親と子、国と国の分断した人間の絆が、チャリティー・コンサートにおいて再び一つに結ばれていくシーンによって、観客の魂を揺さぶる感動的ラストに仕上がっている。それがたとえ一夜限りの幻想であったとしても。
・「戦後ヨーロッパの奇跡!」
エッフェル塔を背景に、ジョルジュ・ドンが『ボレロ』を踊るラストのシーン。
ゆったりとした三拍子で同じシークエンスを繰り返すこの音楽は、その直前の精神病院の庭のシーンからすでに始まっています。
同じ場所を行ったり来たりしている患者達が、まるで踊っているかのように見え、それは戦争と愛憎の悲喜劇を繰り返す人類の宿業の姿のようでもあります。映画は、その哀れな人間たちの魂を導く。観客と共に、あのラストシーンへと連れていく。
多数の登場人物たちの複雑な人生とジョルジュ・ドンの力強いバレエが、『ボレロ』の繰り返す旋律と相俟って、かつての敵味方の壁を越えて開催された赤十字・ユニセフのチャリティー・イベントの趣旨、その意味を極限にまで拡大してゆく。また、そのテレビ中継を見る人達のカットが素晴らしい!
「テレビを見ている人」をこんな風に撮った映画は他には無いと思う。
ボレロを踊っていた在りし日のソ連の少女は、老いた今も鉄のカーテンを越えられません。まだ冷戦時代でしたから・・。それでも、西側に亡命した息子の踊る姿を衛星生中継で観ることはできたんです!隣で優しい顔をしていたジェラルディン・チャップリンも忘れられない。
やっぱ、傑作は違うよ。
・「ボレロは、人間愛の原点を示している!」
あそこであれがなかったらこれはこうだった、とくよくよ悩むものだが、それらの人生の機微を大きなスケールで描ききった。第二次世界大戦を縦糸に、いくつかの家族の機微を横糸に、よく練られたストーリーだ。それぞれかなり有名な実在のモデルがあり、それを想像しながら見ていくのもまた面白い。
戦争の時代の閉塞感と、解放されたパリの華やかな自由さを対照的に描き、それらを超越した人間愛の原点を、バックに流れるボレロが示している。間違いなく傑作だ。
・「愛と哀しみのボレロ」
今までに見た映画の中でも本当にすばらしい作品です。戦前、戦中、戦後を通して繰り広げられる人間関係のつづれ織り、そして、最後にひとつになって、感動とクライマックスのうちに幕を閉じます。同じ役者さんが二世代を演じたりするのでちょっと、混乱するかもしれませんが、きれいな音楽とともに重みのある映画です。
●飾窓の女
・「コメディではありません。サスペンスです。」
本作は,1962年に公開されたフランス映画の同名作品(DVD化されていないと思います。)とは全く内容が異なり,俗に言う飾り窓の女(アムステルダムの娼婦街の女性)は登場しません。
ドラマの構成は犯罪サスペンスで,妻子のある犯罪心理学者のリチャード(エドワード・G・ロビンソン)が,不思議な美女(ジョーン・ベネット)と意気投合し,後ろめたさを感じつつもドキドキしていると,お約束で殺人事件に巻き込まれてしまう,という感じですね。60年以上も前の作品ですから複雑なトリックシーンがあるわけでもなく,今となっては平凡な展開といえるでしょうが,とんでもないオチが待っています。そのオチは見てからのお楽しみですが,大ドンデン返しとかじゃなく,“エ〜そんなのアリ?”みたいな感じのオチで,賛否両論あるようです。因みに私は,こういう形のサスペンス,決して嫌いじゃありません。
それにしてもロビンソン先生,犯罪心理学を専攻しているはずなのに,自分がその立場になると証拠は残しまくるし,検事の前では余計なことを口走るし,なかなか笑わせてくれますね。★一つ差し上げます。そして,ドラマの筋とは関係ありませんが,ジョーン・ベネットは素敵です。黒のドレスで髪をブルネットと全身は黒で統一されています。コートを脱ぐとこのドレスは上半身が黒のシースルーでインナーが白で,ちょっと見だと全部透けて見えるような感じになっています。このセンスは十分現在でも通用しますね。★一つ差し上げます。
・「待望の名作、必見!」
ラングのアメリカ時代の代表作の一つ。ふとした出来心から、謎めいた美女の住まいに赴いた真面目一徹の主人公が、思わぬことから殺人を犯してしまい、精神的に追いつめられていく過程は迫力満点。どちらかと言えば善良な、普通の人が犯罪に手を染めてしまい、それを隠そうとしてかえって追いつめられていくという主題は、少し前に出た『ブルー・ガーディニア』と同様。不安と絶望に追い立てられ、苦悶する主人公の状況を描くラングの演出は、見事!の一言。人間の愚かさ、弱さをこれでもかと炙り出すラングの辛辣さは、本作でも絶好調である。主人公の表情、仕草、何気ない会話、そして小道具による暗示等、絶妙に計算されたシークエンスが見事なテンポ感で繋がれ、観ている方はぐいぐい引き込まれ、目を離すことができない。主役のE.G.ロビンソンが、繊細この上ない素晴らしい名演! 主人公を恐喝するチンピラのダン・デュリエが、ねちねちと嫌らしい凄みを漂わせる怪演。そして何と言ってもファム・ファタルのジョーン・ベネットがあるいは謎めき、あるいは妖艶に美しく、あるいは覚悟を決めた女の恐ろしさを見事に見せてくれる。セットや小道具のこだわりも含めて、かなり完成度の高い作品。これは必見!
●ミツバチのささやき / エル・スール ボーナス・ディスク付き スペシャルボックス
・「再販しろ!!!」
どうか メーカー様!再販して頂けませんでしょうか?!
この作品を入手不可能のままでいるのは ある意味 名作映画ファンにとっては 犯罪ですよ
即刻 再販しなさい。
・「再販して下さい!!」
どちらも芸術作品。『ミツバチのささやき』の方が有名だとは思うが、その昔、『エル・スール』を偶然テレビで見て、死ぬほど飛行機が嫌いで海外旅行願望が全くない私が「スペインに行ってみたい…」としばらくうわ言を言っていた。どちらもレンタルで鑑賞出来る可能性はあるが、双方とも普通の映画ではないから、見て返す、というのをしたくないのだ。「所有」したい。とびきり美しい工芸品を自分のものにしたいという欲求と似ている。そう望んでいる映画好きは多いのではないか。という訳で、メーカー様、再販して下さい。かなり待ってたんですが、待ちくたびれました。
・「奇蹟のような映画」
みなさんがこれだけ書き込んでも、相変わらず出ていないのは、なにか版権等のよんどころなき理由があるのでしょうか?
もう20年以上前に大入り満員の映画館で立ち見で見たのが最初です。とくにあの少女の演技力にはあきれました。常に世の中のことを問い続けるかのような大きく見開かれた瞳がすばらしいです。何よりも観客をも自らの幼年時代の不可解な謎だらけの時に引き戻してくれる映画です。
フランケンシュタイン映画を見て、アナの生まれて初めての死に対する疑問が、いろいろな形で増幅されます。学校の人体模型の人形を組立るのはまさにフランケンシュタインの製造と通じるものなのでしょう。あるいは毒きのこを食べると死ぬという父の言葉。姉の死んだふり。みんなアナに死の意味を考えさせる出来事だったのでしょう。しかし彼女には死の意味はわからないままです。
夜、闇の中で目をつぶって、私はアナよと言えば、死んだ者も精霊になって彼女と友達になるのです。私たちにも死が「死」としての意味を持たない不思議なイメージで捕らえられた時期があったはずです。
アナ・トレントの演技といえない演技も含め、奇蹟のような映画です。
・「お買い得セット」
特典ディスクのインタビュー内容は通常版に収められているテキストと内容が被るものが多いし、映像的に工夫はなくてそれほど面白くないです。けどテキストにしたときにこぼれ落ちたニュアンスがたくさん汲み取れるので、エリセ監督に興味がある人にとってはたまらない特典でしょう。
外箱のデザインも最高にカッコ良くて、我が家ではしばらく人目のつくところに飾ってました(笑)ミツバチとエル・スールのDVDを持ってなかったらこのBOXでまとめて入手する方がいいでしょう。片一方買ったらどうせもう一方も欲しくなりますので。
・「2つの宝石。」
宝石のような2つの名作がセットで発売されるなんて。。。エリセは、この2作で充分でしょう。何度観ても、この神秘的で美しい映画は飽きないです。
●望郷
・「妖しくも美しいカスバ」
1937年に制作されたジャン・ギャバン主演作。犯罪に手を染めてパリから逃げ,仏植民地のアルジェリアに隠れ住む男の物語である。アルジェの中のスラム,カスバが舞台となっているのだが,この街が非常に美しい。モノクロであるが故にその神秘性が際立っている。主人公を取り巻く人物も個性的で,観る者をぐいぐいと惹きつけて行く。
若きギャバンの魅力もたっぷりと味わうことができる。アメリカで2度リメイクされたそうだが,是非そちらのほうも楽しんでみたい。
・「チェコの映画」
大物監督の作品だけあってなかなか面白かったです
・「人生はリセットできないものだということを学ぶ少女」
子供にとって世の中は虚実ない交ぜの世界。死んだはずの母が枕辺に現れたり、父のベッドに別の女性がいたり、そんな出来事の一切合財を少女アナは現実のものとしてとらえていきます。自我の目覚めと世の中を認識する力との間にまだ大きな隔たりがあるために、幼いアナには社会の清濁をあわせ呑むだけの度量はまだありません。
彼女は受け入れがたい社会の現実を<リセット>することで乗り切ろうとします。彼女が押すリセット・ボタンは棚の奥にしまった古びた缶に入った白い粉。しかし、死んだ母が毒だと彼女に教えたそれが何であるかを彼女は知りません。ここにも母の言葉のすべてを真実としてしかとらえられない少女の姿があります。
父親を殺してリセットしたはずの社会に、新たにパウリーナ叔母さんが受け入れがたい存在となって立ち現れます。もちろん叔母さんは実の姉を亡くした深い悲しみの中で、幼い三人の姪へ精一杯の愛情を注いでいるのですが、アナにはそれが見通せません。
映画のラストでアナは自身が押したリセット・ボタンの正体を知ります。そしてやがて彼女は、人生がリセットのきかないものであることをも受け入れていくことになるのでしょう。
大人になるということはこれまで歩んできた道を消し去ることではなくて、歩いてきた道のりの積み重ねの上に成り立つのだということを、この映画は静かに幻想的に語りかけているのです。 この映画のメッセージをアナが肯定的にとらえられる日が来ることを祈るばかりです。
なおタイトルの「カラスの飼育」の由来は「Cri'a cuervos y te sacara'n los ojos.」(カラスを育てて目をくり抜かれる=飼い犬に手を噛まれる=恩をアダで返される)というスペインの諺です。叔母さんから見ればアナはカラスというわけです。
・「アナのまっすぐな瞳に惚れました」
冒頭、父親が浮気相手の上で腹上死する。驚いて逃げ出す恋人のあとに、父親の部屋に入り、コップを盗み出し洗ってしまうアナ。父の葬式のあと、叔母が残された家族の面倒をみるために引っ越してくる。死んだ父親の相手だった女性の夫との恋に悩む叔母、過去の思い出に浸る身障者の祖母、姉と妹、住み込みの家政婦の6人の生活が始まる。
物語は現在大人になったアナ(ジュラルディン・チャップリン)がナレーションをしながら、小学生のアナが、亡き母親(これもチャップリン)のことを思い出す形で進んでゆく。夫の浮気と自分の病の痛みに苦しむ母親痛みのないときにアナに優しくしてくれる母親アナは頻繁に母親の夢をみるそして・・・
大人になったアナにナレーションをさせる理由はわかりませんが、3つの時間軸が入れ替わりながら幻想的にシュールな話がすすんでゆきます。映画の出来としては、内容と正反対に甘い主題歌といい、ぶっ飛んだラストといい、破綻していると思います。サウラの手に負える役者達じゃなかったというしかないでしょう。
名優ジュラルディン・チャップリンの技とアナの個性のぶつかり合いを楽しんで下さい。
・「アナ・トレントは可愛すぎる」
ビクトル・エリセ監督の名作「みつばちのささやき」で発掘されたアナ・トレント主演映画。スペインが生んだ名匠カルロス・サウラが監督だけに、しっかりとした味わい深い作品だが、アナだけが目立ってしまう。彼女のファンのために作られた映画なのでは思える。アナはまだ幼少なので、演じるには少し酷なダークな内容だったように感じる。脇役もチャップリンの娘であるジェラルディン・チャップリンなど名優が固めており堅実な作り。シックで、ダークな映画。
・「無邪気って怖いな」
アナ・トレントといえば、「ミツバチのささやき」の方が有名であるかもしれない。ともかく、当時9才である彼女の瞳が恐ろしく綺麗。
「アナの魅力だけの作品である。」と酷評する人もいるようだが、私は「ミツバチのささやき」よりも好きな作品だ。
複雑な環境の中、父母を亡くした少女が姉の妹に育てられる事になり、毒薬(と彼女が思っている)をその叔母に盛ろうとするのだが・・・
「眠れないの?・・・」「眠れないの・・・」彼女の幻影に、母が出てくるシーンが印象的だった。
グレイゾーンが非常に多く、難解な映画である。解釈は人によってそれぞれであろう。
この映画に子供の「無邪気さ」は感じられない。
・・・無邪気であるがゆえに、怖いのだ。
●インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 オリジナル・サウンドトラック
・「インディみてきました」
久々にハリソン・フォードを観て 流石に老けたと思いましたがやはり素敵でした。コミカルな感じも受けましたし 演技の素晴らしさは魅了されました。音楽もワクワクさせられ 大好きですね。
・「メインテーマを聞くと燃える」
年老いたインディアナジョーンズ。それでも、あの軽快な音楽に合わせて出てこられると惹かれるものが有ります。個人的には「最後の聖戦」が好きで、これで有終の美を飾れたと思っていたので意表を突れた感じです。雰囲気的には番外編として見ると良いかも。良くも悪くもジョン・ウイリアムズの音楽は不変でした。
・「映画はまだ見ていないので・・・」
メインの旋律はヒロインで決まるようで、この作品でカレン・アレンも復帰しているので1作目の「レイダース」の影響をかなり受けています。1作目の時はまだ大学生でした、今やメタボな中年おやじに・・・。ハリソンにあやかりたいですねぇ・・・。
・「本編にしてオマージュ?」
インディシリーズは個人的には3作目で終わっている。高齢になったインディを観たいとも思わなかったし、有終の美を飾って欲しかった。それでも「惹かれて」劇場へ…インディ、老けた。それと共にジョン・ウィリアムズも萎えたように感じた。テーマ曲はいつもながら他にインパクトがある曲はなく力不足のようだ。
今年、インディ・ジョーンズのトリロジー版CDが再販されている。オークションなどでは1万円を越える高値になっているのでチャンスは大かも。インディファンはそちらを購入することをお勧めします。
・「ドイツ語バージョン求む!!!」
他の方も書かれているように、すばらしい古典映画です。淀川長治さんの解説がついているのも良いです。
ただ、残念なのは英語バージョンだということ。以前テレビで見たドイツ語バージョンは、挿入される字幕も同一の世界観を持った手書き文字だったけれど、英語バージョンは普通の活字。
それから音楽も現代音楽的なものが付けられていて世界観にマッチしていた。英語バージョンの音楽はピアノだけだし、チャップリンの映画みたいに軽妙な感じの音楽でちょっと違うと思う。この点は、もともと無声映画なので、音を消せばよいのか。
とはいえ、すばらしい映画であることに変わりはないです。何回見ても新しい感動があるので、ライブラリーの奥にしまっておくのはもったいない。
・「恐さを求めるより」
この作品は、白黒無声そんな時代だからこそ生まれた最高傑作だと思います。 初めてこの映画を観た時、「えっ!これがホラー」と思いましたが、なんのなんの視点を変えて観てみれば、ドイツ表現主義の頂点と言われるだけありました。 回想シーンからなるこの物語は、コントラストの強い歪んだ書き割りの
セットが、不安定な空間と相反するスピーデーな展開に不思議と調和がとれ、写楽をも感じさせる表現豊かな俳優の表情は、観る者を恐怖へと誘います。
ストーリーはもちろんのこと、アートに興味のある方にはおすすめの作品です。温故知新、この作品には素晴らしい発見と感動があると思います。
・「ホラー映画の原点」
この作品は、おおよそ80年前の無声白黒だからこそ生まれた最高傑作だと思います。
初めて観た時は「えっ!これがホラー」と拍子抜けしましたが、なんのなんの、視点が代わればドイツ表現主義の頂点だけありました。
回想シーンからなる映像は、芸術性の強い書き割りのセットが、
見事なまでに不安定な空間と相反するスピーディーなスーリー展開に不思議と素晴らしく調和し、写楽を感じさせる表現豊かな俳優の目は、観る物を引きつけ恐怖へと誘います。
ストーリーもさることながら、アートに興味のある方は是非に観てもらいたいおすすめの作品です。
・「元祖カルト!、「メトロポリス」に並ぶドイツ表現主義の金字塔」
垂直、ときには水平さえ無視した不安定なセット、不気味なカリガリ博士、眠り男、複数の解釈が可能なエンディング、などなど非常にユニークな要素を含有し、後世の作品、とりわけホラー映画に明らかな影響を与えているケタ外れの怪作だ。 白黒の映像は古色蒼然として経年ダメージも大きいが、それを上回って余りあるユニークさは今日に語り継がれた「伝説の映画」の名にふさわしい。おどろおどろしい演技者たちの表情、階段を多用し不思議な立体感をも併せ持った舞台セットのようなスタジオ、100年近くも前にこんなにも豊かな映像世界が創造されていたのは驚きだ。 ロベルト・ヴィーネ監督は、「メトロポリス」を監督したフリッツ・ラングに代わりこの映画のメガホンを撮り、この一作で映画史上にその名をとどめることとなった。当時のドイツ映画界の芸術水準の高さ、層の厚さを窺わせるエピソードである。ただし後で付けられたものらしいピアノ曲はつや消し、作品世界との明らかな乖離が感じられ違和感があった。 [蛇足] 眠り男チェーザレを演じたコンラート・ファイトは後にハリウッドに渡り、後年には「カサブランカ」でドイツ軍将校役を演じている。ナチスの手から逃れて渡米した彼は、どんな思いでこの役を演じたのだろう。
・「ドイツ表現主義の傑作!…ですが、プリントは無残…」
この作品、ドイツ表現主義の理解によって随分と見所の変わる映画だと思います。乱暴ですが、一応自分の理解に基づいて説明を。表現主義は、端的に言って、見たままを描くのではなく、どう感じたかを主観的に描く表現方法です。ですから、いろいろなものがデフォルメされて描かれているのが特徴といえると思います。この作品は精神病患者の語りを映像化したものですから、精神病患者の不安や恐怖や混乱がどう表現されているか(特に美術)を意識して見ると分かりやすいように思います。
監督はロベルト・ヴィーネですが、もともとはフリッツ・ラングが監督をする予定だったようです。また、脚本はカール・マイヤー、他にもムルナウの「F.W.ムルナウ コレクション/クリティカル・エディション 最後の人」「F.W.ムルナウ コレクション フォーゲルエート城 クリティカル・エディション」「サンライズ クリティカル・エディション」「F.W.ムルナウ コレクション/クリティカル・エディション タルチュフ」などがあり、それぞれ紀伊國屋から素晴らしいプリントでDVD化されています。
IVCらしく、映画は最高ですがプリントは悪いです。紀伊國屋がサイレントをあれほど美しくDVD化している今となっては悲しいくらい。興味のある人は必見の映画ですが、ストレスは覚悟が必要です。
この映画、ホラーの原点というように言われていますが、個人的には少し違う印象を受けました。なにか狂気と哀しみが同居するような怖さというか。それは精神病をモチーフにしているところに鍵があるようです。現実と妄想が入り混じり、どこまでが現実なのか分からなくなるような感覚。映像は古いのですが、全体のスタイルは非常にモダン。カール・ドライヤーの「吸血鬼」、フリッツ・ラングの「フリッツ・ラング コレクション/クリティカル・エディション ドクトル・マブゼ」を強く想起させる映画です。興味があればこちらも是非。
●眼下の敵
・「誰がなんと言おうと」
傑作映画です。
あまたある戦争映画の中でも出色、潜水艦映画では「Uボート」と双璧では
ないかと思っております。虚虚実実の駆け引き、そしてシビれるエンディング。
戦争を美化しているように見えるという批判もあるやに聞きますが、それはぜひ
観て判断してください。何度もいいますが間違いなく傑作です。
・「本当は戦争なんかしたくないんだ、という男がふたり」
第二次大戦下の南大西洋。アメリカの駆逐艦とドイツのUボートが、互いに相手の手の内を探りながら、死闘を繰り広げる。主演はロバート・ミッチャムとクルト・ユルゲンス。男くさい二人の指揮官がぶつかり合う戦争映画。
・「凄い」
陳腐な表現ですが、まさに「男と男の戦い」です、やれ国のためにだとか、そういう考えは抜きにして、とにかく任務を果たすため、真正面からぶつかり合います、これが世界共通の「海軍精神」、「シーマンシップ」、そして「指揮官・上司のあるべき姿」なのだと思いました。
注目すべきは、双方の描き方がまったく対等であり、よくあるナチス排斥映画や国威発揚映画では決してないことで、さらに決して戦争を美化しているものではないということです。
駆逐艦、Uボート、どちらの艦長も軍人としての使命を帯びているものの、戦争により辛い体験をしてきた身、戦争をしたがっているわけではない…戦いが終わり、お互い達成感があるわけじゃなし、やはりやりきれなさや切なさが残ります、戦争というものの現実がそこにありますが、けれどちょっぴり「救い」を見出だせる内容な気がします。
ご覧あれ。
・「Here's to you my friend and you my friend」
During World Was II a U-boat and a destroyer are in a cat-and-mouse situation to the end. The question is who the cat is and who is the mouse? They use standard clichs and extraordinary tactics; however there is not need for anything supernatural or far fetched to hold your attention. It is a battle of wits and wills between the Commanders of both vessels. We are there as they both sweat out time or take chances.
For the most part everyone is speaking English so you will not have to strain your eyes to read the small print at the bottom of the screen. Being made before CGI we will watch some battles and scenes made with the use of models.
Yes you have seen this story portrayed again in such classics as "Das Boot" (1982). What is more interesting is even the same dialog is played out in the movie "Star Trek II - The wrath of Kahn" (1982)
You will find this movie worth repeated viewing.
・「戦争を美化?綺麗すぎて退屈??冗談じゃない!」
この映画を観て「綺麗に描きすぎ」との感想を持つ人は、制作された時代を分かっていない。当時のハリウッドの描写規制は今とは比べ物にならない程の厳しさだった。ニューシネマパラダイス等に描かれているように、単なるキスシーンすら厳しく規制されていた時代。西部劇でも銃撃戦シーンで殆ど血が出ていない。
そんな時代に現在のような血しぶきが飛び交うシーンなど入れられる訳がないし、特殊メイク技術もない。また「戦争の不条理」等のメッセージ性を前面に出せるような時代でもなかった。映画=あくまでも娯楽作品としてしか制作費の出なかった時代なのである。
しかし様々な制約の中で、実際の護送駆逐艦を用いての迫力ある戦闘シーン、戦術面での知恵比べというサスペンス的要素、そして米独双方を出来るだけ公平に描写し、障害を乗り越えて解り合おうとする両者の対比をも描ききった事は素晴らしいと断言できる。娯楽性とメッセージ性を見事に両立させ、しかも上映時間は1時間半である。無駄な描写・セリフが一切無い。
本作品は間違いなく名作である。
・「ガーデニングは心の肥料」
なんとも色彩の豊かな映画です。深夜に見ていて夜明けが待ち遠おしく、朝になったら、庭の手入れをするぞ!という気分になりました。ガーデニングが好きな方はより一層、興味のある方はすぐにでも、縁遠い方でも興味が出ること間違いなし。ガーデニングは心を癒し、命の大切さを教えてくれることをこの映画はものの見事に表現しています。主役のクリーヴ・オーエンの演技が、綺麗な風景とともに心に焼きつけられます。
・「園芸を通じたリハビリテーション」
イギリスの実話に基づく作品だそうです。弟を衝動的に殺した罪で、刑務所に入っていたコリンは、模範囚なので、実験的で理想的な刑務所に移ることが許されます。そこでは園芸をリハビリのために採り入れていました。コリンは、そこで園芸に天才的な才能を発揮し、専門家に認められ、コンクール出場を目指します。美しい園芸だけでなく、園芸家の娘との恋愛や、世間の冷たい視線の中での苦しさなど、人間ドラマが描かれた良い作品だと思います。
・「イギリス映画」
とっても優しい気持ちになれるDVD。イギリス好き、園芸好き、ヒューマンドラマ好きな人にはオススメです。
・「**木漏れ日のように暖か…**」
クライヴ・オーウェン演じる囚人コリンが、ひょんなことから個性豊かな囚人仲間と共にガーデニングを始めることに…。
ガーデニングを通して「命を育てる」ことに人生の満足感を見出していく主人公の姿が、個性豊かな囚人仲間との触れ合い、そしてロマンスを交えてコミカル&ハートフルに描かれた、本当に心温まる作品。
この作品の一番の魅力はなんといっても個性豊かな囚人達。特に光っているのが相部屋のお爺ちゃん!彼が口にする言葉の一つ一つが、まるで乾いた土壌を潤おす水のよう… お爺ちゃんの台詞から一つ。 「逆境は君の友達だ。不幸と友達になれ―さもないとイライラするぞ。」
笑って微笑んでちょっとホロリ…画面に広がる緑、風の音、鮮やかな花々が本当に美しい。漏れ日のように温かい映画…本当に愛すべき作品です!
・「ホントは、あったかい人たち」
イギリスの囚人庭師たちの実話がもとになったドラマ。
人殺しや盗みなどで刑務所に入っている男達。刑務所内での仕事として、ガーデニングを始める。その仕事ぶりが評価され、女王陛下も鑑賞するフラワーショウへの出場が決定する。
どう見ても、怖いお兄ちゃんが種をまいて、土をポンポンと優しく叩く姿には笑えた。
また、ガーデニングを通して心を通わしていく囚人たち。仲が良いというのは、いいなーとしみじみ思いながら見てました(涙)。
ラストの囚人たちの笑顔がステキでした。
・「ユーモアと感動を大げさではない演出で。」
わたしこの作品が大好きになりました。見る前の想像は、カザフスタンからニューヨークに行ってドタバタ珍道中する「ボラット」のような作品だとばかり思っていました。 イスラエルはかつてアラブ諸国からは承認されていない国家であり、エジプト・イスラエル平和条約締結後もエジプトとイスラエルの関係は絶えず微妙な関係にある仲の良くない国同士。そんなイスラエルに訪れたのはエジプトの警察音楽隊8人。空港に到着しても彼らを出迎える車は来ず、なんとかして空港職員に聞いたバスに乗り込むが到着したのは一文字違いの全く別の地。国も言語も風習も宗教も違う土地で迷子になってしまった8人編成の警察音楽隊の運命は。バスの中での「今度はない」の会話でわかりますが、彼らの音楽隊はいつ解散させられてもおかしくないような立場にあります。それをわかっていて覇気のない不安げな表情を見せる団員を、アレキサンドリア警察音楽は安泰だと励ましながらも自らを納得させる団長。この団長の、生真面目でジョークも言えず音楽隊に誇りを持つ寡黙な態度。これが警察音楽隊の方針と姿勢を良くあらわしていて、作品に重みを与えてくれました。次第に団長に好意を持つ食堂の女主人のディナ、それでも任務に忠実に自らがイスラエルに来た使命を忘れない団長の態度にはむずがゆいけど逞しい何かを感じさせてくれるのです。若い団員のカーレドはとても軽くて、そんなカーレドに厳しく接する団長とは相容れないのですが、最後には団長はカレードのことを息子のように思っているのではないかと感じてきて泣けてしまいました。登場する人たちそれぞれが今何を感じてどんな思いをしているかの感情が伝わってくるし、2回3回見ても見ている側の感情を揺さぶってきます。「演出が大げさでない」のが演出という名作でした。
・「心に沁みこむ」
コメディですが、思い切り笑える映画ではありません。泣ける映画でもありません。説教じみた映画でもありません。でも、観ているうちに心に沁みこんで来る映画です。 存続の危機?にある警察音楽隊が、やって来たのは一文字違いの町。一晩泊めてくれると言う食堂の女主人と従業員との交流が描かれています。観ていて、お互いよそよそしく、ぎこちないところもありますが、国家や民族の違いはほとんど気になりません(むしろ分からないくらい)。むしろあっけなく打ち解けて行きます。特に夜の町から帰ってきた隊長と女主人のやりとりが良かったです。若い隊員(間違えてやって来る羽目になる原因をつくる)も従業員に恋愛指南します。 翌日、女主人と別れを交わし、目的地についた音楽隊は拍手の中でその役割を果たし映画は終わります。国家も民族も関係ない。これから分かり合うんだから。そんな想いが伝わってくる映画でした。
・「忘れられない一夜の物語」
本作は,昨年の東京国際映画祭の最高賞“東京サクラグランプリ”を受賞しています。そして,カンヌ国際映画祭のある視点部門にも出品され,同映画祭で3冠を達成しました。その内のひとつは,“一目惚れ賞”といって元々カンヌ映画祭には存在しない賞なのですが,審査員がこの映画を気に入って,そんな賞を作って与えてしまったというほど魅力的な作品なのです。ああそれなのに,それなのに,“夢みるゆめさん”がお書きになっているとおり在庫はたった4枚ですから,レンタルできるのは何時のことやらという感じですね。
本作はイスラエルの映画です。ご存知のとおり,イスラエルという国は,宗教的,政治的なイメージが非常に強い国ですから,その国で制作された映画となると,イデオロギー性の強い作品かと構えてしまいますよね。でもそんな心配は一切無用です。まずは,文化交流のためにイスラエルを訪ねたエジプトの警察音楽隊が迷子になってしまうという発想自体が面白いです。ドラマの展開も国境を越えたユーモアに溢れ,町の住人たちと音楽隊メンバーの心の交流は,たとえ言葉が通じなくても音楽は心をつなぎ,男と女の恋は万国共通であることを優しく再認識させてくれます。温かくて忘れられない一夜の物語,とってもいいお話しですよ。
・「チェット・ベイカーの歌を聴いて、オマー・シャリフの映画が観たくなる」
大使館に電話して助けを請えば簡単に解決したのに.....。堅物な団長に率いられた不器用な男達が誤って行き着いた町で出会った人々は、美しく奔放な、姉御肌だけど人恋しさが滲み出ている食堂の女主人や、失業中で夫婦喧嘩が絶えない若夫婦の一家など、どこか寂しい人達。気まずい雰囲気、噛みあわない会話の中、人々の心を次第に解きほぐしていくのは国を越えて親しまれてきた音楽の数々や、人間共通の普遍的な感情なのです。経験の無い地元の青年に音楽隊の若手イケメン君が恋の手ほどきをするパントマイムのような場面には、誰もが温かい気持ちになれるはず。観る人には少々説明不足、物足りない位がこの種の映画の良いところとも言えるでしょう。しみじみとして、時折クスッと笑ってしまう作品です。馴染みの無いイスラエル映画。民族間の対立などの深刻な事情を前面に押し出した社会派作品ではありませんが、エジプト人を演じているのは人口の約15%を占めるアラブ系イスラエル人である事、彼等が自国でもアラブ諸国でも決して恵まれた境遇にいるとは言えない事などを知りました。中東が抱える『お国事情』にも目を向ける良いきっかけになった作品でもあります。
・「心あたたまる、愛すべき佳作♪」
あくまでも私見ですが、国籍・国境を越えて、さらには言語を越えて、人間同志の心の交流を描いた、良質な作品だと思います。とても純粋で誠実な作品です。加えて「音楽の力」が勝っている作品とも言えます。もちろん、全ての登場人物にもそれなりの個性・味わいがあり、かつ、さりげないユーモアのセンスが感じられたため、一票を投じます。私は、映像と音楽は、国籍を越えて、世界に伝わる言語だと信じています。個人的には、ただこの作品の欠点としては、「アク」や「毒」がなく、作家の「個性」が感じられないことであり、ちょっと優等生的かなぁ・・・です。具体的に言うと、全体的には良い出来なのですが、生涯忘れられない台詞や映像が無いことです。その点だけが惜しまれますが、すさんだ現代社会に生きる人々には愛される作品だと評価します。
・「味、ありすぎるくらい有ります」
超デフォルメされたキャラクター。このキャラ造形は強烈だね。この強烈さに引いてしまう。まぁ、観ているうちに段々と慣れては来ますが、少なくともキュートとはいえない。ちりばめられるユーモアも毒のあるブラックなものがほとんど。超奇抜なストーリー展開なのにセリフや余計な説明がほとんどなく不親切。おばあちゃんが動くたびにイヤリングが揺れるなど、どうでもいいような(?)ことに動きが細かい。(笑) それに、登場人物たちのバックグラウンドは詳しく描かないのに、愛犬ブルーノが電車に対してトラウマを持っているのはしっかり描いたりする。 以上の様に、とっつきにくく(日本の観客には)馴染めないアニメかもしれません。でも、これが結構面白い。キャラは最後まで好きにはなれませんでしたが、先の読めないストーリー展開とは言え、話は明快。構成が上手いから、セリフがなくても話の内容が分からないということはない。使われるチャールストンとジャズの合わさった音楽もいい。これは、大人のためのアニメですね。見どころも結構あって、特に、船を追うシーンや三姉妹の一人が漁をするシーンなどCGの使い方がうまい。それに、毒のあるユーモア。大爆笑ではなく、ニヤリとさせる笑いばかり。エンドロール後の最後のオチが一番すんなり笑えたりしてね。シニカルな笑い続きだったので、最後の最後で私は、声を出して笑ってしまいましたよ。
・「久々の自分の中のヒット。」
映画館で4回観ました。まだ観たりない。観れば観るほど味があります。サントラもおしゃれでかっこいい。
台詞が殆どなく、それでいて物語が解りやすく、またユーモアたっぷりに進行するのは、個性的で可愛いキャラクターによる所が大きいと思います。
おしゃれだけどダサイ。
そんなフランスアニメにはまりそーです。あーDVD早く出ないかな!
・「衝撃の作品でした」
ほとんどしゃべらない人たちがじわじわと展開させていくストーリー。会話が少ないので自然とキャラクターの動きや背景、音に注意が向いてしまいます。その画面は、使われている色の明度が抑えられていて、初めて見たときはこれがとても新鮮でした。ぼんやり眺めていられます。音は遊びがあってとてもおもしろいです。掃除機の音の利用法には衝撃を受けました。そして最後まで思わぬ方向へ進む物語。手に汗握れば握るほどオチには脱力してしまうかもしれません。
ひとつ問題なのがキャラクターのデフォルメ。人物の区別がつきやすい反面、見る人を選んでしまうほどの大胆さが。
・「キモ美しい。」
老婆と愛犬と暮らす内気な主人公シャンピオンが身体を鍛えて、自転車ロードレースの最高峰ツール・ド・フランスに参加するが誘拐され、、、みたいな話だが、80分、ほとんどセリフが無いのに、どんどんどんどん引き込まれて行くのが凄い・・・。
・「フランス産、職人芸。」
ちょっとキモいなあ、作り手、なに考えてんのかなあ、と思っていた登場人物たちが、ひたすらかわいらしく思えてくるから不思議だ。無言・無表情のおばあちゃんの孫ラブ具合に切なくなり、老犬のがんばり(「船」になるシーンとか!)に顔がほころぶ。きわめつけは、ブラックな敵の連中以上に得体の知れない、ばあさん一味である。あなた方、それ、どこで手に入れたのよ?と余計なツッコミいれつつ、しかしあの唐突な爆撃がツボにはまってしまい、ひたすら爆笑していた。フランスの製作陣、おそるべし。こういう職人的なアニメ芸、内心でニヤニヤしながら、表向きはしれっとした顔してたんたんとつくっているんじゃないの?そういう想像をすると、何だか少し、憎らしくなってくる。日本のアニメとは、だいぶ違ったおもしろさがあります。ちょっと独特のヒネリがあって、繰り返し楽しめること、うけあいです。
・「かくも感情を動かされるのは何故か」
ナチ占領下のローマ。次々と逮捕され処刑されるパルチザン。物語はこれだけである。ただファシズム政権下で撮影された反ファシズム映画、俳優のほとんども実際のパルチザン。いわゆる「ネオリアリスモ」の代表作といわれる所以だが、たとえばデ・シーカなどが撮った作品とは明らかに違う。──結婚式当日の朝、新郎を連行するナチ。彼を追いかけて射殺される新婦。駆け寄る子供と神父。なぜこの映像に、かくも感情を動かされるのか? 10年ほど前に初めて見てから未だに答えは出ない。それでも、この映画が何かの激しい力を持っていることだけは間違いないと思う。色々な人に見てもらいたい、傑作中の傑作。1945年=昭和20年公開作品。
・「キュメンタリー・タッチの名作」
第二次大戦末期、反ファシズム運動に殉じたドン・モロジーニ神父のドキュメンタリーを密かに作っていたロッセリーニが、祖国解放の後「地上」に上がって、路線変更して作成した劇映画である。十分な撮影環境の整わない中での映画作りであったにもかかわらず、否、むしろそういう状況であったればこそ出来上がった映画といえるかもしれない。鮮烈な映像に打たれて、自分の求めていた映画はこれだと、ハリウッドの名声も家族をも捨てて、監督の下に走ったイングリッド・バーグマンの逸話は有名である。
・「過大評価じゃ?」
当時の社会状況とか、これをきっかけにしたロッセリーニ&バーグマンのスキャンダルとか、そういうことで評価されすぎなんじゃないか?「シンドラーのリスト」に影響与えてそうなシーンというのがいくつかあったし、いいシーンは散見された。
・「中味がとぼしい」
映画としての完成度はきわめてひくい。リアリズム映画とされているけれど、ドラマチックに仕上げていないというのが、その理由であるのならば、くそリアリズムという言葉が本作には当てはまる。 戦争のきびしい現実をフィルムに写しかえたというが、とてもそうはみえない。ドイツ軍の占領下で、新聞を出すのは危険と困難を伴うはずだが、それには何もふれていない。地下組織の活動を綿密に描いた場面はなかった。 ドイツ軍の将校や司祭の言葉は紋切り型で、都合よく逃げたり捕まったり、製作者の態度は誠実とはいえない。戦争の非を告発するのに性急なだけで、とうていリアリズム作品とは言えない。
・「心に沁みる」
チベットの最高指導者である“ダライ・ラマ14世”の半生記を綴った作品です。平和な日本に生きているわたしたちにとって、いろいろ考えさせられる映画でした。ダライ・ラマとチベットの民の苦悩が伝わってきて、その侵略が今も続いていることに、哀れみを感ぜずにはいられない。ラストシーンのダライ・ラマが民の不幸を思いながら、避難せずにはいられないその苦悩の表情は、なんともいえない思いが心の内側から湧き起こってきた。。。
・「奇麗で優しい」
確か監督がお母さんに捧げた映画だったはず。そのせいか、ものすごく優しい映画です。スコセッシを「暴力的」というイメージで敬遠している人がいたら、ぜひ見てほしい。「タクシー・ドライバー」などのタッチとは正反対。この作品が好きになったら「アリスの恋」を見てください。スコセッシはお母さんと少女を描くのが上手いと思います。他には美しい山の風景が見たい方々も必見でしょう。チベットの山々は、まさにこの世の物とは思えない美しさです。
ちなみに、スコセッシ監督のお母さんは息子の映画のあちこちに出演しています。「グッド・フェローズ」のジョー・ペシの母親役を演じていました。本業は画家で、同作品に映る絵は、確かお母さんが描いたものだったと記憶しています。
僕の感想ですが、監督は骨の髄まで「B級」な人なんだな、と思いました。実際の予算は、多分想像以上に費用はかかっているはずですが、何というか、フィルムメーカーとして「Bの魂」を持っているというか。
「B級映画」という表現は誤用されており、何だかチープな安っぽい映画に使われていますが、本来は作品の質を表す映画じゃないんですね。ただ単に予算規模の区別だけなんです。「A」は大作。「B」は低予算映画。だから、スコセッシの映画を「B」と表現するわけにはいかないのですが、題材の選び方とか、目線にものすごく「B」を感じます。形容矛盾ですが、「B級大作映画」という感じ。
例えば「ゴッドファーザー」は紛れもない「A級映画」ですが、予算をかけた「グッドフェローズ」は「A」ではありません。何と言っても幹部になれない永久若頭が主人公だというその設定自体に「Bっぽさ」を感じます。
この作品も、「ラスト・エンペラー」と見比べてみると面白いと思います。中国最後の皇帝である溥儀は絹と戯れますが、ダライ・ラマは布と戯れる。中国を支配する王家は絹、片田舎であるチベットの精神的指導者は質素な布。そんな対比を感じ取りました。
・「是非DVDで見てください」
クンドゥンという映画があったなんて2007年になって知りました。DVDを検索したら、高いですね^_^;なので、必死でレンタルビデオ屋に行き、探しました。やっとあったのは3つくらい隣の市のレンタルショップでビデオのみかろうじて残っていました。電車を乗り継ぎ借りました。内容はとても感動しましたが、DVDの皆さんの評価のようには映像は全然きれいじゃありませんでした。是非是非DVDで見てください。
・「クンドゥン(法王猊下)」
1999年、恵比寿ガーデンシネマでたまたま見た予告編映像が忘れられず、はや10年。定価の5.4倍の価格だったけど、思い切って買ってしまった。18歳のダライ・ラマを演じた少年テンジン・サソブ・ツァロンは、インタビュー(DVDの特典映像)で「ダライ・ラマ14世は、僕の祖父の兄弟です」と語っている。インドで生まれ育ち、高校ではバスケットボール部。役者ではない。しかも、「自分はインドで生まれ、ずっとインドで育ったので『インド人』という意識が強い。チベットには行ったことがない」という(映画のロケはモロッコでおこなわれた)。けれども、やはりダライ・ラマ14世の親戚だからなのか、彼の眼差しには神秘的な妖しい力がある。映画の中では、望遠鏡よりも遠く離れた土地を目の前に感じ、未来を幻視する場面があるけれども、この少年ならそんなことができてもおかしくはない、と思わせてしまうのだ。ダライ・ラマ14世の母親役のテンチョー・ギャルポは、自分の祖母を演じたというし、他の出演者もほとんど素人のチベット人。セリフがチベット語ではなく、流暢な英語であるのはちょっと気になるところだが、緻密に計算された俳優の演技ではないことで、まるでドキュメンタリーのような、リアリティある伝記映画になっていると思う。
・「目の覚めるような映像美と音楽」
フィリップ・グラスの音楽。そして、映像。それぞれ単独でも素晴らしいですが、あわせて見ると眠っていた頭が覚めるような感覚を覚えます。映画というより、ノンフィクション・ドキュメンタリー映像のような力強さすら感じます。再入荷をお待ちしてます。
・「幸福論。」
ポップな空気感の中で進んでいくストーリーに、それぞれの苦悩と幸せが描かれていてとても感慨深い映画です。
困難に立ち向かっていくそれぞれの人間が、それぞれの幸福論をもって生きていて思い通りにはいかない人生が愛おしく思えてきます。
そして、JUNOのキュートな口の悪さが最高に可愛いくてエレン・ペイジの次回作も、今からすごく楽しみです!!
さすが、評価の高い作品なだけに「JUNO」はオススメして間違いない映画ですっ!!是非っ
・「実にセンス良い。」
正に、女性の、女性による、女の子のための映画。女の子が、セクシャルな部分で女性として生まれた事、生きていく事への自覚と決意を、あっけらかんとしたセックス談義、ユーモア、そして何より勇気を以って描いた快作だ。主演のエレン・ペイジが素晴らしい!ジュノの最初の「判断」は、僅か16歳という年齢、シチュエーション、将来を考えれば、当然といえば当然の選択。だが、そんな世間一般の分別ついた「常識」も、子供を堕ろすという行為を覆す「覚悟」も、あるいは、養子の受け入れ先に、正面切ってアプローチしていく「行動」も、そして、最後に導き出す「決断」も、切なさと悩みを引きずりながらも、実に毅然として、フットワーク良く跳躍していく。一方で、それらの行動の軽やかさに対して、好きな男の子の前では、実年齢そのままの繊細さ、気持ちを素直に表現できないもどかしさにも愛おしさを感じる。父親、継母、恋人、養母。ジュノを取り巻く人々も、皆共感できるキャラクターとして書き込まれている。特に、アリソン・ジャネイ演じる継母が素敵だ。アカデミー賞にも輝いたディアプロ・コディのシニカルでウイットに富んだ台詞が実に巧い。彼女、ストリッパー出身という異色の経歴を持つが、今後も目が離せない脚本家だ。ラストの、“胸キュン”な“Anyone Else But You”のデュエットも見事に決まり、映画が終わった後もほんわかと清暖な余韻を残す。80年代のアメリカ青春映画の雄ジョン・ヒューズ作品、中でも、モリー・リングウォルド主演作がお好きな方は必見!
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