英国妖異譚 (講談社X文庫―ホワイトハート) (詳細)
篠原 美季(著)
「『英国妖異譚』という作品について。」「学校の図書室で見つけた本」「ユーリ大好き!」「じっくりと楽しめる作品。」
キープ―写真で見る英語百科 (詳細)
桜庭 信之(編集), 広瀬 和清(編集), 大庭 勝(編集), 蛭川 久康(編集), 藤井 基精(編集)
Somerset Landmark Guide (Landmark Visitors Guide) (詳細)
Richard Sale(著)
パブリック・スクールの社会学―英国エリート教育の内幕 (詳細)
ジェフリー ウォルフォード(著), Geoffrey Walford(原著), 竹内 洋(翻訳), 海部 優子(翻訳)
「訳書自体に独自の価値がある名著!」
図説 ケルトの歴史―文化・美術・神話をよむ (ふくろうの本) (ふくろうの本) (詳細)
鶴岡 真弓(著), 松村 一男(著)
「「ケルト」に興味のある方は是非手に取ってください」「渦巻き模様がとても素晴らしかったです。」「ケルトってなんでしょ?という方に」
神話・伝承事典―失われた女神たちの復権 (詳細)
バーバラ ウォーカー(著), 山下 主一郎(翻訳), 栗山 啓一(翻訳), 中名生 登美子(翻訳), 青木 義孝(翻訳), 塚野 千晶(翻訳)
「失われた女神たちの復権」「かなり高品質な情報が得られるので買いました」「新鮮味溢れる神話事典」
The Age of Elegance: The Paintings of John Singer Sargent (Phaidon Miniature Editions) (詳細)
John Singer Sargent(著)
「肖像画が多い」「小さな、そして優雅なサージェント」
シェリー詩集 (新潮文庫 シ 11-1) (詳細)
シェリー(著), 上田 和夫(翻訳)
「 [シェリー詩集] について。」「乾いた人生にひとつのロマンを・・」「‘シェリーの叫ぶあの詩のように’ songs written by 中村隆道」「【シェリー詩集 世界の詩 49】 >ヤヨイ書房版シェリー詩集について。」「【シェリー詩集 世界の詩 49】 >ヤヨイ書房版シェリー詩集について。」
イギリス名詩選 (岩波文庫) (詳細)
平井 正穂(編集)
「イギリス文学の確固たる礎」「手頃な対訳アンソロジー」「生と死の詩」「質も量も」
イギリス〈2006~2007年版〉 (地球の暮らし方) (詳細)
「地球の歩き方」編集室(編集)
ロンリープラネットの自由旅行ガイド「英国」 (ロンリープラネットの自由旅行ガイド 6) (詳細)
デイビット・エルスほか11名(著)
「すさまじい割愛」
A03 地球の歩き方 ロンドン 2008~2009 (地球の歩き方 A 3) (詳細)
地球の歩き方編集室(著)
「唯一無比の詳しさ」「すごい!すごすぎる!」
図説 英国貴族の城館―カントリー・ハウスのすべて (ふくろうの本) (詳細)
田中 亮三(著)
「”すべて”の名にいつわりなし?」「広く浅くが、この本の持ち味」
英国貴族の邸宅 (ショトル・ミュージアム) (詳細)
田中 亮三(著)
「ロバート・アダム建築」「旅をするとき、たずねてみたくなる」「美しい住まいの数々」
ヨーロッパの町と村―そのデザイン、アメニティ、プランニング (詳細)
井上 裕(著), 井上 浩子(著)
「絵描きがヨーロッパ風のイラストや背景を書くのに、すっごく参考になります!!」
・「『英国妖異譚』という作品について。」
筆者のデビュー作にしてシリィズ第一作目。
上質なライト・ノベルというだけではない、筆力の高さと、ストーリィの面白さ、キャラクタの魅力と個性で多くの少女、女性に支持される要素を持っていると感じる、完成度の高い作品。
主人公だけでなく、主要登場人物達の殆どが強い個性を持ち、飽きさせない魅力で読み始めたら目も手も離させずに最後までページをめくっていける。(読み始めたばかりの頃は馴染みのない素材にやや戸惑いもしたが、読み進めていく内にアッという間に魅了された一作。) 個人的にはもっと多くのページ数を使って書き上げて欲しくもあった作品でもある。
この話に続いての続刊が刊行されているため、そちらを読んだ後にこの作品を読むと、初めて読んだ時とは違った感想を得られる事、面白さ、楽しさが倍増する事は間違いない。
特に、オカルトや妖精、アーサー王伝説といったモノが好きで、ライト・ノベルが好きな方には、自信を持ってお勧め出来る。是非読んで欲しい。(『妖精』をこれだけ話の中心にしっかり置いた作品は最近のライト・ノベルでは珍しい。妖精、オカルトといったモチーフについても、きちんと下調べされている様。)
英国のパブリックスクールに置ける、ある意味特殊な生活についてもしっかり描写されている。(『ギムナジウム』、『全寮制』、『中高一貫教育の男子校』などの単語に食指が動く方には更にお勧め。《笑》)
またイラストとの相性の良さもお勧めポイントの一つで、表紙も美麗。
読み終えての感想はただ一つ、『早く続きを読ませて欲しい』。
ーー後悔はさせません、是非御一読を。
・「学校の図書室で見つけた本」
この本は描写がとても細かく、活字があまり得意でない方にはオススメできません。でも読んだあとには達成感がありますね。すこしBL要素がありますがあまり問題ないと思います。(学校の図書室にあるくらいですから)英国の魅力も描かれておりストーリーも工夫されています。活字好きな方にはオススメです。
・「ユーリ大好き!」
イラストを描かれているかわい千草さんの大ファンなので、読みました。設定や話の雰囲気、そしてキャラクターがとても魅力的です。ユーリがかわいくて好き。これは回りがほっとかないな〜と思います。でも、BLじゃないですよ。友情です。寄宿舎ものらしくて、いいですよ!
他の方も書かれてますが、デビュー作ということもあり、この1作は文章などでたどたどしさがあるかもしれません。でも、ちゃんと上手になられていますので、お話が気に入りそうならばオススメ!今回は全体的な完成度で星4つにしましたが、5冊めくらいからならば、文句なしの星5つです。
・「じっくりと楽しめる作品。」
デビュー作になる本作は流石に筆が甘いです。ゆえにここでの評価は低く抑えますが(シリーズとしてなら星5つけたい)、5巻目にもなれば書き方も安定し、伝えたい事が散逸せずに盛り込まれてくるので、超常現象や伝承に興味がおありの方は是非読んでみて下さい。
最初に述べたようにまだ未熟な部分も目立つので、もしイマイチだなと思った方も、この本一冊だけでなく、出来ればシリーズを何冊か読んだあとに評価していただきたいと思います。特に宗教に関して盲信するところがなく、その根源まで遡った話は非常に興味深いです。
同性愛の直接的な描写はないのでそう構える必要もないと思いますが、匂わせてる程度でもダメという方はご注意を。主人公サイドでは友情以上・恋人未満。家族愛もまた愛情、といったところです。
・「訳書自体に独自の価値がある名著!」
英国の名門私立校を社会学的に分析した代表的な名著。一般的に想像されている、ラグビー・ラテン語についての話題と共に、同性愛に関しても出てくる。パブリック・スクールではどうも、広い意味では同性愛の体験者が多いらしいが、そうは言っても少し戯れる程度が殆どとのこと(詳細は読んで御確認を!)。 それにしてもパブリック・スクールは、少しずつ変わり行くとは言え、今でもあまり昔とそれ程は変わっていないことが確認される。例えば、これらパブリック・スクールの出身者は、今でもいわゆる民間企業では働きたがらないらしく、逆に官職の殆どを牛耳っている(特に軍隊と外務省、とりわけ陸軍が目立つ)。もちろんそれは貴族中心の学校だからだが、その構造も、これを読めばよく理解出来るだろう。私が好きなルキノ・ヴィスコンティの名作映画『山猫』で、アラン・ドロンが言う台詞、「基本的に何も変わらない為には、全ては変化し続けなくてはならない」を実践しているのが、英国上流社会なのだろう・・・。 それにしてもこの本、何より訳者が良い!日本の教育社会学の代表的存在・竹内洋(よう)氏だが、最後の解説では、氏がお得意の日本との対比で語られている。英国のエリート教育は貴族階級が中心となっているから、スポーツ等を重要視するが、元々日本のエリートは農村的な立身出世主義のエリートだから、ひたすら学問だけを行う日本型メリトクラシーの文化が出来上がったという、いかにも竹内氏らしいお話しである。この解説が非常に日英比較(また広くは、欧州と日本との比較)という点で、面白く分かり易かった記憶がある。だから、この「竹内訳」自体の価値があるという、訳書には珍しい貴重本の一つである。
●図説 ケルトの歴史―文化・美術・神話をよむ (ふくろうの本) (ふくろうの本)
・「「ケルト」に興味のある方は是非手に取ってください」
アイルランドの聖パトリック像の神々しさに以前から関心を持っている者です。ケルトの宗教と文化に興味がありますので、本書を手に取りました。ケルトの歴史的背景を調べる意味でも本書の価値は大きいと思います。
ケルトの巨石文化にも興味を覚えています。記載されていたフランスの中の「島のケルト」の遺跡としてブルターニュ地方の「アルモリカ」が上げられていましたが、なかなか素晴らしいものですね。
前から興味を持っているケルト教会の象徴ともいえる「ケルト十字架」の写真の数々は、じっくりと眺めました。この分野の権威である鶴岡真弓氏の解説が詳しくていいですね。カルナック巨石群とストーンヘッジの関係や巨人のメンヒルなど興味をひく写真が多数収録されていました。様々な文化を扱いながら、写真や図版も数多く収録してありますし、丁寧で分かりやすい解説がありますので、初心者にも分かりやすい編集がされていると思います。
大陸のケルトに多く見られる「渦巻の装飾」の変遷や、彫刻に見るローマ人とケルト人の美術史的な取り上げ方も勉強になりました。
個人的には、松村一男氏の記述による「『島のケルト』神話と伝説 −アイルランドとウェールズを中心に−」には、関心のある地方を取り上げられていましたので参考になりました。
ケルト文化の中心と見られているアイルランドは「妖精」のイメージもありますが、鶴岡真弓氏の「ナショナリズムとケルト意識」の文にありますように現代の民族興隆の動きと歴史との関係は密接です。奥深さと根深さの両方を見て取りました。
・「渦巻き模様がとても素晴らしかったです。」
ケルトの渦巻き模様を初めて知ったのは、映画「ガイアシンフォニー第1番」でした。 その時に、この模様を自分のデザインに使ってみたいと思い、映画でも紹介されていた鶴岡真弓氏の「ケルト/装飾的思考」(ちくま学芸文庫)を読みましたが、図版が全てモノクロというのがちょっと残念でした。 そこで、これらの図版をカラーで見ることが出来ないかと思い、本屋で衝動買いしたのがこの本。 「ダロウの書」「ケルズの書」「リンディスファーン福音書」「リッチフィールド福音書」の渦巻きや組紐模様がとても素晴らしかったです。 ラ・テーヌの日用品やアクセサリーなどの装飾模様もじっくり鑑賞できました。 ケルト文化にケルト暦(太陰太陽暦)があることを知ったのもこの本でした。(エンヤの公式サイトにある生年月日も恐らくこれ) この本の140ページのアイリッシュダンスの写真で、アコーディオンを弾いているのはエンヤの父親ですよ。
・「ケルトってなんでしょ?という方に」
フルカラーのビジュアルブックで、とにかく写真と図版がきれいな本です。値段の割に薄いのがちょっと寂しいですが、ほぼ前ページフルカラーなので、しかたないのかも。年表や地図、豊富な図版や写真、絵画資料など、解説を読まなくても見ているだけで楽しめます。ケルトに興味が無くても、ラファエル前派やファンタジー系の絵がお好きな方にはお勧めです。写真は鶴岡真弓氏の撮り下ろしが沢山載っており、他の本では見ることの出来ない貴重な移籍の写真も沢山見られます。コンパクトにまとめられた内容はケルトとはなんぞやとお思いの方が最初に読む本として非常によいと思います。ただ、いろいろ読んでいる人には少々悔い足りない面もあるかも知れません。このシリーズの他の本同様ビジュアル重視の本です。
・「失われた女神たちの復権」
神話・伝承に秘められた様々な事項から、父系性社会によって消去された女神たちの存在を掘り起こし、古代の「母系性社会」を浮き彫りにした本。なかなか内容が難しい本ですが、買って読む価値は十分にあります。内容が豊富なので、神話・伝承に興味のある人だけでなく、世界史や女性史、人名の歴史に関心のある人にもおすすめです。
・「かなり高品質な情報が得られるので買いました」
現在在学している大学の4つの図書館で全て禁退室扱いの参考図書に指定されていてう〜んと 買うかどうか迷ったけども 欲しい情報が欲しい形で得られたので他の同種の時点には無い 編集意図と 意気込みに惚れました自分の蔵書にして 閑あれば眺めます
・「新鮮味溢れる神話事典」
この事典はフェミニズム、比較神話学、比較宗教学などの手法を駆使して、神話・伝説、宗教、文化に秘められた女神・女性崇拝の歴史を論じている。私が女性であるが故に共感でき、勇気付けられる…そんな記述もあり、読みながら何度も首を縦に振った。この事典には、かなり強引且つ偏狭と思われる説も散見され、また、少々短絡的な一神教叩きと多神教賛美に終始するきらいがあるようだ。(私がキリスト教に傾倒している故に、そう思えるのかもしれないが。)とはいえ、一つの視点からの一つの解釈として、独自の解釈として、実に興味深いものがある。更にこの事典では、神話・伝説や宗教の様々なモチーフの起源にも触れられる。「成る程、こういう考えもあるのか」と思いつつ、読むのがいいだろう。他の神話事典と併せて読めば、一層、この事典の存在意義も高まるだろう。「視点を変えれば、また違ったものが見える」という事が、改めて実感できるし、何より、視点切り替えの大切さと面白さを学べるからである。
●The Age of Elegance: The Paintings of John Singer Sargent (Phaidon Miniature Editions)
・「肖像画が多い」
サイズは小さいが、図版の数はかなりある。19世紀末から20世紀初頭、英米上流階級の人々の肖像。ちょうどフランスでは印象派が全盛期で、サージェントもその系統に分類されることもあるが、印象派が庶民を描いたのに対し、本書に収録されているのは裕福な人々の肖像なので、優雅でノーブルな雰囲気がある。印刷は良い。ただ、こんなに小さくしてしまう意図はやはり分からない。
・「小さな、そして優雅なサージェント」
「カーネーション・ユリ・ユリ・バラ」から始まる、ポケットサイズの端正で優雅な一冊です。小さいながらも、デティールやスケッチも収録。ベットわきのテーブルに飾ったり、サージェントのお好きな方へのちょっとしたプレゼントにも喜ばれそうです。
・「 [シェリー詩集] について。」
美しい言葉の連なりに幻惑される。 繊細な感覚と、鋭い思考により創られた詩の世界は、創作された時代からの時間の流れを全く感じさせない独特の世界を有している。 文章や語感の卓越した美しさは秀逸。
この本に収録された、シェリーの詩の殆どに言える事として…。
深い哀しみ、声にならない慟哭、失ってしまった大切な何かを求めるどうしようもない感情、大きな力に対しての憤り、というものが作品の奥底に存在している様に感じる。 それらの上に言葉が紡がれ、幾つもの詩になっていく。 シェリー自身が映しだされる詩集。
この本には、短編詩、長編詩、詩論[詩の擁護]、解説、シェリー年譜、などが収録されています。 言葉の有する力、に触れられる一冊で!す。
・「乾いた人生にひとつのロマンを・・」
私が高校生の時、父に将来の夢を話していました・・現実味のある将来を話したわたしに対して、父は、この本を原書で読んでくれました。海外生活の長い父にとって外国語は一抹の苦労もなく、「夢少なき私」に何度も何度も読んでくれるのです。シツコイくらいの父に折れて、原書の全読解は無理でしたので、訳書を買って父の朗読を聞いてました。
「なんと、美しい響きと、感性・・!」日本では、あまりポピュラーではないが、一度は、トライしてほしい一冊です・・。素敵な恋人とご一緒に・・ぜひ・・。
・「‘シェリーの叫ぶあの詩のように’ songs written by 中村隆道」
イギリスロマン派の詩人シェリーの名作集です、日本人には大学の文学部の講義でイギリス文学を専攻するか、もしくは専門的に触れる機会がない人以外には馴染みがない詩人ですが、イギリス文学の代表的詩人と言えばシェリーです、そのぐらい偉大な、まさに知る人ぞ知る詩人シェリーです、シェリーの詩はことばが綺麗です、胸を打ちます、心に響きます、その誇り高き気高い精神は幾千の時を超えて時代の人々に受け継がれて来ました、そして今、現代の我が国日本に中村隆道という時代のシンガーソングライターにも、その精神は受け継がれ混迷する現代人の心に届き始めています、そう、まるで‘シェリーの叫ぶあの詩のように’そして誇り高き魂のメロディーの奏でと共に
・「【シェリー詩集 世界の詩 49】 >ヤヨイ書房版シェリー詩集について。」
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・「イギリス文学の確固たる礎」
イギリス文学においては、他国におけるよりも詩の持つ影響力が強く、小説と詩が密接に結びついているように見受けられます。多くの小説の中で、ウィリアム・シェイクスピア、アレグザンダー・ポウプ、ジョン・ミルトン、ロバート・ブラウニングといった詩人達の名前が言及され、彼らの詩からの引用を頻繁に目にします。この詩集には、エリザベス朝時代のエドマンド・スペンサーから、20世紀前半のエドマンド・ブランデンまで、100編の詩が収められています。イギリスにおいても他のヨーロッパ諸国と同様、17世紀初頭のエリザベス朝、清教徒革命後の共和制、王制復古と産業革命を経てヴィクトリア朝へと、政治体制の変化が少なからず起きましたが、それがこの国の詩人達に与えた影響は、ドーバー海峡を挟んだ隣国のそれに比べると小さいように見受けられます。イギリスの詩の根底に一貫して流れているものは、心の深みに沈潜して人間存在全般について観想しているかのような静謐さではないでしょうか。また、田舎や都市の風景と心象の混交ではないでしょうか。通奏低音とも呼びうるそれらの美徳は、信仰心の変化、1789年の隣国における革命、20世紀における階級意識の変化、そういったものによっても削がれることがなかったようです。イギリスの小説を愛好している方々は、この詩集を紐解くことで、小説を読む楽しみが更に深まることでしょう。また、岩波文庫がシリーズ化している『フランス名詩選』、『ドイツ名詩選』、『アメリカ名詩選』と比較するのも興味深いことでしょう。原文を読解するだけの英語力がない私は、読める範囲内で朗読してみましたが、言葉の流れやリズムを微かながらも感じ取ることができ、非常に楽しめました。
・「手頃な対訳アンソロジー」
イギリス文学に接する上で、好き嫌いに関わらず、詩は避けて通れないものである。そもそも、かつては散文はくだらないものだとされていて韻文こそ正統であったのだ。詩は文学の基本のスタイルであるといえるかもしれない。この本は、スペンサーの時代から第二次大戦のころまでの詩をまとめたものである。英詩の歴史は長くその量も膨大であり、アンソロジーを文庫一冊で作ることも、それを訳すことも、至難の業である。しかし予想される批判・つっこみ等に関しては、訳者自身がはしがきで良く弁解している。そこで読者は、訳者なりにまとめ、翻訳した英詩集に接するという心構えが出来る。収録されたのは、スペンサー、シェイクスピア、ベン・ジョンソン、ミルトン、ドライデン、ポープ、ワーズワス、コウルリッジ、バイロン、P.B.シェリー、キーツ、ロセッティ、テニソン、ハーディー、TSエリオット、イェイツなど。恋、戦争、死、宗教・・・と幅広いテーマの作品が楽しめる。註もあり。原文対照なので、その場で原典にあたれるのが良い点。勿論平井氏の訳が絶対というわけではないから、読者はそれぞれの観点で解釈にトライすることもできるだろう。
・「生と死の詩」
イギリスの名詩100篇を集めたアンソロジー。対訳形式になっており、左頁に英文、右頁に訳文が載せられている。注も詳しい。巻末にはタイトルと一行目の索引も付いており、非常に丁寧な仕事となっている。じっくりと英詩を味わいたい人も良いし、初学者にも優れた入門書となるだろう。 訳文は、日本語としての自然さと読みやすさを優先している。とはいえ、原文の雰囲気を伝えようという努力が素晴らしく、感心させられた。 本の性質上、収められているのは短いものがほとんど。その点にはやや不満が残るが、仕方ないだろう。
・「質も量も」
詩というのは翻訳できないと思うけれど、翻訳者は必死で自分の感じた物を形にしようとする。見返りの少ない骨の折れる仕事だと思う。この本のいいところはとりあえず、100も詩が収録されている本がこんなに安価に手に入ってしまうところ。対訳であること。これはほかの岩波名詩選にもいえることで、これから勉強したいと思う人が一番最初に触れるテキストを探しあぐねているのだと思うとこんな本が出てるって凄くラッキィだと思う。
●ロンリープラネットの自由旅行ガイド「英国」 (ロンリープラネットの自由旅行ガイド 6)
・「すさまじい割愛」
2003年の前作は非常に役立ちました。そのアップデート版と思い注文して、届いたのを見たら、その薄さに先ず驚きました。中をパラパラとめくると、私が主に使っているハイランド部分が殆ど省略されています。人気の観光地で最近変化の激しいスカイ島すら載ってません。オークニーも、シェトランドも。結局、旅行の供には昔のものを連れてゆくことにしました。背表紙にスコットランドと入れる資格は無いと思います。(他の地域については、未検証です。)
・「唯一無比の詳しさ」
当然ながら項目数では百科事典にはるかに劣るが、この種の辞典では群を抜いて多いうえ、説明の詳しさは百科事典をもしのぐ。
今はネットでさまざまな情報を調べることが可能になったとはいえ、確かな情報にたどりつけるかどうかは検索技術や運に左右されるところが大きい。
こういう辞典のありがたさは情報収集や事実確認などで
苦労した経験がある人なら想像に難くないはず。
これで項目数がどんどん追加されれば何も言うことはない。
・「すごい!すごすぎる!」
これはなんともすごい辞書だ!研究社の『リーダーズ』とその補遺版『リーダーズ・プラス』を合体させたような辞書である。例えば、Elizabeth IIを『リーダーズ』をはじめ、普通の辞書で引けば、「英国の女王」ぐらいの情報しかないだろうが、この辞典にはなんと30行にも及んで詳しく解説してある。英米の有名人(George W. Bush, Tony Blairなどなど )がほとんどこの調子なのだ(ロック、ジャズ、ブルース関係が充実しているのもうれしい!)。充実しているのは人名だけではない。英米の地名(Isle of Wightなんて、すごい情報だ!)、会社(AOL Time Warnerの項目だけでもぜひ見てほしい)、各賞(awards and prizesにまとめてある。これだけで、なんと16ページだ!)、大学(University of California, the Oxford Universityなど、ほとんどの大学を網羅しているし、しかも情報量がすごい!)、雑誌、新聞などなど、およそ現代の英語の背景知識として知っておきたいものが全部ここにぶち込まれているではないか!まだまだ驚くのは早い!英国の国歌God Save the Queenの歌詞や成り立ち、有名なことわざや言い伝え、あるいは20世紀の古典(映画、文学)などなど、伝統的な情報も網羅しているのだ。柴田元幸先生が推薦文に「はかないものについてもはかなくないものについても、今日的情報も伝統的情報も差別なく盛り込んだ、ほかのどの辞典にも似ていない、何とも無謀な、大変ありがたい、そしてきわめて楽しい1冊である」と書かれているが、まさにその通りである。 まさにこんな辞書がほしかった!すべての英語学習者(特に翻訳者の皆さんには大変便利だろう)にお薦めしたい1冊である。
●図説 英国貴族の城館―カントリー・ハウスのすべて (ふくろうの本)
・「”すべて”の名にいつわりなし?」
普通、お城を主体とした図説本は、見事な庭園、外観を主に、豪華絢爛な部分で埋めてしまいがちですが、この本はまるで館内を案内されているがごとく、細かな部分まで写真付きで紹介してくれています。バスルームやキッチン、ランドリールームなど、生活感のある部屋までも網羅しており、ただ壮麗なだけでなく、人が生きて日々の生活をしていた事も感じられます。これが館内を実際に見ているような感覚を覚える理由なのかも知れません。 もちろん、カントリーハウスの様式など、知識としてためになる情報(各時代の様式の解説など)、読み物としても楽しめるレビューなども充実していて、解説の文章のタッチが読みやすく、モノクロ部分でも満足できました。
イギリスの貴族分化を味わえる一冊としてご一読をお薦めします。もちろん写真を眺めているだけでも楽しめますよ。広く深く、気楽に味わえる本だと感じました。
本が手軽なサイズのため、写真の小ささを残念に感じる部分もあります。逆を言えば、場所を取らないという事ですが、もっと大きく見たいと思う写真もありました。
・「広く浅くが、この本の持ち味」
この本は、タイトルの通りカントリーハウスのすべて(私は、一軒もたずねたことがないのでわからない)です。普通こういう本は、どちらかというと細かい部分は飛ばされ、こった部分だけ移されることが多いのですが、この本は痒い部分まで手が届いている印象を受けます。しかし、星が三つの点は同じような本で 英国貴族の邸宅 ショトル・ミュージアム のほうが同じ写真を使っていても印刷写真の明度などがもう一冊の本の法がこのみなのとどうも・・・いささか主題から外れているような・・・外れていないような・・・。の説明文がみられるため☆は、三つにしました。買っても損のない本であることは明言しておきます。
・「ロバート・アダム建築」
『英国貴族の邸宅』というタイトルだが、正確には、1700年代に活躍したロバート・アダム建築による貴族のカントリー・ハウス集である。A5サイズで薄いのでじっくり見てもすぐ読める。いわゆる「古城」でもなく、ベルサイユのような「宮殿」でもなく、でも形としては近代の宮殿に近い家の数々である。しかも、かなり大きいものが中心。内装は好き嫌いが分かれそうなほど凝りにこっており、ローマを思わせる柱や、丸天井、カメオのような壁の装飾、豪華な天蓋つきベッド、家を飾る絵画の数々など、見ていてあきない。けっこうシンプルなものもあり、すっきりとしたデザインが繊細できれいだ。天井もパステルカラーの地に装飾がついていたりして豪華。人が乗れるのだろうかと思うほど繊細な階段も見もの。こんな豪華ホテルみたいな空間で生活していたのか、と想像をふくらませると楽しい。写真豊富。そして文章は字がとても大きくて読みやすく、巻末には歴史も書いてあって勉強になる。用語集つき。
・「旅をするとき、たずねてみたくなる」
いつも思うことですが、このシリーズが大判であったならと思います。今回の本も普通の本とは一味違うアプローチで建物の美しさを見せてくれます。隅々というよりは、その建物の個性的な部分を切り取った感じで、資料的な堅苦しさよりは、おいしいところを食べている感じといえば良いでしょうか・・・。今回の本の内容は、私個人としては、住みたい(まぁ…無理ですが…。)というよりは、まさに眺めていたいという感じです。内容的には、星は5でもよいのですがB5サイズを考慮して星は4にさせていただきます。ふと眺めて心を落ちつけて眺めたいときには最適な一冊です。
・「美しい住まいの数々」
すばらしい英国のカントリーハウスを紹介したこの本は、どこも見学できる所ばかりであり、さらに邸宅の歴史も載っており参考になります。 特にロバート・アダムの設計した邸宅が多く載っておりカントリーハウスのウエッジウッドを思わせる。
●ヨーロッパの町と村―そのデザイン、アメニティ、プランニング
・「絵描きがヨーロッパ風のイラストや背景を書くのに、すっごく参考になります!!」
とにかく、ヨーロッパの町並みの写真がたーーーっくさん掲載されています。イギリスや北欧といった寒い地方の町並みから、イタリアや東欧ギリシャ暖かい地方の町並みがあります。写真は、細かいところが見れるアップや町全体が見れる写真がバランスよく配置されています。
私は、イラストを描く資料として購入しました。ほんとうに役に立ちます!!写真を模写して、少し手をいれ、人物(キャラ)を小さく書き込めば、雰囲気のあるイラストが描けます♪また、イラストを描かない人でも、見ているだけでお腹いっぱいになります。本当に。
ただ、少々お値段が高いので、買うのが怖い人は本屋さんとかで少し立ち読みしてみてください。大きめの書店にいけばおいてあると思います。買う時はアマゾンのほうがたいがい安いですがw
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