Brothers Four/B.M.O.C. (詳細)
The Brothers Four(アーティスト)
「すべてはここから」「The Brothers Fourのデビュ-盤」
「安易なカバー反対!」
「セカンドアルバムの完成度」「内面の世界に向かい合うのだが、妙に心地よい」「ルーツを消化して、加川良的世界は築かれた」「「下宿屋」の衝撃、「下宿屋」につきる。」「愛憎半ば。」
Déjà Vu (詳細)
Crosby Stills Nash & Young(アーティスト)
「CSNにYが加わったスーパーグループによる歴史的名盤」「映画「Woodstock」の象徴。」「ウッドストック時代」「オープン・チューニング」「70年代の名作。C.S.N&Yの名作、「デジャヴ」」
All the Good Times (詳細)
The Nitty Gritty Dirt Band(アーティスト)
Country Songs Old & New (詳細)
The Country Gentlemen(アーティスト)
「歴史的な珠玉の1枚」
「若きTonyとNew South の貴重な記録」
Kind of Blue (詳細)
Miles Davis(アーティスト), Wynton Kelly(アーティスト), Paul Chambers(アーティスト), Jimmy Cobb(アーティスト), Cannonball Adderley(アーティスト), John Coltrane(アーティスト), Bill Evans(アーティスト)
「JAZZの代名詞になってしまうといわれている、"Kind of Blue"」「マルチチャネルとステレオのSACDです。」「何も考えずにこの美しさを味わう喜び。」「60年代モダン・ジャズへの布石と音楽の豊かさ」「恐ろしいまでの完成度」
● 五つの赤い風船
● 2007年に選ぶ無人島CD(オールタイム、オールジャンル)
● レコジャ犬
● 私的な名盤
● NGDBマニア
● JAZZ(ジャズ)名盤 1945〜1965年 個人的に好きなアルバムです。
● マイルスがらみ
● FAUST名盤
● 定番jazz
ジャズ・フュージョン>アーティスト別>A-C>Bill Evans
Custom Stores>By Formats>輸入盤>All US Titles
Custom Stores>By Formats>国内盤>ポップス
Custom Stores>By Labels>J-POP>エイベックス
ロック>アーティスト別>C-D>Crosby Stills & Nash
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Classic Rock>Classic American Rock
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Classic Rock>Folk Rock
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Country>Bluegrass
ジャズ・フュージョン>アーティスト別>A-C>Cannonball Adderley
ジャズ・フュージョン>アーティスト別>J-L>John Coltrane
・「すべてはここから」
ブラザース・フォアのデビュー盤を含む2イン1アルバム。彼らのプロとしての活動はここから始まりました。ロックンロール全盛の時代にこのサウンドがどのように人々に受け入れられたのでしょうか。時代を知る人、知らない人がこれを聴いてそれぞれどのように感じるのでしょうか。B.M.O.C.は初期のブラフォーサウンドを決定的にしたアルバム。当時、アメリカのキャンパスで歌われていた曲を集めたものです。シンプルなサウンドは聴けば聴くほど深く心にしみてきます。この感じ、最近味わっていなかったなぁ。
・「The Brothers Fourのデビュ-盤」
私はBrothers Fourのデビュ-盤のレコ-ドを1962年に買って以来いまだに聞いています。聞きすぎて雑音がひどいのでCDを探していました。ようやく手に入り喜んでいます。ほんとにいいです。一度みなさん聞いてください。
・「安易なカバー反対!」
「遠い世界に」の五つの赤い風船。小生の(また我々世代の)スピリチュアルなグループだ。「風船」(当時みんなそう呼んだ)から詩を、音楽を、そして表現すると言うことはどういうことかを(そしてギターの弾き方まで)学んだ。この2nd(1969年)は風船の最高傑作、ここにあるのは詩と音楽が一つになって体に入ってくる、もう味わえない感覚だ。もっと、もっと、もっと世代を超えて沢山の人に聴いて欲しい。こんな今だからこそ反戦歌6や9、瑞々しいメッセージ2や8や10が必要なのだ。今すぐ再CD化を!古臭いと笑わば笑え。でも、安易なカバーだけは絶対反対!
・「セカンドアルバムの完成度」
「教訓Ⅰ」で衝撃的なデビューを飾った加川良。このアルバムを聴いたのは中学時代の深夜放送だった。それまでの耳に心地よいポップと異なり、「詩(うた)」に情熱を注ぎ、かといって決して力んでもいない・・・。そんな彼のセカンドアルバムが出るという情報をキャッチし、私の仲間たちが教えてくれた。その内容も知らないまま「加川良のセカンドアルバム」というだけで買いに走った。「親愛なるQに捧ぐ」、「下宿屋」、「偶成」・・・。これらは今なお心に強く残る名曲。皆さんにぜひ聴いて欲しいと思います。
・「内面の世界に向かい合うのだが、妙に心地よい」
当時『教訓』で衝撃のデビューとなった加川良のセカンドアルバム。ルーツはアメリカの「フォークソング」であることはいうまでもない。ギターのスタイルもそうであれば、メロディーラインもそうだ。セカンドアルバムは前作よりも、より内面に向かっている。この次に発表される『やあ』に比べると重いのだが、同時に心地よさに溢れてる。この矛盾した感覚が私にはたまらない。今でも聴くたびに、通り過ぎた当時のほろ苦さを思い出させてくれるし、忘れかけた夢と元気を受け取れるのだ。好みといえばそれまでだが、『教訓』から何の違和感もなく、次の世界を広げられたように思う。亡くなった高田渡を詩った「下宿屋」は、当時のURCを中心とした歌の様子が伝わってきて、別な意味で楽しめる。「偶成」は自己と他者の関係を考えさせてくれた。ちなみに、このページの(内容(「CDジャーナル」データベースより))に記載されている「教訓1」はこのアルバムには収録されていないので、お間違えのないように。
・「ルーツを消化して、加川良的世界は築かれた」
当時『教訓』で衝撃のデビューとなった加川良のセカンドアルバム。ルーツはアメリカの「フォークソング」であることはいうまでもない。ギターのスタイルもそうであれば、メロディーラインもそうだ。そのことは、フォークソングが生まれ育ったアメリカでの背景から当然といえば当然のこと。日本ではフォークソングからニューミュージックと無自覚的に変容していくが、これは紛れもなくフォークソングなのだといえる。ルーツがあって一向に差し支えないのだ。それを承知した上で、やはり加川良のアルバムに当時から心を揺さぶられた。セカンドアルバムは前作よりも、より内面に向かっている。この次に発表される『やあ』に比べると、やはり重い。それはどうしようもなく重いのだが、心地よさに溢れてる。この矛盾した感覚が私にはたまらない。今でも聴くたびに、誰もが通り過ぎた当時のほろ苦さを思い出させてくれるし、忘れかけた夢と元気を受け取れるのだ。好みといえばそれまでだが、『教訓』から何の違和感もなく、世界を広げられたように思う。亡くなった高田渡を詩った「下宿屋」は、当時のURCを中心とした歌の様子が伝わってきて、別な意味で楽しめる。
・「「下宿屋」の衝撃、「下宿屋」につきる。」
中学(高校だったかな?)の頃、ラジオから流れてきた「下宿屋」の衝撃が今でも忘れられない。オーソドックスなアコースティックギターの伴奏にのせて朴訥とした語り口で語られる加川良の詩は、その頃の僕には衝撃以外のなにものでもなく、録音したカセットテープが伸びるくらい聞いたものだ。
この歌にこめられた静かなるメッセージはとても深く、暗い四畳半フォークとして簡単にかたづけしまうのはあまりにも忍びないことである。名曲は色あせないといわれるが、まさに色あせない名曲であり、僕自身、この1曲のためにこのCDを買ったようなものであるが、それでも十分価値はある。
この曲以外はどうなの?と問われると言葉につまってしまうが(それで星4つ)、「鎮静剤」の詩もなかなか面白い。
・「愛憎半ば。」
'71年高2だった。本アルバムが発売される直前、某市民会館で1,2,3,10をギター1本の引き語りで聴いたたときの衝撃を今でもはっきり思い出せる。特に1と3は思春期特有の孤立感と重ね合わせ「わが心の歌」と信じた。ホントに加川良を「信じて」いた。超有名曲7も文句無く傑作だった。でも、でも、だから、だから、Kris KristoffersonのTo Beat The Devilを聴いたとき力が抜けた。インスピレーションを受けたのだ、下敷きにしたのだ、と信じた。でも、でも、このアルバムに触発され細々と貧しい詩を書き曲を付け、SSWの真似事を始めた小生は力が抜けた。良さん、ごめんなさい。その後も彼の名曲にRy CooderやTom Waits等を見てしまった。どんなに感動しても「もしかしたら」と思ってしまう。良さん、ごめんなさい。最近のあなたの活動を小生はつぶさには知りません。だから本当にはあなたを語る資格はありません。こんな重いアルバムを小生はほかに持っていない。
・「CSNにYが加わったスーパーグループによる歴史的名盤」
CSNにYが加わったスーパーグループによる歴史的名盤のひとつです。このアルバムは、映画「いちご白書」で最初に使われ、最近では映画「マイ・ガール」の中でもOur Houseが挿入歌として登場し、主人公の父親がなつかしげに、楽しそうに口ずさんでいます。このアルバムを聴くと70年代の学生紛争の混沌と、アメリカの広大な大地という矛盾した2つのイメージが思い浮かびます。カントリー&フォーク&ロックが混ぜこぜになったジャンルのうちの最高傑作だと思います。この味はボブ・ディランにも出せない。
・「映画「Woodstock」の象徴。」
同時期に公開されたドキュメンタリー映画「Woodstock」で当時の若者達の代弁者のような位置付けで扱われていた。デビューしたばかりだったのでジミヘンやフーには無い新鮮さもあったのでしょうけれど、映画の象徴となるサウンドは日本側にいて観ていた我々中学1年生にとっては、遠い異国への憧憬でした。映画を観て、彼等のシーンで弾かれている見た事も無かったマーチンD−45の音の凄かったこと!何故か「あぁアメリカは凄い国なんだなぁ」と勝手に思い込んでしまった。
このグループ(と言っていいのかどうか?)の最初で最後のまとまった奇跡のアルバム。リマスターは歓迎だけど、ボーナストラックを付けるのは止めてどうかこのままで・・・。聴くたびに胸躍らせて聴いていた1970年のあの頃を思い出します。「ガッツ」っていうギター譜面雑誌があってねぇ。それに載っていた変則チューニングを宝物のように扱いましたよねぇ。目から鱗のチューニングだったよなぁ・・今じゃ当ったり前のように「子供達」が演ってるけんどさ。
・「ウッドストック時代」
CSNYのデビューアルバムにしてロックの傑作集の歴史上最も不思議な構成を持ったアルバムでもある。冷静に本作を聞き進んでいくと、明らかに個性の異なる音楽が共存していることに気付く。中でも、クロスビーとヤングの個性は印象的だ。逆にアルバムにポップ性を与えているのがスティルスとナッシュの作品群なのだが、この比較的判りやすい旋律を持った歌曲と前者の個性的な音楽との組み合わせが不思議になじんでいるのは、こう言ったバランスでロックを作り始めたのが彼等がオリジネイタ−だったということから来るものなのか、それとも相当の計算されたプロデュースなのかは解らないが、CSNにYが一枚加わった影響と言うものを感じてしまう。要するにオリジネイターは好きに出来ると言う強味なのである。 60年代のフォーク・ロック時代、ブリティッシュ・インヴェイジョン時代から抜け出てきた四つの個性がぶつかった化学反応のようなアルバムなのである。この後しばらくの時期をおいてCSNは再びアルバム製作を始めるのだが、その頃にはもうここでの緊張感はなくしている。(プロフェッショナルに成り切っているからだ)グループ内に複数の作曲家が存在するとアルバムはどうしても勢力争いになる、その事はこのアルバムでも同様なのだが、全体の路線から浮いた曲が存在しない事の不思議さ。飽きが来ない傑作である。
・「オープン・チューニング」
ギター小僧的に言えばこのアルバムの全面に溢れるオープンチューニングのギター、テレ・キャスター(STILLS!!)のリードはカッコイイの一言です。そしてCSN&Yの一糸乱れぬコーラス!やっぱり歴史的名盤です。
ニール・ヤングの『Helpless』のボーカルは今聴いてもハートにきますね。
・「70年代の名作。C.S.N&Yの名作、「デジャヴ」」
カントリーともいえず、やっぱりロックだな。「ウッドストック」の唐突で攻撃的なギターフレーズから始まる。はじめてC.S.N&Yを聴く人は、違和感があるサウンドかもしれませんが、聴いていくうちに少しずつ病み付きになっていきます。「ティーチユアチルドレン」「アウアハウス」の心温まるハーモ二ー。本当、いい曲,グラハムナッシュの名作ですね。私、個人的にはグラハムナッシュが大好きです。「カットマイヘア」では、デビッドクロスビーの叫びと、スティーブンスティルスとニールヤングのギターもいいですね。「デジャヴ」は、コーラスとスティーブンスティルスのギターと、何か不思議なサウンドに魅了されます。
・「歴史的な珠玉の1枚」
カントリー・ジェントルマンが1960年にフォークウェイズからリリースしたLPのCD復刻版。ブルーグラスは1945年にビル・モンローが結成した「ブルーグラス・ボーイズ」に由来するが、それは東南部山岳地帯のストリングバンドにディキシーランドジャズの要素を入れたものといいだろう。楽器がアコースティックなのが特長である。このブルーグラスを、都会風に、しかもプログレッシブにしたのがカントリー・ジェントルマンである。パーソネルはチャーリー・ウオラー(ギター)、ジョン・ダッフィー(マンドリン)、エディー・アドコック(バンジョー)、ジム・コックス(ベース)。ブルーグラスを都会、そして海外に広めた歴史的な珠玉の1枚。
・「若きTonyとNew South の貴重な記録」
さえないジャケットだが、実は初出は1974年、日本のブルーグラス専門のインディーズ・レーベル「Red Clay」の企画・制作・発売のアナログ盤(原題は“Got Me A Martin Guitar”)。快挙だった(パチパチ)!ジャケットももっとカッコよかったし内容も最高だった。当時まだTonyのプレイはフェスのライブテープでしか聴けなかった日本のファンは小生も含め、このギタープレイにカルチャーショックを受けたはずだ。どうやって弾いているのだろうとオープンリールに録り速度を1/2に落として必死にコピーしたものだ。そんなちょっと荒っぽいが瑞々しいTonyのギタープレイとボーカルが一杯に詰まっている。Tonyと兄Larry(m)在籍中のNew Southの音源が少ないだけにその意味でも貴重な記録。J.D.(bj)も絶頂期のプレイを聴かせる。ファンとしてはトリオコーラスが聴ける曲があってもよかったか。
・「JAZZの代名詞になってしまうといわれている、"Kind of Blue"」
JAZZのアルバムの中で、世界中でもっとも売れるこの"Kind of Blue"は、JAZZの代名詞となってしまうかもしれない、という日本のJAZZミュージシャンがいる。数十年後の世界では、JAZZというものを紹介するときに、このカテゴリーに他のもの、例えばチャーリー・パーカー等のビバップなどは入らないことさえ考えられるかも、と。
それはさておき、Kind of Blueである。マイルスのアルバムの中でも、押さえたムードの中でお洒落で都会的なサウンドが静かに展開される。タイトルどおりちょっとブルーな雰囲気。十代の頃に何十回も聞いたアルバムだ。一言で言うとマイルスのアルバムの中でも特に格好いいのだ。マイルスの口癖でもあった"So What?"(だからどうしたってんだ?)から始まるこのアルバムの曲は、いつでも頭の中でリフレインする。マイルスは、最晩年に至るまで、常にJAZZ界に新しいアイデアを提供してきた。多くのミュージシャンがこのアルバムを聴きまくって、いろんなヒントを得たのも事実だ。マイルスが亡くなったときにキース・ジャレットが「これからは誰がアイデアを提供するのだろう」と嘆いたのは有名だ。モード奏法の確立したアルバム云々、このアルバムについての解説は恐ろしいほどの量だ。だけど、虚心坦懐にこのサウンドに耳を傾けてほしい。マイルスの終生変わらなかった洗練された、繊細なサウンドを楽しんでほしい、と思う。
そして若いリスナーには、”音楽の秘境”へと突き進んでいき、つねに驚嘆すべきサウンドを作り上げていった、この天才ミュージシャンの70年代、80年代、90年代のアルバムも聴いてもらえたら嬉しい。
・「マルチチャネルとステレオのSACDです。」
このアルバムの国内版のSACDは通常の2Chのステレオ版ですが、この輸入版のSACDには、マルチチャンネルとステレオの2種類の音源が収録されています。マルチチャネルで再生すると、小さなライブハウスで、ステージの直前で聞いているような感覚がします。演奏者の汗が飛んでくるような臨場感を味わえます。一方、ステレオで再生すると、比較的広いジャズハウスで、ステージから20mほど離れた座席で、静かに落ち着いて聞いている感じです。これは有名なアルバムですので、このアルバムの解説は、簡単に入手できます。そのため、日本語のライナーノーツがなくても困りません。SACDのマルチチャネルの再生環境がある方は、こちらの輸入版をお勧めします。
・「何も考えずにこの美しさを味わう喜び。」
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・「60年代モダン・ジャズへの布石と音楽の豊かさ」
モード・ジャズを探求していたマイルス・デイビスがその完成と60年代のジャズに対して決定的な影響力を持った傑作アルバムとしてあまりにも有名。マイルスの抑制の効いたトランペットはモード奏法の自由で新鮮なメロディー・ラインを実現している。「ソー・ホワァット」の静謐な出だしは、ポール・チェンバースの良く響くベースとビル・エバンスのクリアーなリフから始まり、マイルス、J・コルトレーン、キャノンボールと緊張の中にも寛いだ雰囲気で続けられる。3曲目の「ブルー・イン・グリーン」はジャズにおける美の極致を感じさせるトラックである。モードはジャズに限らず現在のあらゆる音楽の幅を広げ、音楽の豊かさを切り開いた。このアルバムこそ、その原点になったといえるだろう。
・「恐ろしいまでの完成度」
「JAZZの歴史の中で最高峰に輝くアルバム」と言えばこれ以外にはない。これは恐ろしいほど完成された驚異的な作品である。マイルスの作品であるのは間違いないが、ビル・エヴァンスの支配力が多大に存在しており、その綿密なアレンジとアンサンブルには唖然とさせられる。代表曲「So What」におけるマイルスの、静寂を切り裂くような鋭角的かつ気品溢れるソロ、それに続くコルトレーンのモード展開に満ち満ちた動的なテナー、キャノンボールの明快なアルト、そしてビルの“間”を利した透明感溢れるピアノ…。ポール・チェンバースの非の打ち所のないベースラインに乗ったこれらソリストのプレイは全く無駄がなく、各パートの絡み具合いが完璧に組み立てられており、張りつめた緊張感に聴き終えた後はぐったりしてしまうほどだ。この前衛アートにも似た芸術性は「見事」と言うほかはない。またビル・エヴァンスに代わってウイントン・ケリーがピアノを担当している楽曲では、ケリー独特のブルースフィーリング溢れる“ゆるい”演奏がビルのプレイとはコントラストをなしており緊張を解きほぐしてくれるが、そのウイントン・ケリーのバタくさいプレイがコミカルに聴こえてしまうほど「So What」の張りつめた緊張感と完成度は恐ろしい。熱いソロの応酬を聴かせてくれるJazzもあるが、これはその真逆を行く、無駄のない演奏と完璧なアンサンブルによる超芸術作品である。
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