戦場のメリー・クリスマス (詳細)
坂本龍一(アーティスト), S.マッカーディー(その他), デビッド・シルビアン(その他), RYUICHI SAKAMOTO(その他)
「教授が目指す無国籍音楽の原点」「情景を飛び越えた」「アナログ時代の終点」「泣ける・・・」「無人島に1枚持って行くなら」
「80年代アメリカンロックの大傑作」「「Voの声量に注目」」「まさに金字塔」「二つの異なるバージョン!」「ハート揺さぶる曲がいっぱい!」
・「教授が目指す無国籍音楽の原点」
サントラが出た当時、テーマ曲について、教授がラジオでこんなことを言ってたのを覚えている。「東洋人が聴いてもエキゾチック、西洋人が聴いてもエキゾチック、そんな風に思える曲を作りたかった」と。
初めてテーマ曲を聴いたとき、確かに、遠い異国の国の音楽のようだと思った。でも、その中に、なぜか激しい郷愁を感じて、耳に、心に強烈に焼きついてしまった。とにかく、衝撃的な出会いだった。
その後、ずっと教授の音楽活動を見続けているのだが、カテゴリーにとらわれず、どんな音も文化も融合させて新しい音楽を生み出し続けている教授の、一つの原点ともいえる曲なのではないだろうか。
テーマ曲以外の曲も、どれをとってみても、映画の中で、あまりにも印象的に流れている。思わず感傷的になるメロディーの曲も、途中、あるところで「ふっ・・・」と、一歩引いて冷めたような曲調になるところも教授のまさに特徴的なところだ。
このサントラの「欠点」を挙げるとするならば、すべての曲が印象的すぎて、映画を観ている時に映像を飛び越えて、音楽が耳に入ってきてしまうこと・・ではないだろうか。
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・「情景を飛び越えた」
映像を見てからの人もそうでない人も、このアルバムのテーマ曲が、映画のシーンのひとつになってしまっていることを誰も疑わないのでは。この曲の何度も心深く響く音色が、今では、私のひとつのものの見方にまでなっているような気がするときがあります。どんなジャンルの人にも一度は耳にしているはずですが、耳だけでなく心にも触れる曲です。もちろんそれ以外の曲も、当時の坂本氏独特の音色が詰まっていてすばらしい一枚です。
・「アナログ時代の終点」
Prophet5というシンセサイザーのポテンシャルを、ここまで引き出したアルバムは、これから先も登場することはないでしょう。サントラという制約が、全体にストイックな緊張感をもたらしており、教授の数多い作品群の中でも、異色の傑作となったと思います。
・「泣ける・・・」
あまりにも有名なテーマ曲。この曲を弾くためにピアノを習った。当時の教授はまだテクノなのでシンセの曲なんだけど、それが雪じゃなくて、熱帯の雨のような感じがしてなりません。でも個人的には2分弱のthe seedが一番泣けるかと…。セリアズはその死によってヨノイの心に種を植えたんだと、あらためて感じる。
・「無人島に1枚持って行くなら」
この映画のメインテーマを聞いたことが無い人はいないだろう。小学校6年生の時に、映画館でこの曲を聞いて以来、自分の中で、インスト曲のNO1の座を18年も維持している。何度聞いても飽きがこないメロディー。時代を超越したメロディーは、来世紀も響き続けるだろう。私は、小学校6年生の時にこのアルバムをアナログレコードで買った当初、1曲目しか聞かなかった人だが、年を経るとともに、アルバム全体の完成度を実感することができた。無人島に1枚持って行くなら、このアルバムにする。
・「80年代アメリカンロックの大傑作」
バラクーダ、などヒットを飛ばしつつ、今ひとつ垢抜けることができなかったHEARTを世界的なバンドにした大傑作アルバムです。とにかくアナログで言うA面が出色のでき。感涙必至の名曲が並びます。①から⑤は全てシングルカットされ、80年代中期のPV全盛時代、四六時中流され続け、大ヒットしまくりました。筆者は当時大学1年生でしたが、本当によく聴きこみ、DNAに浸透してしまうくらいでした。個人的には②、③、④はそれぞれ個性的な曲ですが、本当に細胞にしみ込むほど影響を受けました。このバンドの魅力はアンとナンシーのウィルソン姉妹のボーカルとパフォーマンスですが、彼女たちを最高に引き立たせる曲にも恵まれた作品と言えるでしょう。プロデュースはロン・ネビソン。MSGやオジーの作品を台無しにした、筆者のキライなプロデューサーなのですが、その彼が唯一いい仕事をしたアルバムだとも評価しております。何はなくても、このアルバムは、80年代のアメリカンロックを代表する作品でもあり、ぜひとも聴いていただき、たい、と思います。
・「「Voの声量に注目」」
世界でも稀な美人姉妹が率いるロックバンド、ハートの8枚目のアルバムだが、当時デビュー10周年と言う事と、レコード会社の移籍に伴い新規一転「HEART」と名づけたこのアルバムで、見事、大傑作アルバムとなってしまったのだ。収録曲③の「ネバー」が全米№4、④の「ジーズ・ドリームス」が全米№1獲得という勢いで、合計5曲の大ヒットシングルを世に送り出したのだった。当然、アルバムも№1に輝き、名実ともにTOPアーティストの仲間入りを果たした。だが、私は、この美人姉妹、ウィルソン姉妹の音楽センスと言うものにはつくづく脱帽である。姉のアン・ウィルソンは私の推奨する女性Voの一人で、何しろその圧倒的な歌いっぷりにはホレボレする。音楽史における歴代の女性VoのTOP10に入れても良いくらいだ。妹のナンシーは時にアコースティックで、時にエレキギターでコーラスを歌いながら作曲もするマルチな女性だ。あの、アンのコーラスを勤められるのはナンシーしかいないというくらいくらい、絶妙のコンビプレイを聞かせてくれる。とにかく特にVoを目指している女性は心して聞くべし。
・「まさに金字塔」
とにかく名盤です。Heartの魅力は「懐の深さ」、あらゆるジャンルの音楽ファンにお勧めできます。なかでもこのアルバムがいちばんですね。キャッチーなメロディに程よいPOPさとハードさ。聴いてるだけで元気になれますよ。
・「二つの異なるバージョン!」
大ヒットアルバム「ハート」とGREATEST HITSにはバージョンが違うものがいくつか収録されています!!
ボーカルだけでなく演奏そのものも全く違うのです。NEVERではオリジナルアルバムでは控えめなボーカルに対してGREATEST HITSではボーカルが力強く、しかもギターがかなり前面にきています。それからNOTHIN AT ALLにおいてもボーカルがオリジナルでは控えめな感じでGREATEST HITSでは力強く感じます。2曲とも印象から想像すると歌いこんでいない初期のバージョンがオリジナルのアルバムに収録されている感じがします。ベストにはボーカルでアドリブが多く、かなり歌いこんだあとに収録されたバージョンなんだと思います。
・「ハート揺さぶる曲がいっぱい!」
それまであったバンドのイメージから離れた、ややポップなアルバムです。ソングライターも外部のアーティストを起用し、ヒット性の高い曲を揃えたところなど、バンドの生き残りを懸けた一枚でしょう。Anneのヴォーカルは力強くカッコイイし、ハードなギターとパワフルなビートには心を揺さぶられるものがあるし、バンドイメージとはかけ離れた感じのある"These dreams"もすばらしい曲です。当時バンドをやっていた人たちにとっては、かなり影響をうけたアルバムではないでしょうか(とくに女性バンドなどはよくカバーしてたようです)。
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