「とにかく歌う、自分のとおりに。」「うたうたい、心拾い」「高田渡の頂点だったのかもしれない」「高田渡だったらこれ」「普遍的、不変のメッセージソング集」
「あの「一本道」が聴きたい。」「名曲「一本道」はいつまでも色褪せない」「やがてパーティは終わり、僕たちは足元を見る」「ディランが英語で理解できたら」
「Hello Goodby」「いまのエンケンにはない緊張感」
「西岡さんはやさしすぎたのかも?」「買いです。」「ロックです」
「シバは私、シバは君」
「本 物 」「心疲れたときに優しく響く」「まさに「日本のジョニ・ミッチェル」」
「音がいい! 親切!」「伝説的名盤!!」「テクノロジーに流されない都会の感性がここにある!」「夜は静か通り静か」「この暗さが肌に心地よい」
武蔵野タンポポ団 BOX (詳細)
武蔵野たんぽぽ団(アーティスト)
「今でもこんなグループがあったら最高!」「最高でした」「武蔵野タンポポ団 BOX」「もう一つの『伝説』の替わりにレビューします。」「なつかし~い」
「かっこよく負けるよりみっともなくとも勝たなきゃ」「私にとって最高作品」「初期の最高傑作」「「季節のない街に生まれ、風のない丘に育ち」」「「春夏秋冬」大好きです。」
「70年代フォークを超えた歴史的傑作」「日本フォークソングの良さを再認識!!」「“歴史的”名盤」「加川良のスタートです」「存在感」
古井戸の世界(紙ジャケット仕様) (詳細)
古井戸(アーティスト), 仲井戸麗市(その他), 加奈崎芳太郎(その他), 佐藤公彦(その他)
「古井戸の原点であり最高傑作」「古井戸サウンドを堪能してください」「エレックでは数少ない傑作」「RCサクセションへの道程がわかりました」
HOSONO HOUSE (詳細)
細野晴臣(アーティスト)
「30年の時を越えて」「フォーキーな細野音楽」「傑作!」「邦楽で一番好きなアルバム。」「日本人アーティストによる名作中の名作」
「TinPanAlleyと小坂忠さんのすばらしさ!」「本物の日本発ソウルミュージックはこれだ!」「渋い・・・」「若い年代の人に」「ルイージ」
「お正月といえば、炬燵を囲んで」「通称「ゆでめん」」「古典の意味が、「本質的に新しいことを初めてやった」。ということであるならば、まさに古」「『風街ろまん』より粗いぶんだけこっちのほうが断然ロックンロールしてます」「キロクとキオク」
葛飾にバッタを見た (詳細)
なぎらけんいち(アーティスト)
「51歳、青春がよみがえりました!!感動・・・!!!」「改めて、感動しました!!!!」「今でもライブはやってます」「良心のフォークソング」
「宅 録。」
ひらく夢などあるじゃなし (詳細)
三上寛(アーティスト)
「平成の世に蘇れ!日本人の心情の基層に潜む情念を呼び覚ます」「狂気の天才シンガー・ソングライター」「曲目リストをご覧ください」「この独特な歌詞・歌い方はいまだに他の追随を許さない」「ひらく夢などあるじゃなし。」
俺の裡で鳴り止まない詩 (詳細)
友川かずき(アーティスト)
「やっと出会えた」「なかなかやりますね」「初夏の街にそよぐ風」
「やっと購入しました。すごい作品です。」「これぞ日本のロック!」「ドアーズではないですか」「極めつけの一枚」「日本のロック」
大瀧詠一 (詳細)
大瀧詠一(アーティスト), 松本隆(アーティスト), 細野晴臣(アーティスト), 鈴木茂(アーティスト), 江戸門弾鉄(アーティスト), 多羅尾伴内(アーティスト), 中田佳彦(アーティスト), ちぇるしい(アーティスト)
「大瀧”バンドサウンド”聴き納め」「ウ~ンたまりません」「「指切り」と「あつさのせい」の二大名曲!」「入門がA LONGVACATION だとすると登龍門的アルバム」「ウ~ンたまりません」
六文銭/中川五郎 (詳細)
中川五郎 六文銭(アーティスト)
「いいかんじ…」「日本のフォークの確かなスタート」
APRYL FOOL (詳細)
THE APRYL FOOL(アーティスト)
「こんな面白いアルバムは初めてです」「エイプリルフールをみくびるな」「春よ来い」「日本語でやっててほしかった」
紀元弐千年 (詳細)
ザ・フォーク・クルセダーズ(アーティスト)
「フォークルの魅力が凝縮された1枚!」「これは、日本の「フォークソング」という分野を語る上で必須のアイテム」「当時買えなかった1枚」「別にフォークじゃないよ」「コンセプトアルバム」
FISHIN’ON SUNDAY (詳細)
高田渡(アーティスト)
「お待ちどうさま」
●石
・「とにかく歌う、自分のとおりに。」
~「ごあいさつ」がはっぴいえんど、「系図」が武蔵野タンポポ団とのセッションだとするなら、「石」は薗田憲一とディキシー・キングス!高田渡さんの頭の中では、フォークもジャズもシャンソンも、ちゃんと同じ辺りにあるはずだ。そして、何より、人の世に対して、カテゴリーや概念などというものを持ち込んでいないはずだ。~~底抜けなジャズ・ソング、「私の青空」「私は私よ」の合間に、ギターの音やさしく響く「ものもらい」「ひまわり」「石」・・・。同じ頃の春一番コンサートでも、ディキシー・キングスとともに歌っていて、何とも面白くてその世界の豊かさに笑ってしまう。~~ベルウッド3部作の最後のレコード、「石」。歌詞カードは本人の意図により、付けられなかった。代わりに、ヨーロッパで撮った1枚の写真が入っている。(CDでは、とても小さく、印刷も悪いけれど、LPではもっと大きいサイズだったのだろうか??)高田渡さん・・・いつまでも歌いつづけてほしい。~
・「うたうたい、心拾い」
高田渡の歌は優しい。彼の歌は、普通に生きる人々の心を拾い上げては歌にする。彼が拾い上げるのは「ホームレス」「浮浪者」「余剰」「分析」などという言葉や概念ではなく、人々が胸に抱いてはこぼしていく様々な気持ちだ。それらは素朴で、少し寂しく、優しい。今の音楽シーンではめったに聞くことの出来ない歌たちが、たとえばこのアルバムにはぎゅうっと詰め込まれている。是非聞いてみてください。
・「高田渡の頂点だったのかもしれない」
高田渡の本質は、なかなか理解できない。ただ言えることは誰にも気兼ねなく自分の道を歩いてきたということだろう。この辺は、確か「ごあいさつ」に書かれたライナーノートを参考にすると良いだろう。
さて「石」であるが、現代では理解しがたい世界である。「ものもらい……たくさんの恩人ができました」とか「見返れば僕はあの頃からの浮浪者……」等、高田渡を解釈するための言葉が散らばっているのであるが、今の世代にはとうてい理解できない。なぜなら今はホームレス世代であって、彼らはものもらいなどせず、社会の余剰の中で十分寄生できるからである。もし、昭和40年代後半の社会学的な分析を試みるのであれば、是非聴いてみてほしい。そして、あえて時代から取り残されようとした高田渡の頂点がこの「石」ではないかと考えるのである。
・「高田渡だったらこれ」
70年代の代表的フォークシンガー、高田渡の”ベルウッド三部作”の三作目。 前述の三作、「ごあいさつ」、「系図」、そして本作、どれもそれぞれ素晴らしいのだが、個人的にはスイング・ジャズの香りのする本作が断然一番です。
高田渡の歌い口は声を張り上げるわけではなく、朴訥に語りかける風だし、作曲スタイルが詩人の詩を用い、それに様々な曲をつけるというほうほうなので、どうも今の若い人にはアピールするところは少ないかもしれない。しかし、このアルバムで聞けるような暖かく、それでいて芯が強く、てらいの無い優しい視線にあふれた歌が聞けなくなっている昨今、このうたを魅力的と思える人は逆に増えているのではないか。ここにあるのはメッセージ・フォークではなく、時代が過!ぎても変わらない個々の寂寥感や、ささやかな幸せだ。これくらい嘘の無い歌を、今どれだけの人が歌っているだろう?
・「普遍的、不変のメッセージソング集」
「ものもらい」「浮浪者」・・・今では、ホームレスですか?確かに時代は変わったかもしれないけど、本質的なものは全く変わっていないし、外見は立派に見えるサラリーマンだって中身は浮浪者やものもらいな人は実は、この豊かな社会だからこそ大勢いたりするのだ。つまり誰だって、ホームレスな部分は持ってるし、それが人間だっていうこと。そんな当たり前のことを、高田渡の歌は気づかせてくれる。僕は、高田渡は「自衛隊に入ろう」しか知らなかった。本当に恥ずかしい。今になって、あわてて三部作を買って聞きまくっているが、高田渡はもういない。大変残念だ。でも、聞けば聞くほどなんて普遍的で不変なメッセージなんだ!今、2005年の新譜だと言ってもいいくらい時代にマッチしている。すごい歌い手だと本当に思う。
●にんじん
・「あの「一本道」が聴きたい。」
「何もなかったことにしましょうと今日も日が暮れましたああ中央線よ、空を飛んであの娘の胸に突き刺され」叫ぶように泣くようにつぶやくように唄う友部正人の魅力の原点だと思います。当時よしだたくろうだけに没頭していた私の心に残って今も消えない友部正人の唄う情景。どうしても消えない、あの一本道をもう一度聴きたい。
・「名曲「一本道」はいつまでも色褪せない」
このオリジナル・アルバムが発売されたのが1973年1月。デビューアルバム『大阪へやって来た』からちょうど1年後のこと。ここに収められている名曲「一本道」は、むしろファーストアルバムとほぼ同じ時期に高い評価を受けている。というのも、「一本道」はキング・ベルウッドレーベルから1972年4月にシングルレコードで発表されているからだ。ファーストアルバムに「一本道」が収録されていないことに残念がったファンも多かった。もちろん、「一本道」が収録されていなくても『大阪へやって来た』は、ベストアルバムであることにかわりはない。 「一本道」の「ふと後(うしろ)をふり返ると そこには夕焼けがありました」の始まりのフレーズが情景を見事にあらわして、聴く者を引き込むし、「ひとつ足を踏み出すごとに 影は後(うしろ)に伸びていきます」で、立ち位置さえもはっきりしてしまう。さらには、誰もが取り上げる「あぁ中央線よ空を飛んで あの娘(こ)の旨に突き刺され」のことばに打ちのめされる。 「一本道」を何度か聞いた後に、ぜひ『大阪へやって来た』を味わいなおしていただきたい。
・「やがてパーティは終わり、僕たちは足元を見る」
70年安保、学園紛争の終焉、「政治の季節」は終わりを告げる。その反動で、大所高所を語ることが野暮みたいな気分が街を覆う。
そこに台頭してくるのは、私小説のような「四畳半フォーク」と、歌詞より曲に重きを置いた「ニューミュージック」というやつだ。
ポスト政治の季節の中、骨太プロテストフォークの魂をしっかり受け止めて、新たな手法で発信し始めたのが友部正人氏であると、私は確信している。これは、歌う禅 かもしれない。
・「ディランが英語で理解できたら」
②や④で見せる、友部正人の強烈なまでに絶対的な孤独感や③で歌われるような社会への違和感。集団からはみだしてしまった疎外感ではなく、まるで生まれたときから背負っているような「独り」であることの意識。それがこの人の表現の核にはいつもある。誰にも頼らない、徹底的に「独り」であるからこそ、①の「今夜はずっと一緒にいようよ」みたいなセリフが吐けたり、⑥のような大騒ぎに盛り上がったり、⑤のように改めて襲い掛かる孤独感に戸惑ったりもする。それにしても、この人の詩のインパクトやイメージの広がらせ方のすごさには感服します。
「僕は夜のスカートに首を締められ 塩っ辛い涙流してる」「手足の代わりに尻尾を生やしてる ふーさん」「あんまり長くひとりぼっちでいて 唇もこんなに傾いてしまった」「あぁ中央線よ空を飛んで あの娘の胸に突き刺され」・・・そんな、よく考えたら意味はないのかもしれない、けど確実にイメージが直接的に伝わる抽象表現。それから、連合赤軍がつかまった日のことを歌った③での描写。ディランの英語が英語で理解できたらこんな感じなのかも知れないなぁ。
それと、特筆しておくべきは、友部のギターとハーモニカの表現力。ほぼ一発録音のレコーディングでミスもあるし歌ははずれまくりだが、⑦の汽車の音に模したギター、汽笛の音に模したハーモニカ。③や⑥のトーキングブルースでのバッキングなど、歌の世界を、他のアレンジが不必要なほど完璧に表現している。
●歓喜の歌
・「Hello Goodby」
純音楽家・遠藤賢司の4thアルバムでライヴアルバム。2rdにも収録の1「待ちすぎた僕はとても疲れてしまった」はバックバンドが入ってアルバムよりも良い出来。4「ミルクティー」もそう。2「ほんとだよ」のヴァイオリンが切ない。そして井上陽水もギターで参加の5「寝図美よこれが太平洋だ」にはゲストで寝図美ちゃんも登場。かなりハードな6「Hello Goodby」も最高。でもその後にピアノ弾き語りをやってしまう遠藤賢司は間違い無く天才です。いろいろな曲の入った本作は入門用としても最適です。
・「いまのエンケンにはない緊張感」
物凄い緊張感のあるアルバムです。特に二曲目の「ほんとうだよ」は狂気すら感じます。静かな演奏(だけではないけど)の中に燃え上がる情念。本当にこの時期のエンケンは三上寛や早川義夫とはまた違う狂気を表していたんだなと。
今のエンケンしか知らない人には是非聴いていただきたいです。
・「西岡さんはやさしすぎたのかも?」
「プカプカ」を静かに口ずさみながら夜の街を歩いていました。恭三さんがつくる唄は、味濃くても、それは時間の経過と共に共感へと自然に移行していく。あなたは、一人で生きることよりも、嫁さんと生きる道を選ばれた。それはそれでいいと思う。
人は、他人の人生にかかわることはできないし、何も言えないし、そして何もするべきではない。今、ボクが感謝することは、西岡恭三という人の詩と、そしてその音楽に巡り会えたことだ。
・「買いです。」
昔のフォークという括りではなく、優れた歌として聞きたいアルバムです。西岡恭蔵さんは悲しい最期を遂げましたが、いつの時代の誰でもが自分なりの「ディラン」という場所を持っており、また持たなければならないことをこのアルバムは教えてくれます。
・「ロックです」
フォークギターを使っているのと西岡恭蔵のキャリアからフォーク的な位置付けにあるアルバムみたいですが、(私はフォークは殆ど聞かないので詳しい知識がありません)ロックですよね、これ。ベースラインが70年代ロックのそれですし、ギターを歪んだエレキに置換えて、ギターソロの一つでも盛り込めば完全にロックになります。あと印象に残ったのが西岡氏のノンヴィブラートの歌唱法です。「プカプカ」もノンビブラートで淡々と歌われるこのバージョンがいい。役者の人が歌っているやつは雰囲気勝負でちょっとナルシストを感じさせて気持ち悪いんですよ。西岡氏はこの歌い方から想像する限り緩いようでいてストイックな人だったんではないでしょうか。歌謡曲寄りのフォークは全然興味が涌きませんが、この辺りの音なら良いと思えました。
・「シバは私、シバは君」
自らの現実に立脚し続けてきたブルースマン、シバのデビュー作。 明らかにカントリーブルース本流のギターやハーモニカをバックに、今の耳では少しだけギクシャク感のある歌詞が乗り、20代の私のような人間には仮想の70年代の若者が浮かび上がってくる。それは、今でも隣りにいそうな寂しい目をしているごく普通の人間だ。
個人的には「コスモスによせる」が大好きでたまらないのだが、このアルバムをもし気になった人はこちらもどうぞ。いま、シバさんが個人的に一番気になる日本人ミュージシャンなのです。
●み空
・「本 物 」
「渋谷系」との連関で90年代前半に急に光を浴びたひとですが、じつは昔からこのひとの澄んだ世界は高く評価されておりました。<ただ、文字どおり知るひとぞ知る・・・で、荒井由実のような聴かれかたはしていなかったのではは?と思います。(荒井由実もすばらしいです。)日本のローラ・ニーロという振れ込みで絶賛歓迎された吉田美奈子、日本のジョニ・ミッチェルと謳われた金延幸子。このふたりは、日本の女性ヴォーカリストの系譜のなかでは草分けで、且つ孤高の輝きを今も放っています。わたしとしては、中山ラビと藤原秀子も忘れませんが。「日本のジョニ」としての金延幸子は、既発のレアトラック集(CD)のなかの「ほしのでんせつ」という曲でも味わっていただきたいです。まるっきり「ジョニの透徹とした世界」です。2曲目と4曲目が個人的なベストトラックです。お薦めの名盤です。
・「心疲れたときに優しく響く」
渋谷系の王子様と呼ばれた時代の小沢健二がコンサート前に会場で流していたのを思い出して、久し振りに純然たる歌モノを聴いてみたくなり購入した。
72年の作品に相応しく、音はかなりシンプルでアコースティックな佇まい。ふくよかなメロディのシンガーソングライターものとしての評価が高いことには、もちろん納得させられたが、その一方で旅人を思わせる孤高のフォーキーさも目立っている。とはいえ、そのフォーキーさ具合は、決して空っ風の吹くような寒々しいものではなく、ギターの弾き語りの一音一音にしても、とても真っ直ぐな歌声にしても、柔らかな太陽の日差しのごとく湿り気が感じられない。その辺りが、90年代に渋谷系を中心とするメロディと歌を大切にする人々に愛された所以だろう。
また歌詞の素晴らしさも特質している。それは「時にまかせて」が代表するように、生きるということの本質を突くような、自由なモノの見方に貫かれたもので、鬱的な気分の時など、きっと励まされることだろう。歌い方からもそれは感じることができ、実に大らかでかっちりした決め事に頼ることなく、半ば即興的に歌を歌っているように思える。それがとてもまろやかで、聞く者の気持ちをゆったりとさせてくれる。世に名盤は星の数ほどあるが、トータルでの美しさといい、歌モノとしてのピュアな響きといい、この作品は紛うことなき傑作だと断言できる。
・「まさに「日本のジョニ・ミッチェル」」
「日本のジョニ・ミッチェル」と呼ばれるシンガー・ソングライター金延幸子が1972年に発表した1stアルバム。最近まで名前すら知らなかったが、URCの編集盤に収録されていた「あなたから遠くへ」を聴いてその歌声に惹かれてアルバムを聴いてみた。確かにジョニ・ミッチェルに雰囲気がよく似ている。透明感のある声、湿り気のない詞、シンプルなアコースティック・サウンドがとても洋楽っぽい。「日本のフォーク・ソング」からイメージされる世界とは少し違って、とても清潔な印象を受ける。聴いていると乾いた風に吹かれる感じ。ただし歌唱力が抜群というわけではなく、別のライブ音源では若干音程もあやしい。その辺厳しい人にはキツイかもしれない。細野晴臣をはじめはっぴいえんど系の人々がバッキングを務めている。控えめながらツボを押さえたさすがの演奏。ジョニ・ミッチェルや荒井由実が好きな人ならお勧めできる。個人的には(2.)あなたから遠くへ(4.)時にまかせて、が愛聴曲。
・「音がいい! 親切!」
本CDは『ベルウッド名盤コレクション』と銘打たれたシリーズの中の一枚であり、その名が示すように1972年から1978年までキングレコードに存在したベルウッド・レーベルのカタログをCD化したものである。まず、本シリーズに共通した特徴だが、とにかく音がいい。まるでアナログ盤なみの迫力で鳴る。曰く、オリジナル・マスターテープの使用は当たり前として、最新のデジタル技術と長年蓄積したアナログ技術を駆使し、使用電源の波形にまでこだわったマスタリングを行っているらしい。アナログ時代の旧譜を安易にマスタリングした音の悪いCDが多い中、非常に気合いが入っている。
またライナーノートもレーベルの背景からバンドの成り立ちまで詳しく書かれており、若いリスナーにも親切である。
さて本作は1973年に発表された、はちみつぱい唯一のアルバム『センチメンタル通り』にシングルとして発表された2曲(最後の2曲)をボーナストラックとして収録したものである。ちなみにシングルの2曲はワーナーパイオニアの原盤提供によるもので、関係各位の努力が偲ばれる。
私が本作を購入した動機は、矢野顕子のコンサートにおいて客の出入りの際のBGMとして本作が流れていたためである。
参加ミュージシャンは現・ムーンライダースの鈴木慶一を始め、武川雅寛、駒沢裕城、本多信介、和田博巳、かしぶち哲朗、大貫妙子、宮悦子、吉田美奈子、山本浩美、坂田明、岡田徹、大瀧詠一と超豪華!
このなかに興味のある名前がひとつでも見つかった人は、そのルーツを探る意味でも本CDは「買い」である。
・「伝説的名盤!!」
「はちみつぱい」はあがた森魚と鈴木慶一が結成したバンドで、もとは「蜂蜜麺麭」だったそうです。メンバーが流動的で、アルバムは実質的に1973年の「センチメンタル通り」しかないため知名度が低いですが(他には1974年のシングル1枚、72年2月-74年11月までのライブ音源88年にリリースした「セカンド・アルバム」、一夜限りの再結成・解散公演を収めたライブ盤があります)、日本のロックの創世記に活躍した伝説的な名バンドです。 バンド名はビートルズの”Honey Pie”から取られていますが、オトははっぴいえんどにかなり近いです。あまり上手くありませんが、どっしりとしたオトが魅力で、イギリスでなく寧ろアメリカ(特にザ・バンド)の音楽の影響を強く感じさせます。名曲として名高い1曲目の違和感のない日本語の使い方とか、2曲目のブレイク〜サビのところで変拍子になってコーラスがズレて入ってくるところなんかがいかにもザ・バンド風で思わずにやりとさせられます。3曲目はメロディ・アレンジ・情けない歌い方が後の日本のニュー・ミュージックを髣髴とさせる佳曲で、1974年に改作されて「君と旅行鞄」としてヒットします。全編こんな感じで、スロー〜ミディアム・テンポでどっしり聴かせる曲が続きます。ラストは名曲「夜は静か通り静か」。これに続く"おやすみなさい"という声でアルバムが終わります。アルバムを締めくくる最高の「別れの言葉」ですね。 このように最後までバッチリの名盤にボートラを入れることには賛否両論あるでしょうが、貴重な1974年のシングルが入っているのは素直に嬉しいところでした。最後の「酔いどれダンス・ミュージック」はジャクソン5のように始まる、アップ・テンポでリズムの取りかたや曲の構成がアルバムの雰囲気と全然違う名曲です。バンドの方向性が変わっていっていたことを示す貴重な曲だと思います
・「テクノロジーに流されない都会の感性がここにある!」
日本ロック史上に残る超名盤!言葉や理屈抜きで評価しきれないほどの名作。これほど優れた感性を表現したアルバムは他にはない。呆れかえるほど軽薄で、速度の速い、セールス一辺倒の現代のにおいて、ファンにとっては今でも心のよりどころになっているにちがいない!と思いたい。つまりは、彼らこそ最初で最後のロックバンドであり、歌い手であるのだ!
ハートに強烈に訴いかけてくるのでなはなく、演奏技術的にも高く、歌詞も凝っていてかなり個性的なのだが、あくまでさりげなく共鳴させられ、やがては涙さえ-、といった感じ。これは決してノスタルジィに心動かされただけの感想ではない。なぜなら、私の年齢は彼らのそれよりかなり下だし、また私はこてこての関西人でもある。オンライン!ショッピングがあたりまえの時代で、彼らの貴重な音源が以前よりも随分簡単に耳にすることにできるようになったのは、大変喜ばしいことである。
・「夜は静か通り静か」
はちみつぱい唯一のスタジオ録音。詩がかなり切ない「ぼくの倖せ」。-本当に本当にぼくの為じゃなくーという詩は泣けてきます。お洒落なインストの「ヒッチハイク」。特に7~9の3曲は良い。解説もたっぷりです。
・「この暗さが肌に心地よい」
70年代は本当に暗かった。思えばユーミンだって70年代は真っ暗だったのだ。70年代の湿り気たっぷりのジャパニーズ・ロックのひとつの完成形がはっぴいえんどであり、その私生児がはちみつぱいである。暗く、じめっとした路地裏の風が、先の見えない21世紀の町を心地よく吹き抜けていく。この70年代があったからこそ、空疎で陽気な80年代を迎えることができたし、サザンが全盛を謳歌することができたのだ。
・「今でもこんなグループがあったら最高!」
32年間、聞いていますが、未だに新鮮です。その後、TVやLIVEでタンポポ団を何回か拝見しましたが、この時の武蔵野タンポポ団を超えることはできていません。このCDは最高です!!ちなみに、春一番ライブ72のタンポポ団 ウディ ガスリーのカーカーも合わせて聞くと楽しさが増します。今でもこんなグループがあったら最高なんだけどな!!
・「最高でした」
51歳の高田渡ファンですが、過日の『ワタル的』上映以来、30数年ぶりにフォークに目覚め、まさに、「はまって」しまいましたが、このCDは、まさに『絶品』でした。今の高田渡やシバさんもいいけれど、『原点』にはやはり、代えがたいものがあります。とにかく『最高』でした!!!
・「武蔵野タンポポ団 BOX」
レコードは持っていたので内容はよく知っており、「価格も安いしまあ買っておこうか」というくらいの気持で購入したのですが、CDで聴くとこんなに違うものかと思うぐらいずっといいです。
・「もう一つの『伝説』の替わりにレビューします。」
2005年4月16日、夕方、高田渡さんの56歳の逝去を知り、50歳の僕は、本当にショックだった。 すぐレビューを書いて送ったが、お通夜と称して彼の好きだったバーボンを飲みながら、高田渡、加川良、遠藤賢司等のCDを聴きながらの操作だったので、失敗したのかもしれない。
このバンドというか、グループ、集団は、東京に戻った高田渡の行きつけの飲み屋での発足だと聞いているが、正直、よくわからない。 この「集団」は、「伝説」と「もう一つの伝説」の2枚しかレコードを残さなかった。 「もう一つの伝説」は、AMAZONのリストにないので、上記2枚の入っているこれをもう一枚のレビューにします。
ただ、この集団には様々な人が出入りし、後にソルティーシュガーで「走れコータロー」のヒットをエル山本コータローも参加していた。
他でも書いたが、日本の「フォーク」というのは、日本独特の特殊な音楽で時代背景や社会状況を理解しないとわかりにくい点があるが、この「集団」の音楽は時代を超えて、理解可能と思う。
手作りの楽器を使った演奏は、昭和40年代に思春期を迎えた世代以降でも充分理解できると思う。ただ、この2枚目のアルバムは、「フォーク」の枠を少し外して「遊ぶ」という部分があったのが、一応の目的があったが、それを達して解消される直前のもので、やや、まとまりに欠けるが、それも、時代の流れと無関係に楽しめると思う。
・「なつかし~い」
シバさん最高。ある世代にとっては宝物です。
●春夏秋冬
・「かっこよく負けるよりみっともなくとも勝たなきゃ」
「君の席」には、現実社会にある風景の鋭い切り口で描かれていていいですね。「黒いカバン」も同じく岡本おさみさんの世界観の詩がいいです。でもなにより泉谷しげるがやってからこその話であると思うんです。偏ったアルバムではないし、無感情に洗脳を歌う「ねどこのせれなあで」や、有名すぎる「春夏秋冬」サラリーマン惨歌「街はぱれいど」などなど。間違いなく名盤です。なにより「黒いカバン」のインパクトにはやられます。
・「私にとって最高作品」
私にとってこのアルバムと4作目「光と影」は泉谷しげるの最高のパフォーマンスを感じることのできる作品。このアルバムのアレンジャー加藤和彦もサディスティック・ミカバンド発足時期と重なり油がのっている。泉谷の野性味とドノバン(加藤)の豊富な音楽知識に裏付けられたハイセンスなアレンジのミスマッチが独特の味をかもし出していて、今聞いても尚新鮮な驚きを隠せない。高中正義、つのだひろ他ミカバンドの初期メンバーの参加もうれしい。当然泉谷の愛らしい毒舌ソングも堪能できます。代表曲の他「街はぱれえど」等しんみりとした弾き語りにも妙な説得力を感じます。単に古きよき時代のフォークソングの名盤では無い事は間違いないです。
・「初期の最高傑作」
このアルバムは(中学生の頃の)私が初めて聞いた泉谷さんのCD(当時はレコード)でした。それまで泉谷しげるという名前は聞いたことがあっても,陽水や拓郎を主に聞いていた私にはそういう有名フォーク歌手の単なる一人,くらいにしか思っていませんでした。しかし,このアルバム,1曲目から「な,な,なんだ,これはっ」と思わせられ,そのまま泉谷さんの世界に引き込まれました。その後も何回聞いたかわかりませんが,聞けば聞くほど味のあるアルバムで,特に歌詞がすばらしいです。今のロック調の泉谷さんしか知らない世代の人にも「フォーク時代の泉谷しげる」の代表作の1つとして是非聞いて欲しいと思います。
・「「季節のない街に生まれ、風のない丘に育ち」」
「夢のない街を出て 愛のない人にあう」
否定的な出だし。
「人のためによかれと思い 西から東へかけずりまわる やっとみつけた やさしは いともたやすく しなびた」
後悔の模様
「春をながめる 余裕もなく夏をのりきる 力もなく秋の枯葉にみをつつみ冬に骨身をさらけだす」
1年。
「今日ですべてが終わるさ今日ですべてが変わる今日ですべてがむくわれる今日ですべてが始まるのさ」
泉谷しげるの、その後の活躍の原点のような曲。斜めを向いた態度の、すべてがここに凝縮されている。
疲れたときに、カラオケで歌うのにいい感じ。
・「「春夏秋冬」大好きです。」
10年ぐらい前、泉谷しげるさんがレギュラーの、大阪のある番組の後悔録画に行きました。番組収録後・・・他の有名人はスグにスタジオから出て行ったのですが、泉谷さんは、ファンひとりひとりに、最後まで気さくに握手や記念写真を撮らせてくださいました。それからの大ファンです。「春夏秋冬」が大好きです。
●教訓
・「70年代フォークを超えた歴史的傑作」
『教訓』以降も傑作(『駒沢あたりで』『one』など)を発表している加川良だが、この作品が代表作であることに間違いない。70年代フォークといった文脈を離れて、歴史的に屹立している作品である。ブレヒトやケストナーの翻案もさることながら(加川良は知識人だ)、音楽的にもアメリカンフォークの最良の部分を受け継いでいる。「銭の効用力について」(byブレヒト)のエレキギター、「できることなら」の価値観(スローの先駆)、「戦争しましょう」のヒューモア等、素晴らしいの一言。ギター一本だけでもそのライブは素晴らしく、ボブ・マーリーやボブ・ディランにも匹敵するパフォーマーであることも付け加えておきたい。なお、この作品は早川義夫がプロデュースを担当している。
・「日本フォークソングの良さを再認識!!」
久しぶりに”フォークソング”が聞きたくなり、良き時代の名盤と呼ばれるものを購入しました。懐かしい音とメロディーは心和むものがあり、やはり時代は変われどいいものはいい!しかも歌詞は自分の年齢が重なるごとに受ける意味合いが変わってくる気がします。歌詞カードは一冊の詩集とも言えるでしょう。昔のフォークの命は歌詞だなって再認識です。そして加川良さんの声と歌い方は歌詞にマッチして感動を覚えます。知っている人でCDを持っていない人、聞いたことのない人にも絶対持っていて欲しい1枚ですね。
・「“歴史的”名盤」
伝説の「中津川フォークジャンボリー」で飛び入り的デビューを果たし、多くの人の心をわし掴みにした加川良の魅力が、初々しさをそこなうことなく収められた“歴史的”名盤。プロテスト調の歌にさえ彼らしい柔らかな肉声があふれ、個人的な気持ちを綴った歌はユーモアと優しさに満ちている。当時話題を呼んだ1曲目の「教訓Ⅰ」はもちろんのこと、最終曲の「伝道」など、いまだに“加川良の歌”として熱く語り継ぐ人が少なくない。また、高田渡・細野晴臣・大滝詠一・松本隆・鈴木茂・鈴木慶一・あがた森魚・早川義夫など、いまやビッグな人たちが数多く参加し、若くひたむきだった当時の時代性をよくあらわしているのもこのアルバムの特徴である。これを聴かずして、加川良そして日本のフォークは語れない!!
・「加川良のスタートです」
1971年6月に発表されたこのアルバムは当時とても驚きを与えてくれました。プロテストソングと言う言葉がもてはやされた時代に陰りが見え、次第次第に歌も内面へと向かっていくのですが、ちょうどその間だったと思います。美しいフォークソングからメッセージ性を前面に出した表現方法はとても新鮮でした。かつ、加川良の歌は、カントリーやトラッドを下地にもっており、アメリカンミュージックでもウッディガスリーやミシシッピー・ジョンハートなどの歌と表現スタイルを日本に持ち込んだものでした。標題の「教訓1」を含む12曲は、いずれも新しく、当時の若者の心をつかんだものです。形式的理由で早速放送禁止となった「戦争しましょう」のようなバラッドがあれば、子どもたちの声と歌に心を支えてもらった「伝道」など、一曲一曲のつながりは見えないようで、それでもやはり加川良の人柄で納得してしまうアルバムです。当時のURCレコードも力が入っていたようで、はっぴいえんどのメンバーや斎藤哲夫、鈴木慶一、その後も一緒の仕事の多い村上律、当然ながら高田渡など、懐かしく嬉しい顔ぶれが大勢サポートしています。今になれば、新しくもないが、かといって、古くもない、ちゃらちゃらした時代の流れに無関心なアルバムです。若さが集まった勢いを感じます。この後1年に1枚の割合で2枚のアルバムをURCに残した加川良の世界がここからスタートしたのです。私にとっての最高アルバムの1枚です。お勧めします。
・「存在感」
このアルバムを聴くと、出るべくして世に出たといっていい人だとわかります。私が加川良を知ったのは、フォーク全盛期のずっとずっと後で音楽仲間から借りたCDがきっかけでした。拓郎やかぐや姫を好んで聴いたいた当時の私にはそれなりのインパクトがあり、時代を逆行するように、岡林信康、高田渡など'60年代後半から'70年代前半のアングラといわれたフォークにのめりこむ船頭が加川良だったのです。それから数年後、ライブに出かけて生加川を聴いて以後、歌の存在を確かめたい気分のときには加川良などオールド・フォークをひとり楽しんでいます。この時代の歌は曲ごとにかなり考えさせられたりして、これもなかなか楽しい時間なのです。現代に商業的にすんなり受け入れられることは難しいでしょうが、今はアナログテープも痛んでしまい聴けなくなってしまいましたが、加川良with村上律のスタジオライブ的なアルバムの再発を強く望みます。
・「古井戸の原点であり最高傑作」
古井戸の残したアルバムの中でも最高傑作だと思います。彼らの最大のヒット曲「さなえちゃん」もいいけれど、「ちどり足」や「何とかなれ」「インスタントラーメン」」など名曲が目白押し。後のRCサクセションのギタリストとなった仲井戸麗市のギターの原点も聞けるし、迫力万点の加奈崎芳太郎のボーカルもいいです。古き良き時代のフォークソングです。
・「古井戸サウンドを堪能してください」
飾りっ気のない、そのまんまの古井戸サウンドが楽しめる一枚。くすっと笑いたくなるような「ごろ寝」「インスタントラーメン」やちょっぴり切なさを感じる「ちどり足」「たまにはいい」
「なんとかなれ」の叫びは、もやもやと出口の見つからない悩みの中にあった自分の青春時代と重なって、一緒に叫びたくなる。
そしてあの名曲「さなえちゃん」も収録されています。いつだったかのライブでチャボは「ホントは哀しい歌なのに」って歌ったっけね。
・「エレックでは数少ない傑作」
この時代のレコードがCDでの復刻が続き、出揃った感じがあるが、こうして聴き比べてみるとエレックレコードのアルバム制作が他に比べて勢いで作っていた感がいなめない。サウンド面でも、音のバランスでも、緻密でないなと思ってしまうし、音へのこだわりが、例えばURCやベルウッドに比べて感じられない。そのことは、歌の完成度やアレンジ面でのミュージシャンのこだわりにも通じる。あの当時は、勢いが大きい要素だったのだろう、全然思わなかった。 そのエレックのなかで、今聴いても聴くことのできるアーティストのひとつが、この『古井戸』だ。そして、このファースト・アルバムは彼らの最高傑作とも言われる。日本のフォークを後追いする方には、この『古井戸の世界』をお奨めする。
・「RCサクセションへの道程がわかりました」
小学生の頃、自分のラヂオを手に入れ、洋物のロックばっかり聴いていたけど「大学ノートの裏表紙にぃ、さなえちゃんを書いたのぉ〜」という曲はなんだか好きだった。邦楽ロックを聴き始めRCサクセションを観に行った。今になってあの曲は、RCサクセションの仲井戸麗市が在籍していた古井戸というフォークデュオの「さなえちゃん」という曲であることがようやくわかった。全編スタジオセッションっぽくライブ感がある。なるほど仲井戸麗市のこのフォーキーなテイストに、忌野清四郎のR&BがブレンドされるとRCサクセションだと思った。
・「30年の時を越えて」
先週、BSフジで昨年、狭山での、ハイドパークミュージックフェスティバルを見ていたら、最後に細野晴臣が恋は桃色を歌っていました。さすがに懐かしくなり、LPを引っ張り出し、聞きましたが、それなりに良いのですが、今回、CDで再発しているということを知って、早速購入しました、さすがにデジタルリマスターした音に全く別の作品のように思えました。まさに30年の時空を超えて生まれ変わったような印象を受けました。ウエストコーストへの憧れ、リトルフィートへの尊敬が感じられるすばらしい作品です。特に恋は桃色の曲、演奏は素晴らしい、駒沢裕城のペダルスティールが冴え渡っています。
・「フォーキーな細野音楽」
この作品は単なるフォークアルバムはなく細野晴臣の今後のための布石となりそうな曲もいくつかあるので細野音楽の原石と呼べそうな内容です。とはいってもはっぴいえんどの頃のフォーキーな部分が主体で、メロディが素晴らしい名曲ぞろいですのでこれはお薦めできる名盤です。
・「傑作!」
この作品はあまり他人に教えたくない。自分だけのものにしておきたい。独占したい。そんな気分にさせられる程イイ!しかし、同時にどうしても他人に聴かせたいという矛盾した気持ちを抱いてしまう。細野さん自身の存在が、音楽から滲み出ているようで、このアルバムを聴いていると、まるで細野さんと親しい友人であるような、そんな錯覚を抱いてしまう。おそらく細野さん自身もそんな魅力的な人物なのだろう。私はhosono loverです。あなたも仲間になりましょ。
・「邦楽で一番好きなアルバム。」
このアルバムは本当にいいメロディー、いい歌が詰まった名盤です。もともとYMOやその他のユニークなサウンドで自分には細野さんの音楽は向いていないだろうと先入観を持っていたんですが、このアルバムを聴いて「こんな音楽も作れる人なんだ!」とビックリすると同時に、自分が求めていたメロディーはここにあったんだ、という感動に打ちひしがれた記憶があります。トッド・ラングレンじゃメロディーは美しいけど、どこか物足り部分があり、ボブ・ディランだと、好きな曲はあるが、古いフォークなどの引用が多く、いなたい感じが強過ぎて、すぐには馴染めないなど、自分の中で最良のメロディーメーカーはどこにいるのだろうと、長年追い求めていたのですが、この『HOSONO HOUSE』でやっと自分が求めていたものに出会えた気がします。70年代のシンガーソングライターが持っているようなプライヴェートな質感を持った、心の琴線に触れる名曲、名演の詰まった名盤です。是非お勧めです。最近また細野さんが歌もののアルバムを作っているそうですが、このアルバム同様の感動を期待しております。今この時代に作る歌中心のポップス、それにどんなサウンドプロダクションでくるのか、とても楽しみです。
・「日本人アーティストによる名作中の名作」
どんな音楽が流行っていようが、自分がどんな状況にいようが、定期的に何ヶ月かに一度は必ず聴きたくなるアルバムです。世に出てから30年以上経っていても決して色あせることなく、いつ聴いてもいいなと思える名曲揃いのアルバムですよ。
●ほうろう
・「TinPanAlleyと小坂忠さんのすばらしさ!」
70年代の音楽シーンを支えていたTinPanAlleyが初期の頃に参加した作品だと思うのですが、今聴いても決して古くないレベルの高い演奏が聴けます。特に細野さんのベースは、日本人離れしていてかっこよいです。小坂忠さんもとても歌が巧いですし、それぞれの曲がとても良いです。後にいろいろな人にカバーされた「機関車」は、名曲ですね。
・「本物の日本発ソウルミュージックはこれだ!」
フォーキーな音づくりをしていた彼が、いきなりティン・パン・アレイの面々と作り上げた、ジャパニーズ・ソウルミュージックの最高傑作アルバム。全てのソウル、R&B、シティ・ミュージックのエッセンスがいっぱい詰まった、えーっこんなんこの時代にもうやってたんっ!ていうグルーブ感いっぱいの作品です。
最近の氏のゴスペルに傾倒した(牧師さんなので、正当ですよ。教会ももってて、唄ってます)作品も好きだが、今でもこのアルバムは大好きです。演奏も抜群にいいし、唄が胸に響いてきます。今のR&Bシンガーといわれる歌い手たちがいかに偽物か、よくわかりまっせ。
・「渋い・・・」
の一言に尽きます。ちょっと押さえ気味だが感情のこもったヴォーカル、シンプルでタイトな演奏。「氷雨月のスケッチ」とか、日本的情緒漂う、でも全く演歌チックじゃない、渋くて素敵な曲揃いです。「和製R&B」なんて表現が陳腐に思えるほどに。
これに比べて、ヴォーカルスタイルやファッションだけ真似た今時の日本人アーティストのR&Bのなんと空虚に響くことか。
・「若い年代の人に」
かっこいいです。いちど聞いてみて少しわかりづらいなと思ったなら、もういちど聞いてみてください。それでもやっぱりわからないなら、もういちど聞いてみてください。このころの音楽に興味がある人は、少しお金をだして聞いてみても損はないと思います。(小坂忠さんのオリジナル曲は少ないですが)
・「ルイージ」
洗練された黒いグルーブは時代を感じさせません。絶対買って損はしないと思います。ここで特筆したいのが3曲目のボンボヤージ波止場。メロウで内省的なファンク−フュージョンを感じさせる曲調に、だだっ広い茫漠とした空間を感じさせる歌詞が秀逸。日本語のよさを再確認した次第でございます。この一曲のトリップ感はぜひ体験して欲しいです。
・「お正月といえば、炬燵を囲んで」
高校の時にきいた曲です。
今も、お正月といえば、炬燵を囲んでお雑煮を食べています。
そう、ちょうど、今日がお正月なので、このReviewを書いています。
車にはこのCDがチェンジャに入っています。
30年以上聞いていても、いまだに飽きることがありません。
チャレンジ精神旺盛な若者の意志を持ち続けるために聞き続けている曲です。
最近は、テレビのCMにもはっぴいえんどの曲が使われているのは少し嬉しいです。
・「通称「ゆでめん」」
通称「ゆでめん」と言われているアルバムです。何のことはない、ジャケットに描かれているイラストの店の看板が「ゆでめん」だから。
はっぴいえんどは、この「はっぴいえんど」「風街ろまん」「HAPPY END」と3枚のアルバムを残し解散してしまいましたが、この通称「ゆでめん」は、「はっぴいえんど」と言う日本語で唄うロックバンドの登場、それも、並の言葉ではなく、非常に水準の高い表現の日本語、美しい日本語で唄われる全くの和製オリジナルロックバンドの出現として、海外のロックに向けられていた目を、日本にもこんなバンドがいたんだ・・と振返えさせるのに充分な力があり、マニアの間でも、かなりの評価を得た物でした。笑っちゃうのですが、このアルバムの帯に当時「日本語のロック誕生!」とあるんです。きっと、今の4人が見たら、爆笑ものですね。
ファンキーな「春よ来い」ブルースの雰囲気「かくれんぼ」、過激な歌詞「飛べない空」、親しみやすいメロディラインの「十二月の雨の日」、泣きたくなるほど美しく、優しい「朝」、ロックバンドはっぴいの本領発揮とも言える「いらいら」等。どの曲も、他に無い個性溢れるものです。そして、ライナーノートの最後に書かれた順不同の今で言う「スペシャルサンクス」の面々は、「はっぴいえんどの根源見たり」の感があり、其の頃、まるではっぴいの秘密を知ったような、ファンにはたまらないものがありました。
今や幻のロックバンドとしての神話が先走った感のある「はっぴいえんど」ですが、確かにあの時代、同じ空気を吸い、同じ「時代」を生きてきたのだと、熱狂的ファンを自負する者には、この復刻盤はたまらなく嬉しい一枚です。そして、今や和製ロックバンドが乱立する中、和製ロックで育った人達も、充分、充実感、聞いて良かった・・を味わえる一枚だといえるでしょう。
・「古典の意味が、「本質的に新しいことを初めてやった」。ということであるならば、まさに古」
称「ゆでめん」。
過去、URC音源はあちら、こちらに権利が移動したりして、そのたびに、いつでもCDが売っているという状態を充分に継続できなかった時期もあったろうが、当面、これで安定的に供給されそう。というのはめでたいことである。
意欲作である。一曲、一曲。その歌自体が実験であったのであろうし、レコーディング、トラックダウン、マスタリング・・それも実験であったのであろう。日本語のロック。
日本の東京の敏感で微妙なみずみずしき感性あふれる詩。大胆でありながら、しかし、効果を計算つくされた音。
今、日本の音楽状況地図は塗り替えられてしまったような感がある。それは日本社会の人の感性ががらっと、しかし、さりげなく変わったということでもあるかもしれない。
その大!変!!化の本格的な始まり。それがこの1枚であった。
古典の意味が、「本質的に新しいことを初めてやった」。ということであるならば、まさに古典的な日本語のロックの創始。
特に・・と考えると。やはり1曲目。「春よ来い」ファズのかかったギター。「除夜の鐘」を思わせるような空間エフェクトのギター。不思議な味わいのある大滝さんの歌。ドラムとベースの音場における位置。歌が描き出させる光景、情景。そして伝わってくる若き挑戦者の決意。
実に意欲的な一作。
・「『風街ろまん』より粗いぶんだけこっちのほうが断然ロックンロールしてます」
個人的には、はっぴいえんどの三枚のオリジナル・アルバムのなかでいちばん好きなアルバムです。
サイケな面もあるものの、かなり温厚な詞とロック、上達した演奏、録音技術で、失われた東京の原風景を復活させようとする『風街ろまん』。それと比べ、この『はっぴいえんど』は、サイケデリックなロック、「何処で間違えたのか」(「春よ来い」)、「はっぴ“いいえ”んど」(「続はっぴーいいえーんど」)という否定性に満ちた詞、荒々しい演奏で、東京の原風景を失わせた自分や他人への怒り、幸福に帰還できる故郷を喪失した痛みを表現しているようにきこえる。この点がぼくの心をグラッと揺さぶったのです。ロックンロール(揺れて転がる)ということばの意味に従うと、『風街ろまん』より統一感、熟練はなくても、その分『はっぴいえんど』のほうが断然ロックンロールしています。
ぼくはリアルタイムではっぴいえんどを聴いた世代ではないので、音楽誌などの後世によるといちばん評価の高い『風街ろまん』から聴こうかとも思ったのです。でも、あいにく入手に時間がかかりそうだったので、この『はっぴいえんど』から聴き始めました。それが幸運でした。なぜなら、もし『風街ろまん』から聴き始めていたなら『風街ろまん』だけで「こういう感じなのね」と納得してほかのアルバムに手を伸ばさなかっただろうけど、『はっぴいえんど』に衝撃を受けて、オリジナル・アルバムだけでなく、シングル集、ライヴ盤、ベスト盤までを買おうと思えたからです。
・「キロクとキオク」
僕は2nd「風街ろまん」の統一感が好きだった。だが、その全ての始まりはこのアルバムにあると思う。
どこかへ忘れ去られつつある昭和の風景が、このアルバムには色褪せることなく記録(レコード)されている。それは僕たちが忘れてはいけない記憶(メモリー)でもあるのではないだろうか。懐かしく感じる音の中にも、決して色褪せず今なお革新的なメロディは、きっと僕たちの心に残るはずだ。
僕は「風街」のレヴューに“夕立前の曇った風景を思わせる…”と書いたが、この1stは“冬の風景”を思わせる。そう、冬に咲く椿の花のように「見た者の心に、色鮮やかに映し出される」そんなアルバムなのである。
・「51歳、青春がよみがえりました!!感動・・・!!!」
「不可解なォークシンガー」のイメージの強いなぎら健壱さんですが、真髄は、「根っからのフォークシンガー」という気骨が、このCDから伺えます。まずは、「買ってよかった」が、正直な感想です。51歳にして、青春の感動がよみがえってききました。酒を飲みながら、一人で聴いているんですが、この気持ちは、女房や子供にはわかってもらえません。それでも、飽きず、一人聴いています。
・「改めて、感動しました!!!!」
今日もしっかり聴いているんですが、改めてCDを点検し、CDのパンフの中の、共演者の名前を見て、驚いています。高田渡、シバ、中川イサト、加川良、村瀬雅美等々、そうそうたるメンバーで、これだけでも、このCDを入手したことに感謝しています。大事にしていきます。
・「今でもライブはやってます」
今ではいい加減なことばかりいっているおじさんのイメージが強いなぎらけんいちだが、フォークジャンボリーという昔の大きな音楽イベントに飛び入り参加し、デビューを決めてしまった人であり、その上なかなか男気のある人でもある。今のキャラクターも後づけかと思いきや、そのユーニクさはこの頃からで、このアルバムでも「悲惨な戦い」などの面白い歌も入っている。まじめな歌もなかなか出来がよく、じっくりと聞かしてくれる。すべての曲調は昔のフォークソング、(本当はカントリーっぽいのだが)だが気になる人はぜひ聞いてみてください。
・「良心のフォークソング」
タモリ倶楽部などでよく見かけるなぎらけんいち氏であるが、フォークシンガーであったとは。タイトル曲の、葛飾にバッタを見た、昭和の銀次など、実は隠れた名曲ぞろいのアルバムです。今聴いても、あまり古さを感じさせないのはさすが。
・「宅 録。」
もともとLPのときから、音はよくありません。でもハンドメイドのよさがあるし、なにより、テクが超一流。日本のフォーク史に残る名盤、5つ星です。五つの赤い風船で、藤原秀子や西岡たかしとやっていた人ですし、また村上律ともアルバムを出したひとでもあります。関西フォーク人脈では、絶対にはずせないひとですね。イサトさんの1975年のライヴで、「鼻唄とお月さん」というのがありますが、それには今はなき西岡恭蔵(ぞうさん)・加川良・大塚まさじ等の錚々たるメンバーが参加していました。ほんと、日本のフォークのコアな歴史からけして外せないひとであります! このアルバムを買わずして、日本の良質フォークを語ってはなりませぬ。
・「平成の世に蘇れ!日本人の心情の基層に潜む情念を呼び覚ます」
私はほぼ同世代。初めて彼のコンサートに行ったのは1970年。35年も前のこと。その時はなぜか山下洋輔とのジョイント・コンサートだった。度肝を抜かれた。知らない方は、曲目リストにあるタイトルだけ見て躊躇されるかもしれない。中身はもっと凄い。昔の見せ物小屋や夜店、そんな時代のおどろおどろした情念に繋がるような歌でした。代表作は、藤圭子の「夢は夜開く」を三上寛流にアレンジしている。いまでもほとんど放送禁止になるのではないかと思われる歌詞だが、うまく説明できないがその言葉が紡ぐ情念の世界に魅力を感じる。レビューにもあったが、平成のいま、再評価されてもいいのではなかろうか。友川かずきにつづき三上寛を買ったが、懐かしさだけでなく、パワーやエネルギーを感じた。若い人がどんどん聴いてくれるといいのですが。
・「狂気の天才シンガー・ソングライター」
70年代フォークの中でもパワフルさにかけては頭2つ分ぐらい飛びぬけていた奇才、三上寛のURC1作目。
寺山修司、泉谷明などの青森県人の芸術家直系の前衛的で力強さにあふれた作風で、初めて聞くあなたはノックアウト、あるいはだだっぴきに引いてしまうだろう。これは、厳密に言えばフォークではないのだろう。三上寛というアーティストの力自慢、とでも言える。突然に飛躍する言葉や歌唱、民の中から生まれたことを疑い得ない歌いまわし、このうたに打ちのめされて魅了されえる人は幸いな人だ。私は、同じ青森県人として三上寛を誇りに思う。
・「曲目リストをご覧ください」
膿んだ日常に毒素を抜かれたスポンジ脳なぞブタの餌にでもくれてやりなさい。そしてスピーカーから溢れ出る咆哮と鳴咽と怨念とで頭蓋を満たしてしまいなさい。
人生の指針をみつけたかのような感動にうち震えるかもしれぬ。糞尿と蛆に塗れた便器に顔を突っ込むが如き強烈な嫌悪を抱くかもしれぬ。
いずれにせよ貴方がこれまで築き上げてきた価値観という柱に巨大なドス黒い楔が打ち込まれるであろうことを、私はこの孤高の天才怨歌歌手、三上寛に成り代わって絶対の保証をさせていただくものである。
幸いにして、このページでは収録曲目リストを見ることが出来る。リストの文字列一つ一つが三上寛という世界の断片である。
視聴できるサイトもあるが、出来れば控えて頂きたい。人生に幾度あるか知れぬ貴重なファーストコンタクトの機会はやはり完全な形でもたらされるべきである。
・「この独特な歌詞・歌い方はいまだに他の追随を許さない」
おどろおどろしい歌の世界である。が、何故か魅了されてしまう!その歌詞に、その歌声に、その歌い方に、、、最高だ!これを聞かずしてなんになる!
・「ひらく夢などあるじゃなし。」
三上さんのいいところは、日本的な情念を決して捨てないところです。だから言葉の重みが違います。日本人に伝える歌を何故か英語で歌ってしまう人達が大嫌いな人、自分のフラストレーションをうまく言葉に置き換えられない人、三上さんを聴いてみてください。びっくりしますよ。
・「やっと出会えた」
思い起こせば28年前、高校2年生だった私は当時付き合っていた彼女から一枚のレコードを借りましたそれがこのSECONDでした大塚まさじさんの独特な歌い方 声、 擦り切れるまで聞いた覚えがあります
そのレコードを引っ越しの時紛失してしまいそれ以来ずうっと探しつずけていました ある時再販されることを知り早速購入しました 彼女に返したいと思います ちなみに彼女は今私の身の回りの世話をしたり小言を言ったり買い物にいったり子育てしたりする人になりました。
・「なかなかやりますね」
高校生の時に「ディランⅡ」のライブに行きそこで買ったLPがこのsecondでした。その後レコードプレーヤーが故障しその存在を忘れかけていた時に、このCDが発売されあの頃の想い出が鮮明に甦りました。何よりも嬉しかったのが、歌詞カードがLP当時の物を忠実に再現されている事でした。余談ですが2年程前に大塚まさじ氏と御一緒することがあり、私の一番好きな「茶色い帽子」を唄わせてもらったら「この曲は初めて高校生の時に作った詩なんや」と云ってあらためてギター1本で唄ってくれました。 本題に戻りますが「ディランⅡ」を語る上でも貴重なCDであり、あらためてその魅力を再確認できる1枚です。
・「初夏の街にそよぐ風」
70年代の大阪の街には、こんな風がそよいでいたんだ。 高校生だった僕らはこの風の薫りに包まれていたんだ。 街の初夏ってこんな風景だったんだ。 でも僕らは全然気がつかずに当たり前のように街を歩いていたんだ。 心地よさって、心地よさって、お天気の日のそよぐ風に包まれる事だったんだね。
・「やっと購入しました。すごい作品です。」
以前からジャックスの「ジャックスの世界」はやばいと回りから聞かされ、先日やっと購入しました。ごめんなさい・・・これ歴史的名盤ですわ。まずは早川さんの声と世界観に驚かされ、正直ほんとに寒気がしました・・・。さらにアルバムに掲載されている彼のコメントを読んだら、凍りつきました・・・自らの音楽を鏡に例え「見ている者がいつか見られる者に変わっていくときの、恐怖を味わっていただきたい」・・・完全に壊れているようにみえます。しかしこのバンドは「アンダーグラウンドであること」「カルトであること」を極めて意図的に確信的に創りあげている気がします。サウンド的には唯一無二でありながら、しいて欧米のバンドと比較すれば、ドアーズ、ラヴに近いです。またドラムに非常に特徴があり、ロックのダイナミズムを生み出すいわゆるグルーヴは皆無です。これも明らかに意図的なものでこれによりヴォーカルの存在感、サイケデリック感が倍増しているように思えます。とにもかくにも恐るべき才能と知性でもって産みだされた奇跡的名盤です。
・「これぞ日本のロック!」
1曲目の『マリアンヌ』からすでにジャックスの世界は始まっている。内面から滲み出る魂の叫びを歌いあげるVoの早川義夫の声は本気だ!早川義夫の歌詞からは、新聞記事を読みながら政治的な歌詞を書いた歌手やグループとは違う、本当の意味での『ロック』を感じる。歌謡曲とロックの融合、素晴らしい世界。これぞ、日本人のための『日本のロック』ではなかろうか。興味のある方、ロックが大好きな方、つげ義春が好きな方、本当のロックを聴きたい方……是非、一度聴いてみてください。あなたにとっての『名盤』になるはずです。
・「ドアーズではないですか」
改めて聞き直すと、この陰鬱(いんうつ)な歌詞とサイケデリックな演奏はドアーズではないですか。ヴォーカルの早川義夫の不安定な音程がますます不安感をあおります。名盤ですね。
・「極めつけの一枚」
岡林教の真っ只中にいた当時の自分としては、早川さんはミュージシャンというよりも、岡林さんのディレクターのイメージです。現役時代から、書店をやりたいが口癖で、その後本当に本屋の親父になってしまうのですが、、、GSとはまったく違いますし、(シンガーソングライターですから)サイケデリック・フォークなんてジャンルは無いので、やっぱり「ロック」なんでしょうね。もちろんGSで無いのと同様の理由で、ポップスなのにロックと呼ばせていた、「商業主義ロック」とは明確に違います。そういう意味ではフォークぽいですが、フォークソングとは絶対に違います。
つのだヒロさんが加入して、サウンド的に昇華した次アルバムよりも、怪しさはこちらのほうが数段上ですね。
・「日本のロック」
僕にとって早川義夫は、ジョン・レノンやパティ・スミスと同格の人物です。
そして、彼がかつて在籍していたこのジャックスは、ドアーズやヴェルヴェット・アンダーグラウンドに匹敵するバンドだと思っています。
「日本にもこんな凄いロックがあったんだ!」と驚くことは確実です。ぜひ聴いてみて下さい。
●大瀧詠一
・「大瀧”バンドサウンド”聴き納め」
”ロンバケ”が親戚のお姉さんたちの音楽だった、いわゆる”後追い世代の僕にとっては、当1STソロアルバムのほうが断然好みです。初めて聴いた時、時代はすでに90年代半ばであり、録音されてから20年以上経っていたにもかかわらず自分が大学生だったことも手伝ってか、このアルバムの普段着っぽさが、とても身近な音楽に感じたものです。(安っぽいのではなくて、必要以上に着飾っていないって事ね!)本人もライナーで書いていますが、確固としたソロ意識のもとで作られた訳ではないことが、その後のナイアガラ作品との違いになって表れているようです。サウンドもバンド寄りです。特にバラード「乱れ髪」は甘いだけでなく、影があり、やや重い情緒も漂わせて最高。「五月雨」「びんぼう」などロックナンバーは鈴木茂のギターがファンキーで初期ドゥービーズも顔負けなほどノリノリです。お勧めします。特に若者には生活のサウンドトラックにぜひ。
・「ウ~ンたまりません」
アルバム全体の統一感は乏しいのですが、1つ1つの曲の質が高く粒ぞろいで次作の『ナイアガラムーン』と並んで大瀧の音博物館的大名盤だと思います。「橙いろの空の光~」とはじまる大瀧のヴォーカルとギターのみによるシンプルな名曲♯5、駒沢裕城のゆる~いペダルスティールに松本隆の詞がのったまるで日だまりの中にいるような温かさに満ちた♯6、ファンキーなギターソロからはじまるノベルティーソングの名曲♯8、けだる~い朝の憂鬱な気分を歌ったジャズイーな♯12、松本隆独特の詞世界がしっとりと展開する♯14など全曲捨て曲なし。これから大瀧を聴こうとするならまずこのアルバムからがお勧めです。
・「「指切り」と「あつさのせい」の二大名曲!」
「指切り」が素晴らしい。多くの大物アーティストがリスペクトしているようでカバーしているけど、本歌には到底及んでない。大瀧さんのけだるいセクシーなボーカル(これをやると右に出る者いないんだ)と細野さんのベースラインもいい。「あつさのせい」も素晴らしい。日常語で押しまくる日本語歌詞をエルビスが歌ったらどうなるかみたいな想像力をたくましくさせてくれるのが一興。にしても、やはり、巧いんだ、大瀧さんは歌唱は。聞いたところによると、大瀧さんはプロになる以前に社員旅行(?)でビートルズの「ガール」を歌ったところ、上司から「アンタ、歌うまいね。歌手になれるよ」とほめられたらしいです。
・「入門がA LONGVACATION だとすると登龍門的アルバム」
はっぴいえんど在籍当時、発売されたソロアルバムである。と同時にのちのナイアガラレーベルの発足前の貴重な音源がボーナストラックとして追加してある。タイトルからもわかるとおり「はっぴいえんど」から枝葉していく(いった)一員、大滝氏の「俺はこの路線でいくぜ」的な作品がいくつかある「びんぼう」「いかすぜ、この恋」など・・・。とくに鈴木茂氏のギターは絶品。匿名でほかのメンバーも参加しているところがなんともいい。
・「ウ~ンたまりません」
アルバム全体の統一感は乏しいのですが、1つ1つの曲の質が高く粒ぞろいで次作の『ナイアガラムーン』と並んで大瀧の音博物館的大名盤だと思います。「橙いろの空の光~」とはじまる大瀧のヴォーカルとギターのみによるシンプルな名曲♯5、駒沢裕城のゆる~いペダルスティールに松本隆の詞がのったまるで日だまりの中にいるような温かさに満ちた♯6、ファンキーなギターソロからはじまるノベルティーソングの名曲♯8、けだる~い朝の憂鬱な気分を歌ったジャズイーな♯12、松本隆独特の詞世界がしっとりと展開する♯14など全曲捨て曲なし。これから大瀧を聴こうとするならまずこのアルバムからがお勧めです。
・「いいかんじ…」
懐かしい感じと、それに加え古臭い感じが、なんとも快い…
・「日本のフォークの確かなスタート」
配布制をとってスタートしたURCのアルバムで、後に一般販売されたアルバム。この前が亡くなった高田渡さんと五つの赤い風船で、これは第2回配布。日本のフォーク・ムーブメントを起したURCの、まさにスタート期の作品。次の第3回配布まではLPのAB面を分けて仕上げる形だった。そのために、ここでは六文銭と中川五郎のカップリング。六文銭が5曲、中川五郎が8曲。 六文銭は、その後も六文銭のレパートリーであり、解散時に作ったアルバム『六文銭メモリアル』にも収録されている「それから」で始まる。聞き比べるのも楽しい。「あげます」は後に小林啓子が録音していると記憶している。 中川五郎は、「主婦のブルース」や「恋人よベッドのそばにおいで」が有名だが、当時の時代を感じ取ることのできる「腰まで泥まみれ」が魅力。音楽を評価する今の時代の物差しとは違うものを皆んなが大切にしようとしていたあの頃の空気を思い出す。 人は、ときどき、それぞれのスタートに戻ってみたくなる。このアルバムは、まさにそんな感じだ。
・「こんな面白いアルバムは初めてです」
、、 1969年といえば私は中学二年生。下降線のGS人気。ムードコーラスみたいな曲が巷を賑わせていたころ。日本のロックグループでこんなアルバムを作っていたとは驚きのひとことです。<エイプリル・フール>というバンドは<フローラル>と言うグループが前身で、のちの<はっぴーえんど>に続く。と言うことを知ったのはつい最近です。 70年代、日本のロックは細野系と内田系に分かれていました。私は内田系をおもに聞いていました。どうも細野系は軽い感じがして好きではなかったのです。 このアルバムはいろいろの志向性に分かれています。ブルースロックあり、プログレシヴロックあり、ジミヘン調フュージョン調まであります。sundayという曲だけは、後の細野系につながる曲だと思います。はっぴーえんどの先入観のある人には退屈かもしれません。
・「エイプリルフールをみくびるな」
どうしてもメンバーの構成から細野・松本から成るはっぴぃえんど的史観で語られることの多いアルバムではあるが、このアルバムの本質はむしろ柳田ヒロに握られている。それは後年になって、柳田と細野との「音楽感の相違による喧嘩別れ」といったエピソードからもつかみうることができる。細野にとってはこのバンドは、はっぴぃえんどというロックバンドに即興という概念を取り払うことができたスイッチであり、また柳田にとっても完全に即興演奏に傾倒できるスイッチにもなった。このアルバムが未完成である印象を抱くのも、そうしたメンバー感の音楽的な居心地の悪さがにじみ出たものだからではないだろうか?世界中どこ探してもこんなに奇妙な色彩の音楽はない。
それにしても確実に日本音楽史の根幹を体感できるアルバムである。音像ではなく思想を見つめなければ何も見えてこない。
・「春よ来い」
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・「日本語でやっててほしかった」
メンバーは細野晴臣、松本隆、柳田ヒロ、小坂忠、菊池英二。まだ日本語ロックなんてのが世の中になかった頃のバンドで、ロックンロールってのは英語じゃなきゃだめなものだと思われてた時代のものである。そのため収録曲も英語詩のものがほとんどである。よくはっぴいえんどの前身バンドとして有名だが、聞いてみると少し違う感じも受ける。確かにここからはっぴいえんどにシフトして行こうとしたのは事実だが、ヴォーカルを担うはずだった小坂が抜けてしまったため、大滝詠一が加入したはっぴいえんどとは別物の感じを受ける。この頃はアメリカへの憧れが強く、それをまねしようとしてるのが精一杯で、最高にいいアルバムとは言いがたい。それでもこの時代に新しい日本語ロック創造のための、足がかりになった一つのバンドではあるので、簡単に面白くないアルバムであるとは言いがたい。聞いているとアレンジやメロディなどは興味深く、その技術が高いことが伺える。残念なのは英語詩がほとんどなところで少し退屈するところぐらいです。
・「フォークルの魅力が凝縮された1枚!」
3曲目の「悲しくてやりきれない」、8曲目の「花のかおりに」が特に素晴らしい。
2002年にフォークルは、再結成されたが、この当時のメンバーである加藤和彦、北山修、端田宣彦の3人によるユニットの時のフォークルこそが、真のフォークルだと思う。
フォークルを語るなら、この1枚を避けて通ることはできないだろう。
・「これは、日本の「フォークソング」という分野を語る上で必須のアイテム」
1969年にアポロ11号が人類初の月面着陸に成功した頃、巷に「帰ってきた酔っ払い」が流れていた。この時代は、僕らサンフランシスコ平和条約締結後の世代にとっては、機動隊に石を投げるのはよくない、いいたいことがあるにしても暴力はいけないという時代だったから、その石や火炎瓶を投げてる世代の人たちが、こういうアルバムを出したことが不思議ですらあった。
彼らはきわめて短い時間で消えていったが、そのインパクトでどれくらいの人が、「正気に戻った」のだろうか?彼らの意図とは別に・・・
・「当時買えなかった1枚」
フォークルの唯一のスタジオ録音盤です。考えてみればプロとして出したライブ以外はこれだけ。1年間限定活動で走り過ぎた幻のグループ。その後もソロで活動しているからあんまりそう思わないけど珍しいです。当時、買いたかったのですが、小遣いがなく買えなかった1枚です。借りてテープにとって聞いておりました。他のフォークグループ、フォークシンガーと一線を画していると感じたのは私だけでないと思います。ちょっと(かなり)違っていると感じていました。世の中の見方、人生観、音楽に対するアプローチ等々、懐が深いというか、その後の活動をみたら「なるほど」と思わせることが多いです(結果論ですがね)。やめようとしてその記念に出した自主制作盤があたり、もう1年活動しようと決める。そしてこのレコードが作られたのですが、じゃ1枚レコード出すかってな勢いで「このような」ものが作れた能力の高さを改めて評価した次第。昔の思い出になるが、彼らが当時の俺達(世代)にどれほどの自信を与えてくれたか測り知れないものがある。それほど革命的な出来事でありました。ただ、自信をもらった俺達がレコードを買い、コンサートに行ったかといえば別問題で、フォークルが自信を与えた人種とファンになった人種は別だと思う。その辺が難しいとこです。
・「別にフォークじゃないよ」
メンバー、特に加藤和彦氏のその後の活躍を見ていただければお分かりの通りですが、別にフォーク一辺倒ではありません。他の方々の評価欄や様々なサイト、また加藤氏自身がおっしゃっているように一年間限定でのメジャー活動、またイムジン河の発売中止などの話からもわかるように、けっこう開き直って楽しく自分達の音楽を演じています。日本語ロックの発祥は一般的にははっぴいえんどとされていますが、僕は、その礎こそがこのフォークルであったのでは?と確信しています。それぞれの中心人物であった加藤氏、そして細野氏。ビートルズのラバーソウルに触発されペットサウンズが生まれ、そしてペットサウンズに触発されてサージェントペッパーが生まれたかのように、お互いを牽引しあって日本のミュージックシーンを引っ張ってきたわけです。音楽的には絶望感や無常感からくるやけっぱちなまでの開き直り。当時の新宿に代表されるような混沌から生まれてくる新たな芽。当時のブリティッシュロックがお好きな方にもお勧めです。
・「コンセプトアルバム」
音楽がパッケージ商品で販売されることがもう昔の話になりつつある今、コンセプトアルバムという概念もすでに過去のものなのだろう。1枚で40分前後というのは人間にとってちょうど良い時間だと思う。
レコードで発売されたときのジャケットの楽しさは、紙ジャケでなくても再現してほしかったなあ。
・「お待ちどうさま」
高田渡ファンの皆様、お待ちどうさま。1988年にCD化されているはずだけど、レーベルの関係か、なかなか手に入らなかった逸品だ。
当時のレコードを聴き返すことは殆どなくなった今でも、“♪日曜日には、日曜日には~(魚つりブルース&フィッシング・オン・サンデー)”というフレーズが時々口をついてくるような、忘れられない1枚だ(このCDと同様、当時のLPにも歌詞カードはついていなかったのに!)。
クスクス笑える「頭を抱える宇宙人」は、まさしく山之口獏の世界だし、山岸潤士が参加している「ヘイ・ヘイ・ブルース」は今でもシビレてしまうし…。とにかく間違いのない1枚だ。
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