「TinPanAlleyと小坂忠さんのすばらしさ!」「本物の日本発ソウルミュージックはこれだ!」「若い年代の人に」「ルイージ」「渋い・・・」
The Flowers of Romance (詳細)
Public Image Ltd.(アーティスト)
「すべてはリズムのために」「ポスト・パンクの名盤」「有機」「ドラムが気持ちいい」「ジョン・ライドンの潔さ」
セイル (詳細)
takagi masakatsu(アーティスト), toma itoko(アーティスト), 高木正勝(アーティスト)
「ポップトロニカ」「情緒たっぷり」「甘ったるいって?」
ヘッド博士の世界塔 (詳細)
Flipper's Guitar(アーティスト)
「ラストにして最高傑作」「発売当時は吐くほど聴きました」「小沢も小山田も、いまだにこのアルバムを超えていないと思う。」「天才が一生に一度だけ作る事のできる名盤・・・」「憧れのオシャレさんでした。」
Panopticon (詳細)
Isis(アーティスト)
「前衛ハードコア待望の3rdフル!!」「フジロック来日記念」「ヘヴィ・アンビエント海溝」「異次元」
Think Tank (詳細)
Blur(アーティスト)
「21世紀のブラー」「ゆったり♪」「メガネ、メガネ」「いつまでも聴いていたい」「blurのturning point」
Calling You (詳細)
TAKUI(アーティスト), 中島卓偉(その他), 野山昭雄(その他), CJ de Villar(その他)
「An introduction to takui」「〔*x*〕」「TAKUIの中で一番好きかな…」「惜しい、実に惜しい」
Revolver [FROM US] [IMPORT] (詳細)
The Beatles(アーティスト)
「ジャケ&サウンド見事な傑作。」「分岐点」「ビートルズのアルバムを購入するのが初めての方へ」「ジョン・レノンの先見性に脱帽」「現代のリスナーにはこれを薦めます」
8 (詳細)
THE YELLOW MONKEY(アーティスト), 吉井和哉(その他), THE SAINT(その他), JON JACOBS(その他), 朝本浩文(その他), 笹路正徳(その他), 森俊之(その他), DAVID MAURICE(その他)
「最強のエンターテインメント盤」「ぞくぞく」「イエモン最後のオリジナルアルバム」「切に復活を待ち望む!」「第2期 THE YELLOW MONKEY?」
Junior Sweet (詳細)
Chara(アーティスト), 土屋公平(その他), David Motion(その他), Ashley Ingram(その他), 渡辺善太郎(その他), Towa Tei(その他), 大沢伸一(その他), 名越由貴夫(その他), Hoppy神山(その他)
「才能爆発」「Chara初挑戦の方へ」「やっぱりチャラだな」「愛と生」「テーマは愛」
Sensuous (詳細)
Cornelius(アーティスト)
「感覚的作用の著しい音響。」「考えるな。感じよう。」「春の嵐」「知覚と感覚の音楽空間」「素晴らしい」
「絶美」「90年代、英国ロックの名盤」「個人的には90年代最高の一枚。」「ROCKの美」「先にthe tearsを聞くとよくない」
「聞く人を極端に選ぶアルバム」「宮本の鬼才がここにあります」「最高か最低か、問題作」「ずんどこ人生賛歌」「愚劣で無能でそれでも生きている」
Toxicity (詳細)
System of a Down(アーティスト)
「個性的アーティスト」「名盤っす」「中毒」「ヴォーカル怪しいよね」「高圧!!!!!!」
Songs in the Key of Life (詳細)
Stevie Wonder(アーティスト)
「墓場まで持っていくアルバム」「音楽の喜びを知る鍵」「至高のスティーヴィー・ミュージック!!!!」「Stevie Wonderの最高傑作はこの作品でしょう。」「永遠の名作」
「生まれて初めて「目から鱗が落ちた」アルバム」「この頃が一番よかった!」「まさに米米!の一枚」「いくつもの夜を語り明かした」「米米クラブ代表アルバム!」
愛していると云ってくれ (詳細)
中島みゆき(アーティスト), 吉野金次(その他), 福井崚(その他)
「昔の中島みゆきではこれが一押し!」「みゆき様、ブレイクの名アルバム」「大ヒット曲『わかれうた』を含む、素晴らしい言葉たち」「受けとめる力」「世情はすごい。みゆきさんの思想の根が分る歌。」
Do You Want More?!!!??! (詳細)
The Roots(アーティスト)
「一ジャズ・リスナーが聴いたThe Roots」「roots is best?!!!??!」「夜に暖かな部屋でどうぞ」「セールス的には上手く行かなかったらしいが」「ジャズ好き&ヒップホッパー集まれ!!!」
Dirty (詳細)
Sonic Youth(アーティスト)
「美しきノイズ」「ソニックユース勉強中です3」「ぜひ聴いてもらいたいアルバム!」「Free Form Noise Punk」「100%だったのかな・・・」
惑星のかけら (詳細)
スピッツ(アーティスト), 草野正宗(その他), 長谷川智樹(その他)
「ロックなスピッツ!」「きっかけ」「「国民的」になる前のスピッツ」「ロック」「大好きです」
Reflections (詳細)
寺尾聰(アーティスト)
「色褪せない、ではなくて...」「多くの人が求めた、騒がしかった時代の癒し空間」「今でも聴きます。」「大人の魅力」「人生を変えた一枚」
Blue Lines (詳細)
Massive Attack(アーティスト)
「底無し沼」「トリップ!」「余談として聞いてね。」「最強・最高の1stアルバム」「マスターピース」
「そのままもそ、もそ、も、もそっとおいで」「高中 正義との調和が絶妙」「「アジアの純真」の源流がここに。」「陽水31歳の充実期のアルバム」
ギヤ・ブルーズ (詳細)
Thee michelle gun elephant(アーティスト), チバユウスケ(その他)
「生涯最高傑作」「私の青春かっさらった男」「世界の終わり」「最高傑作」「自分に喝を入れたい時に。」
The Nightfly (詳細)
Donald Fagen(アーティスト)
「枯れても古びない最高の音」「リマスター待ち続けてます」「最高です!!」「最高傑作数々あれド!」「心地良い飛行」
●ほうろう
・「TinPanAlleyと小坂忠さんのすばらしさ!」
70年代の音楽シーンを支えていたTinPanAlleyが初期の頃に参加した作品だと思うのですが、今聴いても決して古くないレベルの高い演奏が聴けます。特に細野さんのベースは、日本人離れしていてかっこよいです。小坂忠さんもとても歌が巧いですし、それぞれの曲がとても良いです。後にいろいろな人にカバーされた「機関車」は、名曲ですね。
・「本物の日本発ソウルミュージックはこれだ!」
フォーキーな音づくりをしていた彼が、いきなりティン・パン・アレイの面々と作り上げた、ジャパニーズ・ソウルミュージックの最高傑作アルバム。全てのソウル、R&B、シティ・ミュージックのエッセンスがいっぱい詰まった、えーっこんなんこの時代にもうやってたんっ!ていうグルーブ感いっぱいの作品です。
最近の氏のゴスペルに傾倒した(牧師さんなので、正当ですよ。教会ももってて、唄ってます)作品も好きだが、今でもこのアルバムは大好きです。演奏も抜群にいいし、唄が胸に響いてきます。今のR&Bシンガーといわれる歌い手たちがいかに偽物か、よくわかりまっせ。
・「若い年代の人に」
かっこいいです。いちど聞いてみて少しわかりづらいなと思ったなら、もういちど聞いてみてください。それでもやっぱりわからないなら、もういちど聞いてみてください。このころの音楽に興味がある人は、少しお金をだして聞いてみても損はないと思います。(小坂忠さんのオリジナル曲は少ないですが)
・「ルイージ」
洗練された黒いグルーブは時代を感じさせません。絶対買って損はしないと思います。ここで特筆したいのが3曲目のボンボヤージ波止場。メロウで内省的なファンク−フュージョンを感じさせる曲調に、だだっ広い茫漠とした空間を感じさせる歌詞が秀逸。日本語のよさを再確認した次第でございます。この一曲のトリップ感はぜひ体験して欲しいです。
・「渋い・・・」
の一言に尽きます。ちょっと押さえ気味だが感情のこもったヴォーカル、シンプルでタイトな演奏。「氷雨月のスケッチ」とか、日本的情緒漂う、でも全く演歌チックじゃない、渋くて素敵な曲揃いです。「和製R&B」なんて表現が陳腐に思えるほどに。
これに比べて、ヴォーカルスタイルやファッションだけ真似た今時の日本人アーティストのR&Bのなんと空虚に響くことか。
・「すべてはリズムのために」
このアルバムが発売された当時は、「日本の和太鼓」や「アフリカの民族音楽」をヒントに作り上げられた作品と言われていましたが、インタビューでジョンは、「違う。これは、古い時代に教会で使われていた宗教的な音楽だ。」というような事を言っていました。同じ質問に対する答えも、その時々で答えが違うジョンのことなので(笑)、真偽のほどは定かではありません。ただ、打楽器が主役となって作り出す怒涛のリズムは、圧巻としかいいようがありません。元ネタが何であっても、そんなことはどうでもいいのです。現在、世の中にあふれている機械で刻まれるペラペラのビートとはわけが違うのです。時には、ジョンのヴォーカルやキースのギターまでもが打楽器と化して、ひとつのリズムの塊を作って吐き出しています。
ジョンの歌声は前作同様、というか、さらにお経度・呪文度に磨きがかかっています。しかし、キースの空間を切り裂くようなヒステリックなギターは、あまり聴くことができません。収録されている曲の性格上、仕方のないことだと思うのですが、ちょっと残念です。ギターは、ほとんどが効果音的な扱いです。また、その役割も、キーボード取って代わられる場面が多くなっています。ただし、「Go Back」では、痺れるようなキンキンしたギターが聴けます。これはカッコいいです!もちろん、その他の曲もビリビリきます。スピーカーで大音量で聴くも良し! ヘッドフォンで聴くも良し!神経を揺さぶって、飛ばしてくれます!!
初来日のライブで、「Flowers of Romance」や「Under The House」を生で聴いたのですが、やっぱりレコード(CD)の方がかっこいいです。このアルバムのグルーヴは、再現不可能だと思います。
ベースのジャーが脱退したために、このアルバムではこのようなスタイルを選択したのかもしれないのですが、「ここにジャーのベースが乗っかってきたら、どんなにすごいことになっていたのだろう…」と、ありえないことを想像してしまったりするのです。
それと、このアルバムをリリースした頃に、ジャネット・リーがメンバーとして加入しています。何をしている人なのかが、ずーっと気になっていたんですが、ジョンが言うには、「キースが連れてきたんだけど、結局彼女は何もしなかった。」やっぱりそうか…(笑)
・「ポスト・パンクの名盤」
ピストルズ時代は「未来なんてねぇーぜー、おい!!」って叫んでいたジョニー・ロットンであったのだが、ロットン(rotten=「腐れた」の意)なんてしみったれた名前を捨てて、本名のジョン・ライドンとして未来を作っていく決心をすることとなり、その証として結成したバンドの三作目がこれ。前作【METAL BOX】ではベーシストのジャー・ウーブルの存在が大きかったが、彼を欠いたバンドが本作でとったアプローチが、プリミティヴなパーカッションとギターノイズ、そしてライドンの、時にイスラムチックに聞こえてしまうエキセントリックな歌唱を三つ巴とした、非常にミクスチャー色が強い音楽性の創出であった。
更にライドン自身がロンドンパンクの寵児であった為に、そこで培われた毒々しさもたっぷりと注入され、それらが化学反応を起こした結果は、あまりに濃密で、かつ緊張感溢れる不協和音の創出であり、そしてそれは他の誰とも似つかない、特異な音楽空間をうみだすこととなってしまった。ポスト・UKパンクを代表する名盤である。
・「有機」
はじめてこのアルバムを聞いたときの感想。「生きてる……」冗談かと思われるかもしれないけど、聴き終わるとすぐに、ステレオからCDを取り出し、まじまじと見た。それは、機械的に生産されている、まん丸の無機物だった。ポップ。ロック。パンク。そんなカテゴライズなんて、実はたいした意味を持たないのかもしれない。PILは、音に命を吹き込んだ。受け手である私達が、それを感じる。十分だ。すばらしいアルバムを、ありがとうございます。
・「ドラムが気持ちいい」
どのアルバムでもいえる事だけど1曲目がスゲーカッコいいんだよな、PILって。中でもこのアルバムの1曲目が特に好き。ドラムが最高。っていうかドラムとボーカルだけでほとんどの曲が成り立ってる。コードの概念がないしベースも入っていない。でもそのどれもが曲として素晴らしい。いったいなんなんだ。その昔この曲たちにベースを入れてやろうと挑戦したが途中でアホらしくなってやめた。
・「ジョン・ライドンの潔さ」
ロック・ミュージックの本質は、結局ドラムにあるんだと思う。技術の優劣を超越した、強烈な個性を備えた太鼓とシンバルがあれば、それだけでロックとして成立するのではないか。PILを聴くたびに、そんな感懐を覚えてしまう。
甘美なメロディーや過剰な装飾音、セックス・ピストルズ時代の遺産なんて糞食らえ!そう言わんばかりにあっちこっち揺らぎ続ける面妖なドラムのリズムと絡み、まとわりつくジョン・ライドンの呪詛さながらの叫びは、全く潔い。徹底的に無駄をそぎ落とした、ロックの根源的な姿がここにある。傑作の2nd「メタル・ボックス」と共に、予定調和的な音楽に辟易している人にこそ推薦したい!
●セイル
・「ポップトロニカ」
SILICOMでは映像担当の高木正勝のソロ。ポップで無邪気な音の粒子が弾け飛び、ノスタルジーへと誘う。新しいハズなのに妙に懐かしい。SILICOM青木孝充のシリアス路線とは対極に位置するような独特のハートウォーミーな楽曲群。名曲ramaのコーネリアス・リミックス収録。チャイルディスク関連作が好きな方は是非。
・「情緒たっぷり」
このアルバムを聞くと、本当に色々な感情がわいてきます。切なさ、優しさなどなど・・・。1曲目からもうヤバイデス。女Voの掛け合いが癖になるとともに、なんとも優しい旋律。音色がやばいのが多いです!
エレクトロニカというカテゴリーの音楽をはじめて聞いてそして大好きになった作品です。
・「甘ったるいって?」
甘ったるいんじゃいとこのアルバムを聞いて思う人結構いるかもしれませんが、その人は置いといて僕は好きなんです。毛嫌いをしていた時期もあるけど、リリースのスピード半端ねぇしで、簡単に曲をつくりすぎているんじゃないのかと思うけど、1曲1曲深みは感じられない故にポップが残ったといってもいいのではないだろうか?僕はそう思いますね。とても天気がいい日に聞いたら最高です。ramaは時に泣きます。アルバムは二部構成(1〜6曲目&7〜11曲)のような作り方がなんだか得した気分です。コーネリアスのリミックスは必要なし。
・「ラストにして最高傑作」
フリッパーズ・ギターの3枚目のアルバムにしてラスト・アルバム。これまでのネオアコ路線からうって変わって、全編に渡って大胆な打ち込みとサンプリング音源を使用したアルバムである。それにしても、プライマル・スクリームの「ローデッド」「カム・トゥゲザー」の影響はあるにしても、ここまでの作品を作り上げた彼らには本当に脱帽せざるを得ない。サイケデリックな音の質感もそうだが、このアルバムを特徴づけている要因の一つとして、小山田君の歌い方の変化が挙げられる。あんなに快活でポップな響きを持っていた歌がこれまでに無いダークなトーンで歌われていたり、小沢君の歌詞にしてもこれまで以上に諦念、焦燥といったキーワードを突き詰めた内容となっている。それが最も良く現われているのが「ゴーイング・ゼロ」「奈落のクイズマスター」そして「ヘッド博士の世界塔」の3曲だと思う。詳細は省略するが、この3曲を聞けばこれを最後に彼らが解散してしまったのも残念ながら納得せざるを得ないからだ。80年代に現われた「恐るべき子供たち」が最後に放った最高傑作。ちなみに、「ヘッド博士~」のラスト・パートのアイデアは後にコーネリアス自身が「69/96」「ファンタズマ」でも応用していることからも、このアルバムが彼にとって逃れがたいプロトタイプであったのかも知れない。
・「発売当時は吐くほど聴きました」
自分の青春の一枚。色々とリスペクトしまくりなので当時から賛否両論いわれていたけど、このアルバムで小沢健二の紡ぐ歌詞は今読んでもなおスゴイ。もう発売から10年過ぎたというのに、今でも聞き返すことのできる名盤です。最近の音楽ってなんかブルーハーツまがいのキャッチーなメロコアバンドばっかりでちょっとねぇ...とか思ってる
フリッパーズギターをリアルに聴いたことのない世代の人に是非聴いてもらいたいと思います。
・「小沢も小山田も、いまだにこのアルバムを超えていないと思う。」
ありふれた言い方になるが、10代後半から20歳過ぎあたりの前後数年間だけに、とりわけリアルに感じられる倦怠感や憧憬、スピード感といった相矛盾する感覚を、途方もない密度と完成度で歌い上げてしまったのが、このアルバムだと思う。
前作とはうって変わって、サンプリングを多用しつつ緻密に練り上げた楽曲と、あえてスカしたところに、かえって甘やかさを感じさせる歌詞の双方が素晴らしく、リリースからすでに15年ほどが経った今も、このアルバムに肩を並べる水準のものは、ほとんど出ていないのではないか。
元メンバーである小沢と小山田の2人にしても同様で、ハジけまくっていた短い一時期を経て、内向性を強めつつある小沢と、渋谷系から一転、音色のマエストロ的な方向に突っ走りつつある小山田の、2人ともが、いまだに単独では『世界塔』を超える作品を作り出していないと思う。
どのバンドにしても、その内部の人間関係というのは不思議なもので、今、同じものを作れと言われても作れないだろうし、作りたくもないはずだが、当時はなぜかそれが出来てしまうような条件が揃っていて、それは同じ形では、二度とは戻らないということなのだろう。(なんだか書いているこっちまで、パーフリ調になってきた(笑))
その後の2人に共通するのは、「実は歌が下手」という自覚でもあるのか、歌える歌詞をほとんど、あるいは全く書かなくなってしまったことだが、もうすぐ40代を迎えつつある彼らが、これからどんな展開を見せてくれるのか、また、真に『世界塔』を超えたと言えるような作品を生み出せるのか、それなりに気になる存在であり続けることに変わりはないと思う。
・「天才が一生に一度だけ作る事のできる名盤・・・」
このアルバムが発表されフリッパーズが解散した時、日本のロック/ポップスは終わった、と思った。いや、日本の音楽に夢を持てなくなる、と言った方が正しいかも知れない。まぁ、どっちにしても少なくとも今後10年間これ程までに私を夢中にさせてくれる音楽と出会う事はないだろう、と漠然としながらも確固たる想いが私の胸に湧きおこったのは事実。これが91年当時の私の素直な感想、嘘偽りの無い正直な想いだった。
そして90年代の邦楽は悲惨を極めた。全ては歴史が証明している。
日本のロック/ポップスは「J−POP」という適当で曖昧な名称で一緒くたにされ、輸入盤専門店だったタワレコも資本の波に逆らう事ができずに「J−POP」を店頭に並べるようになり、その「J−POP」はフリッパーズの幻影を追い求める「渋谷系」と、あくまでビジネスライクに徹する「AVEX(&KT)」勢との覇権争いになるも、「渋谷系」は音楽好きを対象に「聴きたい奴だけ聴けばいいさ」と至ってクールな姿勢を崩さなかった代わり、「AVEX」勢は音楽に興味のない一般層をマーケティングの対象として戦略を展開する。その結果、小中高生はおろかイイ年こいたオトナまでもを取り込む事に成功する「AVEX」勢。そんなカネの亡者とも言える「AVEX」勢に、ビジネスライクに徹しきれず音楽に純粋すぎた「渋谷系」が覇権争いで敗れるのは当然と言えば当然。こうして「AVEX」帝国は誕生し一時代を築く事となる。ただ、これは時代を象徴する出来事であって「渋谷系」を責める事は出来ないし、もちろん「AVEX」勢を責める事もできない。時代の波に立ち向かう事のできる救世主を失った後のマーケットが只単に資本の手に委ねられただけ、なのだから。
当時、このアルバムを初めて聴いた時の衝撃をどう説明すれば良いか・・・。グルーブチューブを録音した際にフリッパーズは「これで天下取った!」と発言したそうだけど、これは奢りでも何でもなく正直な気持ちだったんだろうと思う。だって、この曲を越える曲なんて当時考える事も出来なかったしね。世間的にはどうか知らないけど、このアルバムで間違いなくフリッパーズは「天下を取った」のだと私は確信している。それ程までに、このアルバムには「特別な何か」が孕んでいたのだ。この時、間違いなくフリッパーズの二人は「天才」だったのだと思う。
たまに、フリッパーズは何故解散したのか?と想いを馳せる事がある。そんな事に何の意味もない事は分かっている。でも、もしフリッパーズが解散しなかったら日本の音楽はどうなっていたのか?、歴史はどうなっていたのか?、なんて一人妄想するのも悪くない。だって、多くの音楽リスナーにとって興味深い事だろうし、まぁ、何と言っても単純に楽しい。そして、結論。多分フリッパーズの二人はこのアルバムを越えるモノを作れない、と諦めたんじゃないかな。なんて、そんな結論に落ち着きつつある。えっ?、そんなバカなって?。分かってる分かってる(笑)。だけど、試行錯誤の末に一番納得できた回答がこれだったのだ。そう結論付けた方が気持ちよく全てを納得できると思わない?。フリッパーズギターを愛する一人の人間として。
・「憧れのオシャレさんでした。」
パーフリの心臓は小山田君のヴォーカルで、頭脳は小沢君のワーズと云ってしまうといかにもでどーもスイマセン。「グルーヴ・チューブ」は90年代前半を象徴する楽曲です。
・「前衛ハードコア待望の3rdフル!!」
前作からすでにそうだったが、もはやハードコアの枠には収まりきれないジャンル識別不能。”ISIS”は”ISIS”としか言いようのない孤高の存在になっている。
静と動の振り幅が前作以上に大きく、静の反復アルペジオから泣きの轟音リフに展開する様は何度聞いても鳥肌がたつ。ボーカルは基本的には必要最小限しか入っておらず、インストバンドまではいかずとも、バンドサウンドが主軸.モグワイなどのポストロック勢と比較されることが多くなっているが、メタリックなリフや分かりやすいメロディなどが多いので、メタル好き、ハードコア好きにも特に違和感なく聞ける。
BGMとして簡単に聞けるような音楽ではなく、じっくり聞き込むタイプではあるが、決して難解ではないので、激音好きな人間だけでなく、全てのロックファンに聞いて欲しい一枚.
・「フジロック来日記念」
フジロック来日記念ということで書き込み。未だにアイシスというバンドを知らない日本のリスナーは多いはず。
分かり易く解説すると、重いインストにうねり出す声が絡む構成。しかし、その音は聴き易く馴染み易い。従来のへヴィバンドとは一線を引く、独特の世界観に浸れるだろう。また、ビデオクリップもボストンという都会的センスが光るショートフィルムのような作りになっている。
取り分け、アイシスのアルバムの中でも最も入り易いのが今作だと思う。フジロックへ参戦するなら、このアルバムから入ることをお薦めする。
・「ヘヴィ・アンビエント海溝」
内へ向かうヘヴィネス、高い精神性を感じるサウンドだ。
表層的にはモグワイ、ゴッドスピードユー!ブラックエンペラー等にも通じる折り重なるギター・フレーズ、ノイズの交錯、スケール感、陶酔感…アプローチの仕方は違っても高みへ到達してくると相通じるものが出てくるのだろうか。
ハード・コアを核にもつ彼らの場合には静から徐々に登り詰めるバースト部分がヘヴィなヴォーカルで織りなすカオティックな表現になっているが従来のハード・コアのイメージを完全に超えている。もはや、ちっぽけなジャンルの壁など不要に思える。
ヘヴィネスからアンビエントへ、プログレッシブに展開するサウンドはロックの可能性を拡げていくものだ。
ハードコア界を牽引するレーベルハイドラ・ヘッドを主宰するアーロン・ターナー率いるバンド、アイシス。
深く深く、漆黒の藍が広がる群青の海溝へ大きくうねり、旋回しながら私たちを連れて行ってくれる。
・「異次元」
音はヘヴィーでラウド、なのに癒し系という矛盾。アンビエントでありサイケデリックでもありイージーリスニングでもありへヴィロックでもある。
・「21世紀のブラー」
これはデビューから「Music Is My Rader」までのブラーの音楽の、03年当時の集大成的作品と言えるし、未知の境地へ踏み出した記念碑的作品でもある。グレアム不在というのは確かに大きいし、大きいからこそこの作品以降デーモンはグレアムのカムバックを待って次作を長引かせているわけだ。だがこの作品はグレアムの不在が好を奏している所も多々ある。民族風へなへなギター(デーモン)に、がっちりとしたリズム隊このコントラストが何とも居心地のいい音楽を作り出している。アフリカやキューバ音楽、アメリカのインディロックにエレクトロニックな要素、イギリス的ポップセンス。いずれもブラーを形作るのに不可欠だったし、これをうまく混ぜ合わせ結晶化させたのが『シンク・タンク』だった。グレアムはブラーの「個性」としてのキャラクターや演奏や音楽を提供し続けていたのだが、脱退したとしててもブラーはブラーでしかない。もちろん個人的には次作には戻ってくることを願ってるけど、3人のままじゃブラーでなくなると言えば絶対違う。彼の脱退がターニングポイントになるとすれば我々はブラーを聞き続ける価値はあるんじゃないだろうか。これほど素晴らしい作品を作ってくれたのならまだ聴き続ける価値はあるんじゃないだろうか
・「ゆったり♪」
BLURの4年振りの新作。本作で聴ける楽曲は、マリの民族音楽にエレクトロニカ、パンクロック、ブルースなどをむりやり混ぜた様な独特のサウンドになっている。製作の一部をモロッコで行ったり、現地ミュージシャンも起用している。この方向性を受け入れる事が出来なかったグレアムはバンドを脱退してしまう。仕方ないので本作のギターは全てデーモンが弾いている。テクニックはともかく面白いスタイルのギタープレイが逆に本作の方向性には合っているのが可笑しい。プロデューサーとして参加しているFATBOY SLIMやオービットのセンスは、本作のモダンでいて古さを感じさせない音作りの要因の一つであろう。それぞれの曲を解説。2曲目「OUT OF TIME」ポリティカルソング、ひたすら切なく美しいバラードである。私はこの1曲の為だけでも本作を買う価値は十分にあると考えている。UKチャートではベスト5入りを果たしている。3曲目「CRAZY BEAT」これはノーマンの色が濃いのかなぁ。POPなダンスロックソングになっている。まぁ、ソレがBLURといえばそうなんだけど。5曲目「ON THE WAY TO THE CLUB」もメランコリックな美しいバラード。間奏がオービットぽくて個人的には嬉しい。民族色の激しい「MOROCCAN PEOPLES」確かにBLURの楽曲以外の何物でもないのだが、モロッコ臭さ(笑)に嫌がる人は多そうです。ラスト「BATTERY IN YOUR LEG」唯一グレアムのギターが聴ける曲である。バンド結成時の、過ぎ去った日の事を歌っているバラード。音の作り方がD・ボウイの「SPACE ODDITY」に似ている。色々な感情や時間が凝縮され渦巻いている。とても心にクるピアノの音も相成って切な過ぎるサウンドが胸を撃つ。全体的に見るとロック色は減ったかもしれない。「バンドが大人になった」とアレックスが言っているが、本作を聴くと成る程と頷ける。確かに今までの作品に比べると若者には退屈かもしれない(笑)
・「メガネ、メガネ」
グレアムがいなくても、すごく良い!!デーモンの音楽に対する知識とそれを実践する姿勢にただ、驚くばかり。 グレアムのいるシンクタンクを聴いてみたいのが本音。
・「いつまでも聴いていたい」
もちろん過去のブラーも大好き。好きな曲は挙げたらきりがないけど、シンクタンクは特別です。最初はやっぱりシングルカットされたCrazy Beatに耳を奪われて、次第にOut Of Time、Moroccan People、 Ambulance、と一聴地味な曲の魅力が静かに心に迫ってきて、一過性の熱ではなく、じわじわとはまっていきました。それにどこか温かい。03年のサマーソニックのため数々買ったアルバムのなかで、いつのまにかこれをヘビロテしていました。ほんといつのまにか。心に残るアルバムです。今聴くときはCrazy Beatは飛ばして聴きますが;(ライブではいいんですけどね)10年後も聴いてると思います。
・「blurのturning point」
blurというbandは5thアルバム以降それまでの自分達のColorを払拭するが如く半ばがむしゃら気味に変化を続けてきたbandだ。しかし変化を続けててもどこかに消えない(消せない)blurっぽさが残る。Damonの音楽性的なものなのかメロディの良さなのかポップさなのかひねくれ感なのか・・。そんなどこかに残るblurっぽさ、私は凄く好きである。 この作品は混沌とした中で制作されGraham不在の寂しさはあるけれども、むしろ彼抜きだからこそ出来た類の作品としてはこれ以上ない傑作ではないだろうか?そしてGraham不在の影響か?全体的にも雰囲気は変わったけれども確実に《俺達はblurなんだよ》感は残っている。
ブラーの次回作がどのようなメンバーで作られるかわからないけれどThink TankはGrahamが抜けた作品としてだけでなく、内容的にも今後のBlurをを語る上で欠かせないturning point作品になりそうだ。
・「An introduction to takui」
初めて「Calling You」を聴いたのはアンビリバボーのエンディングにてだが、Takuiの曲だとは知らず(むしろTakuiの存在を知らなかった)「あの曲は誰の曲だったのだろう」とつい最近まで考えていた。が、ふとしたことで最近になってTakuiを聴くようになり、この曲がTakuiの曲だと知り、即購入した。
ポップ調のキャッチーなフレーズにTakuiの声がよく合っていて聴いていて気持ちがいい。普段のTakuiの曲に比べ、特に強調するボーカルコードはないが、曲がそれを必要としないので逆にスムーズに歌いあげるTakuiの統一した歌声が曲を引き立てているので◎。歌詞と曲調が合った、なんとも素敵な一曲だ。歌詞は一度でも長距離恋愛をした人が聞くと頷けるところがあるのではないかと思う。英文が少々意味不明(何を言いたいのか判らない)なのが玉に!傷だが、あまり深く考えないようにしている笑。
あとこの曲の他に2曲このシングルに入っているのだが、いい選曲をしていると思う。元気一杯の曲、結構ハードな曲とTakuiの歌う曲の範囲の広さを強調している。また、あまり音楽として方向性を問われない「Calling You」に比べ、「X-ray man」や「To the max」はTakui独自のビートロール系ロックを代表する曲目だ。多分、初めて「Calling You」でTakuiを知った人は少なくはないだろう。なのでこの曲から入り、Takuiがどんな音楽をやっている人かを知るにはいいスタートになるシングルだと思う。
・「〔*x*〕」
昔からライブであたためられてきた曲だけにアレンジもよく練ってあってすごく聴き心地が良いと思います。カップリング含めTAKUIの守備範囲の広さが伺える一枚になっています。
・「TAKUIの中で一番好きかな…」
卒業の頃に私は聞きましたが、歌詞が当時の自分とシンクロして凄い心揺さぶられました。
TAKUIを初めて聴く人には是非オススメです。歌の上手さと綺麗さが出ていて聴きやすいですよ。
・「惜しい、実に惜しい」
ものすごーく歌が上手いです。曲も良くできてます。
ひっじょーに残念なのが途中英語で歌うところ。無理して英語で歌わなくても日本語で良いのに~
それさえなければ星10個です。
・「ジャケ&サウンド見事な傑作。」
ビートルズは前作の「ラバーソウル」から音楽が変わりつつある、トップの「タックスマン」はジョージの名作です、見逃せないのがポールのベースです。タイトで非常に格好いいフレーズになっている、「I'm Only Sleeping」ではテープの逆回転を用いた曲になっており。
カセットデッキを再生中にリバースを押し続けると。これと似た音源が実感出来ます。
「Eleanor Rigby」バイオリン、「Got to Get You into My Life」グラスなど、この時代にして、この音楽性はまさに驚きの一言につきます。
サウンド1つをとっても実にビートルズの才能が光る!楽器のプレイもさることながらボーカルも素晴らしくよく完成度の高い名盤です。
中期のアルバムでは、欠かせない最高アルバムですから買っておきたい一品でしょう。
・「分岐点」
あまり自分のことを書くのはどうかと思うのですが、Beatlesの日本公演に行ったこともあるのが生涯の自慢である私としては、このアルバムは、ある面、Beatlesとの関係の分岐点になったものです。上手く説明できないけれど、Beatlesがなければ夜も日も空けぬ時代から、彼らがこうやって変わるもしくは成長するのなら、自分だって、彼らと距離を置いてもいいのではと、中学生の分際で思ったものです。今、古いブルースに凝ってますが、このアルバムをきっかけに全く別の音楽を探してみようと思い、たどり着いたわけです。
ちょいとわかりにくいかもしれませんが、それくらい、このアルバムは、インパクトがあって、その後のBeatlesとの関わりを変えたことは確かです。 それを肯定的に見るか、否定的に見るかは、それぞれの感性でしょうが、少なくとも私もここで議論されている論点にそっていうなら、最初から順番に聴いてきて、このアルバムで、「理解」を超えて、他に手を出したクチです。 そのことは、今となっては感謝していますけど。
ちなみに、1967年当時の雑誌を見ると、多くの音楽評論家が、このアルバムの評価に悩み、表現は悪いけど、人気絶頂のBeatlesには逆らえないから、「壮大な実験」とか「時代の先取り」とか、無理して書いてるなあ・・・という感じですね。
・「ビートルズのアルバムを購入するのが初めての方へ」
もし、あなたが、これから初めてビートルズをきちんと聴いてみようと思ってどのCDを買おうか参考にこのレビューを読んでいらっしゃるのならば、「リボルバー」から始めるのはあまりお勧めできません。 もし、ビートルズの全楽曲を集める覚悟が出来ていらっしゃるのあれば、ファースト・アルバムの「プリーズ・プリーズ・ミー」から年代順にビートルズの音楽的軌跡を追体験することをお勧めします。ビートルズのアルバムはそれぞれに持ち味があり、「イエロー・サブマリン」を除くどのアルバムも代表盤に成り得ますから。オリジナル・アルバムからもれたシングル曲は「パスト・マスターズvol.1&vol.2」でフォローしましょう。 そこまでの覚悟がない方にお勧めなのは、ジョージ・ハリスンが選曲した通称赤盤「1962-1966」と青盤「1967-1970」です。ビートルズの数ある編集盤の中ではこれがベストです。ただし、ビートルズは古典的教養として全曲脳に刷り込んでおいても損は無いということだけは付け加えておきます。コスト対効果を考えるなら「イエロー・サブマリン」は外しても構わないかも知れません。 本題の「リボルバー」ですが、私がビートルズが初めての方にお勧めしない理由は、①先に紹介したジョージ選曲のベスト盤に「リボルバー」からは「エリナー・リグビー」と「イエロー・サブマリン」の2曲しか選ばれていない。②しかも、この2曲は「リボルバー」の全体的コンセプトを代表する曲ではない。 すなわち、このアルバムはビートルズの中でもどちらかと言うと特殊なアルバムだと思うのです。19世紀のシューベルトと比肩しうる20世紀最高のメロディーメーカーとしてポール・マッカートニーが才能をいかんなく発揮した「エリナー・リグビー」「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」「フォー・ノー・ワン」が収録されているとは言え、やはり、このアルバムの真骨頂はジョン・レノンとジョージ・ハリスンが実践したサイケデリック・ロックであると思うのです。 歌われている歌詞の内容がサイケデリックであるか否かはともかく、ジョージの「タックスマン」とジョンの「シー・セッド・シー・セッド」の2曲はポップスという形式にかろうじて留まりつつサイケデリックな感覚を音楽的表現にまで昇華した奇跡的な作品です。サイケデリック・ロックに分類される数多くのミュージシャンの残した作品群の中にも「リボルバー」のように真にサイケデリックな音楽的表現に到達しえた作品を私は知りません。アルバムの冒頭の曲に入る前の「one,two,three,four,・・・」という掛け声からすでに衝撃的な音が展開されます。彼らの音楽的アイデアを商品としての音に仕上げたジョージ・マーティンのエンジニアとしての手腕にも注目して頂きたい。
・「ジョン・レノンの先見性に脱帽」
アルバム最終トラックの「トゥモロー・ネバー・ノーズ」で使われたサンプリングという手法をいちはやく導入したジョンの先見性には脱帽だ。考えてみればビートルズほど先進的なバンドがいただろうか?プログレ(前衛的、先進的)って意味だが、本当はピンク・フロイドやキング・クリムゾンが出てくる前にビートルズが全てをやりつくしていたのかもしれないなぁ。このサイケデリックな作品にはジョージの曲も3曲収録されているけど彼の曲に耳を澄ましていると彼もまた先見性があったように思えてくる。そして何気なくつぶやくだけで曲のタイトルを決めてしまうリンゴ・スターもある意味先見性があるように思える。ビートルズは芸術性(ジョン、ジョージ、リンゴ)と大衆性(ポール)を高い次元で融合した金字塔だ。
・「現代のリスナーにはこれを薦めます」
66年生まれでBEATLESにのめりこんだのも母がなんとなく買った赤盤がきっかけだった後追い世代の私には、「ついていけなかった」という気分とは少し違いますが、小学生の時初めて聞いた「リボルバー」は確かに理解できませんでした。 20年くらい前の話になりますが、雑誌FMファンの創刊20周年記念号の特集がBEATLESで、武満徹と村上龍の対談が掲載されていました。武満の言葉から、彼が同時代に無理なく理解していたことがわかります。武満による評価は今読んでも違和感がありません。やはり、聴く人が聴くと違うのでしょう。 私も成長するにつれて、はじめはポールのスローテンポの曲が好きでしたが、中学生の頃は「And Your Bird Can Sing」のツイン・ギターがとてもカッコ良く思えたり、高校生の頃は「イエロー・サブマリン」もやっぱりいいなと思えたり、それから、理解不能だったジョンやジョージの曲に完全にはまってしまった時期もありました。 もし、多種多様な音楽を聞き込んでいる現代のリスナーからベスト盤以外で何か1枚薦めて欲しいと言われれば、私は自信を持ってこの「リボルバー」を薦めます。
●8
・「最強のエンターテインメント盤」
高い精神性と、おなじみのきわどさが渾然一体となった楽曲群は、彼らの魅力を余すところなく伝える。実際いつ誰とカラオケに行ってもイエモンの人気の高い理由が納得できる。このアルバムにはシングルもかなり入っているので、お得感もある。活動休止は大変残念だが、彼らの業績を再評価する好機であろう。
・「ぞくぞく」
吉井さんの「いい声」が満載されている。どれをとってもぞくぞくする曲ばかりだ。 何度聴いても聞き飽きない。 シングルカットされた曲はもちろんだけど、 その他の曲がまた魅力的。 イエローモンキーらしい、綺麗な中にちゃんと毒がある。 中毒になる一品。
・「イエモン最後のオリジナルアルバム」
最初聴いた時は『イエモンらしくない?』とか『無理矢理作ったような』と良い印象が無かった。でも改めて聴くと今でもお気に入りの曲が多い。ベスト盤『MOTHER OF〜』の初回版のDISK3にはずいぶんこのアルバムの曲が入っていたっけ。作風としては初期イエモンのアングラ的退廃感が減って、今の吉井さんのソロの世界観に近い。演劇的なフィクションの世界より現実に根ざした感情や喜びや葛藤の歌詞が多い。バンドの演奏も悪く無いけど、バンドとしてのイエモンを堪能したいならPUNCH DRUNKER辺りを聴いた方が良いかも。個人的には『聖なる海とサンシャイン』が好き。この曲は色々なアレンジが存在しててわかりづらい曲なんだけど…。シングルバージョンを聴いた時はピンと来なかったけど、アルバムのアレンジは良いと思う。昔のような元気なイエモンでは無いけど、『長い夢の終わり 迎えるだろう』の辺りとか聴いてて思わずグッと来るような情感がある。
・「切に復活を待ち望む!」
ザ・イエロー・モンキー活動休止前の最後のアルバム。ひりひりと痛いような純粋、濃厚なメッセージの凝縮された1枚です。かつてこれほど暴力的で、切なくて、いとおしい音楽があったでしょうか。ザ・イエロー・モンキー特有の、毒っぽい歌詞と美しいメロディラインのはざまに、初めて彼らの素直な弱さと脆さを見た気がしました。前作から2年6ヶ月、その間の迷い、うまく言えない難しい感情の渦まき、壮絶な戦いの軌跡が、ここに克明に浮かび上がっています。10の「♪夜よ負けんなよ朝に負けんなよ 何にも答えが出てないぢゃないか」という歌詞を聴いて、あなたは何を感じるでしょう。いずれにせよ、このアルバムを最後に、バンドは無期限の活動休止期間に入るわけですが、インディーズ時代から不変のアイデンティティを、とてつもなく高い次元で再構築した名盤だと思います。
・「第2期 THE YELLOW MONKEY?」
私の中では「THE YELLOW MONKEY」は第1期と第2期に(勝手に)別れています。というのも曲自体が「パンチドランカー」まで(シングルでは「SO YOUNG」まで)とは変わっていると思うからです。それはやはりコラボレーションが大きな原因(悪い意味じゃないです)といえると思います。ですがやっぱり曲は「THE YELLOW MONKEY」なんです。「バラ色の日々」や「カナリヤ」などは特に。個人的には「Heart Break」は入れるのなら「バラ色の日々」のカップリングの方を入れてほしかったです。私としては「GIRLIE」をお勧めしたいです。映画「弟切草」のテーマ曲なので聴いたことがあるという方がいらっしゃるかと思うんですけどStringsがハンパじゃなくキレイなんです。Stringsアレンジは確か外国の方がされたんじゃなかったかと思うんですけど(違ってたらスミマセン)気分をものスゴク盛り上げさせてくれるんです。あと、エマさんの最後のほうの1オクターブずつ上がっていくGuitar Soloも好きです。「峠」という曲もそうなんですけど「THE YELLOW MONKEY」って2ndアルバムの「シルクスカーフに帽子のマダム」、3rdアルバムの「Merry X'mas」、5thアルバムの「空の青と本当の気持ち」、6thアルバムの「人生の終わり (For Grandmother)」などといったそれぞれのアルバムの中でも特に名曲と呼ぶにふさわしい曲をアルバムのラストに持ってくることが多いですね。
そういえば「バラ色の日々」のシングル発売当時TVでPVを見たら吉井さんがバッハみたいな頭になっていてビックリしたことがありました(笑)
P.S 「イエモン」と呼ぶのが好きではないのであえて「THE YELLOW MONKEY」と書かせてもらいました。
・「才能爆発」
結婚→出産→Yen Town Band→
というようにキャリア中,公私ともに最も話題が多かった頃に、最終兵器的に発表されたソロ。キッチュでポップでエキセントリックで、、という一連の「女の子」的パブリックイメージが全方位に向けて爆発されたような会心作。
文句なしに最高傑作であると断言できる。
音楽的にはあくまでソウルがベースで、圧倒的な歌唱力がその他の似たような路線のアーティストと一線を画す武器になっている。
実際、パッと見似たような事をしてた人たちはみんな消えたが,この人は残った。スタイルはR&Rだったりエレポップだったりしても、あくまでソウルシンガーとしての中心線から一歩もブレないあたりが本物のプロの証か。
逆に言えば、この根本的なブレのなさが,他の分野も取り込む事が出来る柔軟さを許している。CharaはなにをやってもCharaなのです。
もう10年近く前の作品だが,今の若い人たちこそが聞くべきだろう。純然たるソウルやR&Bではないが、しかしこはソウルミュージック意外の何者でもない。しかも本物の。
・「Chara初挑戦の方へ」
Junior SweetはCharaにチャレンジしてみようかなって方に、じゃあ最初はこれ聞きなよっておすすめできるアルバムだと思います。まああの名曲「やさしい気持ち」「タイムマシーン」が収録されていますし、全体的にCharaの中では比較的聞きやすい・わかりやすいってイメージなんじゃないかな。これは別にけなしてるわけじゃなくって。聞きやすい・わかりやすいけど、奥が深くってじーんとくる楽曲ばかりですよ。「私はかわいい人といわれたい」「愛の絆」「勝手にきた」が特におすすめです。「私の名前はおバカさん」なんて聞きながら歌いながら泣いてしまいそうになります。ゴスペルっぽい「せつないもの」は聞いているとCharaの声に包まれてふんわりと空にのぼっていっちゃいそう。
・「やっぱりチャラだな」
「やさしい気持ち」「タイムマシーン」などヒット曲が入ったこのアルバムは、今までのチャラ要素を残しつつも、更にキュート&プリティーな作品に仕上がっている。最初から最後まで、何度も何度も繰り返し聞いて欲しい。聞くごとに味わい深く、可愛らしく、何度聞いても飽きない良さがある。
・「愛と生」
日本で唯一の華やかな個性を持つ女性アーティストchara。
愛を込めて作られたこのアルバムには心の強さと弱さを、隠すことも偽ることもなく素直に受け止め表現している。可愛らしい色、愛くるしい声、優しさの溢れるメロディー、何で人はこんなに愛を求めるのか、聴いていると安らいでその意味が少し解る気がする。
・「テーマは愛」
ジャケットからもわかる通り浅野忠信さんと手をつないでの愛にあふれるチャラさんのアルバム。全曲愛に満ちた幸福が聞く人たちに伝わってくる暖かい「LOVE ALBUM」。
・「感覚的作用の著しい音響。」
元flipper's guitarの片割れにして日本を代表する音楽家小山田圭吾によるソロ、corneliusの5th album。 前作から5年ぶり。
1つ1つの音に対するこだわりがとても強いです。1つの音を奏でるにも、その位置、尺や音響、エフェクトのかけ方、tonalityに関してとても計算されて楽曲が組み立てられていて、それでもとても聴き易く、popとして受け止めることが出来ます。 音はかなり電子音楽方面に偏っていて、delayやauto pan、arpeggiatorなどが多用されていることから、idmやelectronica等をかなり意識しているんだろうと思われますが、生楽器も多用されているので人力によるオーガニックさも十分に感じられます。
テクニック方面の話はともかくも、"sensuous"と言うタイトルどおり、とても感覚に訴えかける作品でもあり、ヘッドホンで大音量で聴くことによって、聴覚から音が入力されて視覚やら精神やらにも干渉したりするような感覚に陥るのです。 音楽がそれ自体でヒトにある種の感情を生み出させてしまうような、彼の伝えようとしたことが、言葉を介さずにダイレクトに体全体に伝わって、彼の感情に心ごと満たされてしまうような、そんな作品です。
天才が努力した結果てのはこういうのなんだろうと思ってしまいます。
・「考えるな。感じよう。」
およそ5年ぶりのコーネリアスの新譜。全体のトーンは前作「Point」で得たミニマムな実験性が踏襲されていますが、より音の遊び方がぶっとんでいて、タイトル通り「感覚的」なアルバムとなっています。カラダが「気持ちいい!」と思わず反応してしまいます。これはたぶん飽きないですねー。かなり音がよいのもその一因です。
たたずまいが最近は落ち着いているので、以前のような派手さは感じられないかもしれませんが、間違いなく彼の最高傑作だと思います。おそらく何十年も語り継がれる、邦楽の代表作となるでしょう。
・「春の嵐」
5年振り、ますます寡作に拍車の掛かる元渋谷系のプリンス。
今作の特色は、キャリア中初めて、「前作の延長線」に有る作品となったという点か。まずそこに驚いた。
これまでを振り返ると、とにかく真っ当なポップミュージック=1枚目情報を詰め込めるだけ詰め込んだカオス=2枚目そこからポップにまとめた=3枚目更にそぎ落としてひたすらシンプルになった=4枚目というのがこれまでの流れとすれば、今回は極限まで引き算を続けたといった感じ。
目指す場所についに辿り着いた感じ。音の一つ一つがまるでガラス工芸品のように選び抜かれ、磨き上げられている。
明らかに、彼にとって一つの時代の終わりとなるだろう。
今後またガラリと方向性を変えるのではないかと思う。果たして彼に新たな地平へと進む力は残されているのか。
気になるのは、小沢某といつの間にかやっている事がどんどんリンクしてきている事。もしかしたら、、、なんて思ったり。
・「知覚と感覚の音楽空間」
コーネリアスがPOINTの次に何を創ってくれるのか、コーネリアスリスナーとファン待望のアルバム。「wataridori」,「MUSIC」はPOINTからの流れを感じる「視覚・ヴィジュアルの音楽描写」でMUSICはエフェクトされていない小山田君のヴォーカルとギターというシンプルかつ世界の広さを感じられる音。「BREEZIN」「like a rolling stone」(ライブでの音がまた凄かった)は聴いてる人(リスナー側)と作り手(コーネリアス)の知覚や感覚も音を通して再構築されておりしかも心地がよい。音楽を通していつもと異なる世界が見える。-時間・空間・感覚・永遠-という端的かつ現象学的な詞がそのまま音にのっている心地よさ。ポップなアプローチのままどこまでもモダンに遊び心も満ちている真摯な音作り。CMに使用されたgumやフランク・シナトラのカヴァー「SLEEP〜」PVと一緒に観たい「BEEP-IT」など・・・統一感では「POINT」のインパクトとはまた異なる”現在”のコーネリアス・サウンド。音楽と日常の解体と構築、言葉では言い尽くせない音楽の魅力と可能性を感じるアルバム。
・「素晴らしい」
前作である名盤POINTに勝るとも劣らない傑作だと思う。ピカソの絵のようなわかりにくさと絵本のようなわかりやすさを兼ね備えている。最初の曲は特に興味深い。目をつむってヘッドフォンに集中すると「音が見える」ような感覚に陥る。更にアルバムの最後と最初が繋がっているのでリピートにすると終わりがなくなる。時間があれば一度はやってみたい最高の贅沢である。
・「絶美」
90年代を代表する、まごうかたなき名盤。すべての楽曲において、独自の世界観が貫徹されており、素晴らしいというほかない。
特に(1)SO YOUNG はスウェードの官能性がゆらめく圧倒的な名曲だ。冒頭の水が滴るような音色のギター。その衝撃も冷めやらぬうちに、ブレット・アンダーソンの粘着質の声、バーナード・バトラーのたゆたうようなギターが絡み付いてくる。そして、後半部分では華麗なピアノが展開される。それらのすべてがスウェードの美学を完璧に体現している。
・「90年代、英国ロックの名盤」
1曲目のソーヤングからして、この張り詰めたイントロ、美しいボーカルにバーナードのギターが妖しくも絡みつくといった具合に中毒のように何度も何度も繰り返し聞いてしまう。アルバム通して冗談やギャグっぽさなんて微塵もない、大真面目なバンド。ボウイのジギースターダストが持ってる張り詰めた緊張感が味わえる貴重な1枚です。最後のネクストライフも時代錯誤もいいとこ。でも美しいです。
・「個人的には90年代最高の一枚。」
グラムロックにインディーギターポップ等の要素を加えて、90年代に新しい形で表現している。耽美的、幻想的なブレット(vo)の歌声には、拒否反応を示す人と、その世界に引きずり込まれる人に分かれる。後者の場合アルバムをコンプリートするはめになるケースが多いので注意が必要。 バーナードの"まるで歌っているかのよう"なギターも凄まじい。 デビューアルバムにありがちな「若さゆえの勢いだけ」でなく、ソングライティングも素晴らしい。
・「ROCKの美」
最初「SO YOUNG」を聴いた瞬間、あ、イエモンのアイディアはこんなとこから来てたのかもと思ってたら、国内盤のレビューを見たらやっぱりその通りだったようで。しかし、今作のグラムロックの官能さが色濃く受け継がれてる世界に、吉井がはまる理由もわかる素晴らしさを自分も感じた。
ヴォーカルがファルセットを使うのも魅力の一つだ。ファルセット手法は、最近様々な所でよく見かけるようになり、エレクトロニカ等でも「美」を作り出す重要なファクターになっていたりする。しかし、それだけではまだ無機質な「美」。そこに耽美的な詞と、それを切なく奏でられるギターが加わり、ロックに、そして人間的で生理的な感覚、エロチシズムを彼らは生んでいる。それがSUEDEの官能さの特徴の一つだと今作から強く感じた。勿論ライティングセンスが甘く激しいラインであることも、ロックの魅力そのもの。衝動とセンチメンタルが燃え上がるSUEDEの迫力がつまっている一枚だ。
・「先にthe tearsを聞くとよくない」
suedeを知ったのがthe tearsにハマッたからだった普通と逆パターンの私には、この音楽は正直受け入れるのが難しかった。ポップテイストの強いthe tearsと違って官能的な音楽のsuedeは同じ歌手が歌ってるとは思えないほど対極的に感じた。もちろん、このアルバムは悪くないと思うし、高評価の人が多いことからもこれは名盤なんだとは思う。ただ、先にどちらに出会っていたかで私の感性がsuedeになじめるかどうかが決まってしまっていたのかもしれない。
●生活
・「聞く人を極端に選ぶアルバム」
このアルバムはエレカシ史上もっとも聴く側の人間のことを考えていないアルバムだと思います。宮本の心情をそのまま表したような音楽と歌詞。「引きこもりたい」だの「死んでしまおうか」などと言ってます。
このアルバムからギターを始めた宮本の下手な演奏がボーカルと一緒に大きな音で録音されていて、バックの音はやや小さめ。上手いのに。
個人的にはエレカシの最高傑作だと思います。曲は正直そんなによく作られているとは思いませんが、聞き手に訴えるとんでもない力をこのアルバムはもっています。
・「宮本の鬼才がここにあります」
デビュー以来宮本の強烈な個性と詩的才能は一部の音楽関係者とファンにしか認められず、宮本自身最悪の状況の中で世に出た作品。暗闇の中から聞こえる苦悩の叫びのようでもあり、諦めの溜息のようでもある。苦悩と諦めに満ちた独白を絶叫する曲はヒットチャートとは無縁の存在。
しかし宮本の鬼才の全てを叩き込んだ「生活」は、誰もが持つ心の弱さや不安、後悔の感情を見事に抉り出し、増幅させる。聞き流すといった安易なスタンスを許さず、正面から対峙し宮本の一言一言を聞き手自身の苦悩として聞くことを強要する。
多くの人がエレカシから距離をおく理由の一つが不快感を感じるということだが、この不快感は触れられたくない自分の暗部をさらけ出されるからであり、「生活」はその究極の作品。!
しかし、ただ不快なだけでなく、それぞれの曲の音楽性は非常に高く、表現力・歌唱力・情景描写は素晴らしい。中でも「月の夜」は、はかなく美しい月光の情景と世捨て人の悲しい心理情景が見事に表現され、エレカシ最高傑作の一つだと思う。誰にでも勧められる一枚ではない。自分の人生と対峙したいと感じた時が、「生活」を聴く時だと思う。
・「最高か最低か、問題作」
「カセットブックならよかったんだけどね」などと言う輩は、いったい何を聴いているのかと思う。が、言わんとしていることはわかる。いわゆる世間で言うロックというカテゴリーには当てはまらない作品である。
このアルバムはまずメロディがすごい。ロック、ポップスのメロディではない。そしてとても美しいメロディだ。次に詩が生々しい。永井荷風に憧れていた当時の宮本の古語文体と、丸っきり引きこもりな内容。そしてサウンドは、宮本のギターと唄以外はあまり聴こえないというバランス。宮本はこれまではそんなにギターは弾いてないので、ほとんど初心者である。一部ピアノも弾いている。
一枚聴き終えると、疲れるのだ。7曲だけど50分ある。しかし、絶望を救っているのはメロディの素晴らしさだ。
ソニーというバリバリのメジャーレーベルから、こんなアルバムを出したということがすごい。発売当時は(というか今日に至るまで)、全く話題にもならなかった作品。僕は「日本で初めてロックが産まれた」と思いました。このグシャグシャにひしゃげたアルバムを最高のロックとするか、最低の音楽とするかは聴き手次第。どちらかでしょう。
このアルバムがでて2年くらいして、ニルヴァーナの「never mind」が出ましたが、「生活」を知っている僕には何のインパクトもありませんでした。
星5つにするには抵抗があるが、このアルバムは23歳の若者の稚拙な情熱と圧倒的なメロディセンスの記録として、類を見ない作品である。
・「ずんどこ人生賛歌」
もはや私は20代ではありませんし、しかも女ですが、 男と女では人生に対して感じる風味というか、感性はそれぞれに違うとは思いますが、根底のところでは同じという気がします。 『どぶ川を夕日が照らし、表面が美しくきらめく、ただそれだけを見るために生きている』と言ったような詩にカタルシス。 というか『それでいいんだ』と思いながら生きていたい、という気持ちが沸々と湧いてきて…。
・「愚劣で無能でそれでも生きている」
この『生活』というアルバム以外にも、素晴らしいアルバムは当然ある。初期の頃に見られるロックンロール全開なカシマシも、レーベル移籍後のシンプルで洗練された曲も勿論大好きではある。でも、よく聞いたアルバムは、この『生活』である。もうどうしようもなく、退廃している『自分』が、自分の中にある人間なら否応無しにこのアルバムには反応してしまう。焦点の合っていない目で絶えず何処かを眺めながらこのアルバムを聞く。ボーっとして聞いていると、本当にあっという間に終ってしまうアルバムだ。
他のどんなものより、自分にとってセンセーショナルだったアルバム。
・「個性的アーティスト」
このアルバムが一番好きです。1stアルバムがハードコア寄りで、3rdアルバムがメロディー寄りなら、このアルバムはその丁度中間といった感じです。
曲の方をきいてみると、アルメニア色というんでしょうか?いい意味でクセのある感じです。中東系(アラビア系?)の音楽って感じです。そんな曲調の曲をこれほどハードな雰囲気にしている人たちはあまりいないと思います。このバンドは一味違うなと体感できるんじゃないでしょうか。
あと、曲順が非常に良いと思いました。初めの方は結構ハードコアっぽいコードでガツガツしてますが、曲が進むに連れてどんどんメロディックで泣きっぽい曲調に変わっていきます。なので、一曲一曲を結構大切に聴けました。
自分の中では名盤です。
・「名盤っす」
ただヘヴィなだけでメロディもなんもないヘヴィロックバンドが多かった90年代後半、個人的に急激にヘヴィロックに対する興味を失いかけた時期に登場したSOAD。表面的なハチャメチャぶりは若き日のRED HOT CHILI PEPPERSを彷彿させる部分もありますが、内包するメロディの充実ぶり、高度な演奏力、真摯なメッセージ等、素晴らしくレベルの高いバンドです。この作品はセカンドアルバムになりますが、他の作品もすべてお勧めです。
・「中毒」
爆撃のギターリフに俗に言う中東系なメロディ、超骨太のヴォーカルが他のへヴィロック・バンドとはかけ離れた存在となっています。“Prison Song”のっけからハイテンション。いきなり飛び出すギターリフは爆弾の様。前半の5曲はとにかく爆走して、代表曲の“Chop Suey!”リフは快速、サビはしっとりと、最後はピアノが加わり壮大なラストをかざります。8番の“Forest”も個人的に感動的なナンバー。突然おとずれるサビへの展開は本当にスケールが大きい。その後、これももはや代表曲の“Toxicity”へと続き、ラストを飾る“Aerials”で最後まで泣きのメロディを見せ付けられる。アルバム1枚通しての展開がすばらしく、他のバンドとは見てる世界も思想も違うのだとつくづく実感。快速で気持ち良いけど、見せられる世界観は壮大かつ感動的。そんなアルバムです。
・「ヴォーカル怪しいよね」
全米初登場1位を獲得したシステム・オブ・ア・ダウンの2ndアルバムです。やはりリック・ルービンの仕事もあってか変質、異質的なメロディーやリフも生き生きと躍動しまくってます。アルバムタイトル曲のToxicityかなりカッコイイです。それにしてもヴォーカルのサージ君って怪しすぎるよね、声もうさんくさいしまず顔がうさんくさい。まぁそれがいい味かもし出してるんだけどねwあとギターのダロン君はメタリカのラーズにそっくりだなww
・「高圧!!!!!!」
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・「墓場まで持っていくアルバム」
彼の最高傑作というとコレとInnervisionsで意見が分かれるところでしょうが、私はこのアルバムが最高傑作だと信じて疑いません。本人が人間として、またアーティストとして間違いなく絶頂期にあり、その充実感や幸福感がそのまま楽曲に表れています。きっと湯水の如く曲が溢れ出し、厳選しながらも必然的に大作に仕上がったと感じます。尺の長い曲も多いですが、飽きることはありません。
ちなみにLP時代は2枚組+EP1枚という変則でしたが、CDになって2枚に収まりました。Saturn以降の4曲がこのEPにあたります。一時は2曲ずつ各CDに加えるという暴挙がありましたが、この4曲は決してボーナストラックではありません。計算しつくされた見事な曲間や流れを是非味わってみてください。
言い忘れましたが、今回はSHM-CDでの発売です。この音質は驚きです。各パートの音像がはっきりして距離感がきれいに感じます。今までモヤッとした後ろで鳴っているハイハットの音やリムショットの音がここまで鮮明になるのかと感心します。録音技術は日進月歩ですが、まるで現在の最新録音機器でレコーディングされたようです。騙されたと思って買ってみて下さい。損はしませんよ。
・「音楽の喜びを知る鍵」
1976年発表の2枚組作品。収録された各曲は余りに多様で、一言では容易に表現できません。言い方を変えるとそれだけの豊かさが溢れているソウルミュージックだと思います。凝った曲、情緒的な曲、クールな曲、憂いを含んだ曲、人によって推す曲はきっと異なると思います。それは後年、この作品から幾多の引用が見られたことからも明らかです。しかし圧倒的に魅力あるボーカル、メロディ・メイカーとしての才能、そしてそれを最大限に活かす当時としては新しいテクノロジーを用いながらも「あたたかみ」あるサウンド、全編を貫くそうした魅力に異論を唱える人はごく少ないのではないかと信じます。
・「至高のスティーヴィー・ミュージック!!!!」
1976年のグラミー賞最優秀アルバム、単にソウルと言わずポピュラー・ミュージックと言わず、あらゆる音楽の中でも最高の成果のひとつである。
この前年までの4〜5年は最も脂の乗り切っていた時期で、1975年にグラミー最優秀アルバム賞を受賞したポール・サイモンはS.ワンダーに感謝の言葉を述べている、「今年は彼がアルバムを出さなかったから・・・」。
'70年頃にムーグと出会い、また様々な音楽に触発されて、爆発的に創作し続けた時期で、このアルバムはLP2枚+EPという変則的な収録であった。それでもまだ収まりきれないと感じる充実ぶりで、かつその内容はバラエティーに富み、当時聴いた直後に歴史に残る作品であると確信した。それほど途轍もない内容であり、聴きながら「次が出せるのだろうか?」と感じたのを覚えている。実際なかなか発表されなかった。
この2000年リマスター盤は音質がリフレッシュされていて、この芸術を堪能させてくれる。ハービー・ハンコックのエレピのウォーム・トーンが心地よい。
・「Stevie Wonderの最高傑作はこの作品でしょう。」
70年代中盤は正にStevie Wonder全盛の時代。Stevieがアルバムを出すとグラミー賞総ナメで他のミュージシャンに分はなかった。そのStevieの最高峰とも言えるアルバムがSongs in the Key of Life。これを聴けば納得が行く。何しろ曲がいい,とにかくいい。何でこんなにいい曲書けるんだろうと驚愕する程。当時のLPで2枚以上の大型アルバムは評論家には手厳しく批評されたりすることがよくあったが,これには評論家も何と批評するか苦しんだことだろう。私のお気に入りはLove's in need of love today, Have a talk with God,Village ghetto land,I wish,Knocks me off my feet,Pastime paradise,そして続くIsn't she lovely,Joy inside my tears,Black man,Ngiculela - Es una historia -I am singing,If it's magic,As,Another star,もう収録曲の殆どになってしまうが,この時代のStevieが如何に素晴らしかったか否応でも思い知らされる。90年代以降の洋楽しか聴いたことがない方,Stevieを多くいるソウルミュージシャンの一人と勘違いしている方,そして洋楽を全く聴かない方,是非聴いてみて下さい。こんな音楽あったのかと思えるほど素晴らしい作品です。
・「永遠の名作」
これはスティ−ビ−・ワンダ−が76年に発表した作品で、彼が70年代にリリ−スしたアルバムの内、最高傑作であろうと思います。(というか彼の全アルバムの中でも最高傑作)私が音楽の素晴らしさを知ったアルバムです。2枚組の作品なんだけど、ムダな曲なんて一曲も収録されていない、超名曲ぞろいの奇跡的な作品。
特にアルバム1枚目の「VILLAGE GHETTO LAND」や「PASTIME PARADISE」、「SUMMER SOFT」あたりは何十回聴いてもその度に感動してしまいます。
・「生まれて初めて「目から鱗が落ちた」アルバム」
私が米米クラブをはじめて知ったのは、ちょうどこのアルバムが出た頃だった。
その当時歌といえば、歌謡曲の流れを汲むアイドル・ソングしか知らなかった私は、「浪漫飛行」を聴いて脳がはじけたように真っ白になったことを今でも覚えている。それからこのアルバムを毎日、2年間は聞いたと思う。
そのうち、米米クラブがメジャーになってくるが、当初は「KOME KOME WAR」や「ファンク・フジヤマ」といったノリ路線でバンドを売っていたため、私が「米米クラブで目から鱗が落ちた」といっても、周りのみんなから「あんなコミックバンドがいいだなんて、マジで頭おかしい」といわれて、とても悲しかった記憶がある。
ご存知のとおりこの曲は発売から3年を経て、JALのCMの採用されて爆発的に売れるようになるのだが、それより前にローソンのバレンタインデー・セールのコマーシャルに使われてたってこと、どれだけの人が覚えているのだろうか。
まあ、そんな話はどうでもいいとして、このアルバムは米米クラブの最高傑作であり、文句なく星5つです。
・「この頃が一番よかった!」
これは同ソニー系列のTM NETWORKで言うところの『HUMAN SYSTEM』にあたるアルバムのような気がする。
音質はあまりよろしくないが全曲シングルカット可能であると思える程非常にクオリティーの高い70'sディスコを彷彿させるメロディアスな楽曲が最初から最後までズラッと並んでいる。米米最大の魅力であるFUNKの真髄と言ったところか。
後期の彼らは、らしくない(てっぺいちゃんのソロ的な…でも米米名義)バラードやある種ウケ狙いに走った感のある楽曲が増え、いろんな意味でバラエティーに富んだアルバムをリリースすることが多かった。
もちろん引き出しが多いのは悪い事ではないが、本来の彼らの魅力はこのアルバムにギッチギチに詰まっていると思う。
とにかく一度聴いてみてっ!!
・「まさに米米!の一枚」
シングルI CAN BEで米米を知ったのが確か12〜13才の頃。以来、すっかりファンになりアルバムも聴くようになりました。君がいるだけで、浪漫飛行などですっかりメジャーになりましたが私が聴き始めたころはまだ周りでも知られていませんでした。
個人的にやっぱり“これぞ米米!”と思える曲は初期の作品が多くSHAKE HIP! 、シュールダンスあたりのFUNKYな曲やマニアックな曲がたまりません。この作品も含めて、初期の米米はアルバム曲も名作揃いで聴き応え十分。
このKOMEGUNYも相当毎日聴きましたが、全然飽きがきませんでした。今聞いてみると石井氏の声が若いですね〜。色気のある声がすきです。1曲1曲が濃く、バラエティーに富んでおり 米米のエッセンスが詰まっているアルバムです。
・「いくつもの夜を語り明かした」
浪漫飛行を聴いて、びっくり。当時の学生生活を言い当てられたような歌詞でした。時間の自由が利いて、人と出会い価値観を共有しあうことに目覚めた頃、青い空さえ勉強になる!と思ったものでした。そうした想いを、言葉にしにくい感動を彼らは歌ってくれました。みなさんは、いったいいくつの夜を語り明かしたでしょう。このアルバムには米米らしいfunkyな曲もたっぷり。ぜひ聴いてみてください。今もなお、聞く価値があるアルバムです。
・「米米クラブ代表アルバム!」
米米クラブを代表するといっても過言ではないアルバム、あの浪漫飛行を含む全10曲、夏のドライブに最高です!米米のアルバムは多いのですが、何度も聞きかえすのはいつもこれ!車に積んでおきたい一枚です。
・「昔の中島みゆきではこれが一押し!」
昔の中島みゆきは電気を消した真っ暗な部屋で、一人でヘッドフォンで聴くのが正しいと個人的には思ってます。そこでどっぷりと中島みゆきの世界に浸れる人ならこのアルバムが最高ではないでしょうか。『元気ですか』は大胆にも朗読という表現方法をとっており、その表現力には脱帽で、『怜子』につながった時にゾクゾクするほど。『わかれうた』『世情』など有名な曲もありますが、上質な映画でも見ているような『ミルク32』や『お前の家』なども味わい深い曲。90年代以降、内容に合わせて声自体の巧みな使い分けが顕著な中島みゆきですが、このアルバムの時点でもいろいろな声で胸に迫る歌を聞かせてくれています。
・「みゆき様、ブレイクの名アルバム」
まず、タイトル。北川悦史子女史も、自作にこのタイトルを使ってしまいました(「云ってくれ 」と「言ってくれ」の違いはありますが。)。また「世情」は小山内美江子女史に、金八先生Part2の、故沖田浩之と直江喜一が警察連行されるシーンという、最大の山場でBGMとして使わしめた名曲です。みんな影響を受けているんです。代表曲「わかれうた」では冒頭から「道に倒れて誰かの名を呼び続けたことがありますか」ですよ。コアですねえ。曲にしていしまうことがすごいです。その他にも、「元気ですか」「怜子」「海鳴り」「化粧」「ミルク32」「あほう鳥」「お前の家」など、彼女のコンサートでは頻繁に耳にして、省略できない名曲のせいぞろいです。社会的に影響があった点でも☆5つ。
・「大ヒット曲『わかれうた』を含む、素晴らしい言葉たち」
朗読から始まる音楽作品・・・当時も今も珍しいですね。そこから強い感情の曲へと繋がってゆくというのが凄いです。そして、わかれうたでしょう。1つのドラマになっていますよね。どのアルバムを聴いても思うのですが、どれも身近な者達と言いますか、寂れた者達を丁寧に歌われていると思います。まさに、芸術は爆発・・。
・「受けとめる力」
哀しい。
この一枚を聴き終えて、率直に思う言葉。哀しい。
「暗い」などと安直な表現をしたい訳ではない。
人間の哀しさをみごとに哀しく歌い綴る中島みゆき。
余計なものは一切ない。
純度の高い作品たちを生む仕事もたいへんだが、それを受けとめる力も、同じくらい要求されるだろう。
ひとつひとつの歌に耳を傾けながら、彼女のまなざしを想像してしまう私。
「おまえの家」「怜子」「ミルク32」が、個人的にお気に入り。
・「世情はすごい。みゆきさんの思想の根が分る歌。」
「元気ですか」から「世情」まで息をつかせぬ作品たち。特に「世情」はすごい。単純に言ってしまうと誤解されるかもしれないが、「マルクス主義」をこんなに限られた言葉で詞にしてしまう才能。みゆきさんは全共闘世代でしたっけ?でも、出身大学がカトリック系だったので、色々な思想的影響は受けていると思う。個人的には「みるく32」が好きです。学生時代に何度も何度も繰り返し聞いた一枚。この後の「寒水魚」も名盤ですが、生々しさがある分こちらが好きです。
・「一ジャズ・リスナーが聴いたThe Roots」
私はジャズを中心にいろいろな音楽を聴いているのですがHIP-HOPについてはほとんど門外漢です。しかしThe Rootsは特にドラマーのクエストラヴのジャズ系ミュージシャンとのセッションを聴いて関心を持ち聴いてみました。ひとことでいえばクールな空気感がカッコよく70年代のソウル・ミュージックに通じるような雰囲気は気に入りました。逆にHIP-HOPシーンではこういう音が本当に受け入れられているのか心配になるほど少なくとも私が抱いているHIP-HOPのイメージとはかけ離れたものですね。クエストラヴのドラムには特に惹かれます。サンプリング・ネタに頼らないミュージシャンシップの高さにも好感がもてます。参加ミュージシャンのなかにサックスのスティーヴ・コールマン、トランペットのグレアム・ヘインズ、ヴォーカルのカサンドラ・ウィルソンの名前を見つけて少し興奮しました。三人ともジャズを基点にしながらもそこに留まらずに幅広い創造的な音楽を作っている人たちです。The Rootが好きでジャズに関心も持つ人にはぜひ彼らの音楽も聴いて欲しいです。
なおUKのサックス奏者スティーヴ・ウィリアムソンの1994年のアルバムJourney to TruthにはThe Rootsからクエストラヴ、ブラックソウト、ハブの三人が参加していて特にクエストラヴはほとんどの曲でドラムを担当しています。The Rootsよりも複雑なリズムや構成の複雑な曲を軽々こなすクエストラヴが素晴らしく、彼らのファンはもちろんジャズに偏見を持っているようなHIP-HOPファンには是非聴いて欲しいアルバムです。私がThe Rootsを聴いてHIP-HOPに対する意識が変わったのと同様にジャズに対する認識が変わると思いますよ。
・「roots is best?!!!??!」
geffenから出す前にtalkin loudから出たlpにdo you want moreが入っていて初めて聴いたそのときから毎年ライブに行くほど、はまりましたサンプリング無しにhhはないという価値観を壊したのはrootsであるというのは間違いないと思います!essaywhumanを聴けばscrachもhhのドラムパターンもすべて忘れてエレピとブラックソートの掛け合いだけでこのアルバムを買う価値があると思います純粋なjazzファンでも、いまの流行に便乗している似非jazz/hhにうんざりしている方がいるのであれば是非1度聴いて頂ければすべての音楽ファンに愛されている理由が分かると私は思います
・「夜に暖かな部屋でどうぞ」
巷に溢れるジャズチックなヒップホップ。大半は残念ながら耳障りが良く甘いメロディ以外に何ら残るものがない、模倣に終わっています。The Rootsはオーガニック・ヒップホップというスタイルを用いてメロウなだけに終わらぬ、悲しみや怒りをも飲み込んだ強靭な音を作りだしています。全体の完成度なら「things fall apart」を推しますが、瞬間に心に刻み付ける印象はこのアルバムが一番強いように思います。聞き込むたびにクエストラヴの乾いたドラムと、その間から流れ込むキーボードの柔らかな音色の虜になること請け合いです。「mellow my man」「what goes on Pt. 7」「silent treatment」の様な静かに淡々と紡がれるスタイルの曲が、やはり彼らの持ち味が最も活かされているように感じます。
・「セールス的には上手く行かなかったらしいが」
内容は全然逆です。だいたいどのHIP HOPグループも1st辺りが名盤とか言われていますが、彼らもこの1st(実際にはこれより前があるらしいが詳しく知りません、申し訳ない)が名盤の一枚とされています。実際ジャジーな(でも本人達はアシッドジャズには全然影響されてないそうです。)ヒップホップです。まぁ生演奏バックにラップするのですから当時は結構珍しかったんだろう事でしょう。後に出たライブ盤でもこのアルバムから結構収録されてます。逆にこの次のアルバムが全然入っていない程で、Things fall apartと並んで是非聞いてみてください。個人的にはThings fall apart以降はまた結構実験的な部分が増え音楽性の幅が増えた感じです(ロック的になったヒップホップファンにはこれを嫌がる人もいたようだ)この作品が最初にルーツが目指した音楽だと言った所でしょうか。サンプリング等がまだ使われていない点もポイントです。
・「ジャズ好き&ヒップホッパー集まれ!!!」
The Rootsは、しょっぱなから彼らが言ってる通り「100%オーガニックヒップホップ・ジャズ」なのです。他のヒップホップアーティストとは全く異なる彼らのテイストは必聴。ジャズが好きな人がヒップホップに、ヒップホップが好きな人がジャズにはまる可能盛大。ヒップホップアーティストに良くありがちな「水増しした曲」が一切ないのも彼らの特徴。一曲一曲カナリ深く作りこまれてます。あと、The Rootsにはボイスパーカッションでめちゃくちゃスゴイ人が二人もいます。あれは人間業じゃねぇ...
・「美しきノイズ」
ノイズとメロディ、という90年代初頭のアメリカロックが追い求めた課題を、最も美しく、しかし猥雑に描き切った作品。Nirvanaが、カートコバーンが、傷だらけになりながら辿り着いたのと同じ場所で、彼等はただクールに佇みノイズの洪水を響かせた。Nirvana,Dinosaur Jr.の諸作品と並び、僕の「ロック」への価値観を決定付けた思い出深い作品。
・「ソニックユース勉強中です3」
サーストンが前作であった欠点を今作でクリアしたというので、前作だって完璧じゃん?と思ったが今作を聴いてその意味がわかりましたのだ。前作も100点?と思いますが今作はそれより上をいってたのです。彼らのノイズは普通の人でいうハーモニーなのです。ただただやかましくやっちゃえー!っていうのとは違って、様々な色したノイズが右往左往に飛び交いそれを手品師のようにではなく、ハートでそのノイズを操るのです。ヘッドフォーンで大音量で聴けばそのノイジーなハーモニーってやつが分かるはずです!とまだ勉強中の身でありながら大きなことを言って申し訳ないのだ。あとひとつ言うと冷静に分析すると前作と比べてミドルテンポの曲が多いのですが疾走感が全くうせてない。痛快なのだ。重厚で重たいのに疾走感と表裏一体なのだ。とりあえずは#1#2を試聴して即購入していただければいいのだ。慎重な方は欲しくなるまで3曲目から順番に試聴してもらえばいいのだ。全曲聴いても気に入らない方は残念無念なのだ。次の機会をお待ちしておりますのだ。これからもぽんちゃんはソニックユースを勉強していく所存であります。尚、日本盤の追加トラックもかっこいい曲です。
・「ぜひ聴いてもらいたいアルバム!」
元祖アンダーグラウンドバンド、SONIC YOUTHのGeffenからの初期メジャーアルバム。曲の展開も、歌詞も大満足できる内容かと思います。このなんともいえないギターセンスは一度ハマると病み付きになること間違いなし。そのセンスは、まったくうらやましい限りです。ぜひ機会があれば聴いてもらいたいアルバムです。
・「Free Form Noise Punk」
このバンドのライブをみた経験があるが、それはもう完全なカルチャーショックだった。ギターを犯しているという感じだったな。彼等のスタンスは『売れセン』にこびない迎合しないというもの。なかなかできるもんじゃない。でこのアルバムはやたら緊張感がある、ひりひりするようなそれだ。このノイズの嵐は彼等なりの『時代を読んだ』ものなのだろう。冷徹な視線が厳しくてよい。ベルベットアンダーグラウンドから流れているノイズパンクの1バンド。聞く者を吸い込む磁場にあふれている。 10点中8点
・「100%だったのかな・・・」
緊張感と奇妙な躍動感そしてCOOLな感じが100%程よくミックスされ、タイトルに反して高尚ですらあると思わせる作品。グランジはあまり好きで無い人でも、ハマる可能性は高いでしょう。僕がはじめて聴いた時は、変な音の構成だなぁと驚きつつも、強烈な中毒性にスグにハマリました。その後3作ぐらいは聴きましたが、正直、これが100%だったのかなと思います。
・「ロックなスピッツ!」
この作品は、初期のスピッツで一番好きなアルバムです。タイトル曲や「アパート」など名曲がギッシリ詰まってるし、「波のり」なんかは草野さんの詞のセンスがでた良い曲だと思います。また「日なたの窓に憧れて」はスピッツのなかでも特に好きな曲です。やっぱり次の「クリスピー」からポップっていう感じなスピッツやけど、「惑星のかけら」などのロックなスピッツは格別です。
・「きっかけ」
スピッツにハマったきっかけは、このアルバムでした。全体の流れ(特に前半)が絶妙で、本当にどれも名曲だなぁと思う。幻想的で、心地よい夢の中にいるような感じ。ファンタジーな世界をここまで完成された形で作り上げることができるのは、スピッツしかいないんだろう。私がスピッツのすごいと思う所の一つは、曲がいつまでも古くさくならないところ。
このアルバムも、ずっと聴きつづけられる一枚になると思います。
・「「国民的」になる前のスピッツ」
無機質なグランジ風の音の印象が強いですが、幻想的な浮遊感を持つ、独特のスピッツワールドはこの頃から健在。
望む望まぬに関わらず、売れる歌を作ってしまうのが大物アーティストの宿命だと思うのですが、そんなプレッシャーから自由だった頃の若さと冒険心とロックスピリッツにあふれたアルバムです。
・「ロック」
スピッツのシングルからイメージされる癒しはあくまでもシングルイメージ。特にこのアルバムはバンド色・ロック色に満ちており、そのイメージを打ち破るにはうってつけです。でもどの曲からもスピッツらしい和み要素は感じられ、本当にお勧めのアルバム。
個人的に気に入っているのは、惑星のかけら(バンドサウンド)、アパート(切なさと純粋な音色)、白い炎(イントロとエロ隠喩)、日なたの窓にあこがれて(これは癒し)… ぜひお試しください。
・「大好きです」
癖はあるけれど、これぞスピッツと言う王道を貫いた名曲ぞろいのアルバムだと思う。初期の頃のアルバムにしては、雰囲気は最近のスピッツの傾向を暗示しているようで面白い。ロックな曲たちも勿論、アパートのようなバラードもあって深きも浅きもスピッツファンには必聴の一枚である。 個人的には「波のり」が大好きで、曲調・リズム・歌詞と、どれを取っても最高、スピッツの中で一番好きな曲なのだが、カラオケで歌うと時々引かれてしまったり、過去に某カラオケ番組にこれで出場しようとしたらカットされてしまった苦い経験も……(笑)。 このアルバム前後のスピッツの曲の雰囲気は随分印象が違っていて、彼らにとっても1つの転換の切っ掛けになったアルバムのように感じられる。とにかく一度お試しあれ。
・「色褪せない、ではなくて...」
約20年ぶりに聴きましたが当時中学に入学したばかりの時にはなかった発見も多いです。都会的でお洒落でせつない曲の数々...よく昔の曲に対して「今でも色褪せない」なんて表現しますが、私の感想では当時とは全く違った輝きを放っているなと思います。こんな現代に生きているからなおさら心に響くのかもしれませんね。最近のヒット曲がとても薄っぺらなものに思えてしまうほど素晴らしい作品、ずっと大切にしたい宝物です。
・「多くの人が求めた、騒がしかった時代の癒し空間」
最近「Re-Cool Reflections」なる、このアルバムのリニューアル盤が発売された。 それに合わせて聴き直してみた。 「Re-Cool」の出来映えも素晴らしかったのだが、その基盤となるこのアルバム自体の出来が良かったからだと改めて思う。
アイドル・テクノ・ツッパリが音楽シーンをにぎやかに占めていた当時、この作品は斬新だった。 収録曲でシングルとしても爆発的に売れた「ルビーの指環」に代表されるように、低音を活かした息張らない歌い方・アダルトな歌詞・キャッチーなメロディ・シンプルなアレンジが、全曲に施されていた。 多くの人が待ち望んでいた「癒し」の音楽がここにあった。
歌謡曲と呼ぶには、中高年に媚びていないし、ティーン向けではない。 ロックと呼ぶほど、派手さや華やかさはない。 だからと云ってこの作品を、「ニューミュージック」や「シティポップス」という、今や「死語」となったくくりで呼ばないで欲しい。 この作品は「ONE and ONLY」として、現在もこうして大きな存在感を残しているのだ。
・「今でも聴きます。」
ここまで完成されたアルバムは、今まで数枚しかないと思います。25年たった今でも、何かあると口ずさんでいる時があります。深みのあ