容疑者Xの献身 (福山雅治、柴咲コウ 主演) [DVD] (詳細)
「人を愛することの深さ、難しさを考えさせられる。」「容疑者X=堤真一」「良くまとめてた」
「おくりびと」オリジナルサウンドトラック (詳細)
久石譲(アーティスト), サントラ(演奏)
「切なく癒される映像音楽」「人間の尊厳の描写に久石譲の世界が」「饒舌すぎるのも困りもの」
Wanted (詳細)
Mark Millar(著), J. G. Jones(イラスト), Paul Mounts(イラスト)
パコと魔法の絵本 オリジナル・サウンド・トラック (詳細)
サントラ(アーティスト), SUBLE(アーティスト), Frog Will Eat Itself(アーティスト), 木村カエラ with 包帯バンド(アーティスト), 木村カエラ&包帯バンド(アーティスト), 及川リン(アーティスト), 小坂一也(アーティスト), Barbara Borra(アーティスト), 包帯バンド(演奏), ガブリエル・ロベルト(演奏)
「カエラの挿入歌はこれだけ!」
イーグル・アイ スペシャル・エディション (2枚組) [DVD] (詳細)
D.J.カルーソ(監督), シャイア・ラブーフ(俳優), ミシェル・モナハン(俳優), ビリー・ボブ・ソーントン(俳優), ロザリオ・ドーソン(俳優)
「もはやSFではない」「良い意味でスピルバーグらしい映画!!」「劇場観賞の評価です」
P.S.アイラヴユー (小学館文庫) (詳細)
セシリア アハーン(著), Cecelia Ahern(原著), 林 真理子(翻訳)
「共感できました。」「亡き夫からの「10戒」」「英語をわかっている人に訳を」「本の装丁は★★★」「原作はどうだろう?」
アイアンマン (ロバート・ダウニー・Jr. 主演) [DVD] (詳細)
「『スパイダーマン』以来の傑作ヒーロー映画。」「DVD より Blu-ray でリリースして欲しい作品」「コンキチ&ナターシャの絵本ナビ」「是非ブルーレイでの発売を期待したいです。」「試写会で見ました」
大決戦!超ウルトラ8兄弟 メモリアルボックス (初回限定生産) [DVD] (詳細)
八木 毅(監督), 長野 博(俳優), つるの剛士(俳優), 黒部 進(俳優), 森次晃嗣(俳優), 吉本多香美(俳優)
「この世界を、僕が守る」「全ウルトラファン達よ、「覚醒」せよ!」「本当の戦いは、これからだぜ!」「夢の共演っ!!」「だったら 新マン兄さん! 帰りマン兄さん!!(爆)」
イキガミ 1―魂揺さぶる究極極限ドラマ (1) (ヤングサンデーコミックス) (詳細)
間瀬 元朗(著)
「人生最後の1日を人はどのように過ごすのか!」「イキガミならぬ死神?」「残り寿命の通告を受けたヒトの取る行動が興味深い」「酷評をしている人」「イキガミを手にした若者の決断やいかに!?」
「さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン」オリジナルサウンドトラック (詳細)
サントラ(アーティスト), AAA DEN-O form(アーティスト)
Journey to the Center Of The Earth (詳細)
Andrew Lockington(アーティスト)
「麒麟の田村が本当に伝えたいこと・・・」「自分が同じ境遇にあったら…多分もう死んでる」「買ってよかった!」「上手い本じゃない。でも、いい本だ。」「ネタは何度も聞きましたが。」
幸せの1ページ [DVD] (詳細)
ジェニファー・フラケット;マーク・レヴィン(監督), ジョディ・フォスター(俳優), アビゲイル・ブレスリン(俳優), ジェラルド・バトラー(俳優)
最後の初恋 (詳細)
ニコラス・スパークス(著), 雨沢 泰(翻訳)
「素敵な女性に出逢えて嬉しかった。」「ちょっと、感動。」
ICHI (詳細)
サントラ(アーティスト), リサ・ジェラルド(アーティスト), SunMin(アーティスト)
映画秘宝 2008年 12月号 [雑誌] (詳細)
洋泉社
「町山、町山、町山 !」
ザ・フォール/落下の王国 特別版 [DVD] (詳細)
ターセム(監督), リー・ペイス(俳優), カティンカ・アンタルー(俳優)
イントゥ・ザ・ワイルド (エミール・ハーシュ主演) [DVD] (詳細)
「とにかく好きです」「戻る気はあったのに、不運にも戻れなくなった青年の辿る悲劇。」「人間と自然を照らし合わせる絶好の作品」「FEEL WILD」「一人ぼっちの青春」
Before the Devil Knows You're Dead (詳細)
Michael Ledwidge(著)
・「人を愛することの深さ、難しさを考えさせられる。」
先日劇場で楽しみにしていた「容疑者Xの献身」を見ました。感想は人を愛することがいかに難しく深いものか考えさせられるの一言に尽きると思います。主役の湯川役の福山雅治と彼の相棒の女性刑事内海薫役の柴咲コウの演技はさすがだと思いますが今回の「容疑者X」こと高校の数学教師石神役の堤真一の演技も流石です。終始ほとんど感情を表に出さず不器用な生き方しかできない数学教師石神の中に堤真一の役者魂を見た気がしました。
・「容疑者X=堤真一」
観ていて時間があっという間にすぎました。堤真一の演技にすごさを感じました。クライマーズハイや、ALWAYSとはまったく別人でした。石神の冷静さ、天才とも言われる数字の頭脳、奇妙で落ち着きのある静かな怖さがありました。この映画を観ていて世の中にはいろんなひとがいて、石神のようなひとがいるかもしれない。この役を演じ容疑者Xを演じた堤真一がすごい、演技が上手だと思いました。映画の終盤に見せる涙のシーンは、堤真一ではなく、石神という人間であったと思います。
・「良くまとめてた」
2時間の中に、良くまとめてたと思う。ただ終盤の湯川との話や、号泣のシーンはリアル感に欠けていたので残念だった。あと、石神が長塚で良かったんじゃないかと思う。堤ではイケメン過ぎた。<
・「切なく癒される映像音楽」
このCDに興味を持たれる方の多くは、映画『おくりびと』を観たからではないだろうか。私がこのサントラを知ったのは映画を観て深い感動に包まれたからである。
久石譲が作ったこのメロディは、限りなく映像とマッチして、優しく切なく、なによりも映画を思い浮かべると不思議な癒しをもたらしてくれる。
久石譲は映画『崖の上のポニョ』で、これまでご存知なくてもファンになった方が多いのではないだろうか。
サウンドトラックの中ではメインテーマの旋律となる・おくりびと〜on rerord〜・おくりびと〜Memory〜・おくりびと〜ending〜が好きである。それぞれにアレンジされてひとつのメロディが深みを増している。
曲のレビューというのはなかなか難しい。サウンドトラックとなればますますそうだ。もしこのレビューを読んでいただいているなら、ブログにもこの映画の感想を書いており、まだ書き足りてなく後何本かは書きたいと思っているのでふらりと読んでもらえると雰囲気がご理解いただけるかもしれない。『ココロにきく元気予報♪』で検索し記事を見てもらえば多少でもご理解いただけると思う。
映像と音楽のコラボ、あるいはシナジーで作品が際立つという素敵な例だと思う。私は古い人間のせいか、このように映像と音楽の両方が盛り立てるという映画はこれ以外の日本映画では、加藤剛扮する”砂の器”しか知らない。
「おくりびと」オリジナルサウンドトラック
・「人間の尊厳の描写に久石譲の世界が」
全然 前知識なく映画「おくりびと」を見ました。
・「饒舌すぎるのも困りもの」
過去作品ほどの魅力は薄れてきているものの、メロディーは親しみやすく良い。作品内容に関係なく油絵のようなこってりした自己主張の強い音ばかりを作っていた最近作を思えば、まだ抑制の効いた音作りになっているのも、努力の跡が伺える。
ただ、これは監督等の音楽演出もあるだろうから久石が原因とばかりは言いきれないが、この映画は音楽が語り過ぎである。 例えばある場面での主人公の妻の心の動きについて、セリフは無く、表情と話の展開(流れ)で十分に分かる演出をしているにも関わらず、妻の表情を見せる瞬間にすぐに「妻は今こう思っているんですよ!」とすごく分かりやすい音楽を上乗せしてつけているので、画面がくどくなってしまっている。ラブシーンでクサイバラードが流れたりしてかえって白けてしまうようなものである。 過去の久石作品はこのようなものが非常に多かった…というかほとんどそんな音作りなので、またか!と観ていてうんざりした。先に書いたように、ここにこんな音楽をつけて、と依頼されたのかもしれないが、それにしても久石自身がふだんよりそんな音楽のつけ方は最低だ、と著書やインタビュー等あちこちで発言しているにも関わらず、出来上がった音楽が自身が批判しているスタイル、と言うのだから、ほんとにこの人は映画音楽の演出が分かっているのだろうか、と疑問に思ってしまう。 それに主人公がチェロ奏者だからといって、チェロをふんだんに使うというのも安易な演出である。全編同じ味付けにしたら、結局ポイントが分からなくなる。そうならないように、例えばコースの料理などでは、箸休めや口直しがあるのである。最初から最後までこってりした味付けばかりでは、それぞれの料理の特徴を味わってはもらえない。 この映画自体はいい映画なのだが、映像表現としては「それはちょっと…」と思うシーンもあちこちに見受けられるので、音楽がそれを悪い方向へ後押ししてしまうのはなんとももったいない。 (以上はあくまで本作の音楽、音楽と映像の関係について記しているので、映画そのものはとても良い作品だと思っているので、ダメな映画なのか、などとは思わないでいただきたい)
・「カエラの挿入歌はこれだけ!」
マスタッシュ/memories(original version)
カエラが歌う挿入歌「A Song For Paco」が収録されているCDはこのサントラだけ!映画は9月13日公開ですが、内容は絶対に良いはず!キャストも非常に豪華ですが、その映像美にもやられます。
中島監督ファンは当たり前ですが、ファンタジーもの感動ものが好きな方はこのサントラでもかなり満足できるはず。
絶対買いでしょう。
●イーグル・アイ スペシャル・エディション (2枚組) [DVD]
・「もはやSFではない」
面白かったのに,秋の新作ラッシュに押され,地方の映画館からは早々に消えた。テーマを大きく捉えれば「2001年宇宙の旅」「マイノリティ・リポート」ひいては「マトリックス」とも通じるように思う。今の時代,もう本作をSFとは言ってられない。 哲学性は最小限にとどめ,娯楽性を高めた快作。大型スクリーンで観たいが,DVDの別エンディングなども楽しみ。
・「良い意味でスピルバーグらしい映画!!」
この作品はスピルバーグが10年前に考えていた映画です。オチに別に驚きもなく「どこかで観たことあるぞ」と思いました。まぁ10年間の間に色々な映画が製作されていた訳だから仕方ないです。
映画自体はとてもテンポが良く観ている側を飽きさせません。アクションシーンも多めなので楽しめました。主役の2人も役柄に合っていて良かったと思います。
ラストに関してはやっぱり賛否両論ですね。ネタバレになるので詳しくは言えませんが、ちょっとあっさり終わって残念。個人的には「えー!何で…」って感じになったけどアメリカ映画らしいかも(笑)
最近は公開してから割と早く発売が決定しますね!
・「劇場観賞の評価です」
とりわけ秀でている作品ではないのですが、大づかみに言って、演出がやんちゃなのがいいです。スピルバーグ系統というと例えばロン・ハワードやロバート・ゼメキス監督がいますが、彼らのように優等生的に無難にまとめるのではなく、元の脚本がダメと見るとあからさまに力を抜き、だがここは外せない、というこだわりはしっかりとものにする、そういうところがこのカルーソー監督にはあります。具体的には役者の芝居部分。ラブーフやソーントン出演シーンの中には瞠目すべきものがあります。あと全体的なリズム、抑揚、語り口の流暢さはかなり高いレベルにあります。だから理屈に合わないような部分も勢いで見せてしまう。アクションシーンは独創的とは言いがたいですが、序盤のカーチェイスのカメラワークはそこそこ良く、終盤のベルトコンベアはさらに良いです。
・「共感できました。」
恋人がいなくなり、ぽっかりと心に穴があいてしまった主人公の気持ちを上手く表現していると思いました。
その寂しさや晴れない気持ち、前に進まないといけないとは思いながらも浮き沈みする気持ち、友人や家族に気を使いながらも時には疎ましく感じ、親友の幸せも喜べないなどの『鬱』状態に、非常に共感できました。
確かに急な展開は多々ありましたが、主人公の気持ちはぶれない筋の通ったものです。
林真理子さんのダメ出しを最初に読んでしまうと、そこばっかり気になるので、最後に読まれた方がいいと思います。
・「亡き夫からの「10戒」」
夫を亡くし悲嘆に暮れているホリーに、夫からの手紙が実家の方に届いています。 そこには、3月から12月に至るメッセージが10通ついています。 その毎月開けるように指定された亡き夫からのメッセージは、彼女の「10戒」として、その後の彼女を導いてゆきます。
それほどまでに悲嘆に暮れる彼女を予期して死んでいった夫がいたと言うことは、この二人の関係がいかに深い絆に結ばれたものであったかが解ります。 その「10戒」に従って次第に立ち直ってゆく主人公は、そのメッセージが無くなった時、平常の生活が出来る様に立ち直っているでしょうか。
物語の設定、ストーリーの展開は、実に魅力的で読ませます。 一人の女性とそれを助ける友達や家族。 なかなか楽しめる小説です。
ただ、「小説」の出来映えという点では、やや突っ込みたくなるところもあります。 その辺りは、「訳者あとがき」で林真理子氏の指摘があります。
・「英語をわかっている人に訳を」
映画化作品を見る前にできるだけ原作を読むようにしているのですが、作品は大切な人を亡くした経験のある人には涙なくしては読めないほど、ピュアな物語でした。こんな風に愛し、愛される関係の人と若くして巡りあえた幸運が、たとえその人を失ったとしても、失った後の人生までも豊かに導いてくれる人生の糧となるというのが素敵です。残念なのは、訳の拙さ。出版社は林真理子さんというビッグネームを使うことで話題性を狙ったのだと思うのですが、あまりにも英語を知らない人が訳した感じがつきまとって、読んでいて、この表現は違うだろう?という箇所が目についたのが残念でした。林さんは翻訳家ではないのだから、最終、もう一度、英語のプロフェッショナルがチェックする必要性があったのではないでしょうか。
・「本の装丁は★★★」
文庫にしてはやや厚く、一見時代物を読んでいるように見えます。でも章立てのデザインも可愛らしく、映画を見た私には、カットの写真も親近感が沸いてよかったです。林さんご自信の文章は、非常にキレがあり好きですが、訳は残念です。女性の作家独特の行間にある情感が台無しでした。回りくどい言い回しや、言葉の使い方ががさつな感じがしています。ホリーが悲しみのフィルターに、一度思いをくぐらせて言葉を発するまでの間が表現しきれていない感じがします。また時間とともに変化する、ホリーの心象をもう少し大事に表現して欲しかったと思います。しかし、C・アハーンの小説は、輝いています。女性本来のやさしさや悲しみ、憤りを見事に描いています。読んだ後心の平穏が訪れるのも私だけではないと思います。全ての年代の恋人・ご夫婦に是非読んでいただきたいものです。
・「原作はどうだろう?」
前評判(映画も含めて)につられて読んでみました。ストーリーとしては,ロマンティックで惹かれるものがありましたが,文章がつたない。これは林真理子の訳の未熟さによるものか,原作の文章がやはり作者同様幼いのか,正直言ってがっかりしました。言い回しの不自然さや感情的で真意が測りにくい会話,ユーモアのセンスが伝わってこない・・・など。特に,ホリーと親友たちの会話からは,友情の深さや思いやりが感じられません。原作を読んでみないと,この作品のよさはわからないようです。
●アイアンマン (ロバート・ダウニー・Jr. 主演) [DVD]
・「『スパイダーマン』以来の傑作ヒーロー映画。」
久しぶりに胸の高鳴るアメコミ原作映画が登場した!!
主人公が正義に目覚めていく過程、そしてパワードスーツを作る過程がとても丹念に描かれているので、ストーリー性が格段に高くなっている。敵がアフガニスタンのテロリストなのも時代背景に沿ったリアリティを感じられて良い。
何と言っても特筆すべきは、アイアンマンこと「トニー・スターク」の設定の妙。若さゆえに自身のアイデンティティに悩むアンチ・ヒーローが主流の今、行動派で「オヤジ世代」な主人公の姿は逆に新鮮味さえ憶える。演じるロバート・ダウニーJR.はまさに適役。これっぽっちもウジウジせず、パワードスーツを装着して天高く飛翔する姿はまさに爽快だ。
アクションもストーリーの邪魔をしないよう適度に盛り込まれており、全編飽きずに楽しめる。締める所はきっちり締めて、緩める所はほどほどに。監督のジョン・ファヴローがインディペンデント時代に培った演出力はブロックバスターの土壌でも存分に発揮されている。
その他にも悪役に挑戦したジェフ・ブリッジスの存在感やグウィネス・パルトローの可憐さ、脇を支えるテレンス・ハワードの落ち着いた演技など見所はたくさんあるが、とにかく全ての要素が高次元でまとまっており、非常にハイクオリティな作品になっている。
AC/DCの「Back in Black」で始まるオープニングから、マニア心をくすぐるBlack Sabbathの「Iron Man」で終わるエンドクレジットまで、とにかく興奮しっぱなしだった。
※追記※私は発売が待ち切れずにアメリカ盤(パラマウント)のBlu-ray Discを購入したが、こちらも素晴らしい完成度。映像・音声ともに『007 カジノ・ロワイヤル』に並ぶ鮮明さだった。特典も非常に充実しており、BD-LiveのI.Q.クイズなど盛りだくさん。国内盤はきっとソニーの発売になるだろうが、ぜひともこの仕様で発売していただきたい。
・「DVD より Blu-ray でリリースして欲しい作品」
公開初日に観に行きました。
勧善懲悪なスーパーヒーロー作品で、バットマンやスパイダーマンと違い、悪人への攻撃は圧倒的で容赦なく、爽快ですが、武器商人としてのジレンマや、テロ問題など重めのテーマも軽めに描いています。
パワースーツの開発・訓練課程も丹念に そしてコミカルに描かれています。飛行シーンが非常にカッコ良く、音速を突破した際のソニック・ブームの発生もきっちり描かれていて、コダワリを感じます。特撮・アニメファンの心を鷲づかみ。
DVDでのリリースも悪くないのですが、精緻な再現ができる Blu-ray でのリリースこそが本作にはピッタリ。
家庭での視聴では 劇場の迫力は味わえませんが・・・。
・「コンキチ&ナターシャの絵本ナビ」
トニー・スターク(ロバート・ダウニーJR.)は天才的な兵器開発技術者新型ミサイルを売り込みにアフガニスタンへ行った帰り、テロ組織の攻撃に遭い組織に連れ去られる、そこで見たものは、テロ組織が米軍から強奪した大量の自社兵器だったことから、力こそ正義と信奉していたトニーは自分の作った兵器が味方をも殺戮していたことを知り、武器の開発を一切止めると宣言したから会社は大混乱・・・トニーは武器の代わりに、究極のパワードスーツ、アイアンマンの設計に着手することになる。秘書ペッパー・ポッツ(グウィネス・パルトロー)の品があって可愛い言動が救いでもあるのだけど、アイアンマンそのものが究極の兵器ってところがアメリカっぽいのでアホっぽく好きです、どっちにしても都市型の格闘戦は、ぶち壊し方が派手で爽快感は圧倒的です、是非映画館でどうぞ・・・・
・「是非ブルーレイでの発売を期待したいです。」
配給会社での試写を観た時から、"これはイケる!!"と思いました。兵器産業CEOが信念に目覚め、秘書や友人の視点からの主人公への信頼、期待。昨年のトランスフォーマーに続くヒット間違いナシです。
・「試写会で見ました」
試写会で観ました。面白いです。武器商人がテロリストの人質になり、脱出するためにアイアンスーツを作ります。テロリストからアイアンスーツの力を借りて脱出して、正義に目覚めていく主人公の話です。脇役のパルトロウや悪役のジェフブリッジスが、すごく生き生きしていて最後まで楽しめました。エンドロールの最後におまけがあります。
日本での公開はもう終わりましたが、あまりヒットしませんでした。結構おもしろかったので、DVDで観るのがいいかと思います。
●大決戦!超ウルトラ8兄弟 メモリアルボックス (初回限定生産) [DVD]
・「この世界を、僕が守る」
今回のウルトラ映画はある意味「反則」だ。前回に引き続き昭和からD4が続投。そして今の子供たちには馴染み深いであろうメビウス。そして何より平成という時代にウルトラシリーズを完全復活させたティガ、ダイナ、ガイア。8人が競演するという「反則」だけでファンは興奮間違いなしの内容だ。特に10年以上前に製作され、未だに根強い人気を持つ平成三部作の三人が人間体で競演してくれるというだけで、リアルタイムで見ていた今の20歳前後の世代は歓喜もの。当時リアルタイムで見ていた子供たちの度肝を抜いたティガ、普段は明るいけれど悲しいラストのダイナ、様々なテーマに取り組んだガイア。この3大ウルトラマンと、もはや伝説の存在となったウルトラ4兄弟が共に戦うということだけで、どれだけ興奮できたものか。スクリーンで見たときは純粋に「嬉しかった」。
ストーリー自体はパラレルワールドに設定されているし、所々ツッコミ所もある。ラストは確かに首を傾げてしまうかもしれない。だがそういう「細かい」ことは関係なしにただこの夢の競演を楽しもう!といった内容には好感が持てる。
ティガ世代の自分としては、パラレルワールドのダイゴに最初はわずかながら違和感を覚えた。あの頃のダイゴとは違う。アスカも我夢も・・・。最初こそそうだがダイゴがミライと出会い徐々に覚醒へと近づいていく過程で、観客も「あの日ウルトラマンを見ていた自分」へと近づいていく。ダイゴもあの頃のダイゴと重なり始め、いつしかそんな彼を見守る観客もあの頃の自分へと重なり始める。
そしていよいよダイゴが覚醒し、別世界の自分とリンクするシーン。思わず泣きそうになった。あのダイゴが帰ってきた。そしてその時には自分もあの頃と完全にリンクしているのだ・・・そこであの台詞。「この世界を、僕が守る!」。スパークレンスを手にし変身。あのファンファーレと共に登場するティガを前に観客は鳥肌を立てずにはいられない!そしてアスカと我夢も変身!この一連の流れを見れただけでこの映画を観る価値は充分にある。
そして昭和の4兄弟。彼らも覚醒し変身するシーンはシリーズの重みを感じると共に興奮せずにはいられない。特にかつてと同じシチュエーションで横たわるアキちゃんに帰マン世代は涙を流さずにはいられないだろう。
無論突っ込みどころは満載だし、不満がないわけではない。けれどヒロインまで全て当時のキャストが集結した今作を見て「あの頃の自分」に覚醒できない人はきっといないだろうと思う。
この映画は「純粋にウルトラマンが好きだった頃の自分」に”覚醒”できる、そんな映画だと思う。
・「全ウルトラファン達よ、「覚醒」せよ!」
かつてこれ程までに公開が待ち遠しかった映画があっただろうか。正直俺は映画を余り観ない。映画館に行く事が一月に一度以上あれば映画を良く見た一月だった、と言う程にだ。だが気付いてみれば公開から2週間で俺はこの映画を6回も観ていた。ありえない。爆発の破片に散りばめられた8人の影絵が飛んで来るオープニングタイトル、序盤からフルスピードで展開されていく物語、そして平成三部作の主役達の10年振りの変身。鳥肌が立ちっぱなしだった。最初に観た時の興奮が今も思い出せる。でも何よりこの映画にのめり込める原因は、子供の頃テレビで観ていたティガ達が、俺達が大人になった今またスクリーンに帰ってきて活躍するのを観て、20歳のはずの「俺」がいつしか10歳だったあの頃の「僕」に戻っていた事だ。前作「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」で多くのオジサンが号泣したと言う情報を耳にして、「えー?」と正直思っていたのだが、今回映画を観てその気持ちが良く解った。オジサンたち本当に申し訳ない。ダイゴも、アスカも我夢も、テレビの「あの頃」とは何か違う。純粋に彼らが成長したとか、そう言うのを抜きにしてだ。でも物語が進んでいくにつれて段々と彼らももう一人の自分に気付き始め、「あの頃」の彼らとダブっていく。それに合わせて「俺」もかつてテレビで彼等の活躍を見ていた「僕」にダブっていく。懐かしいファンファーレと共に復活したティガ。それに続き現れたダイナとガイアが帰ってきた時、「俺」はそこにいなかった。そこにいたのは、紛れも無く90年代中盤土曜夕方6時にテレビにかじり付き、録画しては翌週の放送まで何度も何度も繰り返し観ていた「僕」だったのだ。この映画は、懐かしいヒーローの活躍を観る事で、「あの頃」知っていたはずの、今は忘れてしまった物を思い出させてくれた。純粋だった「僕」にもう一度会わせてくれた。そんな「あの頃」の自分に会いに行くタイムマシンのような映画だ。色々突っ込み所もある作品なのは事実。でもそんな堅苦しい事、「俺」は言っても昔の「僕」は言っていなかった。大人の感情など捨ててしまおう。子供に帰ろう。あの頃純粋にヒーローに憧れていた自分を思い出そう。大切な物を思い出す為に、「覚醒」せよ、全てのウルトラファン達よ!
・「本当の戦いは、これからだぜ!」
劇場で涙が流れるくらい感動したウルトラムービーです。なんだか所々つっこみたくなるとか、ラストがどうとか色々言われますが、その前に、純粋にウルトラマンに熱中してたあの頃に戻れるこの作品が、手元に来てくれるんです。劇場で感動したひと、劇場で見れなかったけど感動したいひと、みんな買いましょう!
・「夢の共演っ!!」
M78星雲のウルトラ兄弟しか認めていなかったのですが、劇場に足を運んで本編を観た時に、敬遠していた「平成3兄弟」もかっこいいなぁとすっかり虜になってしまう位この作品の出来は素晴らしかったです。(平成3兄弟をレンタルで観始めました)そして前作の劇場版を超えたと言っても過言じゃありません。商品化を心待ちにしてましたが、ようやくきましたねっ!!自分みたいに「平成3兄弟」を敬遠してた方、この作品は必見です。絶対後悔しませんっ!!
・「だったら 新マン兄さん! 帰りマン兄さん!!(爆)」
昭和ウルトラと 平成ウルトラという 本来リンクしていない世界を パラレルワールドといういわば反則技(笑)で 結びつけた 十分に面白い作品です。ダンディ4&ビューティ4が単なる添え物どころか、きちんと重要な役割を果たし、ところどころに ツボがしかけてあります(個人的には タイトルにも挙げた ミライのセリフは 腹の皮がよじれるほど笑わせてもらいました(笑))
欲を言えば ダンディ4の変身シーンは 一人ずつにしてほしかったのと いくらパラレルワールドでも YBSの優勝はないだろ!という感じですが(笑)
お祭り映画として 細かいことなどいいっこなしで 楽しめる作品です。
●イキガミ 1―魂揺さぶる究極極限ドラマ (1) (ヤングサンデーコミックス)
・「人生最後の1日を人はどのように過ごすのか!」
人はその最後の一日をどう生きるのか? 「国家繁栄維持法」により、全ての国民は小学校入学時にワクチンを注射される。 そのうち0.1%には二十歳前後で死んでしまう爆弾が混ぜられている。 そして爆弾が注射された者は死亡する一日前に、イキガミと呼ばれる死亡宣告を告げられる。 宣告人を据え置いたオムニバス形式で贈る究極人間ドラマ。
最後の日を前に「正」に走る者「負」に走る者がいる。 しかし、一個人の中に生まれる感情は、一方的な「正」「負」だけでなく、「正」「負」の想いが交錯する。 その繊細な心情が丁寧な描かれており、魂の最後の叫びは私達に生きることの感動を伝えてくれます。
・「イキガミならぬ死神?」
現実にあったらそら恐ろしい「国家繁栄維持法」。18〜24才までに1/1000の確立で国家に殺されてしまう。それも小学校入学時に打たれた注射によって。
初めて読んだ感想は、「第二次世界大戦中の日本思想弾圧の未来SF版か!?」でした。こんな法律できたらどうなっちゃうんだろうなあ・・・。
主人公は通称「逝紙(いきがみ)」を、死んでしまう人への配達人です。でも本人に通達されるのは死んでしまう24時間前。
この24時間での死に逝く人の物語りです。イキガミはショートストーリーぽく構成されていて、この巻ではイジメラレ子だった青年と歌手デビューを目指す青年の2話が収録されています。2話とも「ハッピーエンドなのか」疑問になる結末ですが、上手く読ませてくれる内容になっています。
もしも、自分の命があと24時間しかないと思ったらと考えさせられる単行本です。
・「残り寿命の通告を受けたヒトの取る行動が興味深い」
イキガミ=逝き紙、その紙を手渡されたヒトは24時間以内に確実に死ぬ。それは、今からおよそ60年前に戦地に駆り出されるヒトの家に張り出された赤紙を彷彿とさせる。
もしあと1日しか生きられないのだったら何がしたい?この質問は、仮定としてなら楽しめるだろう。だが実際にその状況に立たされる漫画の中の登場人物の心境はいかがだろうか。
漫画の読後にはイキガミを手渡された者の死に胸が痛む。そして、その胸の痛みこそが自分が今生きているという現実を思い出させる。副題の「魂揺さぶる究極極限ドラマ」は言い過ぎだろうとは思うが、漫画の読後しばらくの間、自分の心臓の血圧を若干、不整脈にしたのは確かだ。
・「酷評をしている人」
設定がおかしいだの法律が存在しないだのと変なところにツッコミをいれている人は頭がおかしいのではないでしょうか。それならデスノートに現実に死神なんかいないといってるようなものです。
このマンガの趣旨はあと24時間しか生きられない時どうするのか。そのコンセプトをみればかなり楽しめます。もうすぐ映画が公開されますが期待したい一本です。
・「イキガミを手にした若者の決断やいかに!?」
架空の日本では、『国家繁栄維持法』というものがある。「従ってさえいれば幸せに暮らせる」 国民にそう信じられている法律があり、小学校入学時に全員が1000分の1の確立で18〜20歳の内に死んでしまう恐れのある、特殊な予防接種を受けることが義務付けられている。 この法律により、国民は『命の大切さ』を再認識し、今日を精一杯生きるのだ!
というのはあくまで物語のベースであり、肝心なのは、運の悪い1000分の1に、最後の一日を告げるために送られる死亡通知「逝き紙−イキガミ−」である。 さあ、「あんた、あと24時間で死ぬぜ!?」と言われたら・・・・・
はっきり言って、この国家システムの設定に目を向けると『トンデモ漫画』になってしまうので、あえて「あと一日しか時間がないと宣告された人は、どのような生き方を選ぶのか?」というテーマであると割り切って楽しむべき作品である。
第一巻は、学生時代のイジメをトラウマに持つ青年と、歌手を夢見た青年の2人のうちの1人に白羽の矢が立つ。憎悪・恐怖・絶望・希望が24時間に凝縮され、読者が手に汗握るのは間違いなし!
ただ、まだ『国家のいけにえ』にされた被害者達の行動(あるいは結末)に意外性が感じられず、「イキガミ」の設定以外に独創性が発揮できていないような気もする。
イキガミが届けられた時点で読者に結末は分かってしまうので、その分ストーリーに制約がつく。しかもターゲットは全員「18〜20歳前後」「24時間で死ぬ」「予告は突然」など、設定上の都合で共通点がありすぎ、これも今後のストーリー展開の足かせになるだろう。だからといって、国家システムに言及した話に方向転換すると、破綻するのがミエミエだし・・・・
とにかく、一巻目にしては楽しめた。今後も買いたいと思う。作者の実力に期待したい。
・「麒麟の田村が本当に伝えたいこと・・・」
この本を読んで、大して苦労していない、たった1ヶ月のホームレス生活じゃないか。バイトでもやりゃいいんだよって書かれているレビューを見たりすると、何だか切なくなります。麒麟の田村が本当に書きたかったこととは、極貧生活だったと思いますか?苦労話だと思いますか?ましてやホームレスの体験談でしょうか?
きっと私は違うと思います。田村が書きたかったのは、こういうことなんではないでしょうか。かけがえのない愛する大切な人を失った子供の気持ち、死を理解できない、認めたくない気持ち。自分が正直に正しく生きていれば、いつかきっと神様は母親を蘇らせてくれると言うことを信じて疑わない、けっして叶うことのない儚い願い。そして、それが叶わないものだと初めて認めることになった、お世話になった人の死という悲しい出来事。一人涙したその夜。それを皮切りに、生きる目的を失った田村のどうしようも無い絶望感や生きる気力を失った日々。そんな絶望の闇から救ってくれた恩師や友人たちとの出会い、それらは奇跡とまでも呼べないまでも、「思いがけない手助け」があったからこそだと思います。もし、それらに田村が出会うことが無ければ、あの友人がいなければ、起きるはずもなかった出来事だと思え、もし、その「思いがけない手助け」が無ければ、田村のホームレス生活がどれほど続いたのでしょうか。その恩人たちへの感謝の気持ち、そして、大好きだった母への届けたいメッセージを偽りの無いまっすぐな気持ちをただ伝えたい。それがきっと、田村が本当に書きたかった、伝えたかったことだと思えてなりません。
そして、それが届かない読者がいると言う事実が、非常に残念でなりません。
・「自分が同じ境遇にあったら…多分もう死んでる」
本などは興味のある歴史物しか手を出さない私が、この本を読もうと思ったのはただ単に麒麟が好きだったからでした。仕事が終わって本を購入して帰宅してからやりたい事がたくさんあり、本はさわりだけ読もうと思っていたにも関わらず、読み始めたら最後まで一気に読み切ってしまいました。少しずつ読むつもりが数時間で完読…本が嫌いな私でもつい引き込まれるというかすんなりイメージできる、そして自然に笑い声が出てしまったり涙がでてきたり、とても素晴らしい本でした。兄姉に対する謙虚さ、親に対する想い、周りの人達に心を開ける素直さ…普通なら何に対してもつっぱねたりまだまだ甘えたい年頃なのに、他の同年代の子達よりもショックな出来事が多かった分、彼はある意味大人だったのでしょう。私の中での田村さんのイメージはテレビのままなので、この本が作家さんの書くような難い文章なら、おそらく違和感があり最後まで読めなかったと思います。エピソードの多い人生、普通ならネタにしたところで自分は正直心から笑えないし抹消したいような過去を執筆する勇気、いちファンの期待を裏切らない田村さんがますます好きになった1冊でした。最後に、公園生活時代に死んでなくて本当によかった!!
・「買ってよかった!」
100万部突破という話題と、テレビでの話にひかれて購入しました。正直、きっとお涙ちょうだいものなんだろうな、とか思ってました。
でも、違った。ホームレスになって辛かった事と連ねているというよりかは、ホームレスや300円生活や初恋など色んな出来事で、家族や学校の先生や友達や近所の人の温かみに気づかされ。当たり前のお風呂のお湯やお米や洗濯機や冷蔵庫など・・・そういうありがたみに気づかされ。どんな境遇になっても人を恨まない、忘れかけていた純粋な心を思い出さされ。
幸せのハードルの低い生き方、私もそうありたいと思いました。経験したわけではないから田村さんのように思えるかはわからないけど、お母さんを大事にしよう、ものを大事にしよう、当たり前のものに有り難みを感じよう。そう思いました。忘れかけたらまた読みます。
文章力は確かにまずまずですが、この本には文章力も必要としない何かがあります。子供たちにもぜひ読んでもらいたい。
・「上手い本じゃない。でも、いい本だ。」
どうせ不幸自慢のような本だろうと思ってました。ごめんなさい。貧乏話を笑いのネタとしてテレビで話し笑わせてくれているから、そういう笑える本を求めて買ったら大変なことになります。ハンカチ、もしくはティッシュペーパー(出来れば箱で)を用意しておくことをオススメします。母親を始めとする家族とのエピソードなどは泣けて泣けて仕方がなかったです。
本人も言われているように文章は正直上手くないです。作文のように拙い文章で綴られる記憶。でも、だからこそリアルを感じました。全体の流れも、ちょっとネタの延長的なノリのエピソードと号泣エピソードが混ざりあっていて中途半端に感じました。でも、そこが逆にらしくていいのかもしれません。
生きる意味を失ってもただ自殺するのではなく家族に褒められるよう誰かの代わりになって死んでしいたいと思うほど深い家族愛、それでも家族を本当に喜ばせるのために楽しく笑って生きようとする思い、母のように周囲の人々に楽しくさせ力を与えるようになりたいという決意が、今の活躍と相俟って……笑いよりも、家族や周囲の人々との温かな交流が胸に迫る本です。
書店の売り上げランキング一位に君臨も、品切れ入荷待ちも、全国の学校図書館からの注文殺到も、納得。
文章も構成も下手くそで、決していい本じゃありません。でも、この本から得られる物はお値段以上です。それだけで、もう十分すぎるぐらいです。
他人の過去を読んで、いいとか悪いとか評価をつけるのなんて悪趣味かもしれません。それでも、この本を読んでよかったです。
・「ネタは何度も聞きましたが。」
「貧乏ネタ」は何度も聞きましたが、同じ世代として、考えられないほど過酷な体験を何で笑って話せるのだろうと思っていましたが、少しだけ理由が分かった気がします。
幼い頃に正しく授けられた「道徳観」ほど尊いものは無いと再認識。
・「素敵な女性に出逢えて嬉しかった。」
本の帯「女、45歳。男、54歳。人生で初めての本物の恋」に心が吸い寄せられた。何気ない日常生活の中で、恋は人生のスパイスである。五日間という短い恋でも、それが一生を支えてくれるほど大切な恋になる。
ポール(54歳)は、「素敵な女性に出会えて、自分の人生を見直すことができた」のだと思う。エイドリアン(45歳)がポールに出会えた喜び、この小説を読みながら、その愛の深さが伝わってくる。
それぞれの人生、家庭、夫婦の世界があり、シャツのボタンの掛け違いに気づくまでの苦悩もある。その何かに気づいた時、その時期と波長が重なった時、「本物の恋」に出逢う。
父と息子、母と娘、それぞれが、思いを伝える。限られた人生の中で、この小説のように「本物の恋」のような純愛を求めているのかも知れない。
・「ちょっと、感動。」
ニコラス・スパークスに興味を持ち、映画も公開という事で読んでみました。あとがきに、マディソン郡の橋とは一線を引くとかかれてましたが、私的には、同じ類に感じてしまいました。
ただ、人生の折り返しを過ぎた、男女2人の出会いからたった5日間だけを共有し、その後の文通を通じて、彼らの人生が鮮やかに甦ったというのが淡々と描かれていて、なんだか幸せってとてもシンプルなのかもと思ったりしました。
とても簡単に読めるし、秋の夜長にピッタリの1冊ではないかと思います。
・「町山、町山、町山 !」
勇気ある論客 先月号から、ウエイン町山の『イエスタディ・ワンスモア』が再開されました、今回、ポール・ニューマン追悼で、『クール・ハンド・ルーク』が特集されましたが、私は勇気づけられました。この記事だけで、今月号はかふ価値があるといふモノです。また、ガース柳下の『リダックテッド』における、デ・パルマ批判は、久しぶりに、目の覚めるような痛烈なものでした。
澤井健の『マチルダ・メイはラストシーンまですっぱだか』はシャーリーズ・セロンが登場。「長身ブロンドの女王は激戦区である」といふ指摘には、思わず納得。『バッド・ムービー・アミーゴスの縛り首』ではなぜ『容疑者X』を取り上げてくれなかったのでしょうか?此処が不満な点です。
●イントゥ・ザ・ワイルド (エミール・ハーシュ主演) [DVD]
・「とにかく好きです」
結局生きていても何のために生きているのか分からない。親も社会も学歴も名誉もバカバカしくみえる。鬱陶しい。でも彼の行動は力強いですね。何が真実なのか。そのエネルギーを自分の内側に向けた者だからこそ感じられる力強さ。最後は毒草を食べて死に向かうけど、自分は泣けました。そんな終わり方可哀想とか、そういうレベルの哲学ではないと思う。自らの生命への意味を本当に探した者の終わりだからこそ、同調を呼ぶのだと思う。
・「戻る気はあったのに、不運にも戻れなくなった青年の辿る悲劇。」
1990年に裕福な家庭環境に育ち、優秀な成績で大学を卒業しながら「自分探し」のために米国内を放浪の旅に出た青年の2年間にも及ぶ足取りを追う。
彼の妹の口から語られる幼年時からの「両親の不仲」。家族の不確立。私生児である自身たち。家庭内の基盤の無さが両親への反発に繋がり、大学卒業という「ひとつの区切り」を以っての失跡にも等しい逃避行生活に繋がったのだろう。
行先は両親にも、そしておそらくは「彼の只一人の精神的な理解者」であったはずの妹にも告げられることはなかった。古い愛車を鉄砲水で失った後は、只管に「北」を目指す旅路。時に農場で働き、自身と同じように放浪生活を続ける人々と出会い、深める交流・・・・。
「一期一会」。いずれは必ず別れが来ることを知りながらも、人はなぜ新たなる出会いを求めずにはいられないのだろうか?苦しみ・悩み・喜び・・・・・・人生を巡る感情の集積は観客にも共通する「魂の彷徨」である。
最終の目的地は「アラスカの荒野」。大自然の中に身を置き、物質社会と距離を置くことで「今一度、大切なものを見つめ直す」のだ・・・・。2年間にも及ぶ旅路の果てに「両親の過ちも含めて、彼らを愛おしく思うきっかけ」を見出しつつあった彼は、ようやくアラスカの大地を出て故郷へと帰還しようとしていた・・・・・・・。
が・・・・来るときは難なく渡れた河は増水しており荒野から出られない。食料も不足していた。植物図鑑を片手に食べた草が「実は毒草」で、彼は疲弊し、荒野にうち捨てられたバスの中で次第に衰弱していく・・・・。
100日余りもアラスカの荒野で自給自足の生活を続けられていたことは彼自身の生存能力の過信に繋がったのではあるまいか。医者もなく、助けも呼べず、自身がここにいることを知る者も誰もいない。勿論、携帯電話も当時は一般には普及していなかったことであろう。
将来有望な若者が自分探しの旅路の果てに「自らの人生のピリオド」も打たねばならなかったのは残酷だ。けれど、彼と出会いは多くの人の心に思い出を残した。ある者は「家族の大切さ」を再認識し、またある者は「人生で挑戦し続けることの重要性」を取り戻した。
人生における「一期一会」のもたらす奇跡の瞬間を感じさせてくれる一本だと素直に思う。
・「人間と自然を照らし合わせる絶好の作品」
アドベンチャーものです。実話をもとに映画化され、監督にショーン・ペン。主演は今話題の人気若手男優エミール・ハーシュを起用。彼はディカプリオ似の23歳で、次作では日本でもお馴染みのアニメ『スピードレーサー(マッハGO!GO!GO!)』でも主演スピード役で日本でも話題になるでしょう。
それから、助演には実力派俳優が起用され、特に母親役のマルシア・ハーデンは『ポラック』『ミスティックリバー』でお馴染みのオスカー女優、そして、父親役にはオスカー男優でもあるウィリアム・ハートは名優の域に達している味のある役者です。
北米大陸の壮大な自然を余すとこなくダイナミックに撮影し、アウトドア・マニアに必見の作品に仕上がっている。
旅先で出会う人々とのドラマがクリスを大人へと成長させ、最後は目標でもあるアラスカの大自然で孤独のサバイバルに挑戦することになる。ただ、ストーリー的には自宅からアラスカまでの各地での出来事とアラスカでの生活を二つに分けて交互に展開するという流れで構成されている。このあたりはショーン・ペンの見事な技法と言えるでしょう。
人間は助け合って強い絆で生きていると言うことを彼は身をもって体験したわけであるが。ただ、大自然の中では人間はひとりでは何もできないと言うことも同時に体験し、最後はただ寂しくひとり天国へ逝ってしまった。クルスにもう少し自然の智恵が備わっていたら生き抜くこともできたのではないかと考えさせられたラストシーンであった。
でも、大好きなアラスカで亡くなられたことに関しては悔いはなかったと信じます。
・「FEEL WILD」
2007年に公開で、英語で私はこの映画を見ました。とても優れた映画だったのに日本で公開されていないので、日本映画界はまた海外の映画に規制をかけるなんて文化的鎖国に走り出したかと思ったら、今年の9月に公開のようです、意味不明のタイムラグですが。(HOT FUZZやSNATCHなどの映画も中々日本に紹介されなかった・・もう自分で英語を学んで他の国の文化を吸収しないといけない時代になったか・・)
実話に基づいた同名小説の映画化。現代社会の偽善とばからしさに飽き飽きした青年が自然の中に旅に出るという、筋立てはとってもノーマルなのだけれどとにかく自然が美しいし、実話に基づいているということと、演技派の俳優が(つまり顔が良いだけのクソ俳優がいないので)多いので小さなディテールもリアルでとても心に染みる。
映画の中でJACH LONDON、THOREAU、TOLSTOYなどの引用があるのが文学好きには嬉しい、LITTLE MISS SUNSHINEではNIETZSCHEとPRUSTが引用されていたし、最近の映画はややインテリ向けという傾向があるのかなと思う・・
とにかくショーン・ペンの監督、脚本はやるなという感じ、今後の作品にも期待したい。
・「一人ぼっちの青春」
家庭不和が原因で世をすねた元優等生がアラスカの荒野でノタレ死にする。「それで」と思わずツッコミを入れたくなるお話を、これだけ見れる映画に仕上げたショーン・ペンには、このジョン・クラカワーの原作に相当の思い入れがあったにちがいない。
偽りに満ちた社会に背を向けて金と欲とは無縁のアラスカを目指すクリス(エミール・ハーシュ)の姿は、若かりし時ハリウッドから問題児扱いされた監督ショーン・ペンと重なって見える。川のほとりに放置された不思議なバスにおける自給自足生活の間に、流浪の旅で知り合ったヒッピーな人々の思い出が回想形式で挿入される。
究極のサバイバル生活を通じてクリスが到達した真実は、トルストイの受け売りで青臭く感じられるかもしれないが、社会のルールにがんじがらめに縛られて身動きがとれなくなっている人間には真似することのできない、みずみずしい輝きを放っている。
人間を拒絶する自然との摩擦がはげしければげしいほど、生の充足感に満たされていくクリスは完全なる自由を手に入れたかに見えた。しかし、両親の不和という神が与えたもうた試練から逃げ出した若者にくだる裁きは残酷だ。青春はその短さゆえにまぶしく光り輝き、そのもろさゆえ美しく感じられるのだろうか。
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