It's Too Late to Stop Now... (詳細)
Van Morrison(アーティスト)
「VANのベーシックな音楽」「「本物」は永遠」「ソウル/ロックの頂点にたつライブアルバム」「素直に『うまいっっ!』と言えてしまうのであります。」
「根底にソウルも・・・」「クッキリとした音像が特徴的なカッコ良い作品」「個性派リズム隊の浮上」
Rock of Ages (詳細)
The Band(アーティスト)
「The Bandの傑作ライブ+素晴らしい未発表音源付き!!」「満腹になれます」「これは、もっと取り上げられてもいいライブではないでしょうか?」「ROCK OF AGES とは」「Rock of All the Ages」
The Paul Butterfield Blues Band (詳細)
The Paul Butterfield Blues Band(アーティスト)
「ジャケットがいい!!」「最高傑作」「いつまでたってもさめない弁当、その秘密は?」「Paul Butterfield のデビュ-アルバム」「シカゴに生まれて」
Ahead Rings Out (詳細)
Blodwyn Pig(アーティスト)
Liege & Lief (詳細)
Fairport Convention(アーティスト)
「英国フォークロックの最高傑作!」「英国音楽の歴史的名盤」「傑作であることを再認識」「英トラッドの傑作!」「フェアポートの名盤でトラディショナル・バラッドを聴く」
Give It Up (詳細)
Bonnie Raitt(アーティスト)
「恥ずかしながら…」「グレイトギターアルバム」「フルーティな名作」「すばらしい!!」「スティールドラムギター」
Hoodoo Man Blues (詳細)
Junior Wells(アーティスト)
「ブルース小僧の必携経典」「イントロのジャーンというギターにノック・アウト!」「スカスカのバンドサウンドなのに極上品!」「カッコ良すぎる入門盤」「かなりファンキー ふてぶてしいところも好き。」
Buddy Guy & Junior Wells Play the Blues (詳細)
Buddy Guy(アーティスト), Junior Wells(アーティスト)
「聴けば聴く程離れられなくなる!」「聞きやすくて為になるブルーズアルバム」
The Sky Is Crying : The History of Elmore James (詳細)
Elmore James(アーティスト)
「怒涛のスライドギターがぶり寄り!」「やっぱルーツでっせ」
Howlin' Wolf/Moanin' in the Moonlight (詳細)
Howlin' Wolf(アーティスト)
「猛狼注意」「言葉を失うほどの迫力」「ウルフが吠える、サムリンが天空を駆け巡る」
The Best of the Shelter Years (詳細)
Freddie King(アーティスト)
「70年代の匂いがプンプン!?」
Getting Ready... (詳細)
Freddie King(アーティスト)
「スワンプ、ゴスペル、ブルース!」「やっぱルーツでっせ」
All Your Love I Miss Loving: Live at the Wise Fools Pub Chicago (詳細)
Otis Rush(アーティスト)
「ラッシュの最高傑作」「これはスゴイ!」「いやーまいった!」「最高の出来」「突然現れた名作!」
At Newport (詳細)
Muddy Waters(アーティスト)
「あんたすごいよ!」「マディの代表的なアルバムの1枚」
King of the Blues Guitar (詳細)
Albert King(アーティスト)
「STAX録音の名演集」「玄人ウケのいっぱつ」「チョーキングの魔術師」
Live Wire/Blues Power (詳細)
Albert King(アーティスト)
「傑作ライブアルバム」「強烈なギター!」「アルバートキング様!」「ギターの「タメ」が最高」
Buddy Guy & Friends (詳細)
Buddy Guy(アーティスト)
「当タリアルバム!」「STONE CRAZY!!」「ブルース・ファンなら、一度、聴いてみては。」
West Side Soul (詳細)
Magic Sam(アーティスト)
「モダンブルース全開!」「私の好きな歌手は何故早く死ぬの?」
アイ・キャント・クィット・ユー・ベイビー~コンプリート・コブラ・セッションズ1956/58 (詳細)
オーティス・ラッシュ(アーティスト)
「chicago blues の至宝でありblues CDの最重要must item」「戦後.....」「持ってても買いです。」
Born Under a Bad Sign (詳細)
Albert King(アーティスト)
「Blues史上に残る名盤」「ブルースとブルースロックの懸け橋」「やさしくつつまれる感じがするブルース」
Freddie King Is a Blues Master (詳細)
Freddie King(アーティスト)
「クラプトンのお師匠さん。」「Funky Blues !!」
It Serves You Right to Suffer (詳細)
John Lee Hooker(アーティスト)
「本当にこんな値段で!!?」
Mellow Gold (詳細)
Beck(アーティスト)
「やっぱり1枚目。」「90年代のカリスマによる無気力な力作」「無題」「補足的情報として」「ねるねるね〜るね」
A Night in San Francisco (詳細)
Van Morrison(アーティスト)
「Vanのベストライブ」「日本でのライブを夢見て」
ロック>フォーク・ソフトロック・AOR>シンガーソングライター
ブルース・カントリー>アーティスト別>A-C>Buddy Guy
ブルース・カントリー>アーティスト別>M-O>Otis Rush
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Adult Contemporary>Male Vocalists
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Adult Contemporary>Singer-songwriters
Custom Stores>By Formats>輸入盤>All US Titles
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Classic Rock>Classic British Rock
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Classic Rock>Folk Rock
Custom Stores>By Formats>LIVE盤>ポップス
・「VANのベーシックな音楽」
ソロになってから最初のLIVEである。彼の歴史の中で最もポップな雰囲気を持つ実況録音である。ヴォーカルは圧倒的に力強く,バックの演奏は美しい。最近のようにジャズ的なアレンジは少なく,どちらかと言えばソウルの匂いがするステージ。本領発揮である。
学生時代,このアルバムの「アイ・ビリーヴ・トゥ・マイ・ソウル」を英会話の勉強用に買ってもらった小さなオープンリールに録音して聞きまくっていた。その時,この歌手は凄い表現力とフィーリングを持った人だと思った。以来,彼の音楽の歴史は私の歴史と重なってしまった。
ゼムのヒット曲から「キャラヴァン」「キプロス通り」に至る最終部の盛り上がりはさすがである。最後の歌はスタジオ盤よりもソウルフルに歌われ,アルバムが閉じられる直前に「止めるにはもう遅すぎる!」とVANが叫ぶ。これがそのままアルバムタイトルとなった。
90年代のシスコのLIVEも素晴らしいが,この人の場合大抵のアルバムが傑作の部類に入る。だから,どれをとっても傑作である。これもその一つだ。
・「「本物」は永遠」
いやあ、参りました。見事にアレンジされた素晴らしい楽曲が、これだけ隙なくずらりと並ぶと、言葉がないですね。僕自身はそれほどヴァン・モリソンのヴォーカルが好きというわけではないのですが、それでもその力強い歌声にはただただ感動、圧倒されました。僕は改めてヴァン・モリソンの偉大さを認識した次第です。合掌。この盤は音も結構いいですし、ヴァン・モリソンに少しでも興味のある人は必携でしょう。トータル93分の至福、充実。おなか一杯。だけどもっと聴きたい!
・「ソウル/ロックの頂点にたつライブアルバム」
これは瞠目すべきアルバムです。特筆すべきは2点。
(1)バックで支えるバンド (カレドニア・ソウル・オーケストラおよびストリング隊) の演奏力がきわめて高い →とくにギターとホーンセクションは抜群
(2)ヴァンと観客とのインタラクションが密接に感じられる →Into The Mystic, Caravan, Cyprus Avenueなど。 →アルバムタイトルも観客の掛け声にヴァンが呼応したもの。
ノリだけで突っ走る数多のロックバンドとは一線を画します。(1)演奏力と(2)インタラクティブ性において本作品を上回るものはありません。最高のライブアルバムです。
・「素直に『うまいっっ!』と言えてしまうのであります。」
なんと素晴らしきかなVan Morrison。誰がオッちゃんロックなんて言わせるものか!というような気迫のライブをそのままに表現されているアルバムであります、これは。Van Morrisonを他人に勧める際にも、この一枚で充分伝わるはずだと思います。
●Free
・「根底にソウルも・・・」
FREEの代表作っていえば大概3rdの「Fire And Water」かベスト的選曲の「FREE Live!」だが、自分にとってはこれが代表作。1stではブルーズ色が色濃く残っていたが、この2ndで彼らの音楽性は確立された。フレイザー/ロジャースのソングライティングが光り始めたのもこのアルバムから。一般的にはブルーズベースのロックバンドと思われている彼らだが実はソウルも根底にあったことがわかる。
全体的には暗い印象だが、何しろいい曲が多いし、その後のライヴレパートリーとなった曲も多い。ボーナストラックもBOX「Songs Of Yesterday」と殆ど被り無し!ファンはこのリマスターシリーズ、全部持っておいても損は無いでしょう!
・「クッキリとした音像が特徴的なカッコ良い作品」
69年発表の2nd。1.のカッコ良いことと言ったらもう・・・。このアルバムはフリーの全てのアルバムの中でも独特の質感の違いを感じる。演奏がかなりハッキリと聞こえてくるのだ。特にベースのくっきりとした音像とギターのトーンの違いは一目瞭然。クリス・ブラックウェルのプロデュースの手腕の良さは強く感じる。フリーはブルース的な要素が強いグループだと思われがちだが、実はもっと砕けた分かりやすい音楽をやっていおり、このアルバムでも一聴してブルース臭さのようなものは強くは感じない。この時点でかなり独自性の強い音楽性を持っており、既に収録曲は全てがオリジナルである。次作に比べると有名な曲が少ないため地味な印象はあるものの、カッコ良さという意味ではこちらが一枚上手だと思う。弾力性のあるこの素晴らしい演奏は絶対に聞くべき。ポールのヴォーカルも時にメタリックにそして柔らかく豊かに響く。
・「個性派リズム隊の浮上」
ZEPなどと同じく後ノリのドラムスとコードを軸に「動く」大きなノリのベースが縦横に展開して、独自の音空間が完成された作品。1stではやや地味な演奏に終始していたフレイザーの歌うようなベースとは対照的に、コゾフのプレイが特に抑圧された感じがするのが残念ですが、3rd以降に顕著となる音数の少ない彼独自のプレイスタイルの片鱗が見え始めています。ただし、それが彼の意図するものかは不明ですが。
フルートをフューチャーしたダークなバラード”Mourning Sad Morning”で終わることもあって、自由奔放なコゾフのプレイが楽しめる1stや大ヒット曲”All Right Now”を含む3rdに比べると地味な印象が否めませんが、Gibson EB-3独特の音を生かしたリードベースプレイが曲にファンキーな味付けをしている”Song Of Yesterday”と“Trouble On Double Time”, コゾフのワウワウプレイと素っ頓狂なベースがボーカルを取り囲む”I'll Be Creepin'”、ロジャースの演歌のごとき節回しによるワイルドな”Woman”などライブで好んで演奏される楽曲が多く収録されており、フリーを知る上で欠かせない作品であるのは間違いありません。
・「The Bandの傑作ライブ+素晴らしい未発表音源付き!!」
The Bandの傑作として名高い本作に24ビット・リマスターを施し,音質の改善を図っただけでなく,新しく追加されたDisc2は全て未発表音源という嬉しい再発盤である。Disc1に収められた演奏は既に評価が確立した素晴らしいものであるが,ここでのハイライトはDisc2終盤に収められたBob Dylanとの共演4曲に尽きる。既に本作をオリジナル・フォーマットで所有しているリスナーにも,このDylanとの共演だけで買い替えを薦める。これぞアメリカン・ロックの良心,王道である。
・「満腹になれます」
Disk2の追加や本盤の追加っぷりが凄まじく、聴き応えがある。ディランの「華麗なる復活」でのザ・バンドの演奏は、音が何かヨレヨレのぺナぺナに感じたが、これは腰が据わった感じでいい。ファンが求めているザ・バンド(そしてディラン)の演奏が聴ける。
・「これは、もっと取り上げられてもいいライブではないでしょうか?」
The Bandのライブといえば、彼ら自身のLast Waltzとボブ=ディランとのBefore the Floodが表に出てくるけれど、この彼らのデビュー4年目のライブは、もっと評価されてもいいのではないか? 独特の味があって派手さはないけど、素敵だと思う。
・「ROCK OF AGES とは」
The Band絶頂期の素晴しい瞬間をパッケージングした最高のROCKアルバムのひとつです。オリジナルに忠実かつ腰の据わった彼ららしい力強い唄、演奏は自信に満ち溢れていています。ブラスを導入した彼らの先見性も光ります。特にリマスター版はディランとの競演の歴史的ライブも追加されこのアルバムの位置づけを一層際立たせるものになっています。まさに、タイトルがすべてを表現しています。これはROCKが真の意味でROCKらしかった時代を永遠に教えてくれる彼らからの贈り物です。もっともっと評価されるべきアルバムです。
・「Rock of All the Ages」
かれこれ30年も前の大晦日から元旦にかけてのライブだけれど、何十年たっても良いものは良い。 アメリカは若い国だとアメリカの友人は言うけれど、その若い国が若者の音楽では大きな影響をもっている。ブルース、ゴスペル、R&B ジャズ そして どっしりとしたロックミュージック アメリカンロックミュージックの根っ子は大きく太く重いぞ の1枚
●The Paul Butterfield Blues Band
・「ジャケットがいい!!」
「イースト・ウエスト」を買った後、輸入盤でデビュー・アルバムを買った。「イースト・ウエスト」はブルースというより、タイトルの「イースト・ウエスト」におけるマイケル・ブルームフィールドのギターを聞くために買ったのが本当の動機であるが、他のも聞いてみたくなってこれを買った。出だしの「ボーン・イン・シカゴ」からぶっ飛ぶ。後になってブルースブラザーズ2000でも使われているカッコいい曲である。僕のブルースの世界の探訪は白人のブルースバンドから始まった。どちらかといえば、個人的にはこのアルバムがポール・バタフィールド・ブルースバンドのベストだと思っている。この時のポールはサングラスが似合って格好いいです。他の全員の雰囲気もいい感じが出てます。「イースト・ウエスト」でもそうですが、皆さん真面目に揃って写真を撮られて微笑ましい時代です。
・「最高傑作」
これも彼らの最高傑作ではと思います。これまでは「イースト・ウエスト」が彼らの最高傑作と思い、今もそれは代わりがないのですが、今回この1st聞いて、なるほどいろんな雑誌でこのアルバムが最高としているのが分かりました。 とにかく1曲目から凄まじい熱気です。歌、ギター、ハープどれをとっても、もの凄い勢い熱気です。「イースト・ウエスト」の完成度も素晴らしいですが、この1stのこの熱気はただものではありません。 日本盤を待っていたのですが、なかなか出ないので今回この外盤を買ったのですが、こんなに凄いのなら、もっと早くに買っておけばよかったと後悔し切りです。ご同様の方、是非一日も早くこの盤のご購入をお勧めしますよ。
・「いつまでたってもさめない弁当、その秘密は?」
「おおっ教えてくれ洋一くん、なぜこの弁当はいつまでたっても激アツのままなのだ、しかも、こんなに歯ごたえがシャキシャキしたままではないか!」「その秘密はね、味皇さま、素材にあるのさ!しかも、若くてハートのある料理人が、熱い思いのままにその最高の素材を調理して、密封したのさ!100年たっても、この弁当はさめることは無い、しかも、歯ごたえもそのままなのさ!」「う、美味い、ぞおおー!」
・「Paul Butterfield のデビュ-アルバム」
アメリカでは'60年代に入って白人の間で黒人のブル-ズに対する関心が高まりだした。その結晶がこの作品である。このアルバムの発表当時('65年)Paulは弱冠23歳、シカゴ大学の学生だったリ-ドギタリストのMike.Bloomfieldは22歳であった。白人のバンドでこれだけ黒人のシカゴブル-ズに接近したサウンドを出し切ったアルバムは他にないのでは。その理由は2つある。1つは上記の2人を含め、2ndギタ-のElvin.Bishop(オクラホマ出身のシカゴ大学生)、オルガンのMark.Naftalinの両白人もシカゴアンで、体で黒人のシカゴブル-ズを吸収していたこと。もう一つの理由は、これが大きいのだが、Sam Lay(Dr),Jerome Arnold(Ba)という最強の黒人リズムセクションがいたことである。この2人はHowlin'Wolfのバンドメンバ-だった人達である。Paulのハ-モニカはLittle Walterの影響が濃い。また、Mikeのギタ-は、ややジャジ-なところもあるがブル-ズフィ-リングたっぷりの渋いフレ-ズを弾いている。30年以上前に、小生はこのアルバムをきっかけに黒人のブル-ズにはまり込んでいった、個人的にも思いで深い作品なのだが、実際、バンドブル-ズの入門アルバムとして最適なのではないだろうか。ボ-カルが物足りない点で4星にした。しかし彼らの作品中ではこれがベストである。
・「シカゴに生まれて」
彼のプレイに詳しい、ハ-ピストのマウントフジヒコさんにすすめられて購入。リリース当時のライナーを読むと、「ホワイトブルーズの最初の成果」という記述があるが、そのような音楽史的な位置付けは購入当時の吉里爽にはどうでもよかった。マディのベスト盤以外にブルーズそのものにさして免疫がなかった20代前半のバンドマンは、ブルーズのロックにはないかっこよさとディープさをこのアルバムで存分に味わうことができた。
しかし、今にして思えば、シカゴ育ちの白人ブルーズマンが同年代の白人ミュージシャンと Howlin' Wolf のリズムセクションを従えてブルーズバンドを結成し、この名盤を世に残したことの意味は大きかったのではないか。数多の(黒人以外の)アマチュアブルーズマンが、ポール・バターフィールドに羨望と憧憬と嫉妬に近い感情を抱いたことは想像に難くない。
01., 02., は、バンドマン時代に何度も歌った思い出がある。05., も、このヴァージョンで初めて知ったが、ドラマーのサム・レイのヴォーカルがすばらしい。Little Walter の03., エルヴィスの名唱で知られる09.もよい。
オリジナルのリリースから40年が経過した2005年に聴いても、輝きが褪せていない。偉大なハ-ピスト&ブルーズマンポール・バターフィールドのファーストにして至高の名盤だ。ブルーズというジャンルを遠く感じているロックファンに、入門編としておすすめしたい。
・「英国フォークロックの最高傑作!」
フェアポートの歴史上、最強のラインナップによる、最高の演奏が聴けるアルバムです。前作までのドラマー、マーチンランブルを不慮の事故で失い、残りのメンバーは、フィドラーのデイブスウォーブリック、新ドラマー、デイブマタックスを正式メンバーに迎えました。結果、再出発第一弾は最高の作品となりました。自国のトラッドにはまっていた彼らは、この頃、ザ・バンドの1stミュージックフロムビッグピンクをよく聴いていたそうです。いわばこのアルバムは英国流ミュージックフロムビッグピンクといっていいものです。このアルバムからフィドラーのスワブが大活躍するのですが、私はドラマーのマタックスの貢献が一番大きいと思います。転がるようなスネア(元々ジャズドラマーだったらしい)、信じられないようなベースドラムのパターン、元々無伴奏だったトラッドに対応する変拍子、タメの聴いた的確なリズムキープなど完璧なドラミングを披露しています。後に英国一忙しいセッションドラマーとなっていく彼ですが、最初から唯一無二の素晴らしいドラマーだったわけです。ほとんどがトラッドですが、オリジナルでもスワブとリチャードの共作で「クレイジーマンマイケル」という不朽の名作も生まれました。この曲を天使の歌声サンディーが歌っているのですから、涙ちょちょ切れものです。次作フルハウス同様、誰も超えられない大名盤であります!
・「英国音楽の歴史的名盤」
フェアポート・コンベンションの大傑作アルバム(69年)のリマスター盤。ブリティッシュ・トラッド・フォークを最初にエレクトリック化し、トラッド・ロックを定着させた傑作というだけではなく、英国音楽の歴史の中でも最重要作ともいえる名盤だろう。新しい分野の開拓への挑戦的精神が、サンディ・デニーの歌唱とリチャード・トンプソン、アッシュリー・ハッチングスら黄金ラインナップによる緊張感ある演奏によって、ストイックでいて、かつ情感豊かな美しい音楽へと昇華した決定的瞬間がここに収められている。彼らのオリジナル曲は3曲のみで他はすべてトラッド・ナンバーをロック化したものだが、当時としては新しい音楽との出会いはかなり衝撃的だった(個人的にはキング・クリムゾンの『宮殿』やツェッペリンのファーストなどと同等の意味合いを持っている)。このリマスター盤は、当時のプロデューサーであるジョー・ボイドとメンバーのアッシュリー・ハッチングスの監修のもとリマスタリングされただけあって音質も素晴らしい。ボーナス・トラックは同セッションからの未発表アウトテイク2曲。「Sir Patrick Spens」は次作『Full House』で取り上げられているが、ここではサンディ・デニーがヴォーカルをとったテイクが聞ける。
・「傑作であることを再認識」
某雑誌でブリティッシュ・フォークの特集が組まれており、フェアポートを思い出して久々に聞きましたが、全く古びておらず、現代でも十分に通用する傑作であることを再認識しました。この作品は、デビューから徐々に志向を変化させていったフェアポートが、トラッドを本格的に組み入れて作品を構成し、トラッド・ロックなる分野を確立した一枚です。
デニー、トンプソン、ハッチングス等、最強のラインナップで、収録曲も粒ぞろいですが、ハイライトは、やはりトラッドをアレンジした「マティ・グローヴス」「タム・リン」の2曲でしょう。今回久々に聞いても、デニーの鬼気迫るヴォーカルは圧巻でした。
トラッドというと古い、暗い、小難しいという印象があるかもしれませんが、まず、この作品を聴いてみて欲しいと思います。歌詞の内容などわからなくても十分素晴らしさがわかると思います。
・「英トラッドの傑作!」
Fairport Conventionの4thアルバム。Jefferson AirplaneやJoni Mitchellのような、米フォーク・ロック路線から、英トラッドへと見事に独自のスタイルを完成させた作品。Sandy Dennyのうた、Richard Thompsonのギター、新メンバーDave Swarbrickのフィドルどこをとっても、素晴らしい出来だ!アレンジ、楽曲共、私は、彼らの最高傑作だと感じている。
・「フェアポートの名盤でトラディショナル・バラッドを聴く」
見事なヴォーカルと演奏が美しいほどの緊迫感を生み出し、物語が展開する:ジャネットは禁じられた場所でバラを摘む。すると妖精のタム・リンが現われ、二人は言葉を交わす。父は娘が身ごもったのではと疑うが、彼女はスカートを膝上までたくし上げて恋人の元へと急ぐ。タム・リンは人間に戻る方法を彼女に教え、その夜、結婚指輪を持った彼女は見事タム・リンを救い出す。最後に怒った妖精の女王が言う。「おまえの目をくり抜いて木の目玉にかえておくんだった!」
フェアポートが初めてトラッドを取り上げたのが2ndアルバムだった。そこではまだアコースティック色が強く、また3rdでも1曲取り上げ、本格的にエレクトリック化を試みてはいるが、やはりまだこなれていない感があった。そしてこの4thアルバム。彼らはトラッドのエレクトリック化を見事に成功させた。曲も大半がトラッドになり、その上オリジナルもトラッドと見紛う出来映えで、アルバム全体が極めて完成度の高い仕上がりとなっている。派手さこそないものの、ビートルズの「サージェント・ペッパーズ」を彷彿とさせずにはおかない。実際彼らはこのアルバムで金字塔を打ち建てたのであり、同時に、伝承文化であるトラッドの、今を生きる新しい姿を示したのである。
本作で注目したいのは、本格的なトラディショナル・バラッド(伝承物語唄)が取り上げられている点だ。とりわけ「タム・リン」と「マティ・グローブス」は鳥肌が立つほど素晴らしい。エレクトリック化されている分だけ、かつての英国庶民より感動は大きいかもしれない。
サンディーのヴォーカルは時に勇ましいほど力強く、物語をぐいぐいと引っ張ってゆく。「マティ・グローブス」はこんな物語だ:アーノルド卿の妻は断わるマティを強引にベッドに誘うが、召使いの密告で駆け付けたアーノルド卿にマティは剣で刺し殺され、妻は、キスされるならあなたより死んだマティの方がましと口答えしたばかりに、心臓を刺し貫かれる・・・
・「恥ずかしながら…」
最初はそれほど期待もせずに何げなく聴いていたんですが、まず二曲目でグッときて、四曲目で心をギュッと鷲づかみにされ、最後の「Love Has No Pride」を聴き終えた時には、もう完全にボニーに恋してましたね。ピーター・バラカン氏がこの頃のボニーに夢中だったのは知ってたけど、まさか自分もそうなるとは夢にも思ってなかったですね。以前カレン・カーペンターやノラ・ジョーンズを初めて聴いた時にも、一種特別な感動を受けたけど、ボニーにはそれ以上のものを感じました。とにかくその歌声、センス、フィーリングなど全てに参りました。特にバラードは最高ですね。このアルバムにはいい曲が沢山あるし、カラッと仕上がったサウンドも心地好く、一時期はこのCDばかり聴いていて全く飽きなかったですね。そしてもちろん今でも大の愛聴盤です。ため息まじる37分…
・「グレイトギターアルバム」
とにかくグレイトなギターアルバムです。しかしグワングワン轟音でもなく、清涼感あふれる拡がりサウンドでもない。 コリコリです。木の幹。軟骨。音の粒が際立っている。アコースティックもエレクトリックも無駄な残響がいっさいなく、気持ちよく音が途切れる。 レイット自身もウッドストックのギタリスト達も、ギターという楽器の本質を味わいながら弾いてます。
・「フルーティな名作」
あの時代独特の温かみのある録音が心ゆくまで楽しめる作品。「LOVE HAS NO PRIDE」など名曲がいっぱいで、文句無しにボニーの最高傑作でしょう。スライドギターも存分に楽しめる。
・「すばらしい!!」
このアルバムはすべてのロックファンにおすすめです。ボニーはもちろん、脇を固めるミュージシャンたちも並外れている。例えばフリーボの情緒感あるベース、ポール・バターフィールドのスイングするハープ・・・etc。どれをとっても「すばらしい」、のひとこと。
あと、このレコードの質感もたまりません。他のレコードには見られない、すごくいい空気が漂っています。
・「スティールドラムギター」
「スティールドラムギター」と言うヘンテコな記載がライナーにあります。どんな音かは、「9.You Told Me Baby」で聞いて下さい。とにかく名前どおりのキテレツな音で、ジョンホールがピックをギターの弦にはさんで録音したそうです。
・「ブルース小僧の必携経典」
ジュニア・ウェルズをまず1枚買うならもう絶対このCDがお勧め。妖しげなギターの音の直後にバネの効いたボーカルが飛び出す1曲目でぶっ飛びます。理屈ぬきでカッコ良い60年代シカゴ・ブルースの歴史的名盤!
ボーカル&ハープ、ギター、ベース、ドラムのシンプル過ぎる程シンプルなバンドで思い切りファンキーなシカゴブルースをぶちかましてくれます。スローナンバーは泣きそうにブールージー、ブギーナンバーは思い切りファンキーな(シカゴ・ブルースとしては)仕上がり。
ジュニア・ウェルズとバディ・ガイのバランス、コンビネーションも抜群の「按配」です。ジュニア・ウェルズの唄とブルース・ハープ、バディ・ガイの切れ味の良いギターが一体となって押し寄せてきます。「のけぞり系弾きまくり」バディ・ガイとは一味違う緊張感の出し方です。ふてぶてしい唄い方も迫力勝負のハープも最高!
元になったアナログ盤(2曲少ない)はその頃のブルース少年達にとって必携の経典。また、ロック好きの友人をブルースの世界に引き込む「ブルース教の布教」の切り札でもありました。そして何十年もたった今でも定期的に聴きたくなる常備薬のようなアルバムです。
・「イントロのジャーンというギターにノック・アウト!」
A-1「Snatch It Back And Hold It」のイントロのジャーンというギターにノック・アウト!Jack Myersの不気味なベースにもお手上げだ。目の前で唄い囁くジュニア・ウエルズの低い声が生々しい。もちろん1957年製ストラトキャスターをパキパキした音で弾くバディ・ガイのギターも素晴らしい。基本中の基本だ。
・「スカスカのバンドサウンドなのに極上品!」
このアルバムは普段ではありえない事が、起こっている。それは、バンドサウンドがスカスカなのである。なのにすごいんです!異常に濃密なんです。まずバディ・ガイが完全にバックに徹している点、いつもの狂ったようなギターとは正反対(逆にバックに徹するバディも人気が高くソロよりもウェルスとやっている方が好きという方々も多数)なのに期待外れにもならない様な、独特の雰囲気と間をもったまさにブルースなアルバムです。普段のバディ・ガイが好きになれない方にもオススメです。
・「カッコ良すぎる入門盤」
BLUESって何から聴いたらいいかわからないという人に絶対お薦め。かつてアレステッド・ディヴェロップメントにサンプリングされた1曲目は問答無用でカッコいい。アルバム全編バディ・ガイのパンキッシュとも言えるギターが最高です。例えばホワイト・ストライプスとかが好きでBLUESに興味を持った人なら、一発で気に入るんじゃないでしょうか。
・「かなりファンキー ふてぶてしいところも好き。」
前傾のレビュアーさんの書かれている通り良い作品です。 私はあまりブルースに詳しくはないので他のシカゴ・ブルースと較べてどうとは言えませんが、metersやhi-sound,stax等に通じるシンプルでタイトなグルーブがとても心地よい。ぽっかり開いた空間にバディのギターが切り込む瞬間がゾクゾクする。ギターの音はクランチ程度だがなんだがとても強暴な響きで本人は結構やんちゃな性格なんだろうなと思わされる。しかし 私がこれを気に入っているのはやはりジュニア・ウェルスの声・歌い回しが好きだからだ。バディのアルバムはあまり聴かない理由もそこ。 ブルースとしても勿論 ファンクとしても一級品だと思う。
●Buddy Guy & Junior Wells Play the Blues
・「聴けば聴く程離れられなくなる!」
このアルバムに収録されてる曲は、全般的にサビのメロディやメインリフが憶えやすくてかっこよくて印象的という、ロック的な要素を持ち合わせていてヒジョーに心地良い。BUDDY GUYもJUNIOR WELLSもブルースミュージシャンとして知られているし、それぞれのソロ作品もそれなりに良いけど、これは一般的にイメージされてる泥臭い感じのブルースじゃなくて聴きやすいからロック好きにもポップス好きにも受け入れられやすいと思う。
・「聞きやすくて為になるブルーズアルバム」
確かこのLPが出たのは72年で、私が買ったブルーズの2枚目のLPだったと記憶している。当時、バディとジュニアの映像がちょうどNHKで流れたばかりで、バックにドクタージョン、クラプトンやJガイルズバンドがついてたりと話題もあって買ったんだと思う。内容は、ブルーズ初心者には文句なし。といっても当時のロックがかなりブルーズよりだったので違和感がないのかもしれないので現在の状況では不明。
バディが4曲、ジュニアが6曲と歌のうまい下手では順当な曲数。バディの(1)はとにかくギターがかっこいい。インタープレイの支離滅裂なフレーズは彼しか出来ない早弾です。ジュニアの(2)(3)は往年の名曲を白人主体のバックでやってるけど、白人どもは結構おとなしく、すっきりした音で好感が持てる。でも(5)はイントロがこけるけどバディは快調。中期のヒット曲(6)はカッコ与作ですが、個人的にはオリジナルのアールフッカーのギターの方が好きです。(8)はこのLP中一番の聞き物でジュニアのR&B趣味モロの傑作。バディの残りでJガイルズバンドのバックも決して悪くはなく、当時売り出し中だったバンドが一生懸命師匠に仕えていてほほえましいものがあります。若者よ、これは聞きやすくて、しかも為になるブルーズのアルバムだよ。
●The Sky Is Crying : The History of Elmore James
・「怒涛のスライドギターがぶり寄り!」
1951年(サニーボーイのハモニカ入り/ダスト・マイ・ブルーム)から1961年(ニューオリンズ録音/ルック・オン・ヤンダー・ウォール、シェイク・ユア・マネーメーカー)まで、各時代の代表曲がばっちり含まれていて、コンパクトながらエルモア・ジェイムズ濃縮盤として大変気に入りました。
曲の並び方も「意外とバラエティに富んだエルモア」を実感できて好編集。CD流しっぱなしでくつろいでいも快適、巷で聞く「ワンパターン」とは別世界です。英文ブックレットには写真満載、各曲のクレジット、録音データも有りとても親切。(歌詞は載っていません)
ブルーム調の3連スライドがぶり寄りシリーズは当然のこと、
タイトルにもなっているスカイ・イズ・クライングやサン・イズ・シャイニングの妖しく重たいスローブルースも独特の迫力で最高です。サムシング・インサイド・ミーでの鬼気迫る高音スライドから爆音のような低音への展開は異様な世界。まだエルモア・ジェイムズ聞いた事の無い「スライド好きさん」には強烈にお勧めします。
アナログLPで不気味なジャケのベスト盤とフーズマディシューズを愛聴していたので、まずはCD1枚でエルモア・ジェイムズをコンパクトに押さえたくて購入。この先、各時代のエルモアを揃えていくとしても「お気に入りCD」となる予感がします。
・「やっぱルーツでっせ」
いやいやBLUESを貪るように聞くといいもんです。ボトルネックも歌もちょい雑いが、やっぱええのぉ〜いやいやほんまBLUESはよろしいなぁ
●Howlin' Wolf/Moanin' in the Moonlight
・「猛狼注意」
シカゴ武闘派の親玉ウルフ。死ぬまで白人におもねることなくシカゴのサウスサイドのクラブで演奏していたウルフ。そのウルフのチェス時代の名曲がLP2枚分収録されて、この値段、絶対買いですよ、もし持ってなかったら。
同じシカゴ武闘派のサニー・ボイと同じく、こわもて、バックが抜群、死ぬまで絶倫、という感じ。このCDはイッシュ順は逆で13~24が最初のLPで1~12が後に出されている。ウルフは(2),(5),(7)等、ディクソンの曲をやっていて、それらが幾分コマーシャルな印象も受けるが、今聞くと結構独創的で強烈な個性を感じさせる。ブルーズの名曲(8)の語りの部分はそのディクソンだったり、また体格も似たものがあり、仲良かったのかな。ウルフのアルバムはたくさんあるが、先ず最低、このCDはマスト。あとメンフィス時代のアルバムと、晩年のアルバムを加えると全体像が見えてくるよ。
・「言葉を失うほどの迫力」
これを聞かずしてその後のロックンロールは語れまい。ハウリン・ウルフの1st・LPと2ndを1枚にした2inOenである。彼の全盛期であり、鳥肌モノのディープ且つパワフルな作品群。本当に凄い人が居たものである。世界中にブルースが浸透した一因は、イギリスの若者達の活躍に在ると思う。
ローリング・ストーンズはブルースのコピーバンドからスターとしたのである。この14はストーンズのステージの定番曲である。ストーンズのライブ盤『フラッシュ・ポイント』では、この曲でクラプトンがギターを弾いている。クラプトンもクリーム時代から19・11など、他にもカバーしている。
ジミヘンもKillingFloorをカバーしている。ジミヘンはアメリカ人だが、イギリス人に見出されイギリスでデビューした。ロックの原点などと言わずとも、言葉を失うほどの迫力がここにはある。
・「ウルフが吠える、サムリンが天空を駆け巡る」
なんという素晴しい選曲だろう。ほとんんどの曲がブルースロックの「スーパースター達にカバーされている珠玉中の珠玉。1はスティービーレイボーンやジョンハモンドジュニア・2はストーンズ・7はクリーム・8は確かボズスキャッグス・12は再びSレイボーン・14はツェッペリン(1部を取り入れ)19はカクタス(トムボガート&カーマインアピス在籍)23はジョニーウィンターがカバー。とにかく眩暈がするほどブルースのエッセンスが缶詰になっている。圧倒的にシャウトするウルフ、名手ヒュバートサムリンの空駆けるギターが絡みつく。これぞミシシッピデルタのヘビーブルースをシカゴで開花させた真髄だ。なんという名盤だ。
●The Best of the Shelter Years
・「70年代の匂いがプンプン!?」
これはフレディ・キングでは中期~後期のシェルターレーベル時代のBESTらしいですが、初期のものよりも当然音質もよく、非常にロックぽいですね。普段ブルースっぽいロックを聞いてる人にはとても聞きやすいブルーズアルバムでしょう。知らない人に聞かせるとたいてい「これ誰?」って聞かれます。70年代の匂いが好きな人にはオススメ!
・「スワンプ、ゴスペル、ブルース!」
レオン・ラッセルのシェルター・レーベル移籍初のアルバム。プロデュースは当然レオンとドン・ニックスで、バックも”ダック”ダンやドン・プレストンなどのスワンプファミリーで固められている。そしてドン・ニックスの作品が4曲も占めているせいかやたらゴスペル臭いのも特徴で、ただのブルース・アルバムではない懐深い作品になっている。しかしその分ストレートなブルースが好きな人には賛否両論なのではないだろうか(私はこっちのほうが好き)。ただし例のいやらしいギターは健在だ。一般に言う”スリー・キング”の中でも一番破壊的なギターを弾く人と私は認識している。それに反してヴォイスはとっても繊細。エリック・クラプトンがこの人のギタースタイルに影響を受けたと言っていたが、むしろ!ヴォイスにこそ一番影響を受けたのではないかと思わせるくらい良く似ている。それくらい味わい深い声を聞かせてくれる。ジャケットはトレードマークの345をくわえタバコで持っているという雰囲気満点のもの。クラプトンファンにもロックファンにも聴いていただきたい”73の名盤。レコードでは廃盤で簡単に見つからなかったぞ!聴けるだけでもありがたい、買っとけ!!
・「やっぱルーツでっせ」
いやいや、クラプトンファン辞めました。やっぱルーツでっせ。歌が違う、ギターが違う、グルーブ感がぜんぜん違う、難しいこと抜きにほんまもんのブルースで行きましょ。
●All Your Love I Miss Loving: Live at the Wise Fools Pub Chicago
・「ラッシュの最高傑作」
ワイズ・フール・パブというラッシュの地元で多分気心のしれたメンバーと演奏されたであろうライブアルバム。すごいのはラッシュの歌とギター、バックの演奏がこれでもかというくらいに音が襲いかかってくる&かぶさってくるのである。こんなに力のこもったラッシュの演奏を収めた録音は今までなかった。曲の選択も最高でラッシュの聞きたい曲ばかりがちりばめられている。客の乗りも最高潮だ!それ故、こんなに心のこもった楽しい演奏がラッシュ自身もできたに違いない。録音も良く、この1枚は必ず手に入れないといけない激烈爆発超傑作盤だ!
・「これはスゴイ!」
1975年に初来日したオーティス・ラッシュ。その時バックを務めたジミー・ドーキンスのバンドが駄目駄目で、期待に胸を膨らませていたブルース・ファンは少々がっかりしたというのは有名な話だ。このライヴ盤は翌76年に地元ワイズ・フールズ・パブで自身のレギュラー・バンドをバックに、地元ラジオ局の番組用に録音されたものだそうだ。やっぱり地元で気心しれたメンバーとやるのが一番って事なのか。ディレクターの好みを押しつけられていた70年代の他のどのアルバムにも無い、「生のラッシュ」を感じるアルバムが遂に出たという感じがする。「コブラ時代が最高!」という古いファンもこれで70年代ラッシュへの認識が変わるかも。有名どころを集めた選曲なので初めてラッシュを聴く方にも絶対オススメ。ライヴ・ヴァージョンの「It Takes Time」が本作で初めて聴けるのも嬉しい。燃えどころ有り、泣きどころ有りの文句無しの出来だ。この輸入盤は短いライナーノーツのみだが、国内盤「オール・ユア・ラヴ〜激情ライヴ!1976」はボーナス・トラックこそ無いが、同じジャケ・デザイン、歌詞、オリジナル・ライナーノーツとその対訳、そして80年代のラッシュ来日時にバックを務めた近藤房之助氏のインタヴュー形式全曲解説+来日時のエピソードが収録された16Pブックレットが付いている。(房之助って本当にラッシュが好きなんだなぁ。彼らしいラッシュに対する愛情に満ちた内容です)200円が惜しい方はこの輸入盤、歌詞・解説が読みたい方は国内盤がオススメです。どっちにせよ内容は保証付き、100点満点で1万点の一枚です!早く元気になってくれよ、ラッシュ!!
・「いやーまいった!」
otis rushの熱烈なファンになって30年の私としては、今の時代になってこんなライブが公式に出るなんて・・・rushが元気でライブもやっていた(少なくとも)20年前に出てくれなかったのかと恨めしい。1972、1973年のAnn Arbor festivalのライブ版(今は廃盤?)や「Tops]での演奏が良いものだと納得して聞いていたが、もうそんな思い込みは必要が無くなった。表題のAll your loveは軽く流しているが、slow bluesは皆濃厚。インストも彼のギターの音色に酔うのみ。ああそして・・・Gamblers Blues!少なくとも私にとっては、これから5年間はこれを超えるbest blues album of the yearは出てこない。星のつけようが無い。我らBlues fan の永遠のIcon,Otis rush 殿、あなたがが1日も早く健康を回復されることを心よりお祈り申し上げます。
・「最高の出来」
ブルースのライブアルバムという大きな括りで考えても、最高のアルバムの一つではないだろうか!?スローブルースなど、まさに絶品で、観客のボルテージがだんだん上がっていくのも手に取るように分かります。ブルースファンの方には、是非お勧めの1枚です!
・「突然現れた名作!」
すごい、すごい、と言われながらなかなか「会心作」の少ないOtis Rushですが、これは正に魂を揺さぶられる名盤です。何故今頃発売されたのか分かりませんが、突然現れた名作!です。まだ隠している音源があるならどんどん出して欲しいものです。BLUESを聴いた事の無い人、これが「BLUES」です。これが「Otis Rush」です。
・「あんたすごいよ!」
やっぱり、あんたすごいよ!と言いたくなる。やっぱり、マディーだね!の一本!買っといて損はありませんよ。
・「マディの代表的なアルバムの1枚」
BLUES好きにとって、マディは外すことのできないオヤジです。黒人独特のダミ声と虚勢を張った生き方。「フーン、ムー」のうなり声一発で観客もバンドメンバーも納得させるパワー。こんなオヤジちょっといません。ギターはワンパターンですが、マディにいろんな音色は必要ありません。このオヤジだからこそのワンパターンです。BLUESのボスの歌を聴いて下さい。
・「STAX録音の名演集」
17曲中11曲は STAX盤“Born Under a Bad Sign”(黒猫ジャケットのヤツ)と同じ。残る6曲、つまり(2)(4)(14)(15)(16)(17)がダブらない曲ということになる。1966年から68年にかけての、アルバート・ファンにもっとも高く評価されている時代の録音で、ブッカー・T・ジョーンズやアル・ジャクソン、メンフィス・ホーンズがゴキゲンなバックをつけている。 傑作とされるトラックが多く、聴き応え充分のアルバムだ。70年代ロック・シーンへの影響もよくわかる。かれの特徴的なフレーズをまねたギタリストがいかに多かったか…。 ノリのいいかっこいい演奏が楽しめるが、バラッドで聴かせるヴォーカルの味わいも捨てがたい。“The Very Thought of You”の情感ゆたかな歌唱はしみじみ胸を打つ。
・「玄人ウケのいっぱつ」
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・「チョーキングの魔術師」
全体的にスローなナンバーが多いので、一緒に、ブルース・ギターをアドリブで、合せて弾くと楽しいです。スローな、チョーキングが、多くあって、輝いています。まぁ、いい感じの、モダン・ブルースだと、思いますよ。
・「傑作ライブアルバム」
彼の何枚かのライブアルバムの中でこれは出色の出来。'68年Filmore Westで録音されたもの。とてもダイナミックで、ストレ-ト且つテンションの高いブル-ズが展開される。途中、だれる所が全くない。特に、(2),(4)で聞かれるスロ-ブル-ズでは凄まじいブル-ズギタ-が堪能できる。いずれにせよ、これは彼の凄さが凝縮された傑作アルバムである。
・「強烈なギター!」
アルバートを初めて聴こうとしている人は、まずはこのアルバムが良いと思います。ルックスもギターも唄も強烈に格好良いです。 レイヴォーンがいかに影響を受けたかが、このアルバムを聴けばすぐ分かります。ブルース系ロックギタリストの多くがフライングVを使っているのも、アルバートの影響でしょう。
・「アルバートキング様!」
なんと一曲目はウォーターメロンマン!これだけでも買う価値あり!さすがアルバートキング様!といいたくなる至高の一枚!買わなきゃ損でっせ~。
・「ギターの「タメ」が最高」
Blues好きで、いろいろレコードやらCDを所有しているが、このアルバムも愛聴盤の一つである。アルバートキングの魅力は、ギターの独特の「タメ」にあるかも知れない。音と次の音との微妙な間隔が、なんともむずむずとたまらない感じがする。この人が当時の若者であるロックギタリストに与えた影響は非常に多く、彼らがベテランになった今でもフレーズなどにアルバートキングの影響を垣間見ることがある。間違いなく太鼓判を押せる名盤である。
・「当タリアルバム!」
ずっとスティービー・レイ・ボーンみたいなギターを弾くブルースマンを探していたけど、灯台下暗し!バディーがいるじゃない~といった感じのアルバムです。今までバディーの初期有名アルバムしか持って無かったので、この2枚組を聞いた時は、イメージが180度変わりました。SRVやジミヘン、クラプトンが尊敬して止まない、弾きまくりバディーここにあり!です。
・「STONE CRAZY!!」
ジェフ・ベックもクラプトンもジミヘンもSRVも皆バディからの影響力大!! このアルバムを耳から脳から肌から、そして全身で感じて下さい。バディの偉大さが身に滲みて感じ取れます。脳天直撃制御不能なストーンクレイジーに乾杯!!!
・「ブルース・ファンなら、一度、聴いてみては。」
この人のギター・プレイは、上手い、下手の基準が分からなくなります。もちろん、ブルース・ロックというのでしょうか。クラプトンを想い起こさせるのもあれば、ジェフ・ベック風の音も聴こえます。歌は、やはり、ソウルフルだ。素晴らしい、天性のものがあると思います。ファースト・アルバムは、持っていますが、このアルバムを聴いて、ぶっ飛びました。もの凄い、パワーだと思います。今では、最高峰のギタリストだと思います。これからも、聴いていきたいと思います。
・「モダンブルース全開!」
コブラ等に素晴らしいブルースを録音しながらも不遇な環境に甘んじていたサムの「復帰作」。たまりにたまった「ブルース衝動」が爆発したような衝撃的なサウンドだ。アルバムのトップにはシカゴ・ソウルを持ってくるあたり、当時のブルースマンとは一線を画していたのは明白。今では当たり前のブルースとソウルの融合だが、これは画期的だった。
もちろんストレートなブルースナンバーも緊張感あふれる名演だ。
ジュニア・パーカーの"I Feel So Good"でのドライブしたブギや、映画「ブルース・ブラザース」で「マジック・サムに捧げます」と言っていた"Sweet Home Chicago"も収録。これを聴かずして、今日のブルースは語れない。
・「私の好きな歌手は何故早く死ぬの?」
このLPは思い出深くブルースを聴くきっかけを与えたくれたものです。中古レコード屋で「黒人もロックをやるのか。安いから買うか。」feeing goodが、最初聞きやすく、sweet home chicagoはなかなか好きになれず、特に無理したわけではないが。しばらくするとどの曲もすばらしく、かっこよく、ギターを聴きつくすとsamのボーカルに聞き入ると、これは黒人にしか歌えないのかな?ブルース入門にはぴったりだ。クラプトンやfreddieはやや、声がしぶいのですね。これは聴けるよ。ロック少年諸君!ギターもボーカルもジジーになってもやるぞ。
●アイ・キャント・クィット・ユー・ベイビー~コンプリート・コブラ・セッションズ1956/58
・「chicago blues の至宝でありblues CDの最重要must item」
30台までこの人の来日ライブは可能な限り聞きに行きましたが、期待を裏切られた方が多かった。それもこのコブラ時代の壮絶な素晴らしさに捕われてしまったからなのかも知れない。RushはこれとChess(Door to door....
・「戦後.....」
なんだか炭鉱労働者の恨み節にも似た、この重い歌とリズム、ひきずるようないわゆるクサいブルースなんですが、ここまで演じて没入していれば、それは人の胸をうちます。よく論じられるように当り外れのキツい彼ですが、僕なら真っ先にこの盤(コブラ)を挙げます。これがやはり最高作でしょう。以前のPーヴァイン盤では曲順が少し違うけど、内容はほぼ同じ。この当時のオーテイスは格別です。ギターもよくエピフォンを抱えた彼を見ますが、ここではストラトを使ったとインタヴューで読んだことがあります。モノラル録音のふくよかさを実感します。コブラのエコー、実にいい音(音質と違うレベルで)してます。
・「持ってても買いです。」
コブラのラッシュには賛辞も含め今さら言葉は不要でしょうが、それがこのCDを改めて購入することを躊躇させる人を生んでいるような気もします。しかし、このCDに収められたアウト・テイクと、ブックレットの写真だけでも改めて購入する価値がのある一枚です。未聴の方はなにはともあれ一聴を。
・「Blues史上に残る名盤」
(1),(2),(4),(9),(10),と彼の出世作を収めたオリジナルアルバム。特に(9)は'66年のStaxにおける初録音で、この頃に彼のスタイルが完成されたと思われる。そんなにたくさんフレ-ズは持っていないが、オリジナリティ溢れるフレ-ジングで聴く者の心を揺さぶる。ミディアムからスロ-あたりのブル-ズで彼の本領が発揮される。その後、彼の信奉者であるスティ-ビ-レイボ-ンによってこのAlbert Styleが広くロックファンにも知られるようになった。そのAlbert Kingの絶頂期の姿を捉えた、stax時代のスタジオ録音盤であり、Blues史上に残る大名盤である。
・「ブルースとブルースロックの懸け橋」
「こりゃ凄い、こんなのありか」、”As The Years Go Passing By”を聴いた後思わず口にできた言葉だった。 元々クリーム(Born Under A Bad Sign)、フリー(The Hunter)のオリジナルを聴くのが目的だったのだが、この曲にハマってしまった。もちろん全体としても見事の一語につきる出来栄えで、録音当時A.キング42‾44歳と油ののりきった頃で、歌と歌の間にギターを入れるオーソドックスなスタイルながら、スタックスサウンドとホーンセクションを得て洗練された仕上がりになっている。稲妻のように鋭いトーンとビブラートを多用しない突き刺すようなチョーキング、簡潔かつ無駄のないプレイ、閃きと独特の揺らぎが彼の奏法の特徴で”Personal Manager”あたりではそれらを集約的に聴くことができる。ゴスペルを背景としている味のあるボーカルも劣らず魅力的だ。”I Almost Lost My Baby”ではほぼ歌だけで勝負できているほどの素晴らしさである。
一見ベタだが、タイトルを象徴する(13日の金曜日、黒猫、スペードのエース等)ジャケットも楽しい。ロックファンにもとっつきやすい作品集と言える。当然買いの一枚。
・「やさしくつつまれる感じがするブルース」
アルバート・キングはいわゆる3キングの内、最もとんがっていないと言うか、まろやかと表現したら良いのか・・・と感じる。楽曲にはどうしても人柄も出ることだろうし、その時の気分も正直に出てしまうものだと思う。アルバート・キングのアルバムは、ほとんどが包み込まれるような優しく語り掛けるブルースであると感じるのは私だけではないでしょう。是非とも彼のブルースに包み込まれて下さい。
●Freddie King Is a Blues Master
・「クラプトンのお師匠さん。」
まさにタイトル通りのブルースマスター、フレディー・キングの”69コティリオン・レーベルでの作品。このアルバムはファンク・ブロワー、キング・カーティスがプロデュース、参加している贅沢な作品で、両キングの”歌い合い”が心地よく響き、まさにノックアウトされる。ストレートなブルース・アルバムなのだがインストあり、またクラプトンが名盤”レイラ”で取り上げた(3)のナンバーもありかなりカッコイイ。その(3)なのだがやはりお師匠さんは凄かった。クラプトン・バージョンが青く感じてしまう出来で、キングカーティスのサックスの絡みの凄さが更にブッチギってしまっている。ただギターの音がエコー感が強く、若干浮いている感じがするのは残念だ。しかしそんなことは関係なく全くの文句無しでお勧めだし、買って後悔どころか長く聴ける事は間違いないだろう。イッチャッテ下さいな!
・「Funky Blues !!」
モダン・ブルース界の巨人、フレディ・キングと、60年代から70年代にかけて、アレサ・フランクリンやダニー・ハサウェイらのアトランティック・レーベルにおける作品を手がけたサキソフォニスト、キング・カーティスが出会ったら、めっちゃファンキーなブルースになりました!
レイ・チャールズの初期のバンドから活躍していた David 'fat head' Newman や、ニュー・オーリンズの変態・天才・鬼才キーボーディスト、James Booker が参加しているのも無視できません。
●It Serves You Right to Suffer
・「本当にこんな値段で!!?」
ブルースの歴史上、いや人類史上、永遠に語り継がれ永久に記憶されるべき真のアーティストの一人であろうJohn Lee Hooker氏の、素晴らしき'60年代に出したアルバムの一枚です。
今にしてみれば短い収録時間の中、芯からアツい名曲・名演"Shake It Baby"で幕を開け、人間の本当に深いところから衝き上がってくるようなエモーションをただ伝える、"Country Boy"・"Decoration Day"といったとてもシンプルだけれど胸をうつ曲が続き、名曲"It Serves You Right To Suffer"で締め、という非常に贅沢な構成です。
深い深い感情を伝えることでは右に出る者がいないであろう故John Lee氏の歌を堪能出来る、こんなアルバムがこんな値段で買えるなんて、それだけでも我々は本当に幸せだなぁ、とつくづく感じます。
・「やっぱり1枚目。」
Beckはアルバムごとにスタイルがころころ変わるアーティストですが、僕は1枚目が1番好きです。彼の本質は、このアルバムなのか、これ以降のどれかは、わからないけれど。発表された当時はLOOSERとジャケットにぶっ飛んで即行、買いに行きました。彼の人気を決定したのは2枚目以降であると思いますが、このアルバムのあとのクラブ・チッタ川崎でのライブは今でも忘れません。今ではクラブ・ハウスなどでのライブは不可能であると思いますが。ボロボロのアコギにドラム・マシーンでメンバーは他にベースくらいしかいなかったと思います。このアルバムには、どう聴いてもストーンズにしか聴こえない歌もあるけれど、それも含めて大好きです。
・「90年代のカリスマによる無気力な力作」
「ルーザー」の大ヒットの結果、メジャーによるベック争奪戦が勃発しました。それに勝ち残ったゲフィンからリリースされた『メロウ・ゴールド』は、ベックが普通の家で録りだめした音源に手を加えて一枚に押し込めた彼のメジャー・デビュー・アルバムです。
さて、内容について言うと、アメリカ社会の過剰な競争心に対して「おれは負け犬だ。なんでおれを殺さないんだ」と無気力な曲調に乗って反抗するトラック1「ルーザー」がやはりすばらしいです。「ルーザー」は90年代以降を生きる者すべてにとって必聴と言えるでしょう。このオープニング・チューンにリスナーが共感できさえすれば、そのいきおいのままに、『メロウ』全体の無気力なスタイルにも共感し、『メロウ』を最後まで聴き通すことができるでしょう。『メロウ』は、ベックが全身全霊を力いっぱい虚脱させたままいろんな音楽ジャンルを放浪して作った雑多な無力作にして力作なのです。
さらに、ぼくの感覚で各トラックに踏み込むと、2は、トラッド・フォーク調。3は、ヒップホップ/ブレイク・ビーツ+フォーク。4は、ヒップホップを差し挟んだカントリーで倦怠感に満ちたナンバー。5は、ノイズ+ヒップホップ。6は、日常のトラブルを記録した音から始まって、歪んだ声で歌うフォーク。7は、これまた、歪んだ声で叫ぶ、効果音と欲求不満感とに満ちたヒップホップ。8は、ファンキーなヒップホップ。9は、オリエンタルで陰鬱なR&B。最後のガラクタ演奏が聴きどころ。10は、少し元気のいいフォーク・ロック。11は、いきなりノイジーに始まるパンク。ラスト12は、オリエンタルな感じのフォーク。アルバムの締め括りにふさわしく、これまで以上にだらりと流れるギターとヴァイオリンによって、これまでの倦怠感を多少なりとも和らげようとする心地よい虚脱感が漂ってきます。これで終わったかと思うと、不気味に乱れたノイズが発生し、タイトルの「ブラックホール」へと吸い込まれるかのように、このアルバムは終わります。
・「無題」
ミシシッピブルースやヒップホップ、フォークへの道を開いてくれたCDとして思い入れの深い一枚です。
・「補足的情報として」
「loser」の共作者カール・スティーヴンソンは1998年1月号のBuzzのインタヴューで「歌詞で言ってることがあまりにも乱暴に思えたんだよね。これを子どもたちに聴かせていいのだろうか、って思ったよ」と述べており、意外にもベックと見解に相違があります。ベックは仲間同士の冗談などから歌詞を書くことが多いと述べていますが、そういった歌詞にだってそれなりの効果があるのではないか。それは「遊び」なのであり、私たち聞くほうの側はその「遊び」に一緒に参加することで違う場所や時間に連れていってもらうことができる。それはむしろ子どもであるということから生まれるものだと思います。子どもたちほど乱暴で残酷なものはいないし、しかもそれはただ乱暴というだけで終わってしまうものではなく、もっと、なんというか、広がりのあるものなのではないかなと思います。カールはあまりそういった側面を理解しないのかもしれない。「soul suckin jerk」はシングル「loser」のカップリングとして違ったバージョン(rejected)が収録されています。これはオリジナルほど手が加えられていないけれど、その分ベックのヴォーカルの醍醐味と言うか、パワーのようなものを感じることができる。「you know it?」「that's right!」のあたり、いいですよね。パブリック・エネミーに対するオマージュ的側面だと思います。おすすめです。「mutherfuker」はアナログ(7インチ)で「steve threw up」と共に収録されているが、曲が終わった後に短い(44秒)ボーナストラックというかノイズが続く。ここでは「goddamn cheesecake in my jeans!」という思わず笑ってしまいそうなベックの叫びを聞くことができる。cheesecakeには「ヌード写真」と言う意味のスラングがありますが、チーズケーキがジーンズの中に入ってるイメージをそのまま想像するのも楽しいですね。「steve threw up」の歌詞(スティーヴが吐いた(threw up)ものを30個ほど列挙する)も「nitemare hippy girl」の最後の畳み掛けの歌詞とともに音楽抜きでも楽しめるものだと思います。レコード自体にもさくらんぼ付きのカップケーキの絵がついていてかわいらしいです。300円くらいで売っているのでプレーヤーをもっている方は是非。
・「ねるねるね〜るね」
いやぁ〜良いですね!!!キモくて良い!!! ネチネチネチネチ脳裏に絡み付いてくるポップソング。 だるいメロディーをだるいボーカルが歌って 納豆みたいなリズムとグルーヴがやたらそこに干渉してくる。 音質が良くないくせにやたら色んな音が飛び交ってくる。 なんだか、迫力やインパクトを残そうという気は全く感じられないが、 確実に印象には残る。 決して悪夢では無いけれど、こんな夢にうなされるのはごめんだね! こんなんがメジャーレーベルから出たなんて爆笑! というワケで、これはとても良いアルバム。
・「Vanのベストライブ」
ヴァンが10年ごとに出している3枚目のライブ(2003年も出るのか気になるところです)。このアルバムを聴いて最初に感じたのが、ショーとして非常に完成してることです。おなじみのジョージー・フェイムや、ジョン・リー・フッカー、ジュニア・ウェルズ、ジミー・ウィザースプーンといったブルースマン、娘のシャナ、美声のブライアン・ケネディらが流れを崩すことなくショーにとけこみ、ヴァンを良い感じに盛り立てると同時に、抑揚を与え、まったく長さを感じさせません。そういったモリスン一家というような雰囲気の中でのヴァンのリラックスしながらもソウルフルなパフォーマンスだけでなく、キャンディー・ダルファー、ケイト・セントジョン、ティナ・ライルといった、お姉さまがたの演奏も非常にイカしてます。また、メドレー曲の組み合わせのゾクッとくる意外性とカッコ良さ、ドラマチックに配された曲の構成も素晴らしい。とにかく聴きどころが満載。何度でも聴きたくなるアルバムです。MCが「癒されたかい?」と何度も言ってますが、まさにヴァンの到達した彼の魂の音楽、いわばヴァンのゴスペルは、癒しを与えてくれるようです。こんなショーとしても成熟したヴァンのコンサートを一度でいいから見てみたい…。
・「日本でのライブを夢見て」
1993年、「Too Long in exile」の後のツアーです。残念ながら日本でのライブはいまだに実現していませんが、150分に及ぶこの作品はヴァン・モリソンのライブで白眉でしょう。自作に名曲の数々を自分のものに料理して、音楽の楽しさを存分に味わえる作品。入門編としても、またすべてのグルーブ好きな人に最適。
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