シャカリキ! (7) (小学館文庫 (そB-18)) (詳細)
曽田 正人(著)
昴 (3) (ビッグコミックス) (詳細)
曽田 正人(著)
「この絵のすごさを是非味わって頂きたい」
プラネテス (1) (モーニングKC (735)) (詳細)
幸村 誠(著)
「締めが上手い」「SFではなく叙情詩である」「テレビから・・・」「宇宙(そら)の夢見る少年だった大人たちへ・・・そんな陳腐な表現が良く似合う、最新のバ」「これ読んで進路変えちゃいました・・・」
神戸在住 9 (9) (アフタヌーンKC) (詳細)
木村 紺(著)
「桂の交遊録」
もっけ (6) (アフタヌーンKC (435)) (詳細)
熊倉 隆敏(著)
「強い」「彼女らの成長」「「成長」がキーワードなのでしょうか」「妖怪いろいろ、人間もいろいろ」「作品は悪くないが…」
「はじめてのおつかい」「きっとそこに私もいた」「よつばがだいぼうけん」「面白くて何故か切ない」「広がる世界へ」
無限の住人 (20) (アフタヌーンKC (430)) (詳細)
沙村 広明(著)
「不死力解明編 完結!」「え!最終章!?」「「不死解明編」完結!」「気分爽快」「長かった不死力解明編、遂に完結です!!」
EDEN 15―It’s an Endless World (15) (アフタヌーンKC) (詳細)
遠藤 浩輝(著)
「辛すぎる(若干のネタバレあり!)」「EDEN大好きでもやっぱり・・・」「挫折感ばんさい!」
ヴィンランド・サガ 5 (5) (アフタヌーンKC) (詳細)
幸村 誠(著)
「「バカだとは思ってたが・・これほどとはな・・」ってアンタ、カッコ良すぎ」「迫力の世界」「ビョルンのキノコ!」「1013年。時代は大波の中」「おもしろいコミックです。」
● シャカリキ!
● 神戸に暮らすある美術科女子大生の暮らしとほのかな想いと別れ……
● 無限の住人
● EDEN ―It’s an Endless World 全18巻
● 自分メモ!
● 自転車マンガ
● 漫画
● 雑食リスト。
● 読みたい本
・「この絵のすごさを是非味わって頂きたい」
私も漫画が大好きなのですが、これほど読んでいて引き込まれる絵を見る機会はなかなかありません。連載を見ていてすごみのある絵だと思っていましたが、単行本で続けて読むと理性や思考がぶっ飛んでしまいます。それぐらい強い印象を受けた絵というのは初めてです。スピリッツは青年誌だから女性はあまり見る機会がないかも知れないので、読んでいない人(特に女性)は一度だまされたと思って読んで欲しいです。早く連載を再開してほしいです。
・「締めが上手い」
良い漫画だと思います。1巻と2巻以降では哲学的な要素が入るというか、全く趣きが変わってくる為、好き嫌いは別れそうですが。
あと、内容とは直接関係無い事ですが、この漫画、特に1巻を読んでいて毎回思うのですが、締めというか各話最後の1ページが良い。毎話色々な事件、イベントが起こりますが、最後の1ページでそれらをきっちり締める、と言えばいいのでしょうか。私の拙い文章では説明し難いのですけど、とにかくとても印象に残る締め方をする漫画だと思いました。
・「SFではなく叙情詩である」
宇宙に憧れて宇宙飛行士になった主人公、星野八太郎。その憧れは、パイオニア的な存在の宇宙飛行士の自殺に出会うことよって変化を始める。その事件は、広大な宇宙に身を置きながら、小さな存在の自分が内面に有する広大な宇宙と向き合うきっかけとなる。
人と人との係わり合いだけではなく、そう遠くない未来で新しく抱えるであろう環境問題にまで視点を広げている。
決してメジャーな作品ではなくとも、探せば必ず良質な作品は存在する好例。読後、価格以上の感想を抱けることを保証する。
・「テレビから・・・」
今、BS放送で朝やっているようですが、それを見てから買う方は注意!アニメとは違います(もちろん本が先なのでアニメが違うのですが)。方向性は同じですが登場人物やSTORYが漫画にはなかったものが出ています。しかしどちらも面白いことは確かです。私は漫画が先だったのでアニメに違和感がありましたが、違うものとして見たら面白いと思えるようになりました。アニメから入る人も、違うものとして見た方が良いかも。
しかし、断然お勧めします!!!!SFながら、すんなりと受け入れられるのは、未来に対して飛躍した描写が無いことと登場人物の心の描写がすばらしく良くできているからなのでしょう。この絵のタッチが嫌いなんていう人も、そんなことは全然気にならなくなりますよ。試し読みのできる本屋さんもあるので、とにかく一度手に取ってみて!
・「宇宙(そら)の夢見る少年だった大人たちへ・・・そんな陳腐な表現が良く似合う、最新のバ」
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・「これ読んで進路変えちゃいました・・・」
ちょうど大学受験の直前期に友人に、「理系ならいっぺんは読んどきなっ…」と勧められたのがきっかけでハマってしまいました。全4巻なのだが一言で言えば‘濃い’です!特に1巻にも垣間見れるハチマキの心の中の自分(?との葛藤は、分野は違えど新しいものをつくろう手がけようとしている人間なら一度は感じるものではないかと共感された方も多いのでは?アニメは原作を超えるものないよなぁぁといつも感じているんですが、この作品は違いました。登場人物や設定の変更などを加えているので原作とは違ったおもしろさがあります。っと話がそれましたが結局私は工学部のエンジン工学を今手がけています。(ロック・スミスのような非人道的な人にはならないようにと戒めながら…?!笑)そんな私の人生のキッカケになってしまったこの作品…一読なされてみてはいかがでしょうか?ちなみにそんじょそこらの本屋では置いてないのが残念です。
・「桂の交遊録」
この巻は案外軽い話でまとまってます。ゼミの仲間と遊園地へ行ったり淡路島へおつかい?に行ったり。日常の風景の中に笑いがあふれていて、読んでいて幸せな気持ちになれる一冊です。鈴木さんのボケっぷりも、なかなかのモノでした。
・「強い」
1巻の頃こそ絵の可愛さ(もちろん話も面白い)で買っていたが、このあたりにきて実に強い漫画だなあと思えてきた。このお爺さんの強靭さの影響もあるんだろうけど。静流、瑞生がたくましく成長している様が実に見ていて微笑ましい。そしてお爺さんを見るたびに背筋を正される。
作者は話を作るのがすごい巧いなあと思う。この巻ではオマモリ。霧がかったような疑問が、最後の方でスッと晴れて気持ちよく解決する感じ。こういうシンプルなものこそ凄い難しいなあと思うし感心する。絵も可愛さとは裏腹にかなり強い、というか濃いハッキリしたタッチで描かれているので、そういうところからも何か力強さを感じるのかもしれない。
・「彼女らの成長」
今回から姉妹がそれぞれ中学、高校へ進学した時期の話が加わっている。環境の変化と、年齢の積み重ねによって彼女らの成長を見るのは面白い(もちろん体験の積み重ねでもあるのだが)。ミニマンガ『豆もっけ』もおまけ的であり、買ってお得な感じ。しかし相変わらずこのお爺ちゃん、すげぇ迫力。彼の目にはどう"見えて"いるのかも知りたい。
・「「成長」がキーワードなのでしょうか」
今までも色んなアヤカシがでてきましたが、今巻で一番印象的だったのはそれらに対して瑞生そして静流がいかに対抗していくか、成長の過程を魅しているところではないでしょうか。
あと、お婆さんが亡くなる話は、どこかモノ悲しく、それでいて少しほっとする内容になっていてとても良かったです。
ああ、もっけを読むとほっとするのは私だけでしょうか
・「妖怪いろいろ、人間もいろいろ」
この漫画は妖怪の見える姉・静流(しずる)と妖怪がつきやすい妹・瑞生(みずき)の姉妹が妖怪のことを知っていくという内容かな?このまんがは主人公たちが歳をとっていくので1巻で中学2年のしずると小学5年のみずきもこの巻ではしずるは高校生、みずきは中学生になっている。だから妖怪だけでなく人間関係もいろいろと展開があっておもしろい!しずるが恋をしてくれたら、おもしろくなったりして・・・。
・「作品は悪くないが…」
作品の絵や雰囲気、それに物語など、丁寧にキャラクターや世界観がうまく描かれていると思う。 いろいろな妖怪漫画はあるがこの作品は他の作品と違う視点で描かれ、もっけ自体を悪でもあり善でもあるそんな書き方をしている。この作品は他の人の話を参考にして…。
私がいいたいこと!アフタヌーンを見て気が付いたがこの作品は二ヵ月に一回しか連載されないのではないか、毎月連載しているのだろうと思っていたがこれでは単行本が半年どころか一年に一冊ペースで発売になってしまう。月刊だけに毎月連載してと思うのは私だけだろうか?
・「はじめてのおつかい」
あーあー、行っちゃうの?叱られてもしらないよー、という感じのナレーションが付きそうなエピソードが良いです。あと、「強いところをみせろ!」ととーちゃんに言われて泣くのを我慢するのもとても微笑ましいです。 なんの話かというと「よつばの移動力が上がる」話です。どぶに突っ込んだり、前輪だけ急ブレーキをかけて後輪が持ち上がって半回転をかまして下敷きになったりと個人的にも思い出のある出来事なので、よつばがなにかをやらかす度に笑いがこみ上げてきます。
・「きっとそこに私もいた」
「あずまんが大王」の爆発的人気からしばらくの後この新連載が始まり、もう「よつばと!」も6巻まで来ましたね。
今回はチャリ、自転車がキーワードです。よつばが自転車を買ってもらいますが、うまく乗れるようになるんでしょうか?
私もよつばの成長を見守るご近所さんになっていました。
・「よつばがだいぼうけん」
『よつばと!〈6〉』、とうとう出ました!長い長い(ふーかたちの)夏休みが終わります!とうとう9月に入りましたよ!5巻までのよつばはとーちゃんとラブラブなだけでしたが、6巻はちがいます。よつばの興味がどんどん外にむかっていってるのがわかります。興味が外にむかっていくということは、つまりあぶないことも増えちゃうわけで、今まで以上に冒険してる感が強いです。読んでてちょっとどきどきしました。笑えるところがかなりあるので、笑いが足りない方にぜひ読んでほしいです。
・「面白くて何故か切ない」
待望の第六巻です。本屋で新刊に出会えた時は別れていた子供に逢った気分だ。嬉しくて、行動が面白くて、何故か切ない。何か泣けてしまうのは私だけでしょうか。少しずつ成長していく我が子を見るようです。自転車にも乗れた。自己嫌悪も覚えた。言い訳も覚えた。我が子と別れたい親は居ないですよね。ずっとよつばちゃんを見ていたい。あずま先生は天才だとつくづく思う。
・「広がる世界へ」
コドモはいつでも、自分が世界の中心なのです。
これまでの話が夏休みだったのに対し、綾瀬三姉妹も学校が始まり、「日常」が描かれています。これまでよつばと一緒に遊んでいた同世代のコドモの視点より、とーちゃんからの親視点にシフトしていますかね。今までただ「無知」だったよつばが、言い訳をするようになって、叱られたら泣くけど、反省するような描写がちらほらと。ただただ天真爛漫だったよつばに、人格みたいなものが見えてきました。あずまさんきっといいパパさんなんだろな。凄く細かいところまで丁寧に表現されてます。観察の賜かなぁ。
何気ない日常、ありそうでない「日常」の再発見を描く漫画(例えばARIAとか)はとかく時間の流れとは無縁です。しかしよつばと!では、ゆっくりと、でも確実に時間が流れています。あずまんが大王は高校入学→卒業 完 ときれいにまとまりましたが、よつばと!はどうなっていくのでしょうね。
また自転車の登場も非常に象徴的です。一気に行動範囲が増えるし、それは外の世界、未知の世界認識の拡大と同期しているわけで。「今日も世界はひろがっていく。」がキャッチコピーですが、巧くつけたなぁと思います。この広がる世界が閉じる方向に向かう時、コドモがオトナの世界に気づく時、それがよつばと!の最終章なのかもしれません。
ああ、次巻が待ちどおしいなぁ。
・「不死力解明編 完結!」
長かった不死力解明編がついに完結します。完結編に相応しい濃すぎる内容です。地下牢での山田浅右衛門との、そして歩蘭人が造り上げたあるモノとの死闘。対する万次の久方振りの格好良さ!更に、むげにん史上最兇のヤツ&凛と関わりの深いあの人が!!シリーズを通して読んでいる方なら値段以上の満足は確実の一冊です。
・「え!最終章!?」
次巻乞うご期待!の文句の上に、さ、最終章の文字が!どんな漫画家も連載経験のある漫画家なら必ず立ちはばかる壁。最終話。愛着、未練、お金、編集者のハザマでどう結末を迎えるのか!
これまで、20巻の間を思い返すといろんな登場人物がいました。中には準主役にまで成長した人もいます。沙村さんも書き始めの構想段階ではココまでは想像していなかったでしょう。1000人の悪人斬り、親の仇、幕府へ一石を投じること・・・いろんな目的があり、皆さん真剣に命懸けで行動していました。
時には、それはちょっと・・・といった設定もありましたが、沙村さんが作り出す世界では、当然あり得ることで、他の追随を見ない素晴しい画力が圧倒的な無言の説得力を発揮しています。否応なしに引き込まれますね!
万次・凛、一刀流、幕府・尸良に加えて謎の新勢力。5つ巴えの大決戦!尸良!歪んだ表情に悪役笑い健在!黒い太陽を胸に登場も去りセリフも最高!あああ、次なる戦いが始まるんだという演出がとてもよい!
今のところ万次が不利な状況にあるみたいですが果たして、戦いの後に誰の夢が叶うのか!
・「「不死解明編」完結!」
「無限の住人」の持ち味、ムッチャクッチャなチャンバラ復活!!(至高の誉め言葉)
ほぼ全編が狭い牢でのチャンバラです。万次さんはいまだに鎖に繋がれてます。敵はド強い3人、でも味方は4人!
ムッチャクッチャなチャンバラ開始!!マンガ万歳!エンターテインメント万歳!驚いてスカっとして感銘して。沙村広明万々歳!!
これから最終章だそうです。でも沙村さんのライフワークにして欲しいので、最終章はこれから50年間連載希望です。
・「気分爽快」
膨大な伏線が張ってあったので、サムラ信者である俺でも一冊じゃ補完はムリだろ…何て分不相応な物差しでサムラを測ってたが、やられた…スッキリと不死解明編終結。しまいにゃどーでもいい巻末コーナーにすら伏線が張ってあることが判明…さておき最終章に向けての展開や人外の域に達した殺陣など、補完するだけで終わってない一冊なので、こちらも心配無用!どっかのアーティスト気取りのエセマンガ描きにも見てもらいたい日本が誇れるザ漫画です。
・「長かった不死力解明編、遂に完結です!!」
様々な伏線を残しつつも、最後は感動の嵐。さすが、ここまで溜めてきただけのコトはあると思います。この巻で収録されている戦闘シーンも、群を抜いた迫力があり、作者の力量を感じるのは間違いなし。今まで買い続けて本当に良かったと思う。最終章も楽しみにしておりますが、個人的には、あと3年ぐらいで終わって欲しいというのが本音です。はい、長いです。
●EDEN 15―It’s an Endless World (15) (アフタヌーンKC)
・「辛すぎる(若干のネタバレあり!)」
EDENシリーズを読んできた方なら承知のことと思いますが、このシリーズの特徴は感情移入してきたキャラクターの死が容易に訪れるということです。15巻ではマナ奪還計画の最終章という感じですが、そこで多くの命が奪われます。コロイドによって、「死」では終わらない展開も見られますが、我々としては耐えることのできない展開です…。そしてそんな我々の思いとともにケンジの怒りが爆発するのですが…ちなみに画の安っぽさが若干復活してますけど、そんなことどうでもいいじゃないですか。遠藤の本質が完全復活します。後味の悪さ、読者を突き放す残酷さ。でも、これがEDENなのかなぁなんて、とても興奮しながら読みました。もちろん☆5つです。
・「EDEN大好きでもやっぱり・・・」
EDENを本屋で見つけてとても面白そうで、つい買ってもう15巻です。15巻は物語でのひとつの区切りだとおもいます。そんな区切りには、いつもとても大切なキャラの死があります。今回はマナですが、それもひとつのEDENの面白さなのだと思います。最後にもうひとつ、コミックの一番最後にあるあとがきは、はじめのころよりもずいぶん変わりましたが、とても面白いのでそれもEDENの魅力だと思います。
・「挫折感ばんさい!」
近未来厭世感SF「EDEN」、15巻はいろんなキャラが負けてます。
作者の心象の不安定さがそのまんま作品に影響されちゃう「EDEN」なのですが、今巻はどうにもこうにも中途半端なのです。
勝ちもしなければ、大負けもしない。ビミョーな敗者復活っぽさ。なんだかかんだか、このいやぁ〜な読後感は遠藤テイストあふれまくりです。
さあ、こうなったら最後まで付き合いますよ!?
・「「バカだとは思ってたが・・これほどとはな・・」ってアンタ、カッコ良すぎ」
主人公トルフィンの成長を縦糸に、ヴァイキングとイングランドとの抗争を横糸に織り成される長編マンガの第5巻目。何とかネタバレにならないように書きます。前巻で明かされたアシェラッドの望みとひ弱なクヌート王子とのちのクヌート大王との落差、この両者が徐々に結びついてくる。それにもまして本巻はトルフィン、アシェラッドそしてビョルンまでおいしいところありまくりの怒涛の展開である。追いかけるトルケルと、脱出しつつ中央政局もにらまざるをえないアシェラッドの間での心理的肉薄のドラマがえらいことになっており、トルケルVSアシェラッドもトルケルVSトルフィンもないのだが、本格的戦闘なしでも異常な盛り上がりを見せる。一方でちょっとアシェラッドに見せ場取られすぎかな?という主人公トルフィンは次巻以降にさらなる見せ場期待か。本作と前作『プラネテス』に通底するテーマのひとつは、自己実現とヒューマニズムの相克だろう。人殺しを何とも思わないヴァイキングにヒューマニズムなどあるわけがないと思いきや、彼らには彼らなりのルールやエシックスがあり、それを通して我々現代人があたりまえと思っていることが実は特殊なのではないかという「日常への疑い」を抱くことができる。キリスト教化されていないヴァイキング、という描写がしばしば出てくるが、現代の第一・第二世界は日本も含め、キリスト者でなくても西欧文明の価値観を受け入れている時点である面でキリスト教化されているのである。恋愛感しかり、ヒューマニズム=個人の尊重しかり。ちょっと自分の立ち位置を考えさせてくれる、こんなマンガがあってもいいではないか。人殺しばかりの陰惨なマンガと敬遠せずに読んでみて欲しい。
・「迫力の世界」
「プラネテス」の作者と知って、5巻一気に読んだ。宇宙とはうってかわって11世紀初頭の歴史物だが、緻密な描写は通ずる所があり安心して読み進められた。しっかりした土台の壮大なファンタジーとしても薦められるあたりが、間口の広さを感じさせる。若干展開がゆっくりな気もするが、主人公トルフィンがたどり着く先をこれからも楽しみに追っていきたい。個人的には、一気に読んでしまったので次が待ち遠しい…。
・「ビョルンのキノコ!」
刊行ペースが遅い遅いといわれながら、それでもいつの間にかもう5巻です。そして、前巻よりストーリの展開速度が増してきた感があります。
本作は、近頃珍しく、再読に耐える骨太なストーリ構成を持っています。例えば、トルフィンがブチ切れるシーンがあり一読して何故そこまで切れるのか疑問に思ったのですが、再読して、周りを包囲されたトールズが全身に矢を受けるシーンが再現されているということに気付きました。作者が意識的にそうした演出を施しているかどうかはわかりませんが、そういう深読みを許容する緻密さがこの作品にあるのは間違いありません。その他、トールズ暗殺を依頼した人物とスヴェン王の側近と思しき人物が同じ。気付けよっていう話はありますが、間が空いてしまったので…
その他再読して色々発見した伏線はありますが、トルケルの「ヴァルハラ」、トールズの「アヴァロン」、キリスト教徒たちの愛、これらが弾け交じりあい、トルフィンの「ヴィンランド」(題名だし)がどのような姿を現すのかが、今後の見どころになるものと期待しています。
・「1013年。時代は大波の中」
幸村誠さんのヴァイキング英雄叙事詩・第5巻。 イングランド軍に追われるデンマーク第二王子・クヌート。絶体絶命のクヌート王子をイングランドの猛将トルケルから奪い返し、この護衛に自らの命運をも賭けたアシェラッド――しかし、一世一代の大博打は、彼の思わぬ方向へと進んでいく。 相手の裏をかき、陸路を選んだアシェラッド軍であったが、それが災いして雪で身動きがとれなくなってしまう。さらに不運なことに、身を隠していた村さえもトルケルにばれ、冬の逃亡を余儀なくされる。この混乱に乗じて、クヌート側近のラグナル暗殺という策をこうじるアシェラッドであったが、死に際のラグナルから、クヌートがすでにスヴェン王から見限られていたことを知らされる。立て続けに運を逃すアシェラッドに対し、味方の中にも不穏な空気が流れ出す。そしてトルケル軍に追いつかれる寸前、ついに仲間割れが起こる――。 5巻を読んでの感想はアシェラッドが「らしくない」ということに尽きる。トールズの命さえも獲った、戦において天賦の嗅覚を持つ智将・・・であるはずが、ことごとく運気を逃し最後には自分の命さえ危うくする。この悪循環は、クヌート王子護衛に就いてからのものだろう。王子捕獲にトルケルが関わっていることを知りながらも、無理を通してクヌートを助け出した時点ですでに「らしく」なかったのかもしれない。 そもそも疑問なのは戦場で逃げ回ることしかできない、貧弱な王子にアシェラッドがそこまで固執する理由だ。ラグナルから真実を聞かされた後でさえ、彼ははクヌートを捨てない。状況から考えても、クヌートを守り抜くことにメリットはない。執拗なまでにクヌートにこだわっているようにもみえるアシェラッド。何か理由があるのだろうか? 「オレの主はオレがついていきたくなるような男であるべきだ」 「真の王がアヴァロンからお戻りになられるのを待てなくなったのさ」 時おり口からこぼれる「王」という言葉。ラグナルが死んだことさえ認められない弱々しい王子に、アシェラッドは一体何を見ているのだろうか? もしかしたらそれは見当違いではないのかもしれない。裏切った味方に捉えられる寸前、彼らはトルケル軍と激突。「アシェラッド以外は全部殺って良し」というトルケルの一言で事態は一変する。そこにアシェラッドを呼び戻しに来たトルフィンが割って入り、トルケルとトルフィンの一騎打ちに。「トルフィン、お前が勝ったら逃がしてやろう」と言い放つトルケル。アシェラッドにとって、この一連の流れはより大きな運を手にするための一つの壁なのか、それともやはり命運尽きたのか。 トルフィンとトルケルの戦いに、すべてが委ねられた。
実際の歴史をみれば今後の大きな展開は予想できるのだが。アシェラッド、トルフィン、クヌートなどなど、物語の鍵を握る人物達の動きは全く予想ができない。イングランド―デンマークを統べることになる「北海帝国」の大王誕生までに、どんなドラマが繰り広げられるのだろうか。続きが楽しみでならない。 1013年という時代の、人々の「生きる感覚」さえリアルに伝えてくれる作品。すごい漫画だ。
・「おもしろいコミックです。」
ストーリー、展開のスピード、錬られた伏線、キャラクターの魅力、画力。全てが良い。
マンガならではのダイナミックさもあり、作品の根底に流れるテーマ「愛」が作者ならではの見せ方で展開しており、最後に昇華しそうで、非常に良い作品ですね。
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