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▼良作ラノベ・シリーズ一巻:セレクト商品

ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫)ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫) (詳細)
古橋 秀之(著), 緋賀 ゆかり(著)

「ライトノベル版、星新一?」「『時間』がテーマの傑作」「表紙で差別しないで」「ハートがあったまる短編集」「それより表紙の娘は誰だったんだろう」


バッカーノ!―The Rolling Bootlegs (電撃文庫)バッカーノ!―The Rolling Bootlegs (電撃文庫) (詳細)
成田 良悟(著)

「バッカーノ!」「私の人生を変えてしまった一冊。」「デビュー作にして一番の秀作では!?」「驚き満載」「感動した。」


終わりのクロニクル1〈上〉   電撃文庫 AHEADシリーズ終わりのクロニクル1〈上〉 電撃文庫 AHEADシリーズ (詳細)
川上 稔(著)

「概念で争う世界」「川上氏の良さ」「ライトのベルにしては、ちょっとヘビー級。癖があるのですが……」「いい!!」「これはねぇ……」


GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫)GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫) (詳細)
桜庭 一樹(著), 武田 日向(著)

「どんどん読めちゃう!!」「表紙もサイコー読んでもサイコーです!」「小動物のようなほっぺ」「そこに謎があるから解いてみよう」「サバイバル・ミステリー」


風の聖痕(スティグマ) (富士見ファンタジア文庫)風の聖痕(スティグマ) (富士見ファンタジア文庫) (詳細)
山門 敬弘(著)

「これがデビュー作とは思えないおもしろさ」「買って損はない作品。」「こういう人になってはいけません」「アニメと比べて」


イヴは夜明けに微笑んで―黄昏色の詠使い (富士見ファンタジア文庫)イヴは夜明けに微笑んで―黄昏色の詠使い (富士見ファンタジア文庫) (詳細)
細音 啓(著)

「きれいなものがたり」「詠うこどもたち」「凄い」「美しくて切ない」「圧倒的な傑作」


伝説の勇者の伝説〈1〉昼寝王国の野望 (富士見ファンタジア文庫)伝説の勇者の伝説〈1〉昼寝王国の野望 (富士見ファンタジア文庫) (詳細)
鏡 貴也(著)

「2006年5月現在。ラノベ界の最高峰の一つ」「この先がいい!」「思いが伝わる」「やる気のない主人公がいい!」「やるきがない」


“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫) (詳細)
野村 美月(著), 竹岡 美穂(イラスト)

「すべての“死にたがりの道化”に捧ぐ」「人を選ぶ、“文学少女”という変人の話?」「これは面白い」「楽しめました」「言葉というものを大事に考えてくれている著者だと思う」


砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫) (詳細)
桜庭 一樹(著), むー(著)

「丁寧な文章」「少女特有の脆さ」「消えてしまったロリポップ」「砂糖菓子の弾丸は…」「痛々しい感性」


クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス) (詳細)
西尾 維新(著), take(著)

「この一冊で判断するのは」「独特の世界観」「いや、これも戯言だな。。。」「貴方の首を切りましょう、と上司が言った」「注意:少々ネタばれ(ほんのちょっとだが)」


零崎双識の人間試験 (講談社ノベルス)零崎双識の人間試験 (講談社ノベルス) (詳細)
西尾 維新(イラスト), take(著)

「零崎を始めます」「凍えるほどに熱い家族愛。」「戯言シリーズ外伝・・・」「零崎を――始めます。」「相変わらずイイです。」


化物語(上) (講談社BOX)化物語(上) (講談社BOX) (詳細)
西尾 維新(著), VOFAN(イラスト)

「結論『今すぐ買おう』」「抱腹絶倒! これぞ維新」「初、西尾維新」「かなり笑える言葉遊びの本」「良い!!」


少年陰陽師 異邦の影を探しだせ少年陰陽師 異邦の影を探しだせ (詳細)
結城 光流(著)

「軽快な文章」「凄い!」「はまりました!」「異邦の影を探し出せ-少年陰陽師」「だんだんはまる。」


空の境界 上  (講談社ノベルス)空の境界 上 (講談社ノベルス) (詳細)
奈須 きのこ(著)

「感覚的に読む私」「読み手を選ぶ小説」「読みにくい本ではない」「映画化決定作品」「間違いなく名作」


イリヤの空、UFOの夏〈その1〉 (電撃文庫)イリヤの空、UFOの夏〈その1〉 (電撃文庫) (詳細)
秋山 瑞人(著), 駒都 えーじ(イラスト)

「文章に力」「何とも濃い本…そして伊里野の…」「何度でも巡り、けれど一度しかやってこない夏。」「二人の夏が始まる」「ラノベの枠を超えた真の名作」


とらドラ!1とらドラ!1 (詳細)
竹宮 ゆゆこ(著), ヤス(イラスト)

「ベタなのに新しいラブコメ」「5巻からが真骨頂」「はまった!」「なぜ、大河に萌えなくてはならんのか?ゆゆこ中毒者どもめ。」「凶悪、凶暴、でもドジでマヌケな手乗りタイガーの魅力満載!」


とある魔術の禁書目録(インデックス) (電撃文庫)とある魔術の禁書目録(インデックス) (電撃文庫) (詳細)
鎌池 和馬(著), 灰村 キヨタカ(著)

「原石」「おもしろいんだけど・・・」「JOJOやHxHの能力バトル系が好きならばおすすめです」「とある小説漫画の処方箋」「何故こんなに評価が低いのか分からない・・」


されど罪人は竜と踊る (角川スニーカー文庫)されど罪人は竜と踊る (角川スニーカー文庫) (詳細)
浅井 ラボ(著)

「後味の悪さはへビィ級」「面白い!」「不条理さがたまらない」「ひねくれ者の貴方へ」「ひとまず」


狼と香辛料 (電撃文庫)狼と香辛料 (電撃文庫) (詳細)
支倉 凍砂(著)

「なんか…癒された。」「未来人も宇宙人も超能力者もいないけど面白い小説」「尻尾は口ほどにものを言う」「久々に人に勧めたくなったライトノベル」「異色のファンタジー」


バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫) (詳細)
井上 堅二(著), 葉賀 ユイ(イラスト)

「常に笑えた。」「考えるな、感じるんだ」「小説の革命」「【注!】公衆の中で読むべからず【特に電車の中】」「おバカな話でした。」


キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461))キノの旅―The beautiful world (電撃文庫 (0461)) (詳細)
時雨沢 恵一(著), 黒星 紅白(著)

「世界の白黒両面がわかる本」「美しくて儚いもの」「旅がしたくなります」「現代のガリバー旅行記」「初めてのライトノベル」


とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫 い) (ガガガ文庫 い 2-4)とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫 い) (ガガガ文庫 い 2-4) (詳細)
犬村 小六(著), 森沢 晴行(イラスト)

「手に汗握る空戦」「真っ青な空と海の間を一機の飛行機が飛んでいく。」「素晴らしい」「せつない恋の物語」「素晴らしかった!」


▼クチコミ情報

ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫)

・「ライトノベル版、星新一?
違う時間、違う常識、その二つを微妙に混ぜてほのかな恋心を掛け合わせた不思議な短編の数々、堪能させていただきました。どっちかというと、一気に読むより、一つ一つを離して読んだ方が良かったかなと読み終わった後に思いました。数年後にふと思い出してしまいそうな、そんなお話が詰まっています。

・「『時間』がテーマの傑作
この小説はライトノベルには珍しく短編集です。その中に掲載されている七つの話は、『時間』ということでテーマが統一されていて、なおかつすべて、いわゆるボーイ・ミーツ・ガールものです。だからといって、同じような内容のものはどれ一つとしてなく、おかしかったり、切なかったりで、話の雰囲気も多種多様です。個人的に好きな作品は、幼馴染みの少女が、くしゃみをするたびに記憶が退行する奇病にかかってしまう、「おおきくなあれ」という作品です。その病気の名前(ネタバレになるので言えませんが)や、ラストのオチがとても微笑ましいからです。この本は短編集といっても、一つ一つの話の内容は濃いし、イラストも可愛く、文句なしだと思います。まぁ、難点といえば、人気があるのか、品切れが多く、なかなか書店に置いてないことでしょうか(笑)

・「表紙で差別しないで
 ストーリーは、全部青春ものというか学園もののライトノベルという感じなのですが、読んだ後少し考えてしまう。 生者と死者、人間と非人間、時間。 こういう読みようによっては深くもとれるという本が私は大好きなので、妹にも勧めたが、「表紙だけでちょっと」と断られた。ハードカバーか新書にして、風景写真とかを表紙にしたら、大人向けのちょっとほろ苦い小説とかでも売れそうだけど。 大人でも気にせず読んじゃっていいと思います。amazonで買うとか、図書館でこっそり司書の人にとって来てもらうとかすれば、本棚の前で怪しまれずに済むし。

・「ハートがあったまる短編集
なんていうか、短編のお手本みたいな作品集です。                                                                   ほどよく抑制がきいた手練れな文章でサラサラ流れる水のようにお話が語られる感じ。波瀾万丈なストーリーもいいけどたまにはこういうのもいいなあ、と思います。(作者のイメージとはだいぶかけ離れている気がするけど・・・スイマセン)基本的なトーンは明るいのになぜかどの話もせつない。                     それは話のテーマに「時間」が多いからかもしれません。個人的には学生時代の夏休みを思い出しました。「夏のタイムマシーン」みたいな?              登場人物も身近に感じられる愛すべき人々ばかりで、いや、男女問わず夏の課題図書として読んでみてほしいです。絵も可愛いと思うけどなあ。    

・「それより表紙の娘は誰だったんだろう
ある日爆弾が落ちてきて~最近よくある、『モノ』を擬人化して主人公と恋愛に発展していくしかし所詮自分はモノであるから一緒にはいられない~そこを主人公の有り余る愛で……

私は当初そう思ってたんですが全然違いました。短編集だったんですね

ある日爆弾が落ちてきて、しかもその爆弾が初恋の女の娘にそっくりだった。「ある日、爆弾がおちてきて」身長30cm差、凶暴な幼馴染の彼女が阿呆風邪を引いて、どんどん年齢が退行していく。「おおきくなあれ」死んだ人が大切な一日を永遠に過ごしていく、生きてる人間と共に。果たして自分も生きているのだろうか?「恋する死者の夜」図書館に住む小さな女の娘の正体は実は神さまで。僕はそのお世話係に任命されてしまった。「トトガミじゃ」その同級生には形がなく、毎日クラスメイトの身体を借りる。当然トラブルは起こるわけで。「出席番号0番」授業中、窓の外を見てみると、そこに映ったのは自分の顔ではなくなぜか美少女。3時間目だけに会える彼女との会話。「3時間目のまどか」公園にある柱。その柱の中には少女がいた。その少女は空を見上げ、遠くを見ている。「むかし、爆弾がおちてきて」の7本です。短編で読みやすく、ちゃんと全ての話にはオチがあって良かったです。私のオススメは「おおきくなあれ」 ラストのオチは思わず笑ってしまいましたところで爆弾はあんまり関係なかったのでは?

ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫) (詳細)

バッカーノ!―The Rolling Bootlegs (電撃文庫)

・「バッカーノ!
第9回電撃ゲーム小説大賞「金賞」という字を見て手に取ったこの本ですが、「テンポの良い作品」というのが第一印象でした。深く読みとどまらないと理解できない、といった部分がほとんどなく、それなのににしっかりとした情景、心情が描写されています。期待どおりの内容だったと思います。

様々なキャラの立場から描写がされており、

自分の気に入ったキャラに肩入れして読むことが出来る点も魅力的だと思われます。

また、弟にも読むことを勧めたら、とても早く読んでしまいました。年齢が低くても面白く感じ、読みやすい本だということだと思います。少し話がそれてしまいますが、これに気に入った方は、是非、1931『鈍行編』『特急編』も読まれるといいかと思います。

・「私の人生を変えてしまった一冊。
数年前、ふと書店でみかけて何を感じたのか、初めて成田良悟に手を出してしまいました。

驚きました。驚愕でした。ライトノベルというものを初めて買ったんですが、こんなのアリか?と思いましたねぇ。

テンポよく、絡み合う、一度読んだら忘れられないようなキャラ達。そして今や、成田中毒…。

万人受けする作家とは思いませんが、ツボにハマルともう、逃げられません。

成田中毒の第一歩にどうですか?

・「デビュー作にして一番の秀作では!?
とにかく洗練されてテンポがよく、読んでいるうちに先に先にと進んでいきます。禁酒法のニューヨークなんて馴染みのない舞台が、作者の描写力もさることながら質のよいイラストの一助もあり、今ではとても魅力的に感じられます。筋書きの緻密さにも脱帽です。知らず知らずの内に数々の運命が交錯しあっていくさまは見事といってもいいほど。成田良悟氏のデビュー作にして、一番完成度が高いのではないでしょうか。カルチャーショックを受けた作品の一つです。お勧めします。

・「驚き満載
今までにこんな小説があったか!?と思ってしまうような作品です。1930年代のアメリカを舞台とした不死の酒を巡るばか騒ぎ<バッカーノ>ぜひ読んで下さい

・「感動した。
ライトノベルを読んでいて、ストーリーそのものに感動することは多々あったのですが話のうまさとしての作者の手腕にこれだけ感動したことは本当に初めてでした。偶然が重なりまくって必然を生む、実は誰も気付いていないけど、目の前の友人が諸悪の根源、だなんていう、ある意味で破綻しまくったストーリーをきちんとまとめ上げている。尚且つ作者の成田さんは筆が早いことで有名なので、続編まで待たされる時間が他の作品に比べると大分優しいものになっている、ということで、今からライトノベルを読みたいと思っている人には是非オススメしたいです。1巻だけでも充分面白いのですが、ひそかに、少しずつ、色々な巻にばら撒かれている伏線がまた上手く、とにもかくにも3巻までは読んでいただきたい。そこからは多分、私がオススメしなくても購入されると思うので。

バッカーノ!―The Rolling Bootlegs (電撃文庫) (詳細)

終わりのクロニクル1〈上〉 電撃文庫 AHEADシリーズ

・「概念で争う世界
都市世界の前身である概念の世界。緻密に作り上げられた設定による世界観には、毎回驚かされる。しかしながら、この作者の特徴と言うべきなのか、初めて読む人には理解しづらいのが玉に瑕。持ち味である異色な戦闘シーンと人を選ぶようなギャグが秀逸。

・「川上氏の良さ
都市シリーズでお馴染みの川上氏の新シリーズ第一作その上巻という事で、まさに最初の最初とも言うべき一作です。この世界と似ていて、それでいてこの世界と根本的に違う、そんな世界感川上氏独特の世界観この作品を読み辛いと感じる人も居ると思う。その読み辛さに隠れた内容の濃さ、世界観の奥深さそんな難しい事を無視して感じられる面白さ。読めない人に無理に読めとは言わない読める人には忘れられない一冊になると思う。

・「ライトのベルにしては、ちょっとヘビー級。癖があるのですが……
 けして読みやすい言い回しだとは思いません。だからこそ、読みやすさ重視で作者の個性が消されているものよりも、読み応えがあります!「気軽に読みたい」「一回読んだら終わり」「絵が好きだから買おうかな?」くらいのノリだと、読破するのにきついです。 ただ、「最近のライトノベルでは物足りない」「深いけれど暗くない話が読みたい」「ただの勧善懲悪ではなく、しかし、後味が悪い作品は嫌」「今までこの作者の作品読んでみたけど、世界観がいまいち分からなくて……」という方には、間違いなくお勧めできます。 独特のどんどん読み進めてしまう疾走感と、もう一度読み返して「あっ!」と思うささやかで味のある複線、それに少しのお色気(10歳以下には読んで欲しくないかもと思うことも……) 一度味わって、肌が合えば病み付きになります!

・「いい!!
素晴らしい……!!この作品は、まずこの一言に尽きますね。確かに独特の文体や雰囲気を持っているので、人によっては拒絶反応を出してしまうと思いますが、自分にはたまらない設定や要素が盛りだくさんで今から全巻読破が楽しみでならない。また、出てくるカップル達の大半に好印象が持てるのも嬉しい限りです。正直どんなに良い話でも出てくるキャラやカップルがうっとおしいと読む気をなくしてしまうので。一冊一冊がとても厚く巻数も多く…値段も結構なものですが買って読む価値は充分にある本だと思います。皆さんも全竜交渉部隊の面々の終わりと過去そして、続く未来を掴む為の姿を見てみてはいかがでしょうか?

・「これはねぇ……
相 当 好き嫌い分かれます。僕はすんなり読めました。あ、絵がよさげだなぁで、ハマル。因みにこの作者の本は初めて読んでです。でも分かれます。正直僕が異常だと思って結構です。クセがありますよ。そして厚いですからね、読み応えもあります。全部読んだとき、長い物語が終わったというより、別の長さに感動します。適当(適切な意味で)に熱中できて、適当に長く読める本として、オススメします。あと作家目指してる人。ラノベ作家ね。そういうのでは勉強になります。ただエロイですからね。下ネタ(笑えるからいいけど)とか、ラス前とラストとかに至っては挿絵が15禁クラスですからそのつもりで。最後まで読むのなら、覚悟決めましょう♪(キモ

終わりのクロニクル1〈上〉 電撃文庫 AHEADシリーズ (詳細)

GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫)

・「どんどん読めちゃう!!
私はまず表紙に惹かれて、次に富士見ミステリー文庫というレーベルを見て、このレーベル読んだ事ないな…?でもミステリー好きだし絵もいい感じだし♪と思い軽い気持ちで購入しました。でも読んでみたらどんどん作品の世界に引き込まれて一気に読んでしまいました!現在5巻と短編集が2冊出ていますが全部購入してしまいました…笑舞台がヨーロッパにある架空の小国という設定なので、ヨーロッパの町並み、建物など景色に憧れを抱く人にいいかもしれません。また、あまりヨーロッパに興味というか、親近感がわかないなぁ…といった人でも主人公は日本人という設定なので馴染めると思います。あとこの巻は呪われた船の中で次々と殺人が起こるので、そういったハラハラした雰囲気が好みの方にいいかも♪あと、とにかくキャラがかなりいきいきしています。この小説のホームズ的存在の少女、ヴィクトリカと、助手的(?)存在のちょっと頼りないけど、やる時はやる主人公の一哉の会話が楽しいのです。とにかくオススメです☆

・「表紙もサイコー読んでもサイコーです!
自分の場合は表紙を見てビビッ!ときて買いましたが、なんと!読んでもサイコーでした。あっ、でも……純粋にミステリーが見たいって方は、いまひとつって感じになっちゃうかもしれません。でも、とにかく読みやすいのでおすすめです。

・「小動物のようなほっぺ
ミステリー文庫なのでジャンルはミステリーだ。 舞台はフランス、イタリア、スイスに国境を接する西欧の小国ソヴュール、時代は第一次世界大戦後。 帝国軍人の父を持つ三男坊一弥が留学した聖マルグリット学園には授業に全く出席せず、一日を巨大図書館の迷宮階段のその先、遙か高みにある空中植物園で日長書物と過ごす女生徒がいた。 少女ヴィクトリカ、その風貌は腰まで届く金髪にエメラルドの瞳、身の丈は140cm。 ――と来れば、なんとはなしにロリ萌え系なのですが、その声は低く老いたようにしわがれていた――なのです。もし、映像化することがあれば思い切り設定を変えられそうな気もしますが……。 イラストで買う人も多かろうと思いますが、この本は当たりです。 作者は桜庭一樹という名前ですが女性の方です。 とにかく主人公のヴィクトリカがどういう言動を取るかが楽しみでついつい読み進んでしまいます。 ※実際の主人公は日本人留学生の一弥なのでしょうが。 ラノベは主人公が次にどういった言動を取るか予測のつかない時が一番面白いと自分では思います。 ワクワクドキドキしますね。※電波系のキャラじゃダメですよ。脈絡がないですからね!! 分かりやすく言えば、挙動や言動でそのキャラの本心を知りたいと読み手が思う時かな~。 そういったキャラを立てれば半分以上は成功しているのでしょう。この物語はそういったキャラ立てに成功していると思います。 主人公同士のボケと突っ込みも笑えます。 ミステリーというスタイルをとっていますが、個々の事件はヴィクトリカと一弥の心の交流を深めるイベントと言った方が良いでしょう。小動物のようにほっぺを膨らますヴィクトリカ、そのほっぺをツンツンしたくなること請け合いです!!

・「そこに謎があるから解いてみよう
 シャーロック・ホームズ好きを公言している桜庭一樹先生のミステリー小説です。ホームズはフリルに身を包んだ小さな探偵役のヴィクトリカ、ワトスンは日本からの留学生で世話好きな少年の久城です。文章も訪ねてきた久城のその日の行動を、「君、それは〜〜だからなのだよ。」と当ててみたり、事件の話を聞いただけで真相をあててみたりと、ホームズに見られる特徴を強く持っています。

 メインとなる事件は、偶然乗ることになった豪華客船にまつわる謎を二人で解いていくというものです。謎めいたモノローグと本編を同時進行で読むことで、事件にかかった謎や不思議の霧が払われていきます。事件単体のトリックだけではなく、そのさらに奥にある真相を探りあてていくヴィクトリカはまさしく名探偵なんだと思います。そしてクライマックスのシーンでは、悪口ばかり言うヴィクトリカに不満を言いながらも甲斐甲斐しく世話をする(してしまう)久城も奮闘し、二人の絆の強さを心地よく読むことができます。

 最後にヴィクトリカの可愛らしさがよく指摘されるGOSICKですが、この後の2巻あたりからヴィクトリカのぷにぷにフリフリ表現がイラストに引っ張られるように増していきます。イラストも同じように綺麗に、可愛らしくなっていきますので、そちらも楽しみにしつつ、次の巻も読まれることをお勧めします。

・「サバイバル・ミステリー
キャラクター小説などと言われている富士見ミステリー文庫ですが、この作品はキャラクターも良くストーリーも良いです。最後までドキドキしながら読めるし、かなりオススメです。脱出ミステリーが好きな人に特に読んで欲しいです。武田日向さんが描くイラストのヴィクトリカと九城のコンビがすごく素敵ですよw

GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫) (詳細)

風の聖痕(スティグマ) (富士見ファンタジア文庫)

・「これがデビュー作とは思えないおもしろさ
神凪家は初代が炎の精霊王と契約を為し炎の精霊の加護を受け、また操る術をその血に宿した一族だ。神凪家の操る炎には一切の不浄を焼き尽くす力を秘めている。

宗家の跡取りとして生まれながらも炎術の才能がなく、神凪家の至宝、神剣・炎雷覇を継承する為の「継承の議」では当時12歳だった宗主の娘・綾乃に敗れ、勘当された和麻。

しかし彼は4年後、出奔先の香港から再び日本へ帰ってきた。凄腕の風術師となって―――。

和麻と綾乃の息の合わない迷コンビぶりが読んでいて楽しい。お互いすごい力を持ち、協力しあえば最強では、と思うのに…。自覚無しの綾乃の恋心もどうなるのか気になるところではある。

・「買って損はない作品。
著者文章力A

世界設定がしっかりしている。今流行りの陰陽師をふくむ「和的な魔法」と、昔からの魔法を、上手くミックスした世界設定である。こういった世界設定が今後の主流の1つとなるのかもしれない。

ストーリーの構成配分も良い。テンポ良くストーリーが進むので、途中で読者がだれることなく、小説の世界に入り込んで読める。

この作品が著者のデビュー作。世界設定もしっかりしていて、ストーリーの配分の仕方も良いので、このままきちんと行けば、この作品は良いシリーズになるのではないだろうか。

・「こういう人になってはいけません
昨今のライトノベルでは、いかにも現代の若者って感じのキャラクターも増えてきました。そりゃ、読者は現代人の若者がメインですし、作者や編集者も現代人の割と若い人だからそうなるのが自然の流れかもしれませんねん。『風の聖痕(スティグマ) 』の主人公和麻は、典型的な現代人。はっきりいって、こんな人が現実に身近に存在したらイヤです。自分に関係なければ他人が苦労していても知らんぷり。それどころか他人の不幸は自分の幸福。頼まれれば動くけど、もちろん金。周囲の気持ちなんか考えないどころか、むしろ嫌がらせるためにわざと努力しているような感じでもあります。この徹底ぶりは、私の知っているライトノベルの中でも随一です。

だからといって、読んでいて不快になるような内容ではありませんので。和麻のイヤナヤツな言動の数々はヒロイン綾乃の苦労へと転化されて面白く描かれています。そして和麻の言動の端々には、誰も気付かないようなほんのさりげない優しさが滲んでいます。はっきり言って、和麻は魅力的なキャラクターです。

ストーリーは、現代日本を舞台にした伝奇アクションです。和麻はそんな性格だし、ヒロイン綾乃も激情家で暴れまくります。あと、和麻唯一の弱点である弟の煉がいい味を出したキャラです。

・「アニメと比べて
一度はヒロインに負けた上、実家を勘当された男が海外に旅に出て超絶パワーを手に入れて久々に日本に帰ってきたらお家騒動に巻き込まれるみたいなお話です。なんかヤワラのお父さんみたいですが・・

この手のストーリーだとヒロインが天才で男の方は努力しても勝てないみたいなイメージがあったんですが最後まで男の方がニヒルで強くて自分好みのお話でした。ただ、ティーンズ向けの小説とはいえ、大人キャラが余りにもふがいないのがちょっと不満ですね・・。

アニメ見てから読みましたが、和麻はアニメの方が二枚目な感じでした。和麻父もジャックの声の人のおかげがアニメの方がかっこよかった・・小説のエピローグのシーンや最初の電話シーンではこんな事言ってたのかとちょっぴりガッカリでした。ただ弟の活躍シーンもあったりと、小説は小説で楽しめました。

風の聖痕(スティグマ) (富士見ファンタジア文庫) (詳細)

イヴは夜明けに微笑んで―黄昏色の詠使い (富士見ファンタジア文庫)

・「きれいなものがたり
透き通った綺麗な話。悲しいわけでも、空しいわけでもなく、ただただ切ない話。異世界ファンタジーですが、登場人物たちがそれぞれ抱く思いは、この世界を生きる僕たちとなんら変わりません。迷いながらも前に進もうとする彼らの想いは『名詠』(うた)となって響き渡る。きっとあなたの心のも響くはず。

・「詠うこどもたち
いわゆる男女の約束モノ。約束した本人と、第二世代の二段構えにすることで、構成が少し捻ってある。

全体を通して、不可能なことや夢に対する挑戦の気概を描いている。そのためか、小説すべてにホワホワとした浮いた空気が漂っていて(不可能であるはずのいろんなことが、アッサリ達成されるように)夢物語のような、現実味の欠如した妙な空気が味わえる。ファンタジーとは本来、そういうものなのだろうけど。

他の方も指摘するように、とにかく綺麗な話という一言で、この作品は纏められる。夢を目指す子供たちの話なのに、泥臭い嫉妬や怒り、不合理な感情の発露はほとんどない。悪役も都合上しかたなく、といった感じで、ひょっこり出てきて、すぐ消える。美しい描写と簡潔な文章で、角の取れたストーリーが綺麗にラッピングされている。

歳を取りすぎた人間には、このピュアさを楽しむのに苦労するかもしれない。この作品は小説というより、超絶技巧で書かれた美しい詩、そのものなのだろう。シークエンスで見るストーリーの巧妙さでなく、作品一個をまま詩的なものだと捉えると、結構な意欲作なんじゃないかと、そう思えてくる。良作である。

・「凄い
図書室に置いてあったものを軽い気持ちで読み始めたら一気に読み終えてしまいました。魅せる文章と巧みな展開で読者を飽きさせず爽やかな読後感を与えてくれる運びは見事。絶対に「買い」の一冊です。

・「美しくて切ない
一つの約束を巡る少年と少女の話、ですね。竹岡美穂さんのイラストと前評判に惹かれて手に取りましたが、予想を超える良作でした。ちょっとイメージしにくい場面もありましたが、視覚的にとても美しい描写が多かったと思います。約束に関しては、とにかく切なくなりましたね。続きが出たら是非読みたい一冊です。

・「圧倒的な傑作
まずはじめに──今回の富士見ファンタジアの新人の中では、恐らく誰の目からみても最高と言える作品だと思います(ミステリー含む)。

名詠式と言う、自分の望んだ物を賛美して招き寄せる技術。これが、この作品の最たる特徴であり、長所です。普段ライトノベルで見かけるような、特殊能力や魔法の一分野に入るかもしれませんが、今作では、それが圧倒的に精緻と言えるレベルまで磨き上げられています。その魔法(名詠式)に必要な触媒、技法、そしてそれが発動するシステムは、制約は。ここまできちんと組み立てられたシステムを持つ作品は、ここ数年では目にしていませんでした。しかし、特筆すべきはその発動までの仮定。つまり呪文詠唱です。『詠使い』の名に相応しい、珠玉と言える〈讃来歌(オラトリオ)〉。これが本当に美しい。意味のない言葉や格好だけの言葉ではない、本当に意味ある、そして美しい旋律を以て奏でられる──それが、文中で見事に表現されてます。呪文詠唱という分野で、ラノベ界最高の一つと言って良いでしょう。

そして今作は、その名詠式をとりまく、美しくも切ない約束の物語です。過去にかわしたとある約束が、時代を超えて甦る。透明で繊細な世界観で、悩んだり落ち込んだりする人の生き様。そして、物語は後半、一気に加速します。息つく暇もない山場の中で──「イヴは夜明けに微笑んで」最後に、あなたはこのタイトルの意味を知ることになるでしょう。

この上なく繊細で華麗な幻想世界。良い意味で切なく、本当に心優しい物語。間違いなく、自信をもってお勧め出来る作品です。

イヴは夜明けに微笑んで―黄昏色の詠使い (富士見ファンタジア文庫) (詳細)

伝説の勇者の伝説〈1〉昼寝王国の野望 (富士見ファンタジア文庫)

・「2006年5月現在。ラノベ界の最高峰の一つ
 2006年5月現在、長編シリーズ(とりあえずがつかないやつね)は10冊でてますが、その長編シリーズに対して星5つ。

 たいしたもんだと思う。素晴らしいと思う。長編10冊、短編7冊と安定したハイペースで商品としても作品としてもちゃんと成立しています。

 内容はエディターレビューを参考にしていただくとして・・・

   『長編は10冊全部一気に買っても大丈夫だ!』   『短編は長編を深く気に入ったなら買いだ!』

・「この先がいい!
1巻目からとっても面白い作品です!!!しかし、このシリーズの最初の方はコメディのノリが強いですがどんどんシリアスな話になっていきます。最初のほうだけで買うのをやめずに8巻ぐらいまで読んでみて下さい。絶対はまります。

・「思いが伝わる
今ではかなり人気を誇る、「伝説の勇者の勇者」の最初の巻です。初めてコレを読んだ時、すごく悲しくなったのを覚えてます。ライナ・シオンが思い描く、争いのない平和な世界……それは絵空事であろうとも、決意を変えず前へ進む2人。読めば必ず心に響く本なので、これを買った人はぜひ続きも買って下さいネ!問答無用の☆5つ

・「やる気のない主人公がいい!
ドラゴンマガジンで連載されているシリーズの、少し前の時間から始まっている書き下ろし長編シリーズ第一作。主人公のライナの徹底したやる気のなさがとても面白い。「複写眼(アルファスティグマ)」という特殊能力を持ち、さらには小さいときから施された軍事訓練のせいで身体能力も秀でているのに本人にはカケラもやる気が見られない。

強すぎる力を持つが故…なのだけど、それを無しにしても筋金入りのやる気のなさ。脇を固める人物も変わり者が多く、美人で剣技は超一流(というより人間離れしていると言った方がいいかも)なのに何故か以上に団子好きなフェリスとか…とにかく読んでいて飽きない会話が楽しい。

・「やるきがない
アンチヒロイックです。日本語にすると非英雄的です。まぁやる気ありませんから。

忌むべき存在と、それを求めるもの。戦争が起き、かりだされるだけの存在。人はなぜ戦争をするのか?寝ていりゃ誰も傷つかずにすむ。

最後あたりはヒロイックですが、言ってることかっこいいし。何でやる気が無いのかは追々語られるでしょう。このシリーズでは一番好きです。僕的には。

伝説の勇者の伝説〈1〉昼寝王国の野望 (富士見ファンタジア文庫) (詳細)

“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)

・「すべての“死にたがりの道化”に捧ぐ
“文学少女”というフレーズと美麗なカバーイラストに食指が動いた人なら読んで損はありません。

・「人を選ぶ、“文学少女”という変人の話?
客観的に見れば、星3つか4つくらいです。しかし私個人としてはすごく面白く感じたので、星5つです。

この巻は太宰治の作品をもとに話が作られています。作中で「太宰は好き嫌いがわかれる作家で」と書かれていますが、この作品自体も好き嫌いがわかれやすい要素を含んでいます。偶然の一致かもしれませんが、「そこまで踏襲するとは」と思わされました。

ストーリーは最初コメディっぽい感じですが、後半にかけてシリアス度が高くなっていきます。謎が何段階も重なって、ぐいぐい惹き込まれます。(ただし人によっては展開が見え見えかもしれません)

作中では登場人物が長い台詞を一気に喋る場面が多くあります。その中の数カ所では、テンポをもう少し調整したほうがいいように感じました。しかし基本的にはテンポも良いし丁寧に書かれた文章だと思います。

個人的なオススメは、クライマックスあたりの遠子先輩の説得シーンです。(人によって感じ方が大きく変わり、私とは逆にしらけてしまう可能性があるでしょうが)

――それは現実世界を文学世界で例えた解説。――それはとても正しく世界を表現した解説。――それはとてもとても馬鹿馬鹿しい説得。――そしてそれでこそ“文学少女”が本当に真剣に行ったといえる説得。

私はその説得に対し、掛け値無しの賛辞を送りたいです。変人にしか納得できない、変人の全身全霊に。

そのシーンを読んで私は、本当に心踊りました。

後いくつかポイントを挙げますと、挿絵がキレイ系、遠子先輩が可愛い、心葉の過去とこれからが気になる、あざといツンデレ娘が報われそうな気がしない、等でしょうか。

人を選ぶ作品だとは思いますが、一人でも多くの人にこの本を取ってみて欲しいです。

・「これは面白い
うわっ、こりゃ、星五つだなぁ、と思った作品でした。

ライトノベルで、物語をこう「くる、くる」と二度回せている作品は少ない気がします。大体それが不自然な感じになったり、上手く回せても一度だけくるって回すだけとか、そういうのが多いなか、この作品は優雅にくるくると二度回して見せました。みっともない楕円にすることなく堂々と回して見せました。貴重な作品ではないでしょうか。

わけわからないレビューですいません。起承転結の転がとても質がよかったということです。とても面白い作品です。

・「楽しめました
本を食べる妖怪、ではなく自称"文学少女"の天野遠子。元天才美少女作家の井上ミウこと井上心葉(男)この二人を主軸にして話が展開されます。序盤はコメディ色が強く、ありがちな学園コメディ物なのかな?と思いましたが、中盤から終盤に掛けては謎解きや人間の感情が絡み合うシリアスなムードが漂う作品になっていました。しかし、シリアスといっても救い様がないほど暗いわけではなく、ちゃんとした着地点も用意されていて好感が持てましたね。表情豊かな遠子先輩に振り回される心葉君も見ていて微笑ましかったです。私的に見所は最後の説得ですね。遠子先輩が文学少女たる所以が分かるはずですので。文学少女風に感想を言えば、「熟成されたワインの様にほどよい渋みと仄かな甘みを含んだ作品」といった所でしょうか。

・「言葉というものを大事に考えてくれている著者だと思う
既刊3冊を読みましたが、表題にあるとおり、言葉に対し、凄く好奇心があり且つ大事に思ってくれているんじゃないか、と思いました。

ます、汚い言葉は出てきません。それと、修飾語の数では今まで呼んだことのあるライトのベルの中で髄一じゃないかと思えるほどですね。

落ちに若干の物足りなさは感じますが、話の中で筋道を立てようという作者の態度には好感を覚えました。

“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫) (詳細)

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)

・「丁寧な文章
評価の高い、衝撃の冒頭。一つ一つの言葉を丁寧に紡いだ文章。救いなく、訴えかけるストーリー。タイトにまとめた構成。心に残る登場人物。

才能がある人が丁寧に書いた文章。それを読むだけでも価値があると思います。

・「少女特有の脆さ
「好きって、絶望だよね。」

・「消えてしまったロリポップ
リアリストで実弾(=生活に役立つもの。お金?)を求める山田なぎさと、真実を隠す為に嘘で自分を塗り固める、一見不思議ちゃんの海野藻屑。この2人の友情がだんだんすごく、すごく私にとっていいものになっていくんですが、13歳が撃つ弾丸はちっぽけで役立たずで、儚く消えてしまいます。ひきこもって貴族のようになった兄・友彦の行動、担任の思いなどに感動しながらも、やっぱり2人が親友となっていく様子をもっと見たかった、けど・・・やっぱりこの世に砂糖菓子の脆い弾丸は通じないんだな・・親に保護されていないと生きていけない状況の中でもがいてもがききれなかった少女達の物語です。

・「砂糖菓子の弾丸は…
純粋に話の組み立てや伏線の使い方は巧いし、登場人物は美しく、独特で、でもどこか共感できる部分を持っている。文句無しの傑作である、のだが私には毒が強すぎたのか、軽くトラウマになりつつある作品でもある。あの恐怖感に近い読後感はなんともいえない。

この作家はバイオレンスの取り入れ方が本当に巧い。スカートの中の痣とか、「嘘だから、平気」という言葉の中に伏せられているからこそ、逆に痛々しいほど「暴力」の怖さは引き立っていた。

「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」といいつつ、私の心は蜂の巣状態にされ(笑)、色々なことを考えさせられる作品だった。

・「痛々しい感性
リアルなことにしか興味のない実弾主義の女の子山田なぎさと、自分を人魚だと言い張り砂糖菓子の弾丸ばかりぽんぽん撃つ転校生、海野藻屑。 二人の共通点は13歳で未成年で義務教育で、まだ自分で運命を切り開く力がないこと……

切なくてやりきれないお話でした。 なぎさの一人称が本当に13歳の女の子のそれのように感じられて、だからこそ率直で痛々しかった。 二人の未来は冒頭に記されているのですが、それでも読んでいるうちに「幸せになって」と願わずにはいられません。 ああもう、藻屑ちゃあん…… 現実を隠すための彼女の荒唐無稽な嘘の一つ一つが胸をえぐっていきました。 ライトノベルはいえ、とってもいいお話です。 あと、なぎさのお兄ちゃんの友彦がとても格好よかったです。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫) (詳細)

クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

・「この一冊で判断するのは
正直に述べると、この一冊はさして面白くなかった。トリックはチープだし、主人公はやる気ないし、登場人物はエキセントリックだし、世界観は奇抜だし、なにより文体が他の作家からかけ離れ過ぎていて読みづらい。とても読みづらい。ではなぜ星5つなのか?続編が巻を追うごとに面白くなるからだ。この一冊はつまらないが、この一冊で西尾維新に見切りをつけてしまうのは勿体無いと思うあまりの星5つ。この一冊は、既にビッグネームとなった西尾維新のデビュー作で、代表作の第一巻に当たる。デビュー作だけに、大人しく書いていて作者が弾けていないのだ。これで弾けてないのか?と思われる方もいるだろう。一見すると、審査員の目にとまる為だけに無理やりに独自性を打ち出そうとして奇抜になったような印象を受けるだけに、とても抑えて書いているようには見えないのだから仕方ない。しかし、後の西尾維新フリークたちから見れば、このデビュー作は西尾維新の特色・魅力がまるで出きっていない作品なのだ。ライトノベルにありがちな商法として、『第一巻はそこで打ち切られてもいいように一冊でまとめる。人気が出たら続編を出す』という手法がある。この手法の欠点は一冊目が大人しく纏まってしまって、後の巻の足を引っ張る事がある事だが、この作品も一冊目だけに大人しい。では大人しくなくなるとどうなるのか?1:変な知り合いがどんどん増える。(と言うか、まともな人がいない)2:登場人物が人命をなんとも思ってない。3:二つ名を持ったインモラルな奇人・超人・殺人鬼・天才がどんどん出てくる。4:主人公が上記の人達にモテるモテる。モラルがないからその内ハーレムを作るに違いないほどモテる。5:主人公が毎回身体を張って怪我するので生傷が絶えない。病院に担ぎ込まれる事も珍しくない。6:主人公が言葉遊びに執念を燃やす。この辺が、このシリーズに限らず西尾維新の作品にほぼ共通した特徴と言える。・・・本当だってば。このシリーズも2冊3冊と読んでいくと中毒になるが、どうしても一冊で西尾維新を判断したいならこの作品よりも『きみとぼくの壊れた世界』を推す。

・「独特の世界観
最初の10pほど読んで肌に合わなければ読むのを止めたほうがいいですこんな感じの戯言が延々続きますので。ただこう言った言い回しや雰囲気が好きな人には物凄く読んでいて飽きないし、読みやすいですトリックもうまく使っていますし私自身は最後まで飽きずに読むことが出来ました

・「いや、これも戯言だな。。。
人外の孤島。そこにあつまる世界の才能たち。首切り死体。さあ、事件です。でも、この小説のウリはそういったミステリーの部分にはないように思います。キャラと、その会話。これが素晴らしい。この作品には「天才」と呼ばれる人々がたくさん登場します。「天才」ってしかし、ホントに使い勝手がいいですね。「天才だから」の一言でなんでも済ませられますからね。だから結構無理やりな部分もあるように思うのですが、前述したようにそんなところはどうでもいいのです。キャラを好きになれれば大ファンに、なれなければまったく面白くないと思うでしょう。だから、ちょっと立ち読みしてみることをお勧めします。ネットじゃ…できないですけどね(笑)「天才」の出てくる「メフィスト賞」作品。やはり、森博嗣『すべてがFになる』が連想されます。誤解を恐れずに言えばそれをもっとポップにした感じの作品、といえるでしょう。よく言えば「読みやすい」、悪く言えば「ちょっと子供っぽい」のかな、と思いました。私は前者でした。他の人のレビューをみても思いましたが、少し読者を選ぶ作品なのかもしれません。

・「貴方の首を切りましょう、と上司が言った
戯れ言シリーズ第一弾ですね。実に戯言が多くていい感じです。これを推理小説と思っても間違いではないのですが、私はこれを『戯言』というカテゴリーに入れたいくらい違うと思います。理由は、推理よりその犯罪や行動における心理について多く語られるからです。人はどうやってこの人を殺したのだろう、よりも人はどうしてこの人を殺したのだろう。動機が犯罪者の口から語られる推理小説ではなく。動機を探偵側が言い当てるのが『戯言シリーズ』です。ですが、矢張り人の考えているのはその人しか分からないものです。時にはその人ですら分からないときがあります。だから『戯言』なのです。自分の言いたいことを100%伝えることの出来る人はいません。ですから、所詮は戯言、になってしまうのです。

・「注意:少々ネタばれ(ほんのちょっとだが)
トリックは2番煎じ、3番煎じではありますがトリックの見せ方はうまいと感じました。読者をいい感じにミスリードさせてくれますし。ただ、殺人事件のトリックを暴くことだけがこの小説のプロットではないです。ていうかトリックの部分は作者はあまり重要と思ってない節があります。なんつってもタイトルからしてネタばれですからね。むしろ私の興味はものすごい個性を発しているキャラたちのほうに向きました。はじめは言葉遣いで個性を”つくっている”最近のライトノベルにありがちな軽いキャラだと思ったのですが、そう思っていたら痛い目を見ました。そして、そのキャラ自体にミステリがあるのです。脇役のキャラたちの謎もさることながら、一番ミステリーなのは主人公である”ぼく”自身ですね。この先の巻を呼んでいないのでわからないのですが、なんでも、過去に死体を見慣れている?人を殺したことがある?子供の頃部屋にずっと閉じ込められていた?らしい、のです。そして何より、どうして主人公は、このような冷めた性格になったのか。他人に無関心。自分の命にも執着がない。他者と心のそこから腹を割ることがない。彼の他者に対する感情というものはすべて言葉遊び、戯言である。―と、”ぼく”は思っている。なぜこうなったのか?いやもともとの性格なのか?ちょっと哲学したい秋の夜長にぴったりです。

クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス) (詳細)

零崎双識の人間試験 (講談社ノベルス)

・「零崎を始めます
決めゼリフとも言える「零崎を始めます」がなんか格好いい。シンプルだけどなんか良い。最近友達にそう言ったら同じ本を読んでいたらしく、怖がられ、「大鋏で俺を切るのか?」と聞かれた。と言った感じの本です。アクションがかなり多いですね。最後のほうはクビシメロマンチストを読んでいないとちょっと理解不能かも。でもクビシメを読むにはクビキリを読まないと………とにかくこの番外編を読むからにはシリーズ全部を読む気でないといけません。私は殆ど読みました。(金がかかってます)

・「凍えるほどに熱い家族愛。
涙は出ません。なのに苦しいほどに良いです。その理由は、登場人物の90%が殺人鬼だからだと思います。彼らは家族の為なら殺人など厭わないのです。その家族愛自体は確かに美しいです。しかし代わりに限りない空恐ろしさを振りまいているのです。いつもの西尾さんならば愛情なんかをほとんど描いていないように思うのですが、この作品はまさに愛情の作品です。ぜひ読んでみてください。そしてあまりの熱さに凍えてください。

・「戯言シリーズ外伝・・・
 タイトルの通りこの本の作者である。西尾維新先生の『戯言シリーズ』の外伝的なものになります。この本書だけでも読めなくはないのですが、多少なりと『戯言シリーズ』の関わりがあるので、読み込んでいきたいのなら『戯言シリーズ』から読んでいく事オススメします。 内容的には、バトルシーンが多めでミステリとはいい難いです。しかし、西尾維新先生の出す、キャラクターの濃さ、西尾論は健在で、出てくる多くのキャラクターに心を奪われます。

言葉足らず、字足らずな感じは否めませんが一度呼んでみてはどうですか?

・「零崎を――始めます。
本書はご存知の通り、Web掲載されていたものです。それでも、Webで読んだ方も読んでいない方も、一度手にとって読んでみる価値はあるのではないかと。

今回の主人公は戯言使いではありません。戯言遣いがいないので、精神論は若干減っているような感はあります。しかし、奥の見えない零崎一賊を含む七つの『殺し名』達の話は、

十分読み応えありでした。

取り敢えず、零崎人識ファンなら悶え死にしそうなほど好きになれると思いますが。

・「相変わらずイイです。
戯れ言シリーズにも度々顔をだす、第3位の殺し名、零崎一賊を主役に据えた作品です。他には、赤の彼女も登場します。

いーちゃんのねちっこい長台詞がないぶん、今までの作品よりもサクサクと読めます。いつもの西尾節は抑え気味です。

オマケのCD-ROMに収録されている、take氏の壁紙もカッコイイですよ。

零崎双識の人間試験 (講談社ノベルス) (詳細)

化物語(上) (講談社BOX)

・「結論『今すぐ買おう』
 笑い死んだ。死ぬほど笑った。

 本編そっちのけの漫才コメディ。

 こんなの堪えられるか。

 とんでもない突っ込みの嵐に、ページをめくる度に笑ってしまった。

 人前で読めない。変な人になってるから。

 笑って最後にホロリとくるエピソード。 99%のツンと1%のデレ。  毒舌キャラを描くのがこんなに上手い人、他にいるんでしょうか。

 戯言シリーズで、キャラ同士の掛け合い(一姫とか巫女子とか春日井さんとか)に魅力を感じた人は『買い』です。 『値段高すぎ』と敬遠してた人、これは買うだけの価値があります。 書店に行き、化物語を買うか、図書館で借りるかを悩みましたが、 いやこれは買って良かった。

・「抱腹絶倒! これぞ維新
素晴らしきボケとツッコミの嵐、とにかく笑いっぱなしです。ストーリーも十分に、しかし この話は会話がたまりません!

これじゃあ授業中に読めないじゃないか!どうしてくれるんですか西尾さん(笑)

西尾維新が好きな方も、戯言シリーズが好きな方も、これから西尾作品を読むという方も、少々高いと思われるかもしれませんが、それ相応の、もしくはそれ以上の価値はあります。買って後悔はしません。

オススメです!

・「初、西尾維新
西尾維新の作品はこれが始めてです。試しに上巻だけ買いましたが、次の日には下巻が手元にありました。

全て一人称で綴られる文章。最初は違和感があったが、すぐ慣れました。

そしてこの作品はやっぱり『会話』が肝です。テンポの良い、ボケとツッコミ。まさか小説でこんなに笑えるとは思いませんでした。面白いです。ただ、人によっては合わない人もいると思うし、そういう人から見ればただの自己満足のイタい小説と思われるかもしれない。合う人にとっては、もうたまりません。ネタだらけです。数年後に読み返して面白いかどうかは分かりませんが、この小説は“今”見るのが一番いいかと思います。

キャラもこれ以上ないくらい個性的で愉快です。個人的には八九寺真宵が好きです。

西尾維新を読んだことが無い人はこの化物語から始めたらよいのでは?良くも悪くも新しい発見に繋がるかもしれません。

・「かなり笑える言葉遊びの本
西尾維新の本を読んだのはこれが初めて。新感覚だとかの定評があって期待して読みました。この本は主人公である阿良々木暦(あららぎこよみ)が様々な少女たちと出会い彼女たちに取り巻く怪異と遭遇してそれを除去しようとするのがストーリーの内容。で、章ごとにそれぞれの少女の話が書かれている。

この上巻では戦場ヶ原ひたぎと主人公の会話がおもしろい。あるきっかけで主人公といっしょに自分の怪異にまつわる問題を解決しようとするのだが・・・。この戦場ヶ原という女子は容姿端麗で見た目は良家のお嬢様風なのだが、実は超毒舌の罵詈雑言をまき散らす困った奴。「ゴミの役にもたたなかったわ」「唾を飛ばさないで。低学歴がうつるわ」「神経に触れるのよ、つまらない虫けらごときが」ここまで容赦ない毒舌に普通は沈黙するのだが、主人公はそれに対してツッコミをいれるのがすごい。また、毒舌にツッコミを入れるという新感覚がおもしろいのかもしれない。

このようにライトノベルのような男女のほんわか会話ではなくそれを大きく引き離した上級の言葉遊びの掛け合いが本書の魅力であり最大の面白さと言える。もちろんストーリー自体もこのふたりの関係も今後見逃せない仕上がり。

もしも「面白さ」を求めていたらこの本はそれを満たした逸品だと思う。オススメ。

・「良い!!
値段が高い。

けど、面白い。面白い。面白い。日常生活では絶対ありえない会話!!そのテンポ!!

そこらのバラエティー芸人よりも読んでて笑える。

まったくオタク小説だな。

ストーリーそっちのけの面白さ。

最高。

化物語(上) (講談社BOX) (詳細)

少年陰陽師 異邦の影を探しだせ

・「軽快な文章
文章力Aクラスかなり面白かったです。魔法・陰陽術とかいわゆる(?)「『超』能力」好きにはたまらない本。文章もテンポよく進みます。文体も明るい文体だから微笑みながら読める。先が読めるという人もいましたが、私はそういうのは気にしないタイプで、感情移入し易いタイプなので本の世界に入り込んで楽しめました。

また、この本において作家は資料収集をきちんとしている。そして、その成果が本にきちんと活かされている。

ひさしぶりに読んだ10代向け小説だったのだが、時間を忘れる事ができとっても満足。出版社が購買者層を10代にしているが、実はたくさんの若い大人も読んでおり、こういったテーマに興味があれば、大人が読むのに不足ない文章である。

価格も満足。最近のは総体的に売れる部数が少ないからといったって、高過ぎ。

・「凄い!
私は安倍晴明などの陰陽師関係が好きなのですが、結構陰陽師の本って多いんですよね・・・。しかも「ハズレ」の多いこと!最初っから専門用語使ったりして(しかも説明無し!)凄く判りにくい事この上なしのものが多かったんですが、

この「少年陰陽師」シリーズはコミカルな表現・キャラクターの性格がとても面白くて、判りやすいです。実は私は「闇の呪縛を打ち砕け」から読んだのですが(異邦の影を探し出せは見当らなかった)そちらから読んでもちゃんと判るんです。少年陰陽師の見所と言えば「もっくんのツッコミ、そして晴明の○○」ですかね。○○は読んでからのお楽しみです。

とにかく登場人物は面白い人ばかり。読んでみて損は無いと言える一冊でしょう!

読んだ人へ。私は昌浩ともっくん(紅蓮)と晴明が好きデスv

・「はまりました!
小説をあまり読んだことがなくて、ほとんど漫画ばかりでした。このシリーズは、小説嫌いの方でもはまります。

主人公の昌浩は、じい様である安倍晴明に言われっぱなし。物の怪のもっくんに言われたら言い返す。ギャグもあるけど、感動もある。真面目に書くと、“苦しいこともあるけど、夢を諦めずに頑張ろう!”という、勇気を貰えます。

気になる方は、ぜひ呼んでみては?

・「異邦の影を探し出せ-少年陰陽師
希代の陰陽師・安倍晴明の孫、阿部昌浩を主役としたこのシリーズ。現在、12巻まで発売中です。数限りなく押し寄せる困難にめげることもなく、必死に戦う昌浩の姿に、私は心を打たれました。誰かのために、自らの危険も顧みず、必死に戦う。それは、何よりも大変なことなのに、昌浩はやってのけます。そんな昌浩の姿には、勇気づけられます。「自分も頑張らなくちゃ」そんな気持ちにさせてくれる、とっても良い作品です。ドラマCDも出ているので、是非、読んで(聞いて)見てください。

・「だんだんはまる。
 面白そうだなと思い6冊ほどまとめて購入しましたが、正直最初はあまり面白くありませんでした。二巻の途中ぐらいまでは失敗したかな~と思いながら読みましたが、三巻に入り昌浩の彰子に対するせつない思いと、それを見守るもっくんの思いやりに泣かされてしまいました。 読めば読む程はまっていくお話だと思います。少年陰陽師お勧めですのでぜひ読んで見て下さい。

少年陰陽師 異邦の影を探しだせ (詳細)

空の境界 上 (講談社ノベルス)

・「感覚的に読む私
事前に奈須きのこ氏の代表作「fate」「月姫」を読んでいたので違和感無く、そして世界観に浸透しながら読み進めることができました。

感想はまあ、らしいなといったところです。まさに初期の初期、氏の基本骨子を感じました。であるからしてまさに「fate」「月姫」を知っている方向けです。氏の原点でありながら入り口には不適格と言うのはおかしいことですが、知らずに読むとこの小説は難解に思ってしまいます。

内容に関しては所々で登場人物に陰惨な過去や出来事があったり、またそれらへの救済がちょっと納得し難かったりで(あくまでも個人的にですが)鬱展開が嫌な方には向いていないでしょう。(それこそ氏の真骨頂だと仰る方もいますが)

でも何故私がこの作品に☆5つを与えたかというと、タイトル通り、感覚的に読み進めていく内に惹きこまれ、寝食忘れるほどに集中して氏の世界観に浸っていったからです。

感覚やその時どきのインスピレーションを大事にする方にはおすすめです

・「読み手を選ぶ小説
 世界観、キャラクターの魅力。それが面白いと感じる人にはとても楽しめる作品。最初の数十ページで「どうかな!?」と感じた人にはお勧めできません。途方も無く長い長いお話が意味不明で続くと思います(笑)。 ダークファンタジーやオカルトが好きな人でもやや好みの分かれるところでしょう。 ただし、この世界や両儀式などの特異なキャラクターたちが、自分の感性に合う人には傑作として楽しめると思います。多少アニメ的(表紙や挿絵などのイメージによる)な雰囲気はあるものの、ここまでダークファンタジーを見事に表現している日本の小説は見たことがないです。 確かに文章の構成力や筆力はやや偏りがあり、読みにくい部分や難解な表現などもありますが、そこは黒桐幹也ならって、意味が良く理解できないが聞いておくことにしておきましょう(笑)。 しかしながら下手な小説家よりはっきりいって表現力はあると思います。私はこの小説によって奈須きのこさんの存在を始めて知りましたが、なるほどこれは話題になると理解できました。 物語りは、現在、過去、を行ったり来たりしており、やや注意深く読んでないと、数々の伏線を見逃す事になるので、ある程度しっかり読み進む事をお勧めします。更に考察を深めるべく、2度3度と繰り返し読むことによってますます深みにはまる世界でしょう。 個人的に一番印象に残ったのは主役の二人を除いて(笑)、忘却録音の玄霧皐月こと偽神の書(ゴドーワード)。その存在を説明するストーリーは奈須きのこさんの力量をもっとも表している個所だと感じました。 あえて星5としましたが、合わない人には星1~2くらいだと思いますので私の評価はあまり参考にしないでほしいところです。あしからず(笑)

・「読みにくい本ではない
活字に染まった私にはとても面白く読めた彼方此方で相当に叩かれているが、もうもうと埃が出てくるほど酷くは無いと思うただ、文学に近い本を読んでいる方には耐えがたいほど文章が軽いしライトノベルしか読んでいない方には面白く読めない難解さではある

文学には文学の、ライトノベルにはライトノベルの面白さがあるとは思うが、『ライトノベルか文学、片方しか面白く読めない』という方にはお薦めできない活字があればとにかく読むという、好き嫌いの無い雑食性の方に向けられた作品であることは間違いないでしょう

明らかに現代的なごちゃ混ぜ作品なので、今までの批評家視点から語るのは国語辞典を手に持ち英語作品を翻訳するぐらい骨折り損だと思います

・「映画化決定作品
映画化決定ということで読もうって思う人もいると思いますが奈須きのこ未経験者に「空の境界」からはいるのは個人的にはおすすめできない。まず、Fateや月姫などのPCゲームのほうをプレイしてから読むのがいいとおもいます。この作品は、奈須きのこさんのファンになって、奈須きのこさんの他作品を楽しみたいって思った人が読むべきです。読みにくいとアンチ派が多いのはそう言った先入観があるのとないのとの差で出てきてるのだと思います。私は、おもしろい作品だと感じました

・「間違いなく名作
 分かりにくいだの遠回しだのと言っている方も多いが日頃から推理小説や漫画を読んでいる人であればそこまで読みにくくはないと思う。複雑な語彙が多く、多少難解な部分はあるものの、奈須氏のそんな文体に惚れこんでしまっている私にはむしろそれが心地よかった。 これから読む人は式の持つ「直死の魔眼」や殺人衝動の裏に隠された意図を自分なりの解釈で読みとることができれば読み終わったときに涙が溢れそうになると思うし、2回目、3回目の人もそうだと思う。何回読んでも泣けそうにない人は月姫やFateの世界を知った後に読めば、式と幹也の何気ない会話にすら感動することだろう。この「空の境界」はここまで褒め称えても誇張ではないといいきれるほど完成度の高い作品だ。 この本に出合えてよかったと思えるほど感動する作品に出会えていない方は「空の境界」を手にとってもらいたい。なぜなら、私が知り得る本の中でこの作品だけが唯一私に涙を流させたからだ。 

空の境界 上 (講談社ノベルス) (詳細)

イリヤの空、UFOの夏〈その1〉 (電撃文庫)

・「文章に力
パニックを擬音使わずに表現できる人。だから読み飛ばさずにゆっくり読んでほしい。物語的には1冊完結ではないが、余韻に浸ることができると思う。オーバーフローする思考を整理できたら、2冊目に進もう。

一気に読んだらもったいない。

・「何とも濃い本…そして伊里野の…
UFOを探すためにひと夏を費やした浅羽直之…そしてプールに行った時、謎の少女に出くわします。そこから始まる物語。

思わず甘い恋愛ものかと思いきや大間違い。新聞部のトンデモ部長、水前寺邦博や浅羽の妹夕子そして忘れてはならない椎名真由美などとてつもない濃い人物が出てきます。作品によってはしっとりとした恋ものがありますが打って変わってバカ爆発というものもあります。

でも文章は決して悪くはなく、読みがいがあります。そしてあっという間に読み進められます。

そして伊里野の寂しげな雰囲気…この雰囲気が好きな人にはお勧めだと思います。

・「何度でも巡り、けれど一度しかやってこない夏。
「アニメのような小説だ」と、読んでいる最中に思いました。「これはアニメになるな」と思ったわけではなく、アニメになることを知っていたわけではなく、読んでいくだけで、頭の中ではアニメーションとして物語が進んでいく……現代的な、映像的文章でこれほどの筆力を誇る人は、ライトノベルという垣根に関係なく中々お目にかかったことはありません。

 けれど、それ以上に好感が持てたのは、登場人物たちの、まだ恋愛と呼ぶことすらもためらわれるような、淡い恋愛模様。見ていて笑ってしまうぐらい幼くて、不器用で、ギクシャクしてて、何もかも上手くいかない……でも確かに自分も、中学の頃はこんな恋愛をしてた(いやホントですよ!? 妄想じゃなくて!)なぁ……と、懐かしく思い出させてくれる、そんなお話です。

……僕としては、このままの路線で行ってほしかった……。

・「二人の夏が始まる
もうこれだけでしょう。秋山先生の文章のテンポの良さが物語を引き立てていきます。

ちょっとSFなので分からないとつらいけど、そんなことを差し引いてもどんどん読み進められます。

表紙後の映画ポスターみたいな目次も見所です。夏は始まったばかり、読んだことのない方は一度どうぞ。

・「ラノベの枠を超えた真の名作
この作品はライトノベルの枠に収まり切らない作品としての力を持っています。この著者の表現力、場面描写力は一般小説の作家達と比べても遜色がないどころかそれらの作家の中でも、この著者の描写力に匹敵する筆力を持つ人間は稀だろうと思います。音や空気感を含めて、場面場面のアニメーションが脳内に直接浮かび上がって来ます。文章でありながら読者に臨場感をはっきりと感じさせます。それはまるで文章が投影機の役割を果たし脳内のスクリーンへ鮮明な映像を映し出すような体験。登場人物たちの葛藤や痛みを痛切なまでに読者に追体験させます。それゆえ物語への感情移入の度合いが他の作家の小説に比べて半端なく高いです。物語のキーとなる場面では激しく感情が揺さぶられ、胸の中心からじわじわと痺れるような感覚が広がっていく体験を何度もさせられました。

特に後半の展開は素晴らしいの一言に尽きます。

登場人物たちが直面する厳しく困難な現実。その中で必死に抗おうとする、しかし――

そして最終的に明かされる真実、登場人物のたどり着く決意と心情――

最後の一ページにたどり着いた時には一種の清涼感、清清しさを感じました。哀しみの感情が入り混じりながらも一種の清清しさに胸が澄み渡るような読後感。楽観的な前半、悲劇的な後半、そして感動のクライマックス。全編を通して陳腐な言い回しですが、まさに永遠の夏を感じさせます。もはやこの作品のイメージを付随させずに夏を想起することは不可能です。

生半可なライトノベルなどでは決してない、本格的な感動がこの作品にはあります。抽象的な表現を多用したレビューになりましたが、とにかく話の展開を知らないまっさらな状態で、この極上の感動を味わって欲しいです。

イリヤの空、UFOの夏〈その1〉 (電撃文庫) (詳細)

とらドラ!1

・「ベタなのに新しいラブコメ
顔が怖いせいで誤解されている男の子と、激しい性格で恐れられている女の子のラブコメです。文章もキャラクターもすごく魅力的なのですが、何より秀逸なのは主人公とヒロインの関係性。詳しい事情はネタバレになってしまうので書きませんが、「恋人」というよりは「信頼できるパートナー」としての絆を深めていくような感じです。こういう関係のラブコメはあまり読んだことがなかったので、とても新鮮に感じました。

・「5巻からが真骨頂
本作は最初はおそらく今風の設定で人気をねらったものであったような気もします。実際、人気を博し続巻が次々と刊行されていきました。そして5巻目くらい(正確に言うと4巻目からその傾向はあったのだが)から作者は調子をこきます。そろそろ何を書いてもいいだろうと。そしてぶっとびます。怒濤の展開で現在に至る。

上記は私の勝手な想像だが、『とらドラ!』は5巻から、と思っているのは私だけではないはず。

本作の素敵なところは最初は表面でしか捉えることが出来なかった人物像が掘り下げられていくにつれ、いろんな側面が顕現し、内面が暴露されていくことによって第一印象とは全く違うものが見えてきます。にもかかわらずその人物が決してぶれてはいない、という点です。

また、本作の面白いところは読者が本気で登場人物に対して『ムカつく』ことです。このことは他のレビューをみても明らかです。その『ムカつく』ことをさせる言動に対しての理由付けがきちんとあり、また、そのカタルシスも忘れてはいません。

ただ、本作の弱点はその前フリが余りにも長いため、そこに至るまでに読者が息切れを起こしてしまう可能性がある点です。特にこのちょっと癖のある文体(私が思うところこれはマンガ・アニメ文体と言えるものですが)に辟易してしまう人にはちょっと辛いかもしれません。目つぶしのところとかはマンガやアニメならギャグとして捉えられますが、活字でみるとかなりえぐい表現です。一旦脳内でマンガ・アニメ化してから読む必要に迫られます。

1〜4巻は私からすると5巻に至るための前フリではありますが不要なエピソードでもありません。この壮大な前フリをのりこえて怒濤の5巻〜を楽しんでください。オススメです。

・「はまった!
久々にはまった(小説では2年ぶり。ライトノベルでは初)1巻を読んですぐにアマゾンへ4〜8巻を注文した。2、3巻は待ちきれないので本屋へ買いに行った。寝る間を惜しんで読んだ。マンションの横を走る電車の始発を見て今から寝ようかそれとも完徹で会社に行こうか悩んだ。早く読み切りたいのに読み切ることがもったいなくて途中で何度も読み返した。

大河ハッピーエンドになってね!がんばれ大河!

・「なぜ、大河に萌えなくてはならんのか?ゆゆこ中毒者どもめ。
木刀もって深夜に殴りこむ、お嬢様ヤンキーにありがちな行動をとる大河になぜこれほどまでに萌えるのか?破天荒で自由すぎる大河になぜこれほどまでに目が離せないのか?はまった人はきっと竜児属性があるんでしょう。女性視点から書かれているので女性の心理描写主に黒さが目立つ。たいして、男キャラはいいやつばっかり。でも、なぜか大河中毒になっていく。いや、これはゆゆこ中毒なのだろう。

・「凶悪、凶暴、でもドジでマヌケな手乗りタイガーの魅力満載!
 可愛くても凶悪、小さくても凶暴、でもドジでマヌケな手乗りタイガーこと、逢坂大河。 この傍若無人な手乗りタイガーの魅力に尽きる一冊かと。

 「田村くん」のノリとキレの良い文章をそのままに、見事なまでにラブコメ世界を展開してくれます。 主人公は、目つきが悪いが料理が得意で清潔好きの高須竜児。対するは、手乗りタイガーと怖れられる、凶暴な逢坂大河。二人の掛け合いというか、大河の一方的な暴力と理不尽さがまき散らされるものの、その関係が徐々に変わっていく馴れ合いが、何というかたまらなくいいです。 特に、電柱との対決シーンは愉しかったり、心が温かくなったり。 その温かさがラストの会話に繋がるわけで、そういう意味でもいいラストでした。

 ただ物語としては、メインの竜児と大河にだけ比重が置かれて、サブキャラである北村や実乃梨、または竜児の母親の印象が弱いのが勿体なく、少し気になったかと。 それと話としては綺麗にまとまったのでここで終わってもいいと思うのですが……まあ続刊も大いに期待です。

とらドラ!1 (詳細)

とある魔術の禁書目録(インデックス) (電撃文庫)

・「原石
悪く言おうと思えば、いくらでも欠点が見つかる。しかし、読んでいると光る部分が随所に見つけられる。そんなライトノベルです。ジャンルとしては、秘密機関の特殊能力者達が火花を散らす世界でボロボロの主人公が男を見せる、流行ものの王道まっしぐらな作品ですが、安っぽさに陥ることなく高レベルに構築された世界観とイメージ豊かな戦闘展開は見事。似たり寄ったりの設定に無理にオリジナリティをつけようとして却って安っぽくしてしまう作品が流行りのジャンルにはとかく多く見られますが、この作品はそれらとは一線を画します。王道のレベルを徹底的に磨き上げて、高レベルに世界を構築した結果、オリジナリティを備えるに至った、とでも言える出来でしょう。最初の1,2巻は粗が目立ち、登場人物の無理矢理さが敬遠されるかもしれませんが、それでも作者の抜きん出たイメージは一読に値します。巻数を重ねるごとにそれらの欠点もなりを潜め、ライトノベルの中でも一際大きな名前となりつつあります。なにより、執筆の速さたるや、業界屈指(一番かも)であり、これから先さらに注目されていくシリーズでしょう。

・「おもしろいんだけど・・・
僕はとってもはまってしましました。しかし、情景描写がよくわかりづらいことが多いです。さし絵とか見て「え?」ってなることもしばしば・・・設定、内容ともに面白いとは思います。全巻(15+SS)読んでみての感想は最初の頃はいまいちですかね。12,3巻くらいから話が一気に進展していきます。逆にいえばそれまでが序章ということです。15巻も買えるか!というかたは遠慮したほうがいいかもしれません。自分は友人に借りました。が、何かの機会に1巻だけ読んでみて魅了された方は読むべきかと。とりあえず本が好きな方なら読んで損はしません。・・・たぶんね

・「JOJOやHxHの能力バトル系が好きならばおすすめです
全ての異能の力を無効にする主人公と様々な異能の力を持つ敵対者という良くも悪くも少年週刊誌の王道のような話です。スタンド好きや念能力好きならば素直に楽しめるお話だと思います。

・「とある小説漫画の処方箋
一巻からのファンとして、漫画になり、アニメですか。当然だろうと思いながらの年月ではありました。

この作品について、あら探しをする方がめっぽう多いのですが、「そんなモノ(幻想)をぶち壊してやる!!!」そうつまり、素敵な少年漫画の「一番美味しい言葉」を余すところなく提供してくれる、大変いとおしい小説。「強烈なキャラクターを読むならコレ!!!」として度々西尾維新や成田了悟なんか、この同時代の作家と比較されてきた、ある意味「良いモノを作っているんだけども比較があるから」として冷遇された感がいなめないシリーズ(同レーベルの悪魔のミカタも同様)。脱線したが、声を大にして言いたいのは、この作品には「人をたぎらせる」モノがある。喜怒哀楽、最高にありますのでご一読あれ。

・「何故こんなに評価が低いのか分からない・・
漫画の方を先に読んで気に入ったので、原作を読んでみました。凄く面白い!!低評価を下した人の気持ちが分からない・・。他の方のレビューで、文法がおかしいとよく書かれていた。確かに変わった言い回しや比喩表現を用いたりしている。ただ、それはおかしいのではなく、個性でしょう。この作者ならでわの言い回しを用いているにすぎない。自分達も日常で、時々変な言葉使いや言い回しをしたことがあるはず・・。読みづらい所かむしろ親近感がわく。この作品や物語の主人公に近づけた感じもします。ただつらづらと文字を並べるだけなら子供でもできる。面白い文法や表現を用いる作者は、他にも結構いる。ストーリーも良く出来ているし、この作者の個性的な書き方で面白く読める。読みづらいと言う人は、もう少し理解力を鍛えた方がよいのではないだろうか?

とある魔術の禁書目録(インデックス) (電撃文庫) (詳細)

されど罪人は竜と踊る (角川スニーカー文庫)

・「後味の悪さはへビィ級
こんなに後味の悪いライトノベルを書ける浅井ラボは天才だと思う。ライトノベルと冠してるけど読後感全然ライトじゃねえよ、へビィだよ!とツッコミたくなります。性格複雑骨折の毒舌家ガユスと無駄に美形な相棒ギギナは単なる暇潰しで殺し合うほど仲が悪く、出てくるキャラ出てくるキャラ全てが暴言吐きまくりの変人(変態)ぞろい。でも無茶苦茶面白い。憎たらしい上司や気に入らない同僚への悪口雑言テキストとして活用できそうです。くどい文章とねじくれた価値観と救いのない世界観には、一度ハマると抜け出せない強烈な依存性がある。もういっそ「ラノベダメ、絶対。」と刷った帯をかけて売り出したいくらいです。読む人を選ぶラノベの筆頭格です。鬱病の人が読んだら発作的に自殺したくなるかもしれませんが私は責任負いません、文句は角川に言ってください……。

・「面白い!
化学的な事が多く、最初難しく感じましたが、主人公二人の性格や、二人の悪口の言い合いはとてもツボに入りました。難しさもなれるとそこまで気にしなくなり、内容の面白さはそれをカバーしても余りあるほどです!人の脆さ、過去、ドロドロした感情、そう言ったものをしっかりと出している作品だと思います。

好き嫌いがはっきりわかれそうな作品ですが、ハマればもう抜け出せない面白さ!是非一度ご賞味あれ。

・「不条理さがたまらない
剣と魔法の世界という、物語ではありきたりの設定ですが、そこに化学の要素がプラスされて個性が発揮されています。ギャグも随所にちりばめられていて笑わせてくれますが、この作品の魅力は何よりも「不条理さ」ではないでしょうか。ライトノベルというジャンルにありがちの、大団円、というか救いのようなものが、この作品からは一切感じられません。

それがこの作品が架空の世界の物語でありながら不思議なリアリティを漂わせる所以だと思います。好き嫌いの激しくわかれる作品だと思いますし、精神的にまいっている方には全くおすすめしませんが、私はどんなに救いがなくても読んでよかったと思いましたし、続刊も読み続けるつもりです。

・「ひねくれ者の貴方へ
・主人公=正義の味方・結末=ハッピーエンド・恋愛=純情派・感想=読んで清々しい気持ちになる・あとがき=読者への感謝の気持ちでいっぱい♪とかに飽きた人、または嫌いな人。読みましょう。この本の主人公(とその相棒)はとんでもなく強いです。が、全ての物語の結末がある種のバッドエンドです。主人公達は負けまくりです。っていうかダメダメです。1巻で主人公が死んでます(2度くらい)。でもおもしろい。世の中を最高に皮肉ってくれるところが好きです。タバコでも吸いながら毒づいた笑みを浮べて読んでみてください。はまります。逆に世の中に希望とか夢とかある人には毒ですので読んではいけません。特に5巻は読むと後悔するぐらいダメダメです。

・「ひとまず
この一巻の冒頭は、『かるぅ〜く』読み飛ばしましょう。そうしないと、3ページで飽きますよ?(え…

最初は文字を目で追う程度で結構ですよ?まず、理解するのは不可能でs!

やたらと『大学でも使わないんじゃ?』と思うような見たことの無い公式、それに『ムツカシイ』漢字でのムリムリな当て字が多様されているのは、作者様々の性格のぶっ飛び具合と言う事で諦めましょう。(←失礼



だが、し か し !!!!!!!



そんなどうでもいい事は置いといても、お釣が来る内容の『濃さ!』

戦闘シーンを想像しながら読むと、脳内麻薬がドバドバ出ますよ!マジデw

貴重な600円をドブに捨てたつもりで、ます一巻をドウゾ。

されど罪人は竜と踊る (角川スニーカー文庫) (詳細)

狼と香辛料 (電撃文庫)

・「なんか…癒された。
作品をとりまく柔らかい雰囲気に癒されました。雨降りの道や、酒場でのやり取り。

銀賞という事でアナウンスされていた作品ですが、重厚なストーリー性や剣戟、魔法らしいものは殆ど無い、という前評判を知った時、むしろ読む気が沸いて来ました。暗く重い作品ばかりを読み続けていたので丁度良い清涼剤になると思ったのです。

読了してみると、表紙絵のイメージから想像したものに遠くない満足を得る事ができました。

物事にはきっちりと結果が書いてあるので、消化不良にはなりませんが、時折とても先が見えてしまう部分や心理戦ってそんな簡単かな?と思う部分もあります。しかし、さっぱりとしてほのかに残る読後感はなんとも言えず、テクニックだけで出来るものではないなと感じました。

最初のなせる業だったら寂しいのですが、次にこの雰囲気が維持できていれば、更にその先もずっと読んでいこうと思っています。

・「未来人も宇宙人も超能力者もいないけど面白い小説
一定以上のライトノベルを読んできてしまって、どのライトノベルを読んでも「似た設定どこかで読んだ事あるなあ」といった既視感を覚えてしまうようになった読者にもおすすめできる良書です。交易を行う商人が主人公という切り口が新鮮で、興味深く読む事が出来ました。

訪れた先の土地の習慣や催し物、商人同士のやり取りなど丁寧に書き込まれていますが、しつこさを感じる事も無く、程よく纏められていると思います。

ただ、いくら切り口が新鮮だったとしても、一風変わったのヒロインの存在無くしてはこの本を良書と言う事は出来なかったでしょう。物語の中心的な出来事は他のライトノベルと比べて遥かに地味なのですがヒロインの存在がそれこそ「香辛料」の様に全体をピリッと締めています。

刺激を求めるのであれば他にもおすすめできる本は沢山あるとは思いますが、それに疲れてしまった読者の方におすすめです。

爽やかで涼しい風が通り抜けて行った様な読了感を与えてくれる様な本は、そうないですよ。おすすめです。

・「尻尾は口ほどにものを言う
 行商人の青年ロレンスと豊穣の狼神ホロの二人を中心とした一風変わったライトノベルです。世界観は貨幣経済が定着し、様々な共同体が発展した中世ヨーロッパがベースとなっていて、王制や教会、商会などの利害関係、続刊では土着の信仰や慣習などもとり上げられています。そういったものが丁寧に積み上げられて商売に展開されていくのを面白く読むことができます。幸運、不運に関わらず経済の動きにはなんらかの根拠があり、そこが商売の一番面白いところというのが良く書かれていると思います。また話のメインとなる商取引の顛末についても、なるほどなー、と納得できます。旨い話にピリッとした辛味が効いています 主人公のロレンスが常に一儲けたくらむ商人なので大筋は商売の話になりますが、ヒロインの賢狼ホロとの小気味良いやり取りも魅力の一つです。やり込められるロレンスや不意を突かれるホロの言葉遊びにニヤリとしてしまいます。特にホロは商売の駆け引きでもなかなか尻尾をださない老練さを持っていながら、食べ物や衣装についてはその尻尾で本音がばればれというのが可愛いのです。ファンタジーが全く駄目でなければ、物語の筋もしっかり通っていて登場人物も魅力的な小説ですので一度読まれることをおすすめします。

・「久々に人に勧めたくなったライトノベル
なんかの賞で銀賞とか、なんかのランキングで1位とか。そんな情報は頭から一切抜いて読んで欲しい。

お話は、中世風(?)な世界観の中での中堅商人ロレンスが、とある事から尻尾と耳がついた女の子ホロ(狼の神様)と旅にでるお話。

ちょっと待って。引かないで。ただの萌え系の本じゃないから。この本の魅力は2つ。・経済を絡めたストーリー・主人公の商人と、狼少女の掛け合い

経済を絡めたといっても難しい話はなく、大儲けするための一瞬のタイミングや、莫大な借金を背負った場面での逆転劇など、純粋にストーリーに引き込まれるようなスピード感がある展開に使われています。また、2人の掛け合いが面白い。ある種漫才や寄席に通じる心地よさもありますし、こそばゆい恋愛感もあります。

特に読んでもらいたいのが3巻。(1巻のレビューで書くのが申し訳ないですが・・・)帯についている、「なあ、ぬしよ、わっちを抱いてくりゃれ?」の台詞が出て来たときは、久々に心臓が鷲掴みにされる感触を味わいました。こういう使い方をされるとは・・・。その他もろもろ紹介したいポイントはありますが、その目で確かめてください!

ベタと言いたければ言えば良い。私には久々にど真ん中抉られた王道ストーリーに感じました。

・「異色のファンタジー
と聞いて、皆さんどんなものを想像するでしょうか?「異色? どうせそんなこと言って、また難解かベタな設定なんだろ?」そう思う方が殆どだと思います。しかし、この作品は違います。血肉が飛ぶことも、人が死にまくることもありません。主眼は、マネーゲーム。行商人ロレンスと、ひょんなことからその旅を共にすることになった狼の化身ホロとの、一風変わった物語です。一体どんな内容なんだろう、と疑問に思ったのは、私だけではない筈。電撃大賞銀賞という肩書き抜きに、とても興味が沸いてきて、手に取りました。人によっては、地味だ、とか、ありきたり、とか言われていますが、私はとても新鮮味を感じました。老獪とは言いつつも、どこか憎めなく愛らしいホロと、主人公ロレンスとの楽しい掛け合いや、物語中盤から怒涛の展開で続くハラハラドキドキのスリリングさ、そして読み終わった後の爽快感。こんな綺麗な作品は、今となっては珍しいのではないでしょうか?それこそ香辛料のように、後味のいい仕上がりになっています。とても読みやすいラノベではないでしょうか。なんか、最近マンネリ気味な作品ばっかり読んでるなぁ……。そんな方に是非お勧めしたい一冊です。

狼と香辛料 (電撃文庫) (詳細)

バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)

・「常に笑えた。
題名を見て「バカとテストと召喚獣?なんだこの奇抜な組み合わせは?」と最初は思いましたが見て納得、そのまんまに仕上がっております。内容は基本的に学園ラブコメ?なんだと思います。ただ主人公たちの通う学校が特殊で、生徒達の学習意欲を高める為に『ある』システムを導入しているのです。それが題名の「召喚獣」を意図するものになっています。そして「テスト」では珍解答続出です。爆笑です。見なければ損をします。必見

・「考えるな、感じるんだ
明久は密かに憧れる健気な少女・瑞希の為、クラス代表の雄二をたきつけて戦争を始める。それは、学園が開発した試験召喚獣を使い上位組の教室を奪うという危険な賭けだった。

個人的に最近読んだライトノベルの中ではイチオシです!! それも自信の◎!!クラス振り分け試験のテストの結果、最低のFクラスになった主人公が、理不尽な理由でFクラスになってしまったヒロインの為に一肌脱ぐ。『バカ』の集まりのFクラス、個々の『テスト』の点数により、召喚戦争で用いられる個人の『召喚獣』の強さが変わってくる今作品。当然、バカの集まりであるFクラスの召喚獣達が基本的に強いわけもなく、戦術や交渉で勝ち上がっていく様を描いた一巻。

あんまり手放しで褒めることが少ないですが、この作品はいい意味でバカで爽快感を味わえます。バカなギャグや熱血、なにより主人公がヒロイン候補の一人に平然と窓ガラスの破損や消火器の使用の罪をなすりつけたりする。だが、他の作品ではありえない展開にも違和感なく頷ける空気が今作にはある。そして作中の合間にある瑞希、ムッツリーニ、明久のバカテストの解答は、この作品も見所のひとつだといえるだろう。一見の価値ありです。

主要メンバーである明久、雄二、美波、秀吉、ムッツリーニ、瑞希の個性が半端じゃない。一巻から個々メンバーの掘り下げもなく、これほどの個性が発揮できるなんて信じられなかった。この著者はデビュー作とはいえ、言動や行動で個性を書き分けるのが巧いなと純粋に感じた。この作品はできれば設定や背景を難しく考えずに読むことをオススメしたい。なぜなら、この作品こそまさに『考えるな、感じるんだ』という作品。純粋に、続編がすぐ読みたいと思わせる作品。

・「小説の革命
この小説は今まで読んだ中で最強の爆笑力を秘めた作品です。幕間にはキャラクターの受けたテストの解答が載せられており、答える奴がバカすぎて笑えます。現在2巻まで発売されてますが、3巻出た瞬間に書店に走りますねww

・「【注!】公衆の中で読むべからず【特に電車の中】
ある意味「召喚モノ」「学園ラブコメ」というネタは、そうじゃないものを探すほうが早いくらい昨今使い古されているけれども、この2つをくっつけるという発想にまず驚嘆。青春街道驀進中(バカ的な意味で)な学園生活という親