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▼ハンター×ハンター:セレクト商品

ハンター×ハンター (NO.26) (ジャンプ・コミックス)ハンター×ハンター (NO.26) (ジャンプ・コミックス) (詳細)
富樫 義博(著)

「素晴らしい!」「成長の代償」「ゆらぐ」「地底の化かし合いと、地上の神経戦」「稀に見る傑作です」


▼クチコミ情報

ハンター×ハンター (NO.26) (ジャンプ・コミックス)

・「素晴らしい!
読んでいてニヤケが止まらないほど面白い!一分一秒の攻防を絵で表現しているので今までよりもストーリーの展開は遅めですが、ジャンプ連載とは思えないほどのクオリティの高い頭脳戦と予測不可能な展開の数々には毎度毎度驚かされます。

キメラアント編に突入してから今まで以上にシビアでダークな表現が増えて本作ですが、この26巻の急展開の連続には正直度肝を抜かれました。人間とキメラアントの抗争の結末、王の変化、水面下で繰り広げられる情報戦、これほどまでに圧倒的な情報量をわかりやすく且つ面白く表現するこのできる冨樫氏はまさに天才。

ヒソカVSクロロ、ジャイロ、キルアの離脱など、まだまだ伏線がいっぱい残っているので、どうか時間がかかってでもこの素晴らしい作品を完結させてほしい!でも連載開始から増えている膨大な情報量を全く無駄のない構成で描いてるのに気づけばもう25巻。すべての伏線を回収しようと思えばもっと長くなるでしょう。

完結したとき僕が何歳になっているかわかりませんが、また最初から最後までこの物語を読むことができるのなら本当に生きていてよかったと思えるはずです。ですから本当に「幽☆遊☆白書」のような無理やりな終わり方だけは勘弁してくださいww

・「成長の代償
結論から言ってしまえば26巻連載分は最高でした。長い休載に耐えて読み続けてきた甲斐がありました。HUNTER×HUNTERのメインテーマはゴンとキルアの成長ですが、そこに伴う痛みがこれほど身に迫ってくるとは、流石と言うより他にありません。キルアは呪縛からは解放されましたが、それによって自分とゴンの差違を我が身に引き受けなければならなくなりました。ゴンは自分の信じていた正義が相対的なものだったことに混乱し、痛みどころか崩壊寸前です。犠牲者の殆どないまま和解に終着する可能性に苦言を呈する人もいますが、私はそうは思いません。むしろ登場人物のエゴがぶつかり合うこの展開で、互いの妥協は必須と言えるでしょう。誰かが捨てなければならないその信念こそが、「犠牲」なのではないでしょうか。その意味でゴンとキルアは一山超えたようなので、信念を貫いたナックル達と行方不明のパームが心配です。

・「ゆらぐ
ネフェルピトーは生まれたときから王を護ることが使命だった。王が王であるために存在していた。ゴンたちにとっても読者にとっても、ただそれだけの、幻影旅団とも違い人間ですらない圧倒的な悪者として描かれてきた。純粋な悪のはずだった。

しかしこの巻で見せた、王の命令を守るその凄まじい信念、コムギを護る母親のような強さと弱さ。これが感情を持つ生物の正しい姿ではないか。思いがけずピトーに感情移入してしまった。このシーン、キルアが懸念していたイレギュラー因子に直面した衝撃も加わり、間違いなく「HUNTER×HUNTER」屈指の名場面だったと思う。

戦争をモチーフに互いの正義を主張するアニメ、敵との戦いのなかで辛い過去の回想を挿み同情を引く漫画。絶対悪などない、そういうことなのだろう。しかし、そんな後出しのような小細工が馬鹿馬鹿しくなる。本当に譲れない想いがぶつかるとはこういうことだ。ピトーという悪から生まれた濁りのない、正義か悪かの概念さえ越えた、自己を無視した純粋な護る想い。そして、それに対するゴンの想像を絶する葛藤、キルアの表情が語る感情の揺らぎもまた、読者の息を詰まらせる。

「仲間想いの奴がいたら どうするんだ」カイトの言葉が、今になって尚深く突き刺さる。

この漫画、凄過ぎる。

・「地底の化かし合いと、地上の神経戦
単行本派も、これだけは月曜日にコンビニに走らずにはいられないハンターハンター26巻。読んでるだけでヒリヒリするような宮殿侵入編が続く。

ゴンたちは狙い通り王と護衛群を分断させることに成功させ、状況は前巻からさらに多面的な様相をていしてきた。イカルゴとウェルフィンとブロヴーダの化かし合い、モラウとシャウアプフの神経戦、シュート・ナックルとユピーの激闘。状況の変化と、時にはキャラクター個々人の微妙な感情の揺らぎさえもが、戦況は刻刻とかえ、百戦錬磨の戦士でさえも惑わせる。立場の逆転の連続が、読者を次のページへと駆り立てる。

さらに、両軍にとっての不確定要素であったコムギの存在によって、キャラクターそれぞれの心情も多面的になっていく。それまでは禍々しい存在感を醸し出し続けていたピトーとゴンの立場の著しい逆転。全てを王のために投げ出すピトーのそのあまりの潔さに、自分の激情の落としどころを見失い、葛藤にさいなまれるゴン。それまで正義一辺倒であった自分の拳の矛先が、初めて弱き者に向いていたことを知った彼は、激しく動揺する。数ページ先の戦況すら先読みできない、読者の予想を急転直下に裏切っていく展開にはただただ脱帽。

事態は、状況的にも、心情的にも、さらに多面的になっていく。

・「稀に見る傑作です
「HUNTER×HUNTER」 は連載サイクルに問題大ありなのですが、稀に見る傑作です。・単なる勧善懲悪をベースとした少年漫画ではない・「清濁併せのむ」思想がベースにあり、善悪は不可分であるとの主張が読み取れる・ストーリーは勿論、コマ割りやテンポが非常に良く、漫画にしか出来ない表現が巧みぜひ読んで頂きたい作品です。

ハンター×ハンター (NO.26) (ジャンプ・コミックス) (詳細)
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