「ホームにて・・・故郷へ帰る夜の札幌駅」「デビュー後初の彼女らしさがあらわれるアルバム」「「ありがとう」と彼女にいいたい」「名盤中の名盤!」「詩人としての中島みゆきさんのすさまじさを再確認」
10 WINGS (詳細)
中島みゆき(アーティスト), 世良公則(アーティスト), 瀬尾一三(その他), 浦田恵司(その他), デビッド・キャンベル(その他)
「みゆきさんのイメージが変わる」「夜会から飛び出たアルバム」「ドラマチック」「わたしには、うたの高み、そのひとつのかたちをみます」「SingerSongWriter」
「光を浴びているような唱」「私のお気に入りです。」「初版の発売は11年近く前だけど、今も記憶に鮮明に残る」「とにかく聴いて!」「EAST ASIAとともに瀬尾さんプロデュースのアルバム中の最高傑作!」
「充実」「まずはタイトルから」「名盤。」「聞きやすい名盤」「私の中では中島みゆきの1番」
いまのきもち (詳細)
中島みゆき(アーティスト), 瀬尾一三(アーティスト)
「年をとるのは素敵なことです」「過去の名曲を今のアレンジで、今の歌唱で楽しめそう!」「昔流行った歌がもう一度流行る♪」「買ってよかった」「旦那は泣いていた」
みんな去ってしまった (詳細)
中島みゆき(アーティスト), エジソン(その他)
「聴けばわかる、問答無用」「旅三昧」「カミソリのような若い彼女の言葉が胸に突き刺さる」「いろいろな色がある」「バリエーション豊富」
瞬きもせず (詳細)
中島みゆき(アーティスト), 瀬尾一三(その他), デビッド・キャンベル(その他)
「歌唱力抜群」「持っておく価値がある、鳥肌の曲。」「応援歌」「「学校Ⅲ」のエンディング曲」
短篇集 (詳細)
中島みゆき(アーティスト), 瀬尾一三(その他)
「これが中島みゆきだ!」「ベスト盤じゃなくても素晴らしい」「ストーリー性に満ちたアルバムです!」「通して聴いても,1曲ずつ聴いても良し。」「みゆき的センスがいい」
転生 (詳細)
中島みゆき(アーティスト), 瀬尾一三(アーティスト)
「10年に一度」「聴いたリスナーも生まれかわる!!」「悟りの境地」「「中島みゆき」と「輪廻転生」」「「遺失物案内係」は輪廻の象徴か。作品はその繰返しにおける人のソウル「サーモンダンス」を描く。」
愛していると云ってくれ (詳細)
中島みゆき(アーティスト), 吉野金次(その他), 福井崚(その他)
「昔の中島みゆきではこれが一押し!」「みゆき様、ブレイクの名アルバム」「大ヒット曲『わかれうた』を含む、素晴らしい言葉たち」「受けとめる力」「世情はすごい。みゆきさんの思想の根が分る歌。」
時代 —Time goes around— (詳細)
中島みゆき(アーティスト), 唐十郎(その他), 瀬尾一三(その他), 倉田信雄(その他)
「セルフカバーやリメイクが中心だけど聞き応えのある1枚」「提供曲のカヴァー。」
大吟醸 (詳細)
中島みゆき(アーティスト), 萩田光雄(その他), 瀬尾一三(その他), 石川鷹彦(その他), 井上堯之(その他), 船山基紀(その他), 戸塚修(その他), 福井峻(その他), 吉野金次(その他)
「中島みゆきの代表的ベストアルバム」「みゆきワールド入門編!-中島みゆきの原点から」「入門編にぴったり、でも次は・・・」「あらためて聞きなおしました」「20年を越えて一貫した音楽性を維持するすごさ」
おとぎばなし-Fairy Ring (詳細)
中島みゆき(アーティスト), さだまさし(アーティスト), 瀬尾一三(アーティスト)
「幻想とは言い切れない世界。」「待ってました!」「はじめての方はまずはベスト版を。」「中島みゆきの奥深さに感動」「寝る前に1曲!」
「貴重なライブアルバム」「硬派な頃のみゆきさんのライブ」「悪女のアレンジが最高」「唯一のLive Album !!!」「歌暦」
Singles II (詳細)
中島みゆき(アーティスト)
「最も脂の乗った時代のシングル集」「87年~93年。」「こんな表現よくできるな」「単なるシングル集じゃない。みゆき進化史が堪能できる作品!」「地上の星」
親愛なる者へ (詳細)
中島みゆき(アーティスト), 福井峻(その他), 石川鷹彦(その他)
「ベスト版に含まれない名曲ぞろい」「こんなにも愛されている言葉たち。」「汚れているかもしれないけど・・・」「励まされる」「あっというまに聞き終わってしまう…」
月~WINGS~ (詳細)
中島みゆき(アーティスト), 瀬尾一三(その他), David Campbell(その他)
「PAINと言う曲を聴いてあなたはどう思うだろうか。」「何十種類とある中島みゆきの歌声表現、そしてその歌が補完する詞と音の行間」
生きていてもいいですか (詳細)
中島みゆき(アーティスト)
「生きていても〜 これはエレーンの歌詞からです」「中島みゆきのブラックアルバム」「心を震わされる1枚でした」「かなりコアです。」「暗いけどすてき」
パラダイス・カフェ (詳細)
中島みゆき(アーティスト), 瀬尾一三(その他)
「少しイメチェン?」「いろいろな中島みゆきが楽しめます」
大銀幕 (詳細)
中島みゆき(アーティスト), 瀬尾一三(その他), 吉野金次(その他), 福井崚(その他)
「大吟醸とあわせて聴いて欲しい」「聴き応えあり」「映像と見事にシンクロする」「ほんとにベスト」「ほら、愛されているでしょう?」
EAST ASIA (詳細)
中島みゆき(アーティスト), 瀬尾一三(その他), デビッド・キャンベル(その他)
「人間味のあるアルバム代表」「泣かせてもらいましょう」「しっとりとした統一感」「中島みゆきの90年代のベスト作品」「空間の使い方が」
「すべての人の人生にファイト」「名作」「乾きの印象」「あの頃、大人の歌でした。」「ジャケットも美しい」
心守歌-こころもりうた (詳細)
中島みゆき(アーティスト), 瀬尾一三(その他)
「大人のための夜会の公開曲集」「私の中では上位にあたるアルバム。」「文句なし5つ星」「心癒されるはず!」「大人のための歌」
恋文 (詳細)
中島みゆき(アーティスト), 瀬尾一三(アーティスト)
「曲、歌詞ともすばらしい出来☆」「贅沢な大人のアルバムです」「ナイトキャップ・スペシャルは、5つ星!」「聴きやすいよ」「やはりこの人は、本物のシンガーでもある!」
ララバイSINGER (詳細)
中島みゆき(アーティスト), 瀬尾一三(その他), 中村哲(その他), 小林信吾(その他), 弦一徹(その他)
「最後の3曲、涙がとまりません!」「アルバムに流れを感じた!」「みゆきさんは恋をしているのかな」「生きることを教えてくれたアルバム」「まさにシンガーだと頷いてしまうアーティスト」
・「ホームにて・・・故郷へ帰る夜の札幌駅」
学生時代、列車を乗り継いでよく夜の札幌駅のホームにいた。そんな時には必ずといって「ホームにて」を口ずさんでいた。夜の闇の中、今ほど立派ではなかった札幌駅のホームがうかんでくる。「店の名はライフ」・・・本気でモデルになった店を捜そうとした。「時は流れて」・・・何度も聞いて、何度ひとりひっそりと涙したことだろう。時は流れて・・・もう20年以上になる。あの頃の思い出はひっそりと夜の暗さの中でかみしめる。もう変わりすぎた自分。そして・・・。あの当時、もう二度と会えないであろう事にどうしても心が納得できず、気が狂いそうになった。ずっと聞いた「二度とあんたが見つけられないように」、みゆきさんの歌でどれだけ助けられた事か。
・「デビュー後初の彼女らしさがあらわれるアルバム」
デビュー後3枚目のアルバムで、初めて彼女の個性が発揮された。それまでの2枚のアルバムは、どちらかと言うとプロデューサの意向が強かったのか、どことなくあっさり目の曲が多かったのに、このアルバムではどの曲もじっくりねっとり(^_^;)取り組まれています。
最初の「遍路」は、あっさりと歌われているけどかなり深い内容で、後の「エレーン」につながる素晴らしい曲。最後の「流れの中で」は、上質のシャンソンのようです。アコースティックな伴奏に乗る物語風の内容に、感情の流れを押さえて押さえて最後に爆発させる手法は、本当に感動的。代表的名曲の「ホームにて」もいぶし銀のよう光っているし、「まつりばやし」での、実際にバックに祭囃子が聞こえてきて懐かしさを醸し出す手法も脱帽もの。「勝手にしやがれ」も、強がり風の歌詞があっさりした伴奏で歌われてとっても素敵。「店の名はライフ」や「サーチライト」は、今となってはかなり古いサウンドになってしまったけれど、彼女の表現力の深さがうまく表れています。
何と言っても彼女の代表作の一つとなる名盤です。
・「「ありがとう」と彼女にいいたい」
中島みゆきのサードアルバムであり初期の傑作。中島は『わかれうた』を含む次のアルバム『愛していると云ってくれ』において赤裸々な感情とリアリズムを歌いあげ、それはヒット作となるが、私はむしろこのアルバム『あ・り・が・と・う』に彼女の充実と安定感を感じる。
実らぬ恋の遍歴を遍路に例えて歌う『遍路』場末の若者達のたまり場を歌う『店の名はライフ』祭りへの郷愁に失意を歌う『まつりばやし』望郷の歌『ホームにて』あきらめと失意の歌『勝手にしやがれ』『時は流れて』は秀作。『サーチライト』ではブルージーな中島節が聴ける。
アルバム全体の中島の歌唱は自然体でやさしい。アコースティックギターを中心にしたインストルメンツも充実している。私は、このアルバムを聴き終えたとき、まさに「ありがとう」と彼女にいいたくなる。
・「名盤中の名盤!」
このアルバムのは所謂「一般的に有名な曲」と言うのがなく最初は取っ付き難いかもしれませんが、とにかく素晴らしい曲が揃っていますので、聴けば聴くほど好きになっていく事間違いなし!
数多い名盤の中でも私は特にこのアルバムをお勧めします。
・「詩人としての中島みゆきさんのすさまじさを再確認」
三作目のアルバム。「あ・り・が・と・う」と中黒が入る意図は未だに理解できていません。
「ホームにて」ふるさとを離れて暮らしていたときに改めて聴いて、思わず涙しそうになったことを覚えています。耳から入ってくる楽曲によってはっきりと情景が浮かぶ隠れた名曲だと思います。大ヒット曲「わかれうた」のB面(笑)だった曲ですね。
「時は流れて」この頃の中島みゆきさんには珍しくない、恋に破れたか、あるいは自ら手放して荒んでいく女性を歌った曲ですね。どれだけ暮らしが荒もうが、年をとろうが少女の純粋さが捨てきれず、かえって苦しんでしまうという複雑さが伝わります。
その後の作品と比べると洗練という点では、はるかに荒削りでアレンジも素朴ですが、その分詩のメッセージの強さが直接届くアルバムです。
・「みゆきさんのイメージが変わる」
「夜会」を知らない人でも楽しめるアルバム。名曲となっている「二隻の舟」は聴き応え十分。「生きていくおまえ」はストーリー性が強く聴き入ってしまう。おなかが満腹になるアルバム。ジャケットのみゆきさんも美しい。
・「夜会から飛び出たアルバム」
「夜会」で歌われてきた10曲が、まったくアレンジを変えて、CD化されたものです。1曲目の「二艘の舟」は、夜会が生んだ最高傑作です。「east asis」の時にうたわれたときより、遥かに技術的にもすぐれたものになっています。また、5曲目の「ふたりは」では、世良正則さんとのはじめてのデュエットとなっています。これによって、歌詞の世界がさらに理解しやすくなっていると思います。夜会から離れた、まったく独自の作品として楽しめるほどに、完成された作品で、自信をもって推薦します。
・「ドラマチック」
特にドラマチックな歌が多くて聴き応えがあります。夜会を知らない私ですが、臨場感を味わうには充分。アレンジが良くて曲そのものも楽しめます。ちなみにプログレ好きの主人がイイ!といったのは「二隻の舟」「泣かないでアマテラス」でした。他のCDで聴いたのと同じ曲が入ってるし…と言う方、かなり洗練されて感じが変わってますよ。聞く価値ありです。
・「わたしには、うたの高み、そのひとつのかたちをみます」
“夜会”のために生れたうたたちは、どれもJPOPという範疇から独立し、時流や市場に押し流されずそのうたの力のみで超然としていられる、深く重く長い曲が多いです。ですから売るためにわざとキャッチな曲調にしたり、ラジオで流れ易いよう時間を短くすることもありません。また暗く鬼気迫るテーマも描きますし、必要であれば目を背けたいと思う表現も生れてきます。つまり、中島みゆきという作家がその芸術性を思うがまま強く五線譜に描ききっている大作がこの“夜会”から生れたアルバムでは聴けるわけです。そこで描かれるのは人の生き様。生きる葛藤が目撃出来るのです。しかしもし“夜会”をみていないからといって敬遠するのなら、それは勿体無いことでしょう。うたというものをファッションや流行のように捉えず、うたを自分の歩みと共につきあおうとする方であれば、今作は是非聴いて頂きたい。市場に溢れるうたには全く見られない、うたの持つ力を、それでもJPOPの土俵で、最大限にまで高め開放させている迫力を感じられるからです。聞き流せるようなBGMにならないうたたちですが、正面から挑めば挑むほど曲の人間味に惹かれる出会いがあるのではないかと思います。
人気の高い「二隻の舟」がいきなり序曲です。究極のラブソングで冒頭の詞の切なさは年を重ね幸せな思い出が多くなるほど染みてきます。そして絆を手繰りよせるように波涛の中を必死に互いの舟を見失うまいとするf、ffは胸打つ展開ですね。「泣かないでアマテラス」は旋律が非常に優しく母性的な懐を覚えます。詞はシンプルなのですがだんだん高まってゆく曲構成と最後の一声に鳥肌が立ちました。そして大作「生きてゆくおまえ」は感無量です。一曲の中に幾つもの場面があり、主題の精神性が高く最後まで聴くだけでカタルシスがあります。高田三郎の組曲が好きな方なら是非聴いて頂きたいですね。尚ジャケはCGでなく実写です。
・「SingerSongWriter」
御案内させていただきます。さえないアレンジがかなり痛い。わたしはこのシンガーを擁護する気は毛頭ない。このシンガーはもともと声がカラフルな人ではない、また声に存在感があるわけではない。アレンジが勝ってに暴走している。とくににせものエスニックアレンジはかなりまずいね~~~~~~、恥ずかしいよ。本来このシンガーは詩人なはず=原点にもういちどかえってやりなおしたほうがよい。アレンジャーがいくら進化していても、この女性シンガーの声と歌い込み方が進化またはアップデートされてないんだからどうしようもない。この部分は致命的。時代に取り残されたシンガーがここに。日本ならではの現象だ。 (3点)
・「光を浴びているような唱」
現代人のあやふやさに、強さとしなやかさをもたらしてくれる唱が、とりどりに紡がれている。中でも「永久欠番」は、ひとはそこにあるだけで価値であるという、存在そのものを強めてくれる。そして、「炎と水」。愛の歌は人の数だけあれど、かつてこれほどに厳粛で崇高な関係の愛が歌い込められたことがあっただろうか。この2曲は特に珠玉の逸品。現代人が魂の底に押し込めてしまっていた言葉が、歌として蘇えり、光になったといっても過言ではない。
・「私のお気に入りです。」
中島みゆきが言いたい事、感情がリアルに伝わってくる傑作のアルバムです。このアルバムは一般にはあまりお目に掛からないですが、隠れ名作だと思います。永久欠番は壮大すぎて、悲しすぎて、すご過ぎます。必聴です。今のポップスには無いパワー、リアルがとにかく感じられると思います。100年後、このアルバムを聴いてみた人はどう思うのか、きっと僕はいないでしょうが..
・「初版の発売は11年近く前だけど、今も記憶に鮮明に残る」
私は1991年にポニーキャニオンから発売された版を持っています。「Maybe」は後にシングルカットもされたと記憶していますが、初めて聞いたときには、その歌詞には思わず涙が出そうになるくらい、ほろりとしたものでした。
「トーキョー迷子」は、そらで歌えるくらい気に入った曲。思いを残しながら別れて、それから年月がたって、というような状況は(むしろ最近)身につまされるものがあります。
最近は繰り返し聞いたりはしていませんが、今も記憶に鮮明に残る1枚のCDです。
・「とにかく聴いて!」
歌でしか言えない事を見事歌い上げている1枚。私のお勧めは「サッポロSNOWY」「トーキョー迷子」「渚へ」など。なかでも「南三条」はドラマチックでその場面が目に浮かぶ。どの曲も詞の内容も抜群!!
・「EAST ASIAとともに瀬尾さんプロデュースのアルバム中の最高傑作!」
第2回夜会上演の後に発売され、夜会とは切っても切れないアルバムで、まったくもってミュージカル仕立てな曲も数曲含まれています。
私が特に大好きな曲は次の4曲です。 *おだやかな時代 一部久米宏のニュースステーションで使われていましたが、 フルバージョンがとってもかっこいいビデオ中で発表され、 いくらか手直しが加えられて収められたものです。 私はビデオの方が好きですが、いずれもとても前向きで力を与えてくれます。 *Maybe 第2回の夜会で初めて歌われ、その時から名曲の誉れ高かったものです。 彼女の応援歌の中でも一番前向きなメッセージがあり、 力強さの中に切なさもあれば、まるでシャンソンのようなパッセージもあり、 ミュージカル・ナンバーのように楽しめます。 後にリメイクされたものより、こちらの方がストレートなアピールが感じられます。 *永久欠番 こんな雄大な内容の歌詞が書けて、本当に彼女は偉大です。 このアルバム発売の時、新聞の一面に大きくこの歌詞が掲載され、 なんてパワーがある歌詞かと驚いたものです。 静かに始まりながらも、曲が進むに連れて盛り上がっていくアレンジも感動です。 *炎と水 まるでギリシャ模様のように美しい伴奏に乗り、大きなスケールで歌われる曲です。 これこそミュージカルの曲かと思うほどで、 どんどんと盛り上がっていく様子は、本当に聴き応えがあります。 今までにコンサート等で歌われたことがないので、一度生で聴いてみたいです。
その他の曲も素晴らしく、大音響の中での囁き歌いが印象的な「C.Q.」、シングル「with」のカップリング曲として既に発表されていて、シニカルでありながらも情感豊かな「笑ってよエンジェル」、昔ながらのみゆき節を堪能できる「サッポロSnowy」と、アイデア・質共にとても高い、本当に退屈な曲がないアルバムです。みゆきさん初心者の方もきっと感激できると思います。
●寒水魚
・「充実」
中島みゆきはこの頃がいちばん充実していたように思います。シングルでヒットしたのとは全然違う印象で聴ける「悪女」など、詞の内容も演奏時間の長さも一曲ごとに違っていますが、中身がびっしりつまっている充実感は共通しています。ラジオのDJとして活躍していた時期とも重なるので、今でもこのCDを聴くと当時の番組のことを思い出します。
・「まずはタイトルから」
考えてみてはどうでしょう。
淡水魚海水魚
そこにきて、「寒水魚」。
私がこのアルバムを知ったのは中学生の頃。青かった私は、一生懸命に辞書をひっぱっていました(笑)
かくして、造語というものを私は体得したのです。
昨今、そのような探求を与えてくれるアーティストはどのくらい居るだろうか?と、ふと考えます。
ミュージシャンなら、歌い手なら、
きっとそんなことまで求めないけれど、
「アーティスト」ならば、求めてしまいたくなる。
そういう意味でも、本作はかなりの歴代物ですが、いまの人々に多く聞いて頂きたい。
BGMとして、ではなく。
とあるファンの方がこのアルバムを「哲学的」と評していました。まったくその通りです。
思考は、次から次へと流れます。
どうぞ、あなたも浸ってみて下さい。
・「名盤。」
このアルバムに対してどんな言葉が書けるだろう・・・?「中島みゆき」という言葉の魔術師(魔女?)をどう評すれば良いのだろう?
名盤です。世界中どこを探してもない言葉が、ここにはあります。
「握りこぶしの中に あるように見せた夢」・・なんて歌われたら、 もう、この宇宙のどこにも逃げ場がないような気がするのです。
お世話になった某教授も、中島みゆきの言葉の講義に長時間費やしておりました。。。。
・「聞きやすい名盤」
有名な『悪女』を収録してますが、シングルとは別バージョンなのでご注意を。さて、このアルバムは聞きやすいメロディでサラサラした印象。情景の浮かんでくる歌詞をかみしめながら、それでもリラックスして聞ける疲れない作品。寝る時に聞くのにも適してます。中島みゆきの世界にベスト盤から入ってきた人にお勧めしたい。『鳥になって』『歌姫』など名曲あり、はずれ曲なし。
・「私の中では中島みゆきの1番」
一番多感な頃に買ったアルバムだからか。私の中では間違いなくNo.1。当時はLPだったが、周りの友人への貸し出し数最多アルバムで、あまりのことに傷が入ってしまった事を覚えている。どんなにハイになっているときでも、このアルバムを聴くと落ち着く。もちろん感傷的な気分にもなるのだが、「冷静に」とか「もう一度考えてみよう」とか自然に頭と心がクールダウンしていく。音楽的な完成度では後の作品のほうが上手にできているなあと思うことがあるが、とにかく感覚に直接訴えてくる力はこのアルバムが最大と思う。
2000年代に「地上の星」から中島みゆきに入った人、1990年代に「空と君のあいだに」からの人、これ聴かなくてはもったいないですよ。でも最大にへこんでいるときに聴くときついかも。
・「年をとるのは素敵なことです」
長く彼女の歌を聴いていますが、90年代以降の激しいボーカルに抵抗を感じたこともありました。しかしここ最近の彼女は、いい意味でボーカルのりきみが消え、昔持っていた露骨な暗さもなく、非常に洗練されたボーカリストになったと思います。かつての彼女らしさを求める人には不向きかもしれませんが、30年第一線で活躍してきた彼女の底力、実力からくる余裕をリアルに感じることができます。昔は彼女の曲を聴いているなんて公言できなかったものですが(笑)、今は逆に中島みゆきの音楽を楽しめることが、立派な大人の娯楽になった気がします。
・「過去の名曲を今のアレンジで、今の歌唱で楽しめそう!」
オフィシャルサイトによると、1. あぶな坂/2. わかれうた/3. 怜子/4. 信じ難いもの/5. この空を飛べたら/6. あわせ鏡/7. 歌姫/8. 傾斜/9. 横恋慕/10. この世に二人だけ/11. はじめまして/12. どこにいても/13. 土用波
のリレコーディングのようですね。年代順の収録で、ラストの「土用波」は88年のアルバム『中島みゆき』の収録曲で、それ以降が現在でも共同プロデューサーである瀬尾一三さんアレンジですよね。だから、瀬尾さんに出会う前のものを、今、瀬尾さんアレンジで歌い直すというのが実に感慨深いです。しかも、この翌年から『夜会』が始まっていますから、彼女の歌い方、表現力が大きく変わった作品が聞けるはず!当時は、ちょっと酒場演歌っぱい雰囲気(それもそれでいいんですけどね)があったのが、「いまのきもち」によってよりリアルに生まれ変わるのが聞けそうで楽しみです!
・「昔流行った歌がもう一度流行る♪」
全曲を聴いて思ったことは、1・今までのアルバムとは曲作りも唄い方も丸っきり違う特殊な作品。2・唄っているけれど語っている。3・繊細な唄い方とリズムが今までに無い立体感を確立している。4・同曲の前作品が歯切れ良く唄いやすければ新しいこの13曲は『唄うのをやめて聴き入ってしまう』と言う出来。5・長年ファンとしてみゆきさんを見守ってきた人たちへのプレゼントといえる写真や作品の美しさ。そして二十数年前から何度も何度もカラオケで唄いみゆきさんの子供を愛してきたファンへの御礼にも感じ取れる。『わかれうた』は丸っきり曲が別物であるし『この空を飛べたら』は繊細さが際立っている。『傾斜』は問いかけるように唄っている。『横恋慕』はリズムもよく美声がなんともいえない。『玲子』も曲がガラリと変わってしまったのがこれまた凄い。力作ともいえるのはやはり『歌姫』だと思う、艶のある声とリズム、神々しく唄っている歌姫が見えてきそうである。歌姫と言う今では聞きなれてしまった言葉に『本物がメスを入れる』歌を聴いていると『ここまで良くがんばってきたよ、あなたもあたしも』と言っている様に感じるだろう。これはファン暦がながい人やこれらの曲を唄い込んだ人ほど、この作品に感動すると思う。だから歌詞カードのページをめくるほど『アッ』と感じるはずだ。歌詞カードに今までの気持ちを織り交ぜて、そして、みゆきさんが『今』の気持ちをこめて唄っている。
・「買ってよかった」
元みゆきファンです。25年前から一時期ハマってました。最近ご無沙汰でした。このCDを買うかどうかすごく迷った。音楽の好みが変わった今 みゆきさんを聞いて以前のように楽しめるか?疑問だった。でも心配は杞憂だった。久々に聞いたみゆきさんの歌は今も色あせていない。昔の事を懐かしく思い出したりというオマケもついた。ただ正直言って「恋愛」を歌った曲は赤面しちゃうのもあった。でも、聞いてるうちに「恋愛」を歌っているようで実は、「不器用な自分」を歌っているのだと つくづく、言葉を吟味しているみゆきさんの世界にあらためて感動したのでした。
・「旦那は泣いていた」
発売と同時に早速旦那が買ってきた。みゆきさんは、旦那と一緒になってからよく聴くようになった私だが、「いまのきもち」うん、うまいことタイトルにしたなぁ~!同じものでも時とともに変わるものもある。「みゆきすと」の旦那は「おお!そうきたか~!」などとのたまいながら聴いていたが、途中からはお決まりの鑑賞スタイル(お布団に横向きに丸まってぬいぐるみを抱く)におさまって、いつの間にか泣きながら眠ってしまっていた。「あんたは変わらんのぅ」残りは私一人で聴きました。目覚めてから旦那は「むかしのきもち」と題して、かつてのアルバムから抜粋編集。みゆきさんの「きもち」。我が家では一粒で二度おいしいCDとなった。
・「聴けばわかる、問答無用」
他の方の評価が低かったので驚きました。私が☆☆☆☆☆をつけたいアルバムのうちのひとつだったので。(ほかには、「臨月」「グッバイガール」「私の声が聞こえますか」などなど)ほかのアーティストでもそうですが、2枚目のアルバムは才能が開花する時なので「当たり」が多いです。
遊び心も感じられる構成で、ファン以外の人にも聴いてほしい一枚と思う。ちなみに私のお気にいりは「1」「4」「5」「7」「8」「10」♪
・「旅三昧」
70年代の東映映画のような場末感が最高にかっこいい一枚。キーワードは「旅」「雨」「夜」。どれも+のテーマではないけれど、曲調やアレンジの瑞々しさに救われて全体として重くならず、晴れやかな印象がある。ロードムービーのような流れるような展開。M1、M4は、ちあきなおみもカバーしている。
・「カミソリのような若い彼女の言葉が胸に突き刺さる」
1979年当時、まだモノラルラジカセの時代。気管支喘息で入院していた幼い私は、FM福岡から流れる「明るいしゃべり声」と「カミソリのように鋭い言葉の歌」に、こころを動かされていた。このアルバムのプロモーションのために、FM東京に来ていたらしいのだが、思わずカセットテープに録って繰り返し繰り返し聴いていた「冬を待つ季節」それは、当時流行ったどんなアイドルの音楽よりも心を動かされた。大人でもかなしい歌を唄う人がいるんだなあ、それにしては「よろしくお願いしますっ」って元気そうにしゃべって、健気な人だなあ……漠然とそう思っていた。「春・夏・秋は……冬を待つ季節……」そのフレーズだけが頭の片隅に残っていた。そんなことを忘れかけた17歳のある日、フォークギタークラブにいた高校生の私が仲間に打ち明けると、それは「中島みゆき」さんだよ、と初めて教えられ、気づいたときにはもう「36.5℃」を買いに走るほどの夢中なファンになっていた。
・「いろいろな色がある」
歌い方やメロディがそれぞれ違っていても1つのアルバムになっている。 個人的には1stよりもこちらのほうがもっとオリジナリティがあって好きな作品。
・「バリエーション豊富」
デビューしてから2枚目のアルバム。さまざまなジャンルの曲を取り入れてあるので飽きない。私が好きなのは「雨が空を捨てる日は」「冬を待つ季節」「真直な線」など。この頃からすでに詞を大切にしているのがよく解る。
・「歌唱力抜群」
瞬きもせずが違うバージョンで入っているが微妙な歌い方の違いが絶妙。同じ歌なのに違って聞えてくる。みゆきさんの素晴らしさが伝わってくる。
・「持っておく価値がある、鳥肌の曲。」
ホリエモンの言動や、ほとんどなんちゃってなのにセレブという言葉の氾濫など、差別主義が蔓延る昨今の世で、“頭の悪い人間…負け組み…”そんな言葉がよく聞かれるし、それをテレビがどんどんあおり続ける。また一方で今日までこの国にあった人種差別意識も国の外交の愚かさで、ますます助長されてるようだ。しかし、そんなばかばかしい決め付けで人の価値は計れない。
『あのささやかな人生をよくはいわない人もあるだろう でも僕は誉める君の知らぬ君について幾つでも』
・「応援歌」
「あのささやかな人生を良くは言わぬ人もあるだろう あのささやかな人生を無駄となじる人もあるだろう でも僕は誉める 君の知らぬ君についていくつでも」という歌詞がすごく好き! やはり「でも」という部分がすごく良いですね。誰も誉めなくても、僕は誉めるという感じが凄く出ていて、すごく勇気付けられます。 自分の人生のことを指摘されたようで、すごく最初は驚きましたが、でも凄く勇気付けられました。 3曲目の映画で起用されたほうも、歌い方も歌詞も微妙に違っていてそれもすごく良い味を出しています。
・「「学校Ⅲ」のエンディング曲」
映画「学校Ⅲ」を見ました。主人公のシングルマザーが次から次へと不幸に見舞われ、途中から見ているのが辛かったのですが、ラストでこの曲が流れると、まるで神が主人公に救いの手を差し伸べている様に思えて、心が癒されました。数分の音楽で映像作品のイメージを変えてしまうという点で、金八における「世情」を思い起こさせられました。
●短篇集
・「これが中島みゆきだ!」
素晴らしいミュージシャンである。この人を知らないのはとても損をしていると思う。こだわりの1枚といっても過言ではない。アーチスト中島みゆきをぜひ聴いて欲しい。言葉にこだわりがある。かといって音楽が陳腐なわけではない。臨場感あふれる歌声をぜひ聴いて欲しい。
・「ベスト盤じゃなくても素晴らしい」
中島みゆきは、以前から暗いイメージがあり、ヒット曲以外は聴いてなかったが、「空と君のあいだに」あたりから注目して聴きはじめた。最近「地上の星」の大ブレークで「Singles2000」が良く聴かれているが、「地上の星」の入ったCDでは、こちらの方が中島節炸裂で聴き応えがある。全曲とにかく素晴らしい。
・「ストーリー性に満ちたアルバムです!」
中島みゆきとは1曲では到底理解できない物凄いスケールのあるアーティストですが、このアルバムは全曲ストーリー性に満ちていてコンパクトにいろいろわかるいいアルバムだと思います。「後悔」では彼女の絶唱が聞けますし、シングルの「ヘッドライト・テールライト」では本当に心のやさしい人なのだろうと理解できます。
個人的には「結婚」みたいな歌をきちんと出せるのも好きだし、「Tell Me ,Sister」は実際に大切な人をなくした人なら何度聞いても感動すると思います。
とにかく、それぞれの歌に合わせた歌い方が素晴らしいの一言に尽きます。
・「通して聴いても,1曲ずつ聴いても良し。」
『地上の星』目当てで買ったのですが,他の曲も素晴らしいと思います。思わず涙が出てきそうな『帰省』,ノリが良くてどことなく拓郎さんっぽい?『過ぎゆく夏』,男でも共感できる『Tell Me,Sister』など傑作ぞろいです。そして何より,瀬尾一三さんのアレンジがアルバム全体の流れを良くしています(特に『後悔』のストリングス)。
通して聴くのも良し,一曲をじっくり聴くのも良し。聴けばわかります。
・「みゆき的センスがいい」
大ヒットの地上の星/ヘッドライト・テールライトが入っているし、他の曲に関しても昔ながらの中島みゆきのセンスが生きていてとても良かった。中島みゆきファンでもそうでない人も聞き応えのあるCDだと思う。
●転生
・「10年に一度」
EAST ASIAがこれまで私の中での最高傑作でした。誕生と二隻の舟と糸が聞けるだけでもその価値ありと思っていましたが、今回の転生は最近のアルバムにちょっと欲求不満を募らせていた私にはホントに朗報アルバムでした。特に我が祖国は風の彼方、命のリレー、無限軌道。我が祖国は夜会で一番印象に残った曲で期待を裏切らないCD化。無限軌道では特に夜会では歌われなかった(記憶は確かでないのですが、すくなくとも私にとって初めて聞くフレーズ)。「誇らしくもなく、珍しくもなくふつうの暮らしの一日のように、ある朝・・・永遠をゆく鉄道の客となって」の一節でノックダウンされました。銀河鉄道の夜を読み直してみよっと。
・「聴いたリスナーも生まれかわる!!」
これまでの中島みゆきのアルバムの中でもかなり異質なアルバムです。恋愛の曲が1曲も入ってないというだけでも珍しい作品だと思います。そして傑作!!
中島みゆきのライフワークとも言える公演『夜会』の2004年の演目「24時着0時発」で発表された曲の中から11曲をニューレコーディング収録。これまで夜会で発表された曲は、1演目の中で数曲のみをピックアップしてオリジナルアルバムやWINGSシリーズ収録されてきたが、1枚丸ごと全部が1公演の曲というのは今作品が初めて。「じゃあ24時着0時発のサントラアルバム?」と思われるかも知れませんが、そこは中島みゆき、単なるサントラアルバムの枠に収まりきらない壮大な作品に仕上がってます。殆どの曲に2番の歌詞が追加され、夜会を観てない方にも十分伝わるようになってます。舞台上で目玉だった曲を11曲集めたのではなく、わざと小品曲を混ぜてアルバムの山谷を上手く作っているところが職人ですね。「命のバトン」からの流れ、特に「サーモン・ダンス」〜「無限・軌道」の流れはたまらないです!!ぜひ全曲リピートで何度も聴いてみてください。アルバム自体がメビウスの帯(転生)になってますよ。
元気が出る、また明日から頑張ろう!という気にさせてくれる1枚です。
・「悟りの境地」
中島みゆきという人は、物凄い境地に辿り着いてる人なんだなぁと思わせるに充分な作品だと思います。 この世の儚さと空しさを悟りつつも、力強く、傷ついても全力で歩き続けることが人間として美しく、崇高な生き方なのだというメッセージが作品を通して伝わってきました。 ゴールのない人生を、全力疾走することに人間の尊さを見出している中島みゆきという人は、歳をとっても美しいと思いました。 「命のリレー」一曲だけでも、このアルバムを聞いてみる価値があると思います。
・「「中島みゆき」と「輪廻転生」」
中島みゆきさんにとって、輪廻転生(魂の生まれ変わり)は創作活動におけるもっとも重要なテーマの一つであったと思います。名曲『時代』はもちろんのこと、転生を歌った数々の楽曲は、中島作品のなかでも一際異彩を放っているように感じられました。日本人の精神性を語る上で欠かすことのできない神道や仏教に精通しているみゆきさん。彼女にとって、デビュー30年にして打ちたてた金字塔のタイトルが『転生』であったことは、たいへん得心のいくところです。アルバムタイトルとして『転生』を掲げたのは中島みゆきさんが初めてではありません。彼女とニューミュージックの双璧を成す松任谷由実さんも、『REINCARNATION』(英語で転生の意味)というアルバムを創作しました。どちらも素晴らしい作品なので聴きくらべてみると面白いのですが、みゆきさんの『転生』は、日本史上、もっとも輪廻転生をダイレクトかつ壮麗に打ち出した傑作だと思います。余談になりますが、先月「たま出版」というところから上梓された『中島みゆきの精神世界』という本では、「中島みゆき」と「輪廻転生」について詳述されていて面白かったです。ニューアルバム『転生』の詞と併読することで、みゆきさんの作品をさらに奥深く楽しめると思います。
・「「遺失物案内係」は輪廻の象徴か。作品はその繰返しにおける人のソウル「サーモンダンス」を描く。」
中島みゆきが見つめている表現地平の彼方は誰よりも遠く、同時にそこへのことば海を渡る小船は、儚くも力強い手ごたえがあることを感じる、象徴作品だ。
序曲「遺失物預り所」という夢への改札で先ず温かさを知る。ことばとPOPSとの微分地点を探るみゆき音楽の力が感じられる歌だ。特別なことをいうわけでも、特別なことばを使っているわけでもないストーリーテーラー役の歌だが、作品へ集中させる求心力があり、行間や景色の儚さに、本当に凄いものを覚えた。
4「メビウスの帯はねじれる」の不思議な曲調や音型による、半ば気持ちの悪い虚脱感も凄い。詞では、人の想像を超えたところに浮遊していそうな、宇宙的なシステムを詠う。その大らかに人を支配する律の美へのイメージを、音が例の音型で補完するよう。メビウスの表裏の無さとは、人の葛藤か或いは輪廻なのか。
8「命のリレー」は「誕生」や「最後の女神」からの流れを感じる。リレーのゴールとは何か。一生だけで辿り着けない先へ、答えもわからぬまま生命がいのちを引き継いでゆく詞。確かなことは今自分が引き継いでいるDNAを持っているということだ。
11「無限・軌道」。川は海へ注ぎ、雲へ帰りそしてまた地上に雨になって降り注ぐ。そして川は再び流れる。始めと終わりをつなぐ川は人生そのもの。ひょっとして、1ではそこで再び愛を抱いて生まれてくるために大切な何かを忘れてはいませんか、という遺失物案内係なのかもしれない。
・「昔の中島みゆきではこれが一押し!」
昔の中島みゆきは電気を消した真っ暗な部屋で、一人でヘッドフォンで聴くのが正しいと個人的には思ってます。そこでどっぷりと中島みゆきの世界に浸れる人ならこのアルバムが最高ではないでしょうか。『元気ですか』は大胆にも朗読という表現方法をとっており、その表現力には脱帽で、『怜子』につながった時にゾクゾクするほど。『わかれうた』『世情』など有名な曲もありますが、上質な映画でも見ているような『ミルク32』や『お前の家』なども味わい深い曲。90年代以降、内容に合わせて声自体の巧みな使い分けが顕著な中島みゆきですが、このアルバムの時点でもいろいろな声で胸に迫る歌を聞かせてくれています。
・「みゆき様、ブレイクの名アルバム」
まず、タイトル。北川悦史子女史も、自作にこのタイトルを使ってしまいました(「云ってくれ 」と「言ってくれ」の違いはありますが。)。また「世情」は小山内美江子女史に、金八先生Part2の、故沖田浩之と直江喜一が警察連行されるシーンという、最大の山場でBGMとして使わしめた名曲です。みんな影響を受けているんです。代表曲「わかれうた」では冒頭から「道に倒れて誰かの名を呼び続けたことがありますか」ですよ。コアですねえ。曲にしていしまうことがすごいです。その他にも、「元気ですか」「怜子」「海鳴り」「化粧」「ミルク32」「あほう鳥」「お前の家」など、彼女のコンサートでは頻繁に耳にして、省略できない名曲のせいぞろいです。社会的に影響があった点でも☆5つ。
・「大ヒット曲『わかれうた』を含む、素晴らしい言葉たち」
朗読から始まる音楽作品・・・当時も今も珍しいですね。そこから強い感情の曲へと繋がってゆくというのが凄いです。そして、わかれうたでしょう。1つのドラマになっていますよね。どのアルバムを聴いても思うのですが、どれも身近な者達と言いますか、寂れた者達を丁寧に歌われていると思います。まさに、芸術は爆発・・。
・「受けとめる力」
哀しい。
この一枚を聴き終えて、率直に思う言葉。哀しい。
「暗い」などと安直な表現をしたい訳ではない。
人間の哀しさをみごとに哀しく歌い綴る中島みゆき。
余計なものは一切ない。
純度の高い作品たちを生む仕事もたいへんだが、それを受けとめる力も、同じくらい要求されるだろう。
ひとつひとつの歌に耳を傾けながら、彼女のまなざしを想像してしまう私。
「おまえの家」「怜子」「ミルク32」が、個人的にお気に入り。
・「世情はすごい。みゆきさんの思想の根が分る歌。」
「元気ですか」から「世情」まで息をつかせぬ作品たち。特に「世情」はすごい。単純に言ってしまうと誤解されるかもしれないが、「マルクス主義」をこんなに限られた言葉で詞にしてしまう才能。みゆきさんは全共闘世代でしたっけ?でも、出身大学がカトリック系だったので、色々な思想的影響は受けていると思う。個人的には「みるく32」が好きです。学生時代に何度も何度も繰り返し聞いた一枚。この後の「寒水魚」も名盤ですが、生々しさがある分こちらが好きです。
・「セルフカバーやリメイクが中心だけど聞き応えのある1枚」
「時代」は1stアルバムの時の素朴なフォーク調と比べて迫力がある。「風の姿」は自分を偽ってしまう悲しい女性の心理を描いた中江有里への提供曲。「ローリング」はセルフカバー,原曲より男性的。「あどけない話」は吉田日出子,「夢見る勇気」は幸村いずみへの提供曲。「あたし時々おもうの」はデビュー前,20歳前後に出来た曲だそうだがとてもそうは思えない深い歌。命の重さを問う歌詞は名曲「永久欠番」を彷彿させた。「流浪の歌」こちらもリメイク,原曲よりさらに明るくなった。「雨月の使者」は子供の頃の怖い記憶を思い出しているようなシニカルな印象。「慟哭」はいわずと知れた工藤静香への提供曲,でも全く曲調が違って楽しい。「孤独の肖像1st」はシングルと全く違う旋律がつけられ,リメイクというより新作に近い?一番お勧め。「かもめの歌」はパトリシア・カースへの提供曲。
・「提供曲のカヴァー。」
日本だけでなく、アジア及びフランスでも頻繁に曲がカヴァーされ名実共に日本を代表するsingersongwriterである中島みゆき。これは彼女のオリジナル作品と比べて、多少肩が抜けた作品であり聴き易い。巧みなアレンジが光る雨月の使者、慟哭もいいが、突出しているのはフランスを代表するヴォーカリスト、Patricia Kaasに提供したかもめの歌だ。かもめが飛び立っていく様に、人生の陰影を投影した言葉、そしてシャンソンのエッセンスを見事に生かしたヴォーカルワークが見事。鳥をテーマにした曲はかなり多く女性ミュージシャンではJoni MitchellのDon't Interrupt The Sorrow、男性ではJohn.D.LoundermilkのLittle Birdが有名だが、これはそれに匹敵するかそれ以上の優れた曲といってもいい。リリックラインを散文詩のように膨らませてきたJoni MitchellやJames Taylorを含めた70年代のシンガーソングライター達と中島みゆきが決定的に違うのは、中島みゆきの歌詞が蒙昧漠然としたものでなくしっかり芯が通ったものであることだ。
●大吟醸
・「中島みゆきの代表的ベストアルバム」
ベストアルバムということで ほとんどのヒット曲が収録されているこの間初めてコンサートに行けて最前列から見ることができたのだが歌もさることながら その美しさに驚いたきれいなドレスに身を包んだ彼女はまるでバービー人形のようだった
私は特に“空ときみのあいだに”が大好きなのだが 生で聴いた時には感動して涙が出たほどだった 彼女の曲はどの詩も心にしみわたってくる魂の叫びのようにも聞こえてくる
・「みゆきワールド入門編!-中島みゆきの原点から」
かつてのヒットドラマ「家なき子」主題歌のヒット曲「空と君のあいだに」から始まり、中島みゆきの音楽シーンを新旧そろえたアルバム。工藤静香に提供した「慟哭」はみゆき節炸裂!である。「悪女」「ひとり上手」などはフォークソング全盛期の代表曲。「最後の女神」「浅い眠り」などは、TVニュース、ドラマ主題歌として、多くのリスナーが聴いたことがあるだろう。そして、名曲「時代」はアレンジを変えて美しいピアノ伴奏からはじまる。最後は「ファイト!」中島みゆきの初期から約10年前までの曲をバランス良く揃えた作品だ。
中島みゆきの音楽の原点に立ち戻って、彼女のたどった道筋をたどるのも、現在のみゆきを知る上で興味深いと思う。特に若い世代に聴いて欲しい。
・「入門編にぴったり、でも次は・・・」
今回初めてCDを買った。テレビやラジオで耳にすることはあるので、その存在はもちろん知っていたが、一曲を通して聴くのは初めてだ。時代、わかれうた、全曲にわたりその歌詞の世界は、思っていた通りすばらしく、十分に堪能した。特にファイトではサビの部分だけを聴くと、まるで体育会系のクラブ活動の応援歌のように、かわいいイメージを持っていたが、駅の階段で子供を突き飛ばす女や、やくざらしき人間が出てきて全く驚いた。
そしてもっと驚いたのは、アルバムのディスコグラフィーだ。76年以降ほぼ毎年1枚のペースでフルアルバムをリリースしている!クオリティの高さを維持しながらこれだけの枚数を創作するのは尋常の才能ではない。しかし初心者にとっては次の選択肢があまりにも広すぎるということだ。デビュー当時からのファンがうらやましい。
・「あらためて聞きなおしました」
「Singles2000」が発売された後なので、ベスト盤のこのアルバムをもう一度聞きなおしました。ちっとも古くないのが驚きで、そういえば「時代」って、5年か10年ごとに、はやるよなあ、と。人の営みというのは普遍的なのだなと思いました。力強く歌う「最後の女神」、つぶやくように歌う「ファイト!」
中島みゆきはかつても、そして現在でも美しい。凛として美しい。中島みゆきは魂の底から声を出し、歌を紡ぐことのできる貴重な歌手です。
・「20年を越えて一貫した音楽性を維持するすごさ」
中島みゆきさんの音楽を集中して聞いたのは、このアルバムが初めてです。もちろん、多くのヒット曲を有する中島みゆきさんですから、知らない曲はありませんでした。ただ、このアルバム通して、聴いて、感じて、あらためて思うのは、ただただすごいと思うこと。
どの曲も、'70年代から一貫して「中島みゆきの曲だ」とわかること。そしてそれにもかかわらず、古さを感じず、常に新しいこと。20年も経れば、たいていのシンガーの曲は変わってしまいます。中島みゆきさんの曲は、そのはじまりから力強く、聞くものに勇気と感動を与えてくれます。それでいて、けっして「臭さ」や「鬱陶しさ」を感じず、これだけ純度の高い「濃イイ」アルバムでありながら、聴いた後は物足りないほど。
とっても満足なアルバムでした。
・「幻想とは言い切れない世界。」
まず、この作品は過去にみゆきさんが制作した作品を1つの企画にまとめた感じのものです。新作が入っていないので、手抜きでもしているのでは?と思われるかもしれませんが、私は実にみゆきさんらしいと思います。
ずいぶん昔に発表された曲が多いのに、初心で作られているように感じます。
それに、今のみゆきさんだからこそ出来たと実感できます。
そろそろ下降傾向に行くんじゃないのか。と思われている方もいると思いますが、このアルバムを聴いて下さい!どうですか。この艶のあるお声!曲ごとに違う別人のようなお声。とても若い女の子の声から大人の女性まで。軽いリズムの中に芯のある表現力。
他のアーティストの方ではなかなか真似できない作品だと思います。
また、聴く人の好みにもよりますがとても女性的な作品です。男性が歌いたい曲は『裸爪のライオン』でしょうか。
男性が、ただみゆきさんの声に聴き入りたいのであればこのアルバムは向いています。
夜会の曲も三曲収録されています。個人的に、出して欲しかった曲だったのでとても気に入っています。
みゆきさんが描く幻想世界は考える部分が沢山あるので、『音』だけに集中しては勿体無いです。詞も味わいましょう。
一般の幻想話とは別物です。
みゆきさんの描く幻想世界は、私達が生きる、現実世界が生んだ世界なので。
・「待ってました!」
あまり表立った活動が見えない中島さんですが納得のいくものを形作れるまで確実に手間暇かける…出来上がるのを待ってました!NHKでのドラマ主題歌も夜会でしか聴けない歌も提供された曲もその場で流れていってしまい、自分のものに出来るのはこの時を待つしかないですもんね。発売日が楽しみです。歌姫よ、ありがとう。
・「はじめての方はまずはベスト版を。」
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・「中島みゆきの奥深さに感動」
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・「寝る前に1曲!」
「おとぎばなし」のタイトルにふさわしく、やさしく歌いかけるみゆきさんの声に心癒される。1日の疲れを癒すにはこのアルバムを聴いて眠るのが一番かも・・・・・。ささくれた心に、やさしい歌声で染み渡るはず。私のお勧めは「紫の桜」「シャングリラ」など・・・・
●歌暦
・「貴重なライブアルバム」
たくさんあるアルバムの中で唯一のライブアルバム。歌唱力、表現力抜群な中島みゆきに会える。アンコール曲「波の上」で泣くみゆきさんは貴重かも・・・・・(でも、歌はしっかり歌ってるよ)聴き応え十分な1枚。
・「硬派な頃のみゆきさんのライブ」
みゆきさんの存在自体もかっこいいし、サウンドもかっこいいし、かっこいいずくめのライブ・アルバムです。
「36.5℃」からの曲は、どれも臨場感溢れていていきいきしていて、「HALF」なんて、アルバム・ヴァージョンよりずっといい程です。名曲「鳥になって」は、オリジナルはストリングスのみ伴奏でしたが、ここではギターの弾き語りになっていて、どちらも捨てがたい演奏です。
このライブ用にアレンジされたものはどれもとてもかっこよくなっていますが、「縁」のできは本当に素晴らしいです。重々しいアレンジが曲によく合うし、マイクなしの生声だけで歌った最後のリフレインなど、みゆきさんの心の叫びがストレートに聞こえて来そうなくらい迫力があります。オリジナルが少し古いサウンドになってしまった「阿呆鳥」も、エスニック風のスパイスの効いたかっこいい曲になっていますし、オリジナルの乾いた音から、なんと硬派でかっこよくてしっとりしたサウンドに生まれ変わった「波の上」も、みゆきさんの名演中の名演に数えられます。涙で声が詰まった風のくだりも、また一つの聴かせ所となっています。
このアルバムでしか聴くことのできない「クリスマスソングを唄うように」は、このためにこのアルバムを買ってもいいくらい素晴らしい小品で、後の「LOVERS ONLY」につながる、しかし内向的で控えめな、本当にいじらしい曲です。
夜会のビデオとはまた違った良さがあって、これは必携のアルバムだと思います。それに、ジャケットの赤襦袢のみゆきさんの姿が、なんとも美しい!
・「悪女のアレンジが最高」
吉野家ソングを始め、前半は当時のBest of 中島みゆきの感があるが、中でも「悪女」はまるで少し前にはやっていたPoliceのEvery breath you takeのようで、ブルース・スプリングスティーンのE,ストリート・バンド風でもあり、このアレンジは最高。これを聴くためだけでもこのアルバムは買う価値あり。
・「唯一のLive Album !!!」
このCD、’87年に国技館で行われた、中島みゆきさん唯一のLive Albumです。
最初の曲は歌で始まるのですが、さすがLive、みゆきさんの息づかい、感情あふれる歌いまわしを聴くことができます!Liveの中盤になると、バンドの迫力あるサウンド、ロックのリズムにのって歌うみゆきさんも聴けます。でも、弾き語りの歌も、とってもいいんですよねー。
2度ほどみゆきさんのLiveに行きましたが、歌の合間のおしゃべりは、歌とは全然違う話し方。これはみなさん、ラジオなどで聞いたことがありますよね。で、Liveでは、歌としゃべりの2つの世界を、往きつ戻りつしているのですが、このCDのLiveのみゆきさんのトークは、”江角マキコ”なんです!
このCDには、たくさんの写真が載っている歌詞Bookがついています!みゆきさんファンにはたまりませんね。最後の曲、”波の上”では、みゆきさん、感極まっていて、ものすごく感動的です!
そう言いながらも、冷静に考えてみると、みゆきさんは、スタジオ録音でも、Liveのように歌っていると思います。だから、あえてLive Albumもこれ1枚しかないのかも。でもやっぱり、Liveはより生々しいです!生々しすぎて、役者のセリフのようになっていたりします。それがまた、夜会につながるのでしょうか?・・・って、夜会のこともよく知らないのですが・・。夜会のことは、これから知っていこうと思っています。
このLiveを聴いて、しみじみ思ったことは、みゆきさんの創る歌はどれも、キレイ事の現実離れした流行り歌とは全く違う!ということです。例えていうと、悩みなどないようないつも明るい親友が、ある日突然泣きながら打ち明け話をしてきたような、そんな生々しさ、リアルさなのですよ。
”歌暦”、たった1枚のLive Album、っていうことで、聴いてみたい方、お早めにgetしてくださいね。
・「歌暦」
題名で分かる通り、中島みゆきの歌の歴史がそこに刻まれる。このアルバムを聞いた時、中島ワールドにどっぷりと浸れるだろう。
中島みゆき、偉大なる歌姫。
・「最も脂の乗った時代のシングル集」
87年10月発売の「御機嫌如何」から93年12月発売の「時代」までのシングル集です。中島みゆき入門として、最初に聞くと良い一枚であると思います。ちなみに私が最初に買った中島みゆきのCDがこれです。特に有名な曲は、92年の「浅い眠り」、93年の「時代」ぐらいしかないし、2枚組みで値段も少し高いので、何か一つ中島みゆきのCDを買いたいという場合、本当はお薦めできるものではないかもしれません。しかし、80年代後半から、90年代前半は中島みゆきの最も脂ののった時期でもあります(個人的見解ですが)。中島みゆきの真髄は、曲よりは(曲も間違いなく素晴らしいが)、詞の中にあります。この2枚組みに収められている曲の詞は、特に分かり易くて奥が深いと思っているのは私だけかな。
ちなみに曲ももちろん耳障りが良いです。(これを最初に買って本当に良かった…)
・「87年~93年。」
81年の「悪女」以降、94年の「空と君とのあいだに」以前の曲。「時代」以外大ヒット曲はないが、おそらくファンの間では「マイベスト10」中には必ず1曲引っかかる曲があるのでは?と確信する時期(このCD内に入っているもの以外の曲も含む)の作品群。
時代が経つにつれ、サウンドがよりシャープになっていき、歌詞には「物語」指向が深まっていく事が見て取れる。サウンドについては編曲者が瀬尾一三で固まった影響の大きさ(DISK2の7・8・9・10以外)。また、「物語」指向については1990年の音楽演劇「夜会」の始まりへのつながり。これらの事が見て取れる、大事な時期の作品。
ちなみに、個人的オススメ「中島みゆき」入門コース。
アルバム「大吟醸」+シングル「地上の星/ヘッドライトテールライト」↓!アルバム「SinglesⅡ」(このCD)↓アルバム「Singles」↓あとは各アルバムへGO!
・「こんな表現よくできるな」
何気なく聴いてる時はわからないが、あとで「何だこういう事だったのか」って。「風は北向き 心の中じゃ 朝も夜中も いつだって吹雪」(親愛なるものへ)って歌詞だって、誰が聞いても『あぁ心の中で北風吹いてしまうほどの気持ちなんだなぁ』って一瞬誤解しないか?風が北向きってことは南風。つまりもう春。本当の意味は『もう春なのに私の心は吹雪だぜぃ』ってことでしょ。
「もしも明日あなたのため何の得もなくても言えるならその時 愛を聞かせて」(あした)「5年かければ人はかおだちも変わる ましてや男 ましてや他人」(トーキョー迷子)等、あげるとキリが無いが、よくこんな表現できるなぁって、つくづく感心。Yumingと並ぶ詩人だな。
・「単なるシングル集じゃない。みゆき進化史が堪能できる作品!」
87年から93年までのシングル集。DJを降板したり、夜会が始まったりと、 みゆきさんにとって重要な転機となった時期。 いわゆる「瀬尾一三時代」が始まった瞬間も収録されており、そういう意味でも 非常に興味深い作品。 Disc-1とDisc-2を聴き比べてみてください。雰囲気が全然違います。 まず、Disc-1、オリジナル未収録の2.〜4,が、超名曲1.時代とミリオンヒットの 5.浅い眠りをつなぐ名脇役の役割をし、7. 誕生、8. Maybeでハイライトを迎え、 しっとりとしたアレンジの10. 見返り美人で締めくくる構成。 リリースの新しい順に並べたシングル集なのに、オリジナル並みの聴き応えで 大感激しました。1〜5、6〜10でLPレコードのA面B面のような感じもします。 Disc-2も1. with 3. あしたなど名曲揃いですが、1枚のCD全体として見ると、 そこまで強い構成ではないように思います。また、聴き進んでいくうちに、 失恋歌時代のみゆきさんに戻っていく気がして・・・。こちらは曲順を古い順に した方がよかったかも(企画上仕方ありませんが・・)。
言い換えれば、この2枚組の作品の中に、彼女の進化がはっきり見えているということ。 この時期に積極的に作品の路線を変え、表現の幅を広げていったからこそ、 現在の彼女に繋がっていることが改めてわかりました。 実はカラオケ用に久しぶりに聴き直したのですが(笑)、この作品はそれ以上のことを 私に教えてくれました。 これから中島みゆきを知りたいという方にお薦めなのはもちろんですが、自称上級者の方 にも改めて聴いてほしい。そんな作品です。
・「地上の星」
地上の星が聞きたくて購入したのですが、さすがベストアルバム聞きごたえありました!とくに「糸」が良かったです。この曲は「国民文化祭ふくい2005」でもイメージソングとして使われたようです。
・「ベスト版に含まれない名曲ぞろい」
20数年前に,このアルバムを通じて中島みゆきを知った。それから,それ以前にでたすべてのアルバムをそろえ,ほとんど全曲の歌詞を覚えて,ひとりでバスや電車にのっているときなど,頭や心のなかで曲を流して,いっしょに歌っていた。『予感』までは。それだけに思い出深いアルバムである。いい曲が多いと思う。
アップテンポのフォーク調でボブ・ディランを思い出させる「小石のように」はいま聴いても良い歌詞,良いメロディーで,「断壁」とともに励まされる曲である。「断壁」のメッセージは,「地上の星」など近年のヒット曲にもつながるが,もっと素朴で大仰さがなく,たとえていえば,土の匂いがする感じで好きである。ビールはまだかァ! と吉野家で雄叫びをあげる「狼になりたい」も,都会に生きる小さきものへの血の通った共感に満ちていて,忘れがたい。なにより好きなのが「根雪」で,心にしみて,情景の思い浮かぶ歌詞と美しいメロディは,ベスト・アルバムに入れておかしくないほどで,どのヒット曲にも負けないくらい素晴らしい。
中島みゆきがこんな曲をこんな風に歌っていたことを,最近のファンのかたがたにもしってほしい。
・「こんなにも愛されている言葉たち。」
みゆきさんの過去の作品は大勢の方に好かれています。ファンの中では、過去派と最近派に分かれていますが、なんら悪いことではありません。みゆきさんは、『人の感情』を描いているわけですから。時代が進もうとも、心まで順調に進む方は多くはありません。もしかしたら、『未だに』という方もいるでしょう。だからこそ、『今だからこそ』聞きたいのではありませんか。私は、昔も今も好きです。重い面もあれば軽快なものもある。でもデビュー当時から、『芯』のある内容ばかりです。このアルバムには、ファンの方からも人気な曲が数多く入っています。夜会で使われた曲もあります。私はどの曲も好きですね。一番目から衝撃的です。
・「汚れているかもしれないけど・・・」
雪国から都会へ飛び出して25年。今では子供もいて幸せな家庭がここにあります。ただ・・どうしても・・ 親愛なる者へ「根雪」で泣いてしまいます。田舎独特の村社会のオキテのせいで、私は心から愛し合った人と結ばれることができませんでした。雪が降り積もる頃、私は必ず帰省します。呑んで騒いで家族が寝静まった後、当時の自分の部屋に行き、窓から外を眺めます。明かりに照らされ、白く、ただ真っ白くしんしんと降り積もる雪がそこに・・ 古い歌はいつまでも私の心に残り、時が経っても愛した人を忘れることなんてできません・・ズルくて汚れているかもしれない今の私ですが、「根雪」のおかげで心の底から泣くことができます・・
・「励まされる」
完成度の高い秀作。「タクシードライバー」「狼になりたい」「断崖-親愛なる者へ-」の3曲は個人的には名曲、代表曲だと思っている。苦労人のドライバーと吉野家の姉ちゃん。そして、まっすぐに歌われたラストの曲。とりわけ、最後の曲には随分と励まされた思い出があります。
・「あっというまに聞き終わってしまう…」
このアルバムは時間の経過がすごく早く感じます。それぐらい聞き応えがあるということだと思います。オススメは「タクシードライバー」。以前みゆきさんのラジオ番組で耳にして以来、ずっと聞きたかった曲です。耳に残るフレーズですね。あとはベストアルバム『大吟醸』にも収録されている「狼になりたい」。この曲も情景が目に浮かびます。
みゆきさんのCDはこれが3枚目ですが、初心者が聞いても違和感のない、ストレートなアルバムだと思います。
・「PAINと言う曲を聴いてあなたはどう思うだろうか。」
音楽世界で威圧を与える みゆきさんの代表曲は近年増えてきている それは繰り返される戦争や他国の災難は対岸の火と今の人類は心が狭くなってきている だが何とかしようと思い悩む人もいる しかし自分の力では戦争を止めることが出来ない非力についても書かれている その考えを一つにまとめた様な作品が『PAIN』だろう。この曲は全世界の1人1人に聴いて欲しいほど差迫る みゆきさんの思いが伝わってくる。残念ながら戦争は終わらないと私は思う 元々は小さな争いが自分が自分が大切と自分こそが正しいとしてきた人間の本能が大きな争いごとにしてきたのだと思う 対岸の火ではなくて今の自分の心に平和を願いつつも 怒り、妬みなど消えないのではないか この曲は人ひとりひとりの永遠のテーマだと感じられる この一曲にみゆきさんは、いくつもの感情を非常に広い音域と声量で表現し数十人のオーケストラと共に一発録音で収録している。悲しさ、哀れさ、怒り、寂しさ これほど内容共に音楽としての芸術作品としてのものは やはり この人しか作れなかっただろう 私が一番好きな曲だ。是非聴いていただきたい
・「何十種類とある中島みゆきの歌声表現、そしてその歌が補完する詞と音の行間」
みゆき楽曲の魅力は詞や旋律だけでなく、歌い手としての多彩な歌声表現にこそ実は大きな聴き所があります。そして“夜会”発の作品では特にそれが顕著にみれるのです。おどろおどろしい凄みの声や、空虚だったりうわの空だったり実に色彩豊かです。そのおかげで歌としての幅が広がり、表現力も実に斬新なものになります。
1「1人でうまれてきたのだから」はアンニュイな歌声で女が独りで生きることそれがどうしたっていうの、と達観した表情で歌います。しかし「Maybe」のような憂いも見え隠れさせるんですね。歌声にこめた微妙な表現が詞や音だけで表しきれない領域をカバーするのです。一方2「紅い河」では風景を淡々と描写する声に徹します。幽玄的な物語が湧き立つような雰囲気で。するとそこは異国か冥土か夢想の世界に誘われるよう。
他方真夜中のジャズ3「LAST SCENE」は夢に唸されるスキャットで終わるかと思いきや、闇の向うから悲哀に満ちた声が這い出してきます。4「女という商売」はビバップ。虚無と甘ったるい歌い方は般若の面を被ったモンローのようで、女の恐さと溜息に溺れそうです。5「SMILE,SMILE」では励ます男の声に化けますが「愛情物語」と同じエフェクトのおかげで妖しい囁きのようにも。
6「PAIN」は圧巻で、無力を自ら皮肉る空虚な声の一方、自然を動かす雄雄しい声も同居している点が人の多面性を表すようです。そして歌が進むにつれ少しずつ声を変えてゆく表現も大注目。同じ詞や旋律を同じように歌う点がないのです。そして転調から一気に盛り上がりミュージカルのロングトーンで主題を伝える一瞬は感動です。“笑え雨よ”という言葉もその歌い方で意味合いが変わり、慈愛の雨のようでした。8「時効」の声は当に人の醜さそのもの。9「愛から遠く離れて」は旋律が美しく声には主題のように遠い懐かしさが溢れています。
・「生きていても〜 これはエレーンの歌詞からです」
エレーンはジャパユキさん(死語?)の歌です。 この曲のとおり当時フィリピンなんかから出稼ぎに来る彼女たちの背中には両親や弟・妹を背負っていた。だから慣れぬ酒の席そして時には体さえオモチャにされる事さえ甘受せねばならなっか彼女たちの悲哀を切々と歌ったこの曲は、とても重い。 【生きる】ということの根源的な意味を問う、このアルバムの意味は大きい。 全体として社会から阻害されている人々への応援歌とでもいうべき曲ばかりを集めたアルバムだから疲れた人、人生に疑問を持つ若者には是非聴いて欲しい。
・「中島みゆきのブラックアルバム」
70年代後半〜80年代に、もっとも濃い曲を書いていた人の、最も濃いアルバムです。手始めに1曲目、マジ泣きしながら収録→OK→アルバム化って、当時からショッキングでした。そのあとも死ぬほど濃い曲が続きます。B面のインスト〜エレーン〜異国のつなぎは、日本の音楽史に残る「つなぎ」です。自分としては、これが生まれてはじめての「コンセプトアルバム」だったと思います。
・「心を震わされる1枚でした」
かねてからこのアルバムのことは聞いてはいましたが、90年代からの歌から聴き始めた自分にとって、なかなか手を出せない1枚でした。
全くあずかり知らぬうちに生まれ落ちてしまい、自分ではどうすることも出来ない、生きているということ、そのことに由来する不条理。自分以外(もしかしたら自分自身も?)の全ては全く不可知の他者(人に限らずこの世界の存在全てが)で、我が身一つでその全てに対しなければならないという絶対的な孤独。それでも「生きていてもいいですか」と、なお問わざるを得ない矛盾。
今日の「転生」に至るにはこの「生きていてもいいですか」を経なければならなかったのかと、にわかファンの自分としては改めて中島みゆきの歌の世界の奥行きの深さを実感しました。
特に「エレーン」の最後の絶唱は地の底から響いてくるような、まさに心を震わされる歌でした。
・「かなりコアです。」
私はLP時代にみゆきにハマリマシタ。当時、オールナイト・ニッポンのパーソナリティをしていた彼女とギャップを、だいぶ感じた一枚でした。「うらみます」は文句なく怖いです。タイトルの、「生きていてもいいですか」は、「エレーン」の中の歌詞の一部にでてきて、彼女の住んでいたアパートで実在にいた人をモデルにしたとかしないとか。コンサートでいっておりました。これもとにかく怖いです。「異国」は名ドラマの「北の国から」でも話題になった曲。その歌詞が心を揺さぶります。ちなみに同ドラマでは会話の中に「中島みゆきっていくつなんだろ」とセリフで言わせてしまうあたりが、みゆきがまとっていたオーラを感じさせます。とにかくすごい!みゆき様の代表作と言っていいでしょう。で☆5つです。
・「暗いけどすてき」
"みゆきってtokioやアイドルに曲をあげてる人だとしか思ってない人はこれを聞いてください。いろんなテーマが重く、たまにかわいく描かれています。
歌に意味があってもいいんだ、メッセージって言いたいことだけ言えばいいわけじゃないんだ、と思いました。
暗いみゆきが聴きたい人はまずこれから
・「少しイメチェン?」
中島みゆきのアルバムは全て聴いてますがこのアルバムはこれ以前に出たものとはずいぶん雰囲気が違うもののように感じますなつかない猫、阿壇の木の下で、蒼い時代などとくにそのように感じました今までのみゆきを聞く感覚で聴くと少し馴染みにくかったですでも永遠の嘘をついてくれ、と、たかが愛は凄く好きですみゆき節が効いてます
・「いろいろな中島みゆきが楽しめます」
中島みゆきの“技”・・・かっこよさ、かわいらしさ、色気・・・いろいろ入ったとってもバラエティに富んだ一枚。テレビドラマの主題歌『旅人のうた』も決してアルバムのハイライトではない。『シングルス・バー』でのじっとりとした大人っぽさ、『蒼い時代』のブリッコ(死語)声?を同一人物の声と思えるか?まったくすごい人です。この『蒼い時代』は唖然と言葉を失っている女性の映像が終始浮かびます。『たかが愛』では伸びやかな“みゆき節”が堪能できます。吉田拓郎テイストの『永遠の嘘をついてくれ』は好みが分かれる所。私は好きじゃないです。でも『パラダイス・カフェ』が最高。珍しく“暑さ”と“乾き”を感じる曲で、どこか投げやりな歌い方も素晴らしい。「中島みゆきのかっこいい曲は?」と聞かれれば真っ先に挙げる曲。この曲がラストに配置されているのも抜群のセンス。
●大銀幕
・「大吟醸とあわせて聴いて欲しい」
テレビドラマや映画などで使われた曲を集めた名作の集大成。どの曲も聴き応え十分。「命の別名」「私たちは春の中で」などは心に深く突き刺さってくる。みゆきさんの人間としての大きさが伝わってくるアルバム。
・「聴き応えあり」
中島みゆきのベストアルバム的存在の1枚です。どの曲もTV等に使用されたもので中島みゆきファンでなくとも十分聴き応えがあります。特に「世情」は学園ドラマの代表作である「3年B組金八先生」の中で使われたもので、曲名通りその時の世情である校内暴力や荒れた学園を思い浮かべます。是非一度聴いてみてください。
・「映像と見事にシンクロする」
この人の凄いところは、映像イメージと見事にくっつくとこだな。昔、“くさったみかん”で話題になった金八先生で、校長室占拠した加藤(役者名がわからん)が、機動隊に取り押さえられる時、スローモーションで「シュプレィヒコ〜ルの波 通り過ぎてゆく」(世情)ってバックに流れたあのシーンは、TVドラマの中でも傑作ではないかぃ?だまされたと思ってこのCD「大銀幕」を買って聞いてみたらいい。きっとわかる。
・「ほんとにベスト」
心が癒されて、温かくなります。存在を許された気分になれます。人に優しくしたくなります。深くて、優しくて、まさにベストです。
・「ほら、愛されているでしょう?」
ミュージシャンのレヴューを見るとどれだけファンに「愛されているか」が垣間見えるもの・・・愛されてるな・・・もはや僕などが書くのがいいとは思わないが、・・・「瞬きもせず」このアルバムのがいいね。カラオケや他のベストだとカットされたりアレンジされてる。「愛情物語」これがわかるとこの人の愛憎、この人の狂気、
思いやるために不幸に身を投じる運命を選んだ女・・・いや、もはや男や女ではない・・・人間として・・・人間として・・・、すまぬ、熱くなりすぎてレヴューの範疇を逸脱いたした。
・「人間味のあるアルバム代表」
完成度の高い曲がずらずらと並ぶ様は、まるでベスト版のようです。
タイトル曲のEast Asiaは、歌詞のスケールの大きさにミュージカルばりの伴奏が相まって、豪華豪華。彼女のベストの1曲だと思います。人間の幅の広さを伺わせる曲もEast Asiaをはじめ「誕生」や「二隻の舟」など、昔のみゆきさんの暗いイメージはどこ?的なアルバムです。「誕生」は、彼女の曲の中では断然完成度の高い曲ですし、歌詞自体まさにそう思える瞬間(私も年を取りました)があり、涙涙です。なんて優しい歌詞なんだろうと敬服してしまいます。「二隻の舟」は、渋谷で毎年行われていた「夜会」で必ず歌われていた曲で、音楽的な展開もそれまでにないものだったし、歌詞も生きていく強さが感じられる名曲。後に「10ウィングス」でピアノをフィーチャーしたバージョンもでますが、こちらの方が「夜会」で最初に歌われた形により近いものです。地味ながら心に染み通る「萩野原」は、本当に癒し系。最後の「糸」は、結婚式にまで使われる位前向きな曲。二人で生きることが、他者をはぐくむことになるなど、なんと素敵な歌詞でしょう。
2007年の「I LOVE YOU, 答えてくれ」のコンサート・ツアーで、「East Asia」「誕生」「糸」の3曲が歌われましたが、かなりの声量が必要な「East Asia」「誕生」は、まるで十数年前の曲と変わらぬ素晴らしい歌いっぷりでしたし、「糸」などはしっとりさが映えて、やはりこのアルバムは彼女の中では本当に大きな位置をしめていると実感しました。
何をおいても一押しアルバムです。
・「泣かせてもらいましょう」
中島みゆきのアルバムの中から一枚を選ぶなら、これでしょう!とても完成度が高いと思います。(最近ちょっと寂しい)聞いている状況により、受け止め方が変わっていく曲ばかり。泣きながら聞いた曲がほとんどですが、10年経って、その傷が癒されていている事にも気づかされました。安心して泣かせてもらいましょう。大丈夫なんです。
・「しっとりとした統一感」
このアルバムを境にして彼女の世界がまた変わっていった。
この後のアルバム「時代」はカバーアルバムであった。ということは、
このアルバムで何らかの到達を見たのではないか、と私は推測している。
「萩野原」「二隻の舟」「誕生」「糸」など、スケールが広く、しっとりとした包容力のある作品の極み。そういうものが、このアルバムには漂っている気がする。
しかしながら、「浅い眠り」「此処じゃない何処かへ」「やばい恋」など、他系統の毛色も忘れていない。
もう、10年以上前の作品にはなるが、幾度めかの到達点を知るにふさわしい作品と言えよう。
・「中島みゆきの90年代のベスト作品」
90年代の中島みゆきの活動は、ドラマがらみでのシングルヒットなど、様々な話題があったが、その中でもこのアルバムは最高の仕事。
こういうキャリアの長いアーティストの「ベスト作品」をひとつ選ぶと、いわゆる「往年の名作」的な初期の作品が選ばれがちで、実際、みゆきにも「予感」「寒水魚」といった、そういう「旧名作」群があるのだが、このアルバムはそれらと並んで彼女の代表作といえる傑作。
シングル曲「浅い眠り」「誕生」、有名な「ニ隻の舟」「糸」なども良い曲ですが、他の曲もいずれも完成度が高く、全9曲という近年のフルアルバムにしては少なめの曲数も、不足感よりも「選び抜かれた」という感が強い。曲順の構成も考えぬかれており、後半の、かろやかな「妹じゃ〜」→大作感のある「ニ隻の舟」→名バラード「糸」という激しい起伏のある流れはしびれます。
中島みゆきの代表作のひとつであり、90年代から現在までに発表されたみゆきのオリジナルアルバムの中では間違いなく最高傑作。
・「空間の使い方が」
一曲目の「EAST ASIA」で雄大な大地を思い浮かべるのも束の間、聞き手は二曲目「やばい恋」で一気に密室へと閉じ込められてしまう。眠り(夢)の世界から、この世の「誕生」まで導かれ、「二隻の舟」により人智の及ばぬ雄大な海へと流されてゆく。
けれど、荒波にひとり取り残されようとも、人は見えない「糸」により、他者との絆を確信することができるのだ。
中島みゆきさんは、アルバムの曲順を綿密に練っている人だと思います。これ以外の解釈だってあるだろうし、他のアルバムも巧妙な仕掛けが存在しているかもしれない。ここまで詞の世界で、聞き手をわくわくさせてくれるのは、ミュージシャンの中でも稀有な存在なのではないでしょうか。
●予感
・「すべての人の人生にファイト」
忘れもしない1983年3月、このアルバムがリリースされた。臨月、寒水魚でかなりはまっていた私は、高校受験の一週間前にもかかわらずレコード店へ直行し、予感ずけの毎日となった。そしてファイトを擦り切れるほど聞いた。もちろん高校には無事合格し現在がある。このアルバムはなんと言っても「ファイト」でしょう。斉藤ノブさんのタイコの音、みゆき様のアカペラ。本当にすばらしいの一語。歌詞については言うまでも無いでしょう。なんとなく、自分だけの、だれもが知らない名曲と(かってに)思い「ファイト」とともに人生を戦ってきた思いがありました。その後、CMのバックにこの曲がかかったときは「やられた」と言う思いと、当然いつかはこんな風に使われる時がくるなと感じていた思いが重なり複雑な思いでした。「北の国から」の脚本家、倉本聰氏の役者・脚本家養成学校、富良野塾の創生期にも、みんなでこのファイトを歌いながら、自分たちの住処を自分たちで作ったくだりがあります。みんなこの歌にはげまされてがんばっているんだなとの実感がありあます。「戦う君の歌を、戦わないやつらが笑うだろう。ファイト。冷たい水の中を、震えながら上ってゆけ」好きですねえ。このフレーズ。その他、誰のせいでもない雨が、縁、夏土産、どれも名曲で、当時、深夜放送を行っていた彼女の声も鮮やかに思い出されます。思い入れ強いので☆5つ
・「名作」
静かな曲が並んでいますがどこか力強さがあるような気がします。「夏土産」なんて今の彼女にはもう作れないんじゃないでしょうか。残酷な曲もあるけどラストのファイトが救いです。すっかり有名になったファイトも最初はこのアルバムの1曲だったのですね。紙ジャケに関してはなぜか帯がついていない。帯くらいと思うかもしれませんがちょっと適当すぎる気がします。
・「乾きの印象」
「しみじみ」「くよくよ」
この作品以前の作品にみる彼女の像。
そういうものが、消えた。
「潤い(?)」から「乾き(?)」へと。
しかし、だからと言って感情が乏しくなったかと言えばもちろん、そんなことは無い。むしろ、強烈に感情が伝わってくる気がする。
アレンジ面では試行錯誤的な感が拭いきれないが、今のこの時代にとっては逆に心地よいシンプルさをもたらす。
アルバムタイトルの「予感」の意味するところ・・・
それは何だろう?とあれこれ考えながら私は楽しんで聞いている。
「テキーラを飲みほして」「誰のせいでもない雨が」「この世に二人だけ」
が
マイ・フェイバリット♪
・「あの頃、大人の歌でした。」
もともとは兄のLPアルバムでした。大好きだった男の子が谷山浩子のファンだと知り、確か、谷山さんはみゆきさんと仲がよくてそんなことからみゆきさんのオールナイト日本を聴き、アルバムを聴きました。私は中でも「夏土産」が大好きで中1の頃、よく口ずさんでいました。とても懐かしい。大人の歌でした。「金魚」も寂しい歌でした。「ファイト」で元気をもらいました。「髪を洗う女」も切なくて悲しい曲でまだ、恋を知らなかった私にはあこがれの歌でした。繰り返し聴いていたので今でもメロディーを歌えます。今なら、このアルバムの切なさが心に響きます。
私はユーミンより、みゆきさんが好きでした。
・「ジャケットも美しい」
私のお勧めは「縁」「テキーラを飲みほして」。どの曲もアルバムのタイトルどうり「予感」させる内容になっている。それは時には別れであったり終わりであったり・・・・。人生が凝縮されているように思える。味わって聴いて欲しい。
・「大人のための夜会の公開曲集」
このアルバムは、年末に行われる(毎年ではない)「夜会」の中で新しく披露された曲を納めたアルバムである。中島みゆきの曲は、一般的に、「暗い」「失恋の歌」といったイメージを受けるが、本人の人生経験からか??恋愛での男女の行き違いや、失恋の発端と成った出来事は、些細なもので、「時間が解決してくれる心の傷」も
たくさんある。そのようなことを心象風景として、表現している曲を集め、「時代」で歌われたように、いろいろな間違いや失敗はしてきたけど、振り返ってみれば、そのおかげで今があると感じさせるアルバムになっているように感じました。 deep なファンの方には、いろいろなご意見もおありかと思いますが、
シングルカットされてないアルバムを聴く時の気持ちとして、本人も言っておられるとおり、「大人」のための心を癒す唄として、含蓄を含んでいるが、素直に聞けることがよくわかります。
・「私の中では上位にあたるアルバム。」
その理由は、①ヒット曲などが入っていない②だけれど、どれも名作・・。みゆきさんの世界がこれからと言う方にも、是非と断言できる作品です。 皆さんは、『耳障りの良い言葉』と言うのを信じますか。みゆきさんの世界は、耳障りの良い声や曲が有名ですが(科学的にも検証されています。) 『耳障りの良い言葉』と言うのは珍しいのでは。と言うのも、みゆきさんは言葉の魔術師と言われている通り、短い一言に深い言葉を含めているんですね。それでもって、響きの良い使い方。そうそういないと思いますよ。近年の歌手は、よく『単語』を多く使うのですが、みゆきさんは、『発言』なんですね。『話しているような』『考えているような』私が聴いているのに、みゆきさんが、『聞いている様な』不思議なんですよね。全部の収録曲が好きです。また、異例なことですが、コンサートではこのCDのメイン曲である、『心守歌』が歌われませんでした。ある方の考えでは、音響的な問題のため出来なかったのではと言われています。 CDを聴いて納得して下さい。この『声の透明感』 いつかラストソングを歌われるとき、『心守歌』を歌って欲しいです。
・「文句なし5つ星」
できの良い『短篇集』に続きここまで良いアルバムを作ってくれるとは思わなかった!と驚いてしまった作品。中島みゆきのかっこよさがある『囁く雨』に始まり、様々な受け取り方ができる・・・自分なりの解釈ができる名曲揃い。『樹高千丈 落葉帰根』では子を見守る親の愛を感じます。自分自身が親になり、親に対する感謝の気持ちを強くする時期にいる方々に聴いてほしい。こんな曲かける人、日本に中島みゆきしかいないのではなかろうか。歌詞がストレート過ぎず、抽象的すぎず比喩の使い方が絶妙で、感動と受け入れ易さが共存している素晴らしいアルバムです。一つだけ難を言うなら『LOVERS ONLY』がクリスマスソングなのでその季節以外に聞くと季節外れ感は否めません。
・「心癒されるはず!」
「短編集」に続くいい仕上がりのアルバム。大人のために書いた曲、大人が味わうことが出来る曲。似通った曲調が多い最近の音楽シーンの中で自分の信念